JP2024041371A - センサ及びセンサシステム - Google Patents

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Norihiko Kurui
宏明 山崎
Hiroaki Yamazaki
陽介 秋元
Yosuke Akimoto
萍 王
Ping Wang
史隆 石橋
Fumitaka ISHIBASHI
裕美 林
Hiromi Hayashi
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Abstract

【課題】安定した検出が可能なセンサ及びセンサシステムを提供する。【解決手段】実施形態によれば、センサは、検出デバイス及び回路部を含む。検出デバイスは、第1検出部及び第2検出部を含む。第1検出部は、第1導電部材及び第1検出部材を含む第1検出素子を含む。第2検出部は、第2導電部材及び第2検出部材を含む第2検出素子を含む。回路部は、第1導電部材に第1電流が供給されたときの第1検出部材に基づく第1検出値に応じた第1検出結果を出力する第1検出部動作を実施可能である。回路部は、第1評価値が第1範囲内にない場合、第2検出部による第2検出部動作を実施可能である。第1評価値は、第1導電部材に第1電流が供給されていないときの第1検出部材に基づく値、及び、第1導電部材に第1電流が実質的に供給されていないときの第1導電部材に基づく値、の少なくともいずれかを含む。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、センサ及びセンサシステムに関する。
例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)素子などを用いたセンサがある。センサにおいて、安定した検出が望まれる。
特開2020-41893号公報
実施形態は、安定した検出が可能なセンサ及びセンサシステムを提供する。
実施形態によれば、センサは、検出デバイス及び回路部を含む。前記検出デバイスは、第1検出部及び第2検出部を含む。前記第1検出部は、第1検出素子を含む。前記第1検出素子は、第1導電部材及び第1検出部材を含む。前記第2検出部は、第2検出素子を含む。前記第2検出素子は、第2導電部材及び第2検出部材を含む。前記回路部は、前記第1導電部材に第1電流が供給されたときの前記第1検出部材に基づく第1検出値に応じた第1検出結果を出力する第1検出部動作を実施可能である。前記回路部は、第1評価値が第1範囲内にない場合、前記第2検出部による第2検出部動作を実施可能である。前記第1評価値は、前記第1導電部材に前記第1電流が供給されていないときの前記第1検出部材に基づく値、及び、前記第1導電部材に前記第1電流が実質的に供給されていないときの前記第1導電部材に基づく値、の少なくともいずれかを含む。
図1は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式図である。 図2は、第1実施形態に係るセンサの動作を例示するフローチャートである。 図3は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式図である。 図4は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式図である。 図5は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式図である。 図6は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式図である。 図7は、第1実施形態に係るセンサの動作を例示する模式図である。 図8は、第1実施形態に係るセンサの動作を例示する模式図である。 図9は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的断面図である。 図10(a)及び図10(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的断面図である。 図11は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。 図12(a)及び図12(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。 図13は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的断面図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るセンサを例示する模式図である。
図2は、第1実施形態に係るセンサの動作を例示するフローチャートである。
図1に示すように、実施形態に係るセンサ110は、検出デバイス10及び回路部70を含む。検出デバイス10は、複数の検出部10Eを含む。複数の検出部10Eは、第1検出部SP1、第2検出部SP2及び第n検出部SPnなどを含む。「n」は、2以上の整数である。
図1に示すように、第1検出部SP1は、第1検出素子SE1を含む。第1検出素子SE1は、第1導電部材CM1及び第1検出部材SM1を含む(図5参照)。図1に示すように、第2検出部SP2は、第2検出素子SE2を含む。第2検出素子SE2は、第2導電部材CM2及び第2検出部材SM2を含む(図7参照)。図1に示すように、第n検出部SPnは、第n検出素子SEnを含む。第n検出素子SEnは、第n導電部材及び第n検出部材を含む。
図2は、回路部70で実施される動作を例示している。図2に示すように、回路部70は、第1検出部動作S110を実施可能である。第1検出部動作S110において、回路部70は、第1検出動作S111を実施可能である。第1検出動作S111において、回路部70は、第1導電部材CM1に第1電流が供給されたときの第1検出部材SM1に基づく第1検出値Vs1(図1参照)に応じた第1検出結果Sg1(図1参照)を出力する。第1検出動作S111は、第1検出部SP1を用いた、検出対象の検出動作に対応する。
図2に示すように、回路部70は、後述する第1評価動作S112を実施する。第1評価動作S112により、第1評価値Ve1が導出される。
図2に示すように、回路部70は、第1評価値Ve1が第1範囲内にあるかどうかを判断する第1判断動作S113を実施する。例えば、第1評価値Ve1が、低しきい値Vth_L及び高しきい値Vth_Hと比較される。
回路部70は、第1評価値Ve1が第1範囲内にない場合、第2検出部SP2による第2検出部動作S120を実施可能である。第1評価値Ve1が第1範囲内にない場合は、第1検出部SP1が正常でない場合に対応する。この場合に、第1検出部SP1から第2検出部SP2に切り替えて、検出動作が実施される。これにより、正常でない検出部10Eでの検出が行われない。正常な検出部10E(第2検出部SP2)での検出に切り替えされる。実施形態によれば、安定した検出が可能なセンサが提供できる。
例えば、第1導電部材CM1への第1電流の供給により、第1導電部材CM1の特性(例えば電気抵抗など)が変化する場合がある。第1導電部材CM1への第1電流の供給により、第1検出部材SM1の温度が上昇する。これにより、第1検出部材SM1の特性が変化する場合がある。第1検出部材SM1の特性は、例えば、検出対象による第1検出部材SM1の電気抵抗の変化率を含む。第1検出部材SM1の特性は、例えば、検出対象による第1検出部材SM1の形状の変化率を含む。第1検出部材SM1の特性は、例えば、検出対象による第1検出部材SM1の体積の変化率を含む。このように、第1導電部材CM1への第1電流の供給により、第1検出部SP1の特性が変化し、第1検出部SP1において、正常な検出が困難になる場合がある。例えば、第1検出部SP1において故障が生じる。例えば、第1検出部SP1において寿命が終了する。実施形態においては、正常でない検出部10Eでの検出が行われない。安定した検出が可能なセンサが提供できる。
回路部70は、第1判断動作S113において、第1評価値Ve1が第1範囲内にある場合に、第1検出部動作S110(第1検出動作S111)をさらに実施可能である。例えば、第1検出部SP1が正常である場合に、第1検出部SP1による第1検出動作S111が繰り返して実施されて良い。
上記の第1評価値Ve1は、例えば、第1導電部材CM1に第1電流が供給されていないときの第1検出部材SM1に基づく値(第1検出部材評価値)を含んで良い。上記の第1評価値Ve1は、例えば、第1導電部材CM1に第1電流が実質的に供給されていないときの第1導電部材CM1に基づく値(第1導電部材評価値)を含んでも良い。上記の第1評価値Ve1は、例えば、第1検出部材評価値及び第1導電部材評価値の少なくともいずれかを含んで良い。
実施形態において、導電部材に電流が供給されたときの検出値により検出対象が検出される。導電部材に電流が供給されていないときの評価値により、第1検出部SP1の正常及び非正常が検出される。
図2に示すように、第2検出部動作S120において、回路部70は、第2検出動作S121を実施可能である。第2検出動作S121において、回路部70は、第2導電部材CM2に第2電流が供給されたときの第2検出部材SM2に基づく第2検出値Vs2(図1参照)に応じた第2検出結果Sg2(図1参照)を出力可能である。第2検出動作S121は、第2検出部SP2を用いた、検出対象の検出動作に対応する。第2電流は、第1電流と同じで良い。
図2に示すように、回路部70は、後述する第2評価動作S122を実施する。第2評価動作S122により、第2評価値Ve2が導出される。
図2に示すように、回路部70は、第2評価値Ve2が第2範囲内にあるかどうかを判断する第2判断動作S123を実施する。例えば、第2評価値Ve2が、低しきい値Vth_L及び高しきい値Vth_Hと比較される。第2範囲は、第1範囲と同じで良い。
回路部70は、第2評価値Ve2が第2範囲内にない場合、第2検出部動作S120をさらに実施しない。第2評価値Ve2が第2範囲内にない場合は、第2検出部SP2が正常でない場合に対応する。この場合に、回路部70は、例えば、第2検出部SP2による検出動作を終了する。これにより、正常でない検出部10Eでの検出が行われない。実施形態によれば、安定した検出が可能なセンサが提供できる。
図2に示すように、回路部70は、第2評価値Ve2が第2範囲内にない場合、警告を含む情報を出力する情報出力動作S125を実施可能でも良い。
図2に示すように、回路部70は、第2評価値Ve2が第2範囲内にない場合、第3検出部による第3検出動作S130を実施可能でも良い。第3検出部は、複数の検出部10Eの別の1つである。第3検出部は、例えば、第n検出部SPnでも良い。安定した検出が可能である。
回路部70は、第2判断動作S123において、第2評価値Ve2が第2範囲内にある場合に、第2検出部動作S120をさらに実施可能で良い。例えば、第2検出部SP2が正常である場合に、第2検出部SP2による第2検出動作S121が繰り返して実施されて良い。
上記の第2評価値Ve2は、例えば、第2導電部材CM2に第2電流が供給されていないときの第2検出部材SM2に基づく値(第2検出部材評価値)を含んで良い。上記の第2評価値Ve2は、例えば、第2導電部材CM2に第2電流が実質的に供給されていないときの第2導電部材CM2に基づく値(第2導電部材評価値)を含んでも良い。上記の第2評価値Ve2は、例えば、第2検出部材評価値及び第2導電部材評価値の少なくともいずれかを含んで良い。
図1に示すように、回路部70は、スイッチ回路75を含んで良い。スイッチ回路75は、第1導電部材CM1へ第1電流を供給することと、第1導電部材CM1へ第1電流を供給しないことと、を切り替え可能である。スイッチ回路75は、第2導電部材CM2へ第2電流を供給することと、第2導電部材CM2へ第2電流を供給しないことと、を切り替え可能である。
図1に示すように、回路部70は、検出回路71をさらに含んで良い。検出回路71は、第1検出結果Sg1を出力可能である。既に説明したように、第1検出結果Sg1は、第1導電部材CM1に第1電流が供給されたときの第1検出部材SM1に基づく値である。検出回路71は、第2検出結果Sg2を出力可能である。既に説明したように、第2検出結果Sg2は、第2導電部材CM2に第2電流が供給されたときの第2検出部材SM2に基づく値である。
この例では、回路部70は、ADコンバータ74を含む。第1検出結果Sg1及び第2検出結果Sg2がAD変換される。ADコンバータ74の出力が、検出対象の検出結果として利用されて良い。
図1に示すように、回路部70は、評価回路72をさらに含んで良い。評価回路72は、第1評価値Ve1が第1範囲内にあるかどうかに関する第1評価結果Er1を出力可能である。評価回路72は、第2評価値Ve2が第2範囲内であるかどうかに関する第2評価結果Er2を出力可能である。
評価回路72は、例えば、故障検出回路である。評価回路72は、例えば、コンパレータを含んで良い。評価回路72は、例えば、ADコンバータを含んで良い。
図1に示すように、回路部70は、制御回路73をさらに含んで良い。制御回路73は、スイッチ回路75を制御可能である。例えば、第1評価結果Er1が制御回路73に供給される。例えば、第2評価結果Er2が制御回路73に供給される。制御回路73は、これらの評価結果に基づく第1制御信号Sc1をスイッチ回路75に供給する。第1制御信号Sc1により、スイッチ回路75が制御される。
図1に示すように、導電部材用電源Vhが設けられて良い。導電部材用電源Vhにより、第1電流及び第2電流が供給される。図1に示すように、検出用電源Vsが設けられて良い。検出用電源Vsにより、第1検出値Vs1、第2検出値Vs2、第1検出部材評価値、及び、第2検出部材評価値が得られる。導電部材用電源Vh及び検出用電源Vsの少なくともいずれかは、回路部70に含まれて良い。
図1に示すように、この例では、第1検出部SP1は、第1検出素子SE1に加えて、第1参照素子RE1を含む。第2検出部SP2は、第2検出素子SE2に加えて、第2参照素子RE2を含む。第n検出部SPnは、第n検出素子SEnに加えて、第n参照素子REnを含む。検出素子の特性と、参照素子の特性と、を検出することで、検出対象を高い精度で検出できる。
図1に示すように、複数の検出部10E(第1検出部SP1、第2検出部SP2及び第n検出部SPnなど)は、1つの基体41の上に設けられて良い。
図3は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式図である。
図3に示すように、第1検出素子SE1は、第1導電部材CM1及び第1検出部材SM1を含む。この例では、第1検出部材SM1は、第1抵抗部材11を含む。この場合、上記の第1検出結果Sg1は、第1抵抗部材11の第1電気抵抗である。
図3に示すように、第1検出部SP1は、第1参照素子RE1を含む。第1参照素子RE1は、第1参照抵抗部材SR1を含む。この例では、第1参照素子RE1は、第1参照導電部材CR1を含む。第1参照素子RE1の構成は、第1検出素子SE1の構成と同様である。これにより、より高い精度での参照動作が可能である。
図3は、第1検出動作S111に対応する。第1検出動作S111において、導電部材用電源Vhに基づく第1電流i1が第1導電部材CM1に供給される。第1検出動作S111において、導電部材用電源Vhは、第1参照導電部材CR1と接続されない。第1検出動作S111において、第1参照導電部材CR1に第1電流i1が供給されない。この動作は、スイッチ回路75により行われる。
スイッチ回路75の動作により、検出用電源Vsが第1抵抗部材11及び第1参照抵抗部材SR1に接続される。第1抵抗部材11の電位と、第1参照抵抗部材SR1の電位と、が、検出回路71に供給される。検出回路71は、例えば差動増幅器である。検出回路71は、これらの電位の差に対応する信号を第1検出結果Sg1として出力する。
第1検出値Vs1は、第1導電部材CM1に第1電流i1が供給されたときの第1抵抗部材11の第1電気抵抗と、第1参照抵抗部材SR1の第1参照電気抵抗と、の差に基づく。
図4は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式図である。
図4は、第1評価動作S112に対応する。第1評価動作S112において、導電部材用電源Vhは、第1導電部材CM1(及び第1参照導電部材CR1)と接続されない。第1評価動作S112において、第1導電部材CM1に第1電流i1が供給されない。この動作は、スイッチ回路75により行われる。
検出用電源Vsが第1抵抗部材11及び第1参照抵抗部材SR1に接続される。第1抵抗部材11の電位と、第1参照抵抗部材SR1の電位と、が、検出回路71に供給される。検出回路71は、例えば差動増幅器である。検出回路71から、これらの電位の差に対応する信号がされる。この信号が、第1評価値Ve1に対応する。
図4に示すように、評価回路72において、第1評価値Ve1が低しきい値Vth_L及び高しきい値Vth_Hと比較される。評価回路72から第1評価結果Er1が出力される。
制御回路73は、第1評価結果Er1に基づく第1制御信号Sc1をスイッチ回路75に供給する。第1制御信号Sc1により、スイッチ回路75が制御される。制御回路73は、警告を含む情報Sa1を出力しても良い。
図5は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式図である。
図5に示すように、第2検出素子SE2は、第2導電部材CM2及び第2検出部材SM2を含む。この例では、第2検出部材SM2は、第2抵抗部材12を含む。この場合、上記の第2検出結果Sg2は、第2抵抗部材12の第2電気抵抗である。
図5に示すように、第2検出部SP2は、第2参照素子RE2を含む。第2参照素子RE2は、第2参照抵抗部材SR2を含む。この例では、第2参照素子RE2は、第2参照導電部材CR2を含む。
図5は、第2検出動作S121に対応する。第2検出動作S121において、導電部材用電源Vhに基づく第2電流i2が第2導電部材CM2に供給される。第2検出動作S121において、導電部材用電源Vhは、第2参照導電部材CR2と接続されない。この動作は、スイッチ回路75により行われる。
スイッチ回路75の動作により、検出用電源Vsが第2抵抗部材12及び第2参照抵抗部材SR2に接続される。第2抵抗部材12の電位と、第2参照抵抗部材SR2の電位と、が、検出回路71に供給される。検出回路71は、これらの電位の差に対応する信号を第2検出結果Sg2として出力する。
第2検出値Vs2は、第2導電部材CM2に第2電流i2が供給されたときの第2抵抗部材12の第2電気抵抗と、第2参照抵抗部材SR2の第1参照電気抵抗と、の差に基づく。
図6は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式図である。
図6は、第2評価動作S122に対応する。第2評価動作S122において、導電部材用電源Vhは、第2導電部材CM2(及び第2参照導電部材CR2)と接続されない。第2評価動作S122において、第2導電部材CM2に第2電流i2が供給されない。この動作は、スイッチ回路75により行われる。
検出用電源Vsが第2抵抗部材12及び第2参照抵抗部材SR2に接続される。第2抵抗部材12の電位と、第2参照抵抗部材SR2の電位と、が、検出回路71に供給される。検出回路71から、これらの電位の差に対応する信号がされる。この信号が、第2評価値Ve2に対応する。
図6に示すように、評価回路72において、第2評価値Ve2が低しきい値Vth_L及び高しきい値Vth_Hと比較される。評価回路72から第2評価結果Er2が出力される。
制御回路73は、第2評価結果Er2に基づく第1制御信号Sc1をスイッチ回路75に供給する。第1制御信号Sc1により、スイッチ回路75が制御される。制御回路73は、警告を含む情報Sa1を出力しても良い。
実施形態において、第1参照導電部材CR1が省略されても良い。実施形態において、第2参照導電部材CR2が省略されても良い。
図7及び図8は、第1実施形態に係るセンサの動作を例示する模式図である。
図7は、第1検出部動作S110に対応する。図8は、第2検出部動作S120に対応する。3以上の検出部10Eについて、上記の動作が順番に実施されて良い。
図7及び図8に示すように、制御回路73は、第2制御信号Sc2を、導電部材用電源Vh及び検出用電源Vsの少なくともいずれかに供給可能でも良い。第2制御信号Sc2は、第1評価結果Er1及び第2評価結果Er2の少なくともいずれかに基づく。
例えば、回路部70は、第1検出部動作S110をさらに実施する際に、第1評価値Ve1に基づいて、第1電流i1の調整、及び、第1検出値Vs1の導出条件の調整の少なくともいずれかが可能で良い。第1電流i1の調整は、例えば、導電部材用電源Vhの調整により行われて良い。第1検出値Vs1の導出条件の調整は、検出用電源Vsの調整により行われて良い。
例えば、回路部70は、第2検出部動作S120をさらに実施する際に、第2評価値Ve2に基づいて、第2電流i2の調整、及び、第2検出値Vs2の導出条件の調整の少なくともいずれかが可能で良い。第2電流i2の調整は、例えば、導電部材用電源Vhの調整により行われて良い。第2検出値Vs2の導出条件の調整は、検出用電源Vsの調整により行われて良い。
以下、検出デバイス10の例について説明する。
図9、図10(a)及び図10(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的断面図である。
図11は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
図9は、図11のA1-A2線断面図である。図10(a)は、図11のB1-B2線断面図である。図10(b)は、図11のC1-C2線断面図である。
これらの図は、第1検出部SP1の例を示す。
図9、図10(a)、図10(b)及び図11に示すように、検出デバイス10は、第1検出部SP1を含む。既に説明したように、第1検出部SP1は、第1検出素子SE1及び第1参照素子RE1を含む。第1検出素子SE1は、第1導電部材CM1及び第1検出部材SM1を含む。この例では、第1参照素子RE1は、第1参照抵抗部材SR1及び第1参照導電部材CR1を含む。この例では、第1検出部材SM1は、第1抵抗部材11を含む。
この例では、第1検出部SP1は、基体41を含む。基体41は、第1基体領域41a及び第2基体領域41bを含む。第1検出素子SE1は、第1基体領域41aに設けられる。第1参照素子RE1は、第2基体領域41bに設けられる。
この例では、第1基体領域41aは、第2基体領域41bと連続する。第1基体領域41aと第2基体領域41bとの間の境界は、明確でも不明確でも良い。第1基体領域41aは、第2基体領域41bと分離されていても良い。
この例では、基体41は、基板41s及び絶縁膜41iを含む。基板41sは、例えば半導体基板(例えばシリコン基板)などで良い。基板41sは、例えば、半導体回路などを含んでも良い。基板41sは、ビア電極などの接続部材を含んで良い。
第1基体領域41aから第1検出素子SE1への方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。Z軸方向及びX軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。第2基体領域41bから第1参照素子RE1への方向は、Z軸方向に沿う。
この例では、第1検出部SP1は、第1接続部31C及び第1支持部31Sをさらに含む。第1支持部31Sは、基体41に固定される。第1接続部31Cの一部は、第1支持部31Sに支持される。第1接続部31Cの別の一部は、第1検出素子SE1を第1基体領域41aから離して支持する。第1基体領域41aと第1検出素子SE1との間に第1空隙g1が設けられる。
この例では、第1検出部SP1は、第1参照接続部31RC及び第1参照支持部31RSを含む。第1参照支持部31RSは、基体41に固定される。第1参照接続部31RCの一部は、第1参照支持部31RSに支持される。第1参照接続部31RCの別の一部は、第1参照素子RE1を第2基体領域41bから離して支持する。第2基体領域41bと第1参照素子RE1との間に第2空隙g2が設けられる。
第1検出素子SE1及び第1参照素子RE1が基体41から離れて支持されることで、これらの素子の熱が基体41を介して伝導されることが抑制される。これにより、高い感度による安定した検出対象の検出が容易になる。
図9に示すように、第1検出素子SE1は、第1絶縁部18を含んでも良い。第1参照素子RE1は、第1参照絶縁部18Rを含んでも良い。第1絶縁部18の少なくとも一部は、第1抵抗部材11(第1検出部材SM1)及び第1導電部材CM1の周りに設けられる。第1参照絶縁部18Rの少なくとも一部は、第1参照抵抗部材SR1及び第1参照導電部材CR1の周りに設けられる。
図12(a)及び図12(b)は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的平面図である。
これらの図は、第1検出部材SM1(第1抵抗部材11)及び第1参照抵抗部材SR1を含む層に関する平面図である。
図12(a)に示すように、第1検出素子SE1は、第1層15a及び第2層15bを含んでも良い。第1層15a及び第2層15bは、第1抵抗部材11と同様の材料及び厚さを有する。第1抵抗部材11は、第1層15aと第2層15bとの間に設けられる。これらの層が設けられることで、第1検出素子SE1の反り(変形)が抑制される。
図12(b)に示すように、第1参照素子RE1は、第3層15c及び第4層15dを含んでも良い。第3層15c及び第4層15dは、第1参照抵抗部材SR1と同様の材料及び厚さを有する。第1参照抵抗部材SR1は、第3層15cと第4層15dとの間に設けられる。これらの層が設けられることで、第1参照抵抗部材SR1の反り(変形)が抑制される。
このように、第1検出部SP1は、基体41と、基体41に固定された第1支持部31Sと、を含んで良い。第1検出素子SE1は、第1支持部31Sに支持される。基体41と第1検出素子SE1との間に第1空隙g1が設けられる。
第1抵抗部材11(第1検出部材SM1)の第1電気抵抗は、第1検出素子SE1の周りの検出対象に応じて変化可能である。例えば、第1導電部材CM1への電流の供給により第1検出素子SE1の温度が上昇し、その後、温度が下降する。第1検出素子SE1の放熱の程度は、検出対象により変化する。例えば、検出対象により、第1検出素子SE1の温度は変化する。温度の変化を第1検出部材SM1(例えば第1抵抗部材11)の特性が変化する。例えば、第1抵抗部材11の第1電気抵抗は、検出対象に依存する。第1電気抵抗に基づく値を検出することで、検出対象を検出できる。センサ110は、抵抗検出型のセンサである。
第1参照抵抗部材SR1の第1参照電気抵抗は、検出対象に応じて実質的に変化しない。または、検出対象の変化に対する第1電気抵抗の第1変化率は、検出対象の変化に対する第1参照電気抵抗の第1参照変化率よりも高い。
実施形態において、検出対象は、ガス状、または、液体状で良い。検出対象は、例えば、水素、ヘリウム、アルゴン、一酸化炭素、二酸化炭素、メタン、プロパン、ブタン及び六フッ化硫黄(SF)よりなる群から選択された少なくとも1つを含む。検出対象は、例えば、窒素、酸素、アンモニア、アセトン、及び塩素(Cl)よりなる群から選択された少なくとも1つを含んでも良い。検出対象は、例えば、アルコールを含んでも良い。
図13は、第1実施形態に係るセンサの一部を例示する模式的断面図である。
図13は、実施形態に係るセンサ120における第1検出部SP1を例示している。センサ120においても、第1検出部SP1は、第1検出素子SE1及び第1参照素子RE1を含む。第1検出素子SE1は、第1導電部材CM1及び第1検出部材SM1を含む。この例では、第1参照素子RE1は、第1参照抵抗部材SR1及び第1参照導電部材CR1を含む。センサ120においては、第1検出部材SM1は、第1固定電極11F及び第1可動電極11Aを含む。第1参照素子RE1は、第1参照固定電極11RF及び第1参照可動電極11RAを含む。これを除くセンサ120の構成は、センサ120の構成と同様で良い。
センサ120は、容量検出型のセンサである。センサ120において、第1固定電極11Fと第1可動電極11Aとの間の第1静電容量Cs1が検出される。第1参照固定電極11RFと第1参照可動電極11RAとの間の第1参照静電容量Cr1が検出される。第1静電容量Cs1と第1参照静電容量Cr1との間の差が導出される。
例えば、第1検出素子SE1において、第1検出素子SE1に含まれる層に検出対象が取り込まれる。これにより、第1検出素子SE1に含まれる層が変形する。第1固定電極11Fと第1可動電極11Aとの間の距離が変化することで、第1静電容量Cs1が変化する。第1検出素子SE1に含まれる第1導電部材CM1に電流が供給されることで、第1検出素子SE1の温度が上昇し、検出対象の取り込まれる程度が例えば上昇する。
一方、第1参照素子RE1の温度は上昇しない。第1参照素子RE1の形状は、検出対象が変化しても実質的に変化しない。このため、第1参照静電容量Cr1は、検出対象が変化しても実質的に変化しない。第1静電容量Cs1と第1参照静電容量Cr1との間の差を検出することで、検出対象を高い精度で検出できる。
センサ120においては、第1検出値Vs1は、第1導電部材CM1に第1電流i1が供給されたときの第1固定電極11Fと第1可動電極11Aとの間の第1静電容量Cs1と、第1参照固定電極11RFと第1参照可動電極11RAとの間の第1参照静電容量Cr1と、の差に基づく。
第1静電容量Cs1は、第1検出素子SE1の周りの検出対象に応じて変化可能である。第1参照静電容量Cr1は、検出対象に応じて変化しない。または、検出対象の変化に対する第1静電容量Cs1の第1変化率は、検出対象の変化に対する第1参照静電容量Cr1の第1参照変化率よりも高い。
(第2実施形態)
第2実施形態は、センサシステムに係る。実施形態に係るセンサシステム210は、第1実施形態に係るセンサ(例えばセンサ110またはセンサ120)と、制御回路73(図1参照)と、を含む。制御回路73は、回路部70(例えば、スイッチ回路75)を制御可能である。制御回路73は、検出回路71及び評価回路72の少なくともいずれかを制御可能でも良い。制御回路73は、導電部材用電源Vh及び検出用電源Vsの少なくともいずれかを制御可能でも良い。
制御回路73は、検出デバイス10及びスイッチ回路75が設けられる場所とは異なる場所に設けられて良い。制御回路73は、第1実施形態に係るセンサと、有線または無線の任意の手法により通信可能で良い。制御回路73は、コンピュータを含んで良い。
実施形態は、以下の構成(例えば技術案)を含んで良い。
(構成1)
第1検出部及び第2検出部を含む検出デバイスと、
回路部と、
を備え、
前記第1検出部は、第1検出素子を含み、前記第1検出素子は、第1導電部材及び第1検出部材を含み、
前記第2検出部は、第2検出素子を含み、前記第2検出素子は、第2導電部材及び第2検出部材を含み、
前記回路部は、前記第1導電部材に第1電流が供給されたときの前記第1検出部材に基づく第1検出値に応じた第1検出結果を出力する第1検出部動作を実施可能であり、
前記回路部は、第1評価値が第1範囲内にない場合、前記第2検出部による第2検出部動作を実施可能であり、
前記第1評価値は、前記第1導電部材に前記第1電流が供給されていないときの前記第1検出部材に基づく値、及び、前記第1導電部材に前記第1電流が実質的に供給されていないときの前記第1導電部材に基づく値、の少なくともいずれかを含む、センサ。
(構成2)
前記回路部は、前記第1評価値が前記第1範囲内にある場合に、前記第1検出部動作をさらに実施可能である、構成1に記載のセンサ。
(構成3)
前記第2検出部動作において、前記回路部は、前記第2導電部材に第2電流が供給されたときの前記第2検出部材に基づく第2検出値に応じた第2検出結果を出力可能であり、
前記回路部は、第2評価値が第2範囲内にない場合、前記第2検出部動作をさらに実施せず、
前記第2評価値は、前記第2導電部材に前記第2電流が供給されていないときの前記第2検出部材に基づく値、及び、前記第2導電部材に前記第2電流が実質的に供給されていないときの前記第2導電部材に基づく値、の少なくともいずれかを含む、構成1または2に記載のセンサ。
(構成4)
前記回路部は、前記第2評価値が前記第2範囲内にない場合、警告を含む情報を出力可能である、構成3に記載のセンサ。
(構成5)
前記回路部は、前記第2評価値が前記第2範囲内にある場合に、前記第2検出部動作をさらに実施可能である、構成3または4に記載のセンサ。
(構成6)
前記回路部は、スイッチ回路を含み、
前記スイッチ回路は、前記第1導電部材へ前記第1電流を供給することと、前記第1導電部材へ前記第1電流を供給しないことと、を切り替え可能であり
前記スイッチ回路は、前記第2導電部材へ前記第2電流を供給することと、前記第2導電部材へ前記第2電流を供給しないことと、を切り替え可能である、構成3~5のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成7)
前記回路部は、検出回路をさらに含み、
前記検出回路は、前記第1検出結果を出力可能であり、
前記検出回路は、前記第2検出結果を出力可能である、構成6に記載のセンサ。
(構成8)
前記回路部は、評価回路をさらに含み、
前記評価回路は、前記第1評価値が前記第1範囲内にあるかどうかに関する第1評価結果を出力可能であり、
前記評価回路は、前記第2評価値が前記第2範囲内であるかどうかに関する第2評価結果を出力可能である、構成7に記載のセンサ。
(構成9)
前記回路部は、制御回路をさらに含み、
前記制御回路は、前記スイッチ回路を制御可能である、構成8に記載のセンサ。
(構成10)
前記第1検出部材は、第1抵抗部材を含み、前記第1検出結果は、前記第1抵抗部材の第1電気抵抗である、構成1~8のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成11)
前記第1検出部は、第1参照素子を含み、前記第1参照素子は、第1参照抵抗部材を含み、
前記第1検出部材は、第1抵抗部材を含み、
前記第1検出値は、前記第1導電部材に前記第1電流が供給されたときの前記第1抵抗部材の第1電気抵抗と、前記第1参照抵抗部材の第1参照電気抵抗と、の差に基づく、構成7に記載のセンサ。
(構成12)
前記第1検出部は、
基体と、
前記基体に固定された第1支持部と、
をさらに含み、
前記第1検出素子は、前記第1支持部に支持され、
前記基体と前記第1検出素子との間に第1空隙が設けられた、構成11に記載のセンサ。
(構成13)
前記第1電気抵抗は、前記第1検出素子の周りの検出対象に応じて変化可能である、構成12に記載のセンサ。
(構成14)
前記第1参照電気抵抗は、前記検出対象に応じて変化しない、または、
前記検出対象の変化に対する前記第1電気抵抗の第1変化率は、前記検出対象の前記変化に対する前記第1参照電気抵抗の第1参照変化率よりも高い、構成13に記載のセンサ。
(構成15)
前記第1検出部材は、第1固定電極及び第1可動電極を含み、
前記第1検出部は、第1参照素子を含み、前記第1参照素子は、第1参照固定電極及び第1参照可動電極を含み、
前記第1検出値は、前記第1導電部材に前記第1電流が供給されたときの前記第1固定電極と前記第1可動電極との間の第1静電容量と、前記第1参照固定電極と前記第1参照可動電極との間の第1参照静電容量と、の差に基づく、構成8に記載のセンサ。
(構成16)
前記第1静電容量は、前記第1検出素子の周りの検出対象に応じて変化可能であり、
前記第1参照静電容量は、前記検出対象に応じて変化しない、または、
前記検出対象の変化に対する前記第1静電容量の第1変化率は、前記検出対象の前記変化に対する前記第1参照静電容量の第1参照変化率よりも高い、構成15に記載のセンサ。
(構成17)
前記検出対象は、二酸化炭素、一酸化炭素、水素、ヘリウム、アルゴン、一酸化炭素、二酸化炭素、メタン、プロパン、ブタン、六フッ化硫黄、窒素、酸素、アンモニア、アセトン、塩素、及び、アルコールよりなる群から選択された少なくとも1つを含む、構成13、14及び16のいずれか1つに記載のセンサ。
(構成18)
前記回路部は、前記第1検出部動作をさらに実施する際に、前記第1評価値に基づいて、前記第1電流の調整、及び、前記第1検出値の導出条件の調整の少なくともいずれかが可能である、構成2に記載のセンサ。
(構成19)
構成8に記載のセンサと、
制御回路と、
を備え、
記制御回路は、前記スイッチ回路を制御可能である、センサシステム。
(構成20)
構成1~8、及び、構成10~18のいずれか1つに記載のセンサと、
前記回路部を制御可能な制御回路と、
を備えたセンサシステム。
実施形態によれば、安定した検出が可能なセンサ及びセンサシステムが提供できる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、センサに含まれる基体、検出部及び回路部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述したセンサを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全てのセンサも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…検出デバイス、 10E…検出部、 11、12…第1、第2抵抗部材、 11A…第1可動電極、 11F…第1固定電極、 11RA…第1参照可動電極、 11RF…第1参照固定電極、 15a~15d…第1~第4層、 18…第1絶縁部、 18R…第1参照絶縁部、 31C…第1接続部、 31RC…第1参照接続部、 31RS…第1参照支持部、 31S…第1支持部、 41…基体、 41a、41b…第1、第2基体領域、 41i…絶縁膜、 41s…基板、 70…回路部、 71…検出回路、 72…検出回路、 73…制御回路、 74…ADコンバータ、 75…スイッチ回路、 110、120…センサ、 210…センサシステム、 CM1、CM2…第1、第2導電部材、 CR1、CR2…第1、第2参照導電部材、 Cr1…第1参照静電容量、 Cs1…第1静電容量、 Er1、Er2…第1、第2評価結果、 RE1、RE2…第1、第2参照素子、 REn…第n参照素子、 RM1…第1参照抵抗部材、 S110、S120、S130…第1、第2、第3検出部動作、 S111、S121…第1、第2検出動作、 S112、S122…第1、第2評価動作、 S113、S123…第1、第2判断動作、 S125…情報出力動作、 SE1、SE2…第1、第2検出素子、 SEn…第n検出素子、 SM1、SM2…第1、第2検出部材、 SP1、SP2…第1、第2検出部、 SPn…第n検出部、 SR1、SR2…第1、第2参照抵抗部材、 Sa1…情報、 Sc1、Sc2…第1、第2制御信号、 Sg1、Sg2…第1、第2検出結果、 Ve1、Ve2…第1、第2評価値、 Vh…導電部材用電源、 Vs…検出用電源、 Vs1、Vs2…第1、第2検出値、 g1、g2…第1、第2空隙、 i1、i2…第1、第2電流

Claims (10)

  1. 第1検出部及び第2検出部を含む検出デバイスと、
    回路部と、
    を備え、
    前記第1検出部は、第1検出素子を含み、前記第1検出素子は、第1導電部材及び第1検出部材を含み、
    前記第2検出部は、第2検出素子を含み、前記第2検出素子は、第2導電部材及び第2検出部材を含み、
    前記回路部は、前記第1導電部材に第1電流が供給されたときの前記第1検出部材に基づく第1検出値に応じた第1検出結果を出力する第1検出部動作を実施可能であり、
    前記回路部は、第1評価値が第1範囲内にない場合、前記第2検出部による第2検出部動作を実施可能であり、
    前記第1評価値は、前記第1導電部材に前記第1電流が供給されていないときの前記第1検出部材に基づく値、及び、前記第1導電部材に前記第1電流が実質的に供給されていないときの前記第1導電部材に基づく値、の少なくともいずれかを含む、センサ。
  2. 前記回路部は、前記第1評価値が前記第1範囲内にある場合に、前記第1検出部動作をさらに実施可能である、請求項1に記載のセンサ。
  3. 前記第2検出部動作において、前記回路部は、前記第2導電部材に第2電流が供給されたときの前記第2検出部材に基づく第2検出値に応じた第2検出結果を出力可能であり、
    前記回路部は、第2評価値が第2範囲内にない場合、前記第2検出部動作をさらに実施せず、
    前記第2評価値は、前記第2導電部材に前記第2電流が供給されていないときの前記第2検出部材に基づく値、及び、前記第2導電部材に前記第2電流が実質的に供給されていないときの前記第2導電部材に基づく値、の少なくともいずれかを含む、請求項1または2に記載のセンサ。
  4. 前記回路部は、前記第2評価値が前記第2範囲内にない場合、警告を含む情報を出力可能である、請求項3に記載のセンサ。
  5. 前記回路部は、前記第2評価値が前記第2範囲内にある場合に、前記第2検出部動作をさらに実施可能である、請求項3に記載のセンサ。
  6. 前記回路部は、スイッチ回路を含み、
    前記スイッチ回路は、前記第1導電部材へ前記第1電流を供給することと、前記第1導電部材へ前記第1電流を供給しないことと、を切り替え可能であり
    前記スイッチ回路は、前記第2導電部材へ前記第2電流を供給することと、前記第2導電部材へ前記第2電流を供給しないことと、を切り替え可能である、請求項3に記載のセンサ。
  7. 前記回路部は、検出回路をさらに含み、
    前記検出回路は、前記第1検出結果を出力可能であり、
    前記検出回路は、前記第2検出結果を出力可能である、請求項6に記載のセンサ。
  8. 前記第1検出部は、第1参照素子を含み、前記第1参照素子は、第1参照抵抗部材を含み、
    前記第1検出部材は、第1抵抗部材を含み、
    前記第1検出値は、前記第1導電部材に前記第1電流が供給されたときの前記第1抵抗部材の第1電気抵抗と、前記第1参照抵抗部材の第1参照電気抵抗と、の差に基づく、請求項7に記載のセンサ。
  9. 前記第1検出部は、
    基体と、
    前記基体に固定された第1支持部と、
    をさらに含み、
    前記第1検出素子は、前記第1支持部に支持され、
    前記基体と前記第1検出素子との間に第1空隙が設けられた、請求項8に記載のセンサ。
  10. 請求項1に記載のセンサと、
    前記回路部を制御可能な制御回路と、
    を備えたセンサシステム。
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