JP2024045934A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】動力源の負荷を安定させるコンバインを提供する。【解決手段】コンバイン1は、刈取装置200と、負荷検出部87と、刈取幅変更部88とを備える。刈取装置200は、走行装置102により走行しながら、穀稈Eを刈り取る。負荷検出部87は、走行装置102と刈取装置200を駆動するエンジン69の負荷を検出する。刈取幅変更部88は、負荷検出部87の負荷検出結果に基づいて、刈取装置200の刈取幅dを変更する。【選択図】図4

Description

本発明は、コンバインに関する。
特許文献1には、走行装置により走行しながら作業装置により作業を行う農作業車の車速を制御する車速制御システムが開示されている。車速制御システムは、走行装置と作業装置を駆動する動力源の負荷に応じて車速を設定する。
特開2020-110115号公報
コンバインにおいて、エンジンの回転により生じた動力は、走行装置、未刈穀稈を刈り取る刈取装置、及び刈取穀稈を脱穀装置に搬送する搬送装置等に分配されて伝達される。そのため、例えば、収量が多く脱穀装置などに負荷がかかる場合、エンジンの負荷も大きくなるため、最終的にエンジンストールに至る可能性がある。そこで、特許文献1に開示された車速制御システムは、車速を下げることによってエンジン負荷を下げていた。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、動力源の負荷を安定させるコンバインを提供することにある。
本発明に係るコンバインは、刈取装置と、負荷検出部と、刈取幅変更部とを備える。前記刈取装置は、走行装置により走行しながら対象物を刈り取る。前記負荷検出部は、前記走行装置及び前記刈取装置を駆動する動力源の負荷を検出する。前記刈取幅変更部は、前記負荷検出部の負荷検出結果に基づいて前記刈取装置の刈取幅を変更する。
本発明によれば、動力源の負荷を安定させるコンバインを提供することができる。
本実施形態に係る農作物収穫システムの概要図である。 本実施形態におけるコンバインの平面図である。 本実施形態におけるコンバインのブロック図である。 本実施形態における携帯通信端末のブロック図である。 コンバインが走行する圃場を示す図である。 表示部に表示される画面の一例を示す図である。 往復刈りの目標経路の一例を示す図である。 刈取幅の変更に応じて再設定された目標経路を示す図である。 6条分の刈取幅と直線経路の一例を示す図である。 6条分から4条分に狭められた刈取幅に応じて再設定された直線経路を示す図である。 4条分の刈取幅と直線経路の一例を示す図である。 4条分から6条分に広げられた刈取幅に応じて再設定された直線経路を示す図である。 回り刈りの目標経路の一例を示す図である。 刈取幅の変更に応じて再設定された目標経路を示す図である。 本実施形態に係る農作物収穫システムの動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1~図4を参照して、本実施形態に係る農作物収穫システム100について説明する。図1は、本実施形態に係る農作物収穫システム100の概要図である。図2は、本実施形態におけるコンバイン1の平面図である。図3は、本実施形態におけるコンバイン1のブロック図である。図4は、本実施形態における携帯通信端末7のブロック図である。
なお、本明細書では、理解を容易にするために、前後方向、左右方向、及び上下方向を記載することがある。ここで、前後方向、左右方向、及び上下方向は、運転空間2a(図1参照)に配置された運転座席(不図示)に着座した作業者(即ち、運転者)から見た方向である。但し、説明の便宜のために前後方向、左右方向、及び上下方向を定義したに過ぎず、これらの方向の定義により、本発明のコンバイン1の使用時の向きを限定する意図はない。
農作物収穫システム100は、作業車両である自脱型のコンバイン1と携帯通信端末7とを含む。農作物収穫システム100は、作業者が携帯通信端末7等を用いて指示を行うことで、コンバイン1に自動走行させつつ、コンバイン1に農作物の収穫作業等を行わせるものであり、自動走行システムの一例である。なお、自動走行の指示は、携帯通信端末7ではなく、コンバイン1に設けられた操作部材を操作して行われてもよい。
自動走行とは、コンバイン1が備える制御部50により走行に関する装置が制御されることで、予め定められた経路に沿うように少なくとも操舵が自律的に行われることを意味する。制御部50は、自動走行制御部の一例である。また、操舵に加え、車速又は作業装置による作業等が自律的に行われる構成であってもよい。自動走行には、コンバイン1に人が乗っている場合と、コンバイン1に人が乗っていない場合とが含まれる。
図1及び図2に示されるように、本実施形態のコンバイン1は、走行機体101と、走行装置102と、刈取装置200と、脱穀装置300と、グレンタンク400と、制御部50と、記憶部55と、通信装置16とを備える。走行装置102は、走行機体101の下方に配置されて、走行機体101を支持する。刈取装置200は、走行機体101の前方に配置される。刈取装置200及び脱穀装置300は、作業装置の一例である。通信装置16は、走行機体101の上方に配置される。制御部50は、走行機体101内部に配置される。記憶部55は、走行機体101内部に配置される。
走行機体101(コンバイン1)は、動力源であるエンジン69(図3参照)を備える。エンジン69は、例えば、ディーゼルエンジンである。エンジン69は、燃料を燃焼させて得た熱エネルギーを運動エネルギー(動力)に変換する。
走行装置102は、コンバイン1を走行させる。具体的には、走行装置102は、エンジン69において生成された動力に基づいて走行する。走行装置102は、例えば、左右一対の走行クローラ装置を含む。左右一対の走行クローラ装置は、コンバイン1を前後方向に走行させる。また、左右一対の走行クローラ装置は、コンバイン1を左右方向に旋回させる。
刈取装置200は、エンジン69において生成された動力に基づいて駆動する。刈取装置200は、対象物である未刈穀稈を刈り取る。本実施形態において、刈取装置200は、刈取フレーム201と、刈刃202と、穀稈引起し装置203と、分草体204と、穀稈搬送装置205とを備える。
刈取フレーム201は、走行機体101の前部に昇降自在に装着される。刈取フレーム201の下方には刈刃202が配置される。刈取装置200は、圃場の未刈穀稈の株元を切断するために、刈刃202を往復移動させる。
穀稈引起し装置203は、刈取フレーム201の前方に配置され、圃場の未刈穀稈を引き起こすとともに、起立させられた未刈穀稈の根元側を後方に掻き込む。掻き込まれた未刈穀稈の根元側が、刈刃202によって切断される。
分草体204は、穀稈引起し装置203の下方前部に突出した状態に取り付けられ、圃場の未刈穀稈を分草する。本実施形態において、分草体204は、6条分の未刈穀稈を1条ずつ分草できるように、適宜の間隔をあけて機体左右方向に7つ並べて配置されている。すなわち、本実施形態の刈取装置200は、最大刈取条数が6条である。最大刈取条数は、予め記憶部81等に記憶されている。刈取装置200は、最大刈取条数以下の条数で刈取作業を行うことが可能である。ただし、少ない条数で刈取作業を行う場合、刈取量の減少及び刈取済領域の走行に起因して脱穀ロスの増加及び排藁の巻き込み等が生じ、刈取作業の効率が低下する場合がある。そこで、本実施形態では、効率低下が抑制される条数(例えば4条)が、下限刈取条数として、予め記憶部81等に記憶されている。
穀稈搬送装置205は、穀稈引起し装置203とフィードチェーン301の前端部との間に配置されている。穀稈搬送装置205は、刈刃202によって刈り取られた刈取穀稈を保持し、フィードチェーン301に向けて搬送する。
以上の構成により、コンバイン1は、動力源であるエンジン69の動力に基づいて、走行装置102を駆動して圃場内を移動しながら、刈取装置200を駆動して圃場の未刈穀稈を連続的に刈り取ることができる。
脱穀装置300は、エンジン69において生成された動力に基づいて駆動する。脱穀装置300は、穀稈搬送装置205によって走行機体101に搬送された刈取穀稈を脱穀する脱穀作業を行う。脱穀作業は収穫作業に含まれる。グレンタンク400は、脱穀装置300によって脱穀された穀粒を貯留する。具体的には、脱穀装置300は、フィードチェーン301と、唐箕ファン303と、排塵ファン305とを備える。脱穀装置300は、走行機体101に搬送された刈取穀稈の穂先側を脱穀する。脱穀装置300は、脱穀した穂先側(脱穀物)を揺動選別(比重選別)する。
フィードチェーン301は、穀稈搬送装置205によって刈取装置200から搬送されてきた刈取穀稈の根元側を挟み込んで走行機体101後方へ向けて搬送する。刈取穀稈の穂先側は脱穀装置300内に導入され、脱穀される。
唐箕ファン303は、脱穀後の刈取穀稈に向けて選別風を供給する。この結果、穀粒(脱穀物)中の藁屑や夾雑物が除去される。藁屑や夾雑物が除去された穀粒は、グレンタンク400に運ばれて貯留される。排塵ファン305は、穀稈搬送装置205の後部の排塵を機外に排出する。
走行機体101(コンバイン1)は、キャビン2を更に備える。キャビン2は箱状であり、キャビン2の内部には、作業者が運転座席に着座してコンバイン1を運転するための運転空間2aが形成されている。運転空間2aには、図示しない運転座席、操舵ハンドル及び主変速レバー等のコンバイン1の運転に要する機器が配置される。例えば、操舵ハンドルは、運転座席の前方に配置される。操舵ハンドルは、運転座席に着座している作業者により操作されて、図1に示す走行装置102が走行する向きを変化させる。コンバイン1のモードが手動走行モードであるとき、作業者は、操舵ハンドルを操作してコンバイン1を旋回させることができる。旋回には、例えば、90度ターン(αターン)、U字ターン、及びフィッシュテールターンが含まれる。
例えば、主変速レバーは、運転座席の左方に配置される。主変速レバーは、運転座席に着座している作業者により操作されて、図1に示す走行装置102の進行方向を前進と後進とに切り換える。
なお、主変速レバーは、各種のスイッチを有する。主変速レバーの各種スイッチには、例えば、扱深さを調節するためのスイッチ、刈取装置200を上昇させるためのスイッチ、刈取装置200を下降させるためのスイッチ、刈取装置200の高さを調整するためのスイッチ、及びエンジン69において生成された動力を刈取装置200及び脱穀装置300に伝達するか否かを切り替えるスイッチが含まれる。操舵ハンドル、主変速レバー及び各種のスイッチは、作業者による操作に応じた指示内容を示す信号を制御部50に出力する。
通信装置16は、測位アンテナ61、慣性計測装置62、及び通信アンテナ63を有する。
測位アンテナ61は、衛星測位システム(GNSS;Global Navigation Satellite System)を構成する測位衛星からの電波(測位信号)を受信する。慣性計測装置62は、3軸の角速度センサと3方向の加速度センサとを含む。
通信アンテナ63は、携帯通信端末7と無線通信を行うためのアンテナである。無線通信には、Wi-Fi(登録商標)等の無線LAN(Local Area Network)及びBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信等が採用される。また、コンバイン1には、携帯電話回線及びインターネットを利用した通信を行うための携帯通信用のアンテナ(不図示)が設けられていてもよい。
制御部50は、走行装置102、刈取装置200及び脱穀装置300を制御する。具体的には、図3に示されるように、制御部50は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置である。
制御部50は、操舵ハンドル、主変速レバー及び各種のスイッチ等から出力された信号を受けて、信号の示す指示内容に従って走行装置102、刈取装置200及び脱穀装置300を制御する。制御部50は、1つのハードウェアであってもよいし、互いに通信可能な複数のハードウェアであってもよい。
記憶部55は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)のような主記憶装置である。記憶部55は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)のような補助記憶装置を更に含んでもよい。記憶部55には、各種のプログラム及びデータ等が記憶されている。制御部50は、各種のプログラムを記憶部55から読み出して実行する。
また、制御部50には、上記の慣性計測装置62に加え、位置取得部64、通信処理部65、車速センサ66、舵角センサ67、刈取センサ68、エンジン69、及び回転数センサ70が接続されている。
位置取得部64は、測位アンテナ61が測位衛星から受信した測位信号を用いて、コンバイン1の位置を例えば緯度及び経度の情報として取得する。位置取得部64は、図示しない基準局からの測位信号を適宜の方法で受信した上で、公知のRTK-GNSS(Real Time Kinematic GNSS)法を利用して測位を行ってもよい。基準局は、圃場周辺の既知位置に設置される。あるいは、位置取得部64は、DGNSS(Differential GNSS)法を利用して測位を行ってもよい。あるいは、位置取得部64は、無線LAN等の電波強度に基づく位置取得、又は慣性計測装置62の計測結果を用いた慣性航法による位置取得等を行ってもよい。
通信処理部65は、通信アンテナ63を介して携帯通信端末7との間でデータの送受信を行う。
車速センサ66は、コンバイン1の車速を検出する。車速センサ66は、走行装置102に配置された車軸等に設けられる。車速センサ66が走行装置102の車軸に設けられた場合、車速センサ66は、車軸の回転に応じたパルスを発生させる。車速センサ66で得られた検出結果のデータは、制御部50へ出力される。
舵角センサ67は、例えば、操舵ハンドルに設けられ、操舵ハンドルの舵角を検出する。舵角センサ67で得られた検出結果のデータは、制御部50へ出力される。
刈取センサ68は、刈取装置200の高さ及び刈取装置200の駆動状態を検出する。刈取センサ68で得られた検出結果のデータは、制御部50へ出力される。制御部50は、刈取センサ68の検出結果に基づいて、刈取装置200が刈取作業を行っているか否かを特定できる。
回転数センサ70は、動力源であるエンジン69の回転数を検出する。回転数センサ70で得られた検出結果のデータは、制御部50へ出力される。
本実施形態において、制御部50は、車速制御及び操舵制御といったコンバイン1の自動走行に関する制御が可能である。具体的には、制御部50の制御により、コンバイン1は、前進、後進、及び旋回等を自律的に行うことができる。また、制御部50は、例えば操舵を自律的に行うと共に、車速を作業者の操作に応じて変更する制御を行うこともできる。
車速を自律的に変更する場合、制御部50は、車速センサ66が検出する現在の車速を目標の車速に近づける制御を行う。車速の制御は、例えばミッションケース(不図示)内の変速装置の変速比又はエンジン69の回転数のうちの少なくとも一方を変更することにより実現される。なお、車速の制御は、コンバイン1が停止するように車速をゼロにする制御も含む。
操舵を自律的に行う場合、制御部50は、舵角センサ67が検出する現在の舵角を目標の舵角に近づける制御を行う。舵角の制御は、例えば、操舵ハンドルの回転軸に設けられた操舵アクチュエータを駆動することにより実現される。なお、制御部50は、操舵アクチュエータの駆動に代えて、走行装置102の左右の走行クローラ装置のそれぞれの回転を直接調整して、走行装置102の旋回角を調整してもよい。
また、制御部50は、予め定められた条件に基づいて、刈取装置200及び脱穀装置300の動作を制御する。具体的には、制御部50は、刈取装置200の高さの調整及び刈取作業、並びに脱穀装置300による脱穀作業等を制御する。
なお、制御部50は、各種センサの検出結果に基づいて、自動走行に関する制御、刈取装置200及び脱穀装置300の動作の制御及び収穫作業の継続の判定を行う以外に、携帯通信端末7を用いた作業者の遠隔操作に応じてコンバイン1を走行させる制御、刈取装置200及び脱穀装置300の動作の制御及び収穫作業の継続の判定を行うこともできる。
次に、図4を参照して、携帯通信端末7について説明する。図4に示されるように、携帯通信端末7は、通信アンテナ71、通信処理部72、表示部73、操作部74、及び制御部80を備える。携帯通信端末7は、タブレット端末、スマートフォン、又はノートパソコン等である。携帯通信端末7は、後述のようにコンバイン1の自動走行に関する様々な処理を行うが、これらの処理の少なくとも一部をコンバイン1の制御部50が行うこともできる。逆に、コンバイン1の制御部50が行う自動走行に関する様々な処理の少なくとも一部を携帯通信端末7が行うこともできる。あるいは、携帯通信端末7がコンバイン1に搭載されてもよい。すなわち、コンバイン1が携帯通信端末7の機能を備えてもよい。
通信アンテナ71は、コンバイン1と無線通信を行うためのアンテナである。通信処理部72は、通信アンテナ71を介してコンバイン1との間でデータの送受信を行う。具体的には、制御部80は、通信処理部72及び通信アンテナ71を介して、コンバイン1に設けられた各センサの検出結果等を受信可能である。
上述したように、コンバイン1は携帯電話回線に接続可能であるため、携帯通信端末7は、コンバイン1を介して携帯電話回線に接続することができる。従って、例えばコンバイン1が有する記憶部55又は制御部80が有する記憶部81に記憶される情報の一部を外部のサーバに記憶させることもできる。なお、携帯通信用のアンテナ(不図示)は、コンバイン1ではなく、携帯通信端末7に設けられていてもよい。
表示部73は、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等である。表示部73は、例えば、圃場に関する情報、自動走行に関する情報、コンバイン1の設定に関する情報、各種センサの検出結果、及び警告情報等を表示することができる。
操作部74は、タッチパネル又はハードウェアキーの少なくとも一方を含む。タッチパネルは、表示部73に重ねて配置されており、作業者の指等による操作を検出可能である。ハードウェアキーは、携帯通信端末7の筐体の側面又は表示部73の周囲等に配置されており、作業者の指等による押圧を検出可能である。
制御部80は、図示しない演算装置及び入出力部等、並びに記憶部81を備えている。制御部80は制御装置の一例である。演算装置は、プロセッサ又はマイクロプロセッサ等である。記憶部81は、ROM及びRAMのような主記憶装置である。記憶部81は、HDD又はSSDのような補助記憶装置を更に含んでもよい。記憶部81には、各種のプログラム及びデータ等が記憶されている。演算装置は、各種のプログラムを記憶部81から読み出して実行する。上記のハードウェアとソフトウェアとの協働により、制御部80を、圃場輪郭設定部83、領域設定部84、車両位置取得部85、表示処理部86、負荷検出部87、刈取幅変更部88、及び目標経路設定部90として動作させることができる。圃場輪郭設定部83、領域設定部84、車両位置取得部85、表示処理部86、負荷検出部87、刈取幅変更部88、及び目標経路設定部90が行う処理は後述する。なお、携帯通信端末7に代えてコンバイン1が、制御装置の一例である制御部80を備えてもよい。
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態におけるコンバイン1の自動走行について説明する。図5は、コンバイン1が走行する圃場98を示す図である。図6は、表示部73に表示される画面の一例を示す図である。
図6に示すように、表示部73には、圃場98の周囲を示す地図画像MPが表示される。地図画像MPは、圃場98を示す圃場画像98Pを含む。地図画像MPは、例えば、記憶部81に記憶されていてもよいし、携帯電話回線及びインターネットを介して携帯通信端末7外部から取得されてもよい。具体的には、携帯通信端末7の表示処理部86は、圃場画像98Pを含む地図画像MPを取得し、地図画像MPを表示部73に表示させる。
また、表示処理部86は、コンバイン1の位置を示すアイコン1Pを表示部73に表示させる。具体的には、コンバイン1の位置取得部64又は慣性計測装置62等は、コンバイン1の位置情報99を検出する。通信処理部65は、位置取得部64又は慣性計測装置62等によって検出された位置情報99を携帯通信端末7に送信する。携帯通信端末7の通信処理部72は、コンバイン1から送信された位置情報99を受信する。車両位置取得部85は、通信処理部72によって受信された位置情報99を取得する。表示処理部86は、車両位置取得部85によって取得された位置情報99に基づいて、コンバイン1の位置を特定し、コンバイン1を示すアイコン1Pを、表示部73の地図画像MPにおいて対応する位置に表示させる。
なお、位置情報99には、舵角センサ67又は慣性計測装置62等によって検出されたコンバイン1の向き、即ち進行方向を示す情報が含まれてもよい。また、表示処理部86は、位置情報99に含まれるコンバイン1の向きに合わせて、アイコン1Pの向きを変更してもよい。
本実施形態において、コンバイン1を自動走行させる場合、まず、作業者は、実際の圃場98の輪郭981に沿って、コンバイン1を手動走行させる。図5に示す例では、作業者は、圃場98の入口EX1から、輪郭981に沿って反時計回りにコンバイン1を手動走行させている。コンバイン1は、輪郭981に沿って走行しながら、走行経路上の未刈穀稈を刈り取る。
位置取得部64又は慣性計測装置62等は、手動走行中にコンバイン1の位置情報99を定期的に検出する。位置取得部64又は慣性計測装置62等が検出したコンバイン1の複数の位置情報99は、順次携帯通信端末7に送信される。
携帯通信端末7の通信処理部72は、コンバイン1から送信された複数の位置情報99を受信する。車両位置取得部85は、通信処理部72によって受信された複数の位置情報99を取得する。
表示処理部86は、車両位置取得部85によって取得された複数の位置情報99に基づいて、複数の位置情報99にそれぞれ対応するポインタ99Pを、表示部73の地図画像MPにおいて対応する位置に表示させる。
圃場輪郭設定部83は、車両位置取得部85によって取得された複数の位置情報99と、刈取装置200の刈取幅dとに基づいて、圃場98の輪郭981Pを設定する。刈取幅dは、手動走行の際に作業者が設定した刈取条数に対応する幅であり、下限刈取条数以上かつ最大刈取条数以下の任意の条数である。
例えば、作業者は、表示部73に表示された複数のポインタ99Pのうち、4つのポインタ99PA、99PB、99PC、99PDを選択する操作を携帯通信端末7に対して行う。操作部74がポインタ99PA、99PB、99PC、99PDを選択する操作を検出すると、圃場輪郭設定部83は、ポインタ99PA、99PB、99PC、99PDを、それぞれ四隅の4点とする略矩形枠の輪郭981Pを設定する。なお、圃場輪郭設定部83は、ポインタ99PA、99PB、99PC、99PDをつなぐ略矩形枠を輪郭981Pとして設定してもよい。
あるいは、作業者ではなく圃場輪郭設定部83が、複数のポインタ99Pのうち、四隅の4点のポインタ99Pを選択し、4点のポインタ99Pをつなぐ略矩形枠を輪郭981Pとして設定してもよい。
あるいは、ポインタ99Pではなくコンバイン1の走行軌跡に基づいて輪郭981Pが設定されてもよい。表示処理部86は、車両位置取得部85によって取得された複数の位置情報99と、刈取装置200の刈取幅dとに基づいて、圃場98をコンバイン1が走行した軌跡を算出する。表示処理部86は、算出した軌跡を表示部73の地図画像MPに重ねて表示させる。作業者は、例えば、表示部73に表示された軌跡の四隅の4点を選択する操作を携帯通信端末7に対して行う。操作部74が四隅の4点を選択する操作を検出すると、圃場輪郭設定部83は、四隅の4点を頂点とする略矩形枠の輪郭981Pを設定する。
圃場輪郭設定部83によって輪郭981Pが設定されると、領域設定部84は、輪郭981Pに基づいて、圃場98の内部に枕地領域A、未刈取領域B、及び刈取済領域Cを設定する。表示処理部86は、領域設定部84によって設定された各種領域を、表示部73の地図画像MPに重ねて表示させてもよい。
ここで、図7及び図8を参照して、本実施形態において設定される各種領域について説明する。図7は、往復刈り用の目標経路Pの一例を示す図である。図8は、刈取幅の変更に応じて再設定された目標経路Pを示す図である。
例えば、領域設定部84は、圃場98の輪郭981Pの内側に枕地領域Aを設定する。枕地領域Aは、コンバイン1が旋回等、方向転換するためのスペースとして利用される。また、枕地領域Aは、コンバイン1が収穫した農作物をトラック等に排出する場所へ移動するためのスペースとして利用される。また、枕地領域Aは、コンバイン1の燃料を補給する場所へ移動するためのスペースとして利用される。
また、例えば、領域設定部84は、枕地領域Aよりも内側に未刈取領域Bを設定する。未刈取領域Bは、コンバイン1による刈取作業をこれから行う領域であり、未刈穀稈が存在する領域である。領域設定部84は、未刈取領域Bのうち、コンバイン1が未刈穀稈を刈り取りながら走行した軌跡を、刈取済領域Cに設定する。具体的には、領域設定部84は、刈取センサ68の検出結果に基づいて、コンバイン1が走行した経路上の未刈穀稈を刈り取ったか否かを判定する。
次に、目標経路の設定方法について説明する。手動走行による輪郭981Pの設定が完了した後、作業者は、手動走行により、圃場98の内側において回り刈りを行い、枕地領域Aとして設定される刈取済領域を生成する。なお、枕地領域Aを生成するための回り刈りは、直進のみ自動走行で行われてもよい。
枕地領域Aの回り刈り完了後、枕地領域Aの内側に未刈取領域Bが設定される。目標経路設定部90は、図7に示す未刈取領域Bに対して、自動走行用の往復刈りの目標経路Pを設定する。目標経路Pは、複数の直線経路Pnを含む。図7の例において、n=1、2、3、・・・、7である。コンバイン1は、目標経路Pのスタート「S」からゴール「G」まで、直線経路P1、P2、P3、・・・、P7の順に走行する。なお、コンバイン1が直線経路Pnの終了位置から次の直線経路Pn+1の開始位置へ移動するときの空走経路(図7に破線で示す)については特に限定されない。コンバイン1は、空走経路を自動走行してもよいし手動走行してもよい。
表示処理部86は、目標経路設定部90が設定した目標経路Pを、表示部73の地図画像MPに重ねて表示させる。図7において、目標経路Pは、未刈取領域Bに重ねて表示された線である。目標経路Pを構成する直線経路P1~P7の進行方向は、矢印で表される。また、表示処理部86は、目標経路Pのスタート位置にアルファベットの「S」、ゴール位置にアルファベットの「G」を表示させる。また、表示処理部86は、直線経路Pnと空走経路とを作業者が識別できるように、表示態様を変えて表示してもよい。
図7の例では、目標経路設定部90は、往復刈りの目標経路Pを設定したが、回り刈りの目標経路Pを設定してもよい。回り刈りの目標経路Pの例は後述する。目標経路設定部90が往復刈りと回り刈りのどちらの目標経路Pを設定するかは、事前に又は目標経路Pの設定時に、作業者が指定すればよい。また、刈取装置200の刈取幅、コンバイン1の旋回半径、穀稈の条間、条方向、及び刈取作業の条余り対応可否といった目標経路Pの設定に必要となる情報は、事前に又は目標経路Pの設定時に、作業者が指定すればよい。
図9は、6条分の刈取幅d1と直線経路P1、P3を示す図である。目標経路P設定時の刈取幅を刈取幅d1とする。この例では、刈取幅d1として、最大刈取条数である6条に対応する刈取幅d1が設定されている。そのため、図9に示されるように、直線経路P1は、刈取幅d1の中央、すなわち6条の中央を通るように設定される。コンバイン1が直線経路P1を走行することにより、刈取装置200は6条分の穀稈Eを刈り取る。また、直線経路P3も、6条の中央を通るように設定される。コンバイン1が直線経路P3を走行することにより、刈取装置200は6条分の穀稈Eを刈り取る。なお、目標経路P設定時の刈取幅d1は、6条に限定されない。
目標経路設定部90により設定された目標経路Pは、通信処理部72がコンバイン1へ送信する。コンバイン1の通信処理部65は、携帯通信端末7が送信した目標経路Pを受信する。
作業者は、表示部73に表示された自動走行用の目標経路Pにおけるスタート「S」の位置へ、手動走行でコンバイン1を移動させる。スタート「S」の位置にコンバイン1を移動させた後、作業者は、携帯通信端末7又はコンバイン1に設けられた操作部材を操作し、コンバイン1の自動走行を開始させる。制御部50は、携帯通信端末7から受信した自動走行用の目標経路Pに従ってコンバイン1を自動走行させながら刈取作業を行う。
コンバイン1が刈取作業を行いながら自動走行している間、領域設定部84は、車両位置取得部85によって取得される位置情報99、刈取センサ68の検出結果、及び刈取幅d1等に基づいて、定期的に、未刈取領域B及び刈取済領域Cの大きさを更新する。表示処理部86は、領域設定部84によって更新された未刈取領域B及び刈取済領域Cを表示部73に表示させてもよい。また、表示処理部86は、車両位置取得部85によって取得される位置情報99に基づいて、コンバイン1の現在位置を示すアイコン1Pの表示位置を更新してもよい。
コンバイン1が刈取作業を行いながら自動走行している間、回転数センサ70は、エンジン69の回転数を検出する。より具体的には、回転数センサ70は、コンバイン1が直線経路P1~P7のそれぞれを自動走行している間、回転数センサ70の回転数を検出する。回転数センサ70で得られた検出結果のデータは、通信処理部65が携帯通信端末7へ送信する。携帯通信端末7の通信処理部72は、コンバイン1が送信した回転数センサ70の検出結果を受信する。
負荷検出部87は、走行装置102及び刈取装置200等を駆動する動力源であるエンジン69の負荷を検出する。例えば、負荷検出部87は、直線経路P1~P7のそれぞれにおける回転数の平均値を算出し、算出した平均値を直線経路P1~P7のそれぞれにおける負荷検出結果とする。例えば、図7の例において、負荷検出部87は、直線経路P1を自動走行している間に検出されたエンジン69の回転数の平均値を算出し、算出した平均値を直線経路P1の負荷検出結果とする。
なお、負荷検出部87が検出するエンジン69の負荷は、エンジン69の回転数に限定されず、エンジン69の回転数の低下度などであってもよい。
刈取幅変更部88は、負荷検出部87の負荷検出結果に基づいて、目標経路Pに対して設定されている刈取幅d1を、刈取幅d2に変更する。例えば、刈取幅変更部88は、これから走行する走行経路(例えば、直線経路P3)に近接する近接経路(例えば、直線経路P1)において検出された負荷検出結果に基づいて、走行経路(例えば、直線経路P3)における刈取幅d1を、刈取幅d2に変更する。
刈取幅変更部88は、負荷検出結果が予め定められた第1閾値以上である場合、刈取幅d1を狭める。例えば、直線経路P1において検出されたエンジン69の回転数が第1閾値以上であった場合、刈取幅変更部88は、「負荷:大」と判定する。刈取幅変更部88は、直線経路P1が「負荷:大」であった場合、直線経路P1に隣接し、かつ、これから走行する直線経路P3の刈取幅d1を、直線経路P1の刈取幅d1より狭める。隣接する直線経路P1と直線経路P3とは、作物の生育状況等が似ることが予想されるため、収量も同程度になることが予想される。そのため、直線経路P1における刈取装置200及びエンジン69の負荷と、直線経路P3における刈取装置200及びエンジン69の負荷も、同程度になることが予想される。この場合に刈取幅d1を狭めることにより、刈取装置200の負荷を下げることができるため、結果としてエンジン69の過負荷を抑制できる。
ここで、図9及び図10を参照して具体例を説明する。図10は、6条分から4条分に狭められた刈取幅d2に応じて再設定された直線経路P3aを示す図である。図9及び図10の例では、変更前の直線経路P3では6条分であった刈取幅d1が、変更後の直線経路P3aでは4条分の刈取幅d2に狭まっている。なお、刈取幅変更部88は、狭めた後の刈取幅d2が下限刈取条数未満にならないように、変更範囲を制限する。
刈取幅変更部88は、負荷検出結果が予め定められた第2閾値以下である場合、刈取幅d1を広げる。なお、第2閾値は、第1閾値以下の任意の値である。例えば、直線経路P1において検出されたエンジン69の回転数が第2閾値以下であった場合、刈取幅変更部88は、「負荷:小」と判定する。刈取幅変更部88は、直線経路P1が「負荷:小」であった場合、直線経路P1に隣接し、かつ、これから走行する直線経路P3の刈取幅d1を、直線経路P1の刈取幅d1より広げる。直線経路P3は直線経路P1と同様、エンジン69の負荷が小となる可能性が高い。そのため、直線経路P3においてエンジン69の負荷に余裕があることが予想される。この場合に刈取幅d1を広げることにより、エンジン69の過負荷を生じさせずに作業効率を向上できる。
ここで、図11及び図12を参照して具体例を説明する。図11は、4条分の刈取幅d1と直線経路P1、P3の一例を示す図である。図12は、4条分から6条分に広げられた刈取幅d2に応じて再設定された直線経路P3aを示す図である。図11及び図12の例では、4条分の刈取幅d1で直線経路P1及びP3が設定されている。直線経路P1が「負荷:小」であったため、変更前の直線経路P3では4条分であった刈取幅d1が、変更後の直線経路P3aでは6条分の刈取幅d2に広がっている。なお、刈取幅変更部88は、広げた後の刈取幅d2が最大刈取条数より多くならないように、変更範囲を制限する。また、刈取幅変更部88は、変更前の刈取幅d1が最大刈取条数である場合、これ以上刈取幅を広げることはできないため、刈取幅d1を変更しない。
刈取幅変更部88は、負荷検出結果が第1閾値未満、かつ、第2閾値より大きい場合、刈取幅d1を刈取幅d2に変更せず、刈取幅d1のままにする。例えば、直線経路P1において検出されたエンジン69の回転数が第1閾値未満、かつ、第2閾値より大きかった場合、刈取幅変更部88は、「負荷:中」と判定する。刈取幅変更部88は、直線経路P1が「負荷:中」であった場合、直線経路P1に隣接し、かつ、これから走行する直線経路P3の刈取幅d1を変更しない。
隣接する直線経路P1と直線経路P3とは、作物の生育状況等が似ることが予想されるため、収量も同程度になることが予想される。そのため、直線経路P1における刈取装置200及びエンジン69の負荷と、直線経路P3における刈取装置200及びエンジン69の負荷も、同程度になることが予想される。そこで、本実施形態1では、直線経路P3に近接する近接経路として、直線経路P3に隣接する直線経路P1を選択したが、これに限定されない。
刈取幅変更部88は、1つの直線経路ごとに刈取幅d1を変更するのではなく、複数の直線経路ごとに刈取幅d1を変更してもよい。例えば、刈取幅変更部88は、図7に示される直線経路P5及びP7の刈取幅d1を、近接する直線経路P3における負荷検出結果に基づいて変更してもよい。あるいは、刈取幅変更部88は、直線経路P5及びP7の刈取幅d1を、近接する直線経路P1及びP3における負荷検出結果に基づいて変更してもよい。
目標経路設定部90は、刈取幅変更部88により刈取幅d2に変更された場合、変更された刈取幅d2に基づいて、目標経路Pを再設定する。図9に示されるように、直線経路P3の刈取幅d1は、目標経路P設定時は6条分であった。しかし、刈取幅変更部88により直線経路P3の刈取幅d1が、4条分の刈取幅d2に狭められたとする。その場合、目標経路設定部90は、図10に示されるように、変更後の4条分の刈取幅d2と刈取済みの2条分とをあわせた計6条分の中央を通るように直線経路P3aを再設定する。すなわち、直線経路P3は、変更された刈取幅d2に応じて、2条分だけ右側にずれた直線経路P3aに再設定される。
さらに、直線経路P3が直線経路P3aへ2条分ずれた場合、直線経路P3aとその隣の直線経路P5との間に、ずれた2条分の未刈取領域が生じる。そこで、目標経路設定部90は、直線経路P3と進行方向が同じ直線経路P5、P7等のそれぞれについても、2条分だけ右側にずらした直線経路P5a、P7a等に再設定する。このように、目標経路設定部90は、刈取幅変更部88により変更された刈取幅d2に基づいて、目標経路Pを再設定する。
図11に示されるように、直線経路P3の刈取幅d1は、目標経路P設定時は4条分であった。しかし、刈取幅変更部88により直線経路P3の刈取幅d1が、6条分の刈取幅d2に広げられたとする。その場合、目標経路設定部90は、図12に示されるように、変更後の6条分の刈取幅d2の中央を通るように直線経路P3aを再設定する。すなわち、直線経路P3は、変更された刈取幅d2に応じて、2条分だけ左側にずれた直線経路P3aに再設定される。
このように、コンバイン1は、エンジン69の負荷に応じて刈取幅を変更することにより、収量が多い場合に刈取装置200の負荷を下げ、結果としてエンジン69の負荷を下げることができる。よって、エンジン69の負荷を安定させることができる。これにより、エンジン69の負荷が大きくなりエンジンストールに至る可能性を抑制できる。また、刈取装置200の負荷を低減することにより車速を一定に保持することが可能となるため、車速低下に伴う穀稈搬送装置205の搬送速度低下が起こらない。これにより、刈取穀稈の搬送姿勢を安定させることができ、脱穀ロスを抑制できる。
なお、目標経路P設定時の刈取幅d1は、枕地領域Aを手動走行した際の負荷検出結果に基づいて設定されてもよい。目標経路設定部90は、枕地領域Aにおける負荷検出結果に基づいて設定された刈取幅d1を用いて、目標経路Pを設定してもよい。ただし、枕地領域Aにおける作物の生育状況等が、それ以外の領域における作物の生育状況等と異なる場合があるため、枕地領域Aとそれ以外の領域とで収量が異なる可能性がある。そのような場合には作業者により刈取幅d1が手動設定されることが好ましい。
次に、目標経路Pを再設定するタイミング例について説明する。刈取幅変更部88は、目標経路Pに含まれる複数の直線経路P1~P7のうち、自動走行し終えた第1直線経路Pnの終了位置から、第1直線経路Pnに近接し、かつ、これから自動走行する第2直線経路Pn+2の開始位置へ到達するまでの間に、第2直線経路Pn+2の刈取幅d1を、刈取幅d2に変更する。より好ましくは、刈取幅変更部88は、第1直線経路Pnを自動走行し終えた直後に、すなわち第1直線経路Pnの終了位置を通過した直後に、第2直線経路Pn+2の刈取幅d1を変更する。
また、目標経路設定部90は、目標経路Pに含まれる複数の直線経路P1~P7のうち、自動走行し終えた第1直線経路Pnの終了位置から、第1直線経路Pnに近接し、かつ、これから自動走行する第2直線経路Pn+2の開始位置へ到達するまでの間に、目標経路Pを再設定する。より好ましくは、目標経路設定部90は、第1直線経路Pnを自動走行し終えた直後に、すなわち第1直線経路Pnの終了位置を通過した直後に、刈取幅変更部88により変更された第2直線経路Pn+2の刈取幅d2に基づいて目標経路Pを再設定する。
具体例として、図8において、コンバイン1が直線経路P1を自動走行し終え、隣接する直線経路P3へ向かう場面を想定する。直線経路P1は第1直線経路Pnであり、直線経路P3は第2直線経路Pn+2である。この場面において、刈取幅変更部88は、自動走行し終えた直線経路P1の終了位置P1eから、直線経路P1に隣接し、かつ、これから自動走行する直線経路P3の開始位置P3sへ到達するまでの間に、直線経路P3の刈取幅d1を刈取幅d2に変更する。続いて、目標経路設定部90は、変更された直線経路P3の刈取幅d2に基づいて、少なくとも直線経路P3を含む目標経路Pの一部を再設定する。これにより、コンバイン1は、刈取幅d1が変更された場合でも、停車することなく自動走行を続行することができる。また、1つの直線経路Pnを自動走行している間は刈取幅d1を変更せず刈取作業を行うことにより、未刈取領域が生じない。
より好ましくは、刈取幅変更部88は、直線経路P1の終了位置P1eを通過した直後に、直線経路P1に隣接する直線経路P3の刈取幅d1を刈取幅d2に変更する。続いて、目標経路設定部90は、変更された直線経路P3の刈取幅d2に基づいて、少なくとも直線経路P3を含む目標経路Pの一部を再設定する。これにより、表示部73は、再設定された目標経路Pを、時間的余裕をもって表示できる。作業者は、予め、これから自動走行する直線経路P3aを、時間的余裕をもって認識できる。
目標経路設定部90は、目標経路P設定時において、条余り対応をしてもよい。すなわち、目標経路設定部90は、目標経路Pに含まれる最終直線経路P7の刈取幅d1を、予め定められた幅である下限刈取条数以上に設定する。仮に最終直線経路P7において刈り取る穀稈が1条、すなわち刈取幅d1が1条分の場合、6条刈りのコンバイン1で1条分の穀稈を刈り取ろうとすると、穀稈搬送装置205による穀稈の搬送姿勢が安定せず、穀稈の取りこぼしなどが発生しやすい。また、刈取装置200が、残りの5条分の排藁を取り込むことになってしまう。
そこで、目標経路設定部90は、最終直線経路P7の刈取幅d1が下限刈取条数未満となる場合に、最終直線経路P7より手前の複数の直線経路Pn(例えば、直線経路P5及びP6)の刈取幅d1として1条分若しくは2条分狭めた刈取幅、又は1条分若しくは2条分広げた刈取幅を設定する。これにより、最終直線経路P7の刈取幅d1が下限刈取条数以上となるため、刈残しの発生及び排藁の取り込みを抑制できる。目標経路設定部90は、目標経路Pを再設定する際にも同様の条余り対応をしてもよい。
次に、図13及び図14を参照して、回り刈りの例を説明する。図13は、回り刈りの目標経路Pの一例を示す図である。図14は、刈取幅の変更に応じて再設定された目標経路Pを示す図である。
図13の例では、目標経路設定部90は、未刈取領域Bに対して、自動走行用の回り刈りの目標経路Pを設定する。目標経路Pは、複数の直線経路P1~P11を含む。コンバイン1は、目標経路Pのスタート「S」からゴール「G」まで、直線経路P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P10、P11の順に走行する。なお、コンバイン1が直線経路Pnの終了位置から次の直線経路Pn+1の開始位置へ移動するときの空走経路(図13に破線で示す)については特に限定されない。コンバイン1は、空走経路を自動走行してもよいし手動走行してもよい。
刈取幅変更部88は、目標経路Pにおける長手方向の各直線経路の刈取幅d1を、隣接する直線経路における負荷検出結果に基づいて変更する。例えば、刈取幅変更部88は、直線経路P1における負荷検出結果に基づいて、直線経路P1に隣接する直線経路P5の刈取幅d1を、刈取幅d2に変更する。刈取幅変更部88は、直線経路P5における負荷検出結果に基づいて、直線経路P5に隣接する直線経路P9の刈取幅d1を、刈取幅d2に変更する。刈取幅変更部88は、直線経路P9における負荷検出結果に基づいて、直線経路P9に隣接する直線経路P11の刈取幅d1を、刈取幅d2に変更する。同様に、刈取幅変更部88は、直線経路P3における負荷検出結果に基づいて、直線経路P3に隣接する直線経路P7の刈取幅d1を、刈取幅d2に変更する。刈取幅変更部88は、直線経路P7における負荷検出結果に基づいて、直線経路P7に隣接する直線経路P10の刈取幅d1を、刈取幅d2に変更する。
また、刈取幅変更部88は、目標経路Pにおける短手方向の各直線経路の刈取幅d1を、隣接する直線経路における負荷検出結果に基づいて変更してもよい。例えば、刈取幅変更部88は、直線経路P2における負荷検出結果に基づいて直線経路P6の刈取幅d1を、刈取幅d2に変更する。また、刈取幅変更部88は、直線経路P4における負荷検出結果に基づいて直線経路P8の刈取幅d1を、刈取幅d2に変更する。
図13における目標経路P設定時の刈取幅d1として、4条に対応する刈取幅が設定されているものとする。図14に示されるように、コンバイン1が直線経路P1~P8を走行し、これから直線経路P9を走行しようとしている。この場合、刈取幅変更部88は、直線経路P9に隣接する直線経路P5が「負荷:小」であったため、直線経路P9の刈取幅d1を、4条より広い6条分に広げる。目標経路設定部90は、刈取幅変更部88により変更された刈取幅d2に基づいて、直線経路P9を直線経路P9aに再設定するとともに、直線経路P9に隣接する直線経路P11も直線経路P11aに再設定する。各直線経路Pnの再設定方法は、図9~図12で説明した通りである。
目標経路設定部90は、往復刈りと同様、回り刈りにおいても、自動走行し終えた第1直線経路Pnの終了位置から、第1直線経路Pnに近接し、かつ、これから自動走行する第2直線経路Pn+4の開始位置へ到達するまでの間に、目標経路Pを再設定する。より好ましくは、目標経路設定部90は、第1直線経路Pnを自動走行し終えた直後に、すなわち第1直線経路Pnの終了位置を通過した直後に、刈取幅変更部88により変更された第2直線経路P+4の刈取幅d2に基づいて目標経路Pを再設定する。
具体例として、図14において、コンバイン1が直線経路P5を自動走行し終え、隣接する直線経路P9へ向かう場面を想定する。直線経路P5は第1直線経路Pnであり、直線経路P9は第2直線経路Pn+4である。この場面において、刈取幅変更部88は、自動走行し終えた直線経路P5の終了位置P5eから、直線経路P5に隣接し、かつ、これから自動走行する直線経路P9の開始位置P9sへ到達するまでの間に、直線経路P9の刈取幅d1を刈取幅d2に変更する。続いて、目標経路設定部90は、変更された直線経路P9の刈取幅d2に基づいて、少なくとも直線経路P9を含む目標経路Pの一部を再設定する。
また、目標経路設定部90は、往復刈りと同様、回り刈りにおいても、目標経路Pの設定時及び再設定時において条余り対応をしてもよい。
次に、図15を参照して、本実施形態に係る農作物収穫システム100の動作例を説明する。図15は、本実施形態に係る農作物収穫システム100の動作例を示すフローチャートである。
まず、車両位置取得部85は、コンバイン1の位置情報99を取得する(ステップS11)。
圃場輪郭設定部83は、車両位置取得部85によって取得された複数の位置情報99に基づいて、圃場98の輪郭981Pを設定する(ステップS12)。
領域設定部84は、輪郭981Pの内側に枕地領域A、未刈取領域B、及び刈取済領域Cを設定する。また、領域設定部84は、車両位置取得部85によって取得された複数の位置情報99に基づいて、未刈取領域B及び刈取済領域Cを、定期的に更新する(ステップS13)。
目標経路設定部90は、未刈取領域Bに対して、自動走行用の目標経路Pを設定する(ステップS14)。
作業者は、枕地領域Aにおける刈取作業終了後、目標経路Pに沿った自動走行開始を指示する操作を携帯通信端末7に対して行う。操作部74がこの操作を検出すると、通信処理部72は、コンバイン1へ自動走行開始を指示する。コンバイン1の通信処理部65が自動走行開始指示を受信すると、制御部50は、目標経路Pに従ってコンバイン1を自動走行させながら刈取作業を行う(ステップS15)。
負荷検出部87、刈取幅変更部88、及び目標経路設定部90は、自動走行中、直線経路ごとにステップS16~S21の処理を繰り返し行う。負荷検出部87は、直線経路におけるエンジン69の負荷を検出する(ステップS16)。
刈取幅変更部88は、直線経路におけるエンジン69の負荷検出結果が第1閾値以上であるか否かを判定する(ステップS17)。負荷検出結果が第1閾値以上である場合(ステップS17:Yes)、刈取幅変更部88の処理はステップS18へ進む。負荷検出結果が第1閾値未満である場合(ステップS17:No)、刈取幅変更部88の処理はステップS19へ進む。
刈取幅変更部88は、負荷検出結果が第1閾値以上であると判定した直線経路に近接する直線経路の刈取幅を狭める(ステップS18)。
刈取幅変更部88は、直線経路におけるエンジン69の負荷検出結果が第2閾値以下であるか否かを判定する(ステップS19)。負荷検出結果が第2閾値以下である場合(ステップS19:Yes)、刈取幅変更部88の処理はステップS20へ進む。負荷検出結果が第2閾値より大きい場合(ステップS19:No)、刈取幅変更部88の処理はステップS16へ進む。
刈取幅変更部88は、負荷検出結果が第2閾値未満であると判定した直線経路に近接する直線経路の刈取幅を広げる(ステップS20)。
目標経路設定部90は、ステップS18又はステップS20において変更された刈取幅に基づいて目標経路Pを再設定する(ステップS21)。
なお、本実施形態ではコンバイン1が目標経路Pに従って自動走行したが、作業者が目標経路Pに従ってコンバイン1を手動走行させてもよい。手動走行の場合、作業者がエンジン69の負荷に応じて刈取幅dを変更する必要がないため、作業性が向上する。また、本実施形態では自脱型のコンバイン1の刈取幅を変更したが、普通型のコンバインの刈取幅を変更することも可能である。
以上、図面(図1~図15)を参照して本実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、又は、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
また、図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本願は、以下の付記を開示する。以下の付記は、本発明を限定するものではない。
(付記1)
走行装置により走行しながら対象物を刈り取る刈取装置と、
前記走行装置及び前記刈取装置を駆動する動力源の負荷を検出する負荷検出部と、
前記負荷検出部の負荷検出結果に基づいて前記刈取装置の刈取幅を変更する刈取幅変更部と
を備える、コンバイン。
(付記2)
前記刈取幅変更部は、これから走行する走行経路に近接する近接経路において検出された前記負荷検出結果に基づいて、前記走行経路における前記刈取幅を変更する、付記1に記載のコンバイン。
(付記3)
前記刈取幅変更部は、前記負荷検出結果が予め定められた第1閾値以上である場合、前記刈取幅を狭める、付記1又は付記2に記載のコンバイン。
(付記4)
前記刈取幅変更部は、前記負荷検出結果が予め定められた第2閾値以下である場合、前記刈取幅を広げる、付記1から付記3のうちのいずれかに記載のコンバイン。
(付記5)
圃場内に目標経路を設定する目標経路設定部と、
前記目標経路に沿って自動走行する自動走行制御部と
を備え、
前記刈取幅変更部は、自動走行中に検出された前記負荷検出結果に基づいて前記刈取幅を変更する、付記1から付記4のうちのいずれかに記載のコンバイン。
(付記6)
前記目標経路設定部は、前記刈取幅変更部により変更された前記刈取幅に基づいて、前記目標経路を再設定する、付記5に記載のコンバイン。
(付記7)
前記目標経路設定部は、前記目標経路に含まれる複数の直線経路のうち、自動走行し終えた第1直線経路の終了位置から、前記第1直線経路に近接し、かつ、これから自動走行する第2直線経路の開始位置へ到達するまでの間に、前記目標経路を再設定する、付記5又は付記6に記載のコンバイン。
(付記8)
前記目標経路設定部は、前記目標経路に含まれる最終直線経路の前記刈取幅を予め定められた幅以上に設定する、付記5から付記7のうちのいずれかに記載のコンバイン。
本発明は、自脱型及び普通型のコンバインに利用可能である。
1 コンバイン
50 制御部(自動走行制御部)
69 エンジン(動力源)
87 負荷検出部
88 刈取幅変更部
90 目標経路設定部
98 圃場
102 走行装置
200 刈取装置
d、d1、d2 刈取幅
E 穀稈(対象物)
P 目標経路
P1~P11,P3a,P5a,P9a 直線経路
P1e,P5e 終了位置
P3s,P9s 開始位置

Claims (8)

  1. 走行装置により走行しながら対象物を刈り取る刈取装置と、
    前記走行装置及び前記刈取装置を駆動する動力源の負荷を検出する負荷検出部と、
    前記負荷検出部の負荷検出結果に基づいて前記刈取装置の刈取幅を変更する刈取幅変更部と
    を備える、コンバイン。
  2. 前記刈取幅変更部は、これから走行する走行経路に近接する近接経路において検出された前記負荷検出結果に基づいて、前記走行経路における前記刈取幅を変更する、請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記刈取幅変更部は、前記負荷検出結果が予め定められた第1閾値以上である場合、前記刈取幅を狭める、請求項1又は請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記刈取幅変更部は、前記負荷検出結果が予め定められた第2閾値以下である場合、前記刈取幅を広げる、請求項1又は請求項2に記載のコンバイン。
  5. 圃場内に目標経路を設定する目標経路設定部と、
    前記目標経路に沿って自動走行する自動走行制御部と
    を備え、
    前記刈取幅変更部は、自動走行中に検出された前記負荷検出結果に基づいて前記刈取幅を変更する、請求項1に記載のコンバイン。
  6. 前記目標経路設定部は、前記刈取幅変更部により変更された前記刈取幅に基づいて、前記目標経路を再設定する、請求項5に記載のコンバイン。
  7. 前記目標経路設定部は、前記目標経路に含まれる複数の直線経路のうち、自動走行し終えた第1直線経路の終了位置から、前記第1直線経路に近接し、かつ、これから自動走行する第2直線経路の開始位置へ到達するまでの間に、前記目標経路を再設定する、請求項5又は請求項6に記載のコンバイン。
  8. 前記目標経路設定部は、前記目標経路に含まれる最終直線経路の前記刈取幅を予め定められた幅以上に設定する、請求項5又は請求項6に記載のコンバイン。
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