JP2024041124A - 車両管理装置 - Google Patents

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尚也 山下
Naoya Yamashita
匡孝 吉田
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Abstract

【課題】蓄電池を有する車両から施設への給電目的とは別の目的で車両を利用する者の利便性を確保しながら、施設への電力の給電目的でのその車両の有効活用を可能にする車両管理装置を提供する。【解決手段】車両管理装置10が、予測受電電力の推移を導出する受電電力予測部11と、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯とその時間帯の前又は後又は前後に設けられる所定の付加期間とで構成される予定接続時間帯を設定する接続時間帯設定部12と、利用希望者から車両20を別の目的で利用する時間帯を利用予約時間帯として受け付ける利用予約受付部13とを備え、予定給電日に近くなるほど付加期間の長さが短く設定される形態で受電電力予測部11による予測受電電力の導出と接続時間帯設定部12による予定接続時間帯の設定とを予定給電日までの間に時間を空けて複数回行う。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電池を有する車両が、施設に給電するために当該施設の電力線に接続されるべき予定接続時間帯を決定する車両管理装置に関する。
近年、蓄電池を有する車両を所謂カーシェアリングで用いることが行われている。カーシェアリングの場合、予め利用希望者が特定の利用日時での車両の利用予約を行い、その利用日当日に車両を利用するような手順になる。他にも、蓄電池を有する車両を住宅や事業所などの施設に接続して、蓄電池の電力を施設に給電するような利用形態もある。
特許文献1には、カーシェアリング及び施設への電力の供給の両方で利用可能な車両を、施設に電力を供給するために予約する手順について記載されている。具体的には、電力管理システムは、施設での翌日の推定電力需要を導出し、推定電力需要が予め設定した所定値を超える時間帯に車両の利用予約をして、車両から施設へ電力を供給させる。その場合、他のカーシェアリングの利用希望者は、施設での電力需要が所定値を超えると推定される時間帯に、上記車両の利用予約を行うことができなくなる。
特開2015-104157号公報
特許文献1に記載の発明では、施設への予定給電日の前日に、車両を施設への電力の供給のために利用することを予約している。そのため、予定給電日の前日よりも前にカーシェアリングの利用希望者がその車両をカーシェアリングのために予約していた場合には、予定給電日には車両を施設への電力の給電のために利用できなくなる。
尚、カーシェアリングの利用希望者など、車両を施設に給電するのとは別の目的で利用する者による車両の予約を上記予定給電日の前日まで禁止することもできる。しかし、そうすると、カーシェアリングの利用希望者などは予定給電日の前日まで車両利用の計画を立てることができなくなり、カーシェアリングの利用希望者などにとって利便性が悪くなる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、蓄電池を有する車両から施設への給電目的とは別の目的で車両を利用する者の利便性を確保しながら、施設への電力の給電目的でのその車両の有効活用を可能にする車両管理装置を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る車両管理装置の特徴構成は、蓄電池を有する車両が、施設に給電するために当該施設の電力線に接続されるべき予定接続時間帯を決定する車両管理装置であって、
前記車両が前記施設に給電を行う予定給電日での当該施設の予測受電電力の推移を導出する受電電力予測部と、
前記予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯と、当該時間帯の前又は後又は前後に設けられる所定の付加期間とで構成される仮設定時間帯を前記予定接続時間帯として設定する接続時間帯設定部と、
前記車両の利用希望者から、前記予定給電日の前記予定接続時間帯以外の時間帯で、前記車両を前記施設に給電するのとは別の目的で利用する時間帯を利用予約時間帯として受け付ける利用予約受付部と、を備え、
前記予定給電日に近くなるほど前記付加期間の長さが短く設定される形態で、前記受電電力予測部による前記予測受電電力の推移の導出と、前記接続時間帯設定部による前記予定接続時間帯の設定とを、前記予定給電日までの間に時間を空けて複数回行う点にある。
上記特徴構成によれば、接続時間帯設定部は、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯と、その時間帯の前又は後又は前後に設けられる所定の付加期間とで構成される仮設定時間帯を予定接続時間帯として設定し、利用予約受付部は、車両の利用希望者から、前記予定給電日の前記予定接続時間帯以外の時間帯で、前記車両を前記施設に給電するのとは別の目的で利用する時間帯を利用予約時間帯として受け付ける。つまり、車両から施設への給電が必要になると想定される時間帯には、車両を前記施設に給電するのとは別の目的で利用する利用希望者が利用予約できないようにされる。その結果、車両から施設への給電が必要になると想定される時間帯には、車両から施設への給電を確実に行えるようになる。また、車両を前記施設に給電するのとは別の目的で利用する利用希望者は、予定接続時間帯以外の時間帯で自由に利用予約時間帯を予約できるようになる。
尚、予定給電日の消費電力の推移は、例えばその前日など、予定給電日と時期的に近い日時に計測された過去の消費電力の推移との関連性が高い。そのため、受電電力予測部が導出する将来の予定給電日での予測消費電力の推移は、予定給電日に近い日になるほど、信頼性が高い値になると言える。
そこで本特徴構成では、予定給電日に近くなるほど上記付加期間の長さが短く設定される形態で、受電電力予測部による予測受電電力の推移の導出と、接続時間帯設定部による予定接続時間帯の設定とが、予定給電日までの間に時間を空けて複数回行われる。つまり、予定給電日までの期間が長い間は上記付加期間が相対的に長く設定されるため、予定接続時間帯の長さも長くなるが、予定給電日に近づくにつれて上記付加期間が相対的に短く設定されるため、予定接続時間帯の長さが短くなる。その結果、予定給電日に近づくにつれて、車両を施設に給電するのとは別の目的で利用する利用希望者が利用予約時間帯として予約できる時間帯が長くなり、その利用希望者にとっての利便性が高くなる。
従って、蓄電池を有する車両から施設への給電目的とは別の目的で車両を利用する者の利便性を確保しながら、施設への電力の給電目的でのその車両の有効活用を可能にする車両管理装置を提供できる。
本発明に係る車両管理装置の別の特徴構成は、前記接続時間帯設定部は、既に前記利用予約時間帯が設定されている時間帯に前記予定接続時間帯を設定しない点にある。
上記特徴構成によれば、車両から施設への給電目的とは別の目的で車両を利用する者が予約した利用予約時間帯が既に存在する場合、その予約が優先される。
本発明に係る車両管理装置の更に別の特徴構成は、前記接続時間帯設定部は、既に前記利用予約時間帯が設定されている時間帯であっても前記予定接続時間帯を設定する点にある。
上記特徴構成によれば、車両から施設への給電目的とは別の目的で車両を利用する者が予約した利用予約時間帯が既に存在する場合であっても、車両から施設への給電目的での予定接続時間帯の設定が優先される。
本発明に係る車両管理装置の更に別の特徴構成は、前記接続時間帯設定部は、
前記仮設定時間帯が、既に設定されている前記利用予約時間帯と時間的に重なる場合、当該利用予約時間帯を維持するか否かの問い合わせを当該利用予約時間帯の前記利用希望者に行い、
前記利用希望者が、前記利用予約時間帯を維持することを選択した場合、既に前記利用予約時間帯が設定されている時間帯に前記予定接続時間帯を設定せず、
前記利用予約時間帯を維持しないこと選択した場合、既に前記利用予約時間帯が設定されている時間帯に前記予定接続時間帯を設定する点にある。
上記特徴構成によれば、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯とその時間帯の前又は後又は前後に設けられる所定の付加期間とで構成される仮設定時間帯が、既に設定されている利用予約時間帯と時間的に重なる場合、その利用予約時間帯の利用希望者の意向に沿って、既に利用予約時間帯が設定されている時間帯に予定接続時間帯を設定するのか、或いは、既に利用予約時間帯が設定されている時間帯に予定接続時間帯を設定しないのかを決定できる。
車両管理装置が設けられるシステムの構成を示す図である。 予定給電日のn日前から予定給電日までの間に設定される予定接続時間帯及び利用予約時間帯を説明する図である。 予定給電日のn日前での予定接続時間帯を、予測受電電力の推移と共に描いた図である。 予定給電日の(n-X)日前での予定接続時間帯を、予測受電電力の推移と共に描いた図である。 予定給電日の(n-Y)日前での予定接続時間帯を、予測受電電力の推移と共に描いた図である。 予定給電日の前日での予定接続時間帯を、予測受電電力の推移と共に描いた図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態に係る車両管理装置10について説明する。
図1は、車両管理装置10が設けられるシステムの構成を示す図である。図示するように、住宅や事業所などの施設30と、車両管理装置10と、利用者端末2とが、情報通信回線1を介して情報通信可能に構成されている。また、車両20に情報通信機能を搭載して、車両20が情報通信回線1を介して他の機器と情報通信可能に構成されていてもよい。
車両20は、蓄電池21を有する電動車両である。また、蓄電池21と外部機器とを接続する車両側端子22を備えている。例えば、車両20は、蓄電池21の電力を用いて走行用モーター(図示せず)を駆動する、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車などである。
施設30には、様々な電気機器である電力消費装置32が設けられている。電力消費装置32は施設30の内部に配線された電力線31に接続され、電力線31は施設30の外部の電力系統3に接続される。また、図1に示す例では、施設30には太陽電池装置33が設けられている。太陽電池装置33は電力線31に接続される。
電力消費装置32で消費される消費電力は、消費電力計測部34で計測される。太陽電池装置33から電力線31に供給される電力は、発電電力計測部35で計測される。電力系統3から施設30の電力線31に供給される電力は、受電電力計測部36で計測される。
施設30には、電力線31に接続される施設側端子37が設けられる。施設側端子37と電力線31との間には、例えば電力変換回路部及びその電力変換回路部の動作を制御する動作制御部などを有する充放電制御部38が設けられる。車両20の車両側端子22と施設30の施設側端子37とが接続された場合、充放電制御部38を介して施設30の電力線31と車両20の蓄電池21とが電気的に接続される。そして、施設30に設けられる充放電制御部38が、車両20に設けられる蓄電池21の充電及び放電の動作を制御する。つまり、充放電制御部38が、施設30から車両20の蓄電池21への充電(即ち、施設30の電力線31から車両20の蓄電池21への電力供給)、及び、車両20の蓄電池21から施設30への給電(即ち、車両20の蓄電池21から施設30の電力線31への電力供給)を制御する。尚、車両20のそれぞれがどの施設30への給電を担当するのかは予め決められている。
車両20は施設30への給電目的に利用できるが、施設30とは別の場所への移動目的にも利用できる。例えば、車両20を、所謂、カーシェアリングなどでの利用に提供することもできる。車両20をカーシェアリングでの利用に提供する場合、利用希望者から利用の予約を受け付ける必要がある。
車両管理装置10は、蓄電池21を有する車両20(即ち、給電担当車両)が、施設30に給電するために当該施設30の電力線31に接続されるべき予定接続時間帯を決定する機能を有する。具体的には、車両管理装置10は、受電電力予測部11と、接続時間帯設定部12と、利用予約受付部13とを備える。加えて、図1の車両管理装置10は、車両管理装置10で取り扱われる情報を記憶する記憶部14を備える。
受電電力予測部11は、給電担当車両である車両20が施設30に給電を行う予定給電日での当該施設30の予測受電電力の推移を導出する。例えば、施設30の消費電力計測部34、発電電力計測部35、及び、受電電力計測部36で計測された計測結果は、施設30から車両管理装置10に送信され、記憶部14で記憶される。その場合、計測結果は、計測結果の時間的な推移が分かる状態で記憶部14に記憶される。
そして、受電電力予測部11は、将来の予定給電日での電力消費装置32による予測消費電力の推移及び太陽電池装置33による予測発電電力の推移に基づいて、予定給電日での当該施設30の予測受電電力(=予測消費電力-予測発電電力)の推移を導出する。例えば、受電電力予測部11は、施設30での過去の電力消費装置32での消費電力の推移を参照して、予定給電日での電力消費装置32による予測消費電力を導出できる。また、受電電力予測部11は、施設30での予定給電日での天候予報(例えば予測日射量の推移など)を参照して、太陽電池装置33による予測発電電力の推移を導出できる。
予定給電日の消費電力の推移は、例えばその前日など、予定給電日と時期的に近い日時に計測された過去の消費電力の推移との関連性が高い。そのため、受電電力予測部11が導出する将来の予定給電日での予測消費電力の推移は、予定給電日に近い日になるほど、信頼性が高い値になると言える。同様に、天候予報は、予定給電日の前日など、予定給電日と時期的に近い日時に報じられた情報の方が信頼性が高い。そのため、受電電力予測部11が導出する将来の予定給電日での予測発電電力の推移は、予定給電日に近い日になるほど、信頼性が高い値になると言える。従って、施設30での予定給電日の予測受電電力の推移も、予定給電日に近い日になるほど信頼性が高い値になる。
そして、施設30の予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯に、車両20から施設30への給電を行わせて、施設30での受電電力を減少させることができれば好ましい。尚、予定給電日での実際の受電電力は、事前に導出した予測受電電力と異なることが想定される。例えば、実際の受電電力が閾値以上になる時間帯が、予測された時間帯の前又は後又は前後両方にずれることが想定される。そのため、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯だけに車両20から施設30への給電を行う予定を立てるのではなく、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯と、その時間帯の前又は後又は前後に設けられる所定の付加期間とで構成される仮設定時間帯に、車両20から施設30への給電を行う予定を立てることが好ましい。
そこで、接続時間帯設定部12は、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯と、当該時間帯の前又は後又は前後に設けられる所定の付加期間とで構成される仮設定時間帯を、車両20が施設30に給電するために施設30の電力線31に接続されるべき予定接続時間帯として設定する。
また、車両管理装置10は、車両20の利用希望者から、予定給電日の予定接続時間帯以外の時間帯で、車両20を施設30に給電するのとは別の目的で利用する時間帯を利用予約時間帯として受け付ける利用予約受付部13を備える。例えば、カーシェアリングサービスの利用希望者は、通信機能を有するコンピュータ又は携帯機器などの利用者端末2を用いて車両管理装置10にアクセスし、車両20の利用予約を行うことができる。
尚、本実施形態の車両管理装置10は、詳細は後述するように、予定給電日に近くなるほど付加期間の長さが短く設定される形態で、受電電力予測部11による予測受電電力の推移の導出と、接続時間帯設定部12による予定接続時間帯の設定とを、予定給電日までの間に時間を空けて複数回行う。
次に、図2~図6を参照して、車両管理装置10の動作について説明する。
図2は、予定給電日のn日前から予定給電日までの間に設定される予定接続時間帯及び利用予約時間帯を説明する図である。また、図3~図6は、予定給電日のn日前から予定給電日の前日までの間に設定される予定接続時間帯を、予測受電電力の推移と共に描いた図である。
〔予定給電日のn日前〕
図3に示すように、受電電力予測部11は、予定給電日よりもn日前にその予定給電日での施設30の予測受電電力の推移を導出する。例えば、受電電力予測部11は、30分間を単位時間帯として、予測受電電力の30分間の平均値が所定の閾値以上になっているか否かを判定する。図3に示す例では、時刻8時30分~時刻9時00分の30分間、及び、時刻9時00分~時刻9時30分の30分間の時間帯に、予測受電電力が所定の閾値以上になっていると判定される。尚、予測受電電力の30分間の平均値ではなく、予測受電電力の瞬時値が所定の閾値以上になっているか否かを判定してもよい。
接続時間帯設定部12は、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯を含む仮設定時間帯を、車両20が施設30に給電するために施設30の電力線31に接続されるべき予定接続時間帯として設定する。図示する例では、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯(即ち、時刻8時30分~時刻9時30分の間の時間帯)と、その時間帯の前後に設けられる付加期間(その時間帯よりも前の3時間30分間、及び、その時間帯よりも後の2時間30分間)とを、仮設定時間帯としている。そして、接続時間帯設定部12は、時刻5時~時刻12時までの仮設定時間帯を予定接続時間帯として設定している。
〔予定給電日の(n-X)日前〕
図4に示すように、受電電力予測部11は、予定給電日よりも(n-X)日前にその予定給電日での施設30の予測受電電力の推移を導出する。図4に示す例では、時刻8時30分~時刻9時00分の30分間、及び、時刻9時00分~時刻9時30分の30分間の時間帯に、予測受電電力が所定の閾値以上になっている。
接続時間帯設定部12は、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯を含む仮設定時間帯を、車両20が施設30に給電するために施設30の電力線31に接続されるべき予定接続時間帯として設定する。図示する例では、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯(即ち、時刻8時30分~時刻9時30分の間の時間帯)と、その時間帯の前後に設けられる付加期間(その時間帯よりも前の3時間30分間、及び、その時間帯よりも後の30分間)とを、仮設定時間帯としている。つまり、時刻10時~時刻12時の間の2時間が予定接続時間帯から新たに除外されている。そして、接続時間帯設定部12は、時刻5時~時刻10時までの仮設定時間帯を予定接続時間帯として設定している。
このように、予定給電日に近くなるほど付加期間の長さは短く設定される。そのため、その短くなった時間の分だけ、例えばカーシェアリングの利用希望者などが利用予約を行うことができる時間帯が増加している。
また、図2に示すように、予定給電日の(n-X)日前の段階では、時刻20時~時刻22時の間の時間帯が、例えばカーシェアリングの利用希望者によって利用予約時間帯として予約されている。具体的には、カーシェアリングの利用希望者の利用者端末2には、既に予定接続時間帯になっている時間帯以外の時間帯が通知され、利用希望者はその時間帯の中から利用予約時間帯を予約できる。
〔予定給電日の(n-Y)日前〕
図5に示すように、受電電力予測部11は、予定給電日よりも(n-Y)日前にその予定給電日での施設30の予測受電電力の推移を導出する。図5に示す例では、時刻8時30分~時刻9時00分の30分間、及び、時刻9時00分~時刻9時30分の30分間の時間帯に、予測受電電力が所定の閾値以上になっている。
接続時間帯設定部12は、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯を含む仮設定時間帯を、車両20が施設30に給電するために施設30の電力線31に接続されるべき予定接続時間帯として設定する。図示する例では、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯(即ち、時刻8時30分~時刻9時30分の間の時間帯)と、その時間帯の前後に設けられる付加期間(その時間帯よりも前の2時間30分間、及び、その時間帯よりも後の30分間)とを、仮設定時間帯としている。つまり、時刻5時~時刻6時の間の1時間が予定接続時間帯からは新たに除外されている。そして、接続時間帯設定部12は、時刻6時~時刻10時までの仮設定時間帯を予定接続時間帯として設定している。
図5に示す例では、仮設定時間帯が、カーシェアリングの利用希望者によって既に設定されている利用予約時間帯と時間的に重なっていないため、その仮設定時間帯がそのまま予定接続時間帯に設定された。尚、仮設定時間帯が、既に設定されている利用予約時間帯と時間的に重なっている場合、接続時間帯設定部12は、既に利用予約時間帯が設定されている時間帯に予定接続時間帯を設定しないように構成してもよい。
或いは、仮設定時間帯が、既に設定されている利用予約時間帯と時間的に重なっている場合、接続時間帯設定部12は、既に利用予約時間帯が設定されている時間帯であっても予定接続時間帯を設定してもよい。つまり、利用予約時間帯の少なくとも一部が強制的にキャンセルされて、予定接続時間帯として設定される。その場合、接続時間帯設定部12は、利用予約時間帯を予約していた利用希望者の利用者端末2に、利用予約時間帯の少なくとも一部がキャンセルされたことを通知することが好ましい。
また或いは、接続時間帯設定部12は、仮設定時間帯が、既に設定されている利用予約時間帯と時間的に重なる場合、当該利用予約時間帯を維持するか否かの問い合わせを当該利用予約時間帯の利用希望者の利用者端末2に行い、利用希望者が、利用予約時間帯を維持することを選択した場合、既に利用予約時間帯が設定されている時間帯に予定接続時間帯を設定せず、利用予約時間帯を維持しないこと選択した場合、既に利用予約時間帯が設定されている時間帯に予定接続時間帯を設定するように構成してもよい。
また、図2に示すように、予定給電日の(n-Y)日前の段階では、時刻11時~時刻16時の間の時間帯、及び、時刻20時~時刻22時の間の時間帯が、例えばカーシェアリングの利用希望者によって利用予約時間帯として予約されている。
〔予定給電日の前日〕
図6に示すように、受電電力予測部11は、予定給電日の前日にその予定給電日での施設30の予測受電電力の推移を導出する。図6に示す例では、時刻8時30分~時刻9時00分の30分間、及び、時刻9時00分~時刻9時30分の30分間の時間帯に、予測受電電力が所定の閾値以上になっている。
接続時間帯設定部12は、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯を含む仮設定時間帯を、車両20が施設30に給電するために施設30の電力線31に接続されるべき予定接続時間帯として設定する。図示する例では、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯(即ち、時刻8時30分~時刻9時30分の間の時間帯)と、その時間帯の前後に設けられる付加期間(その時間帯よりも前の1時間30分間、及び、その時間帯よりも後の30分間)とを、仮設定時間帯としている。つまり、時刻6時~時刻7時の間の1時間が予定接続時間帯からは新たに除外されている。そして、接続時間帯設定部12は、時刻7時~時刻10時までの仮設定時間帯を予定接続時間帯として設定している。
また、図2に示すように、予定給電日の前日の段階では、時刻2時~時刻5時の間の時間帯、時刻11時~時刻16時の間の時間帯、及び、時刻20時~時刻22時の間の時間帯が、例えばカーシェアリングの利用希望者によって利用予約時間帯として予約されている。
以上のようにして予定給電日の前日までに、車両20(即ち、車両20)が、施設30に給電するために施設30の電力線31に接続されるべき予定接続時間帯を決定される。そして、予定給電日の当日は、カーシェアリングの利用希望者や車両20の管理者などが、予定接続時間帯までには車両20を施設30に帰還させる。そして、車両20の車両側端子22と施設30の施設側端子37とを接続する。
例えば施設30の充放電制御部38は、車両管理装置10の接続時間帯設定部12から予定接続時間についての情報を情報通信回線1を介して予め取得している。そして、充放電制御部38は、車両20の車両側端子22と施設30の施設側端子37とが接続された後の予定接続時間帯に、受電電力計測部36が計測する受電電力が上記閾値に近づくように、車両20の蓄電池21から施設30への給電を行わせる。つまり、充放電制御部38は、施設30の〔電力消費装置32の消費電力-太陽電池装置33の発電電力〕のうち、上記閾値を上回る分の電力を、車両20の蓄電池21から施設30へ給電させる。
施設30の充放電制御部38は、予定接続時間内でのみ、車両20の蓄電池21から施設30へ給電させてもよい。或いは、充放電制御部38は、予定接続時間内に限らず、車両20の車両側端子22と施設30の施設側端子37とが接続された後、施設30の〔電力消費装置32の消費電力-太陽電池装置33の発電電力〕が上記閾値を上回る時期に、車両20の蓄電池21から施設30へ給電させてもよい。
尚、充放電制御部38は、車両20の蓄電池21から施設30への給電を行わせるのに先立って、施設30の電力線31から車両20の蓄電池21への充電を行ってもよい。この充電は、予定接続時間帯に行われてもよい。具体的には、図6に示したように、予定接続時間帯は、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯(即ち、時刻8時30分~時刻9時30分の間の時間帯)の前に、1時間30分の付加期間を設けている。そのため、充放電制御部38は、その1時間30分間の付加期間に施設30の電力線31から車両20の蓄電池21への充電を行ってもよい。或いは、充放電制御部38は、車両20の車両側端子22と施設30の施設側端子37とが接続された後、即座に、車両20の蓄電池21から施設30への給電を行わせるのに先立って、施設30の電力線31から車両20の蓄電池21への充電を行ってもよい。但し、充放電制御部38は、施設30の電力線31から車両20の蓄電池21への充電を行う場合、受電電力計測部36で計測される受電電力が上記閾値以下になる範囲で車両20の蓄電池21への充電を行う。
<別実施形態>
上記実施形態では、車両管理装置10の構成について具体例を挙げて説明したが、それらの構成は適宜変更可能である。
上記実施形態では、図3~図6に示した予定給電日のn日前、(n-X)日前、(n-Y)日前、前日の予測受電電力の推移は何れも同じである場合を例示したが、それらは単に例示目的で記載したものであり、実際には各日に導出される予測受電電力の推移は異なると考えられる。
上記実施形態では、予定給電日での予測受電電力の推移の導出手法について説明したが、その導出手法は適宜変更可能である。例えば、受電電力予測部11は、施設30での過去の電力消費装置32での消費電力の推移、及び、予定給電日の属性(例えば、平日又は休日等の情報、曜日など)などを考慮して、予定給電日での電力消費装置32による予測消費電力を導出してもよい。
上記実施形態では、予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯の前後に付加期間を設ける例を説明したが、付加期間を予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯の前だけに設けてもよいし、或いは、付加期間を予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯の後だけに設けてもよい。また、付加期間の長さは適宜設定可能である。
上記実施形態において、充放電制御部38は、車両20の車両側端子22と施設30の施設側端子37とが接続された後、施設30の電力線31から車両20の蓄電池21へ充電した充電電力量の範囲内で、車両20の蓄電池21から施設30へ給電させてもよい。或いは、電源制御装置は、予め車両20の蓄電池21に残されていた電力量と、施設30の電力線31から車両20の蓄電池21へ充電された電力量との合計の範囲内で、充放電制御部38は、施設30の〔電力消費装置32の消費電力-太陽電池装置33の発電電力〕のうち、上記閾値を上回る分の電力を、車両20の蓄電池21から施設30へ給電させてもよい。
上記実施形態では、施設30の太陽電池装置33が設けられている例を説明したが、太陽電池装置33とは別の電源装置が設けられていてもよい。或いは、施設30に太陽電池装置33などの電源装置が設けられていなくてもよい。
上記実施形態では、1つの車両20が1つの施設30に給電する例を説明したが、例えば同じ日に複数の車両20が1つの施設30に給電してもよいし、或いは、同じ日に1つの車両20が複数の施設30に給電してもよい。つまり、1つの車両20が複数の施設30の給電担当車両となってもよいし、或いは、複数の車両20が同じ1つの施設30の給電担当車両になってもよい。
上記実施形態では、n日前、(n-X)日前、(n-Y)日前、前日などのタイミングで、受電電力予測部11による予測受電電力の推移の導出処理と、接続時間帯設定部12による予定接続時間帯の設定処理とが行われる例を説明したが、どのようなタイミングでそれらの処理を行うのかは適宜設定可能である。また、上述したn、X、Yなどの具体的な数値も適宜設定可能である。
尚、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、蓄電池を有する車両から施設への給電目的とは別の目的で車両を利用する者の利便性を確保しながら、施設への電力の給電目的でのその車両の有効活用を可能にする車両管理装置に利用できる。
1 情報通信回線
2 利用者端末
3 電力系統
10 車両管理装置
11 受電電力予測部
12 接続時間帯設定部
13 利用予約受付部
14 記憶部
20 車両
21 蓄電池
22 車両側端子
30 施設
31 電力線
32 電力消費装置
33 太陽電池装置
34 消費電力計測部
35 発電電力計測部
36 受電電力計測部
37 施設側端子
38 充放電制御部

Claims (4)

  1. 蓄電池を有する車両が、施設に給電するために当該施設の電力線に接続されるべき予定接続時間帯を決定する車両管理装置であって、
    前記車両が前記施設に給電を行う予定給電日での当該施設の予測受電電力の推移を導出する受電電力予測部と、
    前記予測受電電力が所定の閾値以上になる時間帯と、当該時間帯の前又は後又は前後に設けられる所定の付加期間とで構成される仮設定時間帯を前記予定接続時間帯として設定する接続時間帯設定部と、
    前記車両の利用希望者から、前記予定給電日の前記予定接続時間帯以外の時間帯で、前記車両を前記施設に給電するのとは別の目的で利用する時間帯を利用予約時間帯として受け付ける利用予約受付部と、を備え、
    前記予定給電日に近くなるほど前記付加期間の長さが短く設定される形態で、前記受電電力予測部による前記予測受電電力の推移の導出と、前記接続時間帯設定部による前記予定接続時間帯の設定とを、前記予定給電日までの間に時間を空けて複数回行う、車両管理装置。
  2. 前記接続時間帯設定部は、既に前記利用予約時間帯が設定されている時間帯に前記予定接続時間帯を設定しない請求項1に記載の車両管理装置。
  3. 前記接続時間帯設定部は、既に前記利用予約時間帯が設定されている時間帯であっても前記予定接続時間帯を設定する請求項1に記載の車両管理装置。
  4. 前記接続時間帯設定部は、
    前記仮設定時間帯が、既に設定されている前記利用予約時間帯と時間的に重なる場合、当該利用予約時間帯を維持するか否かの問い合わせを当該利用予約時間帯の前記利用希望者に行い、
    前記利用希望者が、前記利用予約時間帯を維持することを選択した場合、既に前記利用予約時間帯が設定されている時間帯に前記予定接続時間帯を設定せず、
    前記利用予約時間帯を維持しないこと選択した場合、既に前記利用予約時間帯が設定されている時間帯に前記予定接続時間帯を設定する請求項1に記載の車両管理装置。
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