JP2024065878A - エアタンクの固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベルト調整を容易に行うことができるとともに、ワンタッチで締結を解除することのできるエアタンクの固定具の提供。【解決手段】エアタンクの固定具1は、第1及び第2端部21,22を有するベルト20と、ベルトの第1端部21に取り付けられた連結リング40と、ベルトの第2端部22が取り付けられたバックル30とを備える。バックル30は、連結リング40の係止部41が係脱可能に係止される係止溝70を有し、係止溝70は、背面側へ向かって次第に幅広となる開放口71を有し、バックル30の正面には、ベルト20と連結リング40との連結を解除する際に、エアタンク3の外周面に当接される屈曲部62が位置する。【選択図】図7

Description

本発明は、ダイバー等が使用する空気入りのエアタンク(ボンベ)をハーネスに固定するための固定具に関する。
従来、エアタンクをハーネスに固定するための固定具は、公知である。例えば、特許文献1には、ハーネスにエアタンクを取り外し可能に固定するためのベルトと、ベルトの締め付け手段となるバックルとを備えた固定具が開示されている。
特開2006-51890号
特許文献1に開示の固定具によれば、バックルのベルト挿通部にベルトの一部を通して、ベルトを締め付けて十分に緊張状態となった時点で仮締めが完了するので、ベルトの長さ調整を容易に行うことができる。
かかる固定具においては、バックルによる締結を解除するためには、操作者がエアタンクからバックルを離間させるように持ち上げる必要がある。エアタンクだけではなく、ダイビング後において水を多く含んだ状態の浮力調整ジャケットを引き上げるようにして持ち上げることになるので、手間である。
また、従来公知のエアタンクの固定具として、ベルトの一端に取り付けられた金属製のリングと、他端に取り付けられた、リングが係止される金属製の係止部材とから構成されたものがあるが、かかる固定具の場合には、ベルトの長さ調整が行われた状態で固定具の締結が行われて仮締めができないので、ベルトの締め付け度合いを把握し難いといえる。また、金属製の固定具の締結を解除するためには、操作者が両手で作業する必要がある。
そこで、本発明の課題は、ベルト調整を容易に行うことができるとともに、ワンタッチで締結を解除することのできるエアタンクの固定具の提供に関する。
エアタンクの固定具に関する。
本願のエアタンクの固定具は、前記固定具は、第1及び第2端部を有するベルトと、前記ベルトの前記第1端部に取り付けられた連結リングと、前記ベルトの前記第2端部が取り付けられたバックルとを備え、前記バックルは、正面及び背面と、先端縁と、基端縁と、基端部と、前記基端部に位置する、前記連結リングの係止部が係脱可能に係止される係止溝とを有し、係止溝は、前記背面側へ向かって次第に幅広となる開放口を有し、前記バックルの前記正面には、前記ベルトと前記連結リングとの連結を解除する際に、前記エアタンクの外周面に当接される屈曲部が位置することを特徴する。
本発明に係るエアタンクの固定具は、以下の好ましい実施態様を含む。
(1)前記係止溝の内周面は、前記バックルの先端側に位置する傾斜壁面と、前記傾斜壁面から正面側へ延びる第1壁面とを有し、前記第1壁面と前記連結リングの前記係止部の中心点から延びる引張力の仮想線とがなす角度αは90度以下である。
(2)前記係止溝の内周面は、基端側に位置する第2壁面と、前記第1壁面と前記第2壁面とをつなぐ底壁をさらに有し、前記傾斜壁面と前記第1壁面との間には、角部が位置し、前記底壁面と前記角部との離間寸法が前記係止部の半径よりも大きい。
(3)前記屈曲部は、前記バックルの縦寸法の中央部分近傍に位置する。
本発明に係るエアタンクの固定具によれば、バックルがエアタンクに対して起立した態様においてベルトの長さ調整を容易に行うことができ、また、操作者が先端部を摘持して起立した状態からさらにバックルを旋回させることで、連結リングと前記バックルとの連結をワンタッチで解除することができる。
図面は、本発明の特定の実施の形態を示し、発明の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
第1実施形態に係る固定具の一例として示す、固定具の使用状態を示す図。 使用状態における固定具の拡大図。 (a)ベルトの平面図。(b)連結リングの斜視図。 (a)バックルの平面図。(b)バックルの背面図。 (a)バックルの側面図。(b)バックルを先端縁側から視た斜視図。 図5に示すVI線で囲んだ係止溝の拡大図。 締結前における固定具の様子を示す図。 ベルトの長さ調整のためにバックルを起立させた状態における固定具の図。 締結状態における固定具の様子を示す図。 連結を解除する際の固定具の様子を示す図。 第2実施形態における、係止溝の拡大図。 締結前における固定具の様子を示す図。 ベルトの長さ調整のためにバックルを起立させた状態における固定具の図。 締結状態における固定具の様子を示す図。 連結を解除する際の固定具の様子を示す図。 他の実施例における固定具の斜視図。
図1及び図2を参照すると、本発明に係る固定具10は、ダイバーが着用する浮力調整用ジャケット1と一体をなすハーネス2に円筒状のエアタンク(空気ボンベ,シリンダー)3を固定するために使用される。ジャケット1は、エアタンク3からの空気を供給するホースやエアタンク3に取り付けられる減圧弁等を有する。エアタンク3は、固定具10を介してジャケット2等に着脱可能に固定されている。
固定具10は、ベルト20と、ベルト20の第1端部21のループ状の取付部分21aに取り付けられた連結リング40と、バックル30とを備える。エアタンク3に掛け回されたベルト20を緊張状態とすることでエアタンク3をハーネス2に安定的に固定することができる。
かかる使用状態において、ベルト20は、ジャケット1とハーネス2とに形成されたベルト挿通孔4,5に挿通された状態でエアタンク3に掛け回されていて、バックル30は倒伏した状態にあり、操作者(ダイバー等)がバックル30を把持して矢印Q1の方向へ旋回させることによって、ベルト20の緊張状態から弛緩状態となり、さらに矢印Q1へ旋回してバックル30を反転させることで固定具10の締結が解除される。なお、固定具10は、浮力調整用ジャケット1に装着されるエアタンク3のほかに、他の用途に使用されるエアタンクを固定する器具としても利用することができる。
図3(a)を参照すると、ベルト20は、その長さ方向において対向する第1及び第2端部21,22と、両端部21,22間に位置する中間部23とを有する。ベルト20は、エアタンク3に掛け回された状態において互いに重なり合う部分を止着するための止着手段24を有する。止着手段24は、第2端部22側に位置するメカニカルファスナのフック要素からなるフック部25と、中間部23の外面側に位置するメカニカルファスナのループ要素からなるターゲット部26とを有する。
図3(b)を参照すると、連結リング40は、係止部41を有する丸棒状のCリングであって、係止部41の断面形状は、半径R1の円形を有する。バックル30と連結リング40とは、金属、ゴム、硬質又は軟質のプラスチック等の各種公知の材料から形成することが可能であって、連結リング40はベルト20を介して安定的にエアタンク3を締め付けるために金属製であることが好ましく、一方、バックル30は固定具10全体の軽量化のためにプラスチック製であることが好ましい。
図4(a),(b)を参照すると、バックル30は、幅方向Xと、長さ方向Y及び厚さ方向Zと、使用状態において外面に位置する正面30aとその反対側に位置してエアタンク3と対向する背面30bと、長さ方向Yにおいて互いに対向する先端縁31a及び基端縁32aと、両端縁31a,32a間において長さ方向Yへ延びる両側縁と、比較的に肉薄の先端部31と、比較的に肉厚の一対の基端部32とを有する。
バックル30は、先端縁31aと基端縁32aとの間において長さ方向へ延びる一対の両側壁50と、両側壁50の間において幅方向Xへ延びる先端部31と、先端部31の基端縁32a側において幅方向Xへ延びる平板壁34と、平板壁34と離間して幅方向Xへ延びる第1及び第2掛回部35,36とをさらに有する。先端部31と平板壁34との間には第1挿通孔37が位置し、平板壁34と第1掛回部35の間には第2挿通孔38、第1掛回部35と第2掛回部36との間には第3挿通孔39が位置している。
図2及び図5(a)を参照すると、ベルト20は、第2端部22をバックル30の正面側から第2挿通孔38に挿入し、第1掛回部35に掛け回した状態で背面側から第3挿通孔39に挿通してバックル30から引っ張り出すことで、バックル30に取り付けられる。固定具10の締結状態において、ベルト20は緊張されていて、ベルト20の第1掛回部35に巻き付けられた部分28には、エアタンク3の周方向Lに沿う矢印F1(図7参照)の方向へそれを引っ張ろうとする力が常時作用される。
図5(a),(b)を参照すると、両側壁50は、先端部31及び平板壁34よりもさらに厚さ方向Zにおいて突出しており、正面30a側において、平板壁34の基端縁32a側から基端縁32aにかけてさらに外方へ突出した外側リブ60を有する。外側リブ60は、僅かに凹曲した形状を有し、平板壁34の基端縁32a側に位置する幅広部分61と、第1屈曲部(屈曲部)62と第2屈曲部63とを有する。また、外側リブ60は、基端縁32aからさらに背面30bへ僅かに延びている。
幅広部分61は、背面30b側へ傾斜した略矢羽根状であって、外側リブ60の他の部分に比べて幅広になっている。また、両側壁50の第1掛回部35と交差する部分には、一対の突起状のストッパー53が位置している。
両側壁50の厚さ寸法は、基端縁32a側の部分が先端縁31a側の部分よりも大きくなっていて、両側壁50の両側面の背面30b側の部分は、幅方向Xの内方へ向かって傾斜した形状を有する。バックル30の両側壁50がかかる傾斜部分55を有することによって、操作者が固定具10の締結や解除を行う際に、傾斜部分55に指を差し入れてしっかりとバックル30全体を把持することができる。なお、説明の便宜上、図5(b)において、傾斜部分55には斜線ラインを付している。
図6を参照すると、一対の基端部32の両側には、連結リング40の係止部41が係脱可能に係止される係止溝70が形成されている。係止溝70は、厚さ方向Zにおいて背面30b側から正面30a側へ延びる有底溝であって、開放口71と、複数の直線と複数の曲線とが組み合わされた形状を有する内周面73とを有する。
係止溝70の内周面73は、先端側に位置する傾斜壁面74と、傾斜壁面74から正面30a側へ延びる第1壁面75と、基端縁32a側に位置する第2壁面76と、第1壁面75と第2壁面76とをつなぐ底壁77とを有する。傾斜壁面74と第1壁面75との間には、角部78が位置している。
図7を参照すると、固定具10を介してエアタンク3を固定する際には、まず、操作者が一方の手で連結リング40を把持するとともに、他方の手でバックル30を把持して連結リング40とバックル30とを互いに連結できるように引き寄せる。このとき、バックル30は正面30aがエアタンク3と対向した状態であって、正面30a側に位置する第1屈曲部62がエアタンク3に当接されている。かかる状態において連結リング40の係止部41を両側壁50の係止溝70に開放口71から進入させる。
係止溝70の先端縁31a側は、傾斜壁面74が位置することから、それをガイドとして連結リング40の係止部41を係止溝70内へスムーズに進入させることができる。また、かかる状態において、バックル30のストッパー53が連結リング40に当接されていることから、連結操作中に連結リング40が位置ずれするのを抑制することができる。
図7の拡大図に示すとおり、連結リング40は、傾斜壁面74を通過した後に係止溝70の内周面73に当接された状態となっていて、連結リング40にはエアタンク3の周方向に沿う矢印F2へ引っ張ろうとする力が常時作用される。
図8を参照すると、図7に示した態様から操作者が先端部31を摘持して矢印Q2の方向へバックル30を旋回させることによって、バックル30の正面30a側に位置する外側リブ60がエアタンク3に当接する。かかる状態において、連結リング40は内周面73の角部78に当接されている。バックル30の外側リブ60は正面側へ凹曲した湾曲状であることから、円筒状のエアタンク3の外周面に沿うように当接されて当接状態を安定して維持することができる。
また、操作者は、一方の手で起立したバックル30を支持し、他方の手でベルト20の第2端部22を摘持してバックル30へ向かって押すことで、ベルト20の第1掛回部35に巻き付けられた部分28の緊張が解除されて弛緩した状態となる。
操作者が、ベルト20が弛緩させた状態でその長さをエアタンク3の外周寸法に合わせて調整しながら、第2端部22をバックル30から離間する方向へ引っ張って、第2端部22をこれ以上強く引っ張れないという程度までベルト20を十分に緊張させることで、ベルト20のバックル30の第1掛回部35に巻き付けられた部分28には、矢印F1の方向へ引っ張る力が作用する。一方、連結リング40にはそれと相反する矢印F2の方向へ引っ張る力が作用されることから、ベルト20はバックル30を介して緊張されてエアタンク3を仮締めした状態となる。
このように、連結リング40とバックル30との連結後にベルト20の長さ調整を行うことができるので、エアタンク3の種類を変えてその外径が変化した場合であっても、ベルト20を適正な長さに簡易に調整することができる。また、操作者がベルト20を引っ張って十分に緊張させた状態がベルト20の最適な長さとなるので、調整自体が簡易であるといえる。
図9を参照すると、図8に示した態様から操作者が先端部31を摘持して矢印Q2の方向へバックル30をさらに旋回させることによって基端部32がエアタンク3の外面に当接されて、バックル30はエアタンク3に対して起立した状態になる。バックル30の基端縁32aは凹曲状であることから、円筒状のエアタンク3の外周面に沿うように当接されて起立状態を維持し易くなっている。
このように、バックル30を起立した状態とすることで、図8の態様において長さ調整されたベルト20が、仮締めされた状態でロックされる。図示していないが、第2端部22をバックル30の背面30b側から第1挿通孔37に挿通することによって、バックル30をより強くエアタンク3に押し当ててさらに強固にロックすることができる。
図9を参照すると、図8に示した起立した状態から操作者が先端部31を摘持して矢印Q2へバックル30をさらに旋回させることによって、バックル30は倒伏されて背面30bがエアタンク3と対向した状態となり、ベルト20が緊張された状態で完全にロックされる。また、第1挿通孔37に挿通されたベルト20の第2端部22に位置するフック部25を中間部23に位置するターゲット部26に止着することで、ダイビング中に第2端部22がバタつくのを防ぐことができる。
図10を参照すると、固定具10の締結を解除する際には、操作者が一方の手で先端部31を摘持して矢印Q1の方向へ旋回し、図に示すように、バックル30の正面30a側に位置する外側リブ60がエアタンク3に当接するまで反転させる。そこから、さらに力を加えることによって、外側リブ60の第1屈曲部62を支点としてバックル30がさらに旋回される。このとき、バックル30が大きく傾くことで、矢印F2の方向へ付勢された連結リング40の係止部41は、角部78を超えて開放口71へ向かって移動する。
係止部41は、傾斜壁面74に沿って開放口71へ向かって移動し、開放口71を介して係止溝70から離脱することで、バックル30による連結が解除される。このように、角部78を支点としてバックル30を先端側へ傾けることで、連結が解除されることから、操作者は片手のみでワンタッチで解除操作を行うことができる。
このように、ワンタッチで連結の解除操作を行うためには、i)バックル30に連結リング40の係止部41が係止される係止溝70が設けられていること、ii)係止溝70は背面30b側に向かって次第に幅が大きくなっており、開放口71が形成されること、iii)バックル30の正面30a側に屈曲部62が位置すること、の要件が必要になるといえる。
また、係止溝70の内周面73において、傾斜壁面74が直線状ではなく、角部78から背面側に向かうにつれて次第に先端縁31a側へ延びる傾斜状であることから、係止部41が係止溝70に進入しやすいように、開放口71を大きく形成することができるとともに、連結を解除する際に、係止部41が開放口71の先端側から離脱するためのガイドとしての機能を発揮しうる。
図6を参照すると、第1壁面75と連結リング40の係止部41の中心点Oから延びる引張力の仮想線F2とがなす角度αは90度以下であることが好ましい。かかる角度αが90度以上の場合には、連結操作中又は/及び連結解除操作中において不意に係止部41による係止が外れて、係止部41が開放口71から離脱してしまうおそれがある。
バックル30が起立した、ベルトの仮締め状態において、連結リング40の係止部41が係止溝70の内周面73の第1壁面75と底壁77とに当接していることが好ましい。かかる場合には、係止部41の先端側への移動が規定されるので、仮締めしている状態において、連結リング40による係止が解除されるのを防ぐことができる。
また、連結リング40の係止部41の断面形状の半径R1よりも、第1壁面75の高さ寸法H1、すなわち、底壁77から角部78までの厚さ寸法Zにおける離間寸法の方が大きくなっている。
例えば、高さ寸法H1が係止部41の半径R1よりも小さい場合には、仮締め状態において、矢印F2へ引っ張ろうとする力が作用したときに、係止部41が角部78を越えて先端縁31a側へ移動するおそれがある。本願発明においては、高さ寸法H1が半径R1よりも大きいことによって、仮締め状態において、矢印F2へ引っ張る力が作用しても、係止部41が角部78を越えて先端縁31a側へ移動することはないといえる。
また、既述のとおり、バックル30の連結を解除する際に、第1屈曲部62はバックル30を旋回するときの支点となることから、第1屈曲部62は、バックル30の縦方向Yの寸法の中央部分近傍に位置していることが好ましい。第1屈曲部62が当該中央部分近傍に位置することで、バックル30の背面30bがエアタンクと対向した状態においてバランスが保たれて、不意にバックル30が先端側に傾くのを抑制することができる。
このように、操作者が両手を使うことなく、片手によるワンタッチで連結リング40とバックル30との連結を解除することができるので、両手を使って連結の解除操作を行う場合に比べて操作性に優れる。また、外側リブ60の第1屈曲部62を支点とした梃子の原理を利用することで、特に大きな力を要することがないことから、ダイビング後に水を多く含んで重量が増加した浮力調整ジャケットの固定具10について、女性であっても、ワンタッチで連結の解除操作を行うことができる。
本発明に係る固定具10では、バックル30をベルト20から完全に分離することができるので、バックル30のみを清掃、交換することができる。
再び、図5(a)を参照すると、外側リブ60において、第1屈曲部62は第2屈曲部63に比べて急カーブした円弧状を有する。外側リブ60がかかる形状を有することによって、固定具10の締結を解除するときには第1屈曲部62によって瞬間的にバックル30を大きく傾けて連結リング40を係止溝70から退出させることができる一方、バックル30を起立した状態から倒伏させるときには、比較的に緩やかなカーブ状の第2屈曲部63によって、ゆっくりと旋回させて連結リング40の連結が解除されるのを抑制することができる。
<第2実施形態>
図11~図15は、第2実施形態におけるエアタンク固定具10の図6~図10と同様の図である。第1実施形態に係るエアタンク固定具10との相違点を中心に以下に説明する。
図11を参照すると、本実施形態に係る係止溝170の内周面173は、先端縁31a側から基端縁32a側へ連接して位置する、傾斜壁面174と、第1壁面175と、第1曲状壁面176と、第2曲状壁面177と、第3曲状壁面178及び第2壁面179とを有する。
第1~第3曲状壁面176,177,178は、互いに異なる曲率を有する円弧状であって、具体的には、それぞれ、中心点O2,O3,O4、半径R2,R3,R4を有する仮想円C1~C3上の円弧部分である。
仮想円C1~C3の半径R2~R4の大きさの相関関係は、第2曲状壁面177の仮想円C2の半径R3>第3曲状壁面178の仮想円C3の半径R4>第1曲状壁面176の仮想円C1の半径R2である。
図12を参照すると、締結前の固定具10の状態において、連結リング40は、傾斜壁面174を通過した後に係止溝170の内周面173に当接された状態となっていて、連結リング40にはエアタンク3の周方向に沿う矢印F2へ引っ張ろうとする力が常時作用される。また、連結リング40の係止部41の内周面173との接点P1と中心点O1との距離、すなわち係止部41の断面形状の半径R1よりも、先端縁31a側の接点P2の高さ寸法H2、すなわち、と接点P2との離間距離の方が小さくなっている。
例えば、高さ寸法H2が係止部41の半径R1よりも大きい場合には、係止部41の重心である中心点O1よりも接点P2が背面30b側に位置することになるので、矢印F2へ引っ張ろうとする力が作用したときに係止部41が先端縁31a側へ移動するおそれがある。本願発明においては、半径R1が高さ寸法H2より大きいことによって、接点P2が重心である中心点O1よりも正面30a側に位置し、矢印F2へ引っ張る力が作用しても、係止部41が先端縁31a側へ移動することはないといえる。
また、係止部41が当接する内周面173の部分が、互いに形状の相違する第1壁面175と第1曲状壁面176との組み合わせから形成されていることによって、係止部41は、面ではなく点で内周面173と当接される。これにより、連結リング40とバックル30との係合時における連結リング40の先端縁31a側への移動が阻止できるとともに、バックル30を起立させたときに連結リング40を第1曲状壁面176から第2曲状壁面177へとスムーズに移動させることができる。
図13を参照すると、バックル30を起立させた状態において、連結リング40の係止部41は第1曲状壁面176と連続するそれよりも緩やかにカーブする第2曲状壁面177と接している。第2曲状壁面177が直線状の場合には、バックル30を起立するために旋回したときに、第1曲状壁面176からの形状の変化によって連結リング40が係止溝170の内周面173に当接しながら移動することができず、瞬間的に内周面173から離れて落下するようにして第2曲状壁面177に当たって大きな衝撃音が生じるおそれがある。
本実施形態においては、第2曲状壁面177が曲状であって、バックル30を起立させたときに連結リング40が第1曲状壁面176から第2曲状壁面177へ内周面173に沿って移動することから、衝撃音が生じることはない。また、第2曲状壁面177が第1曲状壁面176よりも緩やかにカーブしていることから、バックル30を素早く旋回したとしても、連結リング40が内周面173から離れてしまうことはない。
図14を参照すると、ベルト20がロックされた状態において、連結リング40の係止部41は、内周面173の第3曲状壁面178に複数の接点において当接されている。第3曲状壁面178を形成する仮想円C3の半径R4よりも係止部41の断面の半径R1が大きい場合には、係止部41が第3曲状壁面178内に移動することができずに複数の接点において当接することはできない。
本実施形態においては、第3曲状壁面178の仮想の仮想円C3の半径R4が係止部41の断面の半径R1とほぼ同等又はよりも僅かに大きいことによって、係止部41が複数の接点において第3曲状壁面178と接してベルト20のロック状態を安定して維持することができる。
また、第2曲状壁面177の仮想の仮想円C2の半径R3よりも第3曲状壁面178の仮想の仮想円C3の半径R4が小さいことによって、第3曲状壁面178は第2曲状壁面177よりも急カーブになっていて、第3曲状壁面178と係止部41との接触面積が第2曲状壁面177との接触面積よりも大きくなるように設計されている。ただし、固定具10の求められる締結力のレベル等に応じて、第3曲状壁面178と係止部41との接触点は少なくとも1つであってもよい。
図15を参照すると、固定具10の締結を解除する際には、バックル30が大きく傾くことで、矢印F2の方向へ付勢された連結リング40の係止部41は、係止溝170の内周面に沿って開放口171へ向かって移動する。具体的には、第1曲状壁面176から第1壁面175へと移動し、さらに傾斜壁面174に沿って開放口171へ向かって移動して、開放口171を通過して係止溝170から退出する。それによって、連結リング40とバックル30との連結が外れて、固定具10の締結が解除される。
図16は、第1又は第2実施形態における、他の実施例の一例における固定具10の斜視図であって、本実施例においては、連結リング40は、Cリングではなく、連続した円形状のいわゆるOリングから形成されている。かかる場合には、係止溝70の底壁77,172を設けることなく、連結リング40の一部がバックル30の幅方向Xへ横断する態様となるが、技術的効果に相違はない。
本明細書において、固定具10を構成する各構成材料には、特に記述がなされている場合を除き、この種の分野において通常用いられている、各種の公知の材料を制限なく用いることができる。また、本明細書において使用されている「第1」、「第2」等の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いてある。
1 浮力調整用ジャケット
2 ハーネス
3 エアタンク
10 固定具
20 ベルト
21 第1端部
22 第2端部
30 バックル
31a 先端縁
32 基端部
32a 基端縁
40 連結リング
41 係止部
62 第1屈曲部
70 係止溝
73 内周面
74 傾斜壁面
75 第1壁面
76 第2壁面
77 底壁
78 角部
H1 角部と底壁との離間寸法
R1 係止部の半径
X 横方向(幅方向)
Y 縦方向(長さ方向)
α 前記第1壁面と前記連結リングの前記係止部の中心点から延びる引張力の仮想線とがなす角度
本願のエアタンクの固定具は、前記固定具は、第1及び第2端部を有するベルトと、前記ベルトの前記第1端部に取り付けられた連結リングと、前記ベルトの前記第2端部が取り付けられたバックルとを備え、前記連結リングは、断面形状が円形の係止部を有し、前記バックルは、正面及び背面と、先端縁と、基端縁と、基端部と、前記基端部に位置する、前記連結リングの前記係止部が係脱可能に係止される係止溝とを有し、前記係止溝は、前記背面側へ向かって次第に幅広となる開放口と、断面視において、前記バックルの先端側に位置する傾斜壁面と、前記傾斜壁面から正面側へ延びる第1壁面とを有する内周面とを有し、前記バックルの前記正面には、前記正面と前記エアタンクとが互いに対向するように前記バックルを反転させて前記バックルと前記連結リングとの連結を解除する際に、前記エアタンクの外周面に当接される屈曲部が位置し、前記バックルと前記連結リングとが連結された状態において、前記係止部は、前記第1壁面と当接していて、前記旋回操作によって前記傾斜斜面に沿って前記開放口へ向かって移動することを特徴する。
本発明に係るエアタンクの固定具は、以下の好ましい実施態様を含む。
)前記係止溝の内周面は、基端側に位置する第2壁面と、前記第1壁面と前記第2壁面とをつなぐ底壁をさらに有し、前記傾斜壁面と前記第1壁面との間には、角部が位置し、前記底壁面と前記角部との離間寸法が前記係止部の半径よりも大きい。
)前記屈曲部は、前記バックルの縦寸法の中央部分近傍に位置する。

Claims (4)

  1. エアタンクの固定具であって、
    前記固定具は、第1及び第2端部を有するベルトと、前記ベルトの前記第1端部に取り付けられた連結リングと、前記ベルトの前記第2端部が取り付けられたバックルとを備え、
    前記バックルは、正面及び背面と、先端縁と、基端縁と、基端部と、前記基端部に位置する、前記連結リングの係止部が係脱可能に係止される係止溝とを有し、
    係止溝は、前記背面側へ向かって次第に幅広となる開放口を有し、
    前記バックルの前記正面には、前記ベルトと前記連結リングとの連結を解除する際に、前記エアタンクの外周面に当接される屈曲部が位置する固定具。
  2. 前記係止溝の内周面は、前記バックルの先端側に位置する傾斜壁面と、前記傾斜壁面から正面側へ延びる第1壁面とを有し、前記第1壁面と前記連結リングの前記係止部の中心点から延びる引張力の仮想線とがなす角度αは90度以下である請求項1に記載の固定具。
  3. 前記係止溝の内周面は、基端側に位置する第2壁面と、前記第1壁面と前記第2壁面とをつなぐ底壁をさらに有し、前記傾斜壁面と前記第1壁面との間には、角部が位置し、前記底壁面と前記角部との離間寸法が前記係止部の半径よりも大きい請求項1又は2に記載の固定具。
  4. 前記屈曲部は、前記バックルの縦寸法の中央部分近傍に位置する請求項1~3のいずれかに記載の固定具。
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