JP2023063001A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Yutaka Oishi
理貴 近藤
Masataka Kondo
美咲 大塚
Misaki Otsuka
優子 増田
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Abstract

【課題】移行先の磁気テープの有効的な使用を促進することができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、少なくとも一つのプロセッサを備える。プロセッサは、磁気テープに記録されたデータを他の磁気テープに移行する場合に、有効期間が第1の閾値以下のデータを移行対象から除外する処理を行う。【選択図】図4

Description

開示の技術は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
記録媒体に記録されたデータを別の記録媒体に移行することに関する技術として、以下の技術が知られている。例えば、特許文献1には、データ移行対象記憶媒体に記憶されているデータを他の記憶媒体に移行するデータ移行制御部を備えるライブラリ装置と、ライブラリ装置に格納された記憶媒体のうち、データの読み書きの少なくとも一方ができなくなる記憶媒体をデータ移行対象記憶媒体と決定する記憶媒体決定部と、を備えたライブラリシステムが記載されている。このライブラリシステムは、記憶媒体の有効期間情報を管理する有効期間情報管理部、を有し、記憶媒体決定部は、有効期間情報に基づいてデータ移行対象記憶媒体を決定する。
特許文献2には、複数の外部記憶装置と通信可能に接続された情報処理装置において、所定の条件を満たすと判定された第1の記憶装置に格納されたデータを、第2の記憶装置に移動する場合において、第1の記憶装置に記憶されたデータに対する最終アクセス日時から現在日時までの期間が、格納有効期間を超えていると判定されたデータを第2の記憶装置に移動することが記載されている。
特開2012-221055号公報 特開2014-139763号公報
磁気テープに記録されたデータを削除する場合、削除対象のデータを単独で削除することができないため、削除対象のデータが削除されたデータであることを表すメタデータをその磁気テープに記録する。すなわち、磁気テープに記録されたデータを削除したとしても、そのデータは、アクセス不能となるものの磁気テープ内に残留する。従って、磁気テープに記録されたデータを削除したとしても磁気テープの空き容量が直ちに増大するわけではない。磁気テープに記録された削除済みのデータ以外の有効なデータを他の磁気テープに移行し、移行元の磁気テープをフォーマットし再利用可能にする機能をレクラメーションと呼ぶ。
ところで、磁気テープに記録されるデータには有効期限が設定される場合がある。有効期限を過ぎたデータは、典型的には、削除対象とされるかアクセス不可とされる。ある磁気テープに記録された有効期限が近づいているデータを他の磁気テープに移行した場合には、そのデータは、移行先の磁気テープに移行された後、すぐに有効期限を迎えて削除対象又はアクセス不可とされる。このように、移行後すぐに削除対象又はアクセス不可となるデータが移行されることは、移行先の磁気テープの使用効率の観点から好ましくない。
開示の技術は、上記の点に鑑みてなされたものであり、移行先の磁気テープの有効的な使用を促進すること目的とする。
開示の技術に係る情報処理装置は、少なくとも一つのプロセッサを備える情報処理装置であって、プロセッサは、磁気テープに記録されたデータを他の磁気テープに移行する場合に、有効期間が第1の閾値以下のデータを移行対象から除外する処理を行う。
プロセッサは、当該データのサイズに応じて第1の閾値を変化させてもよい。
プロセッサは、データサイズが第2の閾値以下のデータについては、有効期間にかかわらず移行対象としてもよい。プロセッサは、移行対象のデータが移行される移行先の磁気テープの空き容量に応じて第1の閾値を変化させてもよい。プロセッサは、空き容量が第3の閾値以下の場合の第1の閾値を、空き容量が第3の閾値よりも大きい場合の第1の閾値よりも小さくしてもよい。
開示の技術に係る情報処理方法は、磁気テープに記録されたデータを他の磁気テープに移行する場合に、有効期間が第1の閾値以下のデータを移行対象から除外する処理を情報処理装置が備える少なくとも1つのプロセッサが実行するというものである。
開示の技術に係る情報プログラムは、磁気テープに記録されたデータを他の磁気テープに移行する場合に、有効期間が第1の閾値以下のデータを移行対象から除外する処理を情報処理装置が備える少なくとも1つのプロセッサに実行させるためのプログラムである。
開示の技術によれば、移行先の磁気テープの有効的な使用を促進することが可能となる。
開示の技術の実施形態に係るストレージシステムの構成の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係る管理情報の内容の一例を示す図である。 開示の技術の実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。 開示の技術の実施形態に係るデータ移行処理の流れの一例を示すフローチャートである。 開示の技術の実施形態に係るデータ移行処理の流れの一例を示すフローチャートである。 開示の技術の実施形態に係るデータ移行処理の流れの一例を示すフローチャートである。 開示の技術の実施形態に係るデータ移行処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、開示の技術の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素及び部分には同一の参照符号を付与し、重複する説明は適宜省略する。
[第1の実施形態]
図1は、開示の技術の実施形態に係るストレージシステム1の構成の一例を示す図である。ストレージシステム1は、ネットワークを介してストレージシステム1に接続されるユーザ端末等の外部装置(図示せず)から保存要求があったデータを保存し、外部装置からデータの読み出し要求があった場合、要求されたデータを読み出して外部装置に送信する。ストレージシステム1は、データをオブジェクトの単位で扱うオブジェクトストレージシステムであってもよい。オブジェクトは、データ本体と、データ本体に関するメタデータとを含んで構成される。
ストレージシステム1は、情報処理装置10及びテープライブラリ20を含む。テープライブラリ20は、複数のスロット(図示せず)及び複数のテープドライブ40を備え、各スロットには磁気テープ30が格納される。ユーザ端末等の外部装置から格納要求があったデータは、磁気テープ30に記録される。テープドライブ40は、情報処理装置10からの指示に基づいて、テープドライブ40に装填された磁気テープ30へのデータの記録(書き込み)及び磁気テープ30からのデータの読み出しを行う。磁気テープ30の例としては、LTO(Linear Tape-Open)テープが挙げられる。磁気テープ30に対してデータの記録又は読み出しを行う場合、対象の磁気テープ30がスロットから取り出され、所定のテープドライブ40に装填される。テープドライブ40に装填された磁気テープ30に対するデータの記録又は読み出しが完了すると、磁気テープ30は、テープドライブ40から取り出され、所定のスロットに格納される。情報処理装置10は、磁気テープ30に対するデータの記録及び読み出しを制御する。
図2は、情報処理装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、不揮発性メモリ103、液晶ディスプレイ等の表示装置104、キーボード及びマウス等を含む入力装置105、ネットワークに接続されるネットワークインターフェース106、及びテープドライブ40が接続される外部インターフェース107を含む。これらのハードウェアは、バス108に接続されている。
不揮発性メモリ103は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。不揮発性メモリ103には、情報処理プログラム110及び管理情報120が格納されている。RAM102は、CPU101が処理を実行するためのワークメモリである。CPU101は、不揮発性メモリ103から情報処理プログラム110を読み出してからRAM102に展開し、実行する。なお、情報処理装置10の例としては、サーバコンピュータ等が挙げられる。CPU101は、開示の技術における「プロセッサ」の一例である。
図3は、管理情報120の内容の一例を示す図である。管理情報120は、テープライブラリ20に収容された磁気テープ30に記録された各データについて、データを識別するID(identification)、そのデータについて設定された有効期限を示す情報、そのデータのサイズを示す情報及びそのデータが記録されている磁気テープ30を示す情報を互いに対応付けて記録したデータベースである。
有効期限は、例えば、そのデータを有効なデータとして扱うことができる期限日又はアクセスを許容する期限日であってもよい。ストレージシステム1において、有効期限を過ぎたデータは、削除又はアクセス不可となるように処理される。磁気テープ30に記録されたデータの削除は、そのデータが削除されたことを表すメタデータをその磁気テープに記録することにより行われる。すなわち、磁気テープに記録されたデータを削除したとしても、そのデータは、アクセス不能となるものの磁気テープ30内に残留する。管理情報120において、削除済みのデータについて削除済みである旨の情報が、そのデータのIDに対応付けられて記録され得る。
磁気テープに記録された削除済みのデータ以外の有効なデータを他の磁気テープに移行し、移行元の磁気テープをフォーマットし再利用可能にする機能をレクラメーションと呼ぶ。図4は、情報処理装置10が、磁気テープ30に記録されたデータを他の磁気テープ30に移行する場合における機能的な構成の一例を示す機能ブロック図である。情報処理装置10は、移行元テープ選択部11、判定部12及びデータ移行処理部13を有する。CPU101が情報処理プログラム110を実行することにより、情報処理装置10は、移行元テープ選択部11、判定部12及びデータ移行処理部13として機能する。
移行元テープ選択部11は、テープライブラリ20に収容された複数の磁気テープ30のうち、データ移行を行う対象となる移行元の磁気テープを選択する。移行元テープ選択部11は、例えば、磁気テープに記録された削除済みのデータの総サイズの、その磁気テープの容量に対する割合が閾値以上である磁気テープを移行元の磁気テープとして選択してもよい。また、移行元テープ選択部11は、相対的に古い世代の磁気テープを移行元の磁気テープとして選択してもよい。
判定部12は、移行元テープ選択部11によって移行元の磁気テープとして選択された磁気テープ30に記録されたデータの各々について、移行対象とするか否かの判定を行う。判定部12は、管理情報120に記録されているデータ毎の有効期限に基づいて、上記の判定を行う。具体的には、判定部12は、移行元の磁気テープ30に記録された各データについて、現時点から有効期限情報によって示される有効期限までの期間である有効期間が第1の閾値以下であるか否かの判定を行う。判定部12は、有効期間が第1の閾値以下であるデータを移行対象としない(すなわち、移行対象から除外する)旨の判定を行い、有効期間が第1の閾値よりも大きいデータを移行対象とする旨の判定を行う。本実施形態においては、第1の閾値として予め定められた期間が設定される。
例えば、図3に例示する管理情報120における磁気テープ#1が移行元の磁気テープとして選択されたものとする。また、現時点が2021年10月1日であるものとする。この場合、現時点から有効期限日までの期間である有効期間は、データ#1が75日であり、データ#2が91日であり、データ#3が181日である。また、第1の閾値が100日であるものとする。この場合、判定部12は、有効期間が100日以下であるデータ#1及びデータ#2を移行対象から除外し、有効期間が100日よりも長いデータ#3を移行対象とする旨の判定を行う。なお、判定部12は、有効期間が第1の閾値以下であるデータに加え、移行元の磁気テープ30に記録されている削除済みのデータを移行対象から除外してもよい。
データ移行処理部13は、移行元の磁気テープ30に記録されたデータをテープライブラリ20から読み出し、判定部12によって移行対象とする旨の判定がなされたデータ(移行対象から除外されたデータ以外のデータ)を移行先の磁気テープ30に記録する処理を行う。移行先の磁気テープ30として、例えば、空き容量が十分である相対的に新しい世代の磁気テープが選択され得る。
以下に、情報処理装置10の作用について説明する。図5は、CPU101が、情報処理プログラム110を実行することによって実施されるデータ移行処理の流れの一例を示すフローチャートである。情報処理プログラム110は、例えば、ユーザによって入力装置105を介して処理の実行指示が入力された場合に実行される。
ステップS1において、移行元テープ選択部11は、テープライブラリ20に収容されている複数の磁気テープ30のうち、データ移行を行う対象となる移行元の磁気テープを選択する。移行元テープ選択部11は、例えば、磁気テープ30に記録された削除済みのデータの総サイズの、その磁気テープの容量に対する割合が閾値以上である磁気テープを、移行元の磁気テープとして選択してもよい。また、移行元テープ選択部11は、相対的に古い世代の磁気テープを移行元の磁気テープとして選択してもよい。移行元の磁気テープとして選択された磁気テープ30は、テープドライブ40に装填される。
ステップS2において、データ移行処理部13は、ステップS1において移行元の磁気テープとして選択された磁気テープ30からデータを1つ読み出す。
ステップS3において、判定部12は、ステップS2において読み出されたデータについて、有効期間を導出する。具体的には、判定部12は、管理情報120を参照し、当該データの有効期限を抽出し、現時点から有効期限までの期間を当該データの有効期間として導出する。判定部12は、導出した有効期間が、予め定められら第1の閾値以下であるか否かの判定を行う。判定部12は、有効期間が第1の閾値以下であるデータを移行対象としない(すなわち、移行対象から除外する)旨の判定を行う。この場合、後述するステップS4の処理がスキップされ、処理はステップS5に移行される。一方、判定部12は、有効期間が第1の閾値よりも長いデータを移行対象とする旨の判定を行う。この場合、処理はステップS4に移行される。
ステップS4において、データ移行処理部13は、ステップS2において読み出されたデータを、移行先の磁気テープに記録する処理を行う。具体的には、データ移行処理部13は、移行先の磁気テープ30が装填されたテープドライブ40に、ステップS2において読み出されたデータを当該データの記録指示とともに送信する。データ移行処理部13は、ステップS3において、移行対象から除外されたデータについては、移行先の磁気テープに記録する処理を行わない。
ステップS5において、データ移行処理部13は、移行元の磁気テープ30に記録された全てのデータについて、ステップS2からステップS4までの各処理が完了したか否かを判定する。全てのデータについて処理が完了していないと判定された場合、処理はステップS2に戻される。一方、全てのデータについて処理が完了したと判定された場合、本ルーチンは終了となる。
以上のように、開示の技術の実施形態に係る情報処理装置10は、磁気テープ30に記録されたデータを他の磁気テープ30に移行する場合に、有効期間が第1の閾値以下のデータを移行対象から除外する処理を行う。
有効期限を過ぎたデータは、典型的には、削除対象とされるかアクセス不可とされる。ある磁気テープに記録された有効期限が近づいているデータを他の磁気テープに移行した場合には、そのデータは、移行先の磁気テープに移行された後、すぐに有効期限を迎えて削除対象又はアクセス不可とされる。このように、移行後すぐに削除対象又はアクセス不可となるデータが移行されることは、移行先の磁気テープの使用効率の観点から好ましくない。本実施形態に係る情報処理装置10によれば、有効期限が近づいているデータは移行対象から除外されるので、移行先の磁気テープの有効的な使用を促進することが可能となる。
[第2の実施形態]
図6は、開示の技術の第2の実施形態に係るデータ移行処理の流れの一例を示すフローチャートである。第2の実施形態に係るデータ移行処理は、上記した第1の実施形態に係るデータ移行処理(図5参照)におけるステップS3の前に、ステップS3Aが追加されたものである。
ステップS3Aにおいて、判定部12は、ステップS2において読み出されたデータについて、そのデータのサイズが第2の閾値以下であるか否かの判定を行う。判定部12は、管理情報120を参照することにより、当該データのサイズを特定する。ステップS2Aにおいて、当該データのサイズが第2の閾値以下であると判定された場合、有効期間の閾値判定を行うステップS3の処理はスキップされ、処理はステップS4に移行される。すなわち、データサイズが第2の閾値以下であるデータについては、有効期間にかかわらず、移行対象とされ、ステップS4において移行先の磁気テープに記録される。
例えば、図3に例示する管理情報120における磁気テープ#1が移行元の磁気テープとして選択されたものとする。また、現時点が2021年10月1日であるものとする。この場合、現時点から有効期限日までの期間である有効期間は、データ#1が75日であり、データ#2が91日であり、データ#3が181日である。また、第1の閾値が100日であり、第2の閾値が100MBであるとする。この場合、判定部12は、データサイズが100MB以下であるデータ#1を有効期間にかかわらず移行対象とする旨の判定を行う。また、判定部12は、有効期間が100日以下であるデータ#2を移行対象から除外し、有効期間が100日よりも長いデータ#3を移行対象とする旨の判定を行う。
データ移行処理において、ステップS3の有効期間に基づく判定処理は、オーバーヘッドとなり得る。サイズが比較的小さいデータは、有効期間が経過して無効になったとしても、そのデータが記録された磁気テープの容量を圧迫することはなく、影響は小さい。従って、サイズが比較的小さいデータについては、ステップS3の有効期間に基づく判定処理をスキップし、有効期間にかかわらず移行対象とする方が好ましい。
本実施形態に係る情報処理装置10によれば、データサイズが第2の閾値以下のデータについては、有効期間にかかわらず移行対象とされるので、有効期間に基づく判定処理によるオーバーヘッドを抑制することが可能となる。
[第3の実施形態]
図7は、開示の技術の第3の実施形態に係るデータ移行処理の流れの一例を示すフローチャートである。第3の実施形態に係るデータ移行処理は、上記した第1の実施形態に係るデータ移行処理(図5参照)におけるステップS3の前に、ステップS3Bが追加されたものである。
ステップS3Bにおいて、判定部12は、ステップS2において読み出されたデータのサイズに基づいて、ステップS3の処理に用いる第1の閾値を設定する。具体的には、判定部12は、データのサイズが小さい程、そのデータについての第1の閾値を小さくする。すなわち、データのサイズが小さい程、有効期間に基づくデータ移行の制限を緩和して、データの移行が行われやすくする。判定部12は、管理情報120を参照することにより、当該データのサイズを特定する。
例えば、図3に例示する管理情報120における磁気テープ#1が移行元の磁気テープとして選択されたものとする。また、現時点が2021年10月1日であるものとする。この場合、現時点から有効期限日までの期間である有効期間は、データ#1が75日であり、データ#2が91日であり、データ#3が181日である。判定部12は、サイズが100MB以下のデータについての第1の閾値を50日に設定し、サイズが5GB以下のデータについての第1の閾値を70日に設定し、サイズが5GBよりも大きいデータについての第1の閾値を100日に設定するものとする。この場合、判定部12は、データサイズが100MB以下であるデータ#1について、その有効期間(75日)は第1の閾値として設定した50日よりも長いので、移行対象とする旨の判定を行う。また、判定部12は、データサイズが5GBよりも大きいデータ#2について、その有効期間(91日)は第1の閾値として設定した100日よりも短いので、移行対象としない(移行対象から除外する)旨の判定を行う。また、判定部12は、データサイズが5GB以下であるデータ#3について、その有効期間(181日)は第1の閾値として設定した70日よりも長いので、移行対象とする旨の判定を行う。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置10によれば、データサイズに応じたデータ移行を行うことが可能となる。
[第4の実施形態]
図8は、開示の技術の第4の実施形態に係るデータ移行処理の流れの一例を示すフローチャートである。第4の実施形態に係るデータ移行処理は、上記した第1の実施形態に係るデータ移行処理(図5参照)におけるステップS3の前に、ステップS3Cが追加されたものである。
ステップS3Cにおいて、判定部12は、移行対象のデータが移行される移行先の磁気テープの空き容量を特定する。移行先の磁気テープは、テープライブラリ20に収容されている磁気テープ30の中から選択される。テープライブラリ20に収容されている磁気テープの空き容量は、不揮発性メモリ103に格納されているデータベース(図示せず)に記録されており、判定部12は、このデータベースを参照することにより、移行先の磁気テープの空き容量を特定する。判定部12は、特定した空き容量に基づいて、ステップS3の処理に用いる第1の閾値を設定する。具体的には、判定部12は、移行先の磁気テープの空き容量が小さい程、第1の閾値を小さくする。例えば、判定部12は、移行先の磁気テープの空き容量が第3の閾値以下の場合の第1の閾値を、空き容量が第3の閾値よりも大きい場合の第1の閾値よりも小さくしてもよい。すなわち、移行先の磁気テープの空き容量が小さい程、有効期間に基づくデータ移行の制限を緩和して、データの移行が行われやすくする。
ここで、磁気テープに記録されたデータの書き換えに費やすコストについて考える。磁気テープの先頭付近に記録されたデータを書き換える場合、書き換え対象のデータを単独で扱うことができないため、書き換え対象のデータよりも後に記録されているデータを磁気テープから退避させ、データの書き換え後に、退避したデータを元の磁気テープに戻すといった処理が必要となる。一方、磁気テープの末尾に記録されたデータを書き換える場合、書き換え対象のデータについて、上書きをすればよい。このように、磁気テープの先頭付近に記録されたデータの書き換えに費やすコストは、磁気テープの末尾付近に記録されたデータの書き換えに費やすコストよりも大きい。
本実施形態に係る情報処理装置10によれば、例えば、空き容量が多い磁気テープには、有効期間が短いデータの移行を制限する一方、空き容量が少ない磁気テープには、有効期間が短いデータの移行を許容するといった移行処理が可能となる。これにより、データの書き換えコストが高い領域には、有効期間が比較的長いデータが移行されることになるので、移行後すぐにその領域が無効な領域となることを抑制することができる。一方、データの書き換えコストが低い領域には、有効期間が比較的短いデータの移行が許容されるものの、その領域に記録されたデータの有効期限の経過後に、その領域を上書き可能な領域として使用することが可能である。
上記の各実施形態において、例えば、移行元テープ選択部11、判定部12及びデータ移行処理部13といった各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、前述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System on Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
また、上記実施形態では、情報処理プログラム110が不揮発性メモリ103に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。情報処理プログラム110は、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、情報処理プログラム110は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
1 ストレージシステム
10 情報処理装置
11 移行元テープ選択部
12 判定部
13 データ移行処理部
20 テープライブラリ
30 磁気テープ
40 テープドライブ
101 CPU
102 RAM
103 不揮発性メモリ
104 表示装置
105 入力装置
106 ネットワークインターフェース
107 外部インターフェース
108 バス
110 情報処理プログラム
120 管理情報

Claims (7)

  1. 少なくとも一つのプロセッサを備える情報処理装置であって、
    前記プロセッサは、
    磁気テープに記録されたデータを他の磁気テープに移行する場合に、有効期間が第1の閾値以下のデータを移行対象から除外する処理を行う
    情報処理装置。
  2. 前記プロセッサは、
    当該データのサイズに応じて前記第1の閾値を変化させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    データサイズが第2の閾値以下のデータについては、前記有効期間にかかわらず移行対象とする
    請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記プロセッサは、
    移行対象のデータが移行される移行先の磁気テープの空き容量に応じて前記第1の閾値を変化させる
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記空き容量が第3の閾値以下の場合の前記第1の閾値を、前記空き容量が前記第3の閾値よりも大きい場合の前記第1の閾値よりも小さくする
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 磁気テープに記録されたデータを他の磁気テープに移行する場合に、有効期間が第1の閾値以下のデータを移行対象から除外する
    処理を情報処理装置が備える少なくとも1つのプロセッサが実行する情報処理方法。
  7. 磁気テープに記録されたデータを他の磁気テープに移行する場合に、有効期間が第1の閾値以下のデータを移行対象から除外する
    処理を情報処理装置が備える少なくとも1つのプロセッサに実行させるための情報処理プログラム。
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