JP2024061939A - 飲料供給装置 - Google Patents

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英治 原
徹 藤原
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【課題】コップ等の飲用容器を載置する載置台の飲料が通過する経路の洗浄等のメンテナンスの作業性を向上させつつ、飲料がコップ等の飲用容器から周囲に飛散しないようにする。【解決手段】飲料供給装置10は、飲料を供給する飲料供給ホース65と、飲料供給ホース65から供給される飲料を受ける飲用容器を載置するための載置台20とを備え、載置台20は、飲用容器を載置する載置部21と、載置部21の上側を覆う上壁部22aを有するカバー部22とを備えている。カバー部22の上壁部22aには載置部21の飲用容器を載置する位置の上側に飲料供給ホース65の先端部を取り付けるための取付ブラケット30を着脱可能に設け、取付ブラケット30には飲料供給ホース65の先端部を接続するための接続筒部32と、接続筒部32から下方に延出して飲料供給ホース65から供給される飲料を飲用容器に案内して注出するための案内注出筒部33とを設けた。【選択図】図2

Description

本発明は、飲料供給ホースから載置台に載置したコップ等の飲用容器に飲料を供給する飲料供給装置に関する。
特許文献1には給茶機等の飲料供給機の発明が開示されている。この飲料供給機は、本体の上部にヒータを内蔵して湯を貯留しておくための貯湯タンクと、貯湯タンクの前面右側に茶葉定量供給部と茶葉ホッパーとが設けられた茶葉貯蔵タンクと、貯湯タンクから延びて給湯弁が介装された注湯ノズルと、茶葉ホッパー及び注湯ノズルの下方に設けられた茶漉器と、貯湯タンクから延びて白湯用給湯弁が介装された給湯パイプ(飲料供給ホース)とを備えている。この飲料供給機は、コップ等の飲用容器を載置する飲料取り出し口(載置台)が設けられており、飲料取り出し口の上部(載置台の上壁部)には注出容器が設けられている。注出容器は茶漉器からの茶が流し落とされる容器本体を備え、容器本体の底部には第1及び第2の注出口が形成されている。第1の注出口は容器本体内に連なり、第2の注出口には上向きの区画筒が連続して突設されて容器本体から区画されている。この区画筒には給湯パイプが連結されており、白湯の注出時には貯湯タンクからの湯が容器本体内に流れずに第2の注出口からコップ等の飲用容器に注出される。
特開平8-228930号公報
特許文献1の飲料供給機においては、飲料取り出し口の上部(載置台の上壁部)には第1及び第2の注出口が設けられており、茶漉器を通過して生成される茶が第1の注出口から注出され、貯湯タンク内の白湯が第2の注出口から注出される。この飲料供給機においては、飲料取り出し口(載置台)には飲料が通過する通過経路として、容器本体、第1の注出口、区画筒及び第2の注出口が一体的に設けられており、これらの飲料が通過する通過経路を分解洗浄することができないので洗浄等のメンテナンスをするときの作業性がよくない問題があった。
また、給湯パイプ(飲料供給ホース)は区画筒に接続されているが、給湯パイプを区画筒に接続することなく飲料取り出し口の上部に直接取り付けるようにして、給湯パイプの先端注出口から飲料をコップ等の飲用容器に直接注出すれば、区画筒及び第2の注出口を飲料取り出し口の上部(載置台の上壁部)に設ける必要がなくなり、区画筒及び第2の注出口を洗浄等のメンテナンスをする必要がなくなる。しかし、給湯パイプの先端注出口を飲料取り出し口(載置台)の上部に直接取り付けるようにしたものでは、給湯パイプの先端注出口の注出方向が載置台に載置したコップ等の飲用容器に向かないことがあり、飲料がコップ等の飲用容器から周囲に飛散して注出されるおそれがある。本発明は、コップ等の飲用容器を載置する載置台の飲料が通過する経路の洗浄等のメンテナンスの作業性を向上させつつ、飲料がコップ等の飲用容器から周囲に飛散して注出されにくくすることを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、飲料を供給する飲料供給ホースと、飲料供給ホースから供給される飲料を受ける飲用容器を載置するための載置台とを備え、載置台は、飲用容器を載置する載置部と、載置部の上側を覆う上壁部を少なくとも有するカバー部とを備えた飲料供給装置であって、カバー部の上壁部には載置部の飲用容器を載置する位置の上側に飲料供給ホースの先端部を取り付けるための取付ブラケットを着脱可能に設け、取付ブラケットは飲料供給ホースの先端部を接続するための接続筒部と、接続筒部から下方に延出して飲料供給ホースから供給される飲料を飲用容器に案内して注出するための案内注出筒部とを備えたことを特徴とする飲料供給装置を提供するものである。
上記のように構成した飲料供給装置においては、カバー部の上壁部には載置部の飲用容器を載置する位置の上側に飲料供給ホースの先端部を取り付けるための取付ブラケットを着脱可能に設け、取付ブラケットは飲料供給ホースの先端部を接続するための接続筒部と、接続筒部から下方に延出して飲料供給ホースから供給される飲料を飲用容器に案内して注出するための案内注出筒部とを備えている。飲料供給ホースの先端部は取付ブラケットによって載置台のカバー部の上壁部に着脱可能に取り付けられているので、取付ブラケットを載置台のカバー部の上壁部から取り外すことで、飲料が通過する通過経路となる取付ブラケットの接続筒部及び案内注出筒部を容易に洗浄等のメンテナンスをすることができ、洗浄等のメンテナンスの作業性をよくすることができる。また、取付ブラケットがカバー部の上壁部に取り付けられた状態で、案内注出筒部から注出される飲料は飲用容器に案内されるようになっているので、飲料供給ホースの先端部を接続筒部に接続することで、飲料供給ホースから供給される飲料は案内注出筒部から載置部に載置した飲用容器に案内されて注出されるようになり、飲料が飲用容器から周囲に飛散して注出されにくくすることができる。
上記のように構成した飲料供給装置においては、カバー部の上壁部には取付ブラケットを取り付けるための前側に開いた切欠部が形成され、取付ブラケットの左右両側部には前後に延びる係合スリットを設け、係合スリットを切欠部の左右両側部に形成された前後に延びるレール部に前後に移動可能に係合させることで、取付ブラケットをカバー部の上壁部に着脱可能に取り付けるのが好ましい。このようにしたときには、取付ブラケットを前後に移動させることで、取付ブラケットをカバー部の上壁部に容易に着脱することができる。
上記のように構成した飲料供給装置においては、係合スリットは、レール部の上側に係合する上側係合部と、レール部の下側に係合する下側係合部とを備え、上側係合部と下側係合部とを上下に重ならない位置に配置するのが好ましい。このようにしたときには、レール部に係合する係合スリットの上側係合部と下側係合部が上下に重ならないので、係合スリットの内側の洗浄性を高くすることができる。
本発明の飲料供給装置の斜視図である。 図1の前面パネルを取り外した状態の斜視図である。 図1の左右方向の中央部を前後方向に沿って切断した縦方向断面図である。 図2のカバー部から取付ブラケットを前側に移動させた状態の斜視図である。 取付ブラケットを前側の斜め上方から見た斜視図(a)と、後側の斜め上方から見た斜視図(b)と、後側の斜め下方から見た斜視図(c)である。 取付ブラケットの側面図(a)と、取付ブラケットがカバー部に取り付けられた状態で右側の第1上側係合部のある位置での前後方向に沿って切断した縦方向断面図(b)である。 原料水供給部を構成する給湯部と給水部の概略図である。 制御装置のブロック図である。 他の実施形態の取付ブラケットを示す図5(b)に相当する後側の斜め上方から見た斜視図(a)と、図5(c)に相当する後側の斜め下方から見た斜視図(b)である。
以下に、本発明の飲料供給装置の一実施形態を図面を参照して説明する。本発明の飲料供給装置10は、給茶機や飲料ディスペンサとも呼ばれるものであり、コップ等の飲用容器に白湯、冷水または茶等の飲料を供給可能としたものである。図1及び図2に示したように、飲料供給装置10は、略直方体形状のハウジング11を備え、ハウジング11は前面が開口したハウジング本体12と、ハウジング本体12の前面開口を塞ぐ前面パネル13とから構成されている。前面パネル13はハウジング本体12の右側部に鉛直軸線回りに回動可能に軸支されており、ハウジング本体12の前面の開口は前面パネル13を回動することによって開放可能となる。
図2及び図3に示したように、ハウジング11内の前後方向の中間部には仕切板14が設けられており、ハウジング11内の仕切板14に仕切られた前部には茶等の飲料を生成する飲料生成室15が形成され、ハウジング11内の仕切板14に仕切られた後部には機械室16が形成されている。図1及び図2に示したように、前面パネル13の下部には左右方向の中央部に開口部13aが形成されており、飲料生成室15内の下部にはこの開口部13aが形成された位置に飲料を受けるコップ等の飲用容器を載置する載置台20が着脱可能に設けられている。
図1~図4に示したように、載置台20は、飲用容器を載置する載置部21と、載置部21の上側にて前側を除く部分を覆うカバー部22とを備えている。載置部21は、飲料を下側に通過させる多数の通水孔が形成されるように格子状(簀の子状)に形成されている。載置部21にはコップ等の飲用容器を載置する目印となる目印部21aが設けられており、目印部21aは後述する案内注出筒部33及び漏斗部44の注出口44aの真下に配置されている。カバー部22は載置部21の上側にて左右両側、後側及び上側を覆っており、図4に示したように、載置部21の上側を覆う上壁部22aには目印部21aの真上に切欠部22bが形成されている。切欠部22bは前側が開くように形成されており、切欠部22bの前部には後述する飲料供給ホース(飲料供給管)65の先端部を取り付けるための取付ブラケット30が着脱可能に取り付けられている。図2及び図3に示したように、この取付ブラケット30が切欠部22bに取り付けられた状態で、切欠部22bの後部には上下が開放された開口部22cが形成され、開口部22cには後述する漏斗部44の注出口44aが配置されている。
図3、図4及び図5に示したように、取付ブラケット30は板状の基板部31を備え、基板部31には上方に突出する接続筒部32と、接続筒部32から連続して形成されて下方に突出する案内注出筒部33とが設けられている。接続筒部32には飲料供給ホース65の先端部が着脱可能に接続されている。案内注出筒部33は、載置部21の目印部21aに向けて下方に延出しており、飲料供給ホース65から供給される冷水または湯よりなる飲料は接続筒部32及び案内注出筒部33を通って載置部21に載置したコップ等の飲用容器に注出される。また、案内注出筒部33内には整流リブ33aが設けられており、案内注出筒部33を流れる飲料は整流リブ33aによって整流されて下端の注出口から周囲に飛散しにくくなっている。
図5に示したように、取付ブラケット30の基板部31の左右両側部には前後に延びる係合スリット34が設けられており、基板部31の前部には取付ブラケット30の前側を覆う前壁部35が設けられている。図2及び図4に示したように、取付ブラケット30の左右両側部の係合スリット34は切欠部22bの左右両側部に前後に移動可能に係合しており、切欠部22bの左右両側部は係合スリット34が前後に移動可能に係合するレール部22dとして機能している。図5及び図6に示したように、係合スリット34は、レール部22dの上側に係合する第1及び第2上側係合部34a,34bと、レール部22dの下側に係合する下側係合部34cとを備えており、上側及び下側係合部34a~34cの間にて前後に延びて形成されている。この実施形態の第1上側係合部34aは基板部31の前部に設けられ、第2上側係合部34bは基板部31の後部に設けられ、下側係合部34cは第1及び第2上側係合部34a,34bの間となる基板部31の前後方向の中間部に設けられ、第1及び第2上側及び下側係合部34a~34cは上下に重ならない位置に配置されている。さらに、第1上側係合部34aは前壁部35との間に隙間が形成されているので、第1上側係合部34aと前壁部35との間に汚れが溜まりにくくなっている。
図6(a)に示したように、前側に配置されている第1及び第2上側係合部34a,34bは、下側係合部34cよりも前側が高くなるように斜め上方に傾斜している(この実施形態ではθ=6°となるように傾斜している)。取付ブラケット30がカバー部22の上壁部22aの切欠部22bに取り付けられた状態で、案内注出筒部33は僅かに後方に傾くようになっている。図3及び図6(b)に示したように、案内注出筒部33が僅かに後方に傾くことで、案内注出筒部33から注出される飲料が載置部21の前側から飛散しにくくなっている。また、図5(c)及び図6に示したように、第1上側係合部34aの下面には下方に突出する突部34dが形成されており、突部34dは、第1及び第2上側係合部34a,34bと下側係合部34cよりなる係合スリット34と切欠部22bの側部のレール部22dとの間の上下のがたつきを抑えるようにしている。また、突部34dは、前壁部35との間でカバー部22の上壁部22aの前縁部のリブ22eを挟むように係合して、取付ブラケット30の前後位置の位置決めをしている。
図2及び図3に示したように、飲料生成室15には載置台20の載置部21に載置したコップ等の飲用容器内に飲料を供給する飲料供給部40が設けられている。この実施形態では、飲料供給部40は、冷水、白湯及び茶葉に湯を注ぐことによって生成される茶を供給可能としている。飲料供給部40は、茶葉を貯える茶葉貯蔵部41と、茶葉貯蔵部41内の茶葉を送り出す茶葉送出部42と、茶葉送出部42から送出される茶葉を受ける茶漉し器43と、茶漉し器43で生成される茶を受ける漏斗部44と、茶漉し器43に茶を生成するための湯または載置台20に載置したコップ等の飲用容器に冷水及び白湯を供給するする原料水供給部45とを備えている。
図2及び図3に示したように、茶葉貯蔵部41は茶葉を貯えるものであり、茶葉貯蔵部41の下端にはシャッタ付きの茶葉送出口41aが設けられている。茶葉貯蔵部41の下部には茶葉を所定量ずつ送出させる定量ドラムを備えた茶葉送出部42が設けられており、茶葉貯蔵部41内の茶葉は茶葉送出部42の定量ドラムを回動させることよって茶葉送出口41aから下側の茶漉し器43に送り出される。茶漉し器43は略半球状の網部材を備え、茶葉貯蔵部41から茶葉送出部42によって送出される茶葉を受けるようにしたものである。茶漉し器43は仕切板14に前後方向を軸線回りに回動可能に軸支されており、茶漉し器43内の使用後の茶葉(茶がら)は茶漉し器43を左側に回動させることによって左側に設けた廃棄茶葉受け容器46内に廃棄される。また、茶漉し器43の上側には原料水供給部45の第1湯供給管56aが配設されており、茶漉し器43には第1湯供給管56aから湯が供給可能となっている。
図2及び図3に示したように、茶漉し器43の上側には原料水供給部45の第1湯供給管56aが配設されており、茶漉し器43の下側には漏斗部44が設けられている。茶葉が送出された茶漉し器43に第1湯供給管56aから湯が供給されると、茶漉し器43を通過した湯が茶として生成される。漏斗部44は、茶漉し器43に生成される茶を受けるものであり、上面が開口した略半球状のお椀形をしている。漏斗部44の下端部には受けた茶を注ぎ出すための注出口44aが形成されており、茶漉し器43にて生成された茶は漏斗部44で受けられて下端の注出口44aから載置台20の載置部21に載置したコップ等の飲用容器に注出されて供給される。また、漏斗部44の前側には後述する飲料供給ホース65が配設されており、機械室16内の貯湯タンク51内の湯または冷却タンク61により冷却された冷水よりなる飲料は飲料供給ホース65を通って載置台20の載置部21に載置したコップ等の飲用容器に注出されて供給される。
原料水供給部45は、飲料または飲料の原料水となる湯(白湯)を供給する給湯部50と、飲料となる水(冷水)を供給する給水部60とを備えている。図7に示したように、給湯部50は、載置部21のコップ等の飲用容器で受ける茶よりなる飲料の原料水または飲料となる白湯を供給するものである。給湯部50は、湯を貯える貯湯タンク51を備えており、貯湯タンク51には水道等の給水源から導出された第1給水管52が接続されている。第1給水管52には第1及び第2給水弁52a,52bが介装されており、給水源の水は第1及び第2給水弁52a,52bを開放することによって貯湯タンク51に供給される。
貯湯タンク51にはヒータ53と温度センサ54とが設けられている。ヒータ53は貯湯タンク51内の水(湯)を加熱して湯を生成するものである。温度センサ54は貯湯タンク51内の水(湯)の温度を検出するものである。ヒータ53は温度センサ54の検出温度に基づいて作動するように制御され、貯湯タンク51内の湯はヒータ53によって主に飲むのに適した温度となるように加熱(保温)されている。この実施形態では、貯湯タンク51内の湯は90℃となるように設定されている。また、貯湯タンク51内には水位センサ55が設けられており、水位センサ55は貯湯タンク51内の水位を検出する。第1及び第2給水弁52a,52bは水位センサ55の検出水位によって開閉されるように制御され、貯湯タンク51内の水(湯)は所定の範囲の水位となるように維持されている。
貯湯タンク51の下部には送湯管56が接続されており、送湯管56の先端部は第1及び第2湯供給管56a,56bとして2本に分岐しており、第1及び第2湯供給管56a,56bには第1及び第2湯送出弁57a,57bが介装されている。第1湯供給管56aの注出口は上述した茶漉し器43の上側に配設され、第2湯供給管56bの先端部は飲料供給ホース65に接続されている。
図7に示したように、給水部60は、載置部21のコップ等の飲用容器で受ける飲料の冷水(水)を供給するものである。給水部60は、飲料となる冷水を生成するための冷却タンク61を備えており、冷却タンク61には冷却水が貯えられている。また、冷却タンク61内には冷凍装置の蒸発管62が設けられており、冷却タンク61内の冷却水は循環する冷媒が気化する気化熱によって蒸発管62の周囲に氷層を形成するようにして冷却されている。冷却タンク61内には原料水となる水を冷却するための水冷却管63が設けられており、原料水は水冷却管63を通過するときに冷却水によって冷却される。
水冷却管63の水の導入端部には第1給水管52の第1給水弁52aの直ぐ下流側(第1給水弁52aと第2給水弁52bの間)から導出した第2給水管64が接続されており、水道等の給水源の水は第1給水管52の一部と第2給水管64を通って冷却タンク61内の水冷却管63に送出される。水冷却管63の水の導出端部には冷水を飲料として供給する飲料供給ホース65が接続されており、飲料供給ホース65の先端部は取付ブラケット30の接続筒部32に接続されている。飲料供給ホース65には冷水送出弁66が介装されており、第1給水弁52a、冷水送出弁66を開放することにより水冷却管63を通過して冷却された冷水は飲料供給ホース65を通って載置部21に載置したコップ等の飲用容器に注出される。飲料供給ホース65は、機械室16から飲料生成室15の載置台20の取付ブラケット30まで配設しやすいように可撓性を有したゴム製のホースが用いられている。
図8に示したように、飲料供給装置10は、載置部21に載置したコップ等の飲用容器に茶、冷水または湯よりなる飲料の供給を制御する制御装置80を備えており、制御装置80は、茶葉送出部42、第1及び第2給水弁52a,52b、ヒータ53、温度センサ54、水位センサ55、第1及び第2湯送出弁57a,57b、冷水送出弁66及びハウジング11の前面パネル13に設けた操作パネル部81とに接続されている。
制御装置80は、温度センサ54の検出温度に基づいてヒータ53の作動を制御しており、貯湯タンク51内の湯は茶を入れるまたは湯を飲むのに適した温度に調節されている。制御装置80は、水位センサ55の検出水位に基づいて第1及び第2給水弁52a,52bの開閉を制御しており、貯湯タンク51内の湯は送湯管56から湯を送出可能な水位に調節されている。制御装置80は、飲料として温かい茶を供給する茶供給手段と、飲料として温かい湯(白湯)を供給する湯供給手段と、飲料として冷水を供給する冷水供給手段とを備えている。
操作パネル部81を操作して茶供給手段を実行したときには、第1湯送出弁57aをコップ等の飲用容器の容量に応じた所定時間で開放するように制御する。貯湯タンク51内の湯は送湯管56及び第1湯供給管56aを通って茶漉し器43に注がれ、茶漉し器43を通過して生成された茶が漏斗部44で受けられて注出口44aから載置部21に載置したコップ等の飲用容器に注出される。操作パネル部81を操作して湯供給手段を実行したときには、第2湯送出弁57bを操作ボタンの押動操作時間で開放するように制御する。貯湯タンク51内の湯は送湯管56、第2湯供給管56b及び飲料供給ホース65を通って取付ブラケット30の案内注出筒部33から載置部21に載置したコップ等の飲用容器に注出される。操作パネル部81を操作して冷水供給手段を実行したときには、第1給水弁52a、冷水送出弁66を操作ボタンの押動操作時間で開放するように制御する。給水源から供給される水は水冷却管63を通過するときに冷却タンク61内の冷却水により冷却され、冷却された水は飲料供給ホース65を通って取付ブラケット30の案内注出筒部33から載置部21に載置したコップ等の飲用容器に注出される。
この飲料供給装置10においては、茶漉し器43、漏斗部44、廃棄茶葉受け容器46及び載置台20を定期的に洗浄するのが衛生的に好ましい。これらを洗浄するときには、ハウジング11の前面パネル13を鉛直軸線回りに回動させて飲料生成室15内を開放し、茶漉し器43、漏斗部44、廃棄茶葉受け容器46及び載置台20を飲料生成室15から取り出す。載置台20を飲料生成室15から取り外すときには、飲料供給ホース65を取付ブラケット30の接続筒部32から予め取り外すようにする。飲料生成室15から取り出した載置台20は、載置部21とカバー部22とを分解するとともに、カバー部22から取付ブラケット30を取り外す。取付ブラケット30を取り外すときには、基板部31及び前壁部35を摘まんで軽く上側に持ち上げ、第1上側係合部34aの下面の突部34dをカバー部22の上壁部22aの前縁部のリブ22eから逃がした状態で切欠部22bから前側に引き出す。なお、取付ブラケット30は樹脂部材を成型したものであるので、取付ブラケット30を前側に引き出すことで、第1上側係合部34aの下面の突部34dがカバー部22の上壁部22aの前縁部のリブ22eを乗り越えるようにさせてもよい。
また、洗浄後の取付ブラケット30をカバー部22の上壁部22aの切欠部22bに取り付けるときには、係合スリット34に切欠部22bの両側部のレール部22dが係合するように、基板部31及び前壁部35を摘まんで切欠部22b内に差し込み、基板部31及び前壁部35を軽く上側に持ち上げて、第1上側係合部34aの下面の突部34dをカバー部22の上壁部22aの前縁部のリブ22eを乗り越えさせて、前壁部35がカバー部22の切欠部22bの左右両側部の前縁部に当接するまで取付ブラケット30を切欠部22b内に差し込む。なお、取付ブラケット30は樹脂部材を成型したものであるので、取付ブラケット30を後側に押し込むことで、第1上側係合部34aの下面の突部34dがカバー部22の上壁部22aの前縁部のリブ22eを乗り越えるようにさせてもよい。この状態では、前壁部35と突部34dとの間にカバー部22の上壁部22aの前縁部のリブ22eが係合し、取付ブラケット30は前後の移動が規制されて前後に位置決めされる。取付ブラケット30を切欠部22bに取り付けた載置台20を飲料生成室15内に設置し、飲料供給ホース65を接続筒部32に接続する。
上記のように構成した飲料供給装置10において、湯または冷水よりなる飲料を供給するための飲料供給ホース65と、飲料供給ホース65から供給される湯または冷水よりなる飲料を受けるコップ等の飲用容器を載置するための載置台20とを備えている。載置台20は、コップ等の飲用容器を載置する載置部21と、載置部21の上側を覆う上壁部22aを少なくとも有するカバー部22とを備えている。
この飲料供給装置10においては、カバー部22の上壁部22aには載置部21のコップ等の飲用容器を載置する位置の上側に飲料供給ホース65の先端部を取り付けるための取付ブラケット30を着脱可能に設け、取付ブラケット30は飲料供給ホース65の先端部を接続するための接続筒部32と、接続筒部32から下方に延出して飲料供給ホース65から供給される飲料を載置部21に載置したコップ等の飲用容器に案内して注出するための案内注出筒部33とを備えている。飲料供給ホース65の先端部は取付ブラケット30によって載置台20のカバー部22の上壁部22aに着脱可能に取り付けられているので、取付ブラケット30を載置台20のカバー部22の上壁部22aから取り外すことで、飲料が通過する通過経路となる取付ブラケット30の接続筒部32及び案内注出筒部33を容易に洗浄等のメンテナンスをすることができ、洗浄等のメンテナンスの作業性をよくすることができる。
また、取付ブラケット30がカバー部22の上壁部22aに取り付けられた状態で、取付ブラケット30の案内注出筒部33から注出される湯または冷水よりなる飲料はコップ等の飲用容器に案内されるように設定されているので、飲料供給ホース65の先端部を接続筒部32に接続することで、飲料供給ホース65から供給される湯または冷水よりなる飲料は案内注出筒部33から載置部21に載置したコップ等の飲用容器に案内されて注出されるようになり、湯または冷水よりなる飲料がコップ等の飲用容器から周囲に飛散して注出されにくくすることができる。
この飲料供給装置10においては、カバー部22の上壁部22aには取付ブラケット30を取り付けるための前側に開いた切欠部22bが形成され、取付ブラケット30の左右両側部には前後に延びる係合スリット34を設け、係合スリット34を切欠部22bの左右両側部に形成された前後に延びるレール部22dに前後に移動可能に係合させている。係合スリット34を切欠部22bの左右両側部に形成された前後に延びるレール部22dに係合させることで、取付ブラケット30をカバー部22の上壁部22aに着脱可能に取り付けるようにしているので、取付ブラケット30を前後に移動させることで、取付ブラケット30をカバー部22の上壁部22aに容易に着脱することができる。
この飲料供給装置10においては、係合スリット34は、切欠部22bの左右両側部のレール部22dの上側に係合する第1及び第2上側係合部34a,34bと、レール部22dの下側に係合する下側係合部34cとを備え、第1及び第2上側係合部34a,34bと下側係合部34cとを上下に重ならない位置に配置している。係合スリット34の第1及び第2上側係合部34a,34bと下側係合部34cが上下に重ならないように配置されているので、係合スリット34の内側の洗浄性を高くすることができる。また、係合スリット34の第1及び第2上側係合部34a,34bと下側係合部34cが上下に重ならないように配置されているので、金型によって取付ブラケット30を製造するときに、取付ブラケット30を上下2分割の金型によって成形でき、側方からスライド移動させる中間の金型が不要となり、製造コストを低く抑えることができる。なお、この実施形態では、第1及び第2上側係合部34a,34bよりなる2つの上側係合部を用い、下側係合部34cよりなる1つの下側係合部を用いたが、これに限られるものでなく、1つ以上の上側係合部と1つ以上の下側係合部を用いたものであってもよい。
この実施形態の取付ブラケット30においては、係合スリット34は、切欠部22bの左右両側部のレール部22dの上側に係合する第1及び第2上側係合部34a,34bと、レール部22dの下側に係合する下側係合部34cとを備え、第1及び第2上側係合部34a,34bと下側係合部34cとを上下に重ならない位置に配置している。本発明はこれに限られるものでなく、図9に示したように、係合スリット34の上側係合部34eと下側係合部34fが上下に重なるように前後に連続させるようにしたものであってもよい。この場合には、係合スリット34の内側の洗浄等のメンテナンスの作業性が低下するものの、取付ブラケット30を取り外した状態で飲料が通過する経路となる接続筒部32及び案内注出筒部33を洗浄等のメンテナンスをすることができ、飲料が通過する経路となる接続筒部32及び案内注出筒部33の洗浄等のメンテナンスの作業性を良好とすることができる。
この実施形態の飲料供給装置10は、冷水、白湯または茶を供給するものであり、茶漉し器43の茶に湯を通すことで茶を生成するようにしているが、これに限られるものでなく、飲料の原料粉末と冷水または湯よりなる原料水とを混合して生成した飲料を供給するものであってもよい。
10…飲料供給装置、20…載置台、21…載置部、22…カバー部、22a…上壁部、22b…切欠部、22d…レール部、30…取付ブラケット、32…接続筒部、33…案内注出筒部、34…係合スリット、34a…上側係合部(第1上側係合部)、34b…第2上側係合部、34c…下側係合部、65…飲料供給ホース。

Claims (3)

  1. 飲料を供給する飲料供給ホースと、
    前記飲料供給ホースから供給される飲料を受ける飲用容器を載置するための載置台とを備え、
    前記載置台は、前記飲用容器を載置する載置部と、前記載置部の上側を覆う上壁部を少なくとも有するカバー部とを備えた飲料供給装置であって、
    前記カバー部の上壁部には前記載置部の飲用容器を載置する位置の上側に前記飲料供給ホースの先端部を取り付けるための取付ブラケットを着脱可能に設け、
    前記取付ブラケットは前記飲料供給ホースの先端部を接続するための接続筒部と、前記接続筒部から下方に延出して前記飲料供給ホースから供給される飲料を前記飲用容器に案内して注出するための案内注出筒部とを備えたことを特徴とする飲料供給装置。
  2. 請求項1に記載の飲料供給装置において、
    前記カバー部の上壁部には前記取付ブラケットを取り付けるための前側に開いた切欠部が形成され、
    前記取付ブラケットの左右両側部には前後に延びる係合スリットを設け、
    前記係合スリットを前記切欠部の左右両側部に形成された前後に延びるレール部に前後に移動可能に係合させることで、前記取付ブラケットを前記カバー部の上壁部に着脱可能に取り付けたことを特徴とする飲料供給装置。
  3. 請求項2に記載の飲料供給装置において、
    前記係合スリットは、前記レール部の上側に係合する上側係合部と、前記レール部の下側に係合する下側係合部とを備え、前記上側係合部と前記下側係合部とを上下に重ならない位置に配置したことを特徴とする飲料供給装置。
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