JP2024071052A - 情報処理装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】訪問に適したスポットに関する情報を好適に提示することが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】移動体端末1又はサーバ装置6は、特定手段と、検索手段と、提示制御手段とを有する。特定手段は、基準地点から指定スポットまでの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第1基準指標値を特定する。そして、検索手段は、指定スポットと属性が類似するスポットであって、基準地点からの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく基準指標の指標値が第1基準指標値と同一又は第1基準指標値よりも優れた代替スポットを検索する。提示制御手段は、検索された代替スポットを提示部に提示させる。
【選択図】図7

Description

本開示は、スポットに関する情報の提示に関する。
従来から、代替施設を提示する技術が知られている。例えば、特許文献1には、目的地周辺の気象環境情報に基づき、到着予想時刻における目的地の気象・環境とその程度が回避条件と合致すると判定した場合、その影響を受けず、当初の目的地と類似する施設を検索し、検索結果に基づく代替施設を提案するナビゲーション装置が開示されている。
特開2013-205156号公報
特許文献1に記載の技術によれば、当初の目的地の気象・環境が回避したいものだった場合に代替施設を提案するが、この場合に代替として提示される施設は、当初の目的地と比較して遠距離に存在する等の理由で、当初の目的地より訪問するのが困難な場合が有り得る。
本開示は、上述した課題を鑑み、訪問に適したスポットに関する情報を好適に提示することが可能な情報処理装置を提供することを目的の一つとする。
請求項1に記載の発明は、
基準地点から第1スポットまでの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第1指標値を特定する特定手段と、
前記第1スポットと属性が類似するスポットであって、前記基準地点からの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた第2スポットを検索する検索手段と、
検索された前記第2スポットを提示部に提示させる提示制御手段と、
を備える情報処理装置であることを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、
コンピュータが実行する制御方法であって、
基準地点から第1スポットまでの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第1指標値を特定する特定工程と、
前記第1スポットと属性が類似するスポットであって、前記基準地点からの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた第2スポットを検索する検索工程と、
検索された前記第2スポットを提示部に提示させる提示制御工程と、
を有する、制御方法であることを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、
基準地点から第1スポットまでの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第1指標値を特定する特定手段と、
前記第1スポットと属性が類似するスポットであって、前記基準地点からの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた第2スポットを検索する検索手段と、
検索された前記第2スポットを提示部に提示させる提示制御手段
としてコンピュータを機能させるプログラムである。
実施例に係る案内システムの構成例を示す。 移動体端末の概略構成の一例を示す。 現在位置から目的地までの経路を示した案内画面である。 代替スポットの表示画面の第1表示例である。 代替スポットの表示画面の第2表示例である。 代替スポットの表示画面の第3表示例である。 移動体端末が実行する処理の手順を示すフローチャートの一例である。 変形例に係る案内システムの構成例を示す。 サーバ装置の概略構成の一例を示す。
本発明の1つの好適な実施形態では、情報処理装置は、基準地点から第1スポットまでの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第1指標値を特定する特定手段と、前記第1スポットと属性が類似するスポットであって、前記基準地点からの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた第2スポットを検索する検索手段と、検索された前記第2スポットを提示部に提示させる提示制御手段と、を備える。
上記の情報処理装置は、所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかにおいて第1スポットと同等以上の条件となる類似のスポットを第2スポットとして好適にユーザに提示することができる。
上記情報処理装置の一態様では、前記検索手段は、前記基準地点からの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかの指標について、前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた指標値となる範囲を示すエリアを特定し、当該エリアに存在し、前記第1スポットと属性が類似するスポットを前記第2スポットとして決定する。この態様により、情報処理装置は、第2スポットを好適に検索することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記検索手段は、前記第1スポットと属性が類似するスポットであって、前記第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れ、かつ、評価が前記第1スポットと同一又は前記第1スポットより高い前記第2スポットを検索する。この態様により、情報処理装置は、評価が第1スポットと同等以上となる第2スポットをユーザに提示することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、情報処理装置は、所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかを前記第1指標値及び前記第2指標値を算出に用いる指標として指定する入力を受け付ける指定手段をさらに有する。これにより、情報処理装置は、指定された指標を基準として第2スポットを好適に検索することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記検索手段は、所要時間、移動距離、および交通費のうち複数の指標の各々について前記第1指標値及び前記第2指標値を算出し、前記複数の指標のうち少なくともいずれかの指標において、前記第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた前記第2スポットを検索する。この態様により、情報処理装置は、所要時間、移動距離、および交通費のうち複数の指標を用いて第2スポットを好適に検索することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記検索手段は、所要時間、移動距離、および交通費のうち複数の指標の各々について前記第1指標値及び前記第2指標値を算出し、前記複数の指標の各々において、前記第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた前記第2スポットを検索する。この態様によっても、情報処理装置は、所要時間、移動距離、および交通費のうち複数の指標を用いて第2スポットを好適に検索することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記提示制御手段は、目的地として前記第1スポットが指定された場合に、指定された前記目的地の代替候補となる前記第2スポットを前記提示部に提示させる。この態様により、情報処理装置は、目的地の代替候補として第2スポットをユーザに提示することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記第1スポットは、移動体が到着したスポットであり、前記提示制御手段は、前記移動体が前記第1スポットに到着した場合に、前記第2スポットを提示部に提示させる。この態様により、情報処理装置は、次回以降に設定する目的地の参考として第2スポットを好適に提示することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記第1スポットは、目的地として常用される常用スポットであり、前記提示制御手段は、前記目的地が前記常用スポットであると判定した場合に、前記第2スポットを提示部に提示させる。この態様により、情報処理装置は、ユーザが常用スポットに飽きている場合を考慮し、常用スポットの代替スポットとして第2スポットを好適に提示することができる。
上記情報処理装置の他の一態様では、前記提示制御手段は、前記第2スポットに関する情報を表示又は音声出力する。好適には、前記提示制御手段は、前記第2スポットを前記第1スポットと共に地図上に表示する、又は、前記第2スポットのリストを表示するとよい。
本発明の他の好適な実施形態では、コンピュータが実行する制御方法であって、基準地点から第1スポットまでの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第1指標値を特定する特定工程と、前記第1スポットと属性が類似するスポットであって、前記基準地点からの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた第2スポットを検索する検索工程と、検索された前記第2スポットを提示部に提示させる提示制御工程と、を有する。コンピュータは、この制御方法を実行することで、所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかにおいて第1スポットと同等以上の条件となる類似のスポットを第2スポットとして好適にユーザに提示することができる。
本発明のさらに別の実施形態では、基準地点から第1スポットまでの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第1指標値を特定する特定手段と、前記第1スポットと属性が類似するスポットであって、前記基準地点からの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた第2スポットを検索する検索手段と、検索された前記第2スポットを提示部に提示させる提示制御手段としてコンピュータを機能させるプログラムである。コンピュータは、このプログラムを実行することで、所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかにおいて第1スポットと同等以上の条件となる類似のスポットを第2スポットとして好適にユーザに提示することができる。好適には、上記プログラムは、記憶媒体に記憶される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
(1)システム構成
図1は、実施例に係る案内システムの構成例を示す。案内システムは、ユーザが指定したスポット及びそれに関連するスポットに関する案内を行うシステムであって、ユーザが乗車する車両(「対象車両」とも呼ぶ。)と共に移動する移動体端末1を有する。ここで、「スポット」は、目的地として設定され得る任意の場所を指し、任意の施設であってもよく、観光スポットなどの場所であってもよい。
移動体端末1は、対象車両と共に移動し、対象車両の搭乗者であるユーザに対してユーザが指定したスポットへの経路案内及びその他の情報提供を行う。本実施例では、移動体端末1は、ユーザが指定したスポット(「指定スポット」とも呼ぶ。)の代替候補となる1又は複数のスポット(「代替スポット」とも呼ぶ。)を検索し、指定スポットと代替スポットとを地図上に表示する。この場合、後述するように、移動体端末1は、指定スポットと類似する属性(同一属性の場合も含む、以下同じ。)を有し、かつ、所定の指標において指定スポットと同等以上の条件となるスポットを、代替スポットとして検索する。指定スポットは、「第1スポット」の一例であり、代替スポットは、「第2スポット」の一例である。
移動体端末1は、対象車両に設置され、設定された目的地への経路案内を行うナビゲーション装置であってもよく、ユーザが携帯するスマートフォンなどの携帯端末であってもよい。また、移動体端末1は、対象車両に組み込まれてもよい。移動体端末1は、「情報処理装置」の一例である。また、対象車両またはユーザは、「移動体」の一例である。
(2)装置構成
図2は、移動体端末1の概略構成の一例を示す。移動体端末1は、主に、通信部11と、記憶部12と、入力部13と、制御部14と、センサ群15と、表示部16と、音出力部17と、を有する。移動体端末1内の各要素は、バスライン10を介して相互に接続されている。
通信部11は、制御部14の制御に基づき、他の端末とのデータ通信を行う。通信部11は、例えば、地図DB(DataBase)4を更新するための地図データを図示しない地図管理サーバから受信してもよい。
記憶部12は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、不揮発性メモリ(ハードディスクドライブ、フラッシュメモリなどを含む)などの各種のメモリにより構成される。記憶部12は、移動体端末1が所定の処理を実行するためのプログラムが記憶される。また、記憶部12は、制御部14の作業メモリとして使用される。なお、移動体端末1が実行するプログラムは、記憶部12以外の記憶媒体に記憶されてもよい。
また、記憶部12は、地図DB(DataBase)4と、スポット情報DB5と、を記憶する。地図DB4には、経路案内に必要な種々のデータが記録されている。
地図DB4は、対象車両の現在位置などの所定の位置を基準とした地図表示に必要なデータである。地図DB4は、例えば、道路網をノードとリンクの組合せにより表した道路データを含んでいる。また、各リンクに関するデータであるリンクデータには、各リンクに対応する道路の属性情報が含まれている。また、本実施例では、リンクデータには、各リンクに対応する道路を通過するために必要なエネルギー費(燃料を動力とする車両の場合には燃料費、電気車両の場合には電気代)に関するエネルギー費情報が含まれている。このエネルギー費情報は、車種(例えば排気量や電力量に基づく分類)ごとのエネルギー費を示す情報であってもよい。また、地図DB4には、有料道路の料金に関する情報が有料道路に対応するリンクと関連付けられている。
スポット情報DB5は、目的地として設定され得るスポットのデータベースである。スポット情報DB5は、スポットごとの情報を表すレコードを含んでおり、各レコードは、対応するスポットのスポット名、種類(カテゴリ)、及び口コミ等に基づく評価に関する情報等を含んでいる。地図DB4及びスポット情報DB5は、制御部14の制御下において、通信部11が図示しない地図管理サーバから受信する情報に基づき更新されてもよい。
入力部13は、ユーザの入力を受け付ける各種のユーザインタフェースであり、入力部13の例には、ボタン、タッチパネル、リモートコントローラ、音声入力装置などが含まれる。表示部16は、制御部14の制御に基づき情報の表示を行う。表示部16の例には、ディスプレイ、プロジェクタなどが含まれる。音出力部17は、制御部14の制御に基づき音を出力する。音出力部17の例には、スピーカなどが含まれる。表示部16及び音出力部17は、「提示部」の一例である。
センサ群15は、対象車両の状態又は車外の環境に関するセンシングを行う種々のセンサを含んでいる。センサ群15は、外界センサ18と、内界センサ19と、を有する。外界センサ18は、例えば、ライダ、レーダ、超音波センサ、赤外線センサ、ソナーなどの対象車両の周辺環境を認識するための1又は複数のセンサである。内界センサ19は、車両の測位を行うセンサであり、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機、ジャイロセンサ、IMU(Inertial Measurement Unit)、車速センサ、又はこれらの組合せである。なお、センサ群15は、制御部14がセンサ群15の出力から対象車両の位置を直接的に又は間接的に(即ち推定処理を行うことによって)導出可能なセンサを有していればよい。
制御部14は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)などを含み、移動体端末1の全体を制御する。制御部14は、「特定手段」、「検索手段」、「指定手段」、「提示制御手段」、及びプログラムを実行するコンピュータ等として機能する。また、制御部14は、「取得手段」、「決定手段」、「指定手段」、「表示制御手段」、及びプログラムを実行するコンピュータ等としても機能する。
なお、制御部14が実行する処理は、プログラムによるソフトウェアで実現することに限ることなく、ハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアのうちのいずれかの組み合わせ等により実現してもよい。また、制御部14が実行する処理は、例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)又はマイコン等の、ユーザがプログラミング可能な集積回路を用いて実現してもよい。この場合、この集積回路を用いて、制御部14が本実施例において実行するプログラムを実現してもよい。
図2に示す移動体端末1の構成は一例であり、図2に示す構成に対して種々の変更がなされてもよい。例えば、地図DB4及びスポット情報DB5を記憶部12が記憶する代わりに、制御部14が通信部11を介し、図示しない地図管理サーバから地図DB4及びスポット情報DB5に相当する情報を受信してもよい。他の例では、入力部13、表示部16、及び音出力部17の少なくともいずれかは、移動体端末1の外部装置として対象車両内に設けられ、生成した信号を移動体端末1に供給してもよい。また、センサ群15の少なくとも一部のセンサは、対象車両に備え付けられたセンサであってもよい。この場合、移動体端末1は、対象車両に備え付けられたセンサが出力する情報を、対象車両からCAN(Controller Area Network)などの通信プロトコルに基づき取得してもよい。
(3)代替スポットの検索
次に、代替スポットの検索方法について具体的に説明する。
まず、制御部14は、代替スポットを検索する際に基準とする指標(「基準指標」とも呼ぶ。)を、ユーザの入力に基づき決定する。この場合、制御部14は、所要時間、移動距離、又は交通費のいずれかから基準指標を選択する入力を入力部13により受け付け、入力により選択された所要時間、移動距離、又は交通費のいずれかを、基準指標として定める。ここで、「所要時間」は、出発地点(本実施例では対象車両の現在位置)からスポットまで対象車両が移動するために要する時間長を示し、「移動距離」は、出発地点からスポットまで対象車両が移動するために必要な移動距離を示す。また、「交通費」は、スポットに対象車両が到着するために必要な費用を指し、スポットまでの経路が有料道路を含む場合の当該有料道路の通過に必要な料金の他、スポットに対象車両が到着するために要するエネルギー費を含む。出発地点は「基準地点」の一例である。
次に、制御部14は、現在位置を出発位置とし指定スポットを目的地とした場合の(即ち、出発地点から指定スポットまでの移動に要する)基準指標の指標値(「第1基準指標値」とも呼ぶ。)を算出する。そして、制御部14は、現在位置を出発位置とした場合に、第1基準指標値と同一又は第1基準指標値より優れた指標値となる目的地の範囲を表すエリア(「代替検索エリア」とも呼ぶ。)を特定する。この場合、代替検索エリアは、指定スポットを目的地とした場合と比べて所要時間又は移動距離が同一又は短くなる目的地の範囲を表すエリア、又は、指定スポットを目的地とした場合と比べて交通費が同一又は安くなる目的地の範囲を表すエリアとなる。
この場合、例えば、基準指標が所要時間である場合には、制御部14は、所要時間が第1基準指標値となる道路網上の地点を代替検索エリアの境界地点として特定し、特定した地点を頂点とする多角形の内側を代替検索エリアとして特定する。また、この場合、制御部14は、スプライン補間などの任意の補間技術を用いて代替検索エリアを形成するための補間又は代替検索エリアを形成する多角形(即ち境界線)の円滑化を行ってもよい。
同様に、基準指標が移動距離である場合には、制御部14は、移動距離が第1基準指標値となる道路網上の地点を代替検索エリアの境界地点として特定し、特定した地点を頂点とする多角形の内側を代替検索エリアとして特定する。また、基準指標が交通費である場合には、制御部14は、交通費が第1基準指標値となる道路網上の地点を代替検索エリアの境界地点として特定し、特定した地点を頂点とする多角形の内側を代替検索エリアとして特定する。
代替検索エリアの特定後、制御部14は、スポット情報DB5に登録されたスポットであって代替検索エリアに存在するスポットのうち、指定スポットと属性が類似するスポットを、代替スポットとして検索する。この場合、制御部14は、まず、代替検索エリアに存在するスポットに対応するレコードをスポット情報DB5から抽出する。そして、制御部14は、抽出したレコードに含まれるスポットの種類(カテゴリ)に関する情報を参照し、指定スポットと種類(カテゴリ)が共通するスポット、または指定スポットの種類の代替となる種類として予め関連付けられた他の種類に属するスポットを、代替スポットとして選択する。これにより、制御部14は、指定スポットと属性が類似し、かつ、所要時間、移動距離、交通費のうち少なくともいずれかが指定スポットと同一又は指定スポットより優れたスポットを代替スポットとして選択することができる。従って、制御部14は、指定スポットと比べて遜色ない魅力的なスポットを代替スポットとしてユーザに提示することが可能となる。
(4)代替スポットの表示
次に、制御部14による代替スポットに関する表示処理について説明する。概略的には、制御部14は、代替スポットの表示要求があった場合に、基準指標を選択する入力を受け付け、指定スポットと代替スポットとを、選択された基準指標に基づく等値線を明示した地図上に表示する。これにより、ユーザに選択された基準指標の指標値の目安を代替スポットの位置と共に好適に可視化することが可能となる。
図3は、現在位置から目的地までの経路を示した案内画面である。制御部14は、案内画面の表示信号を生成し、生成した表示信号を表示部16に供給することで、案内画面を表示部16に表示させている。案内画面には、地図を表示する地図表示欄41と、ユーザが選択可能なボタンを表示するボタン表示欄44とが設けられている。
ここでは、「〇〇神社」が目的地として指定されたことから、制御部14は、対象車両から目的地までの経路検索を行い、経路検索結果を地図表示欄41上に表示している。具体的には、制御部14は、検索した経路を示す経路線70を、対象車両の現在位置を示す現在位置マーク50及び目的地を示す目的地マーク51と共に地図上に表示する。
また、ボタン表示欄44には、案内開始ボタン71と、代替スポット表示ボタン72とが設けられている。制御部14は、案内開始ボタン71が選択されたことを検知した場合、地図表示欄41の経路線70により示された経路により対象車両が移動するための案内を開始する。一方、制御部14は、代替スポット表示ボタン72が選択されたことを検知した場合、目的地として設定されている「〇〇神社」を指定スポットとみなし、代替スポットの検索及び表示に関する処理を実行する。
図4は、代替スポットの表示画面の第1表示例である。制御部14は、図3に示す案内画面において代替スポット表示ボタン72が選択されたことを検知し、所要時間を基準指標として用いて代替スポットの検索を行い、代替スポットの検索結果を表示している。ここでは、制御部14は、表示画面上において、地図表示欄41と、基準指標選択欄42と、スポットリスト表示欄43とを設けている。
制御部14は、地図表示欄41上において、地図上に、指定スポットである「〇〇神社」を示す指定スポットマーク51Aと、当該指定スポットに関する3か所の代替スポットである「××神社」、「△△神宮」、「□□大社」の夫々を示す代替スポットマーク52~54と、を表示している。この場合、制御部14は、各代替スポットのスポット名と共に、スポット情報DB5の各代替スポットのレコードに含まれる口コミ等に基づく評価の数値を明示している。ここでは、0~5を値域とする評価の指標が用いられている。
さらに、制御部14は、基準指標選択欄42において選択された基準指標である「所要時間」に基づく等値線を地図上に重ねて表示している。この場合、制御部14は、等値線により分けられたエリアを色分け表示している。また、ここでは、制御部14は、基準指標「所要時間」が30分となる位置を示す線と、基準指標「所要時間」が50分となる位置を示す線と、基準指標「所要時間」が70分となる位置を示す線をそれぞれ等値線として描いている。これにより、制御部14は、指定スポット及び代替スポットの各位置と共に、基準指標の指標値の分布を地図上において好適に可視化することができる。
ここで、等値線の表示について補足説明する。例えば、制御部14は、等値線として表示する各線を、代替検索エリアの境界線を求める手法と同様に決定する。具体的には、制御部14は、等値線として表示する各線に対応する基準指標の指標値により到達可能な道路網上の地点を、当該各線が通る地点として特定し、特定した地点を頂点とする多角形の内側を代替検索エリアとして特定する。この場合、制御部14は、スプライン補間などの任意の補間技術を用いて等値線を形成するための補間又は等値線の円滑化を行ってもよい。
なお、等値線の線数は、3本に限らず、任意の本数であってもよい。また、制御部14は、等値線の各線に対応する指標値を、第1基準指標値に基づき決定してもよい。例えば、制御部14は、第1基準指標値付近となる指標値を示す線(ここでは70分を示す線)を最も外側の等値線として設け、その内側に所定本数の等値線を所定の規則に基づき設けてもよい。
また、制御部14は、複数の所要時間に対応する複数の線の等値線を図4に示すように同時に表示する代わりに、複数の所要時間に対応する複数の線の各々を、アニメーションにより順に切り替えて表示してもよい。この場合、例えば、移動体端末1は、所要時間30分に対応する線を所定時間表示させた後、所要時間50分に対応する線を所定時間表示させ、さらにその後所要時間70分に対応する線を所定時間表示させる。移動体端末1は、この表示サイクルを繰り返し実行する。
また、制御部14は、基準指標選択欄42において、所要時間、移動距離、交通費のいずれかを選択する入力を受け付けるユーザインタフェースを表示している。ここでは、一例として、制御部14は、所要時間、移動距離、交通費のいずれかを選択可能なラジオボタンを表示しており、図4では所要時間が選択された状態となっている。なお、制御部14は、基準指標選択欄42においていずれかの指標が選択された場合に、地図表示欄41上での等値線及び代替スポットの表示を行ってもよい。または、制御部14は、デフォルト状態において所要時間、移動距離、交通費のいずれかが選択された状態とみなし、基準指標選択欄42におけるユーザ入力がない状態でも地図表示欄41上での等値線及び代替スポットの表示を行ってもよい。
また、制御部14は、スポットリスト表示欄43において、指定スポット及び代替スポットのリストを表示している。このリストは、スポットごとに、「スポット種別」、「スポット名」、「所要時間」、「評価」の各項目を示している。ここで、制御部14は、指定スポット及び代替スポットに対応するスポット情報DB5のレコードを参照し、上述のリストを表示している。ここで、「スポット種別」は、各スポットが指定スポット又は代替スポットのいずれであるかを示す情報である。「スポット名」は、各スポットの名称を示している。「所要時間」は、基準指標であり、現在位置から各スポットへ到着するまでの所要時間を示している。「評価」は、スポット情報DB5に登録された各スポットへの評価を示している。また、制御部14は、指定スポットをリストの最上位とすると共に、代替スポットについては、基準指標である所要時間が優れた(即ち短い)スポットほどリストの上位になるように表示している。
このように、制御部14は、指定スポット及び代替スポットのリストを、基準指標の指標値及び評価等と共に表示することで、指定スポット及び代替スポットを容易に比較可能な態様によりユーザに提示することができる。
また、制御部14は、地図表示欄41又はスポットリスト表示欄43において、特定の代替スポットがクリック操作などによりユーザにより選択されたことを検知した場合、選択された代替スポットを目的地として定め、当該代替スポットへの経路案内を開始してもよい。
図5は、代替スポットの表示画面の第2表示例である。ここでは、制御部14は、基準指標選択欄42において、移動距離が選択されたことを検知したことから、移動距離を基準指標として用いて代替スポットの検索を行い、代替スポットの検索結果を表示している。
具体的には、制御部14は、地図表示欄41上において、地図上に、指定スポットである「〇〇神社」を示す指定スポットマーク51Aと、当該指定スポットに関する3か所の代替スポットである「××神社」、「△△神宮」、「□□大社」の夫々を示す代替スポットマーク52~54と、を表示している。なお、これらの代替スポットは、第1表示例において基準指標を「所要時間」とした場合の代替スポットと同一となっている。さらに、制御部14は、基準指標選択欄42において選択された基準指標である「移動距離」に基づく等値線を地図上に重ねて表示している。そして、制御部14は、等値線により分けられたエリアを色分け表示している。ここでは、制御部14は、基準指標「移動距離」が20kmとなる位置を示す線と、基準指標「移動距離」が35kmとなる位置を示す線と、基準指標「移動距離」が50kmとなる位置を示す線と、をそれぞれ等値線として描いている。
このように、制御部14は、基準指標として「移動距離」が選択された場合においても、指定スポット及び代替スポットの各位置と共に、基準指標の指標値の分布を地図上において好適に可視化することができる。なお、制御部14は、複数の移動距離に対応する複数の等値線の各々を、アニメーションにより順に切り替えて表示してもよい。
また、制御部14は、スポットリスト表示欄43において、「スポット種別」、「スポット名」、「移動距離」、「評価」の各項目に関する指定スポット及び代替スポットのリストを表示している。スポットリスト表示欄43では、基準指標となる「移動距離」を含めた項目を有する指定スポット及び代替スポットのリストが表示されている。制御部14は、上述のリストを表示することで、指定スポット及び代替スポットを容易に比較可能な態様によりユーザに提示することができる。
図6は、代替スポットの表示画面の第3表示例である。ここでは、制御部14は、基準指標選択欄42において、交通費が選択されたことを検知したことから、交通費を基準指標として用いて代替スポットの検索を行い、代替スポットの検索結果を表示している。
具体的には、制御部14は、地図表示欄41上において、地図上に、指定スポットである「〇〇神社」を示す指定スポットマーク51Aと、当該指定スポットに関する2か所の代替スポットである「××神社」及び「□×神宮」を示す代替スポットマーク52、55と、を表示している。なお、ここでは、基準指標を「所要時間」又は「移動距離」にした場合に代替スポットであった「△△神宮」、「□□大社」が第1基準指標値よりも基準指標の指標値が悪いことから代替スポットではなくなり、代わりに、「□×神宮」が代替スポットとして検索されている。
また、制御部14は、基準指標選択欄42において選択された基準指標である「交通費」に基づく等値線を地図上に重ねて表示している。そして、制御部14は、等値線により分けられたエリアを色分け表示している。また、ここでは、制御部14は、基準指標「交通費」が300円となる位置を示す線と、基準指標「交通費」が800円となる位置を示す線と、基準指標「交通費」が1300円以内となる位置を示す線と、を等値線として描いている。このように、制御部14は、基準指標として「交通費」が選択された場合においても、指定スポット及び代替スポットの各位置と共に、基準指標の指標値の分布を地図上において好適に可視化することができる。なお、制御部14は、複数の交通費に対応する複数の等値線を、アニメーションにより順に切り替えて表示してもよい。
また、制御部14は、スポットリスト表示欄43において、「スポット種別」、「スポット名」、「交通費」、「評価」の各項目に関する指定スポット及び代替スポットのリストを表示している。このように、スポットリスト表示欄43では、基準指標となる「交通費」を含めた項目を有する指定スポット及び代替スポットのリストが表示されている。制御部14は、上述のリストを表示することで、指定スポット及び代替スポットを容易に比較可能な態様によりユーザに提示することができる。
(5)処理フロー
図7は、制御部14が実行する処理の手順を示すフローチャートの一例である。制御部14は、図7に示すフローチャートの処理を、例えば、目的地が指定された場合に実行する。
まず、制御部14は、現在位置から指定された目的地までの経路を検索する(ステップS101)。そして、制御部14は、代替スポットの表示要求があったか否か判定する(ステップS102)。そして、制御部14は、代替スポットの表示要求があったと判定した場合(ステップS102;Yes)、ステップS103へ処理を進める。一方、制御部14は、代替スポットの表示要求がなかったと判定した場合(ステップS102;No)、ステップS101で検索した経路の案内を実行する(ステップS108)。
代替スポットの表示要求があった場合、制御部14は、基準指標を決定する(ステップS103)。この場合、例えば、制御部14は、基準指標を指定するユーザ入力を受け付け、ユーザ入力により指定された指標を基準指標として用いる。他の例では、予め基準指標として定める指標(所要時間、移動距離、又は交通費)を設定する設定情報が記憶部12等に記憶されていた場合には、制御部14は、当該設定情報に基づき基準指標を決定する。
次に、制御部14は、ステップS103で決定した基準指標に基づき、指定スポットの指標値である第1基準指標値を算出する(ステップS104)。そして、制御部14は、第1基準指標値と同一又は第1基準指標値より優れた基準指標の指標値となる代替検索エリアを特定する(ステップS105)。そして、制御部14は、スポット情報DB5を参照し、指定スポットに属性が類似する代替検索エリア内の代替スポットを検索する(ステップS106)。この場合、例えば、制御部14は、指定スポットと種類(カテゴリ)が共通する代替検索エリア内のスポットを、代替スポットとして選択する。
そして、制御部14は、指定スポット及び代替スポットを、基準指標の等値線と共に地図上に表示する(ステップS107)。これにより、制御部14は、指定スポットの代替候補となる代替スポットを他の代替スポット及び指定スポットと比較可能な態様により好適にユーザに提示することができる。また、制御部14は、好適には、代替スポット及び指定スポットのリストを表示してもよい。そして、制御部14は、いずれかの代替スポットが選択されたことを検知した場合には、選択された代替スポットを目的地とする経路案内を開始するとよい。
(6)変形例
次に、上述した実施例に好適な変形例について説明する。以下の変形例は組み合わせて上述の実施例に適用してもよい。
(変形例1)
移動体端末1が実行する処理の少なくとも一部の処理を、移動体端末1とデータ通信を行うサーバ装置が実行してもよい。
図8は、変形例1に係る案内システムの構成例を示す。案内システムは、移動体端末1Aと、サーバ装置6とを有する。移動体端末1Aとサーバ装置6は、通信網3を介してデータ通信を行う。
移動体端末1Aは、上述の実施例において説明した移動体端末1と同様の構成(図2参照)を有する。なお、地図DB4及びスポット情報DB5に基づく処理をサーバ装置6が行う場合には、移動体端末1Aは、地図DB4及びスポット情報DB5を有しなくともよい。そして、移動体端末1Aは、センサ群15が出力する情報、及び、入力部13により入力された入力情報などを含むアップロード信号をサーバ装置6に送信する。
サーバ装置6は、移動体端末1Aから受信するアップロード信号等に基づき、表示又は音声出力を指示する出力指示データを生成し、生成した出力指示データを移動体端末1へ送信する。例えば、サーバ装置6は、移動体端末1Aから受信するアップロード信号等に基づき、図7に示されるフローチャートの処理を実行する。
図9は、サーバ装置6の概略構成の一例を示す。サーバ装置6は、主に、通信部61と、記憶部62と、制御部64とを有する。サーバ装置6内の各要素は、バスライン60を介して相互に接続されている。
通信部61は、制御部64の制御に基づき、移動体端末1Aなどの外部装置とのデータ通信を行う。記憶部62は、RAM、ROM、不揮発性メモリ(ハードディスクドライブ、フラッシュメモリなどを含む)などの各種のメモリにより構成される。記憶部62は、サーバ装置6が所定の処理を実行するためのプログラムが記憶される。また、記憶部62は、地図DB4及びスポット情報DB5を含んでいる。制御部64は、CPU、GPUなどを含み、サーバ装置6の全体を制御する。また、制御部64は、記憶部62に記憶されたプログラムを実行することで、移動体端末1Aに代替スポットに関する情報を表示させるために必要な処理を実行する。
このように、代替スポットに関する情報を表示させるために必要な処理をサーバ装置6が実行する場合であっても、実施例と同様、サーバ装置6から受信する情報に基づき、指定スポットの代替候補となる代替スポットに関する情報を好適にユーザに提供することができる。本変形例において、サーバ装置6は、「情報処理装置」の一例である。
(変形例2)
制御部14は、所要時間、走行距離、交通費のうち複数の指標を基準指標として決定してもよい。
第1の例では、所要時間、走行距離、交通費の3つの指標を基準指標とする場合、制御部14は、所要時間を基準指標とした場合の代替検索エリア(「代替検索エリアAT」と呼ぶ。)と、走行距離を基準指標とした場合の代替検索エリア(「代替検索エリアAD」と呼ぶ。)と、交通費を基準指標とした場合の代替検索エリア(「代替検索エリアAF」とも呼ぶ。)を夫々特定する。
そして、例えば、制御部14は、代替検索エリアATと代替検索エリアADと代替検索エリアAFの共通のエリア(即ちAT∩AD∩AF)を、代替スポットを検索する範囲となる最終的な代替検索エリアとして決定する。これにより、制御部14は、所要時間、移動距離、交通費とも手軽となる代替スポットのみを検索することが可能となる。また、制御部14は、所要時間、走行距離、交通費のうち2つの指標を基準指標として決定する場合においても、2つの基準指標に対応する代替検索エリアの共通エリアを代替検索エリアとして決定する。
第2の例では、制御部14は、代替検索エリアATと代替検索エリアADと代替検索エリアAFとを合わせたエリア(即ちAT∪AD∪AF)を、代替スポットを検索する範囲となる最終的な代替検索エリアとして決定してもよい。この場合、好適には、制御部14は、代替スポットが複数存在する場合に、所要時間、走行距離、交通費の3つの指標を総合したスコア(トータルスコア)を算出し、トータルスコアが高い順に(即ちトータルスコアが高いほど優先的に)、スポットリスト表示欄43において代替スポットのリストを表示するとよい。このようにすることで、ユーザは、所要時間、移動距離、交通費を総合的に勘案した場合に優れた代替スポットを見つけることができる。なお、トータルスコアは、例えば、所要時間、走行距離、交通費の3つの指標の指標値を正規化(ユーザが設定した重みに従い重み付けした場合も含む)し、正規化後の指標値を合算したスコアであってもよい。なお、制御部14は、トータルスコアに基づくリスト表示を、第1の例においても同様に表示してもよい。また、制御部14は、所要時間、走行距離、交通費のうち2つの指標を基準指標として決定する場合においても、2つの基準指標に対応する代替検索エリアを合わせたエリアを代替検索エリアとして決定する。
また、本変形例において、制御部14は、各基準指標に基づく等値線を、どの基準指標に対応する等値線であるかを識別可能な態様により、地図上に同時に表示してもよい。例えば、制御部14は、基準指標ごとに異なる色を用いて各基準指標に基づく等値線を地図上に同時に表示する。これにより、制御部14は、各基準指標に基づく等値線をユーザに好適に認識させることができる。
また、制御部14は、各基準指標に基づく等値線を地図上に同時に表示する代わりに、各基準指標に基づく等値線を、アニメーションにより順に切り替えて地図上に表示してもよい。この場合、制御部14は、各基準指標に基づく等値線をユーザに好適に認識させつつ、複数の基準指標に基づく等値線の同時表示に起因した表示の煩雑化を好適に抑制する。
(変形例3)
制御部14は、基準指標に基づき代替スポットを検索した場合、当該基準指標以外の指標に基づく等値線を表示するようにしてもよい。
例えば、所要時間を基準指標として代替スポットを検索した場合、地図上に表示される代替スポットは、すべて、所要時間が指定スポットと同一又は指定スポットより少ないものであるから、所要時間に関する条件は既に満たしているものとなる。以上を勘案し、制御部14は、既に代替スポットが満たしている条件である所要時間以外の指標(移動距離又は交通費)に基づく等値線を地図上に表示する。この場合、ユーザは、所要時間以外の指標を参考に、複数の代替スポットのうちから所望の代替スポットを目的地として選択することができる。
(変形例4)
制御部14は、図4~図6に示されるような代替スポットの表示に代えて、又は、これに加えて、代替スポットに関する情報を音声出力してもよい。この場合、例えば、制御部14は、図4~図6のスポットリスト表示欄43に示されるリストに相当する情報を音声により読み上げる音声出力を音出力部17により行う。
(変形例5)
制御部14は、目的地として指定されたスポットを指定スポットとする代わりに、入力部13が生成するユーザ入力により指定されたスポットを指定スポットとして用いてもよい。
この場合、制御部14は、入力部13によりユーザが指定したスポットを指定スポットとみなし、指定スポットと属性が類似し、基準指標の指標値が第1基準指標値と同一又は第1基準指標値より優れた代替スポットの検索及び表示などを行う。また、制御部14は、出発地点を指定するユーザ入力を入力部13により受け付け、ユーザ入力により指定された出発地点を用いて第1基準指標値の算出及び代替検索エリアの特定などを行ってもよい。この場合、指定された出発地点は、「基準地点」の一例である。
また、制御部14は、出発日時を指定するユーザ入力を入力部13により受け付け、ユーザ入力により指定された出発日時に基づき、基準指標の指標値を算出してもよい。例えば、基準指標が所要時間である場合、制御部14は、指定された出発日時での各道路の渋滞度合いに関する統計情報を記憶部12又は図示しないサーバ装置から取得し、当該統計情報に基づき、各道路での予想される所要時間を特定する。これにより、制御部14は、任意の地点を目的地とした場合の目的地までの所要時間を基準指標の指標値として算出することが可能となる。また、基準指標が交通費である場合には、例えば、制御部14は、上述の統計情報に基づき、各道路での予想される対象車両の平均時速を特定し、特定した平均時速に基づき、各道路での予想されるエネルギー費を特定する。なお、基準指標が移動距離である場合には、制御部14は、上述した実施例と同様に、地図DB4に基づき目的地までの基準指標の指標値を算出する。
なお、本変形例では、移動体端末1は、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの端末装置又は端末装置にスポットに関する情報を供給するサーバ装置などであってもよい。
(変形例6)
制御部14は、目的地として指定されたスポットを指定スポットとする代わりに、設定された目的地となるスポットに到着した場合に到着したスポットを指定スポットとみなし、代替スポットの検索及び代替スポットに関する表示を行ってもよい。
この場合、制御部14は、目的地が設定された時点において対象車両が存在した地点を出発地点として用いて図7のステップS103~ステップS107の処理(第1基準指標値の算出及び代替検索エリアの特定など)を行う。そして、制御部14は、対象車両が目的地に到着したタイミングにおいて、図4~図6に示されるような代替スポットに関する表示を行う。
本変形例では、次回以降の目的地設定の参考となる情報をユーザに提示することが可能となる。また、目的地設定時に代替スポットを提示する場合と比較して、目的地を既に決定しているユーザにとっては、代替スポットの提示が行われることなく円滑に目的地の設定を行うことができる。
(変形例7)
制御部14は、所定の度合い以上の頻度にて対象車両が訪問しているスポット(「常用スポット」とも呼ぶ。)が存在すると判定した場合、当該常用スポットを指定スポットとみなし、代替スポットの検索及び提示を行ってもよい。
この場合、例えば、ユーザが訪問したとみなされる(例えば目的地として設定された)スポットの履歴情報が記憶部12等に記憶されている。そして、制御部14は、当該履歴情報を参照し、過去に所定回数以上目的地として設定された履歴がある場合、目的地として設定されたスポットが常用スポットであると判定する。そして、この場合、制御部14は、常用スポットを指定スポットとみなし、図7のステップS103~ステップS107の処理を実行する。なお、制御部14は、新たに目的地が設定されたタイミングにおいて、目的地として設定されたスポットが常用スポットか否かの判定を行ってもよい。
この態様によれば、制御部14は、ユーザが常用スポットに飽きている可能性を想定し、代替スポットをユーザに提示することができる。
(変形例8)
制御部14は、代替検索エリアに存在するスポットのうち、指定スポットと属性が類似し、かつ、評価が指定スポット以上となるスポットを代替スポットとして検索してもよい。この態様によれば、制御部14は、評価が指定スポットと同等以上のスポットを代替スポットとしてユーザに提示することができる。
以上説明したように、移動体端末1又はサーバ装置6は、特定手段と、検索手段と、提示制御手段とを有する。特定手段は、基準地点から指定スポットまでの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第1基準指標値を特定する。そして、検索手段は、指定スポットと属性が類似するスポットであって、基準地点からの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく基準指標の指標値が第1基準指標値と同一又は第1基準指標値よりも優れた代替スポットを検索する。提示制御手段は、検索された代替スポットを提示部に提示させる。これにより、指定スポットと同等以上の条件となる代替スポットの存在をユーザに好適に通知することができる。
また、以上説明したように、移動体端末1又はサーバ装置6は、取得手段と、決定手段と、表示制御手段と、を有する。取得手段は、指定スポットを取得する。決定手段は、指定スポットと属性が類似する代替スポットを決定する。表示制御手段は、基準地点を出発地とした場合の所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく指標値の等値線と、指定スポットと、代替スポットと、が示された地図を表示部16に表示させる。これにより、採用された指標の目安を指定スポット及び代替スポットの位置と共に地図上で可視化することができる。
なお、上述した各実施例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(Non-transitory Computer Readable Medium)を用いて格納され、コンピュータである制御部等に供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記憶媒体(Tangible Storage Medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記憶媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記憶媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。すなわち、本願発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、引用した上記の特許文献等の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。
1、1A 移動体端末
3 通信網
4 地図DB
5 スポット情報DB
6 サーバ装置
11、61 通信部
12、62 記憶部
13 入力部
14、64 制御部
15 センサ群
16 表示部
17 音出力部

Claims (14)

  1. 基準地点から第1スポットまでの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第1指標値を特定する特定手段と、
    前記第1スポットと属性が類似するスポットであって、前記基準地点からの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた第2スポットを検索する検索手段と、
    検索された前記第2スポットを提示部に提示させる提示制御手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記検索手段は、前記基準地点からの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかの指標について、前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた指標値となる範囲を示すエリアを特定し、当該エリアに存在し、前記第1スポットと属性が類似するスポットを前記第2スポットとして決定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記検索手段は、前記第1スポットと属性が類似するスポットであって、前記第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れ、かつ、評価が前記第1スポットと同一又は前記第1スポットより高い前記第2スポットを検索する、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかを前記第1指標値及び前記第2指標値を算出に用いる指標として指定する入力を受け付ける指定手段をさらに有する、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記検索手段は、所要時間、移動距離、および交通費のうち複数の指標の各々について前記第1指標値及び前記第2指標値を算出し、前記複数の指標のうち少なくともいずれかにおいて、前記第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた前記第2スポットを検索する、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記検索手段は、所要時間、移動距離、および交通費のうち複数の指標の各々について前記第1指標値及び前記第2指標値を算出し、前記複数の指標の各々において、前記第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた前記第2スポットを検索する、請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記提示制御手段は、目的地として前記第1スポットが指定された場合に、指定された前記目的地の代替候補となる前記第2スポットを前記提示部に提示させる、請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1スポットは、移動体が到着したスポットであり、
    前記提示制御手段は、前記移動体が前記第1スポットに到着した場合に、前記第2スポットを提示部に提示させる、請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第1スポットは、目的地として常用される常用スポットであり、
    前記提示制御手段は、前記目的地が前記常用スポットであると判定した場合に、前記第2スポットを提示部に提示させる、請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記提示制御手段は、前記第2スポットに関する情報を表示又は音声出力する、請求項1~6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記提示制御手段は、前記第2スポットを前記第1スポットと共に地図上に表示する、又は、前記第2スポットのリストを表示する、請求項10に記載の情報処理装置。
  12. コンピュータが実行する制御方法であって、
    基準地点から第1スポットまでの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第1指標値を特定する特定工程と、
    前記第1スポットと属性が類似するスポットであって、前記基準地点からの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた第2スポットを検索する検索工程と、
    検索された前記第2スポットを提示部に提示させる提示制御工程と、
    を有する、制御方法。
  13. 基準地点から第1スポットまでの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第1指標値を特定する特定手段と、
    前記第1スポットと属性が類似するスポットであって、前記基準地点からの所要時間、移動距離、および交通費の少なくともいずれかに基づく第2指標値が前記第1指標値と同一又は前記第1指標値よりも優れた第2スポットを検索する検索手段と、
    検索された前記第2スポットを提示部に提示させる提示制御手段
    としてコンピュータを機能させるプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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