JP2024041388A - 電力管理方法および電力管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】要請を満たすような充放電電力を確保できない場合であっても、電力市場で取引が成立する可能性を高める。【解決手段】下位アグリゲータE3のサーバ30は、DER(電力調整リソース)から集約した充放電可能電力(対応可能電力)が要求計画を満たさない場合、上位アグリゲータE2のサーバ20に、代替計画を提案する(S33)。【選択図】図4

Description

本開示は、電力管理方法および電力管理システムに関する。
近年、電力系統から供給される電力の需給バランスを保つため、複数の分散型エネルギーリソース(DER:Distributed Energy Resources)をひとつの発電所のように統合・制御する仮想発電所(VPP:Virtual Power Plant)が注目されている。特開2020-156149号公報(特許文献1)には、電気事業者の要請を満たすため、アグリゲータのサーバから、EMS(Energy Management System)ネットワークを介して、需要家のエネルギー管理システム(たとえば、HEMS:Home Energy Management System)と通信を行い、電気自動車に搭載されたバッテリの充放電を行うことにより、車載バッテリをDERとして活用することが開示されている。
特開2020-156149号公報
特許文献1のVPPシステムでは、アグリゲータは、電気自動車に搭載されたバッテリの仕様上のデータや使用状況のデータ等を取得し、これらのデータを用いて、当該バッテリの運用計画を策定し、当該バッテリの充放電を制御している。
このように、たとえば、バッテリ等のデータを用いて当該バッテリの運用計画を策定した場合、充放電量が不足し、アグリゲータは、電気事業者の要請を満たすような充放電電力を確保できず、電力市場での取引が成立しない可能性がある。
本開示は、要請を満たすような充放電電力を確保できない場合であっても、電力市場で取引が成立する可能性を高めることである。
本開示の電力管理方法は、電力系統に電気的に接続可能な複数の電力調整リソースを制御する電力管理方法である。電力管理方法は、電力系統から要請された要求計画に基づいて、電力調整リソースの充放電可能電力を集約し、集約した充放電可能電力が要求計画に満たないとき、代替計画を作成し、代替計画に基づく電力調整リソースの制御の可否を問い合わせる。
この方法によれば、電力系統から要請された要求計画に基づいて、電力調整リソースの充放電可能電力を集約する。そして、集約した充放電可能電力が要求計画に満たないとき、代替計画を作成し、代替計画に基づく電力調整リソースの制御を提案する。代替計画の提案が受け入れられれば、電力市場での取引が成立するので、代替計画の提案を行わない場合に比較して、電力市場での取引が成立する可能性を高めることができる。
好ましくは、要求計画は、アグリゲーションコーディネータから要請され、電力調整リソースの充放電可能電力の集約は、リソースアグリゲータが実行するものであってよい。集約した充放電可能電力が要求計画に満たないとき、リソースアグリゲータが保有する蓄電装置を電力調整リソースとして使用した場合に、充放電可能電力が要求計画を満たすか否かを判定し、蓄電装置を電力調整リソースとして使用した場合であっても、充放電可能電力が前記要求計画を満たさないとき、代替計画を作成し、代替計画に基づく電力調整リソースの制御を提案するようにしてもよい。
リソースアグリゲータは、電力調整リソースの保有者である需要家とVPPサービス契約を直接締結して、電力調整リソースの制御を行う事業者である。アグリゲーションコーディネータは、リソースアグリゲータが制御した電力を束ねて、電力系統を管理する電力会社(発電事業者、送配電事業者等)と直接電力取引を行う事業者である。
この方法によれば、集約した充放電可能電力が、アグリゲーションコーディネータから要請された要求計画に満たないとき、リソースアグリゲータが保有する蓄電装置を電力調整リソースとして使用した場合に、充放電可能電力が要求計画を満たすか否かを判定する。リソースアグリゲータが保有する蓄電装置を電力調整リソースとして使用した場合に、充放電可能電力が要求計画を満たすのであれば、アグリゲーションコーディネータの要請に応えることができるので、電力市場で取引が成立する可能性が高まる。また、蓄電装置を電力調整リソースとして使用した場合であっても、充放電可能電力が要求計画を満たさないとき、代替計画に基づく電力調整リソースの制御を提案するので、代替計画の提案が受け入れられれば、電力市場での取引が成立するので、代替計画の提案を行わない場合に比較して、電力市場での取引が成立する可能性を高めることができる。
好ましくは、電力系統から要請された要求計画に基づいて、電力調整リソースの充放電可能電力を集約する際、電力調整リソースが車両に搭載された車載蓄電装置である場合、車載蓄電装置の制限事項を加味して充放電可能電力を集約し、集約した充放電可能電力が要求計画に満たないとき、車載蓄電装置の制限事項を緩和して、充放電可能電力を再集約し、再集約した充放電可能電力が要求計画に満たないとき、代替計画を作成し、代替計画に基づく電力調整リソースの制御を提案するようにしてもよい。
車両の動力源として用いられる車載蓄電装置は、当該車両の走行計画(走行予定)から要請される蓄電量、システムメインリレーを保護するためのリレー作動頻度(作動回数)の抑制、等、充放電を実行する際の制限事項がある。この方法によれば、電力系統から要請された要求計画に基づいて、電力調整リソースの充放電可能電力を集約する際、電力調整リソースが車両に搭載された車載蓄電装置である場合、車載蓄電装置の制限事項を加味して充放電可能電力を集約し、集約した充放電可能電力が要求計画に満たないとき、車載蓄電装置の制限事項を緩和して、充放電可能電力を再集約する。再集約した充放電可能電力が、要求計画を満たすのであれば、要請に応えることができるので、電力市場で取引が成立する可能性が高まる。また、再集約した充放電可能電力が要求計画を満たさないとき、代替計画に基づく電力調整リソースの制御を提案するので、代替計画の提案が受け入れられれば、電力市場での取引が成立するので、代替計画の提案を行わない場合に比較して、電力市場での取引が成立する可能性を高めることができる。
本開示の電力管理システムは、電力系統に電気的に接続可能な複数の電力調整リソースを制御する電力管理システムであり、電力系統から要請された調整量に基づいて要求計画を策定する第1サーバと、第1サーバが策定した要求計画を取得するとともに、電力調整リソースへ充放電指令を行う第2サーバと、を備える。第2サーバは、要求計画に基づいて電力調整リソースの充放電可能電力を集約し、集約した充放電可能電力が要求計画に満たないとき、代替計画を作成し、代替計画に基づく電力調整リソースの制御を、第1サーバに提案する。
この構成によれば、第2サーバは、第1サーバが策定した要求計画に基づいて電力調整リソースの充放電可能電力を集約する。第2サーバは、集約した充放電可能電力が要求計画に満たないとき、代替計画を作成し、代替計画に基づく電力調整リソースの制御を、第1サーバに提案する。代替計画の提案が受け入れられれば、電力市場での取引が成立するので、代替計画の提案を行わない場合に比較して、電力市場での取引が成立する可能性を高めることができる。
好ましくは、第2サーバは、リソースアグリゲータが管理するサーバであり、電力管理システムは、リソースアグリゲータが保有する蓄電装置を、さらに備える。第2サーバは、集約した充放電可能電力が要求計画に満たないとき、蓄電装置を電力調整リソースとして使用した場合に、充放電可能電力が要求計画を満たすか否かを判定し、蓄電装置を電力調整リソースとして使用した場合であっても、充放電可能電力が要求計画を満たさないとき、代替計画を作成し、代替計画に基づく電力調整リソースの制御を、第1サーバに提案する。
この構成によれば、リソースアグリゲータが保有する蓄電装置を電力調整リソースとして使用した場合に、充放電可能電力が要求計画を満たすのであれば、電力系統の要請に応えることができるので、電力市場で取引が成立する可能性が高まる。また、蓄電装置を電力調整リソースとして使用した場合であっても、充放電可能電力が要求計画を満たさないとき、代替計画に基づく電力調整リソースの制御を提案するので、代替計画の提案が受け入れられれば、電力市場での取引が成立するので、代替計画の提案を行わない場合に比較して、電力市場での取引が成立する可能性を高めることができる。
好ましくは、第2サーバは、要求計画に基づいて、電力調整リソースの充放電可能電力を集約する際、電力調整リソースが車両に搭載された車載蓄電装置である場合、車載蓄電装置の制限事項を加味して充放電可能電力を集約し、集約した充放電可能電力が要求計画に満たないとき、車載蓄電装置の制限事項を緩和して、充放電可能電力を再集約し、再集約した充放電可能電力が要求計画に満たないとき、代替計画を作成し、代替計画に基づく前記電力調整リソースの制御を、第1サーバに提案するようにしてもよい。
この構成によれば、再集約した充放電可能電力が、要求計画を満たすのであれば、要請に応えることができるので、電力市場で取引が成立する可能性が高まる。また、再集約した充放電可能電力が要求計画を満たさないとき、代替計画に基づく電力調整リソースの制御を提案するので、代替計画の提案が受け入れられれば、電力市場での取引が成立するので、代替計画の提案を行わない場合に比較して、電力市場での取引が成立する可能性を高めることができる。
本開示によれば、要請を満たすような充放電電力を確保できない場合であっても、電力市場で取引が成立する可能性を高めることができる。
本実施の形態に係る電力管理システムの概略的な全体構成図である。 下位アグリゲータが管理するサーバと電動車両の構成の一例を示す図である。 本実施の形態における、電力管理方法の処理の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態における、電力管理方法の処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態に係る電力管理システム1の概略的な全体構成図である。本実施の形態の電力管理システム1は、VPPシステムである。VPPシステムは、IoT(Internet of Things(モノのインターネット))を利用した高度なエネルギマネジメント技術により多数のDERを束ね、これらDERを遠隔・統合制御することによってあたかも1つの発電所のように機能させる仕組みである。本実施の形態の電力管理システム1では、DERとして、蓄電装置を備えた車両を用いている。車両に搭載された蓄電装置は、DERであり、本開示の「電力調整リソース」の一例である。
電力管理システム1には、複数の電動車両と複数の給電装置(EVSE:Electric Vehicle Service Equipment)とが含まれる。電力管理システム1に含まれる電動車両およびEVSEの数は、各々独立して任意であり、10個以上であってもよいし、100個以上であってもよい。電力管理システム1は、特定のユーザのみが使用可能な非公共のEVSE(たとえば、家庭用のEVSE)と、不特定多数のユーザが使用可能な公共のEVSEとの少なくとも一方を含んでもよい。
電力管理システム1は、電力会社E1と、上位アグリゲータE2と、下位アグリゲータE3とを含む。電力会社E1は、発電事業者、送配電事業者、小売電気事業者、等を兼ねる。電力会社E1は、電力系統PGの管理者である。下位アグリゲータE3は、リソースアグリゲータであり、電力調整リソースを保有する需要家とVPPサービス契約を直接締結して、リソース(DER)の制御を行う事業者である。上位アグリゲータE2は、たとえば、アグリゲーションコーディネータであり、リソースアグリゲータ(下位アグリゲータ)E3が制御した電力を束ねて、電力会社E1と直接電力取引を行う事業者である。上位アグリゲータE2は、電力会社E1のDR(Demand Response)要請を受け、DR要求計画を策定し、下位アグリゲータE3へDR要求計画を伝達する。
図2は、下位アグリゲータ(リソースアグリゲータ)E3が管理するサーバ30と電動車両50の構成の一例を示す図である。図2では、電力系統PGと、スマートメータ13と、サーバ30と、EVSE40と、電動車両50と、EMSネットワーク60と、HEMS70との関係を示している。サーバ30は、本開示の「第2サーバ」の一例に相当する。
電動車両50は、蓄電装置(バッテリ)100に蓄えられた電力を用いて走行可能に構成されている。本実施の形態に係る電動車両50は、エンジン(内燃機関)を備えない電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)であるが、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)であってもよい。バッテリ100は、たとえば、リチウムイオン電池あるいはニッケル水素電池等の二次電池から構成される。バッテリ100は、本開示の「車載蓄電装置」の一例である。
電動車両50は、ECU(Electronic Control Unit)110を備える。ECU110は、バッテリ100の充電制御および放電制御を行なうように構成される。電動車両50は、バッテリ100の状態を監視する監視モジュール(図示しない)を備える。監視モジュールは、バッテリ100の状態(たとえば、電圧、電流、および温度)検出する各種センサを含み、検出結果をECU110へ出力する。なお、監視モジュールは、上記センサ機能に加えて、SOC(State Of Charge)推定機能、SOH(State of Health)推定機能、セル電圧の均等化機能、診断機能、および通信機能をさらに有するBMS(Battery Management System)であってもよい。
電動車両50は、バッテリ100の充放電のためのインレット120および充放電回路130を備える。インレット120は、電動車両50の外部と電力を授受するように構成される。インレット120は、充放電ケーブル44のコネクタ45が接続可能に構成される。EVSE40の本体につながる充放電ケーブル44のコネクタ45が電動車両50のインレット120に接続(プラグイン)されることによって、電動車両50が充放電可能な状態(すなわち、EVSE40との電力授受が可能な状態)になる。
本実施の形態のEVSE40は、V2G(Vehicle to Grid)(あるいは、V2H(Vehicle to Home))対応の給電装置であり、電力系統PGから供給される交流電力を直流電力に変換して、バッテリ100を充電する。また、EVSE40は、バッテリ100から放電される直流電力を交流電力に変換し、電力系統PGへ供給(逆潮流)することが可能とされている。EVSE40は、制御部41と通信部42と電源回路43と充放電ケーブル44とを備える。制御部41、通信部42、および電源回路43は、EVSE40の本体に設けられる。充放電ケーブル44は、EVSE40の本体に接続される。充放電ケーブル44は、常にEVSE40の本体に接続されていてもよいし、EVSE40の本体に対して着脱可能であってもよい。充放電ケーブル44は、先端にコネクタ45を有し、内部に電力線を含む。制御部41は、通信部42および電源回路43を制御する。
電力系統PGは、電力会社E1によって提供される電力網である。電力系統PGは、複数のEVSE(EVSE40を含む)と電気的に接続されており、各EVSEに交流電力を供給する。スマートメータ13は、所定時間経過ごと(たとえば、30分経過ごと)に電力量を計測し、計測した電力量を記憶するとともに、電力会社E1が管理するサーバ10(図1参照)へ送信するように構成される。また、スマートメータ13は、計測した電力量を、下位アグリゲータE3が管理するサーバ30へ送信する。
下位アグリゲータE3が管理するサーバ30は、EMSネットワーク60を介して、電動車両50およびHEMS70と通信を行う。EMSネットワーク60は、専用線であってよく、VPN(Virtual Private Network)等のインターネット回線であってもよい。電動車両50に搭載された通信機器140は、EMSネットワーク60を介して、サーバ30と通信を行う。また、通信機器140は、充放電ケーブル44を介してEVSE40の通信部42と通信するように構成される。EVSE40と電動車両50との通信方式は任意であり、たとえば、CAN(Controller Area Network)であってもよいし、PLC(Power Line Communication)を適用したCPLT(Control Pilot Line)による通信であってもよい。また、電動車両50とEVSE40との通信は、Bluetooth(登録商標)等を用いた無線通信であってもよい。なお、EVSE40と電動車両50の通信を行う、通信部42および通信機器140は、本開示の「第2通信装置」の一例に相当する。
サーバ30は、制御装置31と記憶装置32と通信装置33とを含んで構成される。制御装置31は、プロセッサおよびメモリを含み、所定の情報処理を行なうとともに通信装置33を制御するように構成される。記憶装置32は、各種情報を保存可能に構成される。通信装置33は各種通信I/Fを含み、EMSネットワーク60を介して外部と通信するように構成される。
HEMS70は、住宅の家電機器を制御するコントローラであり、本実施の形態では、サーバ30からのDR指令(充放電指令)に基づいてEVSE40を制御し、バッテリ100の充放電制御を行う。本実施の形態では、EVSE40は、特定のユーザのみが使用可能な非公共のEVSE(たとえば、家庭用のEVSE)であるため、HEMS70を用いている。EVSE40が、不特定多数のユーザが使用可能な公共のEVSEである場合、HEMS70に代えて、事業所(たとえば、工場あるいは商業施設)に設置される、FEMS(Factory Energy Management System)またはBEMS(Building Energy Management System)を用いてよい。
HEMS70は、制御装置71と記憶装置72と通信装置73とを含んで構成される。制御装置71は、プロセッサおよびメモリを含み、所定の情報処理を行なうとともに通信装置73を制御するように構成される。記憶装置72は、各種情報を保存可能に構成される。通信装置73は各種通信I/Fを含み、EMSネットワーク60を介して外部と通信するように構成される。また、通信装置73は、EVSE40の通信部42とLANによって接続されており、HEMS70は、EMSネットワーク60とLANとを中継する(サーバ30とEVSE40とを中継する)ゲートウェイ装置としても機能する。なお、LANは、有線LAN、あるいは、Wi-Fiによる無線LANであってもよい。
図1を参照して、電力会社E1は、発電所11および送配電設備12によって電力網(図1に示した電力系統PG)を構築するとともに、サーバ10によって電力系統PGを保守および管理する。発電所11は、発電装置を備え、発電装置によって生成された電力を送配電設備12に供給するように構成される。発電所11の発電方式は任意である。発電所11の発電方式は、火力発電、水力発電、風力発電、原子力発電、および太陽光発電のいずれであってもよい。送配電設備12は、送電線、変電所、および配電線を含み、発電所11から供給される電力の送電および配電を行なうように構成される。
電力会社E1は、アグリゲータと連携することにより、電力系統PGの電力調整を行なうことができる。上位アグリゲータ(アグリゲーションコーディネータ)E2は、サーバ20を運用し管理する。下位アグリゲータ(リソースアグリゲータ)E3は、事業者毎にサーバ(たとえば、サーバ30、30A、30B)を運用し管理する。上位アグリゲータ(アグリゲーションコーディネータ)E2が管理するサーバ20は、本開示の「第1サーバ」の一例に相当する。なお、サーバ20の構成は、サーバ30とほぼ同一の構成であるので、その説明を省略する。
図1において、電動車両50AおよびEVSE40Aは、電動車両50およびEVSE40と、ほぼ同一の構成を備える。EVSE40Aは、スマートメータ13Aを介して電力系統PGと接続される。EVSE40Aは、HEMS等を介して、サーバ30とは接続されておらず、サーバ30からのDR指令(充放電指令)に基づき、電動車両50A(のECU)によってバッテリの充放電制御を行う。また、電力系統PGには、太陽光発電装置90が電気的に接続可能に設けられており、太陽光発電装置90はサーバ30と通信可能とされている。太陽光発電装置90は、DERのひとつであり、本開示の「電力調整リソース」の一例であってよい。また、太陽光発電装置90は、蓄電装置を備えていてよい。電動車両50(EVSE40、HEMS70)、電動車両50A(EVSE40A)、太陽光発電装置90は、各需要家によって保有されており、各需要家は、サーバ30を運用(管理)している下位アグリゲータE3と、VPPサービス契約を締結している。蓄電装置80は、サーバ30を運用(管理)する下位アグリゲータE3が保有するDERであり、電力系統PGと電気的に接続可能とされている。
本実施の形態では、電力会社E1のサーバ10から、電力系統PGの電力需要予測に基づいて、上位アグリゲータE2のサーバ20へ、DRを実行する時間帯(日時)および充放電電力を指定して、DR要請を行う。電力需要が逼迫する場合は、下げDR要請を行い、電力が余剰になる場合は、上げDR要請を行う。上位アグリゲータE2のサーバ20は、サーバ10からのDR要請に基づいて、DR要求計画を策定する。そして、サーバ20は、下位アグリゲータE3のサーバ30、30A、30Bへ、DR要求計画を送信する。サーバ30、30A、30Bへ送信するDR要求計画は、同じDR要求計画であってよい。また、下位アグリゲータ(リソースアグリゲータ)E3の事業規模に応じてDR要求計画作成し、事業規模に応じたDR要求計画を、サーバ30、30A、30Bへ送信してよい。DR要求計画は、DRを実行する時間帯(日時)および充放電電力であってよい。
下位アグリゲータE3のサーバ30、30A、30Bは、契約している需要家へ、各需要家のDERの特徴や能力(規模)を考慮し、DR要請値を送信する。DR要請値は、たとえば、DRを実行する時間帯および充放電電力である。サーバ30、30A、30Bで実行される処理は、同様であるので、以下、サーバ30の例について、説明する。図2を参照して、HEMS70は、EMSネットワーク60を介して、DR要請値の情報を受信すると、電動車両50によって、DR要請に応答可能か否かを判定する。たとえば、EVSE40は、電動車両50と通信を行うことにより、電動車両50の行動予定(出発日時等)、バッテリ100のSOC等、車両情報を取得する。EVSE40は、取得した車両情報をHEMS40に送信する。HEMS40は、受信した車両情報に基づいて、サーバ30から送信されたDR要請に応答可能か否かを判定する。DR要請に応答可能な場合、HEMS40は、参加可能情報と充放電可能電力をサーバ30へ送信する。DR要請に応答困難な場合、参加否情報をサーバ30に送信する。なお、電動車両50とサーバ30との通信により、電動車両50(ECU110)がDR要請の応答可否を判定し、参加可否等の情報をサーバ30へ送信してもよい。また、HEMS70の表示装置(図示しない)、あるいは、電動車両50の表示装置(図示しない)に表示されたDR要請の情報を、需要家が確認し、需要家の判断でDRへの参加可否を送信するようにしてもよい。
下位アグリゲータE3のサーバ30は、契約している需要家のすべてから、DRの参加可否の情報を受信すると、充放電可能電力を集約する。たとえば、DRに参加可能な各DERの充放電可能電力を加算して、対応可能電力を算出する。対応可能電力は、本開示の「集約した充放電可能電力」の一例に相当する。サーバ30で集約した充放電可能電力(対応可能電力)が、DR要求計画の充放電電力(要求値)に満たない場合、上位アグリゲータE2の要請を満たす充放電電力を確保できないので、下位アグリゲータE3は、上位アグリゲータE2との取引を成立させることが困難になる。
本実施の形態では、下位アグリゲータE3は、対応可能電力(サーバ30で集約した充放電可能電力)がDR要求計画に満たない場合、代替計画を作成し、作成した代替計画を上位アグリゲータE2(のサーバ20)へ提案する。代替計画が、上位アグリゲータE2で受入可能な代替計画であれば、下位アグリゲータE3は、上位アグリゲータE2との取引を成立させることができ、電力市場での取引が成立する可能性を高めることができる。
図3および図4は、本実施の形態における、電力管理方法の一例を示すフローチャートである。このフローチャートによる処理は、上位アグリゲータE2のサーバ20、下位アグリゲータE3のサーバ30、および、サーバ30を運用する下位アグリゲータE3とVPPサービス契約を締結している需要家が保有するDERの制御部(たとえば、HEMS70、電動車両50AのECU)が協働して実行される。なお、図3および図4において、需要家が保有するDERの制御部における判断ステップは、省略している。
上位アグリゲータE2のサーバ20が、電力会社E1のサーバ10から、DR要請受信すると、ステップ(以下、ステップを「S」と略す)1で、DR要求計画を作成するとともに、作成したDR要求計画を下位アグリゲータE3のサーバ30へ送信する。DR要求計画は、DRを実行する時間帯(日時)および要求される充放電電力であってよく、たとえば、30分間を1コマとし、各コマにおける充放電電力である。なお、充放電電力は、上げDR要請の場合は、各需要家における充電電力(消費電力)である。本実施の形態において、下げDR要請の場合、逆潮流アグリゲーション(ポジワットアグリゲーション)が要請され、要求される充放電電力は、各需要家のDERの放電電力(発電電力)であるとする。
下位アグリゲータE3のサーバ30が、サーバ20から送信されたDR要求計画を受信すると、S20で肯定判定され、S21において、DR要請値を算出する。DR要請値は、契約している需要家のDERの特徴や能力(規模)を考慮し、各DER毎に算出する。続く、S22では、算出したDR要請値を、各需要家のDERの制御部へ送信する。各需要家のDERの制御部は、DR要請値を受信すると、充放電可能電力を算出する。DERが電動車両に搭載されたバッテリ(車載蓄電池)の場合、充放電可能電力を算出する際、各種の制限項目を加味して、DRへの参加可否、および、充放電可能電力を算出する。たとえば、HEMS70が、DR要請値を受信し、バッテリ100の充放電可能電力を算出する際、電動車両50の行動予定(出発日時、出発時に必要なSOC等)、現在のSOC、システムメインリレーの作動頻度(作動回数)、入出力電力上限値(入出力電流上限値)、等の制限項目を加味して、DRへの参加可否、および、充放電可能電力を算出する。続くS51で、HEMS70は、参加可否、および、算出した充放電可能電力を、サーバ30へ送信する。
サーバ30は、各需要家のDERの制御部から、DRへの参加可否、および、充放電可能電力を受信する。そして、すべての需要家から、参加可否および充放電可能電力を受信すると、S23で肯定判定され、S24において、対応可能電力を算出する。対応可能電力は、DRに参加可能な各DERの充放電可能電力を加算した電力であり、本開示の「集約した充放電可能電力」の一例に相当する。サーバ30は、S25において、対応可能電力が、S20で受信したDR要求計画を満たすか否かを判定する。対応可能電力が、DR要求計画を満たす場合、肯定判定されS36へ進む。対応可能電力がDR要求計画で要求された充放電電力より小さく、対応可能電力がDR要求計画を満たさない場合、否定判定されS26へ進む。
S26では、サーバ30を運用(管理)する下位アグリゲータE3が保有する蓄電装置80を利用し、DRに参加させた場合の対応可能電力を算出する。S24で算出した対応可能電力に、蓄電装置80の充放電可能電力を加算することにより、蓄電装置80の利用時の対応可能電力を算出する。
続くS27において、サーバ30は、S26で算出した対応可能電力が、S20で受信したDR要求計画を満たすか否かを判定する。S26で算出した対応可能電力が、DR要求計画を満たすとき、肯定判定されS36へ進む。S26で算出した対応可能電力が、DR要求計画を満たさない場合、否定判定されS28へ進む。
S28では、サーバ30は、DERが車載蓄電装置であり、かつ、DRへの参加可を送信したDERの制御部へ、充放電可能電力の再算出に要求を送信する。たとえば、サーバ30は、HEMS70へ、充放電可能電力再算出の要求を送信する。HEMS70は、充電可能電力再算出の要求を受信すると、S52において、制限項目を緩和して、充放電可能電力を算出する。制限項目の緩和は、たとえば、需要家(電動車両50のユーザ)が予め設定した制限項目を解除あるいは緩和することにより行われる。たとえば、システムメインリレーの劣化の進行をある程度許容できるユーザは、システムメインリレーの作動頻度(作動回数)による制限を解除するよう設定してよく、バッテリ100の温度上昇を許容できる場合には、入出力電力上限値(入出力電流上限値)を大きく設定し制限項目を緩和してもよい。制限項目を緩和して充放電可能電力を算出したあと、S53において、算出した充放電可能電力を、サーバ30へ送信する。
サーバ30は、対応可能電力の再算出を要求したすべての需要家から、制限項目を緩和し算出した充放電可能電力を受信すると、S29で肯定判定され、S30において、対応可能電力を再算出する。対応可能電力の再算出は、S26で算出された対応可能電力に含まれる、充電可能電力の再算出を要求した需要家からS23で受信した充放電可能電力を、S29で受信した、制限項目を緩和し算出した充放電可能電力に置き換えることにより行われる。S30で再算出した対応可能電力は、本開示の「再集約した充放電可能電力」の一例に相当する。
S31では、サーバ30は、S30で再算出した対応可能電力が、S20で受信したDR要求計画を満たすか否かを判定する。S30で再算出した対応可能電力が、DR要求計画を満たすとき、肯定判定されS36へ進む。S30で再算出した対応可能電力が、DR要求計画を満たさない場合、否定判定されS32へ進む。
S32では、サーバ30は、代替計画を作成する。代替計画は、下位アグリゲータE3が対応可能な充放電電力に基づいて作成され、対応可能な充放電電力は、たとえば、S24で算出した対応可能電力であってよく、S26で算出した対応可能電力であってよく、あるいは、S30で再算出した対応可能電力であってよい。代替計画は、サーバ30を運営(管理)する下位アグリゲータE3と契約している需要家が保有するDERの充放電制御の計画である。S33では、S32で作成した代替計画を、サーバ20へ送信することにより、上位アグリゲータE2へ提案する。
サーバ30は、S36において、DR要求計画に対して対応可能であることを、サーバ20に送信する。上位アグリゲータE2のサーバ20は、対応可能であることを受信すると、S2で肯定判定しS7へ進む。サーバ20は、サーバ30から、代替計画を受信すると、S3で肯定判定しS4へ進む。S4では、S3で受信した代替計画が受入可能か否かを判定し、代替計画を受入可能であれば、肯定判定されS7へ進む。代替計画を受け入れることができなければ、S4で否定判定されS5へ進む。
サーバ20は、S5において、S1でサーバ30へ送信したDR要求計画を見直し、DR再要求計画を作成したあと、S6に進み、DR再要求計画をサーバ30へ送信する。DR再要求計画は、S3で受信した代替計画の充放電電力を下回る充放電電力を要求するものであってよく、他の下位アグリゲータE3(サーバ30A、30Bを運用する下位アグリゲータE3)が対応可能な充放電電力を加味して、作成したものであってよい。
サーバ20からDR再要求計画が送信されると、DR再要求計画を受信したサーバ30は、DR再要求計画に対して、DR要求計画と同様に、S20以降の処理を実行する。
サーバ20は、S7において、上位アグリゲータE2とサーバ30を運用する下位アグリゲータE3との取引が成立し、約定が成立したことを、サーバ30へ送信する。サーバ30は、サーバ20から、約定が成立したことを受信すると、S34で肯定判定しS35へ進む。S35では、取引が成立し、約定が成立したことを、DRへの参加可を送信したDERの制御部へ、送信する。DERの制御部は、S54において、取引が成立し、約定が成立したことを検知し、その後に予定されるDR情報に基づくDER(電力調整リソース)の制御に向けて待機する。
本実施の形態によれば、下位アグリゲータE3(のサーバ30)は、電力系統PG(電力会社E1、上位アグリゲータE2)から要請された要求計画に基づいて、DER(電力調整リソース)の充放電可能電力を集約する(S23、S24)。そして、集約した充放電可能電力(対応可能電力)が要求計画に満たないとき(S25で否定判定)、代替計画を作成し(S32)、代替計画に基づくDERの制御を提案する(S33)。代替計画の提案が受け入れられれば、下位アグリゲータE3と上位アグリゲータE2との取引が成立するので、代替計画の提案を行わない場合に比較して、電力市場での取引が成立する可能性を高めることができる。
本実施の形態では、集約した充放電可能電力(対応可能電力)が、要求計画に満たないとき、サーバ30を運用(管理)する下位アグリゲータE3が保有する蓄電装置80をDER(電力調整リソース)として使用した場合に、対応可能電力が要求計画を満たすか否かを判定する(S26、27)。蓄電装置80を電力調整リソースとして使用した場合に、対応可能電力が要求計画を満たすのであれば、上位アグリゲータE2の要請に応えることができるので、下位アグリゲータE3と上位アグリゲータE2との取引が成立する可能性が高まる。
本実施の形態では、充放電可能電力を集約する際、DER(電力調整リソース)が電動車両に搭載されたバッテリ100である場合、バッテリ100の制限事項を加味して充放電可能電力を算出する(S50)。そして、集約した充放電可能電力(対応可能電力)が要求計画に満たないとき、バッテリ100の制限事項を緩和して、充放電可能電力を再集約する(S52、S53、S30)。再集約した充放電可能電力が、要求計画を満たすのであれば(S31で肯定判定)、要請に応えることができるので、下位アグリゲータE3と上位アグリゲータE2との取引が成立する可能性が高まる。
上記実施の形態において、S5およびS6の処理を省略し、サーバ20において、代替計画が受け入れられない場合には、下位アグリゲータE3と上位アグリゲータE2との取引が成立しないようにしてもよい。
上記実施の形態において、S26、S27の処理を省略してよく、S28~S31、S52およびS53の処理を省略してもよい。また、上記実施の形態において、S26~S31、S52およびS53の処理を省略してもよい。さらに、S25に続いて、S28~S31の処理を実行し、S31の後にS26、S27を実行するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電力管理システム、10 サーバ、11 発電所、12 送配電設備、13 スマートメータ、20 サーバ、30 サーバ、31 制御装置、32 記憶装置、33 通信装置、40 EVSE、41 制御部、42 通信部、43 電源回路、44 充放電ケーブル、45 コネクタ、50 車両、60 EMSネットワーク、70 HEMS、71 制御装置、72 記憶装置、73 通信装置、80 蓄電装置、90 太陽光発電装置、100 バッテリ、110 ECU、120 インレット、130 充放電回路、140 通信機器、E1 電力会社、E2 上位アグリゲータ、E3 下位アグリゲータ、PG 電力系統。

Claims (6)

  1. 電力系統に電気的に接続可能な複数の電力調整リソースを制御する、電力管理方法であって、
    前記電力系統から要請された要求計画に基づいて、前記電力調整リソースの充放電可能電力を集約し、
    集約した前記充放電可能電力が前記要求計画に満たないとき、代替計画を作成し、前記代替計画に基づく前記電力調整リソースの制御を提案する、電力管理方法。
  2. 前記要求計画は、アグリゲーションコーディネータから要請され、
    前記電力調整リソースの前記充放電可能電力の集約は、リソースアグリゲータが実行するものであり、
    集約した前記充放電可能電力が前記要求計画に満たないとき、前記リソースアグリゲータが保有する蓄電装置を前記電力調整リソースとして使用した場合に、前記充放電可能電力が前記要求計画を満たすか否かを判定し、
    前記蓄電装置を前記電力調整リソースとして使用した場合であっても、前記充放電可能電力が前記要求計画を満たさないとき、前記代替計画を作成し、前記代替計画に基づく前記電力調整リソースの制御を提案する、請求項1に記載の電力管理方法。
  3. 前記電力系統から要請された要求計画に基づいて、前記電力調整リソースの充放電可能電力を集約する際、前記電力調整リソースが車両に搭載された車載蓄電装置である場合、前記車載蓄電装置の制限事項を加味して前記充放電可能電力を集約し、
    集約した前記充放電可能電力が前記要求計画に満たないとき、前記車載蓄電装置の前記制限事項を緩和して、前記充放電可能電力を再集約し、
    再集約した前記充放電可能電力が前記要求計画に満たないとき、前記代替計画を作成し、前記代替計画に基づく前記電力調整リソースの制御を提案する、請求項1に記載の電力管理方法。
  4. 電力系統に電気的に接続可能な複数の電力調整リソースを制御する、電力管理システムであって、
    前記電力系統から要請された調整量に基づいて要求計画を策定する第1サーバと、
    前記第1サーバが策定した前記要求計画を取得するとともに、前記電力調整リソースへ充放電指令を行う第2サーバと、を備え、
    前記第2サーバは、
    前記要求計画に基づいて、前記電力調整リソースの充放電可能電力を集約し、
    集約した前記充放電可能電力が前記要求計画に満たないとき、代替計画を作成し、前記代替計画に基づく前記電力調整リソースの制御を、前記第1サーバに提案する、電力管理システム。
  5. 前記第2サーバは、リソースアグリゲータが管理するサーバであり、
    前記リソースアグリゲータは、蓄電装置を保有し、
    前記第2サーバは、
    集約した前記充放電可能電力が前記要求計画に満たないとき、前記蓄電装置を前記電力調整リソースとして使用した場合に、前記充放電可能電力が前記要求計画を満たすか否かを判定し、
    前記蓄電装置を前記電力調整リソースとして使用した場合であっても、前記充放電可能電力が前記要求計画を満たさないとき、前記代替計画を作成し、前記代替計画に基づく前記電力調整リソースの制御を、前記第1サーバに提案する、請求項4に記載の電力管理システム。
  6. 前記第2サーバは、
    前記要求計画に基づいて、前記電力調整リソースの充放電可能電力を集約する際、前記電力調整リソースが車両に搭載された車載蓄電装置である場合、前記車載蓄電装置の制限事項を加味して前記充放電可能電力を集約し、
    集約した前記充放電可能電力が前記要求計画に満たないとき、前記車載蓄電装置の前記制限事項を緩和して、前記充放電可能電力を再集約し、
    再集約した前記充放電可能電力が前記要求計画に満たないとき、前記代替計画を作成し、前記代替計画に基づく前記電力調整リソースの制御を、前記第1サーバに提案する、請求項4に記載の電力管理システム。
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