JP2024058997A - 多層配線基板及びその製造方法 - Google Patents

多層配線基板及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2024058997A
JP2024058997A JP2022166458A JP2022166458A JP2024058997A JP 2024058997 A JP2024058997 A JP 2024058997A JP 2022166458 A JP2022166458 A JP 2022166458A JP 2022166458 A JP2022166458 A JP 2022166458A JP 2024058997 A JP2024058997 A JP 2024058997A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic resin
layer
hole conductors
conductive layer
multilayer wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022166458A
Other languages
English (en)
Inventor
博明 児玉
千朗 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP2022166458A priority Critical patent/JP2024058997A/ja
Publication of JP2024058997A publication Critical patent/JP2024058997A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

【課題】従来の多層配線基板より、複数のスルーホール導体を含む回路のインダクタンスを大きくすることが可能な技術の開発が求められている。【解決手段】本開示の多層配線基板は、複数の磁性樹脂スリーブが貫通する基材層と、複数の磁性樹脂スリーブの内側を貫通する複数の第1のスルーホール導体と、複数の第1のスルーホール導体の端部同士を接続する中継配線を含む第1の導電層と、第1の導電層と基材層との間に積層されて、複数の磁性樹脂スリーブの端部に当接する第1の磁性樹脂層とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、複数のスルーホール導体を含む多層配線基板及びその製造方法に関する。
従来の多層配線基板として、コア基板を貫通する複数のスルーホール導体の端部同士が中継配線で接続されているものが知られている。この多層配線基板では、複数のスルーホール導体を含む回路のインダクタンスを大きくさせるために、各スルーホール導体を包囲する複数の磁性樹脂スリーブがコア基板に埋設されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-178095号公報(段落[0014]及び図1)
上記した従来の多層配線基板より、複数のスルーホール導体を含む回路のインダクタンスを大きくすることが可能な技術の開発が求められている。
本開示の多層配線基板は、複数の磁性樹脂スリーブが貫通する基材層と、前記複数の磁性樹脂スリーブの内側を貫通する複数の第1のスルーホール導体と、前記複数の第1のスルーホール導体の端部同士を接続する中継配線を含む第1の導電層と、を備える多層配線基板であって、前記第1の導電層と前記基材層との間に積層されて、前記複数の磁性樹脂スリーブの端部に当接する第1の磁性樹脂層を備える。
本開示の多層配線基板の製造方法は、磁性樹脂で満たされる複数の本体孔を有する基材層が用意され、前記複数の本体孔内の前記磁性樹脂に複数の第1のスルーホールが形成される穿孔工程と、前記複数の第1のスルーホールを貫通する複数の第1のスルーホール導体が形成されるスルーホール導体形成工程と、前記複数のスルーホール導体の端部同士を接続する中継配線を含む第1の導電層が形成される第1の導電層形成工程と、を有する多層配線基板の製造方法であって、前記穿孔工程の前に行われ、前記基材層の表裏に第1の磁性樹脂層が積層される第1の磁性樹脂層積層工程を有する。
本開示の一実施形態に係る多層配線基板の断面図 コア基板の拡大断面図 導電層の平面図 多層配線基板の製造方法を示す断面図 多層配線基板の製造方法を示す断面図 多層配線基板の製造方法を示す断面図 多層配線基板の製造方法を示す断面図 多層配線基板の製造方法を示す断面図 多層配線基板の製造方法を示す断面図 多層配線基板の製造方法を示す断面図
以下、図1~図10を参照して本開示の一実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態の多層配線基板10は、コア基板11と、その表裏の両面に積層される第1と第2のビルドアップ層12A,12Bとを有する。
第1と第2のビルドアップ層12A,12Bは、絶縁層15と導電層20とが交互に積層され、絶縁層15にビア導体21が形成されている。また、第1と第2のビルドアップ層12A,12Bの上には、導電層20に含まれる複数のパッド18に対応して複数の開口部17Hを有するソルダーレジスト層17が積層されている。それら複数のパッド18上には、複数の半田バンプ19が備えられている。
コア基板11は、例えば、絶縁層11K(本開示の「基材層」に相当。)と、その表裏の両側に積層される導電層13(本開示の「第1の導電層」に相当。)とを有する。絶縁層11Kは、複数の本体孔11Hを有し、それら複数の本体孔11Hを磁性樹脂スリーブ40が貫通している。複数の磁性樹脂スリーブ40は、断面円形(図3参照)で磁性を有する磁性樹脂41で構成され、両端面が絶縁層11Kの表裏の両面と略面一になっている。
磁性樹脂41は、磁性粉体を含む樹脂であり、本実施形態では、磁性粉体としては、例えば、酸化鉄、ニッケル、コバルト、又は、スズの何れか、若しくは、これらのうちの何れかを含む合金になっていて、樹脂は、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂が用いられている。
各磁性樹脂スリーブ40には、中心部にスルーホール31Hが形成され、その内面がスルーホール導体31(本開示の「第1のスルーホール導体」に相当。)で覆われている。スルーホール導体31は、膜状をなし、その内側に樹脂31Jが充填されて樹脂ポール31Pが形成されている。そして、本実施形態では、コア基板11に、複数のスルーホール導体31を一部に含むインダクタ34が形成されている。
具体的には、前述の複数のスルーホール導体31は、間隔をあけて一列に並べられ、それら複数のスルーホール導体31が直列接続されるように隣り合うスルーホール導体31同士を接続する中継配線33がコア基板11の表裏で交互に並べて設けられている。そして、これら複数のスルーホール導体31、及び、複数の中継配線33によりコア基板11を表裏で縫うように延びる矩形波状のインダクタ34が形成されている。
中継配線33は、前述した導電層13に形成され、図3に示されるように、樹脂ポール31Pの端面を覆う1対の中継ベース部33A(所謂、ランド)と、中継ベース部33A同士の間を連絡する連絡部33Bと、を備える。本実施形態の例では、中継ベース部33Aは、積層方向から見て磁性樹脂スリーブ40より一回り小さい円形をなし、中継ベース部33Aと連絡部33Bの一部とが磁性樹脂スリーブ40の上に配置されている。なお、中継配線33は、例えば、連絡部33Bの幅が中継ベース部33Aの直径と同じになっていて、中継ベース部33Aと連絡部33Bとの境目が分からない形状であってもよい。
なお、図1では、積層方向から見てインダクタ34が直線状に延びる例が示されているが、インダクタ34は、例えば、積層方向から見て波形状であってもよいし、円環状であってもよいし、渦巻状であってもよい。
また、絶縁層11Kには、磁性樹脂スリーブ40ではない部分に複数のスルーホール32Hが形成されている。そして、複数のスルーホール32Hの内面がスルーホール導体32(本開示の「第2のスルーホール導体」に相当。)で覆われると共に、スルーホール導体32の内側に樹脂ポール32Pが形成されている。図1に示す例では、一部のスルーホール導体32が、インダクタ34の延長線上に配置されて中継配線33を介してインダクタ34に接続されている。
なお、本実施形態では、絶縁層11K及びスルーホール導体31,32の内側の樹脂ポール31P,32Pは、何れも磁性を有しない樹脂であり、以下、適宜、「非磁性樹脂」と呼ぶ。
図1及び図2に示されるように、スルーホール導体31,32は、第1無電解メッキ層51Aと第1電解メッキ層51Bで構成されている。また、スルーホール導体31,32と接続する導電層13は、これら第1無電解メッキ層51A及び第1電解メッキ層51Bに加えて第2無電解メッキ層52Aと第2電解メッキ層52Bを備える4層で構成されている。
ところで、本実施形態では、スルーホール導体31,32によって、コア基板11の表裏の導電層13同士を連絡する回路13Kが形成され、回路13Kのインダクタンスを大きくするために、絶縁層11Kと導電層13との間に、本開示の「第1の磁性樹脂層」に相当する磁性樹脂層42が積層されている。
磁性樹脂層42は、磁性粒体を含む磁性樹脂41の例えば、フィルムで構成され、絶縁層11Kの全体に積層されている。そして、絶縁層11Kの表裏の両面の1対の磁性樹脂層42を複数のスルーホール導体31,32が貫通し、これらスルーホール導体31,32に接続される中継配線33を含む導電層13が磁性樹脂層42の上に積層されている。これにより、導電層13回りの磁気抵抗が低減されると共に、各スルーホール導体31,32回りの磁気抵抗が低減され、回路13Kのインダクタンスを大きくすることができる。
ここで、回路13Kに含まれるインダクタ34だけをみると、磁性樹脂層42が設けられていない場合には、中継配線33のうち1対の中継ベース33Aは磁性樹脂上(磁性樹脂スリーブ40上)に配置される一方、連絡部33Bは非磁性樹脂上に配置される。これに対し、本実施形態では、1対の中継ベース部33Aに加え、連絡部33Bについても磁性樹脂上(磁性樹脂層42上)に配置されるので、中継配線33回りの磁気抵抗が低減されると共に、中継ベース部33Aと連絡部33Bとの間の磁気抵抗の差が小さく抑えられる。これにより、インダクタ34のインダクタタンスを従来より大きくすることが可能になる。
なお、本実施形態のインダクタ34は、例えば、パワーインダクタであり、インダクタンスを大きくすることで従来より多くのエネルギーを蓄積することが可能になる。そして、例えば、電圧降下の際に、蓄積したエネルギーを電流として放出して補完することができる。
なお、本実施形態では、絶縁層11Kと、絶縁層11Kの表裏の両面の磁性樹脂層42と、各磁性樹脂層42上の導線層13とによりコア基板11が形成されている。
また、本実施形態では、導電層13の上に積層される絶縁層15が、磁性樹脂層43(本開示の「第2の磁性樹脂層」に相当。)にて構成されている。これにより、コア基板11の表裏の両側の導電層13が磁性樹脂層42,43で包囲され、さらに回路13Kのインダクタンスを大きくすることができると共に、インダクタ34のインダクタンスを大きくすることができる。
図1及び図2に示される本実施形態の例では、磁性樹脂層42,43は、互いに厚みが異なるが、厚みが同じであってもよい。また、磁性樹脂層42,43は、透磁率が同じであることが好ましいが、透磁率が異なっていてもよい。
なお、本実施形態では、第1及び第2のビルドアップ層12A,12Bの複数の絶縁層15のうち、磁性樹脂層43以外の絶縁層15Aは、例えば、ビルドアップ基板用の絶縁フィルム、プリプレグ等の磁性を有しない材料で構成されている。
本開示の多層配線基板10は、以下のように製造される。
(1)図4(A)に示されるように、複数のプリプレグが積層されている絶縁層11Kが用意される。
(2)図4(B)に示されるように、絶縁層11Kに、例えば、ドリル加工等によって複数の本体孔11Hが形成され、バリ取り研磨される。
(3)図4(C)に示されるように、本体孔11Hに磁性樹脂41のペーストが真空印刷により充填される。そして、磁性樹脂41の表裏の両端面が絶縁層11Kと面一になるように研磨され、複数の磁性樹脂スリーブ40が埋設されている絶縁層11Kになる。
(4)図5(A)に示されるように、複数の磁性樹脂スリーブ40が埋設されている絶縁層11Kの表裏の両面に磁性樹脂層42としての磁性樹脂フィルムが積層されて加熱プレスされる。なお、この工程が、本開示の「第1の磁性樹脂層積層工程」に相当する。
(5)スルーホール31H,32Hの形成にあたり、まず、スルーホール32Hを形成する穿孔工程が行われる。両面に磁性樹脂層42が積層されている絶縁層11Kに、例えば、ドリル加工等によって複数のスルーホール32Hが形成され(図5(B)参照)、デスミア処理される。このデスミア処理では、スミアが溶液(例えば、過マンガン酸カリウム)を用いて除去される。
(6)次いで、スルーホール31Hを形成する穿孔工程が行われる。上述した(5)の工程と同様に、ドリル加工等によって複数のスルーホール31Hが形成され(図5(C)参照)、デスミア処理される。このデスミア処理では、スミアが中圧水洗又は高圧水洗により除去される。
(7)次いで、無電解メッキ工程及び電解メッキ工程が行われ(本開示の「スルーホール導体形成工程」に相当。)、複数のスルーホール31H,32Hの内面と、磁性樹脂層42上とに、第1無電解メッキ層51A及び第1電解メッキ層51Bが積層され、スルーホール導体31,32が形成される(図6(A)参照)。なお、磁性樹脂スリーブ40の内面に形成されるスルーホール導体31の厚さは、非磁性樹脂上に形成されるスルーホール導体32の厚さより薄くなっている。
(8)図6(B)に示されるように、スルーホール導体31,32内に樹脂31J,32Jが充填され、樹脂31J,32Jの両端面がそれぞれ第1電解メッキ層51Bと面一になるように研磨される。これにより、樹脂ポール31P,32Pが形成される。
(9)次いで、無電解メッキ工程及び電解メッキ工程が行われる。すると、図6(C)に示されるように、第1電解メッキ層51B上と、樹脂ポール31P,32Pの露出面上(端面上)とに第2無電解メッキ層52A及び第2電解メッキ層52Bが形成される。
(10)次いで、図7(A)に示されるように、第2電解メッキ層52B上に所定パターンのエッチングレジスト60が形成される。
(11)エッチングレジスト60から露出する第1、第2の無電解メッキ層51A,52A及び第1、第2の電解メッキ層51B,52Bが除去され、次いでエッチングレジスト60が除去される。これにより、図7(B)に示されるように、磁性樹脂層42上に中継配線33を含む導電層13が形成される。これにより、コア基板11が得られる。なお、前述の(9)~(11)が、本開示の「第1の導電層形成工程」に相当する。
(12)図8(A)に示されるように、コア基板11の表裏の両側の導電層13上に、磁性樹脂層43としての磁性樹脂フィルムが積層されて加熱プレスされる。その際、導電層13のパターンの非形成部分が磁性樹脂フィルムにより埋められる。これにより、導電層13が磁性樹脂層42,43によって包囲される。なお、この工程が、本開示の「第2の磁性樹脂層積層工程」に相当する。
(13)コア基板11の表裏の両側の磁性樹脂層43上にレーザが照射されて、磁性樹脂層43を貫通するテーパー状の複数のビアホール21Hが形成され(図8(B)参照)、ビアホール21H内が洗浄(デスミア処理)される。このデスミア処理では、スミアが中圧水洗又は高圧水洗により除去される。
(14)図9(A)に示されるように、SAP法(Semi-Additive Process)により、磁性樹脂層42上に導電層20が形成されると共に、ビアホール21Hにビア導体21が形成される。なお、同図では、コア基板11のうち第1のビルドアップ層12A側のみが示され、以下、図10についても同様である。
(15)次いで、コア基板11の表裏の両側の導電層20上に、絶縁層15Aとしての絶縁フィルムが積層加熱プレスされる。その際、導電層13のパターンの非形成部分が絶縁フィルムにより埋められる。その後、上述した(13)及び(14)の工程と同様の工程が繰り返され、絶縁層15A上に導電層20が形成されると共にビア導体21が形成される(図9(B)参照)。
(16)図10(A)に示されるように、導電層20上に、ソルダーレジスト層17が積層される。次いで、図10(B)に示されるように、ソルダーレジスト層17の所定箇所に、例えば、レーザ加工やフォトリソグラフィ処理等により、開口17Hが形成される。そして、2層目の導電層20のうち開口17Hによりソルダーレジスト層17から露出した部分にパッド18が形成される。
(15)第1と第2のビルドアップ層12A,12Bのパッド18上に、半田バンプ19が形成される(図1参照)。以上で多層配線基板10が完成する。
本実施形態の多層配線基板10の構造及びその製造方法に関する説明は以上である。次に多層配線基板10の作用効果について説明する。本実施形態の多層配線基板によれば、絶縁層11Kと導電層13との間に磁性樹脂層42が備えられている。そして、磁性樹脂層42により、複数のスルーホール導体31を含む回路13Kのうち中継配線33を含む導電層13のインダクタンスを大きくすると共に、各磁性樹脂スリーブ40が磁性樹脂層42に接続されることで、各スルーホール導体31のインダクタンスも従来より大きくすることができる。これらにより、本実施形態の多層配線基板10によれば、複数のスルーホール導体31を含む回路13Kのインダクタンスを従来より大きくすることが可能になる。
また、本実施形態では、磁性樹脂層42が絶縁層11Kの全体に積層されているので、磁性樹脂スリーブ40でない部分に形成されている複数のスルーホール導体32についても、磁性樹脂層42によってインダクタンスを従来より大きくすることが可能になる。
さらに、本実施形態では、導電層13の上に磁性樹脂層43が積層されて、回路13K全体が磁性樹脂層42,43に包囲されているので、回路13K及びインダクタ34のインダクタンスをより大きくすることが可能になる。
ここで、本実施形態の回路13Kには、インダクタ34が含まれている。インダクタ34単体でみても、インダクタ34の一部を構成する複数の中継配線33の全域が磁性樹脂層42上に積層されると共に、磁性樹脂スリーブ40が磁性樹脂層42に接続されている。また、第1のビルドアップ層12Aの磁性樹脂層43と、第2のビルドアップ層12Bの磁性樹脂層43とによって、インダクタ34が包囲されている。これらにより、インダクタ34単体においてもインダクタンスを従来より大きくすることが可能になる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、磁性樹脂層42,43の両方を備えているが、例えば、磁性樹脂層42及び磁性樹脂層43の何れか一方のみを有する構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、磁性樹脂層42が絶縁層11Kの表裏の両面の全部に積層されているが、一部にのみ(例えば、インダクタ34に対応する部分のみ)積層されていてもよい。
(3)上記実施形態では、絶縁層11Kと導電層13との間に一層のみ磁性樹脂層42が積層されているが、絶縁層11Kと導電層13との間に複数層の磁性樹脂層42が積層されてもよい。また、磁性樹脂層43についても同様である。
(4)また、磁性樹脂層42は、複数の磁性樹脂スリーブ40の両端面に当接するように積層されていたが、例えば、絶縁層11Kのうち複数の磁性樹脂スリーブ40を設けていない部分に磁性樹脂層42が積層されていてもよい。この場合、磁性樹脂層42が表裏の両面に積層されている絶縁層11Kに複数の本体孔11Hが形成され、それら複数の本体孔11Hに磁性樹脂41が充填されて複数の磁性樹脂スリーブ40が形成されることで前述の複数の磁性樹脂スリーブ40を設けていない部分にのみ磁性樹脂層42が積層されていて多層配線基板10が形成される。
(5)絶縁層11Kに磁性樹脂層42を積層する際に、例えば、磁性樹脂層42の外側に銅箔を積層し、この銅箔と無電解メッキ層及び電解メッキ層とにより導電層13を形成してもよい。
(6)上記実施形態では、スルーホール導体31,32がコア基板11のみを貫通し、スルーホール導体31,32の端部がコア基板11上の導電層13に接続されているが、以下の構成であってもよい。具体的には、例えば、スルーホール導体が、第1と第2のビルドアップ層のコア基板から複数層目の絶縁層の間を貫通して形成され、その複数層目の絶縁層上に積層される導電層にスルーホール導体が接続されると共に、複数層目の絶縁層と、その上の導電層との間に磁性樹脂層を備える構成であってもよい。
(7)上記実勢形態では、本開示の技術が、コア基板11を貫通するスルーホール導体31,32を含む回路に適用されているが、例えば、絶縁層15を貫通する複数のビア導体21を含む回路に適用されていてもよい。
なお、本明細書及び図面には、特許請求の範囲に含まれる技術の具体例が開示されているが、特許請求の範囲に記載の技術は、これら具体例に限定されるものではなく、具体例を様々に変形、変更したものも含み、また、具体例から一部を単独で取り出したものも含む。
10 多層配線基板
11K,15 絶縁層
11H 貫通孔
12A,12B ビルドアップ層
13,20 導電層
13K 回路
31,32 スルーホール導体
31H,32H スルーホール
31J,32J 樹脂
31P,32P 樹脂ポール
33 中継配線
33A 中継ベース部
33B 連絡部
40 磁性樹脂スリーブ
42,43 磁性樹脂層

Claims (8)

  1. 複数の磁性樹脂スリーブが貫通する基材層と、
    前記複数の磁性樹脂スリーブの内側を貫通する複数の第1のスルーホール導体と、
    前記複数の第1のスルーホール導体の端部同士を接続する中継配線を含む第1の導電層と、を備える多層配線基板であって、
    前記第1の導電層と前記基材層との間に積層されて、前記複数の磁性樹脂スリーブの端部に当接する第1の磁性樹脂層を備える。
  2. 請求項1に記載の多層配線基板であって、
    前記第1の導電層の上に積層されて前記第1の磁性樹脂層に当接する第2の磁性樹脂層を備える。
  3. 請求項1に記載の多層配線基板であって、
    前記複数の第1のスルーホール導体は、前記複数の磁性樹脂スリーブの内面を覆う膜状をなしかつ、前記第1の導電層に含まれる導電膜と一体に形成されている。
  4. 請求項3に記載の多層配線基板であって、
    前記複数の第1のスルーホール導体の内側に複数の樹脂ポールを備え、
    前記中継配線には、前記複数の樹脂ポールの端面を覆う複数の中継ベース部と、前記中継ベース部同士の間を連絡する連絡部とが含まれる。
  5. 請求項1から4の何れか1の請求項に記載の多層配線基板であって、
    前記基材層のうち前記磁性樹脂スリーブが設けられていない部分を貫通する複数の第2のスルーホール導体を備える。
  6. 請求項1から4の何れか1の請求項に記載の多層配線基板であって、
    前記基材層の表裏の両側のそれぞれに、前記第1の導電層の上に積層される第2の磁性樹脂層を含むビルドアップ層が積層されている。
  7. 磁性樹脂で満たされる複数の本体孔を有する基材層が用意され、前記複数の本体孔内の前記磁性樹脂に複数の第1のスルーホールが形成される穿孔工程と、
    前記複数の第1のスルーホールを貫通する複数の第1のスルーホール導体が形成されるスルーホール導体形成工程と、
    前記複数の第1のスルーホール導体の端部同士を接続する中継配線を含む第1の導電層が形成される第1の導電層形成工程と、を有する多層配線基板の製造方法であって、
    前記穿孔工程の前に行われ、前記基材層の表裏に第1の磁性樹脂層が積層される第1の磁性樹脂層積層工程を有する。
  8. 請求項7に記載の多層配線基板の製造方法であって、
    前記第1の導電層上に第2の磁性樹脂層が積層される第2の磁性樹脂層積層工程を有する。
JP2022166458A 2022-10-17 2022-10-17 多層配線基板及びその製造方法 Pending JP2024058997A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022166458A JP2024058997A (ja) 2022-10-17 2022-10-17 多層配線基板及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022166458A JP2024058997A (ja) 2022-10-17 2022-10-17 多層配線基板及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024058997A true JP2024058997A (ja) 2024-04-30

Family

ID=90826995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022166458A Pending JP2024058997A (ja) 2022-10-17 2022-10-17 多層配線基板及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024058997A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4558776B2 (ja) 回路基板の製造方法
KR20060048664A (ko) 전자 부품 내장 기판의 제조 방법
KR20060086394A (ko) 3층 코어 내에 블라인드 비아를 텔레스코핑하는 장치 및방법
JP2007142403A (ja) プリント基板及びその製造方法
WO2018110437A1 (ja) 配線基板、多層配線基板、及び配線基板の製造方法
JP2009260204A (ja) プリント基板およびその製造方法
JP2017220502A (ja) インダクタ部品、インダクタ部品の製造方法
JP2008016817A (ja) 埋立パターン基板及びその製造方法
KR100349119B1 (ko) 인쇄회로기판 및 그 제조방법
US7278205B2 (en) Multilayer printed wiring board and production method therefor
KR100704920B1 (ko) 범프기판을 이용한 인쇄회로기판 및 제조방법
JP2013106034A (ja) プリント回路基板の製造方法
KR20000071696A (ko) 다층 배선판 및 그 제조 방법
JP2024058997A (ja) 多層配線基板及びその製造方法
JP4052434B2 (ja) 多層基板及びその製造方法
JP2002324962A (ja) インダクタ内蔵のプリント配線板及びその製造方法
US6492007B1 (en) Multi-layer printed circuit bare board enabling higher density wiring and a method of manufacturing the same
JPH11261236A (ja) 多層プリント配線板およびその製造方法
JP2000323841A (ja) 多層回路基板とその製造方法
US20070029109A1 (en) Multilayer printed wiring board and production method therefor
KR100754071B1 (ko) 전층 ivh 공법의 인쇄회로기판의 제조방법
KR100658972B1 (ko) 인쇄회로기판 및 그 제조방법
JP2006253372A (ja) 多層プリント配線基板とその製造方法
JPH0818228A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP4106592B2 (ja) 配線基板及びその製造方法