JP2024062034A - 空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】温熱環境の改善効果の低下を抑制し、利用者の快適性を向上させることができる空調システムを提供することを目的とする。【解決手段】第1空間と、第2空間と、第1空間及び第2空間に連通する第3空間と、を有する建物に設置される空調システムであって、第1空間に設置され、第1空間の暖房又は冷房を行う空気調和装置と、第1空間に設置され、第1空間へ外気を流入させる給気装置と、第2空間に設置され、第2空間の空気を屋外に排出する排気装置と、第1空間と第3空間とを接続する風路に設けられ、第1空間の空気を第3空間に送る送風装置と、送風装置が運転している場合に、第3空間の圧力が第1空間の圧力よりも大きくなるよう調整する調整手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、建物内の空調及び換気を行う空調システムに関するものである。
従来、住宅などの建物内の空調及び換気を行う空調システムにおいて、空気調和装置が設置された空調対象空間の空気を、空気調和装置が設置されていない非空調対象空間へ送ることで、建物内の温熱環境を改善することが知られている。例えば、特許文献1には、空調対象空間である居室から非空調対象空間である脱衣室へ、ダクトファンによって空気を送風する空調システムが開示されている。特許文献1の空調システムでは、暖房装置の暖房能力の余力及び非空調対象空間の暖房の必要性に基づきダクトファンを制御することで、複数の空間を効率的に暖房する構成となっている。
特開2013-185743号公報
特許文献1の空調システムのように、居室から脱衣室へ送風する場合、送風量が小さいと、送風された空気は脱衣室又は脱衣室と連通する浴室などに設けられた排気装置から屋外へ排出されてしまう。この場合、居室の空調負荷の増加につながるとともに、建物における温熱環境の改善効果が小さくなり、利用者の快適性が低下する。
本開示は、上記のような課題を解決するものであり、温熱環境の改善効果の低下を抑制し、利用者の快適性を向上させることができる空調システムを提供することを目的とする。
本開示に係る空調システムは、第1空間と、第2空間と、第1空間及び第2空間に連通する第3空間と、を有する建物に設置される空調システムであって、第1空間に設置され、第1空間の暖房又は冷房を行う空気調和装置と、第1空間に設置され、第1空間へ外気を流入させる給気装置と、第2空間に設置され、第2空間の空気を屋外に排出する排気装置と、第1空間と第3空間とを接続する風路に設けられ、第1空間の空気を第3空間に送る送風装置と、送風装置が運転している場合に、第3空間の圧力が第1空間の圧力よりも大きくなるよう調整する調整手段と、を備える。
本開示における空調システムによれば、送風装置が運転している場合に、第3空間の圧力が第1空間の圧力よりも大きくなるよう調整する調整手段を備えることで、温熱環境の改善効果の低下を抑制し、利用者の快適性を向上させることができる。
実施の形態1に係る空調システムの概略構成図である。 実施の形態1に係る空調システムが設置された建物を図1のA-A線で切断した場合の断面模式図である。 実施の形態1に係る空調システムが設置された建物を図1のB-B線で切断した場合の断面模式図である。 実施の形態1に係る空調システムの制御ブロック図である。 送風装置が停止している場合の空気の流れを示す図である。 実施の形態1に係る空調システムにおける圧力調整の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1における圧力調整が実施されている場合の空気の流れを示す図である。 実施の形態2に係る空調システムの概略構成図である。 実施の形態2に係る空調システムの制御ブロック図である。 実施の形態2に係る空調システムにおける圧力調整の流れを示すフローチャートである。 実施の形態3に係る空調システムの制御ブロック図である。 実施の形態3に係る空調システムにおける圧力調整の流れを示すフローチャートである。 変形例1に係る空調システムの制御ブロック図である。 変形例2に係る空調システムの概略構成図である。
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ及び配置等は、本開示の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空調システム100の概略構成図である。実施の形態1の空調システム100は、住宅などの建物200に設置される。図1は、建物200の平面図と、建物200に設置された空調システム100の各構成とを示している。図2は、実施の形態1に係る空調システム100が設置された建物200を図1のA-A線で切断した場合の断面模式図である。図3は、実施の形態1に係る空調システム100が設置された建物200を図1のB-B線で切断した場合の断面模式図である。図1~図3を用いて、本実施の形態の空調システム100の構成及び配置について説明する。
空調システム100は、建物200の第1空間R1に設置された空気調和装置11及び給気装置12と、第2空間R2に設置された排気装置21と、第1空間R1と第3空間R3とを接続する風路4に設置された送風装置41と、制御装置5と、を備える。
第1空間R1は、例えば居室である。第1空間R1は第3空間R3と隣接しており、第1空間R1と第3空間R3との間には、居室扉10が設けられている。図2に示すように、空気調和装置11は、第1空間R1の壁に設置されている。なお、空気調和装置11は、第1空間R1の天井に設置されてもよいし、床置き型であってもよい。空気調和装置11は、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張弁及び室内熱交換器からなる冷媒回路を備え、第1空間R1の暖房又は冷房を行う。空気調和装置11の制御部(不図示)によって、圧縮機の運転周波数、室外熱交換器に空気を送る室外ファンの風量、及び室外熱交換器に空気を供給する室内ファンの風量を変更することで、空気調和装置11の空調能力が制御される。
図2に示すように、給気装置12は、第1空間R1の壁に設けられている。給気装置12は、外気を第1空間R1へ流入させる給気口である。また、給気装置12は、外気を第1空間R1へ吸い込むための給気ファンを備えてもよい。
第2空間R2は、例えば脱衣室である。第2空間R2は第3空間R3と隣接しており、第2空間R2と第3空間R3との間には、脱衣室扉20が設けられている。図3に示すように、排気装置21は、第2空間R2の壁に設置されている。排気装置21は、第2空間R2の空気を屋外へ排出する排気ファンである。排気装置21の排気風量は固定であってもよいし、可変であってもよい。
第3空間R3は、例えば玄関である。第3空間R3は、第1空間R1及び第2空間R2と隣接し、第1空間R1及び第2空間R2と連通している。また、第3空間R3には、屋外に連通する玄関扉30が設けられている。
図1及び図2に示すように、第1空間R1及び第3空間R3の天井裏には、ダクトによって構成される風路4が設けられている。風路4の吸込み口42は第1空間R1の天井に設けられ、風路4の吹出し口43は第3空間R3の天井に設けられている。送風装置41は、風路4内に設置され、第1空間R1から第3空間R3へ空気を搬送する。送風装置41は、インバータを備えた送風ファンであり、回転数が可変に制御されることで、第1空間R1から第3空間R3への送風量が制御される。
なお、建物200における第1空間R1、第2空間R2、及び第3空間R3の配置は、図1~図3の例に限定されるものではなく、各空間が互いに連通していれば、配置は任意である。ここで、「連通する」とは、居室扉10及び脱衣室扉20が開かれた状態だけでなく、各扉が閉じられた状態においても、各扉の隙間もしくは各扉又は壁に設けられた通気口などを通って空気の流動が可能であることをいう。
制御装置5は、空気調和装置11、排気装置21及び送風装置41と無線通信可能に接続され、空気調和装置11及び排気装置21の運転情報に基づいて、送風装置41の運転を制御する。制御装置5は、例えば、CPU及びメモリを備えたスマートフォンなどの情報通信端末である。
図4は、実施の形態1に係る空調システム100の制御ブロック図である。図4に示すように、制御装置5は、情報取得部51と、送風制御部52とを有する。情報取得部51及び送風制御部52は、制御装置5のCPUがプログラムを実行することにより実現される機能部である。又は、情報取得部51及び送風制御部52の少なくとも何れかを、ASIC又はFPGAなどの処理回路で実現してもよい。
情報取得部51は、空気調和装置11及び排気装置21から運転情報を取得する。空気調和装置11の運転情報は、空気調和装置11の運転、停止、冷房又は暖房などの運転モード、及び連続運転又は断続運転などの運転状態に関する情報である。なお、連続運転は、空気調和装置11の圧縮機が連続して運転している状態であり、断続運転は、空調負荷が低い場合に圧縮機の運転と停止とを断続的に繰り返している状態である。また、排気装置21の運転情報は、排気装置21の運転、停止、及び運転時の排気風量に関する情報である。情報取得部51は、定期的(例えば数分毎)に空気調和装置11及び排気装置21から運転情報を取得して送風制御部52に出力する。
送風制御部52は、情報取得部51が取得した空気調和装置11及び排気装置21の運転情報に基づき、送風装置41の運転、停止、及び運転時の送風量を制御する。送風制御部52による送風制御について、以下に説明する。
図5は、送風装置41が停止している場合の空気の流れを示す図である。図5では、空気調和装置11及び排気装置21が運転しており、送風装置41が停止している状態の空気の流れを点線及び矢印で示している。図5に示すように、まず、給気装置12を通って第1空間R1に外気が流入し、空気調和装置11によって第1空間R1内の空気が加熱又は冷却される。第1空間R1の空気は、居室扉10の隙間又は通気口等を通って第3空間R3に流入する。そして、第3空間R3に流入した空気は、脱衣室扉20の隙間又は通気口等を通って第2空間R2に流入し、排気装置21から屋外に排出される。
ここで、空気調和装置11及び排気装置21が駆動し、送風装置41が停止している場合、第1空間R1の圧力P1と、第2空間R2の圧力P2と、第3空間R3の圧力P3との関係は、P1>P3>P2となる。給気装置12を通って外気が流入する第1空間R1の圧力P1は大気圧と略同じとなることから、圧力P3は大気圧よりも低くなる。そのため、玄関扉30の隙間又は通気口などから第3空間R3へ外気が流入する。これにより、第3空間R3の温度が外気温度に応じて変化するとともに、花粉又はPM2.5などの大気有害物質が第3空間R3内に侵入することで、建物200内の利用者の快適性が低下する。
また、送風装置41を運転した場合も、送風装置41の送風量が排気装置21の排気風量以下であると、第1空間R1~第3空間R3の圧力P1~P3の関係は、P1>P3>P2となり、図5に示す空気の流れとなる。この場合も、玄関扉30の隙間又は通気口などから第3空間R3へ外気が流入するため、第1空間R1の空気を第3空間R3へ送風することによる温熱環境の改善効果が低下し、建物200内の利用者の快適性も低下する。
そこで、空調システム100は、第3空間R3の圧力P3が第1空間R1の圧力P1よりも大きくなるように各空間の圧力を調整する調整手段を備えている。本実施の形態においては、送風制御部52が調整手段として機能する。送風制御部52は、送風装置41の送風量が排気装置21の排気風量よりも大きくなるよう送風装置41の回転数を制御する。これにより、第3空間R3の圧力P3を第1空間R1の圧力P1よりも大きくすることができる。より詳しくは、第1空間R1~第3空間R3の圧力P1~P3の関係を、P3>P1>P2とすることができる。これにより、第3空間R3の圧力が大気圧よりも大きくなるため、玄関扉30の隙間又は通気口などから第3空間R3への外気の流入を抑制することができる。
図6は、実施の形態1に係る空調システム100における圧力調整の流れを示すフローチャートである。本実施の形態では、送風装置41の送風制御によって圧力調整が行われる。図6のフローは制御装置5によって実行される。まず、制御装置5の情報取得部51が、空気調和装置11及び排気装置21の運転情報を取得する(S1)。
空気調和装置11は、利用者がリモートコントローラ(不図示)などを操作することで運転が開始される。空気調和装置11は、第1空間R1の温度が利用者によって設定された設定温度となるように、冷房運転又は暖房運転を実施する。また、排気装置21は、予め設定された排気風量で運転し、第2空間R2の空気を屋外に排気する。ここで、排気装置21の排気風量は、例えば建物200内の換気回数が0.5回/hを満たす風量に設定される。
制御装置5の送風制御部52は、情報取得部51が取得した運転情報に基づき、送風装置41の送風の開始条件が満たされるか否かを判断する(S2)。ここでは、空気調和装置11の空調能力に余力があること、言い換えると第1空間R1における空調負荷が小さいことが、送風の開始条件とされる。空気調和装置11の空調能力に余力がない状態で、第3空間R3への送風を行った場合、第1空間R1を充分に暖房又は冷房できず、第1空間R1にいる利用者の快適性が低下してしまうためである。具体的には、開始条件は下記の条件(A)又は条件(B)の何れかである。
(A)空気調和装置11の運転開始後、予め設定された第1時間(例えば15分)が経過したこと
(B)空気調和装置11が断続運転をしていること
開始条件が満たされない場合(S2:NO)、開始条件が満たされるまで待機する。開始条件が満たされた場合(S2:YES)、送風制御部52は、送風装置41を運転させ、第1空間R1から第3空間R3への送風を開始する(S3)。このとき、送風制御部52は、送風装置41の送風量が排気装置21の排気風量よりも大きくなるよう、送風装置41の回転数を制御する。ここで、送風装置41の送風量の上限は任意であるが、第1空間R1の空気調和装置11の空調負荷が増加しない程度とすることが望ましい。
図7は、実施の形態1における圧力調整が実施されている場合の空気の流れを示す図である。すなわち、図7は、空気調和装置11及び排気装置21が運転しており、さらに送風装置41の送風量が排気装置21の排気風量よりも大きくなるよう送風装置41が制御されている状態の空気の流れを示している。図7に示すように、まず、給気装置12を通って第1空間R1に外気が流入し、空気調和装置11によって第1空間R1内の空気が加熱又は冷却される。第1空間R1の空気は、送風装置41によって風路4を通って第3空間R3に送風される。そして、第3空間R3に流入した空気は、脱衣室扉20の隙間又は通気口等を通って第2空間R2に流入し、排気装置21から屋外に排出される。
ここで、送風装置41の送風量が排気装置21の排気風量よりも大きいことにより、第1空間R1の圧力P1と、第2空間R2の圧力P2と、第3空間R3の圧力P3との関係は、P3>P1>P2となる。これにより、玄関扉30の隙間又は通気口などから第3空間R3への外気の流入が抑制される。その結果、第1空間R1からの送風によって第3空間R3の温熱環境が改善されるとともに、大気有害物質が第3空間R3内に侵入することが抑制され、利用者の快適性が向上する。また、第3空間R3の圧力P3は第1空間R1の圧力P1より大きいため、第3空間R3の空気は、居室扉10の隙間又は通気口等を通って第1空間R1に流入して循環する。これにより、建物200内の空調空気が循環する領域が増加し、建物200内全体の温熱環境が改善する。
図6に戻って、送風制御部52は、終了条件が満たされたか否かを判断する(S4)。ここでは、第1空間R1から第3空間R3への送風効果が低下したことが、送風の終了条件とされる。具体的には、終了条件は、空気調和装置11が停止したこと、又は空気調和装置11が停止してから予め設定された第2時間(例えば10分)経過したことである。空気調和装置11の停止後も、空気調和装置11による空調が行われていた第1空間R1からの送風を一定時間継続することで、建物200内の空気の循環が継続され、温熱環境を改善することができる。終了条件が満たされない場合(S4:NO)、終了条件が満たされるまで送風を継続する。そして、終了条件が満たされた場合(S4:YES)、送風制御部52は、送風装置41を停止させる(S5)。
以上のように、本実施の形態の空調システム100では、送風装置41の運転時における送風量を排気装置21の排気風量よりも大きくすることで、第3空間R3の圧力P3を第1空間R1の圧力P1よりも大きくすることができる。これにより、外気の流入を抑制できるとともに、建物200内の循環気流を形成することが可能となる。その結果、建物200における温熱環境の改善効果の低下が抑制され、利用者の快適性を向上させることができる。
実施の形態2.
実施の形態2の空調システム100Aについて説明する。実施の形態2の空調システム100Aは、調整手段として、第2空間R2と第3空間R3との連通を遮断する開閉装置22及び開閉装置22を制御する開閉制御部53を備える点において、実施の形態1と相違する。空調システム100Aのその他の構成については、実施の形態1と同じである。
図8は、実施の形態2に係る空調システム100Aの概略構成図である。図8は、図1と同様に、建物200の平面図と、建物200に設置された空調システム100Aの各構成とを示している。図8に示すように、本実施の形態の空調システム100Aは、第2空間R2と第3空間R3との連通を遮断する開閉装置22を備えている。開閉装置22は、脱衣室扉20の隙間、もしくは脱衣室扉20又は第2空間R2の壁に設けられた通風口を開閉するシャッター又はダンパーである。開閉装置22が開の場合は第2空間R2と第3空間R3との間を空気が流通し、開閉装置22が閉の場合は第2空間R2と第3空間R3との間の空気の流通が遮断される。開閉装置22の開閉は、制御装置5Aによって制御される。
本実施の形態の制御装置5Aは、空気調和装置11、送風装置41及び開閉装置22と無線通信可能に接続され、空気調和装置11及び送風装置41の運転情報に基づいて、送風装置41及び開閉装置22を制御する。制御装置5Aは、例えば、CPU及びメモリを備えたスマートフォンなどの情報通信端末である。
図9は、実施の形態2に係る空調システム100Aの制御ブロック図である。図9に示すように、制御装置5Aは、情報取得部51と、送風制御部52と、開閉制御部53とを有する。情報取得部51、送風制御部52及び開閉制御部53は、制御装置5AのCPUがプログラムを実行することにより実現される機能部である。又は、情報取得部51、送風制御部52、及び開閉制御部53の少なくとも何れかを、ASIC又はFPGAなどの処理回路で実現してもよい。
情報取得部51は、空気調和装置11から空気調和装置11の運転情報を取得する。空気調和装置11の運転情報は、空気調和装置11の運転、停止、冷房又は暖房などの運転モード、及び連続運転又は断続運転などの運転状態に関する情報である。
送風制御部52は、情報取得部51が取得した空気調和装置11の運転情報に基づき、送風装置41の運転、停止、及び運転時の送風量を制御する。本実施の形態において、送風制御部52は、排気装置21の排気風量によらず、送風装置41の送風量を予め設定した風量に制御する。ここで、送風装置41の送風量は、例えば建物200内の換気回数が0.5回/hを満たす風量に設定される。
開閉制御部53は、送風装置41の運転状態に基づき開閉装置22を開閉する。具体的には、開閉制御部53は、送風装置41が停止している場合は開閉装置22を開とし、送風装置41が運転している場合は開閉装置22を閉とする。これにより、送風装置41が運転している場合、第3空間R3から第2空間R2への空気が流通しなくなり、第1空間R1の圧力P1と、第2空間R2の圧力P2と、第3空間R3の圧力P3との関係が、P3>P1>P2となる。すなわち、本実施の形態においては、開閉装置22及び開閉制御部53が、第3空間R3の圧力P3が第1空間R1の圧力P1よりも大きくなるように調整する調整手段として機能する。
図10は、実施の形態2に係る空調システム100Aにおける圧力調整の流れを示すフローチャートである。本実施の形態では、開閉装置22の開閉制御によって圧力調整が行われる。図10のフローは、制御装置5Aによって実行される。まず、制御装置5Aの情報取得部51は、空気調和装置11の運転情報を取得する(S11)。空気調和装置11及び排気装置21は、実施の形態1と同様に動作する。
そして、制御装置5Aの送風制御部52は、情報取得部51が取得した運転情報に基づき、送風装置41の送風の開始条件が満たされるか否かを判断する(S12)。送風の開始条件は、実施の形態1と同じである。開始条件が満たされない場合(S12:NO)、開始条件が満たされるまで待機する。開始条件が満たされた場合(S12:YES)、送風制御部52は、送風装置41を運転させ、第1空間R1から第3空間R3への送風を開始する(S13)。このとき、送風制御部52は、送風装置41の送風量が予め設定した風量となるように送風装置41の回転数を制御する。
開閉制御部53は、送風装置41による送風が開始されると、開閉装置22を閉とする(S14)。これにより、第3空間R3から第2空間R2への空気の流通が遮断され、第3空間R3の圧力P3が第1空間R1の圧力P1よりも大きくなる。その結果、玄関扉30の隙間又は通気口などから第3空間R3への外気の流入が抑制され、第3空間R3から第1空間R1への空気の循環が行われる。
送風制御部52は、終了条件が満たされたか否かを判断する(S15)。終了条件は、実施の形態1と同じである。終了条件が満たされない場合(S15:NO)、終了条件が満たされるまで送風装置41による送風及び開閉装置22の閉状態は継続される。そして、終了条件が満たされた場合(S15:YES)、送風制御部52は、送風装置41を停止させる(S16)。そして、開閉制御部53は、送風装置41による送風が停止されると、開閉装置22を開とする(S17)。
以上のように、本実施の形態の空調システム100Aでは、送風装置41の運転時に開閉装置22によって第3空間R3から第2空間R2への空気の流通を遮断することで、第3空間R3の圧力P3を第1空間R1の圧力P1よりも大きくすることができる。これにより、実施の形態1と同様に、外気の流入を抑制できるとともに、建物200内の循環気流を形成することが可能となる。その結果、建物200における温熱環境の改善効果の低下が抑制され、利用者の快適性を向上させることができる。
なお、図10のフローチャートにおいて、送風装置41の送風を開始するステップS13と開閉装置22を閉とするステップS14は、順序を変更してもよい。また、送風装置41の送風を停止するステップS16と開閉装置22を開とするステップS17は、順序を変更してもよい。さらに、開閉装置22は、開度を調整可能な構成であってもよい。この場合は、開閉制御部53は、第3空間R3の圧力P3が第1空間R1の圧力P1よりも大きくなるよう開閉装置22の開度を制御する。
実施の形態3.
実施の形態3の空調システム100Bについて説明する。実施の形態3の空調システム100Bは、調整手段として、排気装置21の排気風量を制御する排気制御部54を備える点において、実施の形態1と相違する。空調システム100Bのその他の構成については、実施の形態1と同じである。なお、本実施の形態の排気装置21は、インバータを備えた排気ファンであり、回転数が可変に制御されることで、第2空間R2からの排気風量が制御されるものとする。
図11は、実施の形態3に係る空調システム100Bの制御ブロック図である。本実施の形態の制御装置5Bは、実施の形態1と同様に、空気調和装置11、送風装置41及び排気装置21と無線通信可能に接続され、空気調和装置11及び送風装置41の運転情報に基づいて、送風装置41及び排気装置21を制御する。制御装置5Bは、例えば、CPU及びメモリを備えたスマートフォンなどの情報通信端末である。
図11に示すように、本実施の形態の制御装置5Bは、情報取得部51と、送風制御部52と、排気制御部54とを有する。情報取得部51、送風制御部52及び排気制御部54は、制御装置5BのCPUがプログラムを実行することにより実現される機能部である。又は、情報取得部51、送風制御部52、及び排気制御部54の少なくとも何れかを、ASIC又はFPGAなどの処理回路で実現してもよい。
情報取得部51は、空気調和装置11から空気調和装置11の運転情報を取得する。空気調和装置11の運転情報は、空気調和装置11の運転、停止、冷房又は暖房などの運転モード、及び連続運転又は断続運転などの運転状態に関する情報である。
送風制御部52は、情報取得部51が取得した空気調和装置11の運転情報に基づき、送風装置41の運転、停止、及び運転時の送風量を制御する。本実施の形態において、送風制御部52は、排気装置21の排気風量によらず、送風装置41の送風量を予め設定した風量に制御する。送風装置41の送風量は、例えば建物200内の換気回数が0.5回/hを満たす風量に設定される。
排気制御部54は、送風装置41の運転状態及び送風装置41の送風量に基づき排気装置21の排気風量を制御する。具体的には、排気制御部54は、送風装置41が停止している場合は排気装置21を予め設定された初期風量となるよう制御し、送風装置41が運転している場合は排気装置21の排気風量を低下させ、送風装置41の送風量よりも小さくなるよう制御する。これにより、送風装置41が運転している場合、第1空間R1の圧力P1と、第2空間R2の圧力P2と、第3空間R3の圧力P3との関係が、P3>P1>P2となる。すなわち、本実施の形態においては、排気制御部54が第3空間R3の圧力P3が第1空間R1の圧力P1よりも大きくなるように各空間の圧力を調整する調整手段として機能する。
図12は、実施の形態3に係る空調システム100Bにおける圧力調整の流れを示すフローチャートである。本実施の形態では、排気装置21の排気制御によって圧力調整が行われる。図12のフローは、制御装置5Bによって実行される。まず、制御装置5Bの情報取得部51は、空気調和装置11の運転情報を取得する(S21)。空気調和装置11は、実施の形態1と同様に動作する。また、排気装置21は、初期風量で運転している。排気装置21の初期風量は、例えば建物200内の換気回数が0.5回/hを満たす風量である。
そして、制御装置5Bの送風制御部52は、情報取得部51が取得した運転情報に基づき、送風装置41の送風の開始条件が満たされるか否かを判断する(S22)。送風の開始条件は、実施の形態1と同じである。開始条件が満たされない場合(S22:NO)、開始条件が満たされるまで待機する。開始条件が満たされた場合(S22:YES)、送風制御部52は、送風装置41を運転させ、第1空間R1から第3空間R3への送風を開始する(S23)。このとき、送風制御部52は、送風装置41の送風量を予め設定した風量となるように送風装置41の回転数を制御する。
排気制御部54は、送風装置41による送風が開始されると、排気装置21の排気風量が送風装置41の送風量よりも小さくなるよう、排気風量を低下させる(S24)。これにより、第3空間R3の圧力P3が第1空間R1の圧力P1よりも大きくなる。その結果、玄関扉30の隙間又は通気口などから第3空間R3への外気の流入が抑制され、第3空間R3から第1空間R1への空気の循環が行われる。
送風制御部52は、終了条件が満たされたか否かを判断する(S25)。終了条件は、実施の形態1と同じである。終了条件が満たされない場合(S25:NO)、終了条件が満たされるまで送風装置41による送風及び排気装置21の排気風量の低下が継続される。そして、終了条件が満たされた場合(S25:YES)、送風制御部52は、送風装置41を停止させる(S26)。そして、排気制御部54は、送風装置41による送風が停止されると、排気装置21の排気風量を初期風量に戻すため、排気装置21の排気風量を増加させる(S27)。
以上のように、本実施の形態の空調システム100Bでは、排気装置21の風量を送風装置41の風量よりも小さくすることで、第3空間R3の圧力P3を第1空間R1の圧力P1よりも大きくすることができる。これにより、実施の形態1と同様に、外気の流入を抑制できるとともに、建物200内の循環気流を形成することが可能となる。その結果、建物200における温熱環境の改善効果の低下が抑制され、利用者の快適性を向上させることができる。
なお、図12のフローチャートにおいて、送風装置41の送風を開始するステップS23と排気装置21の排気風量を低下させるステップS24は、順序を変更してもよい。また、送風装置41の送風を停止するステップS26と排気装置21の排気風量を低下させるステップS27は、順序を変更してもよい。さらに、排気装置21の排気風量を増加させるステップS24では、排気装置21を停止させてもよい。
以上が実施の形態の説明であるが、上記の実施の形態は変形及び組み合わせることが可能である。例えば、実施の形態1~実施の形態3の圧力調整の何れか又は全てを組み合わせてもよい。また、制御装置5の構成及び所属は上記実施の形態に限定されない。例えば、制御装置5は、空気調和装置11の制御装置であってもよいし、送風装置41に内蔵された制御装置であってもよい。また、制御装置5の各機能部は、それぞれ異なる制御装置で実現されてもよい。例えば、送風制御部52は送風装置41に内蔵された制御装置で実現され、排気制御部54は排気装置21に内蔵された制御装置で実現されてもよい。
また、送風装置41による送風の開始条件及び終了条件は、上記実施の形態の例に限定されるものではない。図13は、変形例1に係る空調システム100Cの制御ブロック図である。図13に示すように、変形例1の空調システム100Cの制御装置5Cは、インターネット300を介して外部機器6と通信可能に接続されている。
制御装置5Cの情報取得部51は、インターネット300を介して、外部機器6から情報を取得する。送風制御部52は、外部機器6から取得した情報を送風装置41による送風の開始条件及び終了条件に用いる。例えば、外部機器6は外気温度を検出する外気温度センサであり、情報取得部51は外部機器6から外気温度を取得する。送風制御部52は、外部機器6から取得した外気温度を開始条件に加える。具体的には、空気調和装置11が冷房運転を行っている場合は、上記の条件(A)又は条件(B)の何れかを満たすこと、且つ外気温度が予め設定された第1温度(例えば30℃)以上であることを開始条件とする。また、空気調和装置11が暖房運転を行っている場合は、条件(A)又は条件(B)の何れかを満たすこと、且つ外気温度が予め設定された第2温度(例えば10℃)以下であることを開始条件とする。
又は、外部機器6は気象情報を提供するサーバであり、情報取得部51は、外部機器6から気象情報を取得してもよい。この場合、送風制御部52は、外部機器6から取得した気象情報に含まれる外気温度又は天気に関する情報を開始条件に加える。外気温度を開始条件に加える場合は、上記の通りである。天気に関する情報を開始条件に加える場合、具体的には、空気調和装置11が冷房運転を行っている場合は、条件(A)又は条件(B)の何れかを満たすこと、且つ晴天であることを開始条件とする。
このように、送風の開始条件として、外気温度又は天気に関する情報などの環境情報を加えることで、第3空間R3の空調が必要な場合に送風を行って温熱効果を改善できるとともに、無駄な送風を抑制し、消費電力を削減することができる。
また、送風制御部52は、第3空間R3の状況を送風の終了条件に加えてもよい。例えば、玄関扉30が開かれている場合は、外気が第3空間R3に流入しているため、第1空間R1の空気を第3空間R3に送風した場合も、温熱効果が低く、且つ空気調和装置11の空調負荷が増加する。そのため、送風制御部52は、第3空間R3の玄関扉30が予め設定された第3時間(例えば5分)開いていることを、送風の終了条件としてもよい。
玄関扉30が開いているか否かは、送風装置41のモータのトルクの変化を検知して判断することができる。又は、玄関扉30が開いているか否かを、玄関扉30に設けた開閉センサで検知してもよいし、第3空間R3に温度センサを設け、第3空間R3の温度が急変した場合に、玄関扉30が開けられたと判定してもよい。
さらに、送風制御部52は、第3空間R3の吹出し口43から吹き出される空気の温度を送風の終了条件に加えてもよい。例えば、空気調和装置11が冷房運転を行っている場合であって、吹出し口43から吹き出される空気の温度が第3空間R3の温度よりも高いことを終了条件としてもよい。また、空気調和装置11が暖房運転を行っている場合であって、吹出し口43から吹き出される空気の温度が第3空間R3の温度よりも低いことを終了条件としてもよい。これにより、風路4の破損などの異常が発生した場合に、送風装置41を停止することができ、無駄な送風を抑制できる。その結果、空気調和装置11の負荷の増加を抑制し、消費電力を削減することができる。
また、送風制御部52は、冬季の晴天時には、空気調和装置11の運転の有無にかかわらず、昼間の予め定められた時間帯に、送風装置41を運転し、第1空間R1から第3空間R3への送風を行ってもよい。これにより、第1空間R1の室温過昇を抑制し、空気調和装置11による空調を用いずに建物200内全体の温熱環境を改善することができる。
また、送風制御部52は、晴天時の日没前後に送風装置41が運転している場合は、運転を停止させる、又は送風量を低下させる制御を行ってもよい。晴天時は、昼間の太陽光発電量と日没後の太陽光発電量の差が大きくなり、日没前後には太陽光発電以外の電力の需要が急増することで、需給バランスが崩れる恐れがある。そのため、晴天時の日没前後に送風装置41の運転を停止させることで、消費電力量を削減することができ、電力供給の安定化に寄与することができる。
さらに、空調システム100は、図1~3に示す建物200以外の建物にも適用することができる。図14は、変形例2に係る空調システム100Dの概略構成図である。図14は、図3に対応する建物200Aの断面模式図である。図14に示すように、建物200Aの第1空間R1は、1階と2階とが連続する吹き抜け構造である。
第1空間R1が吹き抜け構造の場合、空気調和装置11及び風路4の吸込み口42は、第1空間R1の居住域内に配置される。居住域内は、建物200Aの1階の天井の高さL1よりも低い位置であり、高さL1は例えば3mである。これにより、空気調和装置11は、第1空間R1の全体ではなく、居住域に絞って空調することができる。また、吸込み口42は、居住域内の空調された空気を吸い込んで第3空間R3へ送風することができる。これにより、建物200Aにおける温熱効果が改善されるとともに、空気調和装置11の処理負荷が低減し、消費電力を削減できる。
また、上記実施の形態の空調システム100は、第2空間R2に1つの排気装置21が設けられる構成としたが、複数の排気装置21が設けられてもよい。複数の排気装置21は、1つの第2空間R2に設けられてもよいし、複数の第2空間R2にそれぞれ設けられてもよい。この場合、送風制御部52及び排気制御部54は、複数の排気装置21の排気風量の和を、排気装置21の排気風量として送風制御及び排気制御を行う。具体的には、送風制御部52は、送風装置41の送風量が複数の排気装置21の排気風量の和よりも大きくなるよう送風装置41を制御する。また、排気制御部54は、複数の排気装置21の排気風量の和が、送風装置41の送風量よりも小さくなるよう、各排気装置21の排気風量を制御する。
また、上記の説明における「屋外」は、建物200の外だけでなく、建物200内の駐車場などの非空調対象空間である室外も含んでもよいまた、「外気」は建物200の外の空気だけでなく、非空調対象空間である室外の空気も含んでもよい。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
第1空間と、第2空間と、前記第1空間及び前記第2空間に連通する第3空間と、を有する建物に設置される空調システムであって、
前記第1空間に設置され、前記第1空間の暖房又は冷房を行う空気調和装置と、
前記第1空間に設置され、前記第1空間へ外気を流入させる給気装置と、
前記第2空間に設置され、前記第2空間の空気を屋外に排出する排気装置と、
前記第1空間と前記第3空間とを接続する風路に設けられ、前記第1空間の空気を前記第3空間に送る送風装置と、
前記送風装置が運転している場合に、前記第3空間の圧力が前記第1空間の圧力よりも大きくなるよう調整する調整手段と、を備える空調システム。
(付記2)
前記調整手段は、前記送風装置の送風量を制御する送風制御部であり、
前記送風制御部は、前記送風装置の送風量が前記排気装置の排気風量よりも大きくなるよう前記送風装置を制御する付記1に記載の空調システム。
(付記3)
前記調整手段は、前記第2空間と前記第3空間との連通を遮断する開閉装置及び前記開閉装置を制御する開閉制御部であり、
前記開閉制御部は、
前記送風装置が運転している場合、前記開閉装置を閉として前記第2空間と前記第3空間との連通を遮断し、
前記送風装置が停止している場合、前記開閉装置を開として前記第2空間と前記第3空間とを連通させる付記1又は2に記載の空調システム。
(付記4)
前記調整手段は、前記排気装置の排気風量を制御する排気制御部であり、
前記排気制御部は、前記排気装置の排気風量が前記送風装置の送風量よりも小さくなるよう前記排気装置を制御する付記1~3の何れか一つに記載の空調システム。
(付記5)
前記第3空間には、前記第3空間と屋外とを連通する扉が設けられている付記1~4の何れか一つに記載の空調システム。
(付記6)
前記送風装置は、開始条件が満たされた場合に運転を開始するものであり、
前記開始条件は、
前記空気調和装置の運転開始後、予め設定された第1時間が経過したこと、
前記空気調和装置が断続運転をしていること、
前記空気調和装置が冷房運転を行っている場合であって、外気温度が予め設定された第1温度以上であること、
前記空気調和装置が暖房運転を行っている場合であって、前記外気温度が予め設定された第2温度以下であること、又は
前記空気調和装置が前記冷房運転を行っている場合であって、晴天であること、
の少なくとも何れか1つである付記1~5の何れか一つに記載の空調システム。
(付記7)
前記送風装置は、終了条件が満たされた場合に運転を停止するものであり、
前記終了条件は、
前記空気調和装置の運転が停止したこと、
前記空気調和装置の運転の停止後、予め設定された第2時間が経過したこと、
前記第3空間と屋外とを連通する扉が予め設定された第3時間開いていること、
前記空気調和装置が冷房運転を行っている場合であって、前記風路の吹出し口から吹き出される空気の温度が前記第3空間の温度よりも高いこと、又は
前記空気調和装置が暖房運転を行っている場合であって、前記吹出し口から吹き出される空気の温度が前記第3空間の温度よりも低いこと、
の何れかである付記1~6の何れか一つに記載の空調システム。
(付記8)
前記送風制御部は、冬季の晴天時には、前記空気調和装置の運転の有無にかかわらず、昼間の予め定められた時間帯に前記送風装置を運転させる付記2~7の何れか一つに記載の空調システム。
(付記9)
前記送風制御部は、晴天時の日没前後に前記送風装置の運転を停止させる、又は送風量を低下させる付記2~8の何れか一つに記載の空調システム。
(付記10)
複数の前記排気装置を備え、
前記送風制御部は、前記送風装置の送風量が、複数の前記排気装置の排気風量の和よりも大きくなるよう前記送風装置を制御する付記2~9の何れか一つに記載の空調システム。
(付記11)
前記風路の吸込み口は、前記第1空間の居住域内に配置される付記1~10の何れか一つに記載の空調システム。
4 風路、5、5A、5B、5C 制御装置、6 外部機器、10 居室扉、11 空気調和装置、12 給気装置、20 脱衣室扉、21 排気装置、22 開閉装置、30 玄関扉、41 送風装置、42 吸込み口、43 吹出し口、51 情報取得部、52 送風制御部、53 開閉制御部、54 排気制御部、100、100A、100B、100C、100D 空調システム、200、200A 建物、300 インターネット、R1 第1空間、R2 第2空間、R3 第3空間。

Claims (11)

  1. 第1空間と、第2空間と、前記第1空間及び前記第2空間に連通する第3空間と、を有する建物に設置される空調システムであって、
    前記第1空間に設置され、前記第1空間の暖房又は冷房を行う空気調和装置と、
    前記第1空間に設置され、前記第1空間へ外気を流入させる給気装置と、
    前記第2空間に設置され、前記第2空間の空気を屋外に排出する排気装置と、
    前記第1空間と前記第3空間とを接続する風路に設けられ、前記第1空間の空気を前記第3空間に送る送風装置と、
    前記送風装置が運転している場合に、前記第3空間の圧力が前記第1空間の圧力よりも大きくなるよう調整する調整手段と、を備える空調システム。
  2. 前記調整手段は、前記送風装置の送風量を制御する送風制御部であり、
    前記送風制御部は、前記送風装置の送風量が前記排気装置の排気風量よりも大きくなるよう前記送風装置を制御する請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記調整手段は、前記第2空間と前記第3空間との連通を遮断する開閉装置及び前記開閉装置を制御する開閉制御部であり、
    前記開閉制御部は、
    前記送風装置が運転している場合、前記開閉装置を閉として前記第2空間と前記第3空間との連通を遮断し、
    前記送風装置が停止している場合、前記開閉装置を開として前記第2空間と前記第3空間とを連通させる請求項1に記載の空調システム。
  4. 前記調整手段は、前記排気装置の排気風量を制御する排気制御部であり、
    前記排気制御部は、前記排気装置の排気風量が前記送風装置の送風量よりも小さくなるよう前記排気装置を制御する請求項1に記載の空調システム。
  5. 前記第3空間には、前記第3空間と屋外とを連通する扉が設けられている請求項1~4の何れか一項に記載の空調システム。
  6. 前記送風装置は、開始条件が満たされた場合に運転を開始するものであり、
    前記開始条件は、
    前記空気調和装置の運転開始後、予め設定された第1時間が経過したこと、
    前記空気調和装置が断続運転をしていること、
    前記空気調和装置が冷房運転を行っている場合であって、外気温度が予め設定された第1温度以上であること、
    前記空気調和装置が暖房運転を行っている場合であって、前記外気温度が予め設定された第2温度以下であること、又は
    前記空気調和装置が前記冷房運転を行っている場合であって、晴天であること、
    の少なくとも何れか1つである請求項1~4の何れか一項に記載の空調システム。
  7. 前記送風装置は、終了条件が満たされた場合に運転を停止するものであり、
    前記終了条件は、
    前記空気調和装置の運転が停止したこと、
    前記空気調和装置の運転の停止後、予め設定された第2時間が経過したこと、
    前記第3空間と屋外とを連通する扉が予め設定された第3時間開いていること、
    前記空気調和装置が冷房運転を行っている場合であって、前記風路の吹出し口から吹き出される空気の温度が前記第3空間の温度よりも高いこと、又は
    前記空気調和装置が暖房運転を行っている場合であって、前記吹出し口から吹き出される空気の温度が前記第3空間の温度よりも低いこと、
    の何れかである請求項1~4の何れか一項に記載の空調システム。
  8. 前記送風制御部は、冬季の晴天時には、前記空気調和装置の運転の有無にかかわらず、昼間の予め定められた時間帯に前記送風装置を運転させる請求項2に記載の空調システム。
  9. 前記送風制御部は、晴天時の日没前後に前記送風装置の運転を停止させる、又は送風量を低下させる請求項2に記載の空調システム。
  10. 複数の前記排気装置を備え、
    前記送風制御部は、前記送風装置の送風量が、複数の前記排気装置の排気風量の和よりも大きくなるよう前記送風装置を制御する請求項2に記載の空調システム。
  11. 前記風路の吸込み口は、前記第1空間の居住域内に配置される請求項1~4の何れか一項に記載の空調システム。
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