JP2024042808A - 移動体内管理装置、移動体内管理方法、及びプログラム - Google Patents

移動体内管理装置、移動体内管理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動体内を撮影した画像から忘れ物及びその持ち主を特定し、持ち主に忘れ物に関する情報を通知する。【解決手段】利用者記憶部140は、複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び利用者の連絡先を記憶している。取得部110は、移動体内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに移動体が走行していた経路を特定可能な情報、すなわち経路情報を取得する。画像処理部120は、利用者記憶部140を用いて第1画像を処理することにより、上記した経路に移動体が位置していた時に当該移動体に乗車していた利用者及びその位置を特定するとともに、当該利用者の所持品の位置を特定する。通知部130は、利用者と所持品の相対位置が基準を満たしていない状態が第1の基準時間以上継続した場合に、当該利用者の連絡先に第1の通知を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、移動体内管理装置、移動体内管理方法、及びプログラムに関する。
鉄道車両などにおいて、乗客が忘れ物をすることがある。これに対して特許文献1には、以下の技術が開示されている。まず、忘れ物検出装置は、鉄道車両の監視カメラで取得した映像から忘れ物を特定し、その忘れ物の持ち主であるユーザを特定する。そして、駅の監視カメラで取得した映像から忘れ物の持ち主と同一人物のユーザを検索し、一致するユーザが検索された場合は、そのユーザが撮影された時点で、改札機で取得した個人IDを取得する。その個人IDに該当するメールアドレスに忘れ物をした旨のメールを送信する。
また特許文献2には、以下の技術が開示されている。まず、忘れ物通知制御装置は、持ち主が荷物を乗物内に置いたことを検出するセンサが生成したセンサデータを取得するとともに、全方位カメラが撮影した映像データを取得する。次いで忘れ物通知制御装置は、センサデータと映像データとに基づいて、荷物が網棚に置かれたと判定する場合、荷物と、持ち主とを紐づける。そして忘れ物通知制御装置は、荷物と持ち主との相対的な位置関係に基づいて、荷物の位置が変わらない状態で、荷物と持ち主との距離が、閾値距離以上である場合、忘れ物であると判定する。さらに忘れ物通知制御装置は、忘れ物であると判定した場合、映像データを上書き禁止の状態にして保存とともに、忘れ物であることを通知する。
なお、特許文献3には、以下の方法により公共交通機関の乗車人物を特定することが記載されている。まず、車内人物特定装置は、公共交通機関の車内にて撮像された乗車人物の特徴を取得する。次いで車内人物特定装置は、公共交通機関を利用する利用人物の特徴を利用人物の乗車区間を含む区間データと関連付けて記憶する記憶部を用いて、乗車人物の特徴と利用人物の特徴とを照合して、乗車人物に該当する利用人物を特定する。ここで車内人物特定装置は、乗車人物が撮像された場所が含まれる乗車区間を有する区間データと関連付けられた利用人物の特徴と、乗車人物の特徴とを照合する。
また特許文献4には、画像処理により、物体の置き去り・持ち去りがあった場合に、自
動的に置き去り・持ち去りを検知するとともに、当該人物を自動的かつ迅速に特定するシステムが記載されている。
特開2022-12950号公報 特開2021-132289号公報 特開2021-114252号公報 特開2010-88072号公報
特許文献1に記載の技術では、忘れ物があることを通知するためには、車両内の画像に加えて、駅の監視カメラで撮影した画像を用いる必要があった。また、特許文献2に記載の技術では、車両内の画像に加えて、持ち主が荷物を乗物内に置いたことを検出するセンサが生成したセンサデータを用いる必要があった。
本発明の目的の一例は、上述した課題を鑑み、移動体内を撮影した画像から忘れ物及びその持ち主を特定し、持ち主に忘れ物に関する情報を通知することができる、移動体内管理装置、移動体内管理方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様によれば、移動体内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに前記移動体が走行していた経路を特定可能な経路情報を取得する取得手段と、
複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び連絡先を記憶している利用者記憶手段を用いて前記第1画像を処理することにより、前記経路に前記移動体が位置していた時に当該移動体に乗車していた前記利用者及びその位置を特定するとともに、当該利用者の所持品の位置を特定する画像処理手段と、
前記利用者と前記所持品の相対位置が基準を満たしていない状態が第1の基準時間以上継続した場合に、当該利用者の前記連絡先に第1の通知を行う通知手段と、
を備える移動体内管理装置が提供される。
本発明の一態様によれば、少なくとも一つのコンピュータが、
移動体内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに前記移動体が走行していた経路を特定可能な経路情報を取得し、
複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び連絡先を記憶している利用者記憶手段を用いて前記第1画像を処理することにより、前記経路に前記移動体が位置していた時に当該移動体に乗車していた前記利用者及びその位置を特定するとともに、当該利用者の所持品の位置を特定し、
前記利用者と前記所持品の相対位置が基準を満たしていない状態が第1の基準時間以上継続した場合に、当該利用者の前記連絡先に第1の通知を行う、移動体内管理方法が提供される。
本発明の一態様によれば、コンピュータに、
移動体内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに前記移動体が走行していた経路を特定可能な経路情報を取得させ、
複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び連絡先を記憶している利用者記憶手段を用いて前記第1画像を処理することにより、前記経路に前記移動体が位置していた時に当該移動体に乗車していた前記利用者及びその位置を特定するとともに、当該利用者の所持品の位置を特定させ、
前記利用者と前記所持品の相対位置が基準を満たしていない状態が第1の基準時間以上継続した場合に、当該利用者の前記連絡先に第1の通知を行わせる、プログラムが提供される。
本発明の一態様によれば、移動体内を撮影した画像から忘れ物及びその持ち主を特定し、持ち主に忘れ物に関する情報を通知することができる、移動体内管理装置、移動体内管理方法、及びプログラムを提供できる。
実施形態に係る移動体内管理装置の概要を示す図である。 移動体内管理装置の使用環境を説明するための図である。 移動体内管理装置の機能構成の一例を説明するための図である。 利用者記憶部が記憶している情報の一例を示す図である。 忘れ物記憶部が記憶している情報の一例を示す図である。 移動体内管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 移動体内管理装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係る移動体内管理装置10の概要を示す図である。移動体内管理装置10は、取得部110、画像処理部120、及び通知部130を備えており、利用者記憶部140を利用することができる。利用者記憶部140は、複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び利用者の連絡先を記憶している。
取得部110は、移動体の内部、例えば車両内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに移動体が移動していた経路を特定可能な情報、すなわち経路情報を取得する。移動体の一例は、飛行機、船、又は車両である。また、車両の一例は、鉄道車両であるが、その他の車両、例えばバス又はタクシーなどの他の公共交通機関の車両でもよい。画像処理部120は、利用者記憶部140を用いて第1画像を処理することにより、上記した経路に移動体が位置していた時に当該移動体に搭乗していた利用者及びその位置を特定するとともに、当該利用者の所持品の位置を特定する。通知部130は、利用者と所持品の相対位置が基準を満たしていない状態が第1の基準時間以上継続した場合に、当該利用者の連絡先に第1の通知を行う。
移動体内管理装置10によれば、第1画像を処理することにより、利用者が所持品を移動体内に忘れた可能性が高いことを検知するとともに、そのことを利用者の連絡先に通知することができる。
なお、画像処理部120は、忘れ物検出部及び利用者特定部としても機能する。すなわち画像処理部120は、第1画像を処理することにより、利用者が所持品を移動体内に忘れたか否かを判断する。また画像処理部120は、利用者記憶部140から、利用者が所持品を忘れたときの経路情報が移動予定経路に対応する利用者の外観情報を取得し、当該外観情報及び第1画像を用いて所持品を忘れた利用者を特定する。そして通知部130は、画像処理部120が特定した利用者に対応する連絡先を利用者記憶部140から取得し、当該連絡先に所定の通知を行う。
画像処理部120は、経路情報を用いて、忘れ物をした可能性がある利用者を絞り込み、その後、外観情報及び第1画像を用いて所持品を忘れた利用者を特定する。このため、画像処理部120が行う演算量は少なくなる。
以下、移動体内管理装置10の詳細例について説明する。以下の説明において、移動体は車両である。
図2は、移動体内管理装置10の使用環境を説明するための図である。移動体内管理装置10は、少なくとも一つの端末20、及び少なくとも一つの撮像装置30と共に使用される。
端末20は移動体内管理装置10の利用者によって操作される。端末20は、例えばスマートフォンなどの携帯型の端末である。利用者は、車両を利用する際に、端末20を所持している。また、利用者は、車両を利用する前に、利用者記憶部140に記憶させるべき情報、例えば、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び連絡先を利用者記憶部140に記憶させる。この際、利用者は、例えば端末20を利用する。ここで利用者は、車両を利用する度に、利用者記憶部140に情報を記憶させてもよい。この場合、利用者記憶部140は、利用者が車両を利用する度に更新される。
撮像装置30は、車両内に設置されており、車両の内部を撮影して第1画像を繰り返し生成する。第1画像は、動画を構成するフレーム画像でもよい。撮像装置30の撮影範囲には、例えば車両内の座席、床、及び荷物棚が含まれている。このため、第1画像を処理すると、車両内に位置する人及びその位置、並びに車両内に位置する物の種類及びその位置を特定できる。
なお、撮像装置30は、一つの車両について複数設けられているのが好ましい。このようにすると、車両の中に第1画像に含まれない領域、すなわち死角が生じることを抑制できる。
そして撮像装置30は、第1画像を経路情報に紐づけて移動体内管理装置10に送信する。経路情報の一例は、この撮像装置30を識別する情報すなわち撮像装置識別情報、及び、第1画像を生成した時の車両の位置を特定可能な情報すなわち車両位置情報である。車両位置情報は、時刻情報でもよい。この場合、撮像装置識別情報を用いることにより、その車両の編成が特定される。そしてこの編成及び時刻情報を用いると、その時刻におけるその編成の位置が特定される。第1画像及び経路情報の送信は、第1画像が生成されるたびにリアルタイムで行われるのが好ましい。なお、移動体内管理装置10は、撮像装置識別情報を用いることにより、第1画像が生成された車両を特定することができる。
移動体内管理装置10は、撮像装置30から第1画像を取得すると、この第1画像を処理することにより、利用者が所持品を車内に忘れたか否かを判断する。そして移動体内管理装置10は、利用者が所持品を車内に忘れた場合に、第1の通知を端末20に行う。なお、移動体内管理装置10は、所持品が利用者以外の人に持ち去られた場合に、第2の通知を端末20に行う。
図3は、移動体内管理装置10の機能構成の一例を説明するための図である。移動体内管理装置10は、取得部110、画像処理部120、及び通知部130を有しており、利用者記憶部140及び忘れ物記憶部150を利用することができる。利用者記憶部140及び忘れ物記憶部150は移動体内管理装置10の一部であってもよいし、移動体内管理装置10の外に位置していてもよい。
利用者記憶部140は、複数の利用者別に、その利用者に関する各種の情報を記憶している。例えば利用者記憶部140は、利用者の外観情報、利用者の移動予定経路、及び利用者の連絡先を記憶している。
利用者の外観情報は、例えば顔画像、顔の特徴量、服装を含む全身画像、及び服装の特徴量の少なくとも一つであるが、これらに限定されない。
利用者の移動予定経路は、例えば乗車予定の駅又は停留所、及び降車予定の駅又は停留所の組み合わせを含んでいる。利用者が乗り換えを行う場合、移動予定経路は、この組み合わせを複数含んでいる。また、移動予定経路は、さらに、乗車予定の車両を特定する情報、例えば、各駅又は停留所の出発予定時刻又は到着予定時刻を含んでいてもよい。この場合、出発予定時刻又は到着予定時刻は、ある程度の時間幅を持って示されてもよい。そして、この移動予定経路を用いることにより、忘れ物に関する情報を効率よく利用者のもとに届けることができる。
ここで移動体内管理装置10の例えば取得部110は、利用者の移動履歴、例えば鉄道やバスの利用履歴を用いて移動予定経路を生成し、利用者記憶部140に記憶させてもよい。この場合、移動予定経路の一例は、利用者が所定頻度以上利用している区間になる。この場合、利用者記憶部140は、さらに移動履歴を記憶している。そしてこの移動履歴は、利用者が車両を利用する度に、例えば移動体内管理装置10によって追加される。
また移動体内管理装置10の例えば取得部110は、利用者の定期券情報及び経路検索結果の少なくとも一方を用いて移動予定経路を生成し、利用者記憶部140に記憶させてもよい。この場合、利用者記憶部140は、定期券情報及び経路検索結果の少なくとも一方を記憶している。そして移動予定経路は、定期券の区間又は経路検索結果が示した区間になる。なお、経路検索結果は、例えば、出発地及び目的地が入力されると移動経路に関する情報を生成するサーバによって生成される。
利用者の連絡先は、利用者のSNS(Social Networking Service)のアカウント、及び利用者のメールアドレスの少なくとも一方である。この場合、移動体内管理装置10からの通知は、SNS又はメールを用いて行われる。ただし、利用者の連絡先は、端末20に情報を届けることができる情報であれば、これらに限定されない。例えば端末20に、移動体内管理装置10と通信するためのアプリケーションプログラムがインストールされており、かつこのアプリケーションプログラムで用いられる利用者IDが付与されている場合、利用者の連絡先はこの利用者IDでもよい。この場合、移動体内管理装置10からの通知は、このアプリケーションプログラムを介して行われる。
なお、利用者記憶部140は、利用者別に、利用者の所持品を含む第2画像または当該所持品の特徴量を記憶していてもよい。例えば利用者は、端末20を操作することにより、予め、上記した第2画像又は特徴量を利用者記憶部140に記憶させてもよい。
忘れ物記憶部150は、保管場所に保管されている忘れ物に関する情報を記憶している。例えば忘れ物記憶部150は、忘れ物が回収された日時、場所、及び路線、忘れ物の物品名、保管場所を示す情報すなわち保管場所情報、並びに忘れ物の画像を記憶している。
取得部110は、撮像装置30から、車両内を撮影した第1画像及び経路情報を繰り返し取得する。経路情報の具体例については、図2を用いて説明した通りである。
画像処理部120は、取得部110が第1画像を取得する度に、利用者記憶部140が記憶している情報を用いてこの第1画像を処理する。ここで行われる処理の具体例は、以下の(1)~(5)である。画像処理部120が行う処理には、利用者及び所持品のトラッキングも含まれる。
(1)利用者の有無およびその位置を生成する。
画像処理部120は、利用者記憶部140から利用者の外観情報を取得し、この外観情報に一致する人が第1画像に含まれているか否かを判断する。そしてこのような人が第1画像に含まれていた場合、第1画像内におけるその人すなわち利用者の位置を特定する。なお、この位置は、車両内における利用者の位置すなわち実空間における位置に変換されてもよい。そして画像処理部120は、検出結果を利用者記憶部140に記憶させるとともに、検出された利用者の位置をトラッキングし続ける。このトラッキングを行うことにより、画像処理部120は、利用者が一度所有物から離れた後に、この所有物に近づいたことすなわち所有物を取りに戻ったことを検出できる。
なお、この処理において、画像処理部120は、外観情報を取得するべき利用者すなわち照合対象となる利用者を、移動予定経路にその第1画像の経路情報が含まれている利用者に絞ってもよい。移動予定経路に出発予定時刻又は到着予定時刻が含まれている場合、画像処理部120は、この出発予定時刻又は到着予定時刻、及び第1画像の生成時刻を用いて、照合対象となる利用者を絞ってもよい。
(2)利用者が検出された場合に、その利用者の所持品の有無及びその位置を生成する。
画像処理部120は、利用者が触れていた物品を、その利用者の所持品として特定し、この所持品に関する情報、例えば特徴量及び第1画像内の位置を、所有者である利用者に紐づけて利用者記憶部140に記憶させる。そして画像処理部120は、利用者記憶部140が記憶している情報を用いて、検出された所持品の位置をトラッキングし続ける。このトラッキングは、所持品が利用者から離れても続けられる。このトラッキングを行うことにより、画像処理部120は、例えば、利用者が車両内に所有物を忘れた後に、この所有物が回収された場所を検出できる。
なお、利用者記憶部140が利用者別にその利用者の所持品の第2画像または当該所持品の特徴量を記憶している場合、画像処理部120は、これらの情報を用いて所持品に関する情報を生成してもよい。この場合、利用者が所持品に触れていない場合でも、その利用者の物品を検出できる。
また、利用者記憶部140が利用者別にその利用者の所持品の第2画像または当該所持品の特徴量を記憶している場合、画像処理部120は、利用者を検出する前にこの所持品を検出し、その後、この所持品の所持者、例えばこの所持品に触れていた人を利用者として検出してもよい。この場合、利用者記憶部140は、利用者の外観情報を記憶していなくてもよくなる。
(3)画像処理部120は、第1画像が生成されてからリアルタイムで第1画像を処理する場合において、利用者(すなわち所有者)以外の人である他人が所持品を持ち去ったか否かを判断する。
利用者記憶部140には、利用者の外観情報が記憶されている。このため、画像処理部120は、第1画像が生成されるたびにリアルタイムで第1画像を処理することにより、人が所持品を持ち去った場合にその人が利用者であるか否かを判断できる。
(4)画像処理部120は、第1画像が生成されてからリアルタイムで第1画像を処理する場合において、第1の通知が行われた後に利用者が所持品を回収したか否かを判断する。
例えば画像処理部120は、後述する(A)に記載の第1の通知が行われた後も、第1画像が生成されるたびにリアルタイムで第1画像を処理することにより、利用者が所持品を回収したか否かを判断する。
(5)(4)の場合において、さらに、画像処理部120は、第1画像を処理し続けることにより、所持品を追跡し、当該追跡結果を用いて所持品の保管場所を示す情報すなわち保管場所情報を生成する。
例えば画像処理部120は、所持品を追跡し、車両の運行会社の職員、例えば駅員が所持品を回収した場所を特定する。通常、忘れ物の保管場所は、その忘れ物が回収された場所によって予め定められている。画像処理部120は、このルールを用いて、所持品が保管される場所を特定し、この場所を示す情報を保管場所情報として生成する。
通知部130は、利用者記憶部140に記憶されている利用者の通知先に、所定の通知を行う。この通知の例は、以下の(A)~(E)である。
(A)通知部130は、画像処理部120が生成した情報を用いて、利用者と所持品の相対位置を特定する。そして通知部130は、この相対位置が基準を満たしていない状態が第1の基準時間以上継続した場合に、すぐに利用者の連絡先に第1の通知を行う。この場合、第1の通知は、利用者が所持品を車内に忘れる可能性、又は忘れた可能性が高いことを示している。ここで相対距離に関する基準は、相対距離が基準距離以下であること、である。この基準距離は、例えば利用者の位置と所持品の位置を平面に投影した2次元上の距離である。基準距離の値は、例えば1mであるが、この値に限定されない。また、第1の通知を行うタイミングは、利用者が降車する前でもよいし、利用者が降車した後でもよい。
(B)通知部130は、(A)に示した第1の通知を行った後、画像処理部120が生成した情報を用いて、他人が所持品を持ち去ったか否かを判断する。そして通知部130は、他人が所持品を持ち去った場合に、そのことを示す第2の通知を、利用者の通知先に行う。この通知は、利用者が車両内に忘れた所持品を他人が持ち去ったことを示している。なお、ここでの他人は、車両の運行会社の社員、例えば駅員を除く。
(C)通知部130は、(A)に示した第1の通知を行った後、画像処理部120が生成した情報を用いて、利用者が所持品を回収したか否かを判断する。そして通知部130は、第1の通知が行われた後、利用者が所持品を回収しない状態が第2の基準時間継続した場合に、利用者の連絡先に、そのことを示す第3の通知を行う。この通知は、利用者が所持品を車内に忘れたことを利用者に再度通知するものである。
(D)通知部130は、(A)に示した第1の通知を行った後、画像処理部120が生成した情報を用いて、利用者が所持品を回収したか否かを判断する。そして通知部130は、第1の通知が行われた後、利用者が所持品を回収しない場合に、所持品の保管場所を示す保管場所情報を取得し、この保管場所情報を含む第4の通知を利用者の連絡先に行う。第4の通知が行われるタイミングは、第3の通知が行われるタイミングより後である。例えば通知部130は、車両の運行会社の社員、例えば駅員が所持品を回収した後に、第4の通知を行ってもよい。
なお、保管場所情報は、例えば上記(5)で説明した方法により画像処理部120によって生成される。また他の例として、通知部130は、忘れ物記憶部150が記憶している情報を用いて保管場所情報を生成する。例えば通知部130は、忘れ物記憶部150が記憶している忘れ物の画像のうち、第1画像に含まれる所持品の画像又は利用者記憶部140が記憶している所持品の画像に一致する画像を特定する。そして通知部130は、忘れ物記憶部150から、この画像に対応している保管場所情報を取得する。
なお、通知部130は、第4の通知に、第1画像に含まれる前記所持品の画像、及び車両の外で撮影された所持品の画像、の少なくとも一方を含めてもよい。車両の外で撮影された画像の一例は、忘れ物記憶部150に記憶されている画像である。このようにすると、利用者は、その物品が自分の所有物であるか否かを確認しやすい。
また通知部130は、第4の通知に、この所持品を取りに行くことを希望するか否かを示す希望情報を利用者に入力させるための表示を含めてもよい。そして通知部130は、利用者が入力した希望情報を取得する。このようにすると、移動体内管理装置10は、利用者がその所持品を取りに来るか否かを容易に把握できる。そして車両の運行会社は、利用者が取りに来ない所持品を処分しやすくなる。
(E)通知部130は、画像処理部120が生成した情報を用いて、利用者と相対位置が基準を満たしている状態が継続していた状態に続いて、他人が所持品を持ち去ったことを検知する。すると通知部130は、そのことを示す情報を第1の通知として、すぐに利用者の連絡先に行う。この場合、第1の通知は、車内において、利用者が気付かない状態で所持品が他人に持ち去られた可能性が高いことを示している。ここで用いられる相対距離に関する基準は、例えば上記した(A)で説明した通りである。
図4は、利用者記憶部140が記憶している情報の一例を示す図である。本図に示す例において、利用者記憶部140は、利用者別に、外観情報、移動予定経路、定期券情報、移動履歴、経路検索結果、所持品の画像または特徴量、通知先(連絡先)、及び画像処理部120による処理結果を記憶している。画像処理部120による処理結果は、例えば通知部130によって利用される。これらのうち、移動予定経路及び所持品の画像または特徴量は、利用者が車両を利用する度に更新されてもよい。
図5は、忘れ物記憶部150が記憶している情報の一例を示す図である。本図に示す例において、忘れ物記憶部150は、忘れ物が回収された日時、場所、及び路線、忘れ物の物品名、保管場所を示す情報すなわち保管場所情報、並びに忘れ物の画像を記憶している。
図6は、移動体内管理装置10のハードウェア構成例を示す図である。移動体内管理装置10は、バス1010、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060を有する。
バス1010は、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、及びネットワークインタフェース1060が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1020などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ1020は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などで実現されるプロセッサである。
メモリ1030は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。
ストレージデバイス1040は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカードなどのリムーバブルメディア、又はROM(Read Only Memory)などで実現される補助記憶装置であり、記録媒体を有している。ストレージデバイス1040の記録媒体は移動体内管理装置10の各機能(例えば取得部110、画像処理部120、及び通知部130)を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1020がこれら各プログラムモジュールをメモリ1030上に読み込んで実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能が実現される。また、ストレージデバイス1040は利用者記憶部140及び忘れ物記憶部150の少なくとも一方としても機能する。
入出力インタフェース1050は、移動体内管理装置10と各種入出力機器とを接続するためのインタフェースである。
ネットワークインタフェース1060は、移動体内管理装置10をネットワークに接続するためのインタフェースである。このネットワークは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1060がネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。移動体内管理装置10は、ネットワークインタフェース1060を介して端末20及び撮像装置30と通信してもよい。
図7は、移動体内管理装置10が行う処理の一例を示すフローチャートである。本図に示す例において、撮像装置30は繰り返し第1画像を生成し、第1画像を生成する度に、リアルタイムで第1画像を経路情報に紐づけて移動体内管理装置10に送信する。
そして移動体内管理装置10の取得部110は、この第1画像及び経路情報を取得する(ステップS10)。次いで画像処理部120は、この第1画像を処理する(ステップS20)。ここで行われる処理の具体例は、図3を用いて説明した通りである。そして通知部130は、通知基準を満たしたとき(ステップS30:Yes)に、通知処理を行う(ステップS40)。ここで通知部130が行う処理の具体例は、図3を用いて説明した通りである。
なお、移動体内管理装置10の機能の一例を、以下のように要約することができる。
(a)まず、利用者は、端末20を操作することにより、移動体内管理装置10の利用者記憶部140に、外観情報(例えば顔画像)、移動予定経路に関する情報、所持品の画像、通知先(例えばメールアドレスやSNSのアカウント)を登録する。この登録処理は、取得部110によって行われる。
(b)一方、撮像装置30は、移動体内を繰り返し撮影している。移動体内管理装置10は、撮像装置30が生成した画像や動画をリアルタイムで取得する。この取得処理は、取得部110によって行われる。
(c)移動体内管理装置10は、撮像装置30から取得した画像及び利用者記憶部140に登録されている利用者の顔情報に基づいて、移動体内にいる利用者を特定し、利用者が所持品を忘れていないか、または所持品が他人に持ち去られていないかを見守る。すなわち、移動体内管理装置10は、ある利用者を特定する処理を、その利用者の移動予定経路で生成された画像に対してのみ行う。この処理は、画像処理部120によって行われる。
(d)移動体内管理装置10は、利用者の所持品が、所定の時間(あるいは所定の距離)、利用者から離れた場合に、利用者記憶部140に登録されている連絡先に通知を行う。この処理は通知部130によって行われる。
上記した(a)~(d)により、移動体内管理装置10は、ある利用者を特定する処理を、その利用者の移動予定経路で生成された画像に対してのみ行う。このため、移動体内管理装置10の演算量は少なくなる。また、いずれの利用者の移動予定経路に含まれていない路線及び時間帯については、移動体内管理装置10は、撮像装置30が生成した画像を取得する必要はない。この場合、移動体内管理装置10と撮像装置30の間の通信量を削減できる。
以上、本実施形態によれば、移動体内管理装置10の画像処理部120は、車両内を撮影した第1画像を処理することにより、利用者及び所持品の位置を特定する。そして移動体内管理装置10の通知部130は利用者と所持品の相対位置が基準を満たしていない状態が第1の基準時間以上継続した場合、利用者が所持品を車両内に忘れた可能性が高いため、当該利用者の連絡先に第1の通知を行う。従って、移動体内管理装置10は、第1画像を処理することにより、利用者が所持品を車両内に忘れた可能性が高いことを検知するとともに、利用者に、忘れ物に関する情報を通知することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上述の説明で用いたフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1.移動体内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに前記移動体が走行していた経路を特定可能な経路情報を取得する取得手段と、
複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び連絡先を記憶している利用者記憶手段を用いて前記第1画像を処理することにより、前記経路に前記移動体が位置していた時に当該移動体に乗車していた前記利用者及びその位置を特定するとともに、当該利用者の所持品の位置を特定する画像処理手段と、
前記利用者と前記所持品の相対位置が基準を満たしていない状態が第1の基準時間以上継続した場合に、当該利用者の前記連絡先に第1の通知を行う通知手段と、
を備える移動体内管理装置。
2.上記1に記載の移動体内管理装置において、
前記利用者記憶手段は、さらに、前記複数の利用者別に、当該利用者の所持品の第2画像または当該所持品の特徴量を記憶しており、
前記画像処理手段は、前記第2画像又は前記特徴量を用いて前記所持品の位置を特定する移動体内管理装置。
3.上記1又は2に記載の移動体内管理装置において、
前記利用者記憶手段は、前記利用者の所持品の第2画像または当該所持品の特徴量を記憶しており、
前記画像処理手段は、前記所持品の位置を検出し、その後に、当該所持品の所持者を前記利用者として検出する、移動体内管理装置。
4.上記1~3のいずれか一項に記載の移動体内管理装置において、
前記取得手段、前記画像処理手段、および前記通知手段は、前記第1画像が生成されてからリアルタイムで処理を行う、移動体内管理装置。
5.上記4に記載の移動体内管理装置において、
前記画像処理手段は、前記利用者以外の人である他人が前記所持品を持ち去ったか否かを判断し、
前記通知手段は、前記相対位置が前記基準を満たしている状態が継続していた状態に続いて前記他人が前記所持品を持ち去った場合に、前記第1の通知を行う、移動体内管理装置。
6.上記4又は5に記載の移動体内管理装置において、
前記画像処理手段は、前記利用者以外の人である他人が前記所持品を持ち去ったか否かを判断し、
前記通知手段は、前記第1の通知が行われた後、前記他人が前記所持品を持ち去った場合に、前記連絡先に、そのことを示す第2の通知を行う、移動体内管理装置。
7.上記4~6のいずれか一項に記載の移動体内管理装置において、
前記画像処理手段は、前記第1画像を処理し続けることにより、前記第1の通知が行われた後に前記利用者が前記所持品を回収したか否かを判断し、
前記通知手段は、前記第1の通知が行われた後、前記利用者が前記所持品を回収しない状態が第2の基準時間継続した場合に、前記連絡先に、そのことを示す第3の通知を行う、移動体内管理装置。
8.上記4~7のいずれか一項に記載の移動体内管理装置において、
前記画像処理手段は、前記第1画像を処理し続けることにより、前記第1の通知が行われた後に前記利用者が前記所持品を回収したか否かを判断し、
前記通知手段は、前記第1の通知が行われた後、前記利用者が前記所持品を回収しなかった場合に、前記所持品の保管場所を示す保管場所情報を取得し、前記保管場所情報を含む第4の通知を前記連絡先に行う、移動体内管理装置。
9.上記8に記載の移動体内管理装置において、
前記画像処理手段は、前記第1画像を処理し続けることにより、前記所持品を追跡し、当該追跡結果を用いて前記保管場所情報を生成する、移動体内管理装置。
10.上記8又は9に記載の移動体内管理装置において、
前記通知手段は、前記移動体内への忘れ物に関する情報を記憶する忘れ物記憶部を用いて、前記保管場所情報を取得する、移動体内管理装置。
11.上記8~10のいずれか一項に記載の移動体内管理装置において、
前記第4の通知は、さらに、前記第1画像に含まれる前記所持品の画像、及び前記移動体の外で撮影された前記所持品の画像、の少なくとも一方を含む、移動体内管理装置。
12.上記8~11のいずれか一項に記載の移動体内管理装置において、
前記第4の通知は、前記利用者に、前記所持品を取りに行くことを希望するか否かを示す希望情報を入力させるための表示を含み、
前記通知手段は、さらに、前記利用者が入力した前記希望情報を取得する、移動体内管理装置。
13.上記1~12のいずれか一項に記載の移動体内管理装置において、
前記取得手段は、前記利用者の移動履歴を用いて前記移動予定経路を生成する、移動体内管理装置。
14.上記1~13のいずれか一項に記載の移動体内管理装置において、
前記取得手段は、前記利用者の定期券情報を用いて前記移動予定経路を生成する、移動体内管理装置。
15.少なくとも一つのコンピュータが、
移動体内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに前記移動体が走行していた経路を特定可能な経路情報を取得し、
複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び連絡先を記憶している利用者記憶手段を用いて前記第1画像を処理することにより、前記経路に前記移動体が位置していた時に当該移動体に乗車していた前記利用者及びその位置を特定するとともに、当該利用者の所持品の位置を特定し、
前記利用者と前記所持品の相対位置が基準を満たしていない状態が第1の基準時間以上継続した場合に、当該利用者の前記連絡先に第1の通知を行う、移動体内管理方法。
16.上記15に記載の移動体内管理方法において、
前記利用者記憶手段は、さらに、前記複数の利用者別に、当該利用者の所持品の第2画像または当該所持品の特徴量を記憶しており、
前記少なくとも一つのコンピュータは、前記第2画像又は前記特徴量を用いて前記所持品の位置を特定する移動体内管理方法。
17.上記15又は16に記載の移動体内管理方法において、
前記利用者記憶手段は、前記利用者の所持品の第2画像または当該所持品の特徴量を記憶しており、
前記少なくとも一つのコンピュータは、前記所持品の位置を検出し、その後に、当該所持品の所持者を前記利用者として検出する、移動体内管理方法。
18.上記15~17のいずれか一項に記載の移動体内管理方法において、
前記少なくとも一つのコンピュータは、前記第1画像が生成されてからリアルタイムで処理を行う、移動体内管理方法。
19.上記18に記載の移動体内管理方法において、
前記少なくとも一つのコンピュータは、
前記利用者以外の人である他人が前記所持品を持ち去ったか否かを判断し、
前記相対位置が前記基準を満たしている状態が継続していた状態に続いて前記他人が前記所持品を持ち去った場合に、前記第1の通知を行う、移動体内管理方法。
20.上記18又は19に記載の移動体内管理方法において、
少なくとも一つのコンピュータは、
前記利用者以外の人である他人が前記所持品を持ち去ったか否かを判断し、
前記第1の通知が行われた後、前記他人が前記所持品を持ち去った場合に、前記連絡先に、そのことを示す第2の通知を行う、移動体内管理方法。
21.上記19~20のいずれか一項に記載の移動体内管理方法において、
前記少なくとも一つのコンピュータは、
前記第1画像を処理し続けることにより、前記第1の通知が行われた後に前記利用者が前記所持品を回収したか否かを判断し、
前記第1の通知が行われた後、前記利用者が前記所持品を回収しない状態が第2の基準時間継続した場合に、前記連絡先に、そのことを示す第3の通知を行う、移動体内管理方法。
22.上記18~21のいずれか一項に記載の移動体内管理方法において、
前記少なくとも一つのコンピュータは、
前記第1画像を処理し続けることにより、前記第1の通知が行われた後に前記利用者が前記所持品を回収したか否かを判断し、
前記第1の通知が行われた後、前記利用者が前記所持品を回収しなかった場合に、前記所持品の保管場所を示す保管場所情報を取得し、前記保管場所情報を含む第4の通知を前記連絡先に行う、移動体内管理方法。
23.上記22に記載の移動体内管理方法において、
前記少なくとも一つのコンピュータは、前記第1画像を処理し続けることにより、前記所持品を追跡し、当該追跡結果を用いて前記保管場所情報を生成する、移動体内管理方法。
24.上記22又は23に記載の移動体内管理方法において、
前記少なくとも一つのコンピュータは、前記移動体内への忘れ物に関する情報を記憶する忘れ物記憶部を用いて、前記保管場所情報を取得する、移動体内管理方法。
25.上記22~24のいずれか一項に記載の移動体内管理方法において、
前記第4の通知は、さらに、前記第1画像に含まれる前記所持品の画像、及び前記移動体の外で撮影された前記所持品の画像、の少なくとも一方を含む、移動体内管理方法。
26.上記22~25のいずれか一項に記載の移動体内管理方法において、
前記第4の通知は、前記利用者に、前記所持品を取りに行くことを希望するか否かを示す希望情報を入力させるための表示を含み、
前記少なくとも一つのコンピュータは、さらに、前記利用者が入力した前記希望情報を取得する、移動体内管理方法。
27.上記15~26のいずれか一項に記載の移動体内管理方法において、
前記少なくとも一つのコンピュータは、前記利用者の移動履歴を用いて前記移動予定経路を生成する、移動体内管理方法。
28.上記15~27のいずれか一項に記載の移動体内管理方法において、
前記少なくとも一つのコンピュータは、前記利用者の定期券情報を用いて前記移動予定経路を生成する、移動体内管理方法。
29.コンピュータに、
移動体内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに前記移動体が走行していた経路を特定可能な経路情報を取得させ、
複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び連絡先を記憶している利用者記憶手段を用いて前記第1画像を処理することにより、前記経路に前記移動体が位置していた時に当該移動体に乗車していた前記利用者及びその位置を特定するとともに、当該利用者の所持品の位置を特定させ、
前記利用者と前記所持品の相対位置が基準を満たしていない状態が第1の基準時間以上継続した場合に、当該利用者の前記連絡先に第1の通知を行わせる、プログラム。
30.上記29に記載のプログラムにおいて、
前記利用者記憶手段は、さらに、前記複数の利用者別に、当該利用者の所持品の第2画像または当該所持品の特徴量を記憶しており、
前記コンピュータに、前記第2画像又は前記特徴量を用いて前記所持品の位置を特定させるプログラム。
31.上記29又は30に記載のプログラムにおいて、
前記利用者記憶手段は、前記利用者の所持品の第2画像または当該所持品の特徴量を記憶しており、
前記コンピュータに、前記所持品の位置を検出させ、その後に、当該所持品の所持者を前記利用者として検出させる、プログラム。
32.上記29~31のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、前記第1画像が生成されてからリアルタイムで処理を行わせる、プログラム。
33.上記32に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記利用者以外の人である他人が前記所持品を持ち去ったか否かを判断させ、
前記相対位置が前記基準を満たしている状態が継続していた状態に続いて前記他人が前記所持品を持ち去った場合に、前記第1の通知を行わせる、プログラム。
34.上記32又は33に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記利用者以外の人である他人が前記所持品を持ち去ったか否かを判断させ
前記第1の通知が行われた後、前記他人が前記所持品を持ち去った場合に、前記連絡先に、そのことを示す第2の通知を行わせる、プログラム。
35.上記28~34のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記第1画像を処理し続けさせることにより、前記第1の通知が行われた後に前記利用者が前記所持品を回収したか否かを判断させ、
前記第1の通知が行われた後、前記利用者が前記所持品を回収しない状態が第2の基準時間継続した場合に、前記連絡先に対する通知であってそのことを示す第3の通知を行わせる、プログラム。
36.上記32~35のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
前記第1画像を処理し続けさせることにより、前記第1の通知が行われた後に前記利用者が前記所持品を回収したか否かを判断させ、
前記第1の通知が行われた後、前記利用者が前記所持品を回収しなかった場合に、前記所持品の保管場所を示す保管場所情報を取得させ、前記連絡先に対する通知であって前記保管場所情報を含む第4の通知を行わせる、プログラム。
37.上記36に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、前記第1画像を処理し続けさせることにより、前記所持品を追跡させ、当該追跡結果を用いて前記保管場所情報を生成させる、プログラム。
38.上記36又は37に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、前記移動体内への忘れ物に関する情報を記憶する忘れ物記憶部を用いて、前記保管場所情報を取得させる、プログラム。
39.上記36~38のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記第4の通知は、さらに、前記第1画像に含まれる前記所持品の画像、及び前記移動体の外で撮影された前記所持品の画像、の少なくとも一方を含む、プログラム。
40.上記36~39のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記第4の通知は、前記利用者に、前記所持品を取りに行くことを希望するか否かを示す希望情報を入力させるための表示を含み、
前記コンピュータに、さらに、前記利用者が入力した前記希望情報を取得させる、プログラム。
41.上記29~40のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記取得手段は、前記利用者の移動履歴を用いて前記移動予定経路を生成する、プログラム。
42.上記29~41のいずれか一項に記載のプログラムにおいて、
前記コンピュータに、前記利用者の定期券情報を用いて前記移動予定経路を生成させる、プログラム。
43.上記29~42のいずれか一項に記載のプログラムを記録した記録媒体。
44.移動体内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに前記移動体が走行していた経路を示す経路情報を取得する取得手段と、
前記第1画像を処理することにより、前記移動体を利用している前記利用者が所持品を前記移動体内に忘れたか否かを判断する忘れ物検出手段と、
複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び連絡先を互いに記憶している利用者記憶手段から、前記利用者が前記所持品を忘れたときの前記経路情報が前記移動予定経路に対応する前記利用者の前記外観情報を取得し、当該外観情報及び前記第1画像を用いて前記所持品を忘れた前記利用者を特定する利用者特定手段と、
前記利用者特定手段が特定した前記利用者に対応する前記連絡先を前記利用者記憶手段から取得し、当該連絡先に所定の通知を行う通知手段と、
を備える移動体内管理装置。
45.少なくとも一つのコンピュータが、
移動体内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに前記移動体が走行していた経路を示す経路情報を取得し、
前記第1画像を処理することにより、前記移動体を利用している前記利用者が所持品を前記移動体内に忘れたか否かを判断し、
複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び連絡先を互いに記憶している利用者記憶手段から、前記利用者が前記所持品を忘れたときの前記経路情報が前記移動予定経路に対応する前記利用者の前記外観情報を取得し、当該外観情報及び前記第1画像を用いて前記所持品を忘れた前記利用者を特定し、
特定した前記利用者に対応する前記連絡先を前記利用者記憶手段から取得し、当該連絡先に所定の通知を行う、車内管理方法。
46.コンピュータに、
移動体内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに前記移動体が走行していた経路を示す経路情報を取得させ、
前記第1画像を処理することにより、前記移動体を利用している前記利用者が所持品を前記移動体内に忘れたか否かを判断させ、
複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び連絡先を互いに記憶している利用者記憶手段から、前記利用者が前記所持品を忘れたときの前記経路情報が前記移動予定経路に対応する前記利用者の前記外観情報を取得し、当該外観情報及び前記第1画像を用いて前記所持品を忘れた前記利用者を特定させ、
特定した前記利用者に対応する前記連絡先を前記利用者記憶手段から取得し、当該連絡先に所定の通知を行わせる、プログラム。
10 移動体内管理装置
20 端末
30 撮像装置
110 取得部
120 画像処理部
130 通知部
140 利用者記憶部
150 忘れ物記憶部

Claims (10)

  1. 移動体内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに前記移動体が走行していた経路を特定可能な経路情報を取得する取得手段と、
    複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び連絡先を記憶している利用者記憶手段を用いて前記第1画像を処理することにより、前記経路に前記移動体が位置していた時に当該移動体に乗車していた前記利用者及びその位置を特定するとともに、当該利用者の所持品の位置を特定する画像処理手段と、
    前記利用者と前記所持品の相対位置が基準を満たしていない状態が第1の基準時間以上継続した場合に、当該利用者の前記連絡先に第1の通知を行う通知手段と、
    を備える移動体内管理装置。
  2. 請求項1に記載の移動体内管理装置において、
    前記利用者記憶手段は、さらに、前記複数の利用者別に、当該利用者の所持品の第2画像または当該所持品の特徴量を記憶しており、
    前記画像処理手段は、前記第2画像又は前記特徴量を用いて前記所持品の位置を特定する移動体内管理装置。
  3. 請求項1に記載の移動体内管理装置において、
    前記利用者記憶手段は、前記利用者の所持品の第2画像または当該所持品の特徴量を記憶しており、
    前記画像処理手段は、前記所持品の位置を検出し、その後に、当該所持品の所持者を前記利用者として検出する、移動体内管理装置。
  4. 請求項1に記載の移動体内管理装置において、
    前記取得手段、前記画像処理手段、および前記通知手段は、前記第1画像が生成されてからリアルタイムで処理を行う、移動体内管理装置。
  5. 請求項4に記載の移動体内管理装置において、
    前記画像処理手段は、前記利用者以外の人である他人が前記所持品を持ち去ったか否かを判断し、
    前記通知手段は、前記相対位置が前記基準を満たしている状態が継続していた状態に続いて前記他人が前記所持品を持ち去った場合に、前記第1の通知を行う、移動体内管理装置。
  6. 請求項4に記載の移動体内管理装置において、
    前記画像処理手段は、前記利用者以外の人である他人が前記所持品を持ち去ったか否かを判断し、
    前記通知手段は、前記第1の通知が行われた後、前記他人が前記所持品を持ち去った場合に、前記連絡先に、そのことを示す第2の通知を行う、移動体内管理装置。
  7. 請求項4に記載の移動体内管理装置において、
    前記画像処理手段は、前記第1画像を処理し続けることにより、前記第1の通知が行われた後に前記利用者が前記所持品を回収したか否かを判断し、
    前記通知手段は、前記第1の通知が行われた後、前記利用者が前記所持品を回収しない状態が第2の基準時間継続した場合に、前記連絡先に、そのことを示す第3の通知を行う、移動体内管理装置。
  8. 請求項4に記載の移動体内管理装置において、
    前記画像処理手段は、前記第1画像を処理し続けることにより、前記第1の通知が行われた後に前記利用者が前記所持品を回収したか否かを判断し、
    前記通知手段は、前記第1の通知が行われた後、前記利用者が前記所持品を回収しなかった場合に、前記所持品の保管場所を示す保管場所情報を取得し、前記保管場所情報を含む第4の通知を前記連絡先に行う、移動体内管理装置。
  9. 少なくとも一つのコンピュータが、
    移動体内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに前記移動体が走行していた経路を特定可能な経路情報を取得し、
    複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び連絡先を記憶している利用者記憶手段を用いて前記第1画像を処理することにより、前記経路に前記移動体が位置していた時に当該移動体に乗車していた前記利用者及びその位置を特定するとともに、当該利用者の所持品の位置を特定し、
    前記利用者と前記所持品の相対位置が基準を満たしていない状態が第1の基準時間以上継続した場合に、当該利用者の前記連絡先に第1の通知を行う、移動体内管理方法。
  10. コンピュータに、
    移動体内を撮影した第1画像を繰り返し取得するとともに、当該第1画像が生成されたときに前記移動体が走行していた経路を特定可能な経路情報を取得させ、
    複数の利用者別に、当該利用者の外観情報、当該利用者の移動予定経路、及び連絡先を記憶している利用者記憶手段を用いて前記第1画像を処理することにより、前記経路に前記移動体が位置していた時に当該移動体に乗車していた前記利用者及びその位置を特定するとともに、当該利用者の所持品の位置を特定させ、
    前記利用者と前記所持品の相対位置が基準を満たしていない状態が第1の基準時間以上継続した場合に、当該利用者の前記連絡先に第1の通知を行わせる、プログラム。
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