JP2024067283A - 空冷ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】温度センサが空気の吹出し量の影響を受けることを抑制することによって、電気機器の動作を確実に制限することができる技術を提供する。【解決手段】本明細書が開示する空冷ユニットは、電気機器と、電気機器の表面に沿って空気を吹き出す吹出口を有するダクトと、電気機器に設けられる温度センサと、温度センサによって検知される温度が閾値温度を超えた場合に、電気機器の動作を制限する制御装置と、を備える。吹出口の内面には、突出部が設けられており、電気機器の表面に対して直行する方向から見たときに、突出部と温度センサとは、吹出口における空気の吹出方向に平行な同一の直線上に位置する。【選択図】図2
Description
本明細書に開示の技術は、空冷ユニットに関する。
特許文献1の電力変換器は、半導体素子と、当該半導体素子を冷却する空気を吹き出すファンを有する冷却器と、を備える。電力変換器は、例えば、半導体素子の温度の低下量が小さい場合に、冷却器のファンの運転を継続する。すなわち、電力変換器は、半導体素子の温度に応じて、ファンの動作を制御する。
空気の吹出口の下流に設けられる温度センサは、吹出口から吹出される空気の量(すなわち、空気の吹出し量)の影響を受けやすい。具体的には、空気の吹出し量が大きい場合、温度センサによって検知される温度が低くなり、空気の吹出し量が小さい場合、温度センサによって検知される温度は高くなる。温度センサによって検知される温度が空気の吹出し量によって変化すると、温度センサによって検知される温度に応じて電気機器の動作を適切に制限することが困難となる。本明細書では、温度センサによって検知される温度に応じて電気機器の動作を制限する空冷ユニットにおいて、温度センサが空気の吹出し量の影響を受けることを抑制することによって、電気機器の動作を適切に制限することができ得る技術を提供する。
本明細書が開示する空冷ユニットは、電気機器と、前記電気機器の表面に沿って空気を吹き出す吹出口を有するダクトと、前記電気機器に設けられる温度センサと、前記温度センサによって検知される温度が閾値温度を超えた場合に、前記電気機器の動作を制限する制御装置と、を備える。前記吹出口の内面には、突出部が設けられており、前記電気機器の前記表面に対して直行する方向から見たときに、前記突出部と前記温度センサとは、前記吹出口における空気の吹出方向に平行な同一の直線上に位置する。
上述した空冷ユニットでは、吹出口の内面に突出部が設けられる。突出部は、ダクト内における空気の流れを妨げる。このため、突出部の下流では、空気の吹出し量が低減される。さらに、突出部と温度センサとは、電気機器の表面に対して直行する方向から見たときに、吹出口における空気の吹出方向に平行な同一の直線上に位置する。すなわち、吹出方向に関して、温度センサは、突出部の下流に位置する。このため、吹出口から吹出された空気は、温度センサ周辺に到達しにくい。別言すれば、温度センサ周辺では、空気の流量が安定的に低減される。このため、本明細書が開示する空冷ユニットによれば、温度センサが空気の吹出し量の影響を受けることを抑制することができる。これにより、空冷ユニットは、電気機器の動作を確実に制限することができる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
本技術の一実施形態では、前記吹出口は、前記電気機器の前記表面に沿って扁平な断面形状であって、互いに対向する第1の内面と第2の内面とを有してもよい。その場合、前記第1の内面には、前記突出部の少なくとも一部として、第1の突出部が設けられていてもよい。このような構成によると、互いに対向する第1の内面と第2の内面の間において、空気の吹出し量が均一となりやすい。このため、第1の突出部における空気の吹出し量が、その他の部位における空気の吹出し量よりも確実に低減される。
本技術の一実施形態では、前記第2の内面には、前記突出部の少なくとも一部として、前記第1の突出部に対向する第2の突出部が設けられていてもよい。このような構成によると、第1の突出部のみによって突出部を形成する構成に比して、第1の突出部の突出量を低減することができる。これにより、ダクトの製造効率を向上させることができる。
本技術の一実施形態では、前記第1の突出部の先端と前記第2の突出部の先端とは、互いに当接していてもよい。このような構成によると、第1の突出部の先端と第2の突出部の先端の間において、空気の流れを遮断することができる。これにより、突出部における空気の吹き出し量をさらに低減することができる。
本技術の一実施形態では、前記電気機器の前記表面には、前記吹出方向に沿って伸びる複数のフィンを有する放熱器が設けられていてもよい。このような構成によると、吹出口を通過した空気は、複数のフィンに沿って吹出方向に流れる。このため、吹出口を通過した空気が、突出部の下流に向かって流れることがさらに抑制される。これにより、温度センサ周辺における空気の流量をより確実に低減することができる。
(実施例)
図面を参照して実施例の空冷ユニットについて説明する。図1は、実施例の空冷ユニット10が搭載される電気自動車100の後部の側面図を示す。電気自動車100は、客室2内に、フロア3と、リアシート4と、アンダーカバー6と、空冷ユニット10と、を備える。リアシート4は、フロア3に配置される。リアシート4は、乗客が着座する座面と座面から上方に伸びるシートバックとを有する。アンダーカバー6は、リアシート4の下方に位置する。アンダーカバー6は、リアシート4とフロア3との間に配置される空冷ユニット10等の構造物を、客室2の内側から覆う内装部品である。アンダーカバー6には、グリル8が設けられる。グリル8は、格子状に配置された複数の桟を有し、アンダーカバー6の内側と外側とを連通する。
図面を参照して実施例の空冷ユニットについて説明する。図1は、実施例の空冷ユニット10が搭載される電気自動車100の後部の側面図を示す。電気自動車100は、客室2内に、フロア3と、リアシート4と、アンダーカバー6と、空冷ユニット10と、を備える。リアシート4は、フロア3に配置される。リアシート4は、乗客が着座する座面と座面から上方に伸びるシートバックとを有する。アンダーカバー6は、リアシート4の下方に位置する。アンダーカバー6は、リアシート4とフロア3との間に配置される空冷ユニット10等の構造物を、客室2の内側から覆う内装部品である。アンダーカバー6には、グリル8が設けられる。グリル8は、格子状に配置された複数の桟を有し、アンダーカバー6の内側と外側とを連通する。
図2~図4を参照して、空冷ユニット10の詳細構造を説明する。図2は、図1の線II-IIに沿った断面図であり、空冷ユニット10の平面図を示す。図3は、図2の線III-IIIに沿った断面図であり、図4は、図2の線IV-IVに沿った断面図である。図中の矢印UP、RH、RRは、それぞれ、電気自動車100のリアシート4に着座した乗員から見た方向を示す。以下では、矢印UPが示す方向を、単に「上」と記載し、その反対を単に「下」と記載することがある。また、矢印RHが示す方向を、単に「右」と記載し、その反対を単に「左」と記載することがある。矢印RRが示す方向を、単に「後」と記載し、その反対を単に「前」と記載することがある。
空冷ユニット10は、充電器11と、ダクト20と、温度センサ40と、制御装置50と、を備える。充電器11は、公知の家庭用電源などの交流電源から交流電力を充電可能な車載用の箱状の電気機器である。特に図3に示されるように、充電器11の内部には、温度センサ40と半導体素子42とが設けられている。温度センサ40と半導体素子42とは、ボルトB1によって充電器11の内部に固定される。温度センサ40は、半導体素子42の上方に位置する。特に限定されないが、半導体素子42は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistorの略)のトランジスタである。また、図示は省略したが、充電器11は、半導体素子42の他にも、別の素子を有する。このため、充電器11は、動作時に発熱する。
充電器11は、放熱器12と、アッパーカバー16と、ファン18と、をさらに有する。特に図3および図4に示されるように、放熱器12は、充電器11の表面11t上に位置する。放熱器12は、いわゆるヒートシンクであり、複数のフィン14を有する。図4に示されるように、複数のフィン14のそれぞれは、放熱器12の平坦部の上面から上方に突出している。図2に示されるように、複数のフィン14は、車幅方向(すなわち、左右方向)に伸びている。アッパーカバー16は、放熱器12を、上方から覆うカバーである。本実施例では、充電器11は、電気自動車100における水平方向に沿って配置される。すなわち、空冷ユニット10の平面図である図2は、充電器11の表面11tに対して直行する方向から見た空冷ユニット10の構造を示す。
アッパーカバー16とグリル8とは、ダクト20によって接続されている。ダクト20は、吹出口30と、突出部22と、シール31と、を有する。特に図2に示されるように、ダクト20は、グリル8を介して客室2と連通する。さらに、ダクト20は、吹出口30を介して、アッパーカバー16と放熱器12との間の空間と連通する。ファン18が作動すると、アッパーカバー16と放熱器12との間の空間から空気を排出する。これにより、アッパーカバー16と放熱器12との間の空間が負圧となり、客室2内の空気A1がダクト20内に取り込まれる。ダクト20内に取り込まれた空気A2は、ダクト20の吹出口30を介して、放熱器12に沿って吹出される。
シール31は、ダクト20の外周面と、アッパーカバー16の内面および放熱器12の上面と、の間を封止する。これにより、ダクト20内に取り込まれた空気A2は、アッパーカバー16と放熱器12との間の空間に確実に吹出される。
ここで、ダクト20の吹出口30の詳細構造を説明する。特に図4に示されるように、ダクト20の吹出口30は、充電器11の表面11tに沿って左右方向に扁平な断面形状を有する。さらに、吹出口30は、第1の内面32と、第1の内面32の下方に位置する第2の内面36と、を有する。第1の内面32と第2の内面36とは、互いに対向している。すなわち、ダクト20の吹出口30は、矩形の断面形状を有している。これにより、吹出口30の長手方向(すなわち、左右方向)に関して、吹出口30の断面積が一定となる。その結果、吹出口30の長手方向に関して、吹出口30から吹出される空気の吹出し量を均一に近づけることができる。
さらに、第1の内面32は、第2の内面36に向かって下方に突出する第1の突出部24を有している。第1の突出部24は、いわゆる四角錐台の形状を有しており、4つの斜面と、4つの斜面の下端を接続する第1の先端24tと、を有する。第1の先端24tは、第1の内面32に沿って(すなわち、水平方向に)伸びる平面である。
第2の内面36は、上方に突出する第2の突出部26を有している。第2の突出部26は、第1の突出部24と対向するとともに、第1の突出部24と上下対称の形状を有する。このため、第2の突出部26は、第1の先端24tに沿って伸びる第2の先端26tを有する。第1の突出部24と第2の突出部26との双方が突出することによって、吹出口30の内面32、36には、突出部22が設けられる。これにより、第1の突出部24のみによって突出部22を形成する構成に比して、第1の突出部24の突出量を低減することができる。これにより、ダクト20の製造効率を向上させることができる。
図3および図4に示されるように、第1の突出部24の第1の先端24tは、第2の突出部26の第2の先端26tと当接している。このため、第1の先端24tと第2の突出部26との間において、空気A2の流れが遮断される。その結果、図2に示されるように、ダクト20内の空気A2は、空気A10と空気A20とに分岐して流れる。このように、突出部22の第1の先端24tと第2の先端26tとが互いに当接することによって、突出部22の下流における空気の吹出し量を低減することができる。
分岐した各空気A10、A20は、放熱器12に設けられる複数のフィン14に沿って吹出される。その結果、吹出された各空気A10、A20は、放熱器12を冷却する。その結果、放熱器12は、充電器11の発熱した熱を放熱する。以下、本明細書では、各空気A10、A20が吹出される方向、(すなわち、本実施例では左右方向)を、「吹出方向」と記載する。本実施例では、吹出方向は、吹出口30に直交する方向である。すなわち、図3は、吹出方向に平行な直線L1と充電器11の表面11tに対して直行する方向とによって定義される平面に沿った空冷ユニット10の断面図である。
制御装置50は、充電器11および温度センサ40と電気的に接続されている。制御装置50は、電気自動車100の走行状況等に応じて、充電器11の動作を制御する装置である。例えば、制御装置50は、温度センサ40から受信する温度に応じて、充電器11の動作を制限する。
図5を参照して、本実施例の空冷ユニット10における温度センサ40によって検知される温度Ts(以下、検知温度Tsと記載する)の経時変化を説明する。図5では、縦軸が温度を示し、横軸が時間を示す。
制御装置50は、閾値温度Th1を自身のメモリに予め記憶している。閾値温度Th1は、充電器11の動作が保証される許容温度の上限値に対して所定の安全率を乗じることによって算出される。閾値温度Th1は、充電器11の充電容量、半導体素子42に含まれる素子数等に基づいて設定される。
図5に示されるように、タイミングT0で充電器11が作動すると、半導体素子42等の発熱により、検知温度Tsが上昇する。さらに充電器11の動作が継続されると、タイミングT1において検知温度Tsが閾値温度Th1を超える。この場合、制御装置50は、タイミングT1で充電器11の動作を停止する。これにより、半導体素子42等の発熱が停止することによって、検知温度Tsが徐々に低下し、タイミングT2から急激に低下する。制御装置50は、タイミングT3において、検知温度Tsが所定の温度を下回った場合に、充電器11を再び作動させる。これにより、検知温度Tsが再び上昇する。このように、制御装置50は、検知温度Tsが閾値温度Th1を超える場合に、充電器11の動作を停止させる。これにより、充電器11の温度が充電器11の許容温度を超えて上昇することが防止される。
ここで、図5の検知温度Tdは、温度センサ40とは異なり、充電器11の突出部22の下流から前後方向にずれた部位に設けられる温度センサ(以下、別の温度センサと記載する)によって検知される温度を示す。検知温度Tdは、温度センサ40の検知温度Tsに比べて低い。例えば、検知温度Tdは、タイミングT1において、閾値温度Th1に達していない。これは、別の温度センサの周辺には、吹出口30から吹出方向に沿って吹出された空気A10、A20が到達するためである。別言すれば、別の温度センサの周辺に吹出される空気A10、A20の流量が多いためである。このように、温度センサによって検知される温度は、吹出口30から空気A10、A20の流量の影響を受ける。すなわち、温度センサによって検知される温度は、空気A10、A20の流量に応じて変化する。
仮に、ダクト20の吹出口30に突出部22が設けられておらず、温度センサ40の検知温度Tsが、空気A10、A20の流量に応じて変化してしまうと、制御装置50は、適切に充電器11の動作を停止することができないおそれがある。タイミングT1において、温度センサの検知温度Tsが、空気A10、A20の影響によって閾値温度Th1よりも小さくなることがある。この場合、制御装置50は、半導体素子42の実際の温度が半導体素子42の許容温度を超えているにもかかわらず、充電器11の動作を継続するため、半導体素子42がダメージを受けるおそれがある。
図2に示されるように、本実施例の空冷ユニット10では、突出部22と温度センサ40とは、吹出口30における空気A10、A20の吹出方向に平行な同一の直線L1上に位置する。すなわち、吹出方向に関して、温度センサ40は、突出部22の下流に位置する。このため、これにより、吹出口30から吹出方向に沿って吹出された空気A10、A20は、温度センサ40の周辺に到達しにくい。すなわち、空気A10、A20の流量にかかわらず、温度センサ40の周辺では、空気A10、A20の流量が安定的に低減される。さらに、放熱器12は、吹出方向に沿って延びる複数のフィン14を有する。複数のフィン14は、吹出口30から吹出方向に沿って吹出された空気A10、A20を、吹出方向に沿って流す。このため、複数のフィン14を有する放熱器12を有さない構成に比して、吹出口30から吹出方向に沿って吹出された空気A10、A20が、温度センサ40周辺にさらに到達しにくい。
このように、本実施例の空冷ユニット10は、突出部22によって、温度センサ40の周辺における空気A10、A20の流量を安定的に低減することによって、温度センサ40が空気A10、A20の影響を受けることを抑制することができる。この結果、制御装置50が、充電器11の動作を適切に制限することができるため、充電器11がダメージを受けることを抑制することができる。
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)充電器11は、「電気機器」の一例であるが、「電気機器」は、充電器11に限定されない。例えば、電気機器は、DC/DCコンバータであってもよい。
(変形例2)温度センサ40は、半導体素子42と一体で形成されてもよい。
(変形例3)吹出口30は、扁平な断面形状を有しなくてもよい。例えば、吹出口30は、円形の断面形状を有してもよいし、楕円形の断面形状を有してもよい。
(変形例4)突出部22は、第1の突出部24のみによって形成されてもよい。その場合、第2の内面36には、第2の突出部26が設けられなくてもよい。
(変形例5)第1の突出部24の第1の先端24tは、第2の突出部26の第2の先端26tと当接しなくてもよく、両者の間には、間隙が設けられていてもよい。
(変形例6)充電器11は、放熱器12を備えなくてもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:客室、3:フロア、4:リアシート、6:アンダーカバー、8:グリル、10:空冷ユニット、11:充電器、11t:表面、12:放熱器、14:フィン、16:アッパーカバー、18:ファン、20:ダクト、22:突出部、24:第1の突出部、24t:第1の先端、26:第2の突出部、26t:第2の先端、30:吹出口、31:シール、32:第1の内面、36:第2の内面、40:温度センサ、42:半導体素子、50:制御装置、100:電気自動車、B1:ボルト、A1、A2、A10、A20:空気、L1:直線、Th1:閾値温度
Claims (5)
- 電気機器と、
前記電気機器の表面に沿って空気を吹き出す吹出口を有するダクトと、
前記電気機器に設けられる温度センサと、
前記温度センサによって検知される温度が閾値温度を超えた場合に、前記電気機器の動作を制限する制御装置と、
を備え、
前記吹出口の内面には、突出部が設けられており、
前記電気機器の前記表面に対して直行する方向から見たときに、前記突出部と前記温度センサとは、前記吹出口における空気の吹出方向に平行な同一の直線上に位置する、
空冷ユニット。 - 前記吹出口は、前記電気機器の前記表面に沿って扁平な断面形状であって、互いに対向する第1の内面と第2の内面とを有し、
前記第1の内面には、前記突出部の少なくとも一部として、第1の突出部が設けられている、請求項1に記載の空冷ユニット。 - 前記第2の内面には、前記突出部の少なくとも一部として、前記第1の突出部に対向する第2の突出部が設けられている、請求項2に記載の空冷ユニット。
- 前記第1の突出部の先端と前記第2の突出部の先端とは、互いに当接している、請求項3に記載の空冷ユニット。
- 前記電気機器の前記表面には、前記吹出方向に沿って伸びる複数のフィンを有する放熱器が設けられている、請求項4に記載の空冷ユニット。
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2023
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