JP2024052236A - アクチュエータ、アクチュエータの振れ測定機構、並びにアクチュエータの振れ測定方法 - Google Patents

アクチュエータ、アクチュエータの振れ測定機構、並びにアクチュエータの振れ測定方法 Download PDF

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澄雄 杉田
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Abstract

【課題】ナット回転式において、ボールネジ軸の振れ回りを精度よく測定すること。【解決手段】ハウジング2Aと、ハウジングに対して中心軸CLの周りに回転可能に設けられるロータ2Baと、ロータの中空部2Baaに固定されるボールナット2Cと、Z方向(軸方向)に延びてボールナットに挿通係合されてボールナットの回転に伴いZ方向に移動可能に設けられるボールネジ軸2Dと、ハウジングに設けられてZ方向に沿う移動を案内され、かつボールネジ軸の先端が取り付けられるガイド部3と、ガイド部に設けられてボールネジ軸の軸方向の移動と同期してボールネジ軸の先端のラジアル方向の振れ量を検出する振れ検出器8が固定される第一固定部3Acと、ガイド部に設けられて、ボールネジ軸のガイド部に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸のガイド部3に対するボールネジ軸まわりの相対回転のみを拘束する拘束具9が固定される第二固定部3Adと、を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、アクチュエータ、アクチュエータの振れ測定機構、並びにアクチュエータの振れ測定方法に関するものである。
例えば、特許文献1には、モータによって回転運動するボールネジ軸と、ボールネジ軸の回転によって直線運動するボールネジナットと、ボールネジナットが固定されるスライド部と、直線運動方向に沿う溝部と、溝部を転動してスライド部を移動可能に支持する転動体と、スライド部に固定される作業軸と、を有するアクチュエータが示されている。
また、例えば、特許文献2には、ネジ軸と、ネジ軸に第一転動体を介して捩じ込まれるナット部材と、ナット部材と共に移動可能な可動体と、可動体をネジ軸が延びる軸方向に移動可能に支持する案内手段と、ネジ軸の周方向に第二転動体を配置する溝を有してナット部材と可動体とを軸方向において連結する連結手段と、を有するボールネジ式のアクチュエータが示されている。
また、例えば、特許文献3には、パラレルリンクを直列につないだロボットが示されている。
また、例えば、特許文献4には、ボールネジ機構における検査について示されている。
特開2020-041706号公報 特開2017-053431号公報 独国実用新案第212013000250号公報 特開2018-179713号公報
特許文献1,2に示されるアクチュエータは、ネジ軸が回転することでネジ軸に沿ってナットが移動し、このナットの移動に伴って移動する作動軸や可動体を移動させる。
この特許文献1,2に示されるアクチュエータとは別の構成として、ナット側を回転させ、ネジ軸を移動させるアクチュエータが考えられる。ナット回転式のアクチュエータは、ナットの回転をネジ軸の軸方向推力に変換することで、高い精度での位置決めが可能であり、比較的小型のアクチュエータを実現できるが、ボールネジ軸の振れ回りを抑えることが望まれている。
例えば、特許文献3に示されるようなロボットの場合、駆動するアクチュエータから離れた位置の作業点での高い精度が要求される。そのとき、1軸アクチュエータがまっすぐ走ることが精度を高くするために非常に重要になり、1軸アクチュエータの振れ回りを抑制する必要がある。
また、アクチュエータの精度を要求するにあたり、例えば、特許文献4に示すように検査を行う必要がある。ナット回転式のアクチュエータにおいても、精度要求に応じ、ボールネジ軸の振れ回りについて高い精度の測定が望まれている。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、ナット回転式において、ボールネジ軸の振れ回りを精度よく測定することのできるアクチュエータ、アクチュエータの振れ測定機構、並びにアクチュエータの振れ測定方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示の一態様のアクチュエータは、ハウジングと、前記ハウジングに対して中心軸の周りに回転可能に設けられるロータと、前記ロータの中空部に固定されるボールナットと、軸方向に延びて前記ボールナットに挿通係合されて前記ボールナットの回転に伴い前記軸方向に移動可能に設けられるボールネジ軸と、前記ハウジングに設けられて前記軸方向に沿う移動を案内され、かつ前記ボールネジ軸の先端が取り付けられる案内部と、前記案内部に設けられて前記ボールネジ軸の前記軸方向の移動と同期して前記ボールネジ軸の先端のラジアル方向の振れ量を検出する振れ検出器が固定される第一固定部と、前記案内部に設けられて、前記ボールネジ軸の前記案内部に対する前記軸方向の相対移動および前記ボールネジ軸の前記案内部に対する前記ボールネジ軸まわりの相対回転のみを拘束する拘束具が固定される第二固定部と、を含む。
上記アクチュエータの望ましい態様として、前記第一固定部は、少なくとも2個所に配置される第一固定孔からなる。
上記アクチュエータの望ましい態様として、前記第二固定部は、前記ボールネジ軸の先端を間にして少なくとも2個所に配置される第二固定孔からなる。
上記アクチュエータの望ましい態様として、前記ボールネジ軸に設けられて前記ボールネジ軸と同軸に形成された円周状の測定面を有する測定部をさらに含む。
上記アクチュエータの望ましい態様として、前記案内部に設けられて前記ボールネジ軸が遊挿される貫通孔をさらに含む。
上記の目的を達成するため、本開示の一態様のアクチュエータの振れ測定機構は、ハウジングと、前記ハウジングに対して中心軸の周りに回転可能に設けられるロータと、前記ロータの中空部に固定されるボールナットと、軸方向に延びて前記ボールナットに挿通係合されて前記ボールナットの回転に伴い前記軸方向に移動可能に設けられるボールネジ軸と、前記ハウジングに設けられて前記軸方向に沿う移動を案内され、かつ前記ボールネジ軸の先端が取り付けられる案内部と、を備えるアクチュエータの振れ測定機構であって、前記案内部に固定されて前記ボールネジ軸の前記軸方向の移動と同期して前記ボールネジ軸の先端のラジアル方向の振れ量を検出する振れ検出器と、前記ロータに設けられて前記ロータの回転角度を検出する回転検出器と、前記案内部に取り付けられて、前記ボールネジ軸の前記案内部に対する前記軸方向の相対移動および前記ボールネジ軸の前記案内部に対する前記ボールネジ軸まわりの相対回転のみを拘束する拘束具と、を含む。
上記アクチュエータの振れ測定機構の望ましい態様として、前記拘束具は、前記案内部を囲むように折り返し状に形成された延長部を有し、前記延長部の一端部が前記案内部に対して前記軸方向にのみ移動可能に取り付けられ、前記延長部の他端部が前記案内部から離隔するように設けられて前記ボールネジ軸の先端に固定される。
上記アクチュエータの振れ測定機構の望ましい態様として、前記拘束具は、筒状の主延長部と、前記主延長部の内部に遊挿される棒状の副延長部と、を有し、前記主延長部の一端部と当該主延長部の内部に挿入された前記副延長部の一端部とが相互に固定され、前記主延長部の他端部が前記案内部に固定され、前記副延長部の他端部が前記ボールネジ軸の先端に固定され、前記案内部は、前記主延長部の他端部が遊挿される貫通孔を有する。
上記の目的を達成するため、本開示の一態様のアクチュエータの振れ測定方法は、ハウジングと、前記ハウジングに対して中心軸の周りに回転可能に設けられるロータと、前記ロータの中空部に固定されるボールナットと、軸方向に延びて前記ボールナットに挿通係合されて前記ボールナットの回転に伴い前記軸方向に移動可能に設けられるボールネジ軸と、前記ハウジングに設けられて前記軸方向に沿う移動を案内され、かつ前記ボールネジ軸の先端が取り付けられる案内部と、を備えるアクチュエータの振れ測定方法であって、拘束具によって前記ボールネジ軸の前記案内部に対する前記軸方向の相対移動および前記ボールネジ軸の前記案内部に対する前記ボールネジ軸まわりの相対回転のみを拘束して前記案内部に連結する工程と、前記案内部に固定した振れ検出器によって前記ボールネジ軸の前記軸方向の移動と同期して前記ボールネジ軸の先端のラジアル方向の振れ量を検出する工程と、前記ロータに設けられた回転検出器によって前記ロータの回転角度を検出する工程と、検出した振れ量および回転角度に基づき前記ボールネジ軸の振れを取得する工程と、を含む。
本開示によれば、ナット回転式において、ボールネジ軸の振れ回りを精度よく測定できる。
図1は、実施形態のアクチュエータの構成例を表す斜視図である。 図2は、実施形態のアクチュエータの構成例を表す断面図である。 図3は、実施形態のアクチュエータの振れ測定機構の第一構成例を表す斜視図である。 図4は、実施形態のアクチュエータの振れ測定機構の第一構成例を表す側面図である。 図5は、実施形態のアクチュエータの振れ測定機構の第二構成例を表す斜視図である。 図6は、実施形態のアクチュエータの振れ測定機構の第二構成例を表す側面図である。 図7は、実施形態のアクチュエータの振れ測定機構の第二構成例を表す分解斜視図である。 図8は、実施形態のアクチュエータの振れ測定機構の第二構成例を表す部分断面図である。 図9は、実施形態のアクチュエータの振れ測定方法を表すフローチャートである。 図10は、実施形態のアクチュエータの振れ測定の結果を表す概略図である。 図11は、実施形態のアクチュエータの振れ測定の結果を表す概略図である。
以下、発明を実施するための形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の形態により本発明が限定されるものではない。また、下記形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
実施形態のアクチュエータは、例えば、医療機器や産業機器など精密な位置決め精度が求められるロボットに適用される。
図1および図2に示すように、アクチュエータ1は、ナット回転式として構成され、アクチュエータ本体2と、ガイド部3と、を含む。
アクチュエータ本体2は、ハウジング2Aと、駆動源であるモータ2Bと、ボールナット2Cと、ボールネジ軸2Dと、エンコーダ(回転検出器)2Eと、を含む。
ハウジング2Aは、矩形状で箱型に形成される。ハウジング2Aは、一方向に長く形成され、当該方向をZ方向とする。また、ハウジング2Aは、Z方向に対して直交(交差)する二つの方向をそれぞれX方向とY方向とし、これらX方向およびY方向において略正方形に形成される。なお、ハウジング2Aは、箱型に限らず、モータ2B、ボールナット2C、およびエンコーダ2Eを支持する構成であればよい。
モータ2Bは、図2に示すように、ハウジング2Aの内部に収容される。モータ2Bは、ロータ(回転子)2Baと、ステータ(固定子)2Bbと、を有する。ロータ2Baは、ハウジング2Aに対して軸受2Fを介して取り付けられ、Z方向に延びる中心軸CLの周りに回転可能に設けられている。中心軸CLが延びるZ方向を軸方向ともいう。ロータ2Baは、中心軸CL上でZ方向に貫通する円形の貫通孔からなる中空部2Baaが形成されている。ロータ2Baは、その外周面に永久磁石2Babが固定されている。永久磁石2Babは、中心軸CLの周りの周方向に間隔をおいて複数配置される。ステータ2Bbは、ロータ2Baの周りを囲むように中心軸CLを中心とした筒状に形成されている。ステータ2Bbは、中心軸CLの周りの周方向に間隔をおいて複数設けられた芯部に、電磁コイルが絶縁材を介して巻き付けられている。従って、モータ2Bは、ステータ2Bbの電磁コイルへの通電によってロータ2Baが中心軸CLの周りに回転駆動される。
ロータ2Baをハウジング2Aに取り付ける軸受2Fは、Z方向の一方側(ボールナット2Cが配置される側)と、Z方向の他方側(エンコーダ2Eが配置される側)とに設けられる。そのうち、Z方向の一方側の軸受2Fは、ハウジング2Aに対するZ方向への移動を、ハウジング2Aの内周面に形成された段部2Aaと突起2Abとの間に挟まれて規制される。Z方向の一方側の軸受2Fは、ロータ2Baに対するZ方向の移動を、ロータ2Baの外周面に突出した突起2Bacと、ロータ2Baの外周面に設けられる固定リング4との間に挟まれて規制される。固定リング4は、円環状に形成された内周面に雌ネジが形成され、ロータ2Baの外周面に形成された雌ネジ部に螺合してZ方向に締め付けられる。これにより、ロータ2Baとハウジング2Aとは、軸受2Fを介してZ方向への相対移動を規制される。
ボールナット2Cは、図2に示すように、モータ2Bのロータ2Baと一体に接続される。ボールナット2Cは、Z方向の一方側において、ロータ2Baの中空部2Baaに遊嵌される円柱形状の本体部2Caと、ロータ2BaのZ方向の一方の端に当接する円環形状のフランジ部2Cbと、を一体に有する。即ち、ボールナット2Cの本体部2Caは、ロータ2Baの中空部2Baaに対し、相互間に動くことのできる隙間がある遊びをもった状態で嵌る。ボールナット2Cは、固定リング4に締結される固定ネジ5を介してフランジ部2Cbがロータ2Baに接続される。従って、ボールナット2Cは、モータ2Bの駆動によって中心軸CLの周りに回転駆動される。ボールナット2Cは、Z方向に沿って中心軸CLの周りに螺旋状の溝2Ccが形成され、当該溝2Ccにボールが配置されており、回転駆動によってボールが溝を転動して循環するように設けられる。なお、アクチュエータ1は、図2に示すように、ボールナット2Cとロータ2BaとのZ方向の間に隙間6が形成され、この隙間6にスペーサ7を介在し、固定ネジ5によってボールナット2Cとロータ2Baとをスペーサ7を介在してZ方向で締め付け固定する構成であってもよい。
ボールネジ軸2Dは、図2に示すように、ハウジング2Aの内部に収容され、一部がハウジング2Aの外部に延びて設けられる。ボールネジ軸2Dは、ハウジング2Aの内部において、ボールナット2Cに挿通係合し、モータ2Bのロータ2Baの中空部2Baaに一部が挿通して設けられる。ボールネジ軸2Dは、その外周面に中心軸CLの周りに沿う螺旋状の溝2Daが形成され、当該溝2Daにボールナット2Cのボールが転動可能に係合する。従って、ボールネジ軸2Dは、ボールナット2Cの回転駆動によって中心軸CLに沿ってZ方向に移動可能に設けられる。
エンコーダ2Eは、ハウジング2Aの外部に設けられる。エンコーダ2Eは、ハウジング2Aの内部から外部に延びるロータ2Baに接続される。エンコーダ2Eは、モータ2Bの駆動によって中心軸CLの周りに回転するロータ2Baの回転数を検出し出力する。即ち、エンコーダ2Eは、ロータ2Baおよびボールナット2Cの回転数を検出し出力する。上記エンコーダ2Eは、ロータリエンコーダとして構成されるが、その他のエンコーダとして、図には明示しないが、リニアエンコーダを用い、後述の連結部材3Aの移動量を検出して、その移動量とボールネジ軸2Dのリードから回転角度を算出するようにしてもよい。
ガイド部(案内部)3は、図1に示すように、アクチュエータ本体2に取り付けられ、連結部材3Aと、ガイドレール3Bと、第一リニアガイド3Cと、第二リニアガイド3Dと、を含む。
連結部材3Aは、連結部3Aaと、支持部3Abと、を有する。連結部3Aaは、ボールネジ軸2Dにおいてボールナット2C(ハウジング2A)から突出した先端側の一端部に連結される。連結部3Aaは、ボールネジ軸2Dの端部からX方向の一方に延びて形成される。支持部3Abは、連結部3Aaに対して一体に接続され、連結部3AaのX方向に延びた端部から折れ曲がるようにZ方向に延びてハウジング2Aの外部に沿って配置される。従って、連結部材3Aは、ボールネジ軸2Dと共に中心軸CLに沿ってZ方向に移動可能に設けられる。連結部材3Aは、ガイドレール3B、第一リニアガイド3C、第二リニアガイド3Dを介してハウジング2Aに支持される。
ガイドレール3Bは、支持部3Abに固定される。ガイドレール3Bは、支持部3Ab共にZ方向に延びて形成される。ガイドレール3Bは、Z方向に平行して2本設けられ、支持部3Abを間にしてY方向で相反する方向に向けて設けられる。従って、ガイドレール3Bは、連結部材3Aを介してボールネジ軸2Dと共に中心軸CLに沿ってZ方向に移動可能に設けられる。
第一リニアガイド3Cは、固定部材3Eを介してハウジング2Aに固定される。固定部材3Eは、ハウジング2AのX方向の一方側に固定され、X方向に立ち上がる2つの固定片3EaがY方向で対向して配置される。従って、固定部材3Eは、Z方向から視てL字形状の部材と板部材とによってX方向の一方側に開放するように全体としてコ字形状に形成される。また、固定部材3Eは、開放部が塞がれるカバー3Eb(図3から図7参照)が設けられる。第一リニアガイド3Cは、この固定部材3Eの各固定片3Eaの対向面においてY方向で対向して2つ設けられる。各第一リニアガイド3Cは、X方向から視た際に、ボールネジ軸2D(中心軸CL)を基にY方向で対称の位置にある。各第一リニアガイド3Cは、各ガイドレール3Bにそれぞれ係合し、ガイドレール3BをZ方向に移動可能に支持する。従って、第一リニアガイド3Cは、ガイドレール3BのZ方向への移動を案内する。即ち、第一リニアガイド3Cは、ガイドレール3Bおよび連結部材3Aを介してボールネジ軸2DのZ方向への移動を案内する。
第二リニアガイド3Dは、固定部材3Eを介してハウジング2Aに固定される。第二リニアガイド3Dは、第一リニアガイド3Cと同様に構成され、ガイドレール3Bおよび連結部材3Aを介してボールネジ軸2DのZ方向への移動を案内する。
第一リニアガイド3Cおよび第二リニアガイド3Dは、Z方向で並んで固定部材3Eに固定される。第一リニアガイド3Cは、Z方向において、ボールネジ軸2Dがボールナット2C(ハウジング2A)から突出移動する側に配置され、第二リニアガイド3Dは、Z方向において、ボールネジ軸2Dがボールナット2Cに引込移動する側に配置されている。言い換えると、第一リニアガイド3Cは、ハウジング2AのZ方向の一方側に配置され、第二リニアガイド3Dは、ハウジング2AのZ方向の他方側に配置されている。
アクチュエータ1は、上述した構成例について、図3から図7に示すように、振れ測定機構101,102が取り付けられるように構成されている。振れ測定機構101,102は、アクチュエータ1においてボールネジ軸2Dの振れ回りを測定するためのものである。具体的に、振れ測定機構101,102は、ボールナット2Cとロータ2Baとの相対位置について中心軸CLの傾きを測定する。また、振れ測定機構101,102は、ボールナット2Cとハウジング2Aとの相対位置について中心軸CLの平行位置を測定する。ボールナット2Cとロータ2Baとの相対位置での中心軸CLの傾きや、ボールナット2Cとハウジング2Aとの相対位置での中心軸CLの平行位置は、個々のアクチュエータ1において求められる。以下、振れ測定機構101,102の詳細について説明する。
図3は、実施形態のアクチュエータの振れ測定機構の第一構成例を表す斜視図である。図4は、実施形態のアクチュエータの振れ測定機構の第一構成例を表す側面図である。
第一構成例の振れ測定機構101は、上述したアクチュエータ1と、振れ検出器8と、拘束具9と、を含む。
アクチュエータ1は、上述した構成例であり、ロータ2Baの回転角度を検出する回転検出器であるエンコーダ2Eを含む。回転検出器は、実施形態での振れ測定に必要なもので、エンコーダ2Eの他、モータ2Bをステッピングモータなどのパルスモータとすることで振れ測定機構101の構成に含まれる。
振れ検出器8は、ボールネジ軸2Dの軸方向の移動と同期してボールネジ軸2Dの先端のラジアル方向(軸方向の直交方向)の振れ量を検出するものである。振れ検出器8は、第一振れ検出器8Aと、第二振れ検出器8Bと、を含む。
第一振れ検出器8Aは、ボールナット2Cを介してロータ2Baに設けられるボールネジ軸2Dの一端部における振れ量を検出する。具体的に、第一振れ検出器8Aは、電気マイクロメータからなり、差動変圧器が収容された検出器本体8Aaの外側に測定子8Abが延びて設けられる。第一振れ検出器8Aは、測定子8Abがボールネジ軸2Dの一端部に接触され、ボールネジ軸2Dの振れ量を検出する。ボールネジ軸2Dの一端部には、測定部2Dbが形成される。測定部2Dbは、ボールネジ軸2Dと同軸で中心軸CLの廻りの円周状に研磨された測定面2Dbaを有する。第一振れ検出器8Aは、この測定部2Dbの測定面2Dbaに測定子8Abが接触する。
実施形態のアクチュエータ1は、検出対象のボールネジ軸2Dがロータ2Ba(ボールナット2C)に対してZ方向に移動する。そのため、第一振れ検出器8Aは、測定子8Abがボールネジ軸2Dの一端部における所定位置(測定面2Dba)に留まって配置されるように、ボールネジ軸2Dと共にZ方向に移動する必要がある。そこで、第一振れ検出器8Aは、検出器本体8Aaがガイド部3における連結部材3Aに固定される。実施形態では、第一振れ検出器8Aは、検出器本体8Aaが固定アーム10Aを介して連結部材3Aに固定される。固定アーム10Aは、一端部が連結部材3Aに固定され、他端部に検出器本体8Aaが固定される。連結部材3Aは、固定アーム10Aの一端部が固定できるように、ネジが挿入または締め込まれる第一固定孔(第一固定部)3Acが形成される。第一固定孔3Acは、連結部材3Aにおいて連結部3Aaが設けられる支持部3AbのZ方向の一方に延びた端部に、Y方向に貫通して形成される。第一固定孔3Acは、実施形態では、X方向およびZ方向に2個並ぶ計4個形成される。このように、第一振れ検出器8Aは、連結部材3Aの第一固定孔3Acに対して固定アーム10Aを介して検出器本体8Aaが固定されることで、ボールネジ軸2Dと共にZ方向に移動可能に取り付けられ、測定子8Abがボールネジ軸2Dの一端部における所定位置(測定面2Dba)に留まって配置される。なお、図には明示しないが、固定アーム10Aは、途中に継手が設けられて自在に屈曲できるように構成され、継手によって、測定子8Abの配置を適宜調整できる。
第二振れ検出器8Bは、第一振れ検出器8Aが検出するボールネジ軸2Dの位置に対してボールナット2Cを置いたZ方向の反対側となる他端部の振れ量を検出する。具体的に、第二振れ検出器8Bは、電気マイクロメータからなり、差動変圧器が収容された検出器本体8Baの外側に測定子8Bbが延びて設けられる。第二振れ検出器8Bは、測定子8Bbがボールネジ軸2Dの他端部に接触され、ボールネジ軸2Dの振れ量を検出する。ボールネジ軸2Dの他端部には、測定部2Dcが取り付けられる。測定部2Dcは、ボールネジ軸2Dと同軸で中心軸CLの廻りの円周状に研磨された測定面2Dcaを有する。第二振れ検出器8Bは、この測定部2Dcの測定面2Dcaに測定子8Bbが接触する。測定部2Dcは、ボールネジ軸2Dに対して着脱が可能に設けられ、アクチュエータ1の使用時には取り外される。
実施形態のアクチュエータ1は、検出対象のボールネジ軸2Dがロータ2Ba(ボールナット2C)に対してZ方向に移動する。そのため、第二振れ検出器8Bも、第一振れ検出器8Aと同様にボールネジ軸2Dと共にZ方向に移動する必要がある。そこで、第二振れ検出器8Bも、検出器本体8Baがガイド部3における連結部材3Aに固定される。実施形態では、第二振れ検出器8Bは、検出器本体8Baが固定アーム10Bを介して連結部材3Aに固定される。固定アーム10Bは、一端部が連結部材3Aに固定され、他端部に検出器本体8Baが固定される。第二振れ検出器8Bは、第一振れ検出器8Aと同様に、連結部材3Aの第一固定孔3Acに対して固定アーム10Bを介して検出器本体8Baが固定されることで、ボールネジ軸2Dと共にZ方向に移動可能に取り付けられ、測定子8Bbがボールネジ軸2Dの他端部における所定位置(測定面2Dca)に留まって配置される。なお、図には明示しないが、固定アーム10Bは、途中に継手が設けられて自在に屈曲できるように構成され、継手によって、測定子8Bbの配置を適宜調整できる。
このように、実施形態のアクチュエータ1は、ガイド部(案内部)3の連結部材3Aに対し、振れ検出器8が固定される第一固定孔(第一固定部)3Acが設けられる。
拘束具9は、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向(軸方向)の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみを拘束するものである。拘束具9は、ガイド部3に設けられて、ガイド部3とボールネジ軸2Dとの間に介在される。第一構成例において、拘束具9は、X方向から視てY方向の一方に延びつつZ方向に折れ曲がってY方向の他方に折り返し状に延びるコ字形状の延長部9Aを構成する。即ち、延長部9Aは、ガイド部3における連結部材3Aの連結部3Aaを囲むように折り返し状に形成される。拘束具9は、延長部9Aの一端部9Aaがガイド部3における連結部材3Aの連結部3Aaに取り付けられる。連結部3Aaは、延長部9Aの一端部9Aaが取り付けできるように、ネジ11が締め込まれる第二固定孔(第二固定部)3Adが形成される。第二固定孔3Adは、連結部3AaにおいてZ方向に貫通して形成される。第二固定孔3Adは、実施形態では、図4に示すように、ボールネジ軸2Dの先端を間にして中心軸CLを挟んだ対称位置でX方向に2個並んで形成される。第二固定孔3Adは、ネジ11のネジ径4mmに対して例えば+0.2mm程度の孔として形成される。従って、ネジ11は、第二固定孔3Adへの締め込みの途中であっても第二固定孔3Adに固定することができる。このように、拘束具9は、連結部材3Aの連結部3Aaを囲むように折り返し状に形成されるため、連結部材3Aの連結部3Aaに対して一端部9Aaがネジ11によってZ方向(軸方向)に限定的で微小に移動可能に取り付けられる。拘束具9は、延長部9Aの一端部9Aaと他端部9AbとのZ方向の間隔βが、連結部3AaのZ方向の厚さ寸法αよりも大きく形成される。このため、拘束具9は、例えば、連結部3Aaに一端部9Aaが突き当てられると、連結部3Aaと他端部9Abとの間に隙間Sが生じる。そして、拘束具9は、延長部9Aの他端部9Abがボールネジ軸2Dの先端に固定される。即ち、拘束具9は、ネジ11が締め込みの途中で第二固定孔3Adに固定されるため、Z方向への限定的で微小な移動は許容されつつ、2本のネジ11によってガイド部3に対するZ方向(軸方向)の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2D(Z方向(軸方向))まわりの相対回転のみに対する移動が規制される。従って、アクチュエータ1は、拘束具9によってボールネジ軸2DのZ方向(軸方向)およびZ方向(軸方向)の回転成分のみが拘束されることとなる。
図5は、実施形態のアクチュエータの振れ測定機構の第二構成例を表す斜視図である。図6は、実施形態のアクチュエータの振れ測定機構の第二構成例を表す側面図である。図7は、実施形態のアクチュエータの振れ測定機構の第二構成例を表す分解斜視図である。図8は、実施形態のアクチュエータの振れ測定機構の第二構成例を表す部分断面図である。
第二構成例の振れ測定機構102は、上述したアクチュエータ1と、振れ検出器8と、拘束具12と、を含む。
アクチュエータ1は、上述した構成例であり、ロータ2Baの回転角度を検出する回転検出器であるエンコーダ2Eを含む。回転検出器は、実施形態での振れ測定に必要なもので、エンコーダ2Eの他、モータ2Bをステッピングモータなどのパルスモータとすることで振れ測定機構102の構成に含まれる。
振れ検出器8は、ボールネジ軸2Dの軸方向の移動と同期してボールネジ軸2Dの先端のラジアル方向(軸方向の直交方向)の振れ量を検出するものである。振れ検出器8は、第一振れ検出器8Aと、第二振れ検出器8Bと、を含む。第一振れ検出器8A、および第二振れ検出器8Bに係る構成、および振れ検出器8が固定される第一固定孔(第一固定部)3Acの構成は、第一構成例と同様であり、同一の符号を付して説明を省略する。
拘束具12は、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向(軸方向)の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみを拘束するものである。拘束具12は、ガイド部3に設けられて、ガイド部3とボールネジ軸2Dとの間に介在される。第二構成例において、拘束具12は、主延長部12Aと、副延長部12Bと、を有する。主延長部12Aは、Z方向に延びる筒状に形成される。副延長部12Bは、主延長部12Aの筒の内部に遊挿される棒状に形成される。即ち、副延長部12Bは、主延長部12Aに対して空間的に余裕のある状態で挿入される。主延長部12Aと副延長部12Bは、主延長部12Aに副延長部12Bが挿入された状態で、Z方向の互いの一端部12Aa,12Baが、一端部12Baの雄ネジへのナット13の締め込みによって相互に固定されて接合される。また、主延長部12Aは、Z方向の他端部12Abが、ガイド部3における連結部材3Aの連結部3Aaに固定される。主延長部12Aは、他端部12Abが第二固定孔(第二固定部)3Adにネジ11が締め込まれて固定される。また、副延長部12Bは、Z方向の他端部12Bbが、主延長部12Aと副延長部12Bとの接合によって主延長部12Aおよび副延長部12Bが連なる端部を構成する。副延長部12Bは、他端部12Bbに形成された雌ネジ穴によってボールネジ軸2Dの先端に固定される。即ち、拘束具12は、ガイド部3に対して主延長部12Aの他端部12Abが固定され、副延長部12Bの他端部12Bbがボールネジ軸2Dの先端に固定される。副延長部12Bの他端部12Bbは、ボールネジ軸2Dの先端側である一端部に形成された測定部2Dbとの間にスペーサ14を介してボールネジ軸2Dの先端に固定される。なお、ガイド部3は、連結部材3Aの連結部3Aaにおいて、Z方向に貫通孔3Aeが形成される。貫通孔3Aeは、拘束具12の副延長部12Bの他端部12Bbが遊挿される。即ち、副延長部12Bの他端部12Bbは、貫通孔3Aeに対して空間的に余裕のある状態で挿入され、ボールネジ軸2Dの先端に固定される。貫通孔3Aeは、ボールネジ軸2Dの先端側である一端部に形成された測定部2Dbの円周状の径よりも大きい孔径に形成される。
Z方向に移動するボールネジ軸2Dにおいて、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向(軸方向)の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2D(Z方向(軸方向))まわりの相対回転は、副延長部12Bの他端部12Bbに伝わるが、拘束具12は、副延長部12Bが、主延長部12Aに遊挿され、一端部12Baが固定されているため、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転が吸収されて、主延長部12Aの他端部12Abが固定されるガイド部3に伝わることが抑えられる。従って、アクチュエータ1は、拘束具12によってボールネジ軸2Dのガイド部3に対する前記相対移動および前記相対回転のみが拘束され、その他のX方向、Y方向の相対移動およびX方向、Y方向のまわりの相対回転は拘束されないこととなる。
このように構成された振れ測定機構101,102は、図4および図6に示すように、振れ検出器8A,8Bおよびエンコーダ(回転検出器)2Eが計測器21に電気的に接続され、当該計測器21を含む振れ測定装置として構成される。計測器21は、例えば、コンピュータであり、図には明示しないが、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサを含む演算処理装置などにより実現される。計測器21は、振れ検出器8A,8Bによって検出されたボールネジ軸2Dのラジアル方向の振れ量と、エンコーダ2Eによって検出されたボールネジ軸2Dの回転角度から、ボールネジ軸2Dの振れを計測する。以下、振れ測定機構101,102を含む振れ測定装置によるアクチュエータの振れ測定方法の詳細について説明する。
図9は、実施形態のアクチュエータの振れ測定方法を表すフローチャートである。図10は、実施形態のアクチュエータの振れ測定の結果を表す概略図である。図11は、実施形態のアクチュエータの振れ測定の結果を表す概略図である。
振れ測定方法は、図9に示すように、ステップS1において、拘束具9,12によってボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみを拘束してガイド部3に連結する。そして、振れ測定方法は、ステップS2において、ガイド部3に固定した振れ検出器8によってボールネジ軸2DのZ方向に対する振れ量(即ち、ボールネジ軸2Dの軸方向の移動と同期してボールネジ軸2Dの先端のラジアル方向の振れ量)を検出する。また、振れ測定方法は、ステップS3において、ロータ2Baに設けられたエンコーダ2Eによってロータ2Baの回転角度を検出する。そして、振れ測定方法は、ステップS4において、検出された振れ量および回転角度に基づきボールネジ軸2Dの振れを計測器21によって測定し取得する。
図10および図11に示すように、ボールネジ軸2Dが移動する基準となる中心軸CLは、ガイド部3において連結部材3Aがガイドレール3Bおよびリニアガイド3C,3Dを介して移動する基準軸SLと平行になることが、ボールネジ軸2Dの振れ回りがなく好ましい。そして、振れ測定方法において、例えば、図10に示すように、振れ検出器8A,8Bによるボールネジ軸2Dの振れ量の検出結果と、エンコーダ2Eによるロータ2Baの回転角度の検出結果から、中心軸CLに対して、異なる回転角度でボールネジ軸2Dの振れ量が大きくなる場合、計測器21は、ボールナット2Cを含みボールネジ軸2Dがロータ2Baに対してどの回転角度の位置でどのくらい傾いて振れているかを測定し、取得する。また、振れ測定方法において、例えば、図11に示すように、振れ検出器8A,8Bによるボールネジ軸2Dの振れ量の検出結果と、エンコーダ2Eによるロータ2Baの回転角度の検出結果から、中心軸CLに対して、同じ回転角度でボールネジ軸2Dの振れ量が大きくなる場合、計測器21は、ボールナット2Cを含みボールネジ軸2Dがロータ2Baに対してどの回転角度の位置でどのくらい偏心して振れているかを測定し、取得する。このように、実施形態の振れ測定装置は、ボールネジ軸2Dの傾きおよび偏心の振れを計測する。
実施形態のアクチュエータ1は、上述したように、ハウジング2Aと、ハウジング2Aに対して中心軸CLの周りに回転可能に設けられるロータ2Baと、ロータ2Baの中空部2Baaに固定されるボールナット2Cと、Z方向(軸方向)に延びてボールナット2Cに挿通係合されてボールナット2Cの回転に伴いZ方向に移動可能に設けられるボールネジ軸2Dと、ハウジング2Aに設けられてZ方向に沿う移動を案内され、かつボールネジ軸2Dの先端が取り付けられるガイド部(案内部)3と、ガイド部3に設けられてボールネジ軸2Dの軸方向の移動と同期してボールネジ軸2Dの先端のラジアル方向の振れ量を検出する振れ検出器8が固定される第一固定部3Acと、ガイド部3に設けられて、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみを拘束する拘束具9,12が固定される第二固定部3Adと、を含む。
ここで、ロータ2Baの中空部2Baaにボールナット2Cが固定される中空モータを有してボールナット2Cにボールネジ軸2Dが挿通係合されるナット回転式のアクチュエータ1において、ボールネジ軸2Dが中空モータ内に収納されるため、ボールネジ軸2Dの振れ測定が難しい。しかも、ボールナット2Cを回転させる構成の場合、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみを固定する必要があり、ボールネジ軸2Dが動作し得る6自由度のうち前記相対移動および前記相対回転の2自由度のみを拘束するのは非常に困難である。
従って、実施形態のアクチュエータ1によれば、ガイド部3に対し、ボールネジ軸2Dの軸方向の移動と同期してボールネジ軸2Dの先端のラジアル方向の振れ量を検出する振れ検出器8が固定される第一固定部3Acを設け、ボールネジ軸2Dと共に振れ検出器8を移動可能に固定できるように構成される。この構成により、実施形態のアクチュエータ1は、第一固定部3Acによって、ハウジング2Aに対してZ方向に沿う移動を案内するようにボールネジ軸2Dの先端が取り付けられるガイド部3を基準にしてボールネジ軸2Dと共に振れ検出器8を移動可能に固定できるため、ボールネジ軸2Dの平行移動の基準を持つことができ、かつボールネジ軸2Dが移動している座標上で振れを検出できる。しかも、実施形態のアクチュエータ1によれば、ガイド部3に対し、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみを拘束する拘束具9,12が固定される第二固定部3Adを設け、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対する前記相対移動および前記相対回転がガイド部3に伝わらないように構成される。この構成により、実施形態のアクチュエータ1は、第二固定部3Adによって、ボールネジ軸2Dの先端からガイド部3に伝わる前記相対移動および前記相対回転のみを拘束するように拘束具9,12を固定できる機能を持つことができる。この結果、実施形態のアクチュエータ1は、ナット回転式において、ボールネジ軸2Dの振れ回りを精度よく測定することができる。
また、実施形態のアクチュエータ1では、第一固定部3Acは、少なくとも2個所に配置される第一固定孔からなる。
1箇所の固定孔の場合、振れ測定器8が当該固定孔を中心に動いてしまい精度よく測定できないおそれがある。従って、実施形態のアクチュエータ1によれば、振れ測定器8を固定するための少なくとも2個所の第一固定孔により、振れ測定器8を確実に固定でき、精度よく測定できる。
また、実施形態のアクチュエータ1では、第二固定部3Adは、ボールネジ軸2Dの先端を間にして少なくとも2個所に配置される第二固定孔からなる。
1箇所の固定孔の場合、拘束具9,12が当該固定孔を中心に振れ回ることによってボールネジ軸2Dにトルクがかかってしまい精度良く測定ができないおそれがある。従って、実施形態のアクチュエータ1によれば、拘束具9,12が取り付けられるように、ボールネジ軸2Dの先端を間にした少なくとも2個所の第二固定孔により、拘束具9,12を確実に固定でき、精度よく測定できる。
また、実施形態のアクチュエータ1では、ボールネジ軸2Dに設けられてボールネジ軸2Dと同軸に形成された円周状の測定面2Dba,2Dcaを有する測定部2Db,2Dcをさらに含む。
従って、実施形態のアクチュエータ1によれば、測定部2Db,2Dcによって振れ検出器8をボールネジ軸2Dに接触させる基準を持つことができる。
また、実施形態のアクチュエータ1では、ガイド部3に設けられてボールネジ軸2Dが遊挿される貫通孔3Aeをさらに含む。
従って、実施形態のアクチュエータ1によれば、貫通孔3Aeによって、ガイド部3に固定した拘束具12とボールネジ軸2Dとの接合において、ボールネジ軸2Dとガイド部3との干渉を防ぎ、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみがガイド部3に伝わらない機能を持つことができる。
実施形態のアクチュエータ1の振れ測定機構101,102は、ハウジング2Aと、ガイド部3に固定されてボールネジ軸2Dの軸方向の移動と同期してボールネジ軸2Dの先端のラジアル方向の振れ量を検出する振れ検出器8と、ロータ2Baに設けられてロータ2Baの回転角度を検出するエンコーダ(回転検出器)2Eと、ガイド部3に取り付けられて、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみを拘束する拘束具9,12と、を含む。
実施形態のアクチュエータ1の振れ測定機構101,102によれば、ハウジング2Aに対してZ方向に沿う移動を案内するようにボールネジ軸2Dの先端が取り付けられるガイド部3を基準にしてボールネジ軸2Dと共に振れ検出器8を移動可能に構成したことにより、ボールネジ軸2Dの平行移動の基準を持ち、かつボールネジ軸2Dが移動している座標上で振れ量を検出できる。しかも、実施形態のアクチュエータ1の振れ測定機構101,102によれば、振れ検出器8によるボールネジ軸2Dの振れ量の検出と共に、エンコーダ2Eによって、ロータ2Baの回転角度を検出することで、ロータ2Baの回転角度とボールネジ軸2Dの振れ量とを紐付けて計測できる。しかも、実施形態のアクチュエータ1の振れ測定機構101,102によれば、拘束具9,12によってボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみを拘束することで、正確なボールネジ軸2Dの振れを計測できる。この結果、実施形態のアクチュエータ1の振れ測定機構101,102は、ナット回転式のアクチュエータ1において、ボールネジ軸2Dの振れ回りを精度よく測定することができる。
また、実施形態のアクチュエータ1の振れ測定機構101では、拘束具9は、ガイド部3の連結部3Aaを囲むように折り返し状に形成された延長部9Aを有し、延長部9Aの一端部9Aaとしてガイド部3の連結部3Aaに対してZ方向(軸方向)にのみ移動可能に取り付けられ、延長部9Aの他端部9Abがガイド部3の連結部3Aaから離隔するように設けられてボールネジ軸2Dの先端に固定される。
ここで、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみの拘束の際、振れの測定箇所に近い位置で拘束してしまうと、測定しようとしている振れも少なからず拘束してしまうため、測定値が本来の振れの値より小さくなって正確な値を計測できない。
従って、実施形態のアクチュエータ1の振れ測定機構101によれば、拘束具9によって、ボールネジ軸2DがZ方向(軸方向)への移動のみ許容されるため、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみを拘束でき、正確な値を計測できる。
また、実施形態のアクチュエータ1の振れ測定機構102では、拘束具12は、筒状の主延長部12Aと、主延長部12Aの内部に遊挿される棒状の副延長部12Bと、を有し、主延長部12Aの一端部12Aaと主延長部12Aの内部に挿入された副延長部12Bの一端部12Baとが相互に固定され、主延長部12Aの他端部12Abがガイド部3の連結部3Aaに固定され、副延長部12Bの他端部12Bbがボールネジ軸2Dの先端に固定され、ガイド部3は、副延長部12Bの他端部12Bbが遊挿される貫通孔3Aeを有する。
従って、実施形態のアクチュエータ1の振れ測定機構102によれば、拘束具12によって、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転は、副延長部12Bの他端部12Bbに伝わるが、副延長部12Bが、主延長部12Aに遊挿され、一端部12Baが固定されているため、ボールネジ軸2Dのガイド部3に対する前記相対移動および前記相対回転のみが吸収されて、拘束される。この結果、実施形態のアクチュエータ1の振れ測定機構102は、正確な値を計測できる。しかも、実施形態のアクチュエータ1の振れ測定機構102によれば、ガイド部3に副延長部12Bの他端部12Bbが遊挿される貫通孔3Aeを設けることで、ボールネジ軸2Dの振れの測定箇所からより遠い位置でボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみを拘束し、その他のX方向、Y方向の相対移動およびX方向、Y方向のまわりの相対回転は拘束されない構成を実現できる。
実施形態のアクチュエータ1の振れ測定方法は、ハウジング2Aと、ハウジング2Aに対して中心軸CLの周りに回転可能に設けられるロータ2Baと、ロータ2Baの中空部2Baaに固定されるボールナット2Cと、Z方向(軸方向)に延びてボールナット2Cに挿通係合されてボールナット2Cの回転に伴いZ方向に移動可能に設けられるボールネジ軸2Dと、ハウジング2Aに設けられてZ方向に沿う移動を案内され、かつボールネジ軸2Dの先端が取り付けられるガイド部(案内部)3と、を備えるアクチュエータ1に適用され、拘束具9,12によってボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみを拘束してガイド部3に連結する工程と、ガイド部3に固定した振れ検出器8によってボールネジ軸2Dの軸方向の移動と同期してボールネジ軸2Dの先端のラジアル方向の振れ量を検出する工程と、ロータ2Baに設けられたエンコーダ(回転検出器)2Eによってロータ2Baの回転角度を検出する工程と、検出した振れ量および回転角度に基づきボールネジ軸2Dの振れを取得する工程と、を含む。
従って、実施形態のアクチュエータ1の振れ測定方法によれば、拘束具9,12によってボールネジ軸2Dのガイド部3に対するZ方向の相対移動およびボールネジ軸2Dのガイド部3に対するボールネジ軸2Dまわりの相対回転のみを拘束してガイド部3に伝わらないようにし、そのうえで、ガイド部3に固定した振れ検出器8によるボールネジ軸2Dの先端のラジアル方向の振れ量の検出と、ロータ2Baに設けられたエンコーダ2Eによるロータ2Baの回転角度の検出とを行い、これら振れ量および回転角度に基づきボールネジ軸2Dの振れを取得している。この結果、実施形態のアクチュエータ1の振れ測定方法は、ナット回転式のアクチュエータ1において、ボールネジ軸2Dの振れ回りを精度よく測定することができる。
1 アクチュエータ
2A ハウジング
2Ba ロータ
2Baa 中空部
2E エンコーダ(回転検出器)
2C ボールナット
2D ボールネジ軸
2Db 測定部
2Dba 測定面
3 ガイド部(案内部)
3Ac 第一固定部(第一固定孔)
3Ad 第二固定部(第二固定孔)
3Ae 貫通孔
8(8A,8B) 振れ検出器
9 拘束具
9A 延長部
9Aa 一端部
9Ab 他端部
12 拘束具
12A 主延長部
12Aa 一端部
12Ab 他端部
12B 副延長部
12Ba 一端部
12Bb 他端部
21 計測器
101,102 振れ測定機構

Claims (9)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに対して中心軸の周りに回転可能に設けられるロータと、
    前記ロータの中空部に固定されるボールナットと、
    軸方向に延びて前記ボールナットに挿通係合されて前記ボールナットの回転に伴い前記軸方向に移動可能に設けられるボールネジ軸と、
    前記ハウジングに設けられて前記軸方向に沿う移動を案内され、かつ前記ボールネジ軸の先端が取り付けられる案内部と、
    前記案内部に設けられて前記ボールネジ軸の前記軸方向の移動と同期して前記ボールネジ軸の先端のラジアル方向の振れ量を検出する振れ検出器が固定される第一固定部と、
    前記案内部に設けられて、前記ボールネジ軸の前記案内部に対する前記軸方向の相対移動および前記ボールネジ軸の前記案内部に対する前記ボールネジ軸まわりの相対回転のみを拘束する拘束具が固定される第二固定部と、
    を含む、アクチュエータ。
  2. 前記第一固定部は、少なくとも2個所に配置される第一固定孔からなる、請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記第二固定部は、前記ボールネジ軸の先端を間にして少なくとも2個所に配置される第二固定孔からなる、請求項1に記載のアクチュエータ。
  4. 前記ボールネジ軸に設けられて前記ボールネジ軸と同軸に形成された円周状の測定面を有する測定部をさらに含む、請求項1に記載のアクチュエータ。
  5. 前記案内部に設けられて前記ボールネジ軸が遊挿される貫通孔をさらに含む、請求項1に記載のアクチュエータ。
  6. ハウジングと、
    前記ハウジングに対して中心軸の周りに回転可能に設けられるロータと、
    前記ロータの中空部に固定されるボールナットと、
    軸方向に延びて前記ボールナットに挿通係合されて前記ボールナットの回転に伴い前記軸方向に移動可能に設けられるボールネジ軸と、
    前記ハウジングに設けられて前記軸方向に沿う移動を案内され、かつ前記ボールネジ軸の先端が取り付けられる案内部と、
    を備えるアクチュエータの振れ測定機構であって、
    前記案内部に固定されて前記ボールネジ軸の前記軸方向の移動と同期して前記ボールネジ軸の先端のラジアル方向の振れ量を検出する振れ検出器と、
    前記ロータに設けられて前記ロータの回転角度を検出する回転検出器と、
    前記案内部に取り付けられて、前記ボールネジ軸の前記案内部に対する前記軸方向の相対移動および前記ボールネジ軸の前記案内部に対する前記ボールネジ軸まわりの相対回転のみを拘束する拘束具と、
    を含む、アクチュエータの振れ測定機構。
  7. 前記拘束具は、
    前記案内部を囲むように折り返し状に形成された延長部を有し、
    前記延長部の一端部が前記案内部に対して前記軸方向にのみ移動可能に取り付けられ、前記延長部の他端部が前記案内部から離隔するように設けられて前記ボールネジ軸の先端に固定される、
    請求項6に記載のアクチュエータの振れ測定機構。
  8. 前記拘束具は、
    筒状の主延長部と、
    前記主延長部の内部に遊挿される棒状の副延長部と、
    を有し、
    前記主延長部の一端部と当該主延長部の内部に挿入された前記副延長部の一端部とが相互に固定され、前記主延長部の他端部が前記案内部に固定され、前記副延長部の他端部が前記ボールネジ軸の先端に固定され、
    前記案内部は、
    前記副延長部の他端部が遊挿される貫通孔を有する、
    請求項6に記載のアクチュエータの振れ測定機構。
  9. ハウジングと、
    前記ハウジングに対して中心軸の周りに回転可能に設けられるロータと、
    前記ロータの中空部に固定されるボールナットと、
    軸方向に延びて前記ボールナットに挿通係合されて前記ボールナットの回転に伴い前記軸方向に移動可能に設けられるボールネジ軸と、
    前記ハウジングに設けられて前記軸方向に沿う移動を案内され、かつ前記ボールネジ軸の先端が取り付けられる案内部と、
    を備えるアクチュエータの振れ測定方法であって、
    拘束具によって前記ボールネジ軸の前記案内部に対する前記軸方向の相対移動および前記ボールネジ軸の前記案内部に対する前記ボールネジ軸まわりの相対回転のみを拘束して前記案内部に連結する工程と、
    前記案内部に固定した振れ検出器によって前記ボールネジ軸の前記軸方向の移動と同期して前記ボールネジ軸の先端のラジアル方向の振れ量を検出する工程と、
    前記ロータに設けられた回転検出器によって前記ロータの回転角度を検出する工程と、
    検出した振れ量および回転角度に基づき前記ボールネジ軸の振れを取得する工程と、
    を含む、アクチュエータの振れ測定方法。
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