JP2024053372A - コーティング剤、及び口腔内崩壊性錠剤の錠剤物性の安定化法 - Google Patents

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Tatsuya Ikenaga
俊信 植村
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Abstract

【課題】本発明は、新たに、コーティング剤、及び口腔内崩壊性錠剤の錠剤物性を安定化する方法を提供する事を目的とする。【解決手段】コーティング剤、及び口腔内崩壊性錠剤の硬度安定化法。【選択図】なし

Description

本発明は、コーティング剤、及び口腔内崩壊性錠剤の錠剤物性の安定化法に関する。
特許文献1は、ポリビニルアルコールと重合性ビニル単量体とを共重合させて得られる共重合体を含む医薬又は動物薬用コーティング剤を開示している。
特許文献2は、マルトース等の水溶性物質とポリビニルアルコール系樹脂とを含有する被覆層により被覆された、ナルフラフィンを除く薬物を含有する口腔内崩壊性被覆錠剤を開示している。
特許文献3は、薬物を含有する素錠が、ポリビニルアルコール系樹脂及びタルクを含むフィルムコーティング用組成物でコーティングされた口腔内崩壊性被覆錠剤を開示している。
特許第4680061号 特許第5696742号 特開2021-175742号公報
口腔内崩壊錠には、速崩壊を目的とする為、一般的な錠剤に比べ錠剤硬度が低く製造されるケースが多い。その為、口腔内崩壊錠を扱う製造現場や院内薬局、患者様、投薬支援者等においては、錠剤の摩損、摩耗等に因る有効成分の暴露懸念が有り、錠剤の摩損、摩耗等の少ない口腔内崩壊錠が求められている。
これら課題を解決する為、本発明は、新たに、コーティング剤、及び口腔内崩壊性錠剤の錠剤物性を安定化する方法を提供する事を目的とする。
本発明者は、鋭意検討した結果、ポリビニルアルコール系樹脂、及びタルクを含むコーティング剤を用いる事に依り、良好に、近年開発される口腔内崩壊錠剤(OD錠剤)の課題の一つである、保存安定性において、錠剤の硬度低下を抑制し、併せて、錠剤の崩壊遅延を抑制し、錠剤物性の安定化する事が出来るという技術を開発した。
本発明は、次のコーティング剤を包含する。
項1.
ポリビニルアルコール系樹脂、及びタルクを含む、口腔内崩壊性錠剤用保存安定化用コーティング剤。
項2.
前記ポリビニルアルコール系樹脂の含有量は、前記コーティング剤中、30質量%~90質量%である、前記項1に記載のコーティング剤。
項3.
前記タルクの含有量は、前記コーティング剤中、70質量%~10質量%である、前記項1又は2に記載のコーティング剤。
項4.
更に、多価アルコールを含む、前記項1~3の何れかに記載のコーティング剤。
項5.
前記多価アルコールの含有量は、前記コーティング剤中、5質量%~30質量%である、前記項4に記載のコーティング剤。
本発明は、次の口腔内崩壊性錠剤の錠剤物性を安定化する方法を包含する。
項6.
ポリビニルアルコール系樹脂、及びタルクを含むコーティング剤を用いて、口腔内崩壊性錠剤の錠剤物性を安定化する方法。
項7.
前記コーティング剤は、更に、多価アルコールを含む、前記項6に記載の方法。
項8.
口腔内崩壊性錠剤であって、
素錠と、当該素錠の周囲を被覆するコーティング剤とで構成されており、
前記素錠は、主成分としてD-マンニトールを含み、
前記コーティング剤は、ポリビニルアルコール系樹脂、及びタルクを含む、
口腔内崩壊性錠剤。
本発明は、新たに、コーティング剤、及び口腔内崩壊性錠剤の錠剤物性を安定化する方法を提供する事が出来る。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明を表す実施の形態は、発明の趣旨がより良く理解できる説明であり、特に指定のない限り、発明内容を限定するものではない。
本明細書において、「含む」及び「含有」は、「含む(comprise)」、「実質的にのみからなる(consist essentially of)」、及び「のみからなる(consist of)」のいずれも包含する概念である。
本明細書において、数値範囲を「A~B」で示す場合、「A以上B以下」を意味する。
本明細書において、一般に、部、%等の表示を使用する。
本明細書において、特に断りがない限り、質量部又は質量%(wt%)を表す。
[1]コーティング剤
本発明は、コーティング剤を包含する。
本発明は、ポリビニルアルコール系樹脂、及びタルクを含む、口腔内崩壊性錠剤(以下、「OD錠剤」(Oral disintegration錠剤)とも記す)用保存安定化用コーティング剤(以下、「コーティング剤」とも記す)である。
コーティング剤では、ポリビニルアルコール系樹脂の含有量は、コーティング剤中、好ましくは、30質量%~90質量%である。
コーティング剤では、タルクの含有量は、コーティング剤中、好ましくは、70質量%~10質量%である。
コーティング剤は、好ましくは、更に、多価アルコールを含む。
コーティング剤では、多価アルコールの含有量は、コーティング剤中、好ましくは、5質量%~30質量%である。
本発明は、ポリビニルアルコール系樹脂、及びタルクを含むコーティング剤を用いる事に依り、良好に、OD錠剤の錠剤物性を安定化する事が出来る。OD錠剤は、素錠の周囲を、本発明のコーティング剤を用いて被覆した錠剤である。
本発明の「保存安定化」は、OD錠剤の「錠剤物性」を安定化する事である。本発明は、保存安定性において、錠剤物性である「硬度」と「崩壊性」とに着目し、錠剤の硬度低下を抑制する事に加えて、錠剤の崩壊遅延を抑制する事とを含めて、錠剤物性の安定化を可能とする事が特徴である。
[1-1]ポリビニルアルコール系樹脂(PVA系樹脂)
本発明のコーティング剤は、ポリビニルアルコール系樹脂(PVA系樹脂)を含む。本発明は、PVA系樹脂を含むコーティング剤を用いる事に依り、良好に、OD錠剤の錠剤物性(硬度及び崩壊性)を安定化する事が出来る。
PVA系樹脂は、好ましくは、ポリビニルアルコール(PVA)、及びその誘導体若しくは共重合体を指し、製薬学的に許容され、有効成分の安定性に影響を及ぼさないもの、あるいは影響の少ないものを用いる。
PVA系樹脂は、好ましくは、PVA、ポリビニルアルコール(PVA)・ポリエチレングリコール(PEG)・グラフトコポリマー、ポリビニルアルコール(PVA)コポリマー等を用いる。
PVAは、好ましくは、ゴーセノール(登録商標)EG03、EG05、EG25、EG30、EG40(三菱ケミカル製)、ポリビニルアルコール4-88、5-88、8-88、26-88、40-88(メルク製)、PVA-102、103、105、110、117、120、124、HC、203、205、210、217、220、224、235、L-8、L-9、L-9-78、L-10、PVA-505(クラレ製)等を用いる。
PVAの共重合体は、好ましくは、PVA・PEG・グラフトコポリマー、Kollicoat(登録商標)IR(BASF製)等を用いる。
PVAの誘導体は、好ましくは、PVAコポリマーのPOVACOAT(登録商標)Type F、Type R、Type L(大同化成工業製)等を用いる。
PVA系樹脂は、必要に応じて、可塑剤としてグリセリン等の多価アルコールを添加し、フィルムの溶解性又は伸度等の特性を向上させたものを用いても良い。
PVAコポリマー
ポリビニルアルコール系重合体(PVA系重合体)は、ポリビニルアルコール(PVA)及びその誘導体から選択される少なくとも1種のPVA系重合体、並びにPVA及びその誘導体から選択される少なくとも1種と重合性ビニルモノマーの少なくとも1種とを重合して得られるPVA系共重合体である。
PVA系重合体には、PVA、PVAの誘導体(PVAの変性物)、PVAと他の重合性ビニルモノマーとを重合して得られるPVA共重合体、PVAの誘導体と他の重合性ビニルモノマーとを重合して得られるPVA系共重合体、PVAとPVAの誘導体と他の重合性ビニルモノマーとを重合して得られるPVA系共重合体が含まれる。
PVA系重合体に含まれるPVA及びその誘導体は、好ましくは、公知のものを使用する。
PVA及びその誘導体の重合度は、好ましくは、目的とする用途に応じた濃度及び粘度で最適なものを選択する。PVA及びその誘導体の重合度は、好ましくは、200~2,000程度、より好ましくは、300~1,000程度である。
PVA及びその誘導体のけん化度は、好ましくは、約60モル%~100モル%であり、より好ましくは、78モル%~96モル%程度でらい、更に好ましくは、85モル%~90モル%程度の部分けん化PVAを使用する。この範囲のけん化PVAは、酢酸ビニルをラジカル重合し、得られた酢酸ビニルを適宜、けん化する事に依って製造する事が出来る。所望のPVAを製造する為には、適宜、重合度及びけん化度をそれ自体公知の方法で制御する。
PVAは、ポリビニルアセテートの完全ケン化物である。PVAの誘導体は、PVAの中間ケン化物及び部分ケン化物の他に、好ましくは、アミン変性PVA、エチレン変性PVA、末端チオール変性PVA等の各種変性PVAを使用する。PVAの誘導体の市販品は、好ましくは、日本酢ビ・ポバール製のJP-05(部分けん化PVA、重合度500、ケン化度88%)等を使用する。
PVA系重合体は、PVA及びその誘導体の直鎖の一部に重合性ビニルモノマーが結合又は重合していても良い。PVA系重合体は、PVA及びその誘導体の水酸基の一部又は全部に対して、エステル結合により重合性ビニルモノマーが結合していても良い。PVA及びその誘導体に結合した重合性ビニルモノマーは、更に重合していても良い。
重合性ビニルモノマーは、例えば、
(1)アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸及びイタコン酸等;
(2)前記(1)のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩及びアルキルアミン塩等;並びに、
(3)メチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチルメタクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、イソブチルアクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレート、2-エチルヘキシルメタクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、ラウリルメタクリレート、ラウリルアクリレート、ステアリルメタクリレート、ステアリルアクリレート、アクリロニトリル、アクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、スチレン、酢酸ビニル、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ポリエチレングリコールとメタクリル酸とのエステル、ポリエチレングリコールとアクリル酸とのエステル、ポリプロピレングリコールとメタクリル酸とのエステル、ポリプロピレングリコールとアクリル酸とのエステル、N-ビニルピロリドン、アクリロイルモルホリン、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート及びメタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド等である。
好ましい重合性ビニルモノマーは、下記一般式(A)
H2C=C(R1)-COOR2 (A)
[式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2は水素原子又は炭素数1~4のアルキル基を示す。]
で表される化合物である。
重合性ビニルモノマーは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。重合性ビニルモノマーを2種以上混合して使用する場合、重合性ビニルモノマーは、一般式(A)で表される化合物において、R2が水素原子である化合物とR2が炭素数1~4のアルキル基である化合物とを含むものが好ましい。
一般式(A)においてR2が水素原子である化合物とR2が炭素数1~4のアルキル基である化合物の使用割合は、PVA系重合体において、つまりPVA及びその誘導体から選択される少なくとも1種と重合性ビニルモノマーとの合計量を100質量%として、好ましくは、R2が水素原子である化合物0.5質量%~20質量%程度とR2が炭素数1~4のアルキル基である化合物5質量%~40質量%程度であり、より好ましくは、R2が水素原子である化合物1質量%~10質量%程度とR2が炭素数1~4のアルキル基である化合物10質量%~30質量%程度である。
重合性ビニルモノマーの組み合わせは、好ましくは、前記(1)及び(2)のモノマーの少なくとも1種と前記(3)のモノマーの少なくとも1種との併用である。
重合性ビニルモノマーの組み合わせは、より好ましくは、アクリル酸又はメタクリル酸とメタクリル酸メチルとの併用、即ち、アクリル酸とメタクリル酸メチルの組み合わせ、メタクリル酸とメタクリル酸メチルの組み合わせである。
重合性ビニルモノマーの組み合わせは、更に好ましくは、アクリル酸及びメタクリル酸メチルからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む組み合わせであり、特に、アクリル酸とメタクリル酸メチルとの組み合わせ、アクリル酸及びメタクリル酸メチルのみを使用する組み合わせが好ましい。
アクリル酸とメタクリル酸メチルとの使用割合は、PVA系重合体において、つまりPVA及びその誘導体から選択される少なくとも1種と重合性ビニルモノマーの合計量を100質量%として、好ましくは、アクリル酸0.5質量%~20質量%程度とメタクリル酸メチル5質量%~40質量%程度、より好ましくは、アクリル酸及びメタクリル酸からなる群から選ばれる少なくとも1種1.0質量%~10質量%程度とメタクリル酸メチル10~30質量%程度である。
特に、アクリル酸、メタクリ酸メチル及びPVAの合計量に対し、アクリル酸0.5質量%~20重量%、メタクリル酸メチル5質量%~40重合%、PVA 40質量%~94.5重量%で重合させて得られるポリビニルアルコール系共重合体が好ましく、アクリル酸2.5質量%~5重量%、メタクリル酸メチル15質量%~25重合%、PVA 20質量%~70重量%で重合させて得られるPVA系共重合体がより一層好ましい。
PVAの存在下でアクリル酸とメタクリル酸メチルを重合させた共重合体は市販されており、POVACOATの名称で大同化成工業株式会社から入手する事が出来る。
PVA系重合体では、PVA及びその誘導体の直鎖の一部に重合性ビニルモノマーが結合又は重合していても良い。PVA系重合体では、PVA及びその誘導体の水酸基の一部又は全部に対して、エステル結合により重合性ビニルモノマーが結合していても良い。PVA及びその誘導体に結合した重合性ビニルモノマーは、更に重合していても良い。
PVA系重合体としては、例えば、PVA(鎖)に重合性ビニルモノマーがグラフト重合したものが挙げられ、好ましくは、PVA及びその誘導体から選択される少なくとも1種にアクリル酸及びメタクリル酸メチルからなる群から選ばれる少なくとも1種がグラフト重合したPVA系重合体である。
PVA系重合体の重量平均分子量は、好ましくは、1万~50万程度であり、より好ましくは、3万5千~30万程度である。
PVA系重合体の市販品を使用する場合、例えば、POVACOAT(ポバコート(登録商標):大同化成工業製)等を使用することができる。POVACOAT(ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体)は、部分けん化ポリビニルアルコールに、アクリル酸とメタクリル酸メチルを共重合した合成高分子である。
PVA系重合体の一般式として以下の様な構造式で表される。
Figure 2024053372000001

構造式中、k、l、m、nの和を100%とした場合、好ましくは、kは60%~85%程度、lは5%~20%程度、mは0.5%~15%程度、nは0.3%~25%程度含まれる。
平均分子量(Mw)は、好ましくは、2万5,000~20万程度である。
平均重合度は、好ましくは、300~1500程度である。
表示粘度は、好ましくは、5.5mPA・s~20mPA・s程度である。
好ましくは、(a)平均分子量(Mw)が約4万のPOVACOAT Type F、(b)若しくは平均粒子径の異なるPOVACOAT Type MP、POVACOAT Type FM、POVACOAT Type SP、(c)又は平均分子量(Mw)が約20万のPOVACOAT Type Rを使用する。
POVACOAT Type MPは、POVACOAT Type Fの粉砕品である(平均粒子径:約125μm)。
POVACOAT Type FMは、Type Fの粉砕品である(平均粒子径:約20μm)。
POVACOAT Type SPは、噴霧乾燥法で調製した粉末である(平均粒子径:約20μm)。
PVA及びその誘導体は、1種単独で使用しても良く、2種以上を混合して使用しても良い。
PVA系重合体の平均粒子径は、好ましくは、10μm~200μm程度であり、より好ましく、15μm~150μm程度ある。平均粒子径は、体積換算粒子径であり、レーザー回折法を用いた粉体粒子径測定方法により測定する事が出来る。
PVA系樹脂は、より好ましくは、PVAの誘導体を用い、更に好ましくは、PVAコポリマー(POVACOAT(登録商標)Type F、Type R、Type L(大同化成工業製)等)を用いる。
PVA系樹脂は、これらのPVA系樹脂を1種単独で用いても良く、或は2種以上を混合(ブレンド)して用いても良い。
コーティング剤では、PVA系樹脂の含有量は、コーティング剤中、好ましくは、30質量%~90質量%であり、より好ましくは、34質量%~60質量%であり、更に好ましくは、38質量%~55質量%である。コーティング剤に、適切なPVA系樹脂を、適切な含有量で使用する事に依り、良好に、OD錠剤の錠剤物性を安定化する事が出来る。
[1-2]タルク
本発明のコーティング剤は、タルクを含む。本発明は、タルクを含むコーティング剤を用いる事に依り、良好に、OD錠剤の錠剤物性(硬度及び崩壊性)を安定化する事が出来る。
タルクは、好ましくは、製薬学的に許容され、有効成分の安定性に影響を及ぼさないもの、或は影響の少ないものを用いる。
タルクは、好ましくは、クラウンタルク(製品名:松村産業製)、タルク(三栄原エフ・エフ・アイ製、メルク製等)等を用いる。
コーティング剤では、タルクの含有量は、コーティング剤中、好ましくは、70質量%~10質量%であり、より好ましくは、66量%~34質量%であり、更に好ましくは、62質量%~38質量%である。コーティング剤に、適切なタルクを、適切な含有量で使用する事に依り、良好に、OD錠剤の錠剤物性を安定化する事が出来る。
[1-3]多価アルコール
本発明のコーティング剤は、好ましくは、更に、多価アルコールを含む。本発明は、更に、多価アルコールを含むコーティング剤を用いる事に依り、良好に、OD錠剤の錠剤物性(硬度及び崩壊性)を安定化する事が出来る。
多価アルコールは、好ましくは、グリセリン、マンニトール、ソルビトール等、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,3-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、1,8-オクタンジオール、1,9-ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、3-メチル-1,5-ペンタンジオール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、2,2,4-トリメチル-1,3-ペンタンジオール、2,4-ジエチル-1,5-ペンタンジオール、1,12-オクタデカンジオール、2,2'-オキシジエタノール等のジオール類等を用い、より好ましくは、グリセリンを用いる。
多価アルコールは、これらの多価アルコールを一種単独で用いても良く、或は二種以上を混合(ブレンド)して用いても良い。
コーティング剤では、多価アルコールの含有量は、コーティング剤中、好ましくは、5質量%~30質量%であり、より好ましくは、7質量%~20質量%であり、更に好ましくは、10質量%~16質量%である。る。コーティング剤に、更に、適切な多価アルコールを、適切な含有量で使用する事に依り、良好に、OD錠剤の錠剤物性を安定化する事が出来る。
[1-4]遮光剤
本発明のコーティング剤は、好ましくは、更に、遮光剤を含む。
遮光剤は、好ましくは、製薬学的に許容され、有効成分の安定性に影響を及ぼさないもの、或は影響の少ないものを用いる。
遮光剤は、好ましくは、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、黒酸化鉄等を用いる。酸化チタンは、好ましくは、NA61(東邦チタニウム製)、酸化チタン(三栄原エフ・エフ・アイ製)、A-HR(フロイント産業製)、酸化チタン(IV)(メルク製)等を用いる。黄色三二酸化鉄は、好ましくは、Sicovit Yellow 10 E172(VENATOR製)、黄色三二酸化鉄(三栄原エフ・エフ・アイ製、癸巳化成製)等を用いる。三二酸化鉄は、好ましくは、Sicovit Red 30 E172(VENATOR製)、三二酸化鉄(三栄原エフ・エフ・アイ製、癸巳化成製)等を用いる。黒酸化鉄は、好ましくは、黒酸化鉄(三栄原エフ・エフ・アイ製、癸巳化成製)等を用いる。
コーティング剤では、遮光剤の含有量は、コーティング剤中、好ましくは、5質量%~30質量%である。
[1-5]各種医薬品添加物
本発明のコーティング剤は、PVA系樹脂、タルク、好ましくは、更に、多価アルコール、遮光剤を含み、好ましくは、その他、本発明の所望の効果が達成される範囲で、各種医薬品添加物を使用する。各種医薬品添加物は、好ましくは、賦形剤、崩壊剤、界面活性剤、結合剤、可塑剤、酸味料、発泡剤、甘味剤、香料、着色剤、緩衝剤、抗酸化剤、滑沢剤等を用いる。
賦形剤は、好ましくは、D-マンニトール、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、無水リン酸水素カルシウム、D-ソルビトール、乳糖、白糖、デンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースナトリウム、アラビアゴム、デキストリン、プルラン、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等を用いる。
崩壊剤は、好ましくは、部分アルファー化デンプン、バレイショデンプン、カルメロース、カルメロースカルシウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスポビドン等を用いる。
界面活性剤は、好ましくは、ポリソルベート80、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等を用いる。
結合剤は、好ましくは、マクロゴール6000、ヒプロメロース、アラビアゴム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ヒプロメロース、メチルセルロース、PVA系樹脂等を用いる。
可塑剤は、好ましくは、ヒドロキシプロピルセルロース、プロピレングリコール、クエン酸トリエチル、グリセリン等を用いる。
酸味料は、好ましくは、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸等を用いる。
発泡剤は、好ましくは、重層等を用いる。
甘味剤は、好ましくは、スクラロース、サッカリンナトリウム、グリチルリチン二カリウム、アスパルテーム、ステビア、ソーマチン等を用いる。
香料は、好ましくは、レモン、レモンライム、オレンジ、メントール等を用いる。
着色剤は、好ましくは、食用黄色4号、食用黄色5号、食用赤色3号、食用赤色102号、食用青色3号等を用いる。
緩衝剤は、好ましくは、クエン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、アスコルビン酸又はその塩類、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン又はその塩類、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム、リン酸、ホウ酸又はその塩類等を用いる。
抗酸化剤は、好ましくは、アスコルビン酸、ジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル等を用いる。
滑沢剤は、好ましくは、ステアリン酸マグネシウム、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム、硬化油、ショ糖脂肪酸エステル等を用いる。
コーティング剤では、これら各種医薬品添加物の含有量は、コーティング剤中、好ましくは、5質量%~30質量%である。
[2]口腔内崩壊性錠剤の硬度安定化法
本発明は、口腔内崩壊性錠剤(OD錠剤)の錠剤物性(硬度及び崩壊性)を安定化する方法を包含する。
本発明は、PVA系樹脂、及びタルクを含むコーティング剤を用いて、OD錠剤の錠剤物性を安定化する方法(以下、「硬度安定化法」とも記す)である。硬度安定化法に用いるコーティング剤は、好ましくは、更に、多価アルコールを含む。
本発明は、PVA系樹脂、及びタルクを含むコーティング剤を用いる事に依り、良好に、OD錠剤の錠剤物性を安定化する事が出来る。
PVA系樹脂、タルク、多価アルコール等を含むコーティング剤は、本発明のコーティング剤である。コーティング剤に用いる、PVA系樹脂、タルク、多価アルコール等の成分は、前記[1]コーティング剤で説明する通りである。
[3]口腔内崩壊性錠剤
本発明は、口腔内崩壊性錠剤(OD錠剤)を包含する。
本発明のOD錠剤は、好ましくは、素錠と、当該素錠の周囲を被覆するコーティング剤とで構成されており、前記素錠は、主成分としてD-マンニトールを含み、前記コーティング剤は、ポリビニルアルコール系樹脂、及びタルクを含む。
本発明のOD錠剤は、素錠の周囲を、本発明のコーティング剤を用いて被覆(コーティング)した錠剤である。本発明は、PVA系樹脂、及びタルクを含むコーティング剤を用いる事に依り、良好に、OD錠剤の錠剤物性(硬度及び崩壊性)を安定化する事が出来る。
素錠は、口腔内崩壊性錠剤であり、好ましくは、口腔内での崩壊時間が1秒~50秒程度(口腔内崩壊時間)である。
素錠は、その組成を適宜調製し、適切な製法に依り調製する。
素錠は、好ましくは、直接打錠法、間接打錠法、鋳型成形法等の製剤分野における慣用の方法に依り製造する。素錠の製法は、好ましくは、湿潤した粒子を打錠して多孔性錠剤を得る製法、糖類の結晶化等の物理化学的性質を利用する製法、凍結乾燥技術を用いる製法、クロスポビドン等の崩壊剤を利用する製法、外部滑沢剤法を用いる製法等を採用する。
素錠の組成は、好ましくは、本発明のコーティング剤の所望の効果が達成される範囲で、各種医薬品添加物を適宜使用する。素錠の各種医薬品添加物は、コーティング剤と同様に、好ましくは、賦形剤、崩壊剤、界面活性剤、結合剤、酸味料、発泡剤、甘味剤、香料、着色剤、緩衝剤、抗酸化剤、滑沢剤等を用いる。
賦形剤は、好ましくは、D-マンニトール、トウモロコシデンプン、結晶セルロース、無水リン酸水素カルシウム、D-ソルビトール、乳糖、白糖、デンプン、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースナトリウム、アラビアゴム、デキストリン、プルラン、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等を用いる。
崩壊剤は、好ましくは、部分アルファー化デンプン、バレイショデンプン、カルメロース、カルメロースカルシウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、クロスポビドン等を用いる。
界面活性剤は、好ましくは、ポリソルベート80、ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等を用いる。
結合剤は、好ましくは、マクロゴール6000、ヒプロメロース、アラビアゴム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ヒプロメロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール系樹脂等を用いる。
可塑剤は、好ましくは、ヒドロキシプロピルセルロース、プロピレングリコール、クエン酸トリエチル等を用いる。
酸味料は、好ましくは、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸等を用いる。
発泡剤は、好ましくは、重層等を用いる。
甘味剤は、好ましくは、スクラロース、サッカリンナトリウム、グリチルリチン二カリウム、アスパルテーム、ステビア、ソーマチン等を用いる。
香料は、好ましくは、レモン、レモンライム、オレンジ、メントール等を用いる。
着色剤は、好ましくは、食用黄色4号、食用黄色5号、食用赤色3号、食用赤色102号、食用青色3号等を用いる。
緩衝剤は、好ましくは、クエン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、アスコルビン酸又はその塩類、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、アスパラギン酸、アラニン、アルギニン又はその塩類、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム、リン酸、ホウ酸又はその塩類等を用いる。
抗酸化剤は、好ましくは、アスコルビン酸、ジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル等を用いる。
滑沢剤は、好ましくは、ステアリン酸マグネシウム、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム、硬化油、ショ糖脂肪酸エステル等を用いる。
素錠は、好ましくは、賦形剤を含み、より好ましくは、主成分としてD-マンニトールを含む素錠である。
素錠では、D-マンニトールの含有量は、有効成分を除く素錠中、好ましくは、50質量%~99質量%であり、より好ましくは、60質量%~99質量%であり、更に好ましくは、65質量%~90質量%であり、特に好ましくは、70質量%~80質量%であり。
本発明のOD錠剤は、好ましくは、素錠と、その周囲を被覆するコーティング剤とで構成されており、前記素錠は、主成分としてD-マンニトールを含み、前記コーティング剤は、本発明のコーティング剤(PVA系樹脂、及びタルクを含むコーティング剤)である。
本発明のOD錠剤は、主成分としてD-マンニトールを含む素錠の周囲を、本発明のコーティング剤を用いて被覆する事に依り、これら特徴の組み合わせに依り、良好に、OD錠剤の錠剤物性(硬度及び崩壊性)を安定化する事が出来る。
錠剤の構造は、好ましくは、単層錠、二層錠、三層以上の積層錠、有核錠等を採用する。
OD錠剤は、好ましくは、素錠に対し、公知の方法でコーティング等の工程を実施する事に依り、製造する。製造機器は、好ましくは、ハイコーター、ニューハイコーター、アクアコーター(フロイント産業製)、ドリアコーター、パウレックコーター(パウレック製)等に代表されるコーティング機、糖衣パン、ワースター型コーティング機等を用いて、OD錠剤を製造する。
本発明のOD錠剤は、本発明のPVA系樹脂、及びタルクを含むコーティング剤で被覆されており、錠剤の硬度低下が抑制されており、錠剤の崩壊遅延が抑制されており、錠剤物性が安定化されている。
以下に、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明する。
本発明は、以下の具体的な実施例に限定されない。
[1]錠剤処方
混合機に、プレミックス賦形剤100質量部に、ステアリン酸マグネシウム(滑沢剤)1質量部を添加し、混合した。この混合粉末を、常用の方法にて、ロータリー打錠機を用いて、錠剤サイズ8φ12R、約200mgの錠剤(裸錠、プラセボ錠)を製錠した。
プレミックス賦形剤(オディフル(UM-R)、大同化成工業製)
一般名:D-マンニトール・結晶セルロース・低置換度ヒドロキシプロピルセルロース・軽質無水ケイ酸・クロスポビドン・ポリビニルアルコール-アクリル酸-メタクリル酸メチル共重合体造粒物
[2]コーティング処方及び製錠
Figure 2024053372000002
Figure 2024053372000003
錠剤(裸錠、プラセボ錠)に、表1のコーティング液(実施例1~3)を、コーティング装置(パウレックコーターPRC-05、パウレック製)を用いて、表2のコーティング条件で、錠剤仕込量300g(裸錠、プラセボ錠)、コーティング量3質量%(6mg/錠)となるまでコーティングを実施し、口腔内崩壊性錠剤(OD錠)を製造した。
Figure 2024053372000004
[3]製造後(Initial)の錠剤物性
測定方法
錠剤硬度:錠剤硬度計(岡田精工製、TS-50N)にて測定した。
摩損度:日局摩損度試験法(錠剤摩損度試験器、萱垣理科工業製、100回転)にて測定した。
口腔内崩壊時間:健常者が口腔内に錠剤1錠を含み、口腔内で錠剤が崩壊した時間を測定した。
OD錠用崩壊試験機:OD-mate(樋口商会製)を用い、本装置における通常法にて測定した。試験液には、精製水10ccを使用し37℃の条件で測定した。
日局崩壊試験:日局崩壊試験にて測定した。試験液は、精製水(37℃)を用いた。
Figure 2024053372000005
[4]25℃75%RH開放1日での錠剤物性(湿度環境下における安定性)
Figure 2024053372000006
安定性(湿度)の評価
R%(1D/2D)の平均:硬度残存率(70%以上)
錠剤硬度の残存率は、一般に、70%以上が求められている。
比較例1は、錠剤表面にザラツキが認められ、錠剤品質の劣化が認められた。
比較例1に比べて、実施例1~3は、湿度環境下において錠剤硬度の残存率が高かった。実施例1~3は、優位に、錠剤硬度の残存率70%以上を達成した。
特に、実施例3は、錠剤硬度の残存率の効果が高かった。
[5]40℃密栓1ヶ月での錠剤物性(高温環境下における安定性)
Figure 2024053372000007
安定性(温度)の評価
実施例1~3は、温度環境下において、錠剤硬度は維持され、崩壊時間の遅延は認められず、良好な錠剤物性を示した。
[6]産業上の利用可能性
本発明は、ポリビニルアルコール系樹脂、及びタルクを含むコーティング剤を用いる事に依り、良好に、口腔内崩壊性錠剤(OD錠剤)の保存安定性において、錠剤の硬度低下を抑制し、併せて、錠剤の崩壊遅延を抑制し、錠剤物性の安定化する事が出来る。OD錠剤は、素錠の周囲を、本発明のコーティング剤を用いて被覆した錠剤である。

Claims (8)

  1. ポリビニルアルコール系樹脂、及びタルクを含む、口腔内崩壊性錠剤用保存安定化用コーティング剤。
  2. 前記ポリビニルアルコール系樹脂の含有量は、前記コーティング剤中、30質量%~90質量%である、請求項1に記載のコーティング剤。
  3. 前記タルクの含有量は、前記コーティング剤中、70質量%~10質量%である、請求項1又は2に記載のコーティング剤。
  4. 更に、多価アルコールを含む、請求項1に記載のコーティング剤。
  5. 前記多価アルコールの含有量は、前記コーティング剤中、5質量%~30質量%である、請求項4に記載のコーティング剤。
  6. ポリビニルアルコール系樹脂、及びタルクを含むコーティング剤を用いて、口腔内崩壊性錠剤の錠剤物性を安定化する方法。
  7. 前記コーティング剤は、更に、多価アルコールを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 口腔内崩壊性錠剤であって、
    素錠と、当該素錠の周囲を被覆するコーティング剤とで構成されており、
    前記素錠は、主成分としてD-マンニトールを含み、
    前記コーティング剤は、ポリビニルアルコール系樹脂、及びタルクを含む、
    口腔内崩壊性錠剤。
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