JP2024064824A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024064824000001
【課題】液滴の微粒化に加えて、液滴の蒸発を促進する噴霧を供給できる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】噴射装置本体100の末端に液体を供給するための多重円弧のスリット状噴射口301,302を備え、外周側のスリット状噴射口301の傾斜角度θ1は、内周側のスリット状噴射口302の傾斜角度θよりも大きい。スリット状噴射口301,302の上流には、外周側のスリット状噴射口301の設置半径R2よりも大きい設置半径R1の流れ制御板200が設置されている。流れ制御板200と噴射装置本体100の内側壁100aとの間に狭小な流路201が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体噴射装置に関する。
液体噴射装置は、定置型の内燃力発電やポンプなどの動力、水上船舶などの航用動力、トラックやバスといった大型自動車や建設機械、農業機械などの大型特殊自動車、機関車や気動車などの鉄道車両に使用される。
蒸気を高温・高圧に圧縮するための装置である蒸気圧縮機において、圧縮機内の流体を所望の温度とするため、その手段として水噴射による冷却が行われる。水を噴霧として供給することで液滴の蒸発により流体を冷却するが、微小な液滴でなければ、圧縮機内の流体の冷却に必要な蒸発量が得られない。さらに、潤滑を考慮した十分な噴射量の確保も必要である。これらを両立する手段として、噴射口の面積を確保しつつ、微粒化しやすい多重スリット状噴射口による噴射装置が考えられている。
このような多重スリット状噴射口を備えた噴射装置としては、特許文献1や特許文献2に代表されるように、塗布や自動車の分野において、所望の微粒化性能・噴霧形状を得るため噴口形状や配置が提案されている。特許文献1では、円錐状の噴霧を得る様々な噴口形状が示されており、その一例として二重に円弧状のスリット状噴射口を備えた塗布用ノズルが示されている。特許文献2では、燃料噴霧の微粒化促進と所望の噴霧形状形成を可能とする手段の一例として、三重に円弧状のスリット状噴射口を備えた燃料噴射弁が示されている。
実開平2-70766号公報 特開2004-332543号公報
ところで、蒸気圧縮機特有の課題である液滴の蒸発促進のためには、噴霧の微粒化に加えて、噴霧干渉を抑制しつつ広範囲に拡散しやすい噴霧であることが望ましい。すなわち、噴霧の単位体積当たりに存在する液滴数及び体積は少ない方が、液滴周囲の蒸気質量分率が上昇しにくく、つまりは蒸発しやすい。結果として、冷却に必要となる噴射量を低減し、液体噴射に関する装置全体のコンパクト化が可能となる。
特許文献1では、様々な噴射口形状が提案されているものの、液体の微粒化や、噴霧全体における液滴の分布や蒸発に関しての検討は十分ではない。
さらに、特許文献2では、スリット状の噴射口により、燃料を薄い膜状に噴射して微粒化促進しながらも、複数の噴射口を設けることにより燃料噴霧の形状を調整可能としている。しかしながら、複数の噴射口を設けた場合、各噴射口での微粒化性能のばらつきや、各噴射口からの噴霧が干渉、または液膜同士が干渉して結合することにより、生成される液滴の粗大化や、液滴が密な噴霧生成により液滴の蒸発が阻害される懸念がある。
本発明の目的は、液滴の微粒化に加えて、液滴の蒸発を促進する噴霧を供給できる液体噴射装置を提供することである。
本発明は、液体を微粒化して供給するための液体噴射装置であって、噴射装置本体の末端に液体を供給するための多重円弧のスリット状噴射口を備え、外周側のスリット状噴射口は、内周側のスリット状噴射口よりも、前記噴射装置本体の中心軸に対して径方向外側に向けて傾斜する噴射口の傾斜角度が大きく、かつ、前記スリット状噴射口の上流には、前記外周側のスリット状噴射口の設置径よりも大きい径の流れ制御板が設置され、かつ、前記流れ制御板と前記噴射装置本体の内側壁との間に狭小な流路が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、液滴の微粒化に加えて、液滴の蒸発を促進する噴霧を供給できる液体噴射装置を提供できる。
第1実施形態に係る液体噴射装置の構造を示す断面図である。 第1実施形態に係るノズルプレートを下流側から見た図である。 第1実施形態に係る流れ制御板を示す断面図である。 第1実施形態に係る液体噴射装置内部の流れ場及び噴霧流れ場を説明するための模式図である。 比較例としての液体噴射装置の構造、液体噴射装置内部の流れ場、及び噴霧流れ場を説明するための模式図である。 第2実施形態に係る液体噴射装置の構造を示す断面図である。 第3実施形態に係る液体噴射装置の構造を示す断面図である。 第4実施形態に係る液体噴射装置の構造を示す断面図である。 第5実施形態に係るノズルプレートを下流側から見た図である。 第6実施形態に係るノズルプレートを下流側から見た図である。 第6実施形態に係る流れ制御板を示す断面図である。 第6実施形態に係るスリット状噴射口上流における流れ場を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例もその範囲に含むものである。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る液体噴射装置の構造を示す断面図である。
図1に示すように、第1実施形態の液体噴射装置1Aは、例えば、蒸気圧縮機の冷却及び潤滑用の流体(水)を供給するために、比較的低い噴射圧力(1MPa以下)で使用されることを想定しており、主に金属や樹脂材料によって構成される。
液体噴射装置1Aは、噴射装置本体100と、流れ制御板200と、ノズルプレートと、を備えて構成されている。
噴射装置本体100は、円筒状に形成され、内側に円形の内側壁(内周壁)100aを有している。
ノズルプレート300は、噴射装置本体100の末端に設けられ、外周側のスリット状噴射口301、内周側のスリット状噴射口302が形成されている。スリット状噴射口301,302は、ノズルプレート300にドリル加工やレーザ加工、ワイヤーカット放電加工、3Dプリンタ等により数十~数百μmの幅となるように形成されている。また、ノズルプレート300は、噴射装置本体100の筒体の端面に溶接によって固定されている。
また、ノズルプレート300は厚みを有しており、厚み方向に所定の傾斜角度を持ってスリット状噴射口301,302が形成されている。即ち、ノズルプレート300の厚み方向に傾斜して貫通した流路(貫通流路)を形成するように、スリット状噴射口301,302が形成されている。貫通流路の向いている方向が傾斜角度である。ノズルプレート300の厚みが増すと貫通流路の長さは長くなるが、貫通流路の長さが短い場合と長い場合とを比べると、貫通流路が長い方が、噴射方向を制御しやすい(指向性を高くできる)。
流れ制御板200は、ノズルプレート300と対向する下面(平面)200aと、ノズルプレート300と反対側(流体が供給される側)に位置する上面(平面)200bと、噴射装置本体100の内側壁100aに対向する縁部(側面)200cと、を有し、略円盤状に形成されている。なお、下面200aと上面200bとは互いに平行になるように配置されている。また、下面200aとノズルプレート300の上面300cとは互いに平行になるように配置されている。
また、流れ制御板200は、噴射装置本体100の内径(2×R)よりも小さい外径(2×R1)を有している。また、流れ制御板200は、噴射装置本体100内においてノズルプレート300から軸方向に離間して配置されている。
また、流れ制御板200は、噴射装置本体100の内側壁100aと離間した状態で、噴射装置本体100に対して軸方向および径方向に移動することがないように固定されている。また、流れ制御板200と内側壁100aとの間には、狭小な流路201(隙間)が形成されている。この狭小な流路201は、流れ制御板200と噴射装置本体100との間の隙間(流路断面積)が変化しない流路である。
ノズルプレート300は、外周側のスリット状噴射口301と、内周側のスリット状噴射口302と、を有している。また、スリット状噴射口301,302は、ノズルプレート300を噴射装置本体100の内側から外側に向けて(略軸方向に)貫通して形成されている。また、スリット状噴射口301,302は、流れ制御板200側の入口301a,302aが、出口301b,302bよりも径方向内側に位置している。つまり、スリット状噴射口301,302は、入口301a,302aから出口301b,302bにかけて軸方向に対して外周側に向けて傾斜している。
図2は、第1実施形態に係るノズルプレートを下流側から見た図である。なお、図2において、破線は、外周側のスリット状噴射口301の入口301a、内周側のスリット状噴射口302の入口302aの位置を示している。
図2に示すように、ノズルプレート300は、多重円弧のスリット状噴射口301,302を備えている。外周側のスリット状噴射口301は、2つの円弧状のスリット状噴射口301を略円形状に配置することで構成されている。内周側のスリット状噴射口302は、2つの円弧状のスリット状噴射口302を略円形状に配置することで構成されている。また、スリット状噴射口301,302は、半径方向に二重に形成されている。なお、第1実施形態では、二重の円弧にした場合を例に挙げて説明するが、三重以上の円弧であってもよい。
また、スリット状噴射口301は、完全な円形ではなく、一方のスリット状噴射口301と他方のスリット状噴射口301との間にスリット状の孔が無いスリット非形成部(切れ目)300aが形成されている。外周側のスリット状噴射口301では、スリット非形成部300aが2箇所に形成されている。また、内周側のスリット状噴射口302についても外周側のスリット状噴射口301と同様に、一方のスリット状噴射口302と他方のスリット状噴射口302との間にスリットの無いスリット非形成部300b(切れ目)が形成されている。内周側のスリット状噴射口302では、スリット非形成部300bが2箇所に形成されている。このように、ノズルプレート300に、スリット非形成部300a,300bが形成されることで、ノズルプレート300が分解されずに一部品で構成することができる。
また、スリット非形成部300aとスリット非形成部300bは、周方向に90度ずれた位置に形成されている。これにより、外周側のスリット状噴射口301と内周側のスリット状噴射口302から流体が噴射されたときに、スリット状噴射口301から噴射される流体と、スリット状噴射口302から噴射される流体との干渉を減らすことができる。なお、十分な噴射量の確保(噴射口の断面積の最大化)と、微粒化の促進(噴射口幅の最小化)を両立するために、前記した円弧の切れ目(スリット非形成部300a,300b)の幅は最小限とすることが望ましい。
図3は、第1実施形態に係る流れ制御板を示す断面図である。
図3に示すように、流れ制御板200と噴射装置本体100との間には、足部202,203,204が設けられ、流れ制御板200が噴射装置本体100の内側壁100aに溶接によって固定されている。なお、足部202,203,204は、内側壁100aに固定される構成に限定されるものではなく、ノズルプレート300の上面300c(図1参照)に溶接によって固定される構成であってもよい。また、本実施形態では、3つの足部202,203,204によって構成されているが、2つの足部によって構成してもよく、4つ以上の足部によって構成してもよい。
また、足部202,203,204は、周方向に120度毎に等間隔に配置されている。なお、足部202,203,204の配置は、等間隔に配置される構成に限定されず、不等間隔に配置される構成であってもよい。
図1に戻って、外周側のスリット状噴射口301は、液体噴射装置1A(噴射装置本体100)の中心軸g(図1参照)に対してθ1(傾斜角度)外側に傾けて設けられている。また、内周側のスリット状噴射口302は、θ2(傾斜角度)外側に傾けて設けられている。なお、外側に傾けて設けるとは、中心軸gに対して、出口301b,302bが入口301a,302aよりも径方向外側に位置するように傾斜していることを意味している。
また、外周側のスリット状噴射口301の傾斜角度θ1が内周側のスリット状噴射口302の傾斜角度θ2よりも大きくなる関係(θ1>θ2)を持つように構成されている。なお、スリット状噴射口を半径方向に三重以上の配置とする場合は、内周側ほどスリット状噴射口の傾斜角度θが小さくなるように設ける。
また、設置半径R1の円柱状(円盤状)の流れ制御板200は、外周側のスリット状噴射口301の設置半径R2に対して、R1>R2の関係を持つように構成されている。なお、スリット状噴射口301の設置半径R2とは、ノズルプレート300の上面300cにおける中心軸gからスリット状噴射口301の入口301aの最も外周側の位置までの距離である。このように、設置半径R1が設置半径R2よりも大きく(長く)なることで、狭小な流路201を通過した流体が、まずノズルプレート300の上面300cに当たり、その後、スリット状噴射口301に向けて流れるようになる。また、スリット状噴射口が三重以上の配置とする場合は、最外周に配置されるスリット状噴射口の配置半径がR2に相当する。
次に、第1実施形態の効果について、図4と図5を用いて、特許文献1,2に代表される従来構造と比較しながら説明する。図4は、第1実施形態に係る液体噴射装置内部の流れ場及び噴霧流れ場を説明するための模式図である。図5は比較例としての液体噴射装置の構造、液体噴射装置内部の流れ場、及び噴霧流れ場を説明するための模式図である。
図4に示すように、液体噴射装置1Aの噴射装置本体100の上部からポンプ等で加圧されることで、流体(水、液体)500が噴射装置本体100に流入し、まず流れ制御板200に衝突する。そして、流体500は、流れ制御板200の上面200bに沿って流れ501、狭小な流路201に流入する。そして、流体500は、狭小な流路201によって流れ502の速度は増加する。ここで、円柱状の流れ制御板200の設置半径R1(図1参照)と、外周側のスリット状噴射口301の設置半径R2(図1参照)が、R1>R2の関係を持つことにより、狭小の流路201を通過した流れ502は、まずノズルプレート300の上面300cに衝突し、その後ノズルプレート300の上面300cに沿ってスリット状噴射口301,302へ流入する流れ503となる。スリット状噴射口301,302は、中心軸gに対して入口301a,302aから出口301b,302bに向けて外周側に傾斜しているため、流体500をスリット状噴射口301,302の入口301a,302aから鋭角の状態で流入させることにより、スリット状噴射口301,302への流入時に大きな流れのはく離または乱れ504を生じさせることができる。スリット状噴射口301,302の内部で乱れ504の流れが生じることで、スリット状噴射口301,302の出口301b,302bから噴射直後に形成される流体500の液膜の分裂が促進され、噴霧601,602の微粒化を促進することができる。さらに、はく離または乱れ504が生じることで、スリット状噴射口301,302内では噴射方向S1,S2に対して直角方向に速度が生じる。このため、噴霧601,602は、乱れ504が小さい場合と比較して、噴霧が広角化した噴霧角度603となる。これにより、噴霧601,602内に存在する体積当たりの液滴個数は少なくなり、液滴周囲の湿度が上昇しづらくなるため、蒸発を促進することができる。
さらに、外周側のスリット状噴射口301と内周側のスリット状噴射口302はそれぞれ液体噴射装置1Aの噴射装置本体100の中心軸gに対してθ1,θ2傾斜しており、θ1>θ2の関係であることから、それぞれ噴射される噴霧601,602は互いに干渉しにくくなっている。さらに、スリット状噴射口302の傾斜角度θ2をスリット状噴射口301の傾斜角度θ1より小さくすることにより、噴霧全体の中央部に生じる噴霧液滴が少ない領域400を低減することができる。これにより、広い範囲に偏りなく噴霧することで、液滴周囲の湿度が上昇しづらく、蒸発を促進する効果が期待できる。
以上のように、第1実施形態では、流れ制御板200の形状(R1>R2)およびスリット状噴射口301,302の配置と傾斜角度θ1,θ2を上記構造とすることにより、蒸気圧縮機に求められる噴霧の提供が可能となる。
一方で、図5は第1実施形態の構造を設けない、従来構造における多重円弧のスリット状噴射口を備えた液体噴射装置1000における、内部の流れ場500b、501b、および噴霧601b、602bを表している。
図5に示すように、従来構造の液体噴射装置1000は、噴射装置本体1100と、ノズルプレート1300と、を備えて構成されている。また、ノズルプレート1300には、外周側のスリット状噴射口1301、内周側のスリット状噴射口1302が形成されている。また、スリット状噴射口1301,1302は、いずれも中心軸gに対してθ10外側に傾けて設けられている。このような液体噴射装置1000では、流入した流体(水)の流れ場500bの流れは偏ることなく、スリット状噴射口1301,1302の流れ場501bに示すように直接流入する。これにより、スリット状噴射口1301,1302の内部では、はく離や乱れは生じにくい。このため、第1実施形態と比較して噴射される液膜の分裂は促進されないため、微粒化性能に劣る。さらに、スリット状噴射口1301から噴射される噴霧601b、スリット状噴射口1302から噴射される噴霧602bは、広がりにくく、噴霧601b,602bの内部では液滴が密な状態となるため、液滴は蒸発しにくい。また、外周側のスリット状噴射口1301および内周側のスリット状噴射口1302の傾斜角度θ10が同じ場合、噴霧601b,602bは同一の噴射方向S10であるため、噴射後すぐに噴霧601b,602bまたは液膜の干渉604が生じる。噴霧干渉すると体積当たりの液滴数が増加するため、液滴は蒸発しにくくなる。さらに、液膜干渉した場合は液膜が結合してしまい、液膜厚さが増加するため、生成される液滴径が大きくなってしまう。また、噴霧602bのように噴射口の傾斜角度θ10が第1実施形態の傾斜角度θ2よりも大きい場合、液滴数が少ない領域400bは広くなり、その結果、液滴蒸発はしにくくなる。以上のように、図5に示す従来構造においては、蒸気圧縮機に使用するには液滴蒸発の点で課題がある。そこで第1実施形態のように、流れ制御板200およびスリット状噴射口301,302を備えた構造にすることで、上記の課題を解決することができる。
以上説明したように、第1実施形態は、液体を微粒化して供給するための液体噴射装置1Aであって、噴射装置本体100の末端に液体を供給するための多重円弧のスリット状噴射口301,302を備える。外周側のスリット状噴射口301は、内周側のスリット状噴射口302よりも、噴射装置本体100の中心軸gに対する噴射口の傾斜角度(θ1>θ2)が大きく、かつ、スリット状噴射口301,302の上流には、外周側のスリット状噴射口301の設置半径R2よりも大きい設置半径R1の流れ制御板200が設置され、かつ、流れ制御板200と噴射装置本体100の内側壁100aとの間に狭小な流路201を形成している(図4参照)。これによれば、流れ制御板200によって誘起された流れがノズルプレート300の上面300cに沿ってスリット状噴射口301,302へ流入することにより、スリット状噴射口301,302の内部で乱れ504が生じる。これにより、スリット状噴射口301,302により形成される液膜の分裂を促進し、微粒化が促進される。さらに、スリット状噴射口301,302内では噴射方向S1,S2に対して直角方向に速度成分が誘起されるため、各スリット状噴射口301,302での噴霧角度603は大きくなり、蒸発しやすい噴霧601,602となる。また、内周側のスリット状噴射口302の傾斜角度θ2を、外周側のスリット状噴射口301の傾斜角度θ1よりも小さくすることにより、噴霧干渉を低減しつつ、噴霧601,602の内側の液滴が少ない領域(液滴が疎となる領域)400を低減する。これらにより、液滴の蒸発を促進する噴霧の提供が可能となる。
また、第1実施形態は、外周側のスリット状噴射口301および内周側のスリット状噴射口302は、複数の円弧状の噴射口を略円形状に配置することで構成され、外周側のスリット状噴射口301のスリット非形成部300a(切れ目)と、内周側のスリット状噴射口302のスリット非形成部300b(切れ目)とが周方向にずれて配置されている。これによれば、スリット状噴射口301から噴射される流体と、スリット状噴射口302から噴射される流体との干渉を減らすことができ、液滴の蒸発を促進することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る液体噴射装置1Bについて図6を用いて以下説明する。図6は、第2実施形態に係る液体噴射装置の構造を示す断面図である。以下、第1実施形態と同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する(第3実施形態以降についても同様)。
図6に示すように、第2実施形態の液体噴射装置1Bは、第1実施形態の流れ制御板200に替えて、流れ制御板200Bを備えている。この流れ制御板200Bの下面200dは、ノズルプレート300に対向する下面の形状が第1実施形態と異なり、外周側から液体噴射装置1Bの中心軸gに向かって、流れ制御板200Bとノズルプレート300との距離Lが徐々に近くなるように形成されている。
これにより、ノズルプレート300に沿って流入する流れ503cは、第1実施形態の形状であれば内周側ほど流量減少に伴う流速の低下が懸念されるが、第2実施形態の構成にすることで、内周側のスリット状噴射口302へも流体(水)を大きな流速で流入させることが可能となる。スリット状噴射口302内で生じるはく離や乱れ504cは微粒化や噴霧角度の拡大に十分なものとなり、結果として、スリット状噴射口301,302の位置によらず、十分な微粒化性能を得ることができる。
このように第2実施形態では、流れ制御板200Bは、外周側から噴射装置本体100の中心軸gに向かって、流れ制御板200Bとスリット状噴射口301,302を設けたノズルプレート300との距離が徐々に近くなるように形成する。これによれば、内周側のスリット状噴射口302に対しても、第1実施形態での流れ制御板200の場合と比べて、大きな流速で流体を流入させることができ、液滴の微粒化を促進することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る液体噴射装置1Cについて図7を用いて以下説明する。図7は、第3実施形態に係る液体噴射装置の構造を示す断面図である。
図7に示すように、第3実施形態の液体噴射装置1Cは、第1実施形態の流れ制御板200に替えて、流れ制御板200Cを備えている。この流れ制御板200Cは、噴射装置本体100の内側壁100aに対向する面の形状が第1実施形態と異なり、縁部(周面)200eを有している。この縁部200eは、上流から下流に向かって径(直径)が大きくなるように、テーパが形成されている。これにより、噴射装置本体100の内側壁100aと流れ制御板200Cとによって、下流ほど流路断面積が小さくなる狭小な流路201dが形成されている。この狭小な流路201dは、上流側の入口201fが、第1実施形態の流れ制御板200や第2実施形態の流れ制御板200Bの入口よりも広く形成され、下流側の出口201gが、第1実施形態の流れ制御板200や第2実施形態の流れ制御板200Bの出口よりも狭く形成されている。
ところで、第1実施形態に示す流れ制御板200や第2実施形態に示す流れ制御板200Bでは、流体が狭小な流路201の入口から流入した際に流路が急縮するため、大きな圧力損失(圧損)が生じる。そこで、第3実施形態の構成にすることで、流路断面積の急な変化を避けることができ、圧損を低減することができる。
また、第3実施形態の流れ制御板200Cを設置した場合、例えば、流れ制御板200Cの下部(下面200a)に、流れ制御板200Cを支持する足部205を備えている。この足部205は、ノズルプレート300の中心に位置し、上面300cに溶接によって固定されている。このように足部205をノズルプレート300に固定すると、流れ制御板200Cの設置が第1実施形態の場合と比べて容易になる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る液体噴射装置1Dについて図8を用いて以下説明する。図8は、第4実施形態に係る液体噴射装置の構造を示す断面図である。
図8に示すように、第4実施形態の液体噴射装置1Dは、第1実施形態のノズルプレート300に替えて、ノズルプレート300Dを備えている。このノズルプレート300Dは、上面(底面)300dの形状が異なっている。すなわち、ノズルプレート300Dは、外周側のスリット状噴射口301eと内周側のスリット状噴射口302eとの間の上面300dを外周側に向けて、数十~数百μmの厚さほど切削することで、段差部303を形成している。これにより、内周側のスリット状噴射口302eと流れ制御板200との距離L2が、外周側のスリット状噴射口301eと流れ制御板200との距離L1よりも短く形成されている。なお、この段差部303は、ノズルプレート300Dを噴射装置本体100に溶接する前に行われる。このように、外周側のスリット状噴射口301eを削り取ることで、ノズルプレート300Dの中央部に突出した部分が形成されている。
ところで、外周側のスリット状噴射口301eから流体が出た分、内周側のスリット状噴射口302eでは、流れが遅くなってスリット状噴射口302eの中に入るので、内周側のスリット状噴射口302eでは外周側のスリット状噴射口301eよりも効果が弱まる点がある。そこで、第4実施形態では、外周側のスリット状噴射口301eと内周側のスリット状噴射口302eとの間に段差部303を設けたものである。これによれば、ノズルプレート300Dに沿った流れは、段差部303により流れが上方(流れ制御板200側)に押し上げられ、内周側のスリット状噴射口302eの近傍で渦504eを生じる。これにより、内周側のスリット状噴射口302eに流入する流れ503eの流路が狭くなり、流入速度が増加する。さらに、渦504eの発生により、内周側のスリット状噴射口302eに流入する流れに乱れを与えることができる。以上の作用により、噴射される噴霧の微粒化促進と、第1実施形態のスリット状噴射口302の噴霧角度よりさらに噴霧広角化の効果が期待できる。
(第5実施形態)
第5実施形態に係る液体噴射装置について、図9を用いて以下説明する。図9は、第5実施形態に係るノズルプレートを下流側から見た図である。
図9に示すように、第5実施形態の液体噴射装置1Eは、第1実施形態のノズルプレート300に替えて、ノズルプレート300Eを備えている。このノズルプレート300Eは、外周側のスリット状噴射口301fと、内周側のスリット状噴射口302とを備えている。外周側のスリット状噴射口301fは、略半円弧状に形成され、図示の上側にのみ設けられている(片側に偏って噴射口が形成されている)。なお、図示していないが、ノズルプレート300E以外の噴射装置本体100、流れ制御板200については第1実施形態と同様に構成されている。
例えば、液体噴射装置1Eを蒸気圧縮機に設置する際、壁面Mに寄って設置されることがある。このとき、壁面Mに寄った側に噴射される噴霧は、噴射後すぐに壁面Mに接触し、液膜となってしまい、効率的に蒸発できない。そこで、第5実施形態では、壁面M側には、外周側のスリット状噴射口(すなわち、噴射口の傾斜角度が大きい噴射口)を設けず、噴霧領域側へ噴霧の大部分が噴射されるようにする。また、外周側のスリット状噴射口301fの円弧長を第1実施形態の一つのスリット状噴射口301(図2参照)の円弧長よりも延ばすことで、流量を確保することができる。
なお、第5実施形態では、外周側のスリット状噴射口が片側に偏って噴射口が形成された場合を例に挙げて説明したが、前記とは逆に、内周側のスリット状噴射口が片側に偏って噴射口が形成された構成であってもよい。
(第6実施形態)
第6実施形態に係る液体噴射装置について、図10、図11A及び図11Bを用いて以下説明する。図10は、第6実施形態に係るノズルプレートを下流側から見た図である。図11Aは、第6実施形態に係る流れ制御板を示す断面図である。図11Bは、第6実施形態に係るスリット状噴射口上流における流れ場を説明するための模式図である。
図10に示すように、第6実施形態に係る液体噴射装置1Fは、第5実施形態のノズルプレート300Eに替えてノズルプレート300Fを備えている。ノズルプレート300Fは、外周側のスリット状噴射口301fと、内周側のスリット状噴射口302gとを備えている。この内周側のスリット状噴射口302gは、円弧長が半円よりも若干長く形成されている。このように、内周側のスリット状噴射口302gは、噴霧が壁面Mへの衝突を回避するように壁面M側には形成せず、噴霧領域側に形成されている。これにより、全体としての噴射量は、スリット状噴射口が略円形状に形成されている場合よりも低下するものの、壁面Mへの液滴の衝突をさらに回避することが可能となる。
図11Aは、ノズルプレート300Fを使用した場合において、さらに噴霧を広角化するための実施形態である。
図11Aに示すように、流れ制御板200は、足部206,207,208を介して噴射装置本体100の内側壁100aに固定されている。これら足部206,207,208が位置する所では流れが形成されない。また、足部206,207,208は、対称面Sに非対称に配置されている。なお、第1実施形態の図3に示す足部202,203,204は、対称面Sに対称に配置されている。
図11Bに示すように、足部207と足部208との間の狭小の流路201(図11A参照)からの流れ502gは、内周側のスリット状噴射口302gに対して斜め方向から流れ込む。詳述すると、狭小の流路201からの流れ502は、内周側のスリット状噴射口302gが形成されていない領域を通って、内周側のスリット状噴射口302gに対して中心軸gから外周側に向けて流れ込む。なお、ノズルプレート300Fでは、内周側のスリット状噴射口302gに対して鈍角の状態で流入することになるので、剥離しにくく、乱れが起きにくい。しかし、流れ502gは、内周側のスリット状噴射口302gに対して直角方向よりも少し角度をもった状態で流入503gすることになる。これにより、内周側のスリット状噴射口302g内で噴射方向に対して周方向に向かう速度が誘起され、噴霧広角化の効果が得られる。なお、足部208と足部206との間の狭小の流路201からの流れ502hは、第1実施形態と同様に、外周側のスリット状噴射口301fの径方向外側から流入する。また、足部206と足部207との間の狭小の流路201からの流れ502iについても、第1実施形態と同様に、外周側のスリット状噴射口301fの径方向外側から流入する。
1A,1B,1C,1D,1E,1F 液体噴射装置
100 噴射装置本体
100a 内側壁
200,200B,200C 流れ制御板
200a,200d 下面
200b 上面
200e 縁部
201,201d 狭小な流路
206,207,208 足部
300,300D,300E,300F ノズルプレート
300a,300b スリット非形成部(切れ目)
300c,300d 上面
301,301e,301f 外周側のスリット状噴射口
302,302e,302g 内周側のスリット状噴射口
301a,302a 入口
301b,302b 出口
303 段差部
400 領域(液滴が少ない領域)
500 流体(水)
501 流れ(流れ制御板に衝突した流れ)
502 流れ(狭小な流路からノズルプレートに沿った流れ)
503 流れ(スリット状噴射口に流入する流れ)
504 はく離、乱れ
601 噴霧(外周側のスリット状噴射口からの噴霧)
602 噴霧(内周側のスリット状噴射口からの噴霧)
603 噴霧角度
604 干渉(液膜の干渉)
g 中心軸
L 距離(流れ制御板とノズルプレートとの距離)
L1 距離(外周側のスリット状噴射口と流れ制御板との間の距離)
L2 距離(内周側のスリット状噴射口と流れ制御板との間の距離)
R1 設置半径(流れ制御板の設置径)
R2 設置半径(外周側のスリット状噴射口の設置径)
S 対称面
θ1 傾斜角度(外周側のスリット状噴射口の傾斜角度)
θ2 傾斜角度(内周側のスリット状噴射口の傾斜角度)

Claims (7)

  1. 液体を微粒化して供給するための液体噴射装置であって、
    噴射装置本体の末端に液体を供給するための多重円弧のスリット状噴射口を備え、
    外周側のスリット状噴射口は、内周側のスリット状噴射口よりも、前記噴射装置本体の中心軸に対して径方向外側に向けて傾斜する噴射口の傾斜角度が大きく、かつ、前記スリット状噴射口の上流には、前記外周側のスリット状噴射口の設置径よりも大きい径の流れ制御板が設置され、かつ、前記流れ制御板と前記噴射装置本体の内側壁との間に狭小な流路が形成されていることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置において、
    前記流れ制御板は、外周側から前記噴射装置本体の中心軸に向かって、前記流れ制御板と前記スリット状噴射口を設けたノズルプレートとの距離が徐々に近くなるように形成されていることを特徴とする液体噴射装置。
  3. 請求項1に記載の液体噴射装置において、
    前記流れ制御板の縁部は、上流から下流に向かって径が大きく形成され、前記狭小な流路の流路断面積が狭くなるようにテーパを有することを特徴とする液体噴射装置。
  4. 請求項1に記載の液体噴射装置において、
    前記外周側のスリット状噴射口と前記内周側のスリット状噴射口との間に段差部が設けられ、前記内周側のスリット状噴射口と前記流れ制御板との間の距離が前記外周側のスリット状噴射口と前記流れ制御板との間の距離よりも短く形成されていることを特徴とする液体噴射装置。
  5. 請求項1に記載の液体噴射装置において、
    ノズルプレートに設ける前記外周側のスリット状噴射口および/または前記内周側のスリット状噴射口は、前記ノズルプレートに対して片側に偏って噴射口が形成されていることを特徴とする液体噴射装置。
  6. 請求項5に記載の液体噴射装置において、
    前記流れ制御板を前記噴射装置本体の内側壁に取り付ける複数の足部を備え、
    前記足部は、前記スリット状噴射口の対称面に対して、非対称となるように配置されていることを特徴とする液体噴射装置。
  7. 請求項1に記載の液体噴射装置において、
    前記外周側のスリット状噴射口および前記内周側のスリット状噴射口は、複数の円弧状の噴射口を略円形状に配置することで構成され、前記外周側のスリット状噴射口の切れ目と、前記内周側のスリット状噴射口の切れ目とが周方向にずれて配置されていることを特徴とする液体噴射装置。
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