JP2024048722A - 画像形成装置 - Google Patents

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祐己 長島
Hiroki Nagashima
純也 住田
Junya Sumida
咲穂 早川
Saho Hayakawa
茉莉花 尾▲崎▼
Marika Ozaki
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Abstract

【課題】ユーザがプロセスカートリッジのどの部分を持てばいいのかを認識しやすくすること。【解決手段】画像形成装置1は、ドロワ90と、ドロワ90に装着可能なプロセスカートリッジ50を備える。プロセスカートリッジ50は、ドラムユニットU1と現像ユニットU2を備え、感光ドラム51と現像ローラ55が離れた基本状態から感光ドラム51と現像ローラ55が接触する状態へと外力を受けることで一時的に切替可能である。現像ユニットU2は、凸部C1を有する現像筐体56と、現像ハンドルH1を有する。凸部C1は、第2方向においてドラムユニットU1よりドロワ90から遠くに位置し、ドラムユニットU1より第2方向の他方に突出する。現像ハンドルH1は、基本状態のプロセスカートリッジ50をドロワ90から第2方向の他方に取り外す際に持つことを許容する。現像ハンドルH1は、ドラムユニットU1より第2方向の他方に位置する。【選択図】図2

Description

本開示は、プロセスカートリッジを備えた画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置として、本体筐体と、本体筐体に対して移動可能なドロワと、ドロワに着脱可能なプロセスカートリッジとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。特許文献1において、プロセスカートリッジは、現像ローラを備える現像ユニットと、感光ドラムを備えるドラムユニットとを備える。現像ユニットは、ドラムユニットに回動可能に支持されている。プロセスカートリッジは、現像ローラと感光ドラムとが、離間および当接を行うための構成として離間当接機構をさらに備えている。離間当接機構は、基本状態として現像ローラが感光ドラムから離間した離間状態にプロセスカートリッジを保持する。そして、プロセスカートリッジがドロワを介して本体筐体に装着された状態において、離間当接機構は、本体筐体から受ける外力によってプロセスカートリッジを現像ローラが感光ドラムと当接する当接状態へと一時的に遷移させる。プロセスカートリッジが当接状態のとき、シートへの画像形成動作が実行される。このように、画像形成を行うときのみ現像ローラを感光ドラムに当接させ、画像形成を行わないときは現像ローラを感光ドラムから離間させた状態を維持することができる。
特開2022-050262号公報
しかしながら、従来技術のように、基本状態として現像ローラが感光ドラムから離間し、画像形成を行うときのみ一時的に現像ローラが感光ドラムに当接するプロセスカートリッジにおいて、プロセスカートリッジがハンドルを有していなかった。そのため、ユーザがプロセスカートリッジをドロワに対して着脱する際などにプロセスカートリッジのどの部分を持てばいいのか認識しづらく、プロセスカートリッジを持ちにくい。
そこで、本開示は、基本状態として現像ローラが感光ドラムから離間し、画像形成を行うときのみ一時的に現像ローラが感光ドラムに当接するプロセスカートリッジにおいて、ユーザがプロセスカートリッジのどの部分を持てばいいのか認識しやすくし、プロセスカートリッジを持ちやすくすることを目的とする。
前記課題を解決するため、本願の第1の開示に係る画像形成装置は、本体筐体と、ドロワと、プロセスカートリッジと、を備える。
ドロワは、本体筐体に対して移動可能である。
プロセスカートリッジは、ドロワに装着可能である。プロセスカートリッジは、ドラムユニットと、現像ユニットと、を備える。
ドラムユニットは、ドラム筐体と、感光ドラムと、を有する。
感光ドラムは、第1方向に沿った第1軸について回転可能である。感光ドラムは、ドラム筐体の第2方向における一方側の端部に位置する。
現像ユニットは、現像筐体と、現像ローラと、を有する。
現像筐体は、トナーを収容するトナー収容室を有する。
現像ローラは、第1方向に沿った第2軸について回転可能である。現像ローラは、現像筐体の第2方向における一方側の端部に位置する。
プロセスカートリッジは、感光ドラムと現像ローラとが離れた基本状態から感光ドラムと現像ローラとが接触する接触状態へと、外力を受けることで一時的に切り替わることが可能である。
現像筐体は、凸部を有する。
凸部は、第2方向においてドラムユニットよりもドロワから遠くに位置する。凸部は、ドラムユニットよりも第2方向の他方側に突出する。
現像ユニットは、現像ハンドルをさらに有する。
現像ハンドルは、基本状態であるプロセスカートリッジをドロワから第2方向の一方側から他方側に向かって取り外す際に持つことを許容する。現像ハンドルは、ドラムユニットよりも第2方向における他方側に位置する。
第1の開示の構成によれば、現像ユニットが現像ハンドルを有するので、ユーザがプロセスカートリッジをドロワに対して着脱する際などにプロセスカートリッジのどの部分を持てばいいのか認識しやすく、プロセスカートリッジを持ちやすい。
また、本願の第2の開示は、第1の開示の画像形成装置において、ドラムユニットの第2方向の他方側の端から現像ハンドルまでの第2方向における距離が、現像ハンドルから凸部の第2方向の他方側の端までの第2方向における距離よりも大きい。
第2の開示の構成によれば、ドラムユニットの第2方向の他方側の端から現像ハンドルまでの第2方向における距離が、現像ハンドルから凸部の第2方向の他方側の端までの第2方向における距離よりも大きいことにより、現像ハンドルが凸部の第2方向の他方側の端の近くに位置するので、ユーザが現像ハンドルを掴みやすい。
また、本願の第3の開示は、第1の開示の画像形成装置において、凸部が、第1部分と、第2部分と、を有する。
第2部分は、第1方向における第1部分の中央部から第2方向の他方側に突出する。
現像ハンドルは、第2部分に位置する。
第3の開示の構成によれば、第1部分から突出した第2部分に現像ハンドルが位置するので、ユーザが現像ハンドルを掴みやすい。
また、本願の第4の開示は、第1の開示の画像形成装置において、凸部が、第1部分と、第2部分と、を有する。
第2部分は、第1方向における第1部分の中央部から第2方向の他方側に突出する。
現像ハンドルは、第1部分に位置する。
また、本願の第5の開示は、第1の開示の画像形成装置において、現像ハンドルが、第1現像ハンドルと、第2現像ハンドルと、を有する。
第1現像ハンドルは、凸部における第1方向および第2方向と交差する第3方向の一方側に位置する。
第2現像ハンドルは、凸部における第3方向の他方側に位置する。
第5の開示の構成によれば、第1現像ハンドルが凸部の第3方向の一方側に位置し、第2現像ハンドルが凸部の第3方向の他方側に位置することにより、例えば、凸部を第2方向で挟むように手で持つ際に、親指を第1現像ハンドルに引っ掛け、親指以外の指を第2現像ハンドルに引っ掛けることができる。そのため、ドロワからプロセスカートリッジを取り外しやすい。
また、本願の第6の開示は、第1の開示の画像形成装置において、現像ハンドルが、凹みを有する。
凹みは、第2方向と交差する方向に凹む。凹みは、第2方向と交差し、かつ、第2方向の一方側を向く操作面を有する。
第6の開示の構成によれば、現像ハンドルが、第2方向の一方側を向く操作面を有するので、ドロワからプロセスカートリッジを取り外しやすい。
また、本願の第7の開示は、第6の開示の画像形成装置において、凹みの一部が、第2方向の他方側に開放されている。
第7の開示の構成によれば、凹みの一部が第2方向の他方側に開放されるので、凹みに指を入れやすい。
また、本願の第8の開示は、第6の開示の画像形成装置において、ドラム筐体が、現像筐体に対して、第1方向および第2方向と交差する第3方向の一方側に位置する。
凸部は、第3方向における一方側に位置する第1面と、第3方向における他方側に位置する第2面と、を有する。
凹みは、第1面から第3方向における一方側から他方側に向かって凹む。
操作面は、凹みを形成する内面のうち、第2方向の他方側に位置する内面である。
また、本願の第9の開示は、第6の開示の画像形成装置において、凹みが、第1方向と第2方向に交差する第3方向に凹む。
凹みの第3方向における一方側の端から他方側の端までの第3方向における長さは、凸部の第3方向における長さの半分以上である。
第9の開示の構成によれば、凹みの第3方向における一方側の端から他方側の端までの第3方向における長さが、凸部の第3方向における長さの半分以上であることにより、操作面を大きくすることができるので、ドロワからプロセスカートリッジを取り外しやすい。
また、本願の第10の開示は、第6の開示の画像形成装置において、現像ハンドルが、凹みを複数有する。
複数の凹みは、第1方向に間隔を空けて並ぶ。
第10の開示の構成によれば、複数の凹みが第1方向に間隔を空けて並ぶことで、第1方向に並んだ複数の凹みに異なる指を引っ掛けることができるので、ドロワからプロセスカートリッジを取り外しやすい。
また、本願の第11の開示は、第10の開示の画像形成装置において、凸部が、第1方向および第2方向と交差する第3方向における一方側に位置する第1面と、第3方向における他方側に位置する第2面と、を有する。
第1面と第2面の一方には複数の凹みが位置する。
第1面と第2面の他方には凹みが一つのみ位置する。
また、本願の第12の開示は、第1の開示の画像形成装置において、現像ハンドルが、第1方向および第2方向と交差する第3方向に突出する突起を有する。
また、本願の第13の開示は、第12の開示の画像形成装置において、現像ハンドルが、突起を複数有する。
複数の突起は、第2方向に間隔を空けて並ぶ。
第13の開示の構成によれば、複数の突起が第2方向に間隔を空けて並ぶことにより、第2方向に並んだ複数の突起を滑り止めとして機能させることができるので、ドロワからプロセスカートリッジを取り外しやすい。
また、本願の第14の開示は、第12の開示の画像形成装置において、凸部が、第3方向の一方側に位置する第1面を有する。突起の少なくとも一部は、第1面よりも摩擦係数が大きい。
また、本願の第15の開示は、第12の開示の画像形成装置において、凸部が、第3方向の一方側に位置する第1面と、第1面から第3方向に凹む凹みと、を有する。
突起は、凹みに位置する。
また、本願の第16の開示は、第1の開示の画像形成装置において、ドラムユニットが、第2方向の一方側から指を引っ掛けることが可能なドラムハンドルを有する。
また、本願の第17の開示は、第16の開示の画像形成装置において、ドラム筐体が、現像筐体に対して、第1方向および第2方向と交差する第3方向の一方側に位置する。
凸部は、第3方向における一方側に位置する第1面と、第3方向における他方側に位置する第2面と、を有する。
現像ハンドルは、第2面に位置する。
また、本願の第18の開示は、第1の開示の画像形成装置において、現像筐体が、第1方向および第2方向と交差する第3方向の他方側に位置する第3面を有する。
凸部は、第3方向における他方側に位置する第4面であって、第3面に対して第2方向の他方側に位置する第4面を有する。
第4面は、第2方向の他方側に向かうにつれて第3面から第3方向の一方側に離れるように、第3面に対して傾斜している。
第18の開示の構成によれば、第4面が、第2方向の他方側に向かうにつれて第3面から第3方向の一方側に離れるように第3面に対して傾斜することにより、例えば本体筐体の外に位置する状態のドロワが本体筐体に対して第3方向の一方側に位置する場合には、凸部と本体筐体との間の隙間を大きくすることができるので、凸部と本体筐体の間に指を入れやすい。
なお、凸部と本体筐体の間に指を入れやすいといった効果を得るだけであれば、第18の開示の構成から、現像ハンドルの要件を削除してもよい。
また、本願の第19の開示は、第1の開示の画像形成装置において、現像筐体が、現像ローラを保持する第1現像筐体と、第1現像筐体に接合される第2現像筐体と、を有する。
現像ハンドルは、第1現像筐体と第2現像筐体の接合部分を有する。
また、本願の第20の開示は、第1の開示の画像形成装置において、現像ハンドルが、凸部から第2方向の他方側に突出しない第1位置と、凸部から第2方向の他方側に突出する第2位置との間で回動可能である。
また、本願の第21の開示は、第20の開示の画像形成装置において、ドロワが、本体筐体に装着された第3位置と、本体筐体から引き出された第4位置とを移動可能である。
プロセスカートリッジがドロワに装着されて、かつ、現像ハンドルが第2位置に位置した状態でドロワが第4位置から第3位置に向かって移動する過程において、現像ハンドルは、本体筐体と接触することで、第2位置から第1位置に回動する。
第21の開示の構成によれば、プロセスカートリッジがドロワに装着されて、かつ、現像ハンドルが第2位置に位置した状態でドロワが第4位置から第3位置に向かって移動すると、現像ハンドルが、本体筐体と接触して、第2位置から第1位置に回動するので、現像ハンドルを第1位置に戻し忘れた状態でドロワを本体筐体内に移動させても、現像ハンドルが損傷するのを抑えることができる。
また、本願の第22の開示は、第20の開示の画像形成装置において、凸部が、第1部分と、第1方向における第1部分の中央部から第2方向の他方側に突出する第2部分と、を有する。
現像ハンドルは、第2部分に位置する。
また、本願の第23の開示は、第1~22のいずれかの開示の画像形成装置において、第1方向が、第2方向に直交する。
また、本願の第24の開示は、第5,8,9,11,12,15,17,18のいずれかの開示の画像形成装置において、第3方向が、第1方向および第2方向に直交する。
本開示によれば、基本状態として現像ローラが感光ドラムから離間し、画像形成を行うときのみ一時的に現像ローラが感光ドラムに当接するプロセスカートリッジにおいて、ユーザがプロセスカートリッジのどの部分を持てばいいのか認識しやすくなり、プロセスカートリッジを持ちやすくすることができる。
第1実施形態に係る画像形成装置を示す図である。 本体筐体からドロワを引き出した状態を示す図である。 プロセスカートリッジを、第3方向の他方側から見た斜視図(a)と、第3方向の一方側から見た斜視図(b)である。 離間機構を分解して示す斜視図である。 離間機構を示す図であり、レバーが第1レバー位置に位置する状態を示す図(a)と、レバーが第2レバー位置に位置する状態を示す図(b)と、レバーが第3レバー位置に位置する状態を示す図(c)である。 第2実施形態に係るプロセスカートリッジを示す斜視図(a)と断面図(b)である。 第3実施形態に係るプロセスカートリッジを、第3方向の他方側から見た斜視図(a)と、第3方向の一方側から見た斜視図(b)である。 第3実施形態に係るプロセスカートリッジの断面図である。 第4実施形態に係るプロセスカートリッジを示す斜視図(a)と断面図(b)である。 第5実施形態に係るプロセスカートリッジを、第3方向の他方側から見た斜視図(a)と、第3方向の一方側から見た斜視図(b)である。 第5実施形態に係るプロセスカートリッジの断面図である。 第6実施形態に係るプロセスカートリッジを、第3方向の他方側から見た斜視図(a)と、第3方向の一方側から見た斜視図(b)である。 第6実施形態に係るプロセスカートリッジの断面図である。 第7実施形態に係るプロセスカートリッジを、第3方向の他方側から見た斜視図(a)と、第3方向の一方側から見た斜視図(b)である。 第7実施形態に係るプロセスカートリッジの断面図である。 第8実施形態に係るプロセスカートリッジを示す斜視図であり、現像ハンドルが第1位置に位置する状態を示す図(a)と、第2位置に位置する状態を示す図(b)である。 第8実施形態に係るプロセスカートリッジが装着されたドロワを本体筐体内に移動するときの現像ハンドルの動きを示す図(a),(b)である。 第9実施形態に係るプロセスカートリッジを、第3方向の他方側から見た斜視図(a)と、第3方向の一方側から見た斜視図(b)である。 第9実施形態に係るプロセスカートリッジと本体筐体との関係を示す断面図である。 第10実施形態に係るプロセスカートリッジを、第3方向の他方側から見た斜視図(a)と、第3方向の一方側から見た斜視図(b)である。 第10実施形態に係るプロセスカートリッジの断面図である。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態に係る画像形成装置1は、カラープリンタである。画像形成装置1は、本体筐体10と、本体カバー11と、シート供給部20と、画像形成部30とを備える。
以下の説明では、方向については、図3に示す方向を用いて説明する。本実施形態では、第2方向は、第1方向に直交する。第3方向は、第1方向および第2方向に直交する。図面における各方向を示す矢印は、各方向における一方側を指すこととする。
なお、第2方向は、第1方向に交差する方向であればよい。第3方向は、第1方向および第2方向に交差する方向であればよい。
図1に示すように、本体筐体10は、第3方向の一方側に、開口10Aを有する。開口10Aは、ドロワ90が引き出される開口である。本体カバー11は、開口10Aを開閉する部材である。本体カバー11は、開口10Aを覆う閉位置(図1参照)と、開口10Aを開放する開位置(図2参照)とに移動可能である。
シート供給部20は、本体筐体10内に位置する。シート供給部20は、シートトレイ21と、供給機構22とを有する。シートトレイ21は、シートSを収容する。供給機構22は、シートトレイ21からシートSを画像形成部30に供給する。
画像形成部30は、スキャナSCと、プロセスユニットUと、転写ユニット70と、定着装置80とを備えている。
スキャナSCは、複数の感光ドラム51を露光する装置である。スキャナSCは、図示しないレーザダイオード、偏向器、レンズおよびミラーを有している。
プロセスユニットUは、複数のプロセスカートリッジ50と、ドロワ90と、を有する。本実施形態では、プロセスユニットUは、4つのプロセスカートリッジ50と、ドロワ90と、を有する。
プロセスカートリッジ50は、ドラムユニットU1と、現像ユニットU2と、を備える。ドラムユニットU1は、感光ドラム51と、帯電ローラ52と、ドラム筐体53とを有する。
感光ドラム51は、第1方向に沿ったドラム軸51Xについて回転可能である。帯電ローラ52は、感光ドラム51と向かい合って位置する。ドラム筐体53は、帯電ローラ52の一部を収容する。感光ドラム51は、ドラム筐体53の第2方向における一方側の端部に位置する。
現像ユニットU2は、現像ローラ55と、現像筐体56とを有する。
現像ローラ55は、第1方向に沿った第2軸55Xについて回転可能である。現像ローラ55は、感光ドラム51と向かい合って位置する。現像筐体56は、トナーを収容するトナー収容室56Tを有する。現像ローラ55は、現像筐体56の第2方向における一方側の端部に位置する。
4つのプロセスカートリッジ50内には、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色のトナーが収容されている。
プロセスカートリッジ50は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色のトナーが入った50Y,50M,50C,50Kの符号で示すものが第3方向の他方側からこの順で並んでいる。なお、本明細書および図面において、トナーの色に対応した部材を特定する場合には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれに対応させて、Y,M,C,Kの記号を付することとする。
ドロワ90は、本体筐体10の開口10Aを通して、本体筐体10に対して第3方向に移動可能である。詳しくは、ドロワ90は、本体筐体10に装着された第3位置(図1参照)と、本体筐体から引き出された第4位置(図2参照)との間で移動可能となっている。ドロワ90は、本体筐体10から第3方向の一方側に引き出すことが可能である。
ドロワ90には、4つのプロセスカートリッジ50が装着可能となっている。4つのプロセスカートリッジ50は、ドロワ90に装着された場合に第3方向に並ぶ。ドロワ90は、4つのプロセスカートリッジ50が装着された状態で本体筐体10内に装着される。
転写ユニット70は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、中間転写ベルト73と、4つの一次転写ローラ74と、二次転写ローラ75とを有する。中間転写ベルト73は、エンドレスベルトである。駆動ローラ71および従動ローラ72は、中間転写ベルト73を回転させるローラである。各一次転写ローラ74は、対応する各感光ドラム51との間で中間転写ベルト73を挟んでいる。二次転写ローラ75は、駆動ローラ71との間で中間転写ベルト73を挟んでいる。
定着装置80は、シートSにトナー像を定着させる装置である。定着装置80は、加熱ローラ81と、加圧ローラ82と有する。加熱ローラ81は、内部にヒータを有する。加圧ローラ82は、加熱ローラ81に向かい合って位置する。加圧ローラ82は、加熱ローラ81とともにニップ部を形成する。
画像形成部30では、まず、各感光ドラム51の表面が、対応する帯電ローラ52により帯電された後、スキャナSCで露光される。これにより、各感光ドラム51上に静電潜像が形成される。その後、現像ローラ55によって、プロセスカートリッジ50内のトナーが、感光ドラム51上の静電潜像に供給されることで、感光ドラム51上にトナー像が形成される。
次に、各感光ドラム51上に形成されたトナー像が一次転写ローラ74によって中間転写ベルト73に転写される。そして、供給されたシートSが駆動ローラ71と二次転写ローラ75との間を通過することで、中間転写ベルト73上に形成されたトナー像がシートS上に転写される。そして、シートSが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、シートS上に転写されたトナー像が熱定着される。
定着装置80から排出されたシートSは、排出ローラ16によって本体筐体10の上面の排出トレイ13に排出される。
図3(a),(b)に示すように、ドラムユニットU1は、第1サイドカバー57と、第2サイドカバー58とをさらに備えている。第1サイドカバー57は、ドラム筐体53の第1方向の一端に位置する。第2サイドカバー58は、ドラム筐体53の第1方向の他端に位置する。
第1サイドカバー57および第2サイドカバー58は、ドラム筐体53に固定されている。第1サイドカバー57および第2サイドカバー58は、ドラム筐体53の第3方向の他端よりも第3方向の他方側に突出する。
ドラム筐体53は、現像筐体56に対して、第3方向の一方側に位置する。現像ユニットU2は、第1方向において第1サイドカバー57と第2サイドカバー58の間に位置する。第1サイドカバー57および第2サイドカバー58は、現像ユニットU2を回動可能に支持する。
現像ユニットU2がドラムユニットU1に対して回動することで、現像ローラ55は、図5(a),(b)に示す離間位置と、図5(c)に示す接触位置との間で移動可能となっている。現像ローラ55が離間位置に位置するとき、現像ローラ55は、感光ドラム51から離間する。現像ローラ55が接触位置に位置するとき、現像ローラ55は、感光ドラム51に接触する。
プロセスカートリッジ50は、感光ドラム51と現像ローラ55とが離れた基本状態から感光ドラム51と現像ローラ55とが接触する接触状態へと、外力を受けることで一時的に切り替わることが可能である。プロセスカートリッジ50は、状態を切り替えるための構成として、図3~図5に示す離間機構60をさらに備える。離間機構60は、現像ユニットU2の第1方向の一端側と他端側に位置する。なお、離間機構60および離間機構60周りの構造は、第1方向の一端側と他端側で略同じ構造であるため、以下に一端側の構造を代表して説明する。
図4に示すように、離間機構60は、レバー61と、ロック部材62と、引張コイルバネ63と、を備えている。なお、現像ローラ55は、図5に示す圧縮コイルバネ64の付勢力によって、感光ドラム51に向けて押圧されている。圧縮コイルバネ64は、ドラムユニットU1と現像ユニットU2の間に位置する。
レバー61は、現像ローラ55を離間位置と接触位置との間で移動させるためのレバーである。レバー61は、第2方向に長い形状を有する。レバー61は、長孔61Aと、突起61Bと、凹部61Cとを有する。
長孔61Aは、第2方向に長い。長孔61Aは、レバー61の第2方向の他端に位置する。突起61Bおよび凹部61Cは、レバー61の第2方向の一端に位置する。
長孔61Aには、図示せぬ第1突起が入る。第1突起は、レバー61を第2方向に移動可能に支持するとともに、レバー61を回動可能に支持する。なお、第1突起は、現像ユニットU2を構成する部材のいずれかに設けられている。
レバー61は、図5(a)に示す第1レバー位置と、図5(b)に示す第2レバー位置との間で、第2方向に移動可能である。レバー61は、図5(b)に示す第2レバー位置と、図5(c)に示す第3レバー位置との間で回動可能である。
ロック部材62は、現像ローラ55を離間位置にロックするための部材である。図4に示すように、ロック部材62は、第1部分62Aと、第2部分62Bと、第3部分62Cとを有する。
第1部分62Aは、孔62Dと、突起62Eとを有する。
孔62Dには、図示せぬ第2突起が入る。第2突起は、ロック部材62を回動可能に支持する。なお、第2突起は、現像ユニットU2を構成する部材のいずれかに設けられている。
ロック部材62は、図5(a),(b)に示すロック位置と、図5(c)に示すアンロック位置との間でドラムユニットU1に対して回動する。ロック部材62は、ロック位置からアンロック位置とは反対に向けて回動しないように構成されている。
引張コイルバネ63の一端は、レバー61の突起61Bに引っ掛かる。引張コイルバネ63の他端は、ロック部材62の突起62Eに引っ掛かる。
第2部分62Bは、突起62Eに対して孔62Dの反対に位置する。ロック部材62がロック位置に位置するとき、第2部分62Bの先端は、第1サイドカバー57の突起574Tに接触する。ロック部材62がアンロック位置に位置するとき、第2部分62Bの先端は、第1サイドカバー57の突起574Tから外れる。
図4に示すように、第3部分62Cは、レバー61の凹部61Cに入る。図5(a)に示すように、ロック部材62がロック位置に位置するとき、第1部分62Aおよび第2部分62Bは、第3方向に延びる。ロック部材62がロック位置に位置するとき、第3部分62Cは、第1部分62Aと第2部分62Bの間から第2方向の一方側に延びる。
図5(a)は、画像形成装置1の本体筐体10から取り外された状態のプロセスカートリッジ50を示す。図5(a)に示すように、本体筐体10から取り外された状態のプロセスカートリッジ50では、レバー61が第1レバー位置に位置し、ロック部材62がロック位置に位置し、現像ローラ55が離間位置に位置する。レバー61は、第1レバー位置に位置するとき、第1サイドカバー57の第2方向の他端よりもから第2方向の他方側に突出する。
図5(b)は、本体筐体10にプロセスカートリッジ50がドロワ90を介して装着され、かつ、印刷が実行されていないときのプロセスカートリッジ50の状態を示す。言い換えると、プロセスカートリッジ50が装着されたドロワ90が、本体筐体10の外側から内側に移動したときのプロセスカートリッジ50の状態を示す。ドロワ90が本体筐体10の外側から内側に移動すると、レバー61の第2方向の他端が本体筐体10の一部であるレバー押圧部に接触することで、レバー61が引張コイルバネ63の付勢力に抗して第1レバー位置から第2レバー位置に移動する。ドロワ90が第3位置に位置するとき、レバー押圧部は、レバー61を第2レバー位置に保持する。
図5(b)に示すように、本体筐体10にプロセスカートリッジ50が装着され、かつ、印刷が実行されていないときにおいては、レバー61が第2レバー位置に位置し、ロック部材62がロック位置に位置し、現像ローラ55が離間位置に位置する。
レバー61は、第2レバー位置に位置するとき、第1サイドカバー57の第2方向の一端よりも第2方向の一方側に突出する。詳しくは、レバー61の第2方向の一端部の第1サイドカバー57からの突出量は、レバー61が第1レバー位置に位置するときよりも第2レバー位置に位置するときの方が大きい。図5(b)に示すように、レバー61が第2レバー位置に位置するとき、引張コイルバネ63は、レバー61が第1レバー位置に位置するときよりも、伸びた状態となる。
図5(c)は、本体筐体10にプロセスカートリッジ50が装着され、かつ、印刷が実行されたときのプロセスカートリッジ50の状態を示す。画像形成装置1は、第1サイドカバー57から第2方向の一方側に突出したレバー61の端部を、第3方向の一方側と他方側の両方に押圧可能な押圧部材を備えている。
画像形成装置1の制御部は、印刷指示を受けると、押圧部材を作動させ、押圧部材によって、第1サイドカバー57から第2方向の一方側に突出したレバー61の端部を第3方向の一方側に押圧する。これにより、レバー61は、ドラムユニットU2に対して第2レバー位置から第3レバー位置に回動する。
レバー61が第2レバー位置から第3レバー位置に向かって回動すると、レバー61の凹部61Cがロック部材62の第3部分62Cを第3方向の一方側に押圧する。これにより、ロック部材62が、ロック位置からアンロック位置に回動して、ロック部材62の先端が突起574Tから外れる。
ロック部材62の先端が突起574Tから外れると、圧縮コイルバネ64の付勢力により、現像ユニットU2が図5において時計回りに回動する。言い換えると、現像ユニットU2は、現像ユニットU2の第2方向の他方側の端がドラムユニットU1の第3方向の一方側の端から離れる方向に回動する。その結果、現像ローラ55が離間位置から接触位置に移動する。つまり、現像ローラ55が感光ドラム51に接触する。
制御部は、現像ローラ55を感光ドラム51から離間させる場合、押圧部材を作動させ、押圧部材によって、レバー61の端部を第3方向の他方側に押圧する。これにより、図5(b)に示すように、レバー61は、ドラムユニットU2に対して第3レバー位置から第2レバー位置に回動する。
レバー61が回動すると、レバー61の凹部61Cがロック部材62の第3部分62Cを第3方向の他方側に押圧するとともに、レバー61が引張コイルバネ63を介してロック部材62をロック位置に向けて引っ張る。これにより、ロック部材62が、アンロック位置からロック位置に回動して、ロック部材62の先端が突起574Tに接触する。
ロック部材62が、アンロック位置からロック位置に回動する際、ロック部材62は、現像ユニットU2の第2方向の一端部を第3方向の他方側へ押す。これにより、現像ユニットU2が圧縮コイルバネ64の付勢力に抗して、図5において反時計回りに回動する。し、言い換えると、現像ユニットU2は、現像ユニットU2の第2方向の他方側の端がドラムユニットU1の第3方向の一方側の端に近づく方向に回動する。その結果、現像ローラ55が接触位置から離間位置に移動する。
ドロワ90が本体筐体10の内側から外側に移動すると、レバー61がレバー押圧部から外れることで、引張コイルバネ63の付勢力によって、レバー61が第2レバー位置から第1レバー位置に移動する。なお、第1レバー位置と第2レバー位置との間でのレバー61の移動は、レバー押圧部を移動させることでも行うことができる。詳しくは、レバー押圧部を本体筐体10に対して移動可能に構成し、ドロワ90が本体筐体10に装着されたときに、制御部がレバー押圧部をレバー61に向けて移動させ、レバー押圧部で、レバー61を引張コイルバネ63の付勢力に抗して第1レバー位置から第2レバー位置に移動させてもよい。また、ドロワ90を引き出す際には、制御部がレバー押圧部をレバー61から離すように移動させることで、引張コイルバネ63の付勢力によってレバー61を第2レバー位置から第1レバー位置に移動させてもよい。
図3に示すように、現像筐体56は、第1現像筐体56Aと、第2現像筐体56Bとを有する。
第1現像筐体56Aは、現像ローラ55を保持する。
第2現像筐体56Bは、第1現像筐体56Aの第2方向の他端に位置する。第2現像筐体56Bは、第1現像筐体56Aに接合される。
図2に示すように、現像筐体56は、凸部C1を有する。凸部C1は、プロセスカートリッジ50が基本状態であるときに、ドラムユニットU1よりも第2方向の他方側に突出する部分である。
詳しくは、凸部C1は、現像筐体56のうち、図2に示す距離L1の範囲内の部分である。本実施形態では、凸部C1は、第1現像筐体56Aの一部と、第2現像筐体56Bの全部とを有している。凸部C1は、第2方向においてドラムユニットU1よりもドロワ90から遠くに位置する。
図3に示すように、凸部C1は、第1部分C11と、第2部分C12とを有する。第2部分C12は、第1方向における第1部分C11の中央部から第2方向の他方側に突出する。
凸部C1は、第1面F1と、第2面F2とを有する。第1面F1は、凸部C1の第3方向における一方側に位置する。第2面F2は、凸部C1の第3方向における他方側に位置する。
現像筐体56は、第1現像筐体56Aと第2現像筐体56Bとの接合部分CPを有する。接合部分CPは、第1接合部分CP1と、第2接合部分CP2とを有する。第1接合部分CP1は、第1面F1から第3方向の一方側に向かって突出する。第2接合部分CP2は、第2面F2から第3方向の他方側に向かって突出する。
現像ユニットU2は、現像ハンドルH1をさらに有する。現像ハンドルH1は、基本状態であるプロセスカートリッジ50をドロワ90から第2方向の一方側から他方側に向かって取り外す際に持つことを許容する。現像ハンドルH1は、凹み110を有する。
言い換えると、現像ハンドルH1は、現像筐体56のうち凹み110を含む部分である。現像ハンドルH1は、ドラムユニットU1よりも第2方向における他方側に位置する。つまり、現像ハンドルH1は、凸部C1に位置する。詳しくは、現像ハンドルH1は、第1部分C11と第2部分C12に位置する。
凹み110は、第2面F2から第3方向の一方側に向けて凹む。凹み110は、第1内面111と、第2内面112と、第3内面113と、第4内面114と、第5内面115とを有する。
第1内面111は、凹み110の第3方向の一端に位置する。第2内面112は、第1内面111の第1方向の一端から第3方向の他方側に延びて第2面F2に接続される。
第3内面113は、第1内面111の第1方向の他端から第3方向の他方側に延びて第2面F2に接続される。第4内面114は、第1内面111の第2方向の一端から第3方向の他方側に延びて第2面F2に接続される。第4内面114は、第1内面111と第2内面112とに接続される。
第5内面115は、第1内面111の第2方向の他端から第3方向の他方側に延びる。第5内面115は、第3方向において第2面F2から離れている。これにより、凹み110の一部が、第2方向の他方側に開放されている。詳しくは、凹み110の開口周りの部分のうち第2方向の他方側の部分は、第3方向の一方側に凹むことで、第2方向の他方側に開放されている。
第5内面115は、凹み110を形成する内面111~115のうち、第2方向の他方側に位置する内面である。第5内面115は、ユーザの指を第2方向の一方側から引っ掛けることが可能な操作面Fhとなっている。
操作面Fhは、第2方向と交差する。詳しくは、操作面Fhは、第2方向と直交する。操作面Fhは、第2方向の一方側を向く。ここで、「操作面Fhが第2方向の一方側を向く」とは、操作面Fhの法線ベクトルであって、操作面Fhから外側に向かう法線ベクトルが、第2方向の他方側から一方側に向かう方向成分を含むことをいう。そのため、操作面Fhの法線は、第2方向に対して傾斜していてもよい。
また、操作面Fhの第2方向の一方側には、ユーザの指が入ることが可能な空間がある。
図2に示すように、凹み110の第3方向における一方側の端から他方側の端までの第3方向における長さL4は、凸部C1の第3方向における長さL5の半分以上である。なお、長さL4は、長さL5の1/3以上であってもよく、2/3以上であってもよい。
ドラムユニットU1の第2方向の他方側の端から操作面Fhまでの第2方向における距離L2は、操作面Fhから凸部C1の第2方向の他方側の端までの第2方向における距離L3よりも大きい。
以上、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
現像ユニットU2が現像ハンドルH1を有するので、例えばユーザがプロセスカートリッジ50をドロワ90に対して着脱する際などに、ユーザがプロセスカートリッジ50のどの部分を持てばいいのか認識しやすく、プロセスカートリッジ50を持ちやすい。
現像ハンドルH1が、第2方向の一方側を向く操作面Fhを有するので、ドロワ90からプロセスカートリッジ50を取り外しやすい。
凹み110の第3方向における一方側の端から他方側の端までの第3方向における長さL4は、凸部C1の第3方向における長さL5の半分以上であることにより、操作面Fhを大きくすることができるので、ドロワ90からプロセスカートリッジ50を取り外しやすい。
凹み110の一部が第2方向の他方側に開放されるので、ユーザが凹み110に指を入れやすい。特に、凹み110の第3方向の他方側の端部が開放されるので、ユーザがより一層凹み110に指を入れやすい。
[第2実施形態]
次に、本開示の第2実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1実施形態に係る凹み110の向きを変更したものであるため、第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図6(a)に示すように、第2実施形態に係るプロセスカートリッジ250は、凹み110が第1面F1から第3方向の他方側に向かって凹む点で、第1実施形態とは異なる。第2実施形態では、図6(b)に示すように、凹み110が第3方向の一方側に向けて開口するので、ドロワ90を第3方向の一方側に引き出したときに、ユーザが凹み110を有する現像ハンドルH1を認識しやすい。
[第3実施形態]
次に、本開示の第3実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、現像ハンドルの構造を第1実施形態とは異なる構造としたものであるため、第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図7(a),(b)に示すように、第3実施形態に係るプロセスカートリッジ350は、第1実施形態とは異なる現像ハンドルH3を有する。現像ハンドルH3は、第1現像ハンドルH31と、第2現像ハンドルH32とを有する。
第1現像ハンドルH31は、凸部C1における第3方向の一方側に位置する。詳しくは、第1現像ハンドルH31は、第1面F1に位置する。第1現像ハンドルH31は、凹み131を一つのみ有する。
凹み131は、第1面F1に位置する。凹み131は、凸部C1の第1方向の中央に位置する。凹み131は、第1部分C11と第2部分C12に位置する。凹み131の第2方向の一端は、第1接合部分CP1に位置する。
凹み131は、第1実施形態の凹み110とは各方向の寸法が異なるだけで、第1実施形態の凹み110と同様の構成を有する。具体的には、凹み131は、5つの内面を有する。5つの内面のうち第2方向の他方側に位置する内面は、操作面Fhとなっている(図8も参照)。
第2現像ハンドルH32は、凸部C1における第3方向の他方側に位置する。詳しくは、第2現像ハンドルH32は、第2面F2に位置する。第2現像ハンドルH32は、3つの凹み132を有する。
3つの凹み132は、第2面F2に位置する。3つの凹み132は、第1方向に間隔を空けて並んでいる。3つの凹み132は、凸部C1の第1方向の中央に位置する。各凹み132は、凹み131と略同じ形状となっている。
各凹み132は、第1部分C11と第2部分C12に位置する。各凹み132の第2方向の一端は、第2接合部分CP2に位置する。
各凹み132は、5つの内面を有する。5つの内面のうち第2方向の他方側に位置する内面は、操作面Fhとなっている(図8も参照)。各凹み132は、第3方向において、凹み131から離れている。
第3実施形態によれば、第1現像ハンドルH31が凸部C1の第3方向の一方側に位置し、第2現像ハンドルH32が凸部C1の第3方向の他方側に位置することにより、例えば、凸部C1を第2方向で挟むように手で持つ際に、親指を第1現像ハンドルH31に引っ掛け、親指以外の指を第2現像ハンドルH32に引っ掛けることができる。そのため、ドロワ90からプロセスカートリッジ350を取り外しやすい。
3つの凹み132が第1方向に間隔を空けて並ぶことで、第1方向に並んだ複数の凹み132に異なる指を引っ掛けることができるので、ドロワ90からプロセスカートリッジ50を取り外しやすい。
なお、凹み132の数は、3つに限らず、2つ、または、4つ以上であってもよい。また、第3実施形態とは逆に、複数の凹みが第1面に位置し、一つの凹みが第2面に位置していてもよい。
[第4実施形態]
次に、本開示の第4実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、第3実施形態の構造の一部を変更したものであるため、第3実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図9(a),(b)に示すように、第4実施形態に係るプロセスカートリッジ450では、ドラムユニットU1がドラムハンドルHdを有している。ドラムハンドルHdは、ドラム筐体53から第2方向の他方側に突出する。ドラムハンドルHdは、第2方向の一方側から指を引っ掛けることが可能な形状を有する。
ドラムハンドルHdは、第1壁Hd1と、第2壁Hd2と、第3壁Hd3と、第4壁Hd4とを有する。
第1壁Hd1は、第1方向に延びる。第1壁Hd1は、ドラム筐体53の第1方向の中央から第2方向の他方側に突出する。
第2壁Hd2は、第1壁Hd1の第1方向の一端に位置する。第2壁Hd2は、第1壁Hd1に対して第3方向の一方側と他方側に突出する。
第3壁Hd3は、第1壁Hd1の第1方向の他端に位置する。第3壁Hd3は、第1壁Hd1に対して第3方向の一方側と他方側に突出する。
第4壁Hd4は、第1壁Hd1、第2壁Hd2および第3壁Hd3の第2方向の他端に位置する。第4壁Hd4は、第1壁Hd1に対して第3方向の一方側と他方側に突出する。第4壁Hd4は、2つの操作面Fhを有する。2つのうち一方の操作面Fhは、第1壁Hd1に対して第3方向の一方側に位置し、他方の操作面Fhは、第1壁Hd1に対して第3方向の他方側に位置する。
第4実施形態によれば、ユーザは、ドラムハンドルHdに指を引っ掛けることでも、ドロワ90からプロセスカートリッジ50を取り外すことができる。また、ドラムハンドルHdに親指を引っ掛け、第2面F2に位置する第2現像ハンドルH32に親指以外の指を引っ掛けることもできるので、プロセスカートリッジ50を安定した姿勢でドロワ90から取り外すこともできる。
[第5実施形態]
次に、本開示の第5実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、第3実施形態の構造の一部を変更したものであるため、第3実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図10(a),(b)に示すように、第5実施形態に係るプロセスカートリッジ550は、第3実施形態とは異なる凸部C5および現像ハンドルH5を有する。凸部C5は、第3実施形態とは異なる第2部分C52を有する。第2部分C52は、傾斜面Fsを有する。
傾斜面Fsは、第1部分C11の第2面F2の第2方向における他端から第2部分C52の第2方向の他端まで延びる。傾斜面Fsは、第2方向の他方側に向かうにつれて第3方向の一方側に位置するように傾斜する。
凸部C5は、1つの第1凹みC53と、3つの第2凹みC54とをさらに有する。
第1凹みC53は、第1面F1に位置する。第1凹みC53は、第1面F1から第3方向に凹む。第1凹みC53は、凸部C1の第1方向の中央に位置する。第1凹みC53は、第2方向の他方側に開口する。第1凹みC53の第2方向の一端は、第1接合部分CP1に位置する。第1凹みC53は、底面F11を有する。底面F11は、第1凹みC53の第3方向の他方側の内面である。
各第2凹みC54は、第2面F2に位置する。各第2凹みC54は、第2面F2から第3方向に凹む。3つの第2凹みC54は、凸部C1の第1方向の中央に位置する。各第2凹みC54は、第2方向の他方側に開口する。各第2凹みC54の第2方向の一端は、第2接合部分CP2に位置する。各第2凹みC54は、底面F12を有する。底面F12は、第2凹みC54の第3方向の一方側の内面である。
現像ハンドルH5は、第1現像ハンドルH51と、第2現像ハンドルH52とを有する。
第1現像ハンドルH51は、第1凹みC53と複数の突起H53を有する。複数の突起H53は、第2方向に間隔を空けて並んでいる。複数の突起H53は、第1凹みC53の底面F11に位置する。各突起H53は、底面F11から第3方向に突出する。図11に示すように、各突起H53は、第2方向の一方側を向く操作面Fhを有する。突起H53の少なくとも一部は、第1面F1よりも摩擦係数が大きい。
第2現像ハンドルH52は、第2凹みC54と複数の突起H54を有する。複数の突起H54は、第2方向に間隔を空けて並んでいる。複数の突起H54は、第2凹みC54の底面F12に位置する。各突起H54は、底面F12から第3方向に突出する。各突起H54は、第2方向の一方側を向く操作面Fhを有する。突起H54の少なくとも一部は、第2面F2よりも摩擦係数が大きい。
第5実施形態によれば、複数の突起H53,H54が第2方向に間隔を空けて並ぶことにより、第2方向に並んだ複数の突起H53,H54を滑り止めとして機能させることができるので、ドロワ90からプロセスカートリッジ50を取り外しやすい。
[第6実施形態]
次に、本開示の第6実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、第5実施形態の構造の一部を変更したものであるため、第5実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図12(a),(b)に示すように、第6実施形態に係るプロセスカートリッジ650は、第5実施形態とは異なる現像ハンドルH6を有する。
現像ハンドルH6は、第1凹みC53と複数の突起H61を有する。複数の突起H61は、第1方向と第2方向に間隔を空けて並んでいる。複数の突起H61は、第1凹みC53の底面F11に位置する。各突起H61は、底面F11から第3方向に突出する。図13に示すように、各突起H61は、第2方向の一方側を向く操作面Fhを有する。突起H61の少なくとも一部は、第1面F1よりも摩擦係数が大きい。
第6実施形態でも、複数の突起H61を滑り止めとして機能させることができるので、ドロワ90からプロセスカートリッジ50を取り外しやすい。
[第7実施形態]
次に、本開示の第7実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、第5実施形態の構造の一部を変更したものであるため、第5実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図14(a),(b)に示すように、第7実施形態に係るプロセスカートリッジ750は、第5実施形態とは異なる現像ハンドルH7を有する。現像ハンドルH7は、第1現像ハンドルH71と、第2現像ハンドルH72とを有する。
第1現像ハンドルH71は、凸部C5における第3方向の一方側に位置する。第1現像ハンドルH71は、第1面F1に位置する。第1現像ハンドルH71は、凸部C5の第1部分C11に位置する。第1現像ハンドルH71は、凹み171を一つのみ有する。
凹み171は、第1面F1に位置する。凹み171は、凸部C5の第1方向の中央に位置する。凹み171は、凸部C5の第1部分C11に位置する。凹み171の第2方向の一端は、第1接合部分CP1に位置する。
凹み171は、第1実施形態の凹み110とは各方向の寸法が異なるだけで、第1実施形態の凹み110と同様の構成を有する。具体的には、凹み171は、5つの内面を有する。5つの内面のうち第2方向の他方側に位置する内面は、操作面Fhとなっている(図15も参照)。
第2現像ハンドルH72は、凸部C5における第3方向の他方側に位置する。第2現像ハンドルH72は、第2面F2に位置する。第2現像ハンドルH72は、凸部C5の第1部分C11に位置する。第2現像ハンドルH72は、3つの凹み172を有する。
3つの凹み172は、第2面F2に位置する。3つの凹み172は、第1方向に間隔を空けて並んでいる。3つの凹み172は、凸部C5の第1方向の中央に位置する。各凹み172は、凹み171と略同じ形状となっている。
各凹み172は、凸部C5の第1部分C11に位置する。各凹み172の第2方向の一端は、第2接合部分CP2に位置する。
各凹み172は、5つの内面を有する。5つの内面のうち第2方向の他方側に位置する内面は、操作面Fhとなっている(図15も参照)。各凹み172は、第3方向において、凹み171から離れている。
第7実施形態は、第3実施形態における凹み131,132の形状と、凸部の第2部分C12の形状とを変更した形態とも言える。そのため、第7実施形態でも、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第8実施形態]
次に、本開示の第8実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、第1実施形態の構造の一部を変更したものであるため、第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図16(a),(b)に示すように、第8実施形態に係るプロセスカートリッジ850は、第1実施形態とは異なる現像ハンドルH8を有する。また、凸部C1は、第1実施形態とは異なる第1凹み181および第2凹み182を有している。
第1凹み181は、第1面F1から第3方向に凹む。第1凹み181は、第1部分C11の第1方向の中央に位置する。第1凹み181は、第3方向の一方側と第2方向の他方側に開口する。第1凹み181は、底面F21を有する。底面F21は、第1凹み181の第3方向の他端に位置する。
第2凹み182は、底面F21から第3方向に凹む。第2凹み182は、第2部分C12に位置する。第2凹み182は、第3方向の一方側と第2方向の他方側に開口する。第2凹み182は、底面F22を有する。底面F22は、第2凹み182の第3方向の他端に位置する。
現像ハンドルH8は、第2部分C12の第3方向の一方側の端部に位置する。現像ハンドルH8は、図16(a)に示す第1位置と、図16(b)に示す第2位置との間で回動可能である。
現像ハンドルH8は、第1位置に位置するとき、凸部C1の第2方向の他端よりも第2方向の他方側に突出しない。現像ハンドルH8は、第2位置に位置するとき、凸部C1の第2方向の他端よりも第2方向の他方側に突出する。
現像ハンドルH8は、第1部分H81と、第2部分H82と、第3部分H83とを有する。
第1部分H81は、第2部分C12の第1方向の一端に位置する。第1部分H81は、第2部分C12に回動可能に取り付けられている。現像ハンドルH8が第1位置に位置するとき、第1部分H81は、第2部分C12の第3方向の一端よりも第3方向の一方側に突出する。現像ハンドルH8が第2位置に位置するとき、第1部分H81は、第2部分C12の第2方向の他端よりも第2方向の他方側に突出する。
第2部分H82は、第2部分C12の第1方向の他端に位置する。第2部分H82は、第2部分C12に回動可能に取り付けられている。現像ハンドルH8が第1位置に位置するとき、第2部分H82は、第2部分C12の第3方向の一端よりも第3方向の一方側に突出する。現像ハンドルH8が第2位置に位置するとき、第2部分H82は、第2部分C12の第2方向の他端よりも第2方向の他方側に突出する。
第3部分H83は、第1部分H81と第2部分H82を連結するように第1方向に延びている。図17(b)に示すように、現像ハンドルH8が第1位置に位置するとき、第3部分H83は、第2凹み182の第3方向の一方側に位置するとともに、第1凹み181の第2方向の他方側に位置する。図17(a)に示すように、現像ハンドルH8が第2位置に位置するとき、第3部分H83は、第2凹み182の第2方向の他方側に位置する。
図17(b)に示すように、ドラムユニットU1の第2方向の他方側の端から現像ハンドルH8までの第2方向における距離L11は、現像ハンドルH8から凸部C1の第2方向の他方側の端までの第2方向における距離L12よりも大きい。なお、図では、距離の起点を現像ハンドルH8の回動中心としているが、現像ハンドルH8のどの部分であっても、前述した距離の関係は成立する。
図17(a)に示すように、プロセスカートリッジ50がドロワ90に装着されて、かつ、現像ハンドルH8が第2位置に位置した状態でドロワ90が第4位置から第3位置に向かって移動した場合、現像ハンドルH8は、本体筐体10と接触する。現像ハンドルH8が本体筐体10と接触すると、図17(b)に示すように、現像ハンドルH8は、第2位置から第1位置に回動する。
第8実施形態によれば、図17(a)の状態でドロワ90が第4位置から第3位置に向かって移動すると、現像ハンドルH8が、本体筐体10と接触して、第2位置から第1位置に回動するので、現像ハンドルH8を第1位置に戻し忘れた状態でドロワ90を本体筐体10内に移動させても、確実にドロワ90を第3位置に移動させることができる。また、現像ハンドルH8を第1位置に戻し忘れた状態でドロワ90を本体筐体10内に移動させても、現像ハンドルH8が損傷するのを抑えることができる。
第1部分C11から第2方向の他方側に突出した第2部分C12に現像ハンドルH8が位置するので、ユーザが現像ハンドルH8を掴みやすい。
距離L11が距離L12よりも大きいことにより、現像ハンドルH8が凸部C1の第2方向の他方側の端の近くに位置するので、ユーザが現像ハンドルH8を掴みやすい。
[第9実施形態]
次に、本開示の第9実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、第6実施形態の構造の一部を変更したものであるため、第6実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図18(a),(b)に示すように、第9実施形態に係るプロセスカートリッジ950は、第6実施形態とは異なる現像ハンドルH9を有する。現像ハンドルH9は、第1面F1に位置する。現像ハンドルH9は、第6実施形態の第1凹みC53とは異なる形状の第1凹みC93を有する。
第1凹みC93は、第1面F1から第3方向の他方側に凹む。第1凹みC93は、第3方向の一方側と第2方向の他方側に開口する。第1凹みC93は、操作面Fh9を有する。操作面Fh9は、第1凹みC93の第3方向の他端に位置する。図19に示すように、操作面Fh9は、第2方向の他方側に向かうにつれて第3方向の一方側に位置するように、第2方向に対して傾斜する。操作面Fh9は、第2方向の一方側を向くとともに、第3方向の一方側を向いている。
図18(a),(b)に示すように、第9実施形態に係るプロセスカートリッジ950は、第6実施形態の第2凹みC54とは異なる第2凹みC94を有する。第2凹みC94は、第6実施形態の第2凹みC54の底面F12の角度を変更したものであり、その他の構造は第2凹みC54と同様である。
具体的に、第2凹みC94は、第4面F4を有する。第4面F4は、第2面F2から第3方向の一方側に凹む第2凹みC94の底面である。第4面F4は、凸部C5の第3方向の他方側に位置する。
一方、現像筐体56は、第3面F3を有する。詳しくは、第1現像筐体56Aが、第3面F3を有する。第3面F3は、第1現像筐体56Aの第3方向の他方側に位置する。第3面F3は、第4面F4に対して第2方向の一方側に位置する。
図19に示すように、プロセスカートリッジ950が基本状態であるとき、第3面F3は、第2方向に平行となっている。これに対し、第4面F4は、第2方向の他方側に向かうにつれて第3面F3から第3方向の一方側に離れるように、第3面F3に対して傾斜している。
第4面F4は、第1端E1と、第2端E2とを有する。第1端E1は、第4面F4の第2方向の一端に位置する。第2端E2は、第4面F4の第2方向の他端に位置する。本体筐体10は、本体筐体10の第3方向の一端に位置する外面10Fを有する。
ドロワ90が第4位置に位置するとき、第2端E2から外面10Fまでの距離L92は、第1端E1から外面10Fまでの距離L91よりも大きい。第9実施形態によれば、ドロワ90が第4位置に位置するときに、第3方向の最も他方側に位置するプロセスカートリッジ950の凸部C5が外面10Fの近くに配置される場合であっても、第4面F4の第2端E2と外面10Fとの間の隙間を大きくすることができるので、ユーザの指を外面10Fと第4面F4の間に入れやすい。
[第10実施形態]
次に、本開示の第10実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、第6実施形態の構造の一部を変更したものであるため、第6実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図20(a),(b)に示すように、第10実施形態に係るプロセスカートリッジ1050は、第6実施形態とは異なる現像ハンドルH10を有する。現像ハンドルH10は、第1現像ハンドルH110と、第2現像ハンドルH120とを有する。
第1現像ハンドルH110は、第1接合部分CP1と、複数の突起B1とを有する。
第1接合部分CP1は、第1現像筐体56Cと第2現像筐体56Dの接合部分CPの一部である。本実施形態では、接合部分CPは、凸部C5の第1部分C11の第2方向における他端に位置する。
第1接合部分CP1は、第1面F1に位置する。第1接合部分CP1は、第1面F1から第3方向に突出する。
複数の突起B1は、第1面F1の第3方向の中央に位置する。複数の突起B1は、第1面F1から第3方向に突出する。複数の突起B1は、第2方向に間隔を空けて並ぶ。複数の突起B1は、第1接合部分CP1の第2方向の一方側に位置する。
第2現像ハンドルH120は、第2接合部分CP2と、複数の突起B2とを有する。第2現像ハンドルH120は、第3方向において第1現像ハンドルH110と対称な構造であるため、説明は省略する。
図21に示すように、ドラムユニットU1の第2方向の他方側の端から接合部分CPまでの第2方向における距離Laは、接合部分CPから凸部C5の第2方向の他方側の端までの第2方向における距離Lbよりも大きい。
なお、本開示は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
凹みは、第2方向と交差する方向に凹んでいればよい。例えば、凹みは、第1方向に凹んでいてもよい。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 画像形成装置
10 本体筐体
50 プロセスカートリッジ
51 感光ドラム
51X ドラム軸
53 ドラム筐体
55 現像ローラ
55X 第2軸
56 現像筐体
56T トナー収容室
90 ドロワ
C1 凸部
H1 現像ハンドル
U1 ドラムユニット
U2 現像ユニット

Claims (24)

  1. 画像形成装置であって、
    本体筐体と、
    前記本体筐体に対して移動可能なドロワと、
    前記ドロワに装着可能なプロセスカートリッジであって、
    ドラム筐体と、第1方向に沿った第1軸について回転可能な感光ドラムであって、前記ドラム筐体の第2方向における一方側の端部に位置する感光ドラムと、を有するドラムユニットと、
    トナーを収容するトナー収容室を有する現像筐体と、前記第1方向に沿った第2軸について回転可能な現像ローラであって、前記現像筐体の前記第2方向における一方側の端部に位置する現像ローラと、を有する現像ユニットと、
    を備え、
    前記感光ドラムと前記現像ローラとが離れた基本状態から前記感光ドラムと前記現像ローラとが接触する接触状態へと、外力を受けることで一時的に切り替わることが可能なプロセスカートリッジと、
    を備え、
    前記現像筐体は、前記第2方向において前記ドラムユニットよりも前記ドロワから遠くに位置する凸部であって、前記ドラムユニットよりも前記第2方向の他方側に突出する凸部を有し、
    前記現像ユニットは、前記基本状態である前記プロセスカートリッジを前記ドロワから前記第2方向の一方側から他方側に向かって取り外す際に持つことを許容する現像ハンドルをさらに有し、
    前記現像ハンドルは、前記ドラムユニットよりも前記第2方向における他方側に位置することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ドラムユニットの前記第2方向の他方側の端から前記現像ハンドルまでの前記第2方向における距離は、前記現像ハンドルから前記凸部の前記第2方向の他方側の端までの前記第2方向における距離よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記凸部は、
    第1部分と、
    前記第1方向における前記第1部分の中央部から前記第2方向の他方側に突出する第2部分と、を有し、
    前記現像ハンドルは、前記第2部分に位置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記凸部は、
    第1部分と、
    前記第1方向における前記第1部分の中央部から前記第2方向の他方側に突出する第2部分と、を有し、
    前記現像ハンドルは、前記第1部分に位置することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像ハンドルは、
    前記凸部における前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向の一方側に位置する第1現像ハンドルと、
    前記凸部における前記第3方向の他方側に位置する第2現像ハンドルと、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像ハンドルは、
    前記第2方向と交差する方向に凹む凹みであって、前記第2方向と交差し、かつ、前記第2方向の一方側を向く操作面を有する凹みを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記凹みの一部は、前記第2方向の他方側に開放されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記ドラム筐体は、前記現像筐体に対して、前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向の一方側に位置し、
    前記凸部は、前記第3方向における一方側に位置する第1面と、前記第3方向における他方側に位置する第2面と、を有し、
    前記凹みは、前記第1面から前記第3方向における一方側から他方側に向かって凹み、前記操作面は、前記凹みを形成する内面のうち、前記第2方向の他方側に位置する内面であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記凹みは、前記第1方向と前記第2方向に交差する第3方向に凹み、
    前記凹みの前記第3方向における一方側の端から他方側の端までの前記第3方向における長さは、前記凸部の前記第3方向における長さの半分以上であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  10. 前記現像ハンドルは、前記凹みを複数有し、
    複数の前記凹みは、前記第1方向に間隔を空けて並ぶことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  11. 前記凸部は、前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向における一方側に位置する第1面と、前記第3方向における他方側に位置する第2面と、を有し、
    前記第1面と前記第2面の一方には複数の前記凹みが位置し、
    前記第1面と前記第2面の他方には前記凹みが一つのみ位置することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記現像ハンドルは、前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向に突出する突起を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  13. 前記現像ハンドルは、前記突起を複数有し、
    複数の前記突起は、前記第2方向に間隔を空けて並ぶことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記凸部は、前記第3方向の一方側に位置する第1面を有し、
    前記突起の少なくとも一部は、前記第1面よりも摩擦係数が大きいことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  15. 前記凸部は、前記第3方向の一方側に位置する第1面と、前記第1面から前記第3方向に凹む凹みと、を有し、
    前記突起は、前記凹みに位置することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  16. 前記ドラムユニットは、前記第2方向の一方側から指を引っ掛けることが可能なドラムハンドルを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  17. 前記ドラム筐体は、前記現像筐体に対して、前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向の一方側に位置し、
    前記凸部は、前記第3方向における一方側に位置する第1面と、前記第3方向における他方側に位置する第2面と、を有し、
    前記現像ハンドルは、前記第2面に位置することを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記現像筐体は、
    前記第1方向および前記第2方向と交差する第3方向の他方側に位置する第3面を有し、
    前記凸部は、
    前記第3方向における他方側に位置する第4面であって、前記第3面に対して前記第2方向の他方側に位置する第4面を有し、
    前記第4面は、前記第2方向の他方側に向かうにつれて前記第3面から前記第3方向の一方側に離れるように、前記第3面に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  19. 前記現像筐体は、
    前記現像ローラを保持する第1現像筐体と、
    前記第1現像筐体に接合される第2現像筐体と、を有し、
    前記現像ハンドルは、前記第1現像筐体と前記第2現像筐体の接合部分を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  20. 前記現像ハンドルは、
    前記凸部から前記第2方向の他方側に突出しない第1位置と、前記凸部から前記第2方向の他方側に突出する第2位置との間で回動可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  21. 前記ドロワは、前記本体筐体に装着された第3位置と、前記本体筐体から引き出された第4位置とを移動可能であり、
    前記現像ハンドルは、
    前記プロセスカートリッジが前記ドロワに装着されて、かつ、前記現像ハンドルが前記第2位置に位置した状態で前記ドロワが前記第4位置から前記第3位置に向かって移動する過程において、前記本体筐体と接触することで、前記第2位置から前記第1位置に回動することを特徴とする請求項20に記載の画像形成装置。
  22. 前記凸部は、
    第1部分と、
    前記第1方向における前記第1部分の中央部から前記第2方向の他方側に突出する第2部分と、を有し、
    前記現像ハンドルは、前記第2部分に位置することを特徴とする請求項20に記載の画像形成装置。
  23. 前記第1方向は、前記第2方向に直交することを特徴とする請求項1から請求項22のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  24. 前記第3方向は、前記第1方向および前記第2方向に直交することを特徴とする請求項5,8,9,11,12,15,17,18のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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