JP2024043847A - 燃料電池装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】補機を取り付けるフレーム構造を簡略化し、小型かつメンテナンス性に優れた燃料電池装置を提供する。【解決手段】燃料電池装置100は、燃料電池11が収納容器10に収納されてなる燃料電池モジュール1と、燃料電池11を動作させるための第1補機および第2補機と、を備え、収納容器10の周囲を覆う断熱材80が保持金具81によって保持されている。第1補機は、筐体50のベースパネル51上に載置され、第2補機は、保持金具81に固定部材7(71~77)を介して取り付けられる。これにより、第2補機を保持する専用の金具を必要としないので、部品コストを抑えて小型に構成することができる。また、第2補機は燃料電池モジュール1の側面または上面に取り付けられるため、容易にアクセスすることができメンテナンス性にも優れる。【選択図】図5

Description

本発明は、燃料電池装置に関するものである。
水素を含有する燃料ガスと酸素含有ガス(空気)とを用いて発電を行ない、電気を外部に供給する燃料電池装置が知られている。燃料電池装置は、発電を行う燃料電池と、燃料電池を動作させるための複数の補機とを筐体内に備えて構成されている。
このような燃料電池装置においては、組み立てる際に多くの補機を取り付けなければならないため、組立作業は非常に手間のかかるものであった。そこで、組立作業を効率よく行うための構造が検討されている。
例えば、特許文献1には、補機を取り付けるフレーム構造を設けてユニット化する構成が示されており、具体的には、改質器とそれに関係する補機が取り付けられる改質器支持フレームと、燃料電池(スタック)とそれに関係する補機が取付けられるスタック支持フレームとを備え、改質器支持フレームとスタック支持フレームとをベースパネル上に固定している。
特開2009-266638号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、補機の取付作業は改善されるものの、複雑なフレーム構造を有しているために部品コストを上昇させてしまったり、ベースパネル上にフレームを配置するためのスペースが余分に必要になってしまう。また、燃料電池の下のスペースに補機が配置されているため、燃料電池を取り外さないと補機のメンテナンスがしづくなることも懸念される。
本発明は、上記課題を解決するためのもので、補機を取り付けるフレーム構造を簡略化し、小型かつメンテナンス性に優れた燃料電池装置を提供することを目的とする。
本発明は、筐体内に、
燃料電池が収納容器に収納されてなる燃料電池モジュールと、
前記燃料電池を動作させるための補機と、を備え
前記燃料電池モジュールは、前記収納容器の周囲を覆う複数の断熱材と、前記断熱材を保持する保持金具を有し、
前記補機は、前記筐体の底面を構成するベースパネル上に載置される第1補機と、前記保持金具に固定部材を介して取り付けられる第2補機と、を含み、
前記第2補機は、前記燃料電池モジュールの側面または上面に取り付けられる燃料電池装置である。
上述のように構成することにより、補機を支持するための複雑なフレーム構造を必要としないので、燃料電池装置を小型に構成することができる。また、メンテナンスなどの際には容易に補機にアクセスすることができるため、メンテナンス性にも優れることとなる。
本実施形態の燃料電池装置のシステム構成図である。 本実施形態の燃料電池装置の筐体の分解図である。 本実施形態の燃料電池モジュールの外観斜視図である。 本実施形態の第1補機の取付位置を示す分解構成図である。 本実施形態の第2補機の取付位置を示す分解構成図である。 本実施形態の燃料電池装置の内部構造を示す図である。 本実施形態の固定部材の一例を示す図である。 本実施形態のベースフレームの分解図である。 (A)は左ベースフレームの上面図、(B)は右ベースフレームの上面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、燃料電池が収納容器に収納されてなる燃料電池モジュールと、燃料電池を動作させるための第1補機および第2補機と、を備えた燃料電池装置であって、収納容器の周囲を覆う断熱材が保持金具によって保持されており、第1補機は、筐体の底面を構成するベースパネル上に載置され、第2補機は、保持金具に固定部材を介して取り付けられて燃料電池モジュールの側面または上面に取り付けられる。第2補機は、燃料電池モジュールの断熱材を保持するために設けられている金具に取り付けられるため、補機を保持する専用の金具を必要としない。よって、部品コストを抑えて小型に構成することができる。また、第2補機を燃料電池モジュールの側面または上面に取り付けることで、メンテナンスの際に補機に容易にアクセスすることができるため、メンテナンス性にも優れた燃料電池装置となる。
また、燃料電池装置の筐体は、メンテナンスの際に取り外し可能なメンテナンスパネルを有しており、第2補機は、燃料電池モジュールの側面のうちメンテナンスパネルに対向する面、または燃料電池モジュールの上面に取り付けられる。これにより、第2補機へのアクセスがより容易になるため、メンテナンス性を向上させることができる。
また、燃料電池モジュールとベースパネルとの間に介在し、燃料電池モジュールを支持するベースフレームを備えており、第1補機の少なくとも1つは、燃料電池モジュールとベースパネルとの間に形成される空間に配置される。これにより、燃料電池モジュール下方の空間を有効に活用することができるため、小型化を図ることができる。
また、ベースフレームは同じ形状の複数の部材からなる。これにより、ベースフレームの製造コストを低減することができる。
また、固定部材の少なくとも1つは、複数の第2補機が取り付けられている。一つの固定部材に複数の補機を取り付けることで、固定部材の数を削減し、さらには省スペース化を図ることができる。
また、第2補機のうち所定の大きさ以上のものは、複数の固定部材を用いて保持金具に取り付けられる。つまり、所定以上の大きさのある補機は、一つの固定部材で全体を支持するのではなく、複数の固定部材を部分的に配置して、複数箇所で保持金具に取り付ける。これにより、補機の取り付け強度を向上させるとともに、固定部材の軽量化を図ることができる。
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
図1は本実施形態の燃料電池装置のシステム構成図である。燃料電池装置100は、燃料電池モジュール1を含み、燃料電池モジュール1を作動させるための、第1熱交換器2、蓄熱タンク3、凝縮水タンク4、放熱器5、空気供給装置14、燃料供給装置15、改質水供給装置16等の複数の補機が筐体50内に納められている。筐体50内には上述の装置全てが収められる必要はなく、例えば、第1熱交換器2や蓄熱タンク3を筐体50の外部に設けてもよい。また、上述の装置の一部を省略した燃料電池装置も可能である。
燃料電池モジュール1は、箱状の収納容器10の内部に、燃料ガスと酸素含有ガスとで発電を行なう燃料電池11と、燃料電池11に供給する燃料ガスを生成する改質器12と、を収容して構成される。
燃料電池11の構成については特に限定はしないが、例えば、複数の燃料電池セルが配列されてなるセルスタック構造を有していてもよい。セルスタック構造の燃料電池11は、例えば、各燃料電池セルの下端を、ガラスシール材等の絶縁性接合材を用いて、マニホールドに固定することによって構成される。
改質器12は、天然ガス、LPガス等の原燃料ガスを水蒸気改質し、燃料電池11に供給する燃料ガスを生成する。改質器12には、原燃料ガスを供給する燃料供給装置15と、改質水を供給する改質水供装置16が接続されており、原燃料ガスと改質水は加熱された改質器12で改質反応し、水素を含む燃料ガスが生成される。
燃料電池11には、改質器12で生成された燃料ガスと、空気供給装置14によって導入された空気(酸素含有ガス)が供給される。燃料ガスは、燃料電池セル内を通過するときに酸素含有ガスと反応して発電が行われる。発電に使用されなかった燃料ガスと酸素含有ガスは、燃料電池11の上部で合流して燃焼する。この燃料ガスの燃焼によって高温の排ガスが生成され、改質器12はこの熱によって加熱される。このようにして燃料電池モジュール1内で生じた排ガスは、第1熱交換器2に供給される。
第1熱交換器2には配管を介して、蓄熱タンク3、熱媒ポンプ17および放熱器5が接続され、第1熱媒循環ラインHC1が形成されている。この第1熱媒循環ラインHC1には熱媒体が導入されており、第1熱交換器2ではこの熱媒体と前述の排ガスとで熱交換が行われて熱媒体が加熱される。熱媒体としては水などを用いることができ、蓄熱タンク3は熱交換により温度が上昇した熱媒体を蓄える。蓄熱タンク3に蓄えられた熱媒体は、放熱器5に送られて冷却され、再び第1熱交換器2で排ガスと熱交換を行った後、蓄熱タンク3に還流する。これにより、蓄熱タンク3には上部から温度の高い熱媒体が蓄えられ温度成層が形成される。
また、第1熱交換器2には、凝縮水回収路20を介して凝縮水タンク4が接続されている。燃料電池モジュール1で発生した排ガスが熱交換によって冷却されると、排ガス中に含まれる水蒸気が水と気体に分離され、分離された水は、凝縮水回収流路20を通って凝縮水タンク4に回収される。凝縮水タンク4では、イオン交換器(図示せず)などを経て、回収した水から不純物を取り除いて純水化する。純水化した水は水供給装置16により改質器12に供給され、改質水として使用される。一方で、水分が取り除かれた気体は、排気流路21を通ってから筐体50の外に排出される。
改質器12に原燃料を供給する燃料供給装置15は、燃料の供給源から繋がる原燃料流路22上に、第1電磁弁150、圧力センサ151、脱硫器152、ガス流量計153、燃料ポンプ154、第2電磁弁155等の補機が設けられている。改質器12に改質水を供給する改質水供給装置16は、凝縮水タンク4から繋がる改質水流路23上に改質水ポンプ160等の補機が設けられている。燃料電池モジュール1に酸素含有ガスを供給する空気供給装置14は、酸素含有ガス流路24上に、エアフィルタ140、空気流量計141、ブロワ142等の補機が設けられている。なお、ここに挙げた補機は一例であって、この他の補機を備える構成としてもよい。
さらに、燃料電池装置100には、各種機器の動作を制御する制御装置(制御基板)30が設けられているほか、燃料電池モジュール1にて発電された直流電力を交流電力に変換し、変換された電気の外部負荷への供給量を調整するための供給電力調整部(パワーコンディショナ)31、電流または漏れ電流を遮断する遮断回路を搭載したブレーカ装置32を備えている。
また、燃料電池装置100は、第2熱交換器6、蓄熱タンク3から熱媒を循環させる与熱ポンプ18およびこれらを繋ぐ配管を含む第2熱媒循環ラインHC2を備えていてもよい。第2熱媒循環ラインHC2では、外部から供給流路25を介して供給された水道水を、蓄熱タンク3に貯留された高温の熱媒体を用いて第2熱交換器6で加温する。加温された水を外部の給湯器等の再加熱装置に向けて送給流路26を介して送給することができる。燃料電池装置100は、外部への温水供給を行わない、いわゆるモノジェネレーションシステムであってもよい。
図2は、本実施形態の燃料電池装置の筐体の分解図である。燃料電池装置100の筐体50は、直方体形状であって、ベースパネル51と、上面パネル52と、複数の側面パネル53~56を備えている。側面パネルは、左側面パネル53、右側面パネル54、正面パネル55、背面パネル56を備えており、各パネル51~56は、板金部材を折り曲げ加工して成型される。
燃料電池装置100には、メンテナンスを行うメンテナンス面があらかじめ設定されている。例えば、上面パネル52と、複数の側面パネル53~56の一部をメンテナンス時に取り外されるメンテナンスパネルに設定することができる。なお、本実施形態においては、上面パネル52、右側面パネル54、正面パネル55の3つのパネルがメンテナンスパネルになっている。
右側面パネル54は、分割可能な上下2つのパネルから構成されている。右側面パネル54は、上部パネル541と下部パネル542から構成されている。上部パネル541は、開閉可能なカバー部541aを備えていて、このカバー部541aを外すと燃料電池装置100の電源スイッチやブレーカスイッチを操作することができるようになっている。そして、メンテナンスの際には下部パネル542は取り付けたまま、上部パネル541だけを取り外すことができるようになっている。メンテナンス時に取り外しのできるパネルは、上述の上部パネル541に限らず、他のパネルも取り外しできるように設計することができる。また、下部パネル542には、燃料や水等の配管が継手を介して接続される。
図3は、本実施形態の燃料電池モジュールの外観斜視図である。燃料電池モジュール1は、箱状の収納容器10の内部に、燃料電池11と改質器12とを収容して構成されている。この収納容器10の外表面は断熱材80で覆われており、発電によって発生した熱が外部に放散することを抑制している。断熱材80は、収納容器10の各面に対向する複数の板状断熱材からなり、これら板状断熱材のつなぎ目を押さえる断熱材フレーム81(81a、81b、81c、81d、81e)を取り付けることで、収納容器10に断熱材80が固定されている。そして、この断熱材フレーム81には、燃料電池装置の運転を行うために筐体50内に設けられている補機を取り付けることができる。
断熱材フレーム81は、板金部材を折り曲げたり、抜き加工したりして成形された複数のフレームを組み合わせて構成されている。本実施形態においては、断熱材フレーム81は、燃料電池モジュール1の短側面に取り付けられ、板状の面を有する側面フレーム81a、81bと、底面に取り付けられた底面フレーム81cと、左右の側面フレーム81a、81bの間に取り付けられた直線状の上部フレーム81d、81eとを有して構成されている。なお、フレーム構成についてはこの限りではなく、それぞれのフレームの形状も、補機を取り付ける位置や後述する固定部材の形状等を考慮して適宜設計することができる。
また、補機は、その設置形態によって分類することができ、燃料電池装置100は設置形態の異なる第1補機と第2補機とを含んで構成される。第1補機は、ベースパネル51上に載置される補機であり、本実施形態では、蓄熱タンク3、凝縮水タンク4、放熱器5、脱硫器152が第1補機である。なお、ベースパネル51上に載置されるとは、ベースパネル51上に補機を直接設置する場合だけでなく、ベースパネル51に部材を取り付けて、その部材に補機を取り付ける場合も含む。第2補機は、断熱材フレーム81に後述する固定部材7を介して取り付けられる補機であり、本実施形態では、燃料ポンプ154、ガス流量計153、エアフィルタ140、熱媒ポンプ17、与熱ポンプ18、第2熱交換器6、パワーコンディショナ31、ブレーカ装置32が第2補機である。ここで挙げた補機はあくまで一例であって、第1補機と第2補機は上記に限定されるものではない。よって、第1補機として挙げた補機の一部を第1補機としてもよいし、それ以外の補機を第1補機としてもよい。第2補機についても同様である。
また、燃料電池装置100を構成するすべての補機が、第1補機、第2補機に分類される必要はない。したがって、第1補機、第2補機以外の第3補機などを備えていてもよい。第1補機および第2補機以外の補機の設置形態については特に規定しない。本実施形態では、第1熱交換器2、改質水ポンプ160、第1電磁弁150、圧力センサ151、第2電磁弁155、空気流量計141、ブロア142、制御基板30は、第1補機および第2補機のいずれにも分類されない補機である。
図4は、本実施形態の第1補機の取付位置を示す分解構成図であり、図5は、本実施形態の第2補機の取付位置を示す分解構成図であり、図6は、本実施形態の燃料電池装置の内部構造を示す図である。なお、図では各補機を繋ぐ配管やリード線等は省略している。第1補機である、蓄熱タンク3、凝縮水タンク4、放熱器5、脱硫器152は、ベースパネル51上に配置されている。蓄熱タンク3、凝縮水タンク4、放熱器5は直接ベースパネル51に取り付けられるが、脱硫器152は脱硫器取付部材511を介してベースパネル51に取り付けられる。
第2補機である、燃料ポンプ154、ガス流量計153、エアフィルタ140、熱媒ポンプ17、与熱ポンプ18、第2熱交換器6、パワーコンディショナ31、ブレーカ装置32は、固定部材7(71、72、73、74、75、76、77)を介して断熱材フレーム81に取り付けられる。つまり、第2補機は、断熱材を保持するために設けられた断熱材フレーム81に取り付けられており、補機を保持するための専用のフレームを必要としない。したがって、部品コストを抑えて小型に構成することができる。また、第2補機は、燃料電池モジュール1の側面または上面に取り付けられており、第2補機が燃料電池モジュール1の下に隠れてしまうこともない。これにより、メンテナンスの際には補機に容易にアクセスすることができるため、メンテナンス性にも優れた燃料電池装置となる。
また、燃料電池装置100は、上面パネル52、右側面パネル54、正面パネル55が、メンテナンスの際に取り外すことのできるメンテナンスパネルに設定されていて、第2補機は、メンテナンスパネルに面して配置されている。これにより、メンテナンス時の作業性をより向上させることができる。ただし、本実施形態のように、すべての第2補機をメンテナンスパネルに面して配置することができない場合には、第2補機の一部をメンテナンスパネルに面していない位置に配置してもよい。例えば、上面パネル52を取り外したときに、上からアクセスすることができるのであれば、左側面パネル53や背面パネル56側に第2補機を配置してもよい。その際、メンテナンスの頻度が比較的低いものを、メンテナンスパネルに面していない位置に配置すれば、メンテナンス性が損なわれることもない。
次に、第2補機の取り付け構造についてさらに詳細に説明する。与熱ポンプ18は、固定部材71を介して上部フレーム81dに取り付けられる。固定部材71はねじ止めによって上部フレーム81dに固定されている。
エアフィルタ140は、固定部材72を介して側面フレーム81aに取り付けられる。側面フレーム81aには、一部を切り起こして係止片82が形成されており、固定部材72はこの係止片82に係止させるとともに、ねじ止めにて側面フレーム81aに固定されている。また、エアフィルタ140は、メンテナンス性を考慮して、固定部材72によって上方から吊り下げるように係止させて保持されている。これにより、エアフィルタ140は容易に固定部材から取り外すことができる。
エアフィルタ140の下方には、空気流量計141とブロア142が接続されていて、ブロア142は図示しない空気配管によって燃料電池モジュール1と接続されている。エアフィルタ140、空気流量計141、ブロア142によって空気供給装置14が構成されており、空気供給装置14を1つの補機として見れば、空気供給装置14が固定部材72によって断熱材フレーム81に取り付けられていることになり、空気流量計141とブロア142も第2補機に分類することができる。
熱媒ポンプ17は、固定部材73を介して側面フレーム81bに取り付けられる。固定部材73はねじ止めによって側面フレーム81bに固定されている。側面フレーム81bには熱媒ポンプ17を係止させるための切欠88を設けることができる。組立時やメンテナンス時にこの切欠88に熱媒ポンプ17を引っ掛けることにより、熱媒ポンプ17はねじ止めされていない状態でも側面フレーム81bに保持させることができるため、作業性が向上する。
ガスポンプ154とガス流量計153は、固定部材74を介して側面フレーム81bと上部フレーム81dに取り付けられる。図7は、固定部材74を示す図であって、固定部材74は、第1部材741と第2部材742とを連結させて構成されており、第2部材742は、ガスポンプ154を載置する第1載置部742aと、ガス流量計153を載置する第2載置部742bを有している。側面フレーム81bには、係止孔83が形成されており、第2部材742はこの係止孔83に係止するとともに、第1部材741は上部フレーム81dにねじ止めされている。ガスポンプ154とガス流量計153は、配管を介して接続されて隣り合って配置される補機であり、このように補機の設置位置が近い場合には、複数の補機をまとめて1つの固定部材によって取り付けるようにしてもよい。これにより、部品点数の削減と、スペースを有効に活用して効率よく補機を配置することができる。固定部材74は、第1部材741と第2部材742を一体に成形して一つの部材とすることもできる。
第2熱交換器6は、2箇所に設けられた固定部材75、76を介して上部フレーム81dと底面フレーム81cに取り付けられる。底面フレーム81cには、係止部84が形成されており、第2熱交換器6の下部に設けられた固定部材76がこの係止部84に係止するとともに、第2熱交換器6の上部に設けられた固定部材75が上部フレーム81dにねじ止めされて固定される。第2熱交換器6は他の補機と比べてサイズが大きいため、取り付けの強度を確保するためには複数箇所で断熱材フレーム81に取り付けるのがよい。ただし、一つの固定部材で第2熱交換器6を支持しようとすると、固定部材のサイズも大きくなってしまうので、一つの固定部材で全体を支持するのではなく、複数の固定部材を配置して複数箇所で断熱材フレーム81に取り付ける。これにより、補機の取り付け強度を確保しつつ、固定部材の軽量化を図ることができる。
本実施形態では、第2熱交換器6を、断熱材フレーム81を構成するフレームのうち、上部フレーム81dと底面フレーム81cに取り付けた例を示したが、取り付けるフレームは特に限定するものではなく、同一のフレームの異なる位置に取り付けることもできる。例えば上部フレーム81dの左右2箇所でもよいし、側面フレーム81a、81bの上下2箇所でもよい。また、2箇所ではなく、3箇所またはそれ以上であってもよい。
パワーコンディショナ31は、固定部材71と74(第1部材741)を介して上部フレーム81d、81eに取り付けられる。固定部材71は、与熱ポンプ18を上部フレーム81dに取り付けており、第1部材741は、ガスポンプ154とガス流量計153を上部フレーム81dに取り付けているが、パワーコンディショナ31を取り付ける際の固定部材としても利用される。パワーコンディショナ31は、ねじ止めにより固定部材71、74に取り付けられている。
パワーコンディショナ31の上には、制御基板30が取り付けられている。パワーコンディショナ31と制御基板30は、燃料電池装置100の動作を制御する補機であるから、この二つを合わせて一つの補機として見れば、制御基板30も断熱材フレーム81に取り付けられていることになり、第2補機に分類してもよい。
ブレーカ装置32は、固定部材77を介して側面フレーム81bに取り付けられる。固定部材77はねじ止めによって側面フレーム81bに固定されている。
このように、第2補機は固定部材7を介して断熱材フレーム81に取り付けられている。第2補機が配置される位置や、固定部材7の形状および取り付けられるフレームは前述したものに限らず、燃料電池装置100内のスペースや補機の形状等を考慮して適宜設計することができる。
図4に示すように、燃料電池モジュール1は、ベースフレーム85(85a、85b)を介してベースパネル51上に載置されてもよい。ベースフレーム85は、略コの字状をなし、断熱材フレーム81を構成する底面フレーム81cに当接して燃燃料電池モジュール1の左右両端の2箇所を支持しており、燃料電池モジュール1とベースパネル51との間に空間Sを形成する。そして、ベースパネル51上に載置される第1補機の少なくとも1つは、この空間S内に配置するようにしてもよい。これにより、燃料電池モジュール1下方の空間を有効に活用することができるため、燃料電池装置100の小型化を図ることができる。
本実施形態では、放熱器5がこの空間内に配置されている例を示している。放熱器5は、空気の取入口と排出口が設けられて空気の流路を形成するダクト251を備えており、このダクト251内に、熱媒体と空気との間で熱交換を行うラジエータ252と、空気流を発生させる放熱ファン253を備えている。ダクト251は複数のパーツから構成されていて、パーツの一部を取り外すことで放熱ファン253が露出するようになっている。そのため、燃料電池モジュール1下部の空間Sの外に放熱ファン253が位置するように放熱器5を配置することで、メンテナンス時に放熱ファン253の取り外しを容易に行うことができる。
燃料電池モジュール1下の空間Sに配置される第1補機は放熱器5に限らず、蓄熱タンク3や凝縮水タンク4を空間Sに配置してもよい。その際、タンクの高さを空間Sの高さに合わせ、タンクに繋がる配管やセンサを空間S外に位置するようにすれば、メンテナンス性を損なうことなく配置することができる。また、複数の補機を空間S内に配置してもよい。
図8は、本実施形態のベースフレームの分解図である。ベースフレーム85は、ベースパネル51に取り付けられて燃料電池モジュール1を支持するフレーム本体86と、フレーム本体86の上面に取り付けられるプレート87を備えている。プレート87は、フレーム本体86の上面に接続される水平面871と、水平面871から上方に延びる垂直面872を備えたL字形状をなし、垂直面872を左右のどちらに向けた状態でもフレーム本体86に取り付けることが可能である。また、フレーム本体86の一端側には上方に突出する突出片861が設けられており、他端側にはねじ孔862が形成されている。ベースフレーム85は燃燃料電池モジュール1の左右両端の2箇所を支持しており、突出片861と、プレート87の垂直部872とで燃料電池モジュール1が位置決めされる。燃料電池モジュール1の底部フレーム81cには、ベースフレーム85のねじ孔862に対応するねじ孔が設けられていて、ねじ止めによって燃料電池モジュール1はベースフレーム85に固定される。
フレーム本体86とプレート87の取付向きを変えることで、左ベースフレーム85aと右ベースフレーム85bを作ることができる。つまり、フレーム本体86にプレート87を取り付ける際、フレーム本体86のねじ孔862を手前にして、垂直面872が左側になるように取り付けると左ベースフレーム85aになり、反対に垂直面872が右側になるように取り付けると右ベースフレーム85bになる。これにより、部品の製造単価を抑えることができるが、その一方で組み付けの間違いが起こる可能性がある。そのため、フレーム本体86とプレート87には、左右どちらのベースフレームになるかを判別する手段が設けられている。具体的には、フレーム本体86の上面には、例えばLとRのように、異なる2種類の文字が刻印されており、プレート87の水平面871には、刻印されたいずれかの文字を表示させる判別窓873が形成されている。
図9(A)は、左ベースフレームの上面図であり、図9(B)は右ベースフレームの上面図である。(A)に示す左ベースフレーム85aにはLの文字が判別窓873に表示され、(B)に示す右ベースフレーム85bにはRの文字が判別窓873に表示されており、左と右のいずれのベースフレームであるかを容易に識別することができる。これにより、組み付間違いを防止することができる。なお、フレーム本体86に刻印する文字は1つであってもよい。例えばLのみを刻印した場合は、左ベースフレーム85aの判別窓873にはLの文字が表示されるが、右ベースフレーム85bの判別窓873には何も表示されないから、左右を識別することができる。
1 燃料電池モジュール
7、71、72、73、74、75、76、77 固定部材
10 収納容器
11 燃料電池
50 筐体
51 ベースパネル
52 上面パネル(メンテナンスパネル)
54 右側面パネル(メンテナンスパネル)
55 正面パネル(メンテナンスパネル)
80 断熱材
81 断熱材フレーム(保持金具)
85 ベースフレーム

Claims (6)

  1. 筐体内に、
    燃料電池が収納容器に収納されてなる燃料電池モジュールと、
    前記燃料電池を動作させるための補機と、を備え
    前記燃料電池モジュールは、前記収納容器の周囲を覆う複数の断熱材と、前記断熱材を保持する保持金具を有し、
    前記補機は、前記筐体の底面を構成するベースパネル上に載置される第1補機と、前記保持金具に固定部材を介して取り付けられる第2補機と、を含み、
    前記第2補機は、前記燃料電池モジュールの側面または上面に取り付けられる燃料電池装置。
  2. 前記筐体は、メンテナンスの際に取り外し可能なメンテナンスパネルを有し、
    前記第2補機は、前記燃料電池モジュールの側面のうちメンテナンスパネルに対向する面、または前記燃料電池モジュールの上面に取り付けられる請求項1記載の燃料電池装置。
  3. 前記燃料電池モジュールと前記ベースパネルとの間に介在し、前記燃料電池モジュールを支持するベースフレームを備え、
    前記第1補機の少なくとも1つは、前記燃料電池モジュールと前記ベースパネルとの間に形成される空間に配置される請求項2記載の燃料電池装置。
  4. 前記ベースフレームは同じ形状の複数の部材からなる請求項3記載の燃料電池装置。
  5. 前記固定部材の少なくとも1つは、複数の前記第2補機が取り付けられている請求項1記載の燃料電池装置。
  6. 前記第2補機のうち所定の大きさ以上のものは、複数の前記固定部材を用いて前記保持金具に取り付けられている請求項1記載の燃料電池装置。
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