JP2024070449A - 溶接装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接作業に不慣れな作業者であっても、溶接トーチの姿勢に応じた最適な溶接条件で溶接作業を行うことができるようにする。【解決手段】検出部12は、溶接作業中に溶接トーチ10の傾きを検出する。溶接電源30は、溶接トーチ10に電流を供給する。制御部32は、検出部12で検出された検出角度に基づいて、溶接電源30から出力される電流値を調整するように、溶接電源30の動作を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、溶接装置に関するものである。
特許文献1には、溶接トーチの先端とワークとの距離や角度を一定に保った状態で、作業者が溶接トーチを手動で操作しながらアーク溶接を行うアーク溶接装置が開示されている。
国際公開第2020/059186号
ところで、溶接作業中に溶接トーチの姿勢を変更した場合、それに応じて、溶接条件を変更する必要がある。しかしながら、溶接作業に不慣れな作業者の場合、どのような角度であれば、どのような溶接条件が最適であるのかを判断することが困難である。その結果、ビード不良が発生して溶接品質が悪化するおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、溶接作業に不慣れな作業者であっても、溶接トーチの姿勢に応じた最適な溶接条件で溶接作業を行うことができるようにすることにある。
第1の発明は、溶接トーチを備えた溶接装置であって、前記溶接トーチの傾きを検出する検出部と、前記溶接トーチに電流を供給する溶接電源と、前記検出部で検出された検出角度に基づいて、前記溶接電源から出力される電流値を調整するように、前記溶接電源の動作を制御する制御部と、を備える。
第1の発明では、溶接トーチの検出角度に基づいて、溶接トーチに供給する電流値を調整するようにしている。これにより、溶接トーチの姿勢に応じた最適な溶接条件で溶接作業を行うことができる。
具体的に、溶接トーチの角度によって、最適な溶接条件のパラメータは変化する。例えば、溶接トーチの先端を下向きにした姿勢と、溶接トーチの先端を立向きにした姿勢とを比較すると、立向き姿勢では、溶融金属の垂れ落ち等の現象が発生する。そのため、溶接トーチを立向き姿勢とした場合には、電流値を小さくして溶融金属の溶融量を少なくすることで、垂れ落ちを抑えることが好ましい。
第2の発明は、第1の発明の溶接装置において、所定の警報動作を行う警報部を備え、前記制御部は、所定時間内における前記検出角度の変化を示す偏移角度が、所定の許容角度の範囲内から外れた場合に、前記警報動作を行うように前記警報部の動作を制御する。
第2の発明では、溶接作業中の溶接トーチの傾きを検出し、所定時間内における検出角度の変化を示す偏移角度が、所定の許容角度の範囲内から外れた場合に、警報動作を行うようにしている。これにより、溶接作業に不慣れな作業者であっても、ワークに対する溶接トーチの角度を維持しながら溶接作業を行うことができる。
警報動作は、例えば、ブザー音を鳴らす動作や、溶接トーチを振動させる動作である。これにより、作業者は、警報動作に基づいて、ワークに対する溶接トーチの現在の傾き姿勢が不適切であることを認識することができる。
そして、作業者は、警報動作が行われないように、溶接トーチの姿勢を調整しながら、溶接トーチの角度を許容角度の範囲内に維持することで、ビード不良の発生を抑え、溶接品質を向上させることができる。
第3の発明は、第1又は2の発明の溶接装置において、複数の溶接条件が記憶された記憶部を備え、前記溶接トーチは、所定の入力操作を行う入力操作部を有し、前記制御部は、前記検出角度が所定の条件設定角度である場合に、前記入力操作部の操作回数に応じて選択された前記溶接条件を前記記憶部から読み出して前記溶接条件を変更する。
第3の発明では、検出角度が所定の条件設定角度である場合に、入力操作部の操作回数に応じて溶接条件を選択することで、記憶部に記憶された溶接条件を読み出すようにしている。
これにより、作業者が溶接トーチ側で溶接条件を変更することができるので、作業者が溶接電源側まで移動する必要が無く、作業効率が向上する。また、溶接トーチの角度を条件設定角度に変更した後で、入力操作部による溶接条件の選択動作を受け付けるようにしたから、作業者が意図せずに溶接条件を変更してしまうのを抑えることができる。
本発明によれば、溶接作業に不慣れな作業者であっても、ワークに対する溶接トーチの角度を維持しながら溶接作業を行うことができる。
本実施形態に係る溶接装置の全体構成図である。 溶接トーチを下向き姿勢とした状態を説明する図である。 表示部の構成を示す図である。 溶接ナビゲーションの操作手順を説明する図である。 溶接トーチの角度を維持するための手順を示すフローチャート図である。 溶接トーチを立向き姿勢とした状態を説明する図である。 溶接トーチの角度に応じて溶接条件を変更する手順を示すフローチャート図である。 複数の溶接条件を含むテーブルを説明する図である。 溶接トーチの角度を条件設定角度とした状態を説明する図である。 トーチスイッチの操作回数に応じて溶接条件を変更する手順を示すフローチャート図である。 複数のチャンネル番号及び溶接条件を変更する手順を説明する図である。 本変形例に係る検出部の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1に示すように、溶接装置1は、溶接トーチ10と、トーチケーブル15と、送給装置20と、ガス供給部25と、溶接電源30と、を備える。溶接装置1は、ワークWに対してアーク溶接を行う。
溶接トーチ10は、トーチケーブル15を介して送給装置20に接続される。溶接トーチ10は、送給装置20から送給された溶接ワイヤ21を、ワークWに対して供給する。
溶接トーチ10は、トーチスイッチ11と、検出部12と、を有する。トーチスイッチ11は、アーク溶接の開始又は停止を操作するためのスイッチである。なお、トーチスイッチ11は、後述するように、溶接装置1の溶接条件を選択するための入力操作部としても用いられる。
検出部12は、溶接トーチ10の傾きを検出する。検出部12は、例えば、加速度センサで構成される。検出部12で検出された検出角度を示す信号は、信号線5を介して溶接電源30の通信部33に送られる。
図2に示すように、垂直方向の下方を0°とし、垂直方向の上方を180°とする。水平方向に延びるワークWに対して溶接を行う場合、溶接トーチ10の先端部は、垂直方向の下方を向いた下向き姿勢となる。この場合、溶接トーチ10の角度は0°となる。
図1に示すように、トーチケーブル15の内部には、溶接ワイヤ21が挿通される。トーチケーブル15は、溶接トーチ10に向かって溶接ワイヤ21を案内する。トーチケーブル15は、図示しないコンジットケーブル、ガスホース、通信線などを含む。トーチケーブル15のガスホースは、ガス供給部25のガスホース26に接続される。
ガス供給部25は、ガスホース26を介して送給装置20に接続される。ガス供給部25から供給されたシールドガスは、トーチケーブル15のガスホース内部を流通して、溶接トーチ10の先端部からワークWに対して噴出される。
送給装置20は、溶接ワイヤ21と、送給モータ22と、を有する。溶接ワイヤ21は、図示しないワイヤリールに巻き付けられる。送給モータ22は、図示しない送給ローラを回転駆動することで、溶接ワイヤ21を送給する。送給装置20は、送給モータ22の電流値を示す信号を、信号線5を介して溶接電源30の通信部33に送る。
溶接電源30は、出力部31と、制御部32と、通信部33と、操作部34と、記憶部35と、表示部36と、警報部37と、を有する。
出力部31は、第1パワーケーブル7を介して送給装置20に電力を供給する。出力部31は、第2パワーケーブル8を介してワークWに電圧を印加する。溶接ワイヤ21には、プラスの電圧が印加される。ワークWには、マイナスの電圧が印加される。これにより、溶接ワイヤ21の先端とワークWとの間にアーク放電を生じさせ、アーク溶接を行う。
制御部32は、送給装置20の動作を制御する。制御部32は、信号線5を介して送給装置20に送給指令を与える。送給装置20は、指示された指令速度で送給モータ22を定速制御して、溶接ワイヤ21を送給する。
制御部32は、操作部34で設定された溶接に関するパラメータに応じて条件を修正して溶接制御を行う。
通信部33は、信号線5を介して、溶接電源30と送給装置20との間で信号を送受信する。通信部33で受け取った信号は、記憶部35に記憶される。
操作部34は、溶接電流や溶接電圧を設定するための操作ボタンである。操作部34は、例えば、タッチパネルで構成される。操作部34では、溶接条件のパラメータとして、ワークWの継手形状、ワークWの板厚、溶接速度等の入力を行う。
記憶部35は、溶接電流値や溶接電圧値などを含む複数の溶接条件を示すデータを記憶する。複数の溶接条件は、複数のチャンネル番号に対応付けられ、テーブルとして記憶される。溶接条件は、ワークWの板厚や溶接トーチ10の角度に応じて最適な出力が得られるように設定される。
表示部36は、文字情報等を表示するための液晶画面で構成される(図3参照)。表示部36は、例えば、タッチパネル式のモニタで構成される。作業者は、表示部36に表示されるパラメータを確認しながら、各種設定を行うことができる。
図3に示すように、表示部36には、溶接ナビゲーションが表示される。溶接ナビゲーションは、作業者が溶接条件を選択していくことで、最適な溶接電流及び溶接電圧などの溶接パラメータの設定が可能とするものである。
具体的に、作業者は、ワークWの継手形状を選択する(図4の[1]参照)。図4に示す例では、T字継手を選択している。
作業者は、T字継手において垂直方向に延びるワークWの板厚を入力する(図4の[2]参照)。図4に示す例では、板厚を1.6mmと入力している。
作業者は、T字継手において水平方向に延びるワークWの板厚を入力する(図4の[3]参照)。図4に示す例では、板厚を2.3mmと入力している。
作業者は、溶接速度を選択する(図4の[4]参照)。図4に示す例では、溶接速度を0.5m/minとしている。
このように、溶接ナビゲーションにおいて、作業者がワークWの継手形状、ワークWの板厚、溶接速度を選択していくことで、最適な溶接電流及び溶接電圧などの溶接パラメータの設定が自動的に可能となっている。
制御部32は、選択された溶接条件を記憶部35から読み出し、設定された溶接電流及び溶接電圧が出力されるように、出力部31の動作を制御する。
警報部37は、所定の警報動作を行う。警報動作は、例えば、ブザー音を鳴らす動作である。なお、図1に示す例では、警報部37を溶接電源30に設けるようにしているが、例えば、警報動作が溶接トーチ10を振動させる動作である場合、警報部37を溶接トーチ10に設けるようにする。詳しくは後述するが、制御部32は、検出部12で検出された検出角度が、所定の許容角度の範囲内から外れた場合に、警報動作を行うように警報部37の動作を制御する。
〈溶接作業中の検出角度について〉
作業者は、溶接トーチ10のトーチスイッチ11を押すことで溶接ワイヤ21の送給動作を開始する。作業者は、溶接トーチ10の先端とワークWとの距離や角度を一定に保った状態で、溶接トーチ10をワークWに沿って移動させながらアーク溶接を行う。
ところで、溶接作業に不慣れな作業者の場合、ワークWに対する溶接トーチ10の角度がどのような角度であれば最適であるのかを判断することが困難である。そのため、溶接作業中における溶接トーチ10の姿勢がばらついてしまい、ビード不良が発生して溶接品質が悪化するおそれがある。
そこで、本実施形態では、溶接作業に不慣れな作業者であっても、ワークWに対する溶接トーチ10の角度を維持しながら溶接作業を行うことができるようにした。
図5に示すように、ステップS10では、溶接作業が開始又は停止されたかを判定する。ステップS10の判定が「YES」の場合、ステップS11に分岐する。ステップS10の判定が「NO」の場合、溶接作業が開始又は停止されるまで待機する。
ステップS11では、制御部32は、検出部12の検出角度を示す情報に基づいて、溶接作業中の溶接トーチ10の偏移角度Δθを算出する。ここで、偏移角度Δθは、所定時間内に変化した溶接トーチ10の角度を示す。
ステップS11で算出された偏移角度θがΔθ≧5°の場合、ステップS12に分岐する。ステップS11で算出された偏移角度θがΔθ<5°の場合、ステップS10に分岐する。
このように、ステップS11では、検出部12で検出された検出角度が、所定の許容角度(図5に示す例では、5°)の範囲内から外れた場合に、ステップS12に分岐するようにしている。つまり、溶接作業中の作業者の手が大きく振れると、溶接トーチ10の偏移角度Δθが大きくなり、溶接品質が悪化するおそれがあるため、偏移角度Δθが5°を超えた場合に、警報動作を行うようにしている。
ステップS12では、警報部37は、所定の警報動作を行い、ステップS10に戻る。所定の警報動作は、ブザー音を鳴らす動作や、溶接トーチ10を振動させる動作である。
このように、溶接作業中の溶接トーチ10の傾きを検出し、検出角度の所定時間内における変化を示す偏移角度が所定の許容角度の範囲内から外れた場合に、警報動作を行うことで、溶接作業に不慣れな作業者であっても、ワークWに対する溶接トーチ10の角度を維持しながら溶接作業を行うことができる。
また、作業者は、警報部37による警報動作に基づいて、ワークWに対する溶接トーチ10の現在の傾き姿勢が不適切であることを認識することができる。
そして、作業者は、警報動作が行われないように、溶接トーチ10の姿勢を調整しながら、溶接トーチ10の角度を許容角度の範囲内に維持することで、ビード不良の発生を抑え、溶接品質を向上させることができる。
〈溶接作業中の溶接トーチの姿勢について〉
図6に示すように、垂直方向に延びるワークWに対して溶接を行う場合、溶接トーチ10の先端部は、垂直方向に直交する水平方向を向いた立向き姿勢となる。この場合、溶接トーチ10の角度は90°となる。
ここで、溶接トーチ10を立向き姿勢にしたままアーク溶接を行うと、溶接ワイヤ21が溶融した溶融金属の垂れ落ちが発生する。そのため、溶接トーチ10の先端を下向きにした姿勢と、溶接トーチ10の先端を立向きにした姿勢とでは、最適な溶接条件のパラメータは変化する。例えば、溶接電流を小さくして溶融金属の溶融量を少なくする等、溶接条件を変更する必要がある。しかしながら、溶接トーチ10の姿勢に応じて、作業者がその都度、手動で溶接条件を設定し直すのは手間がかかってしまう。
そこで、本実施形態では、溶接トーチ10の角度に応じて、溶接条件を自動的に変更できるようにした。
図7に示すように、ステップS20では、ナビパラメータを設定して、ステップS21に進む。ナビパラメータは、複数のチャンネル番号と、複数の溶接条件と、を対応付けた溶接ナビテーブルとして、記憶部35に記憶される(図8参照)。
ステップS21では、溶接トーチ10の角度を検出する。ステップS21で検出された角度がθ=0°の場合、溶接トーチ10が下向き姿勢であると判断して、ステップS22に分岐する。ステップS21で検出された角度がθ=90°の場合、溶接トーチ10が立向き姿勢であると判断して、ステップS23に分岐する。
ステップS22では、制御部32は、記憶部35からナビパラメータ1を読み出し、ナビパラメータ1に応じた溶接電流及び溶接電圧を出力するように、出力部31の動作を制御する(図8参照)。その後、ステップS21に戻る。
ステップS23では、制御部32は、記憶部35からナビパラメータ2を読み出し、ナビパラメータ2に応じた溶接電流及び溶接電圧を出力するように、出力部31の動作を制御する(図8参照)。その後、ステップS21に戻る。
このように、溶接トーチ10の検出角度に基づいて、溶接トーチ10に供給する電流値及び電圧値を調整することで、溶接トーチ10の姿勢に応じた最適な溶接条件で溶接作業を行うことができる。
〈溶接条件の変更動作について〉
ところで、作業者が手動で溶接条件を変更したい場合、作業者が溶接電源30側まで移動した上で、操作部34を操作する必要があり、作業性が悪くなるという問題があった。
そこで、本実施形態では作業者が溶接トーチ10側で溶接条件を変更できるようにした。
具体的に、図9に示すように、作業者は、溶接トーチ10の角度が所定の条件設定角度となるように、溶接トーチ10の姿勢を変更する。図9に示す例では、溶接トーチ10の先端を垂直方向の上方に向けた姿勢、つまり、溶接トーチ10の角度が180°である場合を、条件設定角度とする。作業者は、溶接トーチ10の角度を条件設定角度とした後、入力操作部としてのトーチスイッチ11の操作回数に応じて、溶接条件を選択する。
図10に示すように、ステップS30では、溶接作業を開始して、ステップS31に進む。
ステップS31では、溶接作業を終了して、ステップS32に進む。
ステップS32では、溶接トーチ10の角度を検出する。ステップS32で検出された検出角度がθ≧180°の場合、ステップS33に分岐する。ステップS32で検出された検出角度がθ<180°の場合、処理を終了する。
ステップS33では、トーチスイッチ11の操作回数を検出する。ステップS33で検出された操作回数が1回の場合、ステップS34に分岐する。ステップS33で検出された操作回数が2回の場合、ステップS35に分岐する。ステップS33で検出された操作回数が、その他(0回、又は3回以上)の場合、処理を終了する。
ステップS34では、記憶部35に記憶されたテーブルのチャンネル番号のうち、現在選択されているチャンネル番号の一つ後のチャンネル番号を選択して、処理を終了する。
具体的に、図11に示すように、記憶部35には、複数のチャンネル番号CH1、CH2、・・と、それに対応した複数の溶接条件を示すパラメータと、を含むテーブルが記憶されている。例えば、現在選択されているチャンネル番号が「CH1」の場合、トーチスイッチ11を1回押すことで、ステップS34では、一つ後の「CH2」が選択される。
ステップS35では、記憶部35に記憶されたテーブルのチャンネル番号のうち、現在選択されているチャンネル番号の一つ前のチャンネル番号を選択して、処理を終了する。例えば、現在選択されているチャンネル番号が「CH2」の場合、トーチスイッチ11を2回押すことで、ステップS35では、一つ前の「CH1」が選択される。
これにより、作業者が溶接トーチ10側で溶接条件を変更することができるので、作業者が溶接電源30側まで移動する必要が無く、作業効率が向上する。また、溶接トーチ10の角度を条件設定角度に変更した後で、トーチスイッチ11による溶接条件の選択動作を受け付けるようにしたから、作業者が意図せずに溶接条件を変更してしまうのを抑えることができる。
《変形例》
以下、前記実施形態と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図12に示すように、作業者は、腕にバンド40を装着する。バンド40には、検出部12が設けられる。検出部12は、作業者が溶接トーチ10の姿勢を変更した場合に、溶接トーチ10の角度を検出する。
そして、検出部12で検出された検出角度が、所定の許容角度の範囲内から外れた場合に、警報部37は、ブザー音を鳴らす等の所定の警報動作を行う。これにより、作業者は、警報動作に基づいて、ワークWに対する溶接トーチ10の現在の傾き姿勢が不適切であることを認識することができる。
なお、警報部37をバンド40に設けるようにしてもよい。この場合、所定の警報動作として、バンド40を振動させる動作を行うようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、溶接作業に不慣れな作業者であっても、溶接トーチの姿勢に応じた最適な溶接条件で溶接作業を行うことができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
1 溶接装置
10 溶接トーチ
11 トーチスイッチ(入力操作部)
12 検出部
30 溶接電源
32 制御部
35 記憶部
37 警報部

Claims (3)

  1. 溶接トーチを備えた溶接装置であって、
    前記溶接トーチの傾きを検出する検出部と、
    前記溶接トーチに電流を供給する溶接電源と、
    前記検出部で検出された検出角度に基づいて、前記溶接電源から出力される電流値を調整するように、前記溶接電源の動作を制御する制御部と、を備える
    溶接装置。
  2. 請求項1の溶接装置において、
    所定の警報動作を行う警報部を備え、
    前記制御部は、所定時間内における前記検出角度の変化を示す偏移角度が、所定の許容角度の範囲内から外れた場合に、前記警報動作を行うように前記警報部の動作を制御する
    溶接装置。
  3. 請求項1又は2の溶接装置において、
    複数の溶接条件が記憶された記憶部を備え、
    前記溶接トーチは、所定の入力操作を行う入力操作部を有し、
    前記制御部は、前記検出角度が所定の条件設定角度である場合に、前記入力操作部の操作回数に応じて選択された前記溶接条件を前記記憶部から読み出して前記溶接条件を変更する
    溶接装置。
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