JP2024049782A - 監視システム及び監視方法 - Google Patents

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Taichiro Koga
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Masayoshi Nagasawa
博之 神澤
Hiroyuki Kanzawa
純一 市川
Junichi Ichikawa
久和 柳内
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Abstract

【課題】撮像部による撮像に基づいて取得された画像に関して、被監視者のプライバシーに配慮した処理が可能であり、且つ、被監視者毎に異なる処理が可能な監視システム及び監視方法を提供する。【解決手段】複数の被監視者に対応する複数の撮像部3を備え、各撮像部3は、それぞれ、対応する被監視者の存在する監視対象領域を撮像するように構成されており、撮像部3による撮像に基づいて取得された画像である取得画像を表示可能な表示部21と、被監視者毎に記憶される、取得画像に関するプライバシー情報を取得するプライバシー情報取得部44と、取得画像の表示及び記憶のうち少なくとも一方に関する処理を行う処理部Pと、を備え、処理部Pは、被監視者に対応するプライバシー情報に基づいて、当該被監視者に対応する取得画像の処理を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、監視システム及び監視方法に関する。
特許文献1には、被監視者を監視する監視システムが記載されている。この監視システム(特許文献1では「被監視者監視システム」)においては、撮像部によって画像が取得される。そして、被監視者が写っている画像が携帯通信端末に表示される。
この監視システムにおいては、表示される画像のうち、被監視者が位置する領域をモザイク化して表示可能である。
特許第6804510号公報
特許文献1には、複数の被監視者が監視される場合において、画像をモザイク化するか否かを被監視者毎に設定することについては記載されていない。
本発明の目的は、撮像部による撮像に基づいて取得された画像に関して、被監視者のプライバシーに配慮した処理が可能であり、且つ、被監視者毎に異なる処理が可能な監視システム及び監視方法を提供することである。
本発明に係る監視システムの特徴は、複数の被監視者に対応する複数の撮像部を備え、各前記撮像部は、それぞれ、対応する前記被監視者の存在する監視対象領域を撮像するように構成されており、前記撮像部による撮像に基づいて取得された画像である取得画像を表示可能な表示部と、前記被監視者毎に記憶される、前記取得画像に関するプライバシー情報を取得するプライバシー情報取得部と、前記取得画像の表示及び記憶のうち少なくとも一方に関する処理を行う処理部と、を備え、前記処理部は、前記被監視者に対応する前記プライバシー情報に基づいて、当該被監視者に対応する前記取得画像の処理を行うことにある。
本発明に係る監視方法の特徴は、監視システムにおける監視方法であって、複数の被監視者に対応する複数の撮像ステップを備え、各前記撮像ステップにおいては、それぞれ、対応する前記被監視者の存在する監視対象領域が撮像され、前記撮像ステップによる撮像に基づいて取得された画像である取得画像を表示する表示ステップと、前記被監視者毎に記憶される、前記取得画像に関するプライバシー情報を取得するプライバシー情報取得ステップと、前記取得画像の表示及び記憶のうち少なくとも一方に関する処理を行う処理ステップと、を備え、前記処理ステップにおいては、前記被監視者に対応する前記プライバシー情報に基づいて、当該被監視者に対応する前記取得画像の処理が行われることにある。
本発明によれば、取得画像に関するプライバシー情報が、被監視者毎に記憶される。そして、被監視者に対応するプライバシー情報に基づいて、当該被監視者に対応する取得画像の処理(例えばモザイク処理)が行われる。
これにより、撮像部による撮像に基づいて取得された画像に関して、被監視者のプライバシーに配慮した処理が可能である。しかも、被監視者毎に記憶されるプライバシー情報に基づいて処理が行われるため、被監視者毎に異なる処理が可能である。
従って、本発明によれば、撮像部による撮像に基づいて取得された画像に関して、被監視者のプライバシーに配慮した処理が可能であり、且つ、被監視者毎に異なる処理が可能である。
さらに、本発明において、前記処理部は、前記撮像部により取得された撮像画像である第1画像に抽象化処理を施すことにより第2画像を生成可能であり、前記第1画像及び前記第2画像は、何れも前記取得画像であり、前記処理部は、前記プライバシー情報に基づき、前記表示部に前記第1画像を表示させるか前記第2画像を表示させるかを切り替えると好適である。
本構成によれば、例えばプライバシー情報が被監視者の希望を反映している場合、被監視者の希望に応じて、表示部に第1画像を表示させるか第2画像を表示させるかを切り替えることができる。これにより、表示部に第1画像及び第2画像の何れを表示させるかに関して、それぞれの被監視者の希望を満たすことが可能となる。
さらに、本発明において、前記取得画像を記憶可能な記憶部を備え、前記記憶部は前記第1画像を記憶し、前記第2画像を表示する場合、前記処理部は、前記記憶部から取得した前記第1画像に前記抽象化処理を施すことにより前記第2画像を生成すると共に、当該第2画像を前記表示部に表示させると好適である。
本構成によれば、第2画像が表示部に表示される場合であっても、記憶部に第1画像が記憶されている。そのため、第2画像が表示部に表示される場合であっても、ユーザーが必要に応じて第1画像を閲覧可能な構成を実現しやすい。
さらに、本発明において、前記取得画像を記憶可能な記憶部を備え、前記第2画像を表示する場合、前記処理部は、前記記憶部に前記第2画像を記憶させると共に、当該第2画像を前記表示部に表示させると好適である。
本構成によれば、第2画像が表示部に表示される場合に、記憶部に第2画像が記憶され、第1画像は記憶されない構成を実現できる。これにより、ユーザーにより第1画像が閲覧されない構成を実現できる。
さらに、本発明において、前記取得画像を記憶可能な記憶部と、前記取得画像の閲覧に関するユーザーの権限を示す情報である権限情報を取得する権限取得部と、を備え、前記プライバシー情報が、前記第1画像の表示を示しており、且つ、前記権限情報が、前記ユーザーによる前記第1画像の閲覧が許可されておらず、前記第2画像の閲覧が許可されていることを示している場合、前記記憶部は、前記第1画像を記憶し、且つ、前記処理部は、前記記憶部から取得した前記第1画像に前記抽象化処理を施すことにより前記第2画像を生成すると共に、当該第2画像を前記表示部に表示させると好適である。
本構成によれば、取得画像の閲覧に関するユーザーの権限に応じて、表示部に第1画像が表示されるか否かが切り替わる構成を実現できる。これにより、例えば、監視対象領域が老人福祉施設の居室であり、ユーザーが老人福祉施設の職員である場合、職員のうち限られた者(例えば管理者)のみが第1画像を閲覧可能であるシステムを実現できる。
さらに、本発明において、前記取得画像の閲覧に関するユーザーの権限を示す情報である権限情報を取得する権限取得部を備え、前記処理部は、前記権限情報に基づいて、前記取得画像の表示及び記憶のうち少なくとも一方に関する処理を行うと好適である。
本構成によれば、ユーザーの権限に基づいて、取得画像の処理(例えばモザイク処理)が行われる。これにより、例えば、監視対象領域が老人福祉施設の居室であり、表示部のユーザーが老人福祉施設の職員である場合、職員のうち限られた者(例えば管理者)であるか否かに応じて取得画像の処理が行われるシステムを実現できる。
さらに、本発明において、前記取得画像に基づいて前記被監視者の状態を検知する状態検知部を備え、前記表示部は、前記状態検知部により所定状態が検知された際の前記監視対象領域の状況を示す前記取得画像である検知画像を表示可能であり、前記表示部は、現在の前記監視対象領域の状況を示す前記取得画像である現在画像を表示可能であり、前記表示部は、過去であってユーザーにより指定された日時の前記監視対象領域の状況を示す前記取得画像である過去画像を表示可能であると好適である。
本構成によれば、検知画像を見ることにより、ユーザーは、所定状態(例えば被監視者が転倒した状態)が検知された際の監視対象領域の状況を確認できる。また、現在画像を見ることにより、ユーザーは、現在の監視対象領域の状況を確認できる。また、過去画像を見ることにより、ユーザーは、過去であって自身が指定した日時の監視対象領域の状況を確認できる。
これにより、ユーザーが、現在の監視対象領域の状況だけでなく、所定状態(例えば被監視者が転倒した状態)が検知された際の監視対象領域の状況、及び、過去であって自身が指定した日時の監視対象領域の状況をも確認できる監視システムを実現できる。
さらに、本発明において、前記プライバシー情報は、前記検知画像に関する第1情報と、前記現在画像に関する第2情報と、前記過去画像に関する第3情報と、を含んでいると好適である。
本構成によれば、処理部が、第1情報に基づいて検知画像に関する処理を行い、第2情報に基づいて現在画像に関する処理を行い、第3情報に基づいて過去画像に関する処理を行う構成を実現できる。これにより、処理部が、検知画像、現在画像、過去画像のそれぞれについて、互いに異なる処理を行うことが可能なシステムを実現できる。
さらに、本発明において、前記処理部は、前記第1情報に基づき、前記検知画像を前記表示部に表示させないための非表示処理が実行不可能であり、前記処理部は、前記第2情報に基づき、前記現在画像を前記表示部に表示させないための非表示処理である現在非表示処理が実行可能であり、前記処理部は、前記第3情報に基づき、前記過去画像を前記表示部に表示させないための非表示処理である過去非表示処理が実行可能であると好適である。
本構成によれば、例えばプライバシー情報が被監視者の希望を反映している場合、被監視者の希望に応じて、表示部において現在画像及び過去画像を非表示とすることができる。これにより、表示部に現在画像及び過去画像を表示させるか否かに関して、それぞれの被監視者の希望を満たすことが可能となる。
しかも、本構成によれば、検知画像を表示部に表示させないための非表示処理が実行不可能である。これにより、ユーザーが検知画像を閲覧できない状態となる事態を回避できる。
さらに、本発明において、前記取得画像を記憶可能な記憶部を備え、前記過去非表示処理では、前記過去画像の表示のための前記取得画像を前記記憶部に記憶させないと好適である。
本構成によれば、過去非表示処理が実行された場合、過去画像の表示のための取得画像は、記憶部に記憶されない。これにより、ユーザーにより過去画像が閲覧されることを確実に回避できる。
さらに、本発明において、前記第1情報と前記第2情報と前記第3情報との組み合わせのパターンである一つまたは複数のプライバシーパターンを設定可能なパターン設定部を備え、各前記プライバシーパターンについて、それぞれに対応する前記被監視者の人数を示す情報を出力する人数出力部を備えると好適である。
本構成によれば、ユーザーは、人数出力部により出力された情報を確認することにより、各プライバシーパターンについて、それぞれに対応する被監視者の人数を把握することができる。これにより、ユーザーは、例えば、対応する被監視者の人数が比較的少ない(例えば対応する被監視者の人数が0人である)プライバシーパターンが存在する場合に、当該プライバシーパターンを削除する等の処置を行うことが可能となる。
さらに、本発明において、前記処理部は、前記状態検知部により検知された前記被監視者の状態に応じて、前記検知画像の表示態様を切り替えると好適である。
本構成によれば、例えば、被監視者が危険状態にない場合には検知画像に抽象化処理(例えばモザイク処理)を施すと共に、被監視者が危険状態にある場合には検知画像に抽象化処理を施さない構成を実現できる。これにより、平常時には被監視者のプライバシーを保護しながらも、被監視者が危険状態にある場合には被監視者の状態を詳細に把握しやすくなる。
さらに、本発明において、ユーザーによる操作入力を受け付ける操作部を備え、前記処理部は、前記操作部への操作入力に応じて、前記表示部における前記取得画像の表示態様を切り替えると好適である。
本構成によれば、ユーザーによる操作入力に応じて、表示部における取得画像の表示態様を切り替えることができる。これにより、ユーザーが状況や自身の希望に応じて取得画像の表示態様を切り替えることが可能なシステムを実現できる。
さらに、本発明において、前記処理部は、前記撮像部による撮像の時刻に応じて、前記表示部における前記取得画像の表示態様を切り替えると好適である。
本構成によれば、例えば、プライバシーへの配慮が必要な時間帯には抽象化処理(例えばモザイク処理)の施された取得画像が表示部に表示され、それ以外の時間帯には抽象化処理(例えばモザイク処理)の施されていない取得画像が表示部に表示されるシステムを実現できる。
さらに、本発明において、前記撮像部による撮像に基づいて前記監視対象領域に存在する人の骨格を示す骨格情報を生成する骨格情報生成部を備え、前記処理部は、前記取得画像と前記骨格情報とを重ね合わせた状態で前記表示部に表示させることが可能であると好適である。
本構成によれば、骨格情報が表示部に表示されることにより、ユーザーが被監視者の位置や姿勢等を把握しやすくなる。
監視システムの概要を示す図である。 監視システムのブロック図である。 ホーム画面を示す図である。 骨格情報の一例を示す図である。 第2画像の一例を示す図である。 骨格情報が重ね合わされた第2画像の一例を示す図である。 骨格情報が重ね合わされた第1画像の一例を示す図である。 ホーム画面を示す図である。 パターン設定画面を示す図である。 個別設定画面を示す図である。 検知画像記憶フローのフローチャートである。 検知画像表示フローのフローチャートである。 現在画像表示フローのフローチャートである。 過去画像記憶フローのフローチャートである。 過去画像表示フローのフローチャートである。 ダウンロード画面を示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。
〔監視システムの全体構成〕
図1に示すように、本実施形態における監視システムAは、複数の監視装置1と、監視端末2と、を備えている。各監視装置1と監視端末2とは、所定のネットワークを介して互いに接続されている。各監視装置1は、それぞれ異なる監視対象領域Bに設置されている。各監視対象領域Bには、それぞれ、被監視者Dが存在する。
監視装置1は、当該監視装置1が設置された監視対象領域Bに存在する被監視者Dを監視する。この構成により、各監視装置1と各被監視者Dとは、一対一で対応している。即ち、監視システムAは、複数の被監視者Dに対応する複数の監視装置1を備えている。
監視装置1から監視端末2へ、監視対象領域B内の状況を示す画像が送信される。監視端末2のユーザーEは、監視端末2に表示された当該画像を見ることにより、監視対象領域Bの外にいながら、監視対象領域B内の状況を把握することができる。
尚、本実施形態において、監視対象領域Bは老人福祉施設の居室であり、ユーザーEは老人福祉施設の職員であり、監視端末2は職員が使用する情報端末(パソコンやスマートフォン等)である。また、図1に示す例では、被監視者Dは老人福祉施設の入居者であり、職員であるユーザーEは居室以外の部屋(例えば控え室)に位置している。
監視システムAに含まれる監視装置1の個数は、二つ以上のいかなる個数であっても良い。監視装置1は、老人福祉施設の各居室に一つずつ設置されていても良いし、居室以外のエリア(例えば廊下等)に設置されていても良い。
ユーザーEは、一人であっても良いし、複数人であっても良い。監視システムAに含まれる監視端末2は、一つであっても良いし、複数個であっても良い。複数人のユーザーEが、それぞれ、監視端末2を一つずつ使用していても良いし、一つの監視端末2を共用していても良い。
以下では、監視システムAについて詳述する。
〔状態検知部〕
図2に示すように、監視装置1は、撮像部3を有している。撮像部3は、監視対象領域B(図1参照)を撮像する。
上述の通り、監視システムAは、複数の監視装置1を備えている。即ち、監視システムAは、複数の撮像部3を備えている。そして、以上で説明した構成により、各撮像部3と各被監視者Dとは、一対一で対応している。
即ち、監視システムAは、複数の被監視者Dに対応する複数の撮像部3を備えている。また、各撮像部3は、それぞれ、対応する被監視者Dの存在する監視対象領域Bを撮像するように構成されている。
本実施形態において、撮像部3は、赤外線カメラにより構成されている。ただし、本発明はこれに限定されず、撮像部3は、監視対象領域B内を撮像可能であれば、赤外線カメラ以外のいかなる装置であっても良い。撮像部3は、ToF(Time of flight)カメラであると好適である。撮像部3により取得される撮像画像は、深度の情報を含む画像である深度画像であると好適である。尚、撮像部3により取得される撮像画像は、動画であっても良いし、静止画であっても良い。
ここで、図3には、監視端末2のディスプレイ21(本発明に係る「表示部」に相当)(図2参照)に表示されるホーム画面91が示されている。ホーム画面91における右下部に、第1領域F1が設けられている。
図3における第1領域F1には、第1画像11が表示されている。第1画像11は、撮像部3により取得された撮像画像である。第1画像11には、被監視者D、ベッド、カーテン、壁等が写っている。
第1画像11は、本発明に係る「取得画像」に相当する。取得画像とは、撮像部3による撮像に基づいて取得された画像である。
図2に示すように、監視装置1は、制御部4を有している。制御部4は、骨格情報生成部41及び状態検知部42を含んでいる。
第1画像11は、撮像部3から制御部4へ送られる。骨格情報生成部41は、第1画像11に基づいて、図4に示すような骨格情報10を生成する。骨格情報10は、監視対象領域Bに存在する人(被監視者D)の骨格を示す情報である。即ち、監視システムAは、撮像部3による撮像に基づいて監視対象領域Bに存在する人の骨格を示す骨格情報10を生成する骨格情報生成部41を備えている。
本実施形態における骨格情報10は、具体的には骨格モデルである。骨格モデルは、第1画像11を解析して被監視者Dの関節の位置を3次元的に認識し、各関節を直線で結んで生成される。
状態検知部42は、骨格情報生成部41により生成された骨格情報10に基づいて、被監視者Dの状態を検知する。これにより、状態検知部42は、被監視者Dが所定状態にあるか否かを検知可能である。
特に限定されないが、状態検知部42により検知される状態は、被監視者Dの体位(例えば、立位、臥位、座位)であっても良い。また、特に限定されないが、所定状態は、危険状態(例えば転倒した状態)であっても良い。
また、監視システムAは、ユーザーEが上述の所定状態を設定可能であるように構成されていても良い。この場合、例えば、所定状態を設定する際、転倒、横たわり、ずり落ち、境界位、起き上がり、離床、等の選択肢の中から選択して設定可能であるように構成されていても良い。
以上で説明した構成により、状態検知部42は、第1画像11に基づいて生成された骨格情報10に基づいて、被監視者Dの状態を検知する。即ち、監視システムAは、取得画像に基づいて被監視者Dの状態を検知する状態検知部42を備えている。
〔抽象化処理〕
図2に示すように、監視システムAは、処理部Pを備えている。処理部Pは、第1処理部43及び第2処理部22を有している。第1処理部43は、制御部4に含まれている。第2処理部22は、監視端末2に含まれている。処理部Pは、ディスプレイ21における表示内容を制御可能に構成されている。
処理部Pは、第1画像11に抽象化処理を施すことにより、図5に示すような第2画像12を生成可能に構成されている。即ち、処理部Pは、撮像部3により取得された撮像画像である第1画像11に抽象化処理を施すことにより第2画像12を生成可能である。
本実施形態における抽象化処理は、具体的にはモザイク処理である。しかしながら、本発明はこれに限定されず、抽象化処理は、例えば、モザイク処理以外のいかなるぼかし処理であっても良いし、シルエット化する処理であっても良いし、所定の色(例えばグレー)で塗りつぶす処理であっても良い。
尚、抽象化処理は、被監視者Dの個人特定ができなくなる程度であり、且つ、監視対象領域Bの物体(例えばベッド、カーテン、壁)の位置が判別できる程度の処理であると好ましい。
尚、図5に示す例では、図3に示した第1画像11の全体に抽象化処理が施されることにより、第2画像12が生成されている。しかしながら、本発明はこれに限定されない。処理部Pは、第1画像11における一部の領域のみに抽象化処理を施すことにより第2画像12を生成可能に構成されていても良い。さらに、処理部Pは、骨格情報10に基づいて、第1画像11のうち抽象化処理を施す部分を決定しても良い。例えば、処理部Pは、骨格情報10に基づいて、第1画像11のうち、被監視者Dの体や衣服等におけるプライバシーへの配慮が必要な部位(例えば顔等)に対応する部分のみを抽象化しても良い。
また、例えば、処理部Pは、第1画像11のうち、被監視者DまたはユーザーEにより事前に設定された領域のみに抽象化処理を施すことにより第2画像12を生成可能に構成されていても良い。
以上で説明した構成により、処理部Pは、第1画像11に基づいて第2画像12を生成することにより、第2画像12を取得する。即ち、第2画像12は、撮像部3による撮像に基づいて取得された画像である。第2画像12は、本発明に係る「取得画像」に相当する。即ち、第1画像11及び第2画像12は、何れも取得画像である。
図6及び図7には、上述の第1領域F1の拡大図が示されている。処理部Pは、図6に示すように、第2画像12と骨格情報10とを、重ね合わせた状態で第1領域F1に表示させることが可能である。また、処理部Pは、図7に示すように、第1画像11と骨格情報10とを、重ね合わせた状態で第1領域F1に表示させることが可能である。
このように、処理部Pは、取得画像と骨格情報10とを重ね合わせた状態でディスプレイ21に表示させることが可能である。また、監視システムAは、撮像部3による撮像に基づいて取得された画像である取得画像を表示可能なディスプレイ21を備えている。
〔表示態様の切り替え〕
図2に示すように、監視端末2は、操作部23を有している。操作部23は、ユーザーEによる操作入力を受け付けるように構成されている。操作部23は、特に限定されないが、例えばキーボードやマウス等であっても良い。即ち、監視システムAは、ユーザーEによる操作入力を受け付ける操作部23を備えている。
図3に示すように、ホーム画面91における第1領域F1の上方には、第1ボタン31、第2ボタン32、第3ボタン33が表示されている。ユーザーEは、操作部23を介した操作入力によって、第1ボタン31、第2ボタン32、第3ボタン33を操作することができる。第2処理部22は、第1ボタン31、第2ボタン32、第3ボタン33の操作に応じて、第1領域F1における取得画像の表示態様を切り替える。
より具体的には、ユーザーEが第1ボタン31を操作すると、図3に示すように、第1領域F1に、骨格情報10が重ね合わされていない状態の第1画像11が表示される。
また、ユーザーEが第2ボタン32を操作すると、図7に示すように、第1領域F1に、骨格情報10が重ね合わされた状態の第1画像11が表示される。
また、ユーザーEが第3ボタン33を操作すると、図6に示すように、第1領域F1に、骨格情報10が重ね合わされた状態の第2画像12が表示される。
このように、処理部Pは、操作部23への操作入力に応じて、ディスプレイ21における取得画像の表示態様を切り替える。
〔検知画像〕
処理部Pは、図8に示すように、ホーム画面91における第1領域F1に、検知画像G1を表示させることができる。検知画像G1とは、状態検知部42により所定状態が検知された際の監視対象領域Bの状況を示す取得画像である。
このように、ディスプレイ21は、状態検知部42により所定状態が検知された際の監視対象領域Bの状況を示す取得画像である検知画像G1を表示可能である。尚、「監視対象領域Bの状況」という表現は、被監視者Dの状況(監視対象領域B内の一部の領域の状況)を含んでいる。即ち、検知画像G1は、状態検知部42により所定状態が検知された際の被監視者Dの状況(監視対象領域B内の一部の領域の状況)を示す取得画像であっても良い。
本実施形態において、検知画像G1は動画である。より具体的には、本実施形態において、検知画像G1は、状態検知部42により所定状態が検知された時点(例えば、被監視者Dが転倒した時点)を含む期間における撮像部3による撮像に基づく取得画像である。以下では、当該期間を、「検知画像期間」と呼称する。
検知画像期間の開始時点は、特に限定されないが、状態検知部42により所定状態が検知された時点よりも所定秒数前(特に限定されないが、例えば20秒前)の時点であっても良い。また、検知画像期間の終了時点は、特に限定されないが、状態検知部42により所定状態が検知された時点から所定秒数後(特に限定されないが、例えば20秒後)の時点であっても良い。
尚、ディスプレイ21に検知画像G1が表示されているとき、上述の第1ボタン31が操作されると、検知画像G1の表示態様は、骨格情報10が重ね合わされていない状態の第1画像11となる。
また、ディスプレイ21に検知画像G1が表示されているとき、上述の第2ボタン32が操作されると、検知画像G1の表示態様は、骨格情報10が重ね合わされた状態の第1画像11となる。
また、ディスプレイ21に検知画像G1が表示されているとき、上述の第3ボタン33が操作されると、検知画像G1の表示態様は、骨格情報10が重ね合わされた状態の第2画像12となる。
図8に示すように、ホーム画面91における第1領域F1の左方に、第2領域F2が設けられている。第2領域F2には、リストが表示されている。このリストは、監視装置1の記憶部5(図2参照)に記憶された複数の検知画像G1を時系列順に示すものである。
ユーザーEが、操作部23を介した操作入力によって、このリストの中から何れかの検知画像G1を選択すると、選択された検知画像G1が、第1領域F1において表示(再生)される。
このリストには、第1欄34及び第2欄35が含まれている。第1欄34には、各検知画像G1について、状態検知部42により検知された「所定状態」の具体的な内容が示されている。本実施形態において、状態検知部42により検知される「所定状態」は、例えば、起き上がり、離床、境界位、ずり落ち、転倒、横たわり、である。
第2欄35には、各検知画像G1について、撮像されたときの状況等を示すタグ(識別情報)が表示されている。例えば、図8に示すリストの一番下の行における第2欄35には、「複数人在室」というタグが表示されている。当該タグは、検知画像G1が撮像されたときに、監視対象領域B内に複数の人が存在していたことを示すものである。
特に限定されないが、監視システムA(処理部P)は、骨格情報10に基づいて監視対象領域B内に複数の人が存在していることを検知すると共に、監視対象領域B内に複数の人が存在していることが検知された場合、その時点に対応する検知画像G1に関する第2欄35に、「複数人在室」のタグを表示するように構成されていても良い。
尚、骨格情報10に基づいて複数の人が存在していることを検知する技術については公知であるため説明を省略する。
〔現在画像〕
処理部Pは、図3に示すように、ホーム画面91における第1領域F1に、現在画像G2を表示させることができる。現在画像G2とは、現在の監視対象領域Bの状況を示す取得画像である。言い換えれば、現在画像G2は、監視対象領域Bのリアルタイムの状況を示す取得画像である。
このように、ディスプレイ21は、現在の監視対象領域Bの状況を示す取得画像である現在画像G2を表示可能である。尚、「監視対象領域Bの状況」という表現は、被監視者Dの状況(監視対象領域B内の一部の領域の状況)を含んでいる。即ち、現在画像G2は、現在の被監視者Dの状況(監視対象領域B内の一部の領域の状況)を示す取得画像であっても良い。
本実施形態において、現在画像G2は動画である。
尚、ディスプレイ21に現在画像G2が表示されているとき、上述の第1ボタン31が操作されると、現在画像G2の表示態様は、骨格情報10が重ね合わされていない状態の第1画像11となる。
また、ディスプレイ21に現在画像G2が表示されているとき、上述の第2ボタン32が操作されると、現在画像G2の表示態様は、骨格情報10が重ね合わされた状態の第1画像11となる。
また、ディスプレイ21に現在画像G2が表示されているとき、上述の第3ボタン33が操作されると、現在画像G2の表示態様は、骨格情報10が重ね合わされた状態の第2画像12となる。
図3に示すように、ホーム画面91における第1領域F1の上方に、表示開始ボタン36が表示されている。ユーザーEが、操作部23を介した操作入力によって、表示開始ボタン36を操作すると、現在画像G2が第1領域F1において表示される。
特に限定されないが、現在画像G2が第1領域F1において表示されている状態において、所定時間に亘ってユーザーEによる操作が行われなかった場合、現在画像G2の表示が終了(中断)するように構成されていても良い。
〔過去画像〕
処理部Pは、ホーム画面91における第1領域F1に、過去画像G3(図16参照)を表示させることができる。過去画像G3とは、過去であってユーザーEにより指定された日時の監視対象領域Bの状況を示す取得画像である。
このように、ディスプレイ21は、過去であってユーザーEにより指定された日時の監視対象領域Bの状況を示す取得画像である過去画像G3を表示可能である。尚、「監視対象領域Bの状況」という表現は、被監視者Dの状況(監視対象領域B内の一部の領域の状況)を含んでいる。即ち、過去画像G3は、過去であってユーザーEにより指定された日時の被監視者Dの状況(監視対象領域B内の一部の領域の状況)を示す取得画像であっても良い。
本実施形態において、過去画像G3は動画である。
尚、ディスプレイ21に過去画像G3が表示されているとき、上述の第1ボタン31が操作されると、過去画像G3の表示態様は、骨格情報10が重ね合わされていない状態の第1画像11となる。
また、ディスプレイ21に過去画像G3が表示されているとき、上述の第2ボタン32が操作されると、過去画像G3の表示態様は、骨格情報10が重ね合わされた状態の第1画像11となる。
また、ディスプレイ21に過去画像G3が表示されているとき、上述の第3ボタン33が操作されると、過去画像G3の表示態様は、骨格情報10が重ね合わされた状態の第2画像12となる。
図3に示すように、ホーム画面91における第2領域F2の上方に、日時指定部37及び再生ボタン38が表示されている。ユーザーEは、操作部23を介した操作入力によって日時指定部37を操作することにより、過去の日時を指定することができる。その後、ユーザーEが、操作部23を介した操作入力によって、再生ボタン38を操作すると、指定された日時からの過去画像G3が、第1領域F1において表示(再生)される。
図3及び図8に示すように、ホーム画面91における第1領域F1の下方に、時間ベクトルタブTが表示されている。時間ベクトルタブTは、左右に延びる帯状である。時間ベクトルタブTは、色や模様等により、被監視者Dの状態及び撮像部3による撮像画像の録画情報の有無の推移を示すものである。時間ベクトルタブTにおける左側の部分ほど過去の時刻に対応している。
図3及び図8に示す時間ベクトルタブTによって、例えば、第1時間帯T1については、撮像部3による撮像画像の録画情報(過去画像G3)が存在することが示されている。また、第2時間帯T2については、撮像部3による撮像画像の録画情報(過去画像G3)が存在しないことが示されている。また、第3時間帯T3については、被監視者Dが不在であったことが示されている。
また、時間ベクトルタブTに重なる状態で、縦ラインTaが表示されている。縦ラインTaは、時間ベクトルタブTにおいて、第1領域F1に表示されている取得画像の撮像された時刻に対応する位置に重なっている。
〔プライバシーパターンの設定〕
図1及び図2に示すように、監視システムAは、管理コンピュータ6を備えている。管理コンピュータ6は、各監視装置1及び監視端末2に、所定のネットワークを介して接続されている。図2に示すように、管理コンピュータ6は、パターン設定部61を有している。
図9には、監視端末2のディスプレイ21に表示されるパターン設定画面92が示されている。パターン設定画面92には、リストが表示されている。このリストは、ユーザーEの操作に応じてパターン設定部61により設定された複数のプライバシーパターンを示すものである。
プライバシーパターンとは、第1情報と第2情報と第3情報との組み合わせのパターンである。第1情報、第2情報、第3情報は、何れも、プライバシー情報に含まれる情報である。プライバシー情報とは、取得画像に関する情報である。より具体的には、プライバシー情報とは、被監視者Dのプライバシー保護に関する情報であって、取得画像の表示及び記憶のうち少なくとも一方に関する情報である。
第1情報は、被監視者Dのプライバシー保護に関する情報であって、検知画像G1の表示及び記憶のうち少なくとも一方に関する情報である。本実施形態において、第1情報は、「撮影OK」及び「プライバシー」のうちの何れかである。
第1情報が「撮影OK」であることは、第1画像11による検知画像G1の記憶及び表示を希望(許可)することを意味する。第1情報が「プライバシー」であることは、第1画像11での検知画像G1の記憶及び表示を拒否(禁止)し、第2画像12での検知画像G1の記憶及び表示を希望(許可)することを意味する。
第2情報は、被監視者Dのプライバシー保護に関する情報であって、現在画像G2の表示に関する情報である。本実施形態において、第2情報は、「撮影OK」、「プライバシー」、「撮影NG」のうちの何れかである。
第2情報が「撮影OK」であることは、第1画像11による現在画像G2の表示を希望(許可)することを意味する。第2情報が「プライバシー」であることは、第1画像11での現在画像G2の表示を拒否(禁止)し、第2画像12での現在画像G2の表示を希望(許可)することを意味する。第2情報が「撮影NG」であることは、第1画像11での現在画像G2の表示、及び、第2画像12での現在画像G2の表示を何れも拒否(禁止)することを意味する。即ち、第2情報が「撮影NG」であることは、表示態様にかかわらず現在画像G2の表示を拒否(禁止)することを意味する。
第3情報は、被監視者Dのプライバシー保護に関する情報であって、過去画像G3の記憶及び表示に関する情報である。本実施形態において、第3情報は、「撮影OK」、「プライバシー」、「撮影NG」のうちの何れかである。
第3情報が「撮影OK」であることは、第1画像11による過去画像G3の記憶及び表示を希望(許可)することを意味する。第3情報が「プライバシー」であることは、第1画像11での過去画像G3の記憶及び表示を拒否(禁止)し、第2画像12での過去画像G3の記憶及び表示を希望(許可)することを意味する。第3情報が「撮影NG」であることは、第1画像11での過去画像G3の記憶及び表示、及び、第2画像12での過去画像G3の記憶及び表示を何れも拒否(禁止)することを意味する。即ち、第3情報が「撮影NG」であることは、表示態様にかかわらず過去画像G3の記憶及び表示を拒否(禁止)することを意味する。
このように、本実施形態におけるプライバシー情報は、検知画像G1に関する第1情報と、現在画像G2に関する第2情報と、過去画像G3に関する第3情報と、を含んでいる。
例えば、図9に示す例では、設定された複数のプライバシーパターンに、「施設固有プラン1」という名称のプライバシーパターンが含まれている。「施設固有プラン1」においては、第1情報が「撮影OK」であり、第2情報が「撮影NG」であり、第3情報が「撮影OK」である。
ディスプレイ21にパターン設定画面92が表示されているとき、図2に示すように、ユーザーEによる操作部23を介した操作入力に応じた信号が、管理コンピュータ6へ送られる。パターン設定部61は、当該信号に従って、一つまたは複数のプライバシーパターンの設定を行う。より具体的には、パターン設定部61は、一つまたは複数のプライバシーパターンの追加、変更、削除を行う。設定された一つまたは複数のプライバシーパターンは、パターン設定部61に記憶される。
このように、監視システムAは、第1情報と第2情報と第3情報との組み合わせのパターンである一つまたは複数のプライバシーパターンを設定可能なパターン設定部61を備えている。
尚、パターン設定部61は、変更及び削除ができない一つまたは複数のプライバシーパターンを予め設定するように構成されていても良い。そのようなプライバシーパターンも、パターン設定部61に記憶される。
〔被監視者毎の設定〕
図2に示すように、管理コンピュータ6は、プライバシー記憶部62を有している。
図10には、監視端末2のディスプレイ21に表示される個別設定画面93が示されている。個別設定画面93には、被監視者リスト39が表示されている。被監視者リスト39は、各被監視者Dについて、対応する監視対象領域B(居室)の名称や、対応するプライバシーパターンの名称等を示すものである。
例えば、図10において、「A01号室」という名称の監視対象領域B(居室)に対応する被監視者Dには、「見守り重視プラン」という名称のプライバシーパターンが対応している。また、「101号室」という名称の監視対象領域B(居室)に対応する被監視者Dには、「撮影NGプラン」という名称のプライバシーパターンが対応している。また、「201号室」という名称の監視対象領域B(居室)に対応する被監視者Dには、「プライバシー重視プラン」という名称のプライバシーパターンが対応している。
このように、監視システムAにおいては、被監視者D毎に異なるプライバシーパターンを選択可能(設定可能)である。言い換えれば、監視システムAにおいては、監視対象領域B(居室)毎に異なるプライバシーパターンを選択可能(設定可能)である。言い換えれば、監視システムAにおいては、監視装置1(撮像部3)毎に異なるプライバシーパターンを選択可能(設定可能)である。
図10に示すように、個別設定画面93において、被監視者リスト39の右方に、第3領域F3が設けられている。ユーザーEが、操作部23を介した操作入力によって、被監視者リスト39の中から何れかの行を選択すると、その行に対応する被監視者Dに関する設定内容が、第3領域F3に表示される。
第3領域F3には、プラン選択部14が表示されている。
ユーザーEは、操作部23を介した操作入力によってプラン選択部14を操作することにより、パターン設定画面92(図9参照)に表示されているプライバシーパターンの中から一つを選択することができる。即ち、ユーザーEは、操作部23を介した操作入力によってプラン選択部14を操作することにより、予め設定されたプライバシーパターンの中から一つを選択することができる。選択されたプライバシーパターンは、取得画像に関するプライバシー情報として、被監視者Dに紐付けられた状態で、プライバシー記憶部62に記憶される。
この構成により、各被監視者Dに対応するプライバシーパターンが、取得画像に関するプライバシー情報として、被監視者D毎に、プライバシー記憶部62に記憶されることとなる。
尚、被監視者Dに対応するプライバシーパターンは、当該被監視者Dの入居時の意思表示に基づいてユーザーEによって選択されても良い。即ち、プライバシー情報は、取得画像に関する被監視者Dの意思を示す情報であっても良い。また、被監視者Dに対応するプライバシーパターンは、当該被監視者Dの意思とは無関係に選択されても良い。
ここで、図2に示すように、管理コンピュータ6は、人数出力部63を有している。人数出力部63は、パターン設定部61に記憶されている全てのプライバシーパターンを取得する。また、人数出力部63は、プライバシー記憶部62に記憶された、各被監視者Dに対応するプライバシーパターンを取得する。そして、人数出力部63は、パターン設定部61に記憶されている全てのプライバシーパターンと、各被監視者Dに対応するプライバシーパターンと、に基づいて、各プライバシーパターンについて、それぞれに対応する被監視者Dの人数を示す情報を出力する。
管理コンピュータ6は、当該情報を、監視端末2へ送る。監視端末2は、当該情報に基づいて、図9に示すように、パターン設定画面92のリストの使用数欄26に、各プライバシーパターンについて、それぞれに対応する被監視者Dの人数を表示する。
例えば、図9において、「施設固有プラン1」に対応する(紐付けられた)被監視者Dの人数は0人である。また、「施設固有プラン2」に対応する(紐付けられた)被監視者Dの人数は3人である。
このように、監視システムAは、各プライバシーパターンについて、それぞれに対応する被監視者Dの人数を示す情報を出力する人数出力部63を備えている。
尚、パターン設定画面92において、対応する被監視者Dの人数が0人であるプライバシーパターンのみが削除可能であり、対応する被監視者Dの人数が1人以上であるプライバシーパターンは削除できない構成であっても良い。
図10に示すように、第3領域F3には、前秒数設定部15、後秒数設定部16、第1録画条件ボタン17、第2録画条件ボタン18が表示されている。
ユーザーEは、操作部23を介した操作入力によって前秒数設定部15を操作することにより、上述の検知画像期間の開始時点を設定することができる。より具体的には、前秒数設定部15を操作することにより、検知画像期間の開始時点を、状態検知部42により所定状態が検知された時点に対して何秒前にするかを設定することができる。
ユーザーEは、操作部23を介した操作入力によって後秒数設定部16を操作することにより、上述の検知画像期間の終了時点を設定することができる。より具体的には、後秒数設定部16を操作することにより、検知画像期間の終了時点を、状態検知部42により所定状態が検知された時点に対して何秒後にするかを設定することができる。
ユーザーEは、第1録画条件ボタン17または第2録画条件ボタン18を操作することによって、過去画像G3の表示のための取得画像が記憶される条件を変更することができる。
詳述すると、ユーザーEが、操作部23を介した操作入力によって第1録画条件ボタン17を操作すると、過去画像G3の表示のための取得画像が、常時記憶される。また、ユーザーEが、操作部23を介した操作入力によって第2録画条件ボタン18を操作すると、過去画像G3の表示のための取得画像が、監視対象領域B内に人が存在することが検知されたときのみ記憶される。
特に限定されないが、監視システムA(処理部P)は、撮像部3により取得された撮像画像である第1画像11に基づいて、監視対象領域B内に人が存在することを検知するように構成されていても良い。尚、撮像画像に基づいて人が存在することを検知する技術については公知であるため説明を省略する。
尚、本発明はこれに限定されず、状態検知部42により所定状態が検知された場合にのみ過去画像G3の表示のための取得画像が記憶されるように設定可能であっても良いし、被監視者Dが就寝中のときのみ過去画像G3の表示のための取得画像が記憶されるように設定可能であっても良い。
また、個別設定画面93において、各被監視者Dについて、対応する監視対象領域B(居室)の名称を設定可能であっても良い。
〔プライバシー情報に基づく処理の概要〕
図2に示すように、監視装置1は、送受信部7を有している。制御部4は、プライバシー情報取得部44を有している。監視装置1のプライバシー情報取得部44は、プライバシー記憶部62から、送受信部7を介して、当該監視装置1(特に、当該監視装置1の撮像部3)に対応する被監視者Dに紐付けられたプライバシー情報(プライバシーパターン)を取得する。
このように、監視システムAは、被監視者D毎に記憶される、取得画像に関するプライバシー情報を取得するプライバシー情報取得部44を備えている。
第1処理部43は、取得画像の表示及び記憶のうち少なくとも一方に関する処理を行うように構成されている。第1処理部43は、被監視者Dに対応するプライバシー情報に基づいて、当該被監視者Dに対応する取得画像の処理を行う。より具体的には、第1処理部43は、プライバシー情報に基づき、ディスプレイ21に第1画像11を表示させるか第2画像12を表示させるかを切り替える。
即ち、監視システムAは、取得画像の表示及び記憶のうち少なくとも一方に関する処理を行う処理部Pを備えている。また、処理部Pは、被監視者Dに対応するプライバシー情報に基づいて、当該被監視者Dに対応する取得画像の処理を行う。また、処理部Pは、プライバシー情報に基づき、ディスプレイ21に第1画像11を表示させるか第2画像12を表示させるかを切り替える。
以下では、処理部Pによる取得画像の処理について詳述する。
〔検知画像の記憶〕
図2に示すように、第1処理部43は、検知処理部45を有している。検知処理部45は、検知処理判定部81、検知画像生成部82、検知抽象化部83を含んでいる。また、記憶部5は、一時記憶部51及び検知記憶部52を有している。
検知処理部45は、撮像部3から制御部4へ送られた第1画像11を、一時的に、一時記憶部51に記憶させる。特に限定されないが、本実施形態において第1画像11が一時記憶部51に記憶される期間は、上述の検知画像期間に一致している。即ち、現在に対して検知画像期間だけ前の時点(例えば現在から40秒前の時点)から現在までの撮像により得られた第1画像11が、一時記憶部51に記憶されている。また、それ以前の撮像により得られた第1画像11は、一時記憶部51から消去される。
検知処理部45は、図11に示す検知画像記憶フローに従って、検知画像G1の記憶に関する処理を行うように構成されている。
この検知画像記憶フローが開始されると、まず、ステップS01の処理が実行される。ステップS01では、状態検知部42により所定状態が検知されたか否かが、検知処理判定部81により判定される。
状態検知部42により所定状態が検知されていない場合(図11のステップS01にて「No」)、この検知画像記憶フローは一旦終了する。状態検知部42により所定状態が検知された場合(図11のステップS01にて「Yes」)、処理はステップS02へ移行する。
ステップS02では、上述のようにプライバシー情報取得部44が取得したプライバシー情報が、プライバシー情報取得部44から検知処理判定部81へ送られる。検知処理判定部81は、当該プライバシー情報に含まれる第1情報が、第1画像11の表示を示しているか否かを判定する。より具体的には、検知処理判定部81は、当該プライバシー情報に含まれる第1情報に基づいて、第1画像11による検知画像G1の記憶及び表示が希望(許可)されているか否かを判定する。
第1情報が第1画像11の表示を示している場合(より具体的には、第1画像11による検知画像G1の記憶及び表示が希望(許可)されている場合)(図11のステップS02にて「Yes」)、処理はステップS03へ移行する。第1情報が第1画像11の表示を示していない場合(より具体的には、第1画像11による検知画像G1の記憶及び表示が拒否(禁止)されている場合)(図11のステップS02にて「No」)、処理はステップS04へ移行する。
ステップS03では、検知画像生成部82が、一時記憶部51に記憶されている第1画像11を取得する。そして、検知画像生成部82は、当該第1画像11に基づいて、第1画像11の検知画像G1を生成する。検知画像生成部82は、生成された検知画像G1を、検知記憶部52に記憶させる。その後、この検知画像記憶フローは一旦終了する。
ステップS04では、検知抽象化部83が、一時記憶部51に記憶されている第1画像11を取得する。そして、検知抽象化部83は、当該第1画像11に抽象化処理を施すことにより第2画像12を生成する。検知抽象化部83は、当該第2画像12を検知画像生成部82へ送る。検知画像生成部82は、当該第2画像12に基づいて、第2画像12の検知画像G1を生成する。検知画像生成部82は、生成された検知画像G1を、検知記憶部52に記憶させる。その後、この検知画像記憶フローは一旦終了する。
このように、検知記憶部52は、第1画像11の検知画像G1、及び、第2画像12の検知画像G1を記憶可能である。即ち、監視システムAは、取得画像を記憶可能な記憶部5を備えている。また、記憶部5は第1画像11を記憶する。
〔検知画像の表示〕
図2に示すように、送受信部7は、検知送信部71を有している。検知送信部71は、監視端末2からの要求に応じて、検知記憶部52に記憶されている検知画像G1を、制御部4を介して取得すると共に、当該検知画像G1を監視端末2へ送信するように構成されている。
管理コンピュータ6は、権限記憶部64を有している。権限記憶部64は、取得画像の閲覧に関するユーザーEの権限を示す情報である権限情報を記憶している。本実施形態において、権限情報は、検知画像G1、現在画像G2、過去画像G3の全てについて第1画像11の閲覧が許可されているか否かを示す情報である。また、本実施形態においては、検知画像G1、現在画像G2、過去画像G3の全てについて第1画像11の閲覧が許可されているか否かにかかわらず、検知画像G1、現在画像G2、過去画像G3の全てについて第2画像12の閲覧が全ユーザーEに許可されているものとする。
ただし、本発明はこれに限定されない。権限情報は、例えば、ユーザーEの性別を示す情報であっても良いし、取得画像に対応する被監視者DとユーザーEとが同性であるか否かを示す情報であっても良いし、取得画像に対応する被監視者DとユーザーEとの関係性(例えば、当該ユーザーEが当該被監視者Dの担当スタッフであるか否か)を示す情報であっても良い。
監視端末2は、権限取得部24を有している。権限取得部24は、権限記憶部64に記憶されている権限情報を、権限記憶部64から取得可能に構成されている。
即ち、監視システムAは、取得画像の閲覧に関するユーザーEの権限を示す情報である権限情報を取得する権限取得部24を備えている。
第2処理部22は、図12に示す検知画像表示フローに従って、検知画像G1の表示に関する処理を行うように構成されている。
この検知画像表示フローが開始されると、まず、ステップS11の処理が実行される。ステップS11では、検知画像G1を閲覧するための操作が行われたか否かが、第2処理部22により判定される。例えば、ユーザーEが、操作部23を介した操作入力によって、図8に示したホーム画面91の第2領域F2におけるリストの中から何れかの検知画像G1を選択すると、ステップS11において、検知画像G1を閲覧するための操作が行われたと判定される。
検知画像G1を閲覧するための操作が行われていない場合(図12のステップS11にて「No」)、この検知画像表示フローは一旦終了する。検知画像G1を閲覧するための操作が行われた場合(図12のステップS11にて「Yes」)、処理はステップS12へ移行する。
ステップS12では、第2処理部22が、検知記憶部52に記憶されている検知画像G1を、制御部4及び送受信部7(検知送信部71)を介して取得する。その後、処理はステップS13へ移行する。
ステップS13では、第2処理部22が検知記憶部52から取得した検知画像G1が、第1画像11であるか否かが判定される。当該検知画像G1が第1画像11でない場合(言い換えれば、第2画像12である場合)(図12のステップS13にて「No」)、処理はステップS14へ移行する。また、当該検知画像G1が第1画像11である場合(図12のステップS13にて「Yes」)、処理はステップS15へ移行する。
ステップS14では、ステップS12またはステップS16(後述)にて第2処理部22が取得した第2画像12の検知画像G1が、第2処理部22の制御によって、ディスプレイ21(第1領域F1)に表示される。さらに、第2処理部22は、上述の第1ボタン31及び第2ボタン32を操作不能な状態とする。その後、この検知画像表示フローは一旦終了する。
ステップS15では、権限取得部24が、権限記憶部64から権限情報を取得する。そして、第2処理部22は、当該権限情報に基づいて、監視端末2を使用しているユーザーEが第1画像11の検知画像G1を閲覧する権限を有しているか否かを判定する。
当該ユーザーEが第1画像11の検知画像G1を閲覧する権限を有していない場合(図12のステップS15にて「No」)、処理はステップS16へ移行する。当該ユーザーEが第1画像11の検知画像G1を閲覧する権限を有している場合(図12のステップS15にて「Yes」)、処理はステップS17へ移行する。
ステップS16では、第2処理部22が検知記憶部52から取得した第1画像11の検知画像G1に、第2処理部22が抽象化処理を施すことにより、第2画像12の検知画像G1を生成する。これにより、第2処理部22は、第2画像12の検知画像G1を取得する。その後、処理はステップS14へ移行する。
ステップS17では、第2処理部22により、ディスプレイ21(第1領域F1)における第1画像11の検知画像G1の表示を許可する処理が実行される。当該処理は、上述の第1ボタン31及び第2ボタン32を、操作可能な状態とするものである。その後、処理はステップS18へ移行する。
ステップS18では、ステップS12にて第2処理部22が取得した第1画像11の検知画像G1が、第2処理部22の制御によって、ディスプレイ21(第1領域F1)に表示される。その後、この検知画像表示フローは一旦終了する。
尚、本発明はこれに限定されない。ステップS18にて表示される検知画像G1は、第2画像12であっても良い。ステップS18にて第2画像12の検知画像G1が表示される場合であっても、ユーザーEは、第1ボタン31または第2ボタン32を操作することにより、第1画像11の検知画像G1を閲覧することができる。
また、上述のステップS15からステップS18についての説明から明らかなように、第2処理部22は、権限情報に基づいて、取得画像の表示に関する処理を行うように構成されている。ただし、本発明はこれに限定されず、第2処理部22は、権限情報に基づいて、取得画像の記憶に関する処理を行うように構成されていても良いし、取得画像の表示に関する処理と、取得画像の記憶に関する処理と、を行うように構成されていても良い。
即ち、処理部Pは、権限情報に基づいて、取得画像の表示及び記憶のうち少なくとも一方に関する処理を行う。
以上で説明した構成においては、プライバシー情報が、第1画像11の検知画像G1の表示を示しており、且つ、権限情報が、ユーザーEによる第1画像11の検知画像G1の閲覧が許可されておらず、第2画像12の検知画像G1の閲覧が許可されていることを示している場合、図11に示した検知画像記憶フローにおいて、処理がステップS02からステップS03へ移行して第1画像11の検知画像G1が検知記憶部52に記憶され、その後、図12に示した検知画像表示フローにおいて、処理がステップS16からステップS14へ移行して第2画像12の検知画像G1が表示される。
このケースでは、第2処理部22は、検知記憶部52から取得した第1画像11に抽象化処理を施すことにより第2画像12を生成すると共に、当該第2画像12をディスプレイ21に表示させる。
このように、第2画像12を表示する場合、処理部Pは、記憶部5から取得した第1画像11に抽象化処理を施すことにより第2画像12を生成すると共に、当該第2画像12をディスプレイ21に表示させる。また、プライバシー情報が、第1画像11の表示を示しており、且つ、権限情報が、ユーザーEによる第1画像11の閲覧が許可されておらず、第2画像12の閲覧が許可されていることを示している場合、記憶部5は、第1画像11を記憶し、且つ、処理部Pは、記憶部5から取得した第1画像11に抽象化処理を施すことにより第2画像12を生成すると共に、当該第2画像12をディスプレイ21に表示させる。
また、図11に示した検知画像記憶フローにおいて、処理がステップS02からステップS04へ移行して第2画像12の検知画像G1が検知記憶部52に記憶され、その後、図12に示した検知画像表示フローにおいて、ステップS13にて「No」と判定され、処理がステップS14へ移行して第2画像12の検知画像G1が表示されるケースでは、検知画像生成部82が検知記憶部52に第2画像12を記憶させると共に、第2処理部22が当該第2画像12をディスプレイ21に表示させる。
このように、第2画像12を表示する場合、処理部Pは、記憶部5に第2画像12を記憶させると共に、当該第2画像12をディスプレイ21に表示させる。
また、以上の説明から明らかなように、図11に示した検知画像記憶フロー、及び、図12に示した検知画像表示フローの何れにおいても、検知画像G1をディスプレイ21に表示させないための非表示処理は存在しない。即ち、処理部Pは、第1情報に基づき、検知画像G1をディスプレイ21に表示させないための非表示処理が実行不可能であるように構成されている。
〔現在画像の表示〕
図2に示すように、第1処理部43は、現在処理部46を有している。現在処理部46は、現在処理判定部84、現在抽象化部85を含んでいる。
送受信部7は、現在送信部72を有している。現在送信部72は、監視端末2からの要求に応じて、制御部4から現在画像G2を取得すると共に、当該現在画像G2を監視端末2へ送信するように構成されている。
第2処理部22及び現在処理部46は、図13に示す現在画像表示フローに従って、現在画像G2の表示に関する処理を行うように構成されている。
この現在画像表示フローが開始されると、まず、ステップS21の処理が実行される。ステップS21では、上述のようにプライバシー情報取得部44が取得したプライバシー情報が、プライバシー情報取得部44から現在処理判定部84へ送られる。現在処理判定部84は、当該プライバシー情報に含まれる第2情報が、現在画像G2の非表示を示しているか否かを判定する。より具体的には、現在処理判定部84は、当該プライバシー情報に含まれる第2情報に基づいて、表示態様にかかわらず現在画像G2の表示が拒否(禁止)されているか否かを判定する。
第2情報が現在画像G2の非表示を示している場合(より具体的には、表示態様にかかわらず現在画像G2の表示が拒否(禁止)されている場合)(図13のステップS21にて「Yes」)、処理はステップS22へ移行する。第2情報が現在画像G2の非表示を示していない場合(より具体的には、現在画像G2の表示が拒否(禁止)されていない場合)(図13のステップS21にて「No」)、処理はステップS23へ移行する。
ステップS22では、現在処理部46により、現在非表示処理が実行される。現在非表示処理とは、現在画像G2をディスプレイ21に表示させないための非表示処理である。特に限定されないが、現在非表示処理は、例えば、現在送信部72が監視端末2へ現在画像G2を送信しないように現在送信部72を制御する処理であっても良い。また、現在非表示処理は、例えば、上述の表示開始ボタン36を操作不能な状態とする処理であっても良い。その後、この現在画像表示フローは一旦終了する。
このように、処理部Pは、第2情報に基づき、現在画像G2をディスプレイ21に表示させないための非表示処理である現在非表示処理が実行可能である。
ステップS23では、現在画像G2を閲覧するための操作が行われたか否かが、現在処理判定部84により判定される。例えば、ユーザーEが、操作部23を介した操作入力によって、図3に示したホーム画面91の表示開始ボタン36を操作すると、所定の信号が監視端末2から送受信部7を介して制御部4へ送られる。制御部4(現在処理判定部84)が当該信号を受け取ると、ステップS23において、現在画像G2を閲覧するための操作が行われたと判定される。
現在画像G2を閲覧するための操作が行われていない場合(図13のステップS23にて「No」)、この現在画像表示フローは一旦終了する。現在画像G2を閲覧するための操作が行われた場合(図13のステップS23にて「Yes」)、処理はステップS24へ移行する。
ステップS24では、ステップS21で現在処理判定部84へ送られたプライバシー情報に含まれる第2情報が、第1画像11の表示を示しているか否かが、現在処理判定部84によって判定される。より具体的には、現在処理判定部84は、当該プライバシー情報に含まれる第2情報に基づいて、第1画像11による現在画像G2の表示が希望(許可)されているか否かを判定する。
第2情報が第1画像11の表示を示していない場合(より具体的には、第1画像11による現在画像G2の表示が拒否(禁止)されている場合)(図13のステップS24にて「No」)、処理はステップS25へ移行する。第2情報が第1画像11の表示を示している場合(より具体的には、第1画像11による現在画像G2の表示が希望(許可)されている場合)(図13のステップS24にて「Yes」)、処理はステップS26へ移行する。
ステップS25では、第2処理部22が、上述の第1ボタン31及び第2ボタン32を操作不能な状態とする。また、現在抽象化部85が、撮像部3から第1画像11を取得する。そして、現在抽象化部85は、当該第1画像11に抽象化処理を施すことにより、第2画像12の現在画像G2を生成する。さらに、現在抽象化部85は、生成した第2画像12の現在画像G2を、現在送信部72を介して監視端末2へ送ると共に、ディスプレイ21に表示させる。その後、この現在画像表示フローは一旦終了する。
ステップS26では、権限取得部24が、権限記憶部64から権限情報を取得する。そして、第2処理部22は、当該権限情報に基づいて、監視端末2を使用しているユーザーEが第1画像11の現在画像G2を閲覧する権限を有しているか否かを判定する。
当該ユーザーEが第1画像11の現在画像G2を閲覧する権限を有していない場合(図13のステップS26にて「No」)、処理はステップS25へ移行する。当該ユーザーEが第1画像11の現在画像G2を閲覧する権限を有している場合(図13のステップS26にて「Yes」)、処理はステップS27へ移行する。
ステップS27では、第2処理部22により、ディスプレイ21(第1領域F1)における第1画像11の現在画像G2の表示を許可する処理が実行される。当該処理は、上述の第1ボタン31及び第2ボタン32を、操作可能な状態とするものである。その後、処理はステップS28へ移行する。
ステップS28では、撮像部3により取得された第1画像11が、現在処理部46の制御により、制御部4及び現在送信部72を介して、監視端末2へ送られる。そして、当該第1画像11が、第2処理部22の制御によって、現在画像G2として、ディスプレイ21(第1領域F1)に表示される。その後、この現在画像表示フローは一旦終了する。
尚、本発明はこれに限定されない。ステップS28にて表示される現在画像G2は、第2画像12であっても良い。ステップS28にて第2画像12の現在画像G2が表示される場合であっても、ユーザーEは、第1ボタン31または第2ボタン32を操作することにより、第1画像11の現在画像G2を閲覧することができる。
〔過去画像の記憶〕
図2に示すように、第1処理部43は、過去処理部47を有している。過去処理部47は、過去処理判定部86及び過去抽象化部87を含んでいる。また、記憶部5は、過去記憶部53を有している。
過去処理部47は、図14に示す過去画像記憶フローに従って、過去画像G3の記憶に関する処理を行うように構成されている。
この過去画像記憶フローが開始されると、まず、ステップS31の処理が実行される。ステップS31では、上述のようにプライバシー情報取得部44が取得したプライバシー情報が、プライバシー情報取得部44から過去処理判定部86へ送られる。過去処理判定部86は、当該プライバシー情報に含まれる第3情報が、過去画像G3の非表示を示しているか否かを判定する。より具体的には、過去処理判定部86は、当該プライバシー情報に含まれる第3情報に基づいて、表示態様にかかわらず過去画像G3の記憶及び表示が拒否(禁止)されているか否かを判定する。
第3情報が過去画像G3の非表示を示していない場合(より具体的には、過去画像G3の記憶及び表示が拒否(禁止)されていない場合)(図14のステップS31にて「No」)、処理はステップS32へ移行する。第3情報が過去画像G3の非表示を示している場合(より具体的には、表示態様にかかわらず過去画像G3の記憶及び表示が拒否(禁止)されている場合)(図14のステップS31にて「Yes」)、処理はステップS33へ移行する。
ステップS32では、ステップS31で過去処理判定部86へ送られたプライバシー情報に含まれる第3情報が、第1画像11の表示を示しているか否かが、過去処理判定部86によって判定される。より具体的には、過去処理判定部86は、当該プライバシー情報に含まれる第3情報に基づいて、第1画像11による過去画像G3の記憶及び表示が希望(許可)されているか否かを判定する。
第3情報が第1画像11の表示を示している場合(より具体的には、第1画像11による過去画像G3の記憶及び表示が希望(許可)されている場合)(図14のステップS32にて「Yes」)、処理はステップS34へ移行する。第3情報が第1画像11の表示を示していない場合(より具体的には、第1画像11による過去画像G3の記憶及び表示が拒否(禁止)されている場合)(図14のステップS32にて「No」)、処理はステップS35へ移行する。
ステップS34では、過去処理部47が、撮像部3から制御部4へ送られた第1画像11を、過去記憶部53へ送ると共に、過去画像G3として、過去記憶部53に記憶させる。その後、この過去画像記憶フローは一旦終了する。
ステップS35では、過去抽象化部87が、撮像部3から制御部4へ送られた第1画像11を取得する。そして、過去抽象化部87は、当該第1画像11に抽象化処理を施すことにより第2画像12を生成する。過去抽象化部87は、当該第2画像12を、過去記憶部53へ送ると共に、過去画像G3として、過去記憶部53に記憶させる。その後、この過去画像記憶フローは一旦終了する。
特に限定されないが、本実施形態では、ステップS34及びステップS35により取得画像が過去記憶部53に記憶される期間は、所定日数に亘る期間である。即ち、現在に対して所定日数だけ前の時点(例えば現在から90日前の時点)から現在までの撮像に基づく取得画像が、過去画像G3として、過去記憶部53に記憶されている。また、それ以前の撮像に基づく取得画像は、過去記憶部53から消去される。
ステップS33では、過去処理部47により、第1過去非表示処理が実行される。第1過去非表示処理は、過去非表示処理の具体例である。過去非表示処理とは、過去画像G3をディスプレイ21に表示させないための非表示処理である。本実施形態において、第1過去非表示処理は、過去画像G3の表示のための取得画像を過去記憶部53に記憶させないための処理である。より具体的には、第1過去非表示処理は、過去処理部47が取得画像を過去記憶部53へ送ることを禁止する処理である。その後、この過去画像記憶フローは一旦終了する。
このように、処理部Pは、第3情報に基づき、過去画像G3をディスプレイ21に表示させないための非表示処理である過去非表示処理が実行可能である。また、第1過去非表示処理では、過去画像G3の表示のための取得画像を記憶部5に記憶させない。
〔過去画像の表示〕
図2に示すように、送受信部7は、過去送信部73を有している。過去送信部73は、監視端末2からの要求に応じて、過去記憶部53に記憶されている過去画像G3を、制御部4を介して取得すると共に、当該過去画像G3を監視端末2へ送信するように構成されている。
第2処理部22及び過去処理部47は、図15に示す過去画像表示フローに従って、過去画像G3の表示に関する処理を行うように構成されている。
この過去画像表示フローが開始されると、まず、ステップS41の処理が実行される。ステップS41では、上述のようにプライバシー情報取得部44が取得したプライバシー情報が、プライバシー情報取得部44から過去処理判定部86へ送られる。過去処理判定部86は、当該プライバシー情報に含まれる第3情報が、過去画像G3の非表示を示しているか否かを判定する。より具体的には、過去処理判定部86は、当該プライバシー情報に含まれる第3情報に基づいて、表示態様にかかわらず過去画像G3の記憶及び表示が拒否(禁止)されているか否かを判定する。
第3情報が過去画像G3の非表示を示している場合(より具体的には、表示態様にかかわらず過去画像G3の記憶及び表示が拒否(禁止)されている場合)(図15のステップS41にて「Yes」)、処理はステップS42へ移行する。第3情報が過去画像G3の非表示を示していない場合(より具体的には、過去画像G3の記憶及び表示が拒否(禁止)されていない場合)(図15のステップS41にて「No」)、処理はステップS43へ移行する。
ステップS42では、過去処理部47により、第2過去非表示処理が実行される。第2過去非表示処理は、過去非表示処理の具体例である。特に限定されないが、第2過去非表示処理は、例えば、過去送信部73が監視端末2へ過去画像G3を送信しないように過去送信部73を制御する処理であっても良い。また、第2過去非表示処理は、例えば、上述の日時指定部37及び再生ボタン38を操作不能な状態とする処理であっても良い。その後、この過去画像表示フローは一旦終了する。
ステップS43では、過去画像G3を閲覧するための操作が行われたか否かが、第2処理部22により判定される。例えば、ユーザーEが、操作部23を介した操作入力によって、図3に示したホーム画面91の日時指定部37及び再生ボタン38を操作すると、ステップS43において、過去画像G3を閲覧するための操作が行われたと判定される。
過去画像G3を閲覧するための操作が行われていない場合(図15のステップS43にて「No」)、この過去画像表示フローは一旦終了する。過去画像G3を閲覧するための操作が行われた場合(図15のステップS43にて「Yes」)、処理はステップS44へ移行する。
ステップS44では、第2処理部22が、過去記憶部53に記憶されている過去画像G3を、制御部4及び送受信部7(過去送信部73)を介して取得する。その後、処理はステップS45へ移行する。
ステップS45では、第2処理部22が過去記憶部53から取得した過去画像G3が、第1画像11であるか否かが判定される。当該過去画像G3が第1画像11でない場合(言い換えれば、第2画像12である場合)(図15のステップS45にて「No」)、処理はステップS46へ移行する。また、当該過去画像G3が第1画像11である場合(図15のステップS45にて「Yes」)、処理はステップS47へ移行する。
ステップS46では、ステップS44またはステップS48(後述)にて第2処理部22が取得した第2画像12の過去画像G3が、第2処理部22の制御によって、ディスプレイ21(第1領域F1)に表示される。さらに、第2処理部22は、上述の第1ボタン31及び第2ボタン32を操作不能な状態とする。その後、この過去画像表示フローは一旦終了する。
ステップS47では、権限取得部24が、権限記憶部64から権限情報を取得する。そして、第2処理部22は、当該権限情報に基づいて、監視端末2を使用しているユーザーEが第1画像11の過去画像G3を閲覧する権限を有しているか否かを判定する。
当該ユーザーEが第1画像11の過去画像G3を閲覧する権限を有していない場合(図15のステップS47にて「No」)、処理はステップS48へ移行する。当該ユーザーEが第1画像11の過去画像G3を閲覧する権限を有している場合(図15のステップS47にて「Yes」)、処理はステップS49へ移行する。
ステップS48では、第2処理部22が過去記憶部53から取得した第1画像11の過去画像G3に、第2処理部22が抽象化処理を施すことにより、第2画像12の過去画像G3を生成する。これにより、第2処理部22は、第2画像12の過去画像G3を取得する。その後、処理はステップS46へ移行する。
ステップS49では、第2処理部22により、ディスプレイ21(第1領域F1)における第1画像11の過去画像G3の表示を許可する処理が実行される。当該処理は、上述の第1ボタン31及び第2ボタン32を、操作可能な状態とするものである。その後、処理はステップS50へ移行する。
ステップS50では、ステップS44にて第2処理部22が取得した第1画像11の過去画像G3が、第2処理部22の制御によって、ディスプレイ21(第1領域F1)に表示される。その後、この過去画像表示フローは一旦終了する。
尚、本発明はこれに限定されない。ステップS50にて表示される過去画像G3は、第2画像12であっても良い。ステップS50にて第2画像12の過去画像G3が表示される場合であっても、ユーザーEは、第1ボタン31または第2ボタン32を操作することにより、第1画像11の過去画像G3を閲覧することができる。
〔骨格情報の記憶及び表示〕
図2に示すように、記憶部5は、骨格記憶部54を有している。本実施形態において、骨格情報生成部41により生成される骨格情報10は、動画である。生成された骨格情報10は、骨格記憶部54に記憶される。
特に限定されないが、本実施形態では、骨格情報10が骨格記憶部54に記憶される期間は、所定日数に亘る期間である。即ち、現在に対して所定日数だけ前の時点(例えば現在から90日前の時点)から現在までの撮像に基づく骨格情報10が、骨格記憶部54に記憶されている。また、それ以前の撮像に基づく骨格情報10は、骨格記憶部54から消去される。
ディスプレイ21において、骨格情報10が重ね合わされた状態の取得画像が表示される場合、第2処理部22は、骨格記憶部54に記憶されている骨格情報10を、制御部4及び送受信部7を介して取得する。そして、第2処理部22は、取得画像の撮像時刻と、骨格情報10の撮像時刻と、が一致するように、ディスプレイ21に表示させる。
〔過去画像のダウンロード〕
図16には、監視端末2のディスプレイ21に表示されるダウンロード画面94が示されている。ダウンロード画面94では、過去画像G3のトリミング及びダウンロードが可能である。
ダウンロード画面94の下部に、時間ベクトルタブTが表示されている。時間ベクトルタブTの上方に、第4領域F4及び第5領域F5が設けられている。
第4領域F4には、過去画像G3が表示されている。第4領域F4の上方には、第1ボタン31、第2ボタン32、第3ボタン33が表示されている。
また、時間ベクトルタブTに重なる状態で、トリミング操作部Tbが表示されている。ユーザーEは、操作部23を介した操作入力によって、トリミング操作部Tbを操作することができる。トリミング操作部Tbの操作に応じて、過去画像G3のトリミング範囲が決定される。
ユーザーEは、操作部23を介した操作入力によって、第5領域F5内を操作することができる。第5領域F5内を操作することにより、メモの入力が可能である。また、第5領域F5内を操作することにより、ラベル(例えば、転倒、横たわり、ずり落ち、境界位、起き上がり、離床、その他)の入力が可能である。
図16に示すように、ダウンロード画面94の下端部における右端部に、保存ボタン40が表示されている。ユーザーEは、操作部23を介した操作入力によって、保存ボタン40を操作することができる。ユーザーEが保存ボタン40を操作すると、過去画像G3のうち、トリミング操作部Tbにより決定されたトリミング範囲の動画がダウンロードされる。当該動画には、第5領域F5内の操作により入力されたメモ及びラベルが付与される。
尚、監視装置1、監視端末2、管理コンピュータ6に含まれる各機能部は、マイクロコンピュータ等の物理的な装置であっても良いし、ソフトウェアにおける機能部であっても良い。例えば、各機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、それらプログラムをCPUにロードして実行することにより、各機能部に対応するプロセスが実行される構成であっても良い。
以上で説明した構成によれば、取得画像に関するプライバシー情報が、被監視者D毎に記憶される。そして、被監視者Dに対応するプライバシー情報に基づいて、当該被監視者Dに対応する取得画像の処理(例えばモザイク処理)が行われる。
これにより、撮像部3による撮像に基づいて取得された画像に関して、被監視者Dのプライバシーに配慮した処理が可能である。しかも、被監視者D毎に記憶されるプライバシー情報に基づいて処理が行われるため、被監視者D毎に異なる処理が可能である。
従って、以上で説明した構成によれば、撮像部3による撮像に基づいて取得された画像に関して、被監視者Dのプライバシーに配慮した処理が可能であり、且つ、被監視者D毎に異なる処理が可能である。
〔その他の実施形態〕
(1)上記実施形態において各要素により行われることを1つまたは複数のステップにより行う監視方法として構成されていても良い。例えば、撮像部3に対応する撮像ステップと、ディスプレイ21に対応する表示ステップと、プライバシー情報取得部44に対応するプライバシー情報取得ステップと、処理部Pに対応する処理ステップと、を備える監視方法として構成されていても良い。
(2)処理部Pは、ディスプレイ21(第1領域F1)に、骨格情報10が重ね合わされていない状態の第2画像12を表示させることが可能であっても良い。
(3)検知画像G1、現在画像G2、過去画像G3、骨格情報10は、静止画であっても良い。
(4)権限情報は、検知画像G1、現在画像G2、過去画像G3のそれぞれについて、第1画像11の閲覧が許可されているか否かを示す情報であっても良い。即ち、第1画像11の閲覧が許可されているか否かが、検知画像G1、現在画像G2、過去画像G3の間で異なっていても良い。
(5)権限情報は、検知画像G1、現在画像G2、過去画像G3の全てについて第2画像12の閲覧が許可されているか否かを示す情報を含んでいても良い。また、権限情報は、検知画像G1、現在画像G2、過去画像G3のそれぞれについて、第2画像12の閲覧が許可されているか否かを示す情報を含んでいても良い。即ち、第2画像12の閲覧が許可されているか否かが、検知画像G1、現在画像G2、過去画像G3の間で異なっていても良い。また、第2画像12の閲覧が許可されていない場合、ユーザーEは第1画像11及び第2画像12の何れも閲覧できない構成であっても良い。
(6)処理部Pは、取得画像の表示及び記憶のうち何れか一方に関する処理のみを行うように構成されていても良いし、取得画像の表示に関する処理と、取得画像の記憶に関する処理と、を行うように構成されていても良い。
(7)処理部Pは、状態検知部42により検知された被監視者Dの状態に応じて、検知画像G1の表示態様を切り替えるように構成されていても良い。例えば、検知処理部45が、状態検知部42により検知された被監視者Dの状態が起き上がり状態である場合には第2画像12の検知画像G1を検知記憶部52に記憶させ、状態検知部42により検知された被監視者Dの状態が転倒状態である場合には第1画像11の検知画像G1を検知記憶部52に記憶させるように構成されていても良い。
尚、検知記憶部52に記憶させる検知画像G1を第1画像11と第2画像12との間で切り替えることは、「表示態様を切り替える」ことに相当する。
(8)処理部Pは、撮像部3による撮像の時刻に応じて、ディスプレイ21における取得画像の表示態様を切り替えるように構成されていても良い。例えば、現在処理部46が、予め設定された時間帯においては第2画像12の現在画像G2をディスプレイ21に表示させ、当該時間帯以外においては第1画像11の現在画像G2をディスプレイ21に表示させるように構成されていても良い。当該時間帯は、例えば、被監視者Dのプライバシーへの配慮が必要な時間帯であっても良い。
(9)被監視者D(または当該被監視者Dに対応する監視装置1)を指定することにより、当該被監視者Dに関する全てのデータ(例えば、検知記憶部52に記憶された検知画像G1や、過去記憶部53に記憶された過去画像G3)を削除可能に構成されていても良い。
尚、上述の実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能である。また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、老人福祉施設だけではなく、医療施設や公共施設等の種々の施設に利用可能であり、また、屋外であっても利用可能である。
3 :撮像部
5 :記憶部
10 :骨格情報
11 :第1画像(取得画像)
12 :第2画像(取得画像)
21 :ディスプレイ(表示部)
23 :操作部
24 :権限取得部
41 :骨格情報生成部
42 :状態検知部
44 :プライバシー情報取得部
61 :パターン設定部
63 :人数出力部
A :監視システム
B :監視対象領域
D :被監視者
E :ユーザー
G1 :検知画像
G2 :現在画像
G3 :過去画像
P :処理部

Claims (16)

  1. 複数の被監視者に対応する複数の撮像部を備え、
    各前記撮像部は、それぞれ、対応する前記被監視者の存在する監視対象領域を撮像するように構成されており、
    前記撮像部による撮像に基づいて取得された画像である取得画像を表示可能な表示部と、
    前記被監視者毎に記憶される、前記取得画像に関するプライバシー情報を取得するプライバシー情報取得部と、
    前記取得画像の表示及び記憶のうち少なくとも一方に関する処理を行う処理部と、を備え、
    前記処理部は、前記被監視者に対応する前記プライバシー情報に基づいて、当該被監視者に対応する前記取得画像の処理を行う監視システム。
  2. 前記処理部は、前記撮像部により取得された撮像画像である第1画像に抽象化処理を施すことにより第2画像を生成可能であり、
    前記第1画像及び前記第2画像は、何れも前記取得画像であり、
    前記処理部は、前記プライバシー情報に基づき、前記表示部に前記第1画像を表示させるか前記第2画像を表示させるかを切り替える請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記取得画像を記憶可能な記憶部を備え、
    前記記憶部は前記第1画像を記憶し、
    前記第2画像を表示する場合、前記処理部は、前記記憶部から取得した前記第1画像に前記抽象化処理を施すことにより前記第2画像を生成すると共に、当該第2画像を前記表示部に表示させる請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記取得画像を記憶可能な記憶部を備え、
    前記第2画像を表示する場合、前記処理部は、前記記憶部に前記第2画像を記憶させると共に、当該第2画像を前記表示部に表示させる請求項2に記載の監視システム。
  5. 前記取得画像を記憶可能な記憶部と、
    前記取得画像の閲覧に関するユーザーの権限を示す情報である権限情報を取得する権限取得部と、を備え、
    前記プライバシー情報が、前記第1画像の表示を示しており、且つ、前記権限情報が、前記ユーザーによる前記第1画像の閲覧が許可されておらず、前記第2画像の閲覧が許可されていることを示している場合、前記記憶部は、前記第1画像を記憶し、且つ、前記処理部は、前記記憶部から取得した前記第1画像に前記抽象化処理を施すことにより前記第2画像を生成すると共に、当該第2画像を前記表示部に表示させる請求項2に記載の監視システム。
  6. 前記取得画像の閲覧に関するユーザーの権限を示す情報である権限情報を取得する権限取得部を備え、
    前記処理部は、前記権限情報に基づいて、前記取得画像の表示及び記憶のうち少なくとも一方に関する処理を行う請求項1に記載の監視システム。
  7. 前記取得画像に基づいて前記被監視者の状態を検知する状態検知部を備え、
    前記表示部は、前記状態検知部により所定状態が検知された際の前記監視対象領域の状況を示す前記取得画像である検知画像を表示可能であり、
    前記表示部は、現在の前記監視対象領域の状況を示す前記取得画像である現在画像を表示可能であり、
    前記表示部は、過去であってユーザーにより指定された日時の前記監視対象領域の状況を示す前記取得画像である過去画像を表示可能である請求項1に記載の監視システム。
  8. 前記プライバシー情報は、前記検知画像に関する第1情報と、前記現在画像に関する第2情報と、前記過去画像に関する第3情報と、を含んでいる請求項7に記載の監視システム。
  9. 前記処理部は、前記第1情報に基づき、前記検知画像を前記表示部に表示させないための非表示処理が実行不可能であり、
    前記処理部は、前記第2情報に基づき、前記現在画像を前記表示部に表示させないための非表示処理である現在非表示処理が実行可能であり、
    前記処理部は、前記第3情報に基づき、前記過去画像を前記表示部に表示させないための非表示処理である過去非表示処理が実行可能である請求項8に記載の監視システム。
  10. 前記取得画像を記憶可能な記憶部を備え、
    前記過去非表示処理では、前記過去画像の表示のための前記取得画像を前記記憶部に記憶させない請求項9に記載の監視システム。
  11. 前記第1情報と前記第2情報と前記第3情報との組み合わせのパターンである一つまたは複数のプライバシーパターンを設定可能なパターン設定部を備え、
    各前記プライバシーパターンについて、それぞれに対応する前記被監視者の人数を示す情報を出力する人数出力部を備える請求項8に記載の監視システム。
  12. 前記処理部は、前記状態検知部により検知された前記被監視者の状態に応じて、前記検知画像の表示態様を切り替える請求項7に記載の監視システム。
  13. ユーザーによる操作入力を受け付ける操作部を備え、
    前記処理部は、前記操作部への操作入力に応じて、前記表示部における前記取得画像の表示態様を切り替える請求項1に記載の監視システム。
  14. 前記処理部は、前記撮像部による撮像の時刻に応じて、前記表示部における前記取得画像の表示態様を切り替える請求項1に記載の監視システム。
  15. 前記撮像部による撮像に基づいて前記監視対象領域に存在する人の骨格を示す骨格情報を生成する骨格情報生成部を備え、
    前記処理部は、前記取得画像と前記骨格情報とを重ね合わせた状態で前記表示部に表示させることが可能である請求項1から14の何れか一項に記載の監視システム。
  16. 監視システムにおける監視方法であって、
    複数の被監視者に対応する複数の撮像ステップを備え、
    各前記撮像ステップにおいては、それぞれ、対応する前記被監視者の存在する監視対象領域が撮像され、
    前記撮像ステップによる撮像に基づいて取得された画像である取得画像を表示する表示ステップと、
    前記被監視者毎に記憶される、前記取得画像に関するプライバシー情報を取得するプライバシー情報取得ステップと、
    前記取得画像の表示及び記憶のうち少なくとも一方に関する処理を行う処理ステップと、を備え、
    前記処理ステップにおいては、前記被監視者に対応する前記プライバシー情報に基づいて、当該被監視者に対応する前記取得画像の処理が行われる監視方法。
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