JP2024058399A - フットウェア - Google Patents

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Abstract

【課題】三次元メッシュ構造体からなるソール本体を接着剤を用いずに組み込むことができるフットウェアを提供する。【解決手段】フットウェア1Aは、アウトソール部11を含むシェル10と、これに装着され、フットベッド部21を含むソール本体20とを備える。フットベッド部21は、その周面に達するように三次元メッシュ構造体からなる緩衝部21aを含む。アウトソール部11の内側面に被係合部14が設けられ、上記周面に対応する部分の緩衝部21aに係合部23が設けられ、これらのうちの一方が突部にて構成され、他方が窪み部または孔部のいずれかからなる欠除部にて構成される。突部が欠除部に係合してこれによって接地面12aと交差する方向に挟み込まれることで装着状態が維持され、緩衝部21aのうちの係合部23を規定する部分を少なくとも含む領域の占積率が、局所的に高められる。【選択図】図11

Description

本発明は、サンダルや靴等に代表されるようなフットウェアに関する。
たとえば、特開2018-187363号公報(特許文献1)には、三次元積層造形法によって製作されたフットウェアのソールが開示されている。当該公報に開示のソールは、立体格子構造を単位構造とする三次元メッシュ構造体にて構成されている。
特開2018-187363号公報
三次元メッシュ構造体は、これを製作する製造上の制約から材料選択の自由度が低く、またその表面に無数の孔が位置しているため、ソールの全体を三次元メッシュ構造体にて構成した場合には、接地面における耐久性を確保することが困難になる。
これを解決する一つの手法としては、上記特許文献1に開示されるように、ソールを、ソール本体と、当該ソール本体の下面を覆うことで接地面を規定するアウトソールとに分けて構成し、ソール本体を三次元メッシュ構造体にて構成するとともに、アウトソールを耐久性に優れた部材にて構成することが想定される。その場合に、ソール本体にアウトソールを固定する手法としては、一般的な接着固定が適用できることになるが、環境負荷の低減を図る観点からは、接着剤を用いない他の固定方法を採用することが望まれる。
したがって、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、三次元メッシュ構造体からなるソール本体を接着剤を用いずに組み込むことができるフットウェアを提供することを目的とする。
本発明に基づくフットウェアは、接地面が設けられたアウトソール部および着用者の足の足甲を覆うフットカバー部を少なくとも含むシェルと、上記シェルに着脱自在に取付けられるとともに、上記シェルに装着された装着状態において着用者の足の足裏を支持するフットベッド部を含むソール本体とを備えている。上記アウトソール部は、上記装着状態において上記フットベッド部の周面を覆う内側面と、上記装着状態において上記フットベッド部の下面を覆う上底面とを含んでいる。上記フットベッド部は、当該フットベッド部の上記周面に達するように弾性体からなる単一の部材にて構成された緩衝部を含んでおり、当該緩衝部は、三次元メッシュ構造体からなる。上記アウトソール部の上記内側面には、被係合部が設けられているとともに、上記緩衝部のうちの上記フットベッド部の上記周面に対応する部分には、上記被係合部に係合する係合部が設けられている。上記被係合部および上記係合部のうちの一方は、上記接地面と略平行な方向に向けて突出する突部にて構成されているとともに、上記被係合部および上記係合部のうちの他方は、上記接地面と略平行な方向に向けて窪んだ窪み部または上記接地面と略平行な方向に向けて貫通する孔部のいずれかからなる欠除部にて構成されている。上記本発明に基づくフットウェアにあっては、上記突部が上記欠除部に係合することで上記突部が上記欠除部によって上記接地面と交差する方向において挟み込まれることにより、上記装着状態が維持されるように構成されているとともに、上記緩衝部のうちの上記係合部を規定する部分を少なくとも含む領域の占積率が、局所的に高められている。
本発明によれば、三次元メッシュ構造体からなるソール本体を接着剤を用いずに組み込むことができるフットウェアとすることができる。
実施の形態1に係るフットウェアの斜視図である。 図1に示すフットウェアの平面図である。 図1に示すシェルの斜視図である。 図1に示すシェルの平面図である。 図1に示すシェルの図4中に示すV-V線に沿った模式断面図である。 図1に示すソール本体を右斜め上方前方側から見た斜視図である。 図1に示すソール本体を左斜め下方後方側から見た斜視図である。 図1に示すソール本体の平面図である。 図1に示すソール本体を外足側から見た側面図である。 図6に示すソール本体の図3に示すシェルへの装着方法を説明するための模式図である。 図1に示すフットウェアの図2中に示すXIA-XIA線に沿った模式断面図およびその要部を拡大した要部拡大断面図である。 図1に示すフットウェアの図2中に示すXII-XII線に沿った模式断面図である。 第1変形例に係るフットウェアの要部拡大断面図である。 第2変形例に係るソール本体のうちの占積率が局所的に高められた領域を説明するための斜視図である。 第3変形例に係るソール本体のうちの占積率が局所的に高められた領域を説明するための斜視図である。 第4ないし第11変形例に係るフットウェアの要部拡大断面図である。 第12ないし第18変形例に係るフットウェアの要部拡大断面図である。 第19ないし第23変形例に係るソール本体の模式図である。 第24ないし第29変形例に係るソール本体の模式図である。 第30変形例に係るフットウェアの底面図である。 実施の形態2に係るフットウェアの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るフットウェアを右斜め上方前方側から見た斜視図であり、図2は、図1に示すフットウェアの平面図である。まず、これら図1および図2を参照して、本実施の形態に係るフットウェア1Aの概略的な構成について説明する。
図1および図2に示すように、フットウェア1Aは、シェル10およびソール本体20を備えている。フットウェア1Aは、ソール本体20が後述するようにシェル10に装着された装着状態で使用されるものである。
フットウェア1Aの使用時においては、着用者の足裏が、ソール本体20の上面上に配置されることになる。そのため、ソール本体20は、シェル10と着用者の足裏とによって挟み込まれることになり、これによってソール本体20は、着用者の足を支持することになる。
図2に示すように、フットウェア1Aは、平面視した場合に、着用者の足の足長方向に合致する前後方向(図2における図中上下方向)に沿って、着用者の足の足趾部および踏付け部を支持する前足部R1と、着用者の足の踏まず部を支持する中足部R2と、着用者の足の踵部を支持する後足部R3とに区画される。
また、フットウェア1Aは、平面視した場合に、着用者の足の足幅方向に合致する左右方向(図中における左右方向)に沿って、足のうちの解剖学的正位における正中側(すなわち正中に近い側)に対応する内足側の部分(図中に示すS1側の部分)と、足のうちの解剖学的正位における正中側とは反対側(すなわち正中に遠い側)に対応する外足側の部分(図中に示すS2側の部分)とに区画される。
なお、後述するフットウェア1Aの上下方向とは、偏平な形状を有するアウトソール部11の後述する基部12の厚み方向(すなわち、図5における図中上下方向)、および、ソール本体20の厚み方向(すなわち、図9における図中上下方向)に合致する方向を意味しており、より特定的には、上述した着用者の足の足長方向に合致する方向である前後方向ならびに上述した着用者の足の足幅方向に合致する方向である左右方向の双方に直交する方向である。
図3は、図1に示すシェルを右斜め上方前方側から見た斜視図であり、図4は、図1に示すシェルの平面図である。図5は、図4中に示すV-V線に沿ったシェルの模式断面図である。次に、これら図3ないし図5ならびに前述の図1および図2を参照して、本実施の形態に係るシェル10の詳細な構成について説明する。
図1ないし図5に示すように、シェル10は、接地面12a(図5参照)が設けられたアウトソール部11と、着用者の足の足甲を覆うフットカバー部15とを含んでいる。
アウトソール部11は、偏平な形状を有する基部12と、基部12の周縁から立設された周壁部13とを有している。基部12の下底面は、地面や床面等に接地する接地面12aを規定する。基部12の上底面12bと、周壁部13の内側面13aとは、それぞれ装着状態において後述するソール本体20のフットベッド部21の下面と周面22(図6等参照)とを覆う。
フットカバー部15は、着用者の足の足甲を覆う部位であり、アウトソール部11の上方に位置している。本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいては、フットカバー部15は、ストラップ状(すなわち帯状)の形状の部位を2つ有している。
フットカバー部15は、前後方向に沿って見た場合に、概ね山なりの形状を有することとなるように左右方向に沿って延在している。フットカバー部15の一端は、周壁部13の内足側に位置する部分に接続されており、フットカバー部15の他端は、周壁部13の外足側に位置する部分に接続されている。
これにより、フットカバー部15よりも後方に位置する部分の周壁部13とフットカバー部15の後端とによって履き口16が形成されるとともに、アウトソール部11とフットカバー部15との間に中空部が設けられることになる。そのため、ソール本体20の装着状態において、履き口16を介して中空部に着用者の足が挿入されることにより、フットウェア1Aの着用が可能になる。
基部12には、その接地面12aを規定する部分と、上底面12bを規定する部分とに達する複数の貫通孔12cが設けられている。これら複数の貫通孔12cは、フットウェア1Aの使用時における通気性を確保する目的で設けられたものであるが、その詳細については後述することとする。なお、本実施の形態においては、2つの貫通孔12cが基部12に設けられている。
2つの貫通孔12cは、フットウェア1Aの使用状態において比較的空気の滞留しやすい部分である、足幅方向における中央部に位置しかつ着用者の足の踏みつけ部に対応する部分と踵部に対応する部分とにそれぞれ配置されている。
アウトソール部11の周壁部13の内側面13aには、被係合部14が複数設けられている。本実施の形態にあっては、前側被係合部14a、後側被係合部14b、内足側被係合部14cおよび外足側被係合部14dの合計で4つの被係合部14が設けられている。
図3および図5に示すように、前側被係合部14aは、アウトソール部11の前側部分に設けられており、より詳細には、前足部R1の前端部のうちの周壁部13の内側面13aに位置している。前側被係合部14aは、アウトソール部11の接地面12aと略平行な方向に沿ってシェル10の内側に向けて突出する突部にて構成されており、内側面13aの周方向に沿って延在している。当該突部は、上下方向における内側面13aの略中央部に位置している。前側被係合部14aは、ソール本体20に設けられた後述する前側係合部23aに係合する部位である。
後側被係合部14bは、アウトソール部11の後側部分に設けられており、より詳細には、後足部R3の後端部のうちの周壁部13の内側面13aに位置している。後側被係合部14bは、接地面12aと略平行な方向に沿ってシェル10の内側に向けて突出する突部にて構成されており、内側面13aの周方向に沿って延在している。当該突部は、上下方向における内側面13aの略中央部に位置している。後側被係合部14bは、ソール本体20に設けられた後述する後側係合部23bに係合する部位である。
内足側被係合部14cは、アウトソール部11の内足側の部分に設けられており、より詳細には、前足部R1と中足部R2との境界を跨ぐ部分であってかつ左右方向における内足側(すなわちS1側)の部分のうちの周壁部13の内側面13aに位置している。内足側被係合部14cは、接地面12aと略平行な方向に沿って周壁部13を貫通する欠除部としての孔部にて構成されており、内側面13aの周方向に沿って延在している。内足側被係合部14cは、ソール本体20に設けられた後述する内足側係合部23cに係合する部位である。
外足側被係合部14dは、アウトソール部11の外足側の部分に設けられており、より詳細には、前足部R1と中足部R2との境界を跨ぐ部分であってかつ左右方向における外足側(すなわちS2側)の部分のうちの周壁部13の内側面13aに位置している。外足側被係合部14dは、接地面12aと略平行な方向に沿って周壁部13を貫通する欠除部としての孔部にて構成されており、内側面13aの周方向に沿って延在している。外足側被係合部14dは、ソール本体20に設けられた後述する外足側係合部23dに係合する部位である。
これら複数の被係合部14と、ソール本体20に設けられた後述する複数の係合部23とが係合することにより、ソール本体20をシェル10に対して強固に固定することが可能になるが、この点については後において詳述することとする。
シェル10は、可撓性を有していれば基本的にどのような材料によって構成されていてもよいが、適度な強度を有していることが好ましい。当該観点から、シェル10は、樹脂材料またはゴム材料にて構成されていることが好ましい。より具体的には、シェル10を樹脂製とする場合には、たとえばエチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド系熱可塑性エラストマ(TPA、TPAE)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリエステル系熱可塑性エラストマー(TPEE)とすることができる。一方、シェル10をゴム製とする場合には、たとえばブタジエンゴムとすることができる。
シェル10の製作方法は、特にこれが制限されるものではなく、たとえば射出成形や注型成形、あるいは三次元積層造形装置を用いた造形によって製作することができる。
図6および図7は、それぞれ図1に示すソール本体を右斜め上方前方側および左斜め下方後方側から見た斜視図である。図8は、図1に示すソール本体の平面図であり、図9は、図1に示すソール本体を外足側から見た側面図である。次に、これら図6ないし図9ならびに前述の図1および図2を参照して、本実施の形態に係るソール本体20の詳細な構成について説明する。
図1、図2、図6ないし図9に示すように、ソール本体20は、偏平な形状を有しており、その平面視した場合における外形は、アウトソール部11の基部12および周壁部13によって規定される空間の外形に概ね合致している。ソール本体20は、単一の部材からなる三次元メッシュ構造体にて構成されており、光造形方式の三次元積層造形法にて製作される。
ソール本体20は、シェル10に着脱自在に取付けられるものであり、装着状態において着用者の足の足裏を支持するフットベッド部21を含んでいる。フットベッド部21は、その周面22および下面に達するように、弾性体からなる単一の部材にて構成された緩衝部21aを含んでいる。
フットベッド部21の周縁部は、その厚み方向の高さが、当該周縁部に対応する部分のアウトソール部11の周壁部13の高さよりも大きくなるように構成されている。そのため、図1に示すように、装着状態において、フットベッド部21の周縁部の上端部が、アウトソール部11の周壁部13の上端部よりも上方に位置することになり、これによりフットベッド部21の周面22の上端部分が外部に露出する。
このように構成することにより、フットウェア1Aに優れた意匠性を付与できることとなる。また、アウトソール部11の周壁部13は、適度な強度を有しかつ上方に向けて立設されたものであるため、これが着用者の足裏に接触した場合には、足当たりの低下を招来するおそれがある。この点、柔軟性を有するフットベッド部21の周縁部の上端部がアウトソール部11の周壁部13の上端部よりも上方に位置することにより、着用者の足裏が周壁部13に直接接触することが防止できるため、結果として足当たりを向上させることが可能になる。なお、必ずしも装着状態においてフットベッド部21の周面22の上端部分が外部に露出している必要はなく、当該周面がアウトソール部11の周壁部13によって完全に覆われるように構成してもよい。
図1、図6ないし図9に示すように、緩衝部21aのうちのフットベッド部21の周面22に対応する部分には、係合部23が複数設けられている。本実施の形態にあっては、前側係合部23a、後側係合部23b、内足側係合部23cおよび外足側係合部23dの合計で4つの係合部23が設けられている。
前側係合部23aは、フットベッド部21の前側部分に設けられており、より詳細には、前足部R1の前端部のうちの周面22に位置している。前側係合部23aは、ソール本体20の内側に向けて窪んだ欠除部としての窪み部にて構成されており、周面22の周方向に沿って延在している。当該窪み部は、上下方向における周面22の略中央部に位置している。これにより、装着状態においては、前側係合部23aは、アウトソール部11の接地面12aと略平行な方向に沿ってシェル10の内側に向けて窪んだ状態で位置することになる。前側係合部23aは、アウトソール部11に設けられた前側被係合部14aに係合する部位である。
後側係合部23bは、フットベッド部21の後側部分に設けられており、より詳細には、後足部R3の後端部のうちの周面22に位置している。後側係合部23bは、ソール本体20の内側に向けて窪んだ欠除部としての窪み部にて構成されており、周面22の周方向に沿って延在している。当該窪み部は、上下方向における周面22の略中央部に位置している。これにより、装着状態においては、後側係合部23bは、アウトソール部11の接地面12aと略平行な方向に沿ってシェル10の内側に向けて窪んだ状態で位置することになる。後側係合部23bは、アウトソール部11に設けられた後側被係合部14bに係合する部位である。
内足側係合部23cは、フットベッド部21の内足側の部分に設けられており、より詳細には、前足部R1と中足部R2との境界を跨ぐ部分であってかつ左右方向における内足側(すなわちS1側)の部分のうちの周面22に位置している。内足側係合部23cは、ソール本体20の外側に向けて突出した突部にて構成されており、周面22の周方向に沿って延在している。これにより、装着状態においては、内足側係合部23cは、アウトソール部11の接地面12aと略平行な方向に沿って外側に向けて突出した状態で位置することになる。内足側係合部23cは、アウトソール部11に設けられた内足側被係合部14cに係合する部位である。なお、内足側係合部23cの突出方向に沿って見た場合の当該内足側係合部23cの外形は、孔部にて構成された内足側被係合部14cの外形に概ね合致している。
外足側係合部23dは、フットベッド部21の外足側の部分に設けられており、より詳細には、前足部R1と中足部R2との境界を跨ぐ部分であってかつ左右方向における外足側(すなわちS2側)の部分のうちの周面22に位置している。外足側係合部23dは、ソール本体20の外側に向けて突出した突部にて構成されており、周面22の周方向に沿って延在している。これにより、装着状態においては、外足側係合部23dは、アウトソール部11の接地面12aと略平行な方向に沿って外側に向けて突出した状態で位置することになる。外足側係合部23dは、アウトソール部11に設けられた外足側被係合部14dに係合する部位である。なお、外足側係合部23dの突出方向に沿って見た場合の当該外足側係合部23dの外形は、孔部にて構成された外足側被係合部14dの外形に概ね合致している。
これら内足側係合部23cおよび外足側係合部23dがフットウェア1Aの外側表面に露出することにより、フットウェア1Aに優れた意匠性を付与できることとなる。また、これらの突出方向に沿って見た場合の外形をカスタマイズ可能にすること等により、着用者の趣向に合わせた意匠性が付与されたフットウェア1Aとすることができる。
図6および図8に示すように、フットベッド部21の上面には、指掛け用の突条部24が設けられている。突条部24は、前足部R1に対応する部分の上記上面のうち、着用者の足の足趾部と踏付け部との間に対応する部位の足裏を支持する領域に配置されており、左右方向に沿って延在するとともに、その一部が前後方向に分岐して延在している。
なお、突条部24の形状としては、上述した如くの形状に限られず、種々変更が可能である。たとえば、これを左右方向に沿って延在する部分のみを有するように構成してもよいし、これを左右方向に沿って延在する部分から分岐して前後方向に延在する部分を足趾の間の数に合わせて4つ設けるようにしてもよい。
ソール本体20の材質としては、特にこれが制限されるものではないが、光造形方式の三次元積層造形法にて造形が可能な材質であるとともに、造形後のソール本体20が相応の柔軟性、伸び性、耐久性、弾性力、安定性等を有することとなるように、樹脂材料またはゴム材料であることが好ましい。より具体的には、ソール本体20を樹脂製とする場合には、たとえばポリオレフィン樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリアミド系熱可塑性エラストマ(TPA、TPAE)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ポリエステル系熱可塑性エラストマー(TPEE)とすることができる。一方、ソール本体20をゴム製とする場合には、たとえばブタジエンゴム(BR)とすることができる。
ソール本体20は、ポリマー組成物にて構成することもできる。その場合にポリマー組成物に含有させるポリマーとしては、たとえばオレフィン系エラストマやオレフィン系樹脂等のオレフィン系ポリマーが挙げられる。オレフィン系ポリマーとしては、たとえばポリエチレン(たとえば直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)等)、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体、プロピレン-1-ヘキセン共重合体、プロピレン-4-メチル-1-ペンテン共重合体、プロピレン-1-ブテン共重合体、エチレン-1-ヘキセン共重合体、エチレン-4-メチル-ペンテン共重合体、エチレン-1-ブテン共重合体、1-ブテン-1-ヘキセン共重合体、1-ブテン-4-メチル-ペンテン、エチレン-メタクリル酸共重合体、エチレン-メタクリル酸メチル共重合体、エチレン-メタクリル酸エチル共重合体、エチレン-メタクリル酸ブチル共重合体、エチレン-メチルアクリレート共重合体、エチレン-エチルアクリレート共重合体、エチレン-ブチルアクリレート共重合体、プロピレン-メタクリル酸共重合体、プロピレン-メタクリル酸メチル共重合体、プロピレン-メタクリル酸エチル共重合体、プロピレン-メタクリル酸ブチル共重合体、プロピレン-メチルアクリレート共重合体、プロピレン-エチルアクリレート共重合体、プロピレン-ブチルアクリレート共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、プロピレン-酢酸ビニル共重合体のポリオレフィン等が挙げられる。
また、上記ポリマーは、たとえばアミド系エラストマやアミド系樹脂等のアミド系ポリマーであってもよい。アミド系ポリマーとしては、たとえばポリアミド6、ポリアミド11、ポリアミド12、ポリアミド66、ポリアミド610等が挙げられる。
また、上記ポリマーは、たとえばエステル系エラストマやエステル系樹脂等のエステル系ポリマーであってもよい。エステル系ポリマーとしては、たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等が挙げられる。
また、上記ポリマーは、たとえばウレタン系エラストマやウレタン系樹脂等のウレタン系ポリマーであってもよい。ウレタン系ポリマーとしては、たとえばポリエステル系ポリウレタン、ポリエーテル系ポリウレタン等が挙げられる。
また、上記ポリマーは、たとえばスチレン系エラストマやスチレン系樹脂等のスチレン系ポリマーであってもよい。スチレン系エラストマとしては、スチレン-エチレン-ブチレン共重合体(SEB)、スチレン-ブタジエン-スチレン共重合体(SBS)、SBSの水素添加物(スチレン-エチレン-ブチレン-スチレン共重合体(SEBS))、スチレン-イソプレン-スチレン共重合体(SIS)、SISの水素添加物(スチレン-エチレン-プロピレン-スチレン共重合体(SEPS))、スチレン-イソブチレン-スチレン共重合体(SIBS)、スチレン-ブタジエン-スチレン-ブタジエン(SBSB)、スチレン-ブタジエン-スチレン-ブタジエン-スチレン(SBSBS)等が挙げられる。スチレン系樹脂としては、たとえばポリスチレン、アクリロニトリルスチレン樹脂(AS)、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂(ABS)等が挙げられる。
また、上記ポリマーは、たとえばポリメタクリル酸メチルなどのアクリル系ポリマー、ウレタン系アクリルポリマー、ポリエステル系アクリルポリマー、ポリエーテル系アクリルポリマー、ポリカーボネート系アクリルポリマー、エポキシ系アクリルポリマー、共役ジエン重合体系アクリルポリマーならびにその水素添加物、ウレタン系メタクリルポリマー、ポリエステル系メタクリルポリマー、ポリエーテル系メタクリルポリマー、ポリカーボネート系メタクリルポリマー、ポリエステル系ウレタンアクリレート、ポリカーボネート系ウレタンアクリレート、ポリエーテル系ウレタンアクリレート、エポキシ系メタクリルポリマー、共役ジエン重合体系メタクリルポリマーならびにその水素添加物、ポリ塩化ビニル系樹脂、シリコーン系エラストマ、ブタジエンゴム、イソプレンゴム(IR)、クロロプレンゴム(CR)、天然ゴム(NR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)等であってもよい。
ソール本体20は、滑り難く柔軟性のある履き心地を呈する材料にて構成されていることが好ましいことから、上述した材料種の中でも、特にウレタンアクリレートにてこれが構成されていることが好ましい。ウレタンアクリレートにてソール本体20を構成した場合には、耐久性や伸び性に優れたものになるばかりでなく、十分な弾性力を有するものにもなる。なお、前述のとおり、ソール本体20は、光造形方式の三次元積層造形法にて製作されるものであるため、当該ソール本体20には、副成分としての硬化剤が含まれることになる。
緩衝部21aを含むソール本体20は、三次元メッシュ構造体にて構成されている。三次元メッシュ構造体とは、内部に中空部を含む単位構造が隣り合うように繰り返し複数配列されてなるものである。このような単位構造としては、所定方向に沿って延在する複数の柱状部が相互に接続されてなる立体的形状を有する立体格子構造や、所定方向に沿って延在する複数の壁状部が相互に接続されてなる立体的形状を有する立体壁構造、内部に中空部が規則的に配列されてなる立体的形状を有する構造等が挙げられる。
単位構造を規定する立体格子構造としては、複数の柱状部の各々が、隣接する柱状部とその延在方向が交差するように構成されたもの等が利用できる。このような立体格子構造としては、直方体格子、ダイヤモンド格子、八面体格子、ダブルピラミッド格子、フローライト型格子、あるいは、これら格子に各種のサポートが付加されたもの等、各種の構造体の適用が可能である。
単位構造を規定する立体壁構造としては、並行する一対の曲面によって外形が規定される壁にて形作られた立体的形状のものを利用してもよく、その場合の具体例としては、たとえば、ジャイロイド構造、シュワルツP構造、シュワルツD構造等の三重周期極小曲面を基準にこれに厚みを付けたもの等が利用できる。さらには、単位構造を規定する立体壁構造としては、並行する一対の平面によって外形が規定される壁にて形作られた立体的形状のものを利用してもよく、その場合の具体例としては、たとえば、オクテット構造やキュービック構造等に厚みを付けたものが挙げられる。
ソール本体20を上述した如くの三次元メッシュ構造体にて構成する際には、必要に応じて個々の単位構造を歪めることで当該三次元メッシュ構造体の外形形状がソール本体20の外形形状に合致した形状となるようにすることが好ましい。このようにすれば、ソール本体20の外側表面を滑らかな形状にすることが可能になる。
このようにソール本体20を三次元メッシュ構造体にて構成することにより、ソール本体20に高い変形能をもたせることが可能になる。そのため、緩衝性能に優れた履き心地のよいソールとすることができるとともに、着用時の安定性が高められたソールとすることも可能になる。また、ソール本体20が上記構成を有していることにより、その大きさに比して軽量のソールとすることもでき、さらには、通気性に優れたソールとすることもできる。
ここで、本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいては、緩衝部21aのうち、係合部23を規定する部分を少なくとも含む領域の占積率が、局所的に高められている。
より詳細には、図6、図7、図9および後述する図11および図12に示すように、前側係合部23aを規定する部分およびその上下に位置する部分を含む領域の緩衝部21aは、占積率が100%の三次元メッシュ構造体(すなわち、中実体)にて構成されている。また、後側係合部23bを規定する部分を含む領域の緩衝部21aも、占積率が100%の三次元メッシュ構造体にて構成されている。なお、図11においては、理解を容易とするために、占積率が局所的に高められている領域の緩衝部21aを、当該緩衝部21aの他の部分と区別して図示している(後述する図12ないし図17においても同様である)。また、以下においては、緩衝部21aのうちの占積率が局所的に高められている領域を、ソリッド領域とも称する。
このように構成された複数の係合部23と、アウトソール部11に設けられた前述の複数の被係合部14とが係合することにより、三次元メッシュ構造体からなるソール本体20を接着剤を用いずにフットウェア1Aに組み込むことが可能になるが、この点については後において詳述することとする。
図6ないし図9、図11および図12に示すように、フットベッド部21の周面22と上面との境界部である角部25を規定する部分の緩衝部21aは、全周にわたって当該部分における占積率が局所的に高められている。より詳細には、角部25を規定する部分の緩衝部21aは、占積率が100%の三次元メッシュ構造体にて構成されており、当該部分の補強が行なわれている。
この角部25は、シェル10に対して擦れ合ったり、着用者の歩行時における負荷が集中したりすることで破損が生じ易い部分であるため、上記のように当該角部25の補強を行なうことにより、ソール本体20の耐久性を向上させることが可能になる。
なお、図11(A)および図11(B)に示すように、緩衝部21aのうちの前側係合部23aを含むソリッド領域は、角部25にまで達している。これにより、ソール本体20の前端部において、上下方向に延在する補強部が形成されることになり、結果としてソール本体20の耐久性をさらに向上させることが可能になる。
図10は、図6に示すソール本体の図3に示すシェルへの装着方法を説明するための模式図である。図11(A)は、図2中に示すXIA-XIA線に沿ったフットウェアの模式断面図である。図11(B)は、図11(A)の前側被係合部および前側係合部の近傍を拡大した要部拡大断面図であり、図11(C)は、図11(A)の後側被係合部および後側係合部の近傍を拡大した要部拡大断面図である。図12は、図2中に示すXII-XII線に沿ったフットウェアの模式断面図である。次に、これら図10ないし図12を参照して、本実施の形態に係るフットウェア1Aにおけるソール本体20のシェル10への装着方法、ならびに、装着後におけるソール本体20のシェル10への係合状態について説明する。
図10に示すように、フットウェア1Aの使用に際しては、ソール本体20が、シェル10に設けられた履き口16を介して当該シェル10の中空部に挿入される。このようにしてソール本体20がシェル10に挿入されることにより、フットベッド部21の下面が、アウトソール部11の基部12の上底面12bに面するように当該上底面12b上に載置されるとともに、フットベッド部21の周面22が、アウトソール部11の周壁部13の内側面13aに面するように配置されることになる。また、アウトソール部11の基部12に設けられた複数の貫通孔12cが、緩衝部21aのうちのフットベッド部21の下面に対応する部分に面することになる。
ここで、図11(A)に示すように、ソール本体20のシェルへの挿入に際しては、フットウェア1Aの前側部分において、ソール本体20の前側係合部23aとアウトソール部11の前側被係合部14aとが係合され、フットウェア1Aの後側部分において、ソール本体20の後側係合部23bとアウトソール部11の後側被係合部14bとが係合される。
より詳細には、図11(B)に示すように、突部にて構成された前側被係合部14aが、欠除部としての窪み部にて構成された前側係合部23aに係合する。これにより、前側被係合部14aが、前側係合部23aによって接地面12aと交差する方向である上記上下方向において挟み込まれることになる。
同様に、図11(C)に示すように、突部にて構成された後側被係合部14bが、欠除部としての窪み部にて構成された後側係合部23bに係合する。これにより、後側被係合部14bが、後側係合部23bによって接地面12aと交差する方向である上記上下方向において挟み込まれることになる。
このように、前側係合部23aが前側被係合部14aに係合するとともに、後側係合部23bが後側被係合部14bに係合することにより、シェル10に対するソール本体20の厚み方向(すなわち、フットウェア1Aの上下方向)および左右方向(すなわち、着用者の足の足幅方向)の移動が制限される。これにより、ソール本体20がシェル10に装着された装着状態が維持されることになる。
さらに、図12に示すように、上記装着の際、フットウェア1Aの内足側の部分において、ソール本体20の内足側係合部23cとアウトソール部11の内足側被係合部14cとが係合され、フットウェア1Aの外足側の部分において、ソール本体20の外足側係合部23dとアウトソール部11の外足側被係合部14dとが係合される。
より詳細には、突部にて構成された内足側係合部23cが、孔部からなる欠除部にて構成された内足側被係合部14cに係合する。これにより、内足側係合部23cが、内足側被係合部14cによって、上記前後方向および接地面12aと交差する方向である上記上下方向において挟み込まれることになる。
同様に、突部にて構成された外足側係合部23dが、孔部からなる欠除部にて構成された外足側被係合部14dに係合する。これにより、外足側係合部23dが、外足側被係合部14dによって、上記前後方向および接地面12aと交差する方向である上記上下方向において挟み込まれることになる。
このように、内足側係合部23cが内足側被係合部14cに係合するとともに、外足側係合部23dが外足側被係合部14dに係合することにより、シェル10に対するソール本体20の厚み方向および前後方向(すなわち、着用者の足の足長方向)の移動が制限される。これによっても、ソール本体20がシェル10に装着された装着状態が維持されることになる。
以上のように構成することにより、三次元メッシュ構造体からなるソール本体20を接着剤を用いずにフットウェア1Aに組み込むことが可能になる。
すなわち、本実施の形態に係るフットウェア1Aにあっては、ソール本体20が、柔軟性、弾力性等の諸機能を具備すべく、表面および内部に無数の孔が配置された三次元メッシュ構造体にて構成されている。そのため、これに対して何らの手当てもすることなくソール本体20の緩衝部21aに係合部23を設けた場合には、係合部23が柔らかくかつ高い変形能を有するものとなり、結果として、係合部23とこれに対応する被係合部14とを強固に係合させることが難しくなる。
この点、本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいては、上述したように、緩衝部21aのうち、係合部23を規定する部分を少なくとも含む領域の占積率が局所的に高められていることにより、その余の部分よりも撓みにくくかつ変形しにくく構成されている。このように構成することにより、係合部23が撓んだり、変形したりすることで被係合部14との係合が解除されることによってソール本体20の装着状態が意図せず解消されることを効果的に抑制することが可能になる。
また、本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいては、上述したように、前側被係合部14aおよび後側被係合部14bが、それぞれ前側係合部23aおよび後側係合部23bによって挟み込まれるように構成されている。このように構成することにより、シェル10に対するソール本体20の上下方向および左右方向の移動を制限できるため、ソール本体20の装着状態を維持可能になる。
したがって、本実施の形態に係るフットウェア1Aとすることにより、三次元メッシュ構造体からなるソール本体を接着剤を用いずに組み込むことができるフットウェアとすることが可能になる。
また、本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいては、上述したように、アウトソール部11の被係合部14が、周壁部13の内側面13aの周方向に沿って延在しているとともに、緩衝部21aの係合部23が、フットベッド部21の周面22の周方向に沿って延在している。
このように構成することにより、被係合部14と係合部23との接触面積を増大させることができるため、ソール本体20のシェル10への固定をより強固なものにすることが可能になる。
ここで、本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいて、係合部および被係合部のうちの突部にて構成されたものの外形を、係合部および被係合部のうちの窪み部または孔部からなる欠除部にて構成されたものの上記突部が挿入される空間の外形よりも僅かに大きく構成した場合には、装着状態において、弾性体からなる緩衝部21aの係合部23が、アウトソール部11の被係合部14によって圧接触された状態でこれに係合することになる。そのため、ソール本体20のシェル10への固定を強固なものにすることが可能になる。
また、ソール本体20の平面視した場合における外形を、アウトソール部11の基部12および周壁部13によって規定される空間の外形よりも僅かに大きく構成した場合には、装着状態において、被係合部14と係合部23とが係合する部分以外の部分においても、弾性体からなるソール本体20が、アウトソール部11によって圧接触された状態でこれに係合することになる。そのため、ソール本体20のシェル10への固定を強固なものにすることが可能になる。
さらに、本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいては、上述したように、係合部23が、フットベッド部21の前側部分および後側部分にそれぞれ設けられ、これによってフットウェア1Aの前側部分および後側部分の各々において係合部23が被係合部14に係合している。このように構成することにより、フットウェア1Aの前側部分および後側部分のうちのいずれか一方のみにおいて係合部23が被係合部14に係合する場合に比べ、ソール本体20のシェル10に対する上述した上下方向および左右方向の移動をより効果的に制限できるため、ソール本体20の装着状態をより安定的に維持できることになる。
また、本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいては、上述したように、アウトソール部11の基部12に、複数の貫通孔12cが設けられており、これら複数の貫通孔12cは、緩衝部21aのうちのフットベッド部21の下面に対応する部分に面している。
このように構成することにより、通気性に優れた緩衝部21aの下方に、複数の貫通孔12cが位置することになる。そのため、フットウェア1Aの使用状態においてアウトソール部11の基部12と着用者の足裏との間に滞留する空気を、緩衝部21aの上方からだけでなく下方からも排出可能になり、結果としてフットウェア1Aの使用状態における良好な通気性を確保することができる。
さらに、これら複数の貫通孔12cは、上述したように、フットウェア1Aの使用状態において比較的空気の滞留しやすい部分である、足幅方向における中央部に位置しかつ着用者の足の踏みつけ部に対応する部分と踵部に対応する部分とにそれぞれ配置されている。これにより、より通気性に優れたフットウェア1Aとすることが可能になる。
貫通孔12cは、上底面12b側から接地面12a側に向かうにつれて先細る先細り形状を有していてもよい。このように構成した場合には、接地面12a側から異物が混入することを効果的に防止できる。
また、本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいては、上述したように、フットウェア1Aの前足部R1と中足部R2との境界を跨ぐ部分のうちの内足側に位置する部分および外足側に位置する部分の各々において、係合部23が被係合部14に係合している。
これらの部分は、着用者がフットウェア1Aを踏み付けた際に比較的大きな荷重が加わりやすく、ソール本体20がシェル10に対して移動し易い部分である。そのため、当該部分において係合部23を被係合部14に係合させることにより、ソール本体20の装着状態が意図せず解消されることを効果的に抑制することが可能になる。
さらに、フットウェア1Aの前足部R1と中足部R2との境界を跨ぐ部分のうちの内足側に位置する部分および外足側に位置する部分は、それぞれシェル10のフットカバー部15の一端および他端に位置している。そのため、これらの部分に係合部23および被係合部14を設けることにより、係合部23と被係合部14との接触面積を比較的大きく確保できることになり、結果として、ソール本体20のシェル10への固定をより強固なものにすることが可能になる。
なお、上述した本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいては、占積率が局所的に高められた領域の緩衝部21aは、占積率が100%の三次元メッシュ構造体によって構成される場合について説明したが、占積率が局所的に高められた領域の緩衝部21aは、占積率が100%であるものに限定されず、周囲部分に比べて占積率が高められている限りにおいては、上記領域の緩衝部21aの占積率が、たとえば50%以上99%以下等とされてもよい。
また、占積率が局所的に高められた領域の緩衝部21aは、当該領域の全域において同一の占積率とされる必要はなく、当該領域内で異なる占積率を併存させてもよい。その場合、たとえば周囲部分に近づくにつれて占積率が徐々に低下することとなるように上記領域の緩衝部21aを構成することにより、フットウェア1Aの着用時に着用者が感じる違和感を低減することが可能になる。
なお、占積率をソール本体20の部位毎に異ならしめる方法としては、たとえば単位構造の大きさをソール本体20の部位毎に変えたり、単位構造が有する柱の太さをソール本体20の部位毎に変えたり、単位構造の構造自体をソール本体20の部位毎に変更したりすることが想定される。
また、上述した本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいては、アウトソール部11の前側被係合部14aおよび後側被係合部14bが突部にて構成され、緩衝部21aの前側係合部23aおよび後側係合部23bが窪み部からなる欠除部にて構成される場合について説明したが、前側係合部23aおよび後側係合部23bが突部にて構成され、前側被係合部14aおよび後側被係合部14bが窪み部からなる欠除部にて構成されてもよい。
さらに、上述した本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいては、アウトソール部11の内足側被係合部14cおよび外足側被係合部14dが孔部からなる欠除部にて構成され、緩衝部21aの内足側係合部23cおよび外足側係合部23dが突部にて構成される場合について説明したが、内足側係合部23cおよび外足側係合部23dが窪み部からなる欠除部にて構成され、内足側被係合部14cおよび外足側被係合部14dが突部にて構成されてもよい。
さらに、上述した本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいては、フットウェア1Aの前側部分および後側部分の各々において係合部23が被係合部14に係合する場合について説明したが、係合部23がフットベッド部21の周面22の周方向に沿って全周にわたって延在するとともに、被係合部14が周壁部13の内側面13aの周方向に沿って全周にわたって延在することにより、これらがフットウェア1Aの全周において係合するものであってもよい。
また、上述した本実施の形態に係るフットウェア1Aにおいては、前側被係合部14aおよび後側被係合部14bが、内側面13aの周方向に沿って延在する突部にて構成され、前側係合部23aおよび後側係合部23bが、周面22の周方向に沿って延在する窪み部にて構成される場合について説明したが、前側被係合部14aおよび後側被係合部14bが、内側面13aにスポット状に設けられた突部にて構成され、前側係合部23aおよび後側係合部23bが、周面22にスポット状に設けられた窪み部にて構成されてもよい。
(第1変形例)
図13は、第1変形例に係るフットウェアの後側被係合部および後側係合部の近傍を拡大した要部拡大断面図である。以下、この図13を参照して、上述した実施の形態1に基づいた第1変形例に係るフットウェア1A1について説明する。
図13に示すように、第1変形例に係るフットウェア1A1は、上述した実施の形態1に係るフットウェア1Aと比較した場合に、緩衝部21aの後側係合部23b近傍のソリッド領域が相違している。
より詳細には、第1変形例に係るフットウェア1A1においては、緩衝部21aのうち、後側係合部23bを規定する部分に加えて、これに隣接する内側部分も含む領域の占積率が、局所的に高められている。なお、ここではその図示は省略するが、上記構成は、前側係合部23aにおいても同様である。
このように構成した場合にも、上述した実施の形態1において説明した効果と同様の効果が得られることになり、三次元メッシュ構造体からなるソール本体を接着剤を用いずに組み込むことができるフットウェアとすることが可能になる。
なお、本変形例に係るフットウェア1A1においては、緩衝部21aのうち、後側係合部23bを規定する部分およびこれに隣接する内側部分を含む領域の全域において、占積率が同一とされているが、当該領域内で異なる占積率を併存させてもよい。その場合、たとえば、緩衝部21aのうちの、後側係合部23bを規定する部分から当該部分に隣接する内側部分に向かうにつれて、占積率が徐々に低下するように緩衝部21aを構成してもよい。このように構成した場合には、フットウェア1Aの着用時に着用者が感じる違和感を低減することが可能になる。
(第2変形例)
図14は、第2変形例に係るソール本体のうちの占積率が局所的に高められた領域を説明するための斜視図であり、図14(A)は、ソール本体を右斜め上方前方側から見た斜視図であり、図14(B)は、ソール本体を左斜め下方後方側から見た斜視図である。以下、この図14(A)および図14(B)を参照して、上述した実施の形態1に基づいた第2変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A2について説明する。なお、図14(A)および図14(B)においては、ソール本体の構成を簡略化して図示している(後述する図15、図18および図19においても同様である)。
図14(A)および図14(B)に示すように、第2変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A2は、上述した実施の形態1に係るフットウェア1Aに用いられるソール本体20と比較した場合に、緩衝部21aのソリッド領域が相違している。
より詳細には、ソール本体20A2においては、緩衝部21aのソリッド領域が、前側係合部23aおよび後側係合部23bのみならず、フットベッド部21の周面22のうちの、前側係合部23aおよび後側係合部23bを規定する窪み部よりも下方に位置する部分に、全周にわたって設けられている。
このように構成した場合にも、上述した実施の形態1において説明した効果と同様の効果が得られることになり、三次元メッシュ構造体からなるソール本体を接着剤を用いずに組み込むことができるフットウェアとすることが可能になる。
また、このように構成することにより、装着状態においてアウトソール部11の周壁部13の内側面13aによって覆われる部分である、上記周面22のうちの下側部分に、撓みにくくかつ変形しにくいソリッド領域が配置されることになる。これにより、被係合部14と係合部23との係合がより強固なものとされるため、結果として、着用時において意図せずフットベッド部21が変形してこれが上方に向けて脱着することを効果的に防止することが可能になる。
なお、本変形例に係るソール本体20A2においては、緩衝部21aのソリッド領域が、フットベッド部21の周面22の全周にわたって設けられているが、ソリッド領域は、必ずしもこれが全周にわたって設けられていなくてもよい。すなわち、ソリッド領域は、周面22の周方向における前側係合部23aに対応する部分のみに設けられたり、周面22の周方向における後側係合部23bに対応する部分のみに設けられたりしてもよい。このようにソリッド領域を設ける領域を最小限とすることにより、ソール本体20A2の軽量化、ならびに、ソール本体20A2の三次元積層造形後の洗浄処理等の最適化を図ることができる。
(第3変形例)
図15は、第3変形例に係るソール本体のうちの占積率が局所的に高められた領域を説明するための斜視図であり、図15(A)は、ソール本体を右斜め上方前方側から見た斜視図であり、図15(B)は、ソール本体を左斜め下方後方側から見た斜視図である。以下、この図15(A)および図15(B)を参照して、上述した実施の形態1に基づいた第3変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A3について説明する。
図15(A)および図15(B)に示すように、第3変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A3は、上述した実施の形態1に係るフットウェア1Aに用いられるソール本体20と比較した場合に、緩衝部21aのソリッド領域が相違している。
より詳細には、ソール本体20A3においては、緩衝部21aのソリッド領域が、前側係合部23aおよび後側係合部23bのみならず、フットベッド部21の周面22のうちの、前側係合部23aおよび後側係合部23bを規定する窪み部よりも上方に位置する部分に、全周にわたって設けられている。
このように構成した場合にも、上述した実施の形態1において説明した効果と同様の効果が得られることになり、三次元メッシュ構造体からなるソール本体を接着剤を用いずに組み込むことができるフットウェアとすることが可能になる。
また、このように構成することにより、着用者の歩行時における負荷が集中し易い部分である、上記周面22のうちの上側部分に、撓みにくくかつ変形しにくいソリッド領域が配置されることになるため、ソール本体の耐久性を飛躍的に向上させることが可能になる。
さらに、このように構成することにより、踏み込み時におけるフットベッド部21の上面の変形を防止できることになる。これにより、被係合部14と係合部23との係合がより強固なものとされるため、結果として、着用時において意図せずフットベッド部21が変形してこれが上方に向けて脱着することを効果的に防止することが可能になる。
なお、本変形例に係るソール本体20A3においては、緩衝部21aのソリッド領域が、フットベッド部21の周面22の全周にわたって設けられているが、ソリッド領域は、必ずしもこれが全周にわたって設けられていなくてもよい。すなわち、ソリッド領域は、周面22の周方向における前側係合部23aに対応する部分のみに設けられたり、周面22の周方向における後側係合部23bに対応する部分のみに設けられたりしてもよい。このようにソリッド領域を設ける領域を最小限とすることにより、ソール本体20A3の軽量化、ならびに、ソール本体20A3の三次元積層造形後の洗浄処理等の最適化を図ることができる。
(第4ないし第11変形例)
図16(A)ないし図16(H)は、それぞれ第4ないし第11変形例に係るフットウェアにおける、後側被係合部および後側係合部の近傍を拡大した要部拡大断面図である。以下、この図16を参照して、上述した実施の形態1に基づいた第4ないし第11変形例に係るフットウェア1A4~1A11について説明する。
図16(A)ないし図16(H)に示すように、実施の形態1に基づいた第4ないし第11変形例に係るフットウェア1A4~1A11は、上述した実施の形態1に係るフットウェア1Aと比較した場合に、アウトソール部11の周壁部13のうちの後側被係合部14bの近傍の形状と、緩衝部21aのうちの後側係合部23bの近傍の形状とが相違している。また、フットウェア1A4~1A11においては、後側係合部23bを規定する部分およびその上下に位置する部分を含む領域の緩衝部21aがソリッド領域とされている。なお、ここではその図示は省略するが、上記構成は、前側被係合部14aおよび前側係合部23aにおいても同様である。
図16(A)に示すように、第4変形例に係るフットウェア1A4においては、後側被係合部14bが、上下方向における周壁部13の内側面13aの略中央部に突部を有している。また、後側係合部23bが、当該突部の位置に対応して位置する窪み部を有している。
図16(B)に示すように、第5変形例に係るフットウェア1A5においては、後側被係合部14bが、上下方向における内側面13aの略中央部と上端部との間の部分に突出部を有している。また、後側係合部23bが、当該突部の位置に対応して位置する窪み部を有している。
図16(C)に示すように、第6変形例に係るフットウェア1A6においては、後側被係合部14bが、上下方向における内側面13aの略中央部において局所的に突出した突部を有している。また、後側係合部23bが、当該突部の位置に対応する位置において局所的に窪んだ窪み部を有している。
図16(D)に示すように、第7変形例に係るフットウェア1A7においては、後側被係合部14bが、内側面13aの上端部に突部を有している。また、後側係合部23bが、当該突部の位置に対応して位置する窪み部を有している。
図16(E)に示すように、第8変形例に係るフットウェア1A8においては、後側被係合部14bが、上下方向に沿って並んで配置された2つの突部を有している。また、後側係合部23bが、当該2つの突部に対応するように配置された2つの窪み部を有している。
これら第4ないし第8変形例に係るフットウェア1A4~1A8のように構成した場合にも、上述した実施の形態1において説明した効果と同様の効果が得られることになり、三次元メッシュ構造体からなるソール本体を接着剤を用いずに組み込むことができるフットウェアとすることが可能になる。
さらに、これら第4ないし第8変形例に係るフットウェア1A4~1A8にあっては、後側係合部23bの下方に位置する部分のソリッド領域が、後側係合部23bを規定する部分のソリッド領域よりも、フットウェア1A4~1A8の前後方向における後方に位置している。
これにより、上下方向において、後側係合部23bの下方に位置する部分のソリッド領域が、周壁部13の後側被係合部14bと、アウトソール部11の基部12とによって挟み込まれることになるため、着用時において意図せずフットベッド部21が変形してこれが上方に向けて脱着することを効果的に防止することが可能になる。
図16(F)に示すように、第9変形例に係るフットウェア1A9においては、後側被係合部14bが、周壁部13の内側面13aの上下方向に連なって形成された複数の突部を有している。また、後側係合部23bが、当該複数の突部の位置に対応する位置に配置された複数の窪み部を有している。
図16(G)に示すように、第10変形例に係るフットウェア1A10においては、後側被係合部14bおよび後側係合部23bが、鈍角に折れ曲がったジグザグ形状を有している。
図16(H)に示すように、第11変形例に係るフットウェア1A11においては、後側被係合部14bおよび後側係合部23bが、鋭角に折れ曲がったジグザグ形状を有している。
これら第8ないし第11変形例に係るフットウェア1A8~1A11のように構成した場合にも、上述した実施の形態1において説明した効果と同様の効果が得られることになり、三次元メッシュ構造体からなるソール本体を接着剤を用いずに組み込むことができるフットウェアとすることが可能になる。
(第12ないし第18変形例)
図17(A)ないし図17(G)は、第12ないし第18変形例に係るフットウェアにおける、後側被係合部および後側係合部の近傍を拡大した要部拡大断面図である。以下、この図17を参照して、上述した実施の形態1に基づいた第12ないし第18変形例に係るフットウェア1A12~1A18について説明する。
図17(A)ないし図17(G)に示すように、実施の形態1に基づいた第12ないし第18変形例に係るフットウェア1A12~1A18は、上述した実施の形態1に係るフットウェア1Aと比較した場合に、後側被係合部14bの近傍の形状と、後側係合部23bの近傍の形状とが相違している。また、フットウェア1A12~1A18においては、後側係合部23bを規定する部分およびその上下に位置する部分を含む領域の緩衝部21aがソリッド領域とされている。なお、ここではその図示は省略するが、上記構成は、前側被係合部14aおよび前側係合部23aにおいても同様である。
図17(A)に示すように、第12変形例に係るフットウェア1A12においては、後側被係合部14bの突部が、根元部と先端部とを含んでいる。周壁部13の周方向に沿って見た場合、根元部の断面形状は、矩形状であり、先端部の断面形状は、フットウェア1A12の後方側から前方側に向かうにつれて上下方向の寸法が大きくなる台形状である。また、後側係合部23bは、上記の如くの形状を有する突部を上下方向において挟み込み可能な形状の窪み部を有している。
図17(B)に示すように、第13変形例に係るフットウェア1A13においては、後側被係合部14bの突部が、根元部と先端部とを含んでいる。周壁部13の周方向に沿って見た場合、根元部および先端部の断面形状は、いずれも矩形状であるが、上下方向において先端部の方が根元部よりも大きく構成されている。また、後側係合部23bは、上記の如くの形状を有する突部を上下方向において挟み込み可能な形状の窪み部を有している。
図17(C)に示すように、第14変形例に係るフットウェア1A14においては、後側被係合部14bの突部が、根元部と先端部とを含んでいる。周壁部13の周方向に沿って見た場合、先端部は、根元部の先端部側の部分から下方に向けて突出した形状を有している。
図17(D)に示すように、第15変形例に係るフットウェア1A15においては、周壁部13の周方向に沿って見た場合、後側被係合部14bの突部の断面形状が、フットウェア1A15の後方側から前方側に向かうにつれて上下方向の寸法が大きくなる台形状である。また、後側係合部23bは、上記突部を上下方向において挟み込み可能な形状の窪み部を有している。
図17(E)に示すように、第16変形例に係るフットウェア1A16においては、周壁部13の周方向に沿って見た場合、後側被係合部14bが、フットウェア1A16の後端側から前端側に向かうにつれて上方から下方に向かうように突出する突部を有している。また、後側係合部23bは、上記突部を上下方向において挟み込み可能な形状の窪み部を有している。
図17(F)に示すように、第17変形例に係るフットウェア1A17においては、周壁部13の周方向に沿って見た場合、後側被係合部14bが、フットウェア1A16の後端側から前端側に向かうにつれて上方から下方に向かうように突出する突部を2つ有している。また、後側係合部23bは、上記2つの突部を上下方向において挟み込み可能な形状の2つの窪み部を有している。
図17(G)に示すように、第18変形例に係るフットウェア1A18においては、周壁部13の周方向に沿って見た場合、後側被係合部14bの突部が、フットウェア1A18の後端側から前端側に向かうにつれて下方から上方に向かうように突出している。また、後側係合部23bは、上記突部を上下方向において挟み込み可能な形状の窪み部を有している。
これら第12ないし第18変形例に係るフットウェア1A12~1A18のように構成した場合にも、上述した実施の形態1において説明した効果と同様の効果が得られることになり、三次元メッシュ構造体からなるソール本体を接着剤を用いずに組み込むことができるフットウェアとすることが可能になる。
さらに、第12ないし第15変形例に係るフットウェア1A12~1A15にあっては、装着状態において後側係合部23bが後側被係合部14bから容易には外れない、いわゆる嵌め殺しの状態とすることができる。
なお、ここではその説明は省略するが、後側被係合部14bを窪み部とするとともに後側係合部23bを突部とし、これらに上記構成を適用することとしてもよい。
(第19ないし第23変形例)
図18(A)ないし図18(E)は、第19ないし第23変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体における、後側係合部の近傍を拡大した要部拡大斜視図である。以下、この図18を参照して、上述した実施の形態1に基づいた第19ないし第23変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A19~20A23について説明する。
図18(A)ないし図18(E)に示すように、実施の形態1に基づいた第19ないし第23変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A19~20A23は、上述した実施の形態1に係るフットウェア1Aに用いられるソール本体20と比較した場合に、緩衝部21aの後側係合部23bの構成が相違している。なお、ここではその図示は省略するが、後側被係合部14bを構成する突部は、以下において説明する後側係合部23bに係合可能な形状を有するものである。
図18(A)に示すように、第19変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A19においては、後側係合部23bが、フットベッド部21の周面22の周方向に沿って点在する円錐台形状の複数の窪み部によって構成されている。
図18(B)に示すように、第20変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A20においては、後側係合部23bが、フットベッド部21の周面22の周方向に沿って点在する四角錐台形状の複数の窪み部によって構成されている。
図18(C)に示すように、第21変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A21においては、後側係合部23bが、フットベッド部21の周面22の周方向に沿って延在する四角錐台形状の1つの窪み部によって構成されている。
図18(D)に示すように、第22変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A22においては、後側係合部23bが、フットベッド部21の周面22の周方向に沿って千鳥状に点在する円錐台形状の複数の窪み部によって構成されている。
図18(E)に示すように、第23変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A23においては、後側係合部23bが、フットベッド部21の周面22の周方向に沿って波状に延在する四角錐台形状の1つの窪み部によって構成されている。
なお、ここではその説明は省略するが、後側被係合部14bを窪み部とするとともに後側係合部23bを突部とし、これらに上記構成を適用することとしてもよい。
また、ここではその説明は省略するが、上記構成は、前側被係合部14aおよび前側係合部23aにおいても同様である。
これら第19ないし第23変形例に係るフットウェアのように構成した場合にも、上述した実施の形態1において説明した効果と同様の効果が得られることになり、三次元メッシュ構造体からなるソール本体を接着剤を用いずに組み込むことができるフットウェアとすることが可能になる。
(第24ないし第29変形例)
図19(A)ないし図19(F)は、第24ないし第29変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体における、後側係合部の近傍を拡大した要部拡大背面図である。以下、この図19を参照して、上述した実施の形態1に基づいた第24ないし第29変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A24~20A29について説明する。
図19(A)ないし図19(F)に示すように、実施の形態1に基づいた第24ないし第29変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A24~20A29は、上述した実施の形態1に係るフットウェア1Aに用いられるソール本体20と比較した場合に、緩衝部21aの後側係合部23bの構成が相違している。なお、ここではその図示は省略するが、後側被係合部14bを構成する突部は、以下において説明する後側係合部23bに係合可能な形状を有するものである。
図19(A)に示すように、第24変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A24においては、後側係合部23bが、フットベッド部21の周面22の周方向に沿って延在する2つの窪み部によって構成されている。これら2つの窪み部は、上下方向に並んで配置されている。
図19(B)に示すように、第25変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A25においては、後側係合部23bが、フットベッド部21の周面22の周方向に沿って延在する3つの窪み部によって構成されている。これら3つの窪み部は、上下方向に並んで配置されている。
図19(C)に示すように、第26変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A26においては、後側係合部23bが、上下方向に延在する2つの窪み部によって構成されている。これら2つの窪み部は、フットベッド部21の周面22の周方向に沿って並んで配置されている。
図19(D)に示すように、第27変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A27においては、後側係合部23bが、略円盤形状の2つの窪み部によって構成されている。これら2つの窪み部は、フットベッド部21の周面22の周方向に沿って並んで配置されている。
図19(E)に示すように、第28変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A28においては、後側係合部23bが、十字状の2つの窪み部によって構成されている。これら2つの窪み部は、フットベッド部21の周面22の周方向に沿って並んで配置されている。
図19(F)に示すように、第29変形例に係るフットウェアに用いられるソール本体20A29においては、後側係合部23bが、三角形状の2つの窪み部によって構成されている。これら2つの窪み部は、フットベッド部21の周面22の周方向に沿って並んで配置されている。
なお、ここではその説明は省略するが、後側被係合部14bを窪み部とするとともに後側係合部23bを突部とし、これらに上記構成を適用することとしてもよい。
また、ここではその説明は省略するが、上記構成は、前側被係合部14aおよび前側係合部23aにおいても同様である。
これら第24ないし第29変形例に係るフットウェアのように構成した場合にも、上述した実施の形態1において説明した効果と同様の効果が得られることになり、三次元メッシュ構造体からなるソール本体を接着剤を用いずに組み込むことができるフットウェアとすることが可能になる。
(第30変形例)
図20は、第30変形例に係るフットウェアの底面図である。以下、この図20を参照して、上述した実施の形態1に基づいた第30変形例に係るフットウェア1A30に用いられるシェル10A30について説明する。
図20に示すように、実施の形態1に基づいた第30変形例に係るフットウェア1A30に用いられるシェル10A30は、上述した実施の形態1に係るフットウェア1Aに用いられるシェル10と比較した場合に、基部12の構成が相違している。
より詳細には、第30変形例に係るフットウェア1A30に用いられるシェル10A30においては、基部12に、上述した複数の貫通孔12cに加えて、さらに複数の補助貫通孔12dが設けられている。
複数の補助貫通孔12dは、複数の貫通孔12cと同様に、基部12の接地面12aを規定する部分と、上底面12bを規定する部分とに達するように当該基部12に設けられるものである。これら複数の補助貫通孔12dは、基部12の全面において点在して配置されている。
このように構成した場合にも、上述した実施の形態1において説明した効果と同様の効果が得られることになり、三次元メッシュ構造体からなるソール本体を接着剤を用いずに組み込むことができるフットウェアとすることが可能になる。
また、このように構成することにより、フットウェアの使用状態におけるより良好な通気性を確保することが可能になる。
(実施の形態2)
図21は、実施の形態2に係るフットウェアを右斜め上方前方側から見た斜視図である。以下、この図21を参照して、本実施の形態に係るフットウェア1Bについて説明する。
図21に示すように、本実施の形態に係るフットウェア1Bは、上述した実施の形態1に係るフットウェア1Aと比較した場合に、アウトソール部11に内足側被係合部14cおよび外足側被係合部14dが設けられておらず、また、これに対応するように、緩衝部21aに内足側係合部23cおよび外足側係合部23dが設けられていない点が相違している。
このように構成した場合においても、上述した実施の形態1において説明した効果と同様の効果が得られることになる。
(付記)
上述した実施の形態およびその変形例において開示したフットウェアの特徴的な構成を要約すると、以下のとおりとなる。
[付記1]
接地面が設けられたアウトソール部および着用者の足の足甲を覆うフットカバー部を少なくとも含むシェルと、
上記シェルに着脱自在に取付けられるとともに、上記シェルに装着された装着状態において着用者の足の足裏を支持するフットベッド部を含むソール本体とを備え、
上記アウトソール部は、上記装着状態において上記フットベッド部の周面を覆う内側面と、上記装着状態において上記フットベッド部の下面を覆う上底面とを含み、
上記フットベッド部は、当該フットベッド部の上記周面に達するように弾性体からなる単一の部材にて構成された緩衝部を含み、
上記緩衝部は、三次元メッシュ構造体からなり、
上記アウトソール部の上記内側面に被係合部が設けられるとともに、上記緩衝部のうちの上記フットベッド部の上記周面に対応する部分に、上記被係合部に係合する係合部が設けられ、
上記被係合部および上記係合部のうちの一方が、上記接地面と略平行な方向に向けて突出する突部にて構成されるとともに、上記被係合部および上記係合部のうちの他方が、上記接地面と略平行な方向に向けて窪んだ窪み部または上記接地面と略平行な方向に向けて貫通する孔部のいずれかからなる欠除部にて構成され、
上記突部が上記欠除部に係合することで上記突部が上記欠除部によって上記接地面と交差する方向において挟み込まれることにより、上記装着状態が維持されるように構成されているとともに、上記緩衝部のうちの上記係合部を規定する部分を少なくとも含む領域の占積率が、局所的に高められている、フットウェア。
[付記2]
上記被係合部が、上記アウトソール部の上記内側面の周方向に沿って延在し、
上記係合部が、上記フットベッド部の上記周面の周方向に沿って延在している、付記1に記載のフットウェア。
[付記3]
上記装着状態において、上記係合部が、上記被係合部によって圧縮された状態で当該被係合部に係合している、付記1または2に記載のフットウェア。
[付記4]
上記緩衝部が、上記フットベッド部の上記周面のみならず上記フットベッド部の上面にも達するように設けられ、
上記緩衝部のうちの占積率が局所的に高められた上記領域が、上記フットベッド部の上記周面と上記フットベッド部の上記上面との境界部にまで達している、付記1から3のいずれかに記載のフットウェア。
[付記5]
上記緩衝部が、上記フットベッド部の上記周面のみならず上記フットベッド部の上記下面にも達するように設けられ、
上記接地面を規定する部分の上記アウトソール部と、上記上底面を規定する部分の上記アウトソール部とに達する貫通孔が、上記アウトソール部に設けられ、
上記装着状態において、上記貫通孔が、上記緩衝部のうちの上記フットベッド部の上記下面に対応する部分に面している、付記1から4のいずれかに記載のフットウェア。
[付記6]
上記被係合部が、上記アウトソール部の前側部分および後側部分にそれぞれ設けられるとともに、上記係合部が、上記フットベッド部の前側部分および後側部分にそれぞれ設けられ、これにより当該フットウェアの前側部分および後側部分の各々において上記係合部が上記被係合部に係合することにより、上記装着状態が維持されるように構成されている、付記1から5のいずれかに記載のフットウェア。
[付記7]
上記被係合部が、上記アウトソール部の内足側の部分および外足側の部分にそれぞれ設けられるとともに、上記係合部が、上記フットベッド部の内足側の部分および外足側の部分にそれぞれ設けられ、これにより当該フットウェアの内足側の部分および外足側の部分の各々において上記係合部が上記被係合部に係合することにより、上記装着状態が維持されるように構成されている、付記6に記載のフットウェア。
[付記8]
上記アウトソール部の前側部分および後側部分に設けられた上記被係合部が、それぞれ上記突部にて構成され、
上記フットベッド部の前側部分および後側部分に設けられた上記係合部が、それぞれ上記窪み部にて構成され、
上記アウトソール部の内足側の部分および外足側の部分に設けられた上記被係合部が、それぞれ上記孔部にて構成され、
上記フットベッド部の内足側の部分および外足側の部分に設けられた上記係合部が、それぞれ上記突部にて構成されている、付記7に記載のフットウェア。
(その他の形態等)
上述した本発明の実施の形態およびその変形例において示した各部の形状や構成、大きさ、数、材質等は、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々変更が可能である。
また、上述した本発明の実施の形態およびその変形例において示した特徴的な構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において当然に相互に組み合わせることができる。
このように、今回開示した上記実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1A,1A1,1A4~1A18,1A30,1B フットウェア、10,10A30 シェル、11 アウトソール部、12 基部、12a 接地面、12b 上底面、12c 貫通孔、12d 補助貫通孔、13 周壁部、13a 内側面、14 被係合部、14a 前側被係合部、14b 後側被係合部、14c 内足側被係合部、14d 外足側被係合部、15 フットカバー部、16 履き口、20,20A2,20A3,20A19~20A29 ソール本体、21 フットベッド部、21a 緩衝部、22 周面、23 係合部、23a 前側係合部、23b 後側係合部、23c 内足側係合部、23d 外足側係合部、24 突条部、25 角部、R1 前足部、R2 中足部、R3 後足部。

Claims (8)

  1. 接地面が設けられたアウトソール部および着用者の足の足甲を覆うフットカバー部を少なくとも含むシェルと、
    前記シェルに着脱自在に取付けられるとともに、前記シェルに装着された装着状態において着用者の足の足裏を支持するフットベッド部を含むソール本体とを備え、
    前記アウトソール部は、前記装着状態において前記フットベッド部の周面を覆う内側面と、前記装着状態において前記フットベッド部の下面を覆う上底面とを含み、
    前記フットベッド部は、当該フットベッド部の前記周面に達するように弾性体からなる単一の部材にて構成された緩衝部を含み、
    前記緩衝部は、三次元メッシュ構造体からなり、
    前記アウトソール部の前記内側面に被係合部が設けられるとともに、前記緩衝部のうちの前記フットベッド部の前記周面に対応する部分に、前記被係合部に係合する係合部が設けられ、
    前記被係合部および前記係合部のうちの一方が、前記接地面と略平行な方向に向けて突出する突部にて構成されるとともに、前記被係合部および前記係合部のうちの他方が、前記接地面と略平行な方向に向けて窪んだ窪み部または前記接地面と略平行な方向に向けて貫通する孔部のいずれかからなる欠除部にて構成され、
    前記突部が前記欠除部に係合することで前記突部が前記欠除部によって前記接地面と交差する方向において挟み込まれることにより、前記装着状態が維持されるように構成されているとともに、前記緩衝部のうちの前記係合部を規定する部分を少なくとも含む領域の占積率が、局所的に高められている、フットウェア。
  2. 前記被係合部が、前記アウトソール部の前記内側面の周方向に沿って延在し、
    前記係合部が、前記フットベッド部の前記周面の周方向に沿って延在している、請求項1に記載のフットウェア。
  3. 前記装着状態において、前記係合部が、前記被係合部によって圧縮された状態で当該被係合部に係合している、請求項1に記載のフットウェア。
  4. 前記緩衝部が、前記フットベッド部の前記周面のみならず前記フットベッド部の上面にも達するように設けられ、
    前記緩衝部のうちの占積率が局所的に高められた前記領域が、前記フットベッド部の前記周面と前記フットベッド部の前記上面との境界部にまで達している、請求項1に記載のフットウェア。
  5. 前記緩衝部が、前記フットベッド部の前記周面のみならず前記フットベッド部の前記下面にも達するように設けられ、
    前記接地面を規定する部分の前記アウトソール部と、前記上底面を規定する部分の前記アウトソール部とに達する貫通孔が、前記アウトソール部に設けられ、
    前記装着状態において、前記貫通孔が、前記緩衝部のうちの前記フットベッド部の前記下面に対応する部分に面している、請求項1に記載のフットウェア。
  6. 前記被係合部が、前記アウトソール部の前側部分および後側部分にそれぞれ設けられるとともに、前記係合部が、前記フットベッド部の前側部分および後側部分にそれぞれ設けられ、これにより当該フットウェアの前側部分および後側部分の各々において前記係合部が前記被係合部に係合することにより、前記装着状態が維持されるように構成されている、請求項1に記載のフットウェア。
  7. 前記被係合部が、前記アウトソール部の内足側の部分および外足側の部分にそれぞれ設けられるとともに、前記係合部が、前記フットベッド部の内足側の部分および外足側の部分にそれぞれ設けられ、これにより当該フットウェアの内足側の部分および外足側の部分の各々において前記係合部が前記被係合部に係合することにより、前記装着状態が維持されるように構成されている、請求項6に記載のフットウェア。
  8. 前記アウトソール部の前側部分および後側部分に設けられた前記被係合部が、それぞれ前記突部にて構成され、
    前記フットベッド部の前側部分および後側部分に設けられた前記係合部が、それぞれ前記窪み部にて構成され、
    前記アウトソール部の内足側の部分および外足側の部分に設けられた前記被係合部が、それぞれ前記孔部にて構成され、
    前記フットベッド部の内足側の部分および外足側の部分に設けられた前記係合部が、それぞれ前記突部にて構成されている、請求項7に記載のフットウェア。
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