JP2024046246A - 電極体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極材料未塗工部にしわが発生するのを阻止する。【解決手段】電極材料塗工部(A)の電極材料をプレスするためのプレス作業前又はプレス作業後に、電極材料未塗工部(B)を長手方向に延伸させてシート状電極体(1)全体の伸び率を均一化する伸び率均一化作業が行われる。伸び率均一化作業は、シート状電極体(1)を並列配置された回転するロール(20,21)間を通過させて各ロール(20,21)の円筒状弾性外周面をシート状電極体(1)上に圧接することにより実行され、伸び率均一化作業時に電極材料塗工部(A)の巾方向縁部(10)に圧接される円筒状弾性外周面部分が、電極材料未塗工部(B)に圧接される円筒状弾性外周面部分に比べて、ヤング率の低い弾性体から形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、電極体の製造方法に関する。
帯状に延びる金属箔上に、金属箔の長手方向に延びる一様な巾の電極材料塗工部と、電極材料塗工部の両側において金属箔の長手方向に延びる電極材料未塗工部とを有するリチウムイオン電池用シート状電極体を製造するための電極体製造装置が公知である(例えば特許文献1を参照)。ところで、このようなシート状電極体を製造する際には、電極材料塗工部の電極材料中のリチウムの密度を高めるために電極材料塗工部の電極材料に対するプレス作業が不可欠となる。ところが、このようなプレス作業が行われると、電極材料塗工部はプレス力により長手方向に延伸されてしまい、一方、電極材料未塗工部はプレス力が作用しないために延伸されることがなく、その結果、伸び率の差によって電極材料未塗工部にはしわが発生してしまう。このしわは、電池の製造に当たって障害となるため、除去する必要がある。そこで上述の電極体製造装置では、シート状電極体を一対の硬質ロール間に挿通させ、これら硬質ロールにより電極材料未塗工部を加圧圧縮して電極材料未塗工部を延伸させることにより電極材料未塗工部のしわの発生を防止するようにしている。
特開2019-102172号公報
しかしながら、このように硬質ロールにより電極材料未塗工部を加圧圧縮して電極材料未塗工部を延伸させようとすると電極材料未塗工部が破断してしまうという問題を生ずる。即ち、この場合、硬質ロールと電極材料未塗工部とは線状をなす接触部において接触しており、この線状接触部において電極材料未塗工部の厚み方向に加わる加圧力により電極材料未塗工部の厚みを減少させ、厚みの減少によるシート状電極体の長手方向への膨張作用により電極材料未塗工部を延伸させている。ところが、このような方法で電極材料未塗工部を延伸させるには、線状接触部に局所的に極めて強力な加圧力を作用させる必要があり、その結果、電極材料未塗工部を延伸させようとすると電極材料未塗工部が破断してしまうという問題を生ずることになる。
このような問題を解決するために、本発明では、帯状に延びる金属箔上に、金属箔の長手方向に延びる一様な巾の電極材料塗工部と、電極材料塗工部の両側において金属箔の長手方向に延びる電極材料未塗工部とを有するシート状電極体を製造するための電極体の製造方法であって、電極材料塗工部の電極材料をプレスするためのプレス作業前又はプレス作業後に、電極材料未塗工部を長手方向に延伸させてシート状電極体全体の伸び率を均一化する伸び率均一化作業が行われ、伸び率均一化作業は、シート状電極体を並列配置された回転するロール間を通過させて各ロールの円筒状弾性外周面をシート状電極体上に圧接することにより実行され、伸び率均一化作業時に電極材料塗工部の巾方向縁部に圧接される円筒状弾性外周面部分を、電極材料未塗工部に圧接される円筒状弾性外周面部分に比べて、ヤング率の低い弾性体から形成した電極体の製造方法が提供される。
電極材料未塗工部が破断することなく電極材料未塗工部を延伸させて電極材料未塗工部にしわが発生するのを阻止することが可能となる。
図1は、電極体の製造装置の一部を図解的に示す図である。 図2は、シート状電極体の一例を説明するための図である。 図3は、プレス作業によるシート状電極体の伸び率を説明するための図である。 図4は、本発明の前提となっている伸び率均一化方法による伸び率均一化作業を説明するための図である。 図5は、シート状電極の延伸作用を説明するための図である。 図6は、本発明に係る伸び率均一化方法による伸び率均一化作業を説明するための図である。 図7は、シート状電極体の伸び率を示す図である。
図1は、電極体の製造装置の一部を図解的に示している。図1を参照すると、1はシート状電極体、2は並列配置されて互いに逆方向に回転駆動される一対の円筒状金属製プレスロール2a、2bを備えたプレス装置、3はシート状電極体1全体の伸び率を均一化するための伸び率均一化装置、4はシート状電極体1に張力を付与するための張力付与装置、5はロール状に巻設された処理前のシート状電極体1の巻設ロールを夫々示している。図1に示されるように、巻設ロール5に巻設されているシート状電極体1は、順に、張力付与装置4,伸び率均一化装置3,プレス装置2を通り、矢印方向に連続的に搬送される。図1に示される例では、伸び率均一化装置3を通るシート状電極体1には張力付与装置4により張力が付与されている。
図2の(A)はシート状電極体1の一部の平面図を示しており、図2の(B)は、図2の(A)のX-X線に沿ってみたシート状電極体1の断面図を示している。なお、シート状電極体1は図2の(A)において上下方向に帯状に延びており、図2の(A)の矢印方向に向けて搬送されている。図2の(A)および図2の(B)に示されるように、図2の(A)および図2の(B)に示される例では、シート状電極体1は、帯状に延びる金属箔6と、この金属箔6の両面上に塗布された電極材料層7,8とにより構成されている。
なお、以下、本発明による実施例では、電極材料が塗布されているシート状電極体1の部分,即ち、電極材料層7,8が形成されているシート状電極体1の部分を電極材料塗工部A或いは単に塗工部Aと称し、電極材料が塗布されていないシート状電極体1の部分,即ち、電極材料層7,8が形成されていないシート状電極体1の部分を電極材料未塗工部B或いは単に未塗工部Bと称する。このように称すると、図2の(A)および図2の(B)に示される例では、シート状電極体1は、金属箔6の長手方向に延びる一様な巾の電極材料塗工部Aと、電極材料塗工部Aの両側において金属箔6の長手方向に延びる電極材料未塗工部Bとを有することになる。
このシート状電極体1は、例えば、電解液を用いたリチウムイオン二次電池の正極用シート状電極体であってもよいし、負極用シート状電極体であってもよい。また、全固体リチウムイオン二次電池の正極用シート状電極体であってもよいし、負極用シート状電極体であってもよい。シート状電極体1が正極用シート状電極体である場合には、金属箔6は、例えば、帯状に延びるアルミニウム箔から形成され、電極材料層7,8は、リチウムイオンを、放電の際に吸蔵させ、充電の際に放出させることのできるLiCoO、LiMnO等の正極活物質から形成される。一方、シート状電極体1が負極用シート状電極体である場合には、金属箔6は、例えば、帯状に延びる銅箔から形成され、電極材料層7,8は、リチウムイオンを、放電の際に放出させ、充電の際に吸蔵させることのできる例えばカーボンのような負極活物質から形成される。
一方、図2の(C)には、電極材料塗工部Aの巾方向端面を保護層9により覆うようにした場合の例が示されている。この保護層9は、例えば、アルミナからなり、電極材料塗工部Aの巾方向端面が周囲の他の部材と接触して他の部材に損傷を与えるのを防止する役目を果たしている。なお、この保護層9は、必要に応じて形成される。また、図2の(A)から(C)に示される金属箔6の厚みは10μmから100μm 程度であり、電極材料層7,8の厚み、即ち、電極材料塗工部Aの厚みは0.5mmから1.5mm 程度である。従って、図2の(B)および(C)では、特に、金属箔6の厚みがかなり誇張して示されている。
また、図2の(A)から(C)に示される例では、金属箔6の両面に電極材料塗工部Aを有する場合が示されているが、本発明は、金属箔6の片面のみに電極材料塗工部Aを有する場合にも適用可能であるし、金属箔6の両面或いは片面上に互いに間隔を隔てて形成された複数条の電極材料塗工部Aを有する場合にも適用可能である。なお、図1において、巻設ロール5と伸び率均一化装置3との間で金属箔6への電極材料の塗布作業が行われる場合には、巻設ロール5には電極材料塗工部Aを有さない金属箔6が巻設されている。また、図1において、伸び率均一化装置3および張力付与装置4は,この順序で、シート状電極体1の搬送方向からみてプレス装置2の下流に配置することも可能である。
さて、シート状電極体1を製造する際には、電極材料塗工部Aの電極材料中のリチウムの密度を高めると共に電極材料塗工部Aの厚みを予め定められた厚みにするために電極材料塗工部Aの電極材料に対する強力なプレス作業が不可欠である。図3には、プレス装置2により行われる電極材料塗工部Aの電極材料に対するプレス作業と、このプレス作業により延伸されたシート状電極体1の長手方向の伸び率とが図解的に示されている。また、図3には、このシート状電極体1の長手方向の伸び率の大きさが矢印で示されている。なお、図3は、図2の(B)に示される断面形状を有するシート状電極体1が、プレス装置2の円筒状金属製プレスロール2a、2bによりプレスされている場合を示している。
シート状電極体1の未塗工部Bは塗工部Aに比べて薄いために、図3に示されるようなプレス装置2によるシート状電極体1のプレス作業時に、未塗工部Bは円筒状金属製プレスロール2a、2bによるプレス作用を受けず、塗工部Aのみが円筒状金属製プレスロール2a、2bによるプレス作用を受ける。従って、このとき、円筒状金属製プレスロール2a、2bによるプレス作用により塗工部Aが延伸せしめられる。一方、このとき未塗工部Bには未塗工部Bを延伸させようとする外力が作用しない。その結果、プレス装置2によるシート状電極体1のプレス作業が行われると、図3に示されるように、塗工部Aの長手方向の伸び率は一様に大きくなり、未塗工部Bの長手方向の伸び率はほとんど零となる。
一方、塗工部Aの巾方向縁部10は、塗工部Aの中央部に比べて電極材料の密度が低く、しかも巾方向に変形し易いので、塗工部Aの中央部に比べて剛性が低くなっている。従って、シート状電極体1が円筒状金属製プレスロール2a、2bによるプレス作用を受けたときに、塗工部Aの巾方向縁部10が金属箔6を押し付ける力は、塗工部Aの中央部が金属箔6を押し付ける力に比べて弱く、その結果、塗工部Aの巾方向縁部10の長手方向の伸び率が、図3において矢印で示されるように、かなり小さくなる。
このように塗工部Aの長手方向の伸び率が大きくなり、未塗工部Bの長手方向の伸び率がほとんど零になると、未塗工部Bの塗工部A側のみが強制的に引き延ばされる形となり、その結果、未塗工部Bにしわが発生することになる。このしわは、電池の製造に当たって障害となるため、このようなしわの発生を阻止する必要がある。このようなしわの発生を阻止するには、未塗工部Bの長手方向の伸び率が塗工部Aの長手方向の伸び率と同じ伸び率となるように未塗工部Bを延伸させればよいことになる。また、この場合、未塗工部Bにしわが発生するのを阻止するためには、塗工部Aの巾方向縁部10の長手方向の伸び率も塗工部Aの長手方向の伸び率と同じ伸び率となるように、塗工部Aの巾方向縁部10も延伸させる必要がある。
このように未塗工部Bにしわが発生うるのを阻止するためには、未塗工部Bの長手方向の伸び率および塗工部Aの巾方向縁部10の長手方向の伸び率が、塗工部Aの長手方向の伸び率と同じ伸び率となるように、未塗工部Bおよび塗工部Aの巾方向縁部10を延伸させる必要がある。そのために、本発明による実施例では、シート状電極体1の搬送方向からみてプレス装置2の上流に伸び率均一化装置3が配置されている。なお、図3には、伸び率均一化装置3により延伸させる必要がある未塗工部Bおよび塗工部Aの巾方向縁部10の領域がRで示されている。
この場合、未塗工部B等を延伸させる方法として、円筒状金属製ロールにより未塗工部B等を加圧圧縮して未塗工部B等を延伸させる方法が考えられる。しかしながら、この方法では未塗工部Bが破断してしまうという問題を生ずる。即ち、この方法では、円筒状金属製ロールと未塗工部B等とを線状をなす接触部において接触させ、この線状接触部において未塗工部B等の厚み方向に加わる加圧力により未塗工部B等の厚みを減少させ、厚みの減少によるシート状電極体の長手方向への膨張作用により未塗工部B等を延伸させることになる。ところが、このような方法で未塗工部B等を延伸させるには、線状接触部に局所的に極めて強力な加圧力を作用させる必要があり、その結果、未塗工部B等を延伸させようとすると未塗工部Bが破断してしまうという問題を生ずることになる
そこで、本発明者等は、この円筒状金属製ロールに代えて、弾性体から形成されたロールを用い、このロールによりシート状電極体1の未塗工部Bおよび塗工部Aの巾方向縁部10を延伸させるようにした新たな伸び率均一化方法の開発を開始した。本発明は、この伸び率均一化方法を前提としてなされたものであり、従って、最初に、本発明の前提となっているこの伸び率均一化方法について説明する。図4には、この伸び率均一化方法による伸び率均一化作業と、この伸び率均一化作業により延伸されたシート状電極体1の長手方向の伸び率とが図解的に示されている。また、図4には、このシート状電極体1の長手方向の伸び率の大きさが矢印で示されている。
図4を参照すると、この伸び率均一化方法における伸び率均一化装置3では、並列配置された回転する下方ロール20および上方ロール21が用いられており、下方ロール20が全長に亘って同一径の円筒状弾性外周面を有する円筒状弾性体から形成されると共に、上方ロール21が互いに間隔を隔てて配置された大径の円筒状弾性外周面24a、24bと小径の円筒状弾性外周面25を有する一体成型の弾性体から形成されている。下方ロール20は回転軸22により支持されており、下方ロール20の円筒状弾性外周面は、シート状電極体1の巾方向両端部よりも外方まで伸びている。一方、上方ロール21は回転軸23により支持されている。
この伸び率均一化装置3では、下方ロール20は駆動装置(図示せず)によって回転駆動されており、上方ロール21は加圧装置(図示せず)によって下方ロール20に向けて押圧されている。一方、図4に示されるように、上方ロール21の大径の円筒状弾性外周面24a、24bは、シート状電極体1の未塗工部Bおよび塗工部Aの巾方向縁部10と対面する領域Rに形成されている。従って、シート状電極体1が上方ロール21と下方ロール20間を搬送せしめられるときに、シート状電極体1の未塗工部Bおよび塗工部Aの巾方向縁部10は、上方ロール21の大径の円筒状弾性外周面24a、24bと下方ロール20の円筒状弾性外周面との間で加圧作用を受けることになり、このときシート状電極体1の未塗工部Bおよび塗工部Aの巾方向縁部10の延伸作用が行われる。
図5は、このときの延伸メカニズムを図解的に示している。なお、図5の(A)は上方ロール21および下方ロール20とシート状電極体1の未塗工部B、即ち、金属箔6との接触領域の拡大図を示しており、図5の(B)および(C)において破線で囲まれた部分P1,P2は、夫々、図5の(A)に示される、金属箔6上に圧接される上方ロール21の弾性体部分P1と、金属箔6上に圧接される下方ロール20の弾性体部分P2の拡大図を示している。上方ロール21および下方ロール20がゴムのような弾性体から形成されていると、上方ロール21および下方ロール20が金属箔6上に圧接されたときに、弾性体部分P1および弾性体部分P2は、鎖線Q1、Q2で示されるようにシート状電極体1の長手方向に膨張する。
その結果、弾性体部分P1の金属箔6との接触面および弾性体部分P2の金属箔6との接触面が鎖線Q1、Q2で示される位置まで拡大するので、上方ロール21および下方ロール20により金属箔6には金属箔6を長手方向に延伸させる延伸力が作用する。このとき、金属箔6は金属箔6に作用するこの延伸力によりシート状電極体1の長手方向に延伸せしめられる。このように金属箔6に作用する延伸力により金属箔6を延伸させるようにすると、円筒状金属製ロールを用いたときのように、金属箔6との線状接触部に局所的に極めて強力な加圧力を作用させる必要がないので、金属箔6が破断することなく金属箔6をシート状電極体1の長手方向に延伸させることが可能となる。また、このとき、塗工部Aの巾方向縁部10にも、上方ロール21および下方ロール20により同様な延伸力が作用し、この延伸力によって、塗工部Aの巾方向縁部10もシート状電極体1の長手方向に延伸せしめられる。
このときのシート状電極体1の長手方向の伸び率の大きさが図4において矢印で示されており、図4から、このとき未塗工部Bが全体に亘って一様に延伸せしめられていることがわかる。なお、このときの加圧装置による上方ロール21の下方ロール20への加圧力は、このときの未塗工部Bの伸び率が、図3に示されるプレス装置2による塗工部Aの伸び率と等しくなるように設定されている。一方、塗工部Aの巾方向縁部10には電極材料が塗布されているために塗工部Aの巾方向縁部10の剛性は未塗工部Bの剛性よりもかなり高くなっている。従って、図4において矢印で示されるように、このとき、塗工部Aの巾方向縁部10は延伸されるものの塗工部Aの巾方向縁部10における伸び率は、未塗工部Bにおける伸び率に比べてかなり小さくなる。
従って、図3に示されるプレス装置2による塗工部Aの巾方向縁部10の伸び率に、図4に示される伸び率均一化装置3による塗工部Aの巾方向縁部10の伸び率を加算しても、図3に示されるプレス装置2による塗工部Aの伸び率および図4に示される伸び率均一化装置3による未塗工部Bの伸び率と同じ伸び率となるまで大きくならず、従って、シート状電極体1全体の長手方向の伸び率を十分に均一化できないことになる。この場合、シート状電極体1全体の長手方向の伸び率を均一化するには、塗工部Aの巾方向縁部10の伸び率を増大させる必要があり、そのためには、伸び率均一化装置3において、上方ロール21および下方ロール20により塗工部Aの巾方向縁部10に作用する延伸力を、未塗工部Bの巾方向縁部10に作用する延伸力に比べて大きくする必要がある。
この場合、塗工部Aの巾方向縁部10に圧接される上方ロール21部分および下方ロール20部分を、ヤング率の低い弾性体、即ち、剛性の低い弾性体から形成すると、塗工部Aの巾方向縁部10に作用する延伸力を高めることができる。即ち、塗工部Aの巾方向縁部10に圧接される上方ロール21部分および下方ロール20部分を、ヤング率の低い弾性体から形成すると、上方ロール21および下方ロール20が金属箔6上に圧接されたときの弾性体部分P1および弾性体部分P2の膨張量が、図5の(C)の鎖線Q1、Q2で示されるように、図5の(B)に示される場合と比べて大きくなる。その結果、弾性体部分P1および弾性体部分P2の金属箔6との接触面が、図5の(B)に示される場合と比べて大きく拡大するので、金属箔6に作用して金属箔6を長手方向に延伸させる延伸力が増大することになる。
そこで本発明による実施例では、塗工部Aの巾方向縁部10に圧接される上方ロール21部分および下方ロール20部分を、ヤング率の低い弾性体から形成するようにしており、この本発明による実施例の一例が図6に示されている。なお、この図6には、この本発明による一実施例を示す伸び率均一化装置3による伸び率均一化作業と、この伸び率均一化作業により延伸されたシート状電極体1の長手方向の伸び率とが図解的に示されている。また、図6には、このシート状電極体1の長手方向の伸び率の大きさが矢印で示されている
図6からわかるように、本発明による一実施例を示す伸び率均一化装置3は、図4に示される伸び率均一化装置3に類似した全体構成を有しており、図6において、図4に示される構成要素と同様な構成要素には同一の符号が付されている。図6を参照すると、本発明による一実施例を示す伸び率均一化装置3でも、図4と同様に、並列配置された回転する下方ロール20および上方ロール21が用いられている。図6に示されるように、下方ロール20は全長に亘って同一径の円筒状弾性外周面を有する円筒状弾性体から形成されると共に、この下方ロール20は、シート状電極体1の未塗工部Bおよび塗工部Aの巾方向縁部10と対面する領域Rに位置している一対の円筒状弾性体部分20a、20bと、これら一対の円筒状弾性体部分20a、20b間に位置する円筒状弾性体部分20cから構成されている。各円筒状弾性体部分20a、20bは、夫々円筒状弾性体部分20cの両端部に焼き付けにより張り合わされており、これらの円筒状弾性体部分20a、20bおよび円筒状弾性体部分20cは回転軸22により支持されている。
一方、上方ロール21は、円筒状弾性外周面を有すると共にシート状電極体1の未塗工部Bおよび塗工部Aの巾方向縁部10と対面する領域Rに位置するように互いに間隔を隔てて配置された一対の円筒状弾性体21a、21bから構成される。一方の円筒状弾性体21aは、シート状電極体1の未塗工部Bと対面する位置に配置された円筒状弾性体部分21cと、シート状電極体1の塗工部Aの巾方向縁部10と対面する位置に配置された円筒状弾性体部分21dからなり、これらの円筒状弾性体部分21cと円筒状弾性体部分21dは焼き付けにより張り合わされている。他方の円筒状弾性体21bも、シート状電極体1の未塗工部Bと対面する位置に配置された円筒状弾性体部分21eと、シート状電極体1の塗工部Aの巾方向縁部10と対面する位置に配置された円筒状弾性体部分21fからなり、これらの円筒状弾性体部分21eと円筒状弾性体部分21fは焼き付けにより張り合わされている。
図6に示されるように、円筒状弾性体21aおよび円筒状弾性体21bは回転軸23により支持されている。図6に示される例では、円筒状弾性体21aと円筒状弾性体21bとの間には弾性体が設けられていないが、円筒状弾性体部分21dと円筒状弾性体部分21fは、小径の弾性体により互いに連結された一体構造とすることもできる。図6に示される例では、下方ロール20においてシート状電極体1の塗工部Aの巾方向縁部10と対面する位置に配置された円筒状弾性体部分20c、および上方ロール21においてシート状電極体1の塗工部Aの巾方向縁部10と対面する位置に配置された円筒状弾性体部分21dと円筒状弾性体部分21fが、下方ロール20においてシート状電極体1の未塗工部Bと対面する位置に配置された円筒状弾性体部分21aと円筒状弾性体部分21b、および上方ロール21においてシート状電極体1の未塗工部Bと対面する位置するように配置された円筒状弾性体部分21cと円筒状弾性体部分21eに比べて、ヤング率の低い弾性体から形成されている。
図6に示される例では、各円筒状弾性体部分20a、20b、20c、21c、21d、21e、20fは、ゴムから形成されている。無論、各円筒状弾性体部分20a、20b、20c、21c、21d、21e、20fはウレタン等の樹脂材料から形成することもできる。なお、本発明による一実施例では、下方ロール20においてシート状電極体1の塗工部Aの巾方向縁部10と対面する位置に配置された円筒状弾性体部分20c、および上方ロール21においてシート状電極体1の塗工部Aの巾方向縁部10と対面する位置するように配置された円筒状弾性体部分21dと円筒状弾性体部分21fは、圧縮時のヤング率が12MPa から18MPa の範囲内であるゴムから形成され、下方ロール20においてシート状電極体1の未塗工部Bと対面する位置に配置された円筒状弾性体部分20aと円筒状弾性体部分20b、および上方ロール21においてシート状電極体1の未塗工部Bと対面する位置するように配置された円筒状弾性体部分21cと円筒状弾性体部分21eは、圧縮時のヤング率が20MPa から26MPa の範囲内であるゴムから形成される。
因みに、図6に示される例では、下方ロール20においてシート状電極体1の塗工部Aの巾方向縁部10と対面する位置に配置された円筒状弾性体部分20c、および上方ロール21においてシート状電極体1の塗工部Aの巾方向縁部10と対面する位置に配置された円筒状弾性体部分21dと円筒状弾性体部分21fは、圧縮時のヤング率が15MPaであるゴムから形成されており、下方ロール20においてシート状電極体1の未塗工部Bと対面する位置に配置された円筒状弾性体部分20aと円筒状弾性体部分20b、および上方ロール21においてシート状電極体1の未塗工部Bと対面する位置に配置された円筒状弾性体部分21cと円筒状弾性体部分21eは、圧縮時のヤング率が23MPaであるゴムから形成されている。
図6に示される例でも、上方ロール21は加圧装置(図示せず)によって下方ロール20に向けて押圧されており、シート状電極体1が上方ロール21と下方ロール20間を搬送せしめられるときに、一方では、シート状電極体1の未塗工部Bが、下方ロール20のヤング率の大きい円筒状弾性体部分20a、20bの円筒状弾性外周面と上方ロール21のヤング率の大きい円筒状弾性体部分21c、21eの円筒状弾性外周面との間で加圧作用を受け、他方では、シート状電極体1の塗工部Aの巾方向縁部10が、下方ロール20のヤング率の小さい円筒状弾性体部分20cの円筒状弾性外周面と上方ロール21のヤング率の小さい円筒状弾性体部分21d、21fの円筒状弾性外周面との間で加圧作用を受け、それにより、シート状電極体1の未塗工部Bおよび塗工部Aの巾方向縁部10の延伸作用が行われる。
従って、伸び率均一化装置3において、上方ロール21および下方ロール20により、シート状電極体1の塗工部Aの巾方向縁部10は、シート状電極体1の未塗工部Bよりも大きな延伸力をうけることになる。その結果、図6に示されるように、シート状電極体1の塗工部Aの巾方向縁部10の伸び率が、図4に示される場合に比べて大きくなる。
図7は、伸び率均一化装置3により伸び率均一化作業が行われたときのシート状電極体1の塗工部A、塗工部Aの巾方向縁部10および未塗工部Bにおける伸び率の実験結果を示している。なお、図7において、破線は、張力付与装置4によりシート状電極体1に張力を付与しない状態で図4に示される本発明の前提となっている伸び率均一化装置3により伸び率均一化作業を行ったときの伸び率を示しており、鎖線は、張力付与装置4によりシート状電極体1に張力を付与した状態で図4に示される本発明の前提となっている伸び率均一化装置3により伸び率均一化作業を行ったときの伸び率を示しており、実線は、張力付与装置4によりシート状電極体1に張力を付与した状態で図6に示される本発明による伸び率均一化装置3により伸び率均一化作業を行ったときの伸び率を示している。
図7からわかるように、図6に示される本発明による伸び率均一化装置3により伸び率均一化作業を行ったときには、図4に示される本発明の前提となっている伸び率均一化装置3により伸び率均一化作業を行ったときに比べて、シート状電極体1の塗工部Aの巾方向縁部10の伸び率を大巾に大きくすることができる。その結果、プレス装置2によるシート状電極体1の塗工部Aのプレス作業が行われ、それにより、シート状電極体1の塗工部Aがシート状電極体1の長手方向に延伸せしめられたときに、シート状電極体1の長手方向への伸び率がシート状電極体1の巾方向全体に亘って一様となる。その結果、未塗工部Bにしわが発生するのを阻止することができる。
このように、本発明による実施例では、帯状に延びる金属箔6上に、金属箔6の長手方向に延びる一様な巾の電極材料塗工部Aと、電極材料塗工部Aの両側において金属箔6の長手方向に延びる電極材料未塗工部Bとを有するシート状電極体1を製造するための電極体の製造方法において、電極材料塗工部Aの電極材料をプレスするためのプレス作業前又はプレス作業後に、電極材料未塗工部Bを長手方向に延伸させてシート状電極体1全体の伸び率を均一化する伸び率均一化作業が行われ、この伸び率均一化作業は、シート状電極体1を並列配置された回転するロール20,21間を通過させて各ロール20,21の円筒状弾性外周面をシート状電極体1上に圧接することにより実行され、この伸び率均一化作業時に電極材料塗工部Aの巾方向縁部10に圧接される円筒状弾性外周面部分が、電極材料未塗工部Bに圧接される円筒状弾性外周面部分に比べて、ヤング率の低い弾性体から形成されている。
この場合、本発明による実施例では、この伸び率均一化作業は、シート状電極体1に対し長手方向の張力を付与した状態で実行される。また、本発明による実施例では、上述の弾性体がゴムからなり、電極材料未塗工部Bに圧接される円筒状弾性外周面部分を形成しているゴムの圧縮時のヤング率が20MPa から26MPa の範囲内とされ、電極材料塗工部Aの巾方向縁部10に圧接される円筒状弾性外周面部分を形成しているゴムの圧縮時のヤング率が12MPa から18MPa の範囲内とされる。また、本発明による実施例では、一方のロール21の円筒状弾性外周面は、電極材料未塗工部Bおよび電極材料塗工部Aの巾方向縁部10のみにおいてシート状電極体1に圧接されており、他方のロール20の円筒状弾性外周面は、電極材料未塗工部Bおよび電極材料塗工部Aの巾方向縁部10を含む電極材料塗工部A全体においてシート状電極体1に圧接されている。
また、本発明による一実施例では、金属箔6上に、電極材料塗工部Aの巾方向端面を覆う保護層9が形成されており、伸び量均一化作業時に、各ロール20,21の円筒状弾性外周面の一部分が、電極材料塗工部Aの巾方向縁部10および保護層9に圧接され、各ロール20,21の円筒状弾性外周面の他の部分が、電極材料未塗工部Bに圧接される。この場合、この実施例では、伸び量均一化作業時に電極材料塗工部Aの巾方向縁部10および保護層9に圧接される円筒状弾性外周面部分が、電極材料未塗工部Bに圧接される円筒状弾性外周面部分に比べて、ヤング率の低い弾性体から形成されている。
1 シート状電極体
2 プレス装置
3 伸び量均一化装置
4 張力付与装置
6 金属箔
7,8 電極材料層
10 巾方向縁部
20 下方ロール
21 上方ロール
A 電極材料塗工部
B 電極材料未塗工部

Claims (5)

  1. 帯状に延びる金属箔上に、金属箔の長手方向に延びる一様な巾の電極材料塗工部と、電極材料塗工部の両側において金属箔の長手方向に延びる電極材料未塗工部とを有するシート状電極体を製造するための電極体の製造方法であって、電極材料塗工部の電極材料をプレスするためのプレス作業前又はプレス作業後に、電極材料未塗工部を長手方向に延伸させてシート状電極体全体の伸び率を均一化する伸び率均一化作業が行われ、該伸び率均一化作業は、シート状電極体を並列配置された回転するロール間を通過させて各ロールの円筒状弾性外周面をシート状電極体上に圧接することにより実行され、該伸び率均一化作業時に電極材料塗工部の巾方向縁部に圧接される円筒状弾性外周面部分を、電極材料未塗工部に圧接される円筒状弾性外周面部分に比べて、ヤング率の低い弾性体から形成した電極体の製造方法。
  2. 該伸び率均一化作業は、シート状電極体に対し長手方向の張力を付与した状態で実行される請求項1に記載の電極体の製造方法。
  3. 該弾性体がゴムからなり、電極材料未塗工部に圧接される円筒状弾性外周面部分を形成しているゴムの圧縮時のヤング率が20MPa から26MPa の範囲内であり、電極材料塗工部の巾方向縁部に圧接される円筒状弾性外周面部分を形成しているゴムの圧縮時のヤング率が12MPa から18MPa の範囲内である請求項1に記載の電極体の製造方法。
  4. 一方のロールの円筒状弾性外周面は、電極材料未塗工部および電極材料塗工部の巾方向縁部のみにおいてシート状電極体に圧接されており、他方のロールの円筒状弾性外周面は、電極材料未塗工部および電極材料塗工部の巾方向縁部を含む電極材料塗工部全体においてシート状電極体に圧接されている請求項1に記載の電極体の製造方法。
  5. 金属箔上には、電極材料塗工部の巾方向端面を覆う保護層が形成されており、該伸び量均一化作業時に電極材料塗工部の巾方向縁部および保護層に圧接される円筒状弾性外周面部分が、電極材料未塗工部に圧接される円筒状弾性外周面部分に比べて、ヤング率の低い弾性体から形成されている請求項1に記載の電極体の製造方法。
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