JP2024056217A - 発光装置 - Google Patents

発光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2024056217A
JP2024056217A JP2022162954A JP2022162954A JP2024056217A JP 2024056217 A JP2024056217 A JP 2024056217A JP 2022162954 A JP2022162954 A JP 2022162954A JP 2022162954 A JP2022162954 A JP 2022162954A JP 2024056217 A JP2024056217 A JP 2024056217A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
driver
hole
emitting device
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022162954A
Other languages
English (en)
Inventor
大介 岩▲瀬▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2022162954A priority Critical patent/JP2024056217A/ja
Publication of JP2024056217A publication Critical patent/JP2024056217A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessories Of Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】 光源からの光の照射角を変化させる時の音の発生やモータートルクの損失を軽減した発光装置を提供する。【解決手段】 光源を有し、前記光源からの光の照射角を変化させる方向に移動可能な照射角可変部と、モーターと、リードスクリューと、前記リードスクリューに係合し前記モーターにより前記リードスクリューの軸方向に移動する駆動体と、を含む駆動部と、を有し、前記照射角可変部及び前記駆動体は、前記照射角可変部及び前記駆動体の一方に設けられた軸と他方に設けられた穴との嵌合形状により連結され、前記駆動体が移動する方向において、前記軸と前記穴との間に弾性体が設けられている。【選択図】 図6

Description

本発明は、発光装置に関し、特に光源からの光の照射角を変化させる方向に移動可能な照射角可変部を有する発光装置に関するものである。
従来、特許文献1のように、モーターおよびリードスクリューを用いて光源の位置を移動させる発光装置が知られている。このような発光装置は、モーターおよびリードスクリューの回転に伴い駆動するナットを内部に有する駆動体の軸と、放電管を保持する放電管保持体の穴の連結部は緩い勘合にすることで、部品公差の吸収と、放電管保持体の位置決め精度向上の両立を図っていた。
特開2019-185021号公報
しかしながら、勘合部に微小のガタがあると、モーターの回転振動の伝達によって、放電管保持体が振動し、振動源が共振して異音の要因となるおそれがある。また、駆動開始時、停止時に衝突音が発生するおそれがある。そこで、板バネを用いて駆動体の軸を連結部に片寄せし、ガタを取り除く方法もあるが、この方法ではリードスクリューに負荷を与え、モータートルクの損失につながるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、光源からの光の照射角を変化させる時の音の発生やモータートルクの損失を軽減した発光装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明にかかる発光装置は、光源を有し、前記光源からの光の照射角を変化させる方向に移動可能な照射角可変部と、モーターと、リードスクリューと、前記リードスクリューに係合し前記モーターにより前記リードスクリューの軸方向に移動する駆動体と、を含む駆動部と、を有し、前記照射角可変部及び前記駆動体は、前記照射角可変部及び前記駆動体の一方に設けられた軸と他方に設けられた穴との嵌合形状により連結され、前記駆動体が移動する方向において、前記軸と前記穴との間に弾性体が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、光源からの光の照射角を変化させる時の音の発生やモータートルクの損失を軽減することができる。
本発明の実施形態に係るストロボ装置100の外観斜視図である。 本発明の実施形態に係る制御部100bの内部を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るストロボ装置100の縦断面図である。 本発明の実施形態に係る発光部100aの内部を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るモーターユニット144とフード142の組立前後の図である。 本発明の実施形態に係る駆動体304と反射傘ホルダー145の連結部の断面図である。 本発明の実施形態に係る駆動体304と反射傘ホルダー145の連結部の断面図である。 本発明の実施形態に係る駆動体304と反射傘ホルダー145の連結部の断面図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る発光装置であるストロボ装置100の外観について説明する。図1は、本実施形態に係るストロボ装置100の外観斜視図である。図1(a)はストロボ装置100を光学パネルであるアクリルパネル101が配置されている正面側(照射対象側)から見た図、図1(b)はストロボ装置100を背面側(操作部側)から見た図をそれぞれ示す。
ストロボ装置100は、大きく分けて上部側の発光部100aと下部側の制御部100bとから構成されている。発光部100aは内部に光源である放電管102を備え、制御部100bに対する旋回動作によりアクリルパネル101からの照射光の照射方向を変化させるバウンス機能を有する。
また、発光部100aは、主に上カバー103と下カバー104と円筒形状を成したバウンスケース105とを備えて構成されている。さらに、上カバー103には発光時の配光を広げるワイドパネル108を収納するワイドパネルカバー106を備える。ワイドパネル108は、アクリルパネル101からの照射光をより広角に広げる光拡散性を有する光学部材である。使用時にワイドパネルカバー106から引き出され、アクリルパネル101の前面に覆いかぶさるように配置される。なお、補助光学部材として、発光部100aを回転させて照射光の照射方向を上方(Y方向)に向けた時に照射光をZ方向に反射させて照射対象にキャッチライト効果を与えるキャッチライトシートをワイドパネル108の代わりに配置した構成でもよい。あるいは、ワイドパネル108とキャッチライトシートを共に配置した構成でもよい。また、上カバー103と下カバー104の合わせ部にはサイドラバー107があり、発光部100aを手動で旋回動作させる際のすべり止めになっている。
上カバー103および下カバー104は、バウンスケース105に対して相対的に上下方向(ZY面内方向)における旋回動作が可能である。バウンスケース105は、制御部100bに対して相対的に水平方向(XZ面内方向)における旋回動作が可能である。このように、発光部100aは、制御部100bに対して相対的に回動可能であり、放電管102からの光の照射方向を変化させるように動作する。また、制御部100bは、発光部100aを支持して発光部100aの動作を制御する。
外装部材であるリアカバー109は、制御部100bの背面側に設けられている。リアカバー109には、表示部110、電源スイッチ111、操作ボタン112、ダイヤル113等の操作部が配置され、各種の機能設定を行うことができる。電池蓋114は、制御部100bの内部に電源用の電池125を装填するための開閉可能な蓋である。
下面側の外装部材であるボトムカバー115には、不図示の撮像装置であるカメラのアクセサリシューに着脱可能に装着するための接続部である脚部116が備えられ、脚部116を囲うように防滴カバー117が装着されている。脚部116はロックレバー118を回動させることによりカメラのアクセサリシューに対して固定することができる。
フロントカバー119は、制御部100bの正面側の外装部材である。フロントカバー119の中央部には、その前方に突出したバルジ部119a(膨らみ部)が設けられている。バルジ部119aの下半分には、光パルス通信用受光窓120及び、低輝度時にカメラの焦点検出を補助するAF補助光照射窓121が配置されている。光パルス通信用受光窓120の一部には外部調光用受光センサ122が備えられ、ストロボ装置100単体での調光が可能になっている。制御部100bの電池蓋114と反対側には各種の端子カバー123が備えられており、内部には外部電源端子、ブラケット固定ネジ、シンクロ端子等が備えられている。また、各外装部材の合わせ部には不図示の防滴パッキンが備えられており、防滴カバー117と合わせ防塵防滴性能を有している。
以上のように、本実施形態では、制御部100bのバルジ部119aが設けられている側を正面側(前面側)、表示部110や各種操作部が設けられている側を背面側(後面側)とし、制御部100bの脚部116が設けられている側を下面側としている。そして、図1に示したX方向は、制御部100bの左右方向、Y方向は制御部100bの上下方向、Z方向は制御部100bの前後方向に対応している。なお、以下では特に説明がない限り、ストロボ装置100の左右方向、上下方向、前後方向は、制御部100bの左右方向、上下方向、前後方向と等しいものとする。
次に、図2及び図3を参照して、制御部100bの内部構成について説明する。図2は、制御部100bからフロントカバー119およびボトムカバー115を取り外して正面側から見た制御部100bの内部を示す分解斜視図である。図3は、ストロボ装置100の左右方向に直交する断面を示す断面図である。
制御部100bの内部中央には、バッテリーケース124が設けられている。バッテリーケース124の電池収納部124aには、電源用の電池125(本実施形態では、四本の単三型電池)が略四角形状の配置で収納される。電池収納部124aの上方には、発光部100aから突出するバウンスケース下面の左右回動用(XZ平面内回動用)の軸部105aとの間において、所定の空間領域126が設けられている。空間領域126は、ワイヤーハーネス127を弛緩させた状態で収納するために設けられている。ワイヤーハーネス127は、後述のメイン基板128、および、サブ基板129に接続される。
バッテリーケース124の背面側、すなわちリアカバー109側には、デジタル系の回路を備えたメイン基板128が配置されており、メイン基板128にはCPU130が実装されている。またメイン基板128には、リアカバー109の上に配置された電源スイッチ111等の各種の操作部材に対応したスイッチ素子類も実装される。表示部110の内側には、LCD131(液晶ディスプレイ)が配置される。バッテリーケース124の正面側および下面側には、それぞれ、昇圧トランス132を備えた昇圧回路基板133や不図示のFET(電界効果トランジスタ)を備えた発光制御回路を有するサブ基板129が取り付けられている。
バッテリーケース124の正面側には、台座134及びサブ基板129が重なるように取り付けられている。台座134の正面側には、台座134に一体形成された複数の係止爪134aによって、無線モジュール135が取り付けられている。無線モジュール135の上端側には、無線通信用のアンテナ135a(チップアンテナ)が実装されている。また無線モジュール135の下端側のコネクタ(不図示)には、メイン基板128と繋がるフレキシブル基板(不図示)が接続されている。また、フロントカバー119の下部に設けられた光パルス通信用受光窓120の対向する位置に光パルス受光センサ136が配置されている。更に、AF補助光照射窓121はプリズム137を挟んで対向する位置にAF補助光ユニット138が配置され、AF補助光ユニット138から射出される単一のパターンをプリズム137によって複数に分割して投影する。本実施形態では、3基のAF補助光ユニット138を搭載している。
次に、図3及び図4を参照して、発光部100a及びバウンスケース105の内部構成について説明する。図4は、発光部100aから上カバー103、下カバー104、を取り外して発光部100aの内部を示す分解斜視図である。図4(a)は、発光部100aを上面側から見た図、図4(b)は、発光部100aを下面側から見た図をそれぞれ示す。
本実施形態におけるストロボ装置100は、アクリルパネル101の内部にあるフレネルレンズ140と放電管102の相対距離変化により照射角を変化させる電動ズーム機能を備えている。アクリルパネル101はフレネルレンズ140から射出された光の配光の調整や光の色温度の調整、外部からフレネルレンズ140への接触を保護する機能(衝撃及び熱的保護を含む)等を有している。フレネルレンズ140は、放電管102で発せられ入射した光の配光を変化させる光学作用を有するフレネルレンズ部が形成されている、放電管102で発せられた光を透過させる光学部材としての光学レンズである。本実施形態ではアクリルパネル101とフレネルレンズ140の二枚構成の光学系として説明しているが、アクリルパネル101の機能をフレネルレンズ140へ付加し、1枚構成の光学系としてもよい。なお、フレネルレンズ140は、樹脂材料やガラスなどで形成されている。また、本実施形態では、放電管102で発せられ入射した光の配光を変化させる光学作用を有する光学部材としてフレネルレンズ140を例に説明しているが、上記の光学作用を有する光学部材であればフレネルレンズでなくてもよい。
発光部100a内部の大部分は、電動ズーム機能の駆動機構を構成する発光ユニット139で占められている。発光ユニット139の構造体であるフード142の上面には、リードスクリュー143を備えたリニアアクチュエータであるモーターユニット144が取り付けられている。放電管保持体である反射傘ホルダー145には、放電管102及び、放電管102の光を前方へ反射させる反射傘146が取り付けられている。反射傘146は放電管102の上側から後側を通り下側までを覆い、放電管102から後方及び上下方向へ発せられた光をフレネルレンズ140に向けて反射する。反射傘ホルダー145は、リードスクリュー143の回転に連動してフレネルレンズ140と放電管102の相対距離を変化させる。これにより照射光の配光角が変化する。本実施形態では、フレネルレンズ140に対する放電管102及び反射傘146の距離を変化させて照射光の配光角を変化させる構成を有するストロボ装置を用いている。フード142は、反射傘146で発光ユニット139の照射方向へと反射されなかった光を発光ユニット139の照射方向へと拡散反射する。そのため、フード142は、効率よく光を発光ユニット139の照射方向へと反射できるように、発光ユニット139の照射光の光軸に直交する平面における開口がフレネルレンズ140に近づくほど大きくなる形状になっている。以上のように、フード142は、一部に開口を有するように放電管102を囲み、放電管102から照射された光の一部を開口の方向へ反射する反射部材といえる。
フード142の背面(バウンスケース105側)には、放電管102と接続されたヘッド基板148が取り付けられている。ヘッド基板148に接続された不図示の配線類は、バウンスケース105の円筒中心を回転中心とする上カバー103とバウンスケース105間の回転部149を通って、コンデンサ収納部105bに導かれる。これらの配線類は、コンデンサ147に接続される配線とともにワイヤーハーネス127を構成する。ワイヤーハーネス127は、軸部105aの中央に形成された穴部105cから発光部100aの外側に引き出される。ワイヤーハーネス127の先端には、不図示のコネクタが取り付けられている。このコネクタは、発光部100aの内部に設けられたヘッド基板148の回路と制御部100bの内部に設けられたメイン基板128及びサブ基板129とを電気的に接続する。このようにワイヤーハーネス127は、発光部100aに設けられた放電管102やコンデンサ147等の電子部品と、制御部100bに設けられた各制御基板とを電気的に接続する。また、バウンスケース105の軸部105aの先端には、回転板150が取り付けられており、発光部100aの左右旋回を所定の角度で規制する役割を有する。また、回転板150は、制御部100bからの発光部100aの抜け止めの役割を有する。
円筒形状を有するバウンスケース105の内部のコンデンサ収納部105bにはコンデンサ147(メインコンデンサ)が配置されている。すなわち、コンデンサ147は発光部100aを制御部100bに対して相対的に上下方向(Y方向)に回動させる際の回転軸上に配置されている。また、コンデンサ147は発光部100aと制御部100bの連結部近傍に配置されている。コンデンサ147は放電管102を発光させるための電荷を蓄積する。この蓄積された電荷により、放電管102の発光に必要な高電圧が生成される。
放電管102は、トリガーコイル151からトリガー電圧が印加されることで放電を開始して発光する。トリガーコイル151はヘッド基板148に実装されており、不図示のトリガーケーブルで反射傘146に電気的に接続されている。トリガー電圧はトリガーコイル151から反射傘146を介して放電管102へ印加される。ヘッド基板148には発光回路を構成するトリガーコイル151やチョークコイル152等の発光に関する部品が実装されている。また、ヘッド基板148にはワイヤーハーネス127を接続するコネクタ153も実装されている。チョークコイル152はコンデンサ147と放電管102との間において、これらに電気的に接続され、コンデンサ147から放電管102に供給される電流を鈍らせる。これによりフラット発光時の発光制御を可能にすると共に、放電管102に作用する電気的負荷を軽減する。
保護ガラス141は、ストロボ装置100の照射光軸方向において、放電管102とフレネルレンズ140の間でフレネルレンズ140に対して所定の幅を開けて配置された、放電管102で発せられた光を透過させる光学部材である。また、電動ズームに伴って放電管102とフレネルレンズ140との照射光軸方向における相対位置が変化しても、保護ガラス141とフレネルレンズ140との照射光軸方向における相対位置(距離)は変化しない。これにより、発光によって生じる放電管102の熱からフレネルレンズ140を保護する。また、フレネルレンズ140と保護ガラス141との間の空間により後述のブロワーファン155からの風を通す流路156を形成する。ところで、前述したフロントガラス154においても、放電管102からフレネルレンズ140へ伝わる熱を遮ることでフレネルレンズ140を保護するという点においては保護ガラス141と同様の機能を持つ。しかしながら、フロントガラス154と反射傘ホルダー145とによって放電管102を含む空間を密閉してしまうと放電管102からの熱が当該空間に籠ってしまう。そのため、反射傘ホルダー145に開口部を設けるようにすればよい。あるいは、保護ガラス141より、発光によって生じる放電管102の熱からフレネルレンズ140を保護しているため、フロントガラス154を設けないようにしてもよい。なお、保護ガラス141は、放電管102で発せられ入射した光の配光を調整する光学作用を有していてもよいが、フレネルレンズ140側の面にレンズ部を形成すると、フレネルレンズ140と保護ガラス141との間の空気の流れを妨げる可能性がある。そのため、保護ガラス141にレンズ部を形成する場合は、フレネルレンズ140側よりも放電管102側のほうが好ましい。
ブロワーファン155は、下カバー104のファン収納部104aに配置され、下カバー104と熱的に接続される。また、不図示のワイヤーハーネスによってヘッド基板148と電気的に接続される。ブロワーファン155の駆動は、ヘッド基板148を介して制御部100bのCPU130によってPWM信号により回転制御される。ブロワーファン155の吸気部155aは、保護ガラス141よりも放電管102側の空間に設けられ、放電管102によって熱せられた空気を吸気する。その後フレネルレンズ140と保護ガラス141によって形成された空間である流路156に向けて、ブロワーファン155の排気部155b(送風口)から送風する。
次に、図5、6を用いて、本実施形態における駆動体304と反射傘ホルダー145の連結構造について説明する。図5(a)は組立前のモーターユニット144と反射傘ホルダー145を支持するフード142を示す図である。モーターユニット144はモーター301、リードスクリュー143、シャフト302、ベース板金303、内部にナットを有する駆動体304から構成される。駆動体304は、モーター301の回転によりシャフト302にガイドされリードスクリュー143の軸方向に駆動する。この構成でユニット化し、組立調整することで、駆動体304の駆動精度が向上する。反射傘ホルダー145はフード142に取り付けられた2本のシャフト305でガイドされ、照射光軸方向(Z方向)に移動可能である。図5(b)は組立後のモーターユニット144とフード142を示す図である。反射傘ホルダー145の駆動精度を悪化させないために、駆動体304の移動方向を決定するシャフト302と、反射傘ホルダー145の移動方向を決定している2本のシャフト305が平行になるようモーターユニット144とフード142は位置決めされる。
図6はモーターユニット144と反射傘ホルダー145の連結部の断面図である。駆動体304は駆動方向に直交する方向(-Y方向)に突出した軸を有し、反射傘ホルダー145の穴と勘合し、モーター301の回転による駆動体304の推力を反射傘ホルダー145に伝達させる。この時、駆動体304の軸径に対し反射傘ホルダー145の穴径がある程度大きくないと、モーターユニット144のシャフト302と反射傘ホルダー145を支持するシャフト305の平行度の相互差、および各部品の寸法公差により、勘合がきつくなる。これによりリードスクリュー143など剛性の低い部材に変形が生じ、モータートルクへの負荷が増大し、異音の発生や動作停止に陥るおそれがある。しかしながら、これらの公差を吸収するために穴径を大きくし過ぎると、空転が発生し、位置決め精度に支障をきたす。そこで、駆動体304の移動する方向において、軸と穴の隙間に弾性体であるシリコーンボンド層310(シリコーン接着剤)を設けることで、光源からの光の照射角を変化させる時時の音の発生やモータートルクの損失を軽減することができる。
なお、本実施形態では、駆動体304の軸表面の面粗さは反射傘ホルダー145の穴の内面の面粗さより粗く設定されている。これにより、故障時の部品交換で駆動体304と反射傘ホルダー145を分離する際には、シリコーンボンド層310が穴の内壁から剥がれ易くなり、駆動体304の軸に付着したまま取り外すことが可能となる。そのため、シリコーンボンド再塗布の際のクリーニングがしやすくなる。
また、駆動体304の軸と嵌合する反射ホルダー145の穴は図7に示すような形状であってもよい。図7はモーターユニット144と反射傘ホルダー145の連結部の断面図であり、図6とは反射ホルダー145の穴の形状のみが異なる。
図7では、反射傘ホルダー145の穴は駆動体304に近いほど径が大きくなるように内面が傾斜したテーパー穴になっており、穴の内壁と駆動体304の軸との隙間はシリコーンボンド層310を介して連結させる。故障時の部品交換で駆動体304と反射傘ホルダー145を分離する際は、テーパー穴の効果により、シリコーンボンド層310が穴の内壁から剥がれ易くなり、駆動体304の軸に付着したまま取り外すことが可能となる。そのため、シリコーンボンド再塗布の際のクリーニングがしやすくなる。
また、駆動体304の軸は図8に示すような形状であってもよい。図8はモーターユニット144と反射傘ホルダー145の連結部の断面図であり、図6とは駆動体304の軸の形状のみが異なる。
図8では、駆動体304の軸は駆動体304が移動する方向に突出する突起が設けられており、反射傘ホルダー145の穴との隙間はシリコーンボンド層310を介して連結させる。故障時の部品交換で駆動体304と反射傘ホルダー145を分離する際は、シリコーンボンド層310は駆動体304の軸の突起にひっかかり、軸に付着したまま取り除くことが可能となる。そのため、シリコーンボンド再塗布の際のクリーニングがしやすくなる。
なお、シリコーンボンド層301を反射ホルダー145の穴の内壁から剥がれ易くする方法は、それぞれ単独で実施しても複数を組み合わせて実施してもよい。例えば、駆動体304の軸の表面の面粗さを反射傘ホルダー145の穴の内面の面粗さより粗く設定するとともに図7及び図8に示す反射ホルダー145の穴の形状と駆動体304の軸の形状としてもよい。このように、シリコーンボンド層310を反射ホルダー145の穴の内壁から剥がれ易くする方法を組み合わせることでより剥がれ易くすることができる。
以上のように、上記の実施形態では、駆動体304の軸と反射傘ホルダー145の穴の隙間に弾性体であるシリコーンボンド層310を設ける構成を説明したが、駆動体304の軸が嵌合する穴は反射傘ホルダー145以外に設けられていてもよい。例えば、反射傘に穴を設けていてもよく、照射角を変化させるためにフレネルレンズ140と放電管102の相対距離が変化する方向に移動する照射角可変部のいずれに穴が設けられていてもよい。
また、上記の実施形態では、反射傘ホルダー145の穴として底が空いていない凹形状部を形成しているが、底が貫通した穴であってもよい。
また、光源は放電管に限定されずLEDなどであってもよい。
また、駆動体304及び反射ホルダー145は、一方に設けられた軸と他方に設けられた穴との嵌合形状により連結されればよく、駆動体304に穴、反射ホルダー145に軸を設ける構成であってもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本実施形態の開示は、以下の構成および方法を含む。
(構成1)
光源を有し、前記光源からの光の照射角を変化させる方向に移動可能な照射角可変部と、
モーターと、リードスクリューと、前記リードスクリューに係合し前記モーターにより前記リードスクリューの軸方向に移動する駆動体と、を含む駆動部と、を有し、
前記照射角可変部及び前記駆動体は、前記照射角可変部及び前記駆動体の一方に設けられた軸と他方に設けられた穴との嵌合形状により連結され、
前記駆動体が移動する方向において、前記軸と前記穴との間に弾性体が設けられていることを特徴とする発光装置。
(構成2)
前記弾性体は、シリコーン接着剤であることを特徴とする構成1に記載に発光装置。
(構成3)
前記軸は前記駆動体に設けられ、前記穴は前記照射角可変部に設けられていることを特徴とする構成1または2に記載の発光装置。
(構成4)
前記軸の表面の面粗さは、前記穴の内面の面粗さよりも粗いことを特徴とする構成3に記載の発光装置。
(構成5)
前記穴は、前記駆動体に近いほど径が大きくなるように内面が傾斜していることを特徴とする構成3または4に記載の発光装置。
(構成6)
前記軸は、前記駆動体が移動する方向に突出した突起を有することを特徴とする構成3ないし5のいずれか1つに記載の発光装置。
(構成7)
前記照射角可変部は、反射傘と反射傘ホルダーを有し、
前記穴は前記反射傘ホルダーに設けられていることを特徴とする構成3ないし6のいずれか1つに記載の発光装置。
100 ストロボ装置
100a 発光部
100b 制御部
102 放電管
139 発光ユニット
142 フード
143 リードスクリュー
144 モーターユニット
145 反射傘ホルダー
301 モーター
302 シャフト
303 ベース板金
304 駆動体
310 シリコーンボンド層

Claims (7)

  1. 光源を有し、前記光源からの光の照射角を変化させる方向に移動可能な照射角可変部と、
    モーターと、リードスクリューと、前記リードスクリューに係合し前記モーターにより前記リードスクリューの軸方向に移動する駆動体と、を含む駆動部と、を有し、
    前記照射角可変部及び前記駆動体は、前記照射角可変部及び前記駆動体の一方に設けられた軸と他方に設けられた穴との嵌合形状により連結され、
    前記駆動体が移動する方向において、前記軸と前記穴との間に弾性体が設けられていることを特徴とする発光装置。
  2. 前記弾性体は、シリコーン接着剤であることを特徴とする請求項1に記載に発光装置。
  3. 前記軸は前記駆動体に設けられ、前記穴は前記照射角可変部に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記軸の表面の面粗さは、前記穴の内面の面粗さよりも粗いことを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記穴は、前記駆動体に近いほど径が大きくなるように内面が傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  6. 前記軸は、前記駆動体が移動する方向に突出した突起を有することを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  7. 前記照射角可変部は、反射傘と反射傘ホルダーを有し、
    前記穴は前記反射傘ホルダーに設けられていることを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
JP2022162954A 2022-10-11 2022-10-11 発光装置 Pending JP2024056217A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022162954A JP2024056217A (ja) 2022-10-11 2022-10-11 発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022162954A JP2024056217A (ja) 2022-10-11 2022-10-11 発光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024056217A true JP2024056217A (ja) 2024-04-23

Family

ID=90749216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022162954A Pending JP2024056217A (ja) 2022-10-11 2022-10-11 発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024056217A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107024820B (zh) 照明设备
US20070273839A1 (en) Video Projector
US10727155B2 (en) Electronic apparatus for cooling heating element
US8213789B2 (en) Camera with built-in projector and projector device
KR950006024Y1 (ko) 싱글렌즈 리플렉스 카메라
JP2024056217A (ja) 発光装置
CN110360530B (zh) 照明装置
CN111948876B (zh) 照明装置
JP6957540B2 (ja) 照明装置
JP5526533B2 (ja) 照明装置および撮像装置
JP5464930B2 (ja) 電子機器
US7850340B2 (en) Display apparatus
JP4817803B2 (ja) 電子機器
JP5434444B2 (ja) 光源装置
JP5751846B2 (ja) ストロボ装置
JP4657610B2 (ja) 携帯端末装置
JP2012085024A (ja) 実装構造及び該実装構造を備えた撮像装置
CN114527621A (zh) 一种lcd投影仪定向散热装置
JP2018194716A (ja) 表示装置
JP2002333654A (ja) カメラ用ストロボユニット
JP2017068068A (ja) 照明装置
JP2000278562A (ja) Evf装置
KR20110039721A (ko) 액정 표시 장치
JP2001356396A (ja) 閃光装置内蔵カメラ
JPH11133494A (ja) カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20231213