JP2024066560A - 構造材結合用ジョイント - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類の構造材に対応することができる構造材結合用ジョイントを提供すること。【解決手段】ジョイント本体7と、ジョイント本体7に設けられた中子取付体13と、中子取付体13に着脱可能に取り付けられる中子と、を具備し、中子は複数種類用意されていて、任意の中子を選択して中子取付体13に取り付けることにより、その中子を介して任意の構造材を取り付けるようにしたものであり、複数種類の構造材に容易に対応することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、構造材結合用ジョイントに係り、特に、複数種類の構造材に容易に対応することができるように工夫したものに関する。
構造材結合用ジョイントの構成を開示するものとして、例えば、特許文献1がある。ここに開示されている構造材結合用ジョイントは構造材結合用ジョイント本体を備えていて、この構造材結合用ジョイント本体には下側垂直構造材用係合部が設けられているとともに、水平構造材用係合部が取り付けられている。上記下側垂直構造材用係合部に下側垂直構造材が連結されるとともに、上記水平構造材用係合部に水平構造材が連結される。
尚、特許文献1は本件特許出願人によるものである。
その他にも、例えば、特許文献2に示すような連結具がある。
特許第6391377号公報 特開2009-287319号公報
上記構成によると次のような問題があった。
すなわち、構造材には様々な種類がありその端面形状も構造材毎に異なる。これに対して、上記特許文献1に記載されている構造材結合用ジョイントの場合には、下側垂直構造材用係合部は構造材結合用ジョイント本体に一体に設けられているため、そこに結合される構造材の種類は下側垂直構造材用係合部の形状によって限られてしまうという問題があった。
これは水平構造材用係合部を介して結合される構造材についても同じであり、そこに結合される構造材の種類は水平構造材用係合部の形状によって限られてしまうという問題があった。
勿論、水平構造材用係合部は構造材結合用ジョイント本体に着脱可能に設けられているので、別の種類の水平構造材用係合部を用意することも考えられるが、水平構造材用係合部は比較的大きいものであり、部品管理、交換作業が煩雑であるとともにコスト的にも問題があった。
これは特許文献2に記載された連結具の場合も同様である。
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、複数種類の構造材に容易に対応することができる構造材結合用ジョイントを提供することにある。
上記目的を達成するべく本願発明の請求項1による構造材結合用ジョイントは、ジョイント本体と、上記ジョイント本体に設けられた中子取付体と、上記中子取付体に着脱可能に取り付けられる中子と、を具備し、上記中子は複数種類用意されていて、任意の中子を選択して上記中子取付体に取り付けることにより、その中子を介して任意の構造材を取り付けるようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項2による構造材結合用ジョイントは、請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記ジョイント本体は一対のジョイント本体要素から構成されていて、上記ジョイント本体要素を任意に選択することにより上記中子取付体の個数、位置を選択するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項3による構造材結合用ジョイントは、請求項2記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記一対のジョイント本体要素は、略立方体を対角面を境に略二つ割りにして略三角柱にしたような形状をなしていることを特徴とするものである。
又、請求項4による構造材結合用ジョイントは、請求項3記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記一対のジョイント本体要素を組み合わせ、対角線方向からボルトを螺合することにより固定するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項5による構造材結合用ジョイントは、請求項2~請求項4の何れかに記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記一対のジョイント本体要素を合わせた合わせ面を閉塞するようにキャップが取り付けられることを特徴とするものである。
又、請求項6による構造材結合用ジョイントは、請求項5記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記キャップには別の構造材を結合するためのピンが突設されていることを特徴とするものである。
又、請求項7による構造材結合用ジョイントは、請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記中子取付体には係合部が設けられていて、上記中子には上記係合部に係合する係合部が設けられていることを特徴とするものである。
以上述べたように本願発明の請求項1による構造材結合用ジョイントによると、ジョイント本体と、上記ジョイント本体に設けられた中子取付体と、上記中子取付体に着脱可能に取り付けられる中子と、を具備し、上記中子は複数種類用意されていて、任意の中子を選択して上記中子取付体に取り付けることにより、その中子を介して任意の構造材を取り付けるようにしたので、複数種類の構造材に容易に対応することができる。
又、請求項2による構造材結合用ジョイントによると、請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記ジョイント本体は一対のジョイント本体要素から構成されていて、上記ジョイント本体要素を任意に選択することにより上記中子取付体の個数、位置を選択するようにしたので、複数種類の構造材に容易に対応することができる。
又、請求項3による構造材結合用ジョイントによると、請求項2記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記一対のジョイント本体要素は、略立方体を対角面を境に略二つ割りにして略三角柱にしたような形状をなしているので、ジョイント本体の分解・組立も容易である。
又、請求項4による構造材結合用ジョイントによると、請求項3記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記一対のジョイント本体要素を組み合わせ、対角線方向からボルトを螺合することにより固定するようにしたので、組立時の剛性を高めることができる。
又、請求項5による構造材結合用ジョイントによると、請求項2~請求項4の何れかに記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記一対のジョイント本体要素を合わせた合わせ面を閉塞するようにキャップが取り付けられるので、剛性をさらに高めることができる。
又、請求項6による構造材結合用ジョイントによると、請求項5記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記キャップには別の構造材を結合するためのピンが突設されているので、そのピンを使用して別の種類の構造材を結合することができる。
又、請求項7による構造材結合用ジョイントによると、請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記中子取付体には係合部が設けられていて、上記中子には上記係合部に係合する係合部が設けられているので、中子を強固に取り付けることができる。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、2種類/3本の構造材を構造材結合用ジョイントを介して結合している状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、構造材結合用ジョイントの分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、構造材結合用ジョイントの中子の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、構造材結合用ジョイントの中子の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図7(a)は中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの平面図、図7(b)は中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの正面図、図7(c)は中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの側面図、図7(d)は図7(b)のd-d断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、3種類/4本の構造材を構造材結合用ジョイントを介して結合している状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、図8のXII-XII断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの斜視図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの分解斜視図である。 本発明の第4の実施の形態を示す図で、中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの斜視図である。 本発明の第4の実施の形態を示す図で、中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの分解斜視図である。 本発明の第5の実施の形態を示す図で、中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの斜視図である。 本発明の第5の実施の形態を示す図で、中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの分解斜視図である。 本発明の第6の実施の形態を示す図で、中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの斜視図である。 本発明の第6の実施の形態を示す図で、中子を外した状態の構造材結合用ジョイントの分解斜視図である。
以下、図1乃至図7を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。この第1の実施の形態の場合には、構造材結合用ジョイント1を介して、例えば、2種類/3本の構造材3、3、5を結合する場合を例に挙げて説明するものである。上記構造材用ジョイント1は、図2に示すように、ジョイント本体7を備えている。このジョイント本体7は、図3に示すように、2個のジョイント本体要素9、11から構成されている。
上記ジョイント本体要素9は、中空の略立方体を対角面を境にして二つ割りにした略三角柱のような形状をなしていて、端壁9a、9b、側壁9cを備えている。上記端壁9bの外面には中子取付体13が突設されている。上記中子取付体13には係合凹部15、15が設けられている。又、上記ジョイント本体要素9の内部には横壁17が設けられていて、この横壁17の先端には縦壁19が連続して90°屈曲した状態で設けられている。上記縦壁19には雌ねじ部21が設けられている。又、上記中子取付体13には雌ねじ部23が設けられている。
上記ジョイント本体要素11も上記ジョイント本体要素9と略同様の形状をなしていて、端壁11a、側壁11cを備えている。上記側壁11cの外面には中子取付体13、13がそれぞれ突設されている。
尚、これら中子取付体13、13は上記中子取付体13と同じ構成をなしており、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
又、上記ジョイント本体要素11の内部には横壁25が設けられている。又、上記ジョイント本体要素11の上記側壁11cの角部には雌ねじ部27が設けられている。
上記ジョイント本体要素9とジョイント本体要素11を合わせ、別途用意されたボルト29を上記雌ねじ部27、雌ねじ部21に螺合することにより、上記ジョイント本体要素9とジョイント本体要素11を一体化してジョイント本体7とする。
上記ジョイント本体要素9の端壁9aには雌ねじ部31、31が設けられている。又、上記ジョイント本体要素11の端壁11aには雌ねじ部33、33が設けられている。又、キャップ41が設けられていて、このキャップ41には4個の貫通孔43、43、43、43が穿孔されている。別途用意された4本のボルト45、45、45、45を上記貫通孔43、43、43、43を通して、上記雌ねじ部31、31、33、33に螺合することにより、上記キャップ41を上記ジョイント本体7に固定する。上記ジョイント本体要素9とジョイント本体要素11はボルト29によって一体化されているが、上記キャップ41によってさらに強固に固定している。
図4に示すように、上記3個の中子取付体13、13、13の内、2個の中子取付体13、13には中子51、51が取り付けられ、残り1個の中子取付体13には別の種類の中子53が取り付けられている。上記中子51は構造材3用であり、中子53は構造材5用である。上記各中子51、51、53には貫通孔55、55、55が形成されている。ボルト57を上記貫通孔55を通して雌ねじ部23に螺合することにより、中子51、51、53を中子取付体13、13、13に取り付ける。
又、上記中子51内には係合凸部59、59が突設されていて、これら係合凸部59、59が上記中子取付体13の係合凹部15、15に係合される。これによって、中子51は中子取付体13に位置ずれすることなく強固に固定される。上記中子53内にも係合凸部59、59が突設されていて、これら係合凸部59、59が上記中子取付体13の係合凹部15、15に係合する。これによって、中子53は中子取付体13に位置ずれすることなく強固に固定される。又、中子51、53には構造材3、5を固定する際に使用する雌ねじ部60、60、60、60が設けられている。
図7(d)に示すように、上記ジョイント本体要素9の端壁9aと横壁17との間に、上記ジョイント本体要素11の横壁25が挿入された状態となり、上記ジョイント本体要素9の端壁9aと横壁17と上記ジョイント本体要素11の横壁25とが相互に受け合う構成になっている。それによって、ジョイント本体7ひいては構造材結合用ジョイント1としての剛性を高め、例えば、図9(d)中矢印で示す方向の力に対抗する。
又、ボルト29と雌ねじ部27、雌ねじ部21による螺合方向は対角線上であって、上記ジョイント本体要素9からジョイント本体要素11が抜ける方向に沿った方向になっている。つまり、ボルト29の軸方向で抜け荷重を受けることになり、それによって、結合強度を高めるようにしている。又、キャップ41を設けることにより構造材結合用ジョイント1全体の機械的強度を高めるようにしている。
尚、上記構造材3は、図1に示すように、中空であって端面形状が略正方形であり、構造材本体61の内側に中空部63が形成されていて、上記構造材本体61の四隅には凹部65、65、65、65が上記中空部63と連通した状態で形成されている。又、構造体本体61には既に説明した中子51、55に固定する際に使用する貫通孔67、67が穿孔されている。ボルト68、68を上記貫通孔67、67を通して中子51の雌ねじ部60、60に螺合することにより、構造材3を中子51に固定する。
又、構造材5は、図8に示すように、中空であって端面形状が八角形であり、構造材本体71の内側に中空部73が形成されていて、上記構造材本体71の四隅には凹部75が形成されている。又、構造体本体71には既に説明した中子51、55に固定する際に使用する貫通孔77、77が穿孔されている。ボルト78、78を上記貫通孔77、77を通して中子53の雌ねじ部60、60に螺合することにより、構造材5を中子53に固定する。
尚、図8は後述する第2の実施の形態を示す図であるが、構造材5の端面形状を説明するために参照する。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することができる。
まず、2種類/3本の構造材3、3、5に容易に対応して結合することができる。
又、結合する構造材3、5の組合せは2種類/3本の構造材3、3、5に限定されるものではなく、上記3個の中子取付体13、13、13に取り付ける中子51、53を適宜選択することにより、そこに取り付けられる構造材3、5を任意に選択することができる。
その際、ジョイトン本体7の構成を変える必要はない。
又、上記ジョイント本体要素9の端壁9aと横壁17との間に、上記ジョイント本体要素11の横壁25が挿入された状態になっていて、上記ジョイント本体要素9の端壁9aと横壁17と上記ジョイント本体要素11の横壁25とが相互に受け合う構成になっているので、ジョイトン本体7ひいては構造材結合用ジョイント1としての剛性を高めることができる。
又、キャップ41を設けることにより構造材結合用ジョイント1の剛性をさらに高めることができる。
又、ボルト29と雌ねじ部27、雌ねじ部21による螺合方向は対角線上であって、上記ジョイント本体要素9からジョイント本体要素11が抜ける方向であり、ボルト29の軸方向で抜け荷重を受けることになり、それによって、上記抜け荷重に効果的に対抗することができる。
次に、図8乃至図12を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。前記第1の実施の形態の場合には、構造材結合用ジョイント1を介して、例えば、2種類/3本の構造材3、3、5を結合する場合を例に挙げて説明したが、この第2の実施の形態の場合には、例えば、3種類/4本の構造材3、5、5、81を結合する場合を例に挙げて説明するものである。
構造材3、5が結合されている部分の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
上記構造材81は構造材本体83を備えていて、この構造材本体83の中心部には中空部85が形成されている。上記構造材本体83の四隅には中空部87、87、87、87がそれぞれ形成されている。上記構造材本体83の四辺にはT溝89、89、89、89がそれぞれ形成されている。
図12にも示すように、上記4個のT溝89の内、対向する一対のT溝89、89には拡径部89a、89aが形成されている。又、上記拡径部89a、89aを結ぶ線上の上記中空部85は横方向に貫通されていて貫通孔89bが穿孔されている。
図9に示すように、この実施の形態の場合には、前記第1の実施の形態で使用したキャップ41の代わりに別のキャップ91を使用している。このキャップ91には4個の貫通孔93、93、93、93が穿孔されていて、前記第1の実施の形態でも説明したボルト45、45、45、45を上記貫通孔93、93、93、93を通して雌ねじ部31、31、31、31に螺合することにより、上記キャップ91をジョイント本体7に固定する。
上記キャップ91の中心部にはピン95が突設されている。又、図11、図12に示すように、ホルダ97が用意されていて、このホルダ97が上記構造材81の中空部85内に拡径部89aを介して上記貫通孔89b内に挿入・配置される。上記ホルダ97には貫通孔97aが穿孔されている。上記構造材81を上記キャップ91に設置することにより、上記ピン95が上記ホルダ97の貫通孔97a内に挿入される。上記ホルダ97には軸方向に沿って雌ねじ部97bが設けられていて、この雌ねじ部97bにセットスクリュ99を螺合することによりその先端を上記ピン95の側面に押し付け、それによって、上記ピン95が上記ホルダ97に固定され、上記構造材81が上記キャップ91に固定される。
尚、その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同様であり図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
上記構成によると、前記第1の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができるとともに、キャップ91を使用することにより、さらに別の種類の構造材81に対応することができる。
又、結合する構造材3、5の組合せは2種類/3本の構造材3、5、5に限定されるものではなく、上記中子取付体13、13、13に取り付ける中子51、53を適宜選択することにより、そこに取り付けられる構造材3、5を任意に選択することができる。
その際、ジョイント本体7の構成は同じである。
次に、図13、図14を参照して本発明の第3の実施の形態を説明する。前記第1の実施の形態の場合には、構造材結合用ジョイント1を介して、例えば、2種類/3本の構造材3、3、5を結合する場合を例に挙げて説明したが、この第3の実施の形態の場合には、例えば、2種類/2本の構造材3、5を結合する場合を例に挙げて説明するものである。
この場合には、ジョイント本体7のジョイント本体要素9に1個の中子取付体13が突設されていて、ジョイント本体要素11において1個の中子取付体13が突設されている。これら2個の中子取付体13、13に中子51、53を1個ずつ取り付ける。
その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同様であり図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
よって、前記第1、第2の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができる。
又、結合する構造材3、5の組合せは2種類/2本の構造材3、5に限定されるものではなく、上記中子取付体13、13に取り付ける中子51、53を適宜選択することにより、そこに取り付けられる構造材3、5を任意に選択することができる。
その際、ジョイント本体7の構成は同じである。
次に、図15、図16を参照して本発明の第4の実施の形態を説明する。前記第3の実施の形態の場合には、構造材結合用ジョイント1を介して、例えば、2種類/2本の構造材3、5を結合する場合を例に挙げて説明したが、この第4の実施の形態の場合には、例えば、3種類/3本の構造材3、5、81を結合する場合を例に挙げて説明するものである。
構造材81を結合する部分の構成は前記第2の実施の形態の場合と同じであり、その他の構成は前記第3の実施の形態の場合と同様であり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
よって、前記第1乃至第3の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができる。
又、結合する構造材3、5の組合せは2種類/2本の構造材3、5に限定されるものではなく、上記中子取付体13、13に取り付ける中子51、53を適宜選択することにより、そこに取り付けられる構造材3、5を任意に選択することができる。
その際、ジョイント本体7の構成は同じである。
次に、図17、図18を参照して本発明の第5の実施の形態を説明する。前記第1の実施の形態の場合には、構造材結合用ジョイント1を介して、例えば、3種類/3本の構造材3、5、5を結合する場合を例に挙げて説明したが、この第4の実施の形態の場合には、2種類/4本の構造材3、3、5、5を結合する場合を例に挙げて説明するものである。
この場合には、図17に示すように、ジョイント本体7のジョイント本体要素9において2個の中子取付体13、13が突設されているとともに、ジョイント本体要素11にも2個の中子取付体13、13が突設されている。これら4個の中子取付体13、13、13、13に中子51、53を2個ずつ取り付けて、2種類/4本の構造材3、3、5、5を連結するものである。
その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同様であり図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
よって、前記第1乃至第4の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができる。
又、結合する構造材3、5の組合せは2種類/4本の構造材3、3、5、5に限定されるものではなく、上記中子取付体13、13、13、13に取り付ける中子51、53を適宜選択することにより、そこに取り付けられる構造材3、5を任意に選択することができる。
その際、ジョイトン本体7の構成は同じである。
次に、図19、図20を参照して本発明の第6の実施の形態を説明する。前記第5の実施の形態の場合には、構造材結合用ジョイント1を介して、例えば、2種類/4本の構造材3、3、5、5を結合する場合を例に挙げて説明したが、この第6の実施の形態の場合には、3種類/5本の構造材3、3、5、5、81を結合する場合を例に挙げて説明するものである。
この場合にはキャップ41の代わりにキャップ91を使用している。キャップ91を使用した場合の構成は前記第2の実施の形態で説明した通りであり、その他の構成は前記第5の実施の形態の場合と同様であり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
よって、前記第1乃至第5の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができる。
又、結合する構造材3、5の組合せは2種類/4本の構造材3、3、5、5に限定されるものではなく、上記中子取付体13、13、13、13に取り付ける中子51、53を適宜選択することにより、そこに取り付けられる構造材3、5を任意に選択することができる。
その際、ジョイトン本体7の構成は同じである。
尚、本発明は前記第1乃至第6の実施の形態に限定されるものではない。
まず、前記第1乃至第6の実施の形態の場合には、柱状の構造材を例に挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、様々な種類の構造材に適用可能である。
又、前記第1乃至第6の実施の形態の場合には、ジョイトン本体を一対のジョイント本体要素から構成した場合を例に挙げて説明したが、3個以上のジョイント本体要素から構成することも考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例であり、様々な変形が考えられる。
本発明は、構造材結合用ジョイントに係り、特に、複数種類の構造材に容易に対応することができるように工夫したものに関し、例えば、工場内で各種構造物を組み立てる場合に好適である。
1 構造材結合用ジョイント
3 構造材
5 構造材
7 ジョイント本体
9 ジョイント本体要素
11 ジョイント本体要素
13 中子取付体
15 係合凹部(係合部)
27 雌ねじ部
29 ボルト
41 キャップ
51 中子
53 中子
59 係合凸部(係合部)
91 キャップ

Claims (7)

  1. ジョイント本体と、
    上記ジョイント本体に設けられた中子取付体と、
    上記中子取付体に着脱可能に取り付けられる中子と、
    を具備し、
    上記中子は複数種類用意されていて、任意の中子を選択して上記中子取付体に取り付けることにより、その中子を介して任意の構造材を取り付けるようにしたことを特徴とする構造材結合用ジョイント。
  2. 請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、
    上記ジョイント本体は一対のジョイント本体要素から構成されていて、
    上記ジョイント本体要素を任意に選択することにより上記中子取付体の個数、位置を選択するようにしたことを特徴とする構造材結合用ジョイント。
  3. 請求項2記載の構造材結合用ジョイントにおいて、
    上記一対のジョイント本体要素は、略立方体を対角面を境に略二つ割りにして略三角柱にしたような形状をなしていることを特徴とする構造材結合用ジョイント。
  4. 請求項3記載の構造材結合用ジョイントにおいて、
    上記一対のジョイント本体要素を組み合わせ、対角線方向からボルトを螺合することにより固定するようにしたことを特徴とする構造材結合用ジョイント。
  5. 請求項2~請求項4の何れかに記載の構造材結合用ジョイントにおいて、
    上記一対のジョイント本体要素を合わせた合わせ面を閉塞するようにキャップが取り付けられることを特徴とする構造材結合用ジョイント。
  6. 請求項5記載の構造材結合用ジョイントにおいて、
    上記キャップには別の構造材を結合するためのピンが突設されていることを特徴とする構造材結合用ジョイント。
  7. 請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、
    上記中子取付体には係合部が設けられていて、上記中子には上記係合部に係合する係合部が設けられていることを特徴とする構造材結合用ジョイント。
JP2022175966A 2022-11-02 2022-11-02 構造材結合用ジョイント Pending JP2024066560A (ja)

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