JP2024065791A - タイヤ - Google Patents

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徳仁 中島
Norihito Nakajima
頌太朗 阿部
Kotaro Abe
隆平 早苗
Ryuhei Sanae
翔 中島
Sho Nakajima
憲一郎 松岡
Kenichiro Matsuoka
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Abstract

Figure 2024065791000001
【課題】優れたウェット性能を持続させながら、旋回性能を高め得るタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部2有するタイヤである。トレッド部2は、タイヤ赤道Cと、第1トレッド端T1と、少なくとも1本の周方向溝3とを含む。周方向溝3は、タイヤ赤道C側に位置する内側溝壁6と、タイヤ軸方向外側に位置する外側溝壁7とを含む。内側溝壁6は、面取り状傾斜面10と、面取り状傾斜面10からタイヤ半径方向内側に向かってタイヤ赤道C側に延びる本体面11とを含む。周方向溝3の長さ方向と直交する横断面において、本体面11は、外側溝壁7側に凸の円弧状である。
【選択図】図3

Description

本開示は、タイヤに関する。
下記特許文献1には、トレッド部に主溝が設けられたタイヤが提案されている。前記主溝は、略一定の溝幅で主溝の深さ方向に延びる第1部分と、第1部分から溝底側に向かって溝幅が拡大した第2部分とを含む。特許文献1のタイヤは、上述の主溝により、優れたウェット性能を持続して発揮できる。
特開2019-182246号公報
近年、車両の運動性能は益々向上している。このため、優れたウェット性能を持続させながら、旋回性能のさらなる向上が求められている。
本開示は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、優れたウェット性能を持続させながら、旋回性能を高め得るタイヤを提供することを主たる課題としている。
本開示は、 トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ赤道と、第1トレッド端と、タイヤ赤道と前記第1トレッド端との間でタイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の周方向溝とを含み、前記周方向溝は、タイヤ赤道側に位置する内側溝壁と、タイヤ軸方向外側に位置する外側溝壁とを含み、前記内側溝壁は、トレッド接地面からタイヤ軸方向外側かつタイヤ半径方向内側に延びる面取り状傾斜面と、前記面取り状傾斜面からタイヤ半径方向内側に向かってタイヤ赤道側に延びる本体面とを含み、前記周方向溝の長さ方向と直交する横断面において、前記本体面は、前記外側溝壁側に凸の円弧状である、タイヤである。
本開示のタイヤは、上記の構成を採用したことによって、優れたウェット性能を持続させながら、旋回性能を高めることができる。
本実施形態のタイヤのトレッド部の横断面図である。 図1の周方向溝の拡大斜視図である。 図1の周方向溝の拡大断面図である。 従来の周方向溝が接地したときの状態を示す拡大断面図である。 図1の周方向溝の拡大断面図である。 他の実施形態の周方向溝の拡大断面図である。 他の実施形態の周方向溝の拡大断面図である。
以下、本開示の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1は、本実施形態のタイヤ(以下、単に「タイヤ」という場合がある。)1のトレッド部2の横断面図が示されている。なお、図1は、タイヤ1の正規状態におけるトレッド部2の子午線断面図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして好適に用いられる。但し、このような態様に限定されるものではなく、本開示のタイヤ1は、例えば、重荷重用タイヤとして用いられても良い。
「正規状態」とは、各種の規格が定められた空気入りタイヤの場合、タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。各種の規格が定められていないタイヤや、非空気式タイヤの場合、前記正規状態は、タイヤの使用目的に応じた標準的な使用状態であって無負荷の状態を意味する。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、正規状態で測定された値である。また、本明細書において、特に断りの無い限り、前記寸法の測定方法には、公知の方法を適宜適用することができる。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
本実施形態のタイヤ1のトレッド部2は、第1トレッド端T1及び第2トレッド端T2を含む。本明細書の各図では、タイヤ赤道Cの右側のトレッド端が、第1トレッド端T1とされ、タイヤ赤道Cの左側のトレッド端が、第2トレッド端T2とされる。第1トレッド端T1及び第2トレッド端T2は、正規状態のタイヤ1に正規荷重の70%が負荷されキャンバー角0°で平面に接地したときの最もタイヤ軸方向外側の接地位置である。また、この状態で前記平面に接地するトレッド部2の外面が、トレッド接地面2sに相当する。
「正規荷重」は、各種の規格が定められた空気入りタイヤの場合、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば "最大負荷能力" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY" である。各種の規格が定められていないタイヤの場合、「正規荷重」は、上述の規格に準じ、タイヤを使用する上で適用可能な最大の荷重を指す。
トレッド部2は、第1トレッド端T1と第2トレッド端T2との間でタイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝3を含む。周方向溝3の少なくとも1本は、第1トレッド端T1とタイヤ赤道Cとの間に設けられている。本実施形態では、第1トレッド端T1とタイヤ赤道Cとの間に2本の周方向溝3が設けられており、第2トレッド端T2とタイヤ赤道Cとの間に2本の周方向溝3が設けられている。但し、本開示のタイヤ1は、このような態様に限定されるものではない。
周方向溝3の溝幅及び深さは、タイヤのカテゴリに応じて適宜決定される。本実施形態において、周方向溝3の溝幅W1(トレッド接地面2s上での溝幅である。)は、少なくとも3mm以上であり、例えば、5~15mmである。周方向溝3の深さd1は、例えば、少なくとも3mm以上であり、5~10mmである、但し、本開示は、このような態様に限定されるものではない。
図2には、周方向溝3の拡大斜視図が示されている。図3には、周方向溝3の拡大断面図が示されている。なお、図2及び図3は、第1トレッド端T1とタイヤ赤道Cとの間に設けられた周方向溝3を示している。図2及び図3に示されるように、周方向溝3は、タイヤ赤道C側に位置する内側溝壁6と、タイヤ軸方向外側に位置する外側溝壁7とを含む。なお、図2では、内側溝壁6の形状が理解され易いように、外側溝壁7の一部がカットされている。
図3に示されるように、内側溝壁6は、面取り状傾斜面10と本体面11とを含む。面取り状傾斜面10は、トレッド接地面2sからタイヤ軸方向外側かつタイヤ半径方向内側に延びている。本体面11は、面取り状傾斜面10からタイヤ半径方向内側に向かってタイヤ赤道C側に延びている。また、周方向溝3の長さ方向と直交する横断面において、本体面11は、外側溝壁7側に凸の円弧状である。本開示のタイヤ1は、上記の構成を採用したことによって、優れたウェット性能を持続させながら、旋回性能を高めることができる。そのメカニズムは、以下の通りである。
上述の周方向溝3は、本体面11が面取り状傾斜面10からタイヤ半径方向内側に向かってタイヤ赤道C側に延びているため、トレッド部2の摩耗が進行しても、従来の溝と比較して溝容積の減少量が小さく、排水性を維持できる。したがって、優れたウェット性能が持続して発揮される。
図4には、面取り状傾斜面が設けられていない従来の周方向溝aが路面Gに接地した状態を示す拡大断面図が示されている。図4は、旋回によってA方向に遠心力が作用している図を示している。図4に示されるように、一般に、面取り部が設けられていない周方向溝aは、旋回時において大きな遠心力が作用したときに、周方向溝aの旋回内側のエッジbが陸部の踏面下に引き込まれ、その付近の陸部の外面cが局所的に路面から浮き上がり、十分にグリップを発揮できない場合がある。また、このような現象は、周方向溝に含まれる2つの溝壁のうち、より大きな接地圧が作用するタイヤ赤道側の内側溝壁において発生し易い傾向がある。
図3に示されるように、本開示のタイヤ1は、周方向溝3の内側溝壁6が面取り状傾斜面10を含んでいるため、上述の不具合を抑制でき、旋回性能を向上させることができる。また、本開示では、周方向溝3の本体面11が外側溝壁7側に凸の円弧状であることにより、面取り状傾斜面10を構成する陸部の端部分の剛性が向上する。したがって、面取り状傾斜面10が接地したときに提供されるグリップ力が大きくなり、優れた旋回性能が得られる。本開示のタイヤ1は、このようなメカニズムにより、優れたウェット性能を持続させながら、旋回性能を高めることができる。
以下、本実施形態のさらに詳細な構成が説明される。なお、以下で説明される各構成は、本実施形態の具体的態様を示すものである。したがって、本開示は、以下で説明される構成を具えないものであっても、上述の効果を発揮し得るのは言うまでもない。また、上述の特徴を具えた本開示のタイヤに、以下で説明される各構成のいずれか1つが単独で適用されても、各構成に応じた性能の向上は期待できる。さらに、以下で説明される各構成のいくつかが複合して適用された場合、各構成に応じた複合的な性能の向上が期待できる。
図2に示されるように、面取り状傾斜面10は、平面状に構成されている。すなわち、図3に示されるように、周方向溝3の横断面において、面取り状傾斜面10は、直線状に延びている。但し、このような態様に限定されるものではなく、面取り状傾斜面10は、例えば、タイヤ外方に向かって凸の湾曲面でも良い。面取り状傾斜面10のタイヤ法線(トレッド接地面と直交する線である。)に対する角度θ1は、例えば、30~60°であり、望ましくは40~50°である。面取り状傾斜面10の深さd2は、周方向溝3の深さd1の10%~20%である。
本実施形態では、周方向溝3の長さ方向に対し、面取り状傾斜面10の深さd2が一定となっている。すなわち、図2に示されるように、面取り状傾斜面10と本体面11との境界12が、周方向溝3の長さ方向に沿って直線状に延びている。これにより、前記境界付近での偏摩耗が抑制される。
図3に示されるように、本体面11は、周方向溝3の溝底面8まで延びているのが望ましい。これにより、上述の効果がさらに確実に得られる。但し、本開示は、このような態様に限定されるものではなく、後述されるように、本体面11のタイヤ半径方向内側に凹み面が連なっているものでも良い。
内側溝壁6は、面取り状傾斜面10と本体面11との境界となる第1端16と、第1端16よりもタイヤ半径方向内側において、周方向溝3の溝幅方向の最外側位置を規定する第2端17とを含む。本体面11は、第1端16と第2端17とを結ぶ基準直線15よりも外側溝壁7側に突出しているのが望ましい。このような本体面11は、面取り状傾斜面10を構成する陸部の端部分の剛性を確実に向上させ、旋回性能がさらに向上し得る。なお、本実施形態では、本体面11のタイヤ半径方向の内端が、内側溝壁6の前記第2端17を構成しているが、本開示は、このような態様に限定されるものではない。
基準直線15の周方向溝3の深さ方向に対する角度θ2は、例えば、5~20°であり、望ましくは10~20°である。これにより、周方向溝3の溝容積を維持しつつ、上述の効果が得られる。
本体面11は、外側溝壁7側に凸の円弧状である。この構成は、タイヤ等のゴム製品に不可避的に生じる寸法誤差を許容し得るものであり、周方向溝3の横断面における本体面11のプロファイルが、複数の曲率半径で規定される略円弧状の曲線であることを含む。望ましい態様では、前記プロファイルが、1つの曲率半径で規定される完全な円弧である。
本体面11のプロファイルの曲率半径r1は、例えば、周方向溝3の溝幅W1の1.5~2.5倍である。このような本体面11は、旋回性能とウェット性能とをバランス良く高めるのに役立つ。
本実施形態では、面取り状傾斜面10によって規定される部分の断面積と、前記基準直線15によって規定される部分の断面積との比が規定されている。図5には、前記断面積を説明するための周方向溝3の拡大断面図が示されている。図5において、ゴム部材の輪郭が実線で示されているが、ゴム部材の断面を示すハッチングは省略されている。図5に示されるように、周方向溝3の横断面において、第1領域21(図5では、ドットが施されている)の面積S1は、第2領域22(図5では、ハッチングが施されている)の面積S2の5%~20%である。前記第1領域21は、面取り状傾斜面10と、周方向溝3の2つの溝縁3eを結ぶ第1仮想直線26と、基準直線15を第1仮想直線26まで延長した第2仮想直線27とで囲まれた領域を意味する。第2領域22は、基準直線15及び第2仮想直線27と、第1仮想直線26と第2仮想直線27との交点31から周方向溝3の溝底面8まで周方向溝3の深さ方向に延びる第3仮想直線28と、第3仮想直線28と溝底面8との交点32から第2端17まで延びる第4仮想直線29とで囲まれた領域である。なお、図5では、溝底面8の輪郭と第4仮想直線29とが重複している。
上述の通り断面積が規定された周方向溝3は、面取り状傾斜面10の大きさが適正化し、旋回性能とウェット性能とがバランス良く向上する。本実施形態では、上述の面積S1及び面積S2が、周方向溝3の長さ方向に一定となっている。すなわち、本実施形態の周方向溝3は、一定の断面形状を維持したまま、タイヤ全周に亘って延びている。周方向溝3の断面形状が周方向溝3の長さ方向で変化する場合、上述の面積S1及び面積S2の関係は、周方向溝3の全周に亘る面積の平均値によって規定される。
基準直線15と本体面11とで囲まれた第3領域23の面積S3は、第1領域21の面積S1よりも大きい。第3領域23の面積S3は、前記第2領域22の面積S2の10%~40%であるのが望ましい。これにより、本体面11を構成する部分のゴムボリュームが適正化し、優れたウェット性能を持続させながら、旋回性能を高めることができる。
図3に示されるように、基準直線15から本体面11までの最大厚さt1は、面取り状傾斜面10の深さd2よりも小さいのが望ましい。具体的には、前記最大厚さt1は、前記深さd2の30%~70%である。これにより、ウェット性能と旋回性能とがバランス良く向上する。
外側溝壁7は、面取り部を含まない従来の溝壁として構成されている。すなわち、外側溝壁7は、溝縁3eから溝底面8までの領域において、タイヤ半径方向内側に向かって内側溝壁6側に傾斜している。本実施形態の周方向溝3は、このような外側溝壁7を含むことにより、優れた排水性が期待できる。
本実施形態の外側溝壁7は、溝縁3eから溝底面8まで、一定の角度で延びている。外側溝壁7のタイヤ法線に対する角度θ3は、面取り状傾斜面10の角度θ1よりも小さく、基準直線15の角度θ2よりも小さい。外側溝壁7の前記角度θ3は、例えば、5~15°である。このような外側溝壁7は、ウェット性能と旋回性能とをバランス良く高めるのに役立つ。
本実施形態の周方向溝3の溝底面8は、例えば、平面状に構成されている。このため、溝底面8は、周方向溝3の横断面において、直線状に延びている。このような溝底面8は、周方向溝3の溝容積を大きく確保するのに役立つ。
図6には、本開示の他の実施形態の周方向溝3の拡大断面図が示されている。以下で説明される他の実施形態において、上述の実施形態と共通する要素には、同一の符号が付され、上述の構成を適用することができる。図6に示されるように、内側溝壁6は、例えば、本体面11のタイヤ半径方向内側において、基準直線15よりも凹んだ凹み面35を含んでも良い。なお、この実施形態では、凹み面35が、本体面11及び溝底面8と滑らかな曲面を構成するように連なっている。このような凹み面35は、周方向溝3の溝容積を大きくし、ウェット性能を高めるのに役立つ。
凹み面35と基準直線15とで囲まれた第4領域24の面積S4は、例えば、本体面11と基準直線15とで囲まれた第3領域23の面積S3の80%~120%である。これにより、ウェット性能と旋回性能とがバランス良く向上する。
図7には、本開示のさらに他の周方向溝3の拡大断面図が示されている。図7に示されるように、この実施形態の外側溝壁7は、上述の内側溝壁6と線対称となる形状を有している。このような外側溝壁7は、内側溝壁6と同様のメカニズムで、旋回性能を高めることができる。なお、図7の内側溝壁6は、図3で示される実施形態の内側溝壁6が示されているが、図6で示される実施形態の内側溝壁6が適用されても良い。
以上、本開示の一実施形態のタイヤが詳細に説明されたが、本開示は、上記の具体的な実施形態に限定されることなく、種々の態様に変更して実施され得る。
[付記]
本開示は以下の態様を含む。
[本開示1]
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、タイヤ赤道と、第1トレッド端と、タイヤ赤道と前記第1トレッド端との間でタイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の周方向溝とを含み、
前記周方向溝は、タイヤ赤道側に位置する内側溝壁と、タイヤ軸方向外側に位置する外側溝壁とを含み、
前記内側溝壁は、トレッド接地面からタイヤ軸方向外側かつタイヤ半径方向内側に延びる面取り状傾斜面と、前記面取り状傾斜面からタイヤ半径方向内側に向かってタイヤ赤道側に延びる本体面とを含み、
前記周方向溝の長さ方向と直交する横断面において、前記本体面は、前記外側溝壁側に凸の円弧状である、
タイヤ。
[本開示2]
前記本体面は、前記周方向溝の溝底面まで延びている、本開示1に記載のタイヤ。
[本開示3]
前記内側溝壁は、前記面取り状傾斜面と前記本体面との境界となる第1端と、前記第1端よりもタイヤ半径方向内側において、前記周方向溝の溝幅方向の最外側位置を規定する第2端とを含み、
前記本体面は、前記第1端と前記第2端とを結ぶ基準直線よりも前記外側溝壁側に突出する、本開示1又は2に記載のタイヤ。
[本開示4]
前記基準直線の前記周方向溝の深さ方向に対する角度は、5~20°である、本開示3に記載のタイヤ。
[本開示5]
前記横断面において、前記面取り状傾斜面と、前記周方向溝の2つの溝縁を結ぶ第1仮想直線と、前記基準直線を前記第1仮想直線まで延長した第2仮想直線とで囲まれた第1領域の面積S1は、前記基準直線及び前記第2仮想直線と、前記第1仮想直線と前記第2仮想直線との交点から前記周方向溝の溝底面まで前記周方向溝の深さ方向に延びる第3仮想直線と、前記第3仮想直線と前記溝底面との交点から前記第2端まで延びる第4仮想直線とで囲まれた第2領域の面積S2の5%~20%である、本開示3又は4に記載のタイヤ。
[本開示6]
前記横断面において、前記基準直線と前記本体面とで囲まれた第3領域の面積S3は、前記第2領域の面積S2の10%~40%である、本開示5に記載のタイヤ。
[本開示7]
前記内側溝壁は、前記面取り状傾斜面と前記本体面との境界となる第1端と、前記第1端よりもタイヤ半径方向内側において、前記周方向溝の溝幅方向の最外側位置を規定する第2端とを含み、
前記内側溝壁は、前記本体面のタイヤ半径方向内側において、前記第1端と前記第2端とを結ぶ基準直線よりも凹んだ凹み面を含む、本開示1に記載のタイヤ。
[本開示8]
前記外側溝壁は、タイヤ半径方向内側に向かって前記内側溝壁側に傾斜している、本開示1ないし7のいずれか1項に記載のタイヤ。
[本開示9]
前記外側溝壁は、前記横断面において前記内側溝壁と線対称となる形状を有している、本開示1ないし8のいずれか1項に記載のタイヤ。
2 トレッド部
2s トレッド接地面
3 周方向溝
6 内側溝壁
7 外側溝壁
10 面取り状傾斜面
11 本体面
C タイヤ赤道
T1 第1トレッド端

Claims (9)

  1. トレッド部を有するタイヤであって、
    前記トレッド部は、タイヤ赤道と、第1トレッド端と、タイヤ赤道と前記第1トレッド端との間でタイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の周方向溝とを含み、
    前記周方向溝は、タイヤ赤道側に位置する内側溝壁と、タイヤ軸方向外側に位置する外側溝壁とを含み、
    前記内側溝壁は、トレッド接地面からタイヤ軸方向外側かつタイヤ半径方向内側に延びる面取り状傾斜面と、前記面取り状傾斜面からタイヤ半径方向内側に向かってタイヤ赤道側に延びる本体面とを含み、
    前記周方向溝の長さ方向と直交する横断面において、前記本体面は、前記外側溝壁側に凸の円弧状である、
    タイヤ。
  2. 前記本体面は、前記周方向溝の溝底面まで延びている、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記内側溝壁は、前記面取り状傾斜面と前記本体面との境界となる第1端と、前記第1端よりもタイヤ半径方向内側において、前記周方向溝の溝幅方向の最外側位置を規定する第2端とを含み、
    前記本体面は、前記第1端と前記第2端とを結ぶ基準直線よりも前記外側溝壁側に突出する、請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記基準直線の前記周方向溝の深さ方向に対する角度は、5~20°である、請求項3に記載のタイヤ。
  5. 前記横断面において、前記面取り状傾斜面と、前記周方向溝の2つの溝縁を結ぶ第1仮想直線と、前記基準直線を前記第1仮想直線まで延長した第2仮想直線とで囲まれた第1領域の面積S1は、前記基準直線及び前記第2仮想直線と、前記第1仮想直線と前記第2仮想直線との交点から前記周方向溝の溝底面まで前記周方向溝の深さ方向に延びる第3仮想直線と、前記第3仮想直線と前記溝底面との交点から前記第2端まで延びる第4仮想直線とで囲まれた第2領域の面積S2の5%~20%である、請求項3に記載のタイヤ。
  6. 前記横断面において、前記基準直線と前記本体面とで囲まれた第3領域の面積S3は、前記第2領域の面積S2の10%~40%である、請求項5に記載のタイヤ。
  7. 前記内側溝壁は、前記面取り状傾斜面と前記本体面との境界となる第1端と、前記第1端よりもタイヤ半径方向内側において、前記周方向溝の溝幅方向の最外側位置を規定する第2端とを含み、
    前記内側溝壁は、前記本体面のタイヤ半径方向内側において、前記第1端と前記第2端とを結ぶ基準直線よりも凹んだ凹み面を含む、請求項1に記載のタイヤ。
  8. 前記外側溝壁は、タイヤ半径方向内側に向かって前記内側溝壁側に傾斜している、請求項1又は2に記載のタイヤ。
  9. 前記外側溝壁は、前記横断面において前記内側溝壁と線対称となる形状を有している、請求項1又は2に記載のタイヤ。
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