JP2024046724A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙間が変動する場合でも、適切に現像部材から供給部材側へのトナーの剥ぎ取りを実行する。【解決手段】画像形成装置100は、制御部202が、正規極性に帯電したトナーに供給部材124から現像部材121に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第1の電位差を形成する第1動作と、正規極性に帯電したトナーに現像部材121から供給部材124に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第2の電位差を形成する第2動作と、を実行可能に制御し、該制御部202が、記録材Pにトナー像を転写する画像形成動作を行う際に、記録材Pが転写部Ntにおいて挟持搬送される前の非画像形成動作において、検出手段105により検出された記録材の有無に関する情報に基づいて、上記第1動作から上記第2動作に切り替えるタイミングを制御する構成とする。【選択図】図3

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
従来、例えば電子写真方式を用いたプリンタなどの画像形成装置では、感光ドラムなどの像担持体上に静電潜像が形成され、この静電潜像がトナーで現像されることによって像担持体上にトナー像が形成される。像担持体上のトナー像は記録材上に転写された後に、加熱及び加圧されることで記録材上に定着される。静電潜像を現像する方法の1つとして、現像剤収容部に収容されたトナーを、供給部材としての供給ローラによって、現像部材としての現像ローラ上に供給し、現像ローラによって像担持体上の静電潜像にトナーを付着させる方法がある。
なお、記録材のことを「紙(又は用紙)」ということがあるが、記録材は、合成樹脂を主体とした材料で形成された合成紙やフィルム、金属層を有する蒸着紙(特殊紙)などの、紙以外の材料あるいは紙以外の材料を含む材料で形成されたものであってもよい。また、記録材に関して「先端」、「後端」とは、それぞれ記録材の搬送方向における先端、後端をいうものとする。
上述のような画像形成装置では、現像ローラ上にトナーが滞留し、現像ローラと供給ローラとが形成するニップ部(供給ニップ部)においてトナーが摺擦されることなどによって、トナーの状態が変化することがある。その結果、形成される画像の濃度の低下が生じやすくなることがある。
そこで、画像形成装置の動作時に、現像ローラ上の所定の区間において、現像ローラ及び供給ローラに印加するバイアスを制御し、現像ローラ上に滞留するトナーを供給ローラ側へ移動させる(ここでは、「剥ぎ取り」ともいう。)方法が考えられる。特許文献1では、先行する用紙と後続の用紙との間の間隔である紙間に対応する現像ローラ上の現像を行わない非現像区間において、現像ローラ上のトナーを供給ローラ側へ移動させるようにバイアスを設定する方法が開示されている。
特開2014-81514号公報
しかしながら、紙間は、カセットなどから用紙を給紙する際の給紙のばらつきなどによって変動する。そのため、用紙の給紙タイミングに対して常に一定の非現像区間で剥ぎ取りを実行してしまうと、紙間が狭まった際に、現像ローラ上の現像を行う現像区間と、現像ローラ上の剥ぎ取りを行う剥ぎ取り区間と、が重複してしまう可能性がある。その結果、現像区間において現像ローラ上に所定量のトナーを供給できずに、画像不良が生じる可能性がある。
そこで、本発明の目的は、紙間が変動する場合でも、適切に現像部材から供給部材側へのトナーの剥ぎ取りを実行することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する回転可能な像担持体と、現像部で前記像担持体に正規極性に帯電したトナーを供給して前記像担持体上にトナー像を形成する回転可能な現像部材と、前記現像部材に当接して供給部を形成し前記供給部において前記現像部材上にトナーを供給する供給部材と、前記像担持体に当接して転写部を形成する転写部材であって、前記転写部において前記像担持体と前記転写部材とにより挟持搬送される記録材に前記像担持体からトナー像を転写させる転写部材と、記録材を前記転写部に向けて給送する給送部材と、前記給送部材により前記転写部に向けて給送された記録材の搬送経路における記録材の有無に関する情報を検出する検出手段と、前記現像部材に現像電圧を印加する現像電圧印加部と、前記供給部材に供給電圧を印加する供給電圧印加部と、前記現像電圧印加部と前記供給電圧印加部とを制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記正規極性に帯電したトナーに前記供給部材から前記現像部材に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第1の電位差を前記供給部材と前記現像部材との間に形成する第1動作と、前記正規極性に帯電したトナーに前記現像部材から前記供給部材に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第2の電位差を前記供給部材と前記現像部材との間に形成する第2動作と、を実行可能に制御し、前記制御部は、記録材にトナー像を転写する画像形成動作を行う際に、記録材が前記転写部において挟持搬送される前の非画像形成動作において、前記検出手段により検出された前記情報に基づいて、前記第1動作から前記第2動作に切り替えるタイミングを制御することを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の態様によると、トナー像を担持する回転可能な像担持体と、現像部で前記像担持体に正規極性に帯電したトナーを供給して前記像担持体上にトナー像を形成する回転可能な現像部材と、前記現像部材に当接して供給部を形成し前記供給部において前記現像部材上にトナーを供給する供給部材と、前記像担持体に当接して転写部を形成する転写部材であって、前記転写部において前記像担持体と前記転写部材とにより挟持搬送される記録材に前記像担持体からトナー像を転写させる転写部材と、記録材を前記転写部に向けて給送する給送部材と、前記給送部材により前記転写部に向けて給送された記録材の搬送経路における記録材の有無に関する情報を検出する検出手段と、前記現像部材に現像電圧を印加する現像電圧印加部と、前記供給部材に供給電圧を印加する供給電圧印加部と、前記現像電圧印加部と前記供給電圧印加部とを制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記正規極性に帯電したトナーに前記供給部材から前記現像部材に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第1の電位差を前記供給部材と前記現像部材との間に形成する第1動作と、前記正規極性に帯電したトナーに前記現像部材から前記供給部材に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第2の電位差を前記供給部材と前記現像部材との間に形成する第2動作と、を実行可能に制御し、前記制御部は、記録材にトナー像を転写する画像形成動作を行う際に、記録材が前記転写部において挟持搬送される前の非画像形成動作において、前記検出手段により検出された前記情報に基づいて、前記第2動作から前記第1動作に切り替えるタイミングを制御することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の他の態様によると、トナー像を担持する回転可能な像担持体と、現像部で前記像担持体に正規極性に帯電したトナーを供給して前記像担持体上にトナー像を形成する回転可能な現像部材と、前記現像部材に当接して供給部を形成し前記供給部において前記現像部材上にトナーを供給する供給部材と、前記像担持体に当接して転写部を形成する転写部材であって、前記転写部において前記像担持体と前記転写部材とにより挟持搬送される記録材に前記像担持体からトナー像を転写させる転写部材と、記録材を前記転写部に向けて給送する給送部材と、前記給送部材により前記転写部に向けて給送された記録材の搬送経路における記録材の有無に関する情報を検出する検出手段と、前記現像部材に現像電圧を印加する現像電圧印加部と、前記供給部材に供給電圧を印加する供給電圧印加部と、前記現像電圧印加部と前記供給電圧印加部とを制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記正規極性に帯電したトナーに前記供給部材から前記現像部材に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第1の電位差を前記供給部材と前記現像部材との間に形成する第1動作と、前記正規極性に帯電したトナーに前記現像部材から前記供給部材に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第2の電位差を前記供給部材と前記現像部材との間に形成する第2動作と、を実行可能に制御し、前記制御部は、前記第1動作を実行した状態で前記供給部を形成している前記現像部材の領域を第1の領域、前記現像部材が回転することによって前記第1の領域が前記現像部に到達して前記第1の領域と前記現像部を形成する前記像担持体の領域を第2の領域、前記第2動作を実行した状態で前記供給部を形成している前記現像部材の領域を第3の領域、前記現像部材が回転することによって前記第3の領域が前記現像部に到達して前記第3の領域と前記現像部を形成する前記像担持体の領域を第4の領域としたとき、前記検出手段により検出された前記情報に基づいて、前記第2動作から前記第1動作に切り替えるタイミングを制御することで、前記転写部において記録材が挟持搬送されている場合に前記第2の領域が転写部を形成するように制御すること、又は、前記検出手段により検出された前記情報に基づいて、前記第1動作から前記第2動作に切り替えるタイミングを制御することで、前記転写部において記録材を挟持搬送していない場合に前記第4の領域が転写部を形成するように制御することを行うことを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、紙間が変動する場合でも、適切に現像部材から供給部材側へのトナーの剥ぎ取りを実行することができる。
画像形成装置の概略断面図である。 画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 剥ぎ取り設定の一例の説明図である。 剥ぎ取り設定を決定する方法を説明するための模式図である。 実施例1の制御のフローチャート図である。 給紙-レジ時間から剥ぎ取りの実行の要否を判断する方法を説明するための模式図である。 実施例2の制御のフローチャート図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
[実施例1]
<画像形成装置の説明>
まず、本実施例の画像形成装置100の全体構成について説明する。図1は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式のレーザプリンタである。画像形成装置100は、ホストコンピュータなどの外部装置から入力される画像情報に応じて画像(黒単色画像)を用紙Pに形成する。
(画像形成部)
画像形成装置100は、像担持体としての回転可能なドラム型(円筒形)の電子写真感光体(感光体)である感光ドラム122を有する。感光ドラム122は、図中矢印R1方向(時計回り方向)に回転駆動される。感光ドラム122の周囲には、次の各手段が配置されている。まず、帯電手段としてのローラ状の帯電部材である帯電ローラ123が配置されている。また、露光手段としてのスキャナユニット(露光装置)108が配置されている。また、現像手段としての現像装置150が配置されている。また、転写手段としてのローラ状の転写部材である転写ローラ106が配置されている。感光ドラム122の回転方向R1に沿って順に、帯電ローラ123による帯電部(帯電位置)、スキャナユニット108による露光部(露光位置)、現像装置150による現像部(現像位置)、転写ローラ106による転写部(転写位置)が配置されている。なお、感光ドラム122の周囲に更にクリーニング手段としてのクリーニング装置が配置されていてもよい。また、画像形成装置100は、クリーニング装置が設けられていないクリーナレス構成とされていてもよい。
本実施例では、画像形成部とは、スキャナユニット108、感光ドラム122、帯電ローラ123、現像ローラ121及び供給ローラ124などのトナー像を形成するのに直接的に係る部材群のことをいう。本実施例では、感光ドラム122と、感光ドラム122に作用するプロセス手段としての帯電ローラ123及び現像装置150(現像ローラ121、供給ローラ124など)とは、プロセスカートリッジ120を構成している。プロセスカートリッジ120は、画像形成装置100の装置本体160に対して着脱可能になっている。
プリント動作が開始されると、回転する感光ドラム122の表面は、帯電ローラ123によって所定の極性(本実施例では負極性)の所定の電位に一様に帯電処理される。帯電処理時に、帯電ローラ123には、帯電電圧印加手段(帯電電圧印加部)としての帯電電源(図示せず)により、トナーの正規の帯電極性(正規極性)と同極性(本実施例では負極性)の直流電圧である所定の帯電電圧(帯電バイアス)が印加される。帯電ローラ123は、感光ドラム122に当接して配置されている。帯電ローラ123は、感光ドラム122の回転に伴って従動回転する。本実施例では、帯電ローラ123に、例えば-1000Vの帯電電圧が印加され、感光ドラム122の表面は例えば-550Vの暗部電位(帯電電位)に一様に帯電処理される。帯電処理された感光ドラム122の表面は、画像情報に応じてスキャナユニット108によって走査露光されて、感光ドラム122上に静電潜像(静電像)が形成される。スキャナユニット108は、レーザダイオード(発光素子)を備えており、そのレーザダイオードから出射したレーザ光を反射ミラー107によって反射させて、回転駆動される感光ドラム122の表面にレーザ光を照射する。帯電処理された感光ドラム122の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成すると、レーザ光が照射された箇所の感光ドラム122の表面の電位は例えば-100Vの明部電位となる。
感光ドラム122上に形成された静電潜像は、現像手段としての現像装置150によってトナーが供給されて現像(可視化)され、感光ドラム122上にトナー像が形成される。現像装置150は、現像剤としてのトナーを収容する現像剤収容部151、トナーを担持して感光ドラム122との対向部へと搬送する現像部材(現像剤担持体)としての現像ローラ121を有する。また、現像装置150は、現像剤収容部151に収容されたトナーを現像ローラ121に供給する供給部材としての供給ローラ124、現像ローラ121上のトナーの量を規制する規制部材としての現像ブレード(図示せず)を有する。現像ローラ121は、芯金の周囲にゴム層が設けられて構成されている。供給ローラ124は、芯金の周囲にスポンジ層が設けられて構成されている。本実施例では、現像装置150は、現像剤として非磁性一成分現像剤(トナー)を用いる。現像ローラ121は、感光ドラム122に当接して配置されている。現像ローラ121は、図中矢印R2方向(反時計回り方向)に回転駆動される(図4参照)。つまり、現像ローラ121は、感光ドラム122と現像ローラ121との当接部(現像ニップ部、現像部)Nd(図4参照)において感光ドラム122と現像ローラ121とが順方向に移動する方向に回転駆動される。供給ローラ124は、現像ローラ121に当接して配置されている。供給ローラ124は、図中矢印R3方向(時計回り方向)に回転駆動される(図4参照)。つまり、供給ローラ124は、現像ローラ121と供給ローラ124との当接部(供給ニップ部、供給部)Ns(図4参照)において現像ローラ121と供給ローラ124とが逆方向に移動する方向に回転駆動される。
感光ドラム122上の静電潜像を現像する際に、現像ローラ121には、現像電圧印加手段(現像電圧印加部)としての現像電源E1(図2)により、トナーの正規の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)の直流電圧である所定の現像電圧(現像バイアス)が印加される。また、現像ローラ121にトナーを供給する際に、供給ローラ124には、供給電圧印加手段(供給電圧印加部)としての供給電源E2(図2)により、所定の供給電圧(供給バイアス)が印加される。供給電圧は、トナーの正規の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)でかつ上記現像電圧よりもトナーの正規の帯電極性側に高い直流電圧である。現像ローラ121上のトナーは、現像ローラ121と供給ローラ124との間での摺擦、更には現像ローラ121と現像ブレードとの間での摺擦により負極性の電荷が付与される。電荷が付与されたトナーは、感光ドラム122と現像ローラ121との当接部で感光ドラム122上の静電潜像の画像部に付着してトナー像を形成する。このように、本実施例では、一様に帯電処理された後に露光されることで電位の絶対値が低下した感光ドラム122上の露光部分(イメージ部)に、感光ドラム122の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)に帯電したトナーが付着する(反転現像方式)。本実施例では、現像時のトナーの主要な帯電極性であるトナーの正規の帯電極性は負極性である。本実施例では、現像ローラ121に、例えば-400Vの現像電圧が印加され、現像ローラ121から感光ドラム122上の静電潜像にトナーが供給されて、感光ドラム122上にトナー像が形成される。また、本実施例では、供給ローラ124に、例えば-500Vの供給電圧が印加されて、供給ローラ124から現像ローラ121側にトナーが供給される。
感光ドラム122上に形成されたトナー像は、転写ローラ106によって用紙(記録材、転写材、記録媒体、シート)P上に転写される。転写ローラ106は、感光ドラム122に当接して配置されている。転写ローラ106は、感光ドラム122の回転に伴って従動回転する。転写時に、転写ローラ106には、転写電圧印加手段(転写電圧印加部)としての転写電源(図示せず)により、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の直流電圧である所定の転写電圧(転写バイアス)が印加される。本実施例では、転写ローラ106に、例えば+1500Vの転写電圧が印加され、用紙Pの背面から電荷が供給されることで、感光ドラム122上のトナー像が、感光ドラム122と転写ローラ106とによって挟持搬送されている用紙P上に転写される。用紙Pは、後述するようにして感光ドラム122と転写ローラ106との当接部(転写ニップ部、転写部)Nt(図4参照)に導入される。
(定着部)
定着部を構成する定着手段としての定着器130は、ヒータ132、定着フィルム133、加圧ローラ134などを有し、定着フィルム133と加圧ローラ134との間に所定の圧接力をもって所定幅の当接部(定着ニップ部)を形成している。定着器130は、用紙P上に形成されたトナー像に熱及び圧力を加えて用紙P上に定着させる。つまり、ヒータ132により熱が加えられ、サーミスタ131によって温度が検出されて定着ニップ部が所定の温度に温調された状態で、未定着のトナー像を担持した用紙Pが定着ニップ部へ導入される。そして、この用紙Pが、定着フィルム133と加圧ローラ134とによって挟持搬送されていく過程で、加熱及び加圧されることで、用紙P上の未定着のトナー像が用紙P上に定着(溶融、固着)される。
(用紙搬送部)
本実施例では、用紙搬送部とは、後述するカセット101から用紙Pを給紙するための給紙部材を含む各搬送ローラや搬送路上に配置されるセンサなどを含めた用紙Pの給紙搬送に係る部材群のことをいう。
記録材収容部としてのカセット101に用紙束140が収容されている。プリント動作時に、駆動切り替え部材としての給紙ソレノイド113が駆動されることによって、カセット101に収容された用紙束140の最上位の1枚の用紙Pが給送部材としての給紙ローラ102により給紙される。この用紙Pは、搬送部材としての搬送ローラ103及びレジローラ104により搬送される。搬送ローラ103、レジローラ104により搬送される用紙Pは、搬送路上に設置された記録材検出手段としてのレジストセンサ105によって、その先端部及び後端部が検出される。
画像形成部において、搬送ローラ130及びレジローラ104により搬送された用紙P上に感光ドラム122上のトナー像が転写される。その後、定着部において、用紙P上にトナー像が定着される。そして、定着部を通過した用紙Pは、記録材検出手段としての定着排紙センサ109によって検出されると共に、排出部材としての排紙ローラ110及びFDローラ111により搬送されて排出部としての排紙トレイ112に排出(出力)される。
なお、画像形成装置100は、一の開始指示により開始される、単数又は複数の記録材Pに画像を形成して出力する一連の動作であるプリント動作(プリントジョブ)を実行する。プリント動作は、一般に、画像形成工程(画像形成動作)、前回転工程、複数の記録材Pに画像を形成する場合の紙間工程、及び後回転工程を有する。画像形成工程は、実際に記録材Pに形成して出力する画像の静電潜像の形成、トナー像の形成、トナー像の転写を行う期間であり、画像形成時(画像形成動作時)とはこの期間のことをいう。より詳細には、画像形成時のタイミングは、上記静電潜像の形成、トナー像の形成、トナー像の転写の各工程を行う位置で異なり、感光ドラム122上の画像形成領域が上記各位置を通過している期間に相当する。前回転工程は、開始指示が入力されてから実際に画像を形成し始めるまでの、画像形成工程の前の準備動作を行う期間である。紙間工程(画像間工程、記録材間工程、記録材間動作)は、複数の記録材Pに対する画像形成を連続して行う際(連続画像形成、連続プリント)の記録材Pと記録材Pとの間(紙間)に対応する期間である。後回転工程は、画像形成工程の後の整理動作(準備動作)を行う期間である。非画像形成時(非画像形成動作時)とは、画像形成時以外の期間であって、上記前回転工程、紙間工程、後回転工程、更には画像形成装置100の電源投入時又はスリープ状態からの復帰時の準備動作である前多回転工程などが含まれる。より詳細には、非画像形成時のタイミングは、感光ドラム122上の非画像形成領域が、上記静電潜像の形成、トナー像の形成、トナー像の転写の各工程を行う各位置を通過している期間に相当する。ここで、感光ドラム122上の画像形成領域とは、記録材Pのサイズなどに応じて予め設定された、記録材Pに転写されて画像形成装置100から出力されるトナー像が形成され得る領域であり、非画像形成領域は画像形成領域以外の領域である。本実施例では、簡単のため、画像形成領域は記録材Pのサイズと実質的に同一であるものとして説明する。したがって、本実施例では、紙間は、先行する記録材Pの後端と、後続の記録材Pの先端と、の間の間隔である。しかし、紙間は、先行する記録材Pに関する画像形成領域の後端と、後続の記録材Pに関する画像形成領域の先端と、の間の間隔であってよい。
<画像形成装置システム構成の説明>
次に、本実施例の画像形成装置100のシステム構成について説明する。図2は、本実施例の画像形成装置100のシステム構成を示す概略ブロック図である。図2には、主に本実施例の説明に必要な構成を示し、その他の構成は適宜省略している。
画像形成装置100には、コントローラ201、エンジン制御部202が設けられている。制御手段としてのエンジン制御部202は、演算制御手段としてのCPU220、記憶手段としてのROM、RAM、不揮発メモリなどのメモリ225、エンジン制御部202と外部のデバイスとの間の情報(信号)の授受を制御する入出力部などを有する。CPU220は、所定の演算処理を実行する。ROMには、所定の制御プログラム、テーブルデータ、閾値などが記憶されている。RAMには、制御に用いられるデータが一時的に記憶される。不揮発メモリには各部の使用履歴などが記憶される。そして、エンジン制御部202は、ROMに記憶された制御プログラムに従い、適宜RAMや不揮発メモリに記憶された情報を用いて、画像形成装置100の各部を制御する。
更に説明すると、コントローラ201は、外部装置としてのホストコンピュータ200、エンジン制御部202のそれぞれと相互に通信が可能となっている。コントローラ201は、ホストコンピュータ200からプリントデータ(開始指示、各種設定情報、画像情報などを含む情報)を入力されると、プリントデータを展開し、画像形成するための画像データへ変換する。そして、コントローラ201は、その画像データに基づいて、スキャナユニット108により感光ドラム122を露光するために露光用のビデオ信号を生成する。コントローラ201は、ビデオ信号の生成が完了すると、エンジン制御部202のビデオインターフェイス部210に対し、コマンドを入力することにより画像形成開始を指示する。エンジン制御部202のCPU220は、ビデオインターフェイス部210から画像形成開始の指示を受けると、メインモータ250などの各種アクチュエータを起動し、画像形成の準備を開始する。エンジン制御部202は、画像形成の準備が完了すると、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/BD信号のコントローラ201に対する出力を開始する。そして、エンジン制御部202は、コントローラ201が出力するビデオ信号に基づいてスキャナユニット108などの画像形成装置100の各部を制御して、前述の画像形成動作を順次実行する。
エンジン制御部202の電圧制御部230は、CPU220の制御のもとで、現像ローラ121に接続された現像電源E1を制御して、現像電源E1から現像ローラ121に印加する電圧を制御する。また、電圧制御部230は、CPU220の制御のもとで、供給ローラ124に接続された供給電源E2を制御して、供給電源E2から供給ローラ124に印加する電圧を制御する。電圧制御部230は、剥ぎ取り設定手段231の機能を備えている。剥ぎ取り設定手段231は、剥ぎ取り手段として現像ローラ121及び供給ローラ124に印加する電圧と、その電圧を印加している時に供給ニップ部Nsを通過する(剥ぎ取りを実行する)現像ローラ121上の区間と、を設定するように構成されている。すなわち、剥ぎ取り設定手段231は、現像ローラ121又は供給ローラ124に印加する「剥ぎ取り電圧」、あるいは現像ローラ121及び供給ローラ124の両方に印加する「剥ぎ取り電圧」を設定する。また、剥ぎ取り設定手段231は、後述する用紙間隔測定手段241による用紙間隔の測定結果に基づいて、現像ローラ121上の剥ぎ取りを実行する「剥ぎ取り区間」を設定する。換言すれば、剥ぎ取り設定手段231は、現像ローラ121上の剥ぎ取り区間が供給ニップ部Nsを通過している期間である「剥ぎ取り期間」を設定する。なお、剥ぎ取り区間(剥ぎ取り期間)を決定する方法については後述する。上述のように、本実施例では、剥ぎ取り設定手段231は、「剥ぎ取り電圧」及び「剥ぎ取り区間(剥ぎ取り期間)」の両者を設定するものであり、これら「剥ぎ取り電圧」及び「剥ぎ取り区間(剥ぎ取り期間)」を合わせて「剥ぎ取り設定」という。
エンジン制御部202の搬送制御部240は、CPU220の制御のもとで、プリント動作時に駆動源としてのメインモータ250を起動する。そして、搬送制御部240は、用紙Pの搬送に関わる各ローラ(給紙ローラ102、搬送ローラ103、レジローラ104、排紙ローラ110、FDローラ111)を駆動することで、用紙Pの搬送を制御する。なお、本実施例では、メインモータ250は、給紙ローラ102、搬送ローラ103、レジローラ104、排紙ローラ110、FDローラ111、現像ローラ121、供給ローラ124、及び感光ドラム1を駆動する共通の駆動源である。搬送制御部240は、用紙間隔測定手段241の機能を備えている。用紙間隔測定手段241は、用紙Pの搬送に伴うレジストセンサ105による用紙Pの先端部及び後端部の検出タイミングに基づいて、先行する用紙Pと後続の用紙Pとの間の用紙間隔、すなわち、紙間を測定するように構成されている。用紙間隔測定手段241は、例えば、用紙Pの後端部の検出タイミングと、用紙Pの先端部の検出タイミングと、の差分を取って、紙間を算出する。また、搬送制御部240は、給紙間隔設定手段242の機能を備えている。給紙間隔設定手段242は、例えば、用紙Pの搬送方向における長さ(ここでは、「用紙長」ともいう。)及び称呼の紙間に基づいて、次回の給紙タイミングを決定する。搬送制御部240は、その決定された給紙タイミングで給紙ソレノイド113を駆動し、用紙Pを給紙する。
なお、上述のような給紙動作においては、給紙のばらつきなどによって紙間が変動する場合がある。その要因として、次のものが挙げられる。例えば、表面摩擦の小さい種類の用紙Pが混載されることなどにより、給紙ローラ102がスリップして給紙が遅延することなどが挙げられる。また、例えば、カセット101内の用紙Pの積載状態によってレジストセンサ105までの搬送距離が変化することなどが挙げられる。
<剥ぎ取りの説明>
次に、剥ぎ取り(現像ローラ121上に滞留するトナーを供給ローラ124側に移動させる動作)に関して説明する。
図3は、プリント動作時の剥ぎ取り設定の一例を示す説明図である。図3には、現像ローラ121に印加される電圧及び供給ローラ124に印加される電圧の推移を示すチャート図と、現像ローラ121と供給ローラ124との当接部である供給ニップ部Nsを基準とした用紙Pの通過タイミングを示す模式図と、が示されている。
図3において、T300、T304は、それぞれ先行する用紙P(ここでは、「先行紙P1」ともいう。)、後続の用紙P(ここでは、「後続紙P2」ともいう。)の先端部をレジストセンサ105で検出したタイミング(「レジON」)を示している。また、T303は、先行紙P1の後端部をレジストセンサ105で検出したタイミング(「レジOFF」)を示している。また、T301、T305は、それぞれ剥ぎ取りの開始タイミングを示している。また、T302、T306は、それぞれ剥ぎ取りの終了タイミングを示している。すなわち、T301からT302までの期間330は、現像ローラ121上の「剥ぎ取り区間」が供給ニップ部Nsを通過している期間である「剥ぎ取り期間」を示している。
図3に示すように、剥ぎ取り期間330は、現像ローラ121上の現像を行う「現像区間」(図3中のP1、P2)が供給ニップ部Nsを通過している期間である「現像期間」と重複しないように設定する。換言すれば、剥ぎ取り区間は、現像区間と重複しないように非現像区間に設定する。なお、「現像区間」は、より詳細には、供給ニップ部Nsを通過した後に最初に現像ニップ部Ndを通過する際に現像を行う現像ローラ121上の区間である。同様に「非現像区間」は、供給ニップ部Nsを通過した後に最初に現像ニップ部Ndを通過する際に現像を行わない現像ローラ121上の区間である。剥ぎ取り期間330では、現像ローラ121上に滞留したトナーを供給ローラ124側へ移動させたいので、現像ローラ121の少なくとも1周(1周以上、かつ、例えば5周以下、典型的には3周以下など)に渡って剥ぎ取りを行うことが望ましい。そのために、例えば剥ぎ取り期間330は、現像ローラ121の1周分に相当する期間などに設定する。ただし、このとき剥ぎ取り期間330が現像期間と重複するような場合には、剥ぎ取り期間330の短縮や剥ぎ取りを実行しないなどの処理が望まれる。その方法については後述する。
また、図3において、一点鎖線320、実線321は、それぞれ現像ローラ121、供給ローラ124に印加される電圧を示している。例えば、現像ローラ121には、剥ぎ取り期間330及び現像期間のいずれにおいても同じ-400Vの電圧を印加する。一方、供給ローラ124には、剥ぎ取り期間330には-300Vの電圧を印加し、現像期間には-500Vの電圧を印加する。つまり、剥ぎ取り期間には、供給ローラ124には、現像ローラ121に印加される電圧よりもトナーの正規の帯電極性とは逆極性側に高い電圧を印加する。また、現像期間には、供給ローラ124には、現像ローラ121に印加される電圧よりもトナーの正規の帯電極性側に高い電圧を印加する。このように、剥ぎ取り期間330では、現像期間に対して、現像ローラ121と供給ローラ124との間の電位差を変化させる。これによって、剥ぎ取り期間には、現像ローラ121上のトナーを供給ローラ124側へ移動させるように、現像ローラ121と供給ローラ124との間の電位差を設定する。また、現像期間には、供給ローラ124から現像ローラ121側へトナーを移動させるように、現像ローラ121と供給ローラ124との間の電位差を設定する。
ここで、図3中の破線322は、供給ローラ124に印加する電圧の立ち上がり及び立ち下がりを含めた供給電源E2の実際の出力電圧の推移である。供給ローラ124に印加する電圧の立ち下がり時間を符号331、立ち上がり時間を符号332で示している。剥ぎ取り期間330を設定する際は、これら電圧の立ち上がり時間や立ち下がり時間を考慮して現像期間と重複しないように設定することが望ましい。換言すれば、剥ぎ取り区間を設定する際は、これら電圧の立ち上がり時間や立ち下がり時間を考慮して現像区間と重複しないように設定することが望ましい。その方法については後述する。本実施例では、一例として、供給ローラ124に印加する電圧の立ち下がり時間331は150msec、立ち上がり時間332は50msecであるものとして説明する。
なお、本実施例では、一例として、現像ローラ121に印加される電圧は、剥ぎ取り期間(剥ぎ取り時)と現像期間(現像時)とで同じ(-400V)であるものとしている。そのため、本実施例では、現像ローラ121に印加される電圧の立ち上がり時間及び立ち下がり時間を考慮していない。剥ぎ取り時に現像ローラ121に印加する剥ぎ取り電圧を現像時に印加する現像電圧と異なる電圧に設定する場合は、現像ローラ121に印加する電圧の立ち上がり時間及び立ち下がり時間も考慮して剥ぎ取り区間(剥ぎ取り期間)を設定することが望ましい。
<本実施例における剥ぎ取り設定を決定する方法の説明>
次に、本実施例における剥ぎ取り設定を決定する方法について説明する。本実施例では、プリント動作時の紙間が変動した場合に、紙間に応じて動的に剥ぎ取り設定を決定する。
図4は、転写ニップ部Ntに先行紙P1、後続紙P2が順次搬送される様子を示す模式図である。本実施例では、一例として、画像形成装置100のプロセススピード(感光ドラム122の周速度に相当)を260mm/secとする。また、プリント動作時の称呼の紙間を47mmとする。また、感光ドラム122の外径を24mmとする。また、現像ローラ121の外径を10mmとする。また、供給ローラ124の外径を11mmとする。
また、前述のように、現像ローラ121と供給ローラ124とが形成するニップ部を供給ニップ部Nsとする。また、感光ドラム122と現像ローラ121とが形成するニップ部を現像ニップ部Ndとする。また、感光ドラム122と転写ローラ106とが形成するニップ部を転写ニップ部Ntとする。また、用紙Pの搬送方向におけるレジストセンサ105が用紙Pを検出する位置を検出位置Fとする。
更に、本実施例では、現像ローラ121の回転方向における供給ニップ部Nsから現像ニップ部Ndまでの距離を17mmとする。また、感光ドラム122の回転方向における現像ニップ部Ndから転写ニップ部Ntまでの距離を22mmとする。また、用紙Pの搬送方向に沿う方向における転写ニップ部Ntから検出位置Fまでの距離を76mmとする。なお、本実施例では、現像ローラ121は、上記プロセススピードで回転する感光ドラム122の周速度に対して周速比1.4倍の周速度で回転する。このように、現像ローラ121が感光ドラム122に対して周速比1.4倍で回転することを考慮すると、現像ローラ121の回転方向における供給ニップ部Nsから現像ニップ部Ndまでの距離は12.2mm(≒17mm÷1.4)相当となる。ここで、供給ニップ部Nsの位置は、現像ローラ121の回転方向における供給ニップ部Nsの中央の位置で代表することができる。また、現像ニップ部Ndの位置は、感光ドラム122の回転方向における現像ニップ部Ndの中央の位置で代表することができる。また、転写ニップ部Ntの位置は、感光ドラム122の回転方向における転写ニップ部Ntの中央の位置で代表することができる。
まず、用紙間隔測定手段241は、先行紙P1の後端部と後続紙P2の先端部とをレジストセンサ105により検出したタイミングに基づいて、紙間Dを算出する。紙間Dは、先行紙P1及び後続紙P2の給紙のばらつきなどによって変動する。そのため、用紙Pの給紙タイミングに対して常に一定の剥ぎ取り区間(剥ぎ取り期間)を設定して剥ぎ取りを実行した場合、紙間Dが狭まった場合に、現像区間と剥ぎ取り区間とが重複してしまい、画像不良が生じる可能性がある。
そこで、画像不良が生じないように剥ぎ取りを開始するためには、早くとも先行紙P1の後端部に転写される感光ドラム122上のトナー像(より詳細には、先行紙P1に関する画像形成領域の後端部)が感光ドラム122の回転方向において現像ニップ部Ndより12.2mm上流の位置に到達したタイミングを待ってから、剥ぎ取りを開始する必要がある。先行紙P1の後端部に関する上記タイミングは、先行紙P1の後端部をレジストセンサ105により検出したタイミングに基づいて求めることができる。また、画像不良が生じないように剥ぎ取りを終了するためには、遅くとも後続紙P2の先端部に転写される感光ドラム122上のトナー像(より詳細には、後続紙P2に関する画像形成領域の先端部)が感光ドラム122の回転方向において現像ニップ部Ndより25.2mm上流の位置に到達するタイミングまでに、剥ぎ取りを終了し、現像時の電圧(現像電圧、供給電圧)を設定する必要がある。この25.2mmとは、供給ニップ部Nsから現像ニップ部Ndまでの距離である12.2mmに、供給ローラ124に印加する現像時の電圧(供給電圧)である-500Vが立ち上がる時間50msecをプロセススピードにより換算した距離13mm(=260mm/sec×0.05sec)を加算した値である。後続紙P2の先端部に関する上記タイミングは、後続紙P2の先端部をレジストセンサ105により検出したタイミングに基づいて求めることができる。
以上から、剥ぎ取り設定手段231は、用紙間隔測定手段241により算出された紙間Dが、25.2mm未満である場合は、画像不良を生じさせずに剥ぎ取りを実行することができないと判断して、その紙間工程では剥ぎ取り行わないこととする。一方、剥ぎ取り設定手段231は、用紙間隔測定手段241により算出された紙間Dが25.2mm以上である場合は、供給ローラ124に印加する剥ぎ取り電圧を-300Vとし、先行紙P1の後端部に転写される感光ドラム122上のトナー像が感光ドラム122の回転方向において現像ニップ部Ndより12.2mm上流の位置に到達したタイミング以降で、かつ、後続紙P2の先端部に転写される感光ドラム122上のトナー像が感光ドラム122の回転方向において現像ニップ部Ndより25.2mm上流の位置に到達するタイミングまでの間の任意の期間を剥ぎ取り期間に(すなわち、その任意の期間に供給ニップ部Nsを通過する現像ローラ121上の区間を剥ぎ取り区間に)設定する。
剥ぎ取り期間は、上記範囲内に収まるように、開始タイミング及び終了タイミングのうち少なくとも一方を、給紙ローラ102による先行紙P1の給送の開始タイミング(あるいは後続紙P2の給送の開始タイミング)に対して変更することができる。紙間Dは、先行紙P1、後続紙P2がそれぞれ転写ニップ部Nt(レジストセンサ105の検出位置F)に称呼のタイミングより早く到達する場合、称呼のタイミングで到達する場合、称呼のタイミングより遅く到達する場合の組み合わせによって変動する。紙間Dが称呼値よりも広い場合は、剥ぎ取り期間は、開始タイミング及び終了タイミングのうち少なくとも一方を変更して、上記範囲内に収まるように時期を設定しつつ、紙間Dが称呼値である場合よりも期間を長くしてもよい。紙間Dが称呼値よりも狭い場合は、剥ぎ取り期間は、開始タイミング及び終了タイミングのうち少なくとも一方を変更して、上記範囲内に収まるように時期を設定しつつ、紙間Dが称呼値である場合よりも期間を短くすることができる。また、剥ぎ取り期間が上記範囲内に収まらない場合は、剥ぎ取りを行わないこととする。紙間Dが称呼値と同じ場合でも、先行紙P1、後続紙P2が転写ニップ部Ntに到達するタイミングの称呼値からのずれに応じて、剥ぎ取り期間は、開始タイミング及び終了タイミングのうち少なくとも一方を変更して、上記範囲内に収まるように時期や期間を設定することができる。
なお、上記剥ぎ取りを実行するか否かの判断に用いた紙間Dのことを「剥ぎ取り設定可能最小紙間」(本実施例では25.2mm)という。この剥ぎ取り設定可能最小紙間の情報は、予め求められてエンジン制御部202のメモリ225に記憶されている。
このように紙間Dに応じて動的に剥ぎ取り区間(剥ぎ取り期間)を設定することによって、現像区間と剥ぎ取り区間とが重複することによる画像不良を抑制しながら、適切に剥ぎ取りを実行することが可能となる。
なお、以上の説明では、簡単のため、各部材の公差などのばらつきについて言及していない。ただし、現像ローラ121、供給ローラ124といった各ローラを含む部材などの公差を考慮し、剥ぎ取り区間(剥ぎ取り期間の開始タイミング及び終了タイミング)にマージンなどを加味して、剥ぎ取り区間(剥ぎ取り期間)を設定してもよい。
また、剥ぎ取り設定可能最小紙間は、剥ぎ取りを実行するか否かの閾値として自由に設定できる値であり、上述の値や画像形成装置100の各部の寸法などに制限されるものではない。例えば、実験的に求めた好適な剥ぎ取り設定可能最小紙間の値を設定してもよい。そして、その値の情報をエンジン制御部202のメモリ225に記憶させておき、その情報を用いて剥ぎ取り区間(剥ぎ取り期間)を設定してもよい。また、例えば、剥ぎ取り設定可能最小紙間を前提にして、予め紙間Dの距離に応じて剥ぎ取り区間(剥ぎ取り期間の開始タイミング及び終了タイミング)とが対応付けられたルックアップテーブルなどを設定してもよい。そして、このルックアップテーブルの情報をエンジン制御部202のメモリ225に記憶させておき、その情報を用いて剥ぎ取り区間(剥ぎ取り期間)を設定してもよい。
次に、本実施例における剥ぎ取りの制御手順について説明する。図5は、本実施例におけるプリント動作の実行時の剥ぎ取りの制御手順の概略を示すフローチャート図である。
S101では、エンジン制御部202は、プリントデータに基づいて、次に転写ニップ部Ntに搬送される用紙Pがプリント動作の1枚目の用紙Pであるか否かを判断する。エンジン制御部202は、S101で1枚目である(「Yes」」と判断した場合はS103へ処理を進め、S101で1枚目以外である(「No」)と判断した場合はS102へ処理を進める。S102では、エンジン制御部202は、用紙Pの後端部がレジストセンサ105を抜けるまで(レジストセンサOFFまで)待機し、用紙Pの後端部をレジストセンサ105によって検出したらS103へ処理を進める。S103では、エンジン制御部202は、用紙Pの先端部がレジストセンサ105に到達するまで(レジストセンサONまで)待機し、用紙Pの先端部をレジストセンサ105によって検出したらS104へ処理を進める。
S104では、エンジン制御部202は、剥ぎ取りを実行するか否かを判断する。本実施例では、エンジン制御部202は、S104において、前述のようにして求めた紙間Dが剥ぎ取り設定可能最小紙間25.2mm未満である場合、及びプリント動作の1枚目である場合は、剥ぎ取りを実行しないと判断して、S110へ処理を進める。一方、本実施例では、エンジン制御部202は、S104において、前述のようにして求めた紙間Dが剥ぎ取り設定可能最小紙間25.2mm以上である場合は、剥ぎ取りを実行すると判断して、S105へ処理を進める。
S105では、エンジン制御部202は、剥ぎ取り設定(剥ぎ取り電圧及び剥ぎ取り区間)を決定する。本実施例では、現像ローラ121に印加する剥ぎ取り電圧を-400Vとし、供給ローラ124に印加する剥ぎ取り電圧を-300Vとする。また、剥ぎ取り区間(剥ぎ取り期間)については、紙間Dに応じて前述した通りに設定する。
次に、S106では、エンジン制御部202は、設定された剥ぎ取りの開始タイミングまで待機して、剥ぎ取りの開始タイミングになったらS107へ処理を進める。S107では、エンジン制御部202は、剥ぎ取りを開始し、現像ローラ121及び供給ローラ124へ剥ぎ取り電圧を印加する。次に、S108では、エンジン制御部202は、設定された剥ぎ取りの終了タイミングまで待機して、剥ぎ取りの終了タイミングになったらS109へ処理を進める。S109では、エンジン制御部202は、剥ぎ取りを終了して、現像ローラ121及び供給ローラ124へ現像時の電圧を印加する。
次に、S110では、エンジン制御部202は、プリントデータに基づいて、後続の画像形成があるか否かを判断する。エンジン制御部202は、S110で後続の画像形成がある(「Yes」)と判断した場合はS102へ戻ってフローを継続し、S110で後続の画像形成が無い(「No」)と判断した場合はフローを終了する。
このように、本実施例では、トナー像を担持する回転可能な像担持体122と、現像部Ndで像担持体122に正規極性に帯電したトナーを供給して像担持体上にトナー像を形成する回転可能な現像部材121と、現像部材121に当接して供給部Nsを形成し供給部Nsにおいて現像部材上にトナーを供給する供給部材124と、像担持体122に当接して転写部Ntを形成する転写部材106であって、転写部Ntにおいて像担持体122と転写部材106とにより挟持搬送される記録材Pに像担持体122からトナー像を転写させる転写部材106と、記録材Pを転写部Ntに向けて給送する給送部材102と、給送部材102により転写部Ntに向けて給送された記録材Pの搬送経路における記録材Pの有無に関する情報を検出する検出手段105と、現像部材121に現像電圧を印加する現像電圧印加部E1と、供給部材124に供給電圧を印加する供給電圧印加部E2と、現像電圧印加部E1と供給電圧印加部E2とを制御する制御部202と、を有し、制御部202は、正規極性に帯電したトナーに供給部材124から現像部材121に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第1の電位差を供給部材124と現像部材121との間に形成する第1動作と、正規極性に帯電したトナーに現像部材121から供給部材124に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第2の電位差を供給部材124と現像部材121との間に形成する第2動作と、を実行可能に制御し、制御部202は、記録材Pにトナー像を転写する画像形成動作を行う際に、記録材Pが転写部Ntにおいて挟持搬送される前の非画像形成動作において、検出手段105により検出された上記情報に基づいて、上記第1動作から上記第2動作に切り替えるタイミングを制御する。また、制御部202は、上記画像形成動作を行う際に、上記非画像形成動作において、検出手段105により検出された上記情報に基づいて、上記第2動作から上記第1動作に切り替えるタイミングを制御することができる。上記第1動作から上記第2動作に切り替えるタイミング、上記第2動作から上記第1動作に切り替えるタイミングは、少なくとも一方を制御するようにすることができる。
また、本実施例では、上記非画像形成動作は、第1の記録材P1と、第1の記録材P1の次に転写部Ntにおいて挟持搬送される第2の記録材P2と、に連続してトナー像を転写する画像形成動作を実行する場合における、第1の記録材P1が転写部Ntにおいて挟持搬送された後で第2の記録材P2が転写部Ntにおいて挟持搬送される前の、像担持体122と転写部材106とが接触する期間において、像担持体122を回転させる記録材間動作である。制御部202は、第1の記録材P1が検出手段105によって検出された場合の上記情報に基づいて、記録材間動作において、上記第1動作から上記第2動作に切り替えるタイミングを制御することができる。また、制御部202は、第2の記録材P2が検出手段105によって検出された場合の上記情報に基づいて、記録材間動作において、上記第2動作から上記第1動作に切り替えるタイミングを変更することができる。ここで、より詳細には、上記第1動作を実行した状態で記供給部Nsを形成している現像部材121の領域を第1の領域、現像部材121が回転することによって上記第1の領域が現像部Ndに到達して上記第1の領域と現像部Ndを形成する像担持体122の領域を第2の領域、上記第2動作を実行した状態で供給部Nsを形成している現像部材121の領域を第3の領域、現像部材121が回転することによって上記第3の領域が現像部Ndに到達して上記第3の領域と現像部Ndを形成する像担持体122の領域を第4の領域としたとき、制御部202は、検出手段105により検出された上記情報に基づいて、上記第1動作から上記第2動作に切り替えるタイミングを制御することで、転写部Ntにおいて記録材Pが挟持搬送されていない場合に上記第4の領域が転写部を形成するように制御する。また、より詳細には、制御部202は、検出手段105により検出された上記情報に基づいて、上記第2動作から上記第1動作に切り替えるタイミングを制御することで、転写部Ntにおいて記録材Pが挟持搬送されている場合に上記第2の領域が転写部Ntを形成するように制御する。制御部202は、上記第2動作から上記第1動作に切り替えるタイミングを制御することで、転写部Ntにおいて記録材Pが挟持搬送されている場合に上記第2の領域が転写部を形成するように制御すること、又は、上記第1動作から上記第2動作に切り替えるタイミングを制御することで、転写部Ntにおいて記録材Pを挟持搬送していない場合に上記第4の領域が転写部を形成するように制御することを行うことができる。
以上説明したように、本実施例によれば、紙間が変動する場合でも、適切に現像ローラ121から供給ローラ124側へのトナーの剥ぎ取りを実行して、画像不良を抑制することが可能となる。
なお、本実施例では、紙間に対応する期間における剥ぎ取りについて説明したが、剥ぎ取りの実行を紙間に対応する期間に制限するものではない。例えば、メインモータ250を含めた各種アクチュエータの立ち上げ完了後から、プリント動作の1枚目の画像の現像を開始するまでの期間(前回転動作時)を剥ぎ取り期間として設定して、剥ぎ取りを実行してもよい。
[実施例2]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1の画像形成装置のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において、実施例1の画像形成装置100のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、実施例1と同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。また、本実施例の画像形成装置100のプロセススピードや各部材の寸法などは実施例1と同じであるものとする。
実施例1では、紙間Dを先行紙P1の後端部と後続紙P2の先端部とをレジストセンサ105によって検出したタイミングに基づいて求め、紙間Dに応じて剥ぎ取り設定を決定する方法について説明した。本実施例では、先行紙P1の先端部をレジストセンサ105によって検出したタイミングで、紙間Dが称呼の紙間に対して広がるか狭まるかを予測し、剥ぎ取りを実行する方法について説明する。
図6は、本実施例における紙間Dを予測して剥ぎ取りを開始、終了する方法を説明するための模式図である。実施例1で説明したように、給紙間隔設定手段242は、例えば用紙長と称呼の紙間とに基づいて次回の給紙タイミングを決定する。そのため、給紙のばらつきなどの要因によって紙間Dが変動しなかったと仮定すると、紙間Dは称呼値の47mmとなる。すなわち、給紙タイミングから先行紙P1の先端部がレジストセンサ105へ到達するまでの時間(ここでは、「給紙-レジ時間」ともいう。)も称呼の時間となる。ここで、図6は、先行紙P1及び後続紙P2の給紙-レジ時間が最長、称呼、最短のそれぞれの場合に紙間Dがどのように変動するかを示している。本実施例では、一例として、給紙-レジ時間は、最長の場合には910msec、称呼値は850msecとし、最短の場合には800msecであるものとして説明する。
図6(a)は、先行紙P1の給紙-レジ時間が称呼値よりも短い820msecである場合を示している。このようなケースでは、先行紙P1の先端部がレジストセンサ105に到達した時点で、紙間Dの正確な数値を測定することはできないものの、仮に後続紙P2の給紙-レジ時間が最も短い800msecであっても、紙間Dは剥ぎ取り設定可能最小紙間25.2mm以上となることが予測できる。そのため、剥ぎ取りを実行できると判断することができる。したがって、本実施例では、このようなケースでは、剥ぎ取りの開始タイミングを、先行紙P1の後端部に転写される感光ドラム122上のトナー像が感光ドラム122の回転方向において現像ニップ部Ndより12.2mm上流の位置に到達したタイミングに設定する。
一方、図6(b)は、先行紙P1の給紙-レジ時間が最長の910msecである場合を示している。このようなケースでは、先行紙P1の先端部がレジストセンサ105に到達した時点で、仮に後続紙P2の給紙-レジ時間が最も短い800msecであった場合に、紙間Dが剥ぎ取り設定可能最小紙間25.2mm未満となる可能性があることを予測できる。そのため、剥ぎ取りを実行しないことが望ましいと判断することができる。したがって、本実施例では、このようなケースでは、剥ぎ取りを実行しないこととする。
なお、剥ぎ取りの終了タイミングは、後続紙P2の先端部を検出した時点で、後続紙P2の先端部に転写される感光ドラム122上のトナー像が感光ドラム122の回転方向において現像ニップ部Ndより25.2mm上流位置に到達するタイミング以前に剥ぎ取りを終了するように設定すればよい。また、上述のようにして先行紙P1の給紙-レジ時間に基づいて予測した紙間Dから、例えば紙間Dが最も短い場合でも現像期間と剥ぎ取り期間とが重ならないように、剥ぎ取りの終了タイミングを設定してもよい。
ここで、前述のように、制御部202は、例えば、プリント動作の1枚目の画像の現像を開始するまでの前回転動作時に剥ぎ取りを実行することもできる。この場合、上記紙間動作時に剥ぎ取りを実行する場合の剥ぎ取りの終了タイミングと同様に、前回転動作時の剥ぎ取りの終了タイミングを設定することができる。つまり、この場合の剥ぎ取りの終了タイミングは、レジストセンサ105により1枚目の記録材Pの先端部を検出した時点で、この記録材Pの先端部に転写される感光ドラム122上のトナー像が感光ドラム122の回転方向において現像ニップ部Ndより25.2mm上流位置に到達するタイミング以前に剥ぎ取りを終了するように設定すればよい。前回転動作時の剥ぎ取りは、例えば、メインモータ250を含めた各種アクチュエータの立ち上げ完了後など、剥ぎ取りの実行が可能となる任意のタイミングで開始することができる。
図7は、本実施例におけるプリント動作の実行時の剥ぎ取りの制御手順の概略を示すフローチャート図である。
S201では、エンジン制御部202は、用紙Pの先端部をレジストセンサ105で検出するまで待機し、検出したらS202へ処理を進める。S202では、エンジン制御部202は、剥ぎ取りを実行中か否かを判断する。エンジン制御部202は、S202で剥ぎ取りを実行中である(「Yes」)と判断した場合はS203へ処理を進め、S201で剥ぎ取りを実行中ではない(「No」)と判断した場合はS206へ処理を進める。S203では、エンジン制御部202は、前述のようにして剥ぎ取りの終了タイミングを決定する。次に、S204では、エンジン制御部202は、設定された剥ぎ取りの終了タイミングまで待機し、剥ぎ取りの終了タイミングになったらS205へ処理を進める。S205では、エンジン制御部202は、剥ぎ取りを終了して、現像ローラ121及び供給ローラ124へ現像時の電圧を印加する。
次に、S206では、エンジン制御部202は、前述のようにして予測した紙間Dが剥ぎ取り設定可能最小紙間25.2mm以上であるか否かを判断する。エンジン制御部202は、S206で予測した紙間Dが25.2mm以上である(「Yes」)と判断した場合は、剥ぎ取りを実行するものとしてS207へ処理を進める。また、エンジン制御部202は、S206で予測した紙間Dが25.2mm未満である(「No」)と判断した場合は、剥ぎ取りを実行しないものとしてS209へ処理を進める。
S207では、エンジン制御部202は、前述のようにして設定された剥ぎ取りの開始タイミングまで待機して、剥ぎ取りの開始タイミングになったらS208へ処理を進める。S208では、エンジン制御部202は、剥ぎ取りを開始し、現像ローラ121及び供給ローラ124へ剥ぎ取り電圧を印加する。次に、S209では、エンジン制御部202は、プリントデータに基づいて、後続の画像形成があるか否かを判断する。エンジン制御部202は、S209で後続の画像形成がある(「Yes」)と判断した場合はS201へ戻ってフローを継続し、S209で後続の画像形成が無い(「No」)と判断した場合はS210へ処理を進める。S210では、エンジン制御部202は、前述のようにして設定された剥ぎ取りの終了タイミングまで待機して、剥ぎ取りの終了タイミングになったらS211へ処理を進める。S211では、エンジン制御部202は、剥ぎ取りを終了して、現像ローラ121及び供給ローラ124へ現像時の電圧を印加する。その後、エンジン制御部202は、フローを終了する。
このように、本実施例では、制御手段202は、給送部材102による第1の記録材(先行紙)P1の給送の開始タイミングと、検出手段105により第1の記録材P1の搬送方向の先端が検出されたタイミングと、に基づいて、記録材間期間の長さに関する情報を取得する。
上述のように、制御部202は、第1の記録材P1が検出手段105によって検出された場合の記録材Pの搬送経路における記録材Pの有無に関する情報に基づいて、記録材間動作において、前述の第1動作から前述の第2動作に切り替えた後に上記第2動作から上記第1動作に切り替えるタイミングを制御することができる。また、制御部202は、第2の記録材P2が検出手段105によって検出された場合の上記情報に基づいて、記録材間動作において、上記第2動作から上記第1動作に切り替えるタイミングを変更することができる。また、剥ぎ取りを実行する非画像形成動作は、画像形成動作を実行する前に像担持体122を回転させる準備動作(前回転動作)であってもよい。
以上説明したように、先行紙P1の先端部がレジストセンサ105に到達した時点で、紙間Dを予測することで、剥ぎ取りを実行するか否かを判断することが可能である。これにより、適切に現像ローラ121から供給ローラ124側へのトナーの剥ぎ取りを実行して、画像不良を抑制することが可能となる。
例えば画像形成装置100の構成上の制約などにより、転写ニップ部Ntと検出位置Fとの間の距離が短い場合がある。この場合、実施例1のように後続紙P2の先端部がレジストセンサ105に到達した時点で剥ぎ取り設定を決定する方法では、判断のタイミングが遅く、十分な剥ぎ取りを実行できない可能性がある。本実施例の方法は、例えばこのような場合などにおいて有効である。
[その他]
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
上述の実施例では、剥ぎ取り手段として、現像部材と供給部材との間の電位差を用いたが、これに代えて又は加えて、供給部材の回転速度の変更(例えば速くする)、供給部材の現像部材への当接圧の変更(例えば大きくする)などの他の手段を用いてもよい。
また、画像形成装置は、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機など、種々の用途の画像形成装置であってよい。
100 画像形成装置
102 給紙ローラ
105 レジストセンサ
106 転写ローラ
122 感光ドラム
121 現像ローラ
124 供給ローラ
202 エンジン制御部
231 剥ぎ取り設定手段

Claims (11)

  1. トナー像を担持する回転可能な像担持体と、
    現像部で前記像担持体に正規極性に帯電したトナーを供給して前記像担持体上にトナー像を形成する回転可能な現像部材と、
    前記現像部材に当接して供給部を形成し前記供給部において前記現像部材上にトナーを供給する供給部材と、
    前記像担持体に当接して転写部を形成する転写部材であって、前記転写部において前記像担持体と前記転写部材とにより挟持搬送される記録材に前記像担持体からトナー像を転写させる転写部材と、
    記録材を前記転写部に向けて給送する給送部材と、
    前記給送部材により前記転写部に向けて給送された記録材の搬送経路における記録材の有無に関する情報を検出する検出手段と、
    前記現像部材に現像電圧を印加する現像電圧印加部と、
    前記供給部材に供給電圧を印加する供給電圧印加部と、
    前記現像電圧印加部と前記供給電圧印加部とを制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記正規極性に帯電したトナーに前記供給部材から前記現像部材に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第1の電位差を前記供給部材と前記現像部材との間に形成する第1動作と、前記正規極性に帯電したトナーに前記現像部材から前記供給部材に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第2の電位差を前記供給部材と前記現像部材との間に形成する第2動作と、を実行可能に制御し、
    前記制御部は、記録材にトナー像を転写する画像形成動作を行う際に、記録材が前記転写部において挟持搬送される前の非画像形成動作において、前記検出手段により検出された前記情報に基づいて、前記第1動作から前記第2動作に切り替えるタイミングを制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記画像形成動作を行う際に、前記非画像形成動作において、前記検出手段により検出された前記情報に基づいて、前記第2動作から前記第1動作に切り替えるタイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. トナー像を担持する回転可能な像担持体と、
    現像部で前記像担持体に正規極性に帯電したトナーを供給して前記像担持体上にトナー像を形成する回転可能な現像部材と、
    前記現像部材に当接して供給部を形成し前記供給部において前記現像部材上にトナーを供給する供給部材と、
    前記像担持体に当接して転写部を形成する転写部材であって、前記転写部において前記像担持体と前記転写部材とにより挟持搬送される記録材に前記像担持体からトナー像を転写させる転写部材と、
    記録材を前記転写部に向けて給送する給送部材と、
    前記給送部材により前記転写部に向けて給送された記録材の搬送経路における記録材の有無に関する情報を検出する検出手段と、
    前記現像部材に現像電圧を印加する現像電圧印加部と、
    前記供給部材に供給電圧を印加する供給電圧印加部と、
    前記現像電圧印加部と前記供給電圧印加部とを制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記正規極性に帯電したトナーに前記供給部材から前記現像部材に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第1の電位差を前記供給部材と前記現像部材との間に形成する第1動作と、前記正規極性に帯電したトナーに前記現像部材から前記供給部材に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第2の電位差を前記供給部材と前記現像部材との間に形成する第2動作と、を実行可能に制御し、
    前記制御部は、記録材にトナー像を転写する画像形成動作を行う際に、記録材が前記転写部において挟持搬送される前の非画像形成動作において、前記検出手段により検出された前記情報に基づいて、前記第2動作から前記第1動作に切り替えるタイミングを制御することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記非画像形成動作は、第1の記録材と、前記第1の記録材の次に前記転写部において挟持搬送される第2の記録材と、に連続してトナー像を転写する画像形成動作を実行する場合における、前記第1の記録材が前記転写部において挟持搬送された後で前記第2の記録材が前記転写部において挟持搬送される前の、前記像担持体と前記転写部材とが接触する期間において、前記像担持体を回転させる記録材間動作であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記第1の記録材が前記検出手段によって検出された場合の前記情報に基づいて、前記記録材間動作において、前記第1動作から前記第2動作に切り替えるタイミングを制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記第1の記録材が前記検出手段によって検出された場合の前記情報に基づいて、前記記録材間動作において、前記第1動作から前記第2動作に切り替えた後に前記第2動作から前記第1動作に切り替えるタイミングを制御することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記第2の記録材が前記検出手段によって検出された場合の前記情報に基づいて、前記記録材間動作において、前記第2動作から前記第1動作に切り替えるタイミングを変更することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 前記非画像形成動作は、前記画像形成動作を実行する前に前記像担持体を回転させる準備動作であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1動作を実行した状態で前記供給部を形成している前記現像部材の領域を第1の領域、前記現像部材が回転することによって前記第1の領域が前記現像部に到達して前記第1の領域と前記現像部を形成する前記像担持体の領域を第2の領域、前記第2動作を実行した状態で前記供給部を形成している前記現像部材の領域を第3の領域、前記現像部材が回転することによって前記第3の領域が前記現像部に到達して前記第3の領域と前記現像部を形成する前記像担持体の領域を第4の領域としたとき、
    前記制御部は、前記検出手段により検出された前記情報に基づいて、前記第1動作から前記第2動作に切り替えるタイミングを制御することで、前記転写部において記録材が挟持搬送されていない場合に前記第4の領域が転写部を形成するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記第1動作を実行した状態で前記供給部を形成している前記現像部材の領域を第1の領域、前記現像部材が回転することによって前記第1の領域が前記現像部に到達して前記第1の領域と前記現像部を形成する前記像担持体の領域を第2の領域、前記第2動作を実行した状態で前記供給部を形成している前記現像部材の領域を第3の領域、前記現像部材が回転することによって前記第3の領域が前記現像部に到達して前記第3の領域と前記現像部を形成する前記像担持体の領域を第4の領域としたとき、
    前記制御部は、前記検出手段により検出された前記情報に基づいて、前記第2動作から前記第1動作に切り替えるタイミングを制御することで、前記転写部において記録材が挟持搬送されている場合に前記第2の領域が転写部を形成するように制御することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  11. トナー像を担持する回転可能な像担持体と、
    現像部で前記像担持体に正規極性に帯電したトナーを供給して前記像担持体上にトナー像を形成する回転可能な現像部材と、
    前記現像部材に当接して供給部を形成し前記供給部において前記現像部材上にトナーを供給する供給部材と、
    前記像担持体に当接して転写部を形成する転写部材であって、前記転写部において前記像担持体と前記転写部材とにより挟持搬送される記録材に前記像担持体からトナー像を転写させる転写部材と、
    記録材を前記転写部に向けて給送する給送部材と、
    前記給送部材により前記転写部に向けて給送された記録材の搬送経路における記録材の有無に関する情報を検出する検出手段と、
    前記現像部材に現像電圧を印加する現像電圧印加部と、
    前記供給部材に供給電圧を印加する供給電圧印加部と、
    前記現像電圧印加部と前記供給電圧印加部とを制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記正規極性に帯電したトナーに前記供給部材から前記現像部材に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第1の電位差を前記供給部材と前記現像部材との間に形成する第1動作と、前記正規極性に帯電したトナーに前記現像部材から前記供給部材に向かう方向の静電気力が作用する向きの電位差である第2の電位差を前記供給部材と前記現像部材との間に形成する第2動作と、を実行可能に制御し、
    前記制御部は、前記第1動作を実行した状態で前記供給部を形成している前記現像部材の領域を第1の領域、前記現像部材が回転することによって前記第1の領域が前記現像部に到達して前記第1の領域と前記現像部を形成する前記像担持体の領域を第2の領域、前記第2動作を実行した状態で前記供給部を形成している前記現像部材の領域を第3の領域、前記現像部材が回転することによって前記第3の領域が前記現像部に到達して前記第3の領域と前記現像部を形成する前記像担持体の領域を第4の領域としたとき、前記検出手段により検出された前記情報に基づいて、前記第2動作から前記第1動作に切り替えるタイミングを制御することで、前記転写部において記録材が挟持搬送されている場合に前記第2の領域が転写部を形成するように制御すること、又は、前記検出手段により検出された前記情報に基づいて、前記第1動作から前記第2動作に切り替えるタイミングを制御することで、前記転写部において記録材を挟持搬送していない場合に前記第4の領域が転写部を形成するように制御することを行うことを特徴とする画像形成装置。
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