JP2024063636A - 情報処理装置、プログラム、及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ホスト側の特定のメンバーに参加の負担が偏らないようにすることの可能な情報処理装置を提供する。【解決手段】本発明によれば、複数のメンバーが所属するホストと少なくとも1人のゲストとの間で行われるイベントの日程調整を支援する情報処理装置であって、メンバー登録部と、イベント登録部と、計数部とを備え、前記メンバー登録部は、前記複数のメンバーを登録メンバーとして予め登録するよう構成され、前記イベント登録部は、調整されたイベントの日程と、前記登録メンバーのうち前記調整されたイベントに参加するメンバーであるホスト側参加メンバーとを登録するよう構成され、前記計数部は、前記イベント登録部が登録した情報に基づいて、所定期間内における各登録メンバーのイベントへの参加回数又は総参加時間をカウントする、情報処理装置が提供される。【選択図】図2

Description

本発明は、イベントの日程調整を行う情報処理装置に関する。
従来より、会議等のイベントの日程調整を支援する情報処理装置がある。例えば、特許文献1には、同一組織内の各メンバーの外部カレンダー上の空き日程を考慮し、他の諸条件と合わせて自動で日程及び参加者を調整することが可能な日程調整装置が開示されている。
特許第6900095号公報
しかしながら、各メンバーの空き日程の中から自動でイベントに参加可能なメンバーを調整する場合、複数のメンバー間で参加回数や総参加時間の差が生じ、特定のメンバーの負担が増加するおそれがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、複数のメンバーが所属するホストと少なくとも1人のゲストとの間で行われるイベントの日程調整において、ホスト側の特定のメンバーに参加の負担が偏らないようにすることの可能な情報処理装置を提供するものである。
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]複数のメンバーが所属するホストと少なくとも1人のゲストとの間で行われるイベントの日程調整を支援する情報処理装置であって、メンバー登録部と、イベント登録部と、計数部とを備え、前記メンバー登録部は、前記複数のメンバーを登録メンバーとして予め登録するよう構成され、前記イベント登録部は、調整されたイベントの日程と、前記登録メンバーのうち前記調整されたイベントに参加するメンバーであるホスト側参加メンバーとを登録するよう構成され、前記計数部は、前記イベント登録部が登録した情報に基づいて、所定期間内における各登録メンバーのイベントへの参加回数又は総参加時間をカウントする、情報処理装置。
[2][1]に記載の情報処理装置であって、イベント調整部をさらに備え、前記イベント調整部は、イベントを設定するイベント設定者の入力及びイベントに参加するゲストの入力を受け付けるとともに、前記イベント設定者の入力情報と、前記ゲストの入力情報と、前記計数部がカウントした前記所定期間内における前記登録メンバーごとのイベントへの参加回数又は総参加時間に基づいて、イベントの日程及びホスト側参加メンバーを調整し、前記イベント登録部は、前記イベント調整部が調整したイベントの日程及びホスト側参加メンバーを登録する、情報処理装置。
[3][2]に記載の情報処理装置であって、前記イベント調整部は、前記登録メンバーの中に前記所定期間内におけるイベントへの参加回数又は総参加時間が所定の上限以上のメンバーがいる場合、当該メンバーをホスト側の参加候補メンバーから除外する、情報処理装置。
[4][3]に記載の情報処理装置であって、前記所定の上限は、前記登録メンバーごとに設定される、情報処理装置。
[5][3]又は[4]に記載の情報処理装置であって、前記イベント調整部は、前記除外を、イベントを設定するイベント設定者の入力を受け付ける招待フェーズとイベントに参加するゲストの入力を受け付ける被招待フェーズのうち、前記被招待フェーズにおいて行う、情報処理装置。
[6][2]~[5]のいずれかに記載の情報処理装置であって、前記イベント調整部は、前記登録メンバーの中に調整中のイベントに参加可能なメンバーが複数いる場合、前記所定期間内におけるイベントへの参加回数又は総参加時間が所定の目標値以下であるメンバー、又は前記複数のメンバーのうち前記所定期間内におけるイベントへの参加回数又は総参加時間が少ないメンバーが優先的にホスト側参加メンバーとなるよう調整する、情報処理装置。
[7][2]~[6]のいずれかに記載の情報処理装置であって、カレンダー情報取得部をさらに備え、前記カレンダー情報取得部は、前記登録メンバーの予定が記録されたオンラインカレンダーシステムのカレンダー情報を取得するよう構成され、前記イベント調整部は、前記カレンダー情報にさらに基づいて、イベントの日程及び前記登録メンバーのうちイベントに参加するメンバーを調整する、情報処理装置。
[8][2]~[7]のいずれかに記載の情報処理装置であって、前記イベント調整部は、ホスト側参加メンバーを個人ごと又はチームごとに調整するよう構成されており、前記計数部は、前記個人ごと又は前記チームごとにイベントへの参加回数又は総参加時間をカウントする、情報処理装置。
[9][1]~[8]のいずれかに記載の情報処理装置であって、レポート生成部をさらに備え、前記レポート生成部は、前記登録メンバーの少なくとも1人についての前記計数部がカウントしたイベントへの参加回数又は総参加時間についてのレポートを生成する、情報処理装置。
[10][1]~[8][9]のいずれかに記載の情報処理装置であって、前記計数部は、前記登録メンバーの中に、前記所定期間内におけるイベントへの参加回数又は総参加時間が所定の目標値以下又は所定の上限以上のメンバーがいる場合、アラートを生成する、情報処理装置。
[11][1]~[8][10]のいずれかに記載の情報処理装置であって、前記計数部は、前記登録メンバーの少なくとも1人について、参加したイベントの日程ごとに、イベントへの参加回数又は総参加時間をカウントする、情報処理装置。
[12][1]~[8][11]のいずれかに記載の情報処理装置であって、前記イベント登録部は、調整されたイベントの日程を登録する際、イベントに参加するゲストも登録するよう構成され、前記計数部は、前記イベント登録部が登録した情報に基づいて、所定期間内における前記ゲストごとのイベントへの参加回数又は総参加時間もカウントする、情報処理装置。
[13][12]に記載の情報処理装置であって、前記計数部は、前記計数部がカウントした所定期間内における前記ゲストのイベントへの参加回数又は総参加時間が所定の上限以上となった場合に、アラートを生成する、情報処理装置。
[14]複数のメンバーが所属するホストと少なくとも1人のゲストとの間で行われるイベントの日程調整を支援するための情報処理方法であって、メンバー登録処理と、イベント登録処理と、計数処理とを行い、前記メンバー登録処理では、前記複数のメンバーを登録メンバーとして予め登録し、前記イベント登録処理では、調整されたイベントの日程と、前記登録メンバーのうち前記調整されたイベントに参加するメンバーであるホスト側参加メンバーとを登録し、前記計数処理では、前記イベント登録部が登録した情報に基づいて、所定期間内における各登録メンバーのイベントへの参加回数又は総参加時間をカウントする、情報処理方法。
[15]複数のメンバーが所属するホストと少なくとも1人のゲストとの間で行われるイベントの日程調整を支援するためのプログラムであって、コンピュータに、メンバー登録処理と、イベント登録処理と、計数処理とを実行させ、前記メンバー登録処理では、前記複数のメンバーを登録メンバーとして予め登録し、前記イベント登録処理では、調整されたイベントの日程と、前記登録メンバーのうち前記調整されたイベントに参加するメンバーであるホスト側参加メンバーとを登録し、前記計数処理では、前記イベント登録部が登録した情報に基づいて、所定期間内における各登録メンバーのイベントへの参加回数又は総参加時間をカウントする、プログラム。
本発明によれば、計数部が所定期間内における各登録メンバーのイベントへの参加回数又は総参加時間をカウントすることで、各登録メンバーのイベントへの参加回数又は総参加時間を考慮してイベントへの参加者を調整することが可能となっている。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムSYSの全体構成を示す図である。 図1の情報処理システムSYSのサーバ100のハードウェア構成及び機能構成を示すブロック図である。 図1のサーバ100の記憶部2が記憶するメンバー情報MI、ゲスト情報GI及びイベント情報EIの例を示す図である。 図1の情報処理システムSYSの設定者端末T1a、ホスト端末T2~T4及びゲスト端末T5のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1の情報処理システムSYSによる、設定者端末T1aとサーバ100の間で行われる日程調整処理(招待フェーズ)の一例を示すシーケンス図である。 ホスト側日程調整画面D1の表示例を示す図である。 図6に続く、ホスト側日程調整画面D1の表示例を示す図である。 設定者端末T1aに表示されるホスト側確認画面D2の表示例を示す図である。 設定者端末T1aに表示されるURL表示画面D3の表示例を示す図である。 図1の情報処理システムSYSによる、ゲスト端末T5とサーバ100の間で行われる日程調整処理(被招待フェーズ)の一例を示すシーケンス図である。 図10の過負荷メンバー除外処理(ステップS13)を示すフローチャートである。 登録メンバーM1~M4の直近1ヶ月の参加回数の例を示すテーブルである。 図13Aは、全員が参加する場合の図10の提案可能日程抽出処理(ステップS16)を示すフローチャートであり、図13Bは、だれか一人が参加する場合の図10の提案可能日程抽出処理(ステップS16)を示すフローチャートである。 ゲスト端末T5に表示される日程選択画面D11の表示例を示す図である。 ゲスト端末T5に表示されるゲスト情報入力画面D12の表示例を示す図である。 ゲスト端末T5に表示されるゲスト側確認画面D13の表示例を示す図である。 図10の参加メンバー調整処理(ステップS20)を示すフローチャートである。 図10のイベント登録処理(ステップS21)を示すフローチャートである。 ゲスト端末T5に表示される日程確定画面D14の表示例を示す図である。 レポート生成部15によるレポート生成処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴について独立して発明が成立する。
1.情報処理システムSYSの全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムSYSの全体構成を示す図である。本実施形態の情報処理システムSYSは、イベントの日程調整を支援するシステムである。
ここで、本発明において、「イベント」とは、打ち合わせ、会議、会合、会食等、複数の人が同じ時間に集まって行う行事全般のことを示す。また、本発明において、少なくともイベントを主催する側は複数のメンバーが所属する集団(組織)であることを想定しており、この集団を「ホスト」と規定する。また、イベントに招待される人(複数であっても良い)は、「ゲスト」と規定する。つまり、本実施形態の情報処理システムSYSは、複数のメンバーが所属するホストと少なくとも1人のゲストとの間で行われるイベントの日程調整を支援するシステムである。本実施形態において、情報処理システムSYSによる日程調整の支援は、Webサービスとして実現される。
図1に示すように、本実施形態の情報処理システムSYSは、情報処理装置としてのサーバ100と、オンラインカレンダーシステムとしての外部カレンダー101と、ホスト端末T1~T4と、ゲスト端末T5とを備える。これらサーバ100、外部カレンダー101及び各端末T1~T5は、ネットワークNを介して接続される。ここで、ネットワークNは、インターネット、イントラネット、無線LAN、移動通信等の双方向の通信回線である。
サーバ100は、ホストに所属する登録メンバーM1~M4が操作するホスト端末T1~T4と、ゲストGが操作するゲスト端末T5からの要求(入力)に応じ、所定のレスポンス(出力)を生成する装置である。サーバ100の具体的な構成については、後述する。なお、以下では、登録メンバーがM1~M4の4人である例を示すが、登録メンバーの数は2人以上であれば何人であっても良い。
外部カレンダー101は、Webアプリケーションとして一般に広く提供されている任意のオンラインシステムである。外部カレンダー101の例としては、Googleカレンダー(登録商標)やMicrosoftOutlook(登録商標)等がある。外部カレンダー101には、利用するユーザ毎の日時に紐づいた予定が記録されており、例えば、Web API(Application Programming Interface)を用いて、記録された予定を参照、更新することが可能となっている。外部カレンダー101のユーザは、外部カレンダー認証情報(メールアドレス等のアカウントIDとログインパスワード等)を用いてシステムにログインし、カレンダーを利用する。
ホスト端末T1~T4は、ホスト側の登録メンバーM1~M4(後述)が使用する端末であり、ゲスト端末T5は、ゲストGが使用する端末である。ホスト端末T1~T4の数は、図1に例示している数に限られず、通常、ホストのメンバーの数に対応して存在する。ただし、複数のメンバーが共通の端末を使用することもあり得る。また、登録メンバーM1がイベントを設定するイベント設定者M1aであるとすると、イベント設定者M1aが操作する端末であるホスト端末を設定者端末T1aとも呼ぶ。一方、ゲスト端末T5は、イベントに招待されるゲストGが使用する端末であり、招待されるゲストGごとに存在する。各端末T1~T5の具体的な構成についても、後述する。
2.サーバ100のハードウェア構成
図2は、サーバ100のハードウェア構成及び機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、サーバ100は、具体的には、制御部1と、記憶部2と、通信部3とを備える。制御部1は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)等であり、サーバ100全体の動作を制御する。
記憶部2の一部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されており、制御部1による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。また、記憶部2の一部は、例えば、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリ、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)であり、各種データ及び制御部1の処理に利用されるプログラム等を保存する。なお、記憶部2の少なくとも一部は、外部クラウドや分散ストレージから構成されていても良い。
記憶部2に記憶されるプログラムは、例えば、サーバ100の基本的な機能を実現するためのOS(Operating System)、各種ハードウェア制御するためのドライバ、各種機能を実現するためのプログラム等であって、本実施形態に係るコンピュータプログラムを含む。
通信部3は、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、ネットワークNに接続する機能を有する。なお、通信部3は、NICに代えて又はNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、及び赤外線通信等を可能とする機能を有してもよい。サーバ100は、ネットワークNを介して外部カレンダー101や各端末T1~T5等と接続され、各種データの送受信を行うことができる。
これら制御部1、記憶部2、通信部3は、バス4を介して相互に電気的に接続されている。したがって、制御部1は、記憶部2へのアクセス及び通信部3を介した外部カレンダー101や各端末T1~T5等との通信等を行うことができる。
なお、サーバ100は、図2に示すような1つの装置によって構成される必要はなく、所謂クラウドや分散コンピューティングの技術等を用いた、複数の装置によって実現されてもよい。また、記憶部2が記憶する各種データ(情報)も、図示のように1つのデータベースで構成される必要はなく、分散データベースによって構成されても良い。
3.サーバ100の記憶部2に記憶される情報(データ)
図3は、記憶部2に記憶されているメンバー情報MI、ゲスト情報GI及びイベント情報EIの一例を示す。
メンバー情報MIは、メンバーごとに記憶されるデータであり、図3に示すように、各メンバー情報MIは、メンバーごとにユニークに設定されるメンバーIDと、メンバーの氏名と、メンバーのメールアドレスとについての情報を含む。また、各メンバー情報MIは、サーバ100と接続するためのメンバーごとのサーバ認証情報(上記メンバーIDと紐づいたログインパスワード等)と、外部カレンダー101と接続するためのメンバーごとの外部カレンダー認証情報(アカウントID及びログインパスワード等)とを含む。記憶部2に外部カレンダー認証情報を記憶しておくことで、サーバ100の制御部1は、各メンバーからの入力を受け付けることなく、各メンバーのカレンダー情報を取得することができる。
ゲスト情報GIは、ゲストGごとに記憶されるデータであり、各ゲスト情報GIは、ゲストGごとにユニークに設定されるゲストIDと、ゲストGの氏名と、ゲストGのメールアドレスと、ゲストGの所属(任意)についての情報を含む。また、各ゲスト情報GIは、招待されたイベントについての情報(イベントID)を含む。
イベント情報EIは、イベントごとに記憶されるデータであり、各イベント情報EIは、イベントIDと、予約ページのタイトル(イベント名)と、イベントの日程と、イベントの時間と、ホスト側参加メンバー(メンバーID)とについての情報を含む。
なお、メンバー情報MI、ゲスト情報GI及びイベント情報EIとして、図3に示す以外の情報を含んでいても良い。
4.端末T1~T5のハードウェア構成
ホスト端末T1~T4及びゲスト端末T5は、それぞれ、例えばパーソナルコンピュータ(PC)、ノートPC、スマートフォンやタブレット端末等の情報処理端末とされる。各端末T1~T5は、図4に示すように、制御部201と、記憶部202と、通信部203と、入力部204と、表示部205とを備える。これらの各構成は、バス206を介して相互に電気的に接続されている。
制御部201、記憶部202及び通信部203の一般的な構成は、上述したサーバ100のものと同じであるため、その説明を省略する。
入力部204は、ホスト端末T1~T4を使用するホストの登録メンバーM1~M4及びゲスト端末T5を使用するゲストGの入力を受け付ける装置であり、マウス、キーボード、タッチパネル等の各種入力手段で構成される。表示部205は、液晶ディスプレイやタッチパネルディスプレイ等であり、ユーザに対し画像等を表示する。
5.サーバ100(制御部1)の機能構成
図2に示すように、サーバ100の制御部1は、メンバー登録部10と、イベント調整部11と、計数部12と、カレンダー情報取得部13と、イベント登録部14と、レポート生成部15とを備える。
メンバー登録部10は、メンバー登録処理として、ホスト側の複数人のメンバーを登録メンバーとして予め登録する。例えば、図1の例では、4人のメンバーが登録メンバーM1~M4として登録されている。本実施形態において、メンバーを登録するとは、メンバーに関する情報を記憶部2に記憶することを示す。登録は、具体的には、各登録メンバーM1~M4が対応するホスト端末T1~T4の入力部204を介して必要な情報を入力することによって行われ、登録されると、記憶部2に図3に示すメンバー情報MIが記憶される。図3に示す各情報のうち、メンバーIDの情報は、各登録メンバーM1~M4による入力ではなく、サーバ100側による処理によって追加されても良い。
なお、サーバ100と接続するためのサーバ認証情報として、OAUTHなどの技術を利用したいわゆるシングルサインオンを用いることも可能である。例えば、Google(登録商標)やMicrosoft(登録商標)等が提供するシングルサインオンを用いることで、外部カレンダー101と同じアカウント情報でサーバ100にログインすることができる。これにより、サーバ100専用のサーバ認証情報を記憶することが不要になる。
イベント調整部11は、イベント調整処理として、イベント設定者M1aの設定者端末T1aを介した入力情報及びイベントに参加するゲストGのゲスト端末T5を介した入力情報に基づいて、イベントの日程を調整するよう構成される。また、イベント調整部11は、ホスト側の登録メンバーM1~M4の中に複数の参加候補者がいて、そのうち一人がイベントに参加すれば良い場合は、複数の参加候補者から、イベントに参加するメンバーであるホスト側参加メンバーを調整する。イベントの日程及びホスト側参加メンバーの調整の具体的な処理については、後述する。
計数部12は、計数処理として、所定期間内における各登録メンバーM1~M4の個人ごとのイベントへの参加回数をカウントする。また、計数部12は、所定期間内におけるゲストGごとのイベントへの参加回数もカウントする。計数部12による登録メンバーM1~M4及びゲストGのカウントの具体的な処理についても、後述する。
カレンダー情報取得部13は、カレンダー情報取得処理として、登録メンバーM1~M4の予定が記録された外部カレンダー101のカレンダー情報を取得するよう構成される。登録メンバーM1~M4のカレンダー情報は、上述したように、記憶部2の各メンバー情報MIに含まれる登録メンバーM1~M4の外部カレンダー認証情報を用いて取得される。
イベント登録部14は、イベント登録処理として、イベント調整部11によって調整されたイベントの日程と、ホスト側参加メンバーとをイベント情報EIとして登録する。また、イベント登録部14は、イベントに参加するゲストGをゲスト情報GIとして登録する(図3参照)。ここで、ゲスト情報GIには、招待されたイベント(参加するイベント)と紐づけるための招待イベント情報(イベントID)も記録されている。なお、本実施形態において「登録する」とは、サーバ100の記憶部2に記憶することを示す。イベントの登録の具体的な処理については、後述する。
レポート生成部15は、レポート生成処理として、登録メンバーM1~M4についての計数部12がカウントしたイベントへの参加回数についてのレポートを生成する。レポート生成部15によるレポート生成処理についても、後述する。
上述した機能構成は、サーバ100に適宜インストールされるソフトウェア(いわゆるアプリを含む)によって実現してもよく、ハードウェアによって実現してもよい。ソフトウェアによって実現する場合、制御部1がソフトウェアを構成するプログラムを実行することによって各種機能を実現することができる。また、単一のソフトウェアではなく、複数のソフトウェアによって実現されていても良い。
プログラムを実行することで実現される場合、当該プログラムは、サーバ100が内蔵する記憶部2に格納してもよく、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体に格納してもよい。また、外部の記憶装置に格納されたプログラムを読み出し、いわゆるクラウドコンピューティングにより実現してもよい。もしくは、ハードウェアによって実現する場合、ASIC、SOC、FPGA、又はDRPなどの種々の回路によって実現することができる。また、上述した機能構成は、一部の機能構成をソフトウェア又はハードウェアによって、入力を受け付けるホスト端末T1~T4又はゲスト端末T5等で処理されるようにしてもよい。
また、上述した機能構成は、複数のコンピュータによって実現してもよく、その場合、上述した各機能構成は、複数のコンピュータに分散して配置してもよい。
6.情報処理システムSYSによる日程調整処理
以下、図5~図19を用いて、本実施形態の情報処理システムSYS(サーバ100)による日程調整の処理を説明する。本実施形態の日程調整の処理は、イベント設定者M1aによる入力によって設定者端末T1aとサーバ100との間で実行される招待フェーズと、ゲストGによる入力によってゲスト端末T5とサーバ100との間で実行される被招待フェーズとから構成される。本実施形態において、情報処理システムSYSによる日程調整は、Webサービスとして実現される。つまり、イベント設定者M1a及びゲストGは、設定者端末T1a及びゲスト端末T5が備えるWebブラウザを用いて日程調整を行うことになる。
なお、以下に示す例では、図1に示すように、ホスト側には4名のメンバーが所属し、それぞれ登録メンバーM1~M4として、メンバー情報MIがすでに登録されているものとする。また、登録メンバーM1が、イベント日程調整を行うイベント設定者M1aであるものとする。加えて、図6~図9、図14~図16、図19に示す各画面の表示例は、イベントの例である「打ち合わせ」の日程を調整する例となっており、以下では、「イベント」ではなく、「打ち合わせ」との用語も用いて説明する。
6.1 招待フェーズ
図5は、設定者端末T1aとサーバ100との間で行われる招待フェーズの一例を示すシーケンス図である。また、図6~図9は、招待フェーズにおいて設定者端末T1aにWebページとして表示される画面D1~D3の表示例を示す図である。
図5に示すように、まず、設定者端末T1aは、入力部204を用いたイベント設定者M1aによる入力等の操作を受け付け、メンバーID及びサーバ認証情報を含むログイン要求をサーバ100に送信する。サーバ100の制御部1(メンバー登録部10)は、設定者端末T1aからのログイン要求を受信すると、記憶部2に記憶されているメンバー情報MIを照会し、認証処理を行う(ステップS1)。
認証に成功すると、制御部1のイベント調整部11は、イベント設定者M1aがイベントを設定するために必要な情報を設定者端末T1aに送信する。そして、設定者端末T1aの表示部205(図4参照)にWebページとしてホスト側日程調整画面D1(図6~図7参照)を表示させる(ステップS2)。
ここで、ホスト側日程調整画面D1では、イベント設定者M1aは、「参加者」「参加方式」「空き時間として表示する範囲」「打ち合わせの設定(打ち合わせについての各種設定事項)」「予約ページのタイトル」を設定可能となっている。
具体的には、図6に示すように、「参加者」の項目では、登録メンバーM1~M4の一覧が表示されており、イベント設定者M1aは、登録メンバーM1~M4から、設定する打ち合わせの参加候補メンバーを選択することができる。図示例では、登録メンバーM1,M3,M4が参加候補メンバーとして選択されている。また、「参加方式」の項目では、ホストとして打ち合わせに「全員が参加する」か、「だれか一人が参加する」かを選択することができる。図示例では、「だれか一人が参加」する方式が選択されている。
「空き時間として表示する範囲」の項目では、「曜日設定」「期間」「締切」をそれぞれ設定することができる。「曜日設定」の項目では、イベント設定者M1aは、1週間のうち、ゲストGが選択できる曜日及び時間帯を設定することができる。設定は、表示されている時間帯をクリック、ドラッグすることで行えるようにすることが好適である。例えば、社内で定例のミーティングがあるといった場合は、その時間を選択できる時間帯から外すことができる。図示例では、水曜日の9時~10時には定例の予定があることとし、水曜日以外の平日の9時~12時及び13時~17時と、水曜日の10時~12時及び13時~17時をゲストGが選択できる時間帯に設定されている。
「期間」の項目では、イベント設定者M1aは、ゲストGが選択できる日程の期間を設定することができる。設定は、当日からの期間で設定するか、あるいは、期間の初めと終わりを共に設定することができる。図示例では、1週間先までの期間(1週間先まで)が設定されている。また、「締切」の項目では、実際の打ち合わせ日の何日前まで受付を行うかを設定する。これにより、直近過ぎる日程で打ち合わせが設定されることを防ぐことができるようになる。図示例では、「1日前まで」が設定されているが、「2日前まで」「3日前まで」などを選択することができるようになっている。
また、図7に示すように、「打ち合わせの設定」の項目では、「打ち合わせの時間」「打ち合わせ前に空けておきたい時間」「打ち合わせの方法」をそれぞれ設定することができる。
「打ち合わせの時間」の項目では、イベント設定者M1aは、打ち合わせに何分(時間)確保するかを設定することができる。図示例では、1時間が設定されている。「打ち合わせ前に空けておきたい時間」の項目では、他の予定どれだけ間隔を空けていれば打ち合わせを入れてもよいかを設定することができる。これにより、他の予定と連続して打ち合わせが設定されることを防ぐことが可能となる。図示例では、30分が設定されている。
また、「打ち合わせの方法」の項目では、オンラインや対面といった打ち合わせの方法を設定することができる。オンラインの打ち合わせとして、図示例では、「Zoom(登録商標)」「Google Meet(登録商標)」「Microsoft Teams(登録商標)」が選択可能となっている。これらオンラインの方法を選択した場合には、予め連携設定をしておくことで、打ち合わせ確定時に自動で打ち合わせ用のURLを発行できるようにすることが好適である。図示例では、オンラインの打ち合わせである「Google Meet」が設定されている。
「予約ページのタイトル」の項目では、イベント設定者M1aは、被招待フェーズにおいてゲスト端末T5に表示させるWEBページのタイトルを設定する。図示例では、「ABCの件の打ち合わせ予約」と入力されている例を示している。
なお、調整するイベントの性質によって、上記設定する項目は適宜追加することができ、また、適宜省略することができる。
設定者端末T1aは、設定事項の入力受付処理として、表示部205にホスト側日程調整画面D1を表示させ、入力部204を介して以上のような設定項目をイベント設定者M1aからの入力を受け付ける(ステップS3)。
ここで、ホスト側日程調整画面D1の最下部には、トップ(ログイン画面:図示せず)へ戻るボタンB1、プレビュー表示ボタンB2及び確認画面へ進むボタンB3が配置されている。そして、入力部204を介して確認画面へ進むボタンB3が操作されると、設定者端末T1aは、表示部205にホスト側確認画面D2(図8参照)を表示させる。なお、本明細書の説明において、ボタン等が「操作される」という表現には、マウス等により画面上のボタンがクリックされることや、タッチスクリーン上でボタンの位置がタッチされることも含まれる。
ホスト側確認画面D2には、ホスト側日程調整画面D1において設定した各設定事項が列挙されている。また、ホスト側確認画面D2の最下部には、ホスト側日程調整画面D1と同様のトップへ戻るボタンB1及びプレビュー表示ボタンB2と、作成するボタンB4とが配置されている。
なお、ホスト側日程調整画面D1又はホスト側確認画面D2においてプレビュー表示ボタンB2が操作されると、設定者端末T1aは、サーバ100に対しプレビュー要求を送信する。そして、イベント調整部11により、後述する被招待フェーズにおけるステップS11~ステップS17と同様の処理が実行される。これにより、ゲスト端末T5に表示されることになる日程選択画面D11(図14参照)を設定者端末T1aの表示部205に表示することができ、日程選択画面D11をプレビューすることができる。なお、図5のシーケンス図では、プレビューに関する処理を省略している。
そして、ホスト側確認画面D2において作成するボタンB4が操作されると、設定者端末T1aは、設定事項をサーバ100へ送信する(ステップS4)。
サーバ100が設定事項を受信すると、制御部1のイベント調整部11は、設定事項登録処理を実行する(ステップS5)。設定事項登録処理において、イベント調整部11は、設定事項を記憶部2に記憶する。
続いて、イベント調整部11は、日程調整用URL発行処理を実行する(ステップS6)。日程調整用URL発行処理において、イベント調整部11は、ゲストGが日程調整を行うためのWEBページにアクセスするための日程調整用URLを生成する。なお、設定事項登録処理(ステップS5)と日程調整用URL発行処理(ステップS6)とは逆の順番で実行されても良い。
そして、イベント調整部11は、生成されたURLを設定者端末T1aに送信する。設定者端末T1aは、表示部205にURL表示画面D3(図9参照)を表示する。URL表示画面D3には、日程調整用URLが表示されている。イベント設定者M1aは、この日程調整用URLをメールやチャットツール(コミュニケーションツール)など適宜の方法で打ち合わせを行いたいゲストGに送信することで、ゲストGに打ち合わせの日程を調整してもらうことができる。
なお、URL表示画面D3には、日程調整用URLをコピーするボタンB5が配置されており、イベント設定者M1aが容易に日程調整用URLを送信できるようになっている。
6.2 被招待フェーズ
図10は、ゲスト端末T5とサーバ100との間で行われる被招待フェーズの一例を示すシーケンス図である。また、図14~図16、図19は、被招待フェーズにおいてゲスト端末T5にWebページとして表示される画面D11~D14の表示例を示す図である。さらに、図11、図13A~図13B、図17~図18は、図10に示す各処理(ステップS13,S16,S20,S21)を示すフローチャートである。
図10に示すように、ゲストGが日程調整用URLを用いてWEBページにアクセスすると(ステップS11)、サーバ100において、制御部1のイベント調整部11は、まず、設定事項読込処理を実行する(ステップS12)。設定事項読込処理において、イベント調整部11は、招待フェーズの設定事項登録処理(ステップS5)において記憶した設定事項を記憶部2から読み込む。
次に、イベント調整部11は、過負荷メンバー除外処理を実行する(ステップS13)。過負荷メンバー除外処理は、イベント設定者M1aが設定した参加候補メンバーから、所定期間において負荷が高い、すなわち、イベントへの参加回数が多いメンバーを除外する処理である。
図11は、過負荷メンバー除外処理(ステップS13)を示すフローチャートである。図11に示すように、過負荷メンバー除外処理において、制御部1の計数部12は、まず、記憶部2が記憶する所定期間内に実施された各イベントのイベント情報EI(図3参照)に含まれるホスト側参加メンバー(メンバーID)の情報を取得する。そして、各登録メンバーM1~M4のうち、各参加候補メンバーである登録メンバーM1,M3,M4の所定期間内における参加回数をカウントする(計数処理:ステップS13a)。
ここで、「所定期間」とは、過負荷メンバー除外処理を実行する時点を基準にした期間であり、例えば過去1ヶ月の期間である。また、この期間は、過負荷メンバー除外処理を実行する月(今月)としても良く、四半期、半期、1年とすることも可能である。ただし、基準とする時点は、過負荷メンバー除外処理を実行する時点を基準とすることは必須ではなく、最短の候補日程の日を基準としたり、月末を基準としたりすることも可能である。また、将来の時点を基準にする場合、完了後のイベントのみをカウントしても良く、予定の段階でカウントするようにしても良い。なお、以下の例では、直近1ヶ月における各登録メンバーM1~M4の参加回数は、図12のテーブルに示すとおりであったものとして説明する。
次に、イベント調整部11は、カウントした各参加候補メンバー(登録メンバーM1,M3,M4)の参加回数に基づいて、参加回数が所定の上限以上であるメンバーを、参加候補メンバーから除外する(ステップS13b)。「所定の上限」は、登録メンバー全員が同じであってもよく、登録メンバーごとにそれぞれ設定されていても良い。上限を登録メンバーごとに設定することで、登録メンバーの能力に応じて上限を設定することができ、より適切にメンバーの調整を行うことができる。なお、ここでは、所定の上限を全登録メンバー一律で10回とし、図12の例では、登録メンバーM4が参加候補メンバーから除外されるものとする。
次に、イベント調整部11は、ステップS13bの除外後にまだ参加候補メンバーが存在するかどうかを判定する(ステップS13c)。そして、参加候補メンバーが存在する場合は、当該参加候補メンバーを確定候補メンバーに設定して(ステップS13d)、過負荷メンバー除外処理を終了する。図12の例では、登録メンバーM1とメンバーM3が確定参加候補メンバーとなる。
一方、ステップS13bの除外後に参加候補メンバーが存在しなかった場合は、イベント調整部11は、調整可能な日程が存在しない旨を通知して(ステップS13e)、日程調整(被招待フェーズ)を終了する。調整可能な日程が存在しない旨の通知は、ゲスト端末T5に送信して表示部205に表示させ、イベント設定者M1aのメンバー情報MIに登録されているメールアドレスにも送信することが好ましい。
次に、制御部1のカレンダー情報取得部13は、外部カレンダー101に対し、ステップS13dにおいて設定された確定候補メンバーのカレンダー情報を要求する(ステップS14)。この際、カレンダー情報取得部13は、記憶部2に記憶されているメンバー情報MIに含まれる各確定候補メンバーの外部カレンダー認証情報(図5参照)を用いる。なお、要求するカレンダー情報は、具体的には、設定事項読込処理(ステップS12)において読み込んだ設定事項に含まれる「空き時間として表示する範囲」の「期間」に該当する期間の予定の情報である。
上記要求を受け取ると、外部カレンダー101は、ステップS14の要求に応じて、確定候補メンバーのカレンダー情報を送信するので、カレンダー情報取得部13は、当該カレンダー情報を取得する(ステップS15)。
次に、イベント調整部11は、提案可能日程抽出処理を実行する(ステップS16)。提案可能日程抽出処理は、ステップS13dにおいて設定された確定候補メンバーが参加可能な日程を抽出する処理である。提案可能日程抽出処理は、設定事項に含まれる「参加方式」が「全員が参加する」か「誰か一人が参加する」かによって異なるので、順に説明する。
図13Aは、「全員が参加する」方式の場合の提案可能日程抽出処理を示すフローチャートである。「全員が参加する」方式の場合、イベント調整部11は、まず、確定参加候補メンバーが複数存在するかどうかを判定する(ステップS16a)。確定参加候補メンバーが複数存在する場合は、全確定参加候補メンバーの空き日程の積集合、すなわち、共通の空き日程を提案可能日程に設定し(ステップS16b)、提案可能日程抽出処理を終了する。
また、ステップS16aにおいて確定参加候補メンバーが一人だけの場合は、当該確定参加候補メンバーの空き日程を提案可能日程に設定し(ステップS16c)、可能日程抽出処理を終了する。
一方、図13Bは、「誰か一人が参加する」方式の場合の提案可能日程抽出処理を示すフローチャートである。「誰か一人が参加する」方式の場合、イベント調整部11は、まず、確定参加候補メンバーが複数存在するかどうかを判定する(ステップS16a)。確定参加候補メンバーが複数存在する場合は、全確定参加候補メンバーの空き日程の和集合、すなわち、全員が参加できない日程以外のすべての日程を提案可能日程に設定し、(ステップS16d)提案可能日程抽出処理を終了する。
また、ステップS16aにおいて確定参加候補メンバーが一人だけの場合は、当該確定参加候補メンバーの空き日程を提案可能日程に設定し、(ステップS16c)可能日程抽出処理を終了する。
なお、いずれの方式の場合であっても、提案可能日程抽出処理における提案可能日程の設定の際には、設定事項に含まれる「打ち合わせの設定」の「打ち合わせの時間」の項目及び「打ち合わせ前にあけておきたい時間」の項目が考慮される。
ステップS16の提案可能日程抽出処理により提案可能日程を抽出した後、イベント調整部11は、ゲストGがイベントの日程を選択するために必要な情報をゲスト端末T5に送信する。そして、ゲスト端末T5の表示部205(図4参照)に、日程選択画面D11(図14参照)を表示させる(ステップS17)。
ここで、日程選択画面D11では、招待フェーズにおいてイベント設定者M1aが設定し、読込処理(ステップS12)において読み込んだ設定事項に含まれる「予約ページのタイトル」及び「打ち合わせ方法」が表示される。図示例では、タイトルに「ABCの件の打ち合わせ予約」と表示され、打ち合わせ方法として「Google Meet」と表示された例を示している。また、図示例では、打ち合わせのホストの所属(会社名)も表示されている。
また、日程選択画面D11では、1週間分のカレンダーが表示されるとともに、時間帯ごとにボタンが配置され、その中から1つのボタンを選択可能な状態となっている。また、日程選択画面D11には、「前週」ボタン及び「次週」ボタンが配置されており、必要に応じて前週や次週の時間帯を選択できるようになっている。なお、日程選択画面D11において選択可能な日程は、招待フェーズにおいてイベント設定者M1aが設定し、読込処理(ステップS12)において読み込んだ設定事項に含まれる「空き時間として表示する範囲」の各項目に基づいて設定される。また、各時間帯の幅は、同設定事項に含まれる「打ち合わせの設定」の「打ち合わせの時間」の項目に基づいて設定される。図示例では、9月22日(木)の9時~10時の時間帯が選択された様子が示されている。
さらに、日程選択画面D11の最下部には、次のゲスト情報入力画面D12へ進むための次へボタンB11が配置されている。
ゲスト端末T5は、日程の選択受付処理として、表示部205に上記日程選択画面D11を表示させ、入力部204を介してゲストGからの日程選択の入力を受け付ける(ステップS18)。そして、日程選択画面D11において次へボタンB11が操作されると、ゲスト端末T5は、表示部205にゲスト情報入力画面D12(図15参照)を表示させる。
ゲスト情報入力画面D12では、ゲスト情報GIとして、ゲストGの氏名、会社名(所属)、メールアドレス、コメントの入力を受け付けるようになっている(ただし、会社名とコメントの入力は任意としても良い)。また、ゲスト情報入力画面D12の最下部には、日程選択画面D11へ戻るボタンB12及びゲスト側確認画面D13へ進むための次へボタンB13が配置されている。
ゲスト端末T5は、日程の選択受付処理の続きとして、入力部204を介してゲストGからのゲスト情報GIの入力を受け付ける(ステップS18)。そして、ゲスト情報入力画面D12において次へボタンB13が操作されると、ゲスト端末T5は、表示部205にゲスト側確認画面D13(図16参照)を表示させる。なお、図示はしないが、複数人のゲストが参加できるよう、複数人のゲスト情報GIを入力できるようにすることも好適である。
ゲスト側確認画面D13には、日程選択画面D11において選択した日程(日時)及びゲスト情報入力画面D12において設定したゲスト情報GIが列挙されている。また、ゲスト側確認画面D13の最下部には、ゲスト情報入力画面D12へ戻るボタンB14及び作成するボタンB15が配置されている。
そして、ゲスト側確認画面D13において作成するボタンB15が操作されると、ゲスト端末T5は、選択された日程の情報及びゲスト情報GIをサーバ100へ送信する(ステップS19)。
サーバ100が選択された日程の情報及びゲスト情報GIを受信すると、制御部1のイベント調整部11は、参加メンバー調整処理を実行する(ステップS20)。参加メンバー調整処理は、確定候補メンバーから、ホスト側参加メンバーを決定する処理である。なお、参加メンバー調整処理(ステップS20)は、設定事項に含まれる「参加方式」が「誰か一人が参加する」方式の場合にのみ実行される。「全員が参加する」方式の場合は、確定候補メンバー全員がホスト側参加メンバーとなる。
図17は、参加メンバー調整処理(ステップS20)を示すフローチャートである。図17に示すように、参加メンバー調整処理において、イベント調整部11は、まず、設定事項に含まれる「参加方式」が「誰か一人が参加する」方式であるかどうかを判定する(ステップS20a)。参加方式が「全員が参加する」方式の場合は、イベント調整部11は、全ての確定候補メンバーホスト側参加メンバーとして(ステップS20b)、参加メンバー調整処理を終了する。
参加方式が「誰か一人が参加する」方式の場合、イベント調整部11は、選択された日程に参加可能な確定候補メンバーを特定する(ステップS20c)。次に、イベント調整部11は、特定した確定候補メンバーが複数存在するかを判定する(ステップS20d)。
そして、確定候補メンバーが複数存在する場合は、当該複数のメンバーのうち、過負荷メンバー除外処理(ステップS13)において計数部12がカウントした、所定期間内において参加回数が最も少ないメンバーをホスト側参加メンバーに決定し(ステップS20e)、参加メンバー調整処理を終了する。参加回数が同数のメンバーが複数いる場合には、ホスト側参加メンバーをランダムに決定する。
なお、参加回数の「所定の上限」が登録メンバーごとにそれぞれ設定されている場合は、「参加回数が最も少ないメンバー」をホスト側参加メンバーに決定することに代えて、「所定の上限との差分が最も大きいメンバー」をホスト側参加メンバーに決定することも可能である。図12の図示例において、確定候補メンバーである登録メンバーM1、M3が共にゲストGの選択した日程に参加可能であった場合は、参加回数の少ないメンバーM3がホスト側参加メンバーとなる。
一方、イベント調整部11は、確定候補メンバーが一人であった場合は、当該確定候補メンバーをホスト側参加メンバーに決定し(ステップS20b)、参加メンバー調整処理を終了する。
次に、制御部1のイベント登録部14は、イベント登録処理を実行する(ステップS21)。イベント登録処理において、イベント登録部14は、選択された日程と、決定したホスト側参加メンバーとを含む情報(図3参照)をイベント情報EIとして登録する。言い換えると、設定したイベントについてのイベント情報EIを記憶部2に記憶する(ステップS21a)。
また、イベント登録処理において、イベント登録部14は、ゲスト情報GI(図3参照)も登録する(ステップS21b)。具体的には、イベント登録部14は、ゲスト情報GIが記憶部2に存在していなかった場合は新たに追加し、存在する場合は、変更がある場合に更新を行う。なお、ステップS21aとステップS21bは、逆の順で実行しても良い。
次に、イベント調整部11は、招待メッセージ生成処理を実行する(ステップS22)。招待メッセージ生成処理は、ゲストG宛の招待メッセージと、ホスト側参加メンバー宛の招待メッセージとを生成し、電子メールとして送信する処理である。ゲストG宛の招待メッセージには、設定された打ち合わせの日時と、読込処理(ステップS12)において読み込んだ設定事項に含まれる予約ページのタイトル及び打ち合わせ方法と、参加メンバー調整処理(ステップS20)において決定したホスト側参加メンバーの情報等を含む、日程の詳細が記載される。また、自らが入力した内容を確認できるようにするため、ゲスト情報入力画面D12で入力した内容も記載される。
加えて、打ち合わせ方法がオンラインの方法である場合は、対応するオンライン会議システムにオンライン会議用のURLの発行を要求し、発行された会議用URLをゲストG宛の招待メッセージに含ませることも好適である。
なお、ゲストG宛の招待メッセージには、決定した打ち合わせをGoogleカレンダーやMicrosoftOutlook等の外部カレンダー101に自動で登録するためのボタンを配置することも好適である。さらに、日程の変更を依頼するためのWebページにアクセスするためのリンクを含ませることも好適である。
一方、ホスト側参加メンバー宛の招待メッセージには、上述した日程の詳細に加えて、ゲストGについての情報(ゲスト情報GIに登録された情報)として、ゲストGの氏名及びメールアドレス、また、ゲストGがコメントを入力している場合は、その内容が記載される。また、オンライン会議用のURLを発行した場合は、当該URLも含ませることが好適である。
なお、招待メッセージ生成処理において、打ち合わせに参加しない場合のイベント設定者M1a宛に、打ち合わせの設定が完了した旨を示すメールを生成しても良い。当該メールには、「日程詳細」、招待したゲストGについての情報(ゲスト情報GIに登録された情報)及びホスト側参加メンバーの情報を含ませることが好適である。
イベント調整部11は、また、確定した打ち合わせの内容をゲスト端末T5に送信し、ゲスト端末T5の表示部205(図4参照)に日程確定画面D14(図19参照)を表示させる(ステップS23)。日程確定画面D14には、図19に示すように、招待メッセージ生成処理によって生成した招待メッセージと同様の内容、すなわち、打ち合わせの日時と、打ち合わせ相手(ホスト側参加メンバー)と、打ち合わせ方法とが列挙される。また、打ち合わせ方法がオンラインの方法である場合は、会議用URLを含ませることが好適である。さらに、日程確定画面D14にも、決定した打ち合わせをGoogleカレンダーやMicrosoftOutlook等の外部カレンダー101に自動で登録するためのボタンを配置することが好適である。
なお、上述したイベント登録処理(ステップS21)と、招待メッセージ生成処理(ステップS22)と、確定画面の表示(ステップS23)とは、任意の順番で処理することができ、並列的に処理することも可能である。
本実施形態の情報処理システムSYSは、以上のような招待フェーズの処理及び被招待フェーズの処理により、イベントの日程調整を支援する。
6.サーバ100によるレポート生成処理
以下、図20を用いて、本実施形態のサーバ100の制御部1が有するレポート生成部15によるレポート生成の処理(ステップS30)を説明する。
図20は、レポート生成部15によるレポート生成処理を示すフローチャートである。図20に示すように、レポート生成処理において、まず、制御部1の計数部12は、記憶部2が記憶する所定期間内に実施された各イベントのイベント情報EI(図3参照)に含まれるホスト側参加メンバー(メンバーID)の情報を取得する。そして、各登録メンバーM1~M4の所定期間内における参加回数をカウントする(ステップS30a)。
次に、レポート生成部15は、カウントした各登録メンバーM1~M4の所定期間内における参加回数をもとに、図12に示すような、各登録メンバーのイベントへの参加回数をまとめたテーブルを含むレポートを生成する(ステップS30b)。
なお、レポート生成処理における「所定期間」は、レポート生成処理を実行する時点を基準にした期間であり、例えば過去1ヶ月の期間である。この所定期間は、過負荷メンバー除外処理における「所定期間」と同じであっても良く、異なっていても良い。
そして、レポート生成部15は、生成されたレポートの内容を記憶部2に記憶するとともに、ホストの管理者やマネージャー、人事担当者等(以下、所定の管理者と呼ぶ)に電子メールで送信する(ステップS30c)。ただし、レポートは、単に記憶部2に記憶しておき、所定の管理者が必要に応じて読み出すようにしても良い。
また、レポート生成処理は、定期的なタイミング(例えば、1週間毎)で実行しても良く、所定の管理者の生成指示にしたがって実行しても良い。また、上述した日程調整処理中、具体的には、過負荷メンバー除外処理(ステップS13)のステップS13aにおいて、イベントへの参加回数をカウントするタイミングで実行しても良い。ただし、この場合は、過負荷メンバー除外処理(ステップS13)においても、参加候補メンバーだけでなく、登録メンバー全員のイベントへの参加回数をカウントするようにすることが好ましい。
加えて、レポートには、単なる所定期間内における参加回数だけではなく、日程ごとの各登録メンバーの参加回数や、ゲストGごとのイベントへの参加回数を含ませることも好適である。なお、ゲストGごとのイベントへの参加回数は、計数部12が各イベント情報EIに含まれるゲストGの情報をカウントすることによって取得することが可能である。
さらに、レポート生成処理において、参加回数が所定の上限以上であるメンバーが存在した場合、アラートを生成し、所定の管理者に通知するようにすることも好適である。加えて、参加回数が所定の目標値以下のメンバーが存在した場合にも、同様にアラートを生成し、所定の管理者に通知することが可能である。なお、アラートの生成は、日程調整処理における過負荷メンバー除外処理(ステップS13)において行っても良い。
また、上述したように、計数部12がゲストGごとのイベントへの参加回数もカウントする場合には、ゲストGのイベントへの参加回数が所定の上限に以上となった場合にもアラートを生成することが好ましい。
7.作用効果
(1)本実施形態のサーバ100は、計数部12を備えており、計数部12が記憶部2に記憶されたイベント情報EIに基づいて、所定期間内における登録メンバー(参加候補メンバー)のイベントへの参加回数をカウントするよう構成されている。これにより、登録メンバーのイベントへの参加回数を考慮してイベントへの参加者を調整することが可能となっている。
(2)本実施形態のサーバ100は、イベント調整部11が、イベントへの参加メンバーを調整する際に、(ステップS13)において、計数部12がカウントした所定期間内における参加回数が所定の上限以上である登録メンバーをイベントへの参加候補メンバーから除外するよう構成されている(過負荷メンバー除外処理:ステップS13)。これにより、所定期間においてイベントへの参加回数が多く、負荷が高くなっている登録メンバーを自動的に参加候補メンバーから除外し、登録メンバー間での負荷の偏りを低減することが可能となっている。
(3)本実施形態のイベント調整部11は、イベントに参加可能な登録メンバーが複数いる場合に、参加回数が最も少ないメンバーをホスト側参加メンバーに決定するよう構成されている(参加メンバー調整処理:ステップS20のステップS20e参照)。これにより、登録メンバー間の負荷の偏りをさらに低減することが可能である。
(5)本実施形態のサーバ100は、外部カレンダー101に記録された登録メンバーの予定を取得するカレンダー情報取得部13を備えている。これにより、イベント設定者M1aが各登録メンバーの予定を把握していなくても、自動的に各登録メンバーの空き日程を取得し、ゲストGに当該空き日程の中からイベントの日程を選択してもらうことが可能となっている。
(6)本実施形態のサーバ100は、レポート生成部15が登録メンバーの所定期間内における参加回数をカウントし、当該参加回数をもとに各登録メンバーのイベントへの参加回数をまとめたテーブル(図12参照)を含むレポートを生成するよう構成されている(レポート生成処理:ステップS20参照)。これにより、イベントによる登録メンバーの負荷を容易に把握することが可能となっている。また、登録メンバーの負荷だけでなく、登録メンバーの業務マネジメント(無駄なイベント時間の削減や会議アポイント数向上など)に活用することも可能である。
(7)本実施形態の計数部12は、上述したレポート生成処理際や日程調整処理において各登録メンバーのイベントへの参加回数をカウントした際に、当該参加回数が所定の上限以上であるメンバーが存在した場合、アラートを生成し、所定の管理者に通知するようになっている。これにより、登録メンバー間の負荷の偏りの見過ごしを防止することが可能となっている。
(8)本実施形態の計数部12は、ゲストGごとのイベントへの参加回数もカウントすることが可能である。ゲストGごとのイベントへの参加回数をカウントすることで、特定のゲストGとのイベントが何度も設定されて業務効率が低下することを抑制することが可能である。特に、ゲストGのイベントへの参加回数が所定の上限に以上となった場合にアラートを生成するようにすれば、より効果的に業務効率の低下を抑制することが可能である。
(9)イベントへの参加者を決定するにあたっては、イベント設定者M1aが参加候補メンバーを選択するタイミングでは負荷が多くなくても、その後ゲストGが日程を選択するまでのタイムラグの間に特定の登録メンバーの負荷が増大するおそれがある。この点、本実施形態のイベント調整部11は、ゲストGが日程を選択する被招待フェーズにおいて、過負荷メンバー除外処理を行うようになっている。したがって、このような場合であっても、適切に当該登録メンバーを参加候補メンバーから除外することが可能となっている。
8.変形例
なお、本発明は、以下の態様でも実施可能である。
上記実施形態では、オンラインカレンダーシステムとして、外部カレンダー101を用いたが、オンラインカレンダーシステム自体をサーバ100によって提供することも可能である。
上記実施形態において、情報処理システムSYS(サーバ100)による日程調整の支援は、Webサービスとして提供されていた。しかしながら、各端末に各種の操作画面を表示させる専用アプリケーションをインストールし、専用アプリケーション上で提供されるサービスとして提供することも可能である。
上記実施形態において、計数部12は、登録メンバーのイベントへの参加回数をカウントするよう構成され、イベント調整部11は、当該参加回数に基づいてイベントへの参加者を調整するよう構成されていた。しかしながら、登録メンバーのイベントへの参加回数に変えて、登録メンバーのイベントへの総参加時間に基づいて、イベントへの参加者を調整するよう構成しても良い。総参加時間に基づいて負荷を判断することで、イベントの時間による負荷の大小を考慮した調整を行うことが可能となる。また、イベントへの参加回数とイベントへの総参加時間の両方に基づいてイベントへの参加者を調整するよう構成することも可能である。さらに、計数部12は、ゲストGのイベントへの総参加時間をカウントするよう構成されていても良い。
上記実施形態では、イベント設定者M1aはホストの登録メンバーM1でもあり、イベントの参加候補者になり得るメンバーとして説明したが、イベント設定者は必ずしも登録メンバーである必要はない。例えば、イベント設定者M1aがイベントの調整を専門の業務とする場合等、参加候補者とならないような場合は、登録メンバーではないイベント設定者がイベントの設定をすることも可能である。この場合、イベント設定者には、システム利用(サーバ100へのログイン)のため、登録メンバーとは異なるタイプのアカウントを配布することが好適である。
上記実施形態において、計数部12は、すでにあるイベント情報EIを読み込んで各登録メンバーの参加回数をカウントしていた。しかしながら、各登録メンバーのメンバー情報MIに参加回数の項目を設け、登録メンバーがホスト側参加メンバーとなったタイミング(イベント登録処理:ステップS21のタイミング)や、イベントが実施された際に、当該参加回数の項目に保存されている参加回数に加算するようにしても良い。ゲストGの参加回数についても同様である。
上記実施形態において、ステップS22の招待メッセージ生成処理では、生成した招待メッセージを電子メールとして送信する処理を行っていたが、電子メールで送信する処理は必須ではない。つまり、メールを受け取らなかったとしても、ゲストGについては、日程確定画面D14により、決定したイベントの日程詳細を確認できる。また、ホスト側参加メンバーについては、例えば、イベント設定者M1aからイベントが設定された旨の連絡を受けたり、自らの外部カレンダー101に予定が自動的に登録されることで、イベントを把握することが可能である。
上記実施形態において、レポート生成部15は、登録メンバーごとのイベントへの参加回数をまとめたレポートを生成していたが、登録メンバー全員のレポートを生成しなくても良い。例えば、レポート生成部15は、新入メンバーや、注意すべきメンバーなど、一部の登録メンバーについてのレポートのみを生成するものであっても良い。したがって、計数部12は、一部の登録メンバーの参加回数のみをカウントするものであっても良い。
上記実施形態の日程調整は、ホストの登録メンバーの空き時間を自動で抽出してその日程をゲストGに提案し、その中からイベントの日程を選ばせる方式(空き時間公開方式)であった。しかしながら、ゲストGに提案する日程(複数)をホスト側で選択し、その中からイベントの日程を選ばせる方式(スポット提案方式)を採用することも可能である。スポット提案方式においても、計数部12が記憶部2に記憶されたイベント情報EIに基づいて所定期間内における登録メンバー(参加候補メンバー)のイベントへの参加回数をカウントすることで、例えばイベント設定者が当該参加回数を閲覧できるようになる。これにより、登録メンバーのイベントへの参加回数を考慮してイベントへの参加者を調整することが可能となっている。
上記実施形態において、サーバ100はイベント調整部11を備えていたが、本発明のサーバ100(制御部1)は、イベント調整部11を備えていなくても良い。この場合であっても、イベント設定者M1a等からの要求に応じて、又は定期的なタイミングで計数部12が所定期間内における登録メンバーごとのイベントへの参加回数をカウントすることで、例えば、イベント設定者がイベントを設定する際に、当該参加回数を確認しつつ登録メンバーの中からイベントへの参加者を割り振ることができる。これにより、特定の登録メンバーの参加回数が多くなり、特定の登録メンバーが過負荷になってしまうことを避けることが可能となる。
上記実施形態では、ホスト(組織)に所属する各メンバーがそれぞれ個人として「登録メンバー」として登録されていたが、複数の登録メンバーからなる「チーム」の概念を導入し、1つのホスト(組織)に1又は複数のチームを作成できるようにしても良い。この場合、ホスト側日程調整画面D1(設定事項の入力受付処理:ステップS3)では、イベントへの参加者をチームごとに選択できるようにすることが好適である。そして、計数部12は、所定期間内におけるイベントへの登録メンバーごとの参加回数に加えて、チームごとの参加回数もカウントすることが好適である。所定期間内におけるチームごとの参加回数をカウントすることで、チームごとの負荷を考慮してイベントへの参加者を調整することが可能となる。さらに、計数部12は、所定期間内における全登録メンバーの累計の参加回数をカウントすることも考えられる。累計の参加回数をカウントすることで、ホスト全体の業務負荷を把握することが可能となる。
上記実施形態において、イベント登録部14は、イベント情報EIの一項目としてホスト側参加メンバー(メンバーID)を登録していた。しかしながら、イベント登録部14は、メンバー情報MIの一項目として参加するイベントの情報(イベントID)を登録するようにしても良い。すなわち、ホスト側参加メンバーのイベントへの参加情報を、メンバー情報MIとして保持するようにしても良い。一方、上記実施形態において、イベント登録部14は、ゲスト情報GIの一項目として参加するイベントの情報(イベントID)を登録していた。しかしながら、イベント登録部14は、イベント情報EIの一項目としてゲストGを登録するようにしても良い。すなわち、ゲストGのイベントへの参加情報を、イベント情報EIとして保持するようにしても良い。上記いずれの場合でも、計数部12は、イベント登録部14が登録したホスト側参加メンバーの情報に基づいて所定期間内における各登録メンバーのイベントへの参加回数をカウントすることができ、イベント登録部14が登録したゲストGの情報に基づいて所定期間内におけるゲストGごとのイベントへの参加回数をカウントすることができる。
1 :制御部
2 :記憶部
3 :通信部
4 :バス
10 :メンバー登録部
11 :イベント調整部
12 :計数部
13 :カレンダー情報取得部
14 :イベント登録部
15 :レポート生成部
100 :サーバ
101 :外部カレンダー
201 :制御部
202 :記憶部
203 :通信部
204 :入力部
205 :表示部
206 :バス
B1 :戻るボタン
B2 :プレビュー表示ボタン
B3 :確認画面へ進むボタン
B4 :作成するボタン
B5 :URLをコピーするボタン
B11 :次へボタン
B12 :戻るボタン
B13 :次へボタン
B14 :戻るボタン
B15 :作成するボタン
D1 :ホスト側日程調整画面
D2 :ホスト側確認画面
D3 :URL表示画面
D11 :日程選択画面
D12 :ゲスト情報入力画面
D13 :ゲスト側確認画面
D14 :日程確定画面
EI :イベント情報
G :ゲスト
GI :ゲスト情報
M1~M4 :登録メンバー
M1a :イベント設定者
MI :メンバー情報
N :ネットワーク
S1~S6,S11~S23,S30 :ステップ
SYS :情報処理システム
T1~T4 :ホスト端末
T1a :設定者端末
T5 :ゲスト端末

Claims (15)

  1. 複数のメンバーが所属するホストと少なくとも1人のゲストとの間で行われるイベントの日程調整を支援する情報処理装置であって、
    メンバー登録部と、イベント登録部と、計数部とを備え、
    前記メンバー登録部は、前記複数のメンバーを登録メンバーとして予め登録するよう構成され、
    前記イベント登録部は、調整されたイベントの日程と、前記登録メンバーのうち前記調整されたイベントに参加するメンバーであるホスト側参加メンバーとを登録するよう構成され、
    前記計数部は、前記イベント登録部が登録した情報に基づいて、所定期間内における各登録メンバーのイベントへの参加回数又は総参加時間をカウントする、情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    イベント調整部をさらに備え、
    前記イベント調整部は、イベントを設定するイベント設定者の入力及びイベントに参加するゲストの入力を受け付けるとともに、前記イベント設定者の入力情報と、前記ゲストの入力情報と、前記計数部がカウントした前記所定期間内における前記登録メンバーごとのイベントへの参加回数又は総参加時間に基づいて、イベントの日程及びホスト側参加メンバーを調整し、
    前記イベント登録部は、前記イベント調整部が調整したイベントの日程及びホスト側参加メンバーを登録する、情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記イベント調整部は、前記登録メンバーの中に前記所定期間内におけるイベントへの参加回数又は総参加時間が所定の上限以上のメンバーがいる場合、当該メンバーをホスト側の参加候補メンバーから除外する、情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記所定の上限は、前記登録メンバーごとに設定される、情報処理装置。
  5. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記イベント調整部は、前記除外を、イベントを設定するイベント設定者の入力を受け付ける招待フェーズとイベントに参加するゲストの入力を受け付ける被招待フェーズのうち、前記被招待フェーズにおいて行う、情報処理装置。
  6. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記イベント調整部は、前記登録メンバーの中に調整中のイベントに参加可能なメンバーが複数いる場合、前記所定期間内におけるイベントへの参加回数又は総参加時間が所定の目標値以下であるメンバー、又は前記複数のメンバーのうち前記所定期間内におけるイベントへの参加回数又は総参加時間が少ないメンバーが優先的にホスト側参加メンバーとなるよう調整する、情報処理装置。
  7. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    カレンダー情報取得部をさらに備え、
    前記カレンダー情報取得部は、前記登録メンバーの予定が記録されたオンラインカレンダーシステムのカレンダー情報を取得するよう構成され、
    前記イベント調整部は、前記カレンダー情報にさらに基づいて、イベントの日程及び前記登録メンバーのうちイベントに参加するメンバーを調整する、情報処理装置。
  8. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記イベント調整部は、ホスト側参加メンバーを個人ごと又はチームごとに調整するよう構成されており、
    前記計数部は、前記個人ごと又は前記チームごとにイベントへの参加回数又は総参加時間をカウントする、情報処理装置。
  9. 請求項1~請求項8のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    レポート生成部をさらに備え、
    前記レポート生成部は、前記登録メンバーの少なくとも1人についての前記計数部がカウントしたイベントへの参加回数又は総参加時間についてのレポートを生成する、情報処理装置。
  10. 請求項1~請求項8のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記計数部は、前記登録メンバーの中に、前記所定期間内におけるイベントへの参加回数又は総参加時間が所定の目標値以下又は所定の上限以上のメンバーがいる場合、アラートを生成する、情報処理装置。
  11. 請求項1~請求項8のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記計数部は、前記登録メンバーの少なくとも1人について、参加したイベントの日程ごとに、イベントへの参加回数又は総参加時間をカウントする、情報処理装置。
  12. 請求項1~請求項8のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記イベント登録部は、調整されたイベントの日程を登録する際、イベントに参加するゲストも登録するよう構成され、
    前記計数部は、前記イベント登録部が登録した情報に基づいて、所定期間内における前記ゲストごとのイベントへの参加回数又は総参加時間もカウントする、情報処理装置。
  13. 請求項12に記載の情報処理装置であって、
    前記計数部は、前記計数部がカウントした所定期間内における前記ゲストのイベントへの参加回数又は総参加時間が所定の上限以上となった場合に、アラートを生成する、情報処理装置。
  14. 複数のメンバーが所属するホストと少なくとも1人のゲストとの間で行われるイベントの日程調整を支援するための情報処理方法であって、
    メンバー登録処理と、イベント登録処理と、計数処理とを行い、
    前記メンバー登録処理では、前記複数のメンバーを登録メンバーとして予め登録し、
    前記イベント登録処理では、調整されたイベントの日程と、前記登録メンバーのうち前記調整されたイベントに参加するメンバーであるホスト側参加メンバーとを登録し、
    前記計数処理では、前記イベント登録部が登録した情報に基づいて、所定期間内における各登録メンバーのイベントへの参加回数又は総参加時間をカウントする、情報処理方法。
  15. 複数のメンバーが所属するホストと少なくとも1人のゲストとの間で行われるイベントの日程調整を支援するためのプログラムであって、
    コンピュータに、メンバー登録処理と、イベント登録処理と、計数処理とを実行させ、
    前記メンバー登録処理では、前記複数のメンバーを登録メンバーとして予め登録し、
    前記イベント登録処理では、調整されたイベントの日程と、前記登録メンバーのうち前記調整されたイベントに参加するメンバーであるホスト側参加メンバーとを登録し、
    前記計数処理では、前記イベント登録部が登録した情報に基づいて、所定期間内における各登録メンバーのイベントへの参加回数又は総参加時間をカウントする、プログラム。
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