JP2024066560A - 構造材結合用ジョイント - Google Patents
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Abstract
Description
尚、特許文献1は本件特許出願人によるものである。
すなわち、構造材には様々な種類がありその端面形状も構造材毎に異なる。これに対して、上記特許文献1に記載されている構造材結合用ジョイントの場合には、下側垂直構造材用係合部は構造材結合用ジョイント本体に一体に設けられているため、そこに結合される構造材の種類は下側垂直構造材用係合部の形状によって限られてしまうという問題があった。
これは水平構造材用係合部を介して結合される構造材についても同じであり、そこに結合される構造材の種類は水平構造材用係合部の形状によって限られてしまうという問題があった。
勿論、水平構造材用係合部は構造材結合用ジョイント本体に着脱可能に設けられているので、別の種類の水平構造材用係合部を用意することも考えられるが、水平構造材用係合部は比較的大きいものであり、部品管理、交換作業が煩雑であるとともにコスト的にも問題があった。
これは特許文献2に記載された連結具の場合も同様である。
又、請求項2による構造材結合用ジョイントは、請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記ジョイント本体は一対のジョイント本体要素から構成されていて、上記ジョイント本体要素を任意に選択することにより上記中子取付体の個数、位置を選択するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項3による構造材結合用ジョイントは、請求項2記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記一対のジョイント本体要素は、略立方体を対角面を境に略二つ割りにして略三角柱にしたような形状をなしていることを特徴とするものである。
又、請求項4による構造材結合用ジョイントは、請求項3記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記一対のジョイント本体要素を組み合わせ、対角線方向からボルトを螺合することにより固定するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項5による構造材結合用ジョイントは、請求項2~請求項4の何れかに記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記一対のジョイント本体要素を合わせた合わせ面を閉塞するようにキャップが取り付けられることを特徴とするものである。
又、請求項6による構造材結合用ジョイントは、請求項5記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記キャップには別の構造材を結合するためのピンが突設されていることを特徴とするものである。
又、請求項7による構造材結合用ジョイントは、請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記中子取付体には係合部が設けられていて、上記中子には上記係合部に係合する係合部が設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項2による構造材結合用ジョイントによると、請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記ジョイント本体は一対のジョイント本体要素から構成されていて、上記ジョイント本体要素を任意に選択することにより上記中子取付体の個数、位置を選択するようにしたので、複数種類の構造材に容易に対応することができる。
又、請求項3による構造材結合用ジョイントによると、請求項2記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記一対のジョイント本体要素は、略立方体を対角面を境に略二つ割りにして略三角柱にしたような形状をなしているので、ジョイント本体の分解・組立も容易である。
又、請求項4による構造材結合用ジョイントによると、請求項3記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記一対のジョイント本体要素を組み合わせ、対角線方向からボルトを螺合することにより固定するようにしたので、組立時の剛性を高めることができる。
又、請求項5による構造材結合用ジョイントによると、請求項2~請求項4の何れかに記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記一対のジョイント本体要素を合わせた合わせ面を閉塞するようにキャップが取り付けられるので、剛性をさらに高めることができる。
又、請求項6による構造材結合用ジョイントによると、請求項5記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記キャップには別の構造材を結合するためのピンが突設されているので、そのピンを使用して別の種類の構造材を結合することができる。
又、請求項7による構造材結合用ジョイントによると、請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、上記中子取付体には係合部が設けられていて、上記中子には上記係合部に係合する係合部が設けられているので、中子を強固に取り付けることができる。
尚、これら中子取付体13、13は上記中子取付体13と同じ構成をなしており、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
又、上記ジョイント本体要素11の内部には横壁25が設けられている。又、上記ジョイント本体要素11の上記側壁11cの角部には雌ねじ部27が設けられている。
又、構造材5は、図8に示すように、中空であって端面形状が八角形であり、構造材本体71の内側に中空部73が形成されていて、上記構造材本体71の四隅には凹部75が形成されている。又、構造体本体71には既に説明した中子51、55に固定する際に使用する貫通孔77、77が穿孔されている。ボルト78、78を上記貫通孔77、77を通して中子53の雌ねじ部60、60に螺合することにより、構造材5を中子53に固定する。
尚、図8は後述する第2の実施の形態を示す図であるが、構造材5の端面形状を説明するために参照する。
まず、2種類/3本の構造材3、3、5に容易に対応して結合することができる。
又、結合する構造材3、5の組合せは2種類/3本の構造材3、3、5に限定されるものではなく、上記3個の中子取付体13、13、13に取り付ける中子51、53を適宜選択することにより、そこに取り付けられる構造材3、5を任意に選択することができる。
その際、ジョイトン本体7の構成を変える必要はない。
又、上記ジョイント本体要素9の端壁9aと横壁17との間に、上記ジョイント本体要素11の横壁25が挿入された状態になっていて、上記ジョイント本体要素9の端壁9aと横壁17と上記ジョイント本体要素11の横壁25とが相互に受け合う構成になっているので、ジョイトン本体7ひいては構造材結合用ジョイント1としての剛性を高めることができる。
又、キャップ41を設けることにより構造材結合用ジョイント1の剛性をさらに高めることができる。
又、ボルト29と雌ねじ部27、雌ねじ部21による螺合方向は対角線上であって、上記ジョイント本体要素9からジョイント本体要素11が抜ける方向であり、ボルト29の軸方向で抜け荷重を受けることになり、それによって、上記抜け荷重に効果的に対抗することができる。
上記構造材81は構造材本体83を備えていて、この構造材本体83の中心部には中空部85が形成されている。上記構造材本体83の四隅には中空部87、87、87、87がそれぞれ形成されている。上記構造材本体83の四辺にはT溝89、89、89、89がそれぞれ形成されている。
図12にも示すように、上記4個のT溝89の内、対向する一対のT溝89、89には拡径部89a、89aが形成されている。又、上記拡径部89a、89aを結ぶ線上の上記中空部85は横方向に貫通されていて貫通孔89bが穿孔されている。
又、結合する構造材3、5の組合せは2種類/3本の構造材3、5、5に限定されるものではなく、上記中子取付体13、13、13に取り付ける中子51、53を適宜選択することにより、そこに取り付けられる構造材3、5を任意に選択することができる。
その際、ジョイント本体7の構成は同じである。
その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同様であり図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
又、結合する構造材3、5の組合せは2種類/2本の構造材3、5に限定されるものではなく、上記中子取付体13、13に取り付ける中子51、53を適宜選択することにより、そこに取り付けられる構造材3、5を任意に選択することができる。
その際、ジョイント本体7の構成は同じである。
又、結合する構造材3、5の組合せは2種類/2本の構造材3、5に限定されるものではなく、上記中子取付体13、13に取り付ける中子51、53を適宜選択することにより、そこに取り付けられる構造材3、5を任意に選択することができる。
その際、ジョイント本体7の構成は同じである。
その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同様であり図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
又、結合する構造材3、5の組合せは2種類/4本の構造材3、3、5、5に限定されるものではなく、上記中子取付体13、13、13、13に取り付ける中子51、53を適宜選択することにより、そこに取り付けられる構造材3、5を任意に選択することができる。
その際、ジョイトン本体7の構成は同じである。
又、結合する構造材3、5の組合せは2種類/4本の構造材3、3、5、5に限定されるものではなく、上記中子取付体13、13、13、13に取り付ける中子51、53を適宜選択することにより、そこに取り付けられる構造材3、5を任意に選択することができる。
その際、ジョイトン本体7の構成は同じである。
まず、前記第1乃至第6の実施の形態の場合には、柱状の構造材を例に挙げて説明したが、それに限定されるものではなく、様々な種類の構造材に適用可能である。
又、前記第1乃至第6の実施の形態の場合には、ジョイトン本体を一対のジョイント本体要素から構成した場合を例に挙げて説明したが、3個以上のジョイント本体要素から構成することも考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例であり、様々な変形が考えられる。
3 構造材
5 構造材
7 ジョイント本体
9 ジョイント本体要素
11 ジョイント本体要素
13 中子取付体
15 係合凹部(係合部)
27 雌ねじ部
29 ボルト
41 キャップ
51 中子
53 中子
59 係合凸部(係合部)
91 キャップ
Claims (7)
- ジョイント本体と、
上記ジョイント本体に設けられた中子取付体と、
上記中子取付体に着脱可能に取り付けられる中子と、
を具備し、
上記中子は複数種類用意されていて、任意の中子を選択して上記中子取付体に取り付けることにより、その中子を介して任意の構造材を取り付けるようにしたことを特徴とする構造材結合用ジョイント。 - 請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、
上記ジョイント本体は一対のジョイント本体要素から構成されていて、
上記ジョイント本体要素を任意に選択することにより上記中子取付体の個数、位置を選択するようにしたことを特徴とする構造材結合用ジョイント。 - 請求項2記載の構造材結合用ジョイントにおいて、
上記一対のジョイント本体要素は、略立方体を対角面を境に略二つ割りにして略三角柱にしたような形状をなしていることを特徴とする構造材結合用ジョイント。 - 請求項3記載の構造材結合用ジョイントにおいて、
上記一対のジョイント本体要素を組み合わせ、対角線方向からボルトを螺合することにより固定するようにしたことを特徴とする構造材結合用ジョイント。 - 請求項2~請求項4の何れかに記載の構造材結合用ジョイントにおいて、
上記一対のジョイント本体要素を合わせた合わせ面を閉塞するようにキャップが取り付けられることを特徴とする構造材結合用ジョイント。 - 請求項5記載の構造材結合用ジョイントにおいて、
上記キャップには別の構造材を結合するためのピンが突設されていることを特徴とする構造材結合用ジョイント。 - 請求項1記載の構造材結合用ジョイントにおいて、
上記中子取付体には係合部が設けられていて、上記中子には上記係合部に係合する係合部が設けられていることを特徴とする構造材結合用ジョイント。
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