JP2024042434A - 削り節機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 片手で使用可能であると共に、容易に削り刃を交換、清掃等が可能であり、さらにかつお節等の食用被削物を帯状や粉状などに削ることができる削り節機を提供すること。【解決手段】 棒状の食用被削物Sを収納可能な筒状ケース2と、筒状ケースの先端に設けられ食用被削物の先端に当接して食用被削物を切削可能な削り刃部4と、筒状ケース内に設けられ筒状ケースに収納された食用被削物を削り刃部に対して相対的に回転可能な回転駆動機構3とを備え、削り刃部が、筒状ケースの先端に脱着可能に設けられている。【選択図】 図1
Description
本発明は、かつお節等を削って削り節を製造可能な削り節機に関する。
かつお節等の削り節は、予め削った物がパック等で販売されているが、香りが少ないため、家庭や飲食店等では、削りたての削り節の方が好まれる。従来、カンナ式のかつお節削り機を用いて手動で削り節の削り作業を行っていたが、削り作業が面倒で手間であるため、電動等により削り節を製造する装置が提案されている。
例えば、特許文献1には、棒状のかつお節を削るために、自転しながらかつお節挿入孔の周りに公転するカッターと、カッターを駆動する駆動機構とからなる家庭用かつお節削り機が記載されている。
例えば、特許文献1には、棒状のかつお節を削るために、自転しながらかつお節挿入孔の周りに公転するカッターと、カッターを駆動する駆動機構とからなる家庭用かつお節削り機が記載されている。
この家庭用かつお節削り機は、棒状に加工されたかつお節をかつお節挿入孔に挿入すると、駆動機構により回転する螺旋状の刃を持つカッターで、かつお節が削られ、下方の削り節受箱に削り節が貯められるようになっている。すなわち、特許文献1の家庭用かつお節削り機は、従来から知られている電動の鉛筆削り機の要領で、棒状かつお節を削る機械である。
上記従来の技術において、以下の課題が残されている。
すなわち、従来の削り節機では、鉛筆削り機に似た構成であるため、全体が大きく、また装置を支える手とは別の手で棒状の削り節を挿入孔に差し込む必要があり、片手に持って片手だけで削り節を削ることが困難であった。
また、螺旋状の刃を持つカッターが、削り機内部に組み込まれており、容易に取り外し交換ができず、清掃、洗浄が困難であるという問題があった。
さらに、従来の削り節機で使用される螺旋状の刃を持つカッターは、鉛筆削り機のように、削り節の先端を尖らせるものであり、削ったものが糸状になってしまい、帯状や粉状などに削ることが得難いという不都合があった。
すなわち、従来の削り節機では、鉛筆削り機に似た構成であるため、全体が大きく、また装置を支える手とは別の手で棒状の削り節を挿入孔に差し込む必要があり、片手に持って片手だけで削り節を削ることが困難であった。
また、螺旋状の刃を持つカッターが、削り機内部に組み込まれており、容易に取り外し交換ができず、清掃、洗浄が困難であるという問題があった。
さらに、従来の削り節機で使用される螺旋状の刃を持つカッターは、鉛筆削り機のように、削り節の先端を尖らせるものであり、削ったものが糸状になってしまい、帯状や粉状などに削ることが得難いという不都合があった。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたもので、片手で使用可能であると共に、容易に削り刃を交換、清掃等が可能であり、さらにかつお節等の食用被削物を帯状や粉状などに削ることができる削り節機を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係る削り節機は、棒状の食用被削物を収納可能な筒状ケースと、前記筒状ケースの先端に設けられ前記食用被削物の先端に当接して前記食用被削物を切削可能な削り刃部と、前記筒状ケース内に設けられ前記筒状ケースに収納された前記食用被削物を前記削り刃部に対して相対的に回転可能な回転駆動機構とを備え、前記削り刃部が、前記筒状ケースの先端に脱着可能に設けられていることを特徴とする。
この削り節機では、削り刃部が、筒状ケースの先端に脱着可能に設けられているので、削り刃部を取り外して容易に清掃、洗浄することができると共に、食用被削物に応じて様々な種類の削り刃部に交換することも容易になる。
また、筒状ケース内に食用被削物を含む全ての構成が収納されているため、小型化できると共に、片手でも持ち易いハンディな形状であり、片手に持って筒状ケースの先端から食材等に削り節を直接振りかけることも容易となる。さらに、従来の螺旋状の刃を持つカッターを用いずに、平刃等の削り刃部を用いることができ、帯状や粉状などの削り節を得ることができる。
なお、削り刃部を筒状ケースから取り外した状態で筒状ケースの先端から食用被削物を出し入れ可能とすることで、棒状に加工されたかつお節等の食用被削物を容易に収納、交換可能である。
また、筒状ケース内に食用被削物を含む全ての構成が収納されているため、小型化できると共に、片手でも持ち易いハンディな形状であり、片手に持って筒状ケースの先端から食材等に削り節を直接振りかけることも容易となる。さらに、従来の螺旋状の刃を持つカッターを用いずに、平刃等の削り刃部を用いることができ、帯状や粉状などの削り節を得ることができる。
なお、削り刃部を筒状ケースから取り外した状態で筒状ケースの先端から食用被削物を出し入れ可能とすることで、棒状に加工されたかつお節等の食用被削物を容易に収納、交換可能である。
第2の発明に係る削り節機は、第1の発明において、前記筒状ケースが、前記食用被削物を収納可能な先端側シリンダ部と、前記先端側シリンダ部内に進退可能な基端側ピストン部とで構成され、前記基端側ピストン部の先端が、直接又は他の部材を介して前記先端側シリンダ部に収納された前記食用被削物の基端に当接可能であり、前記先端側シリンダ部に対して前記基端側ピストン部を押し入れることで、前記食用被削物の先端を前記削り刃部に押圧状態で当接可能であることを特徴とする。
すなわち、この削り節機では、先端側シリンダ部に対して基端側ピストン部を押し入れることで、食用被削物の先端を削り刃部に押圧状態で当接可能であるので、回転する食用被削物を削り刃部に押し当てることができ、容易に削り節を得ることができる。
すなわち、この削り節機では、先端側シリンダ部に対して基端側ピストン部を押し入れることで、食用被削物の先端を削り刃部に押圧状態で当接可能であるので、回転する食用被削物を削り刃部に押し当てることができ、容易に削り節を得ることができる。
第3の発明に係る削り節機は、第2の発明において、前記基端側ピストン部の外周面と前記先端側シリンダ部の内周面とに、前記基端側ピストン部が前記先端側シリンダ部から一定長さ突出した際に、互いに係止可能な抜け止め段差部が形成されていることを特徴とする。
すなわち、この削り節機では、基端側ピストン部の外周面と先端側シリンダ部の内周面とに、基端側ピストン部が先端側シリンダ部から一定長さ突出した際に、互いに係止可能な抜け止め段差部が形成されているので、基端側ピストン部が先端側シリンダ部から抜けて外れてしまうことを防止可能である。
すなわち、この削り節機では、基端側ピストン部の外周面と先端側シリンダ部の内周面とに、基端側ピストン部が先端側シリンダ部から一定長さ突出した際に、互いに係止可能な抜け止め段差部が形成されているので、基端側ピストン部が先端側シリンダ部から抜けて外れてしまうことを防止可能である。
第4の発明に係る削り節機は、第1から第3の発明のいずれかにおいて、前記回転駆動機構が、モータと、前記モータの回転軸に固定され前記筒状ケースに収納された前記食用被削物を前記回転軸と共に回転可能にして前記食用被削物の基端に当接されるアタッチメント部とを備えていることを特徴とする。
すなわち、この削り節機では、モータの回転軸に固定され筒状ケースに収納された食用被削物を回転軸と共に回転可能にして食用被削物の基端に当接されるアタッチメント部を備えているので、回転する回転軸に対して食用被削物が滑ってしまうことをアタッチメント部により防止できる。
すなわち、この削り節機では、モータの回転軸に固定され筒状ケースに収納された食用被削物を回転軸と共に回転可能にして食用被削物の基端に当接されるアタッチメント部を備えているので、回転する回転軸に対して食用被削物が滑ってしまうことをアタッチメント部により防止できる。
第5の発明に係る削り節機は、第4の発明において、前記回転駆動機構が、押し込むことで前記モータを駆動させるスイッチを前記筒状ケースの基端に備えていることを特徴とする。
すなわち、この削り節機では、回転駆動機構が、押し込むことでモータを駆動させるスイッチを筒状ケースの基端に備えているので、片手で筒状ケースを握って持った際に、親指や人差し指などで筒状ケース基端のスイッチを押し込むことができ、片手で容易に回転のオン/オフを切り換えることが可能になる。
すなわち、この削り節機では、回転駆動機構が、押し込むことでモータを駆動させるスイッチを筒状ケースの基端に備えているので、片手で筒状ケースを握って持った際に、親指や人差し指などで筒状ケース基端のスイッチを押し込むことができ、片手で容易に回転のオン/オフを切り換えることが可能になる。
第6の発明に係る削り節機は、第4の発明において、前記食用被削物の基端に取り付けられる土台部材を備え、前記土台部材及び前記アタッチメント部の少なくとも一方は、磁石を有し、前記土台部材及び前記アタッチメント部の他方は、前記磁石に吸着可能な磁石又は金属を有し、前記アタッチメント部が、前記土台部材を取り付け可能であり、前記磁石による磁力で前記土台部材に吸着可能であることを特徴とする。
すなわち、この削り節機では、アタッチメント部が、土台部材を取り付け可能であり、磁石による磁力で土台部材に吸着可能であるので、基端側ピストン部を抜き出した際に、磁力により食用被削物が吸着されていることで、食用被削物がアタッチメント部から脱落し難くなる。
すなわち、この削り節機では、アタッチメント部が、土台部材を取り付け可能であり、磁石による磁力で土台部材に吸着可能であるので、基端側ピストン部を抜き出した際に、磁力により食用被削物が吸着されていることで、食用被削物がアタッチメント部から脱落し難くなる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明の削り節機によれば、削り刃部が、筒状ケースの先端に脱着可能に設けられているので、削り刃部を取り外して容易に清掃、洗浄することができると共に、食用被削物に応じて様々な種類の削り刃部に交換することも可能になる。
また、片手に持って使用可能であると共に、平刃等の削り刃部を用いることができ、食用被削物を帯状や粉状などに削ることができる。
すなわち、本発明の削り節機によれば、削り刃部が、筒状ケースの先端に脱着可能に設けられているので、削り刃部を取り外して容易に清掃、洗浄することができると共に、食用被削物に応じて様々な種類の削り刃部に交換することも可能になる。
また、片手に持って使用可能であると共に、平刃等の削り刃部を用いることができ、食用被削物を帯状や粉状などに削ることができる。
以下、本発明における削り節機の一実施形態を、図1から図5に基づいて説明する。
本実施形態における削り節機1は、図1から図5に示すように、棒状の食用被削物Sを収納可能な筒状ケース2と、筒状ケース2の先端に設けられ食用被削物Sの先端に当接して食用被削物Sを切削可能な削り刃部4と、筒状ケース2内に設けられ筒状ケース2に収納された食用被削物Sを削り刃部4に対して相対的に回転可能な回転駆動機構3とを備えている。
上記削り刃部4は、筒状ケース2の先端に脱着可能に設けられている。
上記筒状ケース2は、食用被削物Sを収納可能な先端側シリンダ部2Aと、先端側シリンダ部2A内に進退可能な基端側ピストン部2Bとで構成されている。
上記基端側ピストン部2Bの先端は、直接又は他の部材を介して先端側シリンダ部2Aに収納された食用被削物Sの基端に当接可能であり、先端側シリンダ部2Aに対して基端側ピストン部2Bを押し入れることで、食用被削物Sの先端を削り刃部4に押圧状態で当接可能である。
上記筒状ケース2は、食用被削物Sを収納可能な先端側シリンダ部2Aと、先端側シリンダ部2A内に進退可能な基端側ピストン部2Bとで構成されている。
上記基端側ピストン部2Bの先端は、直接又は他の部材を介して先端側シリンダ部2Aに収納された食用被削物Sの基端に当接可能であり、先端側シリンダ部2Aに対して基端側ピストン部2Bを押し入れることで、食用被削物Sの先端を削り刃部4に押圧状態で当接可能である。
本実施形態では、基端側ピストン部2Bの先端が、他の部材(後述するアタッチメント部3b,カップリング部材3n,削り節ステージ部材3p)を介して先端側シリンダ部2Aに収納された食用被削物Sの基端に当接可能である。
上記基端側ピストン部2Bの外周面と先端側シリンダ部2Aの内周面とには、基端側ピストン部2Bが先端側シリンダ部2Aから一定長さ突出した際に、互いに係止可能な抜け止め段差部2a,2bが形成されている。
上記基端側ピストン部2Bの外周面と先端側シリンダ部2Aの内周面とには、基端側ピストン部2Bが先端側シリンダ部2Aから一定長さ突出した際に、互いに係止可能な抜け止め段差部2a,2bが形成されている。
なお、抜け止め段差部2a,2bは、どちらも全周にわたって形成されているのではなく、周方向において部分的に突出して形成され、抜け止め段差部2a,2bが互いに対向しない位置まで基端側ピストン部2B及び先端側シリンダ部2Aを相対的に回動させることで、図4に示すように、先端側シリンダ部2Aから基端側ピストン部2Bを基端側に抜き取ることが可能になっている。
すなわち、先端側シリンダ部2Aから基端側ピストン部2Bを抜き取ることで、収納していた食用被削物Sを取り出し可能になる。
すなわち、先端側シリンダ部2Aから基端側ピストン部2Bを抜き取ることで、収納していた食用被削物Sを取り出し可能になる。
上記回転駆動機構3は、モータ3aと、モータ3aの回転軸に固定され筒状ケース2に収納された食用被削物Sを回転軸と共に回転可能にして食用被削物Sの基端に当接されるアタッチメント部3bとを備えている。
上記モータ3aは、食用被削物Sを軸線を中心に回転させるギヤードモータである。
また、回転駆動機構3は、押し込むことでモータ3aを駆動させるスイッチ3cを筒状ケース2の基端に備えている。
すなわち、スイッチ3cは、モータ3aをON/OFFするプッシュスイッチである。
上記モータ3aは、食用被削物Sを軸線を中心に回転させるギヤードモータである。
また、回転駆動機構3は、押し込むことでモータ3aを駆動させるスイッチ3cを筒状ケース2の基端に備えている。
すなわち、スイッチ3cは、モータ3aをON/OFFするプッシュスイッチである。
上記食用被削物Sは、例えば、かつお節,かまぼこ節,とり節等を角柱や円柱等の棒状に加工した削り節等の被削物である。
上記回転駆動機構3は、基端側ピストン部2Bに収納されモータ3aを駆動する例えば単三乾電池(3個)等を電池ケース内に収納した電池部3dと、電池部3dとモータ3aとに電気的に接続された昇圧回路3eとを備えている。
上記回転駆動機構3は、基端側ピストン部2Bに収納されモータ3aを駆動する例えば単三乾電池(3個)等を電池ケース内に収納した電池部3dと、電池部3dとモータ3aとに電気的に接続された昇圧回路3eとを備えている。
上記スイッチ3cは、基端側ピストン部2Bの基端に取り付けられたスイッチカバー3fの貫通孔から外方に突出して取り付けられている。
スイッチ3cの下面側には、スイッチ3cに対向状態で離間して電池部3dのマイナス側端部に接したマイナス電極部3gが設置されている。
上記電池部3dの先端側には、電池部3dに対向状態で離間してプラス電極部3hが設置されている。
スイッチ3cの下面側には、スイッチ3cに対向状態で離間して電池部3dのマイナス側端部に接したマイナス電極部3gが設置されている。
上記電池部3dの先端側には、電池部3dに対向状態で離間してプラス電極部3hが設置されている。
また、電池部3dの先端部には、電池部3dとプラス電極部3hとを離間させる方向に付勢するコイルバネ3iと、コイルバネ3iを支持するバネガイド3jとが取り付けられている。
したがって、スイッチ3cを押し下げると、コイルバネ3iの付勢力に抗して電池部3dが先端側に押し下げされ、プラス電極部3hに電池部3dのプラス側端部が接触することで、電気的に導通されて昇圧回路3eを介してモータ3aに電力を供給してモータ3aを回転駆動することができる。
したがって、スイッチ3cを押し下げると、コイルバネ3iの付勢力に抗して電池部3dが先端側に押し下げされ、プラス電極部3hに電池部3dのプラス側端部が接触することで、電気的に導通されて昇圧回路3eを介してモータ3aに電力を供給してモータ3aを回転駆動することができる。
上記プラス電極部3hとモータ3aとの間には、モータ押さえ部材3kが設置されている。
また、基端側ピストン部2Bは、その先端部に昇圧回路3eと共にモータ3aを収納するモータカバー3lを備えている。
なお、モータカバー3lの外周面に、抜け止め段差部2aが形成されている。
モータ3aの先端部は、モータホルダー3mにより支持され、モータ3aの回転軸には、カップリング部材3nが固定されている。
また、基端側ピストン部2Bは、その先端部に昇圧回路3eと共にモータ3aを収納するモータカバー3lを備えている。
なお、モータカバー3lの外周面に、抜け止め段差部2aが形成されている。
モータ3aの先端部は、モータホルダー3mにより支持され、モータ3aの回転軸には、カップリング部材3nが固定されている。
カップリング部材3nの先端側には、削り節ステージ部材3pが固定されており、削り節ステージ部材3pの先端側には、上記アタッチメント部3bが固定されている。
上記アタッチメント部3bは、食用被削物Sの基端面に形成された挿入穴S1に挿入可能な突起部3qを先端側に有している。
本実施形態では、食用被削物Sの基端面に2つの挿入穴S1が形成されており、アタッチメント部3bには、2つの挿入穴S1に対応した2つの突起部3qが形成されている。これにより、回転するアタッチメント部3bに対して食用被削物Sをずらさずに回転させることができる。
上記アタッチメント部3bは、食用被削物Sの基端面に形成された挿入穴S1に挿入可能な突起部3qを先端側に有している。
本実施形態では、食用被削物Sの基端面に2つの挿入穴S1が形成されており、アタッチメント部3bには、2つの挿入穴S1に対応した2つの突起部3qが形成されている。これにより、回転するアタッチメント部3bに対して食用被削物Sをずらさずに回転させることができる。
なお、食用被削物Sの基端面に横断面多角形状(三角形状や矩形状等)の挿入穴S1を形成し、アタッチメント部3bには、横断面多角形状の挿入穴S1に対応した横断面多角形状の突起部3qを形成しても構わない。
上記アタッチメント部3bは、食用被削物Sが容易に抜け落ちることがない程度に、突起部3qが挿入穴S1に密着して嵌め込まれるように設定されている。
また、食用被削物Sを角柱等の断面多角形状に加工し、食用被削物Sの基端部を嵌め込み可能な断面多角形状の凹部を有したアタッチメント部を採用しても構わない。
上記アタッチメント部3bは、食用被削物Sが容易に抜け落ちることがない程度に、突起部3qが挿入穴S1に密着して嵌め込まれるように設定されている。
また、食用被削物Sを角柱等の断面多角形状に加工し、食用被削物Sの基端部を嵌め込み可能な断面多角形状の凹部を有したアタッチメント部を採用しても構わない。
先端側シリンダ部2Aの先端部には、収納した食用被削物Sの外周を支持する円環状の削り節ガイド5と、削り節ガイド5の周囲を支持するガイドホルダー6とが設置されている。
上記ガイドホルダー6は、先端側シリンダ部2Aの先端部の内周面に形成された雌ねじ孔に螺着可能な雄ねじ部を有しており、先端側シリンダ部2Aの先端部に着脱可能に螺着されている。
また、上記削り刃部4は、ガイドホルダー6の内周面に形成された雌ねじ孔に螺着可能な雄ねじ部を有しており、削り節ガイド5を挟んだ状態でガイドホルダー6の先端側に着脱可能に螺着されている。
上記ガイドホルダー6は、先端側シリンダ部2Aの先端部の内周面に形成された雌ねじ孔に螺着可能な雄ねじ部を有しており、先端側シリンダ部2Aの先端部に着脱可能に螺着されている。
また、上記削り刃部4は、ガイドホルダー6の内周面に形成された雌ねじ孔に螺着可能な雄ねじ部を有しており、削り節ガイド5を挟んだ状態でガイドホルダー6の先端側に着脱可能に螺着されている。
上記削り刃部4は、食用被削物Sの先端に当接可能な3つの平刃4aと、これら平刃4aを外周側から支持するブレードホルダー4bと、3つの平刃4aを先端側から支持するブレード押さえ部材4cとを備えている。
上記ブレードホルダー4bは、その上部に雄ねじ部が形成され、ガイドホルダー6の下部に形成された雌ねじ部に着脱可能に螺着されている。すなわち、ブレードホルダー4bを回転させてガイドホルダー6から取り外すことで、図5に示すように、削り刃部4を削り節ガイド5と共に先端側シリンダ部2Aから取り外すこともできる。
上記ブレードホルダー4bは、その上部に雄ねじ部が形成され、ガイドホルダー6の下部に形成された雌ねじ部に着脱可能に螺着されている。すなわち、ブレードホルダー4bを回転させてガイドホルダー6から取り外すことで、図5に示すように、削り刃部4を削り節ガイド5と共に先端側シリンダ部2Aから取り外すこともできる。
上記ブレード押さえ部材4cには、平刃4aの直下に開口部4dが形成されており、開口部4dから削られた削り節が外部に落ちるようになっている。
なお、本実施形態では、3つの平刃4aを有する削り刃部4であるが、1つの刃を有する削り刃部や3以外の複数の刃を有する削り刃部を採用しても構わない。
なお、本実施形態では、3つの平刃4aを有する削り刃部4であるが、1つの刃を有する削り刃部や3以外の複数の刃を有する削り刃部を採用しても構わない。
本実施形態の削り節機1では、食用被削物Sの取り出し、交換は以下の様にして行う。
まず、抜け止め段差部2a,2bが互いに対向しない位置まで基端側ピストン部2B及び先端側シリンダ部2Aを軸線を中心に相対的に回動させ、抜け止めを解除する。
次に、図4に示すように、先端側シリンダ部2Aから基端側ピストン部2Bを基端側から抜き取る。このとき基端側ピストン部2Bの先端に取り付けていた食用被削物Sも取り出され、別の食用被削物Sに交換することができる。
まず、抜け止め段差部2a,2bが互いに対向しない位置まで基端側ピストン部2B及び先端側シリンダ部2Aを軸線を中心に相対的に回動させ、抜け止めを解除する。
次に、図4に示すように、先端側シリンダ部2Aから基端側ピストン部2Bを基端側から抜き取る。このとき基端側ピストン部2Bの先端に取り付けていた食用被削物Sも取り出され、別の食用被削物Sに交換することができる。
別の食用被削物Sに交換して収納する場合は、上記と逆の手順で行う。すなわち、先端に新しい食用被削物Sをアタッチメント部3bを介して取り付けた基端側ピストン部2Bを先端側シリンダ部2A内に挿入する。さらに、抜け止め段差部2a,2bが互いに対向する位置まで基端側ピストン部2B及び先端側シリンダ部2Aを相対的に回動させることで、基端側ピストン部2Bが抜け止めされると共に、先端の食用被削物Sが先端側シリンダ部2A内に収納される。
なお、本実施形態の削り節機1は、図5に示すように、削り刃部4を筒状ケース2から取り外した状態で筒状ケース2の先端からも食用被削物Sを出し入れ可能となっている。
なお、本実施形態の削り節機1は、図5に示すように、削り刃部4を筒状ケース2から取り外した状態で筒状ケース2の先端からも食用被削物Sを出し入れ可能となっている。
このように本実施形態の削り節機1では、削り刃部4が、筒状ケース2の先端に脱着可能に設けられているので、削り刃部4を取り外して容易に清掃、洗浄することができると共に、食用被削物Sに応じて様々な種類の削り刃部4に交換することも容易になる。
また、筒状ケース2内に食用被削物Sを含む全ての構成が収納されているため、小型化できると共に、片手でも持ち易いハンディな形状であり、片手に持って筒状ケース2の先端から食材等に削り節を直接振りかけることも容易となる。さらに、従来の螺旋状の刃を持つカッターを用いずに、平刃等の削り刃部4を用いることができ、帯状や粉状などの削り節を得ることができる。
また、筒状ケース2内に食用被削物Sを含む全ての構成が収納されているため、小型化できると共に、片手でも持ち易いハンディな形状であり、片手に持って筒状ケース2の先端から食材等に削り節を直接振りかけることも容易となる。さらに、従来の螺旋状の刃を持つカッターを用いずに、平刃等の削り刃部4を用いることができ、帯状や粉状などの削り節を得ることができる。
また、先端側シリンダ部2Aに対して基端側ピストン部2Bを押し入れることで、食用被削物Sの先端を削り刃部4に押圧状態で当接可能であるので、回転する食用被削物Sを削り刃部4に押し当てることができ、容易に削り節を得ることができる。
さらに、基端側ピストン部2Bの外周面と先端側シリンダ部2Aの内周面とに、基端側ピストン部2Bが先端側シリンダ部2Aから一定長さ突出した際に、互いに係止可能な抜け止め段差部2a,2bが形成されているので、基端側ピストン部2Bが先端側シリンダ部2Aから抜けて外れてしまうことを防止可能である。
さらに、基端側ピストン部2Bの外周面と先端側シリンダ部2Aの内周面とに、基端側ピストン部2Bが先端側シリンダ部2Aから一定長さ突出した際に、互いに係止可能な抜け止め段差部2a,2bが形成されているので、基端側ピストン部2Bが先端側シリンダ部2Aから抜けて外れてしまうことを防止可能である。
また、モータ3aの回転軸に固定され筒状ケース2に収納された食用被削物Sを回転軸と共に回転可能にして食用被削物Sの基端に当接されるアタッチメント部3bを備えているので、回転する回転軸に対して食用被削物Sが滑ってしまうことをアタッチメント部3bにより防止できる。
また、回転駆動機構3が、押し込むことでモータ3aを駆動させるスイッチ3cを筒状ケース2の基端に備えているので、片手で筒状ケース2を握って持った際に、親指や人差し指などで筒状ケース2基端のスイッチ3cを押し込むことができ、片手で容易に回転のオン/オフを切り換えることが可能になる。
また、回転駆動機構3が、押し込むことでモータ3aを駆動させるスイッチ3cを筒状ケース2の基端に備えているので、片手で筒状ケース2を握って持った際に、親指や人差し指などで筒状ケース2基端のスイッチ3cを押し込むことができ、片手で容易に回転のオン/オフを切り換えることが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、棒状の食用被削物を回転させ、固定した削り刃部の刃に当接させることで削っているが、削り刃部に対して食用被削物を相対的に回転させる構成であれば構わない。すなわち、削り刃部を回転させ、固定した棒状の食用被削物に当接させて削る、または食用被削物と削り刃部とを互いに逆方向に回転させ、互いに当接させることで削る構成としてもよい。
また、上記実施形態では、棒状の食用被削物Sをアタッチメント部3bを介して基端側ピストン部2Bの先端に取り付けているが、上記実施形態の別の例として、例えば図6及び図7に示すように、食用被削物Sの基端に磁石23gを有する土台部材23aを予め取り付けておき、基端側ピストン部の先端に土台部材23aが磁力で接着可能な磁石製又は金属製のアタッチメント部23bを取り付けておくことで、磁力によっても食用被削物Sを基端側ピストン部の先端に取り付けるようにしても構わない。
すなわち、上記実施形態の別の例では、削り節機が、食用被削物Sの基端に取り付けられる土台部材23aを備え、土台部材23a及びアタッチメント部23bの少なくとも一方は、磁石23gを有し、土台部材23a及びアタッチメント部23bの他方は、磁石23gに吸着可能な磁石又は金属を有し、アタッチメント部23bが、土台部材23aを取り付け可能であり、磁石23gによる磁力で土台部材23aに吸着可能である。
なお、このアタッチメント部23bは、磁石又は金属で形成されている。
なお、このアタッチメント部23bは、磁石又は金属で形成されている。
上記土台部材23aは、図7の(a)(b)に示すように、食用被削物Sの基端に形成された挿入穴S1に嵌め込み可能な突起部23qを先端側に有しており、基端側には中央に磁石23gが固定され、その周囲に矩形状の土台側凸部23cが4つ形成されている。
これら4つの土台側凸部23cの互いの間には、十字状溝部23dが形成されている。
上記アタッチメント部23bは、図6の(b)に示すように、先端面に十字状溝部23dに対応した4つのアタッチメント側凸部23eが形成されている。すなわち、効率よく回転力が伝達できるように、十字ドライバー的に十字状溝部23dに4つのアタッチメント側凸部23eが嵌め込まれる。
このように、十字状溝部23dに4つのアタッチメント側凸部23eが嵌まることで、アタッチメント部23bに土台部材23aが取り付けられると共に、互いに磁石23gによる磁力で吸着される。
これら4つの土台側凸部23cの互いの間には、十字状溝部23dが形成されている。
上記アタッチメント部23bは、図6の(b)に示すように、先端面に十字状溝部23dに対応した4つのアタッチメント側凸部23eが形成されている。すなわち、効率よく回転力が伝達できるように、十字ドライバー的に十字状溝部23dに4つのアタッチメント側凸部23eが嵌め込まれる。
このように、十字状溝部23dに4つのアタッチメント側凸部23eが嵌まることで、アタッチメント部23bに土台部材23aが取り付けられると共に、互いに磁石23gによる磁力で吸着される。
さらに、削り節機から取り出した食用被削物Sは、図6の(a)に示すように、土台部材23aを取り付けた状態のまま食用被削物ケース25に収納可能である。
上記食用被削物ケース25は、先端が閉塞された角筒形状とされ、基端開口部が土台部材23aで閉塞可能になっている。
上記食用被削物ケース25は、先端が閉塞された角筒形状とされ、基端開口部が土台部材23aで閉塞可能になっている。
このように、この別の例の削り節機では、アタッチメント部23bが、土台部材23aを取り付け可能であり、磁石23gによる磁力で土台部材23aに吸着可能であるので、基端側ピストン部を抜き出した際に、磁力により食用被削物Sが吸着されていることで、食用被削物Sがアタッチメント部23bから脱落し難くなる。
また、取り出した土台部材23a付きの食用被削物Sに、先端側から先端が閉塞した食用被削物ケース25を被せると共に食用被削物ケース25の基端開口部を土台部材23aで閉塞することで、食用被削物ケース25内に収納し、取り出した食用被削物Sを保護すると共に良好に保存することも可能になる。
また、取り出した土台部材23a付きの食用被削物Sに、先端側から先端が閉塞した食用被削物ケース25を被せると共に食用被削物ケース25の基端開口部を土台部材23aで閉塞することで、食用被削物ケース25内に収納し、取り出した食用被削物Sを保護すると共に良好に保存することも可能になる。
1…削り節機、2…筒状ケース、2A…先端側シリンダ部、2B…基端側ピストン部、2a,2b…抜け止め段差部、3…回転駆動機構、3a…モータ、3b,23b…アタッチメント部、3c…スイッチ、4…削り刃部、23a…土台部材、S…食用被削物
Claims (6)
- 棒状の食用被削物を収納可能な筒状ケースと、
前記筒状ケースの先端に設けられ前記食用被削物の先端に当接して前記食用被削物を切削可能な削り刃部と、
前記筒状ケース内に設けられ前記筒状ケースに収納された前記食用被削物を前記削り刃部に対して相対的に回転可能な回転駆動機構とを備え、
前記削り刃部が、前記筒状ケースの先端に脱着可能に設けられていることを特徴とする削り節機。 - 請求項1に記載の削り節機において、
前記筒状ケースが、前記食用被削物を収納可能な先端側シリンダ部と、
前記先端側シリンダ部内に進退可能な基端側ピストン部とで構成され、
前記基端側ピストン部の先端が、直接又は他の部材を介して前記先端側シリンダ部に収納された前記食用被削物の基端に当接可能であり、
前記先端側シリンダ部に対して前記基端側ピストン部を押し入れることで、前記食用被削物の先端を前記削り刃部に押圧状態で当接可能であることを特徴とする削り節機。 - 請求項2に記載の削り節機において、
前記基端側ピストン部の外周面と前記先端側シリンダ部の内周面とに、前記基端側ピストン部が前記先端側シリンダ部から一定長さ突出した際に、互いに係止可能な抜け止め段差部が形成されていることを特徴とする削り節機。 - 請求項1に記載の削り節機において、
前記回転駆動機構が、モータと、
前記モータの回転軸に固定され前記筒状ケースに収納された前記食用被削物を前記回転軸と共に回転可能にして前記食用被削物の基端に当接されるアタッチメント部とを備えていることを特徴とする削り節機。 - 請求項4に記載の削り節機において、
前記回転駆動機構が、押し込むことで前記モータを駆動させるスイッチを前記筒状ケースの基端に備えていることを特徴とする削り節機。 - 請求項4に記載の削り節機において、
前記食用被削物の基端に取り付けられる土台部材を備え、
前記土台部材及び前記アタッチメント部の少なくとも一方は、磁石を有し、
前記土台部材及び前記アタッチメント部の他方は、前記磁石に吸着可能な磁石又は金属を有し、
前記アタッチメント部が、前記土台部材を取り付け可能であり、前記磁石による磁力で前記土台部材に吸着可能であることを特徴とする削り節機。
Priority Applications (3)
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JP2022147146A JP2024042434A (ja) | 2022-09-15 | 2022-09-15 | 削り節機 |
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CN202211340625.3A CN117730898A (zh) | 2022-09-15 | 2022-10-28 | 干鲣鱼刨削机 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022147146A JP2024042434A (ja) | 2022-09-15 | 2022-09-15 | 削り節機 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022147146A Pending JP2024042434A (ja) | 2022-09-15 | 2022-09-15 | 削り節機 |
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-
2022
- 2022-09-15 JP JP2022147146A patent/JP2024042434A/ja active Pending
- 2022-10-28 CN CN202211340625.3A patent/CN117730898A/zh active Pending
- 2022-10-28 US US18/050,702 patent/US20240091969A1/en active Pending
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US20240091969A1 (en) | 2024-03-21 |
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