JP2024055187A - 見守り装置 - Google Patents

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和哉 中谷
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Abstract

【課題】住人の異常な行動や状態の判定精度を高め、イベントの有無判定手段の計測値に基づいて住人による特定の行動が有ったか否かを的確に判定することにより、異常信号を送信する見守り装置を提供する。【解決手段】家1において、見守り装置は、照度センサ7と、CO2センサ8と、照度センサ7の計測値に基づいて、部屋の明るさの状態(照明装置点灯状態、自然光のみの状態、暗い状態)を判定する光量判定手段9と、CO2センサ8の計測値に基づいて、住人の行動状態(不在、在室、換気中)を判定する行動判定手段10と、光量判定手段9による光量判定結果と行動判定手段10による行動判定結果との組合せに基づいて、住人の行動が異常か否かを判定する異常行動判定手段11と、住人の行動が異常有りと判定した場合に異常信号を送信する異常信号送信手段12と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、住人が生活している部屋の状況を把握し、把握した部屋の状況に基づいて住人の行動が異常か否かを判定し、異常有りと判定された場合に異常信号を送信する見守り装置に関するものである。
我が国の総人口は減少傾向である一方、65歳以上の高齢者人口は増加傾向にあり、その中でも一人暮らしの高齢者は年々増加している。このような背景から直接見守ることのできない、離れて暮らす高齢の親や兄姉を持つ家族に代わって、高齢者等の安全を見守るサービスの需要が高まっている。
そして、このようなサービスを提供できる見守り装置が種々提案されているが、利用者の意識的な行動による情報伝達が必要、環境データの判定を行うため個別に適切なしきい値の設定をしなければならない、カメラを必要とする見守りでは監視されているという利用者の心理的負担が大きくなってしまうという問題点があった。
例えば、特許文献1(特開2009-157758号公報)には、制御部(2)、不在信号及び在室信号の入力に基づいて居住者が在室しているか否かを検出する在不在検出部(3)、居室内の照度が閾値以上の明るさか否かを検知する照度センサ(4)、居室内の居住者が生活活動しているか否かを検知する生活センサ(5)及び居住者の生活活動を検知していない状態となってからの時間を計測するタイマー(6)等を有し、タイマー(6)によって計測された時間が所定時間以上となった場合に通知信号を出力する居室装置(1)並びに居室装置(1)からの通知信号が入力されると異常が発生したことを報知する報知部(11)を有する管理室装置(10)からなる住宅監視システムが記載されている(特に、請求項1、段落0011、0020、0021及び図1を参照)。
しかし、在不在検出部(3)は、居住者が不在信号及び在室信号を入力する必要があるため、入力を忘れると在不在を検出できなくなってしまう。また、生活センサ(5)は、居室内の人体の動きを検出するパッシブセンサなどにより構成されているため(段落0016を参照)、動きを伴わない生活活動を検知できず、誤って通知信号が出力されるおそれがあった。
また、特許文献2(特開2020-71621号公報)には、対象施設に設置された二酸化炭素センサ(3)から対象施設内の二酸化炭素濃度を取得し、対象施設内の就寝場所に設けられた生体センサ(4)から対象者の生体信号を取得して、二酸化炭素濃度及び生体信号の時系列変化に基づき、対象施設における対象者の行動又は状態を推定する見守りシステムが開示されている(特に、段落0013~0017及び図1を参照)。
さらに、特許文献3(特表2021-504070号公報)には、UWBレーダから患者の動きを表す情報を含む信号を受信し、患者の望ましくない事象又は状態を予測した場合にアラームが発せられるシステムであって、周囲の音、空気湿度、温度、気圧、輝度、照明の色温度、空気質及びVOCを検出して、患者が使用している環境を監視することが記載されている(特に、要約及び段落0043、0067、0108を参照)。
しかし、特許文献2記載の見守りシステムは、就寝場所に設けられた生体センサ(4)から対象者の生体信号を取得するため、就寝中以外の時間帯における対象者の行動又は状態を推定するには適しておらず、特許文献3には、UWBセンサ(309)が1つ以上の環境センサ(310)によって補助される旨記載されてはいるものの(段落0108を参照)、どのような環境センサを使用して検出結果をどのように処理すれば、患者の望ましくない事象又は状態を予測するに際してどんな補助できるのかに関する説明は記載されていない。
特開2009-157758号公報 特開2020-71621号公報 特表2021-504070号公報
本発明は、上記の問題点を踏まえ、住人の操作を要することなく、また、住人の生体信号や映像等を取得することなく、照度センサ及びCO2センサを含む複数の環境センサを利用して住人の異常な行動や状態を判定し、異常信号を送信することのできる見守り装置を提供することを第1の目的とし、各環境センサの計測値に基づく住人の異常な行動や状態の判定精度を高めることを第2の目的とし、照度センサやTVOCセンサ等から構成されるイベントの有無判定手段の計測値に基づいて住人による特定の行動が有ったか否かを的確に判定できるようにすることを第3の目的としてなされたものである。
請求項1に係る発明の見守り装置は、
住人の生活している部屋の明るさを計測する照度センサと、
前記部屋の二酸化炭素濃度を計測するCO2センサと、
前記照度センサの計測値に基づいて、前記部屋の明るさが、照明装置を点灯している状態、自然光のみの状態、暗い状態のうち、どの状態かを判定する光量判定手段と、
前記CO2センサの計測値に基づいて、前記住人の行動状態が、換気せず外出している状態、換気せず在室している状態、換気している状態のうち、どの状態かを判定する行動判定手段と、
前記光量判定手段による光量判定結果と前記行動判定手段による行動判定結果との組合せに基づいて、前記住人の行動が異常か否かを判定する異常行動判定手段と、
前記異常行動判定手段による異常行動判定結果が、異常有りである場合に異常信号を送信する異常信号送信手段を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の見守り装置において、
前記光量判定手段及び前記行動判定手段による判定に先だって計時を開始し、前記異常行動判定手段による判定結果の出力に応じて計時をリセットするタイマーを備え、
前記異常行動判定手段は、
前記光量判定結果が照明装置を点灯している状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず外出している状態であり、前記タイマーによる計時が第1所定時間以内である場合に異常無しと判定し、前記タイマーはリセットせず、
前記光量判定結果が照明装置を点灯している状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず外出している状態であり、前記タイマーによる計時が前記第1所定時間超である場合に異常有りと判定し、
前記光量判定結果が暗い状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず在室している状態又は換気している状態であり、前記タイマーによる計時が第2所定時間以内である場合に異常無しと判定し、前記タイマーはリセットせず、
前記光量判定結果が暗い状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず在室している状態又は換気している状態であり、前記タイマーによる計時が前記第2所定時間超である場合に異常有りと判定し、
前記光量判定結果が照明装置を点灯している状態又は自然光のみの状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず在室している状態又は換気している状態であり、前記タイマーによる計時が第3所定時間以内である場合に異常無しと判定し、前記タイマーはリセットせず、
前記光量判定結果が照明装置を点灯している状態又は自然光のみの状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず在室している状態又は換気している状態であり、前記タイマーによる計時が前記第3所定時間超である場合に異常有りと判定し、
前記光量判定結果が自然光のみの状態又は暗い状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず外出している状態である場合に異常無しと判定し、前記タイマーをリセットし、
前記第1所定時間は30~60分であり、前記第2所定時間は5~15時間であり、前記第3所定時間は1~5時間であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の見守り装置において、
前記光量判定手段及び前記行動判定手段による判定に先だって計時を開始し、前記異常行動判定手段による判定結果の出力に応じて計時をリセットするタイマーと、
少なくとも前記照度センサの計測値に基づいて、前記住人による特定の行動が有ったか否かを判定するイベントの有無判定手段を備え、
前記異常行動判定手段は、前記光量判定手段による光量判定結果と前記行動判定手段による行動判定結果と前記タイマーによる計時の組合せに基づいて、前記住人の行動が異常か否かを判定し、
前記イベントの有無判定手段が、前記住人による特定の行動が有ったと判定したことに応じて前記タイマーをリセットすることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の見守り装置において、
前記イベントの有無判定手段は、
前記照度センサの計測時刻毎に、過去一定期間内の計測値の分散値を演算する分散値演算手段を有しており、
前記一定期間内に前記照明装置の点灯又は消灯時刻が含まれているときは分散値が正の値を取り、含まれていないときは0となることを利用して、前記分散値の変化が点灯時又は消灯時特有のパターンである場合は、前記住人による特定の行動が有ったと判定し、前記分散値の変化が前記特有のパターンでない場合は、前記住人による特定の行動が無かったと判定することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項3に記載の見守り装置において、
前記部屋のTVOC濃度を計測するTVOCセンサを備え、
前記イベントの有無判定手段は、前記TVOCセンサによって計測されたTVOC濃度の変化率が所定値以上である場合は、前記住人による特定の行動が有ったと判定し、所定値未満である場合は、前記住人による特定の行動が無かったと判定することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1~5のいずれかに記載の見守り装置において、
前記行動判定手段は、
前記CO2センサの計測値の移動平均差が第4所定時間以上継続して増加しているか、前記第4所定時間以上継続して減少しているか、第5所定時間以下の間に3割以上減少しているかを判定する計測値変動状況判定手段を有しており、
前記計測値変動状況判定手段で前記第4所定時間以上継続して増加していると判定されれば、換気せず在室している状態と判定し、前記第4所定時間以上継続して減少していると判定されれば、換気せず外出している状態と判定し、前記第5所定時間以下の間に3割以上減少していると判定されれば、換気している状態と判定し、
前記第4所定時間は15~30分であり、前記第5所定時間は60~90分であることを特徴とする。
請求項1に係る発明の見守り装置によれば、照度センサ、CO2センサ、部屋の明るさが、照明装置を点灯している状態、自然光のみの状態、暗い状態のうち、どの状態かを判定する光量判定手段及び住人の行動状態が、換気せず外出している状態、換気せず在室している状態、換気している状態のうち、どの状態かを判定する行動判定手段を備え、
光量判定手段による光量判定結果と行動判定手段による行動判定結果との組合せに基づいて、住人の行動が異常か否かを判定し、その判定結果が異常有りである場合に異常信号を送信するので、住人の操作を要することなく、また、住人の生体信号や映像等を取得することなく、住人の異常な行動や状態を判定し異常信号を送信することができる。
請求項2に係る発明の見守り装置によれば、請求項1に係る発明の効果に加え、光量判定手段及び行動判定手段による判定に先だって計時を開始し、異常行動判定手段による判定結果の出力に応じて計時をリセットするタイマーを備え、タイマーによる計時を絡めて住人の行動が異常か否かを判定するので、住人の異常な行動や状態の判定精度を高めることができ、また、光量判定結果が自然光のみの状態又は暗い状態、かつ、行動判定結果が換気せず外出している状態である場合にタイマーをリセットするので、住人が外出しているときに異常信号を送信することがない。
請求項3に係る発明の見守り装置によれば、請求項1に係る発明の効果に加え、光量判定手段及び行動判定手段による判定に先だって計時を開始し、異常行動判定手段による判定結果の出力に応じて計時をリセットするタイマーと、住人による特定の行動があったか否かを判定するイベントの有無判定手段を備え、光量判定手段による光量判定結果と行動判定手段による行動判定結果とタイマーによる計時の組合せに基づいて、住人の行動が異常か否かを判定するので、住人の異常な行動や状態の判定精度を高めることができ、また、イベントの有無判定手段が、住人による特定の行動が有ったと判定したことに応じてタイマーをリセットするので、住人による特定の行動が有るとき、すなわち、住人が活動していることが明らかであるときに異常信号を送信することがない。
請求項4に係る発明の見守り装置によれば、請求項3に係る発明の効果に加え、イベントの有無判定手段が照度センサの計測時刻毎に過去一定期間内の計測値の分散値を演算する分散値演算手段を有しており、一定期間内に照明装置の点灯又は消灯時刻が含まれているときは分散値が正の値を取り、含まれていないときは0となることを利用して、分散値の変化が点灯時又は消灯時特有のパターンである場合は住人による特定の行動が有ったと判定し、分散値の変化が特有のパターンでない場合は住人による特定の行動が無かったと判定するので、住人による特定の行動が有ったか否かを的確に判定することができる。
請求項5に係る発明の見守り装置によれば、請求項3に係る発明の効果に加え、TVOCセンサを備えており、イベントの有無判定手段がTVOCセンサによって計測されたTVOC濃度の変化率が所定値以上である場合は、住人による特定の行動が有ったと判定し、所定値未満である場合は、住人による特定の行動が無かったと判定するので、住人による特定の行動が有ったか否かをより的確に判定することができる。
請求項6に係る発明の見守り装置によれば、請求項1~5のいずれかに係る発明の効果に加え、行動判定手段は、CO2センサの計測値の移動平均差が第4所定時間以上継続して増加しているか、第4所定時間以上継続して減少しているか、第5所定時間以下の間に3割以上減少しているかを判定する計測値変動状況判定手段を有し、計測値変動状況判定手段で第4所定時間以上継続して増加していると判定されれば換気せず在室している状態と判定し、第4所定時間以上継続して減少していると判定されれば換気せず外出している状態と判定し、第5所定時間以下の間に3割以上減少していると判定されれば換気している状態と判定するので、住人の行動状態をより的確に判定することができる。
実施例1に係る見守り装置の概念図。 照度と二酸化炭素濃度の変化の状況を示す図。 実施例1に係る見守り装置の処理の流れを示すフローチャート。 実施例2に係る見守り装置の概念図。 実施例2に係る見守り装置の処理の流れを示すフローチャート。 実施例3に係る見守り装置の概念図。 実施例3に係る見守り装置の処理の流れを示すフローチャート。 照度と最新60分の分散値の平均を取った値の変化を示すグラフ。 実施例4に係る見守り装置の概念図。 TVOC濃度とTVOC分散値の変化を示すグラフ。
以下、実施例によって本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施形態やその変形例に限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る見守り装置の概念図である。
実施例1に係る見守り装置は、住人の生活している家1にある部屋2の状況を把握し、把握した部屋2の状況に基づいて住人の行動が異常か否かを判定し、異常有りと判定された場合に異常信号を送信するものである。送信された異常信号は、管理センターや住人と離れて暮らす家族等の住居に設置されている異常信号受信手段(図示せず)に送信され、管理センターの担当者や家族等に異常有りと判定したことを知らせることができる。
図1に示すように、部屋2は出入口3、窓4、換気扇5及び照明装置6等を有しており、住人の行動状態を把握するために、部屋2の明るさを計測する照度センサ7及び二酸化炭素濃度を計測するCO2センサ8が部屋2の適宜の場所に設置されている。
そして、照度センサ7(実施例1ではGY-30を利用)は、部屋2の照度を1分毎に計測し、各計測値を記憶装置に記憶していく。照度センサ7に接続されている光量判定手段9は、記憶された照度の計測値に基づいて、部屋2の明るさが照明装置6を点灯している状態、自然光のみの状態、暗い状態のうち、どの状態かを判定する。
また、CO2センサ8(実施例1ではNDIR方式を採用しているSCD30を利用)は、二酸化炭素濃度を1分毎に計測し、直近30分間の計測値を15分ごとに分け、前半15分間の平均値と後半15分間の平均値の差を現時刻の計測値として記憶装置に記憶していく。CO2センサ8に接続されている行動判定手段10は、記憶された二酸化炭素濃度の計測値に基づいて、住人の行動状態が換気せず外出(他室への移動を含む)している状態、換気せず在室している状態、換気している状態のうち、どの状態かを判定する。
さらに、光量判定手段9及び行動判定手段10には、光量判定手段9による光量判定結果と行動判定手段10による行動判定結果との組合せに基づいて、住人の行動が異常か否かを判定する異常行動判定手段11が接続されており、異常行動判定手段11には、異常行動判定結果が異常有りである場合に、家1の外部(管理センターや住人と離れて暮らす家族等の住居等)に設置されている管理用端末に対して異常信号を送信する異常信号送信手段12が接続されている。
なお、光量判定手段9、行動判定手段10、異常行動判定手段11及び異常信号送信手段12の設置位置は、次のように様々な態様を採ることができる。
(例1)全部を家1又は部屋2の内部に設置し、異常信号送信手段12から通信回線等を介して、管理用端末に異常信号を送信する。
(例2)一部(例えば、光量判定手段9及び行動判定手段10)を家1又は部屋2の内部に設置し、一部(例えば、異常行動判定手段11及び異常信号送信手段12)を家1の外部に設置し、家1又は部屋2の内部から通信回線等を介して、家1の外部(例えば、異常行動判定手段11又は異常信号送信手段12)に判定結果を送信する。
(例3)全部を家1の外部に設置し、照度センサ7及びCO2センサ8から通信回線等を介して、それぞれの計測値を光量判定手段9及び行動判定手段10に送信する。
図2は、照度と二酸化炭素濃度の変化の状況を示す図であり、2月19日から21日の3日間にわたって計測した結果を示している。
図2によれば、照度状態の異なる期間を次のように把握することができる。
(L1)照度が高い期間(照明装置6が点灯している状態)
2月19日の0時~1時、6時40分~8時20分、20時20分~24時、
2月20日の18時~21日の1時、2月21日の18時~24時
(L2)照度が中程度の期間(自然光のみで生活できる状態)
2月19日の8時20分~18時、2月20日の10時40分~18時、
2月21日の8時20分~18時
(L3)照度が低い期間(照明装置6が消灯し、自然光のみでは生活できない暗い状態)
2月19日の1時~6時40分、18時~20時20分、
2月20日の0時~10時40分、2月21日の1時~8時20分
また、図2によれば、行動状態の異なる期間を次のように把握することができる。
(A1)二酸化炭素濃度が増加している期間(換気せず住人が在室している状態)
2月19日の0時~6時40分、7時40分~8時20分、
2月19日の20時20分~20日の12時40分、14時~21日の9時、
2月21日の16時~17時40分、18時~24時
(A2)二酸化炭素濃度が減少している期間(住人が外出している状態)
2月19日の8時20分~20時20分、2月21日の9時~16時、
(A3)二酸化炭素濃度が急減している期間(換気している状態)
2月19日の6時40分~7時40分、20時20分~24時、
2月20日の13時~13時40分、2月21日の17時40分~18時
さらに、図2に示すように、照度が低い(L3)、二酸化炭素濃度が増加している(A1)の両方を満足する期間は、住人の行動状態を就寝中と判定することができる。
すなわち、図1に点線で示すように、行動判定手段10に照度センサ7を接続すれば、住人の行動状態が就寝中か否かについても判定することができる。
図3は、実施例1に係る見守り装置の処理の流れを示すフローチャートである。
図3に示すように、実施例1に係る見守り装置の作動を開始すると、光量判定手段9は、照度センサ7の計測値に基づいて、照度が高い(L1)か、照度が中程度(L2)か、照度が低い(L3)かに応じて、それぞれ照明装置6が点灯している状態(人工光又は人工光+自然光、図2では「人工光」と表記)、自然光のみで生活できる状態(自然光)、照明装置6が消灯し、自然光のみでは生活できない状態(暗)であると判定する。
また、行動判定手段10は、CO2センサ8の計測値に基づいて、二酸化炭素濃度が増加している(A1)か、二酸化炭素濃度が減少している(A2)か、二酸化炭素濃度が急減している(A3)かに応じて、それぞれ換気せず住人が在室している状態(在室)、換気せず住人が外出している状態(不在)、換気している状態(換気中)であると判定する。
そして、光量判定手段9による光量判定結果と、行動判定手段10による行動判定結果との組合せに基づいて、異常行動判定手段11は、住人の行動が異常か否かを判定し、判定結果が異常有りである場合には、異常信号送信手段12から異常信号を送信し、判定結果が異常無しである場合には、異常信号を送信することなく処理を終了する。
なお、実施例1においては、光量判定手段9による光量判定結果(L1)~(L3)と、行動判定手段9による行動判定結果(A1)~(A3)の組合せが、(L1)人工光と(A2)不在の組合せ及び(L3)暗と(A3)換気中の組合せである場合、並びに(L3)暗と(A1)在室の組合せであって通常の睡眠時間帯でない場合には、住人の行動に異常有りと判定し、それ以外の場合には異常無しと判定する。
図4は、実施例2に係る見守り装置の概念図である。
図4から分かるように、実施例2に係る見守り装置には、光量判定手段9及び行動判定手段10による判定に先だって計時を開始し、異常行動判定手段14による判定結果の出力に応じて計時をリセットするタイマー13が付加され、異常行動判定手段14は、光量判定手段9による光量判定結果と、行動判定手段10による行動判定結果と、タイマー13による計時の組合せに基づいて、住人の行動が異常か否かを判定する点で実施例1に係る見守り装置と異なっており、他の構成は実施例1と全く同じである。
そのため、他の構成についての説明は簡略化し、実施例1に係る見守り装置と同じ構成については、実施例1と同じ番号を用いて説明することとする。
図5は、実施例2に係る見守り装置の処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、実施例2に係る見守り装置の作動を開始すると、タイマー13による計時を開始し、実施例1と同様、光量判定手段9は、照明装置6が点灯している状態(人工光)、自然光のみで生活できる状態(自然光)、照明装置6が消灯し自然光のみでは生活できない状態(暗)のうち、いずれの状態かを判定する。
また、行動判定手段10は、換気せず住人が在室している状態(在室)、住人が外出している状態(不在)、換気している状態(換気中)のうち、いずれの状態かを判定する。
そして、異常行動判定手段14は、光量判定手段9による光量判定結果と、行動判定手段10による行動判定結果と、タイマー13による計時の組合せに基づいて、住人の行動が異常か否かの判定及びタイマー13をリセットするか否かの決定を、以下に示すケース1~4により行い、判定結果が異常有りの場合は、異常信号送信手段12から異常信号を送信した後にタイマー13をリセットして処理を終了し、判定結果が異常無し、かつ、タイマー13をリセットしない場合は、タイマー13をリセットせずに光量判定手段9及び行動判定手段10による判定を再開し、判定結果が異常無し、かつ、タイマー13をリセットする場合は、異常信号を送信せずにタイマー13をリセットして処理を終了する。
(ケース1)(L1)人工光と(A2)不在の組合せ
タイマー13による計時が、条件1:第1所定時間(30~60分)を超えていなければ異常無しでリセットせず、超えていれば異常有りでリセットする。
照明装置6を点灯したまま第1所定時間超換気せず外出した場合に異常有りとなる。
(ケース2)(L3)暗と(A1)在室又は(L3)暗と(A3)換気中の組合せ
タイマー13による計時が、条件2:第2所定時間(5~15時間)を超えていなければ異常無しでリセットせず、超えていれば異常有りでリセットする。
暗い状態のまま第2所定時間超換気せず在室が続いている場合又は換気が続いている場合に異常有りとなるが、窓4に遮光カーテンを設けるとともに、第2所定時間は通常の睡眠時間より2時間ほど長い時間に設定すると良い。
(ケース3)(L1)人工光と(A1)在室、(L1)人工光と(A3)換気中、
(L2)自然光と(A1)在室又は(L2)自然光と(A3)換気中の組合せ
タイマー13による計時が、条件3:第3所定時間(1~5時間)を超えていなければ異常無しでリセットせず、超えていれば異常有りでリセットする。
照明装置6を点灯したまま又は自然光で明るい状態のまま、第3所定時間超換気せず在室又は換気中が継続している場合に異常有りとなるが、第3所定時間は部屋2の種類や住人の行動パターン(外出又は他室への移動を行わず、部屋2に継続して在室する時間の長さ)に応じて調整する必要がある。
(ケース4)(L2)自然光と(A2)不在又は(L3)暗と(A2)不在の組合せ
タイマー13による計時に関係なく、異常無しでリセットする。
照明装置6を消灯して換気せず外出している場合が該当するので、見守り不要となる。
図6は、実施例3に係る見守り装置の概念図である。
図6から分かるように、実施例3に係る見守り装置には、光量判定手段9及び行動判定手段10による判定に先だって計時を開始し、異常行動判定手段14による判定結果の出力に応じて計時をリセットするタイマー13及び照度センサ7の計測値に基づいて、住人による特定の行動が有ったか否かを判定するイベントの有無判定手段15が付加され、異常行動判定手段14は、光量判定手段9による光量判定結果と、行動判定手段10による行動判定結果と、タイマー13による計時の組合せに基づいて、住人の行動が異常か否かを判定する点及びイベントの有無判定手段15が住人による特定の行動が有ったと判定したことに応じてタイマー13をリセットする点で実施例1に係る見守り装置と異なっており、他の構成は実施例1と全く同じである。
そのため、他の構成についての説明は簡略化し、実施例1及び2に係る見守り装置と同じ構成については、実施例1及び2と同じ番号を用いて説明することとする。
図7は、実施例3に係る見守り装置の処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、実施例3に係る見守り装置の作動を開始すると、タイマー13による計時を開始し、実施例1と同様、光量判定手段9は、照明装置6が点灯している状態(人工光)、自然光のみで生活できる状態(自然光)、照明装置6が消灯し自然光のみでは生活できない状態(暗)のうち、いずれの状態かを判定する。
また、行動判定手段10は、換気せず住人が在室している状態(在室)、住人が外出している状態(不在)、換気している状態(換気中)のうち、いずれの状態かを判定する。
そして、光量判定手段9による光量判定結果と、行動判定手段10による行動判定結果と、タイマー13による計時の組合せに基づいて、異常行動判定手段14は、住人の行動が異常か否かの判定及びタイマー13をリセットするか否かの決定を実施例2に係る見守り装置と同様に行い、判定結果が異常有りである場合は、異常信号送信手段12から異常信号を送信した後にタイマー13をリセットして処理を終了し、判定結果が異常無し、かつ、タイマー13をリセットしない場合は、タイマー13をリセットせずに光量判定手段9及び行動判定手段10による判定を再開し、判定結果が異常無し、かつ、タイマー13をリセットする場合は、異常信号を送信することなくタイマー13をリセットして処理を終了する。
さらに、実施例3に係る見守り装置においては、照度センサ7の計測値に基づいて、イベントの有無判定手段15が、住人による特定の行動が有った(イベント有)と判定したことに応じてタイマー13をリセットするようになっている。
図8は、或る1日における照度センサ7で計測された照度と最新60分の分散値の平均を取った値(以下「照度分散値」という。)の変化を示すグラフである。第1縦軸(左)は照度[lx]、第2縦軸(右)は照度分散値、横軸は時刻を表し、薄い線のグラフは照度の変化を、濃い線のグラフは照度分散値の変化を表している。
まず、図8の照度分散値の変化(濃い線のグラフ)に注目すると、照度の変化が大きい箇所では高い値を取り、照度の変化が小さい箇所では低い値を取っている。この分散が大きく変化している部分は、日中の照度変化が激しい時刻帯と、人工光から暗闇若しくは暗闇から人工光に切り替わった後の時刻帯に現れる。前者と後者を比べると、後者は台形のような特徴的な形をしており、この形によって住人が照明装置6のスイッチを操作したという人の行動を検知することができる。
実施例3では、イベントの有無判定手段15が、この照度分散値のグラフに台形のような特徴的な形(特有のパターン)が現れたことに基づいて、住人による特定の行動(照明装置6のスイッチ操作)が有ったことを判定し、タイマー13をリセットする。
そして、図8では照度分散値として最新60分の分散値の平均を取った値を用いたが、平均を取る期間は60分より短くても長くても良く、照明装置3の点灯又は消灯に伴う照度分散値のグラフに現れる特徴的な形は台形に限らず二等辺三角形の様な形もあり得る。
そのため、イベントの有無判定手段15は、照度センサの計測時刻毎に、過去一定期間内の計測値の分散値を演算する分散値演算手段を有しており、一定期間内に照明装置3の点灯又は消灯時刻が含まれているときは分散値が正の値を取り、含まれていないときは0となることを利用して、分散値の変化が点灯時又は消灯時特有のパターンである場合は、住人による特定の行動が有ったと判定し、分散値の変化が特有のパターンでない場合は、住人による特定の行動が無かったと判定するものであるということができる。
図9は、実施例4に係る見守り装置の概念図である。
図9から分かるように、実施例4に係る見守り装置には、実施例3に係る見守り装置にTVOCセンサ16が追加され、イベントの有無判定手段15が、照度センサ7の計測値だけでなく、TVOCセンサ16の計測値に基づいて、住人による特定の行動が有ったと判定したことに応じてタイマー13をリセットする点で実施例3に係る見守り装置と異なっており、他の構成は実施例3と全く同じである。
そのため、他の構成についての説明は省略し、実施例3に係る見守り装置と同じ構成については、実施例3と同じ番号を用いて説明することとする。
実施例4に係る見守り装置の処理の流れは、図7に示すフローチャートと同じである。
すなわち、実施例3では、イベントの有無判定手段15が、照度センサ7の計測値に基づいて住人による特定の行動が有った(イベント有)と判定したことに応じてタイマー13をリセットするようになっていたが、実施例4では、これに加えてTVOCセンサ16(実施例4ではMOX方式を採用しているCJMCU-811を利用)によって、部屋2のTVOC濃度を1分毎に計測及び記憶し、計測されたTVOC濃度の変化率が所定値以上である場合にも、イベントの有無判定手段15が住人による特定の行動が有ったと判定し、それに応じてタイマー13をリセットするようになっている。
ところで、TVOCとは総揮発性有機化合物の略称であり、揮発性が高いため大気中で気体となる有機化合物のことを指す。このTVOCは、におい成分の中に含まれているため、TVOC濃度が高いときは、においが発生していると推測できる。例えば、香水や芳香剤を利用するとTVOC濃度は急上昇し、食事の準備中や食事中にも上昇する。また、窓を開けたり換気扇5を作動させたりしときにはTVOC濃度が低下する。
そのため、TVOC濃度の変化率を監視することで、住人による香水や芳香剤の利用、食事の準備や食事、窓の開閉や換気扇5のスイッチ操作等の特定の行動が有ったか否か(イベントの有無)を判定することができる。
図10は、或る1日におけるTVOCセンサ16で計測したTVOC濃度と最新60分の分散値の平均を取った値(以下「TVOC分散値」という。)の変化を示すグラフである。第1縦軸(左)は濃度[ppm]、第2縦軸(右)はTVOC分散値、横軸は時刻を表し、薄い線のグラフはTVOC濃度の変化を、濃い線のグラフはTVOC分散値の変化を表している。
図10のTVOC分散値の変化(濃い線のグラフ)に注目すると、図8と同様、TVOC濃度の変化が大きいとTVOC分散値は高い値を取る。そして、左側の網掛け部は換気を行っている時間帯であり、TVOC濃度が減少したためTVOC分散値が大きくなっている。また、右側の網掛け部は住人が外出している時間帯であり、部屋2内に人がいないためTVOC濃度は変化せずTVOC分散値は小さい値を取っている。その後、住人が帰宅して在室状態となりTVOC濃度が増加するとTVOC分散値は大きい値を取っている。
このように、TVOC分散値が大きい値を取った部分に着目することで、換気中、不在及び在室等の住人の行動を検知できることが分かる。
TVOC濃度の変化率は、適宜の方法で監視することができるが、TVOC分散値はTVOC濃度が減少しても増加しても大きい値を取るので、データ処理が容易である。
実施例1~4に係る見守り装置に関する変形例を列記する。
(1)実施例1~4における行動判定手段10は、記憶された二酸化炭素濃度の計測値に基づいて、住人の行動状態が換気せず外出している状態、換気せず在室している状態、換気している状態のうち、どの状態かを判定したが、行動判定手段10にタイマー13による計時データを入力するとともに、計測値変動状況判定手段を設けて、CO2センサの計測値の移動平均差が第4所定時間(例えば、15~30分)以上継続して増加しているか、第4所定時間以上継続して減少しているか、第5所定時間(例えば、60~90分)以下の間に3割以上減少しているかを判定できるようにしても良い。
そして、計測値変動状況判定手段で、上記移動平均差が第4所定時間以上継続して増加していると判定されれば、換気せず在室している状態と判定し、上記移動平均差が第4所定時間以上継続して減少していると判定されれば、換気せず外出している状態と判定し、上記移動平均差が第5所定時間以下の間に3割以上減少していると判定されれば、換気している状態と判定するようにしても良い。
そうすると、行動判定手段10による住人の行動状態に関する判定精度を向上できる。
(2)実施例1~4における異常信号送信手段12は、異常行動判定手段11による異常行動判定結果が異常有りである場合に、管理用端末に異常信号を送信するものであったが、異常行動判定手段11から光量判定結果と行動判定結果との組合せに関する情報を受信できるようにするとともに、管理用端末にその組合せに関する情報又はその組合せに応じた住人の異常な状況に関する情報を送信するようにしても良い。
(3)実施例3及び4においては、実施例2と同様に(ケース1)~(ケース3)について、それぞれ条件1~3を超えているかいないかによって、異常の有無及びリセットするかしないかを決定した。しかし、これらの実施例では住人による特定の行動が有ったか否かを判定するイベントの有無判定手段15が付加されているので、(ケース3)のうちの(L1)人工光と(A1)在室及び(L2)自然光と(A1)在室の組合せにおいて、イベント無し状態が条件4:第4所定時間(7~10時間)を超えていなければ異常無しでリセットせず、超えていれば異常有りでリセットするに変更しても良い。
(4)実施例4におけるイベントの有無判定手段15は、照度センサ7及びTVOCセンサ16の計測値に基づいて、住人による特定の行動が有ったか否かを判定したが、TVOCセンサ16の計測値のみに基づいて、住人による特定の行動が有ったか否かを判定するようにしても良い。
1 家 2 部屋 3 出入口 4 窓
5 換気扇 6 照明装置 7 照度センサ
8 CO2センサ 9 光量判定手段 10 行動判定手段
11、14 異常行動判定手段 12 異常信号送信手段 13 タイマー
15 イベントの有無判定手段 16 TVOCセンサ

Claims (6)

  1. 住人の生活している部屋の明るさを計測する照度センサと、
    前記部屋の二酸化炭素濃度を計測するCO2センサと、
    前記照度センサの計測値に基づいて、前記部屋の明るさが、照明装置を点灯している状態、自然光のみの状態、暗い状態のうち、どの状態かを判定する光量判定手段と、
    前記CO2センサの計測値に基づいて、前記住人の行動状態が、換気せず外出している状態、換気せず在室している状態、換気している状態のうち、どの状態かを判定する行動判定手段と、
    前記光量判定手段による光量判定結果と前記行動判定手段による行動判定結果との組合せに基づいて、前記住人の行動が異常か否かを判定する異常行動判定手段と、
    前記異常行動判定手段による異常行動判定結果が、異常有りである場合に異常信号を送信する異常信号送信手段を備えている
    ことを特徴とする見守り装置。
  2. 前記光量判定手段及び前記行動判定手段による判定に先だって計時を開始し、前記異常行動判定手段による判定結果の出力に応じて計時をリセットするタイマーを備え、
    前記異常行動判定手段は、
    前記光量判定結果が照明装置を点灯している状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず外出している状態であり、前記タイマーによる計時が第1所定時間以内である場合に異常無しと判定し、前記タイマーはリセットせず、
    前記光量判定結果が照明装置を点灯している状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず外出している状態であり、前記タイマーによる計時が前記第1所定時間超である場合に異常有りと判定し、
    前記光量判定結果が暗い状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず在室している状態又は換気している状態であり、前記タイマーによる計時が第2所定時間以内である場合に異常無しと判定し、前記タイマーはリセットせず、
    前記光量判定結果が暗い状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず在室している状態又は換気している状態であり、前記タイマーによる計時が前記第2所定時間超である場合に異常有りと判定し、
    前記光量判定結果が照明装置を点灯している状態又は自然光のみの状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず在室している状態又は換気している状態であり、前記タイマーによる計時が第3所定時間以内である場合に異常無しと判定し、前記タイマーはリセットせず、
    前記光量判定結果が照明装置を点灯している状態又は自然光のみの状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず在室している状態又は換気している状態であり、前記タイマーによる計時が前記第3所定時間超である場合に異常有りと判定し、
    前記光量判定結果が自然光のみの状態又は暗い状態、かつ、前記行動判定結果が換気せず外出している状態である場合に異常無しと判定し、前記タイマーをリセットし、
    前記第1所定時間は30~60分であり、前記第2所定時間は5~15時間であり、前記第3所定時間は1~5時間である
    ことを特徴とする請求項1に記載の見守り装置。
  3. 前記光量判定手段及び前記行動判定手段による判定に先だって計時を開始し、前記異常行動判定手段による判定結果の出力に応じて計時をリセットするタイマーと、
    少なくとも前記照度センサの計測値に基づいて、前記住人による特定の行動が有ったか否かを判定するイベントの有無判定手段を備え、
    前記異常行動判定手段は、前記光量判定手段による光量判定結果と前記行動判定手段による行動判定結果と前記タイマーによる計時の組合せに基づいて、前記住人の行動が異常か否かを判定し、
    前記イベントの有無判定手段が、前記住人による特定の行動が有ったと判定したことに応じて前記タイマーをリセットする
    ことを特徴とする請求項1に記載の見守り装置。
  4. 前記イベントの有無判定手段は、
    前記照度センサの計測時刻毎に、過去一定期間内の計測値の分散値を演算する分散値演算手段を有しており、
    前記一定期間内に前記照明装置の点灯又は消灯時刻が含まれているときは分散値が正の値を取り、含まれていないときは0となることを利用して、前記分散値の変化が点灯時又は消灯時特有のパターンである場合は、前記住人による特定の行動が有ったと判定し、前記分散値の変化が前記特有のパターンでない場合は、前記住人による特定の行動が無かったと判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の見守り装置。
  5. 前記部屋のTVOC濃度を計測するTVOCセンサを備え、
    前記イベントの有無判定手段は、前記TVOCセンサによって計測されたTVOC濃度の変化率が所定値以上である場合は、前記住人による特定の行動が有ったと判定し、所定値未満である場合は、前記住人による特定の行動が無かったと判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の見守り装置。
  6. 前記行動判定手段は、
    前記CO2センサの計測値の移動平均差が第4所定時間以上継続して増加しているか、前記第4所定時間以上継続して減少しているか、第5所定時間以下の間に3割以上減少しているかを判定する計測値変動状況判定手段を有しており、
    前記計測値変動状況判定手段で前記第4所定時間以上継続して増加していると判定されれば、換気せず在室している状態と判定し、前記第4所定時間以上継続して減少していると判定されれば、換気せず外出している状態と判定し、前記第5所定時間以下の間に3割以上減少していると判定されれば、換気している状態と判定し、
    前記第4所定時間は15~30分であり、前記第5所定時間は60~90分である
    ことを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の見守り装置。
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