JP2024052184A - ヒートポンプ装置 - Google Patents

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平 丸岡
陽平 松波
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    • F24F1/06Separate outdoor units, e.g. outdoor unit to be linked to a separate room comprising a compressor and a heat exchanger
    • F24F1/20Electric components for separate outdoor units
    • F24F1/24Cooling of electric components

Abstract

Figure 2024052184000001
【課題】電装箱を効率的に冷却しつつ、電装箱をコンパクトに配置できるヒートポンプ装置を提供する。
【解決手段】本開示におけるヒートポンプ装置は、前方に向けて空気を流す送風装置と、前記送風装置の後方に配置される熱源側熱交換器と、前記送風装置および前記熱源側熱交換器を収容する送風機室と、機械室と前記送風機室とを仕切る仕切板と、前記送風装置よりも上方において、前記送風機室と前記機械室とに跨って略水平に配置される電装箱と、を備え、前記電装箱は、前記送風機室の内部において、電装箱支持部および前記仕切板によって支持され、前記電装箱支持部は、前記電装箱の上面より上方に位置する通気路を備えている。
【選択図】図6

Description

本開示はヒートポンプ装置に関する。
特許文献1は、インバータ基板と、インバータ基板を冷却するためのヒートシンクとを有する室外機を開示する。この室外機は、インバータ基板およびヒートシンクの上端が下端よりも背面側になるよう、前後に傾斜して支持することで、送風機による前方への空気の流れにより、インバータ基板を効率的に冷却する。
特許文献2は、地球温暖化係数が低い冷媒を用いる室外機を開示する。この室外機は、消費電力が250W以下の電熱装置を備えるため、ドレン水の凍結を抑制するとともに、電熱装置が発火源となることを抑制できる。
国際公開第2013/005810
特開2015-055455号公報
本開示は、電装箱を効率的に冷却しつつ、電装箱をコンパクトに配置できるヒートポンプ装置を提供することを目的とする。
本開示におけるヒートポンプ装置は、前方に向けて空気を流す送風装置と、前記送風装置の後方に配置される熱源側熱交換器と、前記送風装置および前記熱源側熱交換器を収容する送風機室と、機械室と前記送風機室とを仕切る仕切板と、前記送風装置よりも上方において、前記送風機室と前記機械室とに跨って略水平に配置される電装箱と、を備え、前記電装箱は、前記送風機室の内部において、電装箱支持部および前記仕切板によって支持され、前記電装箱支持部は、前記電装箱の上面より上方に位置する通気路を備えている。
本開示におけるヒートポンプ装置は、略水平に配置される電装箱の上下両面を、送風装置による空気の流れによって冷却できる。そのため、電装箱を効率的に冷却しつつ、コンパクトに配置できる。
実施の形態1のヒートポンプ装置の斜視図 実施の形態1のヒートポンプ装置の内部構造を示す斜視図 実施の形態1の冷媒回路を示す回路図 実施の形態1の電装箱およびファン支持フレームの斜視図 実施の形態1のファン支持フレームおよび電装箱支持板の斜視図 実施の形態1の電装箱支持板の斜視図 実施の形態1のヒートポンプ装置の断面視図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、室外機のインバータ基板を斜めに傾けて配置し、送風機によって生じる空気の流れにより、インバータ基板を効率的に冷却する技術があった。
また、室外機の冷媒として、地球温暖化係数(GWP)が低い、環境に優しい冷媒を使用する技術が提案されていた。
しかしながら、冷媒におけるGWPの低さは、総じて高い反応性とのトレードオフであり、GWPが小さい冷媒は燃焼性が高い。そのため、冷媒の漏洩時における電装箱に対する冷媒の侵入を抑制する必要があるが、電装箱を密閉することによって冷媒の侵入を抑制する場合、電装箱内の温度上昇が懸念される。電装箱内の温度上昇対策として電装箱の熱容量を増やす場合、電装箱が大型化しやすく、電装箱を仕切板のみで支えることが難しくなる。さらに、電装箱の大型化により、電装箱を斜めに配置して冷却面を確保しようとすると、電装箱の設置スペースが大きくなりすぎ、室外機の外寸の大型化につながると言う課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで本開示は、電装箱を効率的に冷却しつつ、電装箱をコンパクトに配置できる室外機を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図面を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.ヒートポンプ装置の構成]
図1は、実施の形態1に係るヒートポンプ装置1の斜視図である。図2は、実施の形態1に係るヒートポンプ装置1の前面パネル16を取り外した状態を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、ヒートポンプ装置1は、箱状の筐体10を備えている。本実施の形態では、筐体10の各部は、いずれも鋼板によって形成される。
筐体10の内部には、上下方向に延在する仕切板11が設けられている。仕切板11によって、筐体10の内部空間は、送風機室12と、機械室13とに仕切られている。
筐体10は、筐体10の底面を形成する底板14と、筐体10の機械室13を前後から覆う一対の側面パネル15と、送風機室12の前面を覆う前面パネル16と、筐体10の上面を覆う天板17と、を備えている。
前面パネル16には、メッシュ状に形成され空気が通る通風部18が設けられている。
送風機室12には、熱源側熱交換器20と、送風装置21とが設けられている。
本実施形態の熱源側熱交換器20は、筐体10の高さ方向に沿ってほぼ目一杯に延在しており、筐体10の背面10Aと、側面10Bと、に対向するように、筐体10の平面視で略L字状に形成されている。熱源側熱交換器20のうち、側面10Bに沿う部分は、側面10B側から格子状のガード19によって覆われる。
熱源側熱交換器20は、例えば、フィンチューブ式の熱交換器が用いられる。
送風装置21は、例えば、プロペラ状の羽根車を備える軸流ファンが用いられる。送風装置21は、軸流方向が通風部18に向かうように配置される。
機械室13の内部には、圧縮機22、水熱交換器(熱媒体熱交換器)23、膨張装置24(図3参照)等の冷媒回路を形成する各種の機器や、これらを互いに接続する冷媒配管25が収容されている。
水熱交換器23は、例えば、プレート熱交換器が用いられる。
仕切板11の上部には、切欠き部26が形成されており、この切欠き部26には、電装箱30が設置されている。電装箱30は、送風機室12と機械室13とに跨って、略水平に配置されている。電装箱30が略水平に配置されるとは、具体的には、電装箱30の上面と下面とがそれぞれ略水平に配置されることである。
電装箱30は、図示しない制御基板を格納する箱であり、送風装置21よりも上方に設けられる。電装箱30は、上方に開口する箱型の電装箱本体32と、電装箱本体32の開口を塞ぐ蓋部材33と、を有する。本実施形態の電装箱本体32は板金によって形成され、蓋部材33は樹脂によって形成される。本実施形態において、電装箱本体32と蓋部材33との間には図示しないシール材が配置され、電装箱本体32と蓋部材33との間の気密性が高められている。これにより、冷媒回路から冷媒が漏洩した場合に、電装箱30の内部に対して冷媒が侵入しにくくなる。
本実施形態の電装箱30は気密性が高められているため、制御基板において生じた熱を逃がしにくい。このため、電装箱30の温度上昇を抑制するため、本実施形態の電装箱30は制御基板を格納するために必要な寸法よりも大型とされ、熱容量が高められている。
また、電装箱30は、第1放熱フィン41と、第2放熱フィン42と、を有する。第1放熱フィン41は、制御基板に対して取り付けられたフィンであり、電装箱本体32を下方に貫通して電装箱30の外部に露出している。第2放熱フィン42は、電装箱本体32の外面の下端に取り付けられるフィンであり、下方に延びる。第1放熱フィン41および第2放熱フィン42は、それぞれ送風装置21が設けられる下方に延びており、送風装置21によって前方に送り出される空気に対して放熱する。
さらに、電装箱30の上面は、熱源側熱交換器20の上端よりも下方に位置する。これにより、天板17と電装箱30の上面との間には空間Sが形成される。後述するように、ヒートポンプ装置1は、空間Sに対して空気を流すことにより、電装箱30の上面を冷却する。
[1-1-2.冷媒回路の構成]
図3は、実施の形態1に係る冷媒回路を示す回路図である。
図3に示すように、圧縮機22、四方弁27、水熱交換器23、膨張装置24および熱源側熱交換器20は、所定の冷媒配管25を介して環状に接続され、冷媒回路を構成している。
水熱交換器23には、所定の給水配管28が接続されており、水熱交換器23において、冷媒回路を循環する冷媒と熱交換が行われる。
圧縮機22で圧縮されて高温高圧となった冷媒は、図4に実線矢印で示すように流れ、水熱交換器23に送られ、水熱交換器23により給水配管28を流れる水と熱交換して冷却され凝縮する。水は、冷媒の熱を受けて温水となって、例えば、利用側機器(不図示)に供給される。
水熱交換器23から排出された冷媒は、膨張装置24で減圧されて蒸発し、熱源側熱交換器20で熱交換され、ガス冷媒となって再び圧縮機22に戻される。
また、四方弁27を切り替えることにより、図3に破線矢印で示すように、冷媒が流れ、熱源側熱交換器20で外気と熱交換し、膨張装置24で減圧された後、水熱交換器23に送られることで、給水配管28を流れる水を冷却することができるように構成されている。冷水は、利用側機器(不図示)に供給される。
ここで、本実施の形態においては、冷媒として可燃性冷媒が用いられる。可燃性冷媒は、R32若しくはR32を70重量パーセント以上含む混合冷媒、またはプロパン若しくはプロパンを含む混合冷媒である。
なお、冷媒として可燃性冷媒ではなく、不燃性冷媒を用いてもよい。
[1-1-3.ファン支持フレームの構成]
図4は、電装箱30およびファン支持フレーム70の斜視図である。図5は、ファン支持フレーム70および電装箱支持板80の斜視図である。
図4および図5に示すように、ファン支持フレーム70は、送風装置21を固定するフレームである。ファン支持フレーム70は、上下に延びるフレーム本体71と、底板14に固定される固定板73と、送風装置21を支持する送風装置支持板75と、を有する。
フレーム本体71は、上下方向に延びる一対の柱状部材71aによって構成される。柱状部材71aは、曲げ形成され、角張ったU字形状の断面を有する板金である。一対の柱状部材71aは、固定板73、送風装置支持板75、および電装箱支持板80を介して、左右方向に並べられた状態で互いに連結される。
固定板73は、ファン支持フレーム70において、底板14に対してビス止めによって固定される部分である。固定板73は、曲げ形成された板金であり、底板14に対してビス止めされる底面73aと、底面73aの後方から立ち上がる背面部73bと、底面73aの左右方向両端から立ち上がる一対の側面部73cと、を有する。背面部73bは、一対の柱状部材71aそれぞれの下端に対して後方からビス止めされる。一対の側面部73cは、一対の柱状部材71aそれぞれの下端に対して左右方向外側からビス止めされる。これにより、一対の柱状部材71aは、固定板73を介してそれぞれ底板14に対して固定される。
送風装置支持板75は、曲げ形成された板金であり、送風装置21を支持する孔75aと、フレーム本体71に固定される一対の固定部75bと、を有する。孔75aは、送風装置支持板75を前後方向に貫通する孔である。送風装置支持板75は、孔75aに嵌め込まれた送風装置21のモーター21aを支持し、モーター21aの出力軸21bを前方に向ける。これにより、送風装置21は、後方から前方に向けて空気を流す向きに配置される。一対の固定部75bは、送風装置支持板75の左右方向両端において、後方に曲げられたのちに左右方向外側に曲げられ、断面形状がL字状に形成された部分である。一対の固定部75bは、一対の柱状部材71aの上下方向中央付近に対して前方からそれぞれビス止めされる。これにより、送風装置支持板75は、フレーム本体71に対して固定されるとともに、一対の柱状部材71aどうしを連結する。
[1-4.電装箱支持板の構成]
上述したように、本実施形態の電装箱30は熱容量を高めるために大型化されている。このため、電装箱30は仕切板11に加え、電装箱支持板80によっても支持される。
図6は、電装箱支持板80の斜視図である。ファン支持フレーム70の上端は、電装箱30を支持する電装箱支持板(電装箱支持部)80に固定される。電装箱支持板80は、曲げ形成された板金であり、電装箱30を下方から支持する。電装箱支持板80は、電装箱30を支持する支持部本体81と、前面パネル16に固定される第1固定部83と、熱源側熱交換器20に係止される係止部85と、フレーム本体71に固定される第2固定部87と、を有する。
支持部本体81は、板金が角張ったU字状に折り曲げられて形成された部分であり、電装箱30に対し下方から接する底面部81aと、電装箱30を前方から覆う前面部81bと、電装箱30を後方から覆う背面部81cと、を有する。支持部本体81は、底面部81a、前面部81b、および背面部81cによって形成される凹部に嵌め込まれる電装箱30を支持する。底面部81aは、水平に配置された板状部分であり、剛性を高めるためのエンボス加工が施されている。底面部81aの前後方向の幅は、電装箱30の前後方向の寸法と略同等である。前面部81bは、底面部81aの前端から略垂直に立ち上がる板状部分である。背面部81cは、底面部81aの後端から略垂直に立ち上がる板状部分であり、中央には前後方向に貫通する孔81dが形成される。前面部81bおよび背面部81cの上下方向の幅は、電装箱30の上下方向の幅と略同等である。
第1固定部83は、支持部本体81の前面部81bの上端から前方に折り曲げられ、さらに上方に折り曲げられて形成された、断面形状がL字形状の部分である。第1固定部83は、前面パネル16に対してビス止めされる。
係止部85は、支持部本体81の背面部81cの上端から、順に、後方、上方、後方、下方に折り曲げて形成された部分である。係止部85は、熱源側熱交換器20を上方から覆う天面部85aと、熱源側熱交換器20を前方から覆う前面部85bと、熱源側熱交換器20を後方から覆う背面部85cと、を有する。天面部85aは、水平に配置される板状部分である。前面部85bは、天面部85aの前端から略垂直下方に折れ曲がる。背面部85cは、天面部85aの後端から略垂直下方に折れ曲がる。
また、天面部85aには、前後方向に並んだ一対の折り込み部85dが形成されている。折り込み部85dは、天面部85aから下方に突出する略U字形状の突起である。折り込み部85dは、天面部85aに対して略U字形状の切り込みが入れられ、切り込みの内側が下方に折り込まれることによって形成される。前後一対の折り込み部85dの間には、熱源側熱交換器20のうち、背面10Aに沿った部分の前後方向における幅と略同等の間隔が設けられる。そのため、前後一対の折り込み部85dは、熱源側熱交換器20を前後に挟み込む。係止部85は、天面部85aと、前後一対の折り込み部85dと、によって形成される凹部の内側に、熱源側熱交換器20の上端が挿入されることにより、熱源側熱交換器20に対して引っ掛かる。また、係止部85は、天面部85aと、前後一対の折り込み部85dとにより、熱源側熱交換器20を固定する。
前面部85bには、前後方向に貫通する開口(通気路)85eが左右方向に二つ並べて形成される。本実施の形態においては、開口(通気路)85eは楕円形状であるが、これに限られない。開口85eは、熱源側熱交換器20の上端よりも下方に位置し、電装箱30上面よりも上方に位置する。そのため、開口85eは、熱源側熱交換器20の前面と、電装箱30の上方の空間Sと、を前後に連通する。
第2固定部87は、一対の柱状部材71aに対してそれぞれ固定される部分である。第2固定部87は、支持部本体81の底面部81aから下方に折り曲げて形成され、一対の柱状部材71aの上端に対して前方および左右方向外側からビス止めされる。これにより、電装箱支持板80は、ファン支持フレーム70を介して底板14に連結される。
電装箱支持板80は、第1固定部83が前面パネル16にビス止めされ、係止部85が熱源側熱交換器20に引っ掛かり、第2固定部87がファン支持フレーム70を介して底板14に連結されることで、筐体10に対して強固に固定される。このため、電装箱支持板80は、支持部本体81によって電装箱30を安定して支持できる。
[1-2.動作]
次に、以上のように構成されたヒートポンプ装置1について、その動作を説明する。
ヒートポンプ装置1を駆動すると、圧縮機22、送風装置21が動作されるとともに、軸流ファンも動作が開始される。
これにより、温水を利用する場合には、圧縮機22で圧縮されて高温高圧となった冷媒は、図4に実線矢印で示すように流れ、水熱交換器23に送られ、水熱交換器23により給水配管28を流れる水と熱交換して冷却され、水は、冷媒の熱を受けて温水となって所定の箇所に供給される。
水熱交換器23から排出された冷媒は、膨張装置24で減圧されて熱源側熱交換器20で熱交換され、ガス冷媒となって再び圧縮機22に戻される。
また、冷水を利用する場合には、四方弁27を切り替えることにより、図4に破線矢印で示すように、冷媒が流れ、熱源側熱交換器20で外気と熱交換し、膨張装置24で減圧された後、水熱交換器23に送られることで、給水配管28を流れる水を冷却する。
これらの動作中に、送風装置21が動作されることで、送風機室12に位置する電装箱30に対して空気が流れる。これにより、電装箱30の下面から下方に突出する第1放熱フィン41および第2放熱フィン42は、流れる空気に対して放熱でき、電装箱30は効果的に冷却される。
図7は、ヒートポンプ装置1の断面視図であり、開口85eを水平に切断する断面を上方から視た状態を示す。図7の仮想線の矢印は、空気の流れを模式的に示している。上述したように、筐体10の天板17の下面と、電装箱30の蓋部材33の上面との間には、通風可能な空間Sが形成されている。そのため、図7に示すように、送風装置21の動作によって蓋部材33の上面にも空気が流れる。
上述したように、本実施形態における電装箱支持板80は、熱源側熱交換器20と電装箱30の上方の空間Sとを連通する開口85eを有する。このため、図7に示すように、熱源側熱交換器20を通過した空気が、開口85eを介して蓋部材33の上面に流れる。これにより、電装箱30をより効率的に冷却することが可能となる。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、ヒートポンプ装置1は、前方に向けて空気を流す送風装置21と、送風装置21の後方に配置される熱源側熱交換器20と、送風装置21および熱源側熱交換器20を収容する送風機室12と、機械室13と送風機室12とを仕切る仕切板11と、送風装置21よりも上方において、送風機室12と機械室13とに跨って略水平に配置される電装箱30と、を備え、電装箱30は、送風機室12の内部において、電装箱支持板80および仕切板11によって支持され、電装箱支持板80は、電装箱30の上面より上方に位置する開口85eを備えている。
これにより、電装箱30の上方に対して開口85eを介して空気が流れるので、略水平に配置した電装箱30の上下に空気を流すことができる。このため、電装箱30をコンパクトに配置しつつ、電装箱30を効率的に冷却することができる。
本実施形態のように、電装箱支持板80は、熱源側熱交換器20の上端に係止される係止部85を備え、開口85eは、熱源側熱交換器20と、電装箱30の上方の空間Sと、を連通する構成としてもよい。
これにより、熱源側熱交換器20を流れた空気を、電装箱30の上下に流すことができる。また、熱源側熱交換器20によって電装箱30の重量を支えることができる。このため、電装箱30をコンパクトに配置しつつ、電装箱30を効率的に冷却することができる。
本実施形態のように、ヒートポンプ装置1は、送風装置21を支持するファン支持フレーム70を有し、ファン支持フレーム70は、筐体10と電装箱支持板80とに対して固定される構成としてもよい。
これにより、送風装置21の支持のために必要なファン支持フレーム70を、電装箱支持板80によって固定できる。また、ファン支持フレーム70により、電装箱支持板80にかかる電装箱30の重量を支えることができる。特に、本実施形態において、ファン支持フレーム70は、電装箱支持板80から下方に延び、電装箱支持板80と筐体10の底板14とに固定される。そのため、本実施形態において、ファン支持フレーム70はより効果的に電装箱30の重量を支えることができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、一つの送風装置21を有するヒートポンプ装置1を説明したが、これは一例である。例えば、ヒートポンプ装置1は、二つ以上の送風装置21を有してもよく、ファン支持フレーム70は、二つ以上の送風装置21を支持してもよい。
実施の形態1では、通気路の一例として開口85eを説明したが、これは一例である。通気路は、熱源側熱交換器20と電装箱30の上方の空間Sとを前後に連通できるものであればよい。通気路は、例えば、三つ以上または一つの開口85eであってもよい。また、通気路は、前面部85bの左右方向に開放する切り欠きであってもよい。また、前面部85bが格子状またはメッシュ状に形成されることにより、通気路が形成される構成としてもよい。
実施の形態1では、蓋部材33は樹脂製であると説明したが、これは一例である。例えば、蓋部材33は、板金によって構成されていてもよい。この場合、蓋部材33の熱伝導率が高いので、電装箱30の上面に空気が流れることにより、電装箱30は効率よく冷却される。ただし、実施の形態1のように蓋部材33を樹脂製とした場合、蓋部材33の製造時における加工が容易になる。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
[上記実施形態によりサポートされる構成]
上記実施形態は、以下の構成をサポートする。
(付記)
(技術1)前方に向けて空気を流す送風装置と、前記送風装置の後方に配置される熱源側熱交換器と、前記送風装置および前記熱源側熱交換器を収容する送風機室と、機械室と前記送風機室とを仕切る仕切板と、前記送風装置よりも上方において、前記送風機室と前記機械室とに跨って略水平に配置される電装箱と、を備え、前記電装箱は、前記送風機室の内部において、電装箱支持部および前記仕切板によって支持され、前記電装箱支持部は、前記電装箱の上面より上方に位置する通気路を備えているヒートポンプ装置。
この構成によれば、電装箱の上方に対して通気路を介して空気が流れるので、略水平に配置した電装箱の上下に空気を流すことができる。このため、電装箱をコンパクトに配置しつつ、電装箱を効率的に冷却することができる。
(技術2)前記電装箱支持部は、前記熱源側熱交換器の上端に係止される係止部を備え、前記通気路は、前記熱源側熱交換器と、前記電装箱の上方の空間と、を連通する、技術1に記載のヒートポンプ装置。
この構成によれば、熱源側熱交換器を流れた空気を、電装箱の上下に流すことができる。また、熱源側熱交換器によって電装箱の重量を支えることができる。このため、電装箱をコンパクトに配置しつつ、電装箱を効率的に冷却することができる。
(技術3)前記送風装置を支持するファン支持フレームを有し、前記ファン支持フレームは、筐体と前記電装箱支持部とに対して固定される、構成1または2に記載のヒートポンプ装置。
この構成によれば、送風装置の支持のために必要なファン支持フレームを、電装箱支持部によって固定できる。また、ファン支持フレームにより、電装箱支持部にかかる電装箱の重量を支えることができる。
本開示は、ヒートポンプ装置に適用可能である。具体的には、温水暖房装置の室外機、空気調和装置の室外機などに、本開示は適用可能である。
1 ヒートポンプ装置
10 筐体
10A 背面
10B 側面
11 仕切板
12 送風機室
13 機械室
14 底板
15 側面パネル
16 前面パネル
17 天板
18 通風部
19 ガード
20 熱源側熱交換器
21 送風装置
21a モーター
21b 出力軸
22 圧縮機
23 水熱交換器
24 膨張装置
25 冷媒配管
26 切欠き部
27 四方弁
28 給水配管
30 電装箱
32 電装箱本体
33 蓋部材
41 第1放熱フィン
42 第2放熱フィン
70 ファン支持フレーム
71 フレーム本体
71a 柱状部材
73 固定板
73a 底面
73b 背面部
73c 側面部
75 送風装置支持板
75a 孔
75b 固定部
80 電装箱支持板(電装箱支持部)
81 支持部本体
81a 底面部
81b 前面部
81c 背面部
81d 孔
83 第1固定部
85 係止部
85a 天面部
85b 前面部
85c 背面部
85d 折り込み部
85e 開口(通気路)
87 第2固定部
S 空間

Claims (3)

  1. 前方に向けて空気を流す送風装置と、
    前記送風装置の後方に配置される熱源側熱交換器と、
    前記送風装置および前記熱源側熱交換器を収容する送風機室と、
    機械室と前記送風機室とを仕切る仕切板と、
    前記送風装置よりも上方において、前記送風機室と前記機械室とに跨って略水平に配置される電装箱と、を備え、
    前記電装箱は、前記送風機室の内部において、電装箱支持部および前記仕切板によって支持され、
    前記電装箱支持部は、前記電装箱の上面より上方に位置する通気路を備えている
    ヒートポンプ装置。
  2. 前記電装箱支持部は、前記熱源側熱交換器の上端に係止される係止部を備え、
    前記通気路は、前記熱源側熱交換器と、前記電装箱の上方の空間と、を連通する、
    請求項1に記載のヒートポンプ装置。
  3. 前記送風装置を支持するファン支持フレームを有し、
    前記ファン支持フレームは、筐体と前記電装箱支持部とに対して固定される、
    請求項1または2に記載のヒートポンプ装置。
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