JP2024048344A - 発光装置 - Google Patents

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健二 今津
Kenji Imazu
金孝 関口
Kanetaka Sekiguchi
丈 木下
Jo Kinoshita
貴 秋山
Takashi Akiyama
崇 渡邊
Takashi Watanabe
拓磨 堀内
Takuma Horiuchi
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Abstract

【課題】気密封止された発光装置を提供する。【解決手段】実装領域10aを有する実装基板10と、実装領域10aを囲む開口部11aが形成された回路基板11と、紫外光を出射する複数の発光素子13と、回路基板11に配置され、発光素子13に接続される給電用配線パターン14、15と、給電用配線パターン14、15の外側に配置される封止用配線パターン16と、封止用配線パターン16の外側に配置される電極17、18と、封止用配線パターン16に底面が接合されることで、実装基板10及び回路基板11と共に発光素子13を収容する収容部19aを形成する封止部材19とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置に関する。
紫外線(ultraviolet、UV)光を出射する発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)等の複数の発光素子を、窒素及びアルゴン等の不活性ガスが充填された収容部に収容した発光装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載される発光装置は、複数の発光素子が金属製支持部材に配置された基台に実装されているので、複数の発光素子から発生した熱が基台及び熱伝導率が高い金属製支持部材を介して放熱されるため、良好な放熱性を維持することができる。
特開2006-269678号公報(図1)
しかしながら、特許文献1に記載される発光装置では、複数の発光素子に外部から電力を供給する端子部が、複数の発光素子が収容される収容部に貫通孔を介して挿入されるため、気密性が高い収容部を形成することは容易ではない。また、特許文献1に記載される発光装置では、ベースの側壁に端子部を挿入するための高さ方向のスペースが必要であり、LEDチップの上面と窓部の下面の距離が長くなるので、窓部に到達するまでのLEDチップからの光が拡散しやすく、発光モジュールの光の指向性を狭くすることは容易ではない。また、特許文献1に記載される発光装置では、キャップは、外縁部の平坦な面でベースと接合されるので、接合面の位置が水平方向にずれる恐れがある。
本発明は、このような課題を解決するものであり、反射体が配置された実装基板に実装される複数の発光素子と発光素子の周囲に配置された回路基板とを備え、上方に高効率で光出射可能な発光装置を提供することを目的とする。
本発明に係る発光装置は、反射体が配置された実装領域を有する実装基板と、実装領域を囲む開口部が形成され、実装基板の表面に配置される回路基板と、実装領域に配置され、紫外光を出射する複数の略矩形の発光素子と、回路基板の表面に配置され、発光素子と電気的に接続される給電用配線パターンと、回路基板の表面に配置され、給電用配線パターンと電気的に接続される電極とを有する。
さらに、本発明に係る発光装置において、発光素子からの出射光を遮光又は吸収する遮光吸収体を有し、遮光吸収体は、発光素子の一方の対向する辺の外側に配置され、反射体は、発光素子の他方の対向する辺の外側に配置され、発光素子と遮光吸収体を、第1方向に連続して実装領域の表面に形成するとともに、発光素子と反射体を、第2方向に連続して実装領域の表面に形成することが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置において、給電用配線パターンの外側に配置され、給電用配線パターンを囲む封止用配線パターンと、実装基板及び回路基板と共に複数の発光素子を収容する収容部を形成する封止部材とを有し、電極は、封止用配線パターンの外側に配置されることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置において、回路基板は、給電用配線パターンと電極との間を電気的に接続する接続部が内部に形成されることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置において、実装基板と複数の発光素子との間にサブマウント基板を有し、発光素子と、給電用配線パターンは、サブマウント基板を介して電気的に接続されることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置において、反射体は、実装領域の第2方向に設けられた鏡面部であることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置において、遮光吸収体は、実装領域の第1方向に設けられた粗面部であることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置において、給電用配線パターンの外側面、封止用配線パターン及び電極の全ての側面を覆うように配置された保護層を有し、保護層の上面は、封止用配線パターンの上面より高く、封止部材の底面は、保護層の上面に接し、封止用配線パターンの上面とは離間した位置に配置され、封止部材の底面は、接合材により、封止用配線パターンに接合されることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置において、実装基板と複数の発光素子との間にサブマウント基板を有し、発光素子と、給電用配線パターンは、サブマウント基板を介して電気的に接続されることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置において、封止部材の底面は、給電用配線パターンと接合されることが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置において、保護層の表面は、封止用配線パターンの表面より、摩擦係数が大きいことが好ましい。
さらに、本発明に係る発光装置において、封止用配線パターンは、回路基板の外縁方向に延伸する突出部を有することが好ましい。
本発明に係る発光装置は、実装基板の実装領域に配置された反射体により、発光素子からの出射光を反射させて、発光装置の上方に向かう光の量を増やせるので、高い光出力とすることができる。
(a)は第1実施形態に係る発光装置の平面図であり、(b)は(a)に示すA-A´線に沿う断面図である。 図1(b)において破線Bで囲まれた部分の拡大図である。 第1実施形態に係る発光装置の製造方法を示すフローチャートである。 (a)は第2実施形態に係る発光装置の平面図であり、(b)は(a)に示すC-C´線に沿う断面図である。 (a)は第3実施形態に係る発光装置の平面図であり、(b)は(a)に示すD-D´線に沿う断面図である。 第4実施形態に係る発光装置の断面拡大図である。 (a)は第5実施形態に係る発光装置から封止部材を取り除いた平面図であり、(b)は(a)に示すE-E´線に沿う断面図である。 (a)は第6実施形態に係る発光装置から封止部材を取り除いた平面図であり、(b)は(a)に示すF-F´線に沿う断面図である。 (a)は第7実施形態に係る発光装置から封止部材を取り除いた平面図であり、(b)は(a)に示すG-G´線に沿う断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る発光装置について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(第1実施形態に係る発光装置の構成および機能)
図1(a)は第1実施形態に係る発光装置の平面図であり、図1(b)は図1(a)に示すA-A´線に沿う断面図である。
この実施形態に係る発光装置1は、実装基板10と、回路基板11と、9個のサブマウント基板12と、9個の発光素子13と、アノード配線パターン14と、カソード配線パターン15とを有する。発光装置1は、封止用配線パターン16と、アノード電極17と、カソード電極18と、封止部材19とを更に有する。発光装置1は、アノード電極17とカソード電極18との間に所定のしきい値電圧が印加されることに応じてUV光を出射する。
実装基板10は、略矩形の平面形状を有し、アルミニウム等の熱伝導率が高い金属により形成される。実装基板10の厚さは、0.5~1.0mmの範囲であり、一例では、0.7mmである。実装基板10は、発光素子13がサブマウント基板12を介して実装される実装領域10aを表面の中央部に有する。実装領域10aは、表面の全てに反射体に該当する鏡面部80を有する。鏡面部80は、例えば、高純度のアルミニウム材を鏡面に仕上げ、更にアルマイトなどの処理が施されており、発光素子13からの光を高効率で反射することができる。また、実装領域10aは、発光素子13の側方に遮光領域90を有する。
図2は、図1(b)において破線Bで囲まれた部分の拡大図である。
回路基板11は、略矩形の平面形状を有するガラスエポキシ基板等の絶縁性基板である。回路基板11の厚さは、0.05~0.4mmの範囲であり、一例では、0.1mmであり、実装基板10よりも薄い。回路基板11は、実装領域10aを囲む開口部11aが形成される。また、回路基板11は、アノード配線パターン14とアノード電極17との間、及びカソード配線パターン15とカソード電極18との間を電気的に接続する接続部30が内部に形成される。アノード配線パターン14とアノード電極17との間を電気的に接続する接続部30は、カソード配線パターン15とカソード電極18との間を電気的に接続する接続部30が形成される辺に対向する辺に形成される。
接続部30は、第1貫通配線31と、第2貫通配線32と、裏面配線33とを有する。第1貫通配線31及び第2貫通配線32は、スルーホールまたはビアとも称される貫通孔に充填された銅又は導電性樹脂等の導電性部材である。裏面配線33は、回路基板11の裏面に配置され、銅により形成される基層33aに、ニッケルめっき層及び金めっき層を含むめっき層33bが積層された導電性部材であり、第1貫通配線31と第2貫通配線32との間を電気的に接続する。
回路基板11は、回路基板11の裏面の全面に亘って配置される接着層35を介して実装基板10の表面に接合される。接着層35は、ボンディングシートとも称される絶縁性の接着部材である。
9個のサブマウント基板12のそれぞれは、略矩形の平面形状を有し、サブマウント基台40と、サブマウント基台40の表面に形成され、発光素子13が実装される第1サブマウント電極41及び第2サブマウント電極42とを有する。サブマウント基台40は、窒化アルミ(AlN)、炭化ケイ素(SiC)、窒化ケイ素(Si24)及び酸化アルミニウム(Al23)等のセラミックス基板、低温同時焼成セラミックス(Low Temperature Co-fired Ceramics、LTCC)基板である。サブマウント基台40は、0.1mm~0.3mm程度の厚さを有する。
第1サブマウント電極41及び第2サブマウント電極42のそれぞれは、チタンめっき層、銅めっき層、ニッケルめっき層及び金めっき層が電解めっきで積層された導電性部材である。第1サブマウント電極41及び第2サブマウント電極42は、発光素子13に接合される部分に金錫(AuSn)層である半田43が電解めっきにより更に積層される。また、9個のサブマウント基板12のそれぞれは、接続層44を裏面に有する。接続層44は、サブマウント基板12のそれぞれが配置される位置に配置された接続層45と、半田46を介して電気的に接続される。接続層44及び45のそれぞれは、ニッケルめっき層及びニッケルめっき層に積層された金めっき層を含む。半田46は、ピン転写、スクリーン印刷及びディスペンスの何れかの塗布方法により、接続層45上に塗布される。
9個の発光素子13のそれぞれは、半導体多層膜50と、アノード51と、カソード52とを有し、アノード51とカソード52との間に順方向電圧が印加されることに応じてUV光を出射するUVLEDダイであり、略矩形の平面形状を有する。9個の発光素子13のそれぞれから出射されるUV光の主波長は、200nmと405nmとの間の範囲内であり、一例では280nmである。9個の発光素子13のそれぞれは、透明な基板であるサファイヤ基板上に窒化アルミニウムガリウム(AlGaN)層により形成されるPN接合層を積層して形成される。
アノード51及びカソード52は、チタンめっき層、ニッケルめっき層及び金めっき層を含み、サブマウント基板12の第1サブマウント電極41及び第2サブマウント電極42に半田43を介して電気的に接続される。
9個の発光素子13は、アノード配線パターン14とカソード配線パターン15との間にサブマウント基板12並びに金、銀、銅、アルミ及びパラジウム等を含有するボンディングワイヤ20を介して3個ずつ3列に亘って直列接続される。9個の発光素子13は、発光素子13の順方向電圧の3倍の電圧であるしきい値電圧が、アノード電極17とカソード電極18との間に印加されることに応じてUV光を出射する。
発光装置1では、発光素子13は略矩形であり、発光素子13の一方の対向する辺の外側方向にボンディングワイヤ20が配置され、他方の対向する辺の外側方向には、ボンディングワイヤ20が配置されない。本実施形態では発光素子13の一方の対向する辺と直交する方向を第1方向とし、発光素子13の他方の対向する辺と直交する方向を第2方向として説明する。つまり、隣り合う発光素子13の辺の間では、ボンディングワイヤ20が配置される方向が第1方向であり、ボンディングワイヤ20が配置されない方向が第2方向である。この実施形態において、第1方向と第2方向とは直交している。発光素子13の第1方向には、遮光領域90が形成される。遮光領域90は、回路基板11の開口部11aの側壁と発光素子13の第1方向の側面で囲まれる領域、及び発光素子13の第1方向の側面とこれに隣り合う発光素子13の第1方向の側面で囲まれる領域に形成される。ボンディングワイヤ20は、遮光領域90に配置される。
アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15のそれぞれは、ボンディングワイヤ20及び半田によって接続可能な金属によって形成され、半円の円弧状の平面形状を有し、開口部11aを囲むように回路基板11の表面に配置される一対の給電用配線パターンである。アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15のそれぞれは、銅により形成される基材60と、基材60の表面に形成され、ニッケルめっき層及び金めっき層を含むめっき層61とを有する。
封止用配線パターン16は、半田によって接続可能な金属によって形成され、リング状の平面形状を有する。封止用配線パターン16は、一対の給電用配線パターンであるアノード配線パターン14及びカソード配線パターン15を囲むように回路基板11の表面に配置される。封止用配線パターン16は、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15と同一の層構造を有する。封止用配線パターン16は、銅により形成される基材62と、基材62の表面に形成され、ニッケルめっき層及び金めっき層を含むめっき層63とを有する。
アノード電極17及びカソード電極18は、半田によって接続可能な金属によって形成され、封止用配線パターン16の外側に配置される。アノード電極17及びカソード電極18は、一対の給電用配線パターンであるアノード配線パターン14及びカソード配線パターン15のそれぞれに電気的に接続され、9個の発光素子13のそれぞれに外部電源から電力を供給する一対の電極である。アノード電極17及びカソード電極18は、略矩形の平面形状を有し、回路基板11の対向する一対の辺に沿って延伸するように配置される。アノード電極17及びカソード電極18は、アノード配線パターン14、カソード配線パターン15及び封止用配線パターン16と同一の層構造を有する。アノード電極17及びカソード電極18は、銅により形成される基材64と、基材64の表面に形成され、ニッケルめっき層及び金めっき層を含むめっき層65とを有する。
封止部材19は、石英ガラス等の深紫外線を吸収せずに、UV光を透過するUV光透過部材である基材70と、基材70の底面の全体に亘って配置され、ニッケルめっき層及び金めっき層を含むめっき層71とを有する。基材70は、円形の底面を有する円筒形状を有し、実装基板10及び回路基板11側が開口するように配置される。封止部材19は、めっき層71が封止用配線パターン16に接合材としての半田72を介して接続されることで回路基板11に接合される。封止部材19は、9個の発光素子を封止する収容部19aを実装基板10、回路基板11と共に形成する。9個の発光素子13を封止する収容部19aは、真空状態である。
図3は発光装置1の製造方法を示すフローチャートである。
まず、集合基板準備工程において、複数のサブマウント基板12が連結された集合基板が準備される(S101)。次いで、発光素子実装工程において、S101の処理で準備された集合基板上の複数のサブマウント基板12に、発光素子13が280℃以上の加温の熱圧着によりフリップフロップ実装される(S102)。次いで、ダイシング工程において、複数の発光素子13が実装された集合基板がダイシングにより個片化され、複数のサブマウント基板12が形成される(S103)。
次いで、基板準備工程において、一体化された実装基板10及び回路基板11が準備される(S104)。なお、後述する第5~7実施形態では、回路基板11の表面には、最初に、基材60~64が配置され、次いで、保護層66が配置され、最後に、めっき層61~65が保護層66より薄くなるように配置される。
次いで、サブマウント基板実装工程において、実装基板10の実装領域10aには、9個の接続層45及び半田46が配置され、実装基板10の実装領域10a上に配置された9個の接続層45及び半田46のそれぞれに9個のサブマウント基板12が配置される(S105)。9個のサブマウント基板12のそれぞれは、マウンタ又はダイボンダによって実装基板10の実装領域10a上に配置された9個の接続層45及び半田46のそれぞれの上に搭載され、リフローにより半田溶融接合される。例えば、接続層45を設けずに樹脂ペーストによる接合及び金属接合が可能であるが、接続層45によって、半田を所定の位置に精度よく配置しやすくなり、また、半田46が溶融してもはみ出すことがなく、サブマウント基板12を精度よく配置できる。なお、半田46は、錫銀銅(SnAgCu)で構成されていてもよい。半田46の溶融温度が230℃~250℃になり、発光素子13をサブマウント基板12に搭載するときの温度より低くすることができ再溶融しないので、発光素子13の位置ずれを抑制できる。
次いで、ワイヤボンディング工程において、サブマウント基板12と、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15とのそれぞれの間は、3本のボンディングワイヤ20によって電気的に接続される(S106)。そして、封止工程において、発光素子13が実装された実装基板10及び回路基板11は、封止部材19が封止用配線パターン16に底面が接するように配置された状態で、280℃以上に加熱される(S107)。発光素子13が実装された実装基板10及び回路基板11が280℃以上に加熱されることで、封止部材19の底面が封止用配線パターン16に接合して、発光装置1の製造は終了する。
なお、S107に示す封止工程が真空封止装置で実行されることで、発光素子13を収容する収容部19aは真空状態となる。なお、半田72は、例えば融点が232℃の錫(Sn)や錫(Sn)を主成分とする半田めっきであってもよい。半田72の融点を200℃~280℃で調整ができる。例えば、半田72の融点を200℃~229℃としたとき、半田43及び半田46は溶融しない。
(第1実施形態に係る発光装置の作用効果)
発光装置1では、封止部材19の底面を、切れ目のないリングの平面形状の封止用配線パターン16に接合することで、発光素子13を封止し且つ収容する気密性の高い収容部19aを簡易に形成することができる。
また、発光装置1では、回路基板11の内部に配置される接続部30によってアノード配線パターン14及びカソード配線パターン15と、アノード電極17及びカソード電極18との間を電気的に接続するので、収容部19aの気密性が低下するおそれは低い。
また、発光装置1は、実装基板10及び回路基板11と封止部材19との間は、UV光によって劣化するおそれが低い封止用配線パターン16、めっき層71及び半田72によって接続されるので、気密性が低下するおそれを更に低くすることができる。
また、発光装置1では、封止用配線パターン16の層構造は、アノード配線パターン14、カソード配線パターン15、アノード電極17及びカソード電極18の層構造と同一なので、封止用配線パターン16をアノード配線パターン14等と同時に形成できる。発光装置1は、封止用配線パターン16をアノード配線パターン14、カソード配線パターン15、アノード電極17及びカソード電極18と同時に形成できるので、製造コストを抑制することができる。
また、発光装置1では、発光素子13は、サブマウント基板12を介して金属製の実装基板10の実装領域10aに実装される。発光素子13は、熱伝導率が高いサブマウント基板12及び実装基板10に実装されるので、熱伝導率の高い部材を介する放熱経路が形成され、発光装置1の放熱特性を高くすることができる。
また、発光装置1では、サブマウント基板12の間、並びにサブマウント基板12とアノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の間は、3本のボンディングワイヤ20によって電気的に接続されるので、発光素子13に大電流を流すことができる。また、ボンディングワイヤ20は、第1方向への出射光を抑制する第1の遮光吸収体に該当し、発光素子13からの出射光を吸収又は散乱させるので、発光素子13の第1方向を暗くすることができる。発光装置1は、発光素子13の一方の対向する辺の側方にボンディングワイヤ20が配置された遮光領域90が形成され、発光素子13の他方の対向する辺の側方に実装領域10aの鏡面部80が形成されるため、発光素子13の第2方向に長く伸びる線状の光の指向性を得ることができる。なお、発光素子13が9個のとき、線状光源の本数は3本である。
また、発光装置1では、サブマウント基板12は、第1方向が長尺となる長方形であってもよい。サブマウント基板12の第1方向に延伸した部分は、第1方向への出射光を抑制する第2の遮光吸収体に該当し、遮光領域90に位置する。このとき、サブマウント基板12に、例えば、窒化アルミなどの黒っぽい色の材料を用いることにより、発光素子13から出射される第1方向の光を遮光又は吸収することができ、第2方向に長く伸びる線状の光の指向性を更に得やすくなる。また、サブマウント基板12の短尺となった第2方向のサブマウント基板12の間の間隔を、第1方向のサブマウント基板12の間の間隔よりも近接させることでと、第2方向における複数の発光素子13のそれぞれの出射光を重ねやすくなり、第2方向への線状の光の指向性が得やすくなる。
また、発光装置1では、サブマウント基板12は、回路基板11より厚くてもよい。サブマウント基板12があることで、発光素子13と封止部材19の距離は短くなり、発光素子13から上方に向かって封止部材19に入射する光の指向性を狭くすることができる。サブマウント基板12が、回路基板11より厚くなると、発光素子13と封止部材19の距離は更に短くなるから、幅の狭い光の指向性を得やすくなる。なお、発光素子13が紫外光など比較的短い波長の光を出射するとき、発光素子13の上方よりも側方に傾斜して出射する光は、封止部材19の発光素子13に対向する表面で反射されやすく、封止部材19を透過することは難しい。発光素子13と封止部材19の距離を短くすると、発光素子13の上方よりも側方に傾斜して出射する光を、封止部材19により多く入光させることができ、発光装置1の出射効率もアップする。
また、発光装置1では、9個の発光素子13が実装されるが、実施形態に係る発光装置では、8個以下、又は10個以上の発光素子が実装されてもよい。また、発光装置1では、サブマウント基板12の間、並びにサブマウント基板12とアノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の間は、3本のボンディングワイヤ20によって電気的に接続される。しかしながら、本発明に係る発光装置では、サブマウント基板12の間、並びにサブマウント基板12とアノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の間は、2本以下又は4本以上のボンディングワイヤ20によって電気的に接続されてもよい。サブマウント基板12の間等を電気的に接続するボンディングワイヤ20の本数は、実装される発光素子13の数、発光素子13のそれぞれに供給される電流量及びボンディングワイヤ20の径の大きさに応じて決定される。なお、発光素子13の第1方向への出射光を抑制するためには、ボンディングワイヤ20の線幅の合計値は、発光素子13の辺の長さの10%以上になるとよく、15%以上であることが好ましく、30%以上であることが更に好ましい。また、ボンディングワイヤ20は、第1方向に沿って発光素子13の中心部の両側に上記の割合で配置されるのが望ましい。
また、発光装置1では、回路基板11の開口部11aは円形の平面形状を有し、封止用配線パターン16はリング状の平面形状を有するが、実施形態に係る発光装置では、回路基板11の開口部11aは、略矩形の平面形状を有してもよい。また、封止用配線パターン16は、枠状の平面形状を有する。また、実装基板10の遮光領域90、つまり、ボンディングワイヤ20の下方は、ボンディングワイヤ20が配置される前に、レーザーなどで照射された第3の遮光吸収体に該当する粗面部91を有してもよい。粗面部91は、発光素子13からの出射光を散乱させるから、発光素子13の出射光の反射効率は低くなり、発光装置1は、第2方向に延伸する線状の光の指向性を備えやすくなる。
また、発光装置1では、単一の発光素子13がサブマウント基板12に実装されるが、実施形態に係る発光装置では、複数の発光素子13がサブマウント基板12に実装されてもよく、ツェナーダイオード等の発光素子13以外の素子がサブマウント基板12に実装されてもよい。
また、発光装置1では、9個の発光素子13を封止する収容部19aは、真空状態であるが、実施形態に係る発光装置では、9個の発光素子13を封止する収容部19aは、窒素ガス及びアルゴンガス等の不活性ガスが充填されてもよい。
また、発光装置1では、封止部材19は、底面を有する円筒形状を有するが、本発明の発光装置では、円筒形状に限定されない。例えば、全体が半球状であってもよく、円筒状の中央部のみが半球状であってもよい。
(第2実施形態に係る発光装置の構成および機能)
図4(a)は、第2実施形態に係る発光装置の平面図であり、図4(b)は、図4(a)に示すC-C´線に沿う断面図である。
この実施形態に係る発光装置2は、サブマウント基板122をサブマウント基板12の代わりに有することが、第1実施形態に係る発光装置1と相違する。サブマウント基板122以外の発光装置2の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された発光装置1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
サブマウント基板122は、長方形の平面形状を有し、複数の発光素子13を配置することが、サブマウント基板12と相違する。形状及び実装される発光素子13の数以外のサブマウント基板122の構成及び機能は、同一符号が付されたサブマウント基板12の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
サブマウント基板122は、実装領域10aの直径の1/2以上である長辺と、実装領域10aの直径の1/4未満の短辺によって囲まれた長方形の形状を有する。サブマウント基板122の長辺は、サブマウント基板122の表面に実装される発光素子13の数と辺の長さの積以上の長さを有してもよい。サブマウント基板122の短辺は、発光素子13の辺の長さの2倍以下であってもよい。
発光装置2は、3つのサブマウント基板122と、3つのサブマウント基板122の表面のそれぞれに実装された3つの発光素子13と、を有する。3つのサブマウント基板122は、実装領域10aの表面に、サブマウント基板122の長辺が平行になるように配置されている。サブマウント基板122の表面には、サブマウント基板122の対向する長辺の中央付近に、少なくとも一つの長辺に平行になるように、複数の発光素子13が実装される。つまり、図4(a)に示す通りに、第1方向及び第2方向を定義すると、複数の発光素子13は、第1方向に向かって、一列になるようにサブマウント基板122に配置される。また、複数の発光素子13は、第2方向に向かって、それぞれのサブマウント基板122を跨いで一列になるように配置される。発光装置2において、遮光領域90は、回路基板11の開口部11aの側壁と発光素子13の第1方向の側面で囲まれる領域、及びサブマウント基板122の表面の発光素子13とこれに隣り合う発光素子13の間に形成される領域である。
サブマウント基板122に実装された3つの発光素子13は、サブマウント基板122の端部において、一対の給電用配線パターンであるアノード配線パターン14とカソード配線パターン15のそれぞれにボンディングワイヤ20を介して直列接続される。複数の発光素子13の間では、サブマウント基板122の表面に配置された配線によって、電気的に接続される。なお、複数の発光素子13の間は、ボンディングワイヤ20によって、電気的に接続されてもよい。
(第2実施形態に係る発光装置の作用効果)
発光装置2では、サブマウント基板122は、第1方向において、複数の発光素子13の間にある実装領域10aを覆っている。サブマウント基板122は、例えば、窒化アルミなどの黒っぽい色の材料である場合、発光素子13から出射される第1方向の光を遮光又は吸収することができる。発光装置2では、第1方向において、遮光領域90に配置されたサブマウント基板122とボンディングワイヤ20によって、発光素子13からの出射光を吸収又は遮光し、第2方向において、鏡面部80によって、発光素子13からの出射光を効率よく反射するから、第2方向に長く伸びる3本の線状光源を有することができる。なお、発光装置2では、遮光領域90に粗面部91を配置してもよい。
また、発光装置2では、3個のサブマウント基板122のそれぞれに3個ずつの発光素子13が実装されるが、本発明の発光装置では、サブマウント基板は、2個又は4個以上であってもよく、それぞれのサブマウント基板に実装される発光素子の数は、2個又は4個以上でもよい。
(第3実施形態に係る発光装置の構成および機能)
図5(a)は、第3実施形態に係る発光装置の平面図であり、図5(b)は、図5(a)に示すD-D´線に沿う断面図である。
この実施形態に係る発光装置3は、実装基板103と回路基板113を、実装基板10と回路基板11の代わりに有し、サブマウント基板12とボンディングワイヤ20を有さないことが、第1実施形態に係る発光装置1と相違する。実装基板103、回路基板113以外の発光装置3の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された発光装置1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
実装基板103は、略矩形の平面形状を有し、アルミニウム等の熱伝導率が高い金属により形成され、実装領域10aに鏡面部81a~81dを有する。発光装置3は、実装領域10に遮光領域90を有しないので、実装領域10a全体が鏡面部81a~81dとなる。鏡面部81a~81dは、例えば、高純度のアルミニウム材を鏡面に仕上げ、更にアルマイトなどの処理が施され、発光素子13からの光を高効率で反射する表面を有する。
回路基板113は、略矩形の平面形状を有するガラスエポキシ基板等の絶縁性基板である。回路基板113は、鏡面部81a~81dのそれぞれを囲む開口部113a~113d及び橋梁部113e~113gを有する。橋梁部113e~113gは、それぞれが第1方向に延伸された平行な2本の直線で構成され、その上に第1方向に配置された3個の発光素子13が載置される。また、それぞれの直線の両端は、回路基板113に接続され、回路基板113と一体となった形状を有する。なお、橋梁部113e~113gは、波線などの直線以外の線で構成されてもよい。このとき、それぞれの線は、発光素子13を実装しやすくするため、発光素子13の外側に位置させることが好ましい。一方、発光素子13同士の間などでは発光素子13の辺の長さよりも短い幅の線としてもよい。
鏡面部81aは、開口部11aの円の1/4程度の円弧と橋梁部113eの辺によって囲まれた1/4円に近い形状を有する。鏡面部81bは、橋梁部113e及び橋梁部113fが対向する辺と開口部11aの円弧に接続された形状を有する。鏡面部81cは、鏡面部81bを発光装置3の中心で点対称となるように回転させた形状を有し、鏡面部81dは、鏡面部81aを発光装置3の中心で点対称となるように回転させた形状を有する。
回路基板113は、橋梁部113e~113gのそれぞれに一対の給電用配線パターンであるアノード配線パターン143及びカソード配線パターン153を有する。橋梁部113e~113gのそれぞれに実装された3つの発光素子13は、橋梁部113e~113gの第1方向に、一対の給電用配線パターンであるアノード配線パターン143とカソード配線パターン153のそれぞれが延伸し、交互に配置された配線によって、電気的に直列接続される。なお、複数の発光素子13の間は、ボンディングワイヤ20によって、電気的に接続されてもよい。また、一対の給電用配線パターンであるアノード配線パターン143とカソード配線パターン153は、封止用配線パターン16より厚くてもよい。
(第3実施形態に係る発光装置の作用効果)
発光装置3では、回路基板113は、第1方向に延伸する橋梁部113e~113gを有する。回路基板113は、例えば、黒っぽい着色材が含有された樹脂材料である場合、発光素子13から出射される第1方向の光を遮光又は吸収することができる。発光装置3では、第1方向において、遮光領域90に配置された橋梁部113e~113gによって、発光素子13からの出射光を吸収又は遮光し、第2方向において、鏡面部81a~81dによって、発光素子13からの出射光を効率よく反射するから、第2方向に長く伸びる3本の線状光源を有することができる。
また、発光装置3では、一対の給電用配線パターンであるアノード配線パターン143とカソード配線パターン153は、封止用配線パターン16よりも厚いから、発光素子13と封止部材19との距離が短くなり、幅の狭い光の指向性を得やすくなると共に、発光素子13の上方よりも側方に傾斜して出射する光を封止部材19により多く入光させることができ、発光装置3の出射効率もアップする。
また、発光装置3では、ボンディングワイヤ20の代わりにアノード配線パターン143とカソード配線パターン153で、電気的に接続するので、ボンディングワイヤ20に比べて、断線する可能性を低減できる。
(第4実施形態に係る発光装置の構成および機能)
図6は、第4実施形態に係る発光装置の断面拡大図である。
この実施形態に係る発光装置4は、回路基板114を回路基板11の代わりに有することが第1実施形態に係る発光装置1と相違する。回路基板114以外の発光装置4の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された発光装置1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
回路基板114は、溝部114aを有することが、回路基板11と相違する。溝部114a以外の回路基板114の構成及び機能は、同一符号が付された回路基板11の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
溝部114aは、平面視したとき、一対の給電用配線パターンであるアノード配線パターン14及びカソード配線パターン15と、一対の電極であるアノード電極17及びカソード電極18との間に配置されたリング形状を有する。溝部114aは、断面視したとき、回路基板114の表面から下方に向かって凹型の断面が連続した形状を有する。溝部114aの底部は平面であり、封止用配線パターン16が配置される。
(第4実施形態に係る発光装置の作用効果)
発光装置4では、封止部材19は、回路基板114の表面よりも実装基板10に近接した位置の溝部114aの底面に配置された封止用配線パターン16に接合され、実装基板10に近接する。つまり、封止部材19の上面は、発光素子13に近づく。発光装置4は、幅の狭い光の指向性となるので出射効率がアップする。
また、発光装置4では、封止部材19の基材70及びめっき層71は、回路基板114の溝部114aの側壁によって、横方向への位置ずれが抑制される。そのため、封止部材19を封止用配線パターン16の表面に精度よく配置することができる。なお、封止部材19の横方向への位置ずれは、溝部114aの側壁の一方があれば抑制できる。封止部材19を溝部114aの外側の壁で保持するとき、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15が配置される回路基板114の表面の位置を、溝部114aの底部の高さに一致させてもよく、封止部材19を溝部114aの内側の壁で保持するとき、アノード電極17及びカソード電極18が配置される回路基板114の表面の位置を、溝部114aの底部の高さに一致させてもよい。
また、発光装置4では、半田72は、封止用配線パターン16の上面、封止部材19の下面、及び溝部114aの側壁によって四方を囲まれる。封止用配線パターン16と封止部材19を接合するとき、封止部材19を上面から加圧し、半田72がはみ出したとしても、半田72が、アノード配線パターン14、カソード配線パターン15、アノード電極17及びカソード電極18に接触する恐れは低い。
また、発光装置4では、溝部114aの内面は、回路基板114の側壁、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15により、発光素子13からの出射光が遮光されるから、有機材料である樹脂を接着剤として使うことができる。例えば、発光素子13からの出射光が紫外光のとき、樹脂接着剤の劣化を防止することができる。
(第5実施形態に係る発光装置の構成および機能)
図7(a)は第5実施形態に係る発光装置から封止部材を取り除いた平面図であり、図7(b)は図7(a)に示すE-E´線に沿う断面図である。
この実施形態に係る発光装置5は、回路基板115、封止用配線パターン165及び接続部305を、回路基板11、封止用配線パターン16及び接続部30の代わりに有し、保護層66を更に有することが第1実施形態に係る発光装置1と相違する。回路基板115、封止用配線パターン165、接続部305及び保護層66以外の発光装置5の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された発光装置1の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
回路基板115は、略矩形の平面形状を有するガラスエポキシ基板等の絶縁性基板であり、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15と、2つの封止用配線パターン165と、アノード電極17及びカソード電極18と、接続部305と、保護層66と、を有する。回路基板115には、実装領域10aを囲む開口部11aが形成される。回路基板115は、スルーホールまたはビアとも称される貫通孔を有しない。
封止用配線パターン165は、半田によって接続可能な金属によって形成され、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15のそれぞれと同じように、半円の円弧状の平面形状を有する。2つの封止用配線パターン165は、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の外側で、開口部11aを囲み、2つの半円の円弧状の平面形状が向かい合わせとなるように、回路基板115の表面に配置される。また、2つの封止用配線パターン165は、アノード電極17とカソード電極18の間に配置されて、それぞれの端部が向かい合う位置でアノード電極17及びカソード電極18に近接する。
接続部305は、ボンディングワイヤ20及び半田によって接続可能な金属によって、アノード配線パターン14、カソード配線パターン15、封止用配線パターン165、アノード電極17及びカソード電極18と同時に形成される。接続部305は、2つの封止用配線パターン165の端部の間を通過する。回路基板115の表面において、アノード配線パターン14は、接続部305を介してアノード電極17と電気的に接続され、カソード配線パターン15は、接続部305を介してカソード電極18と電気的に接続される。なお、接続部305は、表面の一部が後述する保護層66に覆われてもよい。保護層66に表面が覆われた接続部305は、基材60~64と同じ材料で構成される。
保護層66は、絶縁性のエポキシ、シリコーン及びフッ素などの樹脂であり、回路基板115の表面に配置される。保護層66は、紫外光によって劣化しない材料を含有してもよい。また、光を反射する酸化チタンなどを含有させた白色としてもよく、光を吸収するカーボンブラックなどを含有させた黒色としてもよい。保護層66は、第1保護層661と第2保護層662と第3保護層663とを有する。
第1保護層661は、リング状の平面形状を有し、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の外側面に接し、2つの封止用配線パターン165の内側面に接するように配置される。第1保護層661は、接続部305の表面の一部、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の表面の外側面付近の外周部、並びに2つの封止用配線パターン165の表面の内側面付近の外周部をわずかに覆い、回路基板115からの剥離を抑制する。めっき層61は、基材60よりも小さい面積となり、めっき層63は、基材62よりも小さい面積となる。また、第1保護層661の高さは、アノード配線パターン14、カソード配線パターン15及び封止用配線パターン165の高さよりも高い。
第2保護層662は、回路基板115の外縁に一致する外周と2つの封止用配線パターン165から内側が開口する形状とを有し、2つの封止用配線パターン165、アノード電極17及びカソード電極18が露出するように配置される。つまり、第2保護層662は、2つの封止用配線パターン165の外側面、アノード電極17及びカソード電極18の全ての側面に接している。また、第2保護層662は、接続部305の表面の一部、2つの封止用配線パターン165の表面の外側面付近の外周部、アノード電極17及びカソード電極18の表面の全ての外周部をわずかに覆い、回路基板115からの剥離を抑制する。めっき層63は、基材62よりも小さい面積となり、めっき層65は、基材64よりも小さい面積となる。第2保護層662の高さは、封止用配線パターン165、アノード電極17及びカソード電極18の高さよりも高い。
第3保護層663は、封止用配線パターン165、接続部305、第1保護層661及び第2保護層662に囲まれた位置に配置される。第3保護層663の高さは、封止用配線パターン165の高さと同じ、もしくは、低いことが好ましい。封止部材19を配置するとき、傾けることなく配置できる。第3保護層663の高さを封止用配線パターン165の高さよりも低くする、もしくは、配置しないとき、封止部材19の基材70の底面と回路基板115の表面との間にすき間が生じる。リフローなど急激な温度変化が加わるとき、収容部19aの空気の膨張による封止部材19が破損する恐れを低減できる。また、窒素ガス及びアルゴンガス等の不活性ガスの充填口とすることができる。一方、封止部材19の基材70の底面と回路基板115の表面との間にすき間に樹脂などを配置し埋めることで、気密封止することができる。
(第5実施形態に係る発光装置の作用効果)
発光装置5では、回路基板115は、それぞれの配線を表面のみに設けた片面配線基板なので、両面配線基板と比較して安価になる。また、基材をより薄くすることができる。封止部材19は、薄い回路基板115の表面に配置され、実装基板10に近接することから、封止部材19の上面が発光素子13に近づき、発光装置5の出射効率がアップする。
また、発光装置5では、図7(b)に示した通り、封止部材19は、封止用配線パターン165、第1保護層661及び第2保護層662で作られた凹部に配置され、横方向への位置ずれを抑制できるから、封止用配線パターン165の表面に精度よく配置される。
また、発光装置5では、半田72は、封止用配線パターン165の上面、封止部材19の底面、第1保護層661及び第2保護層662によって四方を囲まれる。封止用配線パターン165と封止部材19を接合するとき、封止部材19を上面から加圧しても、はみ出した半田72は、第1保護層661と第2保護層662との間に留まり、アノード配線パターン14、カソード配線パターン15、アノード電極17及びカソード電極18に接触する恐れは低い。
また、発光装置5では、第1保護層661は、発光素子13からの出射光を遮光する。例えば、発光素子13が紫外光を出射するとき、有機材料である樹脂の接着剤を半田72として使用したとしても、半田72が第1保護層661によって遮光され、紫外光に照射されることはないから、接着剤が劣化することを防止できる。
また、発光装置5では、保護層66に蛍光体などの発光材料を含有させ、発光素子13の光出力を可視化させるインジケータとすることができる。例えば、第1保護層661に緑色蛍光体、第2保護層662に赤色蛍光体のように、異なる蛍光体を含有させると、光出力が低いときは、発光素子13に近接する第1保護層661の緑色蛍光体からの光のみ認識でき、光出力の上昇と共に第2保護層662の赤色蛍光体からの光を認識でき、より光出力の強さを認識しやすくなる。
(第6実施形態に係る発光装置の構成および機能)
図8(a)は第6実施形態に係る発光装置から封止部材を取り除いた平面図であり、図8(b)は図8(a)に示すF-F´線に沿う断面図である
この実施形態に係る発光装置6は、回路基板116、封止用配線パターン166、接続部306及び保護層66aを、回路基板115、封止用配線パターン165、接続部305及び保護層66の代わりに有することが第5実施形態に係る発光装置5と相違する。回路基板116、封止用配線パターン166、接続部306及び保護層66a以外の発光装置6の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された発光装置5の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
回路基板116は、略矩形の平面形状を有するガラスエポキシ基板等の絶縁性基板であり、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15と、2つの封止用配線パターン166及びアノード電極17とカソード電極18と、接続部306と、保護層66aと、を有する。回路基板116は、実装領域10aを囲む開口部11aが形成される。回路基板116は、スルーホールまたはビアとも称される貫通孔を有しない。
封止用配線パターン166は、封止用配線パターン165と同じように、半円の円弧状の平面形状を有する。2つの封止用配線パターン166は、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の外側で、開口部11aを囲み、2つの半円の円弧状の平面形状が向かい合わせとなるように、回路基板116の表面に配置される。また、2つの封止用配線パターン166は、アノード電極17とカソード電極18の間に配置され、それぞれの端部が向かい合う位置でアノード電極17及びカソード電極18に近接する。
接続部306は、熱伝導率の高い銅などの金属によって、アノード配線パターン14、カソード配線パターン15、封止用配線パターン166、アノード電極17及びカソード電極18のそれぞれの基材60~64と同時に形成され、後述する保護層66aで覆われる。接続部306は、2つの封止用配線パターン166の端部の間を通過する。回路基板116の表面において、アノード配線パターン14は、接続部306を介してアノード電極17と電気的に接続され、カソード配線パターン15は、接続部306を介してカソード電極18と電気的に接続される。
保護層66aは、絶縁性のエポキシ、シリコーン及びフッ素などの樹脂であり、回路基板116の外縁に一致する外周と、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15から内側が開口する形状とを有する。保護層66aは、紫外光によって劣化しない材料を含有してもよい。また、光を反射する酸化チタンなどを含有させた白色としてもよく、光を吸収するカーボンブラックなどを含有させた黒色としてもよい。
保護層66aは、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の外側面に接し、2つの封止用配線パターン166、アノード電極17及びカソード電極18が露出するように、回路基板116の表面に配置される。つまり、保護層66aは、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の外側面と、2つの封止用配線パターン166、アノード電極17及びカソード電極18の全ての側面とに接している。
保護層66aは、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の表面の外側面付近の外周部、2つの封止用配線パターン166の表面の全ての外周部、アノード電極17及びカソード電極18の表面の全ての外周部をそれぞれわずかに覆い、回路基板116からの剥離を抑制する。めっき層61は、基材60よりも小さい面積となり、めっき層63は、基材62よりも小さい面積となり、めっき層65は、基材64よりも小さい面積となる。また、保護層66aの高さは、アノード配線パターン14、カソード配線パターン15、封止用配線パターン166、アノード電極17及びカソード電極18の高さよりも高い。
封止用配線パターン166の幅は、封止部材19の底面の幅よりも細く、封止用配線パターン166は、封止部材19に覆われた範囲のみに配置される。つまり、封止部材19は、保護層66aの表面に配置される。保護層66aの表面は、封止用配線パターン166より高い摩擦係数、高いタック性などを有すると好ましい。そうすることで封止部材19が横方向へずれることを抑制できる。
(第6実施形態に係る発光装置の作用効果)
発光装置6では、回路基板116は、それぞれの配線を表面のみに設けた片面配線基板なので、両面配線基板と比較して安価になる。また、基材をより薄くすることができる。封止部材19は、薄い回路基板116の表面に配置され、実装基板10に近接するので、封止部材19の上面が発光素子13に近づき、発光装置6の出射効率がアップする。
また、発光装置6では、半田72は、封止用配線パターン166の上面、封止部材19の底面、保護層66aの側壁によって四方を囲まれている。封止用配線パターン166と封止部材19との間に半田72を配置して接合するとき、封止部材19を上面から加圧しても、保護層66aで支持され、半田72は加圧されないので、半田72がはみ出す恐れは低く、それぞれの配線へ短絡する可能性を低減できる。また、封止用配線パターン166と封止部材19との間に配置された半田72の厚みを適切に維持することができ、接合強度を高く保つことができる。
また、発光装置6では、めっき層71は、基材70よりも細い幅で配置されてもよい。封止部材19の底面の断面は、基材70の表面とめっき層71の断面で構成される凸形状となる。このとき、基材70のみが保護層66aに接し、めっき層71は、保護層66aの表面よりも下方に位置するので、めっき層71の側面と保護層66aの側壁によって、封止部材19の横方向への位置ずれを抑制することができる。また、めっき層71及び半田72は、保護層66aの表面よりも封止用配線パターン166に近づくので、半田72と封止用配線パターン166との間にすき間が生じ、接合不良となる可能性を低減できる。
また、発光装置6では、保護層66aは、発光素子13からの出射光を遮光する。例えば、発光素子13が紫外光を出射するとき、有機材料である樹脂の接着剤を半田72として使用したとしても、半田72が紫外光に照射されることはなく、接着剤が劣化することを防止できる。
また、発光装置6では、保護層66a及び半田72は、蛍光体などの発光材料を含有させ、発光素子13の光出力を可視化させるインジケータとすることができる。例えば、保護層66aに緑色蛍光体、半田72に赤色蛍光体のように、異なる蛍光体を含有させると、光出力が低いときは、発光素子13に近接する保護層66aの緑色蛍光体からの光のみ認識でき、光出力の上昇と共に半田72の赤色蛍光体からの光を認識でき、より光出力の強さを認識しやすくなる。
(第7実施形態に係る発光装置の構成および機能)
図9(a)は第7実施形態に係る発光装置から封止部材を取り除いた平面図であり、図9(b)は図9(a)に示すG-G´線に沿う断面図である
この実施形態に係る発光装置7は、回路基板117、封止用配線パターン167及び保護層66bを、回路基板116、封止用配線パターン166及び保護層66aの代わりに有することが第6実施形態に係る発光装置6と相違する。回路基板117、封止用配線パターン167及び保護層66b以外の発光装置7の構成要素の構成及び機能は、同一符号が付された発光装置6の構成要素の構成及び機能と同一なので、ここでは詳細な説明は省略する。
回路基板117は、略矩形の平面形状を有するガラスエポキシ基板等の絶縁性基板であり、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15と、2つの封止用配線パターン167と、アノード電極17及びカソード電極18と、接続部306と、保護層66bと、を有する。回路基板117には、実装領域10aを囲む開口部11aが形成される。回路基板117は、スルーホールまたはビアとも称される貫通孔を有しない。
封止用配線パターン167は、封止用配線パターン166と同じように、半円の円弧状の平面形状を有する。2つの封止用配線パターン167は、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の外側で、開口部11aを囲み、2つの半円の円弧状の平面形状が向かい合わせとなるように、回路基板117の表面に配置される。また、2つの封止用配線パターン167のそれぞれの端部が向かい合う位置は、アノード電極17とカソード電極18の間に配置され、アノード電極17及びカソード電極18に近接する。
封止用配線パターン167は、封止用配線パターン167の外縁に接し、回路基板117の外縁方向に延伸する矩形の平面形状の突出部167aを有する。封止部材19を配置したとき、封止用配線パターン167の表面の全ては、封止部材19に覆われるが、突出部167aの少なくとも一部は、封止部材19に覆われず、視認することができる。突出部167aは、形状を変化させ、極性マークとして使用してもよい。
突出部167aは、一例では、水平方向から45°回転した一対の矩形の平面形状としたが、円形、多角形などであってもよい。また、突出部167aは、1または3以上を設けてもよく、複数のときは異なる形状であってもよい。なお、1つの封止用配線パターン167に対し、少なくとも1以上の突出部167aがあることが好ましい。また、封止用配線パターン167は、封止部材19の平面形状と異なるように、波型、オーバルなどの平面形状にして、突出部167aを設けてもよい。
保護層66bは、絶縁性のエポキシ、シリコーン及びフッ素などの樹脂であり、回路基板117の外縁に一致する外周と、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15から内側が開口する形状とを有する。保護層66bは、紫外光によって劣化しない材料を含有してもよい。また、光を反射する酸化チタンなどを含有させた白色としてもよく、光を吸収するカーボンブラックなどを含有させた黒色としてもよい。
保護層66bは、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の外側面に接し、2つの封止用配線パターン167、突出部167a、アノード電極17及びカソード電極18が露出するように、回路基板117の表面に配置される。つまり、保護層66bは、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の外側面と、2つの封止用配線パターン167、突出部167a、アノード電極17及びカソード電極18との全ての側面に接している。
保護層66bは、アノード配線パターン14及びカソード配線パターン15の表面の外側面付近の外周部、2つの封止用配線パターン167の表面の全ての外周部、アノード電極17及びカソード電極18の表面の全ての外周部をそれぞれわずかに覆い、回路基板117からの剥離を抑制する。めっき層61は、基材60よりも小さい面積となり、めっき層63は、基材62よりも小さい面積となり、めっき層65は、基材64よりも小さい面積となる。また、保護層66aの高さは、アノード配線パターン14、カソード配線パターン15、封止用配線パターン166、アノード電極17及びカソード電極18の高さよりも高い。
封止用配線パターン167の幅は、封止部材19の底面の幅よりも細く、封止用配線パターン167は、封止部材19に覆われた範囲のみに配置される。つまり、封止部材19は、保護層66bの表面に配置される。保護層66bの表面は、封止用配線パターン167より高い摩擦係数、高いタック性などを有すると好ましい。そうすることで封止部材19が横方向へずれることを抑制できる。
(第7実施形態に係る発光装置の作用効果)
発光装置7では、突出部167aは、封止用配線パターン167の外周縁付近に、下方を封止用配線パターン167、上方を封止部材19の底面、側方を保護層66bの側壁によって四方を囲まれた空間にすき間を作る。封止用配線パターン167の表面に半田72を塗布し、封止部材19を接合するとき、半田72は、封止用配線パターン167、封止部材19の底面及び保護層66bの側壁によって四方を囲まれる。そのため、封止部材19を上方から保護層66bの上面に配置したときに、半田72の中に気泡が入る恐れがあるが、突出部167aのすき間が空気抜き部となり、半田72の中の気泡が排出され、接合面積の不足による接合強度の低下の恐れが低減される。また、半田72の量が過剰であったとき、余剰な半田72は、突出部167aに伝わるので、封止用配線パターン166と封止部材19との間に配置された半田72の厚みを適切に維持することができ、接合強度を高く保つことができる。
また、発光装置7では、封止部材19は、突出部167aに対向する部分のめっき層71を、基材70の外縁まで延伸させてもよい。めっき層71の側面と保護層66aの側壁によって、封止部材19の回転する方向への位置ずれを抑制することができる。また、発光装置7では、一方の突出部167aと他方の突出部167aの間に微小な電流を流し、封止部材19の脱落の有無を、電気回路のオープンとショートによって検出させてもよい。
1~7 発光装置
10 実装基板
11 回路基板
12 サブマウント基板
13 発光素子
14 アノード配線パターン
15 カソード配線パターン
16 封止用配線パターン
17 アノード電極
18 カソード電極
19 封止部材
20 ボンディングワイヤ
30 接続部
66 保護層
80 鏡面部
90 遮光領域
91 粗面部


Claims (12)

  1. 反射体が配置された実装領域を有する実装基板と、
    前記実装領域を囲む開口部が形成され、前記実装基板の表面に配置される回路基板と、
    前記実装領域に配置され、紫外光を出射する複数の略矩形の発光素子と、
    前記回路基板の表面に配置され、前記発光素子と電気的に接続される給電用配線パターンと、
    前記回路基板の表面に配置され、前記給電用配線パターンと電気的に接続される電極と、を有する、発光装置。
  2. 前記発光素子からの出射光を遮光又は吸収する遮光吸収体を有し、
    前記遮光吸収体は、前記発光素子の一方の対向する辺の外側に配置され、
    前記反射体は、前記発光素子の他方の対向する辺の外側に配置され、
    前記発光素子と前記遮光吸収体を、第1方向に連続して前記実装領域の表面に形成するとともに、前記発光素子と前記反射体を、前記第1方向と直交する第2方向に連続して前記実装領域の表面に形成する、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記給電用配線パターンの外側に配置され、前記給電用配線パターンを囲む封止用配線パターンと、
    前記実装基板及び前記回路基板と共に前記複数の発光素子を収容する収容部を形成する封止部材と、を有し、
    前記電極は、前記封止用配線パターンの外側に配置される、請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記回路基板は、前記給電用配線パターンと前記電極との間を電気的に接続する接続部が内部に形成される、請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記実装基板と前記複数の発光素子との間にサブマウント基板を有し、
    前記発光素子と、前記給電用配線パターンは、前記サブマウント基板を介して電気的に接続される、請求項2に記載の発光装置。
  6. 前記反射体は、前記実装領域の前記第2方向に設けられた鏡面部である、請求項2に記載の発光装置。
  7. 前記遮光吸収体は、前記実装領域の前記第1方向に設けられた粗面部である、
    請求項2に記載の発光装置。
  8. 前記給電用配線パターンの外側面、前記封止用配線パターン及び前記電極の全ての側面を覆うように配置された保護層を有し、
    前記保護層の上面は、前記封止用配線パターンの上面より高く、
    前記封止部材の底面は、前記保護層の上面に接し、前記封止用配線パターンの上面とは離間した位置に配置され、
    前記封止部材の底面は、接合材により、前記封止用配線パターンに接合される、請求項3に記載の発光装置。
  9. 前記実装基板と前記複数の発光素子との間にサブマウント基板を有し、
    前記発光素子と、前記給電用配線パターンは、前記サブマウント基板を介して電気的に接続される、請求項8に記載の発光装置。
  10. 前記封止部材の底面は、前記給電用配線パターンと接合される、請求項8に記載の発光装置。
  11. 前記保護層の表面は、前記封止用配線パターンの表面より、摩擦係数が大きい、請求項8に記載の発光装置。
  12. 前記封止用配線パターンは、前記回路基板の外縁方向に延伸する突出部を有する、請求項8に記載の発光装置。

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