JP2024063864A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】設計、製造を容易にするとともに、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにする。【解決手段】実施形態の表示装置は、ドット状の反射要素を構成要素とし全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、前記反射面は、前記反射要素のない平面部の垂線となす角度が0度を超えて40度を限度として徐変する略円筒面形状である。【選択図】図2
Description
本発明は、表示装置に関する。
例えば、特許文献1には、視差を利用して立体視やモーフィングの表示を行い、且つ背景を透かし見ることができる表示装置が開示されている。この表示装置は、透明材料からなる表示パネルと、表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、光源と、を備える。
表示装置は、表示パネル(導光板)、要素群(反射要素群)及び光源の位置関係により、エッジライトタイプ、フロントライトタイプ、バックライトタイプの3種類のパターンに分けられる。エッジライトタイプは、光源が導光板の端面に設置される。このエッジライトタイプでは、導光板の端面から入射した光が導光板内部を伝搬し、導光板の裏面側に設置された反射要素群で反射されて表面側に出射される。フロントライトタイプは、光源が導光板の前面(表面)側に設置される。このフロントライトタイプでは、導光板の前面から入射した光が、導光板に設置された反射要素群で反射されて表面側に出射される。バックライトタイプは、光源が導光板の後面(裏面)側に設置される。このバックライトタイプでは、導光板の後面から入射した光が、導光板の裏面側に設置された反射要素群で反射されて表面側に出射される。
ところで、バックライトタイプのような構成を成立させるためには、光源からの光が直接観察者に観察されることなく、反射要素で反射された光のみが観察されるようにする必要がある。このため、光源、反射要素、視点が直線上に並ばないように、光源からの光が反射要素の後方斜めから照射される配置とする必要がある。
このような条件下で光源からの光を反射要素の反射面で反射して特定の視点で観察されるようにするために、各反射要素の反射面を平面とする場合がある。しかしこの場合、各反射要素の反射面を3次元的に限定される角度に個別に設定する必要がある。その結果、反射要素全ての形状が異なることとなり、設計と製造が難しくなる。
ここで反射面をある程度曲面とすることで、反射面の角度の調整の条件を緩和することが可能である。ただしこの際、表示パネルには複数の視点とそれに対応する要素群が設定されているため、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにする必要がある。
このような条件下で光源からの光を反射要素の反射面で反射して特定の視点で観察されるようにするために、各反射要素の反射面を平面とする場合がある。しかしこの場合、各反射要素の反射面を3次元的に限定される角度に個別に設定する必要がある。その結果、反射要素全ての形状が異なることとなり、設計と製造が難しくなる。
ここで反射面をある程度曲面とすることで、反射面の角度の調整の条件を緩和することが可能である。ただしこの際、表示パネルには複数の視点とそれに対応する要素群が設定されているため、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにする必要がある。
そこで本発明は、設計、製造を容易にするとともに、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにすることを目的とする。
(1)本発明の一態様に係る表示装置は、透明材料からなる表示パネルと、前記表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし、全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、前記表示パネルの後面側に配置され、前記表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、前記要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、前記反射面は、前記反射要素のない平面部の垂線となす角度が0度を超えて40度を限度として徐変する略円筒面形状である。
(2)本発明の一態様に係る表示装置は、透明材料からなる表示パネルと、前記表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし、全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、前記表示パネルの後面側に配置され、前記表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、前記要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、前記表示パネルの後面側において前記反射面に隣接する部分に、前記入射光が入射する入射面を有する柱を寝かせた形状の凹状または凸状の入光要素を有する。
(3)本発明の一態様に係る表示装置は、透明材料からなる表示パネルと、前記表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし、全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、前記表示パネルの後面側に配置され、前記表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、前記要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、前記表示パネルの後面側において前記反射面に隣接する部分に、前記入射光が入射する入射面を有する柱を寝かせた形状の凹状または凸状の入光要素を有し、前記反射面及び前記入射面の少なくとも一方は、略円筒面形状である。
本態様の表示装置によれば、各反射要素の形状を相似形状とすることができ、設計、製造を容易にすることができる。
以下に、本発明の実施形態について各図を基に説明を行う。各図には、必要に応じてX-Y-Z座標系を記載した。本明細書においては、これらの座標系に沿って各方向を定め説明を行う。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
<第1実施形態>
図1、図2に示すように、表示装置1は、透明材料からなる表示パネル3と、この表示パネル3の後面から光を入射する点光源(光源の一例)4とから概略構成されている。
この表示装置1は、光源4から入射した光を、表示パネル3の前面3a側の特定方向に反射させ、表示パネル3の前面3a側から観察する観察者(例えば観察者O)の両目に異なる画像を認識させることにより、特定の表示パターンの立体視を実現する装置である。
本実施形態において、表示パネル3の厚み方向を±Z方向とし、+Z方向から観察者Oが観察するものとする。また、観察者Oは、表示パネル3と対向して直立し、観察者Oにとって左右方向(各視点が並ぶ方向)が±X方向であるとし、上下方向(即ち、両視点同士を結ぶ直線と直交する方向)が±Y方向であるとする。
図1、図2に示すように、表示装置1は、透明材料からなる表示パネル3と、この表示パネル3の後面から光を入射する点光源(光源の一例)4とから概略構成されている。
この表示装置1は、光源4から入射した光を、表示パネル3の前面3a側の特定方向に反射させ、表示パネル3の前面3a側から観察する観察者(例えば観察者O)の両目に異なる画像を認識させることにより、特定の表示パターンの立体視を実現する装置である。
本実施形態において、表示パネル3の厚み方向を±Z方向とし、+Z方向から観察者Oが観察するものとする。また、観察者Oは、表示パネル3と対向して直立し、観察者Oにとって左右方向(各視点が並ぶ方向)が±X方向であるとし、上下方向(即ち、両視点同士を結ぶ直線と直交する方向)が±Y方向であるとする。
表示装置1は、点光源である光源4を有している。この点光源は、方形状に形成された表示パネル3の後面3b側に配置されている。光源4としては、LED(発光ダイオード)などを採用することができる。光源4の色は特に限定されるものではない。
表示パネル3は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、その他ガラスなどの透明材料からなる導光板である。なお、表示パネル3の形成材料は、樹脂やガラス等に限定されず、任意の透明材料で形成されてもよい。
表示パネル3は、対向する2つの表面である前面3a及び後面3bと、端面3cとを有する。表示パネル3は、方形状に形成されている。なお、表示パネル3の形状は、矩形板形状に限定されず、任意の形状としてもよい。また、表示パネル3は、平板が代表的な形状であるが、それに限定されるわけではなく、例えば曲面形状であってもよい。
表示パネル3は、描画「A」として表される4つの表示パターン(第1表示パターン10A、第2表示パターン10B、第3表示パターン10C、第4表示パターン10D)を有している。これら第1~第4表示パターン10A~10Dは、光源4からの光Lを反射する第1反射要素2A、第2反射要素2B、第3反射要素2C、第4反射要素2Dがそれぞれ集合して構成される要素群であり、各反射要素2A、2B、2C、2Dの集合として各表示パターンが描かれている。
第1~第4視点E1~E4は、表示パネル3の前面3a側に位置する観察者の右目または左目となる視点である。第1~第4視点E1~E4のうち、任意の2つの視点を右目、左目として表示パネル3を観察する観察者は、表示パネル3に設定された立体表示パターン(表示物)10Vを認識する。立体表示パターン10Vは、表示パネル3に設定された仮想的な表示パターンであり、表示パネル3から高さHの位置に浮き上がって描かれたものが想定される。
第1表示パターン10Aは、第1視点E1から仮想的な立体表示パターン10Vを表示パネル3に投影させた投影描画となるように構成されている。同様に、第2~第4表示パターン10B~10Dは、第2~第4視点E2~E4から立体表示パターン10Vを表示パネル3に投影させた投影描画となるように構成されている。各表示パターン10A~10Dは、特定の角度の反射面を持った反射要素2A~2Dにより、光Lを特定の視点方向に反射する。これにより、各々の表示パターン10A~10Dは、それぞれ設定された視点E1~E4の方向にのみ光を反射する。これによって、観察者Oは、立体表示パターン10Vを認識する。
このように、第1~第4表示パターン10A~10Dを構成することで、視差を利用して立体表示パターン10Vを観察者に認識させることができる。光源4として、表示パネル3を平面視した際に放射状に広がる点状光源ではなく、平行に伝播する平行光源を使用しても同様の効果が得られる。なお、図においては、各表示パターンが形成する描画をわかりやすく示すことを優先させて投影させた状態を正確に表示したものではない。
第1~第4反射要素2A~2Dは、表示パネル3の前面3aと対向する面である後面3bに形成された切欠(窪み)である。表示パネル3の後面3bには、第1~第4反射要素2A~2Dが複数形成されている。これらの反射要素2A~2Dが複数の表示パターンを構成している。以下、第1~第4反射要素2A~2Dを総称して「反射要素2」ともいう。反射要素2には、反射面2aが形成されている。反射面2aは、反射要素2の光源4に対向する側の面に形成されている。この反射要素2は、光を表示パネル3の前面3a側に反射するように鏡面が形成されている。
光源4から照射された光Lは、後面3bから表示パネル3に入射して、反射要素2の反射面2aに到達する。この光Lは、第1~第4反射要素2A~2Dの反射面2Aa~2Daで反射され、表示パネル3の前面3a側に反射光LA~LDとして射出され、観察者によって認識される。光Lは、表示パネル3の前面3a側の視点Eによって視認される。
反射要素2A~2Dの形成方法は、各反射要素の形状を切削によって形成しても良く、また各反射要素の形状に対応する凸型を加熱転写やUV硬化転写により形成しても良い。
また、各反射要素に対応する微細な凸部が形成された金型を用いて、表示パネル3の成型時に同時に形成しても良い。
また、各反射要素に対応する微細な凸部が形成された金型を用いて、表示パネル3の成型時に同時に形成しても良い。
なお、表示パネル3は、その後面3bに反射要素2A~2Dが直接的に形成する場合に限定されない。例えば、反射要素2A~2Dを予め形成した透明フィルムを、導光板の一方の面に貼り付けることで、後面3bに反射要素2A~2Dを設けた表示パネル3を構成しても良い。
図3は、第1実施形態の反射要素を光の経路とともに拡大して示す図である。図4は、第1実施形態の反射要素の反射面の説明図である。
図3、図4に示すように、本実施形態において、各反射要素2の反射面2aは、反射要素2のない平面部2bの垂線となす角度が0度を超えて40度を限度として徐変する略円筒面形状である。
図3、図4に示すように、本実施形態において、各反射要素2の反射面2aは、反射要素2のない平面部2bの垂線となす角度が0度を超えて40度を限度として徐変する略円筒面形状である。
ここで、反射要素2のない平面部2bは、表示パネル3において反射要素2のない平面部分(即ち表示パネル3の後面3bに沿う面、X-Y平面と平行な部分)を意味する。反射要素2の反射面2aと反射要素2のない平面部2bの垂線とのなす角度は、図中θs,θeで示している。角度θsは、図の断面視で反射面2aの-Y端部(-Z端部)における接線と平面部2bの垂線(Z軸線)とのなす角度である。角度θeは、図の断面視で反射面2aの+Y端部(+Z端部)における接線とZ軸線とのなす角度である。図の例では、反射面2aの角度がθsからθeまで徐変するように設定されている。
例えば、表示パネル3の後面3b側から角度θaで入射した光は、空気と表示パネルとの界面で屈折して角度θiで表示パネル3に入射する。その後、表示パネル3に入射した光は、反射要素2の反射面2aで全反射する。この反射面2aで反射した光が、最終的に表示パネル3の前面3a側(表面側)に出射する。
図中において空気の屈折率をna(約1)、表示パネルの屈折率をniで示している。表示パネル3は一般の透明材料(屈折率niが1.4~1.6程度)で形成されている。これにより、θiの臨界角は最大でも45度程度となる。このため、反射面2aの角度をθsからθeまで徐変するように設定すると、実効的にはθeは最大でも40度程度で十分である。
また、θsは0度以下にすると、反射面2aの加工が困難になり、反射面2aで反射した光が前面3a側で臨界角を超えてしまい前面3a側に出射しなくなる可能性が高い。このため、θsは0度を超えていれば十分である。
つまり、反射面2aの角度範囲(θs~θe)は、0度超過かつ40度以下であれば十分である。なお、反射面2aの角度範囲は、上記範囲に限らず、0度以下又は40度超過であってもよい。
また、θsは0度以下にすると、反射面2aの加工が困難になり、反射面2aで反射した光が前面3a側で臨界角を超えてしまい前面3a側に出射しなくなる可能性が高い。このため、θsは0度を超えていれば十分である。
つまり、反射面2aの角度範囲(θs~θe)は、0度超過かつ40度以下であれば十分である。なお、反射面2aの角度範囲は、上記範囲に限らず、0度以下又は40度超過であってもよい。
図の例では、反射要素2の光源4からの光の入射方向に沿った断面の形状は、曲線形状(曲面形状の反射面2a)と直線形状(平面形状の斜面2c)とを+Z側端部同士でつなげた形状である。図の断面視で、反射面2aは、-Y側かつ+Z側に向かって湾曲する部分のみで構成されている。反射面2aは、断面視で-Y側かつ+Z側に向かって湾曲する部分を含み、X軸方向に沿って一様に延びる略円筒面形状を有している。
反射面2aをX軸方向に沿って一様に延びる略円筒面形状とすることで、X軸方向に反射光は広がらず、Y軸方向のみにある程度の広がりを持つことになる。このため、異なる位置にある反射要素2であっても同一の設定された視点で反射光を観察されるようにすることが可能となり、かつ、異なる視点では反射光を観察されないようにすることが可能となる。
なお、反射面2aは、厳密に円筒面である必要はなく、楕円やその他のなだらかな曲線が断面を構成していればよい。略円筒面形状には、図に示す曲面形状のみならず、半円筒面形状も含まれる。例えば、反射面2aは、光源4からの光を表示パネル3の前面3a側に反射する形状であればよく、他の形状であってもよい。例えば、反射面2aの形状は、上記に限らず、要求仕様に応じて変更可能である。
例えば、反射面2aが半円筒面形状(反射要素2が半円筒状の形状)の場合であっても、必要な機能を果たすことはできる。しかし、機能と関係のない部分が多いと反射要素2全体が大きくなり、表示パネル3の透明性を損なうことになる。そのため、反射面2a以外の要素は少ないほうが望ましい。
<作用効果>
以上説明したように、上記実施形態の表示装置1は、透明材料からなる表示パネル3と、表示パネル3の表面または内部に設けられたドット状の反射要素2を構成要素とし、全体として特定の表示パターン10Aを表示する要素群と、表示パネル3の後面3b側に配置され、表示パネル3の後面3bから光を入射する光源4と、を備え、要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに光源4からの光を反射し、その反射光によって要素群が表示する表示パターン10Aは設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、ドット状の反射要素2は、表示パネル3の後面側に配置され、光源4からの入射光を表示パネル3の表面側に反射する反射面2aを有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、反射面2aは、反射要素2のない平面部2bの垂線となす角度θs~θeが0度を超えて40度を限度として徐変する略円筒面形状である。
この構成によれば、反射要素2の反射面2aが、平面部2bの垂線となす角度θs~θeが0度を超えて40度を限度として徐変する略円筒面形状であることで、各反射要素2の形状を相似形状とすることができるので、設計、製造が容易となる。加えて、角度θsが0度以下である場合と比較して、反射面2aの加工が容易となる。加えて、略円筒面形状に沿うX軸方向に反射光は広がらず、Y軸方向のみにある程度の広がりを持つことになる。このため、対応する視点で反射光が観察されるようにし、かつ、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにすることが可能となる。したがって、設計、製造を容易にするとともに、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにすることができる。
さらに本実施形態では、反射面2aの角度が40度を限度として徐変していることで、反射面2aの角度θeが40度超過である場合と比較して、反射要素2において必要な機能を果たす部分を最小現に抑えることができる。例えば、反射面2aが半円筒面形状である場合と比較して、反射要素2において必要な機能を果たす部分を表示パネル3の後面3b側に最小限に配置することができる。このため、反射要素2全体が必要以上に大きくなることを抑制し、表示パネル3の透明性が損なわれることを回避することができる。
以上説明したように、上記実施形態の表示装置1は、透明材料からなる表示パネル3と、表示パネル3の表面または内部に設けられたドット状の反射要素2を構成要素とし、全体として特定の表示パターン10Aを表示する要素群と、表示パネル3の後面3b側に配置され、表示パネル3の後面3bから光を入射する光源4と、を備え、要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに光源4からの光を反射し、その反射光によって要素群が表示する表示パターン10Aは設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、ドット状の反射要素2は、表示パネル3の後面側に配置され、光源4からの入射光を表示パネル3の表面側に反射する反射面2aを有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、反射面2aは、反射要素2のない平面部2bの垂線となす角度θs~θeが0度を超えて40度を限度として徐変する略円筒面形状である。
この構成によれば、反射要素2の反射面2aが、平面部2bの垂線となす角度θs~θeが0度を超えて40度を限度として徐変する略円筒面形状であることで、各反射要素2の形状を相似形状とすることができるので、設計、製造が容易となる。加えて、角度θsが0度以下である場合と比較して、反射面2aの加工が容易となる。加えて、略円筒面形状に沿うX軸方向に反射光は広がらず、Y軸方向のみにある程度の広がりを持つことになる。このため、対応する視点で反射光が観察されるようにし、かつ、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにすることが可能となる。したがって、設計、製造を容易にするとともに、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにすることができる。
さらに本実施形態では、反射面2aの角度が40度を限度として徐変していることで、反射面2aの角度θeが40度超過である場合と比較して、反射要素2において必要な機能を果たす部分を最小現に抑えることができる。例えば、反射面2aが半円筒面形状である場合と比較して、反射要素2において必要な機能を果たす部分を表示パネル3の後面3b側に最小限に配置することができる。このため、反射要素2全体が必要以上に大きくなることを抑制し、表示パネル3の透明性が損なわれることを回避することができる。
<第2実施形態>
次に第2実施形態について説明する。
上述の第1実施形態においては、表示パネルの後面に反射要素(凹状部)のみを有する構成を説明した。これに対し、第2実施形態では、表示パネルの後面に反射要素(凹状部)に隣接する入光要素(凹状部)をさらに有する点で第1実施形態と相違する。このような第2実施形態について図5を基に説明する。
次に第2実施形態について説明する。
上述の第1実施形態においては、表示パネルの後面に反射要素(凹状部)のみを有する構成を説明した。これに対し、第2実施形態では、表示パネルの後面に反射要素(凹状部)に隣接する入光要素(凹状部)をさらに有する点で第1実施形態と相違する。このような第2実施形態について図5を基に説明する。
図5は、第2実施形態の反射要素及び入光要素を光の経路とともに拡大して示す図である。第2実施形態の表示装置の構成要素において、第1実施形態と同一態様の構成要素には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
第2実施形態の表示装置において、ドット状の反射要素202は、表示パネル3の後面3b側に配置され、光源4からの入射光Lを表示パネル3の前面3a側(表面側)に反射する反射面202aを有する凹状部である。本実施形態では、表示パネル3の後面3b側において反射面202aに隣接する部分に、入射光Lが入射する入射面220aを有する凹状の入光要素220を有する。入射面220aは、略円筒面形状である。
図の例では、反射要素202の光源4からの光の入射方向に沿った断面の形状は、反射面202aを斜辺とする三角形である。図の例では、反射面202aは平面であり、反射要素202全体としては三角柱を寝かせた形状である。なお、反射要素202は、光源4からの光を表示パネル3の前面3a側に反射する反射面202aを有する構造であればよく、他の形状であってもよい。例えば、反射要素202は、1つの面を反射面202aとする三角柱の形状を有してもよい。例えば、反射要素202は、半円筒形状でもよい。例えば、反射要素202の反射面202aは、平面に限らず、曲面であってもよい。例えば、反射面202aは、入射面220aからの光(即ち、光源からの入射光)を表示パネル3の前面3a側に反射する形状であればよく、他の形状であってもよい。例えば、反射面202aの形状は、上記に限らず、要求仕様に応じて変更可能である。
図の例では、入光要素220の光源4からの光の入射方向に沿った断面の形状は、曲線形状(曲面形状の入射面220a)を含む形状である。図の断面視で、入射面220aは、+Y側かつ+Z側に向かって湾曲する部分で構成されている。入射面220aは、断面視で+Y側かつ+Z側に向かって湾曲する部分を含み、X軸方向に沿って一様に延びる略円筒面形状を有している。図の例では、入光要素220の入射面220aは、反射要素202の-Y側に隣接している。図の断面視で、入光要素220及び反射要素202が隣接する部分の形状は、曲線形状(曲面形状の入射面220a)と直線形状(平面形状の反射面202a)とを-Z側端部同士でつなげた形状である。
入射面220aをX軸方向に沿って一様に延びる略円筒面形状とすることで、X軸方向に反射光は広がらず、Y軸方向のみにある程度の広がりを持つことになる。このため、異なる位置にある反射要素202であっても同一の設定された視点で反射光を観察されるようにすることが可能となり、かつ、異なる視点では反射光を観察されないようにすることが可能となる。
なお、入射面220aは、厳密に円筒面である必要はなく、楕円やその他のなだらかな曲線が断面を構成していればよい。例えば、入射面220aは、光源4からの光を反射要素202の反射面202aに入射させる形状であればよく、他の形状であってもよい。例えば、入射面220aの形状は、上記に限らず、要求仕様に応じて変更可能である。
ここで、入光要素220の図中左側部分の面220bと平面部2bの垂線とのなす角度は、図中θfで示している。図の断面視で、面220bは、-Y側かつ+Z側に向かって湾曲する部分で構成されている。角度θfは、図の断面視で面220bの-Y端部(-Z端部)における接線と平面部2bの垂線(Z軸線)とのなす角度である。例えば、角度θfが小さ過ぎると(面220bが立ち過ぎていると)、入射光が面220bで反射して表面側に出てしまう。このため、角度θfは40度以上であることが望ましい。
<作用効果>
以上説明したように、本実施形態の表示装置において、ドット状の反射要素202は、表示パネル3の後面3b側に配置され、光源4からの入射光を表示パネル3の前面3a側に反射する反射面202aを有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、表示パネル3の後面3b側において反射面202aに隣接する部分に、入射光が入射する入射面220aを有する柱を寝かせた形状の凹状の入光要素220を有し、入射面220aは、略円筒面形状である。
この構成によれば、入光要素220の入射面220aが略円筒面形状であることで、各入光要素220の形状を相似形状とするとともに各反射要素202の形状を相似形状とすることができるので、設計、製造が容易となる。加えて、略円筒面形状に沿うX軸方向に反射光は広がらず、Y軸方向のみにある程度の広がりを持つことになる。このため、対応する視点で反射光が観察されるようにし、かつ、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにすることが可能となる。したがって、設計、製造を容易にするとともに、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにすることができる。
加えて、入光要素220を設けると、表示パネル3に入射した光は、臨界角の要件に制限されることなく、入光要素220の入射面220aの角度を調整することにより、表示パネル3に入射した後の光の角度を調整することができるようになる。このため、反射要素202の反射面202aの角度の調整も容易となる。つまり、光源配置、表示パネル配置、視点位置の自由度が増し、光学系全体の設計の自由度が増すこととなる。
例えば、入光部が平面であると、斜めから入射した光は水平(即ち、X-Y平面)に近い低角度になるほど反射率が上がり、表示パネル3に入射する光が弱くなる。これに対し本実施形態によれば、入光要素220の入射面220aにより、斜めから入射した光を垂直(即ち、X-Z平面)に近い高角度で入射させることができるようになるので、より強い反射光とすることができる。
以上説明したように、本実施形態の表示装置において、ドット状の反射要素202は、表示パネル3の後面3b側に配置され、光源4からの入射光を表示パネル3の前面3a側に反射する反射面202aを有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、表示パネル3の後面3b側において反射面202aに隣接する部分に、入射光が入射する入射面220aを有する柱を寝かせた形状の凹状の入光要素220を有し、入射面220aは、略円筒面形状である。
この構成によれば、入光要素220の入射面220aが略円筒面形状であることで、各入光要素220の形状を相似形状とするとともに各反射要素202の形状を相似形状とすることができるので、設計、製造が容易となる。加えて、略円筒面形状に沿うX軸方向に反射光は広がらず、Y軸方向のみにある程度の広がりを持つことになる。このため、対応する視点で反射光が観察されるようにし、かつ、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにすることが可能となる。したがって、設計、製造を容易にするとともに、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにすることができる。
加えて、入光要素220を設けると、表示パネル3に入射した光は、臨界角の要件に制限されることなく、入光要素220の入射面220aの角度を調整することにより、表示パネル3に入射した後の光の角度を調整することができるようになる。このため、反射要素202の反射面202aの角度の調整も容易となる。つまり、光源配置、表示パネル配置、視点位置の自由度が増し、光学系全体の設計の自由度が増すこととなる。
例えば、入光部が平面であると、斜めから入射した光は水平(即ち、X-Y平面)に近い低角度になるほど反射率が上がり、表示パネル3に入射する光が弱くなる。これに対し本実施形態によれば、入光要素220の入射面220aにより、斜めから入射した光を垂直(即ち、X-Z平面)に近い高角度で入射させることができるようになるので、より強い反射光とすることができる。
<変形例>
次に実施形態の変形例について説明する。
図6は、第2実施形態の反射要素及び入光要素の第1変形例を示す図である。図7は、第2実施形態の反射要素及び入光要素の第2変形例を示す図である。図8は、第2実施形態の反射要素及び入光要素の第3変形例を示す図である。図6から図8に示す各変形例の構成要素において、第1実施形態又は第2実施形態と同一態様の構成要素には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
次に実施形態の変形例について説明する。
図6は、第2実施形態の反射要素及び入光要素の第1変形例を示す図である。図7は、第2実施形態の反射要素及び入光要素の第2変形例を示す図である。図8は、第2実施形態の反射要素及び入光要素の第3変形例を示す図である。図6から図8に示す各変形例の構成要素において、第1実施形態又は第2実施形態と同一態様の構成要素には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
例えば、図6に示すように、ドット状の反射要素202は、表示パネル3の後面3b側に配置され、光源4からの入射光Lを表示パネル3の前面3a側に反射する反射面202aを有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、表示パネル3の後面3b側において反射面202aに隣接する部分に、入射光Lが入射する入射面320aを有する柱を寝かせた形状の凸状の入光要素320を有し、入射面320aは、略円筒面形状であってもよい(第1変形例)。第1変形例では、反射要素202は第2実施形態と同一態様の構成を有し、入光要素320は第2実施形態と逆向きの入射面320aを有する。図の断面視で、入射面320aは、-Y側かつ-Z側に向かって湾曲する部分で構成されている。入射面320aは、断面視で-Y側かつ-Z側に向かって湾曲する部分を含み、X軸方向に沿って一様に延びる略円筒面形状を有している。図の断面視で、入光要素320及び反射要素202が隣接する部分の形状は、曲線形状(曲面形状の入射面320a)と直線形状(平面形状の反射面202a)とを、曲面320cを介して滑らかにつなげた形状である。
例えば、図7に示すように、ドット状の反射要素2は、表示パネル3の後面3b側に配置され、光源4からの入射光Lを表示パネル3の前面3a側に反射する反射面2aを有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、表示パネル3の後面3b側において反射面2aに隣接する部分に、入射光Lが入射する入射面420aを有する柱を寝かせた形状の凹状の入光要素420を有し、入射面420aは、略円筒面形状でなくてもよい(第2変形例)。第2変形例では、反射要素2は第1実施形態と同一態様の構成(略円筒面形状を含む構成)を有し、入光要素420は入射面420aを斜辺とする三角形の断面形状を有する。図の断面視で、入射面420aは、-Y側かつ-Z側に臨む平面部分で構成されている。入光要素420は、断面視で-Y側かつ-Z側に臨む平面部分を含み、X軸方向に沿って一様に延びる三角柱形状を有している。
例えば、図8に示すように、ドット状の反射要素202は、表示パネル3の後面3b側に配置され、光源4からの入射光Lを表示パネル3の前面3a側に反射する反射面202aを有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、表示パネル3の後面3b側において反射面202aに隣接する部分に、入射光Lが入射する入射面520aを有する柱を寝かせた形状の凸状の入光要素520を有し、入射面520aは、略円筒面形状であってもよい(第3変形例)。第3変形例では、反射要素202は第2実施形態と同一態様の構成を有し、入光要素520は第2実施形態と逆向きの入射面520aを有する。図の断面視で、入射面520aは、-Y側かつ-Z側に向かって湾曲する部分で構成されている。入射面520aは、断面視で-Y側かつ-Z側に向かって湾曲する部分を含み、X軸方向に沿って一様に延びる略円筒面形状を有している。図の断面視で、入光要素520及び反射要素202が隣接する部分の形状は、曲線形状(曲面形状の入射面520a)と直線形状(平面形状の反射面202a)とを、平面520cを介してつなげた形状である。
なお、図6から図8に示した構成に限らず、ドット状の反射要素は、表示パネルの後面側に配置され、光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、表示パネルの後面側において反射面に隣接する部分に、入射光が入射する入射面を有する柱を寝かせた形状の凹状または凸状の入光要素を有していてもよい。また、反射面及び入射面の少なくとも一方は、略円筒面形状であってもよい。図9(A)から図9(E)は、反射要素及び入光要素の一例を示す斜視図である。図9(A)の例は、半円柱を寝かせた形状の凹状部である反射要素1002Aと、三角柱を寝かせた形状の凹状部である入光要素1020Aと、を有する構成を示す。図9(B)の例は、徐変する略円筒面形状の反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部である反射要素1002Bと、三角柱を寝かせた形状の凹状部である入光要素1020Bと、を有する構成を示す。図9(C)の例は、三角柱を寝かせた形状の凹状部である反射要素1002Cと、半円柱を寝かせた形状の凹状部である入光要素1020Cと、を有する構成を示す。図9(D)の例は、半円柱を寝かせた形状の凹状部である反射要素1002Dと、三角柱を寝かせた形状の凸状部である入光要素1020Dと、を有する構成を示す。図9(E)の例は、三角柱を寝かせた形状の凹状部である反射要素1002Eと、半円柱を寝かせた形状の凸状部である入光要素1020Eと、を有する構成を示す。例えば、入光要素を柱を寝かせた形状の凹状又は凸状とするか、反射面又は入射面を略円筒面形状とするかは、要求仕様に応じて変更可能である。
また、図3から図9に示した構成に限らず、反射面が凸面であってもよい。図10(A)から図10(B)は、反射面の一例を示す図である。図10(A)の例は、反射面1102aが湾曲した凸面である構成を示す。例えば、反射面1102aAは、図4で示した反射面2aとは反対側(表示パネル3側から空気側)に向かって湾曲していてもよい。図10(B)の例は、入射面1120aBに隣接する反射面1102aBが湾曲した凸面である構成を示す。例えば、入射面1120aBに隣接する反射面1102aBは、図7で示した入射面420aに隣接する反射面2aとは反対側(表示パネル3側から空気側)に向かって湾曲していてもよい。例えば、反射面を平面又は凸面とするかは、要求仕様に応じて変更可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能であり、上述した変形例を適宜組み合わせることも可能である。
1…表示装置、2…反射要素、2a…反射面、2b…平面部、3…表示パネル、3a…前面、3b…後面、4…光源、10A…第1表示パターン(要素群)、10B…第2表示パターン(要素群)、10C…第3表示パターン(要素群)、10D…第4表示パターン(要素群)、202…反射要素、202a…反射面、220…入光要素、220a…入射面、320…入光要素、320a…入射面、420…入光要素、420a…入射面、520…入光要素、520a…入射面、E1…視点、1002A…反射要素、1020A…入光要素、1002B…反射要素、1020B…入光要素、1002C…反射要素、1020C…入光要素、1002D…反射要素、1020D…入光要素、1002E…反射要素、1020E…入光要素、1102aA…反射面、1102aB…反射面、1120aB…入射面、θs,θe…反射面が平面部の垂線となす角度
Claims (3)
- 透明材料からなる表示パネルと、
前記表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし、全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、
前記表示パネルの後面側に配置され、前記表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、
前記要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、
前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、
前記反射面は、前記反射要素のない平面部の垂線となす角度が0度を超えて40度を限度として徐変する略円筒面形状であることを特徴とする表示装置。 - 透明材料からなる表示パネルと、
前記表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし、全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、
前記表示パネルの後面側に配置され、前記表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、
前記要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、
前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、
前記表示パネルの後面側において前記反射面に隣接する部分に、前記入射光が入射する入射面を有する柱を寝かせた形状の凹状または凸状の入光要素を有することを特徴とする表示装置。 - 透明材料からなる表示パネルと、
前記表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし、全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、
前記表示パネルの後面側に配置され、前記表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、
前記要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、
前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、
前記表示パネルの後面側において前記反射面に隣接する部分に、前記入射光が入射する入射面を有する柱を寝かせた形状の凹状または凸状の入光要素を有し、
前記反射面及び前記入射面の少なくとも一方は、略円筒面形状であることを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
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JP2022172020A JP2024063864A (ja) | 2022-10-27 | 2022-10-27 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022172020A Pending JP2024063864A (ja) | 2022-10-27 | 2022-10-27 | 表示装置 |
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2022
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