JP2024044867A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Misaki Otsuka
豊 大石
Yutaka Oishi
理貴 近藤
Masataka Kondo
優子 増田
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Abstract

【課題】複数のデータを含むデータセットに基づいてパリティを生成する場合に、無用なデータの使用を抑制することができる情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】開示の技術に係る情報処理装置は、少なくとも1つのプロセッサを有する。プロセッサは、各々が、実データ及びダミーデータを含む複数のデータセットについて、所定数の実データからなる新たなデータセットを編成し、新たなデータセットに基づいて、当該新たなデータセットに含まれる実データのうちの欠損した一部のデータを復元するためのパリティを生成する。【選択図】図6

Description

開示の技術は情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
複数のデータからなるデータセットに含まれるデータのうち、欠損が生じた一部のデータを復元するためのパリティの生成に関する技術として、以下の技術が知られている。特許文献1には、パリティ生成部及び制御部を備えたストレージ制御装置が記載されている。パリティ生成部は、複数のデータを第1の記憶装置に書き込む際に、複数のデータのうち第1のデータに付加されたダミーデータと、複数のデータのうち第1のデータ以外のデータとからパリティを生成し、パリティを第2の記憶装置に格納する。制御部は、複数のデータを第1の記憶装置から読み出して第2の記憶装置に書き込む際に、第1のデータを第1の記憶装置から読み出して第2の記憶装置に書き込む読み出し処理と、ダミーデータとパリティとを用いて複数のデータのうち第2のデータを復元する復元処理とを、並行して行う。
特許文献2には、2以上のn個のデータを第1の記憶装置に書き込み、書き込んだn個のデータを第1の記憶装置から読み出すストレージ制御装置が記載されている。ストレージ制御装置は、n個のデータのそれぞれから一定サイズごとに抽出した分割データを基にパリティを算出し、算出したパリティを第2の記憶装置に格納するパリティ算出部を有する。
特許文献3には、3以上のn個のデータを第1の記憶装置に書き込む際に、n個のデータのうち最大サイズである第1のデータとサイズが同じになるように、n個のデータのうち第1のデータ以外の各データにダミーデータを付加し、ダミーデータを付加した各データと第1のデータとを基に(n-1)個のパリティを算出し、(n-1)個のパリティを第2の記憶装置に格納するパリティ算出部を有するストレージ制御装置が記載されている。
特開2014-182460号公報 特許2013-196318号公報 特許2015-143952号公報
オブジェクトストレージシステムにおいては、少なくとも1つのオブジェクトをまとめたパックドオブジェクト(以下、POと称する)の単位で、磁気テープへのデータの記録及び読み出しが行われる。また、POを構成する複数のオブジェクトのうち、欠損が生じた一部のオブジェクトを復元可能とするためのパリティが生成される。
ここで、パリティの生成を、複数のPOの単位で行うことを考える。すなわち、2以上の所定数のPOによって編成されるパックドオブジェクトセット(以下POセットと表記する)に基づいて、少なくとも1つのパリティが生成される。磁気テープに記録すべきPOの数が、POセットを編成するために必要な数に満たない場合、ダミーオブジェクトを含むダミーパックドオブジェクトを用いてPOセットを編成することが考えられる。しかしながら、本来無用なダミーデータを磁気テープに記録することは、磁気テープの使用効率の観点から好ましくない。
開示の技術は、上記の点に鑑みてなされたものであり、複数のデータを含むデータセットに基づいてパリティを生成する場合に、無用なデータの使用を抑制することを目的とする。
開示の技術に係る情報処理装置は、少なくとも1つのプロセッサを有する。プロセッサは、各々が、実データ及びダミーデータを含む複数のデータセットについて、所定数の実データからなる新たなデータセットを編成し、新たなデータセットに基づいて、当該新たなデータセットに含まれる実データのうちの欠損した一部のデータを復元するためのパリティを生成する。
プロセッサは、新たなデータセットの編成に際し、実データの数が所定数に満たない場合、実データ及びダミーデータを含む新たなデータセットを編成してもよい。
プロセッサは、新たなデータセットに含まれる複数の実データ及び新たなデータセットに基づいて生成されたパリティの各々を、互いに異なる複数の磁気テープに記録する制御を行ってもよい。
実データは、少なくとも1つのオブジェクトをまとめたパックドオブジェクトであってもよい。プロセッサは、各々が、削除済みのオブジェクトのみを含むパックドオブジェクトを含まない所定数のパックドオブジェクトからなる新たなデータセットを編成してもよい。
プロセッサは、マイグレーションジョブ又はレクラメーションジョブが発生した場合に、新たなデータセットを編成してもよい。
開示の技術に係る情報処理方法は、各々が、実データ及びダミーデータを含む複数のデータセットについて、所定数の実データからなる新たなデータセットを編成し、新たなデータセットに基づいて、当該新たなデータセットに含まれる実データのうちの欠損した一部のデータを復元するためのパリティを生成する処理を情報処理装置が有する少なくとも1つのプロセッサが実行する、というものである。
開示の技術に係るプログラムは、各々が、実データ及びダミーデータを含む複数のデータセットについて、所定数の実データからなる新たなデータセットを編成し、新たなデータセットに基づいて、当該新たなデータセットに含まれる実データのうちの欠損した一部のデータを復元するためのパリティを生成する処理を情報処理装置が有する少なくとも1つのプロセッサに実行させるためのプログラムである。
開示の技術によれば、複数のデータを含むデータセットに基づいてパリティを生成する場合に、無用なデータの使用を抑制することが可能となる。
開示の技術の実施形態に係る記録再生システムの構成を示す図である。 開示の技術の実施形態に係る磁気テープにおけるオブジェクトの記録形態の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係る磁気テープにおけるオブジェクトの記録形態の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 開示の技術の実施形態に係る情報処理装置の各機能部によって行われる処理を模式的に示す図である。 開示の技術の実施形態に係る情報処理装置の各機能部によって行われる処理を模式的に示す図である。 開示の技術の実施形態に係るCPU1が、情報処理プログラムを実行することによって実施される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 開示の技術の他の実施形態に係る情報処理装置の各機能部によって行われる処理を模式的に示す図である。
以下、開示の技術の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与し、重複する説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、開示の技術の実施形態に係る記録再生システム1の構成を示す図である。記録再生システム1は、いわゆるオブジェクトストレージシステムを構成するものであり、ネットワークを介して記録再生システム1に接続されるユーザ端末等の外部装置(図示せず)から保存要求があったオブジェクトを保管し、外部装置からオブジェクトの読み出し要求があった場合、要求されたオブジェクトを読み出して外部装置に送信する。オブジェクトは、データ本体と、データ本体に関するメタデータとを含んで構成される。
記録再生システム1は、情報処理装置10及びテープライブラリ20を含む。テープライブラリ20は、複数のスロット(図示せず)及び複数のテープドライブ40を備え、各スロットには磁気テープ30が格納される。テープドライブ40は、情報処理装置10からの指示に基づいて、テープドライブ40に装填された磁気テープ30へのオブジェクトの記録(書き込み)及び磁気テープ30からのオブジェクトの読み出しを行う。ユーザ端末等の外部装置から保存要求があったオブジェクトは、磁気テープ30に記録される。磁気テープ30の例としては、LTO(Linear Tape-Open)テープが挙げられる。磁気テープ30に対してオブジェクトの記録(書き込み)又は読み出しを行う場合、対象の磁気テープ30がスロットから取り出され、所定のテープドライブ40に装填される。テープドライブ40に装填された磁気テープ30に対するオブジェクトの記録又は読み出しが完了すると、磁気テープ30は、テープドライブ40から取り出され、所定のスロットに格納される。情報処理装置10は、磁気テープ30に対するオブジェクトの記録及び読み出しを制御する。
図2は、磁気テープ30におけるオブジェクトの記録形態の一例を示す図である。記録再生システム1においては、少なくとも1つのオブジェクト50をまとめたパックドオブジェクト(以下、POと称する)60の単位で、磁気テープ30へのデータの記録及び読み出しが行われる。図2には、4つのオブジェクト50によって1つのPO60が構成される場合が例示されているが、1つのPO60に含まれるオブジェクト50の数は、適宜設定することが可能である。磁気テープ30にオブジェクト50を記録する場合、情報処理装置10は、記録指示のコマンドを発行し、これをテープドライブ40に送信する処理を行う。磁気テープ30へのオブジェクト50の記録を、複数のオブジェクト50を含むPO60の単位で行うことで、コマンド発行処理の頻度を低減することができ、コマンド発行によるオーバーヘッドを抑制することが可能となる。PO60に含まれる複数のオブジェクト50は、磁気テープ30上において、まとまった状態で記録される。
記録再生システム1においては、PO60に含まれる複数のオブジェクト50の少なくとも一部が、何らかの理由によって欠損した場合に、欠損したオブジェクト50を復元可能とするためのパリティ80が生成される。すなわち、2以上の所定数のPO60によって編成されるパックドオブジェクトセット(以下POセットと表記する)70に基づいて、少なくとも1つのパリティ80が生成される。パリティ80は、例えば、公知のイレージャーコーディング等の冗長符号化技術を用いて、POセット70に含まれる全てのPO60を数学的に処理することによって生成される。
図2には、3つのPO60からなるPOセット70に基づいて1つのパリティ80が生成される場合が例示されている。この態様によれば、POセット70に含まれる3つのPO60のうちの1つが欠損した場合でも、残りの2つのPO60とパリティ80とによって、欠損した1つのPO60を復元することが可能である。なお、2つ又は4つ以上のPO60からなるPOセット70について、1つ又は2つ以上のパリティ80を生成してもよい。POセット70に含まれるPO60の数が少ない程、生成されるパリティ80の数が多い程、PO60の欠損に対する耐性が高くなる。POセット70に含まれる複数のPO60の各々及びPOセット70に基づいて生成されたパリティ80は、それぞれ別々の磁気テープ30に記録される。これにより、磁気テープ30の破損又は紛失等に伴うPO60の欠損に対して対応することが可能となる。
図3は、磁気テープ30に記録すべきPOの数が、POセットを編成するために必要な数に満たない場合の例である。この場合、ダミーオブジェクト52を含むダミーパックドオブジェクト(以下ダミーPOと表記する)62を用いてPOセット70が編成される。ダミーオブジェクト52は、専らパリティの生成において不足するPO60を補う目的で用いられるデータであり、データとして意味を有していない。ダミーオブジェクト52は、例えば、全てのビットに“0”が割り当てられたビット列からなるデータ又はランダムに定められた値が各ビットに割り当てられたビット列からなるデータであってもよい。以下において、ダミーPO以外の意味を持つPOを、ダミーPOと区別するために「実PO」と表記する。
実PO61及びダミーPO62並びにこれらを含むPOセット70に基づいて生成されたパリティ80は、それぞれ別々の磁気テープ30に記録される。POセット70の編成、パリティ80の生成、並びに、実PO61、ダミーPO62及びパリティ80の磁気テープ30への記録制御は情報処理装置10によって行われる。なお、実PO61は開示の技術における「実データ」の一例である。ダミーPO62は、開示の技術における「ダミーデータ」の一例である。POセット70は、開示の技術における「データセット」の一例である。
図4は、情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)101、一時記憶領域としてのRAM(Random Access Memory)102、及び不揮発性メモリ103を含む。また、情報処理装置10は、液晶ディスプレイ等の表示部104、キーボード及びマウス等の入力デバイスを含む入力部105、ネットワークに接続されるネットワークインターフェース106、及びテープドライブ40が接続される外部インターフェース107を含む。CPU101、RAM102、不揮発性メモリ103、表示部104、入力部105、ネットワークインターフェース106、及び外部インターフェース107は、バス108に接続される。
不揮発性メモリ103は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。不揮発性メモリ103には、情報処理プログラム110が格納されている。CPU101は、不揮発性メモリ103から情報処理プログラム110を読み出してRAM102に展開し、実行する。なお、情報処理装置10の例としては、サーバコンピュータ等が挙げられる。CPU101は、開示の技術における「プロセッサ」の一例である。
情報処理装置10は、例えば、磁気テープ30に記録されたPOを別の磁気テープ30に移行するジョブであるマイグレーションジョブが発生した場合、移行元の磁気テープ30から移行対象のPO60を読み出し、読み出した移行対象のPO60についてPOセット70の再編成を行う。POセット70の再編成とは、元のPOセット70に含まれるPO60を選択的に用いて新たなPOセット70を編成することを意味する。情報処理装置10は、再編成された新たなPOセット70に基づいてパリティ80を生成する。
図5は、マイグレーションジョブが発生した場合における情報処理装置10の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。情報処理装置10は、CPU101が情報処理プログラム110を実行することにより読み出し部11、再編成部12、生成部13及び記録制御部14として機能する。図6は、上記の各機能部によって行われる処理を模式的に示す図である。
読み出し部11は、移行元の磁気テープ30から移行対象のPO60を読み出す処理を行う。図6には、磁気テープ30Aから実PO61A1及び実PO61B1が読み出され、磁気テープ30Bから実PO61A2及びダミーPO62B2が読み出され、磁気テープ30CからダミーPO62A3及びダミーPO62B3が読み出された場合が例示されている。実PO61A1、実PO61A2及びダミーPO62A3によってPOセット70Aが編成され、実PO61B1、ダミーPO62B2及びダミーPO62B3によってPOセット70Bが編成されていたものとする。読み出し部11は、磁気テープ30A、30B及び31Cから読み出した実PO61及びダミーPO62の各々を、不揮発性メモリ103に保存する。なお、ダミーPO62については、不揮発性メモリ103に保存せずに破棄してもよい。
再編成部12は、読み出し部11によって読み出された実PO61及びダミーPO62を含む複数のPOセット70について、所定数の実PO61からなる新たなPOセット70を編成する。すなわち、再編成部12は、所定数の実PO61を含み且つダミーPO62を含まない新たなPOセット70を編成する。図6に示す例において、再編成部12は、元のPOセット70Aに含まれる実PO61A1及び実PO61A2並びに元のPOセット70Bに含まれる実PO61B1の3つの実PO61からなる新たなPOセット70Cを編成する。
生成部13は、再編成部12によって編成された新たなPOセット70に基づいて、当該新たなPOセット70に含まれる実PO61のうちの欠損した一部の実PO61を復元するためのパリティ80を生成する。図6に示す例において、生成部13は、新たなPOセット70Cに基づいてパリティ80を生成する。このパリティ80は、新たなPOセット70Cに含まれる実PO61A1、実PO61A2及び実PO61B1のうちの欠損した一部の実PO61を復元するためのものである。
記録制御部14は、再編成部12によって編成された新たなPOセット70に含まれる複数の実PO61及び新たなPOセット70に基づいて生成されたパリティ80の各々を、互いに異なる複数の磁気テープ30に記録する制御を行う。図6に示す例において、記録制御部14は、新たなPOセット70Cに含まれる実PO61A1、実PO61A2及び実PO61B1並びに新たなPOセット70Cに基づいて生成されたパリティ80を、それぞれ磁気テープ30D、30E、30F及び30Gに記録する制御を行う。
図7は、再編成部12による新たなPOセット70の編成に際し、実PO61の数が所定数に満たない場合の例である。この場合、再編成部12は、実PO61及びダミーPO62を含む新たなPOセット70を編成する。図7に示す例において、再編成部12は、POセット70Aに含まれる実PO61A1及び実PO61A2並びにPOセット70Bに含まれる実PO61B1の3つの実PO61からなる新たなPOセット70Cを編成する。再編成部12は、更に、POセット70Bに含まれる実PO61B2及び新たに生成されたダミーPO62C1及びダミーPO62C2からなる新たなPOセット70Dを編成する。
生成部13は、新たなPOセット70Cに基づいてパリティ80Aを生成する。このパリティ80Aは、新たなPOセット70Cに含まれる実PO61A1、実PO61A2及び実PO61B1のうちの欠損した一部の実PO61を復元するためのものである。生成部13は、更に、新たなPOセット70Dに基づいてパリティ80Bを生成する。このパリティ80Bは、実PO61B2が欠損した場合にこれを復元するためのものである。
記録制御部14は、新たなPOセット70Cに含まれる実PO61A1、実PO61A2及び実PO61B1並びに新たなPOセット70Cに基づいて生成されたパリティ80Aを、それぞれ磁気テープ30D、30E、30F及び30Gに記録する制御を行う。記録制御部14は、更に、新たなPOセット70Dに含まれる実PO61B2、ダミーPO62C1及びダミーPO62C2並びに新たなPOセット70Dに基づいて生成されたパリティ80Bを、それぞれ磁気テープ30D、30E、30F及び30Gに記録する制御を行う。なお、ダミーPO62C1及びダミーPO62C2については、磁気テープ30への記録を行わないこととしてもよい。この場合、パリティ80Dを生成する際に使用したダミーPO62C1及びダミーPO62C2の内容を示す情報を保存しておく。実PO61B2が欠損した場合には、この情報及びパリティ80Dを用いて実PO61B2を復元することが可能である。
図8は、CPU101が、情報処理プログラム110を実行することによって実施される処理の流れの一例を示すフローチャートである。情報処理プログラム110は、例えば、マイグレーションジョブが発生した場合に実行される。
ステップS1において、読み出し部11は、移行元の磁気テープ30から移行対象のPO60を読み出す処理を行う。ステップS2において、再編成部12は、ステップS2において読み出された、実PO61及びダミーPO62を含む複数のPOセット70について、所定数の実PO61からなる新たなPO70セットを編成する。すなわち、再編成部12は、読み出したPOセット70を用いて、所定数の実PO61を含み且つダミーPO62を含まない新たなPOセット70を編成する。ステップS3において、生成部13は、ステップS2において編成された新たなPOセット70に基づいて、当該新たなPOセット70に含まれる実PO61のうちの欠損した一部の実PO61を復元するためのパリティ80を生成する。ステップS4において、記録制御部14は、ステップS2において編成された新たなPOセット70に含まれる複数の実PO61及びステップS3において生成されたパリティ80の各々を、互いに異なる複数の磁気テープ30に記録する制御を行う。
以上のように、開示の技術の実施形態に係る情報処理装置10は、各々が、実PO61及びダミーPO62を含む複数のPOセット70について、所定数の実PO61からなる新たなPOセット70を編成し、新たなPOセット70に基づいて、当該新たなPOセット70に含まれる実PO61のうちの欠損した一部の実PO61を復元するためのパリティ80を生成する。
情報処理装置10によれば、例えばマイグレーションジョブが発生した場合に、POセット70の再編成が行われる。POセット70の再編成においては、元のPOセット70に含まれるダミーPO62は対象から除外され、実PO61のみからなる新たなPOセット70が編成される。新たなPOセット70に基づいてパリティ80が生成される。本実施形態に係る情報処理装置10によれば、POセット70に基づいてパリティ80を生成する場合に、無用なダミーPO62の使用を抑制することが可能となる。また、ダミーPO62は、移行対象からも除外されので、移行先の磁気テープ30に無用なデータが記録されることによる使用効率の低下を抑制することが可能となる。
情報処理装置10は、新たなPOセット70の編成に際し、実POの数が所定数に満たない場合、実PO61及びダミーPO62を含む新たなPOセット70を編成する。これにより、実PO61の数が所定数に満たない場合でも、処理可能な実PO61についてパリティ80を生成することが可能となる。この態様によれば、新たなPOセット70がダミーPO62を含み得ることとなるが、ダミーPO62を含む新たなPOセット70は、POセット70の再編成処理において最後に編成されるPOセット70においてのみ発生し得るものなので、パリティ80の生成において無用なダミーPO62の使用を抑制する効果が損なわれることはない。
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る情報処理装置10は、削除済みのオブジェクト50のみを含むPO60を、ダミーPO62と同様に扱う。すなわち、再編成部12は、POセット70の再編成において、各々が「削除済みのオブジェクトのみを含むPO60」を含まない所定数のPO60からなる新たなPOセット70を編成する。なお、磁気テープ30に記録されたオブジェクト50が削除されると、その磁気テープ30において、そのオブジェクト50が削除されたことを示す情報が記録され、削除されたオブジェクト50に対するアクセスが制限される。削除済みのオブジェクト50は、物理的には削除されず磁気テープ30に残ったままとなる。
第2の実施形態に係る情報処理装置10は、第1の実施形態と同様、CPU101が情報処理プログラム110を実行することにより読み出し部11、再編成部12、生成部13及び記録制御部14として機能する。図9は、第2の実施形態に係る情報処理装置10の上記の各機能部によって行われる処理を模式的に示す図である。
読み出し部11は、移行元の磁気テープ30から移行対象のPO60を読み出す処理を行う。図9には、磁気テープ30Aから実PO61A1及び実PO61B1が読み出され、磁気テープ30Bから実PO61A2及び実PO61B2が読み出され、磁気テープ30Cから実PO61A3及び実PO61B3が読み出された場合が例示されている。実PO61A1、実PO61A2及び実PO61A3によってPOセット70Aが編成され、実PO61B1、実PO61B2及び実PO61B3によってPOセット70Bが編成されていたものとする。実PO61A3、実PO61B1及び実PO61B3は、それぞれ、当該実PO61に含まれる全てのオブジェクト50が削除済みのオブジェクトである。
再編成部12は、読み出し部11によって読み出されたPOセット70について、「削除済みのオブジェクトのみを含むPO60」を含まない所定数のPO60からなる新たなPOセット70を編成する。図9に示す例において、再編成部12は、POセット70Aに含まれる実PO61A1及び実PO61A2並びにPOセット70Bに含まれる実PO61B2の3つの実PO61からなる新たなPOセット70Cを編成する。新たなPOセット70Cは、削除済みのオブジェクト50のみを含むPO60を含んでいない。削除済みのオブジェクト50のみを含む実PO61A3、実PO61B1及び実PO61B3は、POセット70の再編成処理において対象から除外される。
生成部13は、再編成部12によって編成された新たなPOセット70に基づいて、当該新たなPOセット70に含まれる実PO61のうちの欠損した一部の実PO61を復元するためのパリティ80を生成する。図9に示す例において、生成部13は、新たなPOセット70Cに基づいてパリティ80を生成する。このパリティ80は、新たなPOセット70Cに含まれる実PO61A1、実PO61A2及び実PO61B2のうちの欠損した一部の実PO61を復元するためのものである。
記録制御部14は、再編成部12によって編成された新たなPOセット70に含まれる実PO61及び新たなPOセット70に基づいて生成されたパリティ80の各々を、互いに異なる複数の磁気テープ30に記録する制御を行う。図9に示す例において、記録制御部14は、新たなPOセット70Cに含まれる実PO61A1、実PO61A2及び実PO61B2並びに新たなPOセット70Cに基づいて生成されたパリティ80を、それぞれ磁気テープ30D、30E、30F及び30Gに記録する制御を行う。
本実施形態に係る情報処理装置10によれば、POセット70に基づいてパリティ80を生成する場合に、削除済みのオブジェクト50のみを含む無用なPO60の使用を抑制することが可能となる。また、削除済みのオブジェクト50のみを含むPO60は、移行対象から除外されることになるので、移行先の磁気テープ30に無用なデータが記録されることによる使用効率の低下を抑制することが可能となる。
なお、上記の第1及び第2の実施形態においては、複数のオブジェクト50をまとめたPO60を処理単位とする場合を例示したが、1つのデータ(又はオブジェクト)を処理単位とする場合にも、開示の技術を適用することが可能である。すなわち、情報処理装置10は、各々が、実データ及びダミーデータを含む複数のデータセットについて、所定数の実データからなる新たなデータセットを編成し、新たなデータセットに基づいて、当該新たなデータセットに含まれる実データのうちの欠損した一部のデータを復元するためのパリティを生成してもよい。
また、上記の各実施形態においては、POセット70の再編成が、マイグレーションジョブの実行時に行われる場合を例示したが、レクラメーションジョブの実行時にPOセット70の再編成を実行してもよい。レクラメーションジョブは、磁気テープ30に無効データが散在する場合に、無効データ及び有効データのうち、有効データのみを別の磁気テープに移行し、元の磁気テープ30を再利用可能な状態にするジョブである。無効データは、例えば削除済みのデータであり、有効データはそれ以外のデータある。
上記の各実施形態において、例えば、読み出し部11、再編成部12、生成部13及び記録制御部14といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、前述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System on Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
また、上記実施形態では、情報処理プログラム110が不揮発性メモリ103に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。情報処理プログラム110は、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、情報処理プログラム110は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
以上の第1及び第2の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
少なくとも1つのプロセッサを有する情報処理装置であって、
前記プロセッサは、
各々が、実データ及びダミーデータを含む複数のデータセットについて、所定数の実データからなる新たなデータセットを編成し、
前記新たなデータセットに基づいて、当該新たなデータセットに含まれる実データのうちの欠損した一部のデータを復元するためのパリティを生成する
情報処理装置。
(付記2)
前記プロセッサは、
前記新たなデータセットの編成に際し、実データの数が前記所定数に満たない場合、実データ及びダミーデータを含む新たなデータセットを編成する
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記プロセッサは、前記新たなデータセットに含まれる複数の実データ及び前記新たなデータセットに基づいて生成されたパリティの各々を、互いに異なる複数の磁気テープに記録する制御を行う
付記1又は付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記実データは、少なくとも1つのオブジェクトをまとめたパックドオブジェクトであり、
前記プロセッサは、
各々が、削除済みのオブジェクトのみを含むパックドオブジェクトを含まない所定数のパックドオブジェクトからなる前記新たなデータセットを編成する
付記1から付記3のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(付記5)
前記プロセッサは、マイグレーションジョブ又はレクラメーションジョブが発生した場合に、前記新たなデータセットを編成する
付記1から付記4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
(付記6)
各々が、実データ及びダミーデータを含む複数のデータセットについて、所定数の実データからなる新たなデータセットを編成し、
前記新たなデータセットに基づいて、当該新たなデータセットに含まれる実データのうちの欠損した一部のデータを復元するためのパリティを生成する
処理を情報処理装置が有する少なくとも1つのプロセッサが実行する情報処理方法。
(付記7)
各々が、実データ及びダミーデータを含む複数のデータセットについて、所定数の実データからなる新たなデータセットを編成し、
前記新たなデータセットに基づいて、当該新たなデータセットに含まれる実データのうちの欠損した一部のデータを復元するためのパリティを生成する
処理を情報処理装置が有する少なくとも1つのプロセッサに実行させるための情報処理プログラム。
1 記録再生システム
10 情報処理装置
11 読み出し部
12 再編成部
13 生成部
14 記録制御部
20 テープライブラリ
30、30A、30B、30C、30D、30E、30F、30G 磁気テープ
40 テープドライブ
50 オブジェクト
52 ダミーオブジェクト
60 PO
61、61A1、61A2、61A3、61B1、61B2、61B3 実PO
62、62A3、62B2、62B3、62C1、62C2 ダミーPO
70、70A、70B、70C、70D POセット
80、80A、80B パリティ
101 CPU
102 RAM
103 不揮発性メモリ
104 表示部
105 入力部
106 ネットワークインターフェース
107 外部インターフェース
108 バス
110 情報処理プログラム

Claims (7)

  1. 少なくとも1つのプロセッサを有する情報処理装置であって、
    前記プロセッサは、
    各々が、実データ及びダミーデータを含む複数のデータセットについて、所定数の実データからなる新たなデータセットを編成し、
    前記新たなデータセットに基づいて、当該新たなデータセットに含まれる実データのうちの欠損した一部のデータを復元するためのパリティを生成する
    情報処理装置。
  2. 前記プロセッサは、
    前記新たなデータセットの編成に際し、実データの数が前記所定数に満たない場合、実データ及びダミーデータを含む新たなデータセットを編成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、前記新たなデータセットに含まれる複数の実データ及び前記新たなデータセットに基づいて生成されたパリティの各々を、互いに異なる複数の磁気テープに記録する制御を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記実データは、少なくとも1つのオブジェクトをまとめたパックドオブジェクトであり、
    前記プロセッサは、
    各々が、削除済みのオブジェクトのみを含むパックドオブジェクトを含まない所定数のパックドオブジェクトからなる前記新たなデータセットを編成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、マイグレーションジョブ又はレクラメーションジョブが発生した場合に、前記新たなデータセットを編成する
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 各々が、実データ及びダミーデータを含む複数のデータセットについて、所定数の実データからなる新たなデータセットを編成し、
    前記新たなデータセットに基づいて、当該新たなデータセットに含まれる実データのうちの欠損した一部のデータを復元するためのパリティを生成する
    処理を情報処理装置が有する少なくとも1つのプロセッサが実行する情報処理方法。
  7. 各々が、実データ及びダミーデータを含む複数のデータセットについて、所定数の実データからなる新たなデータセットを編成し、
    前記新たなデータセットに基づいて、当該新たなデータセットに含まれる実データのうちの欠損した一部のデータを復元するためのパリティを生成する
    処理を情報処理装置が有する少なくとも1つのプロセッサに実行させるためのプログラム。
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