JP2024058402A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2024058402A
JP2024058402A JP2022165742A JP2022165742A JP2024058402A JP 2024058402 A JP2024058402 A JP 2024058402A JP 2022165742 A JP2022165742 A JP 2022165742A JP 2022165742 A JP2022165742 A JP 2022165742A JP 2024058402 A JP2024058402 A JP 2024058402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
magnetic tapes
magnetic
tape library
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022165742A
Other languages
English (en)
Inventor
美咲 大塚
豊 大石
理貴 近藤
優子 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2022165742A priority Critical patent/JP2024058402A/ja
Publication of JP2024058402A publication Critical patent/JP2024058402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】テープライブラリ間で磁気テープの移動を行う場合における移動候補となる磁気テープの選択を支援することができる情報処理装置、情報処理方法及びプログムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、第1のテープライブラリに収容されている磁気テープのうち、第1のテープライブラリとは異なる第2のテープライブラリに移動させる候補となる磁気テープである移動候補磁気テープを、当該磁気テープに記録されているデータの削除率に基づいて選択する。【選択図】図1

Description

開示の技術は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
複数の磁気テープが収容されるライブラリにおける磁気テープの搬送制御に関する技術として、以下の技術が知られている。特許文献1には、記録媒体としての大量の磁気テープを格納する倉庫と、磁気テープの再生記録機構、媒体収納棚及び媒体選択機構を備えた複数のライブラリ装置と、倉庫と複数のライブラリ装置の間で磁気テープを運搬する搬送機構とを備えた大容量磁気テープライブラリ装置が記載されている。
特開平4-106002号公報
複数のテープライブラリを備えたストレージシステムにおいては、運用中に新規のテープライブラリが追加される場合がある。この場合、新旧ライブラリにおいてデータのリバランスが行われる。リバランスは、例えば、既存のテープライブラリに収容されている磁気テープの一部を新規のテープライブラリに移動させることにより実現される。移動対象となる磁気テープは、新旧テープライブラリの使い分け、各テープライブラリにおける負荷、各テープライブラリにおいて使用可能な磁気テープの世代等を考慮して選択することが考えられるが、このような様々な観点に基づいて移動対象となる磁気テープを選択することを人手で行うことは容易ではない。
開示の技術は、上記した点に鑑みてなされたものであり、テープライブラリ間で磁気テープの移動を行う場合における移動候補となる磁気テープの選択を支援することを目的とする。
開示の技術に係る情報処理装置は、少なくとも1つのプロセッサを有する。プロセッサは、第1のテープライブラリに収容されている磁気テープのうち、第1のテープライブラリとは異なる第2のテープライブラリに移動させる候補となる磁気テープである移動候補磁気テープを、当該磁気テープに記録されているデータの削除率に基づいて選択する。
プロセッサは、データの削除率が閾値以上である磁気テープの少なくとも一部を移動候補磁気テープとして選択してもよい。プロセッサは、データの削除率が閾値未満である磁気テープの少なくとも一部を移動候補磁気テープとして選択してもよい。
プロセッサは、第1のテープライブラリに収容される空き容量が閾値未満の磁気テープの数と、第2のテープライブラリに収容される空き容量が閾値未満の磁気テープとの数との差が閾値以下となるように移動候補磁気テープを選択してもよい。プロセッサは、第1のテープライブラリに収容される磁気テープの世代と、第2のテープライブラリに収容される磁気テープの世代が所定の状態となるように、移動候補磁気テープを選択してもよい。プロセッサは、第1のテープライブラリの空きスロット数と、第2のテープライブラリの空きスロット数との関係が、第1及び第2のテープライブラリにおけるデータの記録速度に応じた関係となるように移動候補磁気テープを選択してもよい。
プロセッサは、移動候補磁気テープとして選択された磁気テープの識別情報を提示してもよい。プロセッサは、移動候補磁気テープとして選択された磁気テープの第1のテープライブラリから第2のテープライブラリへの移動を実行してもよい。
開示の技術に係る情報処理方法は、第1のテープライブラリに収容されている磁気テープのうち、第1のテープライブラリとは異なる第2のテープライブラリに移動させる候補となる磁気テープである移動候補磁気テープを、当該磁気テープに記録されているデータの削除率に基づいて選択する処理を情報処理装置が有する少なくとも1つのプロセッサが実行する、というものである。
開示の技術に係るプログラムは、第1のテープライブラリに収容されている磁気テープのうち、第1のテープライブラリとは異なる第2のテープライブラリに移動させる候補となる磁気テープである移動候補磁気テープを、当該磁気テープに記録されているデータの削除率に基づいて選択する処理を情報処理装置が有する少なくとも1つのプロセッサに実行させるためのプログラムである。
開示の技術によれば、テープライブラリ間で磁気テープの移動を行う場合における移動候補となる磁気テープの選択を支援することが可能となる。
開示の技術の実施形態に係るストレージシステムの構成の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係る管理情報の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 開示の技術の実施形態に係る移動候補磁気テープとして選択された磁気テープの識別情報の提示の態様の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係る処理の流れの一例を示すフローチャートである。 開示の技術の実施形態に係る処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、開示の技術の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与し、重複する説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、開示の技術の実施形態に係るストレージシステム1の構成の一例を示す図である。ストレージシステム1は、ネットワークを介してストレージシステム1に接続されるユーザ端末等の外部装置(図示せず)から保存要求があったデータを保存し、外部装置からデータの読み出し要求があった場合、要求されたデータを読み出して外部装置に送信する。ストレージシステム1は、データをオブジェクトの単位で扱うオブジェクトストレージシステムであってもよい。オブジェクトは、データ本体と、データ本体に関するメタデータとを含んで構成される。
ストレージシステム1は、情報処理装置10及びテープライブラリ20A及び20Bを有する。テープライブラリ20A及び20Bは、それぞれ、複数のスロット22及び少なくとも1台のテープドライブ21を備える。各スロット22には磁気テープ30が格納される。ユーザ端末等の外部装置から保存要求があったデータは、磁気テープ30に記録される。テープドライブ21は、情報処理装置10からの指示に基づいて、テープドライブ21に装填された磁気テープ30へのデータの記録(書き込み)及び磁気テープ30からのデータの読み出しを行う。磁気テープ30の例としては、LTO(Linear Tape-Open)テープが挙げられる。磁気テープ30に対してデータの記録又は読み出しを行う場合、対象の磁気テープ30がスロット22から取り出され、テープドライブ21に装填される。テープドライブ21に装填された磁気テープ30に対するデータの記録又は読み出しが完了すると、磁気テープ30は、テープドライブ21から取り出され、所定のスロット22に格納される。情報処理装置10は、磁気テープ30に対するデータの記録及び読み出しを制御する。
本実施形態において、テープライブラリ20Bはストレージシステム1に新たに導入されたものであり、テープライブラリ20Aはテープライブラリ20Bよりも前にストレージシステム1に導入されたものである。図1において、新規のテープライブラリ20Bの各スロット22には、磁気テープが未だ格納されていない状態が示されている。ストレージシステム1においてテープライブラリ20Bが新たに導入されると、テープライブラリ20Aとテープライブラリ20Bとの間でデータのリバランスが行われる。リバランスは、例えば、既存のテープライブラリ20Aに収容されている磁気テープ30の一部を新規のテープライブラリ20Bに移動させることにより実現される。移動対象となる磁気テープ30は、様々な観点に基づいて選択することが考えられるが、これを人手で行うことは容易ではない。情報処理装置10は、移動対象となる磁気テープ30の選択を支援する機能を有する。なお、テープライブラリ20Aは、開示の技術における第1のテープライブラリの一例である。テープライブラリ20Bは、開示の技術における第2のテープライブラリの一例である。
図2は、情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)101、一時記憶領域としてのRAM(Random Access Memory)102、及び不揮発性メモリ103を含む。また、情報処理装置10は、液晶ディスプレイ等の表示装置104、キーボード及びマウス等を含む入力装置105、ネットワークに接続されるネットワークインターフェース106及びテープドライブ21が接続される外部インターフェース107を含む。これらのハードウェアは、バス108に接続される。
不揮発性メモリ103は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。不揮発性メモリ103には、情報処理プログラム110及び管理情報120が格納されている。CPU101は、不揮発性メモリ103から情報処理プログラム110を読み出してRAM102に展開し、実行する。なお、情報処理装置10の例としては、サーバコンピュータ等が挙げられる。CPU101は、開示の技術における「プロセッサ」の一例である。
図3は、管理情報120の一例を示す図である。管理情報120は、既存のテープライブラリ20Aに収容されている磁気テープ30の各々を管理するための情報である。管理情報120は、テープライブラリ20Aに収容された磁気テープ30の各々について、当該磁気テープ30に記録されたデータの識別情報、当該磁気テープ30から削除されたデータの識別情報及びデータの削除率が、当該磁気テープ30の識別情報に対応付けられたものである。
なお、磁気テープ30に記録されたデータが削除されると、その磁気テープ30において、そのデータが削除されたことを示す情報が記録され、削除されたデータに対するアクセスが制限される。削除済みのデータは、物理的には削除されず磁気テープ30に残ったままとなる。管理情報120に含まれる削除率は、当該磁気テープ30に記録されたデータのうち、削除されたデータが占める割合である。すなわち、削除率Rは、当該磁気テープ30に記録されたデータの総サイズをAとし、当該磁気テープ30から削除されたデータの総サイズをBとした場合、下記の(1)式によって表すことができる。
R[%]=B/A×100 ・・・(1)
データの識別情報は、例えばUUID(Universally Unique Identifier)データを一意に特定するための情報である。磁気テープ30の識別情報は、磁気テープ30を一意に特定するための情報である。管理情報120は、磁気テープ30へのデータの記録及び磁気テープ30からのデータの削除が行われる度に更新される。情報処理装置10は、テープライブラリ20Aからテープライブラリ20Bに移動させる磁気テープ30の選択を、管理情報120を参照して選択する。
図4は、テープライブラリ20Aとテープライブラリ20Bとの間でデータのリバランスを行う場合の、情報処理装置10の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。情報処理装置10は、CPU101が情報処理プログラム110を実行することにより、取得部11、選択部12及び表示処理部13として機能する。
取得部11は、不揮発性メモリ103に格納されている管理情報120を取得する。選択部12は、取得部11によって取得された管理情報120に含まれる磁気テープ30毎のデータの削除率に基づいて、テープライブラリ20Aに収容されている磁気テープ30のうち、テープライブラリ20Bに移動させる候補となる磁気テープ30である移動候補磁気テープを選択する。具体的には、選択部12は、テープライブラリ20Aに収容されている磁気テープ30のうち、当該磁気テープ30に記録されているデータの削除率が閾値以上である少なくとも1つの磁気テープ30を移動候補磁気テープとして選択する。選択部12は、例えば、データの削除率が閾値以上である全ての磁気テープ30を移動候補磁気テープとして選択してもよい。また、選択部12は、データの削除率が閾値以上である予め定められた本数の磁気テープ30を移動候補磁気テープとして選択してもよい。また、選択部12は、データの削除率が閾値以上である磁気テープ30の数が、テープライブラリ20Aとテープライブラリ20Bとで同じになるように移動候補磁気テープを選択してもよい。
データの削除率が相対的に高い磁気テープは、将来的にレクラメーションの対象となり得る。レクラメーションは、磁気テープに削除データが散在する場合に、削除されたデータ以外の有効なデータを別の磁気テープに移行し、元の磁気テープを再利用可能な状態にする処理である。テープライブラリにおいてレクラメーションが実行されると、テープドライブ21の一部又は全部が占有されるので、レクラメーション実行中のテープライブラリにおいては、レクラメーション以外の処理(例えばデータの記録処理又は書き込み処理)が著しく停滞するおそれがある。データの削除率が閾値よりも高い磁気テープを移動対象磁気テープとして選択することで、レクラメーションの対象となり得る磁気テープを移動対象磁気テープとして選択することができる。レクラメーションの対象となり得る磁気テープ30を、既存のテープライブラリ20Aから新規のテープライブラリ20Bに移動することで、レクラメーションを新規のテープライブラリ20Bに分担させることができる。これにより、レクラメーションが既存のテープライブラリ20Aに集中することが回避され、テープライブラリ20Aにおいてレクラメーション以外の処理が著しく停滞する状況が発生するリスクを抑制することが可能となる。
表示処理部13は、移動候補磁気テープとして選択された磁気テープ30の識別情報を表示装置104に表示させる処理を行う。表示処理部13は、図5に例示するように、移動候補磁気テープとして選択された磁気テープ30の識別情報の一覧を表示装置104の表示画面に表示させる処理を行う。
図6は、CPU101が、情報処理プログラム110を実行することによって実施される処理の流れの一例を示すフローチャートである。情報処理プログラム110は、例えば、ユーザが入力装置105を操作することによって処理の開始を指示した場合に実行される。
ステップS1において、取得部11は、不揮発性メモリ103に格納されている管理情報120を取得する。
ステップS2において、選択部12は、ステップS1において取得された管理情報120に含まれる磁気テープ毎のデータの削除率に基づいて、テープライブラリ20Aに収容されている磁気テープ30のうち、テープライブラリ20Bに移動させる候補となる磁気テープである移動候補磁気テープを選択する。具体的には、選択部12は、テープライブラリ20Aに収容されている磁気テープ30のうち、データの削除率が閾値以上である少なくとも1つの磁気テープを移動候補磁気テープとして選択する。
ステップS3において、表示処理部13は、ステップS2において移動候補磁気テープとして選択された磁気テープ30の識別情報を表示装置104に表示させる処理を行う。
以上のように、開示の技術の実施形態に係る情報処理装置10は、既存のテープライブラリ20Aに収容されている磁気テープ30のうち、新規のテープライブラリ20Bに移動させる候補となる磁気テープである移動候補磁気テープを、当該磁気テープに記録されているデータの削除率に基づいて選択する。具体的には、情報処理装置10は、データの削除率が閾値以上である磁気テープの少なくとも一部を、移動候補磁気テープとして選択する。情報処理装置10は、移動候補磁気テープとして選択された磁気テープ30の識別情報を表示装置104に表示させることにより、これをユーザに提示する。
本実施形態に係る情報処理装置10によれば、レクラメーションの対象となり得る磁気テープ30を移動対象磁気テープとして選択することができる。レクラメーションの対象となり得る磁気テープ30を新規のテープライブラリ20Bに移動することで、レクラメーションをテープライブラリ20Bに分担させることが可能となる。これにより、レクラメーションが既存のテープライブラリ20Aに集中することが回避され、テープライブラリ20Aにおいてレクラメーション以外の処理が著しく停滞する状況が発生するリスクを抑制することが可能となる。このように、本実施形態に係る情報処理装置10によれば、テープライブラリ間で磁気テープの移動を行う場合における移動候補となる磁気テープの選択を支援することが可能となる。
なお、本実施形態においては、データの削除率が閾値以上である磁気テープの少なくとも一部を、移動候補磁気テープとして選択する場合を例示したが、開示の技術は、この態様に限定されない。選択部12は、データの削除率が閾値未満である磁気テープの少なくとも一部を、移動候補磁気テープとして選択してもよい。これにより、レクラメーションの対象となりにくい磁気テープを移動対象磁気テープとして選択することができる。換言すれば、レクラメーションの対象となり得る磁気テープを既存のテープライブラリ20Aに残すように、移動対象磁気テープを選択することができる。レクラメーションの対象となり得る磁気テープを既存のテープライブラリ20Aに残すことで、レクラメーションを既存のテープライブラリ20Aに集中させ、新規のテープライブラリ20Bにレクラメーション以外の処理(例えばデータの記録又は読み出し)を特化して行わせることが可能となる。
また、本実施形態においては、磁気テープ30毎のデータの削除率が管理情報120に含まれている場合を例示したが、情報処理装置10が磁気テープ30毎のデータの削除率を導出してもよい。この場合、磁気テープ30毎のデータの削除率が管理情報120に含まれることを要しない。
また、本実施形態においては、既存の1台のテープライブラリ20Aから新規の1台のテープライブラリ20Bに磁気テープ30を移動する場合を例示したが、既存の2台以上のテープライブラリから新規の2台以上のテープライブラリに磁気テープを移動する場合にも開示の技術を適用することが可能である。
また、情報処理装置10は、移動候補磁気テープの選択のみならず、移動候補磁気テープとして選択された磁気テープ30の移動を実行してもよい。図7は、情報処理装置10は、磁気テープ30の移動を実行する場合における処理の流れの一例を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートにおいて、ステップS4及びS5の処理が、図6に示すフローチャートに対して追加されている。
CPU101は、ステップS4において、既存のテープライブラリ20Aから新規のテープライブラリ20Bに移動させる磁気テープ30の指定を受け付ける。ユーザは、ステップS3において表示装置104に表示された移動候補磁気テープとして選択された磁気テープ30の識別情報を参照した上で、既存のテープライブラリ20Aから新規のテープライブラリ20Bに移動させる磁気テープ30の指定を行うことが可能である。ユーザは、移動候補磁気テープとして選択された磁気テープ30とは異なる磁気テープ30を移動対象として指定したり、移動候補磁気テープとして選択された磁気テープ30を移動対象から除外したりすることが可能である。
ステップS5において、CPU101は、ステップS4において受け付けた指定に基づいて、既存のテープライブラリ20Aから新規のテープライブラリ20Bへの磁気テープ30の移動指示をテープライブラリ20Aに送信する。テープライブラリ20Aは、情報処理装置10から磁気テープ30の移動指示を受信すると、当該移動指示に係る移動対象の磁気テープ30をメールスロット(図示せず)に排出する。
[第2の実施形態]
上記した第1の実施形態に係る情報処理装置10は、移動候補磁気テープを、当該磁気テープ30に記録されているデータの削除率に基づいて選択するものであった。これに対して、第2の実施形態に係る情報処理装置10において、選択部12は、テープライブラリ20Aに収容される空き容量が閾値未満の磁気テープ30の数と、テープライブラリ20Bに収容される空き容量が閾値未満の磁気テープ30との数との差が閾値以下となるように移動候補磁気テープを選択する。
具体的には、選択部12は以下の処理を行う。選択部12は、テープライブラリ20Aに収容されている磁気テープ30の各々について、空き容量を特定する。空き容量の特定は、例えば、管理情報120に基づいて行うことが可能である。次に、選択部12は、テープライブラリ20Aに収容されている磁気テープ30のうち、空き容量が閾値未満の磁気テープ30を特定する。次に、選択部12は、空き容量が閾値未満の磁気テープ30のうちの半数を、移動候補磁気テープとして選択する。
空き容量が閾値未満の磁気テープ30は、データ記録用の磁気テープとして使用することができない。データ記録用の磁気テープとして使用することができない磁気テープが、一部のテープライブラリに偏在していると、他の一部のテープライブラリにおいて、データの記録処理が集中する。テープライブラリ20Aに収容される空き容量が閾値未満の磁気テープ30の数と、テープライブラリ20Bに収容される空き容量が閾値未満の磁気テープ30との数との差が閾値以下となるように移動候補磁気テープを選択することで、一方のテープライブラリにおいてデータの記録処理が集中することを回避することが可能となる。
なお、選択部12は、第2の実施形態に係る「空き容量に基づく移動候補磁気テープの選択」を、第1の実施形態に係る「データの削除率に基づく移動候補磁気テープの選択」に代えて行ってもよし、これに併せて行ってもよい。
[第3の実施形態]
上記した第1の実施形態に係る情報処理装置10は、移動候補磁気テープを、当該磁気テープ30に記録されているデータの削除率に基づいて選択するものであった。これに対して、第3の実施形態に係る情報処理装置10において、選択部12は、テープライブラリ20Aに収容される磁気テープ30の世代と、テープライブラリ20Bに収容される磁気テープ30の世代が所定の状態となるように移動候補磁気テープを選択する。
例えば、選択部12は、相対的に古い世代の磁気テープ(例えばLTO7)と、相対的に新しい世代(例えばLTO8)の磁気テープの数の比が、テープライブラリ20Aとテープライブラリ20Bとの間で同じになるように移動候補磁気テープを選択してもよい。磁気テープ30へのデータの記録及び磁気テープ30からのデータの読み出しに関する性能は、磁気テープ30の世代毎に異なる。相対的に古い世代の磁気テープと、相対的に新しい世代の磁気テープの数の比が、テープライブラリ20Aとテープライブラリ20Bとの間で同じになるように移動候補磁気テープを選択することで、これらのテープライブラリの性能を均一にすることが可能となる。
また、例えば、相対的に古い世代のテープドライブ21がテープライブラリ20Aに設けられ、相対的に新しい世代のテープドライブ21がテープライブラリ20Bに設けられている場合には、テープライブラリ20Bにおいて、相対的に新しい世代の磁気テープ30の比率が高くなるように移動候補磁気テープを選択してもよい。
なお、選択部12は、第3の実施形態に係る「磁気テープの世代に基づく移動候補磁気テープの選択」を、第1の実施形態に係る「データの削除率に基づく移動候補磁気テープの選択」に代えて行ってもよし、これに併せて行ってもよい。
[第4の実施形態]
上記した第1の実施形態に係る情報処理装置10は、移動候補磁気テープを、当該磁気テープ30に記録されているデータの削除率に基づいて選択するものであった。これに対して、第4の実施形態に係る情報処理装置10において、選択部12は、テープライブラリ20Aの空きスロット数と、テープライブラリ20Bの空きスロット数との関係が、各テープライブラリにおけるデータの記録速度に応じた関係となるように移動候補磁気テープを選択する。
例えば、テープライブラリ20Aにおいて、単位時間当たりN本の磁気テープ30へのデータの記録が可能であり、テープライブラリ20Bにおいて、単位時間当たりN本の磁気テープ30へのデータの記録が可能であるものとする。この場合、テープライブラリ20Aにおける空きスロット数E及びテープライブラリ20Bにおける空きスロット数Eが、下記の(2)式を満たすように移動候補磁気テープを選択する。
:E=N:N ・・・(2)
データの記録速度が相対的に高いテープライブラリにおいては、収容される磁気テープ30の増加速度は相対的に高くなり、したがって空きスロットが埋まる速度が相対的に高くなる。テープライブラリ20Aの空きスロット数と、テープライブラリ20Bの空きスロット数との関係が、各テープライブラリにおけるデータの記録速度に応じた関係となるように移動候補磁気テープを選択することで、各テープライブラリにおいて、適切な数の空きスロットを確保することが可能となる。例えば、一方のテープライブラリにおいて全ての空きスロットが埋まり、他方のテープライブラリにおいて多数の空きスロットが存在するといった状況が発生することを回避することが可能となる。
なお、選択部12は、第4の実施形態に係る「空きスロット数に基づく移動候補磁気テープの選択」を、第1の実施形態に係る「データの削除率に基づく移動候補磁気テープの選択」に代えて行ってもよし、これに併せて行ってもよい。また、選択部12は、第1乃至第4の実施形態に係る移動候補磁気テープの選択を、適宜組み合わせて実施してもよい。
上記の各実施形態において、例えば、取得部11、選択部12及び表示処理部13といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System on Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
また、上記実施形態では、情報処理プログラム110が不揮発性メモリ103に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。情報処理プログラム110は、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、情報処理プログラム110は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
以上の第1乃至第4の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
少なくとも1つのプロセッサを有する情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
第1のテープライブラリに収容されている磁気テープのうち、前記第1のテープライブラリとは異なる第2のテープライブラリに移動させる候補となる磁気テープである移動候補磁気テープを、当該磁気テープに記録されているデータの削除率に基づいて選択する
情報処理装置。
(付記2)
前記プロセッサは、データの削除率が閾値以上である磁気テープの少なくとも一部を前記移動候補磁気テープとして選択する
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記プロセッサは、データの削除率が閾値未満である磁気テープの少なくとも一部を前記移動候補磁気テープとして選択する
付記1に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記プロセッサは、前記第1のテープライブラリに収容される空き容量が閾値未満の磁気テープの数と、前記第2のテープライブラリに収容される空き容量が閾値未満の磁気テープとの数との差が閾値以下となるように前記移動候補磁気テープを選択する
付記1から付記3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(付記5)
前記プロセッサは、前記第1のテープライブラリに収容される磁気テープの世代と、前記第2のテープライブラリに収容される磁気テープの世代が所定の状態となるように、前記移動候補磁気テープを選択する
付記1から付記4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(付記6)
前記プロセッサは、前記第1のテープライブラリの空きスロット数と、前記第2のテープライブラリの空きスロット数との関係が、前記第1及び第2のテープライブラリにおけるデータの記録速度に応じた関係となるように前記移動候補磁気テープを選択する
付記1に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記プロセッサは、前記移動候補磁気テープとして選択された磁気テープの識別情報を提示する
付記1から付記6のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(付記8)
前記プロセッサは、前記移動候補磁気テープとして選択された磁気テープの前記第1のテープライブラリから前記第2のテープライブラリへの移動を実行する
付記1から付記7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(付記9)
第1のテープライブラリに収容されている磁気テープのうち、前記第1のテープライブラリとは異なる第2のテープライブラリに移動させる候補となる磁気テープである移動候補磁気テープを、当該磁気テープに記録されているデータの削除率に基づいて選択する
処理を情報処理装置が有する少なくとも1つのプロセッサが実行する情報処理方法。
(付記10)
第1のテープライブラリに収容されている磁気テープのうち、前記第1のテープライブラリとは異なる第2のテープライブラリに移動させる候補となる磁気テープである移動候補磁気テープを、当該磁気テープに記録されているデータの削除率に基づいて選択する
処理を情報処理装置が有する少なくとも1つのプロセッサに実行させるためのプログラム。
1 ストレージシステム
10 情報処理装置
11 取得部
12 選択部
13 表示処理部
20A、20B テープライブラリ
21 テープドライブ
22 スロット
30 磁気テープ
101 CPU
102 RAM
103 不揮発性メモリ
104 表示装置
105 入力装置
106 ネットワークインターフェース
107 外部インターフェース
108 バス
110 情報処理プログラム
120 管理情報

Claims (10)

  1. 少なくとも1つのプロセッサを有する情報処理装置であって、
    前記プロセッサは、
    第1のテープライブラリに収容されている磁気テープのうち、前記第1のテープライブラリとは異なる第2のテープライブラリに移動させる候補となる磁気テープである移動候補磁気テープを、当該磁気テープに記録されているデータの削除率に基づいて選択する
    情報処理装置。
  2. 前記プロセッサは、データの削除率が閾値以上である磁気テープの少なくとも一部を前記移動候補磁気テープとして選択する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、データの削除率が閾値未満である磁気テープの少なくとも一部を前記移動候補磁気テープとして選択する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、前記第1のテープライブラリに収容される空き容量が閾値未満の磁気テープの数と、前記第2のテープライブラリに収容される空き容量が閾値未満の磁気テープとの数との差が閾値以下となるように前記移動候補磁気テープを選択する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、前記第1のテープライブラリに収容される磁気テープの世代と、前記第2のテープライブラリに収容される磁気テープの世代が所定の状態となるように、前記移動候補磁気テープを選択する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、前記第1のテープライブラリの空きスロット数と、前記第2のテープライブラリの空きスロット数との関係が、前記第1及び第2のテープライブラリにおけるデータの記録速度に応じた関係となるように前記移動候補磁気テープを選択する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記プロセッサは、前記移動候補磁気テープとして選択された磁気テープの識別情報を提示する
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記プロセッサは、前記移動候補磁気テープとして選択された磁気テープの前記第1のテープライブラリから前記第2のテープライブラリへの移動を実行する
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 第1のテープライブラリに収容されている磁気テープのうち、前記第1のテープライブラリとは異なる第2のテープライブラリに移動させる候補となる磁気テープである移動候補磁気テープを、当該磁気テープに記録されているデータの削除率に基づいて選択する
    処理を情報処理装置が有する少なくとも1つのプロセッサが実行する情報処理方法。
  10. 第1のテープライブラリに収容されている磁気テープのうち、前記第1のテープライブラリとは異なる第2のテープライブラリに移動させる候補となる磁気テープである移動候補磁気テープを、当該磁気テープに記録されているデータの削除率に基づいて選択する
    処理を情報処理装置が有する少なくとも1つのプロセッサに実行させるためのプログラム。
JP2022165742A 2022-10-14 2022-10-14 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム Pending JP2024058402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022165742A JP2024058402A (ja) 2022-10-14 2022-10-14 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022165742A JP2024058402A (ja) 2022-10-14 2022-10-14 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024058402A true JP2024058402A (ja) 2024-04-25

Family

ID=90790368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022165742A Pending JP2024058402A (ja) 2022-10-14 2022-10-14 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024058402A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2021171683A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2024058402A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
WO2022172549A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
US20220382479A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing program
US20230064391A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing program
US20230177010A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing program
US20230185764A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing program
US20220406329A1 (en) Information processing device, information processing method, and information processing program
WO2022172721A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
US20230048156A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing program
US20230047128A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing program
WO2022163078A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
EP4202717A1 (en) Information processing device, information processing method, and information processing program
US20230051963A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing program
WO2021171815A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
WO2022168405A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
US20230186945A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing program
WO2022176345A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
US20230065229A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing program
EP4141639A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing program
WO2022168448A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2023063950A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
US20240094935A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and information processing program
WO2022176344A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2024056514A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム