JP2024057522A - 売買支援装置、売買支援方法、及び売買支援プログラム - Google Patents

売買支援装置、売買支援方法、及び売買支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】出品者の満足度を充足しつつ、マーケットプレイスにおける商品の流通量の増大を図れる売買支援装置、及び売買支援方法を提供する。【解決手段】売買支援装置は、マーケットプレイスに出品する出品物に関する出品情報を第一ユーザ端末から取得する出品情報取得部と、出品情報に基づいて出品コンテンツを生成してマーケットプレイス上で公開するコンテンツ生成部と、出品コンテンツを参照した第一業者の所有する第一業者端末から、所定のクーポンと出品物とを交換する旨の買取オファーを受信し、買取オファーを第一ユーザ端末に送信するオファー処理部と、第一ユーザ端末からオファー承諾応答を受信した場合に、第一ユーザにクーポンを付与するクーポン付与部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、インターネットを介して商品を売買するマーケットプレイス、特にフリーマーケットサービスにおける売買支援装置、売買支援方法、及び売買支援プログラムに関する。
従来、インターネットを介して商品を売買する電子商取引が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のシステムは、ユーザ(出品者)が第1ユーザ端末を操作して、ユーザが所持する出品機器のマーケットプレイスへの出品処理を行う。この際、出品者は、出品機器、カテゴリー、希望買取価格を入力し、さらに、出品期限を指定する。出品処理が実施されることで、第1情報処理装置が提供するマーケットプレイスで、出品機器と、当該機器を欲する者とのマッチングが行われる。
そして、このシステムでは、出品期限内に購入者が第2ユーザ端末を操作して買取要求を送信することで、買取処理が実施される。一方、出品期限内に買取要求がなかった場合、第1情報処理装置とは異なる管理者により管理される第2情報処理装置による買取処理が実施される。この場合、買取価格は所定の調整テーブルに基づいて調整され、滞留商品が希望価格より安い価格で買い取られる。また、第2情報処理装置の管理者は、滞留商品を買い取る対価として、第1情報処理装置の運営者が受け取った手数料の一部が還元される。
特開2020-102096号公報
ところで、上記特許文献1のシステムでは、第2情報処理装置の管理者が滞留商品を、元の希望価格より低い所定の調整価格で買い取り、その調整価格のうちの一部が第1情報処理装置の管理者への手数料に、さらにその一部が第2情報処理装置の管理者への手数料に支払われる。したがって、出品者が得る利益は、出品者が出品時に希望していた価値に対して低くなり、出品者の満足度は低下する。
また、出品者は、出品期限を更新することで、希望価格での販売を継続することができるが、出品期限が長くなる程、出品期限が過ぎた後の調整価格が低くなる。この場合、たいていの出品者が出品を取り下げることが予想され、マーケットプレイスでの滞留商品は減少するものの、マーケットプレイスを通じた商品の流通量が増大するわけでもない。
本発明は、上記のような課題に鑑み、出品者の満足度を充足しつつ、マーケットプレイスにおける商品の流通量の増大を図れる売買支援装置、売買支援方法、及び売買支援プログラムを提供することを目的とする。
本発明の売買支援装置は、マーケットプレイスに出品する出品物に関し、少なくとも出品物の希望販売価格を含む出品情報を、第一ユーザが所有する第一ユーザ端末から取得する出品情報取得部と、前記出品情報に基づいて、前記出品物の販売に係る出品コンテンツを生成して、前記マーケットプレイス上で公開するコンテンツ生成部と、前記出品コンテンツを参照した第一業者の所有する業者端末から、前記出品情報に基づいた価値のクーポンと前記出品物とを交換する旨の買取オファーを受信し、当該買取オファーを前記出品物を出品する前記第一ユーザの前記第一ユーザ端末に送信するオファー処理部と、前記第一ユーザ端末から、前記クーポンと前記出品物との交換を承諾する旨のオファー承諾応答を受信した場合に、前記第一ユーザに前記第一業者への前記出品物の発送を促し、前記第一ユーザに前記クーポンを付与するクーポン付与部と、を備える。
本発明では、出品物を出品する第一ユーザが買取オファーを承諾すれば、第一業者が出品物をクーポンと引き換えに買い取ってくれるため、マーケットプレイスにおける滞留出品がいつまでの残留する不都合を抑制でき、流通の活発化を図れる。
また、第一ユーザは、出品情報の希望販売価格に基づいた価値のクーポンと出品物とを交換できるため、第一ユーザの満足度を満たすことができる。
本発明に係る一実施形態の売買支援装置であるサーバ装置を備えた売買支援システムの概略構成を示す模式図。 本実施形態のサーバ装置の概略構成を示すブロック図。 本実施形態の売買支援システムの売買支援方法に係るクーポンの販売処理を示すフローチャート。 クーポン販売コンテンツの一例を示す図。 本実施形態の売買支援方法を示すフローチャート。 出品コンテンツの一例を示す図。 オファー設定コンテンツの一例を示す図。
以下、本発明に係る一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の売買支援装置であるサーバ装置を備えた売買支援システムの概略を示す模式図である。
本実施形態の売買支援システム1は、売買支援装置であるサーバ装置10と、複数のユーザ端末20と、第一業者端末30と、第二業者端末40とが、インターネットを介して互いに通信可能に接続されるシステムである。なお、図1では、第一業者端末30及び第二業者端末40はそれぞれ1つのみ表示しているが、実際には、複数の第一業者端末30及び複数の第二業者端末40が接続されている。
ここで、サーバ装置10は、マーケットプレイスとして、フリーマーケット(以下、フリマと略する)サービスを提供するものであり、個人のユーザが、自身の所有する物品等を、自身が希望する希望販売価格で出品し、他のユーザにより買取可能とされるサービスである。本実施形態において、出品物をフリマサービスで出品するユーザは、出品者であり、出品者が所有するユーザ端末20を、第一ユーザ端末20Aとする。また、出品物を購入するユーザは購入者であり、購入者が所有するユーザ端末20を第二ユーザ端末20Bとする。
ところで、フリマサービスにおいて出品者により出品された出品物に対して、買い手が付かず、いつまでもプラットフォーム上で出品物(滞留出品)が残る場合がある。このような滞留出品の存在は、出品物の流通が滞り、第三者からもフリマサービスの活性化が進んでいないように見えることから好ましくない。
そこで、本実施形態の売買支援システム1では、このような滞留出品が流通するように支援する。具体的には、第一業者が出品者に対して出品物をクーポンで買い取る旨の買取オファーを出し、出品者が承諾した場合に、出品者にクーポンが付与される。これにより、滞留出品の流通を活性化させることが可能となる。
以下、各構成について説明する。
[サーバ装置10の構成]
図2は、サーバ装置10の概略構成を示すブロック図である。
サーバ装置10は、コンピュータにより構成され、本発明の売買支援装置として機能する。このサーバ装置10は、通信部11と、記憶部12と、プロセッサ13と、等を含んで構成されている。ここで、サーバ装置10を構成するコンピュータの数は特に限定されない。例えば、1台のコンピュータによってサーバ装置10が構成されてもよく、複数のコンピュータをネットワークで接続して構築されるクラウドサーバをサーバ装置10としてもよい。
通信部11は、例えばLAN等を介してネットワーク(インターネット)に接続されており、ユーザ端末20、第一業者端末30、及び第二業者端末40等と通信する。
記憶部12は、例えばメモリ、ハードディスク等により構成されたデータ記録装置である。この記憶部12は、ユーザ情報記憶部(ユーザDB121)、出品情報記録部(出品DB122)、クーポン情報記憶部(クーポンDB123)等を備えている。また、記憶部12には、サーバ装置10を制御するための売買支援プログラム(ソフトウェア)が記録されている。
なお、ここでは、サーバ装置10の記憶部12に、ユーザDB121、出品DB122、及びクーポンDB123が設けられる例を示すが、サーバ装置10とネットワークを介して通信可能に接続された他のデータサーバやクラウドストレージに、これらの、ユーザDB121、出品DB122、及びクーポンDB123が設けられる構成としてもよい。
(ユーザDB121に記録されるユーザ情報)
ユーザDB121は、売買支援システム1を利用するユーザに関する各種情報を記録したデータベースであり、個々のユーザ毎のユーザ情報が記憶されている。
このユーザ情報には、例えば、アカウント情報、ユーザ個人情報、ユーザ属性情報、クーポン利用店情報、及び履歴情報等を含む。
アカウント情報は、例えば、ユーザIDや、ユーザ名、メールアドレス等のユーザを識別するための情報が記録される。
ユーザ個人情報は、ユーザの年齢層、性別、居所、職業等を記録する。
ユーザ属性情報は、ユーザの趣味、特技等を記録する。
クーポン利用店情報は、ユーザがよく利用する店舗、または利用したい店舗に関する情報であり、本開示の利用業者情報に相当する。このクーポン利用店情報は、ユーザによって登録されてもよく、ユーザの店舗利用歴やクーポン利用歴に基づいて適宜設定されてもよい。本実施形態では、クーポン利用店情報に登録される店舗は、売買支援システム1において利用可能なクーポンを発行するクーポン発行店(第二業者)である。
履歴情報は、ユーザの各種行動履歴を記録する。履歴情報としては、例えば、インターネット上での検索履歴、商取引における売買履歴、コンテンツの閲覧履歴、SNS(ソーシャルネットワークサービス)への投稿履歴、移動履歴の他、ユーザによるクーポンの使用履歴等が含まれる。
クーポンの使用履歴は、売買支援システム1で発行されるクーポンの使用履歴、及び、ユーザに対して発行されたクーポンの履歴(クーポン取得履歴)が含まれる。
(出品DB122に記録される出品情報)
出品DB122は、売買支援システム1が提供するフリマサービスにおいて出品された出品物に関する出品情報を記録したデータベースであり、個々の出品毎の出品情報が記憶されている。
この出品情報には、例えば、出品ID、出品者情報、出品物情報、希望価格情報、投稿情報等が含まれる。
出品IDは、個々の出品情報を識別するための識別情報である。
出品者情報は、出品者に関する情報であり、例えば、出品者のアカウント情報が記録される。
出品紹介情報は、出品物に関する情報であり、例えば、出品物の画像(写真やイラスト、動画等)、出品物の製品名や紹介文、出品物の発送方法等を含む。
希望価格情報は、フリマサービスにおいて、出品者が希望する希望販売価格である。なお、希望価格情報として、出品物が滞留商品となった場合に、クーポンでの売却の可否が記録されていてもよい。
投稿情報は、出品物に対する質問等のコメントが記録される。
(クーポンDB123に記録されるクーポン情報)
クーポンDB123は、売買支援システム1においてクーポン発行店(第二業者)が発行するクーポンに関するクーポン情報を記録したデータベースであり、個々のクーポン毎のクーポン情報が記憶されている。
このクーポン情報には、例えば、クーポンID、クーポン発行情報、クーポン内容情報、クーポン配布者情報、付与先情報等が含まれる。
クーポンIDは、個々のクーポン情報を識別するための識別情報である。
クーポン出品者情報は、出品者に関する情報であり、例えば、出品者のアカウント情報が記録される。
クーポン発行情報は、クーポンを発行した第二業者であるクーポン発行店舗に関する情報が記録される。
クーポン内容情報は、クーポンの内容を示す情報であり、例えば、クーポンを使用する際に購入費として使用可能な金額(クーポン金額)等が記録される。クーポン金額としては、割引率等が記録されていてもよい、また、クーポン内容情報として、クーポンの使用条件が記録されていてもよい。クーポンの使用条件は、例えば、1回の使用で利用できるクーポンの数、商品価格の割引率が記録される場合の上限値、クーポンの使用対象となる商品等が挙げられる。また、クーポン内容情報として、クーポンの平均利用率等が含まれてもよい。この平均利用率は、第一業者が配布したクーポンとユーザが使用したクーポンとの比率によって、プロセッサ13により算出されるものであってもよく、クーポン発行店から提供される情報であってもよい。
クーポン配布者情報は、クーポンをユーザに対して配布する第一業者に関する情報であり、例えば、ユーザが出品する出品物の買い取りを希望する買取業者に関する情報が記録される。
なお、詳細は後述するが、本実施形態では、第二業者であるクーポン発行店がクーポンを発行してサーバ装置10に登録し、第一業者である買取業者が登録されたクーポンを購入して、滞留商品の買取に利用する。すなわち、第一業者である買取業者に、第二業者であるクーポン発行店が発行するクーポンが販売される。
付与先情報は、クーポンが付与されたユーザに関する情報である。
プロセッサ13は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路、RAM(Random Access Memory)等の記録回路により構成される。プロセッサ13は、記憶部12等に記録されている情報処理プログラムをRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働により各種処理を実行する。そして、プロセッサ13は、記憶部12に記録された情報処理プログラムを読み込み実行することで、図2に示すように、ユーザ情報取得部131、出品情報取得部132、コンテンツ生成部133、売買処理部134、クーポン販売部135、オファー処理部136、及びクーポン付与部137として機能する。
ユーザ情報取得部131は、本開示の利用業者取得部としても機能し、ユーザ端末20からユーザ情報を取得する。
ユーザ情報取得部131は、例えば、売買支援システム1を利用するユーザがユーザ登録を行う際にユーザ端末20で入力されたユーザ情報を取得する。
また、本実施形態では、ユーザ端末20にクーポンの管理を行う専用のアプリケーションがインストールされている。この専用アプリケーションは、例えば、電子決済アプリケーション等を例示できる。電子決済アプリケーションは、電子マネーによる電子決済処理を実施するアプリケーションであり、店舗(クーポン発行店)で利用可能なクーポンを同時に管理する。また、ユーザは、クーポンを頻繁に利用する店舗、あるいはクーポンを利用したい店舗等を、お気に入りの店舗として登録することが可能となる。ユーザによりお気に入りの店舗が登録されることで、当該店舗に関するクーポン利用店情報がユーザ端末20からサーバ装置10に送信され、ユーザ情報取得部131は、当該クーポン利用店情報をユーザ情報に記録する。
出品情報取得部132は、第一ユーザ端末20Aから出品物に関する出品情報を第一ユーザ端末20Aから取得する。第一ユーザ端末20Aから取得する出品情報としては、出品者情報、出品物情報、及び希望価格情報等が含まれる。出品情報取得部132は、第一ユーザ端末20Aから出品情報を取得すると、出品IDを付与して出品DB122に登録する。また、出品情報取得部132はユーザ端末20から当該出品に関して投稿情報を受信すると、出品情報に当該投稿情報を記録する。なお、第二ユーザ端末20Bの操作により出品物の買取が要求され、売買支援処理が終了すると当該出品物に関する出品情報は削除されてもよい。
コンテンツ生成部133は、出品情報に基づいて、出品物の購入を希望する第二ユーザ(入札者)やその他のユーザに公開する出品コンテンツを生成し、インターネット上で閲覧可能に公開する。
売買処理部134は、出品者である第一ユーザと、出品物の購入を希望する購入者である第二ユーザとの間での出品物の売買を支援する。例えば、出品者が指定した支払方法を購入者に案内して、決済処理を促す。
クーポン販売部135は、第一業者(例えば古物商等)の第一業者端末30から、第二業者(例えば、サーバ装置10を管理するフリマサービスの管理者と提携する業者)が発行するクーポンを購入する旨のクーポン購入要求を受信することで、第一業者にクーポンを販売する。第一業者へのクーポンの販売は、例えば、複数のクーポンを一括で販売するバルク販売であり、通常のクーポン販売価格よりも安い価格でクーポンを購入することができ、例えば、クーポンの販売価格として、クーポン価値と、当該クーポンの平均利用率とに基づいて設定する。具体例を挙げると、500円の金券として利用可能(クーポン金額が500円)であり、平均利用率が50%であるクーポンを2000枚購入する場合、通常では100万円(=500円×2000枚)の販売価格となるが、本実施形態では、50万円(=500円×2000枚×50%)の販売価格となる。したがって、第一業者は通常よりも安い価格でクーポンを購入できる。また、第二業者は、平均利用率が50%であるため、大きな損益とはならず、当該クーポンを配布してくれることによる集客効果を得ることが可能となる。
オファー処理部136は、第一業者端末30から、出品物に対する買取オファーを受信し、当該買取オファーを第一ユーザ端末20Aに送信する。この買取オファーは、出品物をクーポンで買い取る旨のオファーである。買取オファーにおいて提示するクーポンは、第一業者が第一業者端末30を操作して、クーポン金額やクーポンの種類を任意に設定してもよいが、オファー処理部136が登録されたユーザ情報に基づいて自動で選択することが好ましい。
オファー処理部136によるクーポンの設定に関する詳細な説明は後述する。
クーポン付与部137は、第一ユーザ端末20Aから買取オファーを受ける旨のオファー承諾応答を受信した場合に、第一ユーザ端末20Aにクーポン付与情報を送信する。第一ユーザ端末20Aは、クーポン付与情報を受信すると、電子決済アプリケーションにより、クーポンが管理され、クーポン発行店で決済処理を実施する際に、付与されたクーポンを自動または任意選択により使用可能となり、クーポンに設定された価格分の割引を受けることが可能となる。
また、クーポン付与部137は、付与したクーポンに対応するクーポン情報の付与先情報として付与したユーザ(出品者)に関する情報を記録して、クーポンDB123を更新する。
[ユーザ端末20の構成]
ユーザ端末20は、ユーザが所有する端末装置であり、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピューター等のコンピュータにより構成されている。ユーザ端末20の具体的な構成の図示は省略するが、ユーザ端末20は、一般的なコンピュータが有する基本的な構成を有する。すなわち、ユーザ端末20は、図1に示すように、ユーザの操作を受け付ける入力操作部21、画像情報を表示させるディスプレイ22、各種情報や各種プログラムを記録する端末記憶部23、各種情報を演算処理する端末プロセッサ24(CPU等)、インターネットを介してサーバ装置10等と通信する端末通信部25等を備えている。
ここで、本実施形態では、端末記憶部23に記憶される各種プログラムとして、クーポン管理アプリケーションが含まれる。このクーポン管理アプリケーションとしては、例えば、上述したように、電子決済アプリケーション(以下、決済アプリと称する)が挙げられる。決済アプリは、上述したように、電子マネーによる電子決済処理を実施するアプリケーションであり、ユーザが使用可能なクーポンを管理する。
なお、クーポン管理アプリケーションとして、本実施形態では、決済アプリを例示するが、その他のアプリケーションであってもよい。例えば電子マネーによる決済処理機能がなく、サーバ装置10等から送信されるクーポンの管理のみを行うアプリケーションであってもよい。
端末プロセッサ24は。端末記憶部23に記憶された決済アプリ等の各種プログラムを読み込み実行することで、クーポン管理部241、決済実行部242等として機能する。
クーポン管理部241は、ユーザが理容可能なクーポン情報を管理する。例えば、ユーザが決済アプリを起動し、お気に入りにクーポン発行店を登録する旨の操作を実施することで、クーポン管理部241は、当該クーポン発行店を端末記憶部23に記録するとともに、クーポン利用店情報をユーザ端末20からサーバ装置10に送信する。
また、クーポン管理部241は、サーバ装置10等から送信されたクーポン付与情報を受信すると、当該クーポン付与情報を端末記憶部23に記録する。
決済実行部242は、電子マネーを用いた決済処理を実施する。電子マネーによる決済処理において、ユーザにより、クーポンを利用する旨が入力された場合、クーポンを利用した決済処理を実施する。この場合、決済実行部242は、利用するクーポン情報とともに電子決済に係る決済情報を、決済処理を実施する決済処理サーバ(図示略)に送信する。
[第一業者端末30及び第二業者端末40の構成]
第一業者端末30は、第一業者が所有する端末装置である。第一業者は、上述したように、フリマサービスにおいて個々のユーザが出品した出品物に対して、クーポンにより買取オファーを出す業者であり、フリマサービスを提供するサーバ装置10の管理者と提携する古物商等が例示できる。
第二業者端末40は、第二業者が所有する端末装置である。第二業者は、上述したように、クーポンを発行するクーポン発行店であり、フリマサービスを提供するサーバ装置10の管理者と提携する様々な業者(例えば、飲食業や、小売店、製造メーカ、マッサージ店等のサービス業等)が挙げられる。
これらの第一業者端末30や第二業者端末40は、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピューター等のコンピュータにより構成されており、具体的な構成の図示は省略するが、一般的なコンピュータが有する基本的な構成を有する。すなわち、第一業者端末30や第二業者端末40は、インターネットを介してサーバ装置10やユーザ端末20と通信する通信装置、入力操作を受け付ける入出力インターフェース、画像情報を表示させるディスプレイ、各種情報や各種プログラムを記録する記憶装置、各種情報を演算処理する端末プロセッサ(CPU等)等を備えている。
[情報処理方法]
次に、本実施形態の売買支援システム1における売買支援方法について説明する。
本実施形態では、第一業者は、第二業者が販売するクーポンを予め売買支援システム1を介して購入する。
図3は、本実施形態の売買支援システム1の売買支援方法に係るクーポンの販売処理を示すフローチャートである。
サーバ装置10のクーポン販売部135は、第二業者端末40から、クーポンの販売に係るクーポン販売依頼情報を受信する(ステップS11)。クーポン販売依頼情報は、第二業者が発行するクーポンの販売を依頼する旨の情報であり、クーポン発行情報、クーポン内容情報の他、クーポンの発行数等が含まれる。
クーポン販売部135は、ステップS11により、複数の第二業者端末40から、クーポン販売依頼情報を受信すると、クーポンDB123にクーポン情報を登録する(ステップS12)。すなわち、クーポン販売部135は、クーポン発行数に応じた数のクーポン情報を生成し、各クーポン情報にクーポンIDを付与してクーポンDB123に登録する。なお、登録したばかりのクーポン情報には、クーポン配布者情報及び付与先情報が記録されない。
また、クーポン販売部135は、クーポンDB123に登録されたクーポン情報のうち、クーポン配布者情報が記録(登録)されていないクーポン情報を抽出し、これらの抽出したクーポン情報に基づいて、第一業者にクーポンを販売するためのクーポン販売コンテンツ50(図4参照)を生成し、第一業者端末30に送信する(ステップS13)。
図4は、クーポン販売コンテンツ50の一例を示す図である。
クーポン販売コンテンツは、例えば図4に示すように、クーポン案内部51、セット数入力部52、費用表示部53、及び購入決定部54を備える。
クーポン案内部51には、例えば、クーポンの種類、クーポンの発行元、クーポン数、上限セット数、クーポン金額、平均利用率等を含むクーポン案内情報511が複数並列に表示される。図4に示す例では、行方向(上下方向)に沿って、クーポンの種類、クーポンの発行元、セット数、平均利用率が配置されたクーポン案内情報511が列方法(左右方向)に沿って複数配置される一例を示す。
セット数入力部52は、第一業者がクーポンを購入する際のセット数を入力する入力欄である。本実施形態では、所定数(クーポン案内部51のクーポン数)のクーポンを1セットとしたバルク販売(一括販売)によりクーポンを販売する。
費用表示部53は、クーポンの購入に係る費用が表示される部分であり、セット数入力部52に入力されたセット数によって表示が変わる。
購入決定部54は、クーポンの購入を決定する場合に第一業者により選択されるアイコンである。
そして、第一業者が、上限セット数以下の数量でセット数入力部52にセット数を入力し、購入決定部54を選択することで、第一業者端末30からサーバ装置10にクーポン購入要求が送信される。クーポン購入要求には、第一業者を特定する識別情報と、購入を希望するクーポン案内情報と、そのセット数とが含まれる。
クーポン販売部135は、クーポン購入要求を受信すると(ステップS14)、決済処理を実施し(ステップS15)、クーポンDB123を更新する(ステップS16)。
ステップS15の決済処理としては特に限定されず、例えば、クレジットカード、電子マネー、銀行振込等の各種支払い方法を利用でき、第一業者はサーバ装置10が指定する送金先に購入費用を送金する。
ステップS16では、クーポン販売部135は、購入対象のクーポンに対応したクーポン情報のクーポン配布者情報に、クーポンを購入した第一業者を示す情報を記録する。
次に、売買支援システム1において、出品者が商品を出品した場合の処理について説明する。
図5は、本実施形態の売買支援方法を示すフローチャートである。
まず、サーバ装置10の出品情報取得部132は、第一ユーザ端末20Aから出品情報を取得する(ステップS21:出品情報取得ステップ)。
本実施形態の売買支援システム1において、出品物のフリマサービスへの出品を希望する出品者は、第一ユーザ端末20Aを操作し、サーバ装置10が公開する所定の出品案内コンテンツにアクセスする。この出品案内コンテンツは、出品物の出品に関する各種情報の入力を促すテンプレートを備えたコンテンツであり、出品案内コンテンツに従って、例えば出品者情報、出品物情報、希望価格情報を入力することで、第一ユーザ端末20Aからサーバ装置10に出品情報が送信され、出品情報取得部132は当該出品情報を受信する。
この後、コンテンツ生成部133は、受信した出品情報に基づいて、出品コンテンツを生成する(ステップS22:コンテンツ生成ステップ)。生成された出品コンテンツは、記憶部12に記憶され、インターネット上でユーザ端末20や第一業者端末30から閲覧可能に公開される。
図6は、出品コンテンツ60の一例を示す図である。
出品コンテンツ60は、例えば、出品物を紹介するための出品タイトル、出品物の写真やイラスト、動画などの画像情報、出品物の名称(品名)、製造元、サイズ、使い方等の紹介テキスト等を含む、物品紹介情報61を備える。
また、出品コンテンツ60には、希望価格情報に基づく希望販売価格62、購入者が出品物を購入する場合に選択する購入希望ボタン63、及び第一業者が買取オファーを送信する場合に選択するオファー送信部64等を備える。
出品コンテンツ60としては、その他、出品者や閲覧者のコメントを表示するコメント表示部等が設けられていてもよい。
なお、ここでは、購入希望ボタン63と、オファー送信部64とを備える出品コンテンツ60の例を示すが、オファー送信部64が設けられないユーザ向け出品コンテンツと、購入希望ボタン63及びオファー送信部64の双方が設けられる業者向けコンテンツとがそれぞれ別コンテンツとして生成されてもよい。
この場合、個々の一般ユーザに付与されるユーザIDを用いてフリマサービスにログインした場合には、ユーザ向け出品コンテンツがユーザ端末のディスプレイ22に表示されてオファー送信部64が非表示となる。また、第一業者が、専用の業者IDを用いてフリマサービスにログインした場合には、第一業者端末のディスプレイに、業者向けコンテンツが表示されて、購入希望ボタン63及びオファー送信部64の双方が表示される。また、業者向けコンテンツは、出品物の出品から所定期間が経過した後に、第一業者に公開されるようにしてもよい。
ステップS22により出品コンテンツが生成され、インターネット上で公開されると、他のユーザ端末20や第一業者端末30から出品コンテンツを閲覧することが可能となる。
すなわち、購入者である第二ユーザが第二ユーザ端末20Bを操作し、サーバ装置10が公開するフリマコンテンツにアクセスすると、サーバ装置10は、第二ユーザ端末20Bにフリマコンテンツを送信する。このフリマコンテンツは、出品物の検索や一覧表示等を案内するフリマサービスのコンテンツであり、第二ユーザ端末20Bで所定の出品物が選択されることで、サーバ装置10は、図6に示すような出品コンテンツ60を第二ユーザ端末20Bに送信して表示させる。
ここで、第二ユーザ端末20Bを操作する購入者が購入希望ボタン63を選択すると、第二ユーザ端末20Bからサーバ装置10に購入要求が送信される。
売買処理部134は、第二ユーザ端末20Bから購入要求を受信すると(ステップS23;YES)、出品者と購入者との間での出品物の売買処理を実施する(ステップS24)。この売買処理としては、従来の手法を用いることができ、例えば、出品者が予め送金先を登録しておき、購入者がサーバ装置10を介して決済を実施する。この場合、購入者が、サーバ装置10が指定する送金先に購入費用を送金する決済処理を実施した後、売買処理部134が、出品者が登録した送金先に当該購入費用を送金する。決済方法としては特に限定されず、例えばクレジットカードを用いた支払い、電子決済を用いた支払い、銀行振込を用いた支払い等の複数の決済方法に対応することができる。決済処理が終了すると、サーバ装置10は、購入者が指定した発送先に出品物を発送する旨の発送要求を第一ユーザ端末20Aに送信する。
一方、出品物の出品から予め設定された所定期間が経過すると、出品物は滞留商品(いわゆる売れ残り)としてフリマサービスのプラットフォーム上に残留することになる。このような滞留商品の増大は、フリマサービスにおける流通の阻害となり好ましくない。
そこで、本実施形態の売買支援システム1では、このような商品に対して、第一業者がクーポンを用いた買取オファーを申請する。
すなわち、第一業者が第一業者端末30を操作し、出品コンテンツ60にアクセスすることで、サーバ装置10は、出品コンテンツ60を第一業者端末30に送信して表示させる。
そして、第一業者端末30を操作する第一業者がオファー送信部64を選択すると、第一業者端末30からサーバ装置10にオファー設定要求が送信される。オファー処理部136は、第一業者端末30からオファー設定要求を受信すると、オファー設定コンテンツ70を送信する。
図7は、オファー設定コンテンツ70の一例を示す図である。
オファー設定コンテンツ70は、例えば、物品紹介情報71、平均相場情報72,設定選択部73、及び決定ボタン74等を備える。
物品紹介情報71は、出品コンテンツ60の物品紹介情報61と同様の内容である。
平均相場情報72は、オファー対象の出品と同種の他の出品情報の平均相場を表示する。
設定選択部73は、例えば、手動設定モード、第一自動設定モード、第二自動設定モードから1つを選択することが可能である。
手動設定モードは、出品物をクーポンで購入する際に提示するクーポンを第一業者が選択する旨の設定モードである。図示は省略するが、手動設定モードが選択されると、例えば、第一業者が保有するクーポン、及びいずれかのクーポンを選択する旨の選択チェック欄を表示させる。第一業者が保有するクーポンとは、クーポンDB123において第一業者をクーポン配布者情報とするクーポン情報に基づくクーポンである。選択チェック欄は、例えば、各クーポンに対して設けられ、出品者に提示するクーポンを選択する旨のクーポン選択チェックボックスである。
第一業者により手動設定モードが選択され、決定ボタン74を選択されると、選択チェック欄によって選択されたクーポンで、出品物を購入する旨の買取オファーが第一業者端末30からサーバ装置10に送信される。
第一自動設定モードは、サーバ装置10において、自動でクーポンを選択する旨の設定モードである。
第一業者により第一自動設定モードが選択され、決定ボタン74を選択されると、出品者の希望販売価格に対応するクーポンをサーバ装置10で自動選択する旨の買取オファーが第一業者端末30からサーバ装置10に送信される。
第二自動設定モードは、第一業者が指定した設定価格で、サーバ装置10において自動でクーポンを選択する旨の設定モードである。図示は省略するが、第二自動設定モードが選択されると、例えば、設定価格を入力する価格入力欄を表示させる。
第一業者により第二自動設定モードが選択され、決定ボタン74を選択されると、価格入力欄に入力された設定価格に対応するクーポンをサーバ装置10で自動選択する旨の買取オファーが第一業者端末30からサーバ装置10に送信される。
サーバ装置10のオファー処理部136は、第一業者端末30から買取オファーを受信する(ステップS25;YES)と、買取オファーが手動設定モードによる買取オファーであるか否かを判定する(ステップS26)。ステップS25でNoの場合、つまり、買取オファーを受信しない場合は、ステップS23に戻る。ステップS26でYESと判定される(手動設定モードである)場合、オファー処理部136は、当該買取オファーを、対象となる出品者の第一ユーザ端末20Aに送信する(ステップS27)。
ステップS26でNOと判定される場合は、オファー処理部136は、出品者に対して提示するクーポンを選択し(ステップS28)、選択したクーポンを含む買取オファーを第一ユーザ端末20Aに送信する(ステップS29)。
具体的には、オファー処理部136は、出品者に対応するユーザ情報に基づいてクーポンを選択する。選択するクーポンは、単一のクーポンであってもよく、複数のクーポンであってもよい。複数のクーポンを選択する場合、同種のクーポンを複数選択してもよく、複数種のクーポンをそれぞれ複数選択してもよい。
この際、オファー処理部136は、出品者のユーザ情報のクーポン利用店情報に登録されているクーポン発行店を参照し、第一業者が保有する(クーポン配布者情報として第一業者が登録された)クーポン情報に、出品者のクーポン利用店情報に対応するクーポンがある場合、当該クーポンを選択する。
また、オファー処理部136は、出品者のユーザ情報のクーポン利用店情報にクーポン発行店が登録されていない場合や、第一業者が保有するクーポンに出品者がクーポン利用店情報として登録したクーポン発行店のクーポンがない場合、ユーザ情報の他の情報に基づいて、第一業者が所有するクーポンから提示するクーポンを選択してもよい。例えば、ユーザ属性情報や、履歴情報に基づいて、第一業者が所有するクーポンと出品者とのマッチングスコアを算出し、スコアが高いクーポンを選択してもよい。
なお、第一業者が、出品者の登録したクーポン利用店情報に対応するクーポンや、他のユーザ情報にマッチングするクーポンを保有していない場合、第一業者端末30にこれらのクーポンの購入を促すクーポン購入案内情報を送信し、第一業者にクーポンの購入を促してもよい。
ここで、オファー処理部136は、クーポンの総価値が、出品物の希望販売価格(第一自動設定モード)又は設定価格(第二自動設定モード)と同等以下となるようにクーポンを選択することが好ましい。
この際、クーポン金額とクーポン平均利用率とを掛け合わせた額の合計が希望販売価格と同等となるように、クーポンを選択してもよい。ここでは、平均利用率として、全ユーザにおけるクーポンの平均利用率を用いるが、出品者のクーポンの平均利用率であってもよい。
例えば、希望販売価格が1000円の出品に関し、500円のクーポン2枚と交換との買取オファーとする場合、出品者は、希望販売価格と同等のクーポンの交換で、滞留出品を処理できるため、買取オファーが承諾されやすい。
希望販売価格が1000円の出品に関し、450円のクーポンを2枚と交換との買取オファーとする場合、出品者は、希望販売価格に満たないものの、希望販売価格に近い価値のクーポンであり、滞留出品が処理できないまま継続する場合に比べてよい提案であると感じる可能性が高く、買取オファーが承諾されやすい。
また、希望販売価格が1000円の出品に関し、平均利用率が50%である500円のクーポン4枚と交換との買取オファーとする場合、希望販売価格以上の価値のクーポンであるので、買取オファーが承諾されやすい。
一方、第一業者は、バルク購入によりクーポンを購入し、通常よりも割引いた価格、具体的には、クーポン金額と平均利用率とを掛け合わせた価格でクーポンを購入している。したがって、上記の3つ目の例のように、「希望販売価格が1000円の出品に関し、平均利用率が50%である500円のクーポン4枚と交換との買取オファー」を出したとしても、第一業者の損失はない。クーポンを配布する第二業者においても、通常より割引いた価格でクーポンを第一業者に販売するが、平均利用率を考慮すると実質損失はなく、かつ、多くのユーザに対してクーポンが配布されることによる集客効果が得られる。
第一ユーザ端末20Aは、ステップS27またはステップS29によりサーバ装置10から買取オファーを受信すると、ディスプレイ22に買取オファーの内容を表示させ、出品者にオファーを承諾するか否かの入力を促す。
出品者が買取オファーを承諾する旨を第一ユーザ端末20Aで入力すると、第一ユーザ端末20Aからサーバ装置10にオファー承諾応答が送信される。
クーポン付与部137は、オファー承諾応答を受信すると(ステップS30;YES)、買取オファーにおいて選択されたクーポンに対応するクーポン情報の付与先情報に、出品者を示す情報(例えばユーザID)を記録して、クーポンDB123を更新する(ステップS31)。
また、クーポン付与部137は、第一ユーザ端末20Aに出品物の発送を促す旨の発送要求情報とともに、クーポン付与情報を送信する(ステップS32)。
第一ユーザ端末20Aのクーポン管理部241は、クーポン付与情報を受信すると、当該クーポン付与情報を端末記憶部23に記録し、これにより、任意のタイミングでクーポンの使用が可能となる。例えば、出品者がクーポン発行店で、決済アプリを用いた支払いによってサービスを受ける際に、当該クーポン発行店は発行したクーポンを使用することで、支払いの一部または全部を免除することができる。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態のサーバ装置10は、記憶部12とプロセッサ13とを備え、プロセッサ13は、記憶されたプログラムを読み込み実行することで、少なくとも、出品情報取得部132、コンテンツ生成部133、オファー処理部136、及びクーポン付与部137として機能する。出品情報取得部132は、フリマサービスに出品する出品物に関し、少なくとも出品物の希望販売価格を含む出品情報を第一ユーザ端末20Aから受信して取得する。コンテンツ生成部133は、出品情報に基づいて出品コンテンツ60を生成してインターネット上で展開するフリマサービスのコンテンツとして閲覧可能に公開する。オファー処理部136は、第一業者端末30から、クーポンと出品物とを交換する旨の買取オファーを受信し、当該買取オファーを第一ユーザ端末20Aに送信する。クーポン付与部137は、第一ユーザ端末20Aから、オファー承諾応答を受信した場合に、第一ユーザ端末20Aに、第一業者への出品物の発送を促す旨の発送要求情報とともに、クーポンを付与する旨のクーポン付与情報を送信する。
以上のような本実施形態では、出品者が買取オファーを承諾すれば、第一業者が出品物をクーポンと引き換えに買い取ってくれるため、フリマサービス上で滞留出品がいつまでの残留する不都合を抑制でき、流通の活発化を図れる。
また、出品者は、出品情報に基づいた価値のクーポンと出品物とを交換できる。例えば、希望販売価格と同等の価値のクーポン、或いは、クーポン金額にクーポン平均利用率を掛け合わせた実質価値が希望販売価格と同等となるクーポンを得ることができる。よって、出品者が、希望販売価格の金銭を取得できない場合でも、それと同等の価値として利用可能なクーポンが得られるので、出品者の満足度を十分に満たすことができ、かつ、滞留出品を長期に亘って管理する出品者の手間も省くことができる。
また、本実施形態では、クーポン販売部135は、第一業者端末30からクーポン購入要求を受信すると、クーポンを第一業者に販売する旨の決済処理を実施する。また、クーポン販売部135は、クーポンDB123のクーポン情報に、当該クーポンを購入した第一業者に関するクーポン配布者情報を入力して、クーポンDB123を更新する。
そして、クーポン付与部137は、第一ユーザ端末20Aからオファー承諾応答を受信した場合に、クーポンDB123のクーポン情報に、出品者を示す付与先情報を記録する。
このように、本実施形態では、第一業者は、クーポン販売部135に販売される他の業者(第二業者)が発行するクーポンを事前に購入し、購入したクーポンで買取オファーを出す。これにより、多種のクーポンから出品者が好むクーポンを選択して買取オファーを出すことができ、買取オファーが承諾される可能性も高くできる。
本実施形態では、プロセッサ13は、ユーザ情報取得部131(本開示の利用業者取得部)としても機能し、ユーザが利用する頻度の高いクーポン発行店またはユーザが利用したいクーポン発行店に関するクーポン利用者情報を取得する。そして、オファー処理部136は、第一業者が購入した複数のクーポンのうち、クーポン利用者情報に基づいて出品者に提示するクーポンを選択し、選択したクーポンを含む買取オファーを第一ユーザ端末20Aに送信する。
これにより、利用確率が高いクーポンを選択した買取オファーを第一ユーザ端末20Aに送信できる。つまり、出品者にとって有用なクーポンを含む買取オファーを出品者に提示でき、出品者により買取オファーが承諾される可能性を高くできる。
本実施形態では、クーポンはクーポン金額を含み、オファー処理部136は、クーポンの平均利用率と、クーポン金額と乗算した値とが希望販売価格以下となるように、クーポンを選択して買取オファーを第一ユーザ端末20Aに送信する。
これにより、出品者には、買取オファーにおいて、出品物の希望販売価格以上の価値のクーポンが提示される。よって、出品者にとって、見かけ上希望販売価格以上の価値のクーポンが提示されるので、買取オファーが承諾されやすく、出品者の満足度の向上を図れる。
また、本実施形態では、クーポン販売部135は、クーポン価値と、クーポンの平均利用率とを乗算した価格でバルク販売する。したがって、クーポンの平均利用率と、クーポン金額と乗算した値とが希望販売価格となるような買取オファーを出したとしても、第一業者の損失はない。
クーポンを配布する第二業者は、通常より割引いた価格でクーポンを第一業者に販売するが、平均利用率を考慮すると実質損失はなく、かつ、多くのユーザに対してクーポンが配布されることによる集客効果が得られる。
[変形例]
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
[変形例1]
上記実施形態では、オファー処理部136は、クーポン金額と平均利用率とを乗算した値が希望販売価格となるようにクーポンを選択したが、クーポン金額が希望販売価格となるようにクーポンを選択してもよい。
[変形例2]
上記実施形態では、クーポン販売部135は、クーポン発行店である第二業者が発行するクーポンを第一業者に販売する例を示したが、買取オファーに含むクーポンの一部として、第一業者が発行するクーポンを含めてもよい。
[変形例3]
上記実施形態では、オファー処理部136は、出品物をクーポンにより購入する旨の買取オファーを第一ユーザ端末20Aに送信したが、これに限定されない。例えば、希望販売価格のうちの一部を金銭により、残りをクーポンにより支払う旨の買取オファーを生成してもよい。
この場合、第一業者が、金銭の割合と、クーポンの割合とを任意に設定してもよい。
[変形例4]
上記実施形態において、第一業者が買取オファーを出品者に送信するタイミングは特に設定されていないが、第一ユーザ端末20Aから出品情報から得られ、フリマサービスに出品物が出品された後、所定期間の間は買取オファーの送信が抑制されてもよい。
所定期間としては、一般的に出品物が滞留商品として判定される平均時間であってもよく、出品者が任意に設定した時間であってもよい。
つまり、出品者が出品したばかりの商品に対して第一業者が買取オファーを出すと、当該商品を欲する他のユーザが商品を買うことができない場合もあり、フリマサービスにおける適正な流通を阻害するおそれがある。また、出品者にとっても、出品したばかりの商品に対して買取オファーが届くことは煩わしく感じる場合もある。これに対して、出品から所定期間経過した後に買取オファーの送信が可能とすることで、フリマサービス上で売れ残っている滞留商品を対象としてその流通を促すことができ、出品したばかりの商品に関しては、当該商品を欲する他のユーザが買い取ることができ、商品の適正な流通を促せる。また、出品者にとっても、滞留商品に対する買取オファーであるため、煩わしさを感じる可能性が低く、買取オファーを承諾しやすくなる。
[変形例5]
上記実施形態では、クーポン付与部137は、オファー承諾応答を受信した場合に、第一ユーザ端末20Aに、発送要求情報とともにクーポン付与情報を送信して、クーポンを付与した。
これに対して、出品者による商品の発送の後にクーポンを付与してもよい。具体的には、サーバ装置10のプロセッサ13が、発送検出部として機能し、当該発送検出部が出品者の商品の発送を検出する。そして、クーポン付与部137は、オファー承諾応答を受信した場合に、まず、第一ユーザ端末20Aに、発送要求情報を送信する。その後、発送検出部により商品の発送が検出された場合に、クーポン付与部137は、クーポン付与情報を第一ユーザ端末20Aに送信する。
なお、商品の発送検出としては、例えば、出品者が第一ユーザ端末20Aを操作して、発送が完了した旨の発送連絡をサーバ装置10に送信する。この場合、発送検出部は、第一ユーザ端末20Aから送信された発送連絡を受信することで、商品の発送を検出できる。或いは、サーバ装置10が第一ユーザ端末20Aに発送確認コードを送信し、出品者が輸送業者に発送を依頼する際に当該発送確認コードを添付して発送を依頼してもよい。この場合、輸送業者が当該発送確認コードを読み取ることで、輸送業者が管理する端末装置からサーバ装置10に発送連絡が送信される。そして、発送検出部は、輸送業者が管理する端末装置から送信された発送連絡を受信することで、商品の発送を検出できる。
この場合、商品の発送遅延や未発送等のトラブルを抑制することができる。
1…売買支援システム、10…サーバ装置(売買支援装置)、11…通信部、12…記憶部、13…プロセッサ、20…ユーザ端末、20A…第一ユーザ端末、20B…第二ユーザ端末、30…第一業者端末、40…第二業者端末、60…出品コンテンツ、63…購入希望ボタン、64…オファー送信部、131…ユーザ情報取得部、132…出品情報取得部、133…コンテンツ生成部、134…売買処理部、135…クーポン販売部、136…オファー処理部、137…クーポン付与部、121…ユーザDB、122…出品、123…クーポンDB。

Claims (9)

  1. マーケットプレイスに出品する出品物に関し、少なくとも出品物の希望販売価格を含む出品情報を、第一ユーザが所有する第一ユーザ端末から取得する出品情報取得部と、
    前記出品情報に基づいて、前記出品物の販売に係る出品コンテンツを生成して、前記マーケットプレイス上で公開するコンテンツ生成部と、
    前記出品コンテンツを参照した第一業者の所有する業者端末から、所定のクーポンと前記出品物とを交換する旨の買取オファーを受信し、当該買取オファーを前記出品物を出品する前記第一ユーザの前記第一ユーザ端末に送信するオファー処理部と、
    前記第一ユーザ端末から、前記クーポンと前記出品物との交換を承諾する旨のオファー承諾応答を受信した場合に、前記第一ユーザに前記クーポンを付与するクーポン付与部と、
    を備える、売買支援装置。
  2. 前記オファー処理部は、前記出品情報に基づいた価値の前記クーポンと前記出品物とを交換する旨の買取オファーを受信する、
    請求項1に記載の売買支援装置。
  3. 前記クーポンは、前記マーケットプレイスと提携する第二業者が発行するクーポンであり、前記クーポンを管理するクーポンデータベースに、前記第二業者が発行する複数のクーポンに関するクーポン情報が記録され、
    前記業者端末から、前記第二業者が発行する前記クーポンを購入する旨のクーポン購入要求を受信し、前記クーポンを前記第一業者に販売する旨の決済処理を実施して、前記クーポンデータベースの前記クーポン情報に、当該クーポンを購入した第一業者に関するクーポン配布者情報を関連付けるクーポン販売部を備え、
    前記クーポン付与部は、前記オファー承諾応答を受信した場合に、前記クーポンデータベースの前記クーポン情報に、前記クーポンが付与された前記第一ユーザに関する付与先情報を関連付ける、
    請求項1に記載の売買支援装置。
  4. 前記第一ユーザが利用する頻度の高い前記第二業者、または前記第一ユーザが利用したい前記第二業者に関する利用業者情報を取得する利用業者取得部を備え、
    前記オファー処理部は、前記第一業者が購入した複数のクーポンのうち、前記利用業者情報に基づいて前記第一ユーザに提示する前記クーポンを選択し、選択した前記クーポンを含む前記買取オファーを前記第一ユーザ端末に送信する、
    請求項3に記載の売買支援装置。
  5. 前記クーポンは、所定サービスの購入において購入費の少なくとも一部として使用可能なクーポン金額を含み、
    前記オファー処理部は、前記クーポンの平均利用率と、前記クーポン金額と乗算した値が前記希望販売価格以下となるように、前記クーポンを選択して前記買取オファーを前記第一ユーザ端末に送信する、
    請求項3に記載の売買支援装置。
  6. 前記オファー処理部は、前記第一ユーザ端末から前記出品情報を取得した後、所定期間の間、前記業者端末からの前記買取オファーの受信を抑制する、
    請求項1に記載の売買支援装置。
  7. 前記第一ユーザによる商品の発送を検出する商品発送検出部を備え、
    前記クーポン付与部は、前記商品発送検出部により前記商品の発送が検出された場合に、前記第一ユーザに前記クーポンを付与する、
    請求項1に記載の売買支援装置。
  8. コンピュータにより出品物の売買を支援する売買支援方法であって、
    前記コンピュータは、出品情報取得部、コンテンツ生成部、オファー処理部、及びクーポン付与部として機能し、
    前記出品情報取得部が、マーケットプレイスに出品する出品物に関し、少なくとも出品物の希望販売価格を含む出品情報を、第一ユーザが所有する第一ユーザ端末から取得する出品情報取得ステップと、
    前記コンテンツ生成部が、前記出品情報に基づいて、前記出品物の販売に係る出品コンテンツを生成して、前記マーケットプレイス上で公開するコンテンツ生成ステップと、
    前記オファー処理部が、前記出品コンテンツを参照した第一業者の所有する業者端末から、所定のクーポンと前記出品物とを交換する旨の買取オファーを受信し、当該買取オファーを前記出品物を出品する前記第一ユーザの前記第一ユーザ端末に送信するオファー処理ステップと、
    前記クーポン付与部が、前記第一ユーザ端末から、前記クーポンと前記出品物との交換を承諾する旨のオファー承諾応答を受信した場合に、前記第一ユーザに前記クーポンを付与するクーポン付与ステップと、
    を実施する、売買支援方法。
  9. コンピュータにより読み取り実行可能な売買支援プログラムであって、
    前記コンピュータにより読み取り実行されることで、前記コンピュータを請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の売買支援装置として機能させる売買支援プログラム。
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