JP2024064713A - 電子機器およびその制御方法 - Google Patents

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【課題】AF(オートフォーカス)処理とAE(自動露出)処理とを別々の位置で行う際の操作性を向上させる。【解決手段】本発明の電子機器は、撮像画像を表示するように制御し、第1のアイテムを前記撮像画像に重畳して表示するように制御し、前記撮像画像内の位置を指定するタッチ操作に基づいて、当該タッチ操作による指定位置に第2のアイテムを表示するように制御し、前記第1のアイテムの位置に基づいてオートフォーカス処理と自動露出処理の一方を行うように制御し、前記第2のアイテムの位置に基づいて前記オートフォーカス処理と前記自動露出処理の他方を行うように制御する制御手段を有することを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は電子機器およびその制御方法に関し、特にAF(オートフォーカス)処理およびAE(自動露出)処理を行う技術に関する。
デジタルカメラ、および撮像機能を有する小型電子機器(例えばPDA(Personal Digital Assistants))の普及と高機能化が進んでいる。通常、これらの電子機器はディスプレイを備えており、当該ディスプレイに被写体を表示することができる。ユーザは、ディスプレイで構図を確認しながら被写体を撮影することができる。ディスプレイにタッチパネルを重畳すれば、ユーザは、タッチ操作によってディスプレイ(表示面)上の位置を指定することができるようになる。
タッチ操作を受け付け可能な様々な電子機器が提案されている。例えば、タッチ操作によって指定された1つの位置に基づいてAF処理、AE処理、またはそれら両方を行う電子機器が提案されている。タッチ操作によって指定された位置にアイテム(例えば、AF処理および/またはAE処理の対象となる位置、領域、または被写体を示す指標である枠画像)を表示する電子機器も提案されている。さらに、AF処理および/またはAE処理の指標(アイテム)を表示している状態で、タッチ操作によって当該指標の位置とは異なる位置が指定されると、指定された位置に当該指標とは異なるアイテムを表示する電子機器も提案されている。
特許文献1には、タッチ操作によって指定された位置にAF処理および/またはAE処理の指標を移動させた後、特定のタッチ操作が行われた場合に当該指標の位置を初期位置に戻す撮像装置が開示されている。
特開2014-13398号公報
しかしながら、従来の電子機器は、AF処理とAE処理の両方を行う場合に、1つの位置でしかAF処理とAE処理の両方を行うことができない。また、従来の電子機器では、ユーザは、AF処理とAE処理を異なる位置で行うために、AF処理を行うための操作とAE処理を行うための操作とを個別に行わなければならず、操作性が悪い。
本発明は、AF(オートフォーカス)処理とAE(自動露出)処理とを別々の位置で行う際の操作性を向上させることを目的とする。
本発明の電子機器は、撮像画像を表示するように制御し、第1のアイテムを前記撮像画像に重畳して表示するように制御し、前記撮像画像内の位置を指定するタッチ操作に基づいて、当該タッチ操作による指定位置に第2のアイテムを表示するように制御し、前記第1のアイテムの位置に基づいてオートフォーカス処理と自動露出処理の一方を行うように制御し、前記第2のアイテムの位置に基づいて前記オートフォーカス処理と前記自動露出処理の他方を行うように制御する制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、AF(オートフォーカス)処理とAE(自動露出)処理とを別々の位置で行う際の操作性を向上させることができる。
デジタルカメラの外観図である。 デジタルカメラのブロック図である。 絶対指定モードと相対指定モードを示す図である。 相対指定モードにおけるタッチ操作の有効領域を示す図である。 絶対指定モードと相対指定モードの設定条件を示す図である。 絶対指定モード時のフローチャートである。 AF枠の初期位置を示す図である。 表示部28における表示例を示す図である。 相対指定モード時のフローチャートである。 EVF29における表示例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1(a),1(b)は、本発明を適用可能な装置(電子機器)の一例としてのデジタルカメラ100の外観図である。図1(a)はデジタルカメラ100の前面斜視図であり、図1(b)はデジタルカメラ100の背面斜視図である。
表示部28は、デジタルカメラ100の背面に設けられた表示部であり、画像や各種情報を表示する。タッチパネル70aは、表示部28の表示面(タッチ操作面)に対するタッチ操作を検出することができる。ファインダー外表示部43は、デジタルカメラ100の上面に設けられた表示部であり、シャッター速度や絞りをはじめとするデジタルカメラ100の様々な設定値を表示する。シャッターボタン61は撮影指示を行うための操作部材である。モード切替スイッチ60は、各種モードを切り替えるための操作部材である。端子カバー40は、デジタルカメラ100を外部機器に接続する接続ケーブル等とのコネクタ(不図示)を保護するカバーである。
メイン電子ダイヤル71は回転操作部材であり、メイン電子ダイヤル71を回すことで、シャッター速度や絞りなどの設定値の変更等が行える。電源スイッチ72は、デジタルカメラ100の電源のONとOFFを切り替える操作部材である。サブ電子ダイヤル73は回転操作部材であり、サブ電子ダイヤル73を回すことで、選択枠(カーソル)の移動や画像送りなどが行える。4方向キー74は、上、下、左、右部分をそれぞれ押し込み可能に構成され、4方向キー74の押した部分に応じた処理が可能である。SETボタン75は、押しボタンであり、主に選択項目の決定などに用いられる。
動画ボタン76は、動画撮影(記録)の開始や停止の指示に用いられる。AEロックボタン77は押しボタンであり、撮影待機状態でAEロックボタン77を押下することにより、露出状態を固定することができる。拡大ボタン78は、撮影モードのライブビュー表示(LV表示)において拡大モードのONとOFFを切り替えるための操作ボタンである。拡大モードをONとしてからメイン電子ダイヤル71を操作することにより、ライブビュー画像(LV画像)の拡大や縮小を行える。再生モードにおいては、拡大ボタン78は、再生画像を拡大したり、その拡大率を増加させたりするための操作ボタンとして機能する。再生ボタン79は、撮影モードと再生モードとを切り替えるための操作ボタンである。撮影モード中に再生ボタン79を押下することで再生モードに移行し、記録媒体200(後述)に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させることができる。メニューボタン81はメニュー画面を表示させる指示操作を行うために用いられる押しボタ
ンであり、メニューボタン81が押されると各種の設定が可能なメニュー画面が表示部28に表示される。ユーザは、表示部28に表示されたメニュー画面と、4方向キー74やSETボタン75とを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
タッチバー82は、タッチ操作を受け付けることが可能なライン状のタッチ操作部材(ラインタッチセンサー)である。タッチバー82は、右手の人差し指でシャッターボタン61を押下可能なようにグリップ部90を右手で握った状態(右手の小指、薬指、中指で握った状態)で、右手の親指でタッチ操作可能(タッチ可能)な位置に配置されている。すなわち、タッチバー82は、接眼部16に接眼して接眼ファインダー17を覗き、いつでもシャッターボタン61を押下できるように構えた状態(撮影姿勢)で操作可能な位置に配置されている。タッチバー82は、タッチバー82に対するタップ操作(タッチして所定期間以内にタッチ位置を移動させずに離す操作)、左右へのスライド操作(タッチした後、タッチしたままタッチ位置を移動させる操作)などを受け付け可能な受付部である。タッチバー82は、タッチパネル70aとは異なる操作部材であり、表示機能を備えていない。タッチバー82は、例えば各種機能を割当可能なマルチファンクションバー(M-Fnバー)として機能する。
通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150(後述;着脱可能)側と通信を行うための通信端子である。接眼部16は、接眼ファインダー17(覗き込み型のファインダー)の接眼部であり、ユーザは、接眼部16を介して内部のEVF29(後述;電子ビューファインダー)に表示された映像を視認することができる。接眼検知部57は、接眼部16にユーザ(撮影者)が接眼しているか否かを検知する接眼検知センサーである。蓋202は、記録媒体200(後述)を格納するスロットの蓋である。グリップ部90は、ユーザがデジタルカメラ100を構える際に右手で握りやすい形状とした保持部である。グリップ部90を右手の小指、薬指、中指で握ってデジタルカメラ100を保持した状態で、右手の人差指で操作可能な位置にシャッターボタン61とメイン電子ダイヤル71が配置されている。また、同じ状態で、右手の親指で操作可能な位置に、サブ電子ダイヤル73とタッチバー82が配置されている。サムレスト部91(親指待機位置)は、デジタルカメラ100の背面側の、どの操作部材も操作しない状態でグリップ部90を握った右手の親指を置きやすい箇所に設けられたグリップ部である。サムレスト部91は、保持力(グリップ感)を高めるためのラバー部材などで構成される。
図2は、デジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。レンズユニット150は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットである。レンズ103は通常、複数枚のレンズから構成されるが、図2では簡略して一枚のレンズのみで示している。通信端子6は、レンズユニット150がデジタルカメラ100側と通信を行うための通信端子であり、通信端子10は、デジタルカメラ100がレンズユニット150側と通信を行うための通信端子である。レンズユニット150は、これら通信端子6,10を介してシステム制御部50と通信する。そして、レンズユニット150は、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行う。また、レンズユニット150は、レンズシステム制御回路4によってAF駆動回路3を介してレンズ103を変位させることで焦点を合わせる。
シャッター101は、システム制御部50の制御で撮像部22の露光時間を自由に制御できるフォーカルプレーンシャッターである。
撮像部22は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子(イメージセンサー)である。撮像部22は、システム制御部50にデフォーカス量情報を出力する撮像面位相差センサーを有していてもよい。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の処理(画素補間、縮小といったリサイズ処理、色変換処理、等)を行う。また、画像処理部24は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、システム制御部50は、画像処理部24により得られた演算結果に基づいて露光制御や測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理、等が行われる。画像処理部24は、さらに、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
メモリ制御部15は、A/D変換器23、画像処理部24、メモリ32間のデータの送受信を制御する。A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。あるいは、A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24を介さずにメモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28やEVF29に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器19は、メモリ32に格納されている表示用の画像データをアナログ信号に変換して表示部28やEVF29に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器19を介して表示部28やEVF29により表示される。表示部28とEVF29のそれぞれは、LCDや有機EL等のディスプレイであり、D/A変換器19からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によってA/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器19においてアナログ信号に変換し、表示部28またはEVF29に逐次転送して表示することで、ライブビュー表示(LV)が行える。以下、ライブビュー表示で表示される画像をライブビュー画像(LV画像)と称する。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサー及び/または少なくとも1つの回路からなる制御部であり、デジタルカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。また、システム制御部50は、メモリ32、D/A変換器19、表示部28、EVF29等を制御することにより表示制御も行う。
システムメモリ52は例えばRAMであり、システム制御部50は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等をシステムメモリ52に展開する。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等である。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記録される。ここでいうプログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システムタイマー53は、各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
通信部54は、無線または有線ケーブルによって接続された外部機器との間で、映像信号や音声信号の送受信を行う。通信部54は無線LAN(Local Area Net
work)やインターネットとも接続可能である。また、通信部54は、Bluetooth(登録商標)やBluetooth Low Energyでも外部機器と通信可能である。通信部54は撮像部22で撮像した画像(LV画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像を送信可能であり、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検知部55は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部55で検知された姿勢に基づいて、撮像部22で撮影された画像が、デジタルカメラ100を横に構えて撮影された画像であるか、縦に構えて撮影された画像であるかを判別可能である。システム制御部50は、姿勢検知部55で検知された姿勢に応じた向き情報を撮像部22で撮像された画像の画像ファイルに付加したり、画像を回転して記録したりすることが可能である。姿勢検知部55としては、加速度センサーやジャイロセンサーなどを用いることができる。姿勢検知部55である加速度センサーやジャイロセンサーを用いて、デジタルカメラ100の動き(パン、チルト、持ち上げ、静止しているか否か等)を検知することも可能である。
接眼検知部57は、接眼ファインダー17(以後、単に「ファインダー」と記載する)の接眼部16に対する目(物体)の接近(接眼)および離反(離眼)を検知する(接近検知)、接眼検知センサーである。システム制御部50は、接眼検知部57で検知された状態に応じて、表示部28とEVF29の表示(表示状態)/非表示(非表示状態)を切り替える。より具体的には、少なくとも撮影待機状態で、かつ、表示先の切替設定が自動切替である場合において、非接眼中は表示先を表示部28として表示をオンとし、EVF29は非表示とする。また、接眼中は表示先をEVF29として表示をオンとし、表示部28は非表示とする。接眼検知部57としては、例えば赤外線近接センサーを用いることができ、EVF29を内蔵するファインダー17の接眼部16への何らかの物体の接近を検知することができる。物体が接近した場合は、接眼検知部57の投光部(図示せず)から投光した赤外線が物体で反射して赤外線近接センサーの受光部(図示せず)で受光される。受光された赤外線の量によって、物体が接眼部16からどの距離まで近づいているか(接眼距離)も判別することができる。このように、接眼検知部57は、接眼部16への物体の近接距離を検知する接眼検知を行う。非接眼状態(非接近状態)から、接眼部16に対して所定距離以内に近づく物体が検出された場合に、接眼されたと検出するものとする。接眼状態(接近状態)から、接近を検知していた物体が所定距離以上離れた場合に、離眼されたと検出するものとする。接眼を検出する閾値と、離眼を検出する閾値は例えばヒステリシスを設けるなどして異なっていてもよい。また、接眼を検出した後は、離眼を検出するまでは接眼状態であるものとする。離眼を検出した後は、接眼を検出するまでは非接眼状態であるものとする。なお、赤外線近接センサーは一例であって、接眼検知部57には、接眼とみなせる状態を検知できるものであれば他のセンサーを採用してもよい。
ファインダー外表示部43には、ファインダー外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出などを行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。
記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等
の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
操作部70は、ユーザからの操作(ユーザ操作)を受け付ける入力部であり、システム制御部50に各種の動作指示を入力するために使用される。図2に示すように、操作部70は、モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、電源スイッチ72、タッチパネル70a、その他の操作部材70b等を含む。その他の操作部材70bには、メイン電子ダイヤル71、サブ電子ダイヤル73、4方向キー74、SETボタン75、動画ボタン76、AEロックボタン77、拡大ボタン78、再生ボタン79、メニューボタン81、タッチバー82、等が含まれる。
モード切替スイッチ60は、システム制御部50の動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等のいずれかに切り替える。静止画撮影モードに含まれるモードとして、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、絞り優先モード(Avモード)、シャッター速度優先モード(Tvモード)、プログラムAEモード(Pモード)がある。また、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、カスタムモード等がある。モード切替スイッチ60により、ユーザは、これらのモードのいずれかに直接切り替えることができる。あるいは、モード切替スイッチ60で撮影モードの一覧画面に一旦切り替えた後に、表示された複数のモードのいずれかに、他の操作部材を用いて選択的に切り替えるようにしてもよい。同様に、動画撮影モードにも複数のモードが含まれていてもよい。
シャッターボタン61は、第1シャッタースイッチ62と第2シャッタースイッチ64を備える。第1シャッタースイッチ62は、シャッターボタン61の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の撮影準備動作を開始する。第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから、撮像された画像を画像ファイルとして記録媒体200に書き込むまでの、一連の撮影処理の動作を開始する。
タッチパネル70aは、表示部28の表示面(タッチパネル70aの操作面)への各種タッチ操作を検出するタッチセンサーである。タッチパネル70aと表示部28とは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル70aは、光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成され、表示部28の表示面の上層に取り付けられる。そして、タッチパネル70aにおける入力座標と、表示部28の表示面上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザインターフェース)を提供できる。
システム制御部50は、タッチパネル70aへの以下の操作、あるいは状態を検出できる。
・タッチパネル70aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル70aにタッチしたこと、すなわちタッチの開始(以下、タッチダウン(Touch-Down)と称する)
・タッチパネル70aを指やペンでタッチしている状態(以下、タッチオン(Touch-On)と称する)
・指やペンがタッチパネル70aをタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch-Move)と称する)
・タッチパネル70aへタッチしていた指やペンがタッチパネル70aから離れた(リ
リースされた)こと、すなわちタッチの終了(以下、タッチアップ(Touch-Up)と称する)
・タッチパネル70aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch-Off)と称する)
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出された場合も、同時にタッチオンが検出される。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル70a上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知される。そして、システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチパネル70a上にどのような操作(タッチ操作)が行われたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル70a上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル70a上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。所定距離以上をタッチムーブしたことが検出された場合はスライド操作が行われたと判定するものとする。タッチパネル70a上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作をフリックと呼ぶ。フリックは、言い換えればタッチパネル70a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行われたと判定できる(スライド操作に続いてフリックがあったものと判定できる)。さらに、複数箇所(例えば2点)を共にタッチして(マルチタッチして)、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。タッチパネル70aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサー方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものであってもよい。タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式があるが、いずれの方式でもよい。
本実施形態では、ユーザは、接眼状態(表示先がEVF29の場合)でのタッチムーブに応じて指標(例えば、AF枠)の位置を指定する指定モード(指定方法)を、絶対指定モードと相対指定モードのいずれかに設定することができる。
絶対指定モードでは、タッチパネル70aにおける入力座標と、EVF29の表示面上の表示座標とが対応付けられている。例えば、絶対指定モードでは、図3(a)のように、タッチパネル70aに対するタッチダウンがあると、タッチムーブが無くとも、タッチされた位置(入力座標)に対応付けられた位置(表示座標)が、AF枠の位置(座標)として設定される。そして、AF枠が、タッチダウン前の位置から、設定された位置まで移動する。ここで、表示面に画像が表示されている場合には、表示面上の位置(表示座標)は画像内の位置(座標)と捉えてもよい。また、タッチダウン後にタッチムーブがあると、タッチムーブ後のタッチ位置に基づいてAF枠が移動する。このように、絶対指定モードで指定(設定)される指標の位置は、タッチダウン前の指標の位置には関係なく、タッチダウンされた位置に基づいた位置となる。
一方、相対指定モードでは、タッチパネル70aにおける入力座標と、EVF29の表示面上の表示座標とが対応付けられていない。例えば、相対指定モードでは、図3(b)のように、タッチパネル70aに対するタッチダウンがあっただけでタッチムーブが無い状態では、AF枠はタッチダウン前の位置から移動しない。その後タッチムーブがあると
、タッチダウン位置に関わらず、現在のAF枠の位置(タッチダウン前に指定(設定)されていた位置)から、タッチムーブの移動方向にタッチムーブの移動量に応じた距離だけ、AF枠が移動する。
なお、相対指定モードにおいて、タッチパネル70aに対するタッチ操作の有効領域は、タッチパネル70aの操作面の全体でなくてもよい。例えば、図4に示すように、有効領域は、操作面の右半分、左半分、右上、右下などの一部領域のみであってもよい。また、有効領域の位置とサイズは、ユーザがメニュー画面において設定できてもよい。
また、指定モードの切り替え方法は特に限定されない。例えば、ユーザがメニュー画面から絶対指定モードと相対指定モードの一方を選択して設定できてもよい。システム制御部50が、接眼検知部57が接眼を検知しているか否かに応じて、指定モードを切り替えてもよい。例えば、図5に示すように、非接眼中であり且つ表示先が表示部28である場合に絶対指定モードが設定され、接眼中であり且つ表示先がEVF29である場合に相対指定モードが設定されてもよい。接眼中であり且つ表示先がEVF29である場合に絶対指定モードが設定されてもよい。表示先が表示部28である場合の絶対指定モードについては、表示先がEVF29である場合の絶対指定モードの上記説明における「EVF29」が「表示部28」と読み替えられる。
<絶対指定モード時の動作>
図6は、絶対指定モードが設定されたデジタルカメラ100における撮影モード処理のフローチャートである。この処理は、システム制御部50が、不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。撮影モードが設定されたデジタルカメラ100において、接眼検知部57により接眼が検知されなくなると、システム制御部50は、ライブビュー画像の表示先を表示部28に設定し、絶対指定モードを設定し、図6の撮影モード処理を開始する。図6の撮影モード処理は、接眼検知部57により接眼が検知されて相対指定モードに変更される、撮影モードが終了する、または、デジタルカメラ100の電源がOFFになるまで繰り返し行われる。なお、表示先がEVF29である場合の絶対指定モード時の動作については、以下の説明における「表示部28」が「EVF29」と読み替えられる。
S601では、システム制御部50は、表示部28にAF枠(枠画像)を表示する。AF枠は、ライブビュー画像(撮像画像)に重畳して表示される。AF枠の位置をユーザが指示していない場合には、初期位置にAF枠が表示される。AF枠の初期位置は、図7(a)のように表示部28の表示面の中心位置であってもよいし、図7(b)のように特定の被写体の位置であってもよいし、それら以外の位置であってもよい。
S602では、システム制御部50は、AF枠の位置に基づいてAF処理(オートフォーカス処理)を行う。例えば、AF枠で示された部分(被写体)でピントが合うようにAF処理が行われる。
S603では、システム制御部50は、表示部28にAE枠(枠画像)が表示されているか否かを判定する。AE枠が表示されている場合はS604へ進み、そうでない場合はS605へ進む。
S604では、システム制御部50は、キャンセル操作が行われたか否かを判定する。キャンセル操作が行われた場合はS606へ進み、そうでない場合はS605へ進む。キャンセル操作は、特定のボタンの押下であってもよいし、タッチパネル70aの特定の位置(例えば、タッチパネル70aの操作面の端部)をタッチする操作であってもよいし、タッチパネル70aを所定時間以上の時間、タッチし続ける操作であってもよい。キャン
セル操作は、それら以外の操作であってもよい。システム制御部50は、1つの操作のみをキャンセル操作とみなしてもよいし、複数の操作のそれぞれをキャンセル操作とみなしてもよい。
S605では、システム制御部50は、AE枠の位置に基づいてAE処理(自動露出処理)を行う。例えば、AE枠で示された部分の露出が適正露出となるように(AE枠で示された部分で白飛びや黒潰れが発生しないように)AE処理が行われる。
S606では、システム制御部50は、AE枠を非表示にする。
S607では、システム制御部50は、AF枠の位置に基づいてAE処理を行う。例えば、AF枠で示された部分の露出が適正露出となるように(AF枠で示された部分で白飛びや黒潰れが発生しないように)AE処理が行われる。本実施形態では、AE枠が表示されない場合は、AF枠の位置に基づいて、AF処理及びAE処理が実行される。
S608では、システム制御部50は、タッチパネル70aに対するタッチダウンがあったか否かを判定する。タッチダウンがあった場合はS609へ進む。タッチダウンがない場合はS601に戻る。
S609では、システム制御部50は、S608のタッチダウンがAE枠の位置またはAF枠の位置で行われたか否かを判定する。タッチダウンがAE枠の位置またはAF枠の位置で行われた場合はS611へ進み、そうでない場合はS610へ進む。
S610では、システム制御部50は、図8(a)のように、ユーザのタッチダウン位置(指定位置)にAF枠を表示し(移動させ)、AE枠を非表示にする。このとき、AF枠は、タッチダウン位置ではなく、初期位置、またはそれ以外の位置に表示されてもよい。また、S610の処理の後、AF枠は、同じ位置に表示され続けてもよいし、そうでなくてもよい。AF枠は、タッチダウン時またはタッチアップ時にAF枠の位置に存在していた被写体を追尾してもよい。そして、AE枠を非表示にするとともに、AF枠位置でAEを実行するようにする。S610の実行後は、S601に戻る。AE枠の位置およびAF枠の位置とは異なる位置を指定(タッチ)するようにタッチダウンが行われ(タッチ操作が開始され)、S609からS610に進んだ場合は、タッチダウンに続いてタッチムーブが行われることがある。その場合は、タッチムーブは受け付けてもよいし、受け付けなくてもよい。タッチムーブを受け付ける場合は、タッチムーブに合わせてAF枠を移動させてもよい。
S611では、システム制御部50は、タッチパネル70aからのタッチアップがあったか否かを判定する。タッチアップがあった場合はS610へ進み、そうでない場合はS612へ進む。ここでのタッチアップは、AE枠の位置またはAF枠の位置がタッチダウンで指定(タッチ)された後の、指定位置(タッチ位置)を移動させずに終了するタッチ操作である。
S612では、システム制御部50は、タッチパネル70aに対するタッチムーブがあったか否かを判定する。タッチムーブがあった場合はS613へ進み、そうでない場合はS611へ進む。ここでのタッチムーブは、AE枠の位置またはAF枠の位置がタッチダウンで指定(タッチ)された後の、指定位置(タッチ位置)を移動させるタッチ操作である。
S613では、システム制御部50は、表示部28にAE枠を表示する。ここでは、図8(b)のように、移動後のタッチ位置(移動後の指定位置)にAE枠が表示される。シ
ステム制御部50は、AE枠が表示されていなければ、AE枠を新たに表示し、AE枠が既に表示されていれば、移動後のタッチ位置にAE枠を移動させる。
S614では、システム制御部50は、AE枠の位置に基づいてAE処理を行う。
S615では、システム制御部50は、タッチパネル70aからのタッチアップがあったか否かを判定する。タッチアップがあったと判定された場合はS601に戻り、タッチアップがないと判定された場合はS616へ進む。タッチアップがあった場合に、図8(c)のように、AE枠は、同じ位置に表示され続けてもよいし、そうでなくてもよい。AE枠は、タッチアップ時にAE枠の位置に存在していた被写体を追尾してもよい。
S616では、システム制御部50は、タッチパネル70aに対するタッチムーブがあったか否かを判定する。タッチムーブがあった場合はS613へ進み、そうでない場合はS616へ進む。ここでのタッチムーブも、S612のタッチムーブと同様に、AE枠の位置またはAF枠の位置がタッチダウンで指定(タッチ)された後の、指定位置(タッチ位置)を移動させるタッチ操作である。
以上のように、図6の撮影モード処理によれば、AF処理とAE処理とを別々の位置で行う際の操作性を向上させることができる。例えば、ユーザは表示部28を見ながら、AF枠とは異なるAE枠をシンプルなタッチ操作で表示部28に素早く表示し、AF処理とAE処理とを別々の位置で行うことができる。
なお、S609では、タッチダウンの位置がAE枠の位置またはAF枠の位置と完全に一致する場合にのみ、タッチダウンがAE枠の位置またはAF枠の位置で行われたと判定されてもよいし(第1の方法)、そうでなくてもよい。例えば、タッチダウンの位置からAE枠の位置またはAF枠の位置までの距離が閾値よりも短い場合にのみ、タッチダウンがAE枠の位置またはAF枠の位置で行われたと判定されてもよい(第2の方法)。第1の方法によれば、AE枠の近くの被写体を対象としてAE処理を行いたい場合に、当該被写体の位置にAE枠を移動させることができる。第2の方法によれば、AE枠が小さく、AE枠の位置を正確にタッチすることが難しい場合に、ユーザが誤ってAE枠を非表示にしてしまう可能性を低減することができる。また、AE枠がAF枠のすぐ近くにある場合に、AE枠の位置に基づいてAE処理を行った結果は、AF枠の位置に基づいてAE処理を行った結果と同等になる。そのため、S613では、システム制御部50は、タッチ位置からAF枠の位置までの距離が閾値よりも長い場合にのみAE枠を表示してもよい。システム制御部50は、タッチ位置からAF枠の位置までの距離が閾値よりも長くなったタイミングでAE枠を表示し、その後、タッチが継続している間は、タッチ位置からAF枠の位置までの距離に依らず、AE枠を表示し続けてもよい。
また、上述したS613の変形例を採用する場合は、タッチムーブによってAE枠を移動させてAE枠からAF枠までの距離を閾値よりも短くする操作(例えば、AE枠をAF枠に重ねる操作)を、S604のキャンセル操作とみなしてもよい。AE枠からAF枠までの距離が閾値よりも短い状態でのタッチアップを、S604のキャンセル操作とみなしてもよい。上述したS613とS604の変形例によれば、AF枠のすぐ近くにAE枠が表示され(例えば、AF枠とAE枠が重なり合って表示され)、撮像画像に写る被写体が見づらくなることを抑制できる。タッチ位置からAF枠の位置までの距離が閾値と等しい場合は、AE枠を表示してもよいし、AE枠を表示しなくてもよい。
また、S609で、タッチダウン位置がAF枠位置と判断された場合であっても、AE枠が(AF枠と異なる位置に)表示されている場合は、その後、タッチムーブがあったとしても、AE枠の位置を変更しないようにしてもよい。例えば、AE枠がAF枠と異なる
位置に表示されている状態でAF枠位置へのタッチダウンが行われ、その後、タッチムーブを検出したことに応じて、AE枠の表示位置は変更せずに、AF枠の表示位置を移動したタッチ位置に変更するようにしてもよい。そして、変更したAF枠位置でAF処理をするようにしてもよい。なお、AE枠が表示されていないときに、S609で、タッチダウン位置がAF枠位置と判断された場合には、S610以降の処理を行うようにする。タッチムーブがあった場合は、移動前のタッチ位置にAF枠を表示し、移動後のタッチ位置にAE枠を表示し、AF枠位置でAF処理を行い、AE枠位置でAE処理を行うようにする。
上述の絶対指定モード時の動作によれば、AF処理の基準となるAF枠の位置の指定と、AE処理の基準となるAE枠の位置の指定とを、個別に実行可能である。また、タッチ位置によっては、AF枠の位置の指定と、AE枠の位置の指定を同時に変更することも可能である。
<相対指定モード時の動作>
図9は、相対指定モードが設定されたデジタルカメラ100における撮影モード処理のフローチャートである。この処理は、システム制御部50が、不揮発性メモリ56に格納されたプログラムをシステムメモリ52に展開して実行することにより実現される。撮影モードが設定されたデジタルカメラ100において、接眼検知部57により接眼が検知されるようになると、システム制御部50は、ライブビュー画像の表示先をEVF29に設定し、相対指定モードを設定し、図9の撮影モード処理を開始する。図9の撮影モード処理は、絶対指定モードに変更される、撮影モードが終了する、または、デジタルカメラ100の電源がOFFになるまで繰り返し行われる。
S901からS907までの処理は、図6のS601からS607までの処理と同様である。ただし、S601からS607までの処理の説明における「表示部28」が「EVF29」と読み替えられる。
S908では、システム制御部50は、タッチパネル70aに対するタッチダウンがあったか否かを判定する。タッチダウンがあった場合はS909へ進み、タッチダウンがない場合はS901に戻る。
S909では、システム制御部50は、タッチパネル70aからのタッチアップがあったか否かを判定する。タッチアップがあった場合はS901に戻り、タッチアップがないない場合はS910へ進む。
S910では、システム制御部50は、タッチパネル70aに対するタッチムーブがあったか否かを判定する。タッチムーブがあった場合はS911へ進み、そうでない場合はS909へ進む。
S911では、システム制御部50は、EVF29にAE枠が表示されているか否かを判定する。AE枠が表示されている場合はS912へ進み、そうでない場合はS913へ進む。
S912では、システム制御部50は、S908のタッチダウンがAE枠の位置で行われたとみなす。これにより、AE枠の位置がS910のタッチムーブの起点とみなされる。S910のタッチムーブ(およびS916のタッチムーブ)は、AE枠の位置がタッチダウンで指定(タッチ)された後の、指定位置(タッチ位置)を移動させるタッチ操作とみなされる。図10(a)では、AE枠が表示されているため、タッチダウンがAE枠の位置で行われたとみなされる。
S913では、システム制御部50は、S908のタッチダウンがAF枠の位置で行われたとみなす。これにより、AF枠の位置がS910のタッチムーブの起点とみなされる。S910のタッチムーブ(およびS916のタッチムーブ)は、AF枠の位置がタッチダウンで指定(タッチ)された後の、指定位置(タッチ位置)を移動させるタッチ操作とみなされる。
S914では、システム制御部50は、EVF29に仮枠を表示する。仮枠は、S910のタッチムーブによる移動後のタッチ位置(移動後の指定位置)に表示される。ここでのタッチ位置は、実際にタッチされたタッチパネル70aの操作面上の位置ではなく、実際にタッチされた位置に対応するEVF29の表示面上の位置である。AE枠が表示されている場合には、システム制御部50は、S908のタッチダウンがAE枠の位置で行われたとみなして(S912)、移動後のタッチ位置(移動後の指定位置)を算出し、図10(b)のように仮枠を表示する。AE枠が表示されていない場合には、システム制御部50は、S908のタッチダウンがAF枠の位置で行われたとみなして(S913)、移動後のタッチ位置(移動後の指定位置)を算出し、算出したタッチ位置に仮枠を表示する。
S915では、システム制御部50は、タッチパネル70aからのタッチアップがあったか否かを判定する。タッチアップがあった場合はS918へ進み、そうでない場合はS916へ進む。
S916では、システム制御部50は、タッチパネル70aに対するタッチムーブがあったか否かを判定する。タッチムーブがあった場合はS917へ進み、そうでない場合はS915へ進む。
S917では、システム制御部50は、EVF29に仮枠を表示する。仮枠は、S916のタッチムーブによる移動後のタッチ位置(移動後の指定位置)に表示される。S917のタッチ位置も、S914のタッチ位置と同様に、実際にタッチされたタッチパネル70aの操作面上の位置ではなく、実際にタッチされた位置に対応するEVF29の表示面上の位置である。S917のタッチ位置の算出方法も、S914の算出方法と同様である。
S918では、システム制御部50は、S915のタッチアップ時に特定のボタンが押下されていたか(タッチ操作の終了時に特定の操作が行われたか)否かを判定する。特定のボタンが押下されていた場合(特定の操作が行われた場合)はS919へ処理を進め、そうでない場合はS920へ処理を進める。なお、特定の操作は、特定のボタンの押下に限られず、例えばタッチアップ後、所定の時間内に再びタッチパネル70aに対するタッチダウンを行う操作であってもよい。
S919では、システム制御部50は、仮枠の位置にAE枠を表示する。システム制御部50は、AE枠が表示されていなければ、AE枠を新たに表示し、AE枠が既に表示されていれば、図10(c)のようにAE枠を移動させる。AE枠は、同じ位置に表示され続けてもよいし、そうでなくてもよい。AE枠は、タッチアップ時に仮枠の位置に存在していた被写体を追尾してもよい。
S920では、システム制御部50は、仮枠の位置にAF枠を移動させる。
S921では、システム制御部50は、仮枠を非表示にする。その後、S901に戻る。
以上のように、図9の撮影モード処理でも、AF処理とAE処理とを別々の位置で行う際の操作性を向上させることができる。例えば、ユーザはEVF29を見ながら、AF枠とは異なるAE枠をシンプルなタッチ操作でEVF29に素早く表示し、AF処理とAE処理とを別々の位置で行うことができる。
なお、S613の変形例と同様に、S914では、システム制御部50は、タッチ位置からAF枠の位置までの距離が閾値よりも長い場合にのみ仮枠を表示してもよい。システム制御部50は、タッチ位置からAF枠の位置までの距離が閾値よりも長くなったタイミングで仮枠を表示し、その後、タッチが継続している間は、タッチ位置からAF枠の位置までの距離に依らず、仮枠を表示し続けてもよい。
また、S604の変形例と同様に、上述したS914の変形例を採用する場合は、AE枠からAF枠までの距離を閾値よりも短くする操作(例えば、AE枠をAF枠に重ねる操作)を、S904のキャンセル操作とみなしてもよい。例えば、タッチムーブによって仮枠を移動させて仮枠からAF枠までの距離を閾値よりも短くした状態で行われるタッチアップを、S604のキャンセル操作とみなしてもよい。
また、S911の処理とS912の処理とを省略し、常にS913の処理が行われるようにしてもよい(常にAF枠の位置がタッチムーブの起点とみなされてもよい)。
以上のように、本実施形態によれば、AF処理とAE処理とを別々の位置で行う際の操作性を向上させることができる。例えば、撮像画像内の位置を指定するシンプルなタッチ操作に基づいて指定位置にAF枠とは異なるAE枠を素早く表示し、AF処理とAE処理とを別々の位置で行う(素早く開始する)ことができる。また、本実施形態では、表示画面をメニュー画面に遷移させる必要もないし、AF処理を行うための操作とAE処理を行うための操作とを個別に行う必要もない。このことからも、AF処理とAE処理とを別々の位置で素早く開始することができる。AF処理とAE処理とを別々の位置で素早く開始することができるため、シャッターチャンスを逃すことなく、ユーザの意図に近い露出値で撮影を行うことができる。AF処理とAE処理とを別々の位置で素早く開始することは、AF処理とAE処理を同じ位置で行うか異なる位置で行うかを素早く切り替えることと捉えてもよい。
また、本実施形態では、シンプルなタッチ操作で、AF枠の位置とAE枠の位置とを個別に(素早く)指定することができる。これにより、ユーザの意図に近い画像(静止画または動画)を容易に撮影することができる。例えば、ユーザが車の撮影をするとき、車のボディ前面に配置されたエンブレムにピントを合わせたい状況が考えられる。エンブレムの位置を指定し、指定位置でAF処理を行うことによって、エンブレムにピントを合わせることができる。しかしながら、撮影対象の車がオープンカーではなく屋根付きの車であった場合に、エンブレムの位置を指定し、指定位置でAF処理とAE処理の両方を行うと、薄暗い車内の部分で黒潰れが発生し、運転者の表情がわかりにくくなってしまう。本実施形態では、エンブレムをAF枠で指定し、運転者の顔をAE枠で指定して、エンブレムを対象としてAF処理を行い、運転者の顔を対象としてAE処理を行うことができる。こうすることによって、エンブレムと運転者の顔との両方が視認しやすい画像を容易に撮影することができる(エンブレムにピントを合わせるとともに、運転者の顔の部分で黒潰れが発生するのを抑制することができる)。
なお、タッチ操作に基づいて複数のAE枠を表示してもよい。そして、表示された複数のAE枠のうちの一部(2つ以上)または全部の位置を対象としてAE処理を行ってもよい。また、1つ以上のAE枠とともにAF枠が表示されている場合には、AE枠の位置と
AF枠の位置とを対象としてAE処理を行ってもよい。複数の位置を対象としてAE処理を行う場合には、例えば、複数の位置の平均輝度(平均は単純平均であってもよいし、加重平均であってもよい)が所定の輝度になるように露出値を決定してもよい。これにより、AE処理の対象とされた複数の位置それぞれの明るさがユーザの意図に近い画像を容易に撮影することができる。例えば、結婚式でウェディングドレスを着た人間を撮影したい場合に、当該人間の顔をAF枠で指定して、白いドレスをAE枠で指定することで、顔の明るさとドレスの明るさとの両方がユーザの意図に近い画像を容易に撮影することができる。
また、特定のボタンの押下中のみAE枠を表示して、AE枠の位置を対象としたAE処理を行い、特定のボタンの押下が解除されたことに応じて、AE枠を非表示にし、AE処理の対象をAF枠の位置に戻してもよい。
また、上述した実施形態では、ファインダー17への接眼が検知されているか否かに応じて、指定モードが絶対指定モードと相対指定モードの間で切り替えられるが、これに限られない。例えば、光学式ファインダーの場合には、システム制御部50は、ミラーダウンしているか否かを判定してもよい。そして、システム制御部50は、ミラーダウンしていれば、接眼中であるとみなして相対指定モードを設定し、ミラーアップしていれば、接眼中でないとみなして絶対指定モードを設定してもよい。また、電子ビューファインダーの場合には、システム制御部50は、ライブビュー画像がEVF29に表示されているか否かを判定してもよい。そして、システム制御部50は、ライブビュー画像がEVF29に表示されていれば、接眼中であるとみなして相対指定モードを設定し、ライブビュー画像が表示部28に表示されていれば、接眼中でないとみなして絶対指定モードを設定してもよい。
また、上述した実施形態では、AF枠が常に表示され、タッチ操作に基づいてAE枠が表示されたり非表示にされたりするが、これに限られない。例えば、AF枠とAE枠の一方を常に表示し、タッチ操作に基づいてAF枠とAE枠の他方を表示したり非表示にしたりすればよく、AE枠を常に表示し、AF枠を表示したり非表示にしたりしてもよい。AF枠を常に表示するか、AE枠を常に表示するかを、ユーザがメニュー画面から設定できてもよい。ユーザがタッチ操作で指標(アイテム)を表示させる場合に、システム制御部50は、ユーザが特定の操作を行っているか否かに応じて、AE枠を表示するかAF枠を表示するかを決定してもよい。
また、タッチパネル70aは、表示部28と一体的に構成されていなくてもよく、例えば表示部28から離れた位置に設けられたタッチパッドであってもよい。この場合にも、ファインダー17への接眼中か否かに応じて、指定モードを絶対指定モードと相対指定モードの間で切り替えたり、指標の表示方法および移動方法を切り替えたりしてよい。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサーや回路)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明の実施形態を詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明を撮像装置(デジタルカメラ)に適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されず、タッチ操作を受け付け可能であ
り且つAF処理とAE処理を実行可能な電子機器であれば適用可能である。例えば、本発明は、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話端末や携帯型の画像ビューワ、プリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。また、本発明は、映像プレーヤー、表示装置(投影装置を含む)、タブレット端末、スマートフォン、AIスピーカー、家電装置や車載装置などに適用可能である。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本実施形態の開示は、以下の構成、方法、プログラム、および媒体を含む。
(構成1)
撮像画像を表示するように制御し、
第1のアイテムを前記撮像画像に重畳して表示するように制御し、
前記撮像画像内の位置を指定するタッチ操作に基づいて、当該タッチ操作による指定位置に第2のアイテムを表示するように制御し、
前記第1のアイテムの位置に基づいてオートフォーカス処理と自動露出処理の一方を行うように制御し、
前記第2のアイテムの位置に基づいて前記オートフォーカス処理と前記自動露出処理の他方を行うように制御する制御手段
を有することを特徴とする電子機器。
(構成2)
前記第1のアイテムと前記第2のアイテムとのそれぞれは、枠画像である
ことを特徴とする構成1に記載の電子機器。
(構成3)
前記撮像画像内の、前記第1のアイテムの位置および前記第2のアイテムの位置とは異なる位置を指定するようにタッチ操作が開始された場合に、前記制御手段は、前記第2のアイテムを非表示にするように制御する
ことを特徴とする構成1または2に記載の電子機器。
(構成4)
前記制御手段は、前記第2のアイテムが非表示の場合は、前記第1のアイテムの位置に基づいてオートフォーカス処理と自動露出処理の両方を行うように制御する
ことを特徴とする構成3に記載の電子機器。
(構成5)
前記撮像画像内の、前記第1のアイテムの位置および前記第2のアイテムの位置とは異なる位置を指定するようにタッチ操作が開始された場合に、前記制御手段は、当該タッチ操作による指定位置に前記第1のアイテムを移動させるように制御する
ことを特徴とする構成1~4のいずれかに記載の電子機器。
(構成6)
前記撮像画像内の、前記第1のアイテムの位置および前記第2のアイテムの位置とは異なる位置を指定するようにタッチ操作が開始された場合に、前記制御手段は、当該タッチ操作による指定位置に前記第1のアイテムを移動させるとともに、前記第2のアイテムを非表示にするように制御する
ことを特徴とする構成1~5のいずれかに記載の電子機器。
(構成7)
前記制御手段は、前記第2のアイテムが非表示の場合は、前記第1のアイテムの位置に基づいてオートフォーカス処理と自動露出処理の両方を行うように制御する
ことを特徴とする構成6に記載の電子機器。
(構成8)
前記撮像画像内の、前記第1のアイテムの位置または前記第2のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動された場合に、前記制御手段は、移動後の指定位置に前記第2のアイテムを表示するように制御する
ことを特徴とする構成1~7のいずれかに記載の電子機器。
(構成9)
前記第2のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動された場合は、前記制御手段は、移動後の指定位置に前記第2のアイテムを表示するように制御するが、
前記第1のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動された場合は、前記制御手段は、移動後の指定位置に前記第2のアイテムを表示するようには制御しない
ことを特徴とする構成8に記載の電子機器。
(構成10)
前記第2のアイテムが表示されていないときに、前記第1のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動された場合は、前記制御手段は、移動前の指定位置に前記第1のアイテムを表示し、移動後の指定位置に前記第2のアイテムを表示するように制御する
ことを特徴とする構成8または9に記載の電子機器。
(構成11)
前記撮像画像内の、前記第1のアイテムの位置または前記第2のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動されずに当該タッチ操作が終了した場合に、前記制御手段は、当該タッチ操作による指定位置に前記第1のアイテムを表示し、前記第2のアイテムを非表示にするように制御する
ことを特徴とする構成1~10のいずれかに記載の電子機器。
(構成12)
前記制御手段は、前記タッチ操作による指定位置に第3のアイテムを表示するように制御し、当該タッチ操作の終了時に特定の操作が行われた場合に、当該タッチ操作による指定位置に前記第2のアイテムを表示して、前記第3のアイテムを非表示にするように制御する
ことを特徴とする構成1または2に記載の電子機器。
(構成13)
前記制御手段は、前記タッチ操作による指定位置に第3のアイテムを表示するように制御し、当該タッチ操作の終了時に特定の操作が行われなかった場合に、当該タッチ操作による指定位置に前記第1のアイテムを移動させて、前記第3のアイテムを非表示にするように制御する
ことを特徴とする構成1、構成2、および構成12のいずれかに記載の電子機器。
(構成14)
タッチが開始されてタッチ位置が移動された場合に、前記制御手段は、前記第2のアイテムが表示されていれば、前記第2のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動されたと判断して、移動後の指定位置に前記第3のアイテムを表示するように制御する
ことを特徴とする構成12または13に記載の電子機器。
(構成15)
タッチが開始されてタッチ位置が移動された場合に、前記制御手段は、前記第2のアイテムが表示されていなければ、前記第1のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動されたと判断して、移動後の指定位置に前記第3のアイテムを表示するように制御する
ことを特徴とする構成12~14のいずれかに記載の電子機器。
(構成16)
前記制御手段は、
前記第2のアイテムが表示されている場合には、前記第2のアイテムの位置に基づいて前記オートフォーカス処理と前記自動露出処理の前記他方を行うように制御し、
前記第2のアイテムが表示されていない場合には、前記第1のアイテムの位置に基づいて前記オートフォーカス処理と前記自動露出処理の前記他方を行うように制御する
ことを特徴とする構成1~15のいずれかに記載の電子機器。
(方法)
撮像画像を表示するように制御するステップと、
第1のアイテムを前記撮像画像に重畳して表示するように制御するステップと、
前記撮像画像内の位置を指定するタッチ操作に基づいて、当該タッチ操作による指定位置に第2のアイテムを表示するように制御するステップと、
前記第1のアイテムの位置に基づいてオートフォーカス処理と自動露出処理の一方を行うように制御するステップと、
前記第2のアイテムの位置に基づいて前記オートフォーカス処理と前記自動露出処理の他方を行うように制御するステップと
を有することを特徴とする電子機器の制御方法。
(プログラム)
コンピュータを、構成1~16のいずれかに記載の電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
(媒体)
コンピュータを、構成1~16のいずれかに記載の電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
100:デジタルカメラ 50:システム制御部

Claims (19)

  1. 撮像画像を表示するように制御し、
    第1のアイテムを前記撮像画像に重畳して表示するように制御し、
    前記撮像画像内の位置を指定するタッチ操作に基づいて、当該タッチ操作による指定位置に第2のアイテムを表示するように制御し、
    前記第1のアイテムの位置に基づいてオートフォーカス処理と自動露出処理の一方を行うように制御し、
    前記第2のアイテムの位置に基づいて前記オートフォーカス処理と前記自動露出処理の他方を行うように制御する制御手段
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1のアイテムと前記第2のアイテムとのそれぞれは、枠画像である
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記撮像画像内の、前記第1のアイテムの位置および前記第2のアイテムの位置とは異なる位置を指定するようにタッチ操作が開始された場合に、前記制御手段は、前記第2のアイテムを非表示にするように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記制御手段は、前記第2のアイテムが非表示の場合は、前記第1のアイテムの位置に基づいてオートフォーカス処理と自動露出処理の両方を行うように制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記撮像画像内の、前記第1のアイテムの位置および前記第2のアイテムの位置とは異なる位置を指定するようにタッチ操作が開始された場合に、前記制御手段は、当該タッチ操作による指定位置に前記第1のアイテムを移動させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記撮像画像内の、前記第1のアイテムの位置および前記第2のアイテムの位置とは異なる位置を指定するようにタッチ操作が開始された場合に、前記制御手段は、当該タッチ操作による指定位置に前記第1のアイテムを移動させるとともに、前記第2のアイテムを非表示にするように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記制御手段は、前記第2のアイテムが非表示の場合は、前記第1のアイテムの位置に基づいてオートフォーカス処理と自動露出処理の両方を行うように制御する
    ことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記撮像画像内の、前記第1のアイテムの位置または前記第2のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動された場合に、前記制御手段は、移動後の指定位置に前記第2のアイテムを表示するように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  9. 前記第2のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動された場合は、前記制御手段は、移動後の指定位置に前記第2のアイテムを表示するように制御するが、
    前記第1のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動された場合は、前記制御手段は、移動後の指定位置に前記第2のアイテムを表示するようには制御しない
    ことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記第2のアイテムが表示されていないときに、前記第1のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動された場合は、前記制御手段は、移動前の指定位置に前記第1のアイテムを表示し、移動後の指定位置に前記第2のアイテムを表示するように制御する
    ことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
  11. 前記撮像画像内の、前記第1のアイテムの位置または前記第2のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動されずに当該タッチ操作が終了した場合に、前記制御手段は、当該タッチ操作による指定位置に前記第1のアイテムを表示し、前記第2のアイテムを非表示にするように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  12. 前記制御手段は、前記タッチ操作による指定位置に第3のアイテムを表示するように制御し、当該タッチ操作の終了時に特定の操作が行われた場合に、当該タッチ操作による指定位置に前記第2のアイテムを表示して、前記第3のアイテムを非表示にするように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  13. 前記制御手段は、前記タッチ操作による指定位置に第3のアイテムを表示するように制御し、当該タッチ操作の終了時に特定の操作が行われなかった場合に、当該タッチ操作による指定位置に前記第1のアイテムを移動させて、前記第3のアイテムを非表示にするように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  14. タッチが開始されてタッチ位置が移動された場合に、前記制御手段は、前記第2のアイテムが表示されていれば、前記第2のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動されたと判断して、移動後の指定位置に前記第3のアイテムを表示するように制御する
    ことを特徴とする請求項12に記載の電子機器。
  15. タッチが開始されてタッチ位置が移動された場合に、前記制御手段は、前記第2のアイテムが表示されていなければ、前記第1のアイテムの位置を指定するようにタッチ操作が開始され、当該タッチ操作による指定位置が移動されたと判断して、移動後の指定位置に前記第3のアイテムを表示するように制御する
    ことを特徴とする請求項12に記載の電子機器。
  16. 前記制御手段は、
    前記第2のアイテムが表示されている場合には、前記第2のアイテムの位置に基づいて前記オートフォーカス処理と前記自動露出処理の前記他方を行うように制御し、
    前記第2のアイテムが表示されていない場合には、前記第1のアイテムの位置に基づいて前記オートフォーカス処理と前記自動露出処理の前記他方を行うように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  17. 撮像画像を表示するように制御するステップと、
    第1のアイテムを前記撮像画像に重畳して表示するように制御するステップと、
    前記撮像画像内の位置を指定するタッチ操作に基づいて、当該タッチ操作による指定位置に第2のアイテムを表示するように制御するステップと、
    前記第1のアイテムの位置に基づいてオートフォーカス処理と自動露出処理の一方を行
    うように制御するステップと、
    前記第2のアイテムの位置に基づいて前記オートフォーカス処理と前記自動露出処理の他方を行うように制御するステップと
    を有することを特徴とする電子機器の制御方法。
  18. コンピュータを、請求項1~16のいずれか1項に記載の電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
  19. コンピュータを、請求項1~16のいずれか1項に記載の電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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