JP2023064456A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリにおいて、データ移行処理を行う場合における処理コストを軽減することができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、互いに異なるプールに属する複数の磁気テープに同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリに収容された磁気テープにデータを記録する処理を行う少なくとも1つのプロセッサを備える。プロセッサは、テープライブラリに収容された磁気テープに記録された移行対象データを、テープライブラリに収容された別の磁気テープに移行する場合、テープライブラリに含まれる第1のプールにおいて移行対象データを記録する磁気テープの世代と、テープライブラリに含まれる第2のプールにおいて移行対象データを記録する磁気テープの世代を互いに異ならせる。【選択図】図7
Description
開示の技術は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
複数の世代の記憶媒体を収容するライブラリ装置におけるデータ移行に関する技術として、以下の技術が知られている。例えば、特許文献1には、複数の世代の記憶媒体を使用可能なライブラリ装置において、データ移行を実行する場合には、最新の世代の記憶媒体を移行先の記憶媒体としてドライブに搬送することが記載されている。
特許文献2には、第1世代LTOフォーマットでテープ記録媒体に書き込まれたデータを第3世代LTOフォーマットのテープ記録媒体を経由し第5世代LTOフォーマットのテープ記録媒体にマイグレーションすることが記載されている。
データを長期保存するにあたり、旧世代の磁気テープに記録されたデータを新世代の磁気テープに移行する機能を世代間マイグレーションと呼ぶ。例えば、LTO(Linear Tape-Open)規格における第6世代の磁気テープに記録されたデータを読み出し、このデータを第7世代の磁気テープに移行するような処理が該当する。
一方、データのアーカイブに用いられる磁気テープへのデータの記録においては、データの消失リスクを低減させるために、同一のデータを多重化(冗長化)して記録することが行われている。例えば、テープライブラリは、正データを記録するための複数の磁気テープによって構成される第1のプールと、正データと同一の副データを記録するための複数の磁気テープによって構成される第2のプールを備える。
このように同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリにおいて、世代間マイグレーションを行う場合には、例えば、第1のプールに属する旧世代の磁気テープから移行対象データを読み出し、第1のプールに属する新世代の磁気テープ及び第2のプールに属する新世代の磁気テープのそれぞれに移行対象データを記録する。この場合、3台のテープドライブを占有することになり、その処理コストが無視できない。
開示の技術は上記の点に鑑みてなされたものであり、同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリにおいて、データ移行処理を行う場合における処理コストを軽減することを目的とする。
開示の技術の実施形態に係る情報処理装置は、互いに異なるプールに属する複数の磁気テープに同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリに収容された磁気テープにデータを記録する処理を行う少なくとも1つのプロセッサを備える。プロセッサは、テープライブラリに収容された磁気テープに記録された移行対象データを、テープライブラリに収容された別の磁気テープに移行する場合、テープライブラリに含まれる第1のプールにおいて移行対象データを記録する磁気テープの世代と、テープライブラリに含まれる第2のプールにおいて移行対象データを記録する磁気テープの世代を互いに異ならせる。
プロセッサは、第1のプールに属する磁気テープに移行対象データを記録するタイミングと、第2のプールに属する磁気テープに移行対象データを記録するタイミングを互いに異ならせてもよい。
プロセッサは、移行対象データを、第1のプール及び第2のプールのうちのいずれか一方のプールに属する磁気テープには記録せず、他方のプールに属する、移行対象データが記録された磁気テープの世代よりも新しい世代の磁気テープに記録する処理を行ってもよい。
プロセッサは、第1のプールにおいて移行対象データを記録する磁気テープの世代を奇数世代及び偶数世代のうちの一方とし、第2のプールにおいて移行対象データを記録する磁気テープの世代を奇数世代及び偶数世代のうちの他方としてもよい。
プロセッサは、テープライブラリに収容されたいずれかの磁気テープから移行対象のデータを取得し、テープライブラリに含まれる複数のプールのうち、移行対象データが、特定の世代の磁気テープに記録されているプールを特定し、特定したプールに属する、特定の世代よりも新しい世代の磁気テープに移行対象データを記録する処理を行ってもよい。
プロセッサは、テープライブラリに収容されている、移行対象データが記録された最新の世代の磁気テープから移行対象データを取得してもよい。
プロセッサは、テープライブラリに収容された磁気テープに記録された移行対象データを、テープライブラリに収容された別の磁気テープに移行する場合、第1のプールにおいて移行対象データを記録する磁気テープの規格と、第2のプールにおいて移行対象データを記録する磁気テープの規格を互いに異ならせてもよい。
開示の技術に係る情報処理方法は、互いに異なるプールに属する複数の磁気テープに同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリに収容された磁気テープにデータを記録する処理を、情報処理装置が備える少なくとも1つのプロセッサが実行する情報処理方法である。情報処理方法は、テープライブラリに収容された磁気テープに記録された移行対象データを、テープライブラリに収容された別の磁気テープに移行する場合、テープライブラリに含まれる第1のプールにおいて移行対象データを記録する磁気テープの世代と、テープライブラリに含まれる第2のプールにおいて移行対象データを記録する磁気テープの世代を互いに異ならせる処理をプロセッサが実行するものである。
開示の技術に係る情報処理プログラムは、互いに異なるプールに属する複数の磁気テープに同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリに収容された磁気テープにデータを記録する処理を、情報処理装置が備える少なくとも1つのプロセッサに実行させるための情報処理プログラムである。情報処理プログラムは、テープライブラリに収容された磁気テープに記録された移行対象データを、テープライブラリに収容された別の磁気テープに移行する場合、テープライブラリに含まれる第1のプールにおいて移行対象データを記録する磁気テープの世代と、テープライブラリに含まれる第2のプールにおいて移行対象データを記録する磁気テープの世代を互いに異ならせる処理をプロセッサに実行させるためのプログラムである。
開示の技術によれば、同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリにおいて、世代間マイグレーションを行う場合における処理コストを軽減することが可能となる。
以下、開示の技術の実施形態の一例を図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与し、重複する説明は適宜省略する。
図1は、開示の技術の実施形態に係るストレージシステム1の構成の一例を示す図である。ストレージシステム1は、情報処理装置10及びテープライブラリ20を含む。ストレージシステム1は、ネットワークを介してストレージシステム1に接続されるユーザ端末等の外部装置(図示せず)から保存要求があったデータを保存し、外部装置からデータの読み出し要求があった場合、要求されたデータを読み出して外部装置に送信する。ストレージシステム1は、データをオブジェクトの単位で扱うオブジェクトストレージシステムであってもよい。オブジェクトは、データ本体と、データ本体に関するメタデータとを含んで構成される。
テープライブラリ20は、複数のスロット(図示せず)及び複数のテープドライブ40を備え、各スロットには磁気テープ30が格納される。ユーザ端末等の外部装置から格納要求があったデータは、磁気テープ30に記録される。テープドライブ40は、情報処理装置10からの指示に基づいて、テープドライブ40に装填された磁気テープ30へのデータの記録(書き込み)及び磁気テープ30からのデータの読み出しを行う。磁気テープ30の例としては、LTO(Linear Tape-Open)テープが挙げられる。磁気テープ30に対してデータの記録又は読み出しを行う場合、対象の磁気テープ30がスロットから取り出され、所定のテープドライブ40に装填される。テープドライブ40に装填された磁気テープ30に対するデータの記録又は読み出しが完了すると、磁気テープ30は、テープドライブ40から取り出され、所定のスロットに格納される。
テープライブラリ20は、第1のプール21及び第2のプール22を有する。第1のプール21及び第2のプール22は、それぞれ少なくとも1本の磁気テープ30からなるグループである。ストレージシステム1においては、データの消失リスクを低減させるために、同一のデータが冗長性を有して記録される。すなわち、第1のプール21に属する磁気テープ30と第2のプール22に属する磁気テープ30には同一のデータが記録される。例えば、第1のプール21に属する磁気テープ30に記録されるデータを正データとして扱い、第2のプール22に属する磁気テープ30に記録されるデータを副データとして扱ってもよい。なお、テープライブラリ20が備えるプールの数は3以上であってもよい。
情報処理装置10は、磁気テープ30に対するデータの記録及び読み出しを制御する。図2は、情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、不揮発性メモリ103、液晶ディスプレイ等の表示装置104、キーボード及びマウス等を含む入力装置105、ネットワークに接続されるネットワークインターフェース106、及びテープドライブ40が接続される外部インターフェース107を含む。これらのハードウェアは、バス108に接続されている。
不揮発性メモリ103は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。不揮発性メモリ103には、情報処理プログラム110及び管理情報120が格納されている。RAM102は、CPU101が処理を実行するためのワークメモリである。CPU101は、不揮発性メモリ103から情報処理プログラム110を読み出してからRAM102に展開し、実行する。なお、情報処理装置10の例としては、サーバコンピュータ等が挙げられる。CPU101は、開示の技術における「プロセッサ」の一例である。
図3は、管理情報120の内容の一例を示す図である。管理情報120は、テープライブラリ20に保存されたデータを管理するためのデータベースである。管理情報120において、テープライブラリ20に含まれるプールを識別するプールID(identification)、各プールに属する磁気テープを識別するテープID、各磁気テープの世代、及び各磁気テープに記録されたデータを識別するデータIDが互いに対応付けられて記録されている。
図3に例示する管理情報において、[プール#1]は、第1のプール21のプールIDであり、[プール#2]は、第2のプール22のプールIDである。図3に例示する管理情報120において、LTO規格における第6世代(LTO6)の磁気テープである[テープ#1]及び[テープ#2]が[プール#1]に属し、[データ#1]~[データ#3]が[テープ#1]に記録されていることが示されている。また、[テープ#11]及び[テープ#12]が[プール#2]に属し、[プール#1]に記録されているデータと同じデータである[データ#1]~[データ#3]が、LTO規格における第5世代(LTO5)の磁気テープである[テープ#11]に記録されていることが示されている。
データを長期保存するにあたり、旧世代の磁気テープに記録されたデータを新世代の磁気テープに移行する機能を世代間マイグレーションと呼ぶ。図4は、情報処理装置10が、テープライブラリ20において世代間マイグレーションを行う場合における機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。情報処理装置10は、データ取得部11、移行先プール特定部12及びデータ移行処理部13を有する。CPU101が情報処理プログラム110を実行することにより、情報処理装置10は、データ取得部11、移行先プール特定部12及びデータ移行処理部13として機能する。
ここで、第1のプール21において、LTO6の磁気テープ30にデータが記録されており、第2のプール22において、LTO5の磁気テープ30に、第1のプール21に記録されているデータと同じデータが記録されているものとする。この場合において、LTO7の磁気テープを移行先の磁気テープとする世代間マイグレーションを行う場合について説明する。なお、移行対象データは、予め定められており、第1のプール21及び第2のプール22の双方に記録されているものとする。
データ取得部11は、テープライブラリ20から移行対象データを取得する。具体的には、データ取得部11は、移行対象データが記録された最新の世代の磁気テープ30から移行対象データを取得する。データ取得部11は、管理情報120を参照することにより、移行対象データが記録された最新の世代の磁気テープを特定することが可能である。ここでは、移行対象データが記録された最新の世代の磁気テープは、LTO6の磁気テープである。データ取得部11は、第1のプール21に属するLTO6の磁気テープ30から移行対象データを取得する。なお、移行対象データは、テープライブラリ20に含まれる移行対象データが記録されたどの磁気テープ30からでも取得することが可能である。例えば、データ取得部11は、第2のプール22に属するLTO5の磁気テープ30から移行対象データを取得してもよい。しかしながら、磁気テープの世代が新しくなる程、データ転送速度は高くなるため、最新の世代の磁気テープから移行対象データを取得することで、移行対象データを取得する際のテープドライブ40の占有時間を短くすることが可能となる。
移行先プール特定部12は、第1のプール21及び第2のプール22のうち、移行対象データが、特定の世代の磁気テープに記録されているプールを移行対象データの移行先のプールとして特定する。移行先プール特定部12は、例えば、移行対象データが最も古い世代の磁気テープに記録されているプールを移行先のプールとして特定する。また、移行先プール特定部12は、移行先の磁気テープの世代のN世代前の磁気テープに移行対象データが記録されているプールを移行先のプールとして特定してもよい。ここでNはテープライブラリ20が有するプールの数に相当する自然数であり、本実施形態においては、N=2である。移行先プール特定部12は、管理情報120を参照することにより、各プールにおいて移行対象データが記録されている磁気テープ30の世代を特定することが可能である。ここでは、移行先プール特定部12は、移行対象データがLTO5の磁気テープ30に記録されている第2のプール22を移行先のプールとして特定する。移行先の磁気テープであるLTO7の磁気テープ30は、第2のプール22に所属するものとして管理情報120に登録される。
データ移行処理部13は、移行先プール特定部12によって特定された移行先のプールに属する、上記特定の世代の磁気テープよりも新しい世代の磁気テープに移行対象データを記録する処理を行う。移行先プール特定部12によって特定された移行先のプール以外のプールに属する磁気テープには移行対象データは記録されない。ここでは、データ移行処理部13は、第1のプール21に属する磁気テープ30には移行対象データを記録せず、第2のプール22に属する最新の世代であるLTO7の磁気テープ30に移行対象データを記録する処理を行う。
図5は、上記したLTO7の磁気テープを移行先の磁気テープとするデータ移行処理の態様を示す図である。図5には、情報処理装置10が、第1のプール21に属するLTO6の磁気テープ30から移行対象データである[データ#1]を取得し、第2のプール22を移行先のプールとして特定し、第2のプール22に属する最新の世代であるLTO7の磁気テープ30に[データ#1]を記録する態様が示されている。なお、第2のプールにおいて、[データ#1]が記録された、相対的に古い世代(LTO5)の磁気テープ30は、テープライブラリ20から排出される。
図6は、図5に示すデータ移行処理(LTO7へのデータ移行処理)が行われた後に、情報処理装置10がLTO8の磁気テープを移行先の磁気テープとするデータ移行処理を行う態様を示す図である。この場合、データ取得部11は、第2のプール22に属するLTO7の磁気テープ30から移行対象データである[データ#1]を取得する。移行先プール特定部12は、[データ#1]が、LTO6の磁気テープ30に記録されている第1のプール21を移行先のプールとして特定する。移行先の磁気テープであるLTO8の磁気テープ30は、第1のプール21に所属するものとして管理情報120に登録される。データ移行処理部13は、第1のプール21に属する最新の世代であるLTO8の磁気テープ30に[データ#1]を記録する処理を行う。第2のプール22に属する磁気テープ30には[データ#1]は記録されない。なお、第1のプール21において、[データ#1]が記録された、相対的に古い世代(LTO8)の磁気テープ30は、テープライブラリ20から排出される。
上記のように、情報処理装置10は、第1のプール21に属する磁気テープ30に移行対象データを記録するタイミングと、第2のプール22に属する磁気テープ30に移行対象データを記録するタイミングを互いに異ならせる。
また、情報処理装置10は、図7に示すように、第1のプール21において移行対象データを記録する磁気テープの世代を偶数世代とし、第2のプール22において移行対象データを記録する磁気テープの世代を奇数世代とする。なお、第1のプール21において移行対象データを記録する磁気テープの世代を奇数世代とし、第2のプール22において移行対象データを記録する磁気テープの世代を偶数世代としてもよい。
以下に、情報処理装置10の作用について説明する。図8は、CPU101が、情報処理プログラム110を実行することによって実施されるデータ移行処理の流れの一例を示すフローチャートである。情報処理プログラム110は、例えば、ユーザによって入力装置105を介して処理の実行指示が入力された場合に実行される。
ステップS1においてデータ取得部11は、テープライブラリ20から移行対象データを取得する。具体的には、移行対象データが記録された最新の世代の磁気テープ30から移行対象データを取得する。データ取得部11は、管理情報120を参照することにより、移行対象データが記録された最新の世代の磁気テープを特定することが可能である。
ステップS2において移行先プール特定部12は、第1のプール21及び第2のプール22のうち、移行対象データが、特定の世代の磁気テープに記録されているプールを移行対象データの移行先のプールとして特定する。移行先プール特定部12は、例えば、移行対象データが最も古い世代の磁気テープに記録されているプールを移行先のプールとして特定する。また、移行先プール特定部12は、移行先の磁気テープの世代のN世代前(Nはプール数に相当する自然数)の磁気テープに移行対象データが記録されているプールを移行先のプールとして特定してもよい。移行先プール特定部12は、管理情報120を参照することにより、各プールにおいて移行対象データが記録されている磁気テープ30の世代を特定することが可能である。
ステップS3においてデータ移行処理部13は、ステップS2において移行先のプールとして特定したプールに属する、上記特定の世代よりも新しい世代の磁気テープに、ステップS1において取得した移行対象データを記録する処理を行う。移行先プール特定部12によって特定された移行先のプール以外のプールに属する磁気テープには移行対象データは記録されない。
ステップS4においてデータ移行処理部13は、全ての移行対象データについてステップS1からステップS3までの処理が完了したか否かを判定する。全ての移行対象データについて処理が完了していないと判定された場合には、処理はステップS1に戻される。全ての移行対象データについて処理が完了したと判定された場合には、本ルーチンは終了する。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置10は、互いに異なるプールに属する複数の磁気テープに同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリ20に収容された磁気テープにデータを記録する処理を行う。情報処理装置10は、テープライブラリ20に収容された磁気テープ30に記録された移行対象データを、テープライブラリ20に収容された別の磁気テープ30に移行する場合、テープライブラリ20に含まれる第1のプール21において移行対象データを記録する磁気テープの世代と、テープライブラリ20に含まれる第2のプール22において移行対象データを記録する磁気テープの世代を互いに異ならせる。
同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリにおいて、世代間マイグレーションを行う場合には、例えば、第1のプールに属する旧世代の磁気テープから移行対象データを読み出し、第1のプールに属する新世代の磁気テープ及び第2のプールに属する新世代の磁気テープのそれぞれに、移行対象データを記録する。この場合、3台のテープドライブを占有することになり、その処理コストが無視できない。
本実施形態に係る情報処理装置10によれば、第1のプール21において移行対象データを記録する磁気テープの世代と、テープライブラリ20に含まれる第2のプール22において移行対象データを記録する磁気テープの世代を互いに異ならせてデータ移行処理が行われるので、テープライブラリ20に含まれる一部のプールのみが移行先のプールとされる。これにより、全てのプールが移行先のプールとされる場合と比較して、データ移行処理において用いられるテープドライブ40の数を抑制することができる。すなわち、本実施形態に係る情報処理装置10によれば、同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリ20において、データ移行処理を行う場合における処理コストを軽減することが可能となる。
なお、以上の実施形態においては、テープライブラリ20に含まれるプールの数が2つである場合を例示したが、テープライブラリ20に含まれるプールの数は3つ以上であってもよい。すなわち、3つ以上のプールの各々において同一のデータが記録される。例えば、テープライブラリが第1~第3のプールを有する場合において、第1のプールに属する磁気テープ30に記録されるデータを正データとして扱い、第2のプールに属する磁気テープ30に記録されるデータを副データとして扱い、第3のプールに属する磁気テープに記録されるデータを予備データとして扱ってもよい。
図9は、テープライブラリ20が3つのプールを有する場合の、各プールにおける移行対象データが記録される磁気テープの世代の変遷の一例を示す図である。例えば、第1のプール21において、移行対象データが記録される磁気テープの世代はLTO6、LTO9、LTO12の順で変遷する。第2のプール22において、移行対象データが記録される磁気テープの世代はLTO5、LTO8、LTO11の順で変遷する。第3のプール23において、移行対象データが記録される磁気テープの世代はLTO4、LTO7、LTO10の順で変遷する。
また、図10に示すように、プール間で異なる規格の磁気テープ30に移行対象データを記録してもよい。この場合、各プールにおける移行対象データの記録を同じタイミングで行ってもよい。図10には、第1のプール21に属するLTO6の磁気テープ30から取得した移行対象データである[データ#1]を、第2のプール22に属するLTO7の磁気テープ30及び、第1のプール21に属する第4世代の3592テープ30Aに記録する態様が例示されている。なお、3592テープはLTO規格とは異なる規格の磁気テープである。
上記の各実施形態において、例えば、データ取得部11、移行先プール特定部12及びデータ移行処理部13といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、前述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System on Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
また、上記実施形態では、情報処理プログラム110が不揮発性メモリ103に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。情報処理プログラム110は、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、情報処理プログラム110は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
1 ストレージシステム
10 情報処理装置
11 データ取得部
12 移行先プール特定部
13 データ移行処理部
20 テープライブラリ
21 第1のプール
22 第2のプール
23 第3のプール
30、30A 磁気テープ
40 テープドライブ
101 CPU
102 RAM
103 不揮発性メモリ
104 表示装置
105 入力装置
106 ネットワークインターフェース
107 外部インターフェース
108 バス
110 情報処理プログラム
120 管理情報
10 情報処理装置
11 データ取得部
12 移行先プール特定部
13 データ移行処理部
20 テープライブラリ
21 第1のプール
22 第2のプール
23 第3のプール
30、30A 磁気テープ
40 テープドライブ
101 CPU
102 RAM
103 不揮発性メモリ
104 表示装置
105 入力装置
106 ネットワークインターフェース
107 外部インターフェース
108 バス
110 情報処理プログラム
120 管理情報
Claims (9)
- 互いに異なるプールに属する複数の磁気テープに同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリに収容された磁気テープにデータを記録する処理を行う少なくとも1つのプロセッサを備えた情報処理装置であって、
前記プロセッサは、前記テープライブラリに収容された磁気テープに記録された移行対象データを、前記テープライブラリに収容された別の磁気テープに移行する場合、前記テープライブラリに含まれる第1のプールにおいて前記移行対象データを記録する磁気テープの世代と、前記テープライブラリに含まれる第2のプールにおいて前記移行対象データを記録する磁気テープの世代を互いに異ならせる
情報処理装置。 - 前記プロセッサは、
前記第1のプールに属する磁気テープに前記移行対象データを記録するタイミングと、前記第2のプールに属する磁気テープに前記移行対象データを記録するタイミングを互いに異ならせる
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、前記移行対象データを、前記第1のプール及び前記第2のプールのうちのいずれか一方のプールに属する磁気テープには記録せず、他方のプールに属する、前記移行対象データが記録された磁気テープの世代よりも新しい世代の磁気テープに記録する処理を行う
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、前記第1のプールにおいて前記移行対象データを記録する磁気テープの世代を奇数世代及び偶数世代のうちの一方とし、前記第2のプールにおいて前記移行対象データを記録する磁気テープの世代を奇数世代及び偶数世代のうちの他方とする
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、前記テープライブラリに収容されたいずれかの磁気テープから前記移行対象データを取得し、前記テープライブラリに含まれる複数のプールのうち、前記移行対象データが、特定の世代の磁気テープに記録されているプールを特定し、特定したプールに属する、前記特定の世代よりも新しい世代の磁気テープに前記移行対象データを記録する処理を行う
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、前記テープライブラリに収容されている、前記移行対象データが記録された最新の世代の磁気テープから前記移行対象データを取得する
請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記プロセッサは、前記テープライブラリに収容された磁気テープに記録された移行対象データを、前記テープライブラリに収容された別の磁気テープに移行する場合、前記第1のプールにおいて前記移行対象データを記録する磁気テープの規格と、前記第2のプールにおいて前記移行対象データを記録する磁気テープの規格を互いに異ならせる
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 互いに異なるプールに属する複数の磁気テープに同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリに収容された磁気テープにデータを記録する処理を、情報処理装置が備える少なくとも1つのプロセッサが実行する情報処理方法であって、
前記テープライブラリに収容された磁気テープに記録された移行対象データを、前記テープライブラリに収容された別の磁気テープに移行する場合、前記テープライブラリに含まれる第1のプールにおいて前記移行対象データを記録する磁気テープの世代と、前記テープライブラリに含まれる第2のプールにおいて前記移行対象データを記録する磁気テープの世代を互いに異ならせる
処理を前記プロセッサが実行する情報処理方法。 - 互いに異なるプールに属する複数の磁気テープに同一のデータが冗長性を有して記録されるテープライブラリに収容された磁気テープにデータを記録する処理を、情報処理装置が備える少なくとも1つのプロセッサに実行させるための情報処理プログラムであって、
前記テープライブラリに収容された磁気テープに記録された移行対象データを、前記テープライブラリに収容された別の磁気テープに移行する場合、前記テープライブラリに含まれる第1のプールにおいて前記移行対象データを記録する磁気テープの世代と、前記テープライブラリに含まれる第2のプールにおいて前記移行対象データを記録する磁気テープの世代を互いに異ならせる
処理を前記プロセッサに実行させるための情報処理プログラム。
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JP2021174753A JP2023064456A (ja) | 2021-10-26 | 2021-10-26 | 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム |
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