JP2024064354A - 拡大観察装置、拡大観察方法、拡大観察プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

拡大観察装置、拡大観察方法、拡大観察プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の観察位置の各々において合焦させつつ観察設定に応じた観察画像の取得を簡便かつ速やかに実行可能とする。【解決手段】一括リプレイに際しては複数の観察位置Poが特定されて、複数の観察位置Poのそれぞれに対してリプレイが実行される。特に、対象位置の指定(ステップS207、S209)あるいは観察画像Iの指定(ステップS203、S208)といった簡便なユーザー操作の受け付けに伴って、一括リプレイでの観察対象となる複数の観察位置Poが特定される。また、記憶部95に保存された観察画像Iのうちから所望の観察画像Iを指定するといった簡便なユーザー操作の受け付けに伴って、複数の観察位置Poの各々において観察画像Iを取得する際の観察設定Coが指定される(ステップS203)。【選択図】図6

Description

この発明は、観察対象物を拡大して観察する拡大観察技術に関する。
デジタルマイクロスコープ等の拡大観察装置は、載置台に載置された観察対象物をレンズによって結像することで生成した像を撮像素子によって撮像する。こうして観察対象物を撮像することで観察画像が取得される。また、観察対象物を撮像するにあたっては、レンズの倍率、レンズの種類あるいは観察対象物に照射する照明といった各種条件が設定される。これに対して、特許文献1では、各種条件の設定を簡便化する技術が提案されている。具体的には、顕微鏡による観察像を撮像して撮像画像を取得した際の各種条件が状態情報として記録され、撮像画像の再生時に状態情報を読み出して、状態情報に示される条件が再現される。
特開2002-267943号公報
ところで、観察対象物に対して観察位置を変更しつつ複数の観察位置で観察画像を取得するといった使い方を拡大観察装置に対して行うことができる。ただし、このような使い方においては、複数の観察位置の各々での観察画像の取得を所望の観察設定で実行するために要するユーザーの操作が複雑になっていた。さらに、適切な観察画像の取得のためには、観察位置において観察対象物に対して合焦させる必要がある。この際、複数の観察位置の各々でレンズの合焦に時間を要することで、複数の観察位置での観察画像の取得に時間を要していた。そこで、複数の観察位置の各々において合焦させつつ観察設定に応じた観察画像の取得を簡便かつ速やかに実行できることが求められていた。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、複数の観察位置の各々において合焦させつつ観察設定に応じた観察画像の取得を簡便かつ速やかに実行可能とすることを目的とする。
本発明に係る拡大観察装置は、載置台と、載置台に載置された観察対象物を結像するレンズと、レンズによって結像された観察対象物を撮像する撮像素子と、観察位置を変更させるために、載置台とレンズとの相対位置を変更する第1移動部と、観察高さを変更させるために、載置台に対するレンズの相対距離を変更する第2移動部と、撮像素子が撮像する観察対象物に対して合焦する合焦状態における載置台に対するレンズの観察高さを合焦高さとして測定する測定手段と、観察設定に基づいて撮像素子により撮像された観察対象物の観察画像を取得する画像取得部と、画像取得部により取得された観察画像と、当該観察画像に対応する観察設定と、当該観察画像に対応する観察位置とを紐づけて保存する記憶部と、対象位置の指定または記憶部に保存された観察画像から対象画像の指定を受け付けて、当該対象位置または当該対象画像に紐づけて保存された観察位置に基づいて複数の観察位置を特定する特定部と、特定部により特定した複数の観察位置の各々に撮像素子の視野を相対移動させるよう第1移動部を制御するとともに、測定手段で測定された合焦高さと観察対象物の形状情報とに基づいて当該複数の観察位置の各々において相対距離を調整するように第2移動部を制御して、当該複数の観察位置の各々において、記憶部に保存された観察画像のうち指定された観察画像に紐づけて保存された観察設定に基づいて、撮像素子により撮像された観察対象物の観察画像を取得するように画像取得部を制御する再現制御部と、を備える。
本発明に係る拡大観察方法は、観察画像と、当該観察画像に対応する観察設定と、当該観察画像に対応する観察位置とを紐づけて保存された観察画像の中から指定された対象画像または指定された対象位置に基づいて複数の観察位置を特定する工程と、特定された複数の観察位置の各々に、載置台に載置された観察対象物を結像するレンズを相対移動させるとともに、レンズによって結像された観察対象物を撮像する撮像素子が撮像する観察対象物に対して合焦する合焦状態における載置台に対するレンズの観察高さを合焦高さとして測定した結果と観察対象物の形状情報とに基づいて当該複数の観察位置の各々においてレンズの載置台に対する相対距離を調整して、当該複数の観察位置の各々において、記憶部に保存された観察画像のうち指定された観察画像に紐づけて保存された観察設定に基づいて撮像素子により撮像された観察対象物の観察画像を取得する工程と、を備える。
本発明に係る拡大観察プログラムは、観察画像と、当該観察画像に対応する観察設定と、当該観察画像に対応する観察位置とを紐づけて保存された観察画像の中から指定された対象画像または指定された対象位置に基づいて複数の観察位置を特定する工程と、特定された複数の観察位置の各々に、載置台に載置された観察対象物を結像するレンズを相対移動させるとともに、レンズによって結像された観察対象物を撮像する撮像素子が撮像する観察対象物に対して合焦する合焦状態における載置台に対するレンズの観察高さを合焦高さとして測定した結果と観察対象物の形状情報とに基づいて当該複数の観察位置の各々においてレンズの載置台に対する相対距離を調整して、当該複数の観察位置の各々において、記憶部に保存された観察画像のうち指定された観察画像に紐づけて保存された観察設定に基づいて撮像素子により撮像された観察対象物の観察画像を取得する工程と、をコンピューターに実行させる。
本発明に係る記録媒体は、上記の拡大観察プログラムをコンピューターにより読み出し可能に記憶する。
このように構成された本発明(拡大観察装置、拡大観察方法、拡大観察プログラムおよび記録媒体)では、観察画像と、当該観察画像に対応する観察設定と、当該観察画像に対応する観察位置とが紐づけて記憶部に予め保存される。そして、対象位置の指定あるいは記憶部に保存された観察画像からの対象画像の指定を受け付けて、当該対象位置あるいは当該対象画像に紐づけて保存された観察位置に基づいて複数の観察位置が特定される。つまり、対象位置あるいは観察画像の指定といった簡便なユーザー操作の受け付けに伴って、観察対象となる複数の観察位置が特定される。続いて、特定された複数の観察位置の各々にレンズを相対移動させつつ、当該複数の観察位置の各々において、記憶部に保存された観察画像のうち指定された観察画像に紐づけて保存された観察設定に基づいて撮像素子により撮像された観察対象物の観察画像が取得される。つまり、記憶部に保存された観察画像のうちから所望の観察画像を指定するといった簡便なユーザー操作の受け付けに伴って、複数の観察位置の各々において観察画像を取得する際の観察設定が指定される。しかも、観察対象物に対して合焦する合焦状態における載置台に対するレンズの観察高さを合焦高さとして測定した結果と観察対象物の形状情報とに基づいて当該複数の観察位置の各々においてレンズの載置台に対する相対距離が調整される。その結果、複数の観察位置の各々において合焦させつつ観察設定に応じた観察画像の取得を簡便かつ速やかに実行することが可能となっている。
以上のように、本発明によれば、複数の観察位置の各々において合焦させつつ観察設定に応じた観察画像の取得を簡便かつ速やかに実行することが可能となる。
本発明に係る拡大観察装置の構成を模式的に示す図。 図1の拡大観察装置が具備する電気的構成を示すブロック図。 リング照明の構成を模式的に示す底面図。 拡大観察装置によって実行される通常観察の一例を示すフローチャート。 図4の通常観察により実行されるデータの保存態様の一例を模式的に示す図。 リプレイ制御の第1例を示すフローチャート。 リプレイ制御の対象となるサンプルの一例を模式的に示す図。 リプレイ制御の対象となるサンプルの別の例を模式的に示す図。 リプレイ制御の対象となるサンプルの別の例を模式的に示す図。 リプレイ制御のためにディスプレイに表示される画面を模式的に示す図。 リプレイ制御のためにディスプレイに表示される画面を模式的に示す図。 リプレイ制御のためにディスプレイに表示される画面を模式的に示す図。 リプレイ制御のためにディスプレイに表示される画面を模式的に示す図。 リプレイ制御のためにディスプレイに表示される画面を模式的に示す図。 リプレイ制御のためにディスプレイに表示される画面を模式的に示す図。 リプレイ制御のためにディスプレイに表示される画面を模式的に示す図。 リプレイ制御の第2例を示すフローチャート。 リプレイ制御のためにディスプレイに表示される画面を模式的に示す図。 リプレイ制御のためにディスプレイに表示される画面を模式的に示す図。 オフセットを調整するための画面の一例を模式的に示す図。 ワークの三次元形状をワーク形状情報が示す場合の制御を模式的に示す図。 観察位置の特定方法の変形例を模式的に示す図。
図1は本発明に係る拡大観察装置の構成を模式的に示す図であり、図2は図1の拡大観察装置が具備する電気的構成を示すブロック図である。なお、図1および以下の図では、水平方向であるX方向、X方向に直交する水平方向であるY方向および鉛直方向であるZ方向を適宜示す。図1に示す拡大観察装置1は、観察対象物であるワーク11を拡大した観察画像をユーザーに表示する。この拡大観察装置1は、ワーク11を拡大した観察画像を取得するマイクロスコープ2と、マイクロスコープ2を制御する制御システム9とを備える。
図2に示すように、制御システム9はコントローラ91を備え、コントローラ91は演算部93および記憶部95を有する。演算部93はCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーであり、記憶部95はHDD(Hard Disk Drive)あるいはSSD(Solid State Drive)等の記憶装置である。記憶部95には、マイクロスコープ2で取得された観察画像Iや当該観察画像Iに紐づけられたメタデータ(設定データ)を含む観察画像関連データDiを保存する。さらに、記憶部95は拡大観察プログラム12を保存し、演算部93は、記憶部95から読み出した拡大観察プログラム12を実行することで、ステージ駆動制御部931、ヘッド駆動制御部932、照明制御部933、画像取得部934、合焦高さ測定部935、画像処理部936、再現制御部937、観察位置特定部938、画像検索部939、表示制御部941、操作受付部942、設定部943、出力部944および読込部945を構築する。これらの機能部931~938、941~945の詳細は後述する。なお、拡大観察プログラム12は、例えば外部のサーバーコンピューター(記録媒体)からダウンロードされて記憶部95に保存される。さらに、記憶部95には、ワーク11の形状を示すワーク形状情報13が保存される。本実施形態では、ワーク形状情報13は、ワーク11の形状が平面であることを示す情報を含む。なお、ワーク形状情報13は、ワーク11の形状が平面であることを示す情報に限らず、三次元形状を示す情報や、円筒などの幾何形状を示す情報を含んでいてもよい。
さらに、制御システム9は、ワーク11の観察画像をユーザーに表示するディスプレイ97と、拡大観察装置1に対するユーザーの操作が実行される操作部99とを備える。ディスプレイ97は、表示制御部941の制御に応じた表示を行う。操作部99は、キーボード991、マウス992あるいはジョイスティック993といった入力機器を有し、ユーザーは、これらを操作することで、拡大観察装置1に指令を入力することができる。これに対して、操作受付部942は、操作部99に対するユーザーの操作に応じた操作部99から受信することで、当該操作が示す指令を受け付ける。
図1に示すように、マイクロスコープ2は、当該マイクロスコープ2の設置面に載置される基台21と、基台21の上に配置されたステージ駆動機構22と、ステージ駆動機構22によって支持されるステージ23とを備える。ステージ23は、水平なサンプル支持平面231を有し、サンプル支持平面231の上にワーク11が載置される。ステージ駆動機構22は、図2に示すX軸ステージ駆動部22x、Y軸ステージ駆動部22yおよびZ軸ステージ駆動部22zを有する。X軸ステージ駆動部22xは、ステージ駆動制御部931の指令に応じてステージ23をX方向に駆動するモーターを有し、Y軸ステージ駆動部22yは、ステージ駆動制御部931の指令に応じてステージ23をY方向に駆動するモーターを有し、Z軸ステージ駆動部22zは、ステージ駆動制御部931の指令に応じてステージ23をZ方向に駆動するモーターを有する。これらのモーターとしては、例えばステッピングモーターを用いることができる。
そして、ステージ駆動制御部931は、X軸ステージ駆動部22x、Y軸ステージ駆動部22yおよびZ軸ステージ駆動部22zを制御することで、X方向、Y方向およびZ方向にステージ23を移動させる。例えば、操作受付部942がジョイスティック993に対する操作に応じた指令を受け付けると、ステージ駆動制御部931は、当該指令に応じてX軸ステージ駆動部22xおよびY軸ステージ駆動部22yを制御することで、ステージ23をX方向およびY方向に移動させる。
また、マイクロスコープ2は、ステージ23のサンプル支持平面231に上側から対向する観察ヘッド3を備える。観察ヘッド3は観察視野Vを有し、サンプル支持平面231上のワーク11のうち、観察視野Vに重なる部分の観察画像Iを撮像する。この観察ヘッド3は、Z方向に延設された筒状のハウジング31と、ハウジング31の下端に設けられたレンズホルダー32と、レンズホルダー32に取り付けられた対物レンズ33とを有する。さらに、観察ヘッド3は、ハウジング31内に配置されたハーフミラー34および固体撮像素子35を有し、ハーフミラー34は、ハウジング31と固体撮像素子35との間に位置する。対物レンズ33は、サンプル支持平面231上のワーク11に上側から対向し、ワーク11から射出されて対物レンズ33に入射する光Lsは、ハーフミラー34を通過した後に、固体撮像素子35に結像される。なお、光Lsの結像は、対物レンズ33の他に設けられた図示を省略するレンズあるいはミラーと対物レンズ33とで構成される結像光学系によって実行される。固体撮像素子35は、CCDイメージセンサーあるいはCMOSイメージセンサー等であり、当該固体撮像素子35に結像された光Lsを検出することで、ワーク11の観察画像Iを撮像する。固体撮像素子35によって撮像された観察画像Iは、固体撮像素子35から画像取得部934に送信される。こうして画像取得部934は、観察視野V内におけるワーク11の観察画像Iを取得する。
なお、レンズホルダー32としては、互いに異なる倍率を有する複数の対物レンズ33が取り付けられたリボルバー式のレンズホルダー32を用いてもよい。この場合、レンズホルダー32を回転させることで、複数の対物レンズ33のうちからワーク11に対向する一の対物レンズ33を切り換えることができる。すなわち、観察画像Iを取得する際の倍率を切り換えることができる。
マイクロスコープ2は、観察ヘッド3のハウジング31に取り付けられた落射照明41を備える。落射照明41は、ハウジング31内のハーフミラー34に側方から対向するようにハウジング31の側面に取り付けられる。落射照明41から射出された光Lfは、ハーフミラー34によって対物レンズ33に向けて反射されて、対物レンズ33を介してワーク11に照射される。この光Lfは、ワーク11に対してZ方向に平行に照射される。こうしてワーク11に照射された光Lfは、当該ワーク11によって反射されて、上記の光Lsとして対物レンズ33に入射する。
また、マイクロスコープ2は、観察ヘッド3のハウジング31に取り付けられたリング照明43(図3)を備える。ここで、図3はリング照明の構成を模式的に示す底面図である。リング照明43は、底面視において対物レンズ33を囲むようにハウジング31の外側に取り付けられる。リング照明43から射出された光Lrは、Z方向に対して傾きつつワーク11に照射される。また、図3に示すように、円周状に配列された複数の光射出部431を有し、複数の光射出部431は互いに独立して点灯および消灯する。したがって、複数の光射出部431のうち、点灯する光射出部431を変更することで、ワーク11に光Lrを照射する方向を切り換えることができる。こうしてワーク11に照射された光Lrは、当該ワーク11によって反射されて、上記の光Lsとして対物レンズ33に入射する。
さらに、マイクロスコープ2は、ワーク11の下側から対物レンズ33に向けて光Ltを射出する透過照明45を備える。透過照明45は、例えばサンプル支持平面231の内部に配置され、生物組織等の光Ltを透過するワーク11を観察するために使用される。透過照明45から射出された光Ltは、ワーク11を透過して、上記の光Lsとして対物レンズ33に入射する。
落射照明41、リング照明43および透過照明45によってワーク11に光Lf、光Lrおよび光Ltをワーク11に照射する際の設定、すなわち照明設定は、照明制御部933によって制御される。ここで、照明設定は、
・落射照明41による光Lfの射出の有無および光Lfの強さ
・リング照明43に含まれる複数の光射出部431それぞれによる光Lrの射出の有無および光Lrの強さ
・透過照明45による光Ltの射出の有無および光Ltの強さ
・対物レンズ33の絞り値
の少なくとも1つを含む。
固体撮像素子35は、撮影設定に従って、画像取得部934によって制御される。ここで、撮影設定としては、固体撮像素子35のホワイトバランスやゲイン露光時間が含まれてもよい。このような設定が記憶部95に保存され、保存された設定を再現時に利用することで、観察の再現性を高めることができる。
さらに、マイクロスコープ2は、観察ヘッド3をZ方向に移動可能に支持するヘッド支持部24を備える。ヘッド支持部24は、Z方向に平行に基台21から立設されたZ軸ガイド241と、Z軸ガイド241によってZ方向に案内されるZ軸可動部材242とを有し、Z軸可動部材242に観察ヘッド3のハウジング31が取り付けられている。また、ヘッド支持部24は、図2に示すZ軸ヘッド駆動部24zを有する。Z軸ヘッド駆動部24zは、ヘッド駆動制御部932の指令に応じてZ軸可動部材242をZ方向に駆動することで、観察ヘッド3をZ方向に移動させるモーター(例えば、ステッピングモーター)を有する。また、観察ヘッド3のZ方向への移動に伴って、落射照明41およびリング照明43もZ方向に移動する。
図4は拡大観察装置によって実行される通常観察の一例を示すフローチャートであり、図5は図4の通常観察により実行されるデータの保存態様の一例を模式的に示す図である。図4の通常観察は、コントローラ91の制御によって実行され、ワーク11の観察画像Iを撮像し、当該観察画像Iに画像処理(解析処理)を実行するとともに当該観察画像Iを記憶部95に保存する。
この通常観察においては、ユーザーによるジョイスティック993の操作に応じたX方向あるいはY方向への移動を示す指令を操作受付部942が受け付けたのに応じて、ステージ23上のワーク11がX方向あるいはY方向に移動される。これに伴って、観察視野Vがワーク11に対して相対移動して、ワーク11のうち観察対象となる部分に観察視野Vを位置決めすることができる。
そして、操作受付部942が観察視野Vの撮像を指令する撮像指令を受け付けると(ステップS101で「YES」)、設定部943が操作受付部942から受け取った撮像指令に応じた各設定を画像取得部934、合焦高さ測定部935および画像処理部936に実行する。つまり、この撮像指令は、ユーザーによるジョイスティック993等の操作部99の操作によって位置決めされた観察視野Vの位置、ワーク11の画像を撮像する際の設定(照明設定等)および後述する解析処理(ステップS105)の内容等を含む。これに対して、設定部943は、操作部99への操作に基づく撮像指令を操作受付部942から受け付けると、かかる撮像指令に応じた各設定を画像取得部934、合焦高さ測定部935および画像処理部936に実行する。ステップS102では、設定部943による設定に応じて、合焦高さ測定部935が合焦高さを測定する。具体的には、合焦高さ測定部935からの指令に応じて、ステージ駆動制御部931がZ軸ヘッド駆動部24zによって観察ヘッド3をZ方向に移動(上昇あるいは下降)させつつ、画像取得部934が固体撮像素子35によって観察画像Iを複数回撮像する。これによって、互いに異なる高さで対物レンズ33によって結像されたワーク11を示す複数の観察画像Iが取得される。そして、合焦高さ測定部935は、複数の観察画像Iそれぞれのコントラストに基づき、観察視野Vの代表点(例えば、中心点)においてワーク11に合焦する対物レンズ33の高さを合焦高さとして求める。こうして測定された合焦高さは、合焦高さ測定部935からヘッド駆動制御部932に出力される。
ステップ103では、ヘッド駆動制御部932は、合焦高さ測定部935から受け取った合焦高さに基づきZ軸ヘッド駆動部24zを制御して、ステップS102で求めた合焦高さに対物レンズ33を位置させる。ステップS104では、設定部943による設定に応じて画像取得部934が固体撮像素子35に観察視野Vを撮像させて、観察視野Vにおけるワーク11の観察画像Iを取得する。
ステップS105では、ステップS104で取得された観察画像Iに対して画像処理部936が設定部943による設定に応じた解析処理(画像処理)を実行する。具体的には、ワーク11は金属組織を含み、画像取得部934は、ワーク11に含まれる金属組織の観察画像Iが示す粒度を結晶粒度標準図の粒度番号1~8のいずれかに、分類する(金属組織解析)。この分類は、学習済みの機械学習モデルにより分類する解析処理を行ってもよい。また、金属組織解析としては、結晶粒度の分類以外にも、ワーク11に含まれる酸化物化合物や硫化物化合物などの非金属介在物を抽出し、計測・分類を行う解析処理を行ってもよい。さらに、金属に含まれる黒鉛の球状化率を算出する解析処理を金属組織解析として行ってもよい。ステップS106では、画像処理部936によって取得された観察画像Iと、当該観察画像Iを撮像した際の設定データDc(メタデータ)とが出力部944によって紐づけられて、観察画像関連データDiとして出力部944から記憶部95に保存される。
その結果、図5に示すように、観察画像Iを示す画像データImg(1)、Img(2)、…と、画像データImg(1)、Img(2)、…に紐づけられた設定データDcとを示す観察画像関連データDi(1)、Di(2)、…が、記憶部95に蓄積される。図5に示すように、設定データDcは、観察画像Iを撮像した際の対物レンズ33の座標である観察座標を含む。対物レンズ33の観察座標は、対物レンズ33の位置である観察位置(X座標、Y座標)と、対物レンズ33の高さである観察高さ(Z座標)とで構成される。さらに、設定データDcは、観察画像Iを撮像した際の照明設定や、観察画像Iを取得する際の撮影設定、観察画像Iに対する解析処理(画像処理)を実行する際の解析設定を含む。また、次に説明するリプレイ制御では、設定データDcに含まれる観察設定Coが記憶部95から読み出されて使用される。本実施形態において、観察設定Coは、設定データDcのうち、観察位置(X,Y)および観察高さ(Z)以外の項目を含む。
つまり、本実施形態では、記憶部95に保存された観察画像関連データDiが示す観察設定Coに基づく観察をリプレイするリプレイ制御を実行することができる。図6はリプレイ制御の第1例を示すフローチャートであり、図7はリプレイ制御の対象となるサンプルの一例を模式的に示す図であり、図8Aおよび図8Bはリプレイ制御の対象となるサンプルの別の例を模式的に示す図であり、図9A~図9Gはリプレイ制御のためにディスプレイに表示される画面を模式的に示す図である。図6のリプレイ制御は、再現制御部937の制御に基づき実行される。なお、図6における「1:N」は、リプレイ対象として選択された1個の観察画像Iに紐づけられた観察設定Coに基づく観察を、N個(Nは複数)の観察位置(X,Y)に対して実行(リプレイ)することを示す。
ステップS201では、読込部945が記憶部95から読み込んだ複数の観察画像Iを、表示制御部941がディスプレイ97に表示する。具体的には、図9Aに示す画面Sa1が表示制御部941によってディスプレイ97に表示される。画面Sa1は、観察視野Vの画像をリアルタイムに表示するナビゲーション部60を有する。また、画面Sa1は、記憶部95に保存される観察画像Iのディレクトリに関する情報を示すディレクトリ情報表示部61を有する。ディレクトリ情報表示部61は、サイドアルバムタブおよび検索タブを有し、サイドアルバムタブが選択されると、観察画像Iが保存されるディレクトリがディレクトリ情報表示部61に表示され、検索タブが選択されると観察画像Iを検索するための画面がディレクトリ情報表示部61に表示される。さらに、画面Sa1は、ディレクトリ情報表示部61において選択されたディレクトリに保存される複数の観察画像Iの一覧を表示する画像一覧表示部62を有する。また、画面Sa1は、リプレイで実行する内容を示す実行内容表示部64を有する。実行内容表示部64では、リプレイで実行される各項目(撮影設定、撮影、解析)を示す項目表示部641と、ワーク11のうち当該各項目の実行対象となる観察位置での画像(プレビュー)を示すプレビュー表示部642とを有する。また、画面Sa1は、ユーザーによる操作を受け付けるボタンが設けられたボタン操作部65を有する。
ステップS201では、かかる画面Sa1の画像一覧表示部62に、記憶部95に保存された複数の観察画像Iの一覧が表示される。また、ステップS202では、検索タブが選択された状態において、ディレクトリ情報表示部61が操作されたことに応じて、画像検索部939がディレクトリ情報表示部61で指定された検索条件に応じた観察画像Iを、記憶部95から検索する(検索処理)。画像検索部939は、観察画像Iを撮像した時刻、観察画像Iを撮像した際の照明設定、観察画像Iに対して実行した画像処理の内容や結果等を検索条件として受け付ける。検索処理の実行によって、画像一覧表示部62では、検索条件に該当する観察画像Iが表示される。
ステップS203では、再現制御部937は、画像一覧表示部62に表示された検索条件に該当する観察画像Iのうちから一の観察画像Iをリプレイ対象として選択する選択操作を操作受付部942が受け付けたかを判定する。操作受付部942が選択操作を受け付けていない場合(ステップS203で「NO」の場合)には、ステップS202の検索処理に戻る。一方、操作受付部942が選択操作を受け付けた場合(ステップS203で「YES」の場合)には、再現制御部937は、リプレイ対象として選択された一の観察画像Iに紐づけられた設定データDcを、読込部945が記憶部95から読み出す(ステップS204)。
ステップ205では、当該一の観察画像Iに紐づけられた設定データDcを、各種の項目に応じて分類する。項目としては、例えば観察画像Iの撮像設定、あるいは解析設定等が挙げられる。また、観察画像Iの撮像設定としては、上述の照明設定件、観察画像Iを撮像する倍率、露光時間、ホワイトバランス、ゲイン、ハレーション除去、High Dynamic Range、リング状の反射光の除去、Optical
Shadow Effect Modeあるいは照明設定を自動的に最適化するマルチライティング等が例えば挙げられる。画像合成の設定としては、深度合成、3D合成あるいは画像連結等が挙げられる。解析設定としては、2D測定あるいは3D測定、または、金属組織解析などが挙げられる。また、解析設定として、金属組織解析の種類に応じたレポートフォーマットが含まれ、観察画像Iに紐づけられていてもよい。そして、ステップS206では、再現制御部937は、ステップS205での分類結果に基づき、設定データDcに含まれる項目(撮影設定、撮影、解析)を画面Sa1の項目表示部641に表示する(ステップS206)。
ステップS207では、再現制御部937は、リプレイをスキャン撮像によって実行するか否かを判定する。つまり、リプレイの実行態様としては、スキャン撮像および離散撮像が設けられている。スキャン撮像は、ワーク11に対して観察視野Vより広いスキャン範囲Rsを設定して、スキャン範囲Rs内で観察視野Vの位置(すなわち、観察位置Po)を変更しつつ観察視野Vの撮像を行うことでスキャン範囲Rsの全体を撮像する。離散撮像は、ワーク11に対して離散的に設定された複数の観察位置Poのそれぞれに観察視野Vを移動させつつ観察視野Vの撮像を行うことでワーク11を部分的に撮像する。これに対して、操作受付部942は、操作部99に入力されたユーザーの操作に応じて、スキャン撮像の実行指令および離散撮像の実行指令の一方を受け付ける。
例えば、ワーク11が図7に示すように、金属組織で構成された複数の金属サンプル111であるとする。この場合、複数の金属サンプル111の高さをそろえるために、複数の金属サンプル111が粘土等の柔らかい材料の上に保持し、平面板で複数の金属サンプル111の上面を押さえられたワーク11が用いられてもよい複数の金属サンプル111が離散的に配列されている場合には、離散撮像の実行指令が入力されて、操作受付部942によって受け付けられる(ステップS207で「NO」)。ちなみに、ここでは離散撮像の実行対象の例として図7のワーク11を示した。ただし、例えば、IC(Integrated Circuit)が有する複数の電極(ピン)を順番に撮像する場合等に離散撮像を用いることもできる。
これに伴って、図9Bに示すように、画面Sa1では、観察位置Poを登録するための観察位置登録部661と、登録された観察位置Poを一覧で表示する観察位置一覧部662とが設けられる。観察位置登録部661では、登録ボタン661Aおよび移動ボタン661Bが設けられている。また、ボタン操作部65では、一括リプレイボタン651が設けられる。操作受付部942が観察位置登録部661の登録ボタン661Aの操作を受け付けると、再現制御部937は、現在のステージ23の位置(X座標、Y座標)を観察位置Poとして登録して、当該観察位置Poを観察位置一覧部662の一覧に追加する。なお、観察位置一覧部662では、観察位置Po(X、Y)および観察高さ(Z)の他に、倍率や画像処理といった観察設定Coが示されている。この観察設定Coは、ステップS203でリプレイ対象として受け付けられた観察画像Iに紐づけられた設定データDcに含まれる観察設定Coである。
ステップS208では、観察位置特定部938は、ステップS204で読み出された設定データDcに含まれる観察位置Poを、リプレイにおける観察位置Poに登録するか否かを判定する。つまり、当該設定データDcが紐づけられた観察画像Iを撮像した際の過去の観察位置Poを、今回のリプレイでの観察位置Poに登録するか否かが判定される。操作受付部942が受け付けたユーザーの指令に基づき、観察位置特定部938が設定データDcの観察位置Poを登録すると判定した場合(ステップS208で「YES」の場合)には、当該観察位置Poが観察位置一覧部662の一覧に追加されて、ステップS210に進む。
一方、設定データDcの観察位置Poを登録しない判定した場合(ステップS208で「NO」の場合)には、観察位置特定部938は、操作受付部942が観察位置Poの登録を受け付けたか否かを判定する(ステップS209)。上述の通り、観察位置登録部661には、登録ボタン661Aが設けられ、登録ボタン661Aの操作を操作受付部942が受け付けると、観察位置特定部938は、現在のステージ23の位置(X座標、Y座標)を観察位置Poに登録して(ステップS209で「YES」)、ステップS210に進む。こうして登録された観察位置Poは、観察位置一覧部662の一覧に追加される。
あるいは、ステップS209では、図9Cに示す画面Sa2によって、ユーザーによって予め設定された複数の設定位置(X,Y)を観察位置Poとして登録してもよい。図9Cの画面Sa2は、ユーザーによって設定された複数の設定位置(X,Y)の組み合わせをそれぞれ示す複数のユーザー設定(ユーザー1、ユーザー2、…)を一覧で表示するユーザー設定一覧部71と、ユーザー設定一覧部71のうちから選択された一のユーザー設定を示す選択設定表示部72と、選択された一のユーザー設定に示される複数の設定位置(観察位置)と、当該設定位置に対して過去にリプレイを行った際の観察設定Co(撮影設定および解析設定)を示す観察設定表示部73とを有する。画面Sa2では、呼び出しボタン74が設けられており、呼び出しボタン74の操作を操作受付部942が受け付けると、表示制御部941は、選択中のユーザー設定に対応する観察位置および観察設定Coを観察設定表示部73に表示する。また、画面Sa2には、起動時に毎回呼び出すためのチェックボックス76と、当該チェックボックス76に対応して設けられたプルダウンメニュー77とが設けられている。このチェックボックス76をチェックする操作を操作受付部942が受け付けると、画面Sa2の起動の際に、次のようにして観察位置および観察設定Coが読み出される。つまり、表示制御部941は、プルダウンメニュー77で選択中の番号のユーザー設定に対応する観察位置および観察設定Coを記憶部95から読み出して、観察設定表示部73に表示する。また、画面Sa2では、登録ボタン78が設けられている。この登録ボタン78の操作を操作受付部942が受け付けると、観察位置特定部938は、ユーザー設定一覧部71のうちから選択中のユーザー設定が示す複数の設定位置(観察位置)のそれぞれを、観察位置Poに登録して(ステップS209で「YES」)、ステップS210に進む。これに伴って、図9Bの画面Sa1における観察位置一覧部662に、これらの観察位置Poが追加される。
ちなみに、画面Sa1の観察位置登録部661には、ナビゲーション上に位置を表示するためのチェックボックス661Cが設けられている。このチェックボックス661Cをチェックする操作を操作受付部942が受け付けると、表示制御部941は、登録された観察位置Po(つまり、観察位置一覧部662の一覧に表示される観察位置Po)をナビゲーション部60に表示する。また、移動ボタン661Bの操作を操作受付部942が受け付けると、ステージ駆動制御部931は、ステージ23をX方向あるいはY方向に所定距離だけ移動させる。もちろん、上述の通り、ジョイスティック993の操作に応じて、ステージ23を移動させることもできる。
また、観察位置一覧部662では、削除ボタン662Aおよびクリアボタン662Bが設けられている。削除ボタン662Aの操作を操作受付部942が受け付けると、観察位置特定部938は、観察位置一覧部662の一覧から選択中の一の観察位置Poを当該一覧から削除する。また、クリアボタン662Bの操作を操作受付部942が受け付けると、観察位置特定部938は、観察位置一覧部662の一覧に含まれるすべての観察位置Poを当該一覧から削除する。
さらに、図9Bの画面Sa1では、レンズ退避設定ボタン663が設けられている。レンズ退避設定ボタン663の操作を操作受付部942が受け付けると、ヘッド駆動制御部93が観察位置Poのそれぞれの座標間を移動させる際に、Z軸ヘッド駆動部24zによって対物レンズ33を上方向へ退避させてから観察位置Poを移動させる。これによって、移動するステージ23上のワーク11と対物レンズ33との干渉を回避することができる。
上記は、図7に示すワーク11の構成に応じて、ステップS207で「NO」と判定された場合のフローである。これに対して、例えばワーク11が図8Aに示すように、金属組織で構成された1枚の平板状の金属サンプル111である場合には、次のフローが実行されてもよい。つまり、操作受付部942がスキャン撮像の実行指令を受け付けると(ステップS207で「YES」)、観察位置特定部938は、図8Bに示すように、観察視野Vより広いスキャン範囲Rsをワーク11に対して設定する。このスキャン範囲Rsは、スキャン撮像の実行指令とともに操作受付部942によって受け付けられる。さらに、観察位置特定部938は、それぞれ観察視野Vと同一の外形を有する複数の分割範囲Rdにスキャン範囲Rsを区分し、各分割範囲Rdに対して設定した観察位置Poを登録して、ステップS210に進む。これに伴って、図9Bの画面Sa1における観察位置一覧部662に、これらの観察位置Poが追加される。
ステップS210では、観察位置特定部938は、全ての観察位置Poの登録が完了したかを判定する。具体的には、離散撮像が選択された場合(ステップS207で「NO」の場合)には、観察位置特定部938は、全ての観察位置Poの登録完了を示す入力を、操作受付部942が受け付けたか否かを判定する。当該入力が確認できない場合(ステップS210で「NO」の場合)には、ステップS209に戻り、当該入力が確認できた場合(ステップS210で「YES」の場合)には、ステップS211に進む。一方、スキャン撮像が選択された場合(ステップS207で「YES」の場合)には、各分割範囲Rに対する観察位置Poの登録に伴って全ての観察位置Poの登録が完了することから(ステップS210で「YES」)、ステップS211に進む。
ステップS211では、再現制御部937は一括リプレイを開始するか否かを判定する。具体的には、図9Bに示す一括リプレイボタン651の操作を操作受付部942が受け付けると、再現制御部937は一括リプレイを開始すると判定する(ステップS211で「YES」)。
一括リプレイを開始するとの判定に応じて、表示制御部941は、図9Dに示す測定点入力部67(ダイアログ)をディスプレイ97に表示する。そして、ステップ212では、ステージ23のサンプル支持平面231に載置されているワーク11の形状が測定される。具体的には、図9Dに示すように、測定点入力部67は、互いに異なる3個以上の測定点(ここの例では3個の測定点)をユーザーに入力させる入力欄671と、オートフォーカス実行ボタン672とを有する。3個の測定点の位置を示すX座標およびY座標を入力欄671に入力する操作と、オートフォーカス実行ボタン672を選択する操作とを、操作受付部942が受け付けると、再現制御部937は、合焦高さ測定部935を用いて、これら3個の測定点においてワーク11の高さを測定する。具体的には、再現制御部937は、合焦高さ測定部935によって測定した結果に基づき、各測定点におけるワーク11に対する合焦高さを求める。ステップS213では、再現制御部937は、記憶部95から読み出したワーク形状情報13が示す形状、すなわち平面を、ステップS212で求めた各測定点でのワーク11の高さにフィッティングすることで、ワーク11の平面の高さおよび傾きを特定する。具体的には、各測定点の座標(X,Y,Z)に基づいて回帰平面を特定することで、平面の高さおよび傾きが特定される。なお、ワーク形状情報13には、ワーク11の形状が平面であることを示す情報が含まれる。換言すれば、ワーク形状情報13は、回帰分析で用いるモデルが平面であることを示す情報である。ここで、形状情報13は、ステップS204で読み出された一の観察画像Iに紐づけられた設定データDcに含まれていてもよい。また、形状情報13は、予め定められた複数の幾何形状の中からユーザーにより選択されたものや、ユーザーにより選択された三次元形状を示す情報であってもよい。
ステップS213が完了すると、表示制御部941は、図9Eに示す一括リプレイ設定画面68(ダイアログ)を表示する。一括リプレイ設定画面68は、リプレイの実行結果の保存先を入力するための保存先入力部681と、リプレイの実行結果を保存するフォルダ名を入力するフォルダ名入力部682と、リプレイの実行結果に含まれる観察画像Iのファイル形式を選択するファイル形式選択部683とを有する。また、一括リプレイ設定画面68は、レポート出力の有無を選択するチェックボックス684と、レポートのテンプレートファイルが存在するディレクトリを入力するテンプレート入力部685と、複数ファイルをまとめたシートのみを出力するか否かを選択するチェックボックス686とを有する。さらに、一括リプレイ設定画面68は、リプレイ開始ボタン687を有し、再現制御部937は、リプレイ開始ボタン687の操作を操作受付部942が受け付けると、ステップS214に進む。なお、レポートのテンプレートファイルとしては、ディレクトリ入力に代えて、ステップS204で読み出された一の観察画像Iに紐づけられたテンプレートファイルが用いられてもよい。
ステップS214では、再現制御部937は、ステージ駆動制御部931にX軸ステージ駆動部22xおよびY軸ステージ駆動部22yを制御させることで、登録された複数の観察位置Poのうちの一の観察位置Poに、対物レンズ33を対向させる。これによって、当該一の観察位置Poが観察視野Vに収まる。また、ステップS215では、再現制御部937は、ヘッド駆動制御部932にZ軸ヘッド駆動部24zを制御させることで、ワーク11を示す回帰平面の一の観察位置Poにおける高さに応じた観察高さに、対物レンズ33を位置させる。これによって、ワーク11を示す回帰平面に対して合焦する。そして、再現制御部937は、観察設定Coに従ってリプレイを実行する(ステップS216)。つまり、再現制御部937は、ステップS203においてリプレイ対象として選択された一の観察画像Iに紐づけられた観察設定Coを再現する設定を行って(撮影設定)、観察画像Iの撮像を実行し(撮影)、観察画像Iに対する金属組織解析を実行する(解析)。この際、表示制御部941は、図9Fに示す進捗表示部69を画面Sa1に表示する。この進捗表示部69は、撮影設定、撮影および解析の各分類項目のうち、実行中の分類項目を他の分類項目と異なる態様(例えば、点滅表示等)によって表示する(ステップS217)。なお、ヘッド駆動制御部932は、ワーク11を示す回帰平面の一の観察位置Poにおける高さに応じた観察高さに、対物レンズ33を位置させた後に観察高さを上下方向に移動させ、オートフォーカスを実行してもよい。回帰平面の情報に基づいて観察高さを移動させるため、オートフォーカスの範囲を絞ることができるため、処理時間を短縮しつつ、合焦位置の精度を向上させることができる。また、ここでは、「解析処理」として金属組織解析の場合を説明したが、これに限られず、2点間の距離や面積、3D高さ測定などの解析処理であってもよい。
ステップS218では、再現制御部937は、登録された複数の観察位置Poの全てに対してリプレイを完了したか否かを判定する。そして、リプレイが未実行の観察位置Poが存在する場合(ステップS218で「NO」の場合)には、ステップS214に戻る。つまり、登録された複数の観察位置Poの間で一の観察位置Poを変更しつつ、当該一の観察位置Poに対するリプレイを実行する。こうして、複数の観察位置Poに対して一括してリプレイが実行される。
複数の観察位置Poに対するリプレイ、すなわち一括リプレイが完了すると(ステップS218で「YES」)、一括リプレイの実行結果であるレポート80(図9G)を、保存先入力部681およびフォルダ名入力部682への入力内容に応じた保存先に出力する(ステップS219)。このレポート80は、観察位置Poでの観察画像Iを示す画像データ81と、当該観察画像Iに対するテキストコメント82とを対応付けて、一括リプレイの対象となった複数の観察位置Poのそれぞれについて示す。
以上に説明する実施形態では、観察画像Iと、当該観察画像Iに対応する観察設定Coと、当該観察画像Iに対応する観察位置Poとが紐づけられて、一括リプレイの開始前に予め記憶部95に保存されている(図5)。また、一括リプレイの開始前に、当該一括リプレイを実行する対象位置(すなわち、一括リプレイの実行対象となる観察位置Po)がステップS207あるいはS209において指定される。具体的には、スキャン撮像が選択されると(ステップS207で「YES」)、スキャン撮像の対象となるワーク11に対して複数の対象位置が指定される。また、離散撮像が選択されると、ワーク11に対して複数の対象位置が指定される(ステップS209)。あるいは、一括リプレイの開始前に、記憶部95に保存された観察画像Iから一の観察画像Iの指定が受け付けられると(ステップS203、S208)、当該一の観察画像Iに紐づけて保存された観察位置Poが指定される。こうして指定された対象位置や観察位置Poが、すなわち一括リプレイを実行する観察位置Poとして特定される(ステップS207~S209)。特に一括リプレイでは、複数の観察位置Poが特定されて、複数の観察位置Poのそれぞれに対してリプレイが実行される。このように、対象位置の指定(ステップS207、S209)あるいは観察画像Iの指定(ステップS203、S208)といった簡便なユーザー操作の受け付けに伴って、一括リプレイでの観察対象となる複数の観察位置Poが特定される。
続いて、特定された複数の観察位置Poの各々に対物レンズ33が相対移動される(ステップS214)。そして、当該複数の観察位置Poの各々において、記憶部95に保存された観察画像Iのうちから指定された一の観察画像Iに紐づけて保存された観察設定Coに基づいて固体撮像素子35により撮像されたワーク11の観察画像Iが取得される(ステップS203、S216)。つまり、記憶部95に保存された観察画像Iのうちから所望の観察画像Iを指定するといった簡便なユーザー操作の受け付けに伴って、複数の観察位置Poの各々において観察画像Iを取得する際の観察設定Coが指定される(ステップS203)。しかも、ワーク11(観察対象物)に対して合焦する合焦状態におけるステージ23(載置台)に対する対物レンズ33の観察高さを合焦高さとして測定した結果(ステップS212の測定結果)とワーク11の形状情報とに基づいて当該複数の観察位置Poの各々において対物レンズ33のステージ23に対する相対距離(すなわち、観察高さ)が調整される(ステップS212、S215)。その結果、複数の観察位置Poの各々においてワーク11に合焦させつつ観察設定Coに応じた観察画像Iの取得を簡便かつ速やかに実行することが可能となっている。
また、観察位置特定部938は、指定された複数の対象位置に基づいて複数の観察位置Poを特定する(ステップS207、S209)。これに対して、再現制御部937は、観察位置特定部938により特定した複数の観察位置Poの各々において、記憶部95に保存された観察画像Iのうち指定された一の観察画像Iに紐づけて保存された観察設定Coに基づいて固体撮像素子35により撮像されたワーク11の観察画像Iを取得する(ステップS203、S214~S216)。かかる構成では、複数の観察位置Poにおける観察画像Iの取得を、共通の観察設定Co(ステップS203でリプレイ対象として受け付けられた一の観察画像Iに紐づけられた観察設定Co)によって一律に実行することができる。
また、観察位置特定部938は、対象位置または対象画像(一の観察画像I)に紐づけて保存された観察位置Poを、一括リプレイの対象となる複数の観察位置Poのうちの一の観察位置Poとして特定する。この特定を、当該複数の観察位置Poの各々について実行することで、一括リプレイの対象となる複数の観察位置Poを特定する(ステップS207~S209)。かかる構成では、複数の観察位置Poを特定するにあたって、対象位置または対象画像に紐づけて保存された観察位置Poがそのまま特定される。したがって、複数の観察位置Poの特定に要する演算量を抑えることができる。
また、ワーク形状情報13は、ワーク11の形状が平面であることを示す情報を含むことができる。再現制御部937は、合焦高さ測定部935で測定された合焦高さに基づいて算出された高さおよび傾きと形状情報とに基づいて、複数の観察位置Poの各々でステージ23と対物レンズ33の相対距離(観察高さ)を調整するようにZ軸ヘッド駆動部24zを制御する(ステップS211、S212、S215)。かかる構成では、複数の観察位置Poの各々においてワーク11に対して速やかに合焦させることができる。
また、観察画像Iに対して金属組織解析(画像処理)を実行する画像処理部936が設けられている。これに対して、観察設定Coは金属組織解析を含む。そして、再現制御部937は、複数の観察位置Poの各々において取得した観察画像Iに対して、記憶部95に保存された観察画像Iのうち指定された観察画像Iに紐づけて保存された観察設定Coに含まれる金属組織解析を画像処理部936に実行させる(ステップS216)。かかる構成では、観察位置Poでの観察画像Iの取得および当該観察画像Iへの画像処理の実行を、複数の観察位置Poに対して一括して実行することができる。
また、ワーク11は金属組織を含み、画像処理は、観察画像Iが示す金属組織の粒度を分類する金属組織解析であってもよい。かかる構成では、観察位置Poにおける金属組織の粒度の分類を、複数の観察位置Poに対して一括して実行することができる。なお、金属組織解析としては、酸化物化合物や硫化物化合物などの非金属介在物を抽出し、計測・分類を行うものや、黒鉛の球状化率を算出する解析ものであってもよい。
図10はリプレイ制御の第2例を示すフローチャートであり、図11A~図11Bはリプレイ制御のためにディスプレイに表示される画面を模式的に示す図である。図10のリプレイ制御は、再現制御部937の制御に基づき実行される。なお、図10における「N:N」は、リプレイ対象として選択されたN個の観察画像Iに紐づけられた観察設定Coに基づく観察を、N個(Nは複数)の観察位置(X,Y)に対して実行(リプレイ)することを示す。ここでは、図6の第1例との異なる部分を中心に説明することとし、図6の第1例と共通する部分については相当符号を付して説明を省略する。
図10の第2例では、ステップS201において、表示制御部941は、図11Aの画面Sa1をディスプレイ97に表示する。この画面Sa1では、リプレイ対象受付画面621が設けられている。このリプレイ対象受付画面621は、画像一覧表示部62に表示される観察画像Iのうちからリプレイ対象に選択された観察画像Iを表示する。具体的には、図10のステップS203では、再現制御部937は、画像一覧表示部62からリプレイ対象受付画面621に観察画像Iをドラッグ・アンド・ドロップする操作を操作受付部942が受け付けたかを判定する。そして、ドラッグ・アンド・ドロップの操作が確認されると(ステップS203で「YES」)、再現制御部937は、当該操作の対象となった観察画像Iがリプレイ対象に選択されたと判定して、リプレイ対象として選択された一の観察画像Iに紐づけられた設定データDcを、読込部945が記憶部95から読み出す(ステップS204)。
特に図10の第2例では。リプレイ対象の選択が複数(N個)の観察画像Iに対して実行される。つまり、リプレイ対象として選択済みの観察画像Iでリプレイすることを示す操作を操作受付部942が受け付けるまで(ステップS301で「YES」)、再現制御部937は、ステップS202~S206、S301を繰り返す。
ステップS301で「YES」となると、再現制御部937は、選択された複数の観察画像Iの各々について、当該観察画像Iに紐づけられた観察位置Po(X,Y)で、当該観察画像Iに紐づけられた観察設定Coに従ったリプレイを実行すると判定する。これに対応して、観察位置特定部938は、選択された複数の観察画像Iにそれぞれ対応する複数の観察位置Poが指定されたと判定する。また、表示制御部941は、図11Bの画面Sa1に示すように、選択された複数の観察画像Iそれぞれの観察位置Poと観察設定Coとを観察位置一覧部662に一覧で表示する。この観察位置一覧部662では、編集ボタン662Cおよび移動ボタン662Dが設けられている。編集ボタン662Cの操作を操作受付部942が受け付けると、観察位置特定部938は、観察位置一覧部662に表示される観察位置Poの編集を受け付ける(ステップS302で「YES」)。つまり、ステップS303において、観察位置特定部938は、操作受付部942が受け付ける操作に応じて、観察位置一覧部662に表示された観察位置PoのX座標およびY座標を編集する。そして、ステップS211に進む。一方、観察位置Poの編集を行はない場合(ステップS302で「NO」の場合)には、ステップS211に進む。
こうして、観察位置一覧部662における観察画像Iの指定および座標の編集に基づき、観察位置特定部938は一括リプレイの対象となる複数の観察位置Poを特定する。そして、ステップS211で一括リプレイを開始すると判定されると、当該観察位置Poに対して一括リプレイが実行される。ただし、ステップS216では、リプレイの実行対象となる観察位置Poに紐づけられた観察画像Iに紐づけられた観察設定Coに従って、リプレイが実行される。換言すれば、複数の観察位置Poのそれぞれに対して個別に観察設定Coが設定されて、当該観察設定Coに従ってリプレイが実行される点で、図6の第1例と異なる。
このように、観察位置特定部938は、ステップS203、S301によって指定された複数の観察画像Iに基づいて、一括リプレイの対象となる複数の観察位置Poを特定する。また、再現制御部937は、観察位置特定部938により特定された複数の観察位置Poの各々において、記憶部95に保存された観察画像Iのうち当該観察位置Poに対応する指定された一の観察画像Iに紐づけて保存された観察設定Coに基づいて固体撮像素子35により撮像されたワーク11の観察画像Iを取得するように画像取得部934を制御する(ステップS216)。かかる構成では、複数の観察位置Poにおける観察画像Iの取得を、各観察位置Poに応じた観察設定Coによって実行することができる。
以上に説明するように本実施形態では、ステージ23が本発明の「載置台」の一例に相当し、ワーク11が本発明の「ワーク11」の一例に相当し、対物レンズ33が本発明の「レンズ」の一例に相当し、固体撮像素子35が本発明の「撮像素子」の一例に相当し、観察位置Poが本発明の「観察位置」の一例に相当し、X軸ステージ駆動部22xおよびY軸ステージ駆動部22yが本発明の「第1移動部」の一例に相当し、Z軸ヘッド駆動部24zが本発明の「第2移動部」の一例に相当し、合焦高さ測定部935が本発明の「測定手段」の一例に相当し、画像取得部934が本発明の「画像取得部」の一例に相当し、観察画像Iが本発明の「観察画像」の一例に相当し、観察設定Coが本発明の「観察設定」の一例に相当し、記憶部95が本発明の「記憶部」の一例に相当し、観察位置特定部938が本発明の「特定部」の一例に相当し、再現制御部937が本発明の「再現制御部」の一例に相当し、拡大観察装置1が本発明の「拡大観察装置」の一例に相当し、ワーク形状情報13が本発明の「形状情報」の一例に相当し、画像処理部936が本発明の「画像処理部」の一例に相当し、演算部93が本発明の「コンピューター」の一例に相当し、拡大観察プログラム12が本発明の「拡大観察プログラム」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、記憶部95に保存される観察画像Iが取得された際のワーク11の位置と、一括リプレイの対象となるワーク11の位置とが、X方向、Y方向あるいはθ方向(回転方向)にずれる場合がある。このような場合に対応するために、観察位置特定部938にオフセット調整機能を持たせてもよい。
図12はオフセットを調整するための画面の一例を模式的に示す図である。つまり、表示制御部941は、図12のオフセット調整画面83をディスプレイ97に表示する。オフセット調整画面83は、現在のX座標を表示するX座標表示部841と、現在のY座標を表示するY座標表示部842と、1点目指定部85と、2点目指定部86と、ボタン操作部87とを有する。
X座標表示部841では、現在のステージ23のX座標が示され、Y座標表示部842では、現在のステージ23のY座標が示される。したがって、操作受付部942が受け付けたジョイスティック993の操作に応じて、ステージ23がX方向およびY方向に移動されると、X座標表示部841およびY座標表示部842の表示内容が変更される。
1点目指定部85は、更新ボタン851と、X座標設定部852と、Y座標設定部853と、画像表示部854とを有する。操作受付部942が更新ボタン851の操作を受け付けると、観察位置特定部938は、現在のステージ23のX座標およびY座標が1点目のX座標およびY座標に指定されたと判定して、これらをX座標設定部852およびY座標設定部853に設定する。また、画像表示部854では、X座標設定部852およびY座標設定部853に設定された位置(X,Y)を固体撮像素子35により撮像した画像が表示される。
2点目指定部86は、更新ボタン861と、X座標設定部862と、Y座標設定部863と、画像表示部864とを有する。操作受付部942が更新ボタン861の操作を受け付けると、観察位置特定部938は、現在のステージ23のX座標およびY座標が2点目のX座標およびY座標に指定されたと判定して、これらをX座標設定部862およびY座標設定部863に設定する。また、画像表示部864では、X座標設定部862およびY座標設定部863に設定された位置(X,Y)を固体撮像素子35により撮像した画像が表示される。
そして、ボタン操作部87のOKボタン871の操作を操作受付部942が受け付けると、観察位置特定部938は、更新前の1点目および2点目の座標が、更新後の1点目および2点目の座標に合致するように座標を補正する。具体的には、更新前後の1点目または2点目の座標に基づくXY方向のオフセット、1点目または2点目を起点とした回転補正、1点目と2点目の間の距離の拡縮とを行う。
また、ワーク形状情報13が示すワーク11の形状は、平面に限られず、例えばワーク11の三次元形状でもよい。図13はワークの三次元形状をワーク形状情報が示す場合の制御を模式的に示す図である。図13の「ワーク形状情報13」の欄に示されるように、ワーク形状情報13は、ワーク11に対して設定された基準平面131と、基準平面131から突出した構造物132(例えば、IC等の電子部品)の高さとを示す。かかるワーク形状情報13は、モデルとなるワーク11の三次元形状を実際に測定した結果であってもよいし、ワーク11の三次元形状を示すCAD(Computer-Aided Design)データであってもよい。
そして、図6あるいは図10のリプレイ制御では、ステップS211において、3個以上の測定点Mにおけるワーク11の高さが計測される。また、ステップS212では、3個の測定点Mに対して、ワーク形状情報13が示す基準平面131がフィッティングされる。これによって、ワーク11の高さおよび傾きが特定される。
また、上記の例では、観察位置特定部938は、指定された観察位置Po(対象位置)あるいは指定された観察画像I(対象画像)に紐づけられた観察位置Poをそのまま、一括リプレイの実行対象となる観察位置Poとして特定していた。しかしながら、ステップS212で特定されたワーク11の高さおよび傾きに応じて、観察位置Poを補正した位置を、一括リプレイの実行対象となる観察位置Poとして特定することもできる。
図14は観察位置の特定方法の変形例を模式的に示す図である。この変形例では、記憶部95は、観察画像Iを撮像した際のワーク11を示す平面の高さおよび傾きを示す平面特定情報を、観察画像Iに紐づけて保存している。図6あるいは図10のリプレイ制御においては、ステップS203でリプレイ対象として観察画像Iが選択されると、観察位置特定部938は、当該観察画像Iに紐づけられた平面特定情報を記憶部95から読み出す。さらに、上述と同様にステップS211、S212が実行されて、一括リプレイの実行対象となるワーク11を示す平面PL2の高さおよび傾きが特定される。
そして、この平面PL2と、平面特定情報が示す平面PL1とが対比される。具体的には、観察位置特定部938は、平面PL1および平面PL2それぞれの基準位置Prを一致させる。かかる基準位置としては、例えばワーク11の端を選択できる。あるいは、ワーク11が半導体ウェハである場合には、オリフラやノッチの位置を基準位置に選択してもよい。なお、基準位置Prを定めることが難しいような場合には、基準位置Prの一致を省略しても構わない。続いて、観察位置特定部938は、平面特定情報PL1上の観察位置Po(Xs,Ys,Zs)に対応する平面PL2上の位置を、一括リプレイを実行する観察位置Po(Xi,Yi,Zi)として特定する。
かかる変形例では、観察位置特定部938は、対象位置または対象画像に紐づけて保存された観察位置Poを、合焦高さ測定部935で測定された合焦高さ(ステップS111)とワーク11のワーク形状情報13とに基づいて補正した位置を、一括リプレイの実行対象となる複数の観察位置Poのうちの一の観察位置Poとする特定を複数の観察位置Poの各々について実行することで、複数の観察位置Poを特定する。かかる構成では、ワーク11の高さおよび傾きに応じて、観察位置Poを高精度に特定することができる。
また、一括リプレイにおいて観察位置Poに対して実行する撮像や画像処理を適宜変更できる。例えば、観察位置Poにおいて対物レンズ33の高さを変更しつつ複数の観察画像Iを撮像して、当該複数の観察画像Iそれぞれの合焦した部分を合成する深度合成(画像処理)を実行してもよい。
また、観察設定Coに含まれる内容の具体例は種々想定される。具体的には、
・深度合成を実行する際の設定(Z方向に高さを変更する対物レンズ33の下限および上限等)
・対物レンズ33の倍率(倍率の変更は、上記のリボルバー式あるいはズーム式いずれでもよい)
・測定内容(金属組織解析・深度合成・基準平面からの構造物の高さ測定、傷検出等)
・複数の観察位置Poを順番に観察する順序(経路順序)
・レンズの種類(倒立レンズ・正立レンズ)
等が想定できる。
また、ステップS212では、3個の測定点がユーザーの操作部99への操作を操作受付部942が受け付けた結果に基づき設定されている。しかしながら、再現制御部937が次のような演算によって3個の測定点を算出してもよい。具体的には、ステップS207~S210によって指定された複数の位置座標を包含する凸多角形が求められる。そして、凸多角形の頂点から面積が最大の三角形を形成する3点が、3個の測定点に選択される。
さらに、リプレイの実行対象となるワーク11の種類も種々想定できる。例えば、半導体ウェハを対象として、当該半導体ウェハに形成されたパターンの検査をリプレイするように構成することができる。例えば深度合成によって得られた画像の断面をディスプレイ97に表示して、パターンの倒壊等の有無を検査できるようにすることができる。かかるリプレイは、スキャン撮像によって行ってもよいし、パターン検査の対象位置を離散的に複数指定して離散撮像によって行ってもよい。さらに、半導体ウェハのパターン検査の具体的内容についても種々の変更が可能であり、パターンの平面度が適正であるかを測定してもよい。
あるいは、基板に複数のベアチップを実装したワーク11に対して、各ベアチップの検査をリプレイするように構成することができる。かかるワークに対しても、スキャン撮像および離散撮像のいずれによってもリプレイを実行できる。また、離散撮像を行う場合には、各ベアチップに対して対象位置を指定して、複数のベアチップに対応する複数の観察位置Poに対してリプレイを実行することができる。
この発明は、観察対象物を拡大して観察する拡大観察技術の全般に適用可能である。
23…ステージ
11…ワーク
33…対物レンズ(レンズ)
35…固体撮像素子(撮像素子)
Po…観察位置
22x…X軸ステージ駆動部(第1移動部)
22y…Y軸ステージ駆動部(第1移動部)
24z…Z軸ヘッド駆動部(第2移動部)
935…合焦高さ測定部(測定手段)
934…画像取得部
I…観察画像
Co…観察設定
95…記憶部
938…観察位置特定部(特定部)
937…再現制御部
1…拡大観察装置
13…ワーク形状情報(形状情報)
936…画像処理部
93…演算部(コンピューター)
12…拡大観察プログラム

Claims (11)

  1. 載置台と、
    前記載置台に載置された観察対象物を結像するレンズと、
    前記レンズによって結像された観察対象物を撮像する撮像素子と、
    観察位置を変更させるために、前記載置台と前記レンズとの相対位置を変更する第1移動部と、
    観察高さを変更させるために、前記載置台に対する前記レンズの相対距離を変更する第2移動部と、
    前記撮像素子が撮像する観察対象物に対して合焦する合焦状態における前記載置台に対する前記レンズの観察高さを合焦高さとして測定する測定手段と、
    観察設定に基づいて前記撮像素子により撮像された観察対象物の観察画像を取得する画像取得部と、
    前記画像取得部により取得された観察画像と、当該観察画像に対応する観察設定と、当該観察画像に対応する観察位置とを紐づけて保存する記憶部と、
    対象位置の指定または前記記憶部に保存された観察画像から対象画像の指定を受け付けて、当該対象位置または当該対象画像に紐づけて保存された観察位置に基づいて複数の観察位置を特定する特定部と、
    前記特定部により特定した複数の観察位置の各々に前記撮像素子の視野を相対移動させるよう前記第1移動部を制御するとともに、前記測定手段で測定された合焦高さと観察対象物の形状情報とに基づいて当該複数の観察位置の各々において相対距離を調整するように前記第2移動部を制御して、当該複数の観察位置の各々において、前記記憶部に保存された観察画像のうち指定された観察画像に紐づけて保存された観察設定に基づいて、前記撮像素子により撮像された観察対象物の観察画像を取得するように前記画像取得部を制御する再現制御部と、
    を備える拡大観察装置。
  2. 前記特定部は、指定された複数の対象位置に基づいて複数の観察位置を特定し、
    前記再現制御部は、前記特定部により特定した複数の観察位置の各々において、前記記憶部に保存された観察画像のうち指定された一の観察画像に紐づけて保存された観察設定に基づいて、前記撮像素子により撮像された観察対象物の観察画像を取得するように前記画像取得部を制御する請求項1に記載の拡大観察装置。
  3. 前記特定部は、指定された複数の対象画像に基づいて複数の観察位置を特定し、
    前記再現制御部は、前記特定部により特定した複数の観察位置の各々において、前記記憶部に保存された観察画像のうち当該観察位置に対応する指定された一の観察画像に紐づけて保存された観察設定に基づいて、前記撮像素子により撮像された観察対象物の観察画像を取得するように前記画像取得部を制御する請求項1に記載の拡大観察装置。
  4. 前記特定部は、前記対象位置または前記対象画像に紐づけて保存された観察位置を、複数の観察位置のうちの一の観察位置とする特定を、当該複数の観察位置の各々について実行することで、複数の観察位置を特定する請求項1に記載の拡大観察装置。
  5. 前記特定部は、前記対象位置または前記対象画像に紐づけて保存された観察位置を、前記測定手段で測定された合焦高さと観察対象物の形状情報とに基づいて補正した位置を、複数の観察位置のうちの一の観察位置とする特定を複数の観察位置の各々について実行することで、複数の観察位置を特定する請求項1に記載の拡大観察装置。
  6. 前記形状情報は、前記観察対象物の形状が平面であることを示す情報を含み、
    前記再現制御部は、前記測定手段で測定された合焦高さに基づき高さおよび傾きが算出された平面における、複数の観察位置の各々での高さに応じて前記相対距離を調整するように前記第2移動部を制御する請求項1ないし5のいずれか一項に記載の拡大観察装置。
  7. 観察画像に対して解析処理を実行する解析処理部をさらに備え、
    観察設定には、解析設定が含まれ、
    前記再現制御部は、複数の観察位置の各々において取得した観察画像に対して、前記記憶部に保存された観察画像のうち指定された観察画像に紐づけて保存された観察設定に含まれる解析設定に基づいて前記解析処理部に解析処理を実行させる請求項1に記載の拡大観察装置。
  8. 前記解析設定として、金属組織解析を実行するための設定が含まれ、
    前記解析処理部は、前記解析設定に含まれる設定に基づいて、金属組織解析を実行する請求項7に記載の拡大観察装置。
  9. 観察画像と、当該観察画像に対応する観察設定と、当該観察画像に対応する観察位置とを紐づけて保存された観察画像の中から指定された対象画像または指定された対象位置に基づいて複数の観察位置を特定する工程と、
    特定された複数の観察位置の各々に、載置台に載置された観察対象物を結像するレンズを相対移動させるとともに、前記レンズによって結像された観察対象物を撮像する撮像素子が撮像する観察対象物に対して合焦する合焦状態における前記載置台に対する前記レンズの観察高さを合焦高さとして測定した結果と観察対象物の形状情報とに基づいて当該複数の観察位置の各々において前記レンズの前記載置台に対する相対距離を調整して、当該複数の観察位置の各々において、記憶部に保存された観察画像のうち指定された観察画像に紐づけて保存された観察設定に基づいて前記撮像素子により撮像された観察対象物の観察画像を取得する工程と、
    を備える拡大観察方法。
  10. 観察画像と、当該観察画像に対応する観察設定と、当該観察画像に対応する観察位置とを紐づけて保存された観察画像の中から指定された対象画像または指定された対象位置に基づいて複数の観察位置を特定する工程と、
    特定された複数の観察位置の各々に、載置台に載置された観察対象物を結像するレンズを相対移動させるとともに、前記レンズによって結像された観察対象物を撮像する撮像素子が撮像する観察対象物に対して合焦する合焦状態における前記載置台に対する前記レンズの観察高さを合焦高さとして測定した結果と観察対象物の形状情報とに基づいて当該複数の観察位置の各々において前記レンズの前記載置台に対する相対距離を調整して、当該複数の観察位置の各々において、記憶部に保存された観察画像のうち指定された観察画像に紐づけて保存された観察設定に基づいて前記撮像素子により撮像された観察対象物の観察画像を取得する工程と、
    をコンピューターに実行させる拡大観察プログラム。
  11. 請求項10に記載の拡大観察プログラムをコンピューターにより読み出し可能に記憶する記録媒体。

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