JP2024058086A - 物品管理システム、及び冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷蔵庫が収容する物品の管理精度の低下を抑制できる物品管理システム、及び冷蔵庫を提供する。【解決手段】物品管理システムは、主箱体を備える冷蔵庫と、前記主箱体の天面に取り付けられ、前記冷蔵庫を撮影する撮影装置と、を備え、前記撮影装置は、前記冷蔵庫が収容する物品を管理するための管理用データを送信可能な第1無線通信モジュールを備え、前記第1無線通信モジュールは、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記主箱体の開口部より前方に位置する。【選択図】図7
Description
本開示は、物品管理システム、及び冷蔵庫に関する。
特許文献1は、冷蔵庫の上部にカメラを設け、冷蔵庫の開口部を通過する物体を検出した際に撮影を実行し、撮影結果に基づいて冷蔵庫に収容される食品を管理する技術を開示する。
本開示は、冷蔵庫が収容する物品の管理精度の低下を抑制できる物品管理システム、及び冷蔵庫を提供する。
本開示における物品管理システムは、主箱体を備える冷蔵庫と、前記主箱体の天面に取り付けられ、前記冷蔵庫を撮影する撮影装置と、を備え、前記撮影装置は、前記冷蔵庫が収容する物品を管理するための管理用データを送信可能な第1無線通信モジュールを備え、前記第1無線通信モジュールは、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記主箱体の開口部より前方に位置する。
また、本開示における冷蔵庫は、主箱体を備える冷蔵庫であって、前記主箱体の天面に設けられ、前記冷蔵庫を撮影する撮影装置を備え、前記撮影装置は、前記冷蔵庫が収容する物品を管理するための管理用データを送信可能な第1無線通信モジュールを備え、前記第1無線通信モジュールは、前記主箱体の開口部より前方に位置する。
本開示における物品管理システム、及び冷蔵庫は、主箱体の天面による干渉が、第1無線通信モジュールが送受信する電波に発生することを抑制できる。よって、第1無線通信モジュールが安定して管理用データを送信できるようになるため、物品の管理精度の低下を抑制できる。
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、冷蔵庫の開口部を通過する物体を検出した際に撮影を実行し、撮影結果に基づいて冷蔵庫に収容される食品を管理するという技術があった。従来の技術では、撮影装置が、冷蔵庫に収容される物品を管理するための管理用データを、無線通信によって外部装置に送信する。
ところで、冷蔵庫の主箱体の天面は一般に金属で構成されるため、撮影装置が具備する無線通信モジュールと主箱体の天面との位置関係によっては、無線通信モジュールが送受信する電波に、当該天面による干渉が発生し得る。そのため、撮影装置が具備する無線通信モジュールと主箱体の天面との位置関係によっては、無線通信モジュールが管理用データを安定して送信できず、物品の管理精度が低下し得ると言う課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、冷蔵庫に収容される物品の管理精度の低下を抑制できる物品管理システム、及び冷蔵庫を提供する。
発明者らが本開示に想到するに至った当時、冷蔵庫の開口部を通過する物体を検出した際に撮影を実行し、撮影結果に基づいて冷蔵庫に収容される食品を管理するという技術があった。従来の技術では、撮影装置が、冷蔵庫に収容される物品を管理するための管理用データを、無線通信によって外部装置に送信する。
ところで、冷蔵庫の主箱体の天面は一般に金属で構成されるため、撮影装置が具備する無線通信モジュールと主箱体の天面との位置関係によっては、無線通信モジュールが送受信する電波に、当該天面による干渉が発生し得る。そのため、撮影装置が具備する無線通信モジュールと主箱体の天面との位置関係によっては、無線通信モジュールが管理用データを安定して送信できず、物品の管理精度が低下し得ると言う課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、冷蔵庫に収容される物品の管理精度の低下を抑制できる物品管理システム、及び冷蔵庫を提供する。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明を省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
[1-1.構成]
[1-1-1.物品管理システムの構成]
図1は、実施の形態1における物品管理システム1の構成を示す図である。
物品管理システム1は、冷蔵庫2が収容する物品を管理するシステムである。本実施の形態の物品管理システム1は、物品の管理の一例として、冷蔵庫2が収容する物品が写る画像を管理する。
[1-1.構成]
[1-1-1.物品管理システムの構成]
図1は、実施の形態1における物品管理システム1の構成を示す図である。
物品管理システム1は、冷蔵庫2が収容する物品を管理するシステムである。本実施の形態の物品管理システム1は、物品の管理の一例として、冷蔵庫2が収容する物品が写る画像を管理する。
本実施の形態において、冷蔵庫2に収容される物品は、食品や、食品を収容する容器などを含む。物品には、所定のマーカーが付されていてもよい。
物品管理システム1は、冷蔵庫2を備える。
冷蔵庫2は、前面が開口した主箱体20を備える。主箱体20には、冷蔵室21、製氷室22、新鮮凍結室23、冷凍室24、及び野菜室25が形成されている。これらの収容室は、冷気で冷却されている。冷蔵室21の前面の開口部201には、回転式のドア21Aが設置されている。ドア21Aは、回転式の右ドア21Bと回転式の左ドア21Cとを含む。製氷室22、新鮮凍結室23、冷凍室24、及び野菜室25の各々には、物品を収容可能な引出22A、23A、24A、25Aがそれぞれ設置されている。引出22A~25Aの各々は、設置状態において上面が開口している。なお、左ドア21Cには、回転仕切体21Dが設置されている。回転仕切体21Dは、短冊形状の部材であり、閉状態における右ドア21B及び左ドア21Cの隙間を閉塞する。以下、引出22A、23A、24A、25Aを区別せずに総称する場合、「26A」の符号を付して、「引出26A」と表現する。
右ドア21Bは、本開示の「第1ドア」に相当する。左ドア21Cは、本開示の「第2ドア」に相当する。
冷蔵庫2は、前面が開口した主箱体20を備える。主箱体20には、冷蔵室21、製氷室22、新鮮凍結室23、冷凍室24、及び野菜室25が形成されている。これらの収容室は、冷気で冷却されている。冷蔵室21の前面の開口部201には、回転式のドア21Aが設置されている。ドア21Aは、回転式の右ドア21Bと回転式の左ドア21Cとを含む。製氷室22、新鮮凍結室23、冷凍室24、及び野菜室25の各々には、物品を収容可能な引出22A、23A、24A、25Aがそれぞれ設置されている。引出22A~25Aの各々は、設置状態において上面が開口している。なお、左ドア21Cには、回転仕切体21Dが設置されている。回転仕切体21Dは、短冊形状の部材であり、閉状態における右ドア21B及び左ドア21Cの隙間を閉塞する。以下、引出22A、23A、24A、25Aを区別せずに総称する場合、「26A」の符号を付して、「引出26A」と表現する。
右ドア21Bは、本開示の「第1ドア」に相当する。左ドア21Cは、本開示の「第2ドア」に相当する。
物品管理システム1は、撮影装置3を備える。撮影装置3は、冷蔵庫2の主箱体20の天面20Aに設けられる。なお、主箱体20の天面20Aは、金属で構成される。なお、主箱体20の天面20Aは、樹脂で構成されてもよい。撮影装置3は、冷蔵庫2を撮影する。なお、撮影装置3は、冷蔵室2の開口部201を通過する物品を撮影してもよい。
物品管理システム1は、端末装置4を備える。端末装置4は、スマートフォンなどの携帯型のコンピュータである。端末装置4は、冷蔵庫2が収容する物品の管理に係わるアプリケーションプログラムがインストールされており、このアプリケーションプログラムの機能によって物品管理サーバ5と通信する。
以下の説明では、このアプリケーションプログラムを、「物品管理アプリ」といい「411」の符号を付す。
以下の説明では、このアプリケーションプログラムを、「物品管理アプリ」といい「411」の符号を付す。
図1では、在宅するユーザPを実線で示し、自宅Hから外出したユーザPを点線で示している。端末装置4は、在宅するユーザPに使用される場合、通信装置6を介して、或いは通信装置6を介さずに、物品管理サーバ5と通信する。また、端末装置4は、自宅Hから外出したユーザPに使用され、且つ、通信装置6と通信接続を確立できない場合、通信装置6を介すことなく物品管理サーバ5と通信する。
通信装置6は、公衆回線網などで構成されたネットワークNWに接続し、ネットワークNWを介して物品管理サーバ5と通信する。通信装置6は、冷蔵庫2、撮影装置3、及び端末装置4をネットワークNWに接続するためのインターフェイス装置として機能する。通信装置6は、自宅Hにローカルネットワークを構築する。
物品管理システム1は、物品管理サーバ5を備える。物品管理サーバ5は、冷蔵庫2が収容する物品を管理する装置である。物品管理サーバ5は、物品の管理として、物品が写る画像を保管する。物品管理サーバ5は、ネットワークNWに接続する。なお、各図では、物品管理サーバ5を、1つのブロックによって表現するが、これは必ずしも物品管理サーバ5が単一の装置により構成されることを意味していない。
[1-1-2.冷蔵庫の構成]
図2は、設置状態における冷蔵庫2の斜視図である。
図2では、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交する。Z軸は、上下方向を示し、冷蔵庫2の高さ方向に相当する。X軸及びY軸は、水平方向と平行である。X軸は左右方向を示す。左右方向は、冷蔵庫2の幅方向に相当する。Y軸は前後方向を示す。X軸の正方向は右方向を示す。Y軸の正方向は前方向を示す。Z軸の正方向は上方向を示す。
図2は、設置状態における冷蔵庫2の斜視図である。
図2では、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交する。Z軸は、上下方向を示し、冷蔵庫2の高さ方向に相当する。X軸及びY軸は、水平方向と平行である。X軸は左右方向を示す。左右方向は、冷蔵庫2の幅方向に相当する。Y軸は前後方向を示す。X軸の正方向は右方向を示す。Y軸の正方向は前方向を示す。Z軸の正方向は上方向を示す。
冷蔵庫2は、主箱体20、ドア21A、及び引出26Aを備える。
主箱体20は、冷蔵庫2の本体を形成する箱状部材である。主箱体20は、前面に開口する外箱202と、外箱202の内部に収められ、前面に開口する内箱203と、外箱202と内箱203との間の空間に充填された断熱材とを備える。外箱202は、例えば、鉄などの金属やABSなどの硬質樹脂等で形成される。外箱202の上面、すなわち主箱20の天面20Aは、金属で形成される。内箱203は、例えばABSなどの硬質樹脂で形成される。断熱材は、例えば硬質ウレタンフォームが採用される。なお、断熱材は、これに限らず、断熱性を有し、外箱202と内箱203との間の空間に充填可能な材料であれば、いずれの材料を採用できる。
主箱体20は、冷蔵庫2の本体を形成する箱状部材である。主箱体20は、前面に開口する外箱202と、外箱202の内部に収められ、前面に開口する内箱203と、外箱202と内箱203との間の空間に充填された断熱材とを備える。外箱202は、例えば、鉄などの金属やABSなどの硬質樹脂等で形成される。外箱202の上面、すなわち主箱20の天面20Aは、金属で形成される。内箱203は、例えばABSなどの硬質樹脂で形成される。断熱材は、例えば硬質ウレタンフォームが採用される。なお、断熱材は、これに限らず、断熱性を有し、外箱202と内箱203との間の空間に充填可能な材料であれば、いずれの材料を採用できる。
内箱203の内部空間は、仕切り部材によって複数の空間に仕切られる。本実施形態では、内箱203の内部空間は、5つの空間に仕切られ、5つの空間が、それぞれ、冷蔵室21、製氷室22、新鮮凍結室23、冷凍室24、及び野菜室25として機能する。
右ドア21Bは、主箱体20の天面20Aに設置されたヒンジ部材である右ドアヒンジ部材204によって、回転可能に軸支される。左ドア21Cは、主箱体20の天面20Aに設置されたヒンジ部材である左ドアヒンジ部材205によって、回転可能に軸支される。
右ドアヒンジ部材204は、本開示の「第1ヒンジ部材」に相当する。左ドアヒンジ部材205は、本開示の「第2ヒンジ部材」に相当する。
右ドアヒンジ部材204は、本開示の「第1ヒンジ部材」に相当する。左ドアヒンジ部材205は、本開示の「第2ヒンジ部材」に相当する。
右ドアヒンジ部材204には、第2無線通信モジュール206が設置されている。第2無線通信モジュール206は、冷蔵庫2を制御する制御データを外部装置から受信したり、外部装置に所定のデータを送信したりするモジュールである。なお、左ドアヒンジ部材205でなく右ドアヒンジ部材204に第2無線通信モジュール206が設置されているのは、次の理由による。左ドア21Cが備える回転仕切体21Dは、結露防止用のヒータを有していて、このヒータには、駆動用の電力としてAC(Alternating Current)の電力が、左ドアヒンジ部材205を介して主箱体20から供給されている。そのため、このヒータに供給される電力によって電波が影響を受けないようにするため、第2無線通信モジュール206は、左ドアヒンジ部材205ではなく右ドアヒンジ部材204に設置されている。
[1-1-3.撮影装置の構成]
図3-図7を参照して撮影装置3について説明する。
図3-図7では、図2に示すX軸、Y軸、及びZ軸と同じX軸、Y軸、及びZ軸を図示している。X軸方向は、撮影装置3の幅方向、及び撮影装置3の左右方向に相当する。Y軸方向は、撮影装置3の前後方向に相当する。Z軸方向は、撮影装置3の上下方向に相当する。
図3-図7を参照して撮影装置3について説明する。
図3-図7では、図2に示すX軸、Y軸、及びZ軸と同じX軸、Y軸、及びZ軸を図示している。X軸方向は、撮影装置3の幅方向、及び撮影装置3の左右方向に相当する。Y軸方向は、撮影装置3の前後方向に相当する。Z軸方向は、撮影装置3の上下方向に相当する。
図3は、冷蔵庫2に取り付けられた撮影装置3を右方から見た平面図である。図4は、主箱体20の前端縁20Bに当接している規制部材34を左前方から見た斜視図である。
図3及び図4で示すように、撮影装置3は、主箱体20の天面20Aに設置される本体30と、本体30から前方に延在する撮影部材31と、を備える。撮影部材31は、本体30の前部上方に設けられる。
本体30は、前面において、撮影装置3の電源をオンオフするための電源ボタン32を備える。電源ボタン32には、所定の情報を通知する第1LED(Light emitting diode)33が設けられている。
本体30は、規制部材34を備える。規制部材34は、主箱体20の前端縁20Bに当接することで、冷蔵庫2の前後方向における撮影部材31の位置を規制する。規制部材34は、本体30の底面30Aから延びる片である。規制部材34は、本体30の前面において本体30の幅方向(撮影装置3の幅方向)に延在し、本体30の幅方向の中央にマーク35を有する。マーク35は、撮影装置3の幅方向の中央を示す。規制部材34は、底面30Aから延びる長さが、主箱体20の天面20Aから、ドア21Aの内面上部において天面20Aと略並行に設けられたドアパッキンまでの長さより短く形成されている。
図5は、冷蔵庫2と冷蔵庫2に取り付けられた撮影装置3とを前方からみた平面図である。図5に示す冷蔵庫2は、ドア21Aが開状態である。図6は、冷蔵庫2と冷蔵庫2に取り付けられた撮影装置3とを右方からみた平面図である。図6に示す冷蔵庫2は、引出25Aが、開状態、すなわち引き出された状態である。図7は、冷蔵庫2に取り付けられた撮影装置3を上方からみた平面図である。
撮影装置3は、広角カメラ301及び狭角カメラ302を備える。広角カメラ301及び狭角カメラ302は、撮影部材31の底面31Aの前端部に設置される。広角カメラ301及び狭角カメラ302は、撮影装置3が冷蔵庫2に取り付けられた状態であって且つドア21Aが閉状態である場合に、ドア21Aの前方に位置する。
広角カメラ301は、狭角カメラ302より広角のカメラである。広角カメラ301は、撮影装置3が冷蔵庫2に取り付けられた状態において、冷蔵庫2の前上方から冷蔵室21を撮影する。
例えば、広角カメラ301の撮影範囲は、冷蔵庫2の前方からみて、図5に示す範囲A1を含む。範囲A1は、右ドア21B及び左ドア21Cが最大開度で開状態である場合に、右ドア21B及び左ドア21Cのドアポケット21E、及び冷蔵室21の開口部201を含む範囲である。また、広角カメラ301の撮影範囲は、冷蔵庫2の右方からみて、図6に示す範囲A3を含む。範囲A3は、前後方向において、開状態の右ドア21B及び左ドア21Cの前端部から棚21Fの前端部までを含む範囲であり、且つ、上下方向において、冷蔵室21の開口部201を含む範囲である。
例えば、広角カメラ301の撮影範囲は、冷蔵庫2の前方からみて、図5に示す範囲A1を含む。範囲A1は、右ドア21B及び左ドア21Cが最大開度で開状態である場合に、右ドア21B及び左ドア21Cのドアポケット21E、及び冷蔵室21の開口部201を含む範囲である。また、広角カメラ301の撮影範囲は、冷蔵庫2の右方からみて、図6に示す範囲A3を含む。範囲A3は、前後方向において、開状態の右ドア21B及び左ドア21Cの前端部から棚21Fの前端部までを含む範囲であり、且つ、上下方向において、冷蔵室21の開口部201を含む範囲である。
狭角カメラ302は、広角カメラ301より狭角のカメラである。狭角カメラ302は、撮影装置3が冷蔵庫2に取り付けられた状態において、冷蔵庫2の前上方から引出26Aを撮影する。
例えば、狭角カメラ302の撮影範囲は、冷蔵庫2の前方からみて、図5に示す範囲A2を含む。範囲A2は、冷蔵庫2の前方からみて、引出26Aを含む範囲である。また、例えば、狭角カメラ302の撮影範囲は、冷蔵庫2の右方からみて、図6に示す範囲A4を含む。範囲A4は、前後方向において、最も引き出された状態の引出26Aを含む範囲である。
例えば、狭角カメラ302の撮影範囲は、冷蔵庫2の前方からみて、図5に示す範囲A2を含む。範囲A2は、冷蔵庫2の前方からみて、引出26Aを含む範囲である。また、例えば、狭角カメラ302の撮影範囲は、冷蔵庫2の右方からみて、図6に示す範囲A4を含む。範囲A4は、前後方向において、最も引き出された状態の引出26Aを含む範囲である。
撮影装置3は、第1フォトセンサ303、及び第2フォトセンサ304を備える。第1フォトセンサ303、及び第2フォトセンサ304は、本体30に設置される。
第1フォトセンサ303は、右ドア21Bの開閉を検知するためのセンサである。第1フォトセンサ303は、反射型のフォトセンサである。第1フォトセンサ303は、撮影装置3が冷蔵庫2に取り付けられた状態において、右ドア21Bの所定箇所に投光する。そして、第1フォトセンサ303は、受光量を示す信号を出力する。
第2フォトセンサ304は、左ドア21Cの開閉を検知するためのセンサである。第2フォトセンサ304は、反射型のフォトセンサである。第2フォトセンサ304は、撮影装置3が冷蔵庫2に取り付けられた状態において、左ドア21Cの所定箇所に投光する。そして、第2フォトセンサ304は、受光量を示す検出値を出力する。
第1フォトセンサ303は、右ドア21Bの開閉を検知するためのセンサである。第1フォトセンサ303は、反射型のフォトセンサである。第1フォトセンサ303は、撮影装置3が冷蔵庫2に取り付けられた状態において、右ドア21Bの所定箇所に投光する。そして、第1フォトセンサ303は、受光量を示す信号を出力する。
第2フォトセンサ304は、左ドア21Cの開閉を検知するためのセンサである。第2フォトセンサ304は、反射型のフォトセンサである。第2フォトセンサ304は、撮影装置3が冷蔵庫2に取り付けられた状態において、左ドア21Cの所定箇所に投光する。そして、第2フォトセンサ304は、受光量を示す検出値を出力する。
撮影装置3は、サーモパイル305を備える。サーモパイル305は、引出26Aの開閉を検知するためのセンサである。サーモパイル305は、撮影部材31の底面31Aの前端部に設置される。サーモパイル305は、検出した温度を示す検出値を出力する。
撮影装置3は、人感センサ306を備える。人感センサ306は、赤外線式のセンサでも超音波式のセンサでもよい。人感センサ306は、検出値を出力する。人感センサ306は、撮影部材31の底面31Aの前端部に設置される。
撮影装置3は、照度センサ307を備える。照度センサ307は、広角カメラ301及び狭角カメラ302の露出を調整するためのセンサである。照度センサ307は、検出値を出力する。照度センサ307は、撮影部材31の前端部に設置される。
撮影装置3は、第2LED308、及び第3LED309を備える。第2LED308は、撮影部材31の底面31Aの右前端部に設置される。第3LED309は、撮影部材31の底面31Aの左前端部に設置される。第2LED308、及び第3LED309は、撮影装置3が取り付けられた冷蔵庫2を上方から照らす。
図7に示すように、撮影装置3は、第1制御基板311、及び第2制御基板312を含む。
第1制御基板311は、撮影装置3が具備する各種センサ、及び撮影装置3の電源を制御する基板である。第1制御基板311は、撮影装置3の内部に設置される。第1制御基板311には、電源ボタン32、第1LED33、第1フォトセンサ303、第2フォトセンサ304、サーモパイル305、人感センサ306、及び照度センサ307が接続する。そして、第1制御基板311は、これらデバイスを制御する。第1制御基板311は、第2制御基板312及び第1無線通信モジュール313の後方に設置される。
第2制御基板312は、広角カメラ301と狭角カメラ302を制御し、また、第1無線通信モジュール313を制御する基板である。第2制御基板312は、撮影装置3の内部に設置される。第2制御基板312には、広角カメラ301、狭角カメラ302、及び第1無線通信モジュール313が接続する。そして、第2制御基板312は、これらデバイスを制御する。第2制御基板312は、第1制御基板311の前方に第1制御基板311と並んで設置される。
第1無線通信モジュール313は、アンテナや無線通信回路などのハードウェアを備える装置である。第1無線通信モジュール313は、撮影部材31の内部において、第2制御基板312の左方に設置される。第1無線通信モジュール313は、撮影装置3が冷蔵庫2に取り付けられた状態において主箱体20の開口部201より前方に位置するように、撮影装置3に設置される。より具体的には、第1無線通信モジュール313は、撮影装置3において規制部材34より前方に設置される。
仮に、第1無線通信モジュール313が規制部材34の後方に設置されると、撮影装置3が冷蔵庫2に取り付けられた場合、第1無線通信モジュール313は、上面視で天面20Aと重なる位置に位置することになる。一般に主箱体20の天面20Aは金属で形成されるため、上面視で第1無線通信モジュール313と天面20Aとが重なると、第1無線通信モジュール313が送受信する電波に、天面20Aによる干渉が生じ得る。しかしながら、本実施の形態は、上面視で第1無線通信モジュール313と天面20Aとが重ならないため、第1無線通信モジュール313が送受信する電波に、天面20Aよる干渉が発生することを抑制できる。なお、本実施の形態では、上面視で、第1無線通信モジュール313とドア21Aとが重なっている。しかしながら、一般にドア21Aのフレームは樹脂で構成される。そのため、ドア21Aは、第1無線通信モジュール313が送受信する電波に対して干渉を発生させる可能性が低い。
なお、撮影装置3が冷蔵庫2に取り付けられた状態において、第1無線通信モジュール313は、ドア21Aの天面よりも上方に位置するように設置されてもよい。例えば、第1無線通信モジュール313は、ドア21Aの面よりも上方にあってもよい。また、例えば、第1無線通信モジュール313は、冷蔵庫2の天面20Aよりも上方にあってもよい。また、例えば、第1無線通信モジュール313は、閉状態のドア21Aの前上方にあってもよい。これにより、仮にドア21Aのフレームが金属で形成された場合でも、第1無線通信モジュール313の電波に干渉が発生することを抑制できる。
撮影装置3が主箱体20に取り付けられた状態において、第1無線通信モジュール313は、第2無線通信モジュール206が設けられている位置の反対側に位置する。本実施の形態では、図7に示すように、撮影装置3が冷蔵庫2に取り付けられた状態において、第1無線通信モジュール313は、冷蔵庫2の左右方向(撮影装置3の左右方向)における撮影装置3の中央STより左側に設置される。すなわち、第1無線通信モジュール313は、撮影装置3が冷蔵庫2に取り付けられた状態において、撮影装置3の中央STより左ドアヒンジ部材205側に設置される。これにより、第1無線通信モジュール313と第2無線通信モジュール206との距離を確保できるため、第1無線通信モジュール313と第2無線通信モジュール206との間で電波の干渉が発生することを抑制できる。
なお、上述した第2無線通信モジュール206が設けられている位置の反対側の位置は、冷蔵庫2の左右方向における撮影装置3の中央STを基準とした位置に限定されない。当該基準は、撮影装置3の所定部分を基準としてもよい。例えば、当該基準は、撮影装置3の右側面でもよいし、撮影装置3が具備する基板でもよい。また、当該基準は、冷蔵庫2の所定部分でもよい。
撮影装置3は、金属部314を備える。金属部314は、撮影装置3が主箱体20に取り付けられた状態において、第1無線通信モジュール313が設けられている位置の反対側に設置される。本実施の形態では、図7に示すように、撮影装置3が冷蔵庫2に取り付けられた状態において、左右方向における第1無線通信モジュール313と第2無線通信モジュール206との間には、金属板314が設置される。金属板314は、撮影部材31の右内側面315の全域を覆うように設置されてもよい。また、金属板314は、撮影部材31の右内側面315において、側面視で第1無線通信モジュール313を含む範囲に設置されてもよい。また、金属板314は、撮影装置3の右内側面の全域を覆うように設置されてもよい。金属板314が設置されることにより、撮影装置3内の放熱させることができ、且つ、第1無線通信モジュール313と第2無線通信モジュール206との間で電波の干渉が発生することをより抑制できる。また、不燃化設計により安全性を向上させることができる。
金属板314は、本開示の「金属部」に相当する。
金属板314は、本開示の「金属部」に相当する。
なお、金属部314について上述した第1無線通信モジュール313が設けられている位置の反対側の位置は、撮影部材31の右内側面315、或いは撮影装置3の右内側面に限定されない。第1無線通信モジュール313が設けられている位置の反対側の位置は、撮影装置3内の所定の部品を基準とした位置であればよい。例えば、当該基準は、第1無線通信モジュール313と他の部品との境界としてもよい。
図8は、撮影装置3の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、第1制御基板311は、CPU(Central Processing Unit)などの第1プロセッサ320、第1メモリ330、第1通信モジュール340、及び他の装置やセンサ類が接続されるインターフェイス回路を備える。
図8に示すように、第1制御基板311は、CPU(Central Processing Unit)などの第1プロセッサ320、第1メモリ330、第1通信モジュール340、及び他の装置やセンサ類が接続されるインターフェイス回路を備える。
第1メモリ330は、第1プロセッサ320が実行するプログラムやデータを記憶する記憶装置である。第1メモリ330は、例えばROM(Read Only Memory)などの不揮発性の記憶装置により構成される。第1メモリ330は、例えばRAM(Random Access Memory)などの、第1プロセッサ320のワークエリアを構成する揮発性の記憶装置を含んでもよい。第1メモリ330は、第1プロセッサ320により処理されるデータや、第1プロセッサ320が実行する制御プログラム331を記憶する。
第1通信モジュール340は、所定の有線通信規格に従った通信回路やコネクタなどのハードウェアを備え、第1プロセッサ320の制御に従って第2制御基板312と通信する。
第1プロセッサ320は、制御プログラム331を読み出して実行することにより、電源ボタン32の操作に応じて、撮影装置3の電源のオンオフを行う。
また、第1プロセッサ320は、制御プログラム331を読み出して実行することにより、第1LED33、第2LED308、及び第3LED309の点灯及び消灯を行う。
また、第1プロセッサ320は、制御プログラム331を読み出して実行することにより、第1制御基板311に接続する各センサが出力した検出値を、第1通信モジュール340を介して第2制御基板312に送信する。
また、第1プロセッサ320は、制御プログラム331を読み出して実行することにより、第1LED33、第2LED308、及び第3LED309の点灯及び消灯を行う。
また、第1プロセッサ320は、制御プログラム331を読み出して実行することにより、第1制御基板311に接続する各センサが出力した検出値を、第1通信モジュール340を介して第2制御基板312に送信する。
第2制御基板312は、CPUなどの第2プロセッサ350、第2メモリ360、第2通信モジュール370、及び他の装置やセンサ類が接続されるインターフェイス回路を備える。
第2メモリ360は、第2プロセッサ350が実行するプログラムやデータを記憶する記憶装置である。第2メモリ360は、例えばROMなどの不揮発性の記憶装置により構成される。また、第2メモリ360は、例えばRAMなどの、第2プロセッサ350のワークエリアを構成する揮発性の記憶装置を含んでもよい。第2メモリ360は、第2プロセッサ350により処理されるデータや、第2プロセッサ350が実行する制御プログラム361や撮影装置ID(Identification)362を記憶する。
撮影装置ID362は、撮影装置3を一意に特定する情報である。
撮影装置ID362は、撮影装置3を一意に特定する情報である。
第2通信モジュール370は、所定の有線通信規格に従った通信回路やコネクタなどのハードウェアを備え、第2プロセッサ350の制御に従って第1制御基板311と通信する。
第2プロセッサ350は、第2メモリ360に記憶された制御プログラム361を読み出して実行することにより、第1通信制御部351、第2通信制御部352、開閉判定部353、撮影制御部354、録画制御部355、及び生成部356として機能する。
第1通信制御部351は、第1無線通信モジュール313を介して、物品管理サーバ5と通信する。
第2通信制御部352は、第2通信モジュール370を介して、第1制御基板311と通信する。第2通信制御部352は、第1制御基板311に接続される各種センサの検出値を第1制御基板311から受信する。
開閉判定部353は、第2通信制御部352が受信する第1フォトセンサ303の検出値に基づいて、右ドア21Bが開状態か閉状態かを判定する。開閉判定部353は、閉状態に対応する検出値と異なる検出値を、第2通信制御部352が受信した場合、右ドア21Bが開状態であると判定する。一方、開閉判定部353は、閉状態に対応する検出値を第2通信制御部352が受信した場合、右ドア21Bが閉状態であると判定する。
開閉判定部353は、右ドア21Bについての判定と同様に、第2通信制御部352が第2フォトセンサ304の検出値に基づいて、左ドア21Cが開状態か閉状態かを判定する。
開閉判定部353は、第2通信制御部352が受信するサーモパイル305の検出値に基づいて、引出26Aが開状態か閉状態かを判定する。開閉判定部353は、所定温度以下の温度を示すサーモパイル305の検出値を、第2通信制御部352が受信した場合、引出26Aが開状態であると判定する。一方、開閉判定部353は、所定温度を上回る温度を示すサーモパイル305の検出値を第2通信制御部352が受信した場合、引出26Aが閉状態であると判定する。
撮影制御部354は、ドア21A又は引出26Aが開状態になったと開閉判定部353が判定した場合、広角カメラ301及び狭角カメラ302に撮影を開始させる。なお、第2通信制御部352は、撮影制御部354が広角カメラ301及び狭角カメラ302に撮影を開始させると、第1制御基板311に点灯要求情報を送信する。点灯要求情報は、第2LED308及び第3LED309の点灯を要求する情報である。第1プロセッサ320は、点灯要求情報を受信すると、第2LED308及び第3LED309を点灯させ、撮影を開始したことをユーザPに通知する。
撮影制御部354は、ドア21A及び引出26Aが閉状態になったと開閉判定部353が判定した場合、広角カメラ301及び狭角カメラ302に撮影を終了させる。なお、第2通信制御部352は、撮影制御部354が広角カメラ301及び狭角カメラ302に撮影を終了させると、第1制御基板311に消灯要求情報を送信する。消灯要求情報は、第2LED308及び第3LED309の消灯を要求する情報である。第1プロセッサ320は、消灯要求情報を受信すると、第2LED308及び第3LED309を消灯させ、撮影を終了したことをユーザPに通知する。
録画制御部355は、ドア21A又は引出26Aが開状態になったと開閉判定部353が判定した場合、広角カメラ301及び狭角カメラ302の撮影結果の録画を開始する。すなわち、録画制御部355は、第2メモリ360に対して、録画データ363の記録を開始する。録画データ363には、広角カメラ301の撮影結果を示す第1録画データと、狭角カメラ302の撮影結果を示す第2録画データとが含まれる。
録画制御部355は、ドア21A及び引出26Aが閉状態になったと開閉判定部353が判定した場合、広角カメラ301及び狭角カメラ302の撮影結果の録画を終了する。
生成部356は、管理用データD1を生成する。管理用データD1は、物品管理サーバ5にアップロードするデータであり、冷蔵庫2が収容する物品を管理するためのデータである。第1通信制御部351は、生成部356が生成した管理用データD1を物品管理サーバ5に送信する。
[1-1-4.物品管理サーバの構成]
図9は、端末装置4及び物品管理サーバ5の構成を示すブロック図である。
物品管理サーバ5は、CPUなどのプロセッサであるサーバプロセッサ50、サーバメモリ51、及びサーバ通信モジュール52を備える。サーバプロセッサ50には、サーバメモリ51及びサーバ通信モジュール52が接続される。
図9は、端末装置4及び物品管理サーバ5の構成を示すブロック図である。
物品管理サーバ5は、CPUなどのプロセッサであるサーバプロセッサ50、サーバメモリ51、及びサーバ通信モジュール52を備える。サーバプロセッサ50には、サーバメモリ51及びサーバ通信モジュール52が接続される。
サーバメモリ51は、サーバプロセッサ50が実行するプログラムやデータを記憶する記憶装置である。サーバメモリ51は、不揮発性の記憶装置により構成される。また、サーバメモリ51は、サーバプロセッサ50のワークエリアを構成する不揮発性の記憶装置を含んでもよい。サーバメモリ51は、サーバプロセッサ50により処理されるデータや、サーバプロセッサ50が実行する制御プログラム511、物品管理DB(database)512を記憶する。
物品管理DB512は、撮影装置3ごとに1件のレコードを有する。この1件のレコードには、撮影装置ID362、第1撮影画像の画像データ、及び第2撮影画像の画像データが含まれる。第1撮影画像、及び第2撮影画像については後述する。
物品管理DB512は、撮影装置3ごとに1件のレコードを有する。この1件のレコードには、撮影装置ID362、第1撮影画像の画像データ、及び第2撮影画像の画像データが含まれる。第1撮影画像、及び第2撮影画像については後述する。
サーバ通信モジュール52は、所定の通信規格に従った通信回路やコネクタなどを備え、ネットワークNWを介して冷蔵庫2、撮影装置3、及び端末装置4と通信する。
サーバプロセッサ50は、サーバメモリ51が記憶する制御プログラム511を読み出して実行することにより、サーバ通信制御部501及びサーバ処理部502として機能する。
サーバ通信制御部501は、サーバ通信モジュール52を介して冷蔵庫2、撮影装置3、及び端末装置4と通信する。
サーバ処理部502は、撮影装置3及び端末装置4をクライアントとして各種の情報処理を行う。サーバ処理部502は、冷蔵庫2もクライアントとしてもよい。
サーバ通信制御部501は、サーバ通信モジュール52を介して冷蔵庫2、撮影装置3、及び端末装置4と通信する。
サーバ処理部502は、撮影装置3及び端末装置4をクライアントとして各種の情報処理を行う。サーバ処理部502は、冷蔵庫2もクライアントとしてもよい。
[1-1-5.端末装置の構成]
次に、端末装置4の構成について説明する。
端末装置4は、CPUなどのプロセッサである端末プロセッサ40、端末メモリ41、端末通信モジュール42、及びタッチパネル43を備える。
次に、端末装置4の構成について説明する。
端末装置4は、CPUなどのプロセッサである端末プロセッサ40、端末メモリ41、端末通信モジュール42、及びタッチパネル43を備える。
端末メモリ41は、端末プロセッサ40が実行するプログラムやデータを不揮発的に記憶する記憶装置である。端末メモリ41は、不揮発性記憶装置により構成される。また、端末メモリ41は、端末プロセッサ40のワークエリアを構成するRAMを含んでもよい。端末メモリ41は、端末プロセッサ40により処理されるデータや、端末プロセッサ40が実行する制御プログラム、物品管理アプリ411を記憶する。
端末通信モジュール42は、所定の通信規格に従った通信回路やコネクタなどを備え、端末プロセッサ40の制御に従って物品管理サーバ5と通信する。
タッチパネル43は、表示パネルと、表示パネルに重ねて或いは一体に設けられたタッチセンサとを備える。
タッチパネル43は、表示パネルと、表示パネルに重ねて或いは一体に設けられたタッチセンサとを備える。
端末プロセッサ40は、アプリ実行部400として機能する。
アプリ実行部400は、端末通信モジュール42を介して、物品管理サーバ5と通信する。
アプリ実行部400は、冷蔵庫2が収容する物品の管理に係るユーザーインターフェースを、タッチパネル43に表示させる。以下の説明において、このユーザーインターフェースを、「アプリUI」という。本実施の形態の表示制御部402は、アプリUIを表示させることで、冷蔵庫2が収容する物品の画像などを表示する。
アプリ実行部400は、アプリUIを介して各種入力をユーザPから受け付ける。
アプリ実行部400は、端末通信モジュール42を介して、物品管理サーバ5と通信する。
アプリ実行部400は、冷蔵庫2が収容する物品の管理に係るユーザーインターフェースを、タッチパネル43に表示させる。以下の説明において、このユーザーインターフェースを、「アプリUI」という。本実施の形態の表示制御部402は、アプリUIを表示させることで、冷蔵庫2が収容する物品の画像などを表示する。
アプリ実行部400は、アプリUIを介して各種入力をユーザPから受け付ける。
[1-2.動作]
次に、物品管理システム1の各部の動作について説明する。
次に、物品管理システム1の各部の動作について説明する。
[1-2-1.録画に係わる動作]
まず、録画に係わる撮影装置3の動作について説明する。
図10は、撮影装置3の動作を示すフローチャートFAである。
まず、録画に係わる撮影装置3の動作について説明する。
図10は、撮影装置3の動作を示すフローチャートFAである。
開閉判定部353は、ドア21A又は引出26Aが開状態になったか否かを判定する(ステップSA1)。
開閉判定部353が、ドア21A又は引出26Aが開状態になっていないと判定した場合(ステップSA1:NO)、第2プロセッサ350は、処理をステップSA1に戻す。
開閉判定部353が、ドア21A又は引出26Aが開状態になったと判定した場合(ステップSA1:YES)、撮影制御部354は、広角カメラ301及び狭角カメラ302に撮影を開始させる(ステップSA2)。
次いで、録画制御部355は、広角カメラ301及び狭角カメラ302の撮影結果の録画を開始する(ステップSA3)。
次いで、開閉判定部353は、ドア21A及び引出26Aが閉状態になったか否か判定する(ステップSA4)。開閉判定部353は、ドア21A及び引出26Aが閉状態になっていないと判定した場合(ステップSA4:NO)、再度、ステップSA4の判定を行う。
一方、ドア21A及び引出26Aが閉状態になったと判定した場合(ステップSA4:YES)、録画制御部355は、撮影結果の録画を終了する(ステップSA5)。これにより、第2メモリ360には、録画データ363が生成される。
次いで、撮影制御部354は、広角カメラ301及び狭角カメラ302に撮影を終了させる(ステップSA6)。
[1-2-2.管理用データの送信に係わる動作]
次に、管理用データD1の送信に係わる動作について説明する。
図11は、撮影装置3、及び物品管理サーバ5の動作を示すフローチャートである。
図11において、フローチャートFBは撮影装置3の動作を示し、フローチャートFCは物品管理サーバ5の動作を示す。
次に、管理用データD1の送信に係わる動作について説明する。
図11は、撮影装置3、及び物品管理サーバ5の動作を示すフローチャートである。
図11において、フローチャートFBは撮影装置3の動作を示し、フローチャートFCは物品管理サーバ5の動作を示す。
生成部356は、第2メモリ360に、録画データ363が記憶されたか否かを判定する(ステップSB1)。生成部356は、録画データ363が記憶されていないと判定した場合(ステップSB1:NO)、再度、ステップSB1の判定を行う。
一方、生成部356は、録画データ363が記憶されたと判定した場合(ステップSB1:YES)、第2メモリ360が記憶する録画データ363の第1録画データが示す動画像から、第1撮影画像を選定する(ステップSB2)。
ステップSB2について詳述する。
第1撮影画像は、右ドア21B及び左ドア21Cがα°≦θ≦β°の回転角度で開いている場合の撮影画像であって、且つ、ユーザPの写り込みが最も少ない撮影画像である。α°は、例えば60°である。β°は、例えば100°である。
第1撮影画像は、右ドア21B及び左ドア21Cがα°≦θ≦β°の回転角度で開いている場合の撮影画像であって、且つ、ユーザPの写り込みが最も少ない撮影画像である。α°は、例えば60°である。β°は、例えば100°である。
生成部356は、ドア21Aに付されている所定のマーカーが写る撮影画像を、第1録画データが示す動画像から選定する。この所定のマーカーは、右ドア21B及び左ドア21Cがα°≦θ≦β°となる場合に撮影画像に写るように予め付されている。次いで、生成部356は、選定した撮影画像からユーザPの映り込みが最も少ない撮影画像を第1撮影画像として選定する。生成部356は、パターンマッチングなどの方法によって撮影画像に写るユーザPを認識し、認識したユーザPの画像の面積が最も少ない撮影画像を、ユーザPの映り込みが最も少ない撮影画像とする。
フローチャートFBの説明に戻り、生成部356は、記憶された録画データ363の第2録画データが示す動画像から、第2撮影画像を選定する(ステップSB3)。
ステップSB3について詳述する。
第2撮影画像は、閉状態の引出度合いを0%とし最も開いた状態の引出度合いを100%とした場合において、引出度合いがγ%以上の引出26Aが写る撮影画像である。なお、引出度合いとは、引き出された度合いのことを指す。また、第2撮影画像は、ユーザPの写り込みが最も少ない撮影画像である。γ%は、例えば70%である。
第2撮影画像は、閉状態の引出度合いを0%とし最も開いた状態の引出度合いを100%とした場合において、引出度合いがγ%以上の引出26Aが写る撮影画像である。なお、引出度合いとは、引き出された度合いのことを指す。また、第2撮影画像は、ユーザPの写り込みが最も少ない撮影画像である。γ%は、例えば70%である。
生成部356は、引出26A内に付されている所定のマーカーが写る撮影画像を、第2録画データが示す動画像から選定する。この所定のマーカーは、引出26Aがγ%以上引き出された場合に撮影画像に写るように予め付されている。次いで、生成部356は、選定した撮影画像からユーザPの映り込みが最も少ない撮影画像を第2撮影画像として選定する。
生成部356は、第1撮影画像及び第2撮影画像の少なくともいずれかを選定できたか否かを判定する(ステップSB4)。
生成部356は、第1撮影画像及び第2撮影画像を選定できなかったと判定した場合(ステップSB4:NO)、ステップSB7の処理を行う。
一方、生成部356は、第1撮影画像及び第2撮影画像の少なくともいずれかを選定できたと判定した場合(ステップSB4:YES)、管理用データD1を生成する(ステップSB5)。
第1撮影画像及び第2撮影画像を選定できた場合、生成部356は、第1撮影画像の画像データ、第2撮影画像の画像データ、及び撮影装置ID362を含む管理用データD1を生成する。
第1撮影画像を選定できた一方で第2撮影画像を選定できなかった場合、生成部356は、第1撮影画像の画像データ、及び撮影装置ID362を含む管理用データD1を生成する。
第2撮影画像を選定できた一方で第1撮影画像を選定できなかった場合、生成部356は、第2撮影画像の画像データ、及び撮影装置ID362を含む管理用データD1を生成する。
第1撮影画像を選定できた一方で第2撮影画像を選定できなかった場合、生成部356は、第1撮影画像の画像データ、及び撮影装置ID362を含む管理用データD1を生成する。
第2撮影画像を選定できた一方で第1撮影画像を選定できなかった場合、生成部356は、第2撮影画像の画像データ、及び撮影装置ID362を含む管理用データD1を生成する。
次いで、第1通信制御部351は、生成部356が生成した管理用データD1を物品管理サーバ5に送信する(ステップSB6)。
次いで、生成部356は、ステップSB2以降で処理対象とした録画データ363を第2メモリ360から消去する(ステップSB7)。
フローチャートFCで示すように、サーバ通信制御部501は、撮影装置3から管理用データD1を受信したか否かを判定する(ステップSC1)。サーバ通信制御部501が、管理用データD1を受信したと判定した場合(ステップSC1:YES)、サーバ処理部502は、サーバ通信制御部501が受信した管理用データD1に基づいて物品管理DB512を更新する(ステップSC2)。
ステップSC2について詳述する。
サーバ処理部502は、管理用データD1に含まれる撮影装置ID362を含むレコードを物品管理DB512から特定し、特定したレコードの第1撮影画像の画像データを、管理用データD1が含む第1撮影画像の画像データに更新する。
サーバ処理部502は、管理用データD1に含まれる撮影装置ID362を含むレコードを物品管理DB512から特定し、特定したレコードの第2撮影画像の画像データを、管理用データD1が含む第2撮影画像の画像データに更新する。
サーバ処理部502は、管理用データD1に含まれる撮影装置ID362を含むレコードを物品管理DB512から特定し、特定したレコードの第1撮影画像の画像データを、管理用データD1が含む第1撮影画像の画像データに更新する。
サーバ処理部502は、管理用データD1に含まれる撮影装置ID362を含むレコードを物品管理DB512から特定し、特定したレコードの第2撮影画像の画像データを、管理用データD1が含む第2撮影画像の画像データに更新する。
[1-2-3.アプリUIに係わる動作]
次に、アプリUIに係わる物品管理システム1の動作について説明する。
図12は、端末装置4及び物品管理サーバ5の動作を示すフローチャートである。図12において、フローチャートFDは端末装置4の動作を示し、フローチャートFEは物品管理サーバ5の動作を示す。
次に、アプリUIに係わる物品管理システム1の動作について説明する。
図12は、端末装置4及び物品管理サーバ5の動作を示すフローチャートである。図12において、フローチャートFDは端末装置4の動作を示し、フローチャートFEは物品管理サーバ5の動作を示す。
フローチャートFDで示すように、アプリ実行部400は、物品管理サーバ5から、物品管理DB512に格納されている画像データを要求するか否かを判定する(ステップSD1)。例えば、端末通信制御部401は、物品管理アプリ411が立ち上がった場合に、ステップSD1において肯定判定する。
アプリ実行部400は、物品管理DB512に格納されている画像データを要求すると判定した場合(ステップSD1:YES)、画像データを要求する要求データを、物品管理サーバ5に送信する(ステップSD2)。要求データには、端末メモリ41が記憶する撮影装置ID362が含まれる。なお、端末装置4は、所定のタイミングで撮影装置ID362を取得している。
フローチャートFEで示すように、サーバ通信制御部501は、要求データを受信する(ステップSE1)。次いで、サーバ処理部502は、サーバ通信制御部501が受信した要求データに含まれる撮影装置ID362に対応付く画像データを、物品管理DB512から取得する(ステップSE2)。次いで、サーバ通信制御部501は、サーバ処理部502が取得した画像データを、要求データの応答として、端末装置4に送信する(ステップSE3)。
フローチャートFDを参照して、アプリ実行部400は、画像データを物品管理サーバ5から受信する(ステップSD3)。次いで、アプリ実行部400は、ステップSD3で受信された画像データが示す画像を含むアプリUIをタッチパネル43に表示させる(ステップSD4)。
[1-3.効果等]
以上、説明したように、物品管理システム1は、主箱体20を備える冷蔵庫2と、主箱体20の天面20Aに取り付けられ、冷蔵庫2を撮影する撮影装置3と、を備える。撮影装置3は、冷蔵庫2が収容する物品を管理するための管理用データD1を送信可能な第1無線通信モジュール313を備える。第1無線通信モジュール313は、撮影装置3が主箱体20に取り付けられた状態において、主箱体20の開口部201より前方に位置する。
以上、説明したように、物品管理システム1は、主箱体20を備える冷蔵庫2と、主箱体20の天面20Aに取り付けられ、冷蔵庫2を撮影する撮影装置3と、を備える。撮影装置3は、冷蔵庫2が収容する物品を管理するための管理用データD1を送信可能な第1無線通信モジュール313を備える。第1無線通信モジュール313は、撮影装置3が主箱体20に取り付けられた状態において、主箱体20の開口部201より前方に位置する。
これによれば、主箱体20の天面20Aによる干渉が、第1無線通信モジュール313が送受信する電波に発生することを抑制できる。よって、第1無線通信モジュール313が安定して管理用データD1を送信できるようになるため、物品の管理精度の低下を抑制できる。
冷蔵庫2は、開口部201を開閉する右ドア21B及び左ドア21Cと、右ドア21Bを軸支する右ドアヒンジ部材204に設置される第2無線通信モジュール206と、を備える。第1無線通信モジュール313は、撮影装置3が主箱体20に取り付けられた状態において、冷蔵庫2の左右方向における撮影装置3の中央STより左ドア21Cを軸支する左ドアヒンジ部材205側に位置する。
これによれば、第1無線通信モジュール313と第2無線通信モジュール206との距離を確保できるため、第1無線通信モジュール313と第2無線通信モジュール206との間で電波の干渉が発生することを抑制できる。よって、第1無線通信モジュール313がより安定して管理用データD1を送信できるようになるため、物品の管理精度の低下をより抑制できる。
冷蔵庫2は、開口部201を開閉する右ドア21B及び左ドア21Cと、右ドア21Bを軸支する右ドアヒンジ部材204に設置される第2無線通信モジュール206と、を備える。撮影装置3は、金属板314を備える。金属板314は、撮影装置3が主箱体20に取り付けられた状態において、冷蔵庫2の左右方向における第1無線通信モジュール313と第2無線通信モジュール206との間に設置される。
これによれば、第1無線通信モジュール313と第2無線通信モジュール206との間で電波の干渉が発生することをより抑制できる。よって、第1無線通信モジュール313がより安定して管理用データD1を送信できるようになるため、物品の管理精度の低下をより抑制できる。
冷蔵庫2は、開口部201を開閉するドア21Aを備える。第1無線通信モジュール313は、撮影装置3が主箱体20に取り付けられた状態において、閉状態のドア21Aよりも前方に位置する。
これによれば、第1無線通信モジュール313が送受信する電波に干渉が発生することをより抑制できる。よって、第1無線通信モジュール313が安定して管理用データD1を送信できるようになるため、物品の管理精度の低下をより抑制できる。また、仮にドア21Aのフレームが金属で構成される場合でも、第1無線通信モジュール313が送受信する電波に干渉が発生することを抑制できるため、物品の管理精度の低下を抑制できる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2の説明では、実施の形態1の物品管理システム1の各部の構成要素と同じ構成要素については、同一の符号を付して詳細な説明を適宜に省略する。
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2の説明では、実施の形態1の物品管理システム1の各部の構成要素と同じ構成要素については、同一の符号を付して詳細な説明を適宜に省略する。
[2-1.構成]
図13は、実施の形態2における物品管理システム1Aの構成を示す図である。
本実施の形態における物品管理システム1Aは、冷蔵庫2A、物品管理サーバ5、及び端末装置4を備える。上述した実施の形態1の冷蔵庫2と撮影装置3とは、別体であったが、実施の形態2における冷蔵庫2Aは、撮影装置3Aを備える。すなわち、本実施の形態における冷蔵庫2Aと撮影装置3Aとは、別体ではない。
図13は、実施の形態2における物品管理システム1Aの構成を示す図である。
本実施の形態における物品管理システム1Aは、冷蔵庫2A、物品管理サーバ5、及び端末装置4を備える。上述した実施の形態1の冷蔵庫2と撮影装置3とは、別体であったが、実施の形態2における冷蔵庫2Aは、撮影装置3Aを備える。すなわち、本実施の形態における冷蔵庫2Aと撮影装置3Aとは、別体ではない。
図14は、本実施の形態における冷蔵庫2Aの構成を示すブロック図である。
冷蔵庫2Aは、第3制御基板220を備える。第3制御基板220は、CPUなどの第3プロセッサ230、第3メモリ240、第3通信モジュール250、及び他の装置やセンサ類が接続されるインターフェイス回路を備える。
冷蔵庫2Aは、第3制御基板220を備える。第3制御基板220は、CPUなどの第3プロセッサ230、第3メモリ240、第3通信モジュール250、及び他の装置やセンサ類が接続されるインターフェイス回路を備える。
第3メモリ240は、第3プロセッサ230が実行するプログラムやデータを記憶する記憶装置である。第3メモリ240は、不揮発性の記憶装置により構成される。また、第3メモリ240は、第3プロセッサ230のワークエリアを構成する揮発性の記憶装置を含んでもよい。第3メモリ240は、第3プロセッサ230により処理されるデータや、第3プロセッサ230が実行する制御プログラム241を記憶する。
第3通信モジュール250は、所定の有線通信規格に従った通信回路やコネクタなどの通信ハードウェアを備え、第3プロセッサ230の制御に従って第1制御基板311Aと通信する。
第3制御基板220には、第2無線通信モジュール206、冷却部207、第1開閉センサ208、第2開閉センサ209、第3開閉センサ210、第4開閉センサ211、第5開閉センサ212、及び第6開閉センサ213が接続する。
冷却部207は、圧縮機や、凝縮器、キャピラリーチューブ、冷却器、冷却器が生成した冷気を各収容室に送る冷却ファン、及び、冷却ファンにより送られる冷気を分流するダンパー等の冷蔵庫2Aの各収容室を冷却する機構を備える。冷却部207は、第3制御基板220の制御に従って、冷蔵庫2Aの各収容室を冷却する。
第1開閉センサ208~第6開閉センサ213は、例えばホールICで構成される。
第1開閉センサ208は、右ドア21Bの開閉センサを検出するためのセンサである。
第2開閉センサ209は、左ドア21Cの開閉センサを検出するためのセンサである。
第3開閉センサ210は、引出22Aの開閉センサを検出するためのセンサである。
第4開閉センサ211は、引出23Aの開閉センサを検出するためのセンサである。
第5開閉センサ212は、引出24Aの開閉センサを検出するためのセンサである。
第6開閉センサ213は、引出25Aの開閉センサを検出するためのセンサである。
各開閉センサは、検出値を第3制御基板220に出力する。
第1開閉センサ208は、右ドア21Bの開閉センサを検出するためのセンサである。
第2開閉センサ209は、左ドア21Cの開閉センサを検出するためのセンサである。
第3開閉センサ210は、引出22Aの開閉センサを検出するためのセンサである。
第4開閉センサ211は、引出23Aの開閉センサを検出するためのセンサである。
第5開閉センサ212は、引出24Aの開閉センサを検出するためのセンサである。
第6開閉センサ213は、引出25Aの開閉センサを検出するためのセンサである。
各開閉センサは、検出値を第3制御基板220に出力する。
第3プロセッサ230は、制御プログラム241を読み出して実行することにより、第2無線通信モジュール206を介して、外部機器と通信する。
また、第3プロセッサ230は、制御プログラム241を読み出して実行することにより、冷却部207によって冷蔵庫2Aの各収容室を冷却する。
また、第3プロセッサ230は、制御プログラム241を読み出して実行することにより、第1開閉センサ208~第6開閉センサ213の各々が出力した検出値を第1制御基板311Aに送信する。
また、第3プロセッサ230は、制御プログラム241を読み出して実行することにより、冷却部207によって冷蔵庫2Aの各収容室を冷却する。
また、第3プロセッサ230は、制御プログラム241を読み出して実行することにより、第1開閉センサ208~第6開閉センサ213の各々が出力した検出値を第1制御基板311Aに送信する。
冷蔵庫2Aは、撮影装置3Aを備える。撮影装置3Aは、撮影装置3と比較して、第1フォトセンサ303、第2フォトセンサ304、サーモパイル305、人感センサ306、第2LED308、及び第3LED309を備えていない。
実施の形態2の撮影装置3Aは、第1制御基板311の代わりに第1制御基板311Aを備える。第1制御基板311Aには、電源ボタン32、第1LED33、及び照度センサ307が接続する。また、実施の形態2における撮影装置3Aは、第2制御基板312の代わりに第2制御基板312Aを備える。第2制御基板312Aには、広角カメラ301、狭角カメラ302、及び第1無線通信モジュール313が接続する。
第1制御基板311Aは、撮影装置3Aにおいて、撮影装置3における第1制御基板311の設置位置と同様の位置に設置される。
また、第2制御基板312Aは、撮影装置3Aにおいて、撮影装置3における第2制御基板312の設置位置と同様の位置に設置される。
また、本実施の形態において、広角カメラ301、狭角カメラ302、電源ボタン32、第1LED33、照度センサ307、及び第1無線通信モジュール313は、実施の形態1における設置位置と同じ位置に設置される。
また、第2制御基板312Aは、撮影装置3Aにおいて、撮影装置3における第2制御基板312の設置位置と同様の位置に設置される。
また、本実施の形態において、広角カメラ301、狭角カメラ302、電源ボタン32、第1LED33、照度センサ307、及び第1無線通信モジュール313は、実施の形態1における設置位置と同じ位置に設置される。
第1制御基板311Aは、CPUなどの第1プロセッサ320A、第1メモリ330A、第1通信モジュール340A、及び他の装置やセンサ類が接続されるインターフェイス回路を備える。
第1メモリ330Aは、第1メモリ330と同様のメモリである。第1メモリ330Aは、第1プロセッサ320Aにより処理されるデータや、第1プロセッサ320Aが実行する制御プログラム331Aを記憶する。
第1通信モジュール340Aは、所定の有線通信規格に従った通信回路やコネクタなどの通信ハードウェアを備え、ケーブルを介して第2制御基板312A及び第3制御基板220と通信する。
第1プロセッサ320Aは、制御プログラム331Aを読み出して実行することにより、電源ボタン32の操作に応じて撮影装置3Aの電源のオンオフを行う。
第1プロセッサ320Aは、制御プログラム331Aを読み出して実行することにより、第1LED33の点灯及び消灯を行う。
第1プロセッサ320Aは、制御プログラム331Aを読み出して実行することにより、第1通信モジュール340Aを介して、照度センサ307が出力した検出値を、第2制御基板312Aに送信する。
第1プロセッサ320Aは、制御プログラム331Aを読み出して実行することにより、第1通信モジュール340Aを介して、第3制御基板220から受信した第1開閉センサ208~第6開閉センサ213の検出値を、第2制御基板312Aに送信する。
第1プロセッサ320Aは、制御プログラム331Aを読み出して実行することにより、第1LED33の点灯及び消灯を行う。
第1プロセッサ320Aは、制御プログラム331Aを読み出して実行することにより、第1通信モジュール340Aを介して、照度センサ307が出力した検出値を、第2制御基板312Aに送信する。
第1プロセッサ320Aは、制御プログラム331Aを読み出して実行することにより、第1通信モジュール340Aを介して、第3制御基板220から受信した第1開閉センサ208~第6開閉センサ213の検出値を、第2制御基板312Aに送信する。
第2制御基板312Aは、CPUなどの第2プロセッサ350A、第2メモリ360A、第2通信モジュール370A、及び他の装置やセンサ類が接続されるインターフェイス回路を備える。
第2メモリ360Aは、第1メモリ330と同様のメモリである。第2メモリ360Aは、第2プロセッサ350Aにより処理されるデータや、第2プロセッサ350Aが実行する制御プログラム361Aを記憶する。
第2通信モジュール370Aは、所定の通信規格に従った通信回路やコネクタなどの通信ハードウェアを備え、第2プロセッサ350Aの制御に従って第1制御基板311Aと通信する。
第2プロセッサ350Aは、第2メモリ360Aに記憶された制御プログラム361Aを読み出して実行することにより、第1通信制御部351、第2通信制御部352A、開閉判定部353A、撮影制御部354、録画制御部355、及び生成部356として機能する。
第2通信制御部352Aは、第2通信モジュール370Aを介して、第1制御基板311Aと通信する。第2通信制御部352Aは、各種センサの検出値を第1制御基板311Aから受信する。
開閉判定部353Aは、第2通信制御部352Aが受信する第1開閉センサ208の検出値に基づいて、右ドア21Bが開状態か閉状態かを判定する。開閉判定部353は、閉状態に対応する検出値と異なる検出値を、第2通信制御部352Aが受信した場合、右ドア21Bが開状態であると判定する。一方、開閉判定部353は、閉状態に対応する検出値を第2通信制御部352が受信した場合、右ドア21Bが閉状態であると判定する。
開閉判定部353Aは、右ドア21Bについての判定と同様に、第2通信制御部352が第2開閉センサ209の検出値に基づいて、左ドア21Cが開状態か閉状態かを判定する。
開閉判定部353Aは、第2通信制御部352が受信する第3開閉センサ210~第6開閉センサ213の検出値に基づいて、引出26Aが開状態か閉状態かを判定する。開閉判定部353Aは、右ドア21Bの判定と同様に判定を行う。
[2-2.動作]
本実施の形態のおける物品管理システム1Aの各部の動作は、実施の形態1の物品管理システム1の各部の動作と同じである。すなわち、録画に係わる撮影装置3Aの動作は、実施の形態1における撮影装置3の動作と同じである。また、管理用データD1に係わる撮影装置3Aの動作は、実施の形態1における撮影装置3の動作と同じである。
本実施の形態のおける物品管理システム1Aの各部の動作は、実施の形態1の物品管理システム1の各部の動作と同じである。すなわち、録画に係わる撮影装置3Aの動作は、実施の形態1における撮影装置3の動作と同じである。また、管理用データD1に係わる撮影装置3Aの動作は、実施の形態1における撮影装置3の動作と同じである。
[2-3.効果等]
以上、説明したように、主箱体20を備える冷蔵庫2Aは、主箱体20の天面20Aに設けられ、冷蔵庫2Aを撮影する撮影装置3Aを備える。撮影装置3Aは、冷蔵庫2Aが収容する物品を管理するための管理用データD1を送信可能な第1無線通信モジュール313を備える。第1無線通信モジュール313は、主箱体20の開口部201より前方に位置する。
以上、説明したように、主箱体20を備える冷蔵庫2Aは、主箱体20の天面20Aに設けられ、冷蔵庫2Aを撮影する撮影装置3Aを備える。撮影装置3Aは、冷蔵庫2Aが収容する物品を管理するための管理用データD1を送信可能な第1無線通信モジュール313を備える。第1無線通信モジュール313は、主箱体20の開口部201より前方に位置する。
これによれば、実施の形態1における物品管理システム1と同様の効果を奏する。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する例示として、上記実施の形態1、2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1、2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
以上のように、本出願において開示する例示として、上記実施の形態1、2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1、2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
上述した実施の形態1、2では、本開示の「金属部」として金属板314を例示した。しかしながら、本開示の「金属部」は、金属板314に限定されない。例えば、第2制御基板311が金属によってシールドされる場合、本開示の「金属部」は、このシールドでもよい。第2制御基板311は、冷蔵庫2の左右方向において、第1無線通信モジュール313と第2無線通信モジュール206との間に設置される。そのため、このシールドは金属板314と同様の効果を有する。
上述した実施の形態1、2では、撮影部材31の前端部において、第3LED309、照度センサ307、人感センサ306、広角カメラ301、狭角カメラ302、サーモパイル305、及び第2LED308がこの順並んでいる。しかしながら、この並び順はあくまで一例であって、これらデバイスの並び順は実施の形態1、2に限定されない。
上述した実施の形態2では、第1フォトセンサ303、第2フォトセンサ304、サーモパイル305、人感センサ306、第2LED308、及び第3LED309を備えていない構成である。実施の形態2に係わる他の実施の形態では、これらデバイスのうち任意のデバイスを備えていてもよい。
上述した実施の形態1、2では、右ドア21Bと左ドア21Cとの幅が異なる場合を例示した。他の実施の形態では、右ドア21Bと左ドア21Cとの幅は同じでもよいし、右ドア21Bの幅より左ドア21Cの幅のほうが長くてもよい。
上述した実施の形態1、2では、右ドアヒンジ部材204に第2無線通信モジュール206が設置される構成である。他の実施の形態では、左ドアヒンジ部材205に第2無線通信モジュール206が設置されてもよい。この場合、左ドア21が本開示の「第1ドア」に相当し、右ドア21Bが本開示の「第2ドア」に相当し、左ドアヒンジ部材205が本開示の「第1ヒンジ部材」に相当し、右ヒンジ部材204が本開示の「第2ヒンジ部材」に相当する。
上述した実施の形態1、2では、第2LED308と第3LED309とを撮影装置3、3Aが具備する構成である。他の実施の形態では、第2LED308及び第3LED309が一つのLEDで構成されてもよい。
上述した実施形態1では、引出26Aの開閉を検知するためのセンサがサーモパイル305で構成される場合を例示した。しかしながら、引出26Aの開閉を検知するためのセンサは、測距センサでもよい。この場合、開閉判定部353は、測距センサの検出値に基づいて、引出26Aが開状態か閉状態かを判定する。引出26Aが引き出されたときに動きがあったと検出する。なお、測距センサは赤外線方式でも超音波方式でもよい。
上述した実施の形態2では、第1開閉センサ208~第6開閉センサ213がホールICで構成される場合を例示した。しかしながら、第1開閉センサ208、及び第2開閉センサ209は、測距センサや、角度センサ、カメラ、温度センサなどの他のセンサでもよい。また、第3開閉センサ210~第6開閉センサ213は、加速度センサや、機械式スイッチ、角度センサ、カメラ、温度センサなどの他のセンサでもよい。
他の実施の形態では、ドア21A又は26A引出が開状態になってから所定時間経過後にカメラの録画又は撮影を終了させる構成としてもよい。例えば所定時間は1分である。なお、ドア21A又は26A引出が開状態であること、冷蔵庫2、2Aの周辺に人が存在すること、ユーザPが物品の出し入れをしていること等を検知した場合には、所定時間を延長してもよい。また、ドア21A又は引出26Aが開状態であること、冷蔵庫2、2Aの周辺に人が存在すること、ユーザPが物品の出し入れをしていること等を検知した場合には、検知した時点から所定時間経過後にカメラの録画又は撮影を終了させてもよい。
他の実施形態では、ドア21A又は引出26Aが開状態になったと開閉判定部353が判定した場合、第2LED308及び第3LED309を点灯させてもよい。また、ドア21A又は引出26Aが閉状態になったと開閉判定部353が判定した場合、第2LED及び第3LED309を消灯させてもよい。また、カメラの撮影状況に応じて、これらLEDの点灯や消灯を制御してもよい。例えば、ドア21A又は引出26Aが開状態になってから所定時間経過後にカメラの録画又は撮影を終了させる構成とした場合、カメラの録画を終了させたときにこれらLEDを消灯させる。なお、同様にカメラの撮影を終了させたときにこれらLEDを消灯させてもよい。
他の実施の形態では、実施の形態1、2における第2プロセッサ350、350Aの各機能部に加えて、第2プロセッサ350、350Aは、物品を検出する検出部として機能してもよい。録画制御部355が広角カメラ301及び狭角カメラ302の録画を開始してから終了するまでの間に、検出部は、冷蔵室21に出し入れされる物品の画像を動画像から切り出してもよい。また、物品にマーカーが付されている場合、検出部は、マーカー付の物品を検出してもよい。
他の実施の形態では、実施の形態1における第2プロセッサ350の各機能部に加えて、第2プロセッサ350は人物存在判定部として機能してもよい。人物存在判定部は、人感センサ306の検出値に基づいて、冷蔵庫2の周辺に人が存在するか否かを判定する。より具体的に、人物存在判定部は、人感センサ306の検出値が人が存在することに対応する検出値の場合、冷蔵庫2の周辺に人が存在すると判定し、そうでない場合、冷蔵庫2の周辺に人が存在しないと判定する。第2プロセッサ350が人物存在判定部として機能する場合、撮影制御部354は、人が存在すると人物存在判定部が判定した場合に、広角カメラ301及び狭角カメラ302に撮影を開始させ、人が存在しないと人物存在判定部が判定した場合に、広角カメラ301及び狭角カメラ302に撮影を終了させる。また、第2プロセッサ350が人物存在判定部として機能する場合、録画制御部354は、人が存在すると人物存在判定部が判定した場合に、録画を開始し、人が存在しないと人物存在判定部が判定した場合に、録画を終了する。これにより、開閉判定部353が誤判定した場合でも、適切に広角カメラ301及び狭角カメラ302の撮影結果を録画できる。
他の実施の形態では、実施の形態1、2における第2プロセッサ350、350Aの各機能部に加えて、第2プロセッサ350、350Aは、入出庫判定部として機能してもよい。この場合、左ドア21C及び右ドア21Bの開閉角度に応じて、入出庫判定部は、入出庫の判定に用いる境界線を変更し、物品の入出庫を判定する。また、引出26Aの引出し度合いに応じて、入出庫判定部は、入出庫の判定に用いる境界線を変更し、物品の入出庫を判定する。
他の実施の形態では、第1撮影画像が画像補正されて物品管理サーバ5にアップロードされてもよい。画像補正としては、視点変換の補正が例に挙げられる。
上述した実施の形態では、第1撮影画像と第2撮影画像とが端末装置4の表示の用途に使用される場合を例示した。しかしながら、第1撮影画像及び第2撮影画像は、例えば、冷蔵庫2、2Aに収容される物品の検出など、他の用途に使用されてもよい。
他の実施の形態では、冷蔵庫2、2Aの主箱体20に形成される部屋は、上述した5種以外の収容室があってもよいし少なくてもよい。また、他の実施の形態では、冷蔵室21の開口部201に設けられるドアの数は、1つでもよい。
第1プロセッサ320、320A、第2プロセッサ350、350A、サーバプロセッサ50、及び端末プロセッサ40は、単一のプロセッサにより構成されてもよいし、複数のプロセッサにより構成されていてもよい。これらプロセッサは、対応する機能部を実現するようプログラムされたハードウェアでもよい。すなわち、これらプロセッサは、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成されてもよい。
図8、図9、及び図14に示した撮影装置3、3A、冷蔵庫2、2A、端末装置4、及び物品管理サーバ5の構成は一例であって、具体的な実装形態は特に限定されない。つまり、必ずしも各部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサがプログラムを実行することで各部の機能を実現する構成とすることも可能である。また、上述した実施の形態においてソフトウェアで実現される機能の一部をハードウェアとしてもよく、或いは、ハードウェアで実現される機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
図10、図11、及び図12に示す動作のステップ単位は、動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、動作が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本開示の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
(付記)
以上の実施の形態の記載により、下記の技術が開示される。
以上の実施の形態の記載により、下記の技術が開示される。
(技術1)主箱体を備える冷蔵庫と、前記主箱体の天面に取り付けられ、前記冷蔵庫を撮影する撮影装置と、を備え、前記撮影装置は、前記冷蔵庫が収容する物品を管理するための管理用データを送信可能な第1無線通信モジュールを備え、前記第1無線通信モジュールは、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記主箱体の開口部より前方に位置する、物品管理システム。
この構成によれば、主箱体の天面による干渉が、第1無線通信モジュールが送受信する電波に発生することを抑制できる。よって、第1無線通信モジュールが安定して管理用データを送信できるようになるため、物品の管理精度の低下を抑制できる。
この構成によれば、主箱体の天面による干渉が、第1無線通信モジュールが送受信する電波に発生することを抑制できる。よって、第1無線通信モジュールが安定して管理用データを送信できるようになるため、物品の管理精度の低下を抑制できる。
(技術2)前記冷蔵庫は、第2無線通信モジュールを備え、前記第1無線通信モジュールは、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記第2無線通信モジュールが設けられている位置の反対側に位置する、技術1に記載の物品管理システム。
この構成によれば、第1無線通信モジュールと第2無線通信モジュールとの距離を確保できるため、第1無線通信モジュールと第2無線通信モジュールとの間で電波の干渉が発生することを抑制できる。よって、第1無線通信モジュールが安定して管理用データを送信できるようになるため、物品の管理精度の低下をより抑制できる。
この構成によれば、第1無線通信モジュールと第2無線通信モジュールとの距離を確保できるため、第1無線通信モジュールと第2無線通信モジュールとの間で電波の干渉が発生することを抑制できる。よって、第1無線通信モジュールが安定して管理用データを送信できるようになるため、物品の管理精度の低下をより抑制できる。
(技術3)前記冷蔵庫は、前記開口部を開閉する第1ドア及び第2ドアを備え、前記第2無線通信モジュールは、前記第1ドアを軸支する第1ヒンジ部材に設定され、前記第1無線通信モジュールは、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記冷蔵庫の左右方向における前記撮影装置の中央より前記第2ドアを軸支する第2ヒンジ部材側に位置する、技術2に記載の物品管理システム。
この構成によれば、第1無線通信モジュールと第2無線通信モジュールとの距離を確保できるため、第1無線通信モジュールと第2無線通信モジュールとの間で電波の干渉が発生することを抑制できる。よって、第1無線通信モジュールが安定して管理用データを送信できるようになるため、物品の管理精度の低下をより抑制できる。
この構成によれば、第1無線通信モジュールと第2無線通信モジュールとの距離を確保できるため、第1無線通信モジュールと第2無線通信モジュールとの間で電波の干渉が発生することを抑制できる。よって、第1無線通信モジュールが安定して管理用データを送信できるようになるため、物品の管理精度の低下をより抑制できる。
(技術4)前記撮影装置は、金属部を備え、前記金属部は、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記第1無線通信モジュールが設けられている位置の反対側に設置される、技術1から技術3のいずれか一つに記載の物品管理システム。
この構成によれば、第1無線通信モジュールが送受信する電波に影響を与えることを防止しつつ、撮影装置内の熱を放熱させることができる。これにより、撮影装置内の熱で撮影装置の処理に影響が発生することを抑制できるようになるため、第1無線通信モジュールが安定して管理用データを送信できるようになり、物品の管理精度の低下をより抑制できる。また、不燃化設計により安全性を向上させることができるようになるため、物品の管理精度の低下をより抑制できる。
この構成によれば、第1無線通信モジュールが送受信する電波に影響を与えることを防止しつつ、撮影装置内の熱を放熱させることができる。これにより、撮影装置内の熱で撮影装置の処理に影響が発生することを抑制できるようになるため、第1無線通信モジュールが安定して管理用データを送信できるようになり、物品の管理精度の低下をより抑制できる。また、不燃化設計により安全性を向上させることができるようになるため、物品の管理精度の低下をより抑制できる。
(技術5)前記冷蔵庫は、前記開口部を開閉する第1ドア及び第2ドアと、前記第1ドアを軸支する第1ヒンジ部材に設置される第2無線通信モジュールと、を備え、前記撮影装置は、金属部を備え、前記金属部は、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記冷蔵庫の左右方向における前記第1無線通信モジュールと前記第2無線通信モジュールとの間に設置される、技術1から技術4のいずれか一つに記載の物品管理システム。
この構成によれば、第1無線通信モジュールと第2無線通信モジュールとの間で電波の干渉が発生することをより抑制できる。よって、第1無線通信モジュールがより安定して管理用データを送信できるようになるため、物品の管理精度の低下をより抑制できる。
この構成によれば、第1無線通信モジュールと第2無線通信モジュールとの間で電波の干渉が発生することをより抑制できる。よって、第1無線通信モジュールがより安定して管理用データを送信できるようになるため、物品の管理精度の低下をより抑制できる。
(技術6)前記冷蔵庫は、前記開口部を開閉するドアを備え、前記第1無線通信モジュールは、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記ドアの天面よりも上方に位置する、技術1から技術5のいずれか一つに記載の物品管理システム。
この構成によれば、第1無線通信モジュールが送受信する電波に干渉が発生することをより抑制できる。よって、第1無線通信モジュールが適切に管理用データを送信できるようになるため、物品の管理精度の低下をより抑制できる。また、ドアが金属で構成される場合でも、第1無線通信モジュールが送受信する電波に干渉が発生することを抑制できるため、物品の管理精度の低下を抑制できる。
この構成によれば、第1無線通信モジュールが送受信する電波に干渉が発生することをより抑制できる。よって、第1無線通信モジュールが適切に管理用データを送信できるようになるため、物品の管理精度の低下をより抑制できる。また、ドアが金属で構成される場合でも、第1無線通信モジュールが送受信する電波に干渉が発生することを抑制できるため、物品の管理精度の低下を抑制できる。
(技術7)主箱体を備える冷蔵庫であって、前記主箱体の天面に設けられ、前記冷蔵庫を撮影する撮影装置を備え、前記撮影装置は、前記冷蔵庫が収容する物品を管理するための管理用データを送信可能な第1無線通信モジュールを備え、前記第1無線通信モジュールは、前記主箱体の開口部より前方に位置する、冷蔵庫。
この構成によれば、技術1に記載の物品管理システムと同様の効果を奏する。
この構成によれば、技術1に記載の物品管理システムと同様の効果を奏する。
以上のように、本発明に係る物品管理システム、及び冷蔵庫は、冷蔵庫が収容する物品の管理精度の低下を抑制する用途に利用可能である。
1、1A 物品管理システム
2、2A 冷蔵庫
3、3A 撮影装置
4 端末装置
5 物品管理サーバ
20 主箱体
20A 天面
21A ドア
21B 右ドア(第1ドア)
21C 左ドア(第2ドア)
201 開口部
204 右ドアヒンジ部材(第1ヒンジ部材)
205 左ドアヒンジ部材(第2ヒンジ部材)
206 第2無線通信モジュール
310 制御基板(遮蔽部)
311、311A 第1制御基板
312、312A 第2制御基板
313 第1無線通信モジュール
320、320A 第1プロセッサ
330、330A 第1メモリ
331、331A 制御プログラム
340、340A 第1通信モジュール
350、350A 第2プロセッサ
351 第1通信制御部
352、352A 第2通信制御部
353、353A 開閉判定部
354 撮影制御部
355 録画制御部
356 生成部
360、360A 第2メモリ
361、361A 制御プログラム
362 撮影装置ID
363 録画データ
370、370A 第2通信モジュール
D1 管理用データ
ST 中央
2、2A 冷蔵庫
3、3A 撮影装置
4 端末装置
5 物品管理サーバ
20 主箱体
20A 天面
21A ドア
21B 右ドア(第1ドア)
21C 左ドア(第2ドア)
201 開口部
204 右ドアヒンジ部材(第1ヒンジ部材)
205 左ドアヒンジ部材(第2ヒンジ部材)
206 第2無線通信モジュール
310 制御基板(遮蔽部)
311、311A 第1制御基板
312、312A 第2制御基板
313 第1無線通信モジュール
320、320A 第1プロセッサ
330、330A 第1メモリ
331、331A 制御プログラム
340、340A 第1通信モジュール
350、350A 第2プロセッサ
351 第1通信制御部
352、352A 第2通信制御部
353、353A 開閉判定部
354 撮影制御部
355 録画制御部
356 生成部
360、360A 第2メモリ
361、361A 制御プログラム
362 撮影装置ID
363 録画データ
370、370A 第2通信モジュール
D1 管理用データ
ST 中央
Claims (7)
- 主箱体を備える冷蔵庫と、
前記主箱体の天面に取り付けられ、前記冷蔵庫を撮影する撮影装置と、を備え、
前記撮影装置は、前記冷蔵庫が収容する物品を管理するための管理用データを送信可能な第1無線通信モジュールを備え、
前記第1無線通信モジュールは、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記主箱体の開口部より前方に位置する、
物品管理システム。 - 前記冷蔵庫は、第2無線通信モジュールを備え、
前記第1無線通信モジュールは、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記第2無線通信モジュールが設けられている位置の反対側に位置する、
請求項1に記載の物品管理システム。 - 前記冷蔵庫は、前記開口部を開閉する第1ドア及び第2ドアを備え、
前記第2無線通信モジュールは、前記第1ドアを軸支する第1ヒンジ部材に設定され、
前記第1無線通信モジュールは、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記冷蔵庫の左右方向における前記撮影装置の中央より前記第2ドアを軸支する第2ヒンジ部材側に位置する、
請求項2に記載の物品管理システム。 - 前記撮影装置は、金属部を備え、
前記金属部は、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記第1無線通信モジュールが設けられている位置の反対側に設置される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の物品管理システム。 - 前記冷蔵庫は、前記開口部を開閉する第1ドア及び第2ドアと、前記第1ドアを軸支する第1ヒンジ部材に設置される第2無線通信モジュールと、を備え、
前記撮影装置は、金属部を備え、
前記金属部は、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記冷蔵庫の左右方向における前記第1無線通信モジュールと前記第2無線通信モジュールとの間に設置される、
請求項4に記載の物品管理システム。 - 前記冷蔵庫は、前記開口部を開閉するドアを備え、
前記第1無線通信モジュールは、前記撮影装置が前記主箱体に取り付けられた状態において、前記ドアの天面よりも上方に位置する、
請求項1から3のいずれか一項に記載の物品管理システム。 - 主箱体を備える冷蔵庫であって、
前記主箱体の天面に設けられ、前記冷蔵庫を撮影する撮影装置を備え、
前記撮影装置は、前記冷蔵庫が収容する物品を管理するための管理用データを送信可能な第1無線通信モジュールを備え、
前記第1無線通信モジュールは、前記主箱体の開口部より前方に位置する、
冷蔵庫。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022165227A JP2024058086A (ja) | 2022-10-14 | 2022-10-14 | 物品管理システム、及び冷蔵庫 |
PCT/JP2023/032220 WO2024080037A1 (ja) | 2022-10-14 | 2023-09-04 | 物品管理システム、及び冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022165227A JP2024058086A (ja) | 2022-10-14 | 2022-10-14 | 物品管理システム、及び冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024058086A true JP2024058086A (ja) | 2024-04-25 |
Family
ID=90669490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022165227A Pending JP2024058086A (ja) | 2022-10-14 | 2022-10-14 | 物品管理システム、及び冷蔵庫 |
Country Status (2)
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---|---|
JP (1) | JP2024058086A (ja) |
WO (1) | WO2024080037A1 (ja) |
Family Cites Families (6)
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US11386621B2 (en) * | 2018-12-31 | 2022-07-12 | Whirlpool Corporation | Augmented reality feedback of inventory for an appliance |
JP7297563B2 (ja) * | 2019-07-03 | 2023-06-26 | シャープ株式会社 | 冷蔵庫 |
JP2019195217A (ja) * | 2019-07-16 | 2019-11-07 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 貯蔵庫用カメラ装置及びこれを備えた貯蔵庫 |
CN111444880B (zh) * | 2020-04-10 | 2023-10-31 | 海信集团有限公司 | 一种食材识别方法及冰箱 |
JP7182139B2 (ja) * | 2020-09-03 | 2022-12-02 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 食品検出装置、及び食品管理システム |
JP2022130061A (ja) * | 2021-02-25 | 2022-09-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 撮影装置 |
-
2022
- 2022-10-14 JP JP2022165227A patent/JP2024058086A/ja active Pending
-
2023
- 2023-09-04 WO PCT/JP2023/032220 patent/WO2024080037A1/ja unknown
Also Published As
Publication number | Publication date |
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WO2024080037A1 (ja) | 2024-04-18 |
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