JP2024057124A - 2剤式毛髪化粧料及びそれを用いた毛髪処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、髪の内外からのタブルのアプローチにより、髪本来の艶効果が優れる毛髪化粧料と毛髪処理方法を提供することを目的とする。【解決手段】下記(A)~(C)を含有する第1剤と下記(D)~(F)を含有する第2剤からなる2剤式毛髪化粧料であって、毛髪に対し、第1剤を塗布し洗い流した後に第2剤を塗布し洗い流すことを特徴とする2剤式毛髪化粧料により上記課題を解決する。第1剤(A)貝類より得られる加水分解物(B)セバシン酸ジエチル(C)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル第2剤(D)Bとは異なる25℃で液状のエステル化合物(E)25℃での動粘度が5~10000cStであるジメチルポリシロキサン(F)40℃における動粘度が3~100mm2/sである水添ポリイソブテン【選択図】なし

Description

本発明は、特定の第1剤と特定の第2剤をそれぞれ使用し、組み合わせることで、傷んだ毛髪に対し内部補修感を高めることで艶が付与され、次いで外部補修感を高めることで艶が付与されることによって、髪の内側外側それぞれの補修効果によって髪本来の艶が得られる効果に優れる毛髪化粧料および毛髪の処理方法に関する。
女性のヘアスタイルの流行に伴って、求められる髪の仕上がりや感触も変化している。最近では、レイヤーカットが多くなり動きやすい髪に対するカラーリングやパーマの施術、アイロンやコテの使用等が主流である。そのため、カラーリング、パーマ等の施術やアイロンやコテ等の熱器具使用により、ダメージが深刻になっている。その為ダメージを受けた毛髪に対し、補修効果がより良好な手触りや見た目や仕上がりが求められている。
このような仕上がりを実現するために、シャンプー、ヘアリンス以外に補修効果が高いとされる洗い流すタイプのインバスヘアトリートメントやヘアマスクが使用されたりしているが、カラーリングやパーマ、熱器具等の使用により、髪内部がすかすかの状態になりダメージによるぱさつきや広がりが発生し、つやが失われる。また髪外部に対し熱器具等の摩擦によりキューティクルがはがれて指通りが低下したり、つやが失われる。髪本来の艶が損なわれてしまう。
髪本来のつやとは髪内部が満たされることで得られる髪内部からの反射に加え、髪外部がコートされることで得られるつやのことである。そこで髪内部へのアプローチをすることで毛髪の自然なつやが得られ、かつ毛髪内部への浸透実感を十分実感できる毛髪化粧料(特許文献1)や洗い流さないタイプのオイル等によって髪の外側をコートする毛髪化粧料により、髪のつやへの需要は高い(特許文献2)
一方、特定のポリマーの組み合わせにより髪のまとまりや艶を付与できる1剤式ヘアコンディショニング組成物(特許文献3)や、特定のシリコーンやエステルを使用直前に組み合わせて使用することで艶やかな潤いをコーティングする指通りの良さを与える多剤式の組成物(特許文献4)を用いる技術も提案され、技術は年々進歩しているものの、アイロンやコテなどの熱器具使用が常態化する中、よりぱさつきダメージの大きい髪に対し、髪内部から補修だけではつやが十分には得られず、また洗い流さないタイプのオイルをつけて髪外部を補修するだけでは十分なつやが得られない。髪内部からのつやと髪外部からのつやの両方のアプローチによって髪本来のつやが良好なヘアスタイルにしたいという要求も拡大し続けており、更なる技術の向上が求められている。
特開2011-098928号公報 特開2014-009185号公報 特開2016-060720号公報 特開2010-111651号公報
本発明は、傷んだ毛髪に対し、髪内部の補修感を高めてからつや成分を付与することで得られる髪内部からのつやと、髪外部の補修感を高めてからつや成分で付与することで得
られる髪外部からのつや、つまり髪の内外からのタブルのアプローチにより、髪本来の艶の効果が優れる毛髪処理剤および毛髪の処理方法を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題に対して鋭意研究した結果、
第1剤
(A)貝類より得られる加水分解物
(B)セバシン酸ジエチル
(C)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル
第2剤
(D)Bとは異なる25℃で液状のエステル化合物
(E)25℃での動粘度が5~10000cStであるジメチルポリシロキサン
(F)40℃における動粘度が3~100mm2/sである水添ポリイソブテン
が配合された2剤式毛髪化粧料を用いて、第1剤を塗布し洗い流した後に第2剤を塗布することにより、洗い流しても傷んだ毛髪が髪内部から補修されること、次いで髪外部を補修すること、そして髪内外に対するつや成分を付与できることを見出して、本発明を完成した。すなわち、第1剤で毛髪の髪内部の補修をしながら髪内部につや成分を付与し、第2剤で毛髪の髪外部の補修をしながら髪外部(毛髪表面)につや成分を付与する。
第一発明は、
下記(A)~(C)を含有する第1剤と下記(D)~(F)を含有する第2剤からなる2剤式毛髪化粧料であって、毛髪に対し、第1剤を塗布し洗い流した後に第2剤を塗布し洗い流すことを特徴とする2剤式毛髪化粧料である。
第1剤
(A)貝類より得られる加水分解物
(B)セバシン酸ジエチル
(C)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル
第2剤
(D)Bとは異なる25℃で液状のエステル化合物
(E)25℃での動粘度が5~10000cStであるジメチルポリシロキサン
(F)40℃における動粘度が3~100mm2/sである水添ポリイソブテン
第二の発明は、
前記(C)成分がビスジグリセリルポリアシルアジペート-2である2剤式毛髪化粧料である。
第三の発明は、
前記(D)成分が下記一般式(1)で表されるエステル化合物である2剤式毛髪化粧料である。
(式中、
はベンジル基を示し、
は炭素数1~25の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、
AOは炭素数2以上4以下のアルキレンオキシ基を示し、
nは1~50の整数であって、
nが2以上の場合、n個のAO基は同一でも異なっていてもよい。)
第四の発明は、
毛髪に対し、下記工程(1)~(3)を有することを特徴とする毛髪処理方法である。
工程(1):下記(A)~(C)を含有する第1剤と、下記(D)~(F)を含有する第2剤とを使用する工程
第1剤
(A)貝類より得られる加水分解物
(B)セバシン酸ジエチル
(C)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル
第2剤
(D)Bとは異なる25℃で液状のエステル化合物
(E)25℃での動粘度が5~10000cStであるジメチルポリシロキサン
(F)40℃における動粘度が3~100mm2/sである水添ポリイソブテン
工程(2):前記第1剤を毛髪に塗布し洗い流す工程
工程(3):前記第2剤を毛髪に塗布し洗い流す工程
本発明の毛髪化粧料や処理方法によれば、毛髪のダメージを髪内部から補修しつや成分を付与することと、髪外部から補修しつや成分を付与することで髪本来のつや効果が優れ、さらにべたつきのないヘアスタイルを提供することができる。
以下、本発明の毛髪化粧料の各成分について詳細に説明する。
本発明において、「髪内部の補修感」とは、ダメージが大きい髪の内側からケアされる要素である「傷んで乾いた髪が冷たく感じるしっとり感」「髪1本1本がくっつくようなまとまり」の要素を満たすことを意味する。また、「髪外部の補修感」とは、ダメージが大きい髪の外側がケアされる要素である「オイルを塗布したような髪へのコート感」「オイルを塗布したような指通り」の要素を満たしたヘアスタイルを意味する。そして、毛髪の髪内部と髪外部それぞれを補修した後に、髪の内外に対するつや成分を付与することで、深刻なダメージを負った髪が艶やかに見える。
本発明において、「傷んで乾いた髪が冷たく感じるしっとり感」とは、ダメージの大きい髪がぱさぱさせずに潤いがあることである。「髪1本1本がくっつくようなまとまり」とは、ダメージの大きい髪が乾燥して広がったりせずに1本1本が落ち着いていることである。また、「オイルを塗布したようなコート感」とは、髪にオイルが付着することで得られる油膜のことであり、「オイルを塗布したような指通り」とは傷んだ髪がきしきししてもつれ絡まるのが、抵抗感がなくなめらかに指が通る様のことである。
本発明において、「洗い流すタイプ」の毛髪化粧料とは、塗布したままにせずに洗い流すことを特徴とする浴室内で使用される毛髪化粧料のことであり、いわゆるインバスタイプの毛髪化粧料である。
インバスタイプの毛髪化粧料としては、例えば、シャンプー、ヘアリンス、リンスインシャンプー、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアマスク等が挙げられる。
本発明の2剤式毛髪化粧料とは、(A)~(C)を含有する第1剤と、下記(D)~(F)を含有する第2剤を、毛髪に対し、第1剤を塗布し洗い流した後に第2剤を塗布し洗
い流すことを特徴とする、洗い流すタイプの2剤式毛髪化粧料である。
本発明の毛髪化粧料は、第1剤又は第2剤のいずれかを単独で使用する1剤式としてもよいが、第1剤及び第2剤を組み合わせて使用する2剤式とすることが好ましい。本発明の毛髪化粧料において、第1剤は(A)~(C)を含み、第2剤は(D)~(F)を含む。また、本発明の第1剤及び第2剤はいずれもヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメントであってもよいが、第1剤はヘアマスクやヘアパックであり、第2剤はヘアリンス、ヘアコンディショナー、又はヘアトリートメントであることが好ましい。
以下、本発明の毛髪化粧料の各成分について詳細に説明する。
[第1剤]
<(A)貝類より得られる加水分解物>
本発明の第1剤で用いる(A)成分は、貝類より得られた加水分解物である。加水分解物としては、酵素又は酸、アルカリで分解して得られる加水分解コンキオリンが挙げられる。この(A)成分はアコヤガイの真珠層に含まれるコンキオリンであることから、毛髪内部への湿潤性の付与、水分保持力に優れ、つやを高める効果があるので好ましい。
(A)成分の配合量は、第1剤全体質量中0.001質量%~20質量%(以下、特に記載のあるもの以外は、質量%を単に「%」で示す。)が好ましく、より好ましくは0.01%~10%である。0.001%以上であればつや効果が十分であり、20%以下であればべたつきがなく良好である。
<(B)セバシン酸ジエチル>
第1剤における(B)成分はセバシン酸ジエチルである。当該成分は、セバシン酸とエタノールのジエステルであり、一般式(2)


で表される。
この(B)成分は、(A)成分の浸透性を良くすることで、髪内部からのつやの優れる効果を得ることが出来る。また(C)成分の分散性を改善することで、毛髪にべたつきや重さを与えることなく髪内部に対する保湿やまとまりが向上することで面が整い、髪内部の補修感を付与できる。
(B)成分のセバシン酸ジエチルは市販品を用いてもよく、これに限定されるものではないが、FineNeo-DES(日本精化株式会社製)が挙げられる。
(B)成分の配合量は特に限定されないが、好ましくは0.01%~10.0%以下であり、より好ましくは0.01%~5.0%以下である。0.01%以上であれば、(A)成分の浸透性を向上させ、さらに(C)成分の分散性を良好にすることができる。一方、10.0%以下であれば、べたつきを感じることなく(C)成分の分散性を良くするこ
とで髪のなじみを良くすることができる。
<(C)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル>
第1剤における(C)成分は、アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステルである。この成分は、カプリル酸、カプリン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸およびヒドロキシステアリン酸の混合ジグリセリルと、アジピン酸のジエステルである。(C)成分は保湿効果の高い油剤であることから、ダメージで空洞化した髪内部が補修されることにより、髪の内部がつまったようなコシを与えてしっとりとまとまることに寄与し、面を整える成分として用いられる。
(C)成分の配合量は特に限定されないが、好ましくは0.1%~5.0%以下であり、より好ましくは0.5%~3.0%である。0.1%以上であれば、ダメージで空洞化した髪内部が補修されることにより、髪の内部がつまったようなコシを与えてしっとりとまとまることで、面を整える本発明の効果を十分に発揮することができる。一方、5.0%以下であれば、髪にべたつきが残ることがなく、ごわごわとした感触で髪がまとまらないことがない。
第1剤によって、ダメージで空洞化した髪内部が補修されることにより、髪の内部がつまったようなコシを与えてしっとりとまとまることで面が整い、更に毛髪の髪内部への湿潤性の付与、水分保持力に優れる効果によって、髪内部からのつやを高めることが出来る。
[第2剤]
<(D)25℃で液状のエステル化合物>
本発明の第2剤で用いる(D)成分は、前記(B)成分とは異なる25℃で液状のエステル化合物であり、好ましくは下記一般式(1)で表されるエステル化合物である。
(式中、
はベンジル基を示し、
は炭素数1~25の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、
AOは炭素数2以上4以下のアルキレンオキシ基を示し、
nは1~50の整数であって、
nが2以上の場合、n個のAO基は同一でも異なっていてもよい。)
(D)成分は、毛髪の髪外部につやを付与する目的で使用される。高い屈折率によって優れた光沢、輝きを付与できるエステル化合物であることから、髪外部へつやを付与する効果がある。
一般式(1)で表されるエステル化合物としては、ベンジルアルコールのプロピレンオキシド3モル付加体とミリスチン酸のエステル(ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテル)、ベンジルアルコールのプロピレンオキシド3モル付加体と2-エチルヘキシル酸のエステル(エチルヘキサン酸PPG-3ベンジルエーテル)が好ましい。
また、本発明においては、一般式(1)で表されるエステル化合物は市販品を用いてもよい。本発明において用いることができる市販品としては、これらに限定されるものでは
ないが、例えば、クロダモルSTSやクロダモルSFX(いずれもクローダジャパン株式会社製)、等が挙げられ、クロダモルSTSが好ましい。
(D)成分の配合量は、第2剤全体質量中0.001%~10.0%が好ましく、より好ましくは0.01%~5.0%である。0.001%以上であればダメージした毛髪の髪外部のつやが良好であり、10.0%以下であればべたつきや重さを生じることなくつやの付与が良好となる。この配合量であれば、均一にオイルを塗布したような髪外部からのつやを付与して本発明の効果を十分に発揮することができる。
<(E)ジメチルポリシロキサン>
(E)成分は、25℃での動粘度が5~10000cStであるジメチルポリシロキサンである。25℃での動粘度が5~10000cStであるジメチルポリシロキサンは、常温・常圧で実質的に揮発性を示さない範囲の低粘度のシリコーン油であり、ダメージした毛髪の乾燥時や乾燥後の指通りの良い仕上がりに寄与する成分として用いられる。また、本発明においては、(E)成分は、ダメージした毛髪の髪外部をコートし、滑りを良くする作用を有するので、毛髪の髪外部の補修剤目的で使用する。
(E)成分は、B型粘度計で25℃での動粘度が5~10000cStのジメチルポリシロキサンであり、より好ましくは、5~1000cStのジメチルポリシロキサンである。動粘度が、5cSt以上であれば毛髪のさらさら感が良好となり、10000cSt以下であればしっとりしたつるつる感が良好となる。
(E)成分の配合量は特に限定されないが、第2剤全体質量中好ましくは0.1%~5.0%以下であり、さらに好ましくは0.5%~3.0%である。0.1%以上であれば、ダメージで指通りの悪くなった髪外部がコートされることにより、滑りが良くなり、指通りが良くなる本発明の効果を十分に発揮することができる。一方、5.0%以下であれば、髪にべたつきが残ることがなく、がさがさとした感触で指通りが悪くなることがない。
<(F)水添ポリイソブテン>
(F)成分は、下記一般式(3)で表される40℃における動粘度が3~100mm2/sである水添ポリイソブテン、水添ポリデセンから選ばれる一種以上である。水添ポリイソブテンは、分岐状の飽和の炭化水素であり、イソブテンを重合、又はイソブテンとn-ブテンを共重合させた後、水素添加したものである。
(式中、nは、2~10の整数を表す。)で示される構造を有するものである。
動粘度が、3mm/sに以上であれば、軽い使用感となり、分散性の付与が良好となる。一方、100mm/s以下であれば、べたつきや重さを生じることなく、分散性の付与が良好となる。
(F)成分は、(D)及び(E)成分の分散性を改善する目的で用いられ、毛髪にべたつきや重さを与えることなく髪外部に対するつやを付与することが出来、指通りやコート感が向上することで髪外部の補修感を付与できる。
(F)成分の具体的な例をあげると、パールリームEX、パールリーム6(日油社製)、Luvitol Lite(BASF社製)等が例示される。
(F)成分の配合量は、第2剤全体質量中0.001%~10.0%が好ましく、より好ましくは0.01%~5.0%である。0.001%以上であれば、(D)及び(E)成分の分散性が良好となり、均一にオイルを塗布したようなつやや指通り、コート感が向上することで髪外部の補修感が付与される。一方、10.0%以下であれば、浸透性や分散性に必要な量を超えることがなく、毛髪に過度なべたつきが生じず髪が重くなることがない。
第2剤によって、毛髪の髪外部に対し、均一にオイルを塗布したような指通り、コート感が向上することで髪外部の補修感が付与され、更につや成分を付与することによってダメージした髪外部につやを付与することができる。
すなわち、第1剤を使用した後に第2剤を使用することで、第1剤によってダメージによって空洞化した髪内部がつまったようなコシを与えることでしっとりまとまり面が整い、更に毛髪の髪内部への湿潤性の付与、水分保持力に優れる効果によって、髪内部からのつやが付与される。そして、さらに第2剤で処理することで、髪内部の補修とつや効果、更に髪外部の補修とつや効果によって相互作用が働き、髪本来のつやが実現できる。
また、本発明の毛髪化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で公知の成分を適宜配合することができる。公知の成分としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、ジステアリルジモニウムクロリド、ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル等のカチオン性界面活性剤;ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、ジメチコン、アモジメチコン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン類;乳酸、クエン酸等のpH調整剤;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ成分;エタノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;L-アスパラギン酸、L-アスパラギン酸ナトリウム、DL-アラニン、L-アルギニン、グリシン、L-グルタミン酸、L-システイン、Lスレオニン等のアミノ酸;フェノキシエタノール、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、メチルクロロイソチアゾリノン等の防腐剤;その他紫外線吸収剤、香料、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、各種薬剤等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料はシャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアクリーム、アウトバストリートメント等に用いることが出来るが、上記のように本発明の効果をより効率よく発現させるという観点から、第1剤をヘアマスクやヘアパック、第2剤をヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、として組み合わせて使用することが好ましい。
また、本発明の毛髪化粧料は、常法により製造することができる。本発明の毛髪化粧料はヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアマスク等の洗い流すヘアケア製剤が挙げられる。第1剤はヘアマスクやヘアパックであり、第2剤はヘアリンス、ヘアコンディショナー、又はヘアトリートメントであることが好ましい。
[毛髪処理方法]
本発明の毛髪処理方法は、第1剤で毛髪を処理する工程、及び第2剤で毛髪を処理する工程を含む、毛髪に内部補修感・外部補修感を付与することで得られる髪のまとまりと艶のための毛髪処理方法である。(A)~(C)を含む前記第1剤で毛髪を処理した後に、(D)~(F)を含む前記第2剤で毛髪を処理することにより、本発明の毛髪化粧料の効果を効率よく発現させることができることから好ましい。本発明の毛髪処理方法における第1剤及び第2剤、並びにそれらの成分は、本発明の毛髪化粧料について上述したものと同一である。
本発明の毛髪処理方法においては、本発明は、傷んだ毛髪に対し、髪内部の補修感を高めてからつや成分を付与することで得られる髪内部からのつやと髪外部の補修感を高めてからつや成分で付与することで得られる髪外部からのつや、つまり髪の内外からのタブルのアプローチにより、髪本来の艶のある仕上がりを生み出すことができる。
次に本発明の2剤式毛髪化粧料について実施例を用いて詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で使用した試料の調製方法、及び採用した試験法、評価法を説明する。
[毛束試料の準備方法]
(1)評価用毛束調製
ビューラックス社製アジア人同一人毛(長さ30cm、重さ10g)の毛束を10%濃度のラウレス硫酸ナトリウム溶液にて洗浄してタオルドライを行ったあと、長さ25cm、毛量を同一に調整し、ヘアブリーチ処理することにより、ダメージさせたものを評価用毛束として用いた。
[毛束の評価方法]
(2)毛束の処理方法
評価用毛束を、10%のラウレス硫酸ナトリウム溶液3gを用いて洗浄し、40℃のお湯で洗い流し、本発明の第1剤を3g毛束に塗布し、毛束の根元から毛先までよくなじませた後、すぐに40℃のお湯で洗い流し、更に第2剤を3g毛束に塗布し、毛束の根元から毛先までよくなじませた後すぐに、再び40℃のお湯で洗い流した。その後、タオルドライを行い、コーミングをして吊るした状態で22℃、湿度50%の恒温恒湿室にて自然乾燥させてから処理後の状態として評価を記録した。実施例及び比較例においても同様の方法にて処理を行った。
(3)毛束の評価方法
5名の訓練された評価者が、下記評価基準に従って観察評価し、5人のスコアの平均値を算出した。
<髪内部の補修感評価1:乾いた髪が冷たく感じるしっとり感>
(評価方法)
上記の処理を施した毛束を吊るした状態で、評価者が根元から毛先まで触って、毛髪のしっとり感を評価した。しっとり感とは毛束を触った時に乾いた髪が冷たく感じられる状態のことである。評価基準及びスコア基準は、以下のとおりである。
(評価基準)
5点:毛束の根元から毛先まで毛髪全体が冷たくしっとりしている。
4点:毛束の根元から毛先まで毛髪全体がやや冷たくしっとりしている。
3点:毛束の根元から中間まで冷たくしっとりしている。
2点:毛束の根元から毛先にかけてややぱさついてしっとりしていない。
1点:毛束全体がぱさついている。
(スコア基準)
◎:大変優れている・・・4.5点以上
○:優れている・・・・・3点以上、4.5点未満
△:劣っている・・・・・1.5点以上、3点未満
×:大変劣っている・・・1.5点未満
<髪内部の補修感評価2:髪1本1本がくっつくようなまとまり>
(評価方法)
上記の処理を施した毛束を吊るした状態で、評価者が根元から毛先まで触って、毛髪のまとまり感を評価した。まとまり感とは毛束を触った時に髪1本1本がくっつくようなまとまりを感じられる状態のことである。評価基準及びスコア基準は、以下のとおりである。
(評価基準)
5点:毛束の根元から毛先まで毛髪全体がくっつくようにまとまっている。
4点:毛束の根元から毛先まで毛髪全体がややくっつくようにまとまっている。
3点:毛束の根元から中間までくっつくようにまとまっている。
2点:毛束の根元から毛先にかけてやや広がってまとまっていない。
1点:毛束全体が広がっている。
(スコア基準)
◎:大変優れている・・・4.5点以上
○:優れている・・・・・3点以上、4.5点未満
△:劣っている・・・・・1.5点以上、3点未満
×:大変劣っている・・・1.5点未満
<髪外部の補修感評価1:オイルを塗布したような髪のコート感>
(評価方法)
上記の処理を施した毛束を吊るした状態で、評価者が根元から毛先まで触って、毛髪のコート感を評価した。コート感とは毛束を触った時にオイルの油膜が感じられる状態のことである。評価基準及びスコア基準は、以下のとおりである。
(評価基準)
5点:毛束の根元から毛先まで毛髪全体がコートされている。
4点:毛束の根元から毛先まで毛髪全体がややコートされている。
3点:毛束の根元から中間までコートされている。
2点:毛束の根元から毛先にかけてややコートされていない。または、コートされすぎてややがさがさしている。
1点:毛束全体ががさがさしている。
(スコア基準)
◎:大変優れている・・・4.5点以上
○:優れている・・・・・3点以上、4.5点未満
△:劣っている・・・・・1.5点以上、3点未満
×:大変劣っている・・・1.5点未満
<髪外部の補修感評価2:オイルを塗布したような髪の指通り>
(評価方法)
上記の処理を施した毛束を吊るした状態で、評価者が根元から毛先まで触って、毛髪が抵抗感なくなめらかに指が通るかを評価した。評価基準及びスコア基準は、以下のとおりである。
(評価基準)
5点:毛束全体の根元から毛先まで抵抗感がなくなめらかに指が通る。
4点:毛束の一部の根元から毛先まで抵抗感がなくなめらかに指が通る。
3点:毛束の一部の根元から中間までの抵抗感がなくなめらかに指が通る。
2点:毛束全体がやや抵抗感がありなめらかに指が通らない。
1点:毛束全体が抵抗感があり指が通らない。
(スコア基準)
◎:大変優れている・・・4.5点以上
○:優れている・・・・・3点以上、4.5点未満
△:劣っている・・・・・1.5点以上、3点未満
×:大変劣っている・・・1.5点未満
<総合評価:髪のつや>
(評価方法)
上記の処理を施した毛束を吊るした状態で、評価者が根元から毛先まで見て、毛髪の全体の面が整い、髪1本1本につやがあるかを評価した。評価基準及びスコア基準は、以下のとおりである。
(評価基準)
5点:毛束全体の根元から毛先まで面が整い髪1本1本につやがある。
4点:毛束の一部の根元から毛先まで面が整い髪1本1本につやがある。
3点:毛束の一部の根元から中間までの面が整い髪1本1本につやがある。
2点:毛束全体がやや面が乱れ髪1本1本につやがない。
1点:毛束全体の面が乱れつやがない。
(スコア基準)
◎:大変優れている・・・4.5点以上
○:優れている・・・・・3点以上、4.5点未満
△:劣っている・・・・・1.5点以上、3点未満
×:大変劣っている・・・1.5点未満
<髪のべたつきのなさ>
(評価方法)
上記の処理を施した毛束を吊るした状態で、評価者が毛束の根元から毛先までを触って、毛髪のべたつき感を評価した。評価基準及びスコア基準は、以下のとおりである。
(評価基準)
5点:毛束の根元から毛先までべたつきがない。
4点:毛束の根元から毛先までややべたつきがない。
3点:毛束の中間から毛先のべたつきがない。
2点:毛束の一部がややべたついている。
1点:毛束全体がべたついている。
(スコア基準)
◎:大変優れている・・・4.5点以上
○:優れている・・・・・3点以上、4.5点未満
△:劣っている・・・・・1.5点以上、3点未満
×:大変劣っている・・・1.5点未満
(実施例1~16)(比較例1~18)
表1、2に示す組成の毛髪化粧料を常法に準じて調製し、毛束処理後の内部補修感の評価、毛束の外部補修感の評価、総合評価としての髪のつや、及び髪のべたつきのなさについて評価を行い、その結果を表1~2に示した。

(現行市販品との比較)
本発明の実施例1に記載の2剤式毛髪化粧料と、現在市販されている2剤式毛髪化粧料を謳う2製品について、上記と同一の条件で同一の評価を実施した。その結果、表3に示すとおり、総合評価の髪のつやは市販品より良好な結果を得た。

以下、本発明の毛髪化粧料のその他の実施例を実施例17~18として記載する。なお、これらの実施例の毛髪化粧料についても、第1剤及び第2剤で処理をした後、上記の同一の評価方法で評価したところ、いずれの実施例においても優れた特性を有しており良好
であった。
(実施例17)
第1剤 ヘアマスク(pH:3.8 粘度 82000 mPa・s クリーム状) 質量%
(1)加水分解コンキオリン 0.3
(2)セバシン酸ジエチル 0.2
(3)ビスジグリセリルポリアシルアジペート-2 1.0
(4)アモジメチコン 3.0
(5) セタノール 3.0
(6) ステアリルアルコール 3.0
(7) ベヘニルアルコール 3.0
(8) セトリモニウムクロリド 1.5
(9) ベヘナミドプロピルジメチルアミン 1.0
(10)PPG-1/PEG-1ステアラミン 1.0
(11)ステアルトリモニウムクロリド 0.5
(12)ベヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(13)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.5
(14)パラフィン 0.2
(15)イソドデカン 1.0
(16)ワセリン 0.5
(17)ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル 1.0
(18)ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 0.5
(19)(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル
0.1
(20)プロリン 0.1
(21)グルタミン酸Na 0.1
(22)アルギニン 0.1
(23)アラニン 0.1
(24)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.2
(25)アサイヤシ果実油 0.1
(26)紅藻エキス 0.2
(27)褐藻エキス 0.2
(28)緑藻エキス 0.2
(29)加水分解スサビノリ 0.2
(30)海水 0.2
(31)加水分解シルク 0.1
(32)セリン 0.1
(33)DPG 1.0
(34)グリコシルトレハロース 0.1
(35)アセチルグルコサミン 0.1
(36)フェノキシエタノール 1.0
(37)メチルパラベン 1.0
(38)香料 1.0
(39)カラメル 1.0
(40)水 残余
(第1剤の製法)
(40)に(34)~(37)を70℃にて均一に混合溶解し水相とする。(1)~(19)、(33)を80℃にて均一に混合攪拌し油相とする。水相に油相を加えて乳化し
たのち、(20)~(32)、(38)、(39)を加えて、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、室温まで冷却してヘアマスクを調製した。
第2剤 ヘアコンディショナー(pH:6.2 粘度 10000 mPa・s クリーム状) 質量%
(1)ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテル 2.0
(2)ジメチルポリシロキサン(300CS) 2.0
(3)水添ポリイソブテン 1.0
(4)セタノール 3.0
(5)セテアリルアルコール 2.0
(6)ステアリルアルコール 1.0
(7)ベヘニルアルコール 1.0
(8)ベヘナミドプロピルジメチルアミン 1.5
(9)PPG-1/PEG-1ステアラミン 1.5
(10)ステアルトリモニウムクロリド 1.0
(11)ベヘニルPGトリモニウムクロリド 1.0
(12)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.7
(13)パラフィン 1.0
(14)ワセリン 1.0
(15)アサイヤシ果実油 5.0
(16)乳酸 0.1
(17)高重合メチルポリシロキサン 0.2
(18)メチルポリシロキサン 5.0
(19)アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体
1.0
(20)フェニルトリメチコン 0.1
(21)(ビスイソブチルPEG-14/アモジメチコン)コポリマー 0.1
(22)グリセリン 1.0
(23)グリコシルトレハロース 2.0
(24)ヒドロキシエチルセルロース 0.5
(25)ヒドロキシプロピルデンプンリン酸 0.2
(26)クエン酸 0.1
(27)コメヌカ油 0.1
(28)アンズ核油 0.1
(29)チャ花エキス 0.1
(30)クルミ種子油 0.1
(31)チャ種子油 0.1
(32)ツバキ種子エキス 0.1
(33)コメヌカ発酵液エキス 0.1
(34)コメヌカエキス 0.1
(35)乳酸桿菌/ハス種子発酵液 0.1
(36)酒粕エキス 0.1
(37)サッカロミセス/コメヌカ発酵液エキス 0.1
(38)トコフェロール 0.1
(39)安息香酸Na 0.5
(40)フェノキシエタノール 1.0
(41)メチルパラベン 1.0
(42)香料 1.0
(43)カラメル 1.0
(44)水 残余
(第2剤の製法)
80℃にて(1)~(16)を溶解させたものに(21)~(25)、(44)を加温しながら均一に分散して添加して、乳化を行う。徐々に冷却を行い、60℃にて(17)~(20)、(26)~(43)を添加し、室温まで冷却して、第2剤のヘアコンディショナーを調製した。
(実施例18)
第1剤 ヘアパック(pH:5.1 粘度 40000 mPa・s クリーム状) 質量%
(1)加水分解コンキオリン 1.0
(2)セバシン酸ジエチル 1.5
(3)ビスジグリセリルポリアシルアジペート-2 2.0
(4) セテアリルアルコール 1.3
(5) ステアリルアルコール 2.5
(6) ベヘニルアルコール 5.0
(7) PPG-1/PEG-1ステアラミン 0.5
(8) ベヘントリモニウムクロリド 1.0
(9)ベヘントリモニウムブロミド 1.0
(10)ベヘントリモニウムメトサルフェート 1.0
(11)ステアルトリモニウムクロリド 0.5
(12)セトリモニウムクロリド 0.3
(13)ベヘナミドプロピルジメチルアミン 1.3
(14)高重合メチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン 混合エマルション 5.0(15)ジメチコノール 1.0
(16)(ジビニルジメチコン/ジメチコン)コポリマー エマルション 1.0
(17)(PEG-40/PPG-8メチルアミノプロピル/ヒドロキシプロピルジメチコン)コポリマー 1.0
(18)ヒドロキシエチルセルロース 0.2
(19)ヒドロキシプロピルデンプンリン酸 3.0
(20)(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク
0.5
(21)酒粕エキス 5.0
(22)ワセリン 0.5
(23)水添ポリイソブテン 1.0
(24)乳酸 1.0
(25)クエン酸 1.2
(26)加水分解水添デンプン 0.5
(27)ヒマワリ葉/茎エキス 0.1
(28)ヒマワリ種子エキス 0.1
(29)ヒマワリ花エキス 0.1
(30)ヒマワリ芽エキス 0.1
(31)ミツロウ 0.1
(32)ネオペンタン酸イソデシル 0.1
(33)ハチミツ 0.1
(34)ポリクオタニウム-107 0.1
(35)ラクトフェリン 0.1
(36)ヨーグルト液 0.1
(37)安息香酸Na 0.5
(38)フェノキシエタノール 1.0
(39)メチルパラベン 1.0
(40)香料 1.0
(41)カラメル 1.0
(42)水 残余
(第1剤の製法)
(42)に(18)、(19)、(37)~(39)を70℃にて均一に混合溶解し水相とする。(1)~(13)を80℃にて均一に混合攪拌し、油相とする。水相に油相を加えて乳化したのち、(14)~(17)、(20)~(36)、(40)、(41)を加えて、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、室温まで冷却して第1剤のヘアパックを調製した。
第2剤 ヘアトリートメント(pH:4.3 粘度 22000 mPa・s クリーム状) 質量%
(1)ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテル 2.0
(2)ジメチルポリシロキサン(100CS) 1.0
(3)ジメチルポリシロキサン(300CS) 3.0
(4)水添ポリイソブテン 3.0
(5) セタノール 3.0
(6) ステアリルアルコール 3.0
(7) ベヘニルアルコール 3.0
(8) セトリモニウムクロリド 1.5
(9) ベヘナミドプロピルジメチルアミン 1.0
(10)PPG-1/PEG-1ステアラミン 1.0
(11)ステアルトリモニウムクロリド 0.5
(12)ベヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(13)ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.5
(14)ミリスチン酸オクチルドデシル 0.3
(15)水添ポリイソブテン 0.2
(16)イソドデカン 1.0
(17)ワセリン 0.5
(18)ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル 1.0
(19)ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 0.5
(20)(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル
0.1
(21)プロリン 0.1
(22)グルタミン酸Na 0.1
(23)アルギニン 0.1
(24)アラニン 0.1
(25)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.2
(26)セバシン酸ジエチル 0.2
(27)セリン 0.2
(28)褐藻エキス 0.2
(29)緑藻エキス 0.2
(30)加水分解スサビノリ 0.2
(31)海水 0.2
(32)アロエベラ葉エキス 0.1
(33)グリコシルトレハロース 0.1
(34)アセチルグルコサミン 0.1
(35)フェノキシエタノール 1.0
(36)メチルパラベン 1.0
(37)香料 1.0
(38)カラメル 1.0
(39)水 残余
(第2剤の製法)
(39)に(33)~(36)を70℃にて均一に混合溶解し水相とする。(1)~(20)を80℃にて均一に混合攪拌し油相とする。水相に油相を加えて乳化したのち、(21)~(32)、(37)、(38)を加えて、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、室温まで冷却してヘアトリートメントを調製した。

Claims (4)

  1. 下記(A)~(C)を含有する第1剤と下記(D)~(F)を含有する第2剤からなる2剤式毛髪化粧料であって、毛髪に対し、第1剤を塗布し洗い流した後に第2剤を塗布し洗い流すことを特徴とする2剤式毛髪化粧料。
    第1剤
    (A)貝類より得られる加水分解物
    (B)セバシン酸ジエチル
    (C)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル
    第2剤
    (D)Bとは異なる25℃で液状のエステル化合物
    (E)25℃での動粘度が5~10000cStであるジメチルポリシロキサン
    (F)40℃における動粘度が3~100mm/sである水添ポリイソブテン
  2. 上記(C)成分がビスジグリセリルポリアシルアジペート-2である請求項1に記載の2剤式毛髪化粧料。
  3. 上記(D)成分が下記一般式(1)で表されるエステル化合物である請求項1又は2に記載の2剤式毛髪化粧料。
    (式中、
    はベンジル基を示し、
    は炭素数1~25の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、
    AOは炭素数2以上4以下のアルキレンオキシ基を示し、
    nは1~50の整数であって、
    nが2以上の場合、n個のAO基は同一でも異なっていてもよい。)
  4. 毛髪に対し、下記第1剤を毛髪に塗布し洗い流した後に、下記第2剤を塗布し洗い流すことを特徴とする毛髪処理方法。
    第1剤
    (A)貝類より得られる加水分解物
    (B)セバシン酸ジエチル
    (C)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル
    第2剤
    (D)Bとは異なる25℃で液状のエステル化合物
    (E)25℃での動粘度が5~10000cStであるジメチルポリシロキサン
    (F)40℃における動粘度が3~100mm/sである水添ポリイソブテン
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