JP2024049497A - 樹脂基板の加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂基板を個々のチップに分割する際に、上記した外周の凸部が妨げになることがない樹脂基板の加工方法を提供する。【解決手段】樹脂基板20をチャックテーブル10aに保持する保持工程と、切削ブレード83を樹脂基板20の外周22に位置付けて凸部23a~23dを切削して中央平坦部21の高さと略同じ高さに揃える凸部平坦化工程と、X軸送り手段及びY軸送り手段を作動して樹脂基板20を個々のチップ24に分割する分割工程と、を含み構成される。【選択図】図3

Description

本発明は、樹脂基板を個々のチップに分割する加工方法に関する。
IC、LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハは、ダイシング装置によって個々のデバイスチップに分割され、携帯電話、パソコン等の電気機器に利用される。
また、LSI等の回路が形成された複数のデバイスがリードフレームにマウントされてボンディングされた後、ガラスエポキシ樹脂等の樹脂によって封止した樹脂基板を個々のチップに分割する技術も提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2011-114145号公報
しかし、樹脂基板の種類又は構成によっては、複数のデバイスが形成された基板に樹脂を被覆する工程で樹脂基板の外周に樹脂が溜り、出来上がった樹脂基板の中央の平坦部を囲むように土手のような凸部が形成される場合があり、該樹脂基板を切削して個々のチップに分割する際に妨げとなるという問題がある。
本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、その主たる技術課題は、樹脂基板を個々のチップに分割する際に、上記した外周の凸部が妨げになることがない樹脂基板の加工方法を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持し回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードをY軸方向に伸びる回転軸に支持した切削手段と、該チャックテーブルと該切削手段とを相対的にX軸方向に加工送りするX軸送り手段と、該チャックテーブルと該切削手段とを相対的にX軸方向に直交するY軸方向に加工送りするY軸送り手段と、該チャックテーブルと該切削手段とを相対的にX軸方向及びY軸方向と直交するZ軸方向に切り込み送りするZ軸送り手段と、を備えた切削装置によって中央平坦部の外周に凸部を有する樹脂基板を個々のチップに分割する樹脂基板の加工方法であって、樹脂基板をチャックテーブルに保持する保持工程と、該切削ブレードを樹脂基板の外周に位置付けて凸部を切削して該中央平坦部の高さと略同じ高さに揃える凸部平坦化工程と、X軸送り手段及びY軸送り手段を作動して該樹脂基板を個々のチップに分割する分割工程と、を含み構成される樹脂基板の加工方法が提供される。
中央に開口を有するフレームの該開口に樹脂基板を位置付けてシートによって一体にする一体工程を含み、該保持工程において、該シート側をチャックテーブルに保持することが好ましい。また、該樹脂基板は矩形であり、該凸部平坦化工程において、樹脂基板の凸部を有する一辺をY軸方向に位置付ける位置付けステップと、切削ブレードの先端を樹脂基板の凸部に位置付けてY軸方向に相対移動することで凸部を平坦化する平坦化ステップと、該凸部の幅に応じて切削ブレードの先端と樹脂基板の凸部とを相対的にX軸方向にインデックス送りするインデックスステップと、該凸部の高さに応じて切削ブレードの先端と樹脂基板の凸部とをZ軸方向に相対的に切り込み送りする切り込みステップと、を備え、必要に応じて、該平坦化ステップと、該インデックスステップと、該切り込みステップと、を繰り返し実施するようにしてもよい。
本発明の樹脂基板の加工方法は、被加工物を保持し回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードをY軸方向に伸びる回転軸に支持した切削手段と、該チャックテーブルと該切削手段とを相対的にX軸方向に加工送りするX軸送り手段と、該チャックテーブルと該切削手段とを相対的にX軸方向に直交するY軸方向に加工送りするY軸送り手段と、該チャックテーブルと該切削手段とを相対的にX軸方向及びY軸方向と直交するZ軸方向に切り込み送りするZ軸送り手段と、を備えた切削装置によって中央平坦部の外周に凸部を有する樹脂基板を個々のチップに分割する樹脂基板の加工方法であって、樹脂基板をチャックテーブルに保持する保持工程と、該切削ブレードを樹脂基板の外周に位置付けて凸部を切削して該中央平坦部の高さと略同じ高さに揃える凸部平坦化工程と、X軸送り手段及びY軸送り手段を作動して該樹脂基板を個々のチップに分割する分割工程と、を含み構成されることから、樹脂基板を個々のチップに分割する分割工程を実施する際には、樹脂基板の外周から土手のような凸部が除去されて略平坦化されており、該凸部が樹脂基板を個々のチップに分割する際に妨げとなるという問題が解消する。
切削装置の全体斜視図である。 一体工程の実施態様を示す斜視図である。 (a)凸部平坦化工程の実施態様を示す斜視図、(b)(a)に示す凸部平坦化工程の一部拡大断面図である。 (a)凸部平坦化工程により平坦化された樹脂基板を示す斜視図、(b)(a)に示す樹脂基板を側方から見た側面図である。 (a)分割工程の実施態様を示す斜視図、(b)(a)に示す分割工程により個々のチップに分割された樹脂基板を示す斜視図である。
以下、本発明に基づいて構成される樹脂基板の加工方法に係る実施形態について、添付図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1には、本実施形態の樹脂基板の加工方法を実施するのに好適な切削装置1の全体斜視図が示されている。
切削装置1は、被加工物を保持し回転可能なチャックテーブル10aと、チャックテーブル10aに保持された被加工物を切削する切削ブレード83をY軸方向に伸びる回転軸82に回転可能に支持した切削手段8と、チャックテーブル10aと切削手段8とを相対的にX軸方向に加工送りする図示を省略するX軸送り手段と、チャックテーブル10aと切削手段8とを相対的にX軸方向に直交するY軸方向に加工送りする図示を省略するY軸送り手段と、チャックテーブル10aと切削手段8とを相対的にX軸方向及びY軸方向と直交するZ軸方向に切り込み送りする図示を省略するZ軸送り手段と、を備えている。チャックテーブル10aの保持面は、上記したX軸方向及びY軸方向によって規定される水平面である。
切削装置1は、上記した構成に加え、略直方体形状のハウジング2と、ハウジング2のカセットテーブル4aに載置されるカセット4と、カセット4からフレームFに支持された被加工物を仮置きテーブル5に搬出する搬出入手段3と、仮置きテーブル5に搬出された被加工物を上記したチャックテーブル10aに搬送する搬送手段6と、チャックテーブル10a上に保持された被加工物を撮像し切削手段8よって加工すべき領域を検出するアライメント手段9と、図1においてチャックテーブル10aが位置付けられた搬出入位置から被加工物を洗浄装置12(詳細については省略されている)に搬送する洗浄搬出手段14と、が配設されている。チャックテーブル10aの外周には、クランプ10bが均等な間隔で複数配設されている。さらに、ダイシング装置1には、図示を省略する制御手段、及び表示手段等が配設される。なお、本実施形態のX軸送り手段は、チャックテーブル10aをX軸方向に移動すべく構成され、Y軸送り手段及びZ軸送り手段は、切削手段8をY軸方向及びZ軸方向に移動すべく構成され、いずれもハウジング2内に配設されている。
切削手段8は、Y軸方向に伸びる回転軸82を回転自在に支持する回転軸ハウジング81と、回転軸82の先端に装着された切削ブレード83を保護する複数の部材により構成されたブレードカバー84とを備えている(図3(a)も併せて参照)。ブレードカバー84には、切削ブレード83を挟み隣接するように一対の切削水供給手段85(反対側は見えていない)が配設されており、ブレードカバー84を介して導入される切削水を切削位置に向けて供給する。回転軸ハウジング81の他端側には図示を省略するモータ等の回転駆動源が収容されており、該回転駆動源は回転軸82を回転させることで切削ブレード83を回転させる。
本実施形態の樹脂基板の加工方法により加工される被加工物は、例えば、図2に示すような矩形状の樹脂基板20である。該樹脂基板20は、例えば、複数の半導体チップがリードフレームにマウントされてボンディングされた後、ガラスエポキシ樹脂等の樹脂によって封止された基板である。樹脂基板20は、例えば、平面視でみて、150mm×150mmの寸法で形成され、中央の矩形状の中央平坦部21は厚みが80μmであり、該中央平坦部21の外周22の4辺には、凸部23a~23dが立設され、凸部23a~23dの厚み(高さ)が1.5~4.0mm、幅が2~3mmで形成されている。該凸部23a~23dは、複数の半導体チップが形成された基板に樹脂を被覆する過程で外周22に樹脂が溜り中央平坦部21を囲むように形成されたものであり、意図的に形成したものではないため、寸法、形状には若干のばらつきが存在する。
本実施形態の樹脂基板の加工方法を実施するに際し、好ましくは、図2に示すように、中央に開口Faを有する環状のフレームFを用意し、該開口Faの中央に樹脂基板20の表面側を下方に向けて位置付け、粘着性を有するシートTを介して樹脂基板20をフレームFによって支持し一体とする(一体工程)。なお、本発明は、必ずしもこの一体工程を備えることに限定されず、例えば、切削装置1に樹脂基板20の形状に合った保持面を有するチャックテーブルが配設されている場合は、上記の一体工程を省略することができる。なお、一体工程を省略する場合は、樹脂基板20と寸法が一致するシートを用意し、樹脂基板20の表面に貼着することが好ましい。
上記したように樹脂基板20を用意したならば、樹脂基板20をチャックテーブル10aに保持する保持工程を実施する。より具体的には、樹脂基板20のシートT側を下方に向けてチャックテーブル10aの保持面に載置し、クランプ10bによってフレームFを把持すると共に、図示を省略する吸引手段を作動して、チャックテーブル10aの保持面に負圧を生成して樹脂基板20を吸引保持する。
次いで、上記した凸部23a~23dを切削して中央平坦部21の高さと略同じ高さに揃える凸部平坦化工程を実施する。図1、2に加え、図3、4を参照しながら、該凸部平坦化工程について、より具体的に説明する。
本実施形態の凸部平坦化工程を実施する切削手段8に装着される切削ブレード83は、例えば、ダイヤモンド砥粒を含むレジン砥石又はビトリファイド砥石から構成され、直径が50mm、厚みが0.2mmのブレードが選択される。
凸部平坦化工程を実施するに際し、まず、樹脂基板20をアライメント手段9の直下に位置付けて撮像し、樹脂基板20の形状、凸部23a~23dの位置等を検出する。次いで、図3(a)に示すように、樹脂基板20を切削手段8の下方に移動し、樹脂基板20の凸部23a~23dのいずれかが形成された外周22の一辺をY軸方向に位置付ける(位置付けステップ)。なお、本実施形態では、初めに図示の凸部23aが形成された一辺をY軸方向に位置付けるものとして以下説明する。
上記した位置付けステップを実施したならば、上記のX軸送り手段、Y軸送り手段を作動し、図3(a)に示すように、切削ブレード83の先端を樹脂基板20の凸部23aのY軸方向の延長線上であって、該凸部23aの一端側の近傍に位置付ける。次いで、切削ブレード83を矢印R1で示す方向に所定の回転速度(例えば10000rpm)で回転させると共に、Z軸送り手段を作動して、切削ブレード83の先端を、凸部23aの上面から、例えば0.2mm下方になるように位置付ける(切り込み送りステップ)。次いで、切削水供給ノズル85から切削水を供給すると共に、上記したY軸送り手段を作動して、切削ブレード83を矢印R2で示すY軸方向であって該一辺の他端側の外方まで、所定の送り速度(例えば50mm/秒)で移動させ、図3(b)に示すように、該凸部23aの上面を切削する(平坦化ステップ)。ここで、凸部23aの幅・及び高さ寸法によっては、この1回の平坦化ステップで凸部23aを除去し樹脂基板20の一辺を略平坦化することができる場合もあるが、必要に応じて、以下に説明するインデックスステップを組み合わせて繰り返し実施する。
上記した1回目の切り込み送りステップ、平坦化ステップを実施した後、Y軸送り手段を作動して、切削手段8を凸部23aのY軸方向の一端側であって、図3(a)に示す位置に移動して、凸部23aの幅に応じてX軸送り手段を作動し、樹脂基板20を、X軸方向の奥側に所定の量(例えば1mm)インデックス送りするインデックスステップを実施する。次いで、Y軸送り手段、Z軸送り手段を作動して、上記した切り込み送りステップ、平坦化ステップを実施して、樹脂基板20の外周22に形成された凸部23aの上面を0.2mmの切り込み深さで切削加工する。さらに、もう一度上記したインデックスステップ、切り込み送りステップ、平坦化ステップを実施する。以上により、凸部23aの上面が全体的に0.2mm切削される。次いで、上記したX軸送り手段を作動して、図中の樹脂基板20において、凸部23aと対向し平行する凸部23bが形成された外周22の一辺を、切削ブレード83の先端が位置付けられた位置のX座標位置に位置付け、凸部23aに対して実施した切り込み送りステップ、平坦化ステップ、インデックスステップを凸部23bに対しても実行し、凸部23bの上面全体を0.2mm切削加工する。
さらに、樹脂基板20を90度回転し、凸部23bと直交する凸部23cが形成された外周22の一辺を、切削ブレード83の先端が位置付けられた位置のX座標位置に位置付ける。次いで、上記した切り込み送りステップ、平坦化ステップ、インデックスステップを繰り返し実行し、凸部23cの上面全体を0.2mm切削加工する。そして、上記したX軸送り手段を作動して、図中の樹脂基板20において凸部23cと対向し平行な凸部23dが形成された外周の一辺を、切削ブレード83の先端が位置付けられた位置のX座標位置に位置付け、上記した切り込み送りステップ、平坦化ステップ、インデックスステップを繰り返し、樹脂基板20の外周22に形成された凸部23dの上面全体を0.2mm切削加工する。
凸部23a~23dが形成された外周22の4辺に対して上記の切り込み送りステップ、平坦化ステップ、インデックスステップを実施することで、凸部23a~23dの上面が0.2mm切削される。次いで、上記したZ軸送り手段を作動して、切削ブレード83の先端の位置をさらに0.2mm下降させて切り込み送りする切り込みステップを実施すると共に、上記した凸部23a~23dに対する平坦化ステップ、インデックスステップを実施する。上記した切り込み送りステップ、平坦化ステップ、及びインデックスステップを、上記した凸部23a~23dに対して実施することで、凸部23a~23dの上面がさらに、0.2mm切削される。樹脂基板20の4辺の外周22の高さが中央平坦部21と略同じ高さとなるまで、上記した切り込み送りステップ、平坦化ステップ、及びインデックスステップを繰り返し実施することで、図4(a)、(b)に示すように、凸部23a~23dが除去され樹脂基板20が平坦とされて、凸部平坦化工程が完了する。なお、本発明の凸部平坦化工程が施される凸部22a~22dの順序は特に限定されず、任意の順序で実施することができる。
また、1回の切り込みステップにおける切り込み送り量とインデックスステップにおけるインデックス送り量は、小さい値に設定する程、切削ブレード83の負担が軽減されると共に、樹脂基板20の外周22における平坦度が向上する。しかし、その場合は、平坦化ステップの必要回数が増大して生産効率が低下するため、1回の切り込みステップにおける切り込み送り量とインデックスステップにおけるインデックス送り量は、切削ブレード83の耐久性や、要求される加工品質(平坦度)等を考慮し、出来るだけ少ない回数になるように設定される。
上記した凸部平坦化工程が完了したならば、X軸送り手段及びY軸送り手段を作動して該樹脂基板20を個々のチップに分割する分割工程を実施する。なお、本実施形態では、上記した凸部平坦化工程を実施した切削手段8の切削ブレード83をそのまま使用して分割工程を実施する。
図5に示す分割工程を実施するに際し、まず、上記したアライメント手段9によって検出した樹脂基板20に関する情報に基づき、チャックテーブル10aを回転して、チャックテーブル10aに保持された樹脂基板20の外周22の一辺をX軸方向に整合させる。次いで、該制御手段に予め記憶された樹脂基板20の分割予定ライン(図示は省略している)の位置情報に基づき、切削開始位置となるX軸方向に沿う分割予定ラインと切削ブレード83との位置合わせを実施する。次いで、X軸方向に整合させた所定の分割予定ラインに、矢印R1で示す方向に所定の回転速度(例えば20000rpm)で回転させた切削ブレード83を位置付けて、上面から例えば0.1mmの深さで切り込ませると共に、X軸送り手段を作動して樹脂基板20をX軸方向に、例えば10mm/秒の送り速度で加工送りして、分割溝100を形成する。さらに、上記のY軸送り手段を作動して、分割溝100を形成した分割予定ラインにY軸方向で隣接し、分割溝100が形成されていない分割予定ライン上に、切削ブレード83をインデックス送りして、上記と同様にして分割溝100を形成する切削加工を実施する。これらを繰り返すことにより、X軸方向に沿うすべての分割予定ラインに沿って分割溝100を形成する。次いで、樹脂基板20を90度回転し、先に分割溝100を形成した方向と直交する方向をX軸方向に整合させ、上記した切削加工を、新たにX軸方向に整合させたすべての分割予定ラインに対して実施し、樹脂基板20のすべての分割予定ラインに沿って分割溝100を形成する。このように分割工程を実施することで、図5(b)に示すように、樹脂基板20を個々のチップ24に分割することができる(分割工程)。以上により、本実施形態の樹脂基板の加工方法が完了する。
上記した実施形態によれば、樹脂基板20を個々のチップに分割する分割工程を実施する際には、樹脂基板20の外周22から土手のような凸部23a~23dが除去されて略平坦化されており、該凸部23a~23dが樹脂基板20を個々のチップに分割する際に妨げとなるという問題が解消する。
上記した実施形態では、凸部平坦化工程と分割工程とで切削ブレード83を変更せずに実施したが、切削ブレードを各工程で適宜変更するようにしてもよい。また、本発明の凸部平坦化工程において実施される平坦化ステップに関し、切削ブレード83の向きを樹脂基板20の外周22のいずれか1辺をX軸方向に沿うように位置付けると共に、該外周22に形成された凸部に位置付けてX軸方向に相対移動して該凸部を切削し、これを繰り返し実施することで平坦化することを除外するものではない。ただし、上記した実施形態のように、切削ブレード83の先端を樹脂基板20の凸部23a~23dに位置付けてY軸方向に相対移動することで該凸部を平坦化することが好ましい。
1:切削装置
2:ハウジング
3:搬出入手段
4:カセット
5:仮置テーブル
6:搬送手段
8:切削手段
81:回転軸ハウジング
82:回転軸
83:切削ブレード
84:ブレードカバー
9:アライメント手段
10:保持手段
10a:チャックテーブル
12:洗浄装置
14:洗浄搬出手段
20:樹脂基板
21:中央平坦部
22:外周
23a~23d:凸部
24:チップ
100:切削溝
F:フレーム
T:シート

Claims (3)

  1. 被加工物を保持し回転可能なチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードをY軸方向に伸びる回転軸に支持した切削手段と、該チャックテーブルと該切削手段とを相対的にX軸方向に加工送りするX軸送り手段と、該チャックテーブルと該切削手段とを相対的にX軸方向に直交するY軸方向に加工送りするY軸送り手段と、該チャックテーブルと該切削手段とを相対的にX軸方向及びY軸方向と直交するZ軸方向に切り込み送りするZ軸送り手段と、を備えた切削装置によって中央平坦部の外周に凸部を有する樹脂基板を個々のチップに分割する樹脂基板の加工方法であって、
    樹脂基板をチャックテーブルに保持する保持工程と、
    該切削ブレードを樹脂基板の外周に位置付けて凸部を切削して該中央平坦部の高さと略同じ高さに揃える凸部平坦化工程と、
    X軸送り手段及びY軸送り手段を作動して該樹脂基板を個々のチップに分割する分割工程と、
    を含み構成される樹脂基板の加工方法。
  2. 中央に開口を有するフレームの該開口に樹脂基板を位置付けてシートによって一体にする一体工程を含み、
    該保持工程において、該シート側をチャックテーブルに保持する請求項1に記載の樹脂基板の加工方法。
  3. 該樹脂基板は矩形であり、該凸部平坦化工程において、
    樹脂基板の凸部を有する一辺をY軸方向に位置付ける位置付けステップと、
    切削ブレードの先端を樹脂基板の凸部に位置付けてY軸方向に相対移動することで凸部を平坦化する平坦化ステップと、
    該凸部の幅に応じて切削ブレードの先端と樹脂基板の凸部とを相対的にX軸方向にインデックス送りするインデックスステップと、
    該凸部の高さに応じて切削ブレードの先端と樹脂基板の凸部とをZ軸方向に相対的に切り込み送りする切り込みステップと、
    を備え、
    必要に応じて、該平坦化ステップと、該インデックスステップと、該切り込みステップと、を繰り返し実施する請求項1に記載の樹脂基板の加工方法。
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