JP2024047365A - 情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラム - Google Patents

情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】作業者の行動変容を効果的に促すこと。【解決手段】アプリケーションサーバ10は、作業者の作業者識別情報、および当該作業者の位置情報が表示されたマップを用いて作業状況が評価された当該作業者の評価情報を受信し、評価情報が示す作業項目に対応する評価値をトークンとして算出し、作業者識別情報が示す当該作業者に対して評価値をトークンとして付与し、作業者識別情報、トークンが付与された日時、および評価値を含む履歴情報を、ブロックチェーンを用いてトークンの履歴情報を記録する情報記録装置に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラムに関する。
従来、建設済みプラントおよび建設中プラントにおいて、作業監督者(適宜、「監督者」)が現場作業者(適宜、「作業者」)のタレントを認定することがある。ここで、タレントとは、まじめに働いている、整理や清掃をきちんと実施している、ルールを守っている等の人柄や、作業の正確性等を表すような評価指標である。
特開2022-013990号公報 特開2022-020942号公報 特許第6533868号公報
ITmedia NEWS、"「ここはビルの何回?」が分かるスマホアプリ 気圧と位置情報で高さ推定 広告・警備に活用"、[online]、[2022年8月4日検索]、インターネット<URL:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2108/25/news082.html>
ところで、作業者がタレント認定されることで、作業者が自分の評価を知ることができるので、作業の効率化や作業の信頼性の向上、作業者のモチベーションアップ等が期待され、プラントの建設時間の短縮や建築時の安全性の向上が図れる。しかしながら、上記タレント認定の技術では、作業者がタレント認定されるために行動変容を行うには不十分である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、作業者の行動変容を効果的に促すことを目的とする。
本発明は、作業者の作業者識別情報、および前記作業者の位置情報が表示されたマップを用いて作業状況が評価された前記作業者の評価情報を受信する受信部と、前記評価情報が示す作業項目に対応する評価値をトークンとして算出し、前記作業者識別情報が示す前記作業者に対して前記評価値を前記トークンとして付与する付与部と、前記作業者識別情報、前記トークンが付与された日時、および前記評価値を含む前記履歴情報を、ブロックチェーンを用いて前記トークンの前記履歴情報を記録する情報記録装置に送信する記録部と、を備える情報管理装置を提供する。
また、本発明は、コンピュータが、作業者の作業者識別情報、および前記作業者の位置情報が表示されたマップを用いて作業状況が評価された前記作業者の評価情報を受信し、前記評価情報が示す作業項目に対応する評価値をトークンとして算出し、前記作業者識別情報が示す前記作業者に対して前記評価値を前記トークンとして付与し、前記作業者識別情報、前記トークンが付与された日時、および前記評価値を含む前記履歴情報を、ブロックチェーンを用いて前記トークンの前記履歴情報を記録する情報記録装置に送信する、処理を実行する情報管理方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータに、作業者の作業者識別情報、および前記作業者の位置情報が表示されたマップを用いて作業状況が評価された前記作業者の評価情報を受信し、前記評価情報が示す作業項目に対応する評価値をトークンとして算出し、前記作業者識別情報が示す前記作業者に対して前記評価値を前記トークンとして付与し、前記作業者識別情報、前記トークンが付与された日時、および前記評価値を含む前記履歴情報を、ブロックチェーンを用いて前記トークンの前記履歴情報を記録する情報記録装置に送信する、処理を実行させる情報管理プログラムを提供する。
本発明によれば、作業者の行動変容を効果的に促すことができるという効果がある。
実施形態1に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 実施形態1に係る各装置の構成例を示すブロック図である。 実施形態1に係るアプリケーションサーバのアプリケーション記憶部の一例を示す図である。 実施形態1に係るアプリケーションサーバの評価情報記憶部の一例を示す図である。 実施形態1に係るブロックチェーンサーバのブロックチェーン記憶部の一例を示す図である。 実施形態1に係る監督者の監督者端末の表示画面の具体例を示す図である。 実施形態1に係る作業者の作業者端末の表示画面の具体例を示す図である。 実施形態1に係る管理者の管理者端末の表示画面の具体例を示す図である。 実施形態1に係る情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 実施形態2に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 実施形態2に係る監督者の監督者端末の表示画面の具体例を示す図である。 実施形態2に係る情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 ハードウェア構成例を説明する図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラムを、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態により限定されるものではない。
〔実施形態1〕
実施形態1では、ブロックチェーンを利用した作業者へのタレント認定処理およびタレント認定結果の管理処理について説明する。以下では、実施形態1に係る情報処理システム100-1の構成、各装置の構成、処理の流れを順に説明し、最後に実施形態1の効果を説明する。
〔1.情報処理システム100-1の構成〕
図1を用いて、実施形態1に係る情報処理システム100-1の構成を詳細に説明する。図1は、実施形態に係る情報処理システム100-1の構成例を示す図である。以下に、情報処理システム100-1全体の構成例、情報処理システム100-1の処理、参考技術の情報処理システムの問題点を順に説明し、最後に情報処理システム100-1の効果について説明する。なお、実施形態1では、建設済みプラント、建設中プラント等のプラントにおけるタレント認定を一例にして説明するが、利用場所や利用分野を限定するものではなく、オフィス、学校、病院、運動競技場等における対象者の評価等に適用することもできる。
(1-1.情報処理システム100-1全体の構成例)
情報処理システム100-1は、情報管理装置であるアプリケーションサーバ10、端末装置20(監督者端末20A、作業者端末20B、管理者端末20C)および情報記録装置であるブロックチェーンサーバ30を有する。ここで、アプリケーションサーバ10、端末装置20およびブロックチェーンサーバ30は、所定の通信網を介して相互に通信可能に接続される。また、監督者端末20Aは、作業現場を監督する監督者Sが使用する端末装置20であり、作業者端末20Bは、作業現場において作業する作業者Wが使用する端末装置20であり、管理者端末20Cは、情報処理システム100-1を管理する管理者Mが使用する端末装置20である。また、監督者端末20Aおよび作業者端末20Bは、プラント等の作業現場で使用される。
図1に示した情報処理システム100-1には、複数台のアプリケーションサーバ10または複数台のブロックチェーンサーバ30が含まれてもよい。また、アプリケーションサーバ10は、ブロックチェーンサーバ30と統合された構成であってもよい。なお、アプリケーションサーバ10およびブロックチェーンサーバ30は、インターネット回線等で接続される物理サーバに限定されず、クラウド環境に構築されるサーバ装置、オンプレミス環境に構築される物理サーバ、仮想マシン、コンテナ等であってもよい。
(1-2.情報処理システム100-1全体の処理:対面認定・管理処理)
以下では、上記のような情報処理システム100-1において、タレント認定処理およびタレント認定管理処理について説明する。なお、下記のステップS1~S9の処理は、異なる順序で実行することもできる。また、下記のステップS1~S9の処理のうち、省略される処理があってもよい。
(1-2-1.タレント認定処理)
以下では、取引可能なトークンを作業者Wに付与し、ブロックチェーンを用いて記録するタレント認定処理について説明する。
(1-2-1-1.作業者情報取得処理)
監督者端末20Aは、タレント認定対象の作業者情報を取得する(ステップS1)。例えば、監督者端末20Aは、監督者Sが監督者端末20Aのカメラ機能を用いて、作業者Wが所持する作業者端末20Bに表示されたQRコード(登録商標)を読み取ることによって、作業者Wの作業者情報を取得する。ここで、作業者情報とは、作業者ID等の識別情報である。このとき、監督者Sは、監督者端末20Aのカメラ機能を用いて、作業者Wのヘルメット等に貼付されているQRコード(登録商標)を読み取ってもよいし、監督者端末20Aのリーダ機能を用いて、作業者Wの所持するIC(Integrated Circuit)タグを読み取ってもよい。
(1-2-1-2.入力情報取得処理)
監督者端末20Aは、タレント認定の入力情報を取得する(ステップS2)。例えば、監督者端末20Aは、監督者Sが監督者端末20Aに表示された作業者Wの評価項目を選択することによって、当該評価項目の作業者Wに対する入力情報を取得する。このとき、監督者端末20Aは、作業者Wの作業者情報と入力情報とを紐づけることによってタレント認定結果である評価情報を生成する。
(1-2-1-3.評価情報送信処理)
監督者端末20Aは、評価情報をアプリケーションサーバ10に送信する(ステップS3)。例えば、監督者端末20Aは、監督者Sが監督者端末20Aに表示されたタレント認定を確定するボタンをタップ操作することによって、評価情報をアプリケーションサーバ10に送信する。
(1-2-1-4.トークン付与処理)
アプリケーションサーバ10は、作業者Wにトークンを付与する(ステップS4)。例えば、アプリケーションサーバ10は、受信した作業者Wの評価情報が示す評価項目の種別や数から評価値を算出し、当該評価値をトークンとして付与する。
(1-2-1-5.記録リクエスト送信処理)
アプリケーションサーバ10は、取引内容記録リクエストをブロックチェーンサーバ30に送信する(ステップS5)。例えば、アプリケーションサーバ10は、作業者Wの識別情報、トークンを付与した日時、トークンの評価値等を取引内容として送信するとともに、当該取引内容の記録リクエストを送信する。
(1-2-1-6.ブロックチェーン記録処理)
ブロックチェーンサーバ30は、取引内容をブロックチェーンに記録する(ステップS6)。例えば、ブロックチェーンサーバ30は、作業現場ごとのブロックチェーン情報に取引内容を追加することによって、新たなブロックチェーン情報を生成する。
上記のブロックチェーン技術を用いることによって、データが地理的に離れたサーバに分散保持され、記録されたデータがなくならない、また一部のサーバが不正侵入されても動き続けるという利点がある。また、上記のブロックチェーン技術では、ブロックと呼ばれるデータ保管の単位が一定時間で生成され、コンセンサス・アルゴリズム(合意形成)という各サーバ間にて保持されるデータ検証モデルを持つことができる。
(1-2-2.タレント認定管理処理)
以下では、記録されたタレント認定結果の表示や、タレント認定に関する設定の変更を可能とするタレント認定管理処理について説明する。
(1-2-2-1.タレント認定履歴確認処理)
アプリケーションサーバ10は、作業者Wのタレント認定結果の履歴を作業者端末20Bに表示する(ステップS7)。例えば、アプリケーションサーバ10は、作業者Wの作業者端末20Bからタレント認定結果の送信要求を受け付け、作業者Wのタレント認定結果である評価情報を検索し、指定された期間の評価情報を作業者端末20Bに送信する。このとき、作業者端末20Bは、アプリケーションサーバ10から取得した評価情報を用いて、タレント認定結果の履歴を表示する。また、監督者端末20Aおよび管理者端末20Cも同様に、付与された閲覧権限の範囲内でタレント認定結果の履歴を表示することができる。
(1-2-2-2.タレント認定設定変更処理)
アプリケーションサーバ10は、タレント認定に関する設定画面を管理者端末20Cに表示する(ステップS8)。例えば、アプリケーションサーバ10は、管理者Mの管理者端末20Cから設定画面の情報である設定情報の送信要求を受け付け、設定情報を管理者端末20Cに送信する。このとき、管理者端末20Cは、アプリケーションサーバ10から取得した設定情報を用いて、タレント認定に関する設定画面を表示する。ここで、管理者端末20Cは、設定画面として、タレント認定項目、認定時のトークン付与量、認定階数上限(日ごと、月ごと)、通知時間帯、定型文等を表示する。
管理者端末20Cは、変更された設定情報をアプリケーションサーバ10に送信する(ステップS9)。例えば、管理者端末20Cは、管理者Mが管理者端末20Cに表示された設定情報を変更することによって、変更された設定情報をアプリケーションサーバ10に送信する。このとき、アプリケーションサーバ10は、管理者端末20Cから取得した設定情報を用いて、設定情報を更新する。
(1-3.参考技術)
以下では、参考技術である特許文献1~3および非特許文献1の問題点について説明する。
(1-3-1.参考技術の問題点)
特許文献1および特許文献2は、行動変容を主眼とした技術であるが、作業内容および働く姿を評価する技術ではない。
特許文献3は、コミュニケーションの評価を主眼とした技術であるが、作業現場においては近くにいるが、作業をしているだけでコミュニケーションを取っているわけではないこともあり、このような場合に誤認識してしまう恐れがある。
非特許文献1は、高さの推定を主眼とした技術であるが、特定の基準点が必要となる。しかしながら、建設途中の場合には基準点が無い場合もあり、また、高所作業の場合、2階、3階といった形での区分けではなく、作業監督者との相対位置が重要となる場合に適用できない。
(1-4.情報処理システム100-1の効果)
以下では、実施形態1に係る情報処理システム100-1の概要について説明した上で、情報処理システム100-1の効果について説明する。
(1-4-1.情報処理システム100-1の概要)
情報処理システム100-1では、以下のタレント認定処理が実行される。第1に、監督者端末20Aは、タレント認定対象の作業者情報を取得する。第2に、監督者端末20Aは、タレント認定の入力情報を取得する。第3に、監督者端末20Aは、評価情報をアプリケーションサーバ10に送信する。第4に、アプリケーションサーバ10は、作業者Wにトークンを付与する。第5に、アプリケーションサーバ10は、取引内容記録リクエストをブロックチェーンサーバ30に送信する。第6に、ブロックチェーンサーバ30は、取引内容をブロックチェーンに記録する。
また、情報処理システム100-1では、タレント認定履歴確認処理として、アプリケーションサーバ10は、作業者Wのタレント認定結果の履歴を作業者端末20Bに表示する。
また、情報処理システム100-1では、以下のタレント認定設定変更処理が実行される。第1に、アプリケーションサーバ10は、タレント認定に関する設定画面を管理者端末20Cに表示する。第2に、管理者端末20Cは、変更された設定情報をアプリケーションサーバ10に送信する。
(1-4-2.情報処理システム100-1の改善点)
情報処理システム100-1では、以下のような改善点が期待できる。第1に、作業者Wの働き方、安全意識、周りとのコミュニケーション度合等をタレント認定によって可視化し、監督者Sにとって望ましくない状態を改善したり、望ましい状態を広めたりすることによって、生産性や安全性の向上が期待できる。第2に、作業者Wの行動に応じて、その作業者Wにトークンの付与、作業者W間でトークンの授受を記録先としてブロックチェーンを用いることによって、社員特性の「見える化」や交流の促進、各コミュニティにおいて所属しているユーザを自律的に動かすための仕掛けやアプリケーションをターゲットとすることができる。以上より、情報処理システム100-1では、作業者Wの行動変容を効果的に促すことができる。
〔2.情報処理システム100-1の各装置の構成〕
図2を用いて、図1に示した情報処理システム100-1が有する各装置の機能構成について説明する。図2は、実施形態1に係る各装置の構成例を示すブロック図である。以下では、実施形態1に係る情報処理システム100-1全体の構成例を説明した上で、実施形態1に係るアプリケーションサーバ10、端末装置20およびブロックチェーンサーバ30の構成例について詳細に説明する。
(2-1.情報処理システム100-1全体の構成例)
図2に示すように、情報処理システム100-1は、アプリケーションサーバ10、端末装置20およびブロックチェーンサーバ30を有する。アプリケーションサーバ10とブロックチェーンサーバ30とは、所定の通信網によって通信可能に接続される。また、端末装置20は、インターネット回線等の通信網Nによって通信可能に接続される。
図2に示した情報処理システム100-1には、複数台のアプリケーションサーバ10または複数台のブロックチェーンサーバ30が含まれてもよい。また、アプリケーションサーバ10は、ブロックチェーンサーバ30と統合された構成であってもよい。なお、アプリケーションサーバ10およびブロックチェーンサーバ30は、インターネット回線等で接続される物理サーバに限定されず、クラウド環境に構築されるサーバ装置、オンプレミス環境に構築される物理サーバ、仮想マシン、コンテナ等であってもよい。
(2-2.アプリケーションサーバ10の構成例)
まず、図2を用いて、情報管理装置であるアプリケーションサーバ10の構成例について説明する。例えば、アプリケーションサーバ10は、Apache、Nginx等の、ユーザおよびIoT(Internet of Things)デバイス向けにアプリケーションを提供するサーバによって実現される。
アプリケーションサーバ10は、通信部11、記憶部12および制御部13を有する。なお、アプリケーションサーバ10は、情報処理システム100-1のシステム提供者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を出力するための出力部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(2-2-1.通信部11)
通信部11は、他の装置との間でのデータ通信を司る。例えば、通信部11は、ルータ等を介して、各通信装置との間でデータ通信を行う。また、通信部11は、図示しないオペレータの端末との間でデータ通信を行うことができる。
通信部11は、ウェブAPI(Application Programming Interface)、REST(Representational State Transfer)ful API等のインタフェースによってネットワーク(有線/無線)を介して、各通信装置との間でデータ通信を行う。また、通信部11は、ネットワークとして、インターネット技術(HTTP等)や工業用通信規格(OPC等)、IoT向けの省電力無線通信規格(LoRaWAN等)等を用いることができる。
(2-2-2.記憶部12)
記憶部12は、制御部13が動作する際に参照する各種情報や、制御部13が動作した際に取得した各種情報を記憶する。記憶部12は、アプリケーション記憶部12aおよび評価情報記憶部12bを有する。ここで、記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置等で実現され得る。なお、図2の例では、記憶部12は、アプリケーションサーバ10の内部に設置されているが、アプリケーションサーバ10の外部に設置されてもよいし、複数の記憶部が設置されていてもよい。さらに、後述する制御部13の記録部13hによって生成されたブロックチェーンを記憶することもできる。
(2-2-2-1.アプリケーション記憶部12a)
アプリケーション記憶部12aは、監督者S、作業者Wおよび管理者Mが所持する端末装置20に提供されるアプリケーションを記憶する。ここで、図3を用いて、アプリケーション記憶部12aが記憶する情報の一例を説明する。図3は、実施形態1に係るアプリケーションサーバ10のアプリケーション記憶部12aの一例を示す図である。図3の例において、アプリケーション記憶部12aは、「アプリケーション識別情報」、「アプリケーション名」、「アプリケーション情報」といった項目を有する。
「アプリケーション識別情報」は、アプリケーションを識別するための識別情報を示し、例えばアプリケーションの識別番号や識別記号である。「アプリケーション名」は、利用者に提供する際に表示するアプリケーションの呼称等である。「アプリケーション情報」は、利用者に提供するアプリケーションのソフトウェアデータである。
すなわち、図3では、アプリケーション識別情報「AID001」によって識別されるアプリケーションについて、アプリケーション名が「アプリケーションA」、アプリケーション情報「アプリケーション情報A001」が記憶されている例を示す。
(2-2-2-2.評価情報記憶部12b)
評価情報記憶部12bは、作業者Wごとのタレント認定結果を記憶する。ここで、図4を用いて、評価情報記憶部12bが記憶する情報の一例を説明する。図4は、実施形態1に係るアプリケーションサーバ10の評価情報記憶部12bの一例を示す図である。図4の例において、評価情報記憶部12bは、「作業現場識別情報」、「監督者識別情報」、「作業者識別情報」、「評価情報」といった項目を有する。
「作業現場識別情報」は、作業現場を識別するための識別情報を示し、例えば作業現場の識別番号や識別記号である。「監督者識別情報」は、監督者Sを識別するための識別情報を示し、例えば監督者Sの識別番号や識別記号である。「作業者識別情報」は、作業者Wを識別するための識別情報を示し、例えば作業者Wの識別番号や識別記号である。「評価情報」は、監督者Sから作業者Wにタレント認定した結果を示し、例えばタレント認定された作業項目や認定された日時等である。
すなわち、図4では、作業現場識別情報「WSID001」で識別される作業現場について、監督者識別情報「SID001」で識別される監督者S1によるタレント認定結果として、作業者識別情報「WID001」で識別される作業者W1へのタレント認定結果が{評価情報:評価情報001a,評価情報001b,評価情報001d,・・・}、作業者識別情報「WID002」で識別される作業者W2へのタレント認定結果が{評価情報:評価情報002a,評価情報002b,・・・}、・・・であり、監督者識別情報「SID002」で識別される監督者S2によるタレント認定結果として、作業者識別情報「WID011」で識別される作業者W11へのタレント認定結果が{評価情報:評価情報011a,評価情報011b,評価情報011c,・・・}、作業者識別情報「WID012」で識別される作業者W12へのタレント認定結果が{評価情報:評価情報012a,評価情報012b,・・・}、・・・である例を示す。
(2-2-3.制御部13)
制御部13は、当該アプリケーションサーバ10全体の制御を司る。制御部13は、受信部13a、付与部13b、利用部13c、送信部13d、特定部13e、検出部13f、通知部13g、記録部13hおよび管理部13iを有する。ここで、制御部13は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路やASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現され得る。
(2-2-3-1.受信部13a)
受信部13aは、作業状況が評価された作業者の評価情報を受信する。例えば、受信部13aは、作業者Wが所持する物品から読み取られた、または作業者Wの作業者端末20Bから送信された作業者識別情報、および作業者Wの作業現場における作業項目ごとに作業状況が評価された評価情報を受信する。
作業者識別情報について、具体的な例を用いて説明すると、受信部13aは、作業者Wの作業者端末20Bに表示されたQRコード(登録商標)や、作業者Wのヘルメットに貼付されたバーコードや、作業者Wが所持するICタグから、監督者端末20Aのカメラ機能やタグリーダ機能を用いて読み取られた作業者識別情報を受信する。
評価情報について、具体的な例を用いて説明すると、受信部13aは、監督者Sが監督者端末20Aの表示画面を選択することによって監督者端末20Aから送信された、作業項目ごとの作業者W1の評価情報{評価情報001a,評価情報001b,評価情報001d}を受信する。
(2-2-3-2.付与部13b)
付与部13bは、受信された評価情報に基づくトークンを作業者Wに付与する。例えば、付与部13bは、評価情報が示す作業項目に対応する評価値をトークンとして算出し、作業者識別情報が示す作業者Wに評価値をトークンとして付与する。
具体的な例を用いて説明すると、付与部13bは、作業者W1の評価情報が「評価情報001a」であった場合には、対応する作業項目「作業項目001a」に設定された付与ポイント「1」を評価値として付与する。同様にして、付与部13bは、作業者W1の評価情報が「評価情報001b」であった場合には、対応する作業項目「作業項目001b」に設定された付与ポイント「2」を評価値として付与し、作業者W1の評価情報が「評価情報001d」であった場合には、対応する作業項目「作業項目001d」に設定された付与ポイント「4」を評価値として付与する。
(2-2-3-3.利用部13c)
利用部13cは、履歴情報に登録されるトークンを用いて、作業者Wの評価、または作業者Wの作業現場で使用される物品の購入を実行する。例えば、利用部13cは、履歴情報に登録されるトークンを用いて作業者Wの評価を実行し、作業者Wの給与や賞与を算定するための評価シートを作成することができる。また、利用部13cは、履歴情報に登録されるトークンを用いて作業者Wの作業現場で使用される物品の購入を実行する。すなわち、利用部13cは、トークンの残額を用いて作業現場で飲食物を購入したり、作業者W間でトークンの残額を授受したりした場合には、トークンの取引内容を管理し、作業者Wのトークンの履歴情報に反映することもできる。
(2-2-3-4.送信部13d)
送信部13dは、各種情報を送信する。例えば、送信部13dは、トークンの履歴情報、トークンの履歴情報の記録要求(リクエスト)をブロックチェーンサーバ30に送信してもよい。
(2-2-3-5.特定部13e)
特定部13eは、作業者Wや監督者Sの位置情報を用いて、作業者Wや監督者Sの位置や高さを特定する。なお、特定部13eの処理の詳細については、実施形態2において後述する。
(2-2-3-6.検出部13f)
検出部13fは、作業者Wと監督者Sとのコミュニケーションの発生を検出する。なお、検出部13fの処理の詳細については、実施形態2において後述する。
(2-2-3-7.通知部13g)
通知部13gは、端末装置20に各種情報を通知する。なお、通知部13gの処理の詳細については、実施形態2において後述する。
(2-2-3-8.記録部13h)
記録部13hは、ブロックチェーンを用いて、作業者Wに付与されたトークンの履歴情報を記録する。このとき、記録部13hは、トークンの履歴情報を記録したブロックチェーンを記憶部12の記憶領域(不図示)に格納する。すなわち、アプリケーションサーバ10がブロックチェーンサーバ30と統合した構成をとる場合には、アプリケーションサーバ10の記録部13hがブロックチェーンを生成する。
また、記録部13hは、作業者Wに付与されたトークンの履歴情報を、ブロックチェーンを用いてトークンの履歴情報を記録する情報記録装置であるブロックチェーンサーバ30に送信する。例えば、記録部13hは、作業者識別情報、トークンが付与された日時、および評価値を含む履歴情報を、ブロックチェーンを用いてトークンの履歴情報を記録するブロックチェーンサーバ30に送信する。このとき、記録部13hは、履歴情報とともに、履歴情報の記録要求を記録するブロックチェーンサーバ30に送信する。すなわち、アプリケーションサーバ10がブロックチェーンサーバ30と分離した構成をとる場合には、後述するブロックチェーンサーバ30の記録部33bがブロックチェーンを生成する。
具体的な例を用いて説明すると、記録部13hは、作業現場識別情報「WSID001」で識別される作業現場1のブロックチェーンとして、{作業者W1:トークン「1」,作業者W1:トークン「2」,作業者W1:トークン「4」,作業者W2:トークン「1」,作業者W2:トークン「2」,・・・}のように、付与日時順に作業者Wとトークンの評価値とを対応付けしたブロックチェーンを生成する。
また、記録部13hは、管理者Mによって設定された単位ごとにブロックチェーンを生成する。例えば、記録部13hは、作業グループ単位でブロックチェーンを生成してもよいし、作業現場単位でブロックチェーンを生成してもよいし、同一のアプリケーションサーバ10を使用するシステム単位でブロックチェーンを生成してもよい。
記録部13hは、トークンの付与、または作業者Wからの問合せがあった場合には、作業者Wの端末装置20である作業者端末20Bに所定期間の作業者Wの履歴情報を送信する。例えば、記録部13hは、付与部13bによって作業者Wにトークンが付与された場合には、付与されたトークンの評価値を作業者端末20Bに送信する。また、記録部13hは、受信部13aによって作業者Wから直近1ヵ月間の付与されたトークンの問合せが受信された場合には、直近1ヵ月間に付与されたトークンの評価値の一覧を作業者端末20Bに送信する。なお、履歴情報に基づく表示画面については、(2-4.表示画面の具体例)(2-4-2.作業者端末20Bの表示画面)にて後述する。
記録部13hは、情報管理装置であるアプリケーションサーバ10の管理者Mの要求に応じて、管理者Mの端末装置である管理者端末20Cにトークンの算出方式または付与方式に関する設定情報を送信する。例えば、記録部13hは、受信部13aによって管理者Mからトークンの算出方式の設定情報の要求が受信された場合には、管理者端末20Cに作業項目とトークンの評価値とが対応付けされた一覧を送信する。また、記録部13hは、受信部13aによって管理者Mからトークンの付与方式の設定情報の要求が受信された場合には、管理者端末20Cに作業現場ごとの1ヵ月当たりのトークンの最大付与評価値や最大付与回数を示した一覧を送信する。なお、設定情報に基づく表示画面については、(2-4.表示画面の具体例)(2-4-3.管理者端末20Cの表示画面)にて後述する。
(2-2-3-9.管理部13i)
管理部13iは、セキュリティ管理(利用者管理、暗号化、鍵管理、認証・認可)を実行する。第1に、管理部13iは、利用者管理として、アクセス可能な利用者IDやパスワード等の情報を管理する。第2に、管理部13iは、暗号化として、電子署名やデータの暗号化や復号を行う。例えば、管理部13iは、AES、SHA、RSA、ECC等の暗号アルゴリズムを用いる。第3に、管理部13iは、鍵管理として、データを暗号化および復号するための鍵(公開鍵、秘密鍵)を管理する。例えば、管理部13iは、秘密鍵と公開鍵とのペアを管理する公開鍵暗号方式であるPKI等を用いて鍵管理を実行する。第4に、管理部13iは、認証・認可として、利用者の認証やデータへのアクセス権限等を管理または制御する。
(2-3.端末装置20の構成例)
図2を用いて、監督者端末20A、作業者端末20B、管理者端末20Cとして使用される端末装置20の構成例について説明する。例えば、端末装置20は、スマートフォン、タブレット型端末、ハンディターミナル、ノート型PC(Personal Computer)、デスクトップPC、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。端末装置20は、入力部21、出力部22、通信部23、記憶部24、制御部25およびセンサ部26を有する。
(2-3-1.入力部21)
入力部21は、当該端末装置20への各種情報の入力を司る。入力部21は、例えば、マウスやキーボード等であり、当該端末装置20への設定情報等の入力を受け付ける。
(2-3-2.出力部22)
出力部22は、当該端末装置20からの各種情報の出力を司る。出力部22は、例えば、ディスプレイ等であり、当該端末装置20に記憶された設定情報等を出力する。
(2-3-3.通信部23)
通信部23は、他の装置との間でのデータ通信を司る。例えば、通信部23は、ルータ等を介して、各通信装置との間でデータ通信を行う。また、通信部23は、図示しないオペレータの端末との間でデータ通信を行うことができる。
また、通信部23は、複数のセンサと接続するための有線または無線のデータ通信を可能とする。例えば、通信部23は、有線でのデータ通信として、UART等の信号伝達手段を用いることができる。また、通信部23は、無線でのデータ通信として、Bluetooth(登録商標) LE(Low Energy)や非接触タグ(RFID、NFC等)を用いることができる。
(2-3-4.記憶部24)
記憶部24は、制御部25が動作する際に参照する各種情報や、制御部25が動作した際に取得した各種情報を記憶する。ここで、記憶部24は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置等で実現され得る。なお、図2の例では、記憶部24は、端末装置20の内部に設置されているが、端末装置20の外部に設置されてもよいし、複数の記憶部が設置されていてもよい。
(2-3-5.制御部25)
制御部25は、当該端末装置20全体の制御を司る。制御部25は、取得部25a、受付部25b、送受信部25c、生成部25d、表示部25eおよび管理部25fを有する。ここで、制御部25は、例えば、CPUやMPU等の電子回路やASICやFPGA等の集積回路により実現され得る。
(2-3-5-1.取得部25a)
取得部25aは、位置を特定するために用いることができる位置情報を取得する。例えば、取得部25aは、作業者Wの作業者端末20Bのセンサ部26が計測したGPS(Global Positioning System)による座標、コンパスによる向き、気圧計による大気圧を位置情報として取得する。また、取得部25aは、センサ部26から取得したセンサ信号を処理し、AD/DA変換やデータ整形を実行することができる。
(2-3-5-2.受付部25b)
受付部25bは、端末装置20の操作によって入力された各種情報を受け付ける。例えば、受付部25bは、監督者Sによって表示画面によって選択されたタレント認定に関する入力情報を受け付ける。また、受付部25bは、管理者Mによって表示画面によって入力されたタレント認定に関する設定情報の変更を受け付ける。
(2-3-5-3.送受信部25c)
送受信部25cは、各種情報を送信する。例えば、送受信部25cは、アプリケーションサーバ10に評価情報を送信する。また、送受信部25cは、各種情報を受信する。例えば、送受信部25cは、アプリケーションサーバ10が送信した評価情報や設定情報を受信する。
(2-3-5-4.生成部25d)
生成部25dは、アプリケーションサーバ10から送信された作業者Wと監督者Sとの位置情報をもとにマップ情報を生成する。なお、生成部25dによって生成されるマップの詳細については、実施形態2において後述する。
(2-3-5-5.表示部25e)
表示部25eは、アプリケーションサーバ10から送信された各種情報をもとに表示画面を生成する。なお、表示部25eによって表示される画面の詳細については、(2-4.表示画面の具体例)において後述する。
(2-3-5-6.管理部25f)
管理部25fは、セキュリティ管理(利用者管理、暗号化、鍵管理、認証・認可)を実行する。第1に、管理部25fは、利用者管理として、アクセス可能な利用者IDやパスワード等の情報を管理する。第2に、管理部25fは、暗号化として、電子署名やデータの暗号化や復号を行う。例えば、管理部25fは、AES、SHA、RSA、ECC等の暗号アルゴリズムを用いる。第3に、管理部25fは、鍵管理として、データを暗号化および復号するための鍵(公開鍵、秘密鍵)を管理する。例えば、管理部25fは、秘密鍵と公開鍵とのペアを管理する公開鍵暗号方式であるPKI等を用いて鍵管理を実行する。第4に、管理部25fは、認証・認可として、利用者の認証やデータへのアクセス権限等を管理または制御する。
(2-3-6.センサ部26)
センサ部26は、当該端末装置20が検知可能な各種情報を計測する。例えば、センサ部26は、GPSによる座標の計測、コンパスによる向きの計測、気圧計による大気圧の計測を実行する。
(2-4.表示画面の具体例)
図6~図8を用いて、実施形態1に端末装置20の表示部25eが表示する表示画面の具体例について説明する。以下では、監督者Sの監督者端末20Aの表示画面、作業者Wの作業者端末20Bの表示画面、管理者Mの管理者端末20Cの表示画面の順に説明する。
(2-4-1.監督者端末20Aの表示画面)
図6を用いて、実施形態1に監督者Sの監督者端末20Aの表示画面の具体例について説明する。図6は、実施形態1に係る監督者Sの監督者端末20Aの表示画面の具体例を示す図である。以下では、「タレント認定システム 監督者用画面」における「タレント認定システム選択」、「作業現場選択」、「作業者情報」、「作業項目一覧」、「タレント認定確定」の順に説明する。
(2-4-1-1.タレント認定システム選択)
図6に示すように、監督者端末20Aは、タレント認定方式を選択可能に表示する。図6の例では、監督者端末20Aは、「タレント認定システムを選択してください」のメッセージとともに、タレント認定方式として、作業者Wと対面してタレント認定する「対面認定」、マップ上で作業者Wのタレント認定する「マップ認定」を、ラジオボタンで選択可能に表示する。
(2-4-1-2.作業現場選択)
図6に示すように、監督者端末20Aは、タレント認定する作業者Wの作業現場を選択可能に表示する。図6の例では、監督者端末20Aは、「作業現場を選択してください」のメッセージとともに、「作業現場001」等の作業現場の識別番号等を選択可能なプルダウンメニューを表示する。
(2-4-1-3.作業者情報)
図6に示すように、監督者端末20Aは、QRコード(登録商標)やICタグから読み取った作業者Wの作業者情報を表示する。図6の例では、監督者端末20Aは、作業者情報として、作業者名「○○」、作業者ID「WID001」、担当作業「△△」等を表示している。このとき、監督者端末20Aは、作業者情報として、作業者Wの役職、年齢、性別、職歴等を表示することもできる。
(2-4-1-4.作業項目一覧)
図6に示すように、監督者端末20Aは、上述の作業現場で選択された作業現場における作業項目の一覧を表示する。図6の例では、監督者端末20Aは、「タレント認定する作業項目をチェックしてください」のメッセージとともに、作業項目ごとに選択可能なチェックボックスが付与された作業項目一覧を表示する。このとき、監督者Sは、作業者Wについてタレント認定したい作業項目のチェックボックスにチェックを入れることによって、タレント認定する項目を選択することができる。
(2-4-1-5.タレント認定確定)
図6に示すように、監督者端末20Aは、上述の作業項目一覧で1つ以上のタレント認定する項目が選択された場合には、タレント認定を確定するメッセージやボタンを表示する。図6の例では、監督者端末20Aは、「以上の内容でタレント認定を確定しますか?確定する場合には「確定」ボタンを押してください」のメッセージとともに、「確定」ボタンを表示している。このとき、監督者Sは、「確定」ボタンをタップ操作することによって、タレント認定する作業者Wや作業項目を確定することができる。
(2-4-1-6.その他)
図6では、「タレント認定システム 監督者用画面」における画面が分割され、「タレント認定システム選択」、「作業現場選択」、「作業者情報」、「作業項目一覧」、「タレント認定確定」が同時に表示される例について説明してきたが、表示方式は特に限定されない。例えば、監督者端末20Aは、監督者Sが画面をタップするたびに、「タレント認定システム選択」、「作業現場選択」、「作業者情報」、「作業項目一覧」、「タレント認定確定」の順に遷移するように、各画面を表示することもできる。
(2-4-2.作業者端末20Bの表示画面)
図7を用いて、実施形態1に作業者Wの作業者端末20Bの表示画面の具体例について説明する。図7は、実施形態1に係る作業者Wの作業者端末20Bの表示画面の具体例を示す図である。以下では、「タレント認定システム 作業者用画面」における「表示画面」、「タレント認定履歴」の順に説明する。
(2-4-2-1.表示画面)
図7に示すように、作業者端末20Bは、表示画面を選択可能に表示する。図7の例では、作業者端末20Bは、「表示する画面を選択してください」のメッセージとともに、表示画面として、作業者Wの作業者情報を表示する「作業者情報」、作業者Wのタレント認定の履歴を表示する「タレント認定履歴」、作業者Wが作業している作業現場のマップを表示する「作業現場マップ」を、ラジオボタンで選択可能に表示する。
(2-4-2-2.タレント認定履歴)
図7に示すように、作業者端末20Bは、上述の表示画面で選択されたタレント認定履歴を表示する。図7の例では、作業者端末20Bは、タレント認定された日時である「タレント認定日時」、タレント認定された作業項目である「タレント認定対象」、付与されたトークンの評価値である「付与ポイント」、付与されたトークンの評価値の累計である「累計ポイント」をタレント認定された順に表示する。このとき、作業者端末20Bは、タレント認定履歴の折れ線グラフや棒グラフを表示することもできる。
(2-4-2-3.その他)
作業者Wは、「作業者情報」の表示画面において、作業者Wの作業者情報の確認をすることができる。また、作業者Wは、「作業現場マップ」の表示画面において、作業者Wや監督者Sの現在位置、設置機器の位置等を確認することができる。
図7では、「タレント認定システム 作業者用画面」における画面が分割され、「表示画面」、「タレント認定履歴」が同時に表示される例について説明してきたが、表示方式は特に限定されない。例えば、作業者端末20Bは、作業者Wが画面をタップするたびに、「表示画面」、「タレント認定履歴」の順に遷移するように、各画面を表示することもできる。
(2-4-3.管理者端末20Cの表示画面)
図8を用いて、実施形態1に管理者Mの管理者端末20Cの表示画面の具体例について説明する。図8は、実施形態1に係る管理者Mの管理者端末20Cの表示画面の具体例を示す図である。以下では、「タレント認定システム 管理者用画面」における「表示画面」、「タレント認定設定」の順に説明する。
(2-4-3-1.表示画面)
図8に示すように、管理者端末20Cは、表示画面を選択可能に表示する。図8の例では、管理者端末20Cは、「表示する画面を選択してください」のメッセージとともに、表示画面として、作業者Wの作業者情報を表示する「作業者情報」、監督者Sに関する監督者情報を表示する「監督者情報」、作業現場に関する作業現場情報を表示する「作業現場情報」、タレント認定に関する設定画面を表示する「タレント認定設定」、ブロックチェーンに関する設定画面を表示する「ブロックチェーン設定」、端末装置20全般の表示画面に関する設定画面を表示する「表示画面設定」を、ラジオボタンで選択可能に表示する。
(2-4-3-2.タレント認定設定)
図8に示すように、管理者端末20Cは、上述の表示画面で選択されたタレント認定設定を表示する。図8の例では、管理者端末20Cは、タレント認定対象である「作業項目」、作業項目に対応するトークンの評価値である「付与ポイント」の一覧を表示する。このとき、管理者Mは、付与ポイントの値を修正することによって、タレント認定の際に付与されるトークンの評価値を変更することができる。
(2-4-3-3.その他)
管理者Mは、「作業者情報」の表示画面において、作業者Wの作業者情報の変更や追加をすることができる。また、管理者Mは、「管理者情報」の表示画面において、監督者Sの監督者情報の変更や追加をすることができる。また、管理者Mは、「作業現場情報」の表示画面において、作業現場のマップに関するマップ情報、作業現場に配置される作業者Wや監督者Sの変更や追加をすることができる。また、管理者Mは、「ブロックチェーン設定」の表示画面において、ブロックチェーンの作成単位(グループ単位、作業現場単位、システム全体単位等)の変更をすることができる。また、管理者Mは、「表示画面設定」の表示画面において、監督者端末20A、作業者端末20B、管理者端末20Cごとに表示する表示画面の項目やレイアウトの変更をすることができる。
図8では、「タレント認定システム 管理者用画面」における画面が分割され、「表示画面」、「タレント認定設定」が同時に表示される例について説明してきたが、表示方式は特に限定されない。例えば、管理者端末20Cは、管理者Mが画面をタップするたびに、「表示画面」、「タレント認定設定」の順に遷移するように、各画面を表示することもできる。
(2-5.ブロックチェーンサーバ30の構成例)
図2を用いて、情報記録装置であるブロックチェーンサーバ30の構成例について説明する。例えば、ブロックチェーンサーバ30は、ブロックチェーンのプラットフォームを用いてブロックチェーンネットワークを構成するサーバによって実現される。
ブロックチェーンサーバ30は、通信部31、記憶部32および制御部33を有する。なお、ブロックチェーンサーバ30は、情報処理システム100-1のシステム提供者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を出力するための出力部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(2-5-1.通信部31)
通信部31は、他の装置との間でのデータ通信を司る。例えば、通信部31は、ルータ等を介して、各通信装置との間でデータ通信を行う。また、通信部31は、図示しないオペレータの端末との間でデータ通信を行うことができる。
通信部31は、RESTful API等のインタフェースによってネットワーク(有線/無線)を介して、各通信装置との間でデータ通信を行う。また、通信部31は、ネットワークとして、インターネット技術(HTTP等)や工業用通信規格(OPC等)、IoT向けの省電力無線通信規格(LoRaWAN等)等を用いることができる。
(2-5-2.記憶部32)
記憶部32は、制御部33が動作する際に参照する各種情報や、制御部33が動作した際に取得した各種情報を記憶する。記憶部32は、ブロックチェーン記憶部32aを有する。ここで、記憶部32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置等で実現され得る。なお、図2の例では、記憶部32は、ブロックチェーンサーバ30の内部に設置されているが、ブロックチェーンサーバ30の外部に設置されてもよいし、複数の記憶部が設置されていてもよい。
(2-5-2-1.ブロックチェーン記憶部32a)
ブロックチェーン記憶部32aは、後述する制御部33の記録部33bによってトランザクション内容を記録されたブロックチェーンを記憶する。ここで、図5を用いて、ブロックチェーン記憶部32aが記憶する情報の一例を説明する。図5は、実施形態1に係るブロックチェーンサーバ30のブロックチェーン記憶部32aの一例を示す図である。図5の例において、ブロックチェーン記憶部32aは、「作業現場識別情報」、「ブロックチェーン情報」といった項目を有する。
「作業現場識別情報」は、作業現場を識別するための識別情報を示し、例えば作業現場の識別番号や識別記号である。「ブロックチェーン情報」は、作業者Wに付与されたトークンの履歴情報を、作業現場単位でのブロックチェーンとして記録したブロックチェーンデータである。
すなわち、図5では、作業現場識別情報「WSID001」によって識別される作業現場における全作業者に付与されたトークンの履歴情報を記録したブロックチェーン情報「ブロックチェーン情報001」が記憶されている例を示す。
上記のブロックチェーンは、Ethereum、Hyperledgerといった技術において実装される。また、データの耐改竄性を保証するコンセンサスアルゴリズムについては、PoW(Proof of Work)やPoA(Proof of Authority)等の手法を適用することができる。さらに、上記のブロックチェーンは、価値交換を自動執行するためのスマートコントラクトである。すなわち、付加価値計算機能で算定した付加価値をスマートコントラクトで自動執行する際に、ステークホルダーの間で交換する価値をトークンや暗号通貨のようなデジタルデータとして表現し、流通させることができる。なお、上記技術は、EthereumやHyperledgerFabric等の代表的なブロックチェーンが具備している。
(2-5-3.制御部33)
制御部33は、当該ブロックチェーンサーバ30全体の制御を司る。制御部33は、送受信部33a、記録部33b、および管理部33cを有する。ここで、制御部33は、例えば、CPUやMPU等の電子回路やASICやFPGA等の集積回路により実現され得る。
(2-5-3-1.送受信部33a)
送受信部33aは、各種情報を送信する。また、送受信部33aは、各種情報を受信する。例えば、送受信部33aは、アプリケーションサーバ10が送信した履歴情報や記録要求を受信する。
(2-2-5-2.記録部33b)
記録部33bは、ブロックチェーンを用いて、作業者Wに付与されたトークンの履歴情報を記録する。このとき、記録部33bは、トークンの履歴情報を記録したブロックチェーンをブロックチェーン記憶部32aに格納する。
(2-2-5-3.管理部33c)
管理部33cは、セキュリティ管理(利用者管理、暗号化、鍵管理、認証・認可)を実行する。第1に、管理部33cは、利用者管理として、アクセス可能な利用者IDやパスワード等の情報を管理する。第2に、管理部33cは、暗号化として、電子署名やデータの暗号化や復号を行う。例えば、管理部33cは、AES、SHA、RSA、ECC等の暗号アルゴリズムを用いる。第3に、管理部33cは、鍵管理として、データを暗号化および復号するための鍵(公開鍵、秘密鍵)を管理する。例えば、管理部33cは、秘密鍵と公開鍵とのペアを管理する公開鍵暗号方式であるPKI等を用いて鍵管理を実行する。第4に、管理部33cは、認証・認可として、利用者の認証やデータへのアクセス権限等を管理または制御する。
〔3.情報処理システム100-1の処理の流れ〕
図9を用いて、実施形態1に係る情報処理システム100-1の処理の流れについて説明する。図9は、実施形態1に係る情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、下記のステップS101~S123の処理は、異なる順序で実行することもできる。また、下記のステップS101~S123の処理のうち、省略される処理があってもよい。
(3-1.タレント認定処理)
第1に、監督者Sは、監督者端末20A上で対面認定を選択する(ステップS101)。第2に、監督者端末20Aは、監督者端末20A上に作業項目選択画面を表示する(ステップS102)。第3に、監督者Sは、監督者端末20A上で認定項目を選択する(ステップS103)。第4に、監督者端末20Aは、リーダを起動する(ステップS104)。第5に、監督者端末20Aは、リーダを用いて作業者情報を読み取る(ステップS105)。第6に、監督者端末20Aは、監督者端末20A上に作業者情報を表示する(ステップS106)。第7に、監督者Sは、監督者端末20A上でタレント認定を確定する(ステップS107)。第8に、監督者端末20Aは、評価情報をアプリケーションサーバ10に送信する(ステップS108)。第9に、アプリケーションサーバ10は、作業者Wにトークンを付与する(ステップS109)。第10に、アプリケーションサーバ10は、ブロックチェーンサーバ30にトークンの取引内容の記録リクエストを送信する(ステップS110)。第11に、ブロックチェーンサーバ30は、取引内容をブロックチェーンに記録する(ステップS111)。このとき、監督者Sは、作業者Wと対面してタレント認定しているので、評価のフィードバック等のコミュニケーションが行われる(ステップS112)。
(3-2.タレント認定履歴確認処理)
第1に、作業者Wは、作業者端末20B上で履歴画面を選択する(ステップS113)。第2に、作業者端末20Bは、アプリケーションサーバ10に評価情報を要求する(ステップS114)。第3に、アプリケーションサーバ10は、作業者Wに評価情報を送信する(ステップS115)。第4に、作業者端末20Bは、作業者端末20B上に作業者Wの履歴画面を表示する(ステップS116)。
(3-3.タレント認定設定変更処理)
第1に、管理者Mは、管理者端末20C上で設定画面を選択する(ステップS117)。第2に、管理者端末20Cは、アプリケーションサーバ10に設定情報を要求する(ステップS118)。第3に、アプリケーションサーバ10は、管理者Mに設定情報を送信する(ステップS119)。第4に、管理者端末20Cは、管理者端末20C上に設定画面を表示する(ステップS120)。第5に、管理者Mは、管理者端末20C上で設定情報を変更する(ステップS121)。第6に、管理者端末20Cは、変更後の設定情報をアプリケーションサーバ10に送信する(ステップS122)。第7に、アプリケーションサーバ10は、受信した設定情報を反映し、設定情報を変更する(ステップS123)。
〔4.実施形態1の効果〕
最後に、実施形態1の効果について説明する。以下では、実施形態に係る処理に対応する効果1~5について説明する。
(4-1.効果1)
第1に、上述した実施形態1に係る処理では、作業状況が評価された作業者Wの評価情報を受信し、受信した評価情報に基づくトークンを作業者Wに付与し、ブロックチェーンを用いて作業者Wに付与されたトークンの履歴情報を記録する。このため、本処理では、作業者の行動変容を効果的に促すことができる。
(4-2.効果2)
第2に、上述した実施形態1に係る処理では、履歴情報に登録されるトークンを用いて、作業者Wの評価、または作業者Wの作業現場で使用される物品の購入を実行する。このため、本処理では、作業者Wにインセンティブを供与することにより、作業者Wの行動変容を効果的に促すことができる。
(4-3.効果3)
第3に、上述した実施形態1に係る処理では、作業者Wが所持する物品から読み取られた作業者識別情報、および作業者Wの作業現場における作業項目ごとに作業状況が評価された評価情報を受信し、評価情報が示す作業項目に対応する評価値をトークンとして算出し、作業者識別情報が示す作業者Wに評価値を付与し、作業者識別情報、トークンが付与された日時、および評価値を含む履歴情報を、ブロックチェーンを用いてトークンの履歴情報を記録するブロックチェーンサーバ30に送信する。このため、本処理では、対面におけるタレント認定において、作業者Wの行動変容を効果的に促すことができる。
(4-4.効果4)
第4に、上述した実施形態1に係る処理では、トークンの付与、または作業者Wからの問合せがあった場合には、作業者Wの作業者端末20Bに所定期間の作業者Wの履歴情報を送信する。このため、本処理では、作業者Wが定期的に付与されたトークンを確認することができるので、作業者Wの行動変容を効果的に促すことができる。
(4-5.効果5)
第5に、上述した実施形態1に係る処理では、アプリケーションサーバ10の管理者Mの要求に応じて、管理者Mの管理者端末20Cにトークンの算出方式または付与方式に関する設定情報を送信する。このため、本処理では、管理者Mが定期的にタレント認定の基準を見直すことができるので、作業者Wの行動変容を効果的に促すことができる。
〔実施形態2〕
実施形態2では、マップ上でのタレント認定処理を可能とし、作業者Wと監督者Sのコミュニケーションを検出した場合には、リマインド情報を通知する処理について説明する。以下では、実施形態2に係る情報処理システム100-2の構成、各装置の構成、処理の流れを順に説明し、最後に実施形態2の効果を説明する。なお、実施形態1と共通する構成や処理については説明を省略する。
〔1.情報処理システム100-2の構成〕
図10を用いて、実施形態2に係る情報処理システム100-2の構成を詳細に説明する。図10は、実施形態2に係る情報処理システム100-2の構成例を示す図である。以下に、情報処理システム100-2の処理、参考技術の機器管理システムの問題点を順に説明し、最後に情報処理システム100-2の効果について説明する。
(1-1.情報処理システム100-2全体の処理:マップ認定)
以下では、上記のような情報処理システム100-2において、各種情報の通知処理について説明する。なお、下記のステップS11~S20の処理は、異なる順序で実行することもできる。また、下記のステップS11~S20の処理のうち、省略される処理があってもよい。
(1-1-1.位置情報受信処理)
アプリケーションサーバ10は、作業者端末20Bから作業者Wの位置情報を受信し、作業者端末20Bから監督者Sの位置情報を受信する(ステップS11)。このとき、アプリケーションサーバ10は、作業者端末20Bから作業者Wの作業者情報を受信する。
(1-1-2.タレント認定処理)
以下では、取引可能なトークンを作業者Wに付与し、ブロックチェーンを用いて記録するタレント認定処理について説明する。
(1-1-2-1.マップ情報送信処理)
アプリケーションサーバ10は、マップ情報を監督者端末20Aに送信する(ステップS12)。例えば、アプリケーションサーバ10は、監督者Sの位置情報と作業者Wの位置情報とから位置関係を特定したマップ情報(周辺情報)を生成し、監督者端末20Aに送信する。
(1-1-2-2.マップ表示処理)
監督者端末20Aは、マップを表示する(ステップS13)。例えば、監督者端末20Aは、アプリケーションサーバ10から取得したマップ情報をもとに、監督者Sの位置を基準とした作業者Wの相対的位置を示すマップを表示する。
(1-1-2-3.入力情報取得処理)
監督者端末20Aは、タレント認定の入力情報を取得する(ステップS14)。例えば、監督者端末20Aは、監督者端末20Aに表示されたマップ上の作業者Wを監督者Sが選択し、評価項目を選択することによって、当該評価項目の作業者Wに対する入力情報を取得する。このとき、監督者端末20Aは、作業者Wの作業者情報と入力情報を紐づけることによってタレント認定結果である評価情報を生成する。
(1-1-2-4.評価情報送信処理)
監督者端末20Aは、評価情報をアプリケーションサーバ10に送信する(ステップS15)。例えば、監督者端末20Aは、監督者Sが監督者端末20Aに表示されたタレント認定を確定するボタンをタップ操作することによって、評価情報をアプリケーションサーバ10に送信する。
(1-1-2-5.トークン付与処理)
アプリケーションサーバ10は、作業者Wにトークンを付与する(ステップS16)。例えば、アプリケーションサーバ10は、受信した作業者Wの評価情報が示す評価項目の種別や数から評価値を算出し、当該評価値をトークンとして付与する。
(1-1-2-6.記録リクエスト送信処理)
アプリケーションサーバ10は、取引内容記録リクエストをブロックチェーンサーバ30に送信する(ステップS17)。例えば、アプリケーションサーバ10は、作業者Wの識別情報、トークンを付与した日時、トークンの評価値等を取引内容として送信するとともに、当該取引内容の記録リクエストを送信する。
(1-1-2-7.ブロックチェーン記録処理)
ブロックチェーンサーバ30は、取引内容をブロックチェーンに記録する(ステップS18)。例えば、ブロックチェーンサーバ30は、作業現場ごとのブロックチェーン情報に取引内容を追加することによって、新たなブロックチェーン情報を生成する。
(1-1-3.リマインド通知処理)
以下では、監督者Sと作業者Wとのコミュニケーションを検出し、フィードバックのリマインダを通知するリマインド通知処理について説明する。
(1-1-3-1.コミュニケーション検出処理)
アプリケーションサーバ10は、監督者Sと作業者Wとのコミュニケーションの発生を検出する(ステップS19)。例えば、アプリケーションサーバ10は、監督者Sの位置情報と作業者Wの位置情報とから、水平位置、高低位置、体の向き等の体勢を特定することによって、コミュニケーションの有無を判定する。
(1-1-2-2.リマインド情報送信処理)
アプリケーションサーバ10は、監督者Sにリマインド情報を送信する(ステップS20)。例えば、アプリケーションサーバ10は、作業者Wのタレント認定を行った監督者Sの監督者端末20Aに、作業者Wを褒める等のフィードバックを促すリマインド情報を通知する。
(1-2.参考技術の情報処理)
以下では、参考技術としての情報処理の概要について説明した上で、参考技術の問題点について説明する。
(1-2-1.参考技術の情報処理の概要)
参考技術のタレント認定では、以下のように実施される。第1に、監督者は、作業員の仕事ぶりを目視で確認する。第2に、監督者は、作業員が作業中もしくは近距離にいない場合は、作業終わりを待つもしくは別の機会にする。第3に、監督者は、監督者端末上でタレント認定を実行するアプリケーションを起動する。第4に、監督者は、タレント認定のメニュー画面から、タレント認定する項目を選択する。第5に、監督者は、作業員のヘルメットに貼ってあるQRコード(登録商標)、所持しているICタグを監督者端末のカメラ、またはICタグリーダで読み込み、タレント認定する。第6に、監督者が作業員を褒める等のフィードバックを行う。以上のように、参考技術の情報処理では、作業者を評価する際には、監督者が目視で働き方などを確認し、フェイスツーフェイス(Face to Face)でコミュニケーションを取りながらタレント認定している。
(1-2-2.参考技術の情報処理の問題点)
しかしながら、参考技術の情報処理では、監督者は、実際の作業中は高所作業等のように声をかけられない場所にいたり、作業で手を離せなかったりする等、すぐにタレント認定できないことも少なくない。そして、監督者は、作業が終わるまで後回しにしてしまうと、忘れてしまったり、後から評価する時に適当な項目でタレント認定してしまったりすることもある。以上より、参考技術の情報処理では、作業者の行動変容を効果的に促すことが難しい。
(1-3.情報処理システム100-2の効果)
以下では、実施形態1に係る情報処理システム100-2の概要について説明した上で、情報処理システム100-2の効果について説明する。
(1-3-1.情報処理システム100-2の概要)
情報処理システム100-2では、以下の位置情報取得処理およびタレント認定処理が実行される。第1に、アプリケーションサーバ10は、作業者端末20Bから作業者Wの位置情報を受信し、作業者端末20Bから監督者Sの位置情報を受信する。第2に、アプリケーションサーバ10は、マップ情報を監督者端末20Aに送信する。第3に、監督者端末20Aは、マップを表示する。第4に、監督者端末20Aは、タレント認定の入力情報を取得する。第5に、監督者端末20Aは、評価情報をアプリケーションサーバ10に送信する。第6に、アプリケーションサーバ10は、作業者Wにトークンを付与する。第7に、アプリケーションサーバ10は、取引内容記録リクエストをブロックチェーンサーバ30に送信する。第8に、ブロックチェーンサーバ30は、取引内容をブロックチェーンに記録する。
また、情報処理システム100-2では、以下のリマインド通知処理が実行される。第1に、アプリケーションサーバ10は、監督者Sと作業者Wとのコミュニケーションの発生を検出する。第2に、アプリケーションサーバ10は、監督者Sにリマインド情報を送信する。
すなわち、情報処理システム100-2は、位置情報を用いて生成したマップ上から対象を選択できるシステムである。例えば、情報処理システム100-2は、監督者Sの近くにいる作業者Wを監督者端末20A上で表示し、タレント認定したい作業者Wを選ぶことができる。このとき、情報処理システム100-2は、高所作業等もあるので、監督者Sと同じぐらいの高さにいる作業者Wをマップ上で表示する。なお、情報処理システム100-2は、上記のマップの表示切替を行うことで、上にいる作業者Wもしくは下にいる作業者Wを表示することもできる。
また、情報処理システム100-2は、位置情報、時間情報、体の向き(体勢)情報からコミュニケーション中かどうかを判断し、リマインド情報を送信することができるシステムである。例えば、非対面でのタレント認定をしただけの場合、事務的な作業となってしまい、監督者Sと作業者Wとの間のコミュニケーションが減ってしまう懸念がある。情報処理システム100-2は、上記を踏まえた上で、休憩中や打ち合わせ中など、何かしらのコミュニケーションが発生している時に限り、システムから前回のタレント認定した内容に関してリマインダ通知を送ることで、褒める等のコミュニケーションを促すことができる。
(1-3-2.情報処理システム100-2の改善点)
情報処理システム100-2では、以下のような改善点が期待できる。第1に、作業員Wが高所作業等の対面でコミュニケーションを取れない場面でもタレント認定が可能となる。第2に、作業員Wの手が離せない業務中でもタレント認定が可能となる。第3に、非対面での認定後、作業員Wの褒め忘れを防止できる。以上より、情報処理システム100-2では、作業者Wの行動変容を効果的に促すことができる。
〔2.情報処理システム100-2の各装置の構成〕
以下では、図10に示した情報処理システム100-2が有するアプリケーションサーバ10の機能構成について説明する。なお、情報処理システム100-2全体の構成例、端末装置20およびブロックチェーンサーバ30の構成例については、図2に示した実施形態1と同様であるので説明を省略する。
(2-1.アプリケーションサーバ10の構成例)
アプリケーションサーバ10は、通信部11、記憶部12および制御部13を有する。なお、アプリケーションサーバ10は、情報処理システム100-2のシステム提供者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を出力するための出力部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(2-1-1.通信部11)
通信部11は、他の装置との間でのデータ通信を司る。なお、通信部11は、図2に示した実施形態1と同様の処理を行うので説明を省略する。
(2-1-2.記憶部12)
記憶部12は、制御部13が動作する際に参照する各種情報や、制御部13が動作した際に取得した各種情報を記憶する。なお、記憶部12は、図2に示した実施形態1と同様の処理を行うので説明を省略する。
(2-1-3.制御部13)
制御部13は、当該アプリケーションサーバ10全体の制御を司る。制御部13は、図2と同様に、受信部13a、付与部13b、利用部13c、送信部13d、特定部13e、検出部13f、通知部13g、記録部13hおよび管理部13iを有する。ここで、制御部13は、例えば、CPUやMPU等の電子回路やASICやFPGA等の集積回路により実現され得る。
(2-1-3-1.受信部13a)
受信部13aは、作業状況が評価された作業者の評価情報を受信する。例えば、受信部13aは、作業者Wの端末装置である作業者端末20Bから送信された作業者識別情報、および作業者Wの位置情報が表示されたマップを用いて作業状況が評価された評価情報を受信する。このとき、受信部13aは、監督者Sを基準とする同一階、上層階または下層階のうち選択された階層における作業者Wが表示されたマップを用いて作業状況が評価された評価情報を受信する。なお、表示されるマップについては、(2-2.表示画面の具体例)にて後述する。
作業者識別情報について、具体的な例を用いて説明すると、受信部13aは、作業者Wの作業者端末20Bの記憶部24に記憶された作業者Wの作業者識別情報であって、作業者端末20Bから送信された作業者識別情報を受信する。このとき、受信部13aは、作業者Wが作業者端末20Bに入力した作業者Wの作業者識別情報であって、作業者端末20Bから送信された作業者識別情報を受信してもよい。
評価情報について、具体的な例を用いて説明すると、受信部13aは、監督者Sが監督者端末20Aの表示画面を選択することによって監督者端末20Aから送信された、作業項目ごとの作業者W1の評価情報{評価情報001a,評価情報001b,評価情報001d}を受信する。
また、受信部13aは、位置を特定するために用いることができる位置情報を取得する。例えば、受信部13aは、作業者Wの作業者端末20Bが送信したGPSによる座標、コンパスによる向き、気圧計による大気圧を位置情報として受信する。また、受信部13aは、監督者Sの監督者端末20Aが送信したGPSによる座標、コンパスによる向き、気圧計による大気圧を位置情報として受信する。
(2-1-3-2.付与部13b)
付与部13bは、受信された評価情報に基づくトークンを作業者Wに付与する。なお、付与部13bの処理の詳細については、上述した実施形態1と共通するので、説明を省略する。
(2-1-3-3.利用部13c)
利用部13cは、履歴情報に登録されるトークンを用いて、作業者Wの評価、または作業者Wの作業現場で使用される物品の購入を実行する。なお、付与部13bの処理の詳細については、上述した実施形態1と共通するので、説明を省略する。
(2-1-3-4.送信部13d)
送信部13dは、各種情報を送信する。例えば、送信部13dは、特定部13eによって生成された作業者Wと監督者Sとの位置関係を示すマップ情報を、監督者端末20Aに送信する。また、送信部13dは、トークンの履歴情報、トークンの履歴情報の記録要求をブロックチェーンサーバ30に送信してもよい。
(2-1-3-5.特定部13e)
特定部13eは、作業者Wが所持する端末装置20である作業者端末20Bから送信された位置情報を用いて、作業者Wの水平位置、高低位置および体勢を特定する。例えば、特定部13eは、気圧計による大気圧である気圧計情報をもとに、Z軸方向の高低位置を特定する。また、特定部13eは、GPSによる座標であるGPS情報をもとに、X軸方向およびY軸方向の水平位置を特定する。さらに、特定部13eは、コンパスによる向きであるコンパス情報をもとに、体の向き等の体勢を特定する。
また、特定部13eは、監督者Sが所持する端末装置20である監督者端末20Aから送信された位置情報を用いて、監督者Sの水平位置、高低位置および体勢を特定する。そして、特定部13eは、作業者Wと監督者Sとの相対的な位置関係を示すマップ情報を生成する。
(2-1-3-6.検出部13f)
検出部13fは、特定部13eによって特定された水平位置、高低位置および体勢に基づいて、作業者Wと作業者Wの作業状況を評価した監督者Sとのコミュニケーションの発生を検出する。例えば、検出部13fは、水平位置、高低位置から、作業者Wと監督者Sとが一定範囲内にいるかどうかを判定する。また、検出部13fは、作業者Wと監督者Sとが一定時間以上一定範囲内に留まっていて、かつ、体勢が一定範囲内で安定している場合、コミュニケーションが発生していると判断する。
(2-1-3-7.通知部13g)
通知部13gは、作業者Wの位置情報に基づいて、作業者Wと作業者Wの作業状況を評価した監督者Sとのコミュニケーションの発生が検出された場合には、監督者Sに作業者Wに対する評価のフィードバックを促す通知を実行する。このとき、通知部13gは、検出部13fによってコミュニケーションの発生が検出され、かつ、非対面でのタレント認定が行われており、かつ、まだ対面での褒める動作が行われていなかった場合には、監督者Sに上記のリマインド情報を送信する。
(2-1-3-8.記録部13h)
記録部13hは、ブロックチェーンを用いて、作業者Wに付与されたトークンの履歴情報を記録する。また、記録部13hは、作業者Wに付与されたトークンの履歴情報を、ブロックチェーンを用いてトークンの履歴情報を記録する情報記録装置であるブロックチェーンサーバ30に送信する。なお、記録部13hの処理の詳細については、上述した実施形態1と共通するので、説明を省略する。
(2-1-3-9.管理部13i)
管理部13iは、セキュリティ管理(利用者管理、暗号化、鍵管理、認証・認可)を実行する。なお、管理部13iの処理の詳細については、上述した実施形態1と共通するので、説明を省略する。
(2-2.表示画面の具体例)
実施形態2に係る端末装置20の表示部25eが表示する表示画面の具体例について説明する。以下では、監督者Sの監督者端末20Aの表示画面について説明する。なお、作業者Wの作業者端末20Bの表示画面および管理者Mの管理者端末20Cの表示画面については、上述した実施形態1と共通するので、説明を省略する。
(2-2-1.監督者端末20Aの表示画面)
図11を用いて、実施形態2に係る監督者Sの監督者端末20Aの表示画面の具体例について説明する。図11は、実施形態2に係る監督者Sの監督者端末20Aの表示画面の具体例を示す図である。以下では、「タレント認定システム 監督者用画面」における「タレント認定システム選択」、「作業現場選択」、「マップ情報」、「作業項目一覧」、「タレント認定確定」の順に説明する。
(2-2-1-1.タレント認定システム選択)
図11に示すように、監督者端末20Aは、タレント認定方式を選択可能に表示する。図11の例では、監督者端末20Aは、「タレント認定システムを選択してください」のメッセージとともに、タレント認定方式として、作業者Wと対面してタレント認定する「対面認定」、マップ上で作業者Wのタレント認定する「マップ認定」を、ラジオボタンで選択可能に表示する。
(2-2-1-2.作業現場選択)
図11に示すように、監督者端末20Aは、タレント認定する作業者Wの作業現場を選択可能に表示する。図11の例では、監督者端末20Aは、「作業現場を選択してください」のメッセージとともに、「作業現場001」等の作業現場の識別番号等を選択可能なプルダウンメニューを表示する。
(2-2-1-3.マップ情報)
図11に示すように、監督者Sと作業者Wとの相対的な位置関係をマップとして表示する。図11の例では、監督者端末20Aは、監督者Sの位置を示す円(「現在位置」と表示)、監督者Sと同一階(3階)で作業している複数の作業者Wの位置を示す円(斜線)、設置されている機器等の位置を示す矩形(縦線)を表示する。また、監督者端末20Aは、監督者Sと上層階(4階)や下層階(2階)で作業している作業者Wの位置を示すマップに切り替えて表示することもできる。なお、監督者端末20Aは、明確な階層分けが必要でない場合には、2階や3階といった細かな高低の特定は行わず、上方向または下方向のマップに切り替えて表示することもできる。さらに、監督者端末20Aは、上層階や下層階の作業者Wの位置を示すマップを、同一階の作業者Wの位置を示すマップに重畳して表示してもよい。その際には、監督者端末20Aは、例えば上層階の作業者Wの位置を示す円を赤色に表示し、同一階の作業者Wの位置を示す円を黄色に表示し、下層階の作業者Wの位置を示す円を青色に表示することもできる。
このとき、監督者Sは、タレント認定したい作業者Wについてマップ上でタップ操作することによって、作業者Wの作業者情報を表示させることができる。図11の例では、監督者端末20Aは、監督者Sによってマップ上で選択された作業者Wの作業者情報として、作業者名「○○」、作業者ID「WID001」、担当作業「△△」等を表示している。このとき、監督者端末20Aは、作業者情報として、作業者Wの役職、年齢、性別、職歴等を表示することもできる。
(2-2-1-4.作業項目一覧)
図11に示すように、監督者端末20Aは、上述の作業現場で選択された作業現場における作業項目の一覧を表示する。図11の例では、監督者端末20Aは、「タレント認定する作業項目をチェックしてください」のメッセージとともに、作業項目ごとに選択可能なチェックボックスが付与された作業項目一覧を表示する。このとき、監督者Sは、作業者Wについてタレント認定したい作業項目のチェックボックスにチェックを入れることによって、タレント認定する項目を選択することができる。
(2-2-1-5.タレント認定確定)
図11に示すように、監督者端末20Aは、上述の作業項目一覧で1つ以上のタレント認定する項目を選択した場合には、タレント認定を確定するメッセージやボタンを表示する。図11の例では、監督者端末20Aは、「以上の内容でタレント認定を確定しますか?確定する場合には「確定」ボタンを押してください」のメッセージとともに、「確定」ボタンを表示している。このとき、監督者Sは、「確定」ボタンをタップ操作することによって、タレント認定する作業者Wや作業項目を確定することができる。
また、監督者端末20Aは、作業者Wと監督者Sとのコミュニケーションが検出された際に、リマインド通知の有無を選択可能に表示することもできる。図11の例では、監督者端末20Aは、「リマインド通知」のメッセージとともに、リマインド通知の有無を選択するトグルボタンを表示している。
(2-2-1-6.その他)
図11では、「タレント認定システム 監督者用画面」における画面が分割され、「タレント認定システム選択」、「作業現場選択」、「マップ情報」、「作業項目一覧」、「タレント認定確定」が同時に表示される例について説明してきたが、表示方式は特に限定されない。例えば、監督者端末20Aは、監督者Sが画面をタップするたびに、「タレント認定システム選択」、「作業現場選択」、「マップ情報」、「作業項目一覧」、「タレント認定確定」の順に遷移するように、各画面を表示することもできる。
〔3.情報処理システム100-2の処理の流れ〕
図12を用いて、実施形態2に係る情報処理システム100-2の処理の流れについて説明する。図12は、実施形態2に係る情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、下記のステップS201~S220の処理は、異なる順序で実行することもできる。また、下記のステップS201~S220の処理のうち、省略される処理があってもよい。
(3-1.位置情報取得処理)
第1に、監督者端末20Aは、アプリケーションサーバ10に監督者Sの位置情報を送信する(ステップS201)。第2に、アプリケーションサーバ10は、監督者Sの位置情報を格納する(ステップS202)。第3に、作業者端末20Bは、アプリケーションサーバ10に作業者Wの位置情報を送信する(ステップS203)。第4に、アプリケーションサーバ10は、作業者Wの位置情報を格納する(ステップS204)。上記の位置情報取得処理において取得された位置情報は、タレント認定処理におけるマップ情報の生成、リマインド通知処理におけるコミュニケーションの特定に使用される。また、このとき、作業者端末20Bは、アプリケーションサーバ10に作業者Wの作業者情報を送信する。
(3-2.タレント認定処理)
第1に、監督者Sは、監督者端末20A上でマップ認定を選択する(ステップS205)。第2に、監督者端末20Aは、監督者端末20A上に作業項目選択画面を表示する(ステップS206)。第3に、監督者Sは、監督者端末20A上で認定項目を選択する(ステップS207)。第4に、監督者端末20Aは、周辺情報をアプリケーションサーバ10に問合せする(ステップS208)。第5に、アプリケーションサーバ10は、位置情報を用いて監督者Sと作業者Wとの位置関係を示す周辺情報を特定する(ステップS209)。第6に、アプリケーションサーバ10は、周辺情報を監督者端末20Aに送信する(ステップS210)。第7に、監督者端末20Aは、マップ情報を生成する(ステップS211)。第8に、監督者端末20Aは、監督者端末20A上にマップを表示する(ステップS212)。第9に、監督者Sは、監督者端末20Aのマップ上でタレント認定を確定する(ステップS213)。第10に、監督者端末20Aは、評価情報をアプリケーションサーバ10に送信する(ステップS214)。第11に、アプリケーションサーバ10は、作業者Wにトークンを付与する(ステップS215)。第12に、アプリケーションサーバ10は、ブロックチェーンサーバ30にトークンの取引内容の記録リクエストを送信する(ステップS216)。第13に、ブロックチェーンサーバ30は、取引内容をブロックチェーンに記録する(ステップS217)。
(3-3.リマインド通知処理)
第1に、監督者Sと作業者Wとの間でコミュニケーションが行われる(ステップS218)。第2に、アプリケーションサーバ10は、位置情報をもとに監督者Sと作業者Wとの間のコミュニケーションの発生を検出する(ステップS219)。第3に、アプリケーションサーバ10は、監督者端末20Aにリマインド通知を送信する(ステップS220)。
〔4.実施形態2の効果〕
最後に、実施形態2の効果について説明する。以下では、実施形態に係る処理に対応する効果1~4について説明する。
(4-1.効果1)
第1に、上述した実施形態に係る処理では、作業者Wの作業者端末20Bから送信された作業者識別情報、および作業者Wの位置情報が表示されたマップを用いて作業状況が評価された評価情報を受信し、当該評価情報が示す作業項目に対応する評価値をトークンとして算出し、作業者識別情報が示す作業者Wに対して評価値を付与し、作業者識別情報、トークンが付与された日時、および評価値を含む履歴情報を、ブロックチェーンを用いてトークンの履歴情報を記録するブロックチェーンサーバ30に送信する。このため、本処理では、非対面におけるタレント認定を可能とし、作業者Wの行動変容を効果的に促すことができる。
(4-2.効果2)
第2に、上述した実施形態に係る処理では、監督者Sを基準とする同一階、上層階または下層階のうち選択された階層における作業者Wが表示されたマップを用いて作業状況が評価された評価情報を受信する。このため、本処理では、より多くの作業者Wに対して非対面におけるタレント認定を可能とし、作業者Wの行動変容を効果的に促すことができる。
(4-3.効果3)
第3に、上述した実施形態に係る処理では、作業者Wの位置情報に基づいて、作業者Wと作業者Wの作業状況を評価した監督者Sとのコミュニケーションの発生が検出された場合には、監督者Sに作業者Wに対する評価のフィードバックを促す通知を実行する。このため、本処理では、非対面におけるタレント認定において褒め忘れを防止し、作業者Wの行動変容を効果的に促すことができる。
(4-4.効果4)
第4に、上述した実施形態に係る処理では、作業者Wが所持する作業者端末20Bから送信された位置情報を用いて、作業者Wの水平位置、高低位置および体勢を特定し、特定された水平位置、高低位置および体勢に基づいて、作業者Wと作業者Wの作業状況を評価した監督者Sとのコミュニケーションの発生を検出する。このため、本処理では、高精度にコミュニケーションの発生を検出することによって非対面におけるタレント認定において褒め忘れをさらに防止し、作業者Wの行動変容を効果的に促すことができる。
〔その他〕
開示される技術特徴の組合せのいくつかの例を以下に記載する。
(1)作業者の作業者識別情報、および前記作業者の位置情報が表示されたマップを用いて作業状況が評価された前記作業者の評価情報を受信する受信部と、前記評価情報が示す作業項目に対応する評価値をトークンとして算出し、前記作業者識別情報が示す前記作業者に対して前記評価値を前記トークンとして付与する付与部と、前記作業者識別情報、前記トークンが付与された日時、および前記評価値を含む前記履歴情報を、ブロックチェーンを用いて前記トークンの前記履歴情報を記録する情報記録装置に送信する記録部と、を備える情報管理装置。
(2)前記履歴情報に登録される前記トークンを用いて、前記作業者の評価、または前記作業者の作業現場で使用される物品の購入を実行する利用部、をさらに有する(1)に記載の情報管理装置。
(3)前記受信部は、前記作業者が所持する物品から読み取られた、または作業者の端末装置から送信された前記作業者識別情報、および前記作業者の作業現場における作業項目ごとに前記作業状況が評価された前記評価情報を受信し、前記付与部は、前記評価情報が示す前記作業項目に対応する評価値を前記トークンとして算出し、前記作業者識別情報が示す前記作業者に前記評価値を前記トークンとして付与し、前記記録部は、前記作業者識別情報、前記トークンが付与された日時、および前記評価値を含む前記履歴情報を、前記ブロックチェーンを用いて前記トークンの前記履歴情報を記録する情報記録装置に送信する、(1)または(2)に記載の情報管理装置。
(4)前記受信部は、前記監督者を基準とする同一階、上層階または下層階のうち選択された階層における前記作業者が表示された前記マップを用いて前記作業状況が評価された前記評価情報を受信する、(1)~(3)のいずれか1つに記載の情報管理装置。
(5)前記記録部は、前記トークンの付与、または前記作業者からの問合せがあった場合には、前記作業者の端末装置に所定期間の前記作業者の前記履歴情報を送信する、(1)~(4)のいずれか1つに記載の情報管理装置。
(6)前記記録部は、前記情報管理装置の管理者の要求に応じて、前記管理者の端末装置に前記トークンの算出方式または付与方式に関する設定情報を送信する、(1)~(5)のいずれか1つに記載の情報管理装置。
(7)前記作業者の位置情報に基づいて、前記作業者と前記作業者の作業状況を評価した監督者とのコミュニケーションの発生が検出された場合には、前記監督者に前記作業者に対する評価のフィードバックを促す通知を実行する通知部と、をさらに備える(1)~(6)のいずれか1つに記載の情報管理装置。
(8)前記作業者が所持する端末装置から送信された位置情報を用いて、前記作業者の水平位置、高低位置および体勢を特定する特定部と、特定された前記水平位置、前記高低位置および前記体勢に基づいて、前記作業者と前記作業者の作業状況を評価した監督者とのコミュニケーションの発生を検出する検出部と、をさらに備える(7)に記載の情報管理装置。
(9)コンピュータが、作業者の作業者識別情報、および前記作業者の位置情報が表示されたマップを用いて作業状況が評価された前記作業者の評価情報を受信し、前記評価情報が示す作業項目に対応する評価値をトークンとして算出し、前記作業者識別情報が示す前記作業者に対して前記評価値を前記トークンとして付与し、前記作業者識別情報、前記トークンが付与された日時、および前記評価値を含む前記履歴情報を、ブロックチェーンを用いて前記トークンの前記履歴情報を記録する情報記録装置に送信する、処理を実行する情報管理方法。
(10)コンピュータに、作業者の作業者識別情報、および前記作業者の位置情報が表示されたマップを用いて作業状況が評価された前記作業者の評価情報を受信し、前記評価情報が示す作業項目に対応する評価値をトークンとして算出し、前記作業者識別情報が示す前記作業者に対して前記評価値を前記トークンとして付与し、前記作業者識別情報、前記トークンが付与された日時、および前記評価値を含む前記履歴情報を、ブロックチェーンを用いて前記トークンの前記履歴情報を記録する情報記録装置に送信する、処理を実行させる情報管理プログラム。
〔システム〕
上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
〔ハードウェア〕
次に、情報管理装置であるアプリケーションサーバ10のハードウェア構成例を説明する。なお、端末装置20、ブロックチェーンサーバ30等の他の装置も同様のハードウェア構成とすることができる。図13は、ハードウェア構成例を説明する図である。図13に示すように、アプリケーションサーバ10は、通信装置10a、HDD(Hard Disk Drive)10b、メモリ10c、プロセッサ10dを有する。また、図13に示した各部は、バス等で相互に接続される。
通信装置10aは、ネットワークインタフェースカードなどであり、他のサーバとの通信を行う。HDD10bは、図2に示した機能を動作させるプログラムやDBを記憶する。
プロセッサ10dは、図2に示した各処理部と同様の処理を実行するプログラムをHDD10b等から読み出してメモリ10cに展開することで、図2等で説明した各機能を実行するプロセスを動作させる。例えば、このプロセスは、アプリケーションサーバ10が有する各処理部と同様の機能を実行する。具体的には、プロセッサ10dは、受信部13a、付与部13b、利用部13c、送信部13d、特定部13e、検出部13f、通知部13g、記録部13h、管理部13i等と同様の機能を有するプログラムをHDD10b等から読み出す。そして、プロセッサ10dは、受信部13a、付与部13b、利用部13c、送信部13d、特定部13e、検出部13f、通知部13g、記録部13h、管理部13i等と同様の処理を実行するプロセスを実行する。
このように、アプリケーションサーバ10は、プログラムを読み出して実行することで各種処理方法を実行する装置として動作する。また、アプリケーションサーバ10は、媒体読取装置によって記録媒体から上記プログラムを読み出し、読み出された上記プログラムを実行することで上記した実施形態と同様の機能を実現することもできる。なお、この他の実施形態でいうプログラムは、アプリケーションサーバ10によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD-ROM、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disc)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することができる。
10 アプリケーションサーバ
11 通信部
12 記憶部
12a アプリケーション記憶部
12b 評価情報記憶部
13 制御部
13a 受信部
13b 付与部
13c 利用部
13d 送信部
13e 特定部
13f 検出部
13g 通知部
13h 記録部
13i 管理部
20 端末装置
21 入力部
22 出力部
23 通信部
24 記憶部
25 制御部
25a 取得部
25b 受付部
25c 送受信部
25d 生成部
25e 表示部
25f 管理部
30 ブロックチェーンサーバ
31 通信部
32 記憶部
32a ブロックチェーン記憶部
33 制御部
33a 送受信部
33b 記録部
33c 管理部
100-1、100-2 情報処理システム

Claims (10)

  1. 作業者の作業者識別情報、および前記作業者の位置情報が表示されたマップを用いて作業状況が評価された前記作業者の評価情報を受信する受信部と、
    前記評価情報が示す作業項目に対応する評価値をトークンとして算出し、前記作業者識別情報が示す前記作業者に対して前記評価値を前記トークンとして付与する付与部と、
    前記作業者識別情報、前記トークンが付与された日時、および前記評価値を含む前記履歴情報を、ブロックチェーンを用いて前記トークンの前記履歴情報を記録する情報記録装置に送信する記録部と、
    を備える情報管理装置。
  2. 前記履歴情報に登録される前記トークンを用いて、前記作業者の評価、または前記作業者の作業現場で使用される物品の購入を実行する利用部、
    をさらに有する請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記受信部は、
    前記作業者が所持する物品から読み取られた、または作業者の端末装置から送信された前記作業者識別情報、および前記作業者の作業現場における作業項目ごとに前記作業状況が評価された前記評価情報を受信し、
    前記付与部は、
    前記評価情報が示す前記作業項目に対応する評価値を前記トークンとして算出し、前記作業者識別情報が示す前記作業者に前記評価値を前記トークンとして付与し、
    前記記録部は、
    前記作業者識別情報、前記トークンが付与された日時、および前記評価値を含む前記履歴情報を、前記ブロックチェーンを用いて前記トークンの前記履歴情報を記録する情報記録装置に送信する、
    請求項1に記載の情報管理装置。
  4. 前記受信部は、
    前記監督者を基準とする同一階、上層階または下層階のうち選択された階層における前記作業者が表示された前記マップを用いて前記作業状況が評価された前記評価情報を受信する、
    請求項1に記載の情報管理装置。
  5. 前記記録部は、
    前記トークンの付与、または前記作業者からの問合せがあった場合には、前記作業者の端末装置に所定期間の前記作業者の前記履歴情報を送信する、
    請求項1に記載の情報管理装置。
  6. 前記記録部は、
    前記情報管理装置の管理者の要求に応じて、前記管理者の端末装置に前記トークンの算出方式または付与方式に関する設定情報を送信する、
    請求項1に記載の情報管理装置。
  7. 前記作業者の位置情報に基づいて、前記作業者と前記作業者の作業状況を評価した監督者とのコミュニケーションの発生が検出された場合には、前記監督者に前記作業者に対する評価のフィードバックを促す通知を実行する通知部と、
    をさらに備える請求項1に記載の情報管理装置。
  8. 前記作業者が所持する端末装置から送信された位置情報を用いて、前記作業者の水平位置、高低位置および体勢を特定する特定部と、
    特定された前記水平位置、前記高低位置および前記体勢に基づいて、前記作業者と前記作業者の作業状況を評価した監督者とのコミュニケーションの発生を検出する検出部と、
    をさらに備える請求項7に記載の情報管理装置。
  9. コンピュータが、
    作業者の作業者識別情報、および前記作業者の位置情報が表示されたマップを用いて作業状況が評価された前記作業者の評価情報を受信し、
    前記評価情報が示す作業項目に対応する評価値をトークンとして算出し、前記作業者識別情報が示す前記作業者に対して前記評価値を前記トークンとして付与し、
    前記作業者識別情報、前記トークンが付与された日時、および前記評価値を含む前記履歴情報を、ブロックチェーンを用いて前記トークンの前記履歴情報を記録する情報記録装置に送信する、
    処理を実行する情報管理方法。
  10. コンピュータに、
    作業者の作業者識別情報、および前記作業者の位置情報が表示されたマップを用いて作業状況が評価された前記作業者の評価情報を受信し、
    前記評価情報が示す作業項目に対応する評価値をトークンとして算出し、前記作業者識別情報が示す前記作業者に対して前記評価値を前記トークンとして付与し、
    前記作業者識別情報、前記トークンが付与された日時、および前記評価値を含む前記履歴情報を、ブロックチェーンを用いて前記トークンの前記履歴情報を記録する情報記録装置に送信する、
    処理を実行させる情報管理プログラム。
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