JP2024060725A - 情報処理システム - Google Patents

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英紀 加瀬澤
洋市 山村
夏来 西村
孝則 清水
耕平 津田
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Abstract

【課題】配送計画が示す経路の移動の途中で、移動体の電力又は燃料が尽きる事態の防止に寄与することを目的とする。【解決手段】ユーザによる移動体の運転の特性である運転特性に基づいて、前記ユーザの運転する前記移動体が配送計画で定められた経路を移動する場合に前記移動体により消費される電力又は燃料の少なくとも一方の量である消費量を決定する決定部と、前記消費量と、前記移動体に残っている前記少なくとも一方の量と、に基づいて、前記ユーザの運転する前記移動体により前記経路の移動が可能か否かを判断する判断部と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理システムに関する。
配送を支援する技術がある。特許文献1には、配送に用いられる電気トラックの移動にかかる消費電力を、交通情報を考慮し推定する技術が開示されている。
特開2019-135491号公報
移動体の運転のやり方によっても電力又燃料の消費が異なる場合がある。そのため、配送計画が定められた場合、移動体の運転手の運転のやり方によっては、配送の経路の途中で電力又は燃料が尽きてしまう事態が生じる。このような事態を防止することが要望されている。
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、配送計画が示す経路の移動の途中で、移動体の電力又は燃料が尽きる事態の防止に寄与することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の情報処理システムは、ユーザによる移動体の運転の特性である運転特性に基づいて、前記ユーザの運転する前記移動体が配送計画で定められた経路を移動する場合に前記移動体により消費される電力又は燃料の少なくとも一方の量である消費量を決定する決定部と、前記消費量と、前記移動体に残っている前記少なくとも一方の量と、に基づいて、前記ユーザの運転する前記移動体により前記経路の移動が可能か否かを判断する判断部と、を備える。
このように、情報処理システムは、移動体の運転手の運転特性に基づいて消費量を決定する。これにより、情報処理システムは、運転手の運転のやり方を考慮して、より精度よく配送計画における移動体の移動にかかる消費量を求めることができる。そして、情報処理システムは、このように求めた消費量と、移動体に残っている燃料又は電力の量と、に基づいて、移動体による配送計画が示す経路の移動が可能か否かを判断する。これにより、情報処理システムは、運転手の運転のやり方によって、配送計画が示す経路の移動の途中で、移動体の燃料又は電力が尽きるようであれば、配送に係る移動が可能でないと判断する。結果として、情報処理システムは、配送計画が示す経路の移動の途中で、移動体の電力又は燃料が尽きる事態の防止に寄与できる。
配送支援システムの構成を示す図である。 運転特性データを示す図である。 消費量データを示す図である。 配送計画が示す経路を説明する図である。 運転特性データの生成処理を示すフローチャートである。 消費量データの生成処理を示すフローチャートである。 判断処理を示すフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)配送支援システムの構成:
(2)情報処理システムの処理:
(3)他の実施形態:
(1)配送支援システムの構成:
図1は、配送支援システム1の構成を示す図である。配送支援システム1は、情報処理システム10と、複数の移動体20と、複数のユーザ端末30と、を備えている。
情報処理システム10は、ユーザの運転特性から、ユーザにより運転される移動体20が配送計画の示す経路を移動する場合に消費する電力又は燃料の量(以下では、消費量)を推定する。そして、情報処理システム10は、推定した消費量と移動体20に残っている電力又は燃料の量(以下では、残量)とに基づいて、移動体によるこの経路の移動が可能か否かを判断する。本実施形態では、情報処理システム10は、サーバ装置であるとするが、汎用コンピュータ、タブレット装置等の他のデバイスにより構成されてもよい。
移動体20は、配送に用いられる移動体であり、本実施形態では、バッテリーを動力源とする電気トラックである。そのため、本実施形態では、移動体20は、移動の際に、電力を消費する。すなわち、本実施形態では、消費量及び残量は、電力の量である。
ユーザ端末30は、移動体20の運転手であるユーザが携行する端末である。本実施形態では、ユーザ端末30は、タブレット装置であるとするが、スマートフォン等の他のデバイスであってもよい。
以下では、情報処理システム10及び移動体20のハードウェア構成について説明する。
情報処理システム10は、制御部110、記憶媒体120、通信部130、ユーザI/F140を備える。
制御部110は、プロセッサ、Random Access Memory(RAM)、Read Only Memory(ROM)等を備え、プロセッサにより各種プログラムを実行することで情報処理システム10を制御する。
記憶媒体120は、判断プログラム111等の各種プログラム、運転特性データ120a、消費量データ120b、配送計画データ120c、残量データ120d等の各種データを記憶する。本実施形態では、制御部110は、複数の移動体20の移動の際に計測された各種データから、運転特性データ120a、消費量データ120bを生成する。
運転特性データ120aは、配送に用いられる複数の移動体20の運転手になりうる複数のユーザそれぞれの運転特性を示すデータである。運転特性とは、ユーザによる移動体20の運転の特性であり、例えば、移動体の運転におけるユーザの操作の傾向等である。本実施形態では、運転特性は、加減速の頻度、急ブレーキの頻度、予め定められた種類の道路における移動速度である。ただし、例えば、運転特性は、ユーザによる移動体の操作の統計を複数のグループに分類し、そのいずれに属するか示す情報としてもよい。
図2に、本実施形態の運転特性データ120aの一例を示す。本実施形態では、運転特性データ120aは、ユーザ(運転手)のID(以下では、ユーザID)毎に、対応するユーザの運転特性が加減速多めであるか否か、急ブレーキ多めであるか否か、高速移動であるか否かを示すデータである。
ここで、加減速が多めとは、既定の単位期間(例えば、10分、1時間等)における加減速の頻度が既定の閾値(以下では、第1頻度閾値とする)以上であることを示す。第1頻度閾値は、任意であるが、例えば、以下のように求めてもよい。すなわち、予め実際に複数のユーザに移動体20を運転させ、運転中の加減速の頻度を計測する。そして、計測された頻度のうちの上位30%を含む頻度の範囲の最低値を、第1頻度閾値として求めてもよい。
なお、加減速の頻度は、単位期間内における、移動体20の加速度センサにより前方(移動体20の進行方向)、又は後方への予め定められた閾値(以下では、加速度閾値)以上の加速度が検知された回数から求まる。ただし、加減速の頻度は、既定の期間内における、移動体20におけるブレーキペダル、又はアクセルペダルの押し込みの回数から求められてもよい。
また、急ブレーキ多めとは、単位期間における急ブレーキの頻度が既定の閾値(以下では、第2頻度閾値とする)以上であることを示す。第2頻度閾値は、任意であるが、例えば、以下のように求めてもよい。すなわち、予め実際に複数のユーザに移動体20を運転させ、運転中の急ブレーキの頻度を計測する。そして、計測された頻度のうちの上位30%を含む頻度の範囲の最低値を、第2頻度閾値として求めてもよい。
なお、急ブレーキの頻度は、単位期間内における、急ブレーキの回数から求まる。急ブレーキの回数は、移動体20の加速度センサにより後方への加速度閾値以上の加速度が検知された回数と、回生ブレーキが行われた回数と、から求まる。回生ブレーキとは、移動体20のモータを発電機として作用させることで、運動エネルギーを電気エネルギーに変換させつつ行われるブレーキである。本実施形態では、移動体20は、急ブレーキの場合を除いて回生ブレーキを行う。移動体20の加速度センサにより後方への加速度閾値以上の加速度が検知された回数から回生ブレーキが行われた回数を引くことで、急ブレーキの回数が求まる。
また、高速移動とは、予め定められた種類の道路(以下では、特定道路)で、予め定められた閾値(以下では、速度閾値、例えば、100km/h等)以上の移動速度での移動を行うことを示す。本実施形態では、特定道路は、高速道路であるとするが、他の種類の道路であってもよい。なお、移動速度は、移動体20の速度センサにより検知されることで求まる。
消費量データ120bは、ユーザの運転特性及び移動体20の型番(型式番号)と、移動体20が各道路区間を移動する場合に消費する電力量と、の対応を示すデータである。図3に、本実施形態の消費量データ120bの一例を示す。本実施形態では、移動にかかる電力量は、移動体20のバッテリー容量に対する割合で示すが、ワット(W)×時間(h)の単位の物理量として示す等してもよい。
配送計画データ120cは、複数の移動体20それぞれを、どのような経路で移動させて、荷物の配送を行うか示すデータである。本実施形態では、配送計画データ120cは、情報処理システム10により公知の方法を用いて生成されているとする。ただし、制御部110は、人手により作成された配送計画の入力をユーザI/F140を介して受け付けて、配送計画データ120cとして記憶媒体120に記憶してもよい。
残量データ120dは、配送計画データ120cが示す配送を行う各移動体20のバッテリーに残っている電力の残りの量(残量)を示すデータである。制御部110は、各移動体20の残量の情報の入力をユーザI/F140を介して受け付け、受け付けた情報を残量データ120dとして記憶する。ただし、制御部110は、他の方法で残量データ120dを取得してもよい。例えば、制御部110は、配送計画データ120cが示す配送が行われる時点より前の時点(例えば、配送の前日の既定時点等)に、通信部130を介して、各移動体20に残量を通知するよう指示する。そして、制御部110は、指示に応じて各移動体20から送信された残量の情報を残量データ120dとして記憶してもよい。また、制御部110は、移動体20への充電態様(充電する量や時間)を制御することで、配送出発時点における残量を予測してもよい。
通信部130は、移動体20等の外部の装置との間で通信を行うための装置である。ユーザI/F140は、情報処理システム10のユーザとの間で情報の入出力を行うためのインターフェースである。ユーザI/F140は、ユーザからの情報の入力を受け付ける入力部(例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、マイク等)と、ユーザへの情報の提示に用いられる出力部(例えば、ディスプレイ、スピーカ等)と、を備える。
移動体20は、制御部210、記憶媒体220、通信部230、計測部240、位置計測部250、近距離通信部260を備える。
制御部210は、プロセッサ、RAM、ROM等を備え、プロセッサにより各種プログラムを実行することで移動体20を制御する。
記憶媒体220は、計測プログラム211等の各種プログラム、各種データを記憶する。通信部230は、情報処理システム10等の外部の装置との間で通信を行うための装置である。
計測部240は、移動体20の操作に関する既定の属性(以下では、運転属性とする)を計測するためのデバイスである。本実施形態では、運転属性は、移動体20の移動速度、移動体20と前方の移動体との距離(車間距離)、移動体20にかかる加速度、移動体20における回生ブレーキの使用である。計測部240は、速度センサ、車間距離センサ、加速度センサ、回生ブレーキ制御部を備える。本実施形態では、計測部240に含まれる車間距離センサは、ミリ波レーダーであり、ミリ波の光を前方に送信する送信部と、前の移動体から返ってきた光を受信する受信部と、を備える。車間距離センサは、送信部からの光の送信時点と、受信部による光の受信時点と、の差分から前の移動体との距離(車間距離)を求めて、制御部210に通知する。また、計測部240の車間距離センサは、他の方法で、車間距離を求めてもよい。例えば、車間距離センサは、周波数変調した連続波を送信し、送信した波と、前方の移動体から反射した波と、の周波数差から前方の移動体との距離を求めてもよい。
計測部240の回生ブレーキ制御部は、ユーザによるブレーキペダルの押し込みに応じて、回生ブレーキによる移動体の減速を行うよう制御する。本実施形態では、急激なブレーキペダルの押し込みが行われた場合(急ブレーキの場合)には、計測部240の回生ブレーキ制御部は、回生ブレーキを行わないよう制御する。
位置計測部250は、GNSS(Global Navigation Satellite System)の衛星から信号を受信し、受信した信号に基づいて、移動体20の位置を特定する。ただし、位置計測部250は、他の方法で、移動体20の位置を計測してもよい。例えば、位置計測部250は、GNSS衛星からの信号の他に、速度センサ、ジャイロセンサを併用して、これらのセンサによる計測値とGNSS衛星からの信号とを用いて、移動体20の位置を特定してもよい。近距離通信部260は、ユーザ端末30等の外部の装置との間で、近距離無線通信を行う。
続いて、情報処理システム10及び移動体20の機能構成について説明する。
情報処理システム10の制御部110は、判断プログラム111を実行することで、データ生成部111a、決定部111b、判断部111c、出力制御部111dとして機能する。
データ生成部111aは、運転特性データ120a、消費量データ120bを生成する機能である。
制御部110は、データ生成部111aの機能により、移動体20で移動の際に計測される各種データを、移動体20から取得する。本実施形態では、移動体20は、移動の際に、周期的に、計測部240、位置計測部250を介して、加速度、車間距離、回生ブレーキの使用、バッテリーの残り電力量、及び、移動体20の位置を計測する。そして、移動体20は、計測した各種データを、移動体20の運転手のユーザID、移動体20の型番、及び計測時点と対応付けて、情報処理システム10に送信する。以下では、ここで、送信されるデータを、通知データとする。移動体20は、移動の終了まで、各種データの計測と、計測したデータを含む通知データの情報処理システム10への送信と、を繰り返す。
制御部110は、複数の移動体20から通知データを取得すると、以下の処理を行う。
制御部110は、取得した通知データのうち、対応するユーザIDが同一のものを組としてまとめることで、取得した通知データを1つ以上の組に分割する。制御部110は、分割した組それぞれについて、以下の処理を行う。
すなわち、制御部110は、組に含まれる通知データが示す車間距離の情報に基づいて、対応するユーザIDが示すユーザが運転する移動体20の移動の際における車間距離の平均値を求める。以下では、ここで、求めた平均値を、平均車間距離とする。
また、制御部110は、組に含まれる通知データが示す加速度の情報に基づいて、対応するユーザIDのユーザが運転する移動体20が移動する場合の加減速の頻度を求める。より具体的には、制御部110は、組に含まれる通知データが示す検知された加減速(前方又は後方への加速度)の回数の合計を、組に含まれる通知データが示す移動の期間の合計で割った値を、加減速の頻度として求める。なお、制御部110は、通知データが示す移動の期間として、対応する通知データに含まれる時点情報が示す時点のうち、最も古い時点と最も新しい時点との差分を求める。
また、制御部110は、組に含まれる通知データが示す回生ブレーキの使用の情報に基づいて、対応するユーザIDのユーザが運転する移動体20の移動の際の回生ブレーキの頻度を特定する。より具体的には、制御部110は、組に含まれる通知データが示す回生ブレーキの使用の情報に基づいて、対応するユーザIDのユーザが運転する移動体20の移動の際に行われた回生ブレーキの回数を特定する。また、制御部110は、組に含まれる通知データが示す加速度の情報に基づいて、対応するユーザIDのユーザが運転する移動体20の移動の際に、移動体20に後方への加速度閾値以上の加速度が生じた回数を、ブレーキが行われた回数として特定する。制御部110は、ブレーキの回数から、回生ブレーキの回数を引いた値を、対応するユーザIDのユーザが運転する移動体20の移動の際に、急ブレーキが行われた回数として特定する。制御部110は、特定した急ブレーキの回数を、移動の期間で割った値を、急ブレーキの頻度として求める。
また、制御部110は、組に含まれる通知データが示す移動体20の位置と速度との情報に基づいて、特定道路(高速道路)に移動体20が存在している場合の移動体20の速度の情報を抽出する。そして、制御部110は、抽出した情報が示す速度の平均値を、特定道路における移動体20の移動速度として求める。
特定した加減速の頻度が第1頻度閾値以上であり、且つ、特定した平均車間距離が予め定められた閾値(以下では、距離閾値)以下である場合、移動体20と前方の移動体との車間距離が短く、加減速の回数が多くなっている。そこで、制御部110は、特定した加減速の頻度が第1頻度閾値以上、且つ、特定した平均車間距離が距離閾値以下である場合、移動体20の運転手(対応するユーザIDが示すユーザ)の運転特性を、加減速多めであると決定する。また、制御部110は、特定した加減速の頻度が第1頻度閾値未満、又は、特定した平均車間距離が距離閾値よりも大きい場合、移動体20の運転手の運転特性を、加減速多めでないと決定する。ただし、制御部110は、平均車間距離の値に関わらず、特定した加減速の頻度が第1頻度閾値以上である場合、移動体20の運転手の運転特性を、加減速多めと決定してもよい。
また、制御部110は、特定した急ブレーキの頻度が第2頻度閾値以上である場合、移動体20の運転手の運転特性を、急ブレーキ多めであると決定する。制御部110は、特定した急ブレーキの頻度が第2頻度閾値未満である場合、移動体20の運転手の運転特性を、急ブレーキ多めでないと決定する。
また、制御部110は、特定した移動体20の移動速度が速度閾値以上である場合、移動体20の運転手の運転特性を、高速移動であると決定する。また、制御部110は、特定した移動体20の移動速度が速度閾値未満である場合、移動体20の運転手の運転特性を、高速移動でないと決定する。
制御部110は、以上のようにして、運転手の加減速頻度、急ブレーキ頻度、移動速度に関する運転特性を決定する。
制御部110は、ユーザIDに応じて分割した組毎に、対応するユーザIDのユーザの運転特性を決定すると、決定した運転特性を、対応するユーザIDと対応付けて、運転特性データ120aとして記憶媒体120に記憶する。
続いて、消費量データ120bを生成する処理を説明する。
制御部110は、複数の移動体20から取得した通知データのうち、対応する移動体の型番が同じもの同士を組としてまとめることで、取得した通知データを1つ以上の組に分割する。ここで分割された組を、型番組とする。制御部110は、型番組それぞれについて、以下の処理を行う。
制御部110は、型番組に含まれる通知データそれぞれについて、以下の処理を行う。ここで、型番組に含まれる通知データに含まれるユーザIDが示すユーザの運転特性を、この通知データに対応する運転特性とする。なお、制御部110は、通知データに含まれるユーザIDが示すユーザの運転特性については、運転特性データ120aから、通知データに含まれるユーザIDに対応する運転特性を参照することで特定する。制御部110は、型番組に含まれる通知データのうち、対応する運転特性が同一の通知データ同士を組としてまとめることで、型番組に含まれる通知データを1つ以上の組に分割する。以下では、ここで分割された組を、特性組とする。
制御部110は、分割した特性組それぞれに基づいて、対応する運転特性で対応する型番の移動体20を運転する場合に各道路区間の移動にかかる消費量を特定する。より具体的には、制御部110は、分割した特性組それぞれについて、以下の処理を行う。
すなわち、制御部110は、特性組に含まれる通知データが示す移動体20の位置の推移と、地図情報と、から移動体20が通過した道路区間を特定する。そして、制御部110は、特定した道路区間それぞれについて、以下の処理を行う。すなわち、制御部110は、通知データから、移動体20が道路区間に入った時点におけるバッテリーの残り電力量と、移動体20が道路区間から出た時点におけるバッテリーの残り電力量と、を抽出する。そして、制御部110は、抽出した電力量の差分を、対応する型番の移動体20が対応する運転特性の運転手による運転で、この道路区間を移動するのにかかった電力量(消費量)として特定する。
制御部110は、型番組の通知データを分割した特性組それぞれについて、対応する運転特性の運転手により運転される対応する型番の移動体20が各道路区間を移動する場合の消費量を特定する。
制御部110は、以上のようにして、型番組それぞれについて、対応する型番の移動体20を各運転特性で運転する場合における各道路区間での消費量を特定する。制御部110は、特定した各道路区間についての消費量を、対応する移動体の型番及び運転特性と対応付けて、消費量データ120bとして記憶媒体120に記憶する。
以上がデータ生成部111aの説明である。
決定部111bは、ユーザの運転特性に基づいて、移動体20が配送計画データ120cの示す配送計画で定められた経路を移動する場合に移動体20により消費される電力の量である消費量を決定する機能である。
制御部110は、決定部111bの機能により、配送計画データ120cが示す配送計画で用いられる移動体20及び運転手となるユーザを特定する。以下では、ここで特定された移動体20、ユーザを、それぞれ配送移動体、配送ユーザとする。また、制御部110は、配送移動体及び配送ユーザごとに、以下の処理を行う。
制御部110は、運転特性データ120aから、配送ユーザの運転特性を取得する。より具体的には、制御部110は、運転特性データ120aから、配送ユーザIDに対応する運転特性を取得する。
また、制御部110は、消費量データ120bから、配送移動体の型番と、取得した運転特性と、に対応する各道路区間についての消費量を特定する。
また、制御部110は、配送計画から、配送ユーザが運転する配送移動体が配送の際に辿る経路を特定する。図4に、配送計画が示す経路の例を示す。図4の例では、ユーザAが運転する型番xxxの移動体20が地点Sを出発し、地点P1、地点P2、地点P3を順に辿り、地点Sに戻る経路をたどることが示されている。また、図4の例では、ユーザBが運転する型番yyyの移動体20が地点Sを出発し、地点P4、地点P5、地点P6を順に辿り、地点Sに戻る経路をたどることが示されている。制御部110は、特定した各道路区間の消費量から、特定した経路に含まれる各道路区間の消費量を抽出する。制御部110は、抽出した消費量の合計を、配送の際に配送ユーザが運転する配送移動体が移動するのにかかる消費量として決定する。
制御部110は、以上の処理により、配送移動体及び配送ユーザごとに、配送の際の移動にかかる消費量を特定する。
判断部111cは、決定部111bにより決定された配送ユーザが運転する配送移動体についての消費量と、配送移動体に残っている電力の量(残量)と、に基づいて、配送移動体による配送計画が示す経路の移動が可能か否かを判断する機能である。
制御部110は、判断部111cの機能により、配送移動体それぞれについて、残量データ120dから残量を取得する。制御部110は、配送移動体それぞれについて、取得した残量が、決定部111bにより決定された消費量以上であるか否かを判定する。制御部110は、取得した残量が、決定部111bにより決定された消費量以上であると判定した場合、対応する配送移動体による移動が可能であると判断する。また、制御部110は、取得した残量が、決定部111bにより決定された消費量に予め定められた閾値を足した値以上であると判定した場合、対応する配送移動体には、残量に余裕があると判断する。また、制御部110は、取得した残量が、決定部111bにより決定された消費量未満であると判定した場合、対応する配送移動体による移動が可能でないと判断する。
出力制御部111dは、判断部111cによる判断の結果に応じたアドバイスを示す情報を予め定められた出力先に出力する機能である。
制御部110は、出力制御部111dの機能により、判断部111cにより移動が可能でないと判断された配送移動体が存在する場合、以下の処理を行う。すなわち、制御部110は、この配送移動体による配送が可能でないことに応じたアドバイスの情報(テキスト情報等)を、ユーザI/F140に表示することで出力する。この場合に出力される情報としては、配送移動体による配送が可能でないことを示す情報、配送移動体を残量に余裕のある移動体20に変更することを促す情報、配送ユーザを消費量の少ない運転特性のユーザに変更することを促す情報等がある。
また、制御部110は、判断部111cにより残量に余裕があると判断された配送移動体について、残量に余裕があることに応じたアドバイスの情報(テキスト情報等)を、ユーザI/F140に表示することで出力する。この場合に出力される情報としては、配送移動体の残量に余裕があることを示す情報、配送移動体を移動が予定されている経路よりも長い経路の移動に用いることを促す情報、配送に用いられる移動体20についてぎりぎりまで残量を利用して配送効率を上げるために配送移動体又は配送ユーザを他の移動体20、他のユーザに変更することを促す情報等がある。
移動体20の制御部210は、計測プログラム211を実行することで、計測制御部211a、送信制御部211bとして機能する。
計測制御部211aは、ユーザによる移動体20の運転の開始に応じて、周期的に各種運転属性及び、位置の計測を行う機能である。本実施形態では、ユーザは、移動体20の運転を開始する場合、ユーザ端末30に対してユーザIDと移動体20の型番とを入力する。ユーザIDと移動体20の型番とを入力されたユーザ端末30は、入力された情報を移動体20に送信する。
制御部210は、計測制御部211aの機能により、近距離通信部260を介して、ユーザ端末30からユーザIDと、移動体20の型番と、を取得する。制御部210は、移動体20のイグニッションがオンになった場合に、ユーザの運転が開始されたとして、計測部240を介した車間距離、加速度、速度、回生ブレーキの使用の計測を開始する。また、制御部210は、位置計測部250を介した移動体20の位置の計測を開始する。その後、制御部210は、周期的に、車間距離、加速度、速度、回生ブレーキの使用、位置の計測を繰り返す。
送信制御部211bは、計測制御部211aにより計測された各種データを、情報処理システム10に送信する機能である。制御部210は、送信制御部211bの機能により、計測制御部211aにより計測された車間距離、加速度、速度、回生ブレーキの使用、及び位置を、計測時点、ユーザID及び移動体20の型番と対応付けて、通知データとして、情報処理システム10に送信する。なお、通知データの送信のタイミングは、任意であり、例えば、計測制御部211aによる計測が既定回数行われた時点、移動体20の移動が終わった時点(イグニッションがオフになった時点)等である。
以上、本実施形態の構成により、情報処理システム10は、移動体20の運転手の運転特性に基づいて消費量を決定する。これにより、情報処理システム10は、運転手の運転のやり方を考慮して、より精度よく配送計画における移動体20の移動にかかる消費量を求めることができる。そして、情報処理システム10は、このように求めた消費量と、移動体20の残量と、に基づいて、移動体20による配送計画が示す経路の移動が可能か否かを判断する。これにより、情報処理システム10は、運転主の運転のやり方によって、配送計画が示す経路の移動の途中で、移動体20の残量が尽きるようであれば、配送に係る移動が可能でないと判断する。結果として、情報処理システム10は、配送計画が示す経路の移動の途中で、移動体20の電力又は燃料が尽きる事態の防止に寄与できる。
また、情報処理システム10は、移動体20による配送計画が示す経路の移動が可能か否かの判断の結果に応じたアドバイスの情報を出力する。これにより、情報処理システム10は、判断の結果に応じた対処をユーザに促すことができる。
また、本実施形態では、運転特性は、高速道路における移動速度を含むとした。単位時間当たりに移動体20にかかる空気抵抗による負荷は、速度の3乗に比例する。そのため、移動速度が大きいほど、大きな空気抵抗がかかり、移動にかかる消費量も大きくなる。すなわち、高速道路における移動速度は、消費量に大きな相関を有する要素である。そのため、情報処理システム10は、高速道路における移動速度を含む運転特性を加味して、消費量を決定することで、より精度よく消費量を求めることができる。
また、本実施形態では、運転特性は、急ブレーキの頻度を含むとした。電気トラック等の電気で駆動する移動体において、急ブレーキが多いことは、それだけ回生ブレーキが使われず、バッテリーに供給される電力が少ないことを示す。そのため、電気トラックである移動体20において、急ブレーキの頻度は、消費量に大きな相関を有する要素である。情報処理システム10は、急ブレーキの頻度を含む運転特性を加味して、消費量を決定することで、より精度よく消費量を求めることができる。
(2)情報処理システムの処理:
図5、6を用いて、情報処理システム10が実行する運転特性データ120aの生成処理、及び消費量データ120bの生成処理を説明する。
制御部110は、複数の移動体20から通知データを取得した後で、処理の開始を指示されたタイミングで、図5の処理を開始する。
ステップS100において、制御部110は、データ生成部111aの機能により、複数の移動体20から送信された通知データを取得する。制御部110は、ステップS100の処理の終了後に、処理をステップS101に進める。
ステップS101において、制御部110は、データ生成部111aの機能により、ステップS100で取得した通知データのうち、対応するユーザIDが同一のものを組としてまとめることで、取得した通知データを1つ以上の組に分割する。制御部110は、ステップS101の処理の終了後に、処理をステップS102に進める。
ステップS102において、制御部110は、データ生成部111aの機能により、ステップS101で分割された組それぞれについて、以下の処理を行う。
すなわち、制御部110は、組に含まれる通知データが示す車間距離の情報に基づいて、対応するユーザIDのユーザが運転する移動体20の移動の際における車間距離の平均値(平均車間距離)を求める。
また、制御部110は、組に含まれる通知データが示す加速度の情報に基づいて、対応するユーザIDのユーザが運転する移動体20が移動する場合の加減速の頻度を求める。
また、制御部110は、組に含まれる通知データが示す回生ブレーキの使用の情報に基づいて、対応するユーザIDのユーザが運転する移動体20の移動の際の回生ブレーキの頻度を特定する。
また、制御部110は、組に含まれる通知データが示す移動体20の位置と速度との情報に基づいて、特定道路(高速道路)に移動体20が存在している場合の移動体20の速度の情報を抽出する。そして、制御部110は、抽出した情報が示す速度の平均値を、特定道路における移動体20の移動速度として求める。
制御部110は、特定した加減速の頻度が第1頻度閾値以上、且つ、特定した平均車間距離が距離閾値以下である場合、移動体20の運転手(対応するユーザIDが示すユーザ)の運転特性を、加減速多めであると決定する。また、制御部110は、特定した加減速の頻度が第1頻度閾値未満、又は、特定した平均車間距離が距離閾値よりも大きい場合、移動体20の運転手の運転特性を、加減速多めでないと決定する。
また、制御部110は、特定した急ブレーキの頻度が第2頻度閾値以上である場合、移動体20の運転手の運転特性を、急ブレーキ多めであると決定する。制御部110は、特定した急ブレーキの頻度が第2頻度閾値未満である場合、移動体20の運転手の運転特性を、急ブレーキ多めでないと決定する。
また、制御部110は、特定した移動体20の移動速度が速度閾値以上である場合、移動体20の運転手の運転特性を、高速移動であると決定する。また、制御部110は、特定した移動体20の移動速度が速度閾値未満である場合、移動体20の運転手の運転特性を、高速移動でないと決定する。
制御部110は、以上のようにして、同じユーザIDに対応する通知データの組ごとに、対応するユーザIDのユーザの運転特性を決定する。制御部110は、ステップS102の処理の完了後に、処理をステップS103に進める。
ステップS103において、制御部110は、データ生成部111aの機能により、ステップS102で決定された運転特性を、対応するユーザIDと対応付けて、運転特性データ120aとして記憶媒体120に記憶する。制御部110は、ステップS103の処理の完了後に、図5の処理を完了する。
制御部110は、複数の移動体20から通知データを取得した後で、処理の開始を指示されたタイミングで、図6の処理を開始する。
ステップS200において、制御部110は、データ生成部111aの機能により、複数の移動体20から送信された通知データを取得する。制御部110は、ステップS200の処理の終了後に、処理をステップS201に進める。
ステップS201において、制御部110は、データ生成部111aの機能により、ステップS200で取得した通知データを、対応する移動体の型番に応じて、1つ以上の組(型番組)に分割する。制御部110は、ステップS201の処理の終了後に、処理をステップS202に進める。
ステップS202において、制御部110は、データ生成部111aの機能により、ステップS201で分割した型番組それぞれについて、以下の処理を行う。
すなわち、制御部110は、型番組に含まれる通知データのうち、対応する運転特性が同一の通知データ同士を組としてまとめることで、型番組に含まれる通知データを1つ以上の組(特性組)に分割する。
制御部110は、分割した特性組それぞれに基づいて、対応する運転特性で対応する型番の移動体20を運転する場合に各道路区間の移動にかかる消費量を特定する。
制御部110は、型番組の通知データを分割した特性組それぞれについて、対応する運転特性の運転手により運転される対応する型番の移動体20が各道路区間を移動する場合の消費量を特定する。
制御部110は、以上のようにして、型番組それぞれについて、対応する型番の移動体20を各運転特性で運転する場合における各道路区間での消費量を特定する。制御部110は、ステップS202の処理の終了後に、処理をステップS203に進める。
ステップS203において、制御部110は、データ生成部111aの機能により、ステップS202で特定した各道路区間についての消費量を、対応する移動体の型番及び運転特性と対応付けて、消費量データ120bとして記憶媒体120に記憶する。制御部110は、ステップS203の処理の終了後に、図6の処理を完了する。
続いて、図7を用いて、情報処理システム10が実行する判断処理を説明する。
本実施形態では、制御部110は、情報処理システム10のユーザ(例えば、管理者)から処理の開始が指示されたタイミングで、図7の処理を開始する。
ステップS300において、制御部110は、決定部111bの機能により、配送計画データ120cに基づいて、配送計画データ120cが示す配送計画で用いられる移動体20(配送移動体)、及び、運転手となるユーザ(配送ユーザ)を特定する。制御部110は、ステップS300の処理の完了後に、処理をステップS301に進める。
ステップS301において、制御部110は、決定部111bの機能により、ステップS300で特定された配送移動体及び配送ユーザごとに以下の処理を行う。
すなわち、制御部110は、配送ユーザに対応する運転特性を取得する。また、制御部110は、消費量データ120bから、配送移動体の型番と、取得した運転特性と、に対応する各道路区間についての消費量を特定する。
また、制御部110は、配送計画から、配送ユーザが運転する配送移動体が配送の際に辿る経路を特定する。制御部110は、特定した各道路の消費量から、特定した経路に含まれる各道路区間の消費量を抽出する。制御部110は、抽出した消費量の合計を、配送の際に配送ユーザが運転する配送移動体が移動するのにかかる消費量として決定する。
制御部110は、以上の処理により、配送移動体及び配送ユーザごとに、配送の際の移動にかかる消費量を決定する。制御部110は、ステップS301の処理の完了後に、処理をステップS302に進める。
ステップS302において、制御部110は、判断部111cの機能により、配送移動体から1つを選択する。以下では、最新のステップS302で選択された配送移動体を、選択移動体とする。制御部110は、ステップS302の処理の完了後に、処理をステップS303に進める。
ステップS303において、制御部110は、判断部111cの機能により、残量データ120dから選択移動体の残量を取得する。そして、制御部110は、取得した残量が、ステップS301で決定された選択移動体に対応する消費量以上であるか否かを判定する。制御部110は、取得した残量が、選択移動体に対応する消費量以上であると判定した場合、選択移動体による配送が可能であると判断して、処理をステップS304に進める。また、制御部110は、取得した残量が、選択移動体に対応する消費量未満であると判定した場合、選択移動体による配送が可能でないと判断して、処理をステップS306に進める。
ステップS304において、制御部110は、判断部111cの機能により、選択移動体の残量が、ステップS301で決定された選択移動体に対応する消費量と予め定められた閾値との合計の値以上であるか否かを判定する。制御部110は、選択移動体の残量が、選択移動体に対応する消費量と予め定められた閾値との合計の値以上であると判定した場合、選択移動体の残量に余裕があると判断し、処理をステップS305に進める。制御部110は、選択移動体の残量が、選択移動体に対応する消費量と予め定められた閾値との合計の値未満であると判定した場合、処理をステップS307に進める。
ステップS305において、制御部110は、出力制御部111dの機能により、選択移動体について、残量に余裕があることに応じたアドバイスの情報(テキスト情報等)を、ユーザI/F140に表示することで出力する。制御部110は、ステップS305の処理の完了後に、処理をステップS307に進める。
ステップS306において、制御部110は、出力制御部111dの機能により、選択移動体による配送が可能でないことに応じたアドバイスの情報を、ユーザI/F140に表示することで出力する。制御部110は、ステップS306の処理の完了後に、処理をステップS307に進める。
ステップS307において、制御部110は、判断部111cの機能により、全ての配送移動体がステップS302で選択移動体として選択されたか否かを判定する。制御部110は、全ての配送移動体がステップS302で選択移動体として選択されたと判定した場合、図7の処理を完了する。また、制御部110は、配送移動体のうちステップS302で選択移動体として選択されていないものがあると判定した場合、処理をステップS302に進める。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば上述の実施形態を構成する各システムは、より多数の装置で構成されてもよい。このような例としては、図1に示す情報処理システム10がクラウドサーバによって実現される構成が挙げられる。さらに、より少数の装置によって情報処理システム10が実現されてもよい。さらに、情報処理システム10を構成する各部の少なくとも一部(例えば、データ生成部111a)が他の装置に実装されてもよい。また、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。
上述の実施形態では、移動体20は、電気トラックであるとした。ただし、移動体20は、電気で駆動する他の移動体(電気自動車等)であってもよい。また、移動体20は、電気で駆動する移動体と異なる移動体であってもよい。例えば、移動体20は、ガソリン車、ディーゼルトラック、燃料式の船舶等の他の移動体であってもよい。この場合、消費量、及び、残量は、燃料の量となる。
また、移動体20は、ハイブリッド車のように、電気及び燃料で駆動する移動体であってもよい。この場合、消費量、及び、残量は、燃料及び電力となる。この場合、制御部110は、運転特性毎に、各型番の移動体20で消費される燃料及び電力を計測し、消費量データ120bを生成してもよい。そして、制御部110は、配送計画で用いられる移動体について、対応する経路の移動にかかる燃料及び電力についての消費量を決定し、移動体の燃料の残量、電力の残量が、それぞれ決定した燃料の消費量、電力の消費量以上となる場合、この移動体による配送が可能であると判断してもよい。
上述の実施形態では、制御部110は、予め用意された消費量データ120bを参照することで、配送で移動体20が辿る経路の移動にかかる消費量であって、運転特性に応じた消費量を決定するとした。ただし、制御部110は、他の方法で、運転特性に応じた消費量を決定してもよい。
例えば、制御部110は、ステップS301で以下のようにしてもよい。ここで、移動体の型番ごとに、各道路区間の移動にかかる消費量の基準値の情報(基準値情報)が記憶媒体120に予め記憶されているとする。制御部110は、ステップS300で特定された配送移動体及び配送ユーザごとに以下の処理を行う。制御部110は、配送ユーザに対応する運転特性を取得する。そして、制御部110は、基準値情報に基づいて、配送移動体が配送にかかる経路(を構成する複数の道路区間)を移動する際の消費量の基準値の合計を求める。そして、制御部110は、求めた合計に、移動体20の運転手の運転特性に応じた係数を乗じることで、移動体20の運転手の運転特性に応じた消費量を決定してもよい。運転特性に応じた係数は、例えば、加減速多めの場合に加減速多めでない場合よりも大きくなり、急ブレーキ多めの場合に急ブレーキ多めでない場合よりも大きくなり、高速移動の場合に高速移動でない場合よりも大きくなるような値である。
また、上述の実施形態では、移動体20は、ユーザ端末30から移動体20の型番の情報を取得し、取得した型番の情報を、移動体で計測された各種データに対応付けて、通知データとして情報処理システム10に送信するとした。これにより、情報処理システム10は、移動体20の型番の情報と、移動体で計測された各種データと、を対応付けることができる。ただし、移動体20は、ユーザ端末30から移動体20の型番の情報を取得せずに、移動体20の型番の情報を情報処理システム10に送信しなくてもよい。
例えば、ユーザがどの移動体20を何時運転しているかを示す情報(以下では、運転情報とする)が記憶媒体120に記憶されているとする。この場合、情報処理システム10の制御部110は、運転情報から、通知データに含まれるユーザID及び計測時点に対応する移動体20を特定することで、通知データ内のデータと移動体の型番とを対応付けることができる。
上述の実施形態では、運転特性は、加減速の頻度、急ブレーキの頻度、特定道路における移動速度であるとした。ただし、運転特性は、これらのうちの少なくとも一部を含まなくてもよいし、他の特性を含んでもよい。
例えば、運転特性は、回生ブレーキの頻度を含んでもよい。この場合、制御部110は、通知データに基づいて、ユーザごとに、移動の期間における回生ブレーキの頻度を求めて、求めた頻度が既定の閾値以上であれば、運転特性を回生ブレーキ多めと判断してもよい。制御部110は、回生ブレーキの頻度を含む運転特性と、移動体20の型番と、各道路区間での消費量と、の対応情報を、消費量データ120bとして記憶してもよい。そして、制御部110は、この消費量データ120bに基づいて、配送移動体が配送の際に辿る経路についての消費量を決定してもよい。
電気トラック等の電気で駆動する移動体において、回生ブレーキが多いことは、それだけバッテリーに供給される電力が多くなることを示す。そのため、電気トラックである移動体20において、回生ブレーキの頻度は、消費量に大きな相関を有する要素である。情報処理システム10は、回生ブレーキの頻度を含む運転特性を加味して、消費量を決定することで、より精度よく消費量を求めることができる。
上述の実施形態では、制御部110は、通知データに基づいて、移動体20の運転手であるユーザの運転特性を特定した。なお、制御部110は、ユーザの運転特性を、道路区間ごとに求めてもよい。例えば、制御部110は、道路区間ごとに、車間距離、加減速の頻度、急ブレーキの頻度を求めて、求めた車間距離、加減速の頻度、急ブレーキの頻度に基づいて、ユーザの各道路区間における運転特性を決定してもよい。この場合、例えば、制御部110は、運転特性データ120aとして、ユーザIDと、各道路区間と、運転特性と、の対応情報を生成する。そして、制御部110は、ステップS301で消費量を求める際には、配送経路に含まれる道路区間ごとの消費量を以下のように取得する。すなわち、制御部110は、道路区間における配送ユーザの運転特性を求め、求めた運転特性と配送移動体の型番と道路区間に対応する消費量を、消費量データ120bから取得する。そして、制御部110は、取得した消費量の合計を、配送の際の配送移動体の移動にかかる消費量として求めてもよい。
ユーザにとって、運転に慣れた道路区間、慣れていない道路区間が生じうる。そのため、制御部110は、道路区間ごとの配送ユーザの運転特性を考慮することで、より精度よく、配送移動体の移動にかかる消費量を求めることができる。結果として、制御部110は、配送移動体による配送が可能か否かの判断の精度を向上できる。
以上のようなシステム及びプログラムは、単独の装置として実現される場合もあれば、複数の装置で共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、システムの一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても同様に考えることができる。
1…配送支援システム、10…情報処理システム、110…制御部、111…判断プログラム、111a…データ生成部、111b…決定部、111c…判断部、111d…出力制御部、120…記憶媒体、120a…運転特性データ、120b…消費量データ、120c…配送計画データ、120d…残量データ、130…通信部、140…ユーザI/F、20…移動体、210…制御部、211…計測プログラム、211a…計測制御部、211b…送信制御部、220…記憶媒体、230…通信部、240…計測部、250…位置計測部、260…近距離通信部、30…ユーザ端末

Claims (5)

  1. ユーザによる移動体の運転の特性である運転特性に基づいて、前記ユーザの運転する前記移動体が配送計画で定められた経路を移動する場合に前記移動体により消費される電力又は燃料の少なくとも一方の量である消費量を決定する決定部と、
    前記消費量と、前記移動体に残っている前記少なくとも一方の量と、に基づいて、前記ユーザの運転する前記移動体により前記経路の移動が可能か否かを判断する判断部と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記少なくとも一方は、電力である請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記運転特性は、回生ブレーキの頻度と、急ブレーキの頻度と、の少なくとも一方を含む請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記運転特性は、予め定められた種類の道路における前記移動体の移動速度を含む請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記判断部による判断の結果に応じたアドバイスを示す情報を予め定められた出力先に出力する出力制御部を更に備える請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理システム。
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