JP2024065413A - 制御装置、制御方法、および作業機械 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024065413000001
【課題】自動掘削動作における効率性を容易に維持することができる制御装置、制御方法、および作業機械を提供する。
【解決手段】制御装置は、旋回中心回りに旋回する旋回体と、前記旋回体に取り付けられた作業機とを備える作業機械の制御装置であって、前記作業機による掘削動作、排土動作、ならびに、前記掘削動作と前記排土動作間の積荷旋回および戻り旋回を自動で実行する際に、1回の前記掘削動作毎に、少なくとも、前記掘削動作に要する掘削時間と、前記積荷旋回および前記戻り旋回に要する旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を決定する掘削開始位置決定部を備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、制御装置、制御方法、および作業機械に関する。
特許文献1には、掘削処理を効率的に行い得る戦略を決定するための装置が記載されている。特許文献1に記載されている装置では、掘削現場を格子状の小さい掘削区域に分割し、各区域について境界線と掘削順序を決定し、提供された掘削順序の順番に各掘削部位を探索し、掘削する量、消費されるエネルギーおよび時間などの性能基準に基づいて費用関数を最適化することにより、掘削を始めるための掘削機のバケットの最適な位置と向きが決定される。ここで、各掘削区域の幅は約1バケット幅に設定されている。また、各掘削区域が掘削される順番は、例えば上から下への順と、オペレータの視界が遮られない方向の順とに基づいて設定される。また、各掘削区域では、バケットの角度と区域内のどこを掘削開始位置とするのかについて最適化が図られている。
特開平11-247230号公報
特許文献1に記載されている装置では、各掘削区域を掘削する順番が予め決められているため、例えば作業の進行に伴ってその順番があまり適切ではなくなってしまった場合、掘削作業の効率性を維持することが難しくなることがあるという課題があった。
本開示は、上記課題を解決するものであり、自動掘削動作における効率性を容易に維持することができる制御装置、制御方法、および作業機械を提供することを目的とする。
本開示の一態様は、旋回中心回りに旋回する旋回体と、前記旋回体に取り付けられた作業機とを備える作業機械の制御装置であって、前記作業機による掘削動作、排土動作、ならびに、前記掘削動作と前記排土動作間の積荷旋回および戻り旋回を自動で実行する際に、少なくとも、前記掘削動作に要する掘削時間と、前記積荷旋回および前記戻り旋回に要する旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を、1回の前記掘削動作毎に決定する掘削開始位置決定部を備える制御装置である。
また、本開示の一態様は、旋回中心回りに旋回する旋回体と、前記旋回体に取り付けられた作業機とを備える作業機械の制御方法であって、前記作業機による掘削動作、排土動作、ならびに、前記掘削動作と前記排土動作間の積荷旋回および戻り旋回を自動で実行する際に、少なくとも、前記掘削動作に要する掘削時間と、前記積荷旋回および前記戻り旋回に要する旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を、1回の前記掘削動作毎に決定するステップを含む制御方法である。
また、本開示の一態様は、旋回中心回りに旋回する旋回体と、前記旋回体に取り付けられた作業機と、制御装置とを備え、前記制御装置は、前記作業機による掘削動作、排土動作、ならびに、前記掘削動作と前記排土動作間の積荷旋回および戻り旋回を自動で実行する際に、少なくとも、前記掘削動作に要する掘削時間と、前記積荷旋回および前記戻り旋回に要する旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を、1回の前記掘削動作毎に決定する掘削開始位置決定部を備える作業機械である。
また、本開示の一態様は、旋回中心回りに旋回する旋回体と、前記旋回体に取り付けられた作業機とを備える作業機械を遠隔制御する制御方法であって、前記作業機による掘削動作、排土動作、ならびに、前記掘削動作と前記排土動作間の積荷旋回および戻り旋回を自動で実行する際に、1回の前記掘削動作毎に、少なくとも、前記掘削動作に要する掘削時間と、前記積荷旋回および前記戻り旋回に要する旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を決定するステップを含む。
本開示の制御装置、制御方法、および作業機械は、自動掘削動作における効率性を容易に維持することができる。
本開示の実施形態に係る作業機械の構成を示す概略図である。 本開示の実施形態に係る制御システムの構成例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る制御装置の動作例を模式的に示す平面図である。 本開示の実施形態に係る制御装置の動作例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る制御装置の動作例を説明するための地形の三次元形状の一例を示す模式図である。 本開示の実施形態に係る作業機械とダンプトラックの位置関係の例を示す模式図である。 本開示の実施形態に係る掘削方向と地形の二次元断面との関係の例を示す模式図である。 本開示の実施形態に係る掘削軌道の例を模式的に示す側面図である。 本開示の実施形態に係る作業機のモデルの例を示す模式図である。 本開示の実施形態に係るパラメータの例を示す模式図である。 本開示の実施形態に係る作業機と掘削対象の位置関係の例を模式的に示す側面図である。 本開示の実施形態に係る作業機の動きの例を模式的に示す側面図である。 本開示の実施形態に係る評価指標、掘削体積、掘削時間および旋回時間の例を示す模式図である。
以下、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。なお、各図において同一または対応する構成には同一の符号を用いて説明を適宜省略する。図1は、本開示の実施形態に係る作業機械の構成を示す概略図である。図2は、本開示の実施形態に係る制御システムの構成例を示すブロック図である。図3は、本開示の実施形態に係る制御装置の動作例を模式的に示す平面図である。図4は、本開示の実施形態に係る制御装置の動作例を示すフローチャートである。図5は、本開示の実施形態に係る制御装置の動作例を説明するための地形の三次元形状の一例を示す模式図である。図6は、本開示の実施形態に係る作業機械とダンプトラックの位置関係の例を示す模式図である。図7は、本開示の実施形態に係る掘削方向と地形の二次元断面との関係の例を示す模式図である。図8は、本開示の実施形態に係る掘削軌道の例を模式的に示す側面図である。図9は、本開示の実施形態に係る作業機のモデルの例を示す模式図である。図10は、本開示の実施形態に係るパラメータの例を示す模式図である。図11は、本開示の実施形態に係る作業機と掘削対象の位置関係の例を模式的に示す側面図である。図12は、本開示の実施形態に係る作業機の動きの例を模式的に示す側面図である。図13は、本開示の実施形態に係る評価指標、掘削体積、掘削時間および旋回時間の例を示す模式図である。
(作業機械100の構成)
図1は、本開示の実施形態に係る作業機械100の構成例を示す。作業機械100は、施工現場にて稼働し、土砂などの施工対象を施工する。本開示の実施形態に係る作業機械100は、例えば油圧ショベルである。ただし、本開示の作業機械は、例えば、旋回体と作業機とを備える作業機械であれば限定はなく、例えばフェースショベル、電動ショベルなどの他の作業機械であってもよい。作業機械100は、走行体110、旋回体120、作業機130および運転室140を備える。
走行体110は、作業機械100を走行可能に支持する。走行体110は、左右に設けられた2つの履帯111と、各履帯111を駆動するための2つの走行モータ112を備える。旋回体120は、走行体110に旋回中心回りに旋回可能に支持される。
作業機130は、油圧により駆動する。作業機130は、旋回体120の前部に上下方向に駆動可能に支持される。運転室140は、オペレータが搭乗し、作業機械100の操作を行うためのスペースである。運転室140は、旋回体120の左前部に設けられる。なお、本実施形態では、図1に示すように、旋回体120を基準として、上下方向、左右方向、および、前後方向を定める。本実施形態では、この座標系をショベル座標系という。また、旋回体120のうち作業機130が取り付けられる部分を前部という。また、旋回体120について、前部を基準に、反対側の部分を後部、左側の部分を左部、右側の部分を右部という。
(旋回体120の構成)
旋回体120は、エンジン121、油圧ポンプ122、EPC(Electromagnetic Proportional Control)弁123-1、メインバルブ123-2、旋回モータ124、および、燃料噴射装置125を備える。エンジン121は、油圧ポンプ122を駆動する原動機である。エンジン121は、動力源の一例である。エンジン121にはセルモータ1211が設けられる。エンジン121は、セルモータ1211の回転により起動する。EPC弁123-1は、制御装置61が出力した操作指令信号に基づき、メインバルブ123-2に流れる作動油を制御する。
油圧ポンプ122は、エンジン121により駆動される可変容量ポンプである。油圧ポンプ122は、メインバルブ123-2を介して各アクチュエータに作動油を供給する。各アクチュエータは、ブームシリンダ131C、アームシリンダ132C、バケットシリンダ133C、走行モータ112、および旋回モータ124を含む。メインバルブ123-2は、油圧ポンプ122から供給される作動油の流量を制御する。
旋回モータ124は、メインバルブ123-2を介して油圧ポンプ122から供給される作動油によって駆動し、旋回体120を旋回軸120C(旋回中心)周りに旋回させる。燃料噴射装置125は、燃料をエンジン121に噴射する。
(作業機130の構成)
作業機130は、ブーム131、アーム132、バケット133、ブームシリンダ131C、アームシリンダ132C、およびバケットシリンダ133Cを備える。なお、ブームシリンダ131C、アームシリンダ132C、およびバケットシリンダ133Cは、図2に示すシリンダ130Cに含まれる。
ブーム131の基端部は、旋回体120にブームピンを介して取り付けられる。アーム132は、ブーム131とバケット133とを連結する。アーム132の基端部は、ブーム131の先端部にアームピンを介して取り付けられる。バケット133は、土砂などを掘削するための刃(先端ともいう)133Tと掘削した土砂を収容するための収容部とを備える。バケット133の基端部は、アーム132の先端部にバケットピン133Pを介して取り付けられる。
ブームシリンダ131Cは、ブーム131を作動させるための油圧シリンダである。ブームシリンダ131Cの基端部は、旋回体120に取り付けられる。ブームシリンダ131Cの先端部は、ブーム131に取り付けられる。アームシリンダ132Cは、アーム132を駆動するための油圧シリンダである。アームシリンダ132Cの基端部は、ブーム131に取り付けられる。アームシリンダ132Cの先端部は、アーム132に取り付けられる。バケットシリンダ133Cは、バケット133を駆動するための油圧シリンダである。バケットシリンダ133Cの基端部は、アーム132に取り付けられる。バケットシリンダ133Cの先端部は、バケット133に接続されるリンク部材に取り付けられる。
(運転室140の構成)
運転室140内には、運転席、図2に示す操作装置143等が設けられる。操作装置143は、オペレータの手動操作によって走行体110、旋回体120および作業機130を駆動させたり、各種設定値を設定したり、変更したり、オペレータに対して情報を提供したりするための装置である。操作装置143は、複数のレバーおよび複数のペダル(左操作レバー、右操作レバー、左フットペダル、右フットペダル、左走行レバー、右走行レバー等)と、表示入力装置143D等を備える。表示入力装置143Dは、表示装置と表示画面に対するタッチ操作を検知するセンサとを組み合わせた装置である。例えばオペレータは、表示入力装置143Dを用いて、各種設定値等を設定したり、変更したりすることができる。なお、本実施形態に係る作業機械100は、運転席に着座するオペレータの操作に従って動作するが、他の実施形態においてはこれに限られない。例えば、他の実施形態に係る作業機械100は、作業機械100の外部で操作するオペレータの遠隔操作によって操作指令信号等が生成および送信され動作するものであってもよい。
(センサ等)
図2に示すように、作業機械100の制御システム60は、制御装置61と、操作装置143等と、各種センサとを備える。なお、図2では、油圧系統の回路を太線で示している。図2に示す例では、制御システム60は、三次元形状センサ150と、姿勢角センサ151と、GNSS(Global Navigation Satellite System;全球測位衛星システム)センサ152と、IMU(Inertial Measurement Unit;慣性計測装置)153とを備える。
三次元形状センサ150の例としては、ステレオカメラ、LiDAR(Light Detection and Ranging)装置、ミリ波レーダなど、あるいは1または複数のそれらのセンサの組み合わせ等が挙げられる。これらのセンサは、例えば検出方向が作業機械100の運転室140の前方および後方を向くように設けられる。これらのセンサは、対象物の三次元位置を、各センサの位置を基準とした座標系で特定する。三次元形状センサ150は、例えば、検出範囲内の複数の点の三次元位置を示す深度情報を出力する。深度情報の例としては、深度を表す複数の画素からなる深度画像や、直交座標系(x,y,z)で表現される複数の点からなる点群データが挙げられる。
姿勢角センサ151は、例えば、各シリンダに装着された各ストロークセンサを含み、各ストロークセンサが計測した各シリンダ長に基づきブーム131、アーム132、およびバケット133の各姿勢角が算出される。なお、ストロークセンサ以外に、IMUを旋回体120、ブーム131、アーム132、およびバケット133のそれぞれに装着して各軸の姿勢角を計測しても良い。
GNSSセンサ152は、旋回体120の位置および旋回体120が向く方位を演算する。GNSSセンサ152は、GNSSを構成する人工衛星から測位信号を受信する2つの受信器126-1および126-2を備える。2つの受信器126-1および126-2は、それぞれ旋回体120の異なる位置に設置される。GNSSセンサ152は、受信器126-1および126-2が受信した測位信号に基づいて、現場座標系における旋回体120の代表点(ショベル座標系の原点)の位置を検出する。GNSSセンサ152は、2つの受信器126-1および126-2が受信した各測位信号を用いて、一方の受信器の設置位置に対する他方の受信器の設置位置の関係として、旋回体120の向く方位角を演算する。旋回体120が向く方位角(車体方位角ともいう)とは、旋回体120の正面方向である。旋回体120が向く方位角は、作業機130のブーム131からバケット133へ伸びる直線の延在方向の水平成分に等しい。
IMU153は、旋回体120の加速度および角速度を計測し、計測結果に基づいて旋回体120の姿勢(例えば、ロール角およびピッチ角)を検出する。IMU153は、例えば旋回体120の下面に設置される。
また、作業機械100は、例えば、周辺の他車両等と車車間通信を行うための近距離通信装置、遠隔地のサーバ等と通信接続するための移動体通信装置等を備えている。
(制御装置の基本的動作)
まず、図3を参照して、本開示の実施形態に係る制御装置61の基本的動作について説明する。なお、本実施形態では、掘削した土砂等を積載したバケット133を、掘削完了位置等から排土位置へ自動的に移動させる旋回動作を「積荷旋回」という。また、排土位置から掘削開始位置へバケット133を自動的に移動させる旋回動作を「戻り旋回」という。排土位置は、積み込み等を行う目標位置であり、例えば、ダンプトラックの荷台や土地改良機、ホッパー等の投入口に設定される。ただし、これらに限定されず、例えば、掘削した土砂等を他の地面の上に移動させるような場合の移動先も排土位置として設定することができる。本開示では、排土位置は、バケット133等の荷物の積載工具の荷下ろしの目標位置に対応する。また、掘削開始位置は、排土完了後、自動で戻る動作の目標の位置であり、例えば、掘削を開始する点に設定される。本開示では、掘削開始位置は、バケット133等の荷物の積載工具の荷積みの目標位置に対応する。また、本実施形態では、排土位置についてはバケットピン133Pの位置を基準とし、掘削開始位置についてはバケット133の先端133Tの位置を基準とする。
図3は、掘削、積荷旋回、排土および戻り旋回の一連の流れを模式的に示す。図3に示す作業機械100は、例えば、オペレータによる所定の入力操作によって自動掘削の開始が指示された場合、制御装置61は、旋回時間(掘削動作に続く積荷旋回の時間と排土後の次の掘削開始位置までの戻り旋回の時間の合計時間)を考慮して掘削開始位置を決定する。掘削開始位置の決め方については後述する。
次に、制御装置61は、決定した掘削開始位置から自動掘削を開始する(S1)。1回分の掘削動作が終了すると、右上に示すように、排土位置まで作業機130を自動旋回(積荷旋回)する(S2)。制御装置61は、例えば、三次元形状センサ150の出力や排土対象のダンプトラックの位置情報と、ダンプトラック等の形状等を表す仕様情報等とに基づいて、排土位置を決定する。
次に、制御装置61は、右下に示すように、排土位置で排土動作を自動で実行するとともに(S3)、旋回時間(排土動作に続く次の掘削開始位置までの戻り旋回の時間と次の掘削動作後の次の排土位置までの積荷旋回の時間の合計時間)を考慮して次の掘削開始位置を決定する(S4)。なお、次の掘削開始位置の決定は、排土動作が終了するまでに行われていればよく、例えば、自動掘削(S1)の後、掘削後の形状データが取得できた段階で掘削開始位置の決定処理を開始することができる。例えば、積荷旋回(S2)や排土動作(S3)の前に次の掘削開始位置の決定処理を開始することができる。
次に、制御装置61は、左下に示すように、掘削開始位置まで作業機130を自動旋回(戻り旋回)する(S5)。以降、例えば、ダンプトラック等が満杯になるまでステップS1、S2、S3、S4、S5、S1、S2、S3、S4、S5、…の動作が繰り返し行われる。
(制御装置の構成)
図2に示す制御装置61は、例えばマイクロコンピュータ等のコンピュータを用いて構成することができ、コンピュータ、コンピュータの周辺装置、周辺回路等のハードウェアと、そのコンピュータが実行するプログラム等のソフトウェアとの組み合わせ等から構成される機能的構成として、自動掘削旋回排土制御部62と、記憶部63と、操作指令切替部64とを備える。また、自動掘削旋回排土制御部62は、情報取得部621と、掘削開始位置決定部622と、操作指令切替制御部623と、操作指令信号生成部624とを備える。また、記憶部63は、設計面情報、作業機械仕様情報、積み込み対象仕様情報等を含む情報631等を記憶する。設計面情報は、掘削動作において、掘削面が所定の設計面となるように掘削面を成形する場合の設計形状(あるいは目標形状)を表す情報である。作業機械仕様情報は、作業機械100の形状を表す情報や旋回動作の速度や時間を表す情報等を表す情報である。積み込み対象仕様情報は、例えばダンプトラック等の積み込み対象の形状を表す情報等である。
自動掘削旋回排土制御部62は、操作指令信号(自動)を生成し、操作指令切替部64を介してEPC弁123-1へ出力することで、旋回体120と作業機130を自動で駆動し、掘削動作、荷積旋回、排土動作および戻り旋回を自動で実行する。
情報取得部621は、操作装置143、三次元形状センサ150、姿勢角センサ151、GNSSセンサ152、IMU153等が出力した所定の情報を入力する。
(掘削開始位置決定部)
掘削開始位置決定部622は、自動掘削旋回排土制御部62が作業機130による掘削動作、排土動作、ならびに、掘削動作と排土動作間の積荷旋回および戻り旋回を自動で実行する際に、1回の掘削動作毎に、少なくとも、掘削動作に要する掘削時間tfと、積荷旋回および戻り旋回に要する旋回時間tmとに基づいて、掘削動作の開始位置を決定する。なお、掘削開始位置決定部622は、例えば、1回の掘削動作による掘削量の推定値Sと、掘削時間tfと、旋回時間tmとに基づいて、掘削動作の開始位置を、1回の掘削動作毎に決定する。その際、掘削開始位置決定部622は、例えば、式(1)に示す評価指標Jに基づいて、掘削動作の開始位置を、1回の掘削動作毎に決定する。なお、掘削量の推定値S(以下では、掘削量S、掘削体積S等ともいう)は、体積のほか、重量等としてもよい。
また、他の実施形態として、掘削開始位置決定部622は、1回の掘削動作毎に、1回の掘削動作による掘削量の推定値と、掘削時間tfと、排土動作に要する排土時間と、旋回時間tmとに基づいて、掘削動作の開始位置を決定するようにしてもよい。この場合、例えば、自動排土の排土時間はダンプトラックの積込ポイントによらず、ほぼ一定時間で排土できるものと仮定してもよい。また、評価関数は、例えば、自動排土の排土時間も含めた評価関数にして、最適な掘削開始位置決定を行ってもよい。この場合の評価関数は、例えば、式(1)の分母を(掘削時間+旋回時間+排土時間)とした式とすることができる。以下、一例として、排土時間を含まない場合について説明する。
Figure 2024065413000002
この場合、掘削開始位置決定部622は、例えば、推定値Sを、掘削時間tfと旋回時間tmとの合計値で除した値(評価指標J)に基づいて、掘削動作の開始位置を、1回の掘削動作毎に決定する。
なお、掘削開始位置決定部622は、複数の掘削方向について推定値Sと掘削時間tfと旋回時間tmとを求め、複数の掘削方向間での比較結果に基づいて開始位置を決定するようにしてもよい。この場合、掘削開始位置決定部622は、例えば、掘削動作における掘削対象の三次元形状から掘削方向毎に求めた二次元断面に基づいて、推定値Sと掘削時間tfとを推定する。
図4は、自動掘削旋回排土制御部62が実行する処理の流れを示す。図4に示す処理は、例えば、図3に示すステップS4で実行される処理である。図4に示す処理は、1回(1パス)の掘削動作毎に実行される。ステップS11~S14の処理は、掘削量S[m]と掘削時間tf[s]を推定する処理であり、ステップS15~S18の処理は、旋回時間tmを推定する処理であり、図4に示す例では並列的に実行される。ただし、ステップS11~S14の処理とステップS15~S18の処理は順次に実行されてもよい。
ステップS11~S14の処理では、まず、情報取得部621が三次元形状センサ150から、現況地形を取得する(S11)。次に、情報取得部621が記憶部632から設計面(情報)を取得する(S12)。なお、設計面を設定しない場合(例えば土砂等の取得のみを専らの目的とする場合)には、ステップS12の処理は省略される。
次に、掘削開始位置決定部622が、例えば掘削方向を10deg(度)間隔で変化させた場合の二次元断面の現況地形または設計面を切り出す(S13)。図5は、情報取得部621が三次元形状センサ150から取得した現況地形の例を模式的に示す。x’、y’およびzは、三次元形状センサ150が三次元形状データを取得した際に基準とした座標軸である。図6は、図5に示す地形の三次元形状に、作業機械100とダンプトラック(積み込み対象)200の位置を模式的に示す。作業機械100の周囲の複数の矢印は、旋回軸120Cを基準とした掘削方向を示す。この場合、ダンプトラック200の荷台201(排土位置(積み込み位置))は、180degの方向に位置している。
ステップS13では、掘削開始位置決定部622は、例えば掘削方向を10deg間隔で変化させた場合の二次元断面の現況地形または設計面を切り出す。図7は、二次元断面の切り出しの例を模式的に示す。図7は、例えば図5に示す地形の三次元形状が所定のメッシュM毎に高さ方向(z方向)の情報を有している場合の例を示す。点Oは、メッシュ情報の基準点である。φは、図6で80°、40°、0°、-40°、-80°等として示した掘削方向を表す。点O’は、作業機械100の旋回軸120Cに対応する。xは旋回体120の前方方向を表す。この場合、ステップS13では、掘削開始位置決定部622は、メッシュM毎の高さ情報を、x方向の位置x1、x2、…に対応付けて掘削方向φに並べて、二次元断面情報(Z0=0、Z1、Z2、Z3、…)を算出する。
次に、掘削開始位置決定部622は、10deg間隔の断面毎に1パス掘削の最適軌道を算出して、最適軌道の掘削量S[m]と掘削時間tf[s]を推定する(S14)。図8は、掘削軌道の算出例を示す。横軸はx方向の位置、縦軸はz方向の位置(高さ)である。図8は、掘削方向φが0degにおける先端133Tの軌道の例を示す。破線で示す軌道上の黒丸は掘削開始位置、白丸は掘削完了位置を表す。本実施形態において掘削開始位置決定部622は、1回の掘削動作毎に最適な掘削軌道を算出する。また、最適軌道は、例えば、時系列の各関節の角速度やシリンダ速度で決定される。
(最適軌道の算出)
本実施形態では、掘削最適軌道を最適制御問題として定式化し、求解する。その際、作業機130を図9に示すモデルとし、式(2)に示す運動方程式を用いた。
Figure 2024065413000003
さらに最適制御問題の求解においては、制御条件の扱いが用意で、比較的高速安定に最適制御問題を解くことが可能な疑似スペクトル法を採用するため、式(2)を式(3)の方程式の形で表した。
Figure 2024065413000004
ただし、
Figure 2024065413000005
である。
図10は、式(2)で用いたパラメータの一部を表す。また、式(5)~式(19)は、式(2)で用いた変数を表す。なお、式(2)において、項TM11は慣性行列、項TM12は遠心力およびコリオリ力によるトルク、項TM13は重力トルクである。また、図9において、a11およびa12はブーム131の関節から重心までの長さと高さ、a21およびa22はアーム132の関節から重心までの長さと高さ、a31およびa32はバケット133の関節から重心までの長さと高さを表す。
Figure 2024065413000006
Figure 2024065413000007
Figure 2024065413000008
Figure 2024065413000009
Figure 2024065413000010
Figure 2024065413000011
Figure 2024065413000012
Figure 2024065413000013
Figure 2024065413000014
Figure 2024065413000015
Figure 2024065413000016
Figure 2024065413000017
Figure 2024065413000018
Figure 2024065413000019
Figure 2024065413000020
次に、式(3)および式(4)に基づく、疑スペクトル法による求解について説明する。本実施形態では、数値的に安定して解を求めるため、初期時刻t0から終端時刻tfまでの時間を正規化時間τ(ただし、τは[-1、1]に属する)に変換した式(20)に示すモデルを導入した。なお、ξおよびuは式(3)および式(4)で定義した状態変数および制御入力である。
Figure 2024065413000021
次に、ラグランジュ多項式Li(τ)を用いて、制御変数u(τ)および状態変数ξ(τ)を離散化した。ここで、τiはi番目の離散時間である。
Figure 2024065413000022
Figure 2024065413000023
Figure 2024065413000024
Figure 2024065413000025
また、評価関数(最小化)は、式(25)とした。この場合、掘削効率の最大化が図られる。
Figure 2024065413000026
式(25)を数式化して表すと式(26)となる。
Figure 2024065413000027
この式(26)から式(1)の掘削量Sと掘削時間tfを求めることができる。また、掘削開始時の位置が、当該掘削方向における掘削開始位置となる。図11は、xz軸と基準点Oとの関係の例を示す。縦線の網掛け領域が掘削対象EX1における掘削領域である。
なお、疑似スペクトル法による求解においては、式(27)に示す、境界条件を含めた拡大評価関数を用いることができる。設計面がある場合、制約条件に設計面を表す情報を設定することができる。
Figure 2024065413000028
ここで、項TM21は初期条件および終端条件についてのペナルティを表す。項TM22は(-1)×掘削1回分のバケット掃引面積を表す。ただし、
Figure 2024065413000029
Figure 2024065413000030
である。
以下、制約条件を列挙する。
なお、油圧ショベルの運動方程式は式(30)である。
Figure 2024065413000031
式(31)は初期および終端時刻におけるバケット先端高さの制約を表す(図12参照)。
Figure 2024065413000032
式(32)は終端時刻におけるバケット角度制約を表す。
Figure 2024065413000033
式(33)はバケット先端高さ制約を表す。
Figure 2024065413000034
式(34)はバケット先端水平速度制約を表す。
Figure 2024065413000035
式(35)および(36)はジョイント角速度制約を表す。
Figure 2024065413000036
Figure 2024065413000037
式(37)~(39)はジョイント角度制約を表す。
Figure 2024065413000038
Figure 2024065413000039
Figure 2024065413000040
式(40)および(41)はジョイントトルク制約を表す。
Figure 2024065413000041
Figure 2024065413000042
式(42)はエンジン出力制約を表す(ηは効率、P1、P2、P3は各ジョイント出力)。
Figure 2024065413000043
式(43)はバケット容量制約を表す。
Figure 2024065413000044
(S14以降の処理)
以上のようにして、ステップS14では、掘削開始位置決定部622が、10deg間隔の断面毎に1パス掘削の最適軌道を算出する処理において決定された最適軌道の掘削量S[m]と掘削時間tf[s]を、掘削量S[m]と掘削時間tf[s]の推定値とするとともに、掘削開始位置を算出する。
一方、情報取得部621は、ステップS11~S14の処理と並列的に、油圧ショベル位置情報を取得し(S15)、続いてダンプトラック位置情報を取得する(S16)。なお、ダンプトラック位置情報は、例えば、ダンプトラックがダンプトラックのGNSSセンサを用いて取得した位置情報を例えば無線LAN(Local Area Network)等の無線通信によって取得してもよいし、例えば、三次元形状センサ150を利用する等して、制御装置61が自ら取得してもよい。
次に、掘削開始位置決定部622が、油圧ショベル基準のダンプトラックの相対位置を算出し(S17)、断面毎に積荷旋回と戻り旋回に要する旋回時間tm[s]を推定する(S18)。旋回時間tmは、例えば、仕様上の定格旋回速度、旋回モータやギア比等に基づいて角度と時間との関係を定義するテーブル等を用いて算出することができる。
次に、掘削開始位置決定部622は、断面(掘削方向)毎に評価指標Jを算出し(S19)、各断面間で評価指標Jを比較した結果に基づいて、評価指標Jが最大となる断面の掘削方向および掘削開始位置(掘削開始時のバケット先端133Tの位置)を掘削動作の開始位置として決定する。次に、評価指標が最大となる断面を掘削するよう、操作指令信号生成部624が操作指令信号を生成して出力し(S20)、図4に示す処理を終了する。
図13は、評価指標J、掘削体積S、掘削時間tfおよび旋回時間tmの算出例を示す。図13に示す例では、掘削方向80degの掘削量(掘削体積S)が一番大きいが、掘削方向100degの掘削時間tfと旋回時間tmが比較的小さく、評価指標Sが一番大きくなっている。この場合、掘削方向100degが掘削動作の開始位置として選択されることになる。
(制御装置内の他の構成)
操作指令切替制御部623は、操作指令切替部64を制御して、操作装置143に対するオペレータの操作に応じて生成された操作指令信号(手動)と、操作指令信号生成部624が生成した操作指令信号(自動)とのいずれか一方を操作指令切替部64から出力させる。操作指令切替制御部623は、例えば、操作指令信号生成部624が操作指令信号(自動)を生成して出力した場合に、操作指令信号(自動)を選択して操作指令切替部64から出力させる。
操作指令信号生成部624は、掘削開始位置決定部622が決定した掘削動作の開始位置、情報取得部621が取得した地形の三次元形状を表す情報、ダンプトラック200との相対位置情報等に基づき、作業機械100の掘削動作、積荷旋回、排土動作および戻り旋回を自動で実行するための操作指令信号を生成して出力する。
操作指令切替部64は、操作指令切替制御部623の制御のもと、操作指令信号(手動)または操作指令信号(自動)のいずれか一方を出力する。
(作用・効果)
本実施形態によれば、作業機130による掘削動作、排土動作、ならびに、掘削動作と排土動作間の積荷旋回および戻り旋回を自動で実行する際に、少なくとも、掘削動作に要する掘削時間と、積荷旋回および戻り旋回に要する旋回時間とに基づいて、掘削動作の開始位置が、1回の掘削動作毎に決定される。この構成によれば、旋回方向を考慮して、1回の掘削動作毎に掘削動作の開始位置(掘削方向および掘削開始時のバケット先端の位置)が決定される。したがって、自動掘削動作における効率性を容易に維持することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して説明してきたが、具体的な構成は上記実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、上記実施形態でコンピュータが実行するプログラムの一部または全部は、コンピュータ読取可能な記録媒体や通信回線を介して頒布することができる。
(付記1)
旋回中心回りに旋回する旋回体と、前記旋回体に取り付けられた作業機とを備える作業機械の制御装置であって、
前記作業機による掘削動作、排土動作、ならびに、前記掘削動作と前記排土動作間の積荷旋回および戻り旋回を自動で実行する際に、
1回の前記掘削動作毎に、少なくとも、前記掘削動作に要する掘削時間と、前記積荷旋回および前記戻り旋回に要する旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を決定する掘削開始位置決定部
を備える制御装置。
(付記2)
前記掘削開始位置決定部は、1回の前記掘削動作毎に、前記1回の掘削動作による掘削量の推定値と、前記掘削時間と、前記旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を、1回の前記掘削動作毎に決定する
(付記1)に記載の制御装置。
(付記3)
前記掘削開始位置決定部は、1回の前記掘削動作毎に、前記掘削量の推定値と、前記掘削時間と、前記排土動作に要する排土時間と、前記旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を決定する
(付記2)に記載の制御装置。
(付記4)
前記掘削開始位置決定部は、前記推定値を、前記掘削時間と前記旋回時間との合計値で除した値に基づいて、前記掘削動作の開始位置を、1回の前記掘削動作毎に決定する
(付記2)または(付記3)に記載の制御装置。
(付記5)
前記掘削開始位置決定部は、複数の掘削方向について前記推定値と前記掘削時間と前記旋回時間とを求め、前記複数の掘削方向間での比較結果に基づいて前記開始位置を決定する
(付記2)、(付記3)または(付記4)に記載の制御装置。
(付記6)
前記掘削開始位置決定部は、前記掘削動作における掘削対象の三次元形状から前記掘削方向毎に求めた二次元断面に基づいて、前記推定値と前記掘削時間とを推定する
(付記2)から(付記5)のいずれか1つに記載の制御装置。
(付記7)
前記掘削開始位置決定部は、1回の前記掘削動作毎に、最適な掘削軌道を算出する
(付記1)から(付記6)のいずれか1つに記載の制御装置。
(付記8)
前記掘削軌道は、時系列の角速度もしくはシリンダ速度で決定される
(付記7)に記載の制御装置。
100…作業機械、110…走行体、120…旋回体、130…作業機、133…バケット、140…運転室、143D…表示入力装置、60…制御システム、61…制御装置、62…自動掘削旋回排土制御部、622…掘削開始位置決定部、623…操作指令切替制御部、624…操作指令信号生成部

Claims (11)

  1. 旋回中心回りに旋回する旋回体と、前記旋回体に取り付けられた作業機とを備える作業機械の制御装置であって、
    前記作業機による掘削動作、排土動作、ならびに、前記掘削動作と前記排土動作間の積荷旋回および戻り旋回を自動で実行する際に、
    1回の前記掘削動作毎に、少なくとも、前記掘削動作に要する掘削時間と、前記積荷旋回および前記戻り旋回に要する旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を決定する掘削開始位置決定部
    を備える制御装置。
  2. 前記掘削開始位置決定部は、1回の前記掘削動作毎に、前記1回の掘削動作による掘削量の推定値と、前記掘削時間と、前記旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を、決定する
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記掘削開始位置決定部は、1回の前記掘削動作毎に、前記推定値と、前記掘削時間と、前記排土動作に要する排土時間と、前記旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を決定する
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記掘削開始位置決定部は、前記推定値を、前記掘削時間と前記旋回時間との合計値で除した値に基づいて、前記掘削動作の開始位置を、1回の前記掘削動作毎に決定する
    請求項2に記載の制御装置。
  5. 前記掘削開始位置決定部は、複数の掘削方向について前記推定値と前記掘削時間と前記旋回時間とを求め、前記複数の掘削方向間での比較結果に基づいて前記開始位置を決定する
    請求項3に記載の制御装置。
  6. 前記掘削開始位置決定部は、前記掘削動作における掘削対象の三次元形状から前記掘削方向毎に求めた二次元断面に基づいて、前記推定値と前記掘削時間とを推定する
    請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記掘削開始位置決定部は、1回の前記掘削動作毎に、最適な掘削軌道を算出する
    請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記掘削軌道は、時系列の角速度もしくはシリンダ速度で決定される
    請求項7に記載の制御装置。
  9. 旋回中心回りに旋回する旋回体と、前記旋回体に取り付けられた作業機とを備える作業機械の制御方法であって、
    前記作業機による掘削動作、排土動作、ならびに、前記掘削動作と前記排土動作間の積荷旋回および戻り旋回を自動で実行する際に、
    1回の前記掘削動作毎に、少なくとも、前記掘削動作に要する掘削時間と、前記積荷旋回および前記戻り旋回に要する旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を決定するステップ
    を含む制御方法。
  10. 旋回中心回りに旋回する旋回体と、
    前記旋回体に取り付けられた作業機と、
    制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記作業機による掘削動作、排土動作、ならびに、前記掘削動作と前記排土動作間の積荷旋回および戻り旋回を自動で実行する際に、
    1回の前記掘削動作毎に、少なくとも、前記掘削動作に要する掘削時間と、前記積荷旋回および前記戻り旋回に要する旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を決定する掘削開始位置決定部
    を備える作業機械。
  11. 旋回中心回りに旋回する旋回体と、前記旋回体に取り付けられた作業機とを備える作業機械を遠隔制御する制御方法であって、
    前記作業機による掘削動作、排土動作、ならびに、前記掘削動作と前記排土動作間の積荷旋回および戻り旋回を自動で実行する際に、
    1回の前記掘削動作毎に、少なくとも、前記掘削動作に要する掘削時間と、前記積荷旋回および前記戻り旋回に要する旋回時間とに基づいて、前記掘削動作の開始位置を決定するステップ
    を含む制御方法。
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