JP2024048018A - 座屈拘束ブレース - Google Patents
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Abstract
【課題】アンボンド材を用いずに芯材と拘束材との間に所定のクリアランスを形成できるとともに、重量化や高コスト化を回避できる座屈拘束ブレースを提供する。【解決手段】座屈拘束ブレース1は、芯材2と、一対の拘束材3と、棒状スペーサ4と、を備える。棒状スペーサ4は、上記芯材2の上記板状体21の長辺方向に直交する方向のうち上記芯材2の弱軸方向に隣り合って互いに溶接固定される2つの丸棒材41からなる。各丸棒材41の直径は、芯材2の弱軸方向の厚さの半分に片側の上記クリアランスを足した長さとされる。【選択図】図4
Description
この発明は、芯材の強軸方向の移動を規制する棒状スペーサを備える座屈拘束ブレースに関する。
特許文献1には、芯材を一対の拘束材によって拘束してなる座屈拘束ブレースが開示されている。この座屈拘束ブレースは、上記芯材が配置される側が開口した溝形鋼材と、この溝形鋼材内に充填したモルタルとを有する。そして、上記芯材が配置される高さ相当位置に、上記溝形鋼材の長さ方向に延びて芯材の強軸方向の端面に対向して当該芯材の移動を規制する棒状スペーサが溶接等により固定されている。また、上記座屈拘束ブレースにおいては、上記芯材の表面にアンボンド材が貼り付けられており、上記芯材と上記拘束材との間に所定のクリアランスが形成されるようになっている。
上記座屈拘束ブレースにおいては、上記アンボンド材の幅は芯材の幅と同幅とされており、上記芯材の幅が細かな変更幅で設計されることから、上記アンボンド材も上記芯材の幅設計に合わせた幅で作製することとしていた。このため、アンボンド材の加工手間が生じ、アンボンド材の納期遅延や歩留まりの低下を招来していた。一方、上記棒状スペーサは、上記芯材の板厚よりも小さい直径を有しており、上記芯材と上記拘束材との間に所定のクリアランスを形成するものではなかった。
ところで、図9に示すように、座屈拘束ブレース100において、棒状スペーサ101として、芯材102の板厚よりも大きい直径を有する丸棒鋼を用い、上記芯材102と拘束材103との間に所定のクリアランスを形成することが考えられる。
しかしながら、このような構成では、座屈拘束ブレース100の横幅が大きくなり、座屈拘束ブレース100が重量化し、また、使用材料の増加で製品コストが高くなる問題を招来する。
この発明は、アンボンド材を用いずに芯材と拘束材との間に所定のクリアランスを形成できるとともに、重量化や高コスト化を回避できる座屈拘束ブレースを提供することを課題とする。
この発明の座屈拘束ブレースは、端部に接合部を有する芯材と、
上記芯材の弱軸方向に直交する各面に対向して配置される拘束材と、
上記芯材の強軸方向の端面と当該強軸方向の端面に対向する上記拘束材の立上部の内面との間に配置されて当該芯材の上記強軸方向の移動を規制する棒状スペーサと、を備える座屈拘束ブレースであって、
上記棒状スペーサは、上記芯材の長辺方向に直交する方向に隣り合う2以上の部材からなり、当該棒状スペーサにおける上記芯材の強軸方向に寸法が最大となる強軸方向最大長さ部分によって当該芯材の上記強軸方向の移動を規制する一方、当該棒状スペーサにおける上記芯材の弱軸方向に寸法が最大となる弱軸方向最大長さ部分が、上記の対向する各拘束材に接触し、当該弱軸方向最大長さ部分によって、上記芯材と上記拘束材との間に所定のクリアランスが形成されており、
上記強軸方向最大長さ部分の寸法は、上記弱軸方向最大長さ部分の寸法よりも小さいことを特徴とする。
上記芯材の弱軸方向に直交する各面に対向して配置される拘束材と、
上記芯材の強軸方向の端面と当該強軸方向の端面に対向する上記拘束材の立上部の内面との間に配置されて当該芯材の上記強軸方向の移動を規制する棒状スペーサと、を備える座屈拘束ブレースであって、
上記棒状スペーサは、上記芯材の長辺方向に直交する方向に隣り合う2以上の部材からなり、当該棒状スペーサにおける上記芯材の強軸方向に寸法が最大となる強軸方向最大長さ部分によって当該芯材の上記強軸方向の移動を規制する一方、当該棒状スペーサにおける上記芯材の弱軸方向に寸法が最大となる弱軸方向最大長さ部分が、上記の対向する各拘束材に接触し、当該弱軸方向最大長さ部分によって、上記芯材と上記拘束材との間に所定のクリアランスが形成されており、
上記強軸方向最大長さ部分の寸法は、上記弱軸方向最大長さ部分の寸法よりも小さいことを特徴とする。
上記の構成であれば、上記棒状スペーサの上記弱軸方向最大長さ部分が、各拘束材に接触することにより、上記芯材と上記拘束材との間に所定のクリアランスが形成される。これにより、アンボンド材が不要になり、このアンボンド材の加工手間に起因するアンボンド材の納期遅延等の問題を解消できる。さらに、上記強軸方向最大長さ部分の寸法は、上記弱軸方向最大長さ部分の寸法よりも小さくされるので、棒状スペーサとして大きい直径を有する1本の丸棒材を用いる構造における重量化や高コスト化の問題を回避することができる。
上記2以上の部材の隣り合う方向が上記芯材の弱軸方向であり、少なくとも2つの上記部材の各々が上記強軸方向最大長さ部分をなす一方、上記2以上の部材の全体で上記弱軸方向最大長さ部分をなしてもよい。これによれば、例えば、上記所定のクリアランスを1本で得る丸棒材の略半分の直径の丸棒材を2本用いる構成とすることができる。
上記2以上の部材の隣り合う方向が上記芯材の弱軸方向であり、1つの上記部材が上記強軸方向最大長さ部分をなす一方、上記2以上の部材の全体で上記弱軸方向最大長さ部分をなしてもよい。これによれば、例えば、上記所定のクリアランスを1本で得る丸棒材の直径の半分よりも幾分大きい直径の丸棒材と、上記所定のクリアランスの形成に足らない距離分の長さを断面の4辺の長さとする角棒材を用いる構成とすることができる。
上記2以上の部材の隣り合う方向が上記芯材の強軸方向であり、上記2以上の部材の全体で上記強軸方向最大長さ部分をなす一方、少なくとも1つの上記部材が上記弱軸方向最大長さ部分をなしてもよい。これによれば、例えば、1つの上記部材は、長方形断面を有し、その長辺の長さが上記所定のクリアランスを1本で得る丸棒材の直径に一致する一方、その短辺の長さは、上記芯材の上記強軸方向の移動を規制する長さに足らず、他の1つの上記部材が、上記の足らない長さの直径を有する丸棒材である構成とすることができる。
上記棒状スペーサを構成する上記部材として、上記芯材の長辺方向に分断されずに延びる部材と、上記芯材の長辺方向に分断された部材と、を備えてもよい。これによれば、上記部材が分断配置されることで、上記部材の使用量を少なくすることができる。
これらの座屈拘束ブレースにおいて、上記2以上の部材は、丸棒材と丸棒材または丸棒材と角棒材または角棒材と角棒材の組み合わせであってもよい。
本発明であれば、アンボンド材を用いずに芯材と拘束材との間に所定のクリアランスを形成できるとともに、棒状スペーサとして、芯材の板厚よりも大きい直径を有する1本の丸棒材を用いる構造における重量化や高コスト化を回避できるという効果を奏する。
(実施形態1)
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1および図2に示すように、実施形態の座屈拘束ブレース1は、芯材2と、一対の拘束材3と、棒状スペーサ4と、を備える。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1および図2に示すように、実施形態の座屈拘束ブレース1は、芯材2と、一対の拘束材3と、棒状スペーサ4と、を備える。
芯材2は、長方形状の鋼製の板状体21と、この板状体21の長辺方向の両端側に位置し、他部材との接合のための接合部22と、を有しており、上記接合部22に形成されているボルト挿通孔に通したボルトによって建物の躯体に固定される。上記接合部22は、上記板状体21の両端から延設された延設部分22aに対して直交配置で板片部22bが溶接固定されることで断面略十字形をなしている。
拘束材3は、図3にも示すように、上記芯材2の上記板状体21の弱軸方向に直交する各面(弱軸面)にそれぞれ対向して位置する。各拘束材3は、箱状部材31と、硬化材32と、を備える。
各箱状部材31は、一対の対向面部と当該対向面部を繋ぐ繋ぎ面部とを有する溝形鋼状に折り曲げ加工された鋼板からなり、上記芯材2側に開口が位置している。上記箱状部材31における上記対向面部の一方側は、他方側よりも高さが高くされている。そして、一方の箱状部材31における高い側の対向面部である立上部311は、他方の箱状部材31における低い側の対向面部の外側に重なっており、この重なりの箇所が溶接されることで、上記一対の拘束材3が互いに固定される。
上記箱状部材31の長辺方向の両端箇所には、当該箱状部材31の端部を形成する壁部31aが溶接固定されている。上記壁部31aの高さは、箱状部材31の低い側の対向面部の高さと同じである。上記壁部31aの中央には、上記接合部22の板片部22bにおける上記の高さが低くされた基部側との干渉を避けるように当該基部側を収容する収容凹部31bが形成されている。
硬化材32は、箱状部材31内に充填されて硬化したものであり、例えば、モルタルまたはコンクリートである。
上記棒状スペーサ4は、箱状部材31の長手方向に長い形状を有しており、各箱状部材31の立上部311の内面における芯材2の配置される高さ相当位置において当該箱状部材31に溶接等により固定されている。
上記棒状スペーサ4は、上記のように、拘束材3に固定されることで、芯材2の強軸方向の端面と当該強軸方向の端面に対向する箱状部材31の立上部311の内面との間に位置し、芯材2の強軸方向の移動(変形)を規制する。すなわち、芯材2の強軸方向の移動を、上記棒状スペーサ4および当該棒状スペーサ4が位置する箇所の立上部311で受け止める。
また、上記棒状スペーサ4は、各拘束材3にも接触し、芯材2と拘束材3との間に所定のクリアランスを形成する。このクリアランスにより、板状体21が圧縮力を受けたときに波状の変形が生じる。
この実施形態では、棒状スペーサ4は、上記芯材2の上記板状体21の長辺方向に直交する方向のうち上記芯材2の弱軸方向に隣り合う2つの丸棒材41からなる。各丸棒材41の直径は、芯材2の弱軸方向の厚さの半分に片側の上記クリアランスを足した長さとされる。上記2つの丸棒材41はそれぞれが別個に箱状部材31に溶接されてもよいし、予め互いに溶接された2つの丸棒材41を箱状部材31に溶接してもよい。なお、各丸棒材41を芯材2の強軸面に溶接することも可能であり、このような構成では、各丸棒材41の全長に渡って均一に芯材2の強軸面に溶接するのがよい。
そして、棒状スペーサ4は、当該棒状スペーサ4における上記芯材2の強軸方向に最大となる強軸方向最大長さ部分によって当該芯材2の上記強軸方向の移動を規制する。この移動規制では、2つの丸棒材41がそれぞれ芯材2の強軸面に線接触するので、当該芯材2と棒状スペーサ4との間の摩擦が軽減され、座屈拘束ブレース1の性能が確保される。一方、当該棒状スペーサ4における上記芯材2の弱軸方向に最大となる弱軸方向最大長さ部分が上記の対向する各拘束材3に接触し、当該弱軸方向最大長さ部分よって、上記芯材2と各拘束材3との間に上記所定のクリアランスが形成される。
棒状スペーサ4の上記強軸方向最大長さ部分は、各丸棒材41の直径に一致する一方、棒状スペーサ4の上記弱軸方向最大長さ部分の寸法は、丸棒材41の直径の2倍となる。換言すれば、上記2つの丸棒材41の各々が上記強軸方向最大長さ部分をなす一方、上記2つの丸棒材41の全体で上記弱軸方向最大長さ部分を得ている。上記強軸方向最大長さ部分の寸法は、上記弱軸方向最大長さ部分の寸法よりも小さくなる。
図4に、座屈拘束ブレース1と図9に示した座屈拘束ブレース100のサイズの相違を示す。なお、両座屈拘束ブレースにおいて、芯材2の幅(強軸方向長さ)および厚さ(弱軸方向長さ)は同じである。
上記の構成であれば、棒状スペーサ4の上記弱軸方向最大長さ部分が、各拘束材3に接触することにより、芯材2と各拘束材3との間に所定のクリアランスが形成される。これにより、アンボンド材が不要になり、このアンボンド材の加工手間に起因するアンボンド材の納期遅延等の問題を解消できる。さらに、上記強軸方向最大長さ部分の寸法は、上記弱軸方向最大長さ部分の寸法よりも小さくされるので、図4に示したように、棒状スペーサとして大きい直径を有する1本の丸棒材(101)を用いる構造における重量化や高コスト化の問題を回避することができる。
上記の例では、棒状スペーサ4は2つの丸棒材41からなるが、これに限らない。図5に示すように、上記芯材2の弱軸方向に丸棒材41と角棒材42を隣り合わせた構成とすることもできる。角棒材42の断面は正方形であり、その対角線の長さは丸棒材41の直径に一致する。角棒材42は、上記対角線の方向を上記芯材2の上記弱軸方向および強軸方向に一致させて丸棒材41に固定されている。なお、角棒材42を2本用いて棒状スペーサ4を構成することも可能である。
また、例示した棒状スペーサ4は2つの丸棒材41からなるが、これに限らず、3個の丸棒材41からなる棒状スペーサ4とすることも可能である。
また、上記の例では、図6(A)に示すように、棒状スペーサ4を構成する2つの丸棒材41は、ともに拘束材3の長辺方向の略全長に渡る長さであったが、これに限らない。図6(B)に示すように、棒状スペーサ4において、1つの丸棒材41は、拘束材3の長辺方向の略全長に渡る長さを有してその全体が芯材2の強軸方向に対する補剛を担う一方、他の1つの丸棒材41は、分断配置され、不存在箇所では上記補剛は担えないが、存在箇所では芯材2の弱軸方向に対する上記クリアランスの形成を担うようにしてもよい。これによれば、他の1つの丸棒材41が分断配置されることで、棒材の全体使用量を少なくすることができる。なお、図5の構成において角棒材42が分断される態様とすることもできる。
また、図6(B)に示す構成では、上記全長に渡る長さの1つの丸棒材41に対する、上記分断配置される他の1つの丸棒材41の相互溶接を、当該他の1つの丸棒材41の各小口(端面)を利用することで、相互固定の溶接が容易になる。また、このような2つの丸棒材41を箱状部材31に溶接する作業も、上記小口を用いることで容易になる。また、上記全長に渡る長さの1つの丸棒材41を先に箱状部材31に溶接し、その後に、この全長に渡る長さの1つの丸棒材41に対して上記分断配置される他の1つの丸棒材41の各小口を溶接していくこともできる。
(実施形態2)
以下、この発明の他の実施の形態を説明する。なお、実施形態1で示した部材と同様の部材には、同一の符号を付記してその説明を省略する。
以下、この発明の他の実施の形態を説明する。なお、実施形態1で示した部材と同様の部材には、同一の符号を付記してその説明を省略する。
図7に示すように、この実施形態の座屈拘束ブレース1は、棒状スペーサ4Aを備える。棒状スペーサ4Aは、上記所定のクリアランスを1本で得ることができる丸棒材(101)の直径の半分よりも幾分大きい直径を有する丸棒材43と、上記所定のクリアランスの形成に足らない距離分の長さを断面の4辺の長さとする角棒材44とからなる。丸棒材43と角棒材44の隣り合う方向は、芯材2の弱軸方向である。そして、上記丸棒材43で上記強軸方向最大長さ部分をなすとともに、上記丸棒材43と角棒材44の全体で上記弱軸方向最大長さ部分をなしている。上記角棒材44は、芯材2の強軸方向に対する補剛を担わず、芯材2の弱軸方向に対する上記クリアランスの形成に寄与するものとなる。また、角棒材44が分断されて断続的に配置されてもよい。
(実施形態3)
以下、この発明の他の実施の形態を説明する。なお、実施形態1で示した部材と同様の部材には、同一の符号を付記してその説明を省略する。
以下、この発明の他の実施の形態を説明する。なお、実施形態1で示した部材と同様の部材には、同一の符号を付記してその説明を省略する。
図8に示すように、この実施形態の座屈拘束ブレース1は、棒状スペーサ4Bを備える。棒状スペーサ4Bは、長方形断面を有し、その長辺の長さが上記所定のクリアランスを1本で得る丸棒材(101)の直径に一致する一方、その短辺の長さは、芯材2の上記強軸方向の移動を規制する長さに足らない角棒材45と、上記の足らない長さの直径を有する丸棒材46とからなる。角棒材45と丸棒材46の隣り合う方向は芯材2の強軸方向である。そして、角棒材45と丸棒材46の全体で上記強軸方向最大長さ部分をなす一方、角棒材45が上記弱軸方向最大長さ部分をなしている。なお、例えば、丸棒材46よりも小径の丸棒材を角棒材45の両側に配置し、3部材の全体で上記強軸方向最大長さ部分をなす構造としてもよい。
また、各箱状部材31の一対の対向面部における高さが短い側の対向面部の縁面に接触する角棒材45の縁面に、当該角棒材45の延設方向に繰り返す凹凸を形成しておくことで、上記高さが短い側の対向面部の縁面に角棒材45が略点接触する構造とすることが可能である。また、上記凹凸の凹側を溶接個所とすることで、角棒材45を箱状部材31に溶接することが容易になる。
また、以上の実施形態では、棒状スペーサ4等は、丸棒材41等の複数の部材が互いに溶接固定されたが、溶接に限らず、接着や金物を用いて複数の部材が固定されたものでもよい。上記金物としては、複数本の鉄筋を相互に留めるクリップ等を用いることができる。なお、丸棒材41等の表面に溝を形成しておいて、この溝に上記クリップ等を埋めることにより、丸棒材41等の表面を芯材2等に接触させることが可能となる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :座屈拘束ブレース
2 :芯材
3 :拘束材
4 :棒状スペーサ
4A :棒状スペーサ
4B :棒状スペーサ
21 :板状体
22 :接合部
22a :延設部分
22b :板片部
31 :箱状部材
31a :壁部
31b :収容凹部
32 :硬化材
41 :丸棒材
42 :角棒材
43 :丸棒材
44 :角棒材
45 :角棒材
46 :丸棒材
100 :座屈拘束ブレース
101 :棒状スペーサ
102 :芯材
103 :拘束材
311 :立上部
2 :芯材
3 :拘束材
4 :棒状スペーサ
4A :棒状スペーサ
4B :棒状スペーサ
21 :板状体
22 :接合部
22a :延設部分
22b :板片部
31 :箱状部材
31a :壁部
31b :収容凹部
32 :硬化材
41 :丸棒材
42 :角棒材
43 :丸棒材
44 :角棒材
45 :角棒材
46 :丸棒材
100 :座屈拘束ブレース
101 :棒状スペーサ
102 :芯材
103 :拘束材
311 :立上部
Claims (6)
- 端部に接合部を有する芯材と、
上記芯材の弱軸方向に直交する各面に対向して配置される拘束材と、
上記芯材の強軸方向の端面と当該強軸方向の端面に対向する上記拘束材の立上部の内面との間に配置されて当該芯材の上記強軸方向の移動を規制する棒状スペーサと、を備える座屈拘束ブレースであって、
上記棒状スペーサは、上記芯材の長辺方向に直交する方向に隣り合う2以上の部材からなり、当該棒状スペーサにおける上記芯材の強軸方向に寸法が最大となる強軸方向最大長さ部分によって当該芯材の上記強軸方向の移動を規制する一方、当該棒状スペーサにおける上記芯材の弱軸方向に寸法が最大となる弱軸方向最大長さ部分が、上記の対向する各拘束材に接触し、当該弱軸方向最大長さ部分によって、上記芯材と上記拘束材との間に所定のクリアランスが形成されており、
上記強軸方向最大長さ部分の寸法は、上記弱軸方向最大長さ部分の寸法よりも小さいことを特徴とする座屈拘束ブレース。 - 請求項1に記載の座屈拘束ブレースにおいて、上記2以上の部材の隣り合う方向が上記芯材の弱軸方向であり、少なくとも2つの上記部材の各々が上記強軸方向最大長さ部分をなす一方、上記2以上の部材の全体で上記弱軸方向最大長さ部分をなすことを特徴とする座屈拘束ブレース。
- 請求項1に記載の座屈拘束ブレースにおいて、上記2以上の部材の隣り合う方向が上記芯材の弱軸方向であり、1つの上記部材が上記強軸方向最大長さ部分をなす一方、上記2以上の部材の全体で上記弱軸方向最大長さ部分をなすことを特徴とする座屈拘束ブレース。
- 請求項1に記載の座屈拘束ブレースにおいて、上記2以上の部材の隣り合う方向が上記芯材の強軸方向であり、上記2以上の部材の全体で上記強軸方向最大長さ部分をなす一方、少なくとも1つの上記部材が上記弱軸方向最大長さ部分をなすことを特徴とする座屈拘束ブレース。
- 請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の座屈拘束ブレースにおいて、上記棒状スペーサを構成する上記部材として、上記芯材の長辺方向に分断されずに延びる部材と、上記芯材の長辺方向に分断された部材と、を備えることを特徴とする座屈拘束ブレース。
- 請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の座屈拘束ブレースにおいて、上記2以上の部材は、丸棒材と丸棒材または丸棒材と角棒材または角棒材と角棒材の組み合わせであることを特徴とする座屈拘束ブレース。
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