JP2024061845A - Age産生抑制剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】新規な成分を有効成分とするAGE産生抑制剤及びAGE分解促進剤を提供すること。【解決手段】上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。山茶花抽出物、菊抽出物、桜抽出物、及びマキベリー抽出物、紫茶抽出物、クルミ抽出物、月見草抽出物、ザクロ花抽出物、ヒシ抽出物、リンゴンベリー抽出物、ライチ抽出物、マンゴスチン抽出物、藤茶抽出物のうちの少なくとも1つを有効成分とするAGE産生抑制剤。2.桜の花抽出物、ライチ抽出物、カフェオイルグルコース、紫茶抽出物、ケルセチングルコシド、1,2-di-Galloyl-4,6-Hexahydroxydiphenoyl-β-D-Glucose、月見草抽出物、ヒシ抽出物、マキベリー抽出物、、藤茶抽出物、デルフィニジン-3,5-グルコシドのうちの少なくとも1つを有効成分とするAGE分解促進剤。【選択図】なし

Description

本発明は、新規なAGE産生抑制剤に関する。本発明は、食品、医薬品、化粧品等に広く利用される。
AGE(Advanced Glycation End-product)の生成過程に関しては未だ不明の点が多いが、非酵素的糖化反応がその主体であると考えられている。すなわちAGEは、初期反応で蛋白質中に存在するアミノ基とグルコースなどの還元糖のアルデヒド基とが、非酵素的に反応(Glycation)し、シッフ塩基を経由してアマドリ転移生成物が形成され、後期反応でこれが長時間の複雑な開裂や縮合などを経て形成されると考えられている。
糖尿病合併症は、網膜症、腎症、神経障害、虚血性心疾患、脳血管障害などであり、これら疾患の原因の1つに高血糖状態の生体で生成したAGEが関与していることが確認されている(例えば、非特許文献1参照)。糖尿病性腎症は、糖尿病に起因する腎の細小血管障害であり、糸球体基底膜肥厚とメサンギウム領域拡大が基本的病理変化である。近年、糖尿病患者の増加とともに糖尿病性腎症で末期腎不全となり、透析治療に至る患者が増加している。高血糖状態の持続によりできるAGEは、1)血管透過性の亢進;2)タンパクやリポタンパクの沈着促進;3)一酸化窒素(NO)不活性化;4)細胞外基質産生促進;などを介して腎症発症に関与すると考えられている(例えば、非特許文献2参照)。
糖尿病合併症の予防と改善を目的として、このようなAGEの生成の阻害を目的とした種々のAGE産生抑制剤が知られている。
このようなAGE産生抑制剤としては、例えば、腎症、網膜症などの糖尿病合併症などを引き起こす成因となるAGEの生成を阻害する新規なAGE生成阻害組成物(例えば、特許文献1参照)、およびAGE形成を阻害する薬剤(例えば、特許文献2参照)が開示されている。しかし、AGE生成阻害剤のような医薬品はまだ開発段階であり、また、従来 このような合成化合物には予期せぬ副作用が伴うことが多く、近年では合成医薬品による治療よりは食生活を通じて疾患を予防、抑制、改善及び治療できる機能を持った成分又は食品成分に対する研究が注目されるようになってきた。
一方、このような背景の下、食品として使用可能な植物の抽出物を含有することを特徴とする最終糖化産物(AGE)生成阻害組成物(例えば、特許文献3~5参照)も開示されている。
しかし、このような植物抽出物中に存在するAGE阻害活性成分の阻害活性は、一般的に合成化合物に比べ極めて低く、また活性成分の抽出物中での含有量も一般的に極めて低い。
糖尿病合併症の予防または治療にあたっては、長期間に継続して行うことが必要なため、効果的なAGEの生成抑制と副作用の回避との両方を達成し得るAGE生成阻害剤が切望されている。
ヒガシ,ティ.(Higasi, T)ら、バイオ・クリニカ(BIO Clinica)、1997年、第12巻、第2号、p.19-21 ババ,ティ.(Baba, T)ら、バイオ・クリニカ(BIO Clinica)、1997年、第12巻、第2号、p.39-48 特開平10-324629号公報 特開2005-170935号公報 特開2006-28090号公報 特開2005-343842号公報 特開2005-320262号公報
また、近年、糖尿病とは別に、AGEが皮膚の老化とも密接な関連があることが明らかとなってきた。AGEは加齢に伴って増加するが、皮膚のタンパク質であるコラーゲン部分でメイラード反応が生じると、タンパク質中のリジン残基のアミノ基あるいはアルギニン残基のグアニジル基と糖のカルボニル基が非酵素的に反応し、AGEsが生成しコラーゲン部分同士を架橋させてしまう。架橋構造が形成されると分子が硬くなり、皮膚本来の弾力性が失われる。また、架橋物を異物と判断し、分解酵素(コラゲナーゼ、エラスターゼ)の分泌量が増える。これらのことから肌のハリや弾力性が失われ、また肌が脆くなり、さらにはシワ、たるみ、くすみの発生につながる。
このようにAGEは糖尿病性合併症の引き金としての観点だけでなく、アンチエイジングの観点からもAGEの生成機構が注目されるようになってきた。
本発明は、上記問題の解決を課題とするものであり、その目的とするところは、AGE生成をより効果的に阻害し得るとともに、生体に対する安全性が向上したAGE生成阻害剤およびその製造方法を提供することにある。
また、新規の産生されたAGEの分解を促進する剤を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の特徴は以下の通りである。
1.山茶花(Camellia sasanqua)抽出物、菊抽出物、桜抽出物、及びマキベリー抽出物、紫茶抽出物、クルミ抽出物、月見草抽出物、ザクロ抽出物、ヒシ抽出物、リンゴンベリー抽出物、ライチ抽出物、マンゴスチン抽出物、藤茶抽出物のうちの少なくとも1つを有効成分とするAGE産生抑制剤。
2.桜抽出物、ライチ抽出物、カフェオイルグルコース、紫茶抽出物、ケルセチングルコシド、1,2-di-Galloyl-4,6-Hexahydroxydiphenoyl-β-D-Glucose(GHG)、月見草抽出物、ヒシ抽出物、マキベリー抽出物、藤茶抽出物、デルフィニジン-3,5-O-ジグルコシドのうちの少なくとも1つを有効成分とするAGE分解促進剤。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のAGE産生抑制剤は、山茶花(Camellia sasanqua)抽出物、菊抽出物、藤茶抽出物、桜抽出物、マキベリー抽出物、紫茶抽出物、クルミ抽出物、月見草抽出物、ザクロ抽出物、ヒシ抽出物、リンゴンベリー抽出物、ライチ抽出物、マンゴスチン抽出物、のうちの少なくとも1つを有効成分とすることを特徴とする。
本発明で用いられる山茶花抽出物の原料である山茶花(Camellia sasanqua)は、ツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹である。
本発明の原料で用いる山茶花の部位は特に限定されず、葉、茎、幹、花、根、果実等が挙げられるが、葉又は花を、さらには花を用いることが好ましい。
ここで、極性溶媒抽出にて抽出する場合、用いる極性溶媒は特に限定されないが、たとえば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、1,3-ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、酢酸、酢酸エチル、エーテル、ヘキサン等が挙げられる。これらのうち、水、メタノール、エタノールが好ましい。有効成分を効率よく抽出できるからである。尚、これらは1種のみ用いても良いし、2種以上併用しても良い。
抽出溶媒として水を使用する場合には、抽出温度20~100℃、好ましくは40~70℃程度で行うとよい。これは、抽出温度が低すぎると、有効成分が抽出されにくく、抽出温度が高すぎると有効成分が分解されやすくなるため、好ましくない。抽出用の水の種類は、特に限定されず、水道水、蒸留水、ミネラル水、アルカリイオン水等を使用することができる。
抽出溶媒として含水アルコールを使用する場合、アルコール濃度20wt%以上、好ましくは25~50wt%であることが好ましい。20wt%未満の場合、高い抽出量の有効成分を得ることが困難だからである。また、アルコール濃度が30wt%以上の場合、抽出温度は、0~95℃、好ましくは0~50℃程度で行うとよい。なお、含水エタノール抽出は、有効成分の含有率を向上させるため、種々の濃度で繰り返すとよい。
また、極性溶媒にて抽出する場合、その抽出方法は特に限定されず、例えば、連続抽出、浸漬抽出、向流抽出等任意の方法を採用することができ、室温ないし還流加熱下において任意の装置を使用することができる。尚、上述した方法にて抽出を行う場合、これらのうちの1つのみを行っても良いし、これらの方法を組み合わせても良い。また、これらの抽出は、1回のみ行っても良いし、2回以上行っても良い。
更に、超臨界抽出により抽出を行う場合、このときに用いる超臨界流体は特に限定されないが、たとえば、二酸化炭素及び窒素等が挙げられる。尚、これらは1種のみを用いても良いし、2種類以上併用しても良い。また、これらのうち特に二酸化炭素が好ましい。より容易に有効成分を抽出することができるからである。また、このときの抽出方法は、公知の方法にて行えばよい。
本発明で用いられる菊抽出物の原料である菊(学名:Chrysanthemum morifolium)は、キク科キク属の短日性植物である。前記菊は、日本で自生しており、容易に入手可能である。菊の花部は、中国で古くから薬用として利用されており、日本でもお茶やお酒として飲用され、更には食用として料理に利用されており、めまいや頭痛、眼の疲れなどに効果があると言われている。上記菊の花はつぼみを含んでもよい。なお、ここでの「つぼみを含む」とは、つぼみと花とが混じったものと使用しても良いし、つぼみのみ、花のみを用いても良いという意味である。また、上記菊の部位は特に限定されないが、葉、茎、幹、花、根、果実等が挙げられるが、葉又は花を、さらには花を用いることが好ましい。
菊抽出物の部位として花を用いる場合、その抽出方法は特に限定されないが、たとえば、極性溶媒抽出、超臨界抽出等が挙げられる。尚、これらのうちの何れか一方のみを行っても良いし、これらの両方を行っても良い。なお、本明細書において、菊抽出物のうち部位として花を用いたものを「菊の花抽出物」という。
また、菊の花抽出物として、市販品を用いることができ、例えば、オリザ油化株式会社製の菊の花エキス‐P等を用いることができる。
また、桜は、バラ科サクラ属の植物のうち、ウメ、モモ、アンズなどを除いた総称であり、一般にはサクラ亜属 (Subgen. Cerasus) に属するものを指す。
本発明で用いる桜の種は特に限定されず、例えば、ヤマザクラ群、エドヒガン群、マメザクラ群、チョウジザクラ群、ミヤマザクラ群、シナミザクラ群等の群に属する桜を用いることができ、更にこれらの群に限定されない。
本発明の原料で用いる桜の部位は特に限定されず、葉、茎、幹、花、根、果実等が挙げられるが、葉又は花を用いることが好ましい。なお、本明細書では、桜抽出物のうち部位として花を用いたものを「桜の花抽出物」という。
上記桜から有効成分を抽出する場合においては、山茶花抽出物と同様の方法にて行うことができる。また、桜抽出物は市販品を用いることができ、例えば、オリザ油化株式会社製の桜の花エキス‐Pを使用することができる。
本発明で用いられるマキベリー抽出物の原料であるマキベリー(Aristotelia chilensis)は、南アメリカのチリ南部原産のベリー系の植物であり抗酸化作用が非常に高いことが知られている。
また、他のベリー系、例えば、ビルベリーやカシスにも含有されていないデルフィニジン-3,5-O-ジグルコシド、デルフィニジン-3-サムブビロシド,5-ジグルコシド(Delphinidin 3,5-O-diglucoside、及びDelphinidin 3-sambubioside-5-glucoside)を豊富に含むことが知られている。
本発明において、マキベリーから有効成分を抽出する場合、その部位は特に限定されず、例えば、果実、種子、花、葉、根、茎等を用いることができ、特に果実を用いることが好ましい。有効成分を高濃度に抽出することができるからである。
上記マキベリーから有効成分を抽出する場合においては、山茶花抽出物と同様の方法にて行うことができる。また、マキベリー抽出物は市販品を用いることができ、例えば、オリザ油化株式会社製のマキベリーエキス‐P35を使用することができる。
本発明で用いられる紫茶抽出物の原料である紫茶は、ケニア政府によって交配によって開発されたチャノキであり、品種名TRFK306と名づけられている。紫茶の茶葉はアントシアニンを含有し、これにより紫色をしているため、通称「紫茶(パープルティ)」と呼ばれている。紫茶にはTRFK306以外にも農研機構 (国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)が開発したサンルージュ等が知られるが、紫茶には他の紫茶には存在しない特異成分である1,2-di-Galloyl-4,6-Hexahydroxydiphenoyl-β-D-Glucose(GHG)が高濃度に含まれる。
紫茶の部位は特に限定されず、葉、茎、根、花、種子等を使用することができ、特に葉を用いることが好ましい。より高濃度のGHGを得ることができるからである。上記紫茶から有効成分を抽出する場合においては、山茶花抽出物と同様の方法にて行うことができる。また、紫茶抽出物は市販品を用いることができ、例えば、オリザ油化株式会社製の紫茶エキス‐Pを用いることができる。
本発明で用いられるクルミ抽出物の原料であるクルミは、クルミ科クルミ属(Juglans)であれば特に限定されず、例えば、シナノクルミ(Juglans regia),オニグルミ(J. aulantifolia),ヒメグルミ(J. ailantifolia var. cordiformis),テウチグルミ( J. regia var. orientis)等が挙げられる。 原料に用いるクルミの部位は,果実全体を用いても良いが,好ましくは外果皮および内果皮を取り除いた種子を用いる。さらに好ましくは,種子から種皮のみを剥離し,仁を取り除いたものを用いる。これは,有効成分であるポリフェノールが,仁には全く含まれておらず,種皮のポリフェノール含量が極めて高いからである。
上記クルミから有効成分を抽出する場合においては、山茶花抽出物と同様の方法にて行うことができる。また、クルミ抽出物は市販品を用いることができ、例えば、オリザ油化株式会社製のクルミポリフェノール‐Pを用いることができる。
本発明で用いられる月見草抽出物の原料である月見草は、マツヨイグサ属の1~2年草または多年草である。まれに茎は木質化し低木
状をなすこともある。代表種は次の4種である。
( 1 )コマツヨイグサ (Oenotheralaciniata)
( 2 )マツヨイグサ(Oenotherastriata)
( 3 )メマツヨイグサ(Oenotherabiennis)
( 4 )オオマツヨイグサ(Oenotheraerythrosepala)
本発明では、月見草の種類は限定されず、いずれを用いてもよい。また、月見草の部位は、特に限定されず、例えば葉、茎、根、花、種子等を使用することができ、特に種子を用いることが好ましい。上記月見草から有効成分を抽出して月見草抽出物を得る場合においては、上記山茶花抽出物と同様の方法にて行うことができる。また、月見草抽出物として市販品を用いることができ、例えば、オリザ油化株式会社製の月見草エキス‐P、月見草エキス‐WSPS等を使用することができる。
本発明で用いられるザクロ抽出物の原料であるザクロは、ミソハギ科ザクロ属の植物である。好ましくは、ザクロ(学名:Punica granatum)である。
植物の部位は、どの部位でもよく、例えば、全草、葉、幹、茎、枝、枝葉、果皮、果実、樹皮、樹液、種子、根茎、根、頭花、花などの1又は2以上の部位を使用する。好ましくは、ザクロの花である。本明細書では、ザクロ抽出物のうち部位として花を用いたものを「ザクロの花抽出物」という。
上記ザクロの花から有効成分を抽出してザクロの花抽出物を得る場合においては、上記山茶花抽出物と同様の方法にて行うことができる。
また、ザクロの花抽出物として市販品を用いることができ、例えば、香栄興業株式会社製のザクロ花エキス末を使用することができる。
本発明で用いられるヒシ抽出物の原料であるヒシとして、ヒシ科(Trapaceae)の植物:ヒシ(菱)「Trapa bispinosa Roxb.var.iinumai Nakano (=T.natans var.iinumai Makino, T.japonica Flerov.)(英名:Water Chestnut)(生薬名:菱の実、菱実、菱、丘角菱)」及び変種の「T.natans var.bispinosa(Roxb.)Makino(英名:Singara Nut)」が主に用いられる。その他、トウビシ「T.bicornus Osbeck(生薬名:烏菱)」、ヒメビシ(姫菱)「T.incisa Sieb.et Zucc.(=T.bispinosavar.incisa(Sieb.et Zucc.)Makino,T.natans L.var.incisa(Sieb.)et Zucc.)」、オニビシ「T.natans L.(=T.natans var.quadrispinosa(Roxb.)Makino,T.natansL. var.japonica Nakai)(英名:Europian Water Chestnut, Water Caltrops, Horn Chestnut)」、T.pseudoincisa Nakai(生薬名:格菱)、イボビシ「T.bispinosaRoxb.var.makinoi Nakai」、メビシ「T.natans L.var.rubeola Makino」等の同属植物を用いることができる。
本発明で使用するヒシ抽出物とは、植物体の各種部位(幹、葉、茎、枝、種子、果実、花、根茎、根、樹皮、地上部等、好ましくは果実)をそのまま或い粉砕後搾取したもの。又は、そのまま或いは粉砕後、溶媒で抽出したものである。
また、ヒシ抽出物として市販品を使用することができ、例えば、林兼産業株式会社製のヒシエキスを使用することができる。
本発明で用いられるリンゴンベリー抽出物の原料であるリンゴンベリー(苔桃、学名:Vaccinium vitis-idaea L.)は、ツツジ科スノキ属の常緑小低木であり、果実を食用とする。このとき、特に部位は限定されず、例えば、リンゴンベリーの皮、果肉、種子等を用いることができる。特に、リンゴンベリーの果肉を用いることが好ましい。果肉に含まれているアルブチン及びその他の有効成分をより高濃度に得ることができるからである。
上記リンゴンベリーの抽出物として溶媒で抽出したものを用いても良いが、リンゴンベリーの果汁を用いることもできる。さらに、このリンゴンベリーエキスは市販品を用いることができ、例えば、オリザ油化株式会社製のリンゴンベリーエキス‐J等を用いることができる。
本発明で用いられるライチ抽出物の原料であるライチは、ムクロジ科(Sapindaceae)植物レイシLitchi chinensis Sonn.の果実であり、この果実の種子をライチ種子と言う。レイシは、果実をレイシ、ライチー又はライチと呼び、世界中で食用とされる。植物の部位は、どの部位でもよく、例えば、全草、葉、幹、茎、枝、枝葉、果皮、果実、樹皮、樹液、種子、根茎、根、頭花、花などの1又は2以上の部位を使用する。これらのうち種子を用いることが好ましい。なお、本明細書ではライチ抽出物のうち部位として種子を用いたものを「ライチ種子抽出物」という。
上記ライチ種子抽出物は、上記ライチの種子をそのまま或いは粉砕後搾取したもの。又は、そのまま或いは粉砕後、溶媒で抽出したものである。尚、上記ライチ抽出物として市販品を使用することができ、例えばオリザ油化株式会社製の「ライチ種子エキス‐P」等を使用することができる。
本発明で用いられるマンゴスチン抽出物の原料であるマンゴスチン(学名:Garcinia mangostana)とは、フクギ科フクギ属の植物である。
抽出に使用する部位としては、特に限定されないが、例えば、花、花穂、果皮、果実、果肉、茎、葉、枝、枝葉、幹、樹皮、根茎、根皮、根、種子、虫えい、心材、地上部、地下部又は全草を用いることができる。中でも、マンゴスチンの果皮が好ましい。
上記マンゴスチンから有効成分を抽出してマンゴスチン抽出物を得る場合においては、上記山茶花抽出物と同様の方法にて行うことができる。また、マンゴスチン抽出物として市販品を用いることができ、例えば、日本新薬株式会社製の「マンゴスチンアクア」を用いることができる。
本発明で用いられる藤茶抽出物の原料である藤茶は、学名Ampelopsis grossedentata(Hand.-Mazz.)W.T.Wang CVのぶどう科植物であって、中国の中部から南部にわたる広い地域で自生する多年生の蔓性植物であるが、台湾では栽培もされている。
中国では古来この植物の葉部を飲料として利用する地方があるほか、根部または全草が黄疸性肝炎、風邪、のどの痛み、急性結膜炎等の治療のための民間薬として利用されてきた。しかしながら、これらの用途における有効成分や薬理作用についてはほとんど解明されていない。
また、藤茶の葉部からアンペロプシンと呼ばれるフラボノイドを単離したという報告(中国薬学雑誌,vol.31,458~461,1996年)がある。
本発明として使用する上記藤茶の部位は特に限定されず、各種部位(幹、葉、茎、枝、種子、果実、花、根茎、根、樹皮、地上部等、好ましくは果実)を使用できるが、特に、枝、葉をしようすることが好ましい。より高濃度の有効成分を抽出できるからである。
上記藤茶から有効成分を抽出して、藤茶抽出物を得る場合においては、山茶花抽出物と同様の方法にて行うことができる。また、上記藤茶抽出物として市販品を使用することができ、例えば、株式会社斎藤貿易製の「藤茶エキス末」等を使用することもできる。
尚、山茶花(Camellia sasanqua)抽出物、菊抽出物、桜抽出物、マキベリー抽出物、紫茶抽出物、クルミ抽出物、月見草抽出物、ザクロ抽出物、ヒシ抽出物、リンゴンベリー抽出物、藤茶抽出物、ライチ抽出物、マンゴスチン抽出物は、1種のみを用いても良いし、2種以上併用しても良い。
本発明のAGE分解促進剤は、桜抽出物、ライチ抽出物、紫茶抽出物、月見草抽出物、ヒシ抽出物、マキベリー抽出物、藤茶抽出物、カフェオイルグルコース、ケルセチングルコシド、1,2-di-Galloyl-4,6-Hexahydroxydiphenoyl-β-D-Glucose(GHG)、デルフィニジン-3,5-O-ジグルコシドのうちの少なくとも1つを有効成分とする。
特に、藤茶抽出物、紫茶抽出物、GHG、ヒシ抽出物、マキベリー抽出物、デルフィニジン-3,5-O-ジグルコシドを含有することが好ましい。より優れたAGE分解促進剤を得ることができるからである。尚、これらは1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明のAGE分解促進剤として使用される桜抽出物は上述したAGE産生抑制剤と同じものを使用することができる。
上記カフェオイルグルコースは、上記桜の花抽出物に含有される固有の有効成分であり、下記化学式(1)にて示される化合物である。
ケルセチングルコシドは上記桜の花抽出物に含有される固有の有効成分であり、下記化学式(2)にて示される化合物である。
上記カフェオイルグルコース及びケルセチングルコシドを得る方法は特に限定されないが、例えば、上記桜の花抽出物から、本明細書の実施例の方法で単離することができる。
本発明のAGE分解促進剤として使用されるライチ抽出物は、上述したAGE産生抑制剤と同じものを使用することができる。
本発明のAGE分解促進剤として使用される紫茶抽出物は上述したAGE産生抑制剤と同じものを使用することができる。
1,2-di-Galloyl-4,6-Hexahydroxydiphenoyl-β-D-Glucose(GHG)は、上記紫茶抽出物に豊富に含まれている固有の成分であり、下記化学式(3)に示される化合物である。
1,2-di-Galloyl-4,6-Hexahydroxydiphenoyl-β-D-Glucose(GHG)の製造方法としては、例えば、上記のようにして得られる紫茶抽出物を、イオン交換、サイズ排除カラムクロマト法、HPLC法、ゲルろ過、膜分離等により、既知のGHGを指標にすることにより分画、精製するのが好ましい。もちろん紫茶以外の原料から1,2-di-Galloyl-4,6-Hexahydroxydiphenoyl-β-D-Glucose(GHG)を抽出・精製してもよいし、適宜、有機合成法を適用してもよい。
本発明のAGE分解促進剤として使用される月見草抽出物は上述したAGE産生抑制剤とおなじものを使用することができる。
本発明のAGE分解促進剤として使用されるヒシ抽出物は、上述したAGE産生抑制剤とおなじものを使用することができる。
本発明のAGE分解促進剤として使用されるマキベリー抽出物は、上述したAGE産生抑制剤とおなじものを使用することができる。
デルフィニジン-3,5-O-ジグルコシドは、上記マキベリー抽出物に含有される成分であり、下記化学式(4)に示される化合物である。
上記デルフィニジン-3,5-O-ジグルコシドのうちを得る方法は特に限定されないが、上記マキベリー抽出物から後述する実施例の方法で単離精製することにより得ることができる。
本発明のAGE分解促進剤として使用される藤茶抽出物は、上述したAGE産生抑制剤と同じものを使用することができる。
本発明のAGE産生抑制剤及びAGE分解促進剤は、各種飲食品の素材として使用することができる。飲食品としては、例えば、食用油(サラダ油、菓子類(ガム、キャンディー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)、スープ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料等)をはじめとする一般食品や、健康食品(錠剤、カプセル等)、栄養補助食品(栄養ドリンク等)が挙げられる。これらの飲食品に本発明のAGE産生抑制剤を適宜配合するとよい。
これら飲食品には、その種類に応じて種々の成分を配合することができ、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L-アスコルビン酸、dl-α-トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等の食品素材を使用することができる。さらに、健康維持機能をもった本AGE産生抑制剤には、他の抗酸化物質や健康食品素材など、例えば、還元型アスコルビン酸(ビタミンC)、ビタミンE、還元型グルタチン、トコトリエノール、ビタミンA誘導体、リコピン、β-クリプトキサンチン、アスタキサンチン、ゼアキサンチン、フコキサンチン、尿酸、ユビキノン、コエンザイムQ10、葉酸、ニンニクエキス、アリシン、セサミン、リグナン類、カテキン、イソフラボン、カルコン、タンニン類、フラボノイド類、クマリン、イソクマリン類、ブルーベリーエキス、健康食品素材)V.(ビタミン)A、V.B1、V.B2、V.B6、V.B12、V.C、V.D、V.E、V.P、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸カルシウム、EPA、オリゴ糖、食物繊維、スクアレン、大豆レシチン、タウリン、ドナリエラ、プロテイン、オクタコサノール、DHA、卵黄レシチン、リノール酸、ラクトフェリン、マグネシウム、亜鉛、クロム、セレン、カリウム、ヘム鉄、カキ肉エキス、キトサン、キチンオリゴ糖、コラーゲン、コンドロイチン、エラスチン、ウコン、カンゾウ、クコシ、ケイヒ、サンザシ、生姜、霊芝、シジミエキス、スッポン、カンゾウ、クコシ、ケイヒ、セイヨウ、サンザシ、生姜、霊芝、オオバコ、カミツレ、カモミール、セイヨウタンポポ、ハイビスカス、ハチミツ、ボーレン、ローヤルゼリー、ライム、ラベンダー、ローズヒップ、ローズマリー、セージ、ビフィズス菌、フェーカリス菌、ラクリス、小麦胚芽油、ゴマ油、シソ油、大豆油、中鎖脂肪酸、アガリクス、イチョウ葉エキス、コンドロイチン、玄米胚芽エキス、レイシ、タマネギ、DHA、EPA、DPA、甜茶、冬虫夏草、ニンニク、蜂の子、パパイヤ、プーアル、プロポリス、メグスリの木、ヤブシタケ、ロイヤルゼリー、ノコギリヤシ、ヒアルロン酸、ギャバ、ハープシールオイル、サメ軟骨、グルコサミン、レシチン、ホスファチジルセリン、田七ニンジン、桑葉、大豆抽出物、エキナセア、エゾウコギ、大麦抽出物、オリーブ葉、オリーブ実、ギムネマ、バナバ、サラシア、ガルシニア、キトサン、セントジョーンズワート、ナツメ、ニンジン、パッションフラワー、ブロッコリー、プラセンタ、ハトムギ、ブドウ種子、ピーナッツ種皮、ビルベリー、ブラックコホシュ、マリアアザミ、月桂樹、セージ、ローズマリー、ラフマ、黒酢、ゴーヤー、マカ、紅花、亜麻、ウーロン茶、花棘、カフェイン、カプサイシン、キシロオリゴ糖、グルコサミン、ソバ、シトラス、食物繊維、プロテイン、プルーン、スピルリナ、大麦若葉、核酸、酵母、椎茸、梅肉、アミノ酸、深海鮫抽出物、ノニ、カキ肉、スッポン、シャンピニオン、オオバコ、アセロラ、パイナップル、バナナ、モモ、アンズ、メロン、イチゴ、ラズベリー、オレンジ、フコイダン、メシマコブ、クランベリー、亜鉛、鉄、シルクペプチド、グリシン、ナイアシン、チェストツリー、セラミド、L-システイン、赤ワイン果汁、ミレット、ホーステール、ビオチン、センテラアジアティカ、ハスカップ、ピクノジェノール、フキ、ルバーブ、クローブ、プーアル、クエン酸、ビール酵母、メリロート、ブラックジンガー、ショウガ、ガジュツ、ナットウキナーゼ、ベニコウジ、トコトリエノール、ラクトフェリン、韃靼ソバ、ココア、ドクダミ、キウイ、ヒハツ、ハスの葉、パフィア、スターフルーツなども配合することができる。
具体的な製法としては、上述した有効成分を粉末セルロースとともにスプレードライまたは凍結乾燥し、これを粉末、顆粒、打錠または溶液にすることで容易に飲食品(インスタント食品等)に含有させることができる。
また上述した有効成分を、例えば、油脂、エタノール、グリセリンあるいはこれらの混合物に溶解して液状にし、飲料に添加するか、固形食品に添加することが可能である。必要に応じてアラビアガム、デキストリン等のバインダーと混合して粉末状あるいは顆粒状にし、飲料に添加するか固形食品に添加することも可能である。
本発明のAGE産生抑制剤及びAGE分解促進剤を飲食品に適用する場合の添加量としては、病気予防や健康維持が主な目的であるので、飲食品に対して有効成分の含量が合計1~20wt%以下であるのが好ましい。
本発明のAGE産生抑制剤及びAGE分解促進剤は、薬品(医薬品および医薬部外品を含む。)の素材として用いてもよい。薬品製剤用の原料に、本発明のAGE産生抑制剤及びAGE分解促進剤を適宜配合して製造することができる。本発明のAGE産生抑制剤及びAGE分解促進剤に配合しうる製剤原料としては、例えば、賦形剤(ブドウ糖、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等)、結合剤(蒸留水、生理食塩水、エタノール水、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等)、崩壊剤(アルギン酸ナトリウム、カンテン、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖、アラビアゴム末、ゼラチン、エタノール等)、崩壊抑制剤(白糖、ステアリン、カカオ脂、水素添加油等)、吸収促進剤(第四級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等)、吸着剤(グリセリン、デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、硅酸等)、滑沢剤(精製タルク、ステアリン酸塩、ポリエチレングリコール等)などが挙げられる。
本発明によるAGE産生抑制剤及びAGE分解促進剤の投与方法は、一般的には、錠剤、丸剤、軟・硬カプセル剤、細粒剤、散剤、顆粒剤、液剤等の形態で経口投与することができるが、非経口投与であってもよい。非経口剤として投与する場合は、溶液の状態、または分散剤、懸濁剤、安定剤などを添加した状態で、ハップ剤、ローション剤、軟膏剤、チンキ剤、クリーム剤などの剤形で適用することができる。
投与量は、投与方法、病状、患者の年齢等によって変化し得るが、大人では、通常、1日当たり有効成分として1~1000mg、子供では通常0.5~500mg程度投与することができる。
AGE産生抑制剤及びAGE分解促進剤の配合比は、剤型によって適宜変更することが可能であるが、通常、経口または粘膜吸収により投与される場合は約0.3~15.0wt%、非経口投与による場合は、0.01~10wt%程度にするとよい。なお、投与量は種々の条件で異なるので、前記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、また、範囲を超えて投与する必要のある場合もある。
本発明のAGE産生抑制剤及びAGE分解促進剤を配合しうる皮膚外用剤の形態としては、例えば、乳液、石鹸、洗顔料、入浴剤、クリーム、乳液、化粧水、オーデコロン、ひげ剃り用クリーム、ひげ剃り用ローション、化粧油、日焼け・日焼け止めローション、おしろいパウダー、ファンデーション、香水、パック、爪クリーム、エナメル、エナメル除去液、眉墨、ほお紅、アイクリーム、アイシャドー、マスカラ、アイライナー、口紅、リップクリーム、シャンプー、リンス、トリートメント、染毛料、分散液、洗
浄料等が挙げられる。
また、本発明のAGE産生抑制剤及びAGE分解促進剤を配合しうる医薬品または医薬部外品の形態としては、軟膏剤、クリーム剤、外用液剤等が挙げられる。
上記形態の皮膚外用剤には、本発明によるAGE産生抑制剤及びAGE分解促進剤の他に、そのAGE生成抑制効果及びAGE分解促進効果を損なわない範囲で化粧品、医薬部外品などの皮膚外用剤に配合される成分、油分、高級アルコール、脂肪酸、紫外線吸収剤、粉体、顔料、界面活性剤、多価アルコール・糖、高分子、生理活性成分、溶媒、酸化防止剤、香料、防腐剤等を配合することができる。
例を以下に羅列するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
(1)油分の例
エステル系の油相成分:トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、2-エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、ミリスチン酸ブチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソステアリル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、セバシン酸ジエチル、アジピン酸ジイソプロピル、ネオペンタン酸イソアラキル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、カプリル酸セチル、ラウリン酸デシル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、リシノレイン酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、パルミチン酸イソセチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、リノール酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セトステアリル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソステアリル、イソノナン酸オクチル、ネオデカン酸ヘキシルデシル、ネオデカン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルデシル、ポリグリセリンオレイン酸エステル、ポリグリセリンイソステアリン酸エステル、炭酸ジプロピル、炭酸ジアルキル(C12-18)、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリイソアラキル、クエン酸トリイソオクチル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリオクチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、コハク酸ジ2-エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、12-ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル等が挙げられる。
炭化水素系の油相成分:スクワラン、流動パラフィン、α-オレフィンオリゴマー、イソパラフィン、セレシン、パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブテン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等が挙げられる。
動植物油とその硬化油、および天然由来のロウ:牛脂、硬化牛脂、豚脂、硬化豚脂、馬油、硬化馬油、ミンク油、オレンジラフィー油、魚油、硬化魚油、卵黄油等の動物油およびその硬化油、アボカド油、アルモンド油、オリーブ油、カカオ脂、杏仁油、ククイナッツ油、ゴマ油、小麦胚芽油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サフラワー油、シアバター、大豆油、月見草油、シソ油、茶実油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、硬化ナタネ油、パーム核油、硬化パーム核油、パーム油、硬化パーム油、ピーナッツ油、硬化ピーナッツ油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ホホバ油、硬化ホホバ油、マカデミアナッツ油、メドホーム油、綿実油、硬化綿実油、ヤシ油、硬化ヤシ油等の植物油およびその硬化油、ミツロウ、高酸価ミツロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬化ラノリン、液状ラノリン、カルナバロウ、モンタンロウ等のロウ等が挙げられる。
シリコーン系の油相成分:ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルシクロシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性シリコーン油、アミノ変性オルガノポリシロキサン、ジメチコノール、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等が挙げられる。
フッ素系の油相成分:パーフルオロポリエーテル、フッ素変性オルガノポリシロキサン、フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオロアルコール、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。
(2)高級アルコールの例
ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、2-エチルヘキサノール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等が挙げられる。
(3)脂肪酸の例
カプリル酸、カプリン酸、ウンデシレン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、エルカ酸、2-エチルヘキサン酸等が挙げられる。
(4)紫外線吸収剤の例
パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸アミル、パラアミノ安息香酸エチルジヒドロキシプロピル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸オクチル、パラアミノ安息香酸オクチルジメチル、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸オクチル、サリチル酸トリエタノールアミン、サリチル酸フェニル、サリチル酸ブチルフェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸ホモメンチル、ケイ皮酸ベンジル、パラメトキシケイ皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ2-エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシヒドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、ジイソプロピル・ジイソプロピルケイ皮酸エステル混合物、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル、ヒドロキシメトキシベンソフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸及びその塩、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシオクトキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、2、4、6-トリアニリノ-p-(カルボ-2-エチルヘキシル-1-オキシ)-1、3、5-トリアジン、2-(2-ヒドロキシ-5-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、メチル-O-アミノベンゾエート、2-エチルヘキシル-2-シアノ-3、3-ジフェニルアクリレート、フェニルベンゾイミダゾール硫酸、3-(4-メチルベンジリデン)カンフル、イソプロピルジベンゾイルメタン、4-(3、4-ジメトキシフェニルメチレン)-2、5-ジオキソ-1-イミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル等、およびこれらの高分子誘導体やシラン誘導体等が挙げられる。
(5)粉体・顔料の例
赤色104号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号ALレーキ、黄色203号BAレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テフロン(登録商標)パウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、セルロースパウダー、デンプン、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等の金属セッケン、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状等)および粒子径に特に制限はない。なおこれらの粉体は、従来公知の表面処理、例えばフッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、油剤処理、N-アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属セッケン処理、アミノ酸処理、レシチン処理、無機化合物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理等によって事前に表面処理されていてもいなくても構わない。
(6)界面活性剤の例
アニオン性界向活性剤:脂肪酸セッケン、α-アシルスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、POEアルキルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、アルキロイルアルキルタウリン塩、N-アシルアミノ酸塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルスルホ酢酸ナトリウム、アシル化加水分解コラーゲンペプチド塩、パーフルオロアルキルリン酸エステル等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤:塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化セトステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベヘニン酸アミドプロピルジメチルヒドロキシプロピルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラノリン誘導体第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤:カルボキシベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型、アミノカルボン酸塩型、イミタゾリン誘導体型、アミドアミン型等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤:プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POE脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油、POE・POP共重合体、POE・POPアルキルエーテル、ポリエーテル変性シリコーンラウリン酸アルカノールアミド、アルキルアミンオキシド、水素添加大豆リン脂質等が挙げられる。
天然系界面活性剤:レシチン、サポニン、糖系界面活性剤等が挙げられる。
(7)多価アルコール、糖の例
エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、3-メチル-1、3-ブタンジオール、1、3-ブチレングリコール、ソルビトール、マンニトール、ラフィノース、エリスリトール、グルコース、ショ糖、果糖、キシリトール、ラクトース、マルトース、マルチトール、トレハロース、アルキル化トレハロース、混合異性化糖、硫酸化トレハロース、プルラン等が挙げられる。またこれらの化学修飾体等も使用可能である。
(8)高分子の例
アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル共重合体(プラスサイズ、互応化学社製)、酢酸ビニル/クロトン酸共重合体(レジン28-1310、NSC社製)、酢酸ビニル/クロトン酸/ビニルネオデカネート共重合体(28-2930、NSC社製)、メチルビニルエーテルマレイン酸ハーフエステル(ガントレッツES、ISP社製)、T-ブチルアクリレート/アクリル酸エチル/メタクリル酸共重合体(ルビマー、BASF社製)、ビニルピロリドン/ビニルアセテート/ビニルプロピオネート共重合体(ルビスコールVAP、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸共重合体(ルビセットCA、BASF社製)、ビニルアセテート/クロトン酸/ビニルピロリドン共重合体(ルビセットCAP、BASF社製)、ビニルピロリドン/アクリレート共重合体(ルビフレックス、BASF社製)、アクリレート/アクリルアミド共重合体(ウルトラホールド、BASF社製)、ビニルアセテート/ブチルマレエート/イソボルニルアクリラート共重合体(アドバンテージ、ISP社製)、カルボキシビニルポリマー(カーボポール、BFGoodrich社製)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレン、BFGoodrich社製)等のアニオン性高分子化合物や、ジアルキルアミノエチルメタクリレート重合体の酢酸両性化物(ユカフォーマー、三菱化学社製)、アクリル酸オクチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(AMPHOMER、NSC社製)等の両性高分子化合物、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレートの4級化物(GAFQUAT、ISP社製)、メチルビニルイミダゾリウムクロリド/ビニルピロリドン共重合体(ルビコート、BASF社製)等のカチオン性高分子化合物、ポリビニルピロリドン(ルビスコールK、BASF社製)、ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体(ルビスコールVA、BASF社製)、ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマー937、ISP社製)、ビニルカプロラクタム/ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体(コポリマーVC713、ISP社製)等のノニオン性高分子化合物等がある。また、セルロースまたはその誘導体、ケラチン及びコラーゲンまたはその誘導体、アルギン酸カルシウム、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、グアーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン等の天然由来高分子化合物も好適に用いることができる。
(9)生理活性成分の例
生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、発毛剤、育毛剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。これらの好適な配合成分の例としては、例えばアシタバエキス、アボカドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバ-エキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セ-ジエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス、イチゴエキス、ヒハツエキス、ハスの葉エキス、パフィアエキス、スターフルーツエキス等を挙げることができる。
また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、加水分解ペプチド、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、トリメチルグリシンなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、フィトスフィンゴシン、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコールチゾン等の抗炎症剤、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α-ヒドロキシ酸、β-ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ-オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、グルタチオン等の美白剤、セファランチン、カンゾウ抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、DL-α-トコフェロール、酢酸DL-α-トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D-パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエストラジオール、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタテカン酸グリセリル、L-メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ-アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ジンクピリチオン、ヒドロコールチゾン、ミノキシジル、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ハッカ油、ササニシキエキス等の育毛剤などが挙げられる。
(10)酸化防止剤の例
亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、チオジプロピオン酸ジラウリル、トコフェロール、トリルビグアナイド、ノルジヒドログアヤレチン酸、パラヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、没食子酸オクチル、没食子酸プロピル、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン、リンゴエキスやチョウジエキスなとの酸化防止効果の認められる植物エキス等が挙げられる。
(11)溶媒の例
精製水、エタノール、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N-メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎮状シリコーン、次世代フロン等が挙げられる。
以下、本発明の実施例を説明する。なお、以下に示す実施例は、本発明によって得られる組成物のAGE産生抑制作用等の確認をするために説明するもので、本発明の範囲は、これらの製品および製法に限定されるものではない。
実施例
1.山茶花抽出物の製造
乾燥した山茶花の花をミルサーで粉砕した後、100倍量(v/w)の水に浸漬し、室温(20~30℃)で15時間撹拌して抽出した。その後、吸引ろ過を行い、ろ液をロータリーエバポレーターで減圧濃縮(乾固)して、山茶花抽出物を得た。
2.菊の花抽出物の製造
菊(学名:Chrysanthemum morifolium)の花を75wt%含水エタノールで抽出し、この抽出液に樹脂カラムクロマトグラフィーを用いて、エタノール30wt%、75wt%、100wt%の画分を得た。それぞれの画分にスプレードライを行い、その後それぞれの画分粉末を得た。そして、それぞれの画分粉末をルテオリンの含有量20wt%になるように混合し、本実施例の菊の花抽出物を得た。
3.桜の花抽出物の製造
桜[ヤエザクラ (カンザン),Prunus lannesiana Wils. cv. Sekiyama]の花部を30%(W/W)含水エタノールで1時間抽出(60℃)を行った。その後、ろ過、濃縮を行い、桜の花抽出物を得た。
4.桜の花抽出物からカフェオイルグルコース及びケルセチングルコシドの単離
上述した桜の花抽出物 (90.10 g)をHP-20(三菱化学株製) カラムクロマトグラフィー(column chromatography)に付し, 水(H2O)溶出部(62.16 g, 68.99%)、メタノール(MeOH)溶出部(28.21g, 31.31%), およびアセトン(Acetone)溶出部(0.60g,0.67%)を得た。
得られたメタノール(MeOH)溶出部 (26.00 g)を順相シリカゲルクロマトグラフィー(silica-gel column chromatography)、 逆相ODSカラムクロマトグラフィー(column chromatography)およびHPLCを用いて繰り返し分離精製し、カフェオイルグルコース (8.73g,9.6%)、ケルセチングルコシド (86.0 mg, 0.0954%)を単離した。
これらの既知化合物については, 文献値の1H-NMR, 13C-NMR, MSスペクトルデータおよび旋光度の比較により同定した。
5.紫茶抽出物の製造
紫茶の50gを50%エタノール水溶液500mに浸漬し、撹拌しながら40℃で 2時間加熱還流することにより抽出し、その後、吸引ろ過により抽出液400mLを得た。その後、抽出液を濃縮・乾固し紫茶抽出物を16.6g得た。
6.紫茶抽出物から1,2-di-Galloyl-4,6-Hexahydroxydiphenoyl-β-D-Glucose(GHG)の単離
紫茶抽出物について、下記の条件でHPLC分析を行ったところ、27.5minの箇所に緑茶やウーロン茶、紅茶などの一般のお茶には含まれない紫茶抽出物に特有成分のピークを確認した。
サンプル調整:紫茶抽出物350mgを30%メタノール水溶液に溶解し、メスフラスコで20mLに定容した。溶液を2倍希釈し、フィルターろ過後HPLC分析を行った。HPLCの分析条件は以下のとおりである。
HPLC分析条件
流速:0.7 mL/min
移動相A:0.3%TFA水溶液
移動相B:アセトニトリル
グラジエント:下記表1のとおりカラム:SunFire C18, 4.6×150 mm (Waters) または同等品
カラム温度:30℃
サンプル注入量:10μL
検出波長:280 nm
上記特有成分について分離精製を行いNMR分析を行った。その結果、GHGと同定した。
7.クルミ抽出物の製造
クルミの種皮を50%エタノールで攪拌抽出(50℃,1時間)した。その後、ろ過を行い、得られた抽出液を濃縮及び乾燥してクルミ抽出物の粉末を得た。
8.ライチ種子抽出物の製造
ライチ種子を40%エタノールで攪拌抽出(75℃,4時間)した。その後、得られた抽出液を濃縮及び乾燥してライチ種子抽出物の粉末を得た。
9.デルフィニジン-3,5-O-ジグルコシドの調製
オリザ油化株式会社製マキベリーエキス‐P35よりデルフィニジン-3,5-O-ジグルコシドの単離・精製を行った。
単離・精製の方法は、マキベリーエキス‐P35(0.25 g/5 ml)を綿栓ろ過し、その後ODS Sep-Pak (Waters社製)に通した。そして、分取用HPLCにて単離・精製を行った。条件は以下のとおりである。
移動相:25%MeOH 0.3%TFA
UV:520nm
流量:9.0 ml/min
カラム:Inertsil PREP-ODS 20×250 mm
マキベリーエキス‐P35の成分単離・精製を行った結果、デルフィニジン-3,5-O-ジグルコシド(Fr.2)を6.3 mg、単離することができた。その純度は95%以上である。
10.藤茶抽出物の製造
乾燥した藤茶枝葉部の粗砕物500gを水5リットルに投入し、還流加熱下に4時間抽出した。その後、濾過して得られた抽出液を減圧下に濃縮してペースト状物を得、それを凍結乾燥して、粉末状抽出物97gを得た。
11.その他の抽出物について
本実施例では、マキベリー抽出物として、オリザ油化株式会社製マキベリーエキス‐P35を使用した。また、リンゴンベリー抽出物として、オリザ油化株式会社製リンゴンベリーエキス‐Jを用いた。さらに、月見草抽出物(1)としてオリザ油化株式会社製月見草エキス‐Pを使用し、月見草抽出物(2)として、オリザ油化株式会社製月見草エキス‐WSPSを使用した。また、ザクロ花抽出物として香栄興業株式会社製のザクロ花エキス末を使用し、ヒシ抽出物として林兼産業株式会社製のヒシエキスを使用した。マンゴスチン抽出物として、日本新薬株式会社製のマンゴスチンアクアを使用した。
試験例1:実施例の抽出物におけるAGE産生抑制作用の評価(スクリーニング)
D-グルコース(10%)とウシ血清アルブミン(fraction 5, 1%)を含有するリン酸緩衝液(pH:7.4、900 μL)に、サンプル溶液(100 μL)を添加し、60℃で2日間静置した。反応液を蛍光光度が500付近になるように、精製水で希釈し、蛍光光度(測定波長:360 nm、励起波長:460 nm)を測定した。
なお、サンプルはDMSOに溶解後、最終DMSO濃度が1%になるように、リン酸緩衝液で希釈して使用した。
また、目的は各検体のAGE産生抑制作用のスクリーニングのため、検体の評価濃度は「300 μg/mL」のみとした。その結果を下記表1に示す。なお、対照区にはAGEs産生抑制効果があると知られている塩酸アミノグアニジン(富士フイルムワコーケミカル株式会社)を用いた。
結果及び試験例1における実施例の効果
表2に示されるように、菊の花抽出物、山茶花抽出物、紫茶抽出物、クルミ抽出物、マキベリー抽出物、月見草抽出物(2)、ザクロ花抽出物、ヒシ抽出物が対照区である塩酸アミノグアニジンより高い活性を示した。したがって、これらはAGE産生抑制剤としての効果があることが確認された。
また、マキベリー抽出物、ザクロ花抽出物、ヒシ抽出物、紫茶抽出物の順で高活性であった。
さらに、桜の花抽出物とリンゴンベリー抽出物は、塩酸アミノグアニジンの8割程の活性であり、これらも、AGE産生抑制剤として、用いることができることが確認された。
試験例2:実施例の抽出物における濃度を変化させた場合におけるAGE産生抑制作用の評価
D-グルコース(10%)とウシ血清アルブミン(fraction5, 1%)を含有するリン酸緩衝液(pH:7.4、900 μL)に、サンプル溶液(100 μL)を添加し、60℃で2日間静置した。反応液を蛍光光度が500付近になるように、精製水で希釈し、蛍光光度(測定波長:360nm、励起波長:460 nm)を測定した。
なお、サンプル溶液はDMSOに溶解後、最終DMSO濃度が1%になるように、リン酸緩衝液で希釈して使用した。
また、対照区には、塩酸アミノグアニジン(富士フイルムワコーケミカル株式会社)を使用して、同様の試験を行った。その結果を表2及び表3に示す。
結果及び試験例2における実施例の効果
上記表3に示されるように、山茶花抽出物は、濃度依存的な抑制活性を示し、「3~300 μg/mL」のすべての濃度において、その活性は対照区である塩酸アミノグアニジンと同程度の高い活性であった。
これにより、山茶花抽出物はAGE産生抑制剤として有用であることが確認された。
また、上記表4に示されるように、桜の花抽出物は及び藤茶抽出物において、「3~300 μg/mL」で濃度依存的な抑制活性を示し、「3~100 μg/mL」の低濃度域では対照区の塩酸アミノグアニジンより高い活性であった。菊の花抽出物は、「10~300 μg/mL」で濃度依存的な抑制活性を示し、その活性は塩酸アミノグアニジンより高い活性であった。マキベリー抽出物は、濃度依存的な抑制活性を示し、「100~300 μg/mL」の高濃度域では塩酸アミノグアニジンより高い活性であった。紫茶抽出物、ヒシ抽出物、及びマンゴスチン抽出物においても濃度依存的な抑制活性を有した。以上により、これらの抽出物はAGE産生抑制剤として有用であることが確認された。
試験例3:AGE分解促進作用の評価
(1)試験方法
AGEの架橋構造を分解する化合物としてN-フェナシルチアゾリウムブロミド(N-phenacylthiazoliumbromide:PTB)が報告されているため、陽性反応対象としてPTBを使用した。AGE分解作用の測定には、サンプル溶液または10 mM PTB、10 mM PPD、0.2 mol/Lリン酸緩衝液(PH=7.4)を5:1:4の割合で混合し、37℃で48時間反応させた(n=3)。反応終了後、2M 塩酸を200 μl加えて反応を停止させた。反応後は、10,000 rpmで2分間遠心分離し、上清中の安息香酸を逆相HPLCで分析した。反応液中の安息香酸量は、別途測定したサンプル中の安息香酸量を差し引いて求めた。1 molのPPDは1 molの安息香酸量を生成することから、以下の式で架橋切断率を算出した。架橋切断の相対値はPTBの架橋切断率を100とした時の値を求めた。
・架橋切断率(%)={(A-B)/C}*100(A:反応中の安息香酸量、B:サンプル中の安息香酸量、C:反応に供したPPD量)
・移動相:0.2%酢酸:アセトニトリル+EDTA(2 mM)=70:30
・流速:1ml/min
・カラム温度:40℃
・検出波長:270 nm
・試料注入量:20 μl
その結果を下記表4に示す。
(2)結果及び試験例3における実施例の効果
上記表5に示されるように、植物抽出物群において、藤茶抽出物、桜の花抽出物、ライチ種子抽出物、紫茶抽出物、月見草抽出物(1)、ヒシ抽出物、マキベリー抽出物にAGE分解促進作用を有することが確認され、特に、藤茶抽出物、紫茶抽出物、ヒシ抽出物添加群で濃度依存的に陽性対象であるPTBと比較してもより強いAGE分解促進作用を有することが確認された。
また、これらに含有される化合物群においては、1,2-di-Galloyl-4,6-Hexahydroxydiphenoyl-β-D-Glucose(GHG)、デルフィニジン-3,5-O-ジグルコシド、カフェオイルグルコース、ケルセチングルコシド添加群にAGE分解促進作用を有することが確認され、特に、GHG、デルフィニジン-3,5-O-ジグルコシド添加群で陽性対象であるPTBと比較してもより強いAGE分解促進作用を有することが確認された。
したがって、これらはAGE分解促進剤として有用であることが確認された。
本発明によるAGE産生抑制剤の配合例を示す。尚、下記配合例は、AGE産生抑制剤の代わりにAGE分解促進剤を配合してもよい。
配合例1:チューインガム
砂糖 53.0wt%
ガムベース 20.0
グルコース 10.0
水飴 16.0
香料 0.5
AGE産生抑制剤 0.5
100.0wt%
配合例2:グミ
還元水飴 40.0wt%
グラニュー糖 20.0
ブトウ糖 20.0
ゼラチン 4.7
水 9.68
ユズ果汁 4.0
ユズフレーバー 0.6
色素 0.02
AGE産生抑制剤 1.0
100.0wt%
配合例3:キャンディー
砂糖 50.0wt%
水飴 33.0
水 14.4
有機酸 2.0
香料 0.2
AGE産生抑制剤 0.4
100.0wt%
配合例4:ヨーグルト(ハード・ソフト)
牛乳 41.5wt%
脱脂粉乳 5.8
砂糖 8.0
寒天 0.15
ゼラチン 0.1
乳酸菌 0.005
AGE産生抑制剤 0.4
香料 微量
水 残余
100.0wt%
配合例5:清涼飲料
果糖ブドウ糖液糖 30.0wt%
乳化剤 0.5
AGE産生抑制剤 0.3
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
配合例6:錠菓
砂糖 76.4wt%
グルコース 19.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
AGE産生抑制剤 0.5
精製水 3.9
100.0wt%
配合例7:ソフトカプセル
玄米胚芽油 47.0wt%
ユズ種子油 40.0
乳化剤 12.0
AGE産生抑制剤 1.0
100.0wt%
配合例8:錠剤
乳糖 54.0wt%
結晶セルロース 30.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
AGE産生抑制剤 1.0
100.0wt%
配合例9:化粧クリーム
スクワラン 20.0wt%
ミツロウ 5.0
精製ホホバ油 5.0
グリセリン 5.0
グリセリンモノステアレート 2.0
ポリオキシエチレン(20)ソルビタン・
モノステアレート 2.0
AGE産生抑制剤 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
配合例10:化粧水
エタノール 5.0wt%
グリセリン 2.0
1、3-ブチレングリコール 2.0
ポリエチレンオレイルエーテル 0.5
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.1
AGE産生抑制剤 0.1
精製水 残余
100.0wt%
配合例11:ボディージェル
マカデミアナッツ油 2.0wt%
ミリスチン酸オクチルドデシル 10.0
メチルフェニルポリシロキサン 5.0
ベヘニルアルコール 3.0
ステアリン酸 3.0
バチルアルコール 1.0
モノステアリン酸グリセリル 1.0
テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット
2.0
水素添加大豆リン脂質 1.0
セラミド 0.1
パルミチン酸レチノール 0.1
防腐剤 適量
ツボクサエキス 1.0
AGE産生抑制剤 1.0
1、3-ブチレングリコール 5.0
精製水 残余
100.0wt%
配合例12:乳液
スクワラン 4.0wt%
ワセリン 2.5
セタノール 2.0
グリセリン 2.0
親油型モノステアリン酸グリセリン
1.0
ステアリン酸 1.0
L-アルギニン 1.0
AGE産生抑制剤 0.5
水酸化カリウム 0.1
香科 微量
精製水 残余
100.0wt%
配合例13:浴用剤(液状)
プロピレングリコール 50.0wt%
エタノール 20.0
硫酸ナトリウム 5.0
AGE産生抑制剤 0.5
ラノリン 0.5
アボガド油 0.5
色素 1.5
香料 22.0
100.0wt%
以上により、本発明は、新規なAGE産生抑制剤及びAGE分解促進剤を提供することができる。

Claims (2)

  1. 抽出物、桜抽出物、及びマキベリー抽出物、紫茶抽出物、クルミ抽出物、月見草抽出物、ザクロ抽出物、ヒシ抽出物、リンゴンベリー抽出物、ライチ抽出物、マンゴスチン抽出物、藤茶抽出物のうちの少なくとも1つを有効成分とするAGE産生抑制剤。
  2. 桜抽出物、ライチ抽出物、カフェオイルグルコース、紫茶抽出物、ケルセチングルコシド、1,2-di-Galloyl-4,6-Hexahydroxydiphenoyl-β-D-Glucose(GHG)、月見草抽出物、ヒシ抽出物、マキベリー抽出物、藤茶抽出物、デルフィニジン-3,5-グルコシド、のうちの少なくとも1つを有効成分とするAGE分解促進剤。


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