JP2024047712A - プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】ファンフォールド紙に印字するプリンタにおいて、収容部と搬送路と印字部とが搬送方向に沿って直線状に並んで配置されている構成と比して、占有スペースを小さくする。【解決手段】本発明のある態様は、一方を向く正面パネル21に排出口21bが形成されている筐体20と、筐体20の内側に配置され、ファンフォールド紙PFを収容する収容トレイ30と、収容トレイ30から排出口21bとは反対側に引き出されたファンフォールド紙PFを転向させて収容トレイ30の底面と筐体20の底面との間に設けられた搬送路50に案内する案内板40と、案内板40から搬送路50に案内されたファンフォールド紙PFを排出口21bに向けて搬送する搬送ローラ60と、搬送ローラ60で搬送されるファンフォールド紙PFに印字する印字部70と、を備えるプリンタ10である。【選択図】図2
Description
本発明は、プリンタに関する。
プリンタで印字される印字媒体のひとつとして、ファンフォールド紙が知られている。ファンフォールド紙は、一方向に延びる長尺状の用紙であって、用紙幅方向に延びており用紙長さ方向に定められた間隔で複数並んで用紙に設けられたミシン目からZ状に交互に折り曲げられて積層した用紙である。そしてファンフォールド紙に印字するプリンタとして、特許文献1に記載されるプリンタが知られている。
プリンタがファンフォールド紙に印字する場合、印字前にファンフォールド紙を展開されている状態にする必要がある。折り畳まれている状態のファンフォールド紙を収容する収容部と印字部とを結ぶ仮想直線に沿って収容部からファンフォールド紙を引き出して印字部に搬送する構成において、プリンタは、該仮想直線に沿うように形成された搬送路でファンフォールド紙を展開する。そのため、該構成を有するプリンタの占有スペースは、少なくとも収容部と搬送路と印字部と、の夫々に相当する夫々の占有スペースが搬送方向に沿って直線状に並んで配置されているものとなる。
そこで、本発明は、ファンフォールド紙に印字するプリンタにおいて、収容部と搬送路と印字部とが搬送方向に沿って直線状に並んで配置されている構成と比して、占有スペースが小さいプリンタを提供することを目的とする。
本発明のある態様は、
一方を向く面に排出口が形成されている筐体と、
前記筐体の内側に配置され、ファンフォールド紙を収容する収容部と、
前記収容部から前記排出口とは反対側に引き出されたファンフォールド紙を転向させて前記収容部の底面と前記筐体の底面との間に設けられた搬送路に案内する案内部と、
前記案内部から前記搬送路に案内されたファンフォールド紙を前記排出口に向けて搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラで搬送されるファンフォールド紙に印字する印字部と、
を備えるプリンタである。
一方を向く面に排出口が形成されている筐体と、
前記筐体の内側に配置され、ファンフォールド紙を収容する収容部と、
前記収容部から前記排出口とは反対側に引き出されたファンフォールド紙を転向させて前記収容部の底面と前記筐体の底面との間に設けられた搬送路に案内する案内部と、
前記案内部から前記搬送路に案内されたファンフォールド紙を前記排出口に向けて搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラで搬送されるファンフォールド紙に印字する印字部と、
を備えるプリンタである。
本発明のある態様によれば、ファンフォールド紙に印字するプリンタにおいて、収容部と搬送路と印字部とが搬送方向に沿って直線状に並んで配置されている構成と比して、プリンタの占有スペースを小さくすることができる。
以下に記載する形態は、図面の簡単な説明により説明される図面に限定されるものではない。
本発明のある態様の第1の態様は、一方を向く面に排出口が形成されている筐体と、前記筐体の内側に配置され、ファンフォールド紙を収容する収容部と、前記収容部から前記排出口とは反対側に引き出されたファンフォールド紙を転向させて、前記収容部の底面と前記筐体の底面との間に設けられた搬送路に案内する案内部と、前記案内部から前記搬送路に案内されたファンフォールド紙を前記排出口に向けて搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラで搬送されるファンフォールド紙に印字する印字部と、を備えるプリンタである。
本発明のある態様の第1の態様によれば、収容部と搬送路と印字部とが搬送方向に沿って直線状に並んで配置されている構成と比して、占有スペースが小さくすることができる。
本発明のある態様の第2の態様は、前記筐体は、前記収容部から引き出されたファンフォールド紙が前記筐体の外側に送出される出口と、前記筐体の外側に送出されたファンフォールド紙が前記搬送路に送入される入口と、を有する、前記第1の態様に記載のプリンタである。
本発明のある態様の第2の態様によれば、収容部のファンフォールド紙が筐体の内側のみを経由して搬送路に案内される構成と比して、筐体の占有スペースを小さくすることができる。
本発明のある態様の第3の態様は、前記案内部は、前記出口と前記入口との間において前記筐体の外面から外側に突出する突出部を有し、前記突出部は、前記筐体の外側にあるファンフォールド紙を倣わせるようにファンフォールド紙と接触する湾曲部を有する、前記第2の態様に記載のプリンタである。
本発明のある態様の第3の態様によれば、ファンフォールド紙を筐体の外側を経由して搬送路に搬送させるときに円滑に搬送させることができる。
本発明のある態様の第4の態様は、前記筐体は、前記出口及び前記入口の少なくとも一方を覆っており、稼働時に前記出口及び前記入口の少なくとも一方を開放するカバーを備える、前記第2又は第3の態様に記載のプリンタである。
本発明のある態様の第4の態様によれば、非稼働時における筐体の内側への異物の侵入が抑制される。
本発明のある態様の第5の態様は、前記案内部は、前記筐体の内側においてファンフォールド紙の用紙幅方向に延びている1つ又は複数の棒状部材を含み、前記棒状部材は、少なくとも一端部が前記筐体に支持される、前記第1の態様に記載のプリンタである。
本発明のある態様の第5の態様によれば、ファンフォールド紙を筐体の内側のみを経由して搬送路に搬送させるときに円滑に搬送させることができる。
本発明のある態様の第6の態様は、前記棒状部材は複数であり、前記案内部は、複数の前記棒状部材のうち2つの棒状部材を連結する連結部材を有し、前記連結部材は、前記開口から前記搬送路に向かうファンフォールド紙を倣わせるようにファンフォールド紙と接触する湾曲部を有する、前記第5の態様に記載のプリンタである。
本発明のある態様の第6の態様によれば、ファンフォールド紙を筐体の内側のみを経由して搬送路に搬送させるときに、さらに円滑に搬送させることができる。
本発明のある態様の第7の態様は、前記湾曲部に接触するファンフォールド紙が前記筐体の前記外面と交差する位置は、前記収容部内で折り畳まれているファンフォールド紙の最上面を前記筐体の前記外面まで仮想的に延長したときに前記最上面が前記外面と交差する位置よりも高い、前記第3の態様に記載のプリンタである。
本発明のある態様の第7の態様によれば、湾曲部の上側の端部の位置と収容部内のファンフォールド紙の最上面の位置とが上下方向で重なっている構成と比して、ファンフォールド紙の引き出しに伴う紙面の折れ曲がりを抑制することができる。
本発明のある態様の第7の態様は、前記湾曲部に接触するファンフォールド紙が前記筐体の前記外面と交差する位置は、前記収容部内で折り畳まれているファンフォールド紙の最上面を前記筐体の前記外面まで仮想的に延長したときに前記最上面が前記外面と交差する位置よりも高い、前記第3の態様に記載のプリンタである。
本発明のある態様の第7の態様によれば、湾曲部の上側の端部の位置と収容部内のファンフォールド紙の最上面の位置とが上下方向で重なっている構成と比して、ファンフォールド紙の引き出しに伴う紙面の折れ曲がりを抑制することができる。
本発明のある態様の第8の態様は、前記収容部は、前記筐体に対して着脱可能であり、前記印字部は、ロール紙に印字可能であり、前記筐体は、前記収容部が前記筐体から取り外されている場合に、ロール紙の中心軸を保持する保持部を取り付け可能である、前記第1から第6のいずれか一つの態様に記載のプリンタである。
本発明のある態様の第8の態様によれば、ファンフォールド紙の代わりにロール紙に印字することができる。
以下、本発明の一例としての実施形態について、図面に基づいて説明する。
本発明に係るプリンタは、印字媒体の一例であるファンフォールド紙PFに文字、記号、図形またはバーコード等のような印字情報を印字して、筐体の一方を向く面に設けられている排出口から筐体の外側に排出するプリンタである。
以下に示す説明では、排出口が設けられている筐体の面を正面として、プリンタを正面視したときの幅方向(左右方向)、上下方向(高さ方向)、奥行方向(前後方向)を夫々、X方向、Y方向、Z方向と記載する。また、幅方向、上下方向、奥行方向のそれぞれ一方側と他方側を区別する必要がある場合は、プリンタを正面視したときの右側を+X側、左側を-X側、上側を+Y側、下側を-Y側、奥側を-Z側、手前側を+Z側と記載する。
以下に示す説明では、排出口が設けられている筐体の面を正面として、プリンタを正面視したときの幅方向(左右方向)、上下方向(高さ方向)、奥行方向(前後方向)を夫々、X方向、Y方向、Z方向と記載する。また、幅方向、上下方向、奥行方向のそれぞれ一方側と他方側を区別する必要がある場合は、プリンタを正面視したときの右側を+X側、左側を-X側、上側を+Y側、下側を-Y側、奥側を-Z側、手前側を+Z側と記載する。
(1)第1の実施形態
本発明の第1の実施形態に係るプリンタ10は、図1及び図2に示されるように、筐体20と、収容トレイ30と、案内板40と、搬送ローラ60と、印字部70と、を備える。筐体20は、プリンタ10の内部を覆う機能を有する。収容トレイ30は、筐体20の内側であって、後述する搬送ローラ60を挟んで排出口21bとは反対側に配置されているトレイであり、ファンフォールド紙PFを折り畳まれている状態で収容する機能を有する。収容トレイ30は、収容部の一例である。収容トレイ30は、ファンフォールド紙PFの用紙幅方向をプリンタ正面に対する左右方向に沿わせるようにファンフォールド紙PFを収容する。案内板40は、プリンタ正面から見て筐体20の後方の外側に配置されている。筐体20と、収容トレイ30と、案内板40と、の詳細は後述する。
本発明の第1の実施形態に係るプリンタ10は、図1及び図2に示されるように、筐体20と、収容トレイ30と、案内板40と、搬送ローラ60と、印字部70と、を備える。筐体20は、プリンタ10の内部を覆う機能を有する。収容トレイ30は、筐体20の内側であって、後述する搬送ローラ60を挟んで排出口21bとは反対側に配置されているトレイであり、ファンフォールド紙PFを折り畳まれている状態で収容する機能を有する。収容トレイ30は、収容部の一例である。収容トレイ30は、ファンフォールド紙PFの用紙幅方向をプリンタ正面に対する左右方向に沿わせるようにファンフォールド紙PFを収容する。案内板40は、プリンタ正面から見て筐体20の後方の外側に配置されている。筐体20と、収容トレイ30と、案内板40と、の詳細は後述する。
搬送ローラ60は、展開されているファンフォールド紙PFを後述する印字部70とで挟持して、排出口21bに向けて搬送する機能を有する。印字部70は、搬送ローラ60で搬送されるファンフォールド紙PFの、搬送ローラ60とは反対側の紙面に印字する機能を有する。搬送ローラ60及び印字部70でファンフォールド紙PFを挟持している領域は、ニップ部NPという。
なお、搬送ローラ60は、ファンフォールド紙PF以外の長尺状の用紙を搬送可能である。具体的には、搬送ローラ60は、一方向に延びる長尺状の用紙をロール状に巻き回すことで形成されたロール紙PR(図3参照)から引き出された用紙を搬送可能である。また、印字部70は、ロール紙PRから引き出された用紙の紙面に印字可能である。
プリンタ10は、プリンタ10の各部を制御する制御部(図示省略)をさらに備える。
収容トレイ30及び案内板40は、筐体20に対して着脱可能な構造を有する。また、プリンタ10は、図3に示されるように、収容トレイ30が筐体20から取り外されている場合に、ロール紙PRの中心軸を保持する保持部80を筐体20に取り付け可能な構造を有する。以降の説明においては、まず、筐体20に対して収容トレイ30及び案内板40が取り付けられている状態の構成について説明し、次いで、筐体20に対して収容トレイ30が取り外されて且つ保持部80が取り付けられている状態の構成について説明する。
(筐体20に対して収容トレイ30及び案内板40が取り付けられている状態の構成)
<筐体20>
筐体20は、図1に示されるように、正面パネル21と、操作パネル21aと、底部パネル25と、背面パネル24と、サイドパネル23と、天井パネル22と、を備え、これらのパネルでプリンタ10の内部の一部を覆っている。正面パネル21は、正面(手前側)を向く部材である。正面パネル21には、展開されているファンフォールド紙PFを、上方を向いた状態で排出させる排出口21bが形成されている。操作パネル21aは、正面パネル21に対して左側に立っており、正面(手前側)を向く部材である。操作パネル21aは、ユーザの操作入力を受け付ける表示パネルを含む。底部パネル25は、下方を向いており筐体20の底面を形成している部材である。背面パネル24は、底部パネル25を挟んで正面パネル21及び操作パネル21aとは反対側に設けられており、奥側を向く部材である。背面パネル24は、プリンタ正面から見て、正面パネル21及び操作パネル21aと重なるように形成されている部材である。背面パネル24は、プリンタ正面から見て正面パネル21と重なっている右側の部分の高さが、正面パネル21の高さよりも低く形成されており、段差を有している。サイドパネル23は、プリンタ正面から見て操作パネル21aの左側の辺縁から背面パネル24の左側の辺縁に架かるように設けられ、プリンタ正面から見て左側を向く部材である。天井パネル22は、操作パネル21aの上側の辺縁から背面パネル24の上側の辺縁に架けて形成されており、上方を向く部材である。
<筐体20>
筐体20は、図1に示されるように、正面パネル21と、操作パネル21aと、底部パネル25と、背面パネル24と、サイドパネル23と、天井パネル22と、を備え、これらのパネルでプリンタ10の内部の一部を覆っている。正面パネル21は、正面(手前側)を向く部材である。正面パネル21には、展開されているファンフォールド紙PFを、上方を向いた状態で排出させる排出口21bが形成されている。操作パネル21aは、正面パネル21に対して左側に立っており、正面(手前側)を向く部材である。操作パネル21aは、ユーザの操作入力を受け付ける表示パネルを含む。底部パネル25は、下方を向いており筐体20の底面を形成している部材である。背面パネル24は、底部パネル25を挟んで正面パネル21及び操作パネル21aとは反対側に設けられており、奥側を向く部材である。背面パネル24は、プリンタ正面から見て、正面パネル21及び操作パネル21aと重なるように形成されている部材である。背面パネル24は、プリンタ正面から見て正面パネル21と重なっている右側の部分の高さが、正面パネル21の高さよりも低く形成されており、段差を有している。サイドパネル23は、プリンタ正面から見て操作パネル21aの左側の辺縁から背面パネル24の左側の辺縁に架かるように設けられ、プリンタ正面から見て左側を向く部材である。天井パネル22は、操作パネル21aの上側の辺縁から背面パネル24の上側の辺縁に架けて形成されており、上方を向く部材である。
筐体20は、可動パネル27をさらに備える。可動パネル27は、プリンタ正面から見て、天井パネル22よりも右側に形成されている部材である。可動パネル27は、天井部28と、側面部26と、を備える。天井部28は、正面パネル21の上側の辺縁から背面パネル24の上側の辺縁に架かるように設けられており、上方を向いている。側面部26は、天井部28の右側の辺縁から下方に延びるように形成され、底部パネル25まで延びており、プリンタ正面から見て右側を向いている。天井部28は、手前側の部分であるフロント部28aと、奥側の部分であるリア部29と、に分割されている。フロント部28a及びリア部29は、X軸回りの回転軸を有するヒンジ部27aで連結されている。また、フロント部28aは、Z軸回りの回転軸を有するヒンジ部22aで天井パネル22と連結されており、ヒンジ部22a回りに揺動可能である。可動パネル27は、ヒンジ部22a回りに天井パネル22の外面側に揺動することで、筐体20の状態を、プリンタ10の内部を露出させるように開放されている第1開状態にさせる。なお、図1に示されるように可動パネル27がプリンタ10の内部を露出させないように閉じている状態を閉状態という。プリンタ10は、非稼働時において、原則として、閉状態となっている。
可動パネル27のリア部29は、可動パネル27が閉状態にあるとき、ヒンジ部27a回りに揺動可能である。リア部29は、図2に示されるように、ヒンジ部27a回りにフロント部28のフロント部28aの外面側に揺動することで、筐体20の状態を、プリンタ10の内部を露出させるように開放されている第2開状態にさせる。
第2開状態である筐体20の開放されている箇所は開口20aである。開口20aは、第2開状態のときに筐体20に形成され、また第1開状態のときにも筐体20に形成される。すなわち、筐体20は、稼働時のプリンタ10において、第1開状態または第2開状態において、収容トレイ30に収容されているファンフォールド紙PFを展開されている状態で筐体20の外側に送出可能である開口20aを有する。換言すると、可動パネル27がプリンタ10の稼働時において天井パネル22の外面側に揺動することで、開口20aが形成される。また、リア部29がプリンタ10の稼働時においてフロント部28aの外面側に揺動することで開口20aが形成される。リア部29は、カバーの一例である。開口20aは、ファンフォールド紙PFの出口の一例である。
ファンフォールド紙PFは、開口20aから出し入れ可能である。具体的には、プリンタ10では、第1開状態であるとき、折り畳まれている状態のファンフォールド紙PFを、筐体20の外側から開口20aを通して収容トレイ30に補充可能である。また、プリンタ10では、第1開状態であるとき、収容トレイ30に収容されているファンフォールド紙PFを、開口20aから背面パネル24より奥側に向けて展開させて引き出し可能である。
なお、プリンタ10では、第2開状態であるとき、折り畳まれている状態のファンフォールド紙PFを、筐体20の外側から開口20aを通して後述する収容トレイ30に補充可能であってもよい。また、プリンタ10では、第2開状態であるとき、収容トレイ30に収容されているファンフォールド紙PFを、開口20aから背面パネル24より奥側に向けて展開させて引き出し可能であってもよい。
ファンフォールド紙PFは、開口20aから出し入れ可能である。具体的には、プリンタ10では、第1開状態であるとき、折り畳まれている状態のファンフォールド紙PFを、筐体20の外側から開口20aを通して収容トレイ30に補充可能である。また、プリンタ10では、第1開状態であるとき、収容トレイ30に収容されているファンフォールド紙PFを、開口20aから背面パネル24より奥側に向けて展開させて引き出し可能である。
なお、プリンタ10では、第2開状態であるとき、折り畳まれている状態のファンフォールド紙PFを、筐体20の外側から開口20aを通して後述する収容トレイ30に補充可能であってもよい。また、プリンタ10では、第2開状態であるとき、収容トレイ30に収容されているファンフォールド紙PFを、開口20aから背面パネル24より奥側に向けて展開させて引き出し可能であってもよい。
なお、リア部29は、図1に示されるように、筐体20が閉状態にあるとき、開口20aを覆っている。
筐体20の背面パネル24には、開口20aから筐体20の外側に展開されて送出されたファンフォールド紙PFを筐体20の内側に送入可能である入口20cが形成されている。入口20cは、プリンタ正面(手前側)から見て左右方向の位置が排出口21bと重なる位置に配置されている。
プリンタ10では、第1開状態であるとき、開口20aから筐体20の外側に展開されて送出されて入口20cから筐体20の内側に送入されたファンフォールド紙PFの先端を、後述する搬送路50を経由させてニップ部NPへ挿通可能である。
筐体20の内側には、前後方向及び上下方向に沿って延びているインナーフレーム(図示省略)が設けられている。筐体20の内側の空間は、該インナーフレームによって左右方向に並ぶ2つの空間に分割されている。
<収容トレイ30>
収容トレイ30は、図2に示されるように、筐体20内において後述する搬送ローラ60を挟んで排出口21bとは反対側に配置されているトレイである。
収容トレイ30は、図2に示されるように、筐体20内において後述する搬送ローラ60を挟んで排出口21bとは反対側に配置されているトレイである。
収容トレイ30は、底板31と、ストッパ32と、を備える。底板31は、収容トレイ30の底面を形成し、折り畳まれているファンフォールド紙PFが載置される。ストッパ32は、底板31に載置されているファンフォールド紙PFの、プリンタ正面から見て奥側の辺縁と接触して奥行方向の位置を規制する。収容トレイ30は、底板31に載置されたファンフォールド紙PFの用紙幅方向の辺縁と接触して幅方向の位置を規制するとともに、異なる用紙幅のファンフォールド紙PFに対応するように幅方向の規制位置を調整可能とする調整手段を備えてもよい。収容トレイ30の調整手段は、例えばプリンタ正面から見て左右方向でスライド可能なスライド機構によって実現可能である。収容トレイ30は、上側に開口33を有し、収容トレイ30に収容されているファンフォールド紙PFを開口33から後方に引き出し可能である。
本実施形態において、収容トレイ30は、筐体20のインナーフレーム(図示省略)に着脱可能に取り付けられた図示しない支持部によって、底部パネル25よりも上側に離間している位置に支持されている。このため、収容トレイ30の底板31と底部パネル25との間には、搬送路50が形成されている。搬送路50は、入口20c及び排出口21bと繋がっており、ファンフォールド紙PFが上方を向いて展開されている状態でプリンタ正面から見て前後方向に沿って通過可能である。換言すると、搬送路50は、収容トレイ30の底面と筐体20の底面との間に設けられている。
なお、収容トレイ30は、サイドパネル23に着脱可能に取り付けられていてもよい。
なお、収容トレイ30は、サイドパネル23に着脱可能に取り付けられていてもよい。
本実施形態において、収容トレイ30の底板31は、手前側に行くにつれて高くなるように傾斜して配置されていることが好ましい。これにより、収容トレイ30に収容されているファンフォールド紙PFは、収容トレイ30からファンフォールド紙PFが連続して引き出されていても、ストッパ32によって前後方向の位置が規制されている状態が維持される。この収容トレイ30の傾斜配置は、省スペース化の観点においても有効である。
収容トレイ30の底板31は、プリンタ側面から見て、底部パネル25に対して1度以上10度以内の角度で傾斜していることが、より好ましい。また、収容トレイ30の底板31は、プリンタ側面から見て、底部パネル25に対して5度以上10度以内の角度で傾斜していることが、なおより好ましい。
なお、収容トレイ30の底板31の、底部パネル25に対する傾斜角度が10度を超える場合、収容トレイ30の開口33から後方に引き出されるファンフォールド紙PFの勢いを強くさせ、ペーパージャムの発生につながる。
収容トレイ30の底板31は、プリンタ側面から見て、底部パネル25に対して1度以上10度以内の角度で傾斜していることが、より好ましい。また、収容トレイ30の底板31は、プリンタ側面から見て、底部パネル25に対して5度以上10度以内の角度で傾斜していることが、なおより好ましい。
なお、収容トレイ30の底板31の、底部パネル25に対する傾斜角度が10度を超える場合、収容トレイ30の開口33から後方に引き出されるファンフォールド紙PFの勢いを強くさせ、ペーパージャムの発生につながる。
本実施形態において、ストッパ32は、底板31のプリンタ正面から見て奥側の辺縁から立っており、奥側に向けて湾曲している板状の部材で形成されていることが好ましい。これにより、収容トレイ30から引き出されるファンフォールド紙PFは、ストッパ32に引っかかることを抑制され、スムーズに後方に引き出されることができる。また、ストッパ32は、上方の端部が背面パネル24の右側の上端よりも下方に位置することが好ましい。
<案内板40>
図2に示されるように、案内板40は、入口20cよりも上側に設けられ、上下方向に沿って延びており且つ背面パネル24の外側に向かって立つ板状の部材である。案内板40は、例えば幅方向に2つ並んで設けられているが、案内板40の数は任意に設定できる。案内板40は、プリンタ側面から見て背面パネル24から筐体20の外面から外側に突出している略半円の形状の半円部41を有する。半円部41の上側の端部41aは、ストッパ32の上端よりも上側に突出している。半円部41の端部41aは、背面パネル24の上端よりも上側に突出している。半円部41の端部41aは、閉状態の可動パネル27のリア部29と上下方向において一部が重なっている。このように、半円部41は、プリンタ側面から見て、開口20aと入口20cとの間において筐体20の外面から外側に突出している。半円部41は、突出部の一例である。
半円部41の端部41aに接触するファンフォールド紙PFが背面パネル24と交差する位置は、収容トレイ30内で折り畳まれているファンフォールド紙PFの最上面TSに沿う仮想平面KHが背面パネル24と交差する位置よりも高いことが好ましい。仮想平面KHは、ファンフォールド紙PFの最上面TSを背面パネル24まで仮想的に延長した仮想平面である。
図2に示されるように、案内板40は、入口20cよりも上側に設けられ、上下方向に沿って延びており且つ背面パネル24の外側に向かって立つ板状の部材である。案内板40は、例えば幅方向に2つ並んで設けられているが、案内板40の数は任意に設定できる。案内板40は、プリンタ側面から見て背面パネル24から筐体20の外面から外側に突出している略半円の形状の半円部41を有する。半円部41の上側の端部41aは、ストッパ32の上端よりも上側に突出している。半円部41の端部41aは、背面パネル24の上端よりも上側に突出している。半円部41の端部41aは、閉状態の可動パネル27のリア部29と上下方向において一部が重なっている。このように、半円部41は、プリンタ側面から見て、開口20aと入口20cとの間において筐体20の外面から外側に突出している。半円部41は、突出部の一例である。
半円部41の端部41aに接触するファンフォールド紙PFが背面パネル24と交差する位置は、収容トレイ30内で折り畳まれているファンフォールド紙PFの最上面TSに沿う仮想平面KHが背面パネル24と交差する位置よりも高いことが好ましい。仮想平面KHは、ファンフォールド紙PFの最上面TSを背面パネル24まで仮想的に延長した仮想平面である。
案内板40は、収容トレイ30から引き出されたファンフォールド紙PFよりも用紙幅方向内側である位置に配置されている。
収容トレイ30に折り畳まれている状態で収容されているファンフォールド紙PFはまず、案内板40の端部41aと接触しながら引き出される。そのため、収容トレイ30に収容されているファンフォールド紙PFは、折り畳まれている状態の最上面TSに対して奥側に行くにつれて高くなるように傾斜している方向に引き出される。
収容トレイ30から引き出されて開口20aから筐体20の外側に送出されたファンフォールド紙PFは、展開された状態で案内板40の半円部41と接触しながら入口20cに案内される。このとき、ファンフォールド紙PFは、半円部41の湾曲している縁部に倣うように紙面を湾曲させられる。換言すると、半円部41は、収容トレイ30の開口33から引き出されて搬送路50に向かうファンフォールド紙PFを倣わせるようにファンフォールド紙PFと接触する。半円部41は、湾曲部の一例である。そして案内板40で入口20cに案内されたファンフォールド紙PFは、入口20cから筐体20の内側の搬送路50に送入される。すなわち、案内板40は、収容トレイ30から排出口21bとは反対側に引き出されたファンフォールド紙を収容トレイ30の後方で転向させて、搬送路50に案内する。案内板40は、案内部の一例である。
収容トレイ30に折り畳まれている状態で収容されているファンフォールド紙PFはまず、案内板40の端部41aと接触しながら引き出される。そのため、収容トレイ30に収容されているファンフォールド紙PFは、折り畳まれている状態の最上面TSに対して奥側に行くにつれて高くなるように傾斜している方向に引き出される。
収容トレイ30から引き出されて開口20aから筐体20の外側に送出されたファンフォールド紙PFは、展開された状態で案内板40の半円部41と接触しながら入口20cに案内される。このとき、ファンフォールド紙PFは、半円部41の湾曲している縁部に倣うように紙面を湾曲させられる。換言すると、半円部41は、収容トレイ30の開口33から引き出されて搬送路50に向かうファンフォールド紙PFを倣わせるようにファンフォールド紙PFと接触する。半円部41は、湾曲部の一例である。そして案内板40で入口20cに案内されたファンフォールド紙PFは、入口20cから筐体20の内側の搬送路50に送入される。すなわち、案内板40は、収容トレイ30から排出口21bとは反対側に引き出されたファンフォールド紙を収容トレイ30の後方で転向させて、搬送路50に案内する。案内板40は、案内部の一例である。
2つの案内板40のうち、少なくとも一方の案内板40は、ファンフォールド紙PFの用紙幅に合わせて左右方向の位置を調整可能な調整手段(図示省略)を有することが好ましい。案内板40の調整手段は、例えばファンフォールド紙PFの幅方向にスライド可能なスライド機構によって実現可能である。なお、案内板40の調整手段は、スライド機構に限定されず、例えば左右方向に複数並んで背面パネル24に形成されており、案内板40と係合する孔または溝によっても実現可能である。
2つの案内板40は、図示しない係合部によって筐体20に対して着脱可能な構造を有していることが好ましい。
<その他>
搬送ローラ60は、筐体20の内側で排出口21b側の底部に配置された支持部62によって回転可能に支持されている。支持部62は、入口20cから搬送路50に送入されてニップ部NPに向かうファンフォールド紙PFにテンションを付与して且つ定められた姿勢でニップ部NPに案内するダンパ62aを有する。搬送ローラ60は、例えばギヤ及びモータを含んで構成されている駆動手段(図示省略)と連結されている。駆動手段は、制御部によって動作を制御されており、搬送ローラ60を駆動可能である。搬送ローラ60は、印字部70とニップ部NPでファンフォールド紙PFを挟持した状態で回転駆動され、ファンフォールド紙PFを排出口21bに向けて搬送する。
搬送ローラ60は、筐体20の内側で排出口21b側の底部に配置された支持部62によって回転可能に支持されている。支持部62は、入口20cから搬送路50に送入されてニップ部NPに向かうファンフォールド紙PFにテンションを付与して且つ定められた姿勢でニップ部NPに案内するダンパ62aを有する。搬送ローラ60は、例えばギヤ及びモータを含んで構成されている駆動手段(図示省略)と連結されている。駆動手段は、制御部によって動作を制御されており、搬送ローラ60を駆動可能である。搬送ローラ60は、印字部70とニップ部NPでファンフォールド紙PFを挟持した状態で回転駆動され、ファンフォールド紙PFを排出口21bに向けて搬送する。
印字部70は、サーマルヘッド72と、インクリボン部74と、を備える。サーマルヘッド72は、搬送ローラ60よりも上側で、搬送ローラ60とでファンフォールド紙PFを挟持可能に配置されている。インクリボン部74は、サーマルヘッド72よりも上側に配置されている。サーマルヘッド72は、左右方向(つまり、ファンフォールド紙PFの幅方向)に複数並んで設けられている発熱体(図示省略)を含んで構成されている。インクリボン部74は、リボン供給部75と、リボン回収部76と、を備える。リボン供給部75は、印字用インクが塗布されたインクリボンRBを保持し、ニップ部NPにおけるサーマルヘッド72とファンフォールド紙PFとの間にインクリボンRBを供給する。リボン回収部76は、ニップ部NPからインクリボンRBを巻き取って回収する。
印字部70は、ニップ部NPにおいて、搬送ローラ60と、インクリボンRB及びサーマルヘッド72とでファンフォールド紙PFを挟持している状態でサーマルヘッド72の発熱素子を発熱させることで紙面にインクリボンRBの印字用インクを熱転写させる。このとき、印字部70は、制御部によって印字情報に対応して複数の発熱素子を選択的に発熱させることで、ファンフォールド紙PFに該印字情報を印字用インクで熱転写して印字する。
(筐体20に対して保持部80が取り付けられている状態の構成)
次に、筐体20に対して収容トレイ30が取り外されて且つロール紙PRの中心軸を保持する保持部80が取り付けられている状態の構成について説明する。
次に、筐体20に対して収容トレイ30が取り外されて且つロール紙PRの中心軸を保持する保持部80が取り付けられている状態の構成について説明する。
図3に示されるように、保持部80は、支持軸82と、規制部84と、を備える。支持軸82は、プリンタ正面から見て左右方向に沿って延びる棒状の部材である。支持軸82は、図3に示されるように、収容トレイ30及び図示しない支持部が取り外されている状態である筐体20のインナーフレーム(図示省略)に対して、左側の端部を図示しない係合手段によって着脱可能に取り付けられている。支持軸82は、ロール紙PRの中心軸を回転自在に支持する。規制部84は、ロール紙PRの用紙幅方向の辺縁と接触してロール紙PRの幅方向の位置を規制する板状の部材である。
筐体20が第1開状態であるとき、収容トレイ30及び収容トレイ30を支持する図示しない支持部の着脱が可能である。また、筐体20が第1開状態であるとき、筐体20のインナーフレーム(図示省略)に対する保持部80の着脱が可能である。そこで、ロール紙PRを収容させるために筐体20に保持部80を取り付ける場合、以下の作業を行う。すなわち、筐体20を第1開状態にして、収容トレイ30及び収容トレイ30を支持する図示しない支持部を取り外した後に、保持部80を該インナーフレームに取り付ける。
保持部80に支持されたロール紙PRから引き出されて展開された用紙は、ダンパ62aを介して搬送ローラ60と印字部70とのニップ部NPに案内される。ニップ部NPに案内されたロール紙PRは、印字部70によって印字情報を印字され、搬送ローラ60によって排出口21bに向けて搬送される。
(作用及び効果)
次に、第1の実施形態の作用及び効果について説明する。
次に、第1の実施形態の作用及び効果について説明する。
プリンタ10において、収容トレイ30に収容されているファンフォールド紙PFは、展開されながら収容トレイ30から引き出されて、案内板40と、搬送路50と、を経由してニップ部NPに案内される。すなわち、筐体20内において、ファンフォールド紙PFはいったん後方に引き出されて、その後搬送路50に沿って前方に向かう搬送経路で、ニップ部NPに案内される。ニップ部NPに案内されたファンフォールド紙PFは、印字部70によって印字され、搬送ローラ60によって搬送されて排出口21bから筐体20の外側に排出される。すなわち、プリンタ10では、収容トレイ30と、案内板40と、を備えることで、筐体20の内側にファンフォールド紙PFが収容されている状態でファンフォールド紙PFに印字することができる。そしてプリンタ10は、上記搬送経路を有することで省スペース化を図ることができる。すなわち、ファンフォールド紙PFに印字するプリンタにおいて、収容部と搬送路と印字部とが搬送方向に沿って直線状に並んで配置されている構成と比して、プリンタの占有スペースを小さくすることができる。
筐体20は、第1開状態または第2開状態であるときに開口20aと、入口20cと、を有することで、開口33から後方に引き出されたファンフォールド紙PFを、筐体20の外側で展開することができる。一方、仮に収容トレイ30から引き出されたファンフォールド紙PFを筐体の内側で展開したならば、ファンフォールド紙PFを展開させるスペースに相当する分だけ筐体のサイズが大きくなる。よって、プリンタ10は、収容トレイ30のファンフォールド紙PFが筐体の内側のみを経由して搬送路50に案内される構成と比して、筐体20の占有スペースを小さくすることができる。
案内板40は、開口20aと入口20cとの間において筐体20の外面から外側に突出する半円部41を有する。また、半円部41は、収容トレイ30の開口33から引き出されて搬送路50に向かうファンフォールド紙PFを倣わせるようにファンフォールド紙PFと接触する。このとき、開口20aから筐体20の外側に引き出されたファンフォールド紙PFは、半円部41に接触していることで、開口20aからの落下による折り畳みを抑制されながら入口20cに案内される。よって、プリンタ10は、ファンフォールド紙PFを筐体20の外側を経由して搬送路50に搬送させるときに円滑に搬送させることができる。
筐体20は、非稼働時に開口20aを覆っており、稼働時に開口20aを開放するリア部29を備える。よって、プリンタ10によれば、非稼働時における開口20aから筐体20の内側への異物の侵入が抑制される。
図2を参照すると、半円部41に接触するファンフォールド紙PFが背面パネル24と交差する位置は、収容トレイ30内のファンフォールド紙PFの最上面TSを背面パネル24まで仮想的に延長したときに最上面TSが背面パネル24と交差する位置よりも高い。このとき、プリンタ10において、収容トレイ30に収容されているファンフォールド紙PFは、折り畳まれている状態の最上面TSに対して奥側に行くにつれて高くなるように傾斜している方向に引き出される。
このプリンタ10に対する比較形態として、半円部41の上側の端部41aの位置と収容トレイ30内のファンフォールド紙PFの最上面TSの位置とが上下方向で重なっている構成を有するプリンタを考える。この比較形態において、収容トレイ30内で折り畳まれている状態のファンフォールド紙PFは、最上面TSに沿う方向に引き出される。このとき、プリンタ側面から見て、ファンフォールド紙PFの引き出し方向は該ファンフォールド紙PFを展開させる方向に対して略直交しているため、折り目付近のファンフォールド紙PFに負荷を掛けた状態で引き出してしまう。そのため、比較形態の収容トレイ30内で折り畳まれている状態のファンフォールド紙PFは、引き出されて展開されるときに紙面が折れ曲がってしまう虞がある。特に、ファンフォールド紙PFが台紙の長手方向に沿って複数のラベルが設置されているラベル紙である場合、ファンフォールド紙PFの引き出しに伴って台紙が折れ曲がることでラベルが剥離してしまう虞がある。
一方、プリンタ10において、プリンタ側面から見て、折り畳まれている状態のファンフォールド紙PFを最上面TSに対して傾斜している方向に引き出すとき、引き出し方向は該ファンフォールド紙PFを展開させる方向に対して直交しない方向に傾斜している。そのため、プリンタ10においてファンフォールド紙PFを引き出すときに折り目付近のファンフォールド紙PFに掛かる負荷は、比較形態における負荷よりも小さい。よって、プリンタ10によれば、半円部41の上側の端部41aの位置とファンフォールド紙PFの最上面TSの位置とが上下方向で重なっている構成と比して、ファンフォールド紙PFの引き出しに伴う紙面の折れ曲がりを抑制することができる。
特に、ファンフォールド紙PFがラベル紙である場合、プリンタ10によれば、比較構成と比して、ファンフォールド紙PFの引き出しに伴う台紙の折れ曲がり及びラベルの剥離を抑制することができる。
図2を参照すると、半円部41に接触するファンフォールド紙PFが背面パネル24と交差する位置は、収容トレイ30内のファンフォールド紙PFの最上面TSを背面パネル24まで仮想的に延長したときに最上面TSが背面パネル24と交差する位置よりも高い。このとき、プリンタ10において、収容トレイ30に収容されているファンフォールド紙PFは、折り畳まれている状態の最上面TSに対して奥側に行くにつれて高くなるように傾斜している方向に引き出される。
このプリンタ10に対する比較形態として、半円部41の上側の端部41aの位置と収容トレイ30内のファンフォールド紙PFの最上面TSの位置とが上下方向で重なっている構成を有するプリンタを考える。この比較形態において、収容トレイ30内で折り畳まれている状態のファンフォールド紙PFは、最上面TSに沿う方向に引き出される。このとき、プリンタ側面から見て、ファンフォールド紙PFの引き出し方向は該ファンフォールド紙PFを展開させる方向に対して略直交しているため、折り目付近のファンフォールド紙PFに負荷を掛けた状態で引き出してしまう。そのため、比較形態の収容トレイ30内で折り畳まれている状態のファンフォールド紙PFは、引き出されて展開されるときに紙面が折れ曲がってしまう虞がある。特に、ファンフォールド紙PFが台紙の長手方向に沿って複数のラベルが設置されているラベル紙である場合、ファンフォールド紙PFの引き出しに伴って台紙が折れ曲がることでラベルが剥離してしまう虞がある。
一方、プリンタ10において、プリンタ側面から見て、折り畳まれている状態のファンフォールド紙PFを最上面TSに対して傾斜している方向に引き出すとき、引き出し方向は該ファンフォールド紙PFを展開させる方向に対して直交しない方向に傾斜している。そのため、プリンタ10においてファンフォールド紙PFを引き出すときに折り目付近のファンフォールド紙PFに掛かる負荷は、比較形態における負荷よりも小さい。よって、プリンタ10によれば、半円部41の上側の端部41aの位置とファンフォールド紙PFの最上面TSの位置とが上下方向で重なっている構成と比して、ファンフォールド紙PFの引き出しに伴う紙面の折れ曲がりを抑制することができる。
特に、ファンフォールド紙PFがラベル紙である場合、プリンタ10によれば、比較構成と比して、ファンフォールド紙PFの引き出しに伴う台紙の折れ曲がり及びラベルの剥離を抑制することができる。
筐体20は、収容トレイ30が筐体20から取り外されている場合に、ロール紙PRの中心軸を保持する保持部80を取り付け可能である。よって、プリンタ10は、ファンフォールド紙PFの代わりにロール紙PRに印字することができる。
(2)第2の実施形態
次に、本発明の第2の実施形態に係るプリンタ110について、図面に基づいて説明する。なお、この説明において、第1の実施形態のプリンタ10で用いたものと同様の部品等を用いる場合、その部品等の符号及び名称をそのまま用いて説明する。以下の説明では、第1の実施形態と同じ構成については重複説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態に係るプリンタ110について、図面に基づいて説明する。なお、この説明において、第1の実施形態のプリンタ10で用いたものと同様の部品等を用いる場合、その部品等の符号及び名称をそのまま用いて説明する。以下の説明では、第1の実施形態と同じ構成については重複説明を省略する。
プリンタ110は、図4に示されるように、第1の実施形態における収容トレイ30に代わって、収容トレイ130を備える。また、プリンタ110は、第1の実施形態における案内板40に代わって、案内部140を備える。
プリンタ110では、収容トレイ130及び案内部140が筐体20に対して着脱可能な構造を有する。また、プリンタ110は、図5に示されるように、収容トレイ130及び案内部140が筐体20から取り外されている場合に、ロール紙PRの中心軸を保持する保持部80を筐体20に取り付け可能な構造を有する。
<収容トレイ130>
収容トレイ130は、筐体20内において搬送ローラ60を挟んで排出口21bとは反対側に配置されているトレイである。
収容トレイ130は、筐体20内において搬送ローラ60を挟んで排出口21bとは反対側に配置されているトレイである。
収容トレイ130は、第1の実施形態の収容トレイ30の底板31に代わって、底板31よりも長手方向の長さが短い底板131を備える。収容トレイ130と、閉状態のリア部29及び背面パネル24と、の間には、空間Sが形成されている。空間Sは、収容トレイ130から後方(つまり、排出口21bとは反対側)に引き出されたファンフォールド紙PFが、展開されている状態で通過可能である。
収容トレイ130の底板131と底部パネル25との間には、搬送路150が形成されている。搬送路150は、空間S及び排出口21bと繋がっており、ファンフォールド紙PFが上方を向いて展開されている状態でプリンタ正面から見て前後方向に沿って通過可能である。
<案内部140>
案内部140は、収容トレイ130の開口から引き出されたファンフォールド紙を搬送路150に案内する。案内部140は、2つの巻掛部142と、2つの案内板144と、を含んで構成されている。
案内部140は、収容トレイ130の開口から引き出されたファンフォールド紙を搬送路150に案内する。案内部140は、2つの巻掛部142と、2つの案内板144と、を含んで構成されている。
巻掛部142は、空間Sに配置されており、プリンタ正面から見て左右方向(つまり、ファンフォールド紙PFの幅方向)に延びている円柱状の部材である。巻掛部142は、棒状部材の一例である。2つの巻掛部142は、上下方向に沿って並んで配置されている。2つの巻掛部142のうち、上側に配置されている巻掛部142は、ストッパ32よりも高い位置に配置されていることが好ましい。2つの巻掛部142のうち、下側に配置されている巻掛部142は、搬送路150と同じような高さに配置されていることが好ましい。
2つの巻掛部142のサイドパネル23側の端部は、筐体20のインナーフレーム(図示省略)に着脱可能に取り付けられた状態で支持されている。巻掛部142が該インナーフレームに取り付けられている状態において、側面部26側の端部は、収容トレイ130に収容されているファンフォールド紙PFよりも側面部26側に突出していることが好ましい。すなわち、巻掛部142は、長手方向の長さがファンフォールド紙PFの用紙幅よりも大きいことが好ましい。それによって、収容トレイ130から引き出されたファンフォールド紙PFが幅方向の全域で巻掛部142に巻き掛けられる。
収容トレイ130から引き出されたファンフォールド紙PFは、展開された状態で上側の巻掛部142と、下側の巻掛部142と、に巻き掛けられながら空間Sを通過して搬送路150に案内される。
2つの案内板144は夫々、2つの巻掛部142を連結しており、プリンタ側面を向く板状の部材である。案内板144と2つの巻掛部142との連結方法は公知の方法であれば如何なる方法でもよく、例えば接着剤による連結方法を採ることができる。案内板144は、連結部材の一例である。2つの案内板144は夫々、プリンタ側面から見て、一方の巻掛部142から他方の巻掛部142に向けて延びる略楕円の形状を有し、左右方向で互いに離間している。案内板144は、収容トレイ130から引き出されたファンフォールド紙PFが案内板144で連結されている巻掛部142に巻掛可能になるように、プリンタ側面から見て、長手方向の両端部が先端側に行くにつれて幅狭となっている。
案内板144は、収容トレイ130から引き出されたファンフォールド紙PFよりも用紙幅方向内側である位置に配置されている。収容トレイ130から引き出されて上側の巻掛部142に巻き掛けられたファンフォールド紙PFは、展開された状態で案内板144の背面パネル24と対向している縁部144aと接触しながら空間Sを通過して下側の巻掛部142に巻き掛けられて、搬送路150に案内される。このとき、ファンフォールド紙PFは、縁部144aの形状に倣うように湾曲させられる。換言すると、略楕円の形状を有する案内板144の縁部144aは、収容トレイ130の開口から引き出されて搬送路150に向かうファンフォールド紙PFを倣わせるようにファンフォールド紙PFと接触する。縁部144aは、湾曲部の一例である。
2つの案内板144のうち、少なくとも一方の案内板144は、ファンフォールド紙PFの用紙幅に合わせてプリンタ正面から見て左右方向の位置を調整可能な調整手段(図示省略)を有することが好ましい。案内板144の調整手段は、例えばファンフォールド紙PFの幅方向にスライド可能なスライド機構によって実現可能である。
2つの案内板144は、図示しない係合部によって巻掛部142に対して着脱可能な構造を有していることが好ましい。
筐体20が第1開状態であるとき、収容トレイ130と、収容トレイ130を支持する支持部と、案内部140と、の着脱が可能である。また、筐体20が第1開状態であるとき、筐体20のインナーフレーム(図示省略)に対する保持部80の着脱が可能である。そこで、ロール紙PRを収容させるために筐体20に保持部80を取り付ける場合、以下の作業を行う。すなわち、筐体20を第1開状態にして、収容トレイ130と、収容トレイ130を支持する支持部と、案内部140と、が取り外されている状態にした後に、保持部80を該インナーフレームに取り付ける。
(作用及び効果)
次に、第2の実施形態の作用及び効果について説明する。
次に、第2の実施形態の作用及び効果について説明する。
案内部140は、2つの巻掛部142を含む。そしてプリンタ110は、収容トレイ130から引き出されたファンフォールド紙PFを、展開された状態で上側の巻掛部142と、下側の巻掛部142と、に巻き掛けながら空間Sを通過させて搬送路150に案内させることができる。よって、プリンタ110は、ファンフォールド紙PFを筐体20の内側を経由して搬送路150に搬送させるときに円滑にファンフォールド紙PFを搬送させることができる。
案内部140は、2つの巻掛部142を連結している案内板144を含む。また、案内板144は、収容トレイ130の開口から引き出されて搬送路150に向かうファンフォールド紙PFを倣わせるようにファンフォールド紙PFと接触する縁部144aを有する。そしてプリンタ110は、収容トレイ130から引き出されたファンフォールド紙PFを案内板144の縁部144aに接触させることで、ファンフォールド紙PFを緩やかな軌跡をもって搬送路150に案内させることができる。よって、プリンタ110は、ファンフォールド紙PFを筐体20の内側を経由して搬送路150に搬送させるときに、案内板144がない場合と比してさらに円滑にファンフォールド紙PFを搬送させることができる。
以上のとおり、本発明の一例としての実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内にて種々の変形、変更、改良が可能である。
例えば、第1の実施形態において、収容トレイ30は、筐体20のインナーフレーム(図示省略)に取り付けられた図示しない支持部によって支持されているものとした。しかしながら、収容部は、収容部の底面と筐体の底面との間に搬送路が形成されるのであれば、該インナーフレームに取り付けられた図示しない支持部によって支持されている構成に限定されない。例えば、収容部は、筐体の底部パネル内側に着脱可能に取り付けられ、プリンタ前後方向に延びており両端部が開口している中空部を有する筒状部材によって下方から支持されていてもよい。この場合、筒状部材の中空部によって搬送路が形成される。
第1の実施形態において、板状の部材である案内板40を案内部の一例とした。しかしながら、ファンフォールド紙PFが開口20aから筐体20の外側に送出されて入口20cから搬送路50に送入される構成において、案内部は、板状の部材に限定されない。該構成において、案内部は、例えば筐体20の外側で支持されており、プリンタ正面から見て左右方向に延びる棒状の部材または回転自由に支持されているローラ状の部材であってもよい。
第1の実施形態において、カバーの一例であるリア部29は、筐体20が閉状態にあるときに開口20aを覆っているものとした。しかしながら、リア部29は、図6に示されるように、閉状態において、リア部29から入口20cに架けて下方に延びる延長部29dを有していてもよい。リア部29が延長部29dを有するプリンタは、非稼働時に閉状態となり、入口20cを延長部29dで覆うことで、非稼働時における入口20cから筐体20の内側への異物の侵入を抑制する。また、第1の実施形態において、筐体20は、非稼働時のプリンタ10において入口20cを覆っており、且つ稼働時のプリンタ10において入口20cを開放する他のカバーを備えていてもよい。
第1の実施形態において、突出部及び湾曲部の例としてプリンタ側面から見て略半円状の半円部41を挙げた。しかしながら、第1の実施形態における突出部及び湾曲部は、略半円状のものに限定されない。第1の実施形態における突出部及び湾曲部は、プリンタ側面から見て卵型状であってもよく、水滴状であってもよい。また、第1の実施形態における案内部は、突出部を有するのであれば、湾曲部を有さなくてもよい。
第2の実施形態において、案内部140は、棒状部材の一例である2つの巻掛部142を含んで構成されているものとした。しかしながら、第2の実施形態において、案内部を構成する棒状部材は、2つに限定されない。案内部を構成する棒状部材は、1つであってもよく、3つ以上であってもよい。巻掛部142の数、及び/又は、巻掛部142のプリンタ側面から見た位置は、ファンフォールド紙PFをより円滑に搬送させるために適宜設定可能である。
第2の実施形態において、案内部140は、連結部材の一例である案内板144を含んで構成されているものとした。しかしながら、第2の実施形態において、案内部140は、図7に示されるように、連結部材を含まないで構成されていてもよい。
第2の実施形態において、巻掛部142は、円柱状の部材とした。しかしながら、本発明における棒状部材は、円柱状の部材に限定されない。巻掛部142は、多角形状の断面を有していてもよく、また角部に丸みを有する多角形状の断面を有していてもよい。また、巻掛部142は、回転自由に支持されているローラ状の部材であってもよい。
第2の実施形態において、巻掛部142は、一方の端部が筐体20のインナーフレーム(図示省略)に支持されるものとした。しかしながら、巻掛部142は、両端部が該インナーフレーム及び側面部26に支持されていてもよい。また、巻掛部142は、筐体20の背面パネル24で支持されていてもよい。
印字部70は、インクリボン部74を備えるものとした。しかしながら、印字部70は、インクリボン部74を備えるものに限定されない。例えば、ファンフォールド紙PF及び/またはロール紙PRの用紙が感熱紙である場合、印字部70は、インクリボン部74を備えなくてもよい。この場合、印字部70のサーマルヘッド72が搬送ローラ60とで用紙を挟持した状態で発熱素子(図示省略)を印字情報に対応して選択的に発熱させたとき、感熱紙である用紙は発熱素子に反応して発色することにより該印字情報を印字される。
10 :プリンタ
20 :筐体
20a :開口
20c :入口
21 :正面パネル
21a :操作パネル
21b :排出口
22 :天井パネル
22a :ヒンジ部
23 :サイドパネル
24 :背面パネル
25 :底部パネル
26 :側面部
27 :可動パネル
27a :ヒンジ部
28 :天井部
28a :フロント部
29 :リア部
29d :延長部
30 :収容トレイ
31 :底板
32 :ストッパ
33 :開口
40 :案内板
41 :半円部
41a :端部
50 :搬送路
60 :搬送ローラ
62 :支持部
62a :ダンパ
70 :印字部
72 :サーマルヘッド
74 :インクリボン部
75 :リボン供給部
76 :リボン回収部
80 :保持部
82 :支持軸
84 :規制部
110 :プリンタ
130 :収容トレイ
131 :底板
140 :案内部
142 :巻掛部
144 :案内板
144a :縁部
150 :搬送路
KH :仮想平面
NP :ニップ部
PF :ファンフォールド紙
PR :ロール紙
RB :インクリボン
S :空間
TS :折り畳まれている状態のファンフォールド紙の最上面
20 :筐体
20a :開口
20c :入口
21 :正面パネル
21a :操作パネル
21b :排出口
22 :天井パネル
22a :ヒンジ部
23 :サイドパネル
24 :背面パネル
25 :底部パネル
26 :側面部
27 :可動パネル
27a :ヒンジ部
28 :天井部
28a :フロント部
29 :リア部
29d :延長部
30 :収容トレイ
31 :底板
32 :ストッパ
33 :開口
40 :案内板
41 :半円部
41a :端部
50 :搬送路
60 :搬送ローラ
62 :支持部
62a :ダンパ
70 :印字部
72 :サーマルヘッド
74 :インクリボン部
75 :リボン供給部
76 :リボン回収部
80 :保持部
82 :支持軸
84 :規制部
110 :プリンタ
130 :収容トレイ
131 :底板
140 :案内部
142 :巻掛部
144 :案内板
144a :縁部
150 :搬送路
KH :仮想平面
NP :ニップ部
PF :ファンフォールド紙
PR :ロール紙
RB :インクリボン
S :空間
TS :折り畳まれている状態のファンフォールド紙の最上面
Claims (8)
- 一方を向く面に排出口が形成されている筐体と、
前記筐体の内側に配置され、ファンフォールド紙を収容する収容部と、
前記収容部から前記排出口とは反対側に引き出されたファンフォールド紙を転向させて、前記収容部の底面と前記筐体の底面との間に設けられた搬送路に案内する案内部と、
前記案内部から前記搬送路に案内されたファンフォールド紙を前記排出口に向けて搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラで搬送されるファンフォールド紙に印字する印字部と、
を備えるプリンタ。 - 前記筐体は、前記収容部から引き出されたファンフォールド紙が前記筐体の外側に送出される出口と、前記筐体の外側に送出されたファンフォールド紙が前記搬送路に送入される入口と、を有する、請求項1に記載のプリンタ。
- 前記案内部は、前記出口と前記入口との間において前記筐体の外面から外側に突出する突出部を有し、
前記突出部は、前記筐体の外側にあるファンフォールド紙を倣わせるようにファンフォールド紙と接触する湾曲部を有する、請求項2に記載のプリンタ。 - 前記筐体は、前記出口及び前記入口の少なくとも一方を覆っており、稼働時に前記出口及び前記入口の少なくとも一方を開放するカバーを備える、請求項2に記載のプリンタ。
- 前記案内部は、前記筐体の内側においてファンフォールド紙の用紙幅方向に延びている1つ又は複数の棒状部材を含み、
前記棒状部材は、少なくとも一端部が前記筐体に支持される、請求項1に記載のプリンタ。 - 前記棒状部材は複数であり、
前記案内部は、複数の前記棒状部材のうち2つの棒状部材を連結する連結部材を有し、
前記連結部材は、前記開口から引き出されて前記搬送路に向かうファンフォールド紙を倣わせるようにファンフォールド紙と接触する湾曲部を有する、請求項5に記載のプリンタ。 - 前記湾曲部に接触するファンフォールド紙が前記筐体の前記外面と交差する位置は、前記収容部内で折り畳まれているファンフォールド紙の最上面を前記筐体の前記外面まで仮想的に延長したときに前記最上面が前記外面と交差する位置よりも高い、請求項3に記載のプリンタ。
- 前記収容部は、前記筐体に対して着脱可能であり、
前記印字部は、ロール紙に印字可能であり、
前記筐体は、前記収容部が前記筐体から取り外されている場合に、ロール紙の中心軸を保持する保持部を取り付け可能である、請求項1~7のいずれか1項に記載のプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022153362A JP2024047712A (ja) | 2022-09-27 | 2022-09-27 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022153362A JP2024047712A (ja) | 2022-09-27 | 2022-09-27 | プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024047712A true JP2024047712A (ja) | 2024-04-08 |
Family
ID=90606365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022153362A Pending JP2024047712A (ja) | 2022-09-27 | 2022-09-27 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024047712A (ja) |
-
2022
- 2022-09-27 JP JP2022153362A patent/JP2024047712A/ja active Pending
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