JP2024055681A - 通信制御装置及び通信制御装システム - Google Patents

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Abstract

【課題】時刻同期ネットワークを非同期ネットワークに接続した混在ネットワークを構成した場合であっても、時刻同期ネットワークの送信タイミングと既存の非同期ネットワークの送信プロトコルの両立を実現する【解決手段】送信周期に割り当てたタイムスロットのタイミングで複数の時刻同期ネットワーク接続機器が時刻同期メモリを更新し、タイムスロット以外の非タイムスロットのタイミングで非同期メモリの内容を時刻同期ネットワークに送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信制御装置及び通信制御装システムに関する。
鉄鋼、水処理、FA(Factory Automation)、発電などの社会インフラ分野において、制御装置によって制御を行う制御システムが各種実用化されている。例えば、製鉄所、上下水処理場、工場、発電プラント等では、主機に接続された制御装置を複数有する制御システムが処理を担っている。これらの制御装置は、外部から入力されたセンシングデータ等を用いてCPU(Central Processing Unit)において制御演算処理を実行し、制御ネットワークに接続された複数機器で演算結果を共有し、複数の主機に対する制御指令を制御データ(信号)として複数機器から出力することで制御を行う。
このような制御を行うためには、制御システムにおける制御周期の時間内に演算処理が完了し、複数機器に演算結果を共有できるよう定められている送信周期の時間内に演算結果や制御データの送信と受信が完了しなければならない場合がある。制御ネットワークを介して複数機器間で時間内にデータが共有できず、複数の主機に対して正しい制御指令を出力できなかった場合、制御システムが正常に可動できなくなって損失が発生すると共に、制御システムの状態が不安定になる可能性がある。そのため、こうした制御システムにおける制御ネットワークには、通信の高速性とリアルタイム性が要求される。
複数機器による通信をリアルタイムに行うために、通信性能は10Mbps(Mega bit per second)、100Mbps、1Gbps(Giga bit per second)と引き上げられてきた。また機器から送信される通信フレームには優先度を付加し、複数機器が非同期で送信し合い、データを共有する方式が取られてきた。
一方で、今後の制御システムのIoT(Internet of Things)化を見据えた場合、制御系データに加えてフィールドの画像・動画やセンシング情報などの情報系データを低コストに送信したいという要求がある。そのような要求を満たすために、今後の制御ネットワークでは複数機器を高精度に時刻同期させ、制御系データと情報系データを時分割で送信する仕組みを備えることが求められる。
特許文献1に示されたネットワーク機器の検出方法、通信制御装置、時刻同期方法は、TSN(Time Sensitive Networking)を使用したシステム中、TSN対応ネットワークとTSN未対応ネットワークとの境界に位置するTSN対応のネットワーク機器の通信を制御する方法であって、前記TSN対応ネットワーク側から送信されたフレーム群中、重要データ以外の一般データのフレームを破棄し、前記重要データのフレームのみを前記TSN未対応ネットワーク側に送信するステップと、前記TSN未対応ネットワーク側から送信されたフレーム群を、前記TSN対応ネットワーク側に重要データの時分割された期間に送信するステップと、を有することを特徴としている。
また、特許文献2に示されたネットワーク機器は、IEEE802.1 TSN規格のスケジュールに基づき送信されるパケットに当該スケジュールに対応した時刻同期情報を付与させる中央演算部と、前記規格に準拠していないネットワーク機器から受信したパケットが当該規格に基づく時刻同期が必要なパケットである場合に当該パケットを前記中央演算部に転送するスイッチエンジンを備えることを特徴としている。
特開2021-197601号公報 特開2020-17877号公報
しかしながら、特許文献1に記載のネットワーク機器の検出方法、通信制御装置、時刻同期方法は、ネットワークを通過するフレームを重要データと一般データに分類し、重要データを送信するタイムスロットでは一般データを破棄もしくは帯域制限することがあることから、重要データのみ扱う社会インフラ分野へ適用して全ての重要データを送信周期内に送信することは困難という問題があった。
また、特許文献2に記載のネットワーク機器では、TSNにTSN未対応機器を接続し、タイムスロット以外のタイミングで送信させているが、スイッチは全てTSNに対応する前提となっている必要があり、非同期ネットワークとの混在には対応できないという問題があった。
本発明の目的は、時刻同期ネットワークを非同期ネットワークに接続した混在ネットワークを構成した場合であっても、時刻同期ネットワークの送信タイミングと既存の非同期ネットワークの送信プロトコルの両立を実現することにある。
本発明の一態様の通信制御装置は、複数の非同期ネットワーク接続機器を有する非同期ネットワークと複数の時刻同期ネットワーク接続機器を有する時刻同期ネットワークとに接続された通信制御装置であって、時刻を計測する時刻計測装置と、制御部と、前記非同期ネットワークによって更新される非同期メモリと、前記時刻計測手段により時刻同期する前記時刻同期ネットワークによって更新される時刻同期メモリと、を有し、前記制御部は、送信周期に割り当てたタイムスロットのタイミングで、複数の前記時刻同期ネットワーク接続機器が前記時刻同期メモリを更新し、前記タイムスロット以外の非タイムスロットのタイミングで、前記非同期メモリの内容を前記時刻同期ネットワークに送信することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、時刻同期ネットワークを非同期ネットワークに接続した混在ネットワークを構成した場合であっても、時刻同期ネットワークの送信タイミングと既存の非同期ネットワークの送信プロトコルの両立を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置における時刻同期制御部の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置における非同期制御部の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置におけるタイムスロット情報の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置を適用した制御システムの構成例を示す図である。 本発明を適用しない場合の制御システムの動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置を適用した制御システムの動作の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置を適用した制御システムの動作の他の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置を適用した制御システムの動作の他の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る通信制御装置の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信制御装置のメモリの構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信制御装置の構成例を示す図である。 本発明の各実施形態に係る通信制御装置の実装例を示す図である。 本発明の各実施形態に係る通信制御装置を鉄鋼制御システムの熱延設備に適用した場合の適用例1の構成例を示す図である。 本発明の各実施形態に係る通信制御装置を水処理システムに適用した場合の適用例2の構成例を示す図である。 本発明の各実施形態に係る通信制御装置をFAシステムに適用した場合の適用例3の構成例を示す図である。 本発明の各実施形態に係る通信制御装置を発電制御システムに適用した場合の適用例4の構成例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)の例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び添付図面において、同一の構成要素又は実質的に同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置について図1~図8を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置100の構成例を示す図である。
図1に示すように、通信制御装置100は、時刻計測装置11と、非同期メモリ20と、時刻同期メモリ21と、時刻同期制御部14と、非同期制御部15を有する。
時刻計測装置11は、時刻同期制御部14に時刻情報31を出力し、非同期制御部15に時刻情報32を出力する。またタイムスロット情報30は通信制御装置100の時刻同期制御部14、非同期制御部15にそれぞれ入力される。
通信制御装置100には非同期メモリデータ50が入力され、非同期メモリ20でバッファリングされるとともに、時刻同期制御部14に入力される。時刻同期制御部14は、非同期メモリデータ50とバッファリングされた非同期メモリデータ51から、時刻情報31とタイムスロット情報30をもとに時刻同期メモリデータ52を出力する。また通信制御装置100には時刻同期メモリデータ53が入力され、時刻同期メモリ21でバッファリングされるとともに非同期制御部54に入力される。
非同期制御部15は、時刻同期メモリデータ53とバッファリングされた時刻同期メモリデータ54から、時刻情報32とタイムスロット情報30をもとに非同期メモリデータ55を出力する。
[時刻同期制御部の構成]
図2は、時刻同期制御部14の構成例を示す図である。
図2に示すように、時刻同期制御部14は、時刻比較部12、時刻同期出力判定部16、マルチプレクサ17を有する。
時刻比較部12は、現在の時刻情報31とタイムスロット情報30の比較の結果、タイムスロットの範囲内の時刻であるか、タイムスロットと非タイムスロットの切り替わりの時刻であるか、非タイムスロットの時刻であるか、を判定して時刻同期出力判定部16に出力する。
時刻同期出力判定部16は、時刻比較部12の出力を受け、タイムスロットの範囲内の時刻であれば、時刻同期メモリデータ52としてハイインピーダンス(Hi-Z)57を選択するようマルチプレクサ17に出力する。タイムスロットと非タイムスロットの切り替わりの時刻であれば、時刻同期メモリデータ52としてバッファリングされた非同期メモリデータ51を選択するようマルチプレクサ17に出力する。非タイムスロットの時刻であれば、時刻同期メモリデータ52として非同期メモリデータ50を選択するようマルチプレクサ17に出力する。
ここで、時刻同期出力判定部16がマルチプレクサ17に出力する内容としては、IEEE802.1Qbvに基づいたタイムスロットの弁の切り替え手段を利用し、タイムスロットが割り当てられていないタイミングの時刻に非同期メモリデータを時刻同期メモリデータとして出力する構成としてもよい。
[非同期制御部の構成]
図3は、非同期制御部15の構成例を示す図である。
図3に示すように、非同期制御部15は、フレーム結合部22、フレームバッファ23、マルチプレクサ24、時刻比較部13を有する。
フレーム結合部22は、バッファリングされた非同期メモリデータ54を複数結合してフレームバッファ23に送信する。
フレームバッファは、非同期メモリデータ54及びフレーム結合部22による結合されたフレームデータを格納する。
時刻比較部13は、現在の時刻情報32とタイムスロット情報30の比較の結果、タイムスロットの範囲内の時刻であるか、非タイムスロットの時刻であるか、を判定してマルチプレクサ24に出力する。
マルチプレクサ24は、時刻比較部13の出力を受け、タイムスロットの範囲内の時刻であれば、非同期メモリデータ55としてハイインピーダンス(Hi-Z)58を選択する。非タイムスロットの時刻であれば、非同期メモリデータ55としてフレームバッファ23の出力または時刻同期メモリデータ53を選択する。
[タイムスロット情報の構成]
図4は、タイムスロット情報30の構成例を示す図である。
図4に示すタイムスロット情報30には、機器、非同期/時刻同期、送信周期[us]、タイムスロットNo.、タイムスロット開始オフセット[us]、タイムスロット時間[us]の各項目がある。
図4に示すタイムスロット情報30の例では、機器が1~8まであり、このうち機器1~4が非同期ネットワークに接続し、機器5~8が時刻同期ネットワークに接続することを示す。
時刻同期ネットワークに接続する機器5~8にのみ、送信周期[us]、タイムスロットNo.、タイムスロット開始オフセット[us]、タイムスロット時間[us]が設定されている。
例えば、時刻同期ネットワークに接続する機器5は、送信周期が1000[us]で、タイムスロットNo.がTS1で、タイムスロット開始オフセットが10[us]で、タイムスロット時間が100[us]であることを表す。機器6~8についても同様である。
なお、図4に示したタイムスロット情報30の内容については、IEEE802.1ASに基づいた時刻同期仕様をもとに設定してもよい。
図5~図9を用いて本発明の通信制御装置による効果を説明する。
図5は、本発明の通信制御装置100を用いた制御システム350の構成例を示す図である。
この制御システム350は、本発明の通信制御装置100によって非同期ネットワーク300と時刻同期ネットワーク301を接続したネットワーク混在構成となっている。
本発明の通信制御装置100には非同期ネットワーク300が接続されている。非同期ネットワーク300には、非同期スイッチ61及び機器1、非同期スイッチ62及び機器2、非同期スイッチ63及び機器3、非同期スイッチ64及び機器4がそれぞれ接続されている。
また通信制御装置100には時刻同期ネットワーク301が接続されている。時刻同期ネットワーク301には、時刻同期スイッチ65及び機器5、時刻同期スイッチ66及び機器6、時刻同期スイッチ67及び機器7、時刻同期スイッチ68及び機器8がそれぞれ接続されている。
[本発明を適用しない場合の動作例]
図6は、非同期ネットワークと時刻同期ネットワークを接続したネットワーク混在構成の制御システムにおいて、本発明を適用しない場合のネットワークに流れるフレームの動作の一例を示すタイミングチャートである。本発明を適用しない場合の制御装置とは、例えば、図5に示した制御システムにおいて、本発明の通信制御装置の代わりに通信プロトコルの変換のみを行うブリッジを用いた構成が一例として相当する。
図6に示すタイミングチャートの上段「非同期ネットワーク接続機器」は、非同期ネットワークに接続された機器が他の機器にデータを送信して共有するための時間の幅を表す。例えば非同期ネットワークに接続された機器1は、他の機器2~8にデータを送信して共有しており、他の機器についても同様である。
図6に示すタイミングチャートの下段「時刻同期ネットワーク接続機器」は、時刻同期ネットワークに接続された機器が他の機器にデータを送信して共有するための時間幅を表す。例えば時刻同期ネットワークに接続された機器5は、他の機器1~4、6~8にデータを送信して共有しており、他の機器についても同様である。
時刻同期ネットワーク接続機器には送信周期80が設定されている。また、各機器が他の機器に送信するための時刻と時間がタイムスロットとして設定される。機器5はタイムスロット70、機器6はタイムスロット71、機器7はタイムスロット72、機器8はタイムスロット73を用いてそれぞれ送信する。送信周期80のうち、タイムスロット70~73が指定されていない時間は非タイムスロット74とする。
本発明の通信制御システムを適用しない制御システムでは、時刻同期ネットワークに接続された機器5がタイムスロット70で送信する。次に機器6がタイムスロット71で送信しようとしたタイミングで非同期ネットワークの機器1から制御データの送信要求が発生すると、これらの間で競合が発生し、機器1の送信が優先されて機器6の送信ができなくなることがある。続けて機器7がタイムスロット72で送信しようとしたタイミングで非同期ネットワークの機器2から制御データの送信要求が発生すると、これらの間でも競合が発生し、機器2の送信が優先されて機器7の送信ができなくなることがある。
タイムスロット71で送信できなかった機器6とタイムスロット72で送信できなかった機器7は、送信周期80が終了した次の送信周期でそれぞれ送信することとなる。これによりデータ共有時間81は送信周期80を越えてしまい、制御システムで予め定められた制約時間内に演算結果を共有できなくなる。その結果、制御システムが正常に可動できなくなって損失が発生すると共に、制御システムの状態が不安定になる可能性がある。
[本発明を適用した場合の動作例]
これに対し図7は、本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置100を適用したネットワーク混在構成の制御システム350において、ネットワークに流れるフレームの動作の一例を示すタイミングチャートである。
図7に示すタイミングチャートの上段「非同期ネットワーク接続機器」及び下段「時刻同期ネットワーク接続機器」は、図6で説明したとおりである。
ここで、タイミングチャートの「非同期メモリ」は、非同期ネットワーク接続機器1~4の送信データをバッファリングする。また、タイミングチャートの「時刻同期メモリ」は、時刻同期ネットワーク接続機器5~8の送信データをバッファリングする。
送信周期82が設定された時刻同期ネットワークに接続された機器5がタイムスロット70で送信し、機器6がタイムスロット71で送信し、機器7がタイムスロット72で送信し、機器8がタイムスロット73で送信するタイミングで、各送信データは時刻同期ネットワークに接続された機器5~8で共有されるとともに、時刻同期メモリにバッファリングされる。
タイムスロット70~73のタイミングで、非同期ネットワーク接続機器1、2からの送信データは、非同期ネットワークに接続された機器1~4で共有されるとともに、非同期メモリにバッファリングされる。
タイムスロット73が終了して非タイムスロット75となったタイミングで、非同期メモリにバッファリングされていた機器1、2の送信データが時刻同期ネットワーク接続機器5~8に共有され、非タイムスロット75の間に送信された機器3、4からの送信データも時刻同期ネットワーク接続機器5~8に共有される。
時刻同期メモリにバッファリングされた機器5~8の送信データは、非同期ネットワークに送信され、ここでは機器4の送信が終了したタイミングで機器1~4に共有される。
これにより、送信周期82の時間内で非同期ネットワーク接続機器1~4、時刻同期ネットワーク5~8の間でのデータ共有がデータ共有時間83で完了する。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置100を適用したネットワーク混在構成の制御システム350におけるタイミングチャートの一例であり、図7に示したタイミングチャートと比較して、タイムスロットの設定タイミングが送信周期の中で分散している部分が異なっている。
非同期ネットワーク接続機器1の送信タイミングでは、送信周期85が設定された時刻同期ネットワーク接続機器のタイムスロットが割り当てられていないため、機器1の送信データが機器2~8にも共有される。
非同期ネットワーク接続機器2の送信タイミングでは、時刻同期ネットワーク接続機器5のタイムスロット76が割り当てられているため、機器5の送信データは機器6~8で共有されるとともに、時刻同期メモリにバッファリングされ、機器2の送信が終了したタイミングで非同期ネットワーク接続機器に共有される。一方、機器2の送信データは機器1、3、4で共有されるとともに、非同期メモリにバッファリングされ、タイムスロット76が終了した時点で時刻同期ネットワーク接続機器に共有される。
同様に、非同期ネットワーク接続機器3、4及び時刻同期ネットワーク接続機器6、7、8もそれぞれ送信データを混在ネットワーク内で共有する。
これにより、送信周期85の時間内で非同期ネットワーク接続機器1~4、時刻同期ネットワーク5~8の間でのデータ共有がデータ共有時間86で完了する。
図9は、本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置100を適用したネットワーク混在構成の制御システム350におけるタイミングチャートの一例であり、図7に示したタイミングチャートと比較して、タイムスロットの設定タイミングが送信周期の後半になっている部分が異なっている。
非同期ネットワーク接続機器1~4の送信タイミングでは、送信周期92が設定された時刻同期ネットワーク接続機器のタイムスロットが割り当てられていないため、非同期ネットワーク接続機器の送信データが時刻同期ネットワーク接続機器にも共有される。
時刻同期ネットワーク接続機器5~8の送信タイミングでは、時刻同期メモリにバッファリングされる送信データがそのまま非同期ネットワークにも送信され、非同期ネットワーク機器に共有される。
これにより、送信周期92の時間内で非同期ネットワーク接続機器1~4、時刻同期ネットワーク5~8の間でのデータ共有がデータ共有時間93で完了する。
以上のとおり、本発明の第1の実施形態に係る通信制御装置は、複数の非同期ネットワーク接続機器を有する非同期ネットワークと複数の時刻同期ネットワーク接続機器を有する時刻同期ネットワークとに接続された通信制御装置であって、時刻を計測する時刻計測装置と、制御部と、前記非同期ネットワークによって更新される非同期メモリと、前記時刻計測手段により時刻同期する前記時刻同期ネットワークによって更新される時刻同期メモリとを有する。前記制御部は、送信周期に割り当てたタイムスロットのタイミングで、複数の前記時刻同期ネットワーク接続機器が前記時刻同期メモリを更新し、前記タイムスロット以外の非タイムスロットのタイミングで、前記非同期メモリの内容を前記時刻同期ネットワークに送信する。
上述した第1の実施形態に係る通信制御装置によれば、非同期ネットワークとTSNをはじめとする時刻同期ネットワークを非同期ネットワークと接続した混在ネットワーク構成とした場合であっても、時刻同期ネットワークの送信タイミングと既存の非同期ネットワークの送信プロトコルの両立を実現する仕組みを提供することができる。
以下、第2の実施形態から第3の実施形態までを説明するが、第1の実施形態に係る通信制御装置100が備えている各部品を、第2の実施形態から第3の実施形態に係る各通信制御装置では図示していない場合でも、通信制御装置100が備えている各部品は、各実施形態に係る通信制御装置でも備えられていると考えて差し支えない。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態に係る通信制御装置について図10~図11を用いて説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る通信制御装置101の構成例を示す図である。
図10に示すように、通信制御装置101は、図1の通信制御装置100に対して、非同期メモリ20と時刻同期メモリ21をメモリ25として置き換えた部分が異なっている。
メモリ25には非同期メモリデータ50と時刻同期メモリデータ53が入力され、メモリ25からは非同期メモリデータ56と時刻同期メモリデータ54が出力される。
図11は、メモリ25の構成例を示す図である。
メモリ25は、非同期メモリエリア26と時刻同期メモリエリア27を有する。非同期メモリエリア26は、非同期メモリデータ50による制御タイミングで内容が更新され、バッファリングされた非同期メモリデータ56として出力される。
時刻同期メモリエリア27は、タイムスロットによって送信タイミングが決定される時刻同期メモリデータ53によって内容が更新され、時刻同期メモリデータ55として出力される。
この第2の実施形態に係る通信制御装置によれば、非同期ネットワークとTSNをはじめとする時刻同期ネットワークを非同期ネットワークと接続した混在ネットワーク構成とした場合であっても、時刻同期ネットワークの送信データと既存の非同期ネットワークの送信データを一時的に保存するメモリ容量を削減したり、制御信号数を削減して設計工数を減らしたりできる仕組みを提供することができる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態に係る通信制御装置について図12を用いて説明する。
図12は、本発明の第3の実施形態に係る通信制御装置102の構成例を示す図である。
図12に示すように、通信制御装置102は、図1の通信制御装置100に対して、非同期メモリ20と時刻同期メモリ21を取り除いた部分が異なっている。
非同期メモリデータ50とバッファリングされた非同期メモリデータ51は通信制御装置102外から時刻同期制御部14に入力され、時刻同期メモリデータ52として出力される。時刻同期メモリデータ53とバッファリングされた時刻同期メモリデータ54は通信制御装置102の外部から非同期制御部15に入力され、非同期メモリデータ55として出力される。
この第3の実施形態に係る通信制御装置によれば、非同期ネットワークとTSNをはじめとする時刻同期ネットワークを非同期ネットワークと接続した混在ネットワーク構成とした場合に、時刻ネットワーク側(例えば、時刻同期スイッチ65)に時刻同期メモリを有しているか、非同期ネットワーク側(例えば、非同期スイッチ62)に非同期メモリを有している場合、通信制御装置内にはメモリを持たず、低コストの通信制御装置を実現することができる。
なお、第3の実施形態では通信制御装置から非同期メモリと時刻同期メモリの両方を取り除いた例を示したが、どちらか片方のみ取り除いた構成としてもよい。
<実装例>
次に、ここまで説明した第1~第3の実施形態に係る通信制御装置100~102を応用した実装例について図13を参照して説明する。
図13は、第1~第3の実施形態に係る通信制御装置100~102の実装例を示す図である。
図13に示す通信制御装置200は、電源スイッチ201を有し、非同期メモリ206、時刻同期メモリ207、通信制御回路208を搭載した基板209を内蔵した構成になっている。
非同期メモリ206は、非同期通信ポート202、203とそれぞれ接続している。
時刻同期メモリ207は、時刻同期通信ポート204、205とそれぞれ接続している。
通信制御回路208は、各実施形態で示した時刻同期制御部14と非同期制御部15の機能を実装している。
各実施形態に示すように、非同期メモリが外部通信できるように通信ポートと接続し、時刻同期メモリが外部通信できるように通信ポートを接続し、通信制御機能を実装する構成とすることで、様々な形態で通信制御装置を構成することができる。
なお、通信制御装置に搭載する非同期通信ポート、時刻同期通信ポートなどの搭載数は、上述した数に限定されるものではなく、拡張して任意の数で実装することができる。
次に、第1~第3の実施形態に係る通信制御装置100~102を鉄鋼制御などの各種設備の制御システムに適用した適用例1から適用例4について、図14から図17を用いて説明する。制御システムは、上述したいずれかの通信制御装置を1台以上有し、センサ及び制御機器(アクチュエータ、配電盤、各種設備、発電設備の主機・補機など)を運用する。
<適用例1>
図14は、通信制御装置200を鉄鋼制御システムの熱延設備に適用した場合の適用例1の構成例を示す図である。
鉄鋼制御システム1000は、非同期ネットワーク600に監視端末500、制御装置400、401が接続され、時刻同期ネットワーク601に学習サーバ501、制御装置402が接続され、非同期ネットワーク600と時刻同期ネットワーク601は通信制御装置200によって接続された構成となっている。監視端末500は制御装置400、401、402の制御及び監視を行うことで、全体の圧延制御及び監視が行われる。また、学習サーバ501は鉄鋼制御の過程で得られる精製時の様々なデータを収集して学習する。
加熱炉801で熱された鋼は熱延設備800に投入される。温度センサ700によって得られた加熱炉801の温度は制御装置400で取得される。
制御装置400は、PI/O装置701を制御し、粗圧延機802の回転数を調整する。制御装置401は、PI/O装置702を制御し、仕上圧延機803の回転数や張力を調整する。温度センサ703によって得られた冷却設備804の温度は、制御装置402で取得される。制御装置402は、PI/O装置704を制御し、巻取機805の回転数や方向を調整する。
通信制御装置200は、非同期ネットワーク600と時刻同期ネットワーク601をそれぞれ接続する配置にあり、非同期フレームと時刻同期フレームを中継することで、高精度なリアルタイム性と互換性が要求される鉄鋼制御システムを実現できる。
ここで、品質のよい鋼板を精製するために、CPUモジュール902とI/Oモジュール912を含む制御装置402は時刻同期ネットワーク601に接続し、冷却設備804の温度を高精度にセンシングして巻取機805の回転を高精度に制御できる構成としている。
一方、制御装置400は、粗圧延機802に接続する従来のPI/O装置701を制御するため、非同期ネットワーク600に接続して従来の入出力処理及び通信処理と互換動作を行う必要がある。また、制御装置401は、仕上圧延機803に接続する従来のPI/O装置702を制御するため、非同期ネットワーク600に接続して従来の入出力処理及び通信処理と互換動作を行う必要がある。
よって、図14に示す鉄鋼制御システム1000では、高精度が要求される時刻同期通信が必要な装置と従来処理の互換性が要求される非同期通信が必要な装置をネットワーク上でデータ共有できるようにするために、本発明の各実施形態に係る通信制御装置を適用した混在ネットワークにより制御システムを構成している。
これにより、時刻同期による高精度処理と非同期による従来システムとの互換性を低コストに両立する鉄鋼制御システムを実現できる。
<適用例2>
図15は、通信制御装置200を水処理システムに適用した場合の適用例2の構成例を示す図である。
水処理システム1010は、非同期ネットワーク610にクラウドサーバ511、制御装置410が接続され、時刻同期ネットワーク611に制御装置411が接続され、非同期ネットワーク610と時刻同期ネットワーク611は通信制御装置200によって接続された構成となっている。監視端末510は情報ネットワーク612を介してクラウドサーバ511に集められる制御装置のデータを分析しながら制御装置410、411の制御及び監視を行うことで、全体の水処理制御及び監視が行われる。
制御装置410は、フィールドバス613を介してPI/O装置710とPI/O装置711から高圧盤810及び低圧盤811をそれぞれ制御する。
制御装置411は、シーケンサ712を介してポンプ812とブロワ813によって送り出す水量を調節する。また、水質計814で得られた水質情報とカメラ815が撮影したフィールド画像データはシーケンサ713で収集され、制御装置411で取得する。
通信制御装置200は、非同期ネットワーク610と時刻同期ネットワーク611をそれぞれ接続する配置にあり、非同期フレームと時刻同期フレームを中継することで、高精度なリアルタイム性と互換性が要求される水処理システムを実現できる。
ここで、効率よく水処理を行うために、CPUモジュール921、I/Oモジュール931、932を含む制御装置411は時刻同期ネットワーク611に接続し、ポンプ812とブロワ813に高精度な制御指令を出力するとともに、水質計814、カメラ815からの情報系データを取得可能な構成としている。
一方、制御装置410は、高圧盤810と低圧盤811にフィールドバス613を介して接続する従来のPI/O装置710及びPI/O装置711を制御するため、非同期ネットワーク610に接続して従来の入出力処理及び通信処理と互換動作を行う必要がある。
よって、図15に示す構成の水処理システム1010では、高精度が要求される時刻同期通信が必要な装置と従来処理の互換性が要求される非同期通信が必要な装置をネットワーク上で共有できるようにするために、本発明の各実施形態に係る通信制御装置を適用した混在ネットワークにより制御システムを構成している。
これにより、時刻同期による高精度処理と非同期による従来システムとの互換性を低コストに両立する水処理システムを実現できる。
<適用例3>
図16は、通信制御装置200をFAシステムに適用した場合の適用例3の構成例を示す図である。
FAシステム1020は、非同期ネットワーク620にPLC(Programmable Logic Controller)720、721が接続され、時刻同期ネットワーク621にPLC722、723が接続され、非同期ネットワーク620と時刻同期ネットワーク621は通信制御装置200によって接続された構成となっている。監視端末520は情報ネットワーク622を介してPLC720、721、722、723の制御及び監視を行うことにより、全体の製造制御及び監視が行われる。
ベルトコンベア820に載せられた製品はカメラ821で撮影されて形状データがPLC720で処理され、PLC721がピッキングロボット822を制御し所定の位置に配置する。PLC722が制御するコンベアモータ823によってベルトコンベア820が所定の速度で回転し、PLC723が制御する塗装ロボット824が製品の表面を塗装する。
通信制御装置200は、非同期ネットワーク620と時刻同期ネットワーク621をそれぞれ接続する配置にあり、非同期フレームと時刻同期フレームを中継することで、高精度なリアルタイム性と互換性が要求されるFAシステムを実現できる。
ここで、このFAシステムで生産する製品で高品質な塗装を行うため、PLC722、723を時刻同期ネットワーク621に接続し、コンベアモータ823の回転制御を高精度に処理しつつ、塗装ロボット824のモーション制御周期を短くしている。
一方、PLC720、721は、高精度処理や短い制御周期の不要なカメラ821、ピッキングロボット822を制御しているため、非同期ネットワーク620に接続して従来の入出力処理及び通信処理と互換動作を行う必要がある。
よって、図16に示す構成のFAシステムでは、高精度が要求される時刻同期通信が必要な装置と従来処理の互換性が要求される非同期通信が必要な装置をネットワーク上でデータ共有できるようにするため、本発明の各実施形態に係る通信制御装置を適用した制御ネットワークにより制御システムを構成している。
これにより、時刻同期による高精度処理と非同期による従来システムとの互換性を低コストに両立するFAシステムを実現できる。
<適用例4>
図17は、通信制御装置200を発電制御システムに適用した場合の適用例4の構成例を示す図である。
発電制御システム1030では、非同期ネットワーク630に制御装置430が接続され、時刻同期ネットワーク631に制御装置431、432が接続され、非同期ネットワーク630と時刻同期ネットワーク631は通信制御装置200によって接続された構成となっている。監視端末530は制御ネットワーク632を介して制御装置430、431、432の制御及び監視を行うことにより、全体の発電制御及び監視が行われる。
この発電制御システム1030では、スイッチ831が押されたことによる制御データが電気制御盤830を介して制御装置430に送信され、発電制御システムが起動する。発電制御システムが起動すると、制御装置432は燃焼するボイラ835を制御するボイラ制御盤834を制御し、制御装置431は回転するタービン833の回転数をタービン制御盤832を介して監視する。制御装置430~432はこれら装置の状態を、非同期ネットワーク630、時刻同期ネットワーク631、制御ネットワーク632を介して監視端末530に伝えることで全体の制御が行われる。
通信制御装置200は、非同期ネットワーク630と時刻同期ネットワーク631をそれぞれ接続する配置にあり、非同期フレームと時刻同期フレームを中継することで、高精度なリアルタイム性と互換性が要求される発電制御システムを実現できる。
ここで、環境に配慮した効率よい発電を安全に行うために、CPUモジュール961及びI/Oモジュール971を含む制御装置431と、CPUモジュール962及びI/Oモジュール972を含む制御装置432は時刻同期ネットワーク631に接続し、タービン制御盤832によるタービン833の制御と、ボイラ制御盤834によるボイラ835の制御を高精度に制御できる構成としている。
一方、制御装置430は、スイッチ831に接続する従来の電気制御盤830を制御するため、非同期ネットワーク630に接続して従来の入力処理と互換動作を行う必要がある。
よって、図17に示す発電制御システムでは、高精度が要求される時刻同期通信が必要な装置と従来処理の互換性が要求される非同期通信が必要な装置をネットワーク上でデータ共有できるようにするため、本発明の各実施形態に係る通信制御装置を適用した制御ネットワークにより制御システムを構成している。
これにより、時刻同期による高精度処理と非同期による従来システムとの互換性を低コストに両立する発電制御システムを実現できる。
なお、各実施形態に係る通信制御装置及び制御システムの適用例は、上述した適用例1~適用例4に限定されるものではない。各実施形態の制御システムは、例えば、エレベーター制御システム、鉄道制御システム、自動車制御システム、建設機械制御システムなど、種々のシステムに使用することができる。
以上説明した本発明に係る各実施形態の通信制御装置を用いることにより、社会インフラなどを制御する制御システムにおいて、非同期ネットワークとTSNをはじめとする時刻同期ネットワークを非同期ネットワークと接続した混在ネットワーク構成とした場合であっても、時刻同期ネットワークの送信タイミングと既存の非同期ネットワークの送信プロトコルの両立を実現する仕組みを提供することができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。例えば、上述した各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために通信制御装置及び制御システムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成要素に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成要素を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成要素の追加、置換、又は削除をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計するなどによりハードウェアで実現してもよい。ハードウェアとして、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの広義のプロセッサデバイスを用いてもよい。
また、上記の各構成、機能、処理部等は、コンピューターが備えるプロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はIC(integrated circuit)カード、不揮発メモリ等の記録媒体に置くことができる。また、これらの情報の保存にクラウドを活用することもできる。
また、上述した各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成要素が相互に接続されていると考えてもよい。
1、2、3、4、5、6、7、8 機器
11 時刻計測装置
12、13 時刻比較部
14 時刻同期制御部
15 非同期制御部
16 時刻同期出力判定部
20、206 非同期メモリ
21、207 時刻同期メモリ
22 フレーム結合部
23 フレームバッファ
25 メモリ
30 タイムスロット情報
61、62、63、64 非同期スイッチ
65、66、67、68 時刻同期スイッチ
100、101、102、200 通信制御装置
202、203 非同期通信ポート
204、205 時刻同期通信ポート
208 通信制御回路
300、600、610、620、630 非同期ネットワーク
301、601、611、621、631 時刻同期ネットワーク
350 制御システム
400、401、402、410、411、430、431、432 制御装置
612、622 情報ネットワーク
613 フィールドバス
632 制御ネットワーク

Claims (14)

  1. 複数の非同期ネットワーク接続機器を有する非同期ネットワークと複数の時刻同期ネットワーク接続機器を有する時刻同期ネットワークとに接続された通信制御装置であって、
    時刻を計測する時刻計測装置と、
    制御部と、
    前記非同期ネットワークによって更新される非同期メモリと、
    前記時刻計測手段により時刻同期する前記時刻同期ネットワークによって更新される時刻同期メモリと、を有し、
    前記制御部は、
    送信周期に割り当てたタイムスロットのタイミングで、複数の前記時刻同期ネットワーク接続機器が前記時刻同期メモリを更新し、
    前記タイムスロット以外の非タイムスロットのタイミングで、前記非同期メモリの内容を前記時刻同期ネットワークに送信することを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記制御部は、
    時刻同期制御部と非同期制御部を有し、
    前記非同期メモリは、
    複数の前記非同期ネットワーク接続機器から出力される非同期メモリデータをバッファリング非同期メモリデータとして格納し、
    前記時刻同期制御部は、
    前記非タイムスロットのタイミングで、前記非同期メモリデータと前記バッファリング非同期メモリデータを前記時刻同期ネットワークに時刻同期メモリデータとして送信し、
    前記時刻同期メモリは、
    複数の前記時刻同期ネットワーク接続機器から出力される時刻同期メモリデータをバッファリング時刻同期メモリデータとして格納し、
    前記非同期制御部は、
    前記時刻同期メモリデータと前記バッファリング時刻同期メモリデータを非同期に前記非同期ネットワークに非同期メモリデータとして送信することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記時刻計測装置は、
    前記時刻同期制御部と前記非同期制御部に時刻情報をそれぞれ出力し、
    前記時刻同期制御部と前記非同期制御部は、
    前記タイムスロットの情報がそれぞれ入力され、
    前記時刻同期制御部は、
    前記時刻情報と前記タイムスロットの情報に基づいて前記時刻同期メモリデータを出力し、
    前記非同期制御部は、
    前記時刻情報と前記タイムスロットの情報に基づいて前記非同期メモリデータを出力することを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 前記制御部は、
    前記送信周期の時間内かつデータ共有時間内において、前記非同期ネットワーク接続機器と前記時刻同期ネットワーク接続機器との間でのデータ共有が完了するように制御することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  5. 前記時刻同期制御部は、
    前記時刻情報と前記タイムスロットの情報を比較する時刻比較部と、
    前記時刻比較部の比較結果に応じて、前記非同期メモリデータと前記バッファリング非同期メモリデータを前記タイムスロットに応じたタイミングで選択して出力する選択部と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の通信制御装置。
  6. 前記非同期制御部は、
    前記時刻情報と前記タイムスロットの情報を比較する時刻比較部と、
    前記時刻比較部の比較結果に応じて、前記時刻同期メモリデータと前記バッファリング時刻同期メモリデータを前記タイムスロット以外の非同期のタイミングで選択して出力する選択部と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の通信制御装置。
  7. 前記非同期制御部は、
    前記バッファリング時刻同期メモリデータをフレーム単位で結合するフレーム結合部と、
    前記フレーム単位で結合されたフレームを格納するフレームバッファと、を更に有することを特徴とする請求項6に記載の通信制御装置。
  8. 前記タイムスロットの情報は、
    非同期か時刻同期の情報、前記送信周期、前記タイムスロットの番号、前記タイムスロットの開始オフセット及び前記タイムスロットの時間を含み、
    前記時刻同期制御部と前記非同期制御部は、
    前記タイムスロットの情報を用いて、前記時刻同期メモリデータと前記非同期メモリデータをそれぞれ出力することを特徴とする請求項3に記載の通信制御装置。
  9. 複数の非同期ネットワーク接続機器を有する非同期ネットワークと複数の時刻同期ネットワーク接続機器を有する時刻同期ネットワークとに接続された通信制御装置であって、
    時刻を計測する時刻計測装置と、
    制御部と、
    非同期メモリエリアと時刻同期メモリエリアとを含み、前記非同期ネットワークと前記時刻計装置により時刻同期する前記時刻同期ネットワークによって更新されるメモリと、を有し、
    前記制御部は、
    送信周期に割り当てたタイムスロットのタイミングで、複数の前記時刻同期ネットワーク接続機器が前記時刻同期メモリエリアを更新し、
    前記タイムスロット以外の非タイムスロットタイミングで、前記非同期メモリエリアの内容を前記時刻同期ネットワークに送信することを特徴とする通信制御装置。
  10. 前記制御部は、
    時刻同期制御部と非同期制御部を有し、
    前記非同期メモリエリアは、
    複数の前記非同期ネットワーク接続機器から出力される非同期メモリデータをバッファリング非同期メモリデータとして格納し、
    前記時刻同期制御部は、
    前記非タイムスロットのタイミングで、前記非同期メモリデータと前記バッファリング非同期メモリデータを前記時刻同期ネットワークに時刻同期メモリデータとして送信し、
    前記時刻同期メモリエリアは、
    複数の前記時刻同期ネットワーク接続機器から出力される前記時刻同期メモリデータをバッファリング時刻同期メモリデータとして格納し、
    前記非同期制御部は、
    前記時刻同期メモリデータと前記バッファリング時刻同期メモリデータを非同期に前記非同期ネットワークに非同期メモリデータとして送信することを特徴とする請求項9に記載の通信制御装置。
  11. 複数の非同期ネットワーク接続機器を有する非同期ネットワークと複数の時刻同期ネットワーク接続機器を有する時刻同期ネットワークとに接続された通信制御装置であって、
    時刻を計測する時刻計測装置と、
    時刻同期制御部と、
    非同期制御部と、を有し、
    前記非同期制御部は、
    送信周期に割り当てたタイムスロットのタイミングで、複数の前記時刻同期ネットワーク接続機器から出力される時刻同期メモリデータと、外部でバッファリングされたバッファリング時刻同期メモリデータを受信し、
    前記時刻同期メモリデータと前記バッファリング時刻同期メモリデータを非同期に前記非同期ネットワークに非同期メモリデータとして送信し、
    前記時刻同期制御部は、
    複数の前記非同期ネットワーク接続機器から出力される非同期メモリデータと、外部でバッファリングされたバッファリング非同期メモリデータを受信し、
    前記タイムスロット以外の非タイムスロットのタイミングで、前記非同期メモリデータと前記バッファリング非同期メモリデータを前記時刻同期ネットワークに時刻同期メモリデータとして送信することを特徴とする通信制御装置。
  12. 請求項1に記載の通信制御装置と、
    前記通信制御装置に接続され、複数の前記非同期ネットワーク接続機器を有する前記非同期ネットワークと、
    前記通信制御装置に接続され、複数の前記時刻同期ネットワーク接続機器を有する前記時刻同期ネットワークと、
    を有することを特徴とする通信制御システム。
  13. 請求項9に記載の通信制御装置と、
    前記通信制御装置に接続され、複数の前記非同期ネットワーク接続機器を有する前記非同期ネットワークと、
    前記通信制御装置に接続され、複数の前記時刻同期ネットワーク接続機器を有する前記時刻同期ネットワークと、
    を有することを特徴とする通信制御システム。
  14. 請求項11に記載の通信制御装置と、
    前記通信制御装置に接続され、複数の前記非同期ネットワーク接続機器を有する前記非同期ネットワークと、
    前記通信制御装置に接続され、複数の前記時刻同期ネットワーク接続機器を有する前記時刻同期ネットワークと、
    を有することを特徴とする通信制御システム。
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