JP2024040903A - トナー、トナーの製造方法、現像剤、トナー収容ユニット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、および画像形成方法 - Google Patents

トナー、トナーの製造方法、現像剤、トナー収容ユニット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、および画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、低温定着性と耐ブロッキング性の向上の両立を可能にするトナーを提供することを目的とする。【解決手段】本発明の一実施形態に係るトナーは、少なくとも、結着樹脂と、離型剤と、部分水添石油樹脂と、を含むトナーであって、前記部分水添石油樹脂のガラス転移温度が、70℃以上、90℃以下であり、前記離型剤の融点が、85℃以上、90℃以下であり、前記トナーのガラス転移温度が、60℃以下、のトナーである。【選択図】なし

Description

本発明は、トナー、トナーの製造方法、現像剤、トナー収容ユニット、プロセスカートリッジ、画像形成装置、および画像形成方法に関する。
従来、電子写真装置、静電記録装置等において、電気的潜像または磁気的潜像は、静電潜像現像用トナー(本発明では「トナー」ともいう)によって顕像化されている。例えば、電子写真法では、感光体上に静電潜像を形成し、次いで、該静電潜像を、トナーを用いて現像して、トナー画像を形成している。トナー画像は、通常、紙等の記録媒体上に転写され、次いで、加熱等の方法で定着される。
近年、環境への影響を考え、SDGsを意識したトナーの開発が求められている。
このため、トナーの低温定着性への要求が高まっている。これは、定着に要するエネルギーを少なくすることにより省エネルギー化を図るためである。
トナーの低温定着性の向上と耐久性向上を両立する方法として、粉砕助剤に石油樹脂を用いたトナーが提案されている。中でも、水素添加を施した石油樹脂(本発明では「水添石油樹脂」ともいう)と離型剤を併用する技術が既に知られている。
特許文献1には、生産性を損なうことなく、小粒径化、高耐久性及びオイルレス性を達成した電子写真用トナーを提供することを目的として、結着樹脂、離型剤の他に、粉砕助剤として低分子量熱可塑性樹脂を添加したことを特徴とする電子写真用トナーが開示されている。さらに、特許文献1には、電子写真用トナーを製造するための混練方法が定義されており、また、使用している粉砕助剤の数平均分子量・軟化点・ガラス転移点の範囲を限定することで効果を発揮させることが提案されている。
しかし、上記の水添石油樹脂を使用したトナーは、低温定着性が向上すると耐ブロッキング性がトレードオフとなって低下し、両立できないという問題があった。
本発明は、低温定着性と耐ブロッキング性の向上の両立を可能にするトナーの提供を目的とする。
上記課題を解決する本願発明のトナーは以下に記載する通りの構成を有する。
少なくとも、結着樹脂と、離型剤と、部分水添石油樹脂と、を含むトナーであって、
前記部分水添石油樹脂のガラス転移温度が70℃以上90℃以下であり、
前記離型剤が炭化水素系ワックスで、かつ融点が85℃以上90℃以下であり、
前記トナーのガラス転移温度が60℃以下であるトナー。
本発明によれば、低温定着性と耐ブロッキング性の向上の両立を可能にするトナーを提供することができる。
画像形成装置の一例を示す模式図である。 本発明に係るトナー収容ユニットの一態様であるプロセスカートリッジの構成を示す断面図である。
以下、本発明に係るトナー等について詳述する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(トナー)
本発明のトナーは、少なくとも、結着樹脂と、離型剤と、部分水添石油樹脂と、を含むトナーである。なお、部分水添石油樹脂とは、部分的に水素添加された石油樹脂のことをいう。
<離型剤>
前記離型剤は融点が85℃以上90℃以下であればよい。なお、以下では、融点が85℃以上90℃以下である離型剤を「高融点ワックス」ともいう。
離型剤の融点が85℃以上であることにより耐熱保存性が良好となる。一方、離型剤の融点90℃以下であることにより低温定着性を十分に発揮することが出来る。
また、離型剤は炭化水素系ワックスであることが好ましい。離型剤が炭化水素系ワックスであることにより揮発性有機化合物(VOC)の発生を抑え、マシンのフィルター詰まりなどを改善することができる。
炭化水素系ワックスとしては、例えば、パラフィンワックス、サゾールワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、フィッシャートロプシュワックス、マイクロクリスタリンワックス等のポリオレフィンワックス等が挙げられ、二種以上併用してもよい。
<部分水添石油樹脂>
部分水添石油樹脂は、ガラス転移温度(Tg)が70℃以上、90℃以下であればよい。部分水添石油樹脂のガラス転移温度が70℃以上であることにより、トナーの耐ブロッキング性および保存性が良好となる。一方、部分水添石油樹脂のガラス転移温度が90℃以下であることにより、低温定着性とホットオフセットが悪化しない。これらの観点から、部分水添石油樹脂のガラス転移温度は、75℃以上、85℃以下であることがより好ましい。
ガラス転移温度が70℃以上、90℃以下の部分水添石油樹脂としては、通常の石油樹脂をベースに水添した樹脂であれば何でも使用可能である。
部分水添石油樹脂の重量平均分子量は2000以上4000以下であることが好ましい。部分水添石油樹脂の重量平均分子量が2000以上4000以下であることにより、トナーの低温定着性と耐熱性を担保することができる。
部分水添石油樹脂のT1/2は145℃以上であることが好ましい。部分水添石油樹脂のT1/2が145℃以上であることにより、トナーの耐ブロッキング性を担保することができる。
T1/2の測定にあたっては、フローテスター(株式会社島津製作所製、CFT-500D)を用い、1gの試料を昇温速度6℃/分間で加熱しながら、プランジャーにより1.96MPaの荷重を与え、直径1mm、長さ1mmのノズルから押出し、温度に対するフローテスターのプランジャー降下量をプロットし、試料の半量が流出した温度をT1/2とする。
部分水添石油樹脂の作製方法として、はじめにシクロペンタジエン系化合物とビニル芳香族化合物を重合する。その際、反応時間を制御することによって分子量の振れた重合体ができる。そして、得られた重合体を水素化触媒存在下において水素添加することによって部分水添石油樹脂を作製することができる。
また、水素化触媒存在下で圧力を変えることによってTgや分子量、水添率の振れた部分水添石油樹脂を作製することができる。
部分水添石油樹脂の水添率は特に限定されるものではないが、30%以上70%以下程度が好ましく、40%以上60%以下程度がより好ましい。
本発明のトナーは、部分水添石油樹脂と高融点ワックスがトナー材料中に添加されていることで、高融点ワックスを単独で加えた処方のトナーよりも、低温定着性と耐ブロッキング性が向上している。要するに、低分子量体である部分水添石油樹脂を使用することでトナーの低温定着性が向上し、また高融点ワックスと併用することによって定着時に高い耐熱性をもつ部分水添石油樹脂がワックスの凝固を補助する役割をすることで耐ブロッキング性が向上することが特徴になっている。
<結着樹脂>
本発明のトナーに含まれる結着樹脂としては、以下のものを用いることができる。
結着樹脂は、非晶質樹脂を含み、必要に応じて結晶性樹脂を含有してもよい。
前記非晶質樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。非晶質樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、スチレン-アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などを選択することができるが、ポリエステル樹脂が好ましい。必要に応じて、2種以上を併用してもよい。
非晶質ポリエステル樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、多価アルコールと多価カルボン酸とから合成される重縮合ポリエステル樹脂などが挙げられる。
前記非晶質ポリエステル樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、2価の脂肪族アルコール成分と多価の芳香族カルボン酸成分とを構成成分に有する非晶質ポリエステル樹脂が好ましい。
多価アルコールとしては、例えば、2価のジオール、3価~8価又はそれ以上の価数のポリオールなどが挙げられる。
前記2価のジオールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、直鎖型脂肪族アルコール、分岐型脂肪族アルコール等の脂肪族アルコール(2価の脂肪族アルコール)などが挙げられる。これらの中でも、鎖炭素数が2~36の脂肪族アルコールが好ましく、鎖炭素数が2~36の直鎖型脂肪族アルコールがより好ましい。これらは、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記直鎖型脂肪族アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,7-ヘプタンジオール、1,8-オクタンジオール、1,9-ノナンジオール、1,10-デカンジオール、1,11-ウンデカンジオール、1,12-ドデカンジオール、1,13-トリデカンジオール、1,14-テトラデカンジオール、1,18-オクタデカンジオール、1,20-エイコサンジオールなどが挙げられる。これらのうち、入手容易性を考慮するとエチレングリコール、1,3-プロパンジオール(プロピレングリコール)、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,9-ノナンジオール、1,10-デカンジオールが好ましい。これらの中でも、鎖炭素数が2~36の直鎖型脂肪族アルコールが好ましい。
多価カルボン酸としては、例えば、ジカルボン酸、3価~6価又はそれ以上の価数のポリカルボン酸が挙げられる。これらの中でも多価の芳香族カルボン酸が好ましい。
前記ジカルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、脂肪族ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸などが挙げられる。前記脂肪族ジカルボン酸としては、例えば、直鎖型脂肪族ジカルボン酸、分岐型脂肪族ジカルボン酸などが挙げられる。これらの中でも、直鎖型脂肪族ジカルボン酸が好ましい。
前記脂肪族ジカルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルカンジカルボン酸、アルケニルコハク酸、アルケンジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸などが挙げられる。
前記アルカンジカルボン酸としては、例えば、炭素数4~36のアルカンジカルボン酸などが挙げられる。前記炭素数4~36のアルカンジカルボン酸としては、例えば、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカンジカルボン酸、オクタデカンジカルボン酸、デシルコハク酸などが挙げられる。
前記アルケニルコハク酸としては、例えば、ドデセニルコハク酸、ペンタデセニルコハク酸、オクタデセニルコハク酸などが挙げられる。
前記アルケンジカルボン酸としては、例えば、炭素数4~36のアルケンジカルボン酸などが挙げられる。前記炭素数4~36のアルケンジカルボン酸としては、例えば、マレイン酸、フマール酸、シトラコン酸などが挙げられる。
前記脂環式ジカルボン酸としては、例えば、炭素数6~40の脂環式ジカルボン酸などが挙げられる。前記炭素数6~40の脂環式ジカルボン酸としては、例えば、ダイマー酸(2量化リノール酸)などが挙げられる。
前記芳香族ジカルボン酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、炭素数8~36の芳香族ジカルボン酸などが挙げられる。前記炭素数8~36の芳香族ジカルボン酸としては、例えば、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、t-ブチルイソフタル酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸、4,4’-ビフェニルジカルボン酸などが挙げられる。
前記3価~6価又はそれ以上の価数のポリカルボン酸としては、例えば、炭素数9~20の芳香族ポリカルボン酸などが挙げられる。前記炭素数9~20の芳香族ポリカルボン酸としては、例えば、トリメリット酸、ピロメリット酸などが挙げられる。
なお、前記ジカルボン酸又は前記3価~6価又はそれ以上の価数のカルボン酸としては、上述のものの酸無水物又は炭素数1~4のアルキルエステルを用いてもよい。前記炭素数1~4のアルキルエステルとしては、例えば、メチルエステル、エチルエステル、イソプロピルエステルなどが挙げられる。
前記結晶性樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アクリル樹脂、スチレン-アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などを選択することができるが、ポリエステル樹脂が好ましい。
結晶性ポリエステル樹脂は、結晶性が高いため、定着開始温度付近において、粘度が急激に低下する熱溶融特性を示す。このため、溶融開始温度の直前までは、結晶性ポリエステル樹脂が溶融せず、耐熱保存性に優れる。溶融開始温度では、結晶性ポリエステル樹脂が融解することにより粘度が急激に低下して、非晶質樹脂と相溶し、定着する。このため、耐熱保存性及び低温定着性に優れるトナーが得られる。また、離型幅、即ち、定着下限温度と高温オフセット発生温度との差が大きいトナーが得られる。
結晶性ポリエステル樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、多価アルコールと多価カルボン酸とから合成される重縮合ポリエステル樹脂などが挙げられる。なお、多価カルボン酸の代わりに、多価カルボン酸の無水物、炭素数が1~3の低級アルキルエステル又はハロゲン化物を用いてもよい。
多価アルコールとしては、特に限定されないが、ジオール、3価以上のアルコールが挙げられ、2種以上を併用してもよい。
ジオールとしては、飽和脂肪族ジオール等が挙げられる。
飽和脂肪族ジオールとしては、直鎖飽和脂肪族ジオール、分岐飽和脂肪族ジオールが挙げられる。中でも、結晶性ポリエステル樹脂の結晶性が高くなることから、直鎖飽和脂肪族ジオールが好ましく、容易に入手できることから、炭素数が2~12の直鎖飽和脂肪族ジオールがさらに好ましい。
飽和脂肪族ジオールとしては、エチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,7-ヘプタンジオール、1,8-オクタンジオール、1,9-ノナンジオール、1,10-デカンジオール、1,11-ウンデカンジオール、1,12-ドデカンジオール、1,13-トリデカンジオール、1,14-テトラデカンジオール、1,18-オクタデカンジオール、1,20-エイコサンジオール等が挙げられる。中でも、結晶性ポリエステル樹脂の結晶性が高くなり、シャープメルト性に優れることから、エチレングリコール、1,4-ブタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,8-オクタンジオール、1,10-デカンジオール、1,12-ドデカンジオールが好ましい。
3価以上のアルコールとしては、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられる。
多価カルボン酸としては、特に限定されないが、2価のカルボン酸、3価以上のカルボン酸が挙げられる。
2価のカルボン酸としては、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,9-ノナンジカルボン酸、1,10-デカンジカルボン酸、1,12-ドデカンジカルボン酸、1,14-テトラデカンジカルボン酸、1,18-オクタデカンジカルボン酸等の飽和脂肪族ジカルボン酸;フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン-2,6-ジカルボン酸、マロン酸、メサコニン酸等の二塩基酸等の芳香族ジカルボン酸等が挙げられる。
3価以上のカルボン酸としては、1,2,4-ベンゼントリカルボン酸、1,2,5-ベンゼントリカルボン酸、1,2,4-ナフタレントリカルボン酸等が挙げられる。
なお、多価カルボン酸は、スルホン酸基を有するジカルボン酸を含んでいてもよい。また、多価カルボン酸は、炭素-炭素二重結合を有するジカルボン酸を含んでいてもよい。
結晶性ポリエステル樹脂は、炭素数が4~12の直鎖飽和脂肪族ジカルボン酸由来の構成単位と、炭素数が2~12の直鎖飽和脂肪族ジオール由来の構成単位を有することが好ましい。これにより、結晶性ポリエステル樹脂は、結晶性が高くなり、シャープメルト性に優れる。その結果、トナーの低温定着性を向上させることができる。
結晶性ポリエステル樹脂の融点は、60~90℃であることが好ましく、60~80℃であることがより好ましい。結晶性ポリエステル樹脂の融点が60℃以上であることにより、トナーの耐熱保存性を向上させることができ、90℃以下であることにより、トナーの低温定着性を向上させることができる。
結晶性ポリエステル樹脂の重量平均分子量は、3,000~30,000であることが好ましく、5,000~15,000であることがより好ましい。結晶性ポリエステル樹脂の重量平均分子量が3,000以上であることにより、トナーの耐熱保存性を向上させることができ、30,000以下であることにより、トナーの低温定着性を向上させることができる。
結晶性ポリエステル樹脂の酸価は、5mgKOH/g以上であることが好ましく、10mgKOH/g以上であることがより好ましい。これにより、トナーの低温定着性を向上させることができる。一方、結晶性ポリエステル樹脂の酸価は、45mgKOH/g以下であることが好ましい。これにより、トナーの耐高温オフセット性を向上させることができる。
結晶性ポリエステル樹脂の水酸基価は、50mgKOH/g以下であることが好ましく、5~50mgKOH/gであることがより好ましい。結晶性ポリエステル樹脂の水酸基価が50mgKOH/g以下であることにより、トナーの低温定着性及び帯電特性を向上させることができる。
なお、結晶性ポリエステル樹脂の分子構造は、溶液又は固体によるNMR測定の他、X線回折、GC/MS、LC/MS、IR測定などにより確認することができる。簡便には、赤外線吸収スペクトルにおいて、965±10cm-1又は990±10cm-1にオレフィンのδCH(面外変角振動)に基づく吸収を有するものを結晶性ポリエステル樹脂として検出することができる。
トナー中の結晶性ポリエステル樹脂の含有量は、3~20質量%であることが好ましく、5~15質量%であることがより好ましい。トナー中の結晶性ポリエステル樹脂の含有量が3質量%以上であることにより、トナーの低温定着性を向上させることができ、20質量%以下であることにより、トナーの耐熱保存性を向上させると共に、画像のかぶりの発生を抑制することができる。
<着色剤>
本発明のトナーは着色剤を含むことができる。
着色剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミウムレッド、カドミウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボンなどが挙げられる。
本発明のトナーはガラス転移温度が60℃以下であればよい。トナーのガラス転移温度が60℃以下であることにより、十分な低温定着性を確保することができる。
(トナーの製造方法)
本発明のトナーの製造方法は、上記の本発明のトナーを製造する方法であって、少なくとも、結着樹脂と、離型剤と、部分水添石油樹脂と、を混合して溶融混錬する工程と、前記溶融混錬して得た混錬物を乾燥後、粉砕する工程と、を有する。
溶融混錬する工程においては着色剤を含ませることができる。結着樹脂、離型剤、部分水添石油樹脂、および着色剤は、上記の本発明のトナーの説明において記載したものと同じものを用いることができる。
溶融混錬する方法、および混錬物を乾燥後、粉砕する方法は特に限定されず、公知の方法を適用可能である。
本発明のトナーの製造方法によって得られるトナーはガラス転移温度が60℃以下であればよい。
(現像剤)
本発明の現像剤は、少なくとも前記本発明のトナーを含み、必要に応じてキャリア等の適宜選択されるその他の成分を含む。
このため、転写性、帯電性等に優れ、高画質な画像を安定に形成することができる。なお、現像剤は、一成分現像剤であってもよいし、二成分現像剤であってもよいが、近年の情報処理速度の向上に対応した高速プリンタ等に使用する場合には、寿命が向上することから、二成分現像剤が好ましい。
前記現像剤を一成分現像剤として用いる場合、トナーの収支が行われても、トナーの粒子径の変動が少なく、現像ローラへのトナーのフィルミングや、トナーを薄層化するブレード等の部材へのトナーの融着が少なく、現像装置における長期の攪拌においても、良好で安定した現像性及び画像が得られる。
前記現像剤を二成分現像剤として用いる場合、長期にわたるトナーの収支が行われても、トナーの粒子径の変動が少なく、現像装置における長期の撹拌においても、良好で安定した現像性及び画像が得られる。
<キャリア>
前記キャリアとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、芯材と、芯材を被覆する樹脂層を有するものが好ましい。
-芯材-
前記芯材の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、50emu/g~90emu/gのマンガン-ストロンチウム系材料、50emu/g~90emu/gのマンガン-マグネシウム系材料などが挙げられる。また、画像濃度を確保するためには、100emu/g以上の鉄粉、75emu/g~120emu/gのマグネタイト等の高磁化材料を用いることが好ましい。また、穂立ち状態となっている現像剤の感光体に対する衝撃を緩和でき、高画質化に有利であることから、30emu/g~80emu/gの銅-亜鉛系等の低磁化材料を用いることが好ましい。
これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記芯材の体積平均粒子径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10μm~150μmが好ましく、40μm~100μmがより好ましい。前記体積平均粒子径が10μm未満であると、キャリア中に微粉が多くなり、一粒子当たりの磁化が低下してキャリアの飛散が生じることがあり、150μmを超えると、比表面積が低下し、トナーの飛散が生じることがあり、ベタ部分の多いフルカラーでは、特に、ベタ部の再現が悪くなることがある。
前記トナーを二成分系現像剤に用いる場合には、前記キャリアと混合して用いればよい。前記二成分現像剤中の前記キャリアの含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記二成分現像剤100質量部に対して、90質量部~98質量部が好ましく、93質量部~97質量部がより好ましい。
(画像形成装置、及び画像形成方法)
本発明の画像形成装置は、静電潜像担持体と、静電潜像形成手段と、現像手段とを少なくとも有し、更に必要に応じて、その他の手段を有する。
本発明に関する画像形成方法は、静電潜像形成工程と、現像工程とを少なくとも含み、更に必要に応じて、その他の工程を含む。
<静電潜像担持体>
前記静電潜像担持体の材質、構造、大きさとしては、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができ、その材質としては、例えば、アモルファスシリコン、セレン等の無機感光体、ポリシラン、フタロポリメチン等の有機感光体などが挙げられる。これらの中でも、長寿命性の点でアモルファスシリコンが好ましい。
<静電潜像形成手段及び静電潜像形成工程>
前記静電潜像形成手段としては、前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する手段であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記静電潜像担持体の表面を帯電させる帯電部材と、前記静電潜像担持体の表面を像様に露光する露光部材とを少なくとも有する手段などが挙げられる。
前記静電潜像形成工程としては、前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記静電潜像担持体の表面を帯電させた後、像様に露光することにより行うことができ、前記静電潜像形成手段を用いて行うことができる。
<<帯電部材及び帯電>>
前記帯電部材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、導電性又は半導電性のローラ、ブラシ、フィルム、ゴムブレード等を備えたそれ自体公知の接触帯電器、コロトロン、スコロトロン等のコロナ放電を利用した非接触帯電器などが挙げられる。
前記帯電は、例えば、前記帯電部材を用いて前記静電潜像担持体の表面に電圧を印加することにより行うことができる。
前記帯電部材の形状としては、ローラの他にも、磁気ブラシ、ファーブラシ等どのような形態をとってもよく、前記画像形成装置の仕様や形態にあわせて選択することができる。
前記帯電部材としては、前記接触式の帯電部材に限定されるものではないが、帯電部材から発生するオゾンが低減された画像形成装置が得られるので、接触式の帯電部材を用いることが好ましい。
<<露光部材及び露光>>
前記露光部材としては、前記帯電部材により帯電された前記静電潜像担持体の表面に、形成すべき像様に露光を行うことができる限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、複写光学系、ロッドレンズアレイ系、レーザ光学系、液晶シャッタ光学系等の各種露光部材などが挙げられる。
前記露光部材に用いられる光源としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、蛍光灯、タングステンランプ、ハロゲンランプ、水銀灯、ナトリウム灯、発光ダイオード(LED)、半導体レーザ(LD)、エレクトロルミネッセンス(EL)等の発光物全般などが挙げられる。
また、所望の波長域の光のみを照射するために、シャープカットフィルター、バンドパスフィルター、近赤外カットフィルター、ダイクロイックフィルター、干渉フィルター、色温度変換フィルター等の各種フィルターを用いることもできる。
前記露光は、例えば、前記露光部材を用いて前記静電潜像担持体の表面を像様に露光することにより行うことができる。
なお、本発明においては、前記静電潜像担持体の裏面側から像様に露光を行う光背面方式を採用してもよい。
<現像手段及び現像工程>
前記現像手段としては、前記静電潜像担持体に形成された前記静電潜像を現像して可視像であるトナー像を形成する、トナーを備える現像手段であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記現像工程としては、前記静電潜像担持体に形成された前記静電潜像を、トナーを用いて現像して可視像であるトナー像を形成する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記現像手段により行うことができる。
前記現像手段としては、前記トナーを摩擦攪拌させて帯電させる攪拌器と、内部に固定された磁界発生手段を有し、かつ表面に前記トナーを含む現像剤を担持して回転可能な現像剤担持体を有する現像装置が好ましい。
本発明の現像剤は、磁性一成分現像方法、非磁性一成分現像方法、二成分現像方法等の公知の各種電子写真法による画像形成に好適に用いることができる。
前記現像手段内では、例えば、前記トナーと前記キャリアとが混合攪拌され、その際の摩擦により該トナーが帯電し、回転するマグネットローラの表面に穂立ち状態で保持され、磁気ブラシが形成される。該マグネットローラは、前記静電潜像担持体近傍に配置されている。そのため、該マグネットローラの表面に形成された前記磁気ブラシを構成する前記トナーの一部は、電気的な吸引力によって該静電潜像担持体の表面に移動する。その結果、前記静電潜像が該トナーにより現像されて該静電潜像担持体の表面に該トナーによる可視像が形成される。
<その他の手段及びその他の工程>
前記その他の手段としては、例えば、転写手段、定着手段、クリーニング手段、除電手段、リサイクル手段、制御手段などが挙げられる。
前記その他の工程としては、例えば、転写工程、定着工程、クリーニング工程、除電工程、リサイクル工程、制御工程などが挙げられる。
<<転写手段及び転写工程>>
前記転写手段としては、可視像を記録媒体に転写する手段であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写手段と、該複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写手段とを有する態様が好ましい。
前記転写工程としては、可視像を記録媒体に転写する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、中間転写体を用い、該中間転写体上に可視像を一次転写した後、該可視像を前記記録媒体上に二次転写する態様が好ましい。
前記転写工程は、例えば、前記可視像を、転写帯電器を用いて前記感光体を帯電することにより行うことができ、前記転写手段により行うことができる。
ここで、前記記録媒体上に二次転写される画像が複数色のトナーからなるカラー画像である場合に、前記転写手段により、前記中間転写体上に各色のトナーを順次重ね合わせて当該中間転写体上に画像を形成し、前記中間転写手段により、当該中間転写体上の画像を前記記録媒体上に一括で二次転写する構成とすることができる。
なお、前記中間転写体としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の転写体の中から適宜選択することができ、例えば、転写ベルトなどが好適に挙げられる。
前記転写手段(前記第一次転写手段、前記第二次転写手段)は、前記感光体上に形成された前記可視像を前記記録媒体側へ剥離帯電させる転写器を少なくとも有するのが好ましい。前記転写器としては、例えば、コロナ放電によるコロナ転写器、転写ベルト、転写ローラ、圧力転写ローラ、粘着転写器などが挙げられる。
なお、前記記録媒体としては、代表的には普通紙であるが、現像後の未定着像を転写可能なものなら、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、OHP用のPETベース等も用いることができる。
<<定着手段及び定着工程>>
前記定着手段としては、前記記録媒体に転写された転写像を定着させる手段であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、公知の加熱加圧部材が好ましい。前記加熱加圧部材としては、加熱ローラと加圧ローラとの組み合わせ、加熱ローラと加圧ローラと無端ベルトとの組合せなどが挙げられる。
前記定着工程としては、前記記録媒体に転写された可視像を定着させる工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、各色のトナーに対し前記記録媒体に転写する毎に行ってもよいし、各色のトナーに対しこれを積層した状態で一度に同時に行ってもよい。
前記定着工程は、前記定着手段により行うことができる。
前記加熱加圧部材における加熱は、通常、80℃~200℃が好ましい。
なお、本発明においては、目的に応じて、前記定着手段と共にあるいはこれらに代えて、例えば、公知の光定着器を用いてもよい。
前記定着工程における面圧としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10N/cm~80N/cmであることが好ましい。
<<クリーニング手段及びクリーニング工程>>
前記クリーニング手段としては、前記感光体上に残留する前記トナーを除去できる手段であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、磁気ブラシクリーナ、静電ブラシクリーナ、磁気ローラクリーナ、ブレードクリーナ、ブラシクリーナ、ウエブクリーナなどが挙げられる。
前記クリーニング工程としては、前記感光体上に残留する前記トナーを除去できる工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記クリーニング手段により行うことができる。
<<除電手段及び除電工程>>
前記除電手段としては、前記感光体に対し除電バイアスを印加して除電する手段であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、除電ランプなどが挙げられる。
前記除電工程としては、前記感光体に対し除電バイアスを印加して除電する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記除電手段により行うことができる。
<<リサイクル手段及びリサイクル工程>>
前記リサイクル手段としては、前記クリーニング工程により除去した前記トナーを前記現像装置にリサイクルさせる手段であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知の搬送手段などが挙げられる。
前記リサイクル工程としては、前記クリーニング工程により除去した前記トナーを前記現像装置にリサイクルさせる工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、前記リサイクル手段により行うことができる。
次に、本発明の画像形成装置により画像を形成する方法を実施する一の態様について、図1を参照しながら説明する。
画像形成装置1は、プリンタであるが、画像形成装置は、複写機、ファクシミリ、複合機等のトナーを用いて画像を形成することが可能であれば、特に限定されない。
画像形成装置1は、給紙部210と、搬送部220と、作像部230と、転写部240と、定着器250とを備えている。
給紙部210は、給紙される紙Pが積載された給紙カセット211と、給紙カセット211に積載された紙Pを一枚ずつ給紙する給紙ローラ212を備えている。
搬送部220は、給紙ローラ212により給紙された紙Pを転写部240の方向へ搬送するローラ221と、ローラ221により搬送された紙Pの先端部を挟み込んで待機し、紙を所定のタイミングで転写部240に送り出す一対のタイミングローラ222と、カラートナー像が定着した紙Pを排紙トレイ224に排出する排紙ローラ223を備えている。
作像部230は、所定の間隔をおいて、図中、左方から右方に向かって順に、イエロートナーを有した現像剤を用いて画像を形成する画像形成ユニットYと、シアントナーを有した現像剤を用いる画像形成ユニットCと、マゼンタトナーを有した現像剤を用いる画像形成ユニットMと、ブラックトナーを有した現像剤を用いる画像形成ユニットKと、露光器233を備えている。
なお、画像形成ユニット(Y,C,M,K)のうち、任意の画像形成ユニットを示す場合には、画像形成ユニットという。
また、現像剤は、トナーとキャリアを有する。
4つの画像形成ユニット(Y,C,M,K)は、それぞれに用いられる現像剤が異なるのみで、機械的な構成は実質的に同一である。
転写部240は、駆動ローラ241及び従動ローラ242と、駆動ローラ241の駆動に伴い、図中、反時計回りに回転することが可能な中間転写ベルト243と、中間転写ベルト243を挟んで、感光体ドラム231に対向して設けられた一次転写ローラ(244Y,244C,244M,244K)と、トナー像の紙への転写位置において中間転写ベルト243を挟んで対向して設けられた二次対向ローラ245及び二次転写ローラ246を備えている。
定着器250は、ヒータが内部に設けられており、紙Pを加熱する定着ベルト251を、定着ベルト251に対して、回転可能に加圧することによりニップを形成する加圧ローラ252を備えている。これにより、紙P上のカラートナー像に熱と圧力が印加されて、カラートナー像が定着する。カラートナー像が定着した紙Pは、排紙ローラ223により排紙トレイ224に排紙され、一連の画像形成プロセスが完了する。
(トナー収容ユニット)
本発明におけるトナー収容ユニットとは、トナーを収容する機能を有するユニットに、トナーを収容したものをいう。ここで、トナー収容ユニットの態様としては、例えばトナー収容容器、現像器、プロセスカートリッジ等があげられる。
トナー収容容器とは、トナーを収容した容器をいう。
現像器は、トナーを収容し現像する手段を有するものをいう。
プロセスカートリッジとは、少なくとも像担持体と現像手段とを一体とし、トナーを収容し、画像形成装置に対して着脱可能であるものをいう。前記プロセスカートリッジは、更に帯電手段、露光手段、クリーニング手段のから選ばれる少なくとも一つを備えてもよい。
本発明のトナー収容ユニットを、画像形成装置に装着して画像を形成することで、本発明の耐久性、低温定着性、トナー製造時における粉砕性、耐コピーブロッキング性及び耐フィルミング性に優れた低コストのトナーによって画像形成が行われるため、良質な画像を低コストで得ることができるという効果を奏する。
<プロセスカートリッジ>
本発明に関するプロセスカートリッジは、各種画像形成装置に着脱可能に形成されており、静電潜像を担持する静電潜像担持体と、静電潜像担持体上に担持された静電潜像を本発明の現像剤で現像してトナー像を形成する現像手段を少なくとも有する。なお、本発明のプロセスカートリッジは、必要に応じて、他の手段をさらに有していてもよい。
前記現像手段としては、本発明の現像剤を収容する現像剤収容部と、現像剤収容部内に収容された現像剤を担持すると共に搬送する現像剤担持体を少なくとも有する。なお、現像手段は、担持する現像剤の厚さを規制するため規制部材等をさらに有してもよい。
図2に、本発明に関するプロセスカートリッジの一例を示す。プロセスカートリッジ110は、感光体ドラム10、コロナ帯電器58、現像器40、転写ローラ80及びクリーニング装置90を有する。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。なお、以下、特に説明のない限り「部」とあるのは「質量部」を意味し、「%」とあるのは「質量%」を意味する。
<部分水添石油樹脂の製造>
シクロペンタジエン系化合物と、ビニル芳香族化合物を用意し、これを反応させて重合した。その際に、反応時間を変化させることで種々の分子量の重合体を製造した。
続いて、上記のようにして反応させて得た重合体を、水素化触媒存在下で水素添加することで部分水添石油樹脂を製造した。また、水素を添加する際に、水素化触媒存在下で圧力を変えることによって、種々のガラス転移温度(Tg)、重量平均分子量(Mw)および水添率を有する部分水添石油樹脂を製造した。
製造した部分水添石油樹脂の詳細を表1に示す。
Figure 2024040903000001
部分水添石油樹脂の水添率はプロトンNMRを用いて算出した。以下に詳細を示す。
試料約0.1gに重クロロホルム(CDCL) 0.7mlを加え、溶解したことを確認しφ5mmNMRチューブに入れNMR測定試料とした。
測定装置:日本電子製 ECX-500 FT-NMR
測定温度:室温
H-NMR測定条件
測定核=1H (500MHz) データポイント64K、観測幅=17ppm、積算回数=64 回
測定パルス= single pulse.jxp, 45°パルス, Relaxation Delay 5 秒, offset=8ppm
部分水添石油樹脂Aの水添率は、6.5-7.5ppmの間に出る水添前の芳香環シグナルのスペクトル面積と1.0-2.0ppmの間に出る水添後の芳香環シグナルのスペクトル面積の比率を水添率として算出した。
<離型剤>
離型剤として以下の表2に示すものを用意した。
Figure 2024040903000002
なお、離型剤A~Cは炭化水素系ワックスであり、離型剤Dは非炭化水素系ワックスである。
(実施例1)
-トナー母体粒子の作製-
下記のようにして合成した非結晶性ポリエステル樹脂 69部
下記のようにして合成した結晶性ポリエステル樹脂 5.5部
離型剤A 5部
カーボンブラック(#44、三菱化成社製) 11部
アゾ鉄化合物(T-77、保土谷化学社製) 1部
部分水添石油樹脂B 10部
非結晶性ポリエステル樹脂
冷却管、撹拌機、及び窒素導入管を装備した反応槽中に、下記表3に示すモノマー種及び縮合触媒としてのテトラブトキシチタネートを入れ、窒素気流下、生成する水を留去しながら、230℃で6時間反応させた。次に、5mmHg~20mmHgの減圧下、1時間反応させ実施例で使用する非結晶性ポリエステル樹脂を得た。表において、ビスフェノールA(2,2)プロピレンオキサイドが示す“25mol%”とは、酸成分50mol%、アルコール成分50mol%としたときのアルコール成分中の割合を示す。
Figure 2024040903000003
結晶性ポリエステル樹脂
フマル酸及び1,6-ヘキサンジオールのOH/COOHが0.9となるように窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱電対を装備した5Lの四つ口フラスコに仕込み、チタンテトライソプロポキシド(樹脂成分に対して500ppm)と共に、180℃で10時間反応させた後、200℃に昇温して3時間反応させ、更に8.3kPaの圧力にて2時間反応させて、実施例で使用する結晶性ポリエステル樹脂を得た。
上記の処方に従いトナー原材料を、へンシェルミキサー(三井三池化工機株式会社製、FM20B)を用いて予備混合した後、二軸混練機(株式会社池貝製、PCM-30)で120℃の温度で溶融、混練した。
得られた混練物はローラにて2.7mmの厚さに圧延した後にベルトクーラーにて室温まで冷却し、ハンマーミルにて200μm~300μmに粗粉砕した。
次いで、超音速ジェット粉砕機ラボジェット(日本ニューマチック工業株式会社製)を用いて微粉砕した後、気流分級機(日本ニューマチック工業株式会社製、MDS-I)で重量平均粒径が5.8±0.2μmとなるようにルーバー開度を適宜調整しながら分級し、実施例1のトナー母体粒子を得た。
-トナー粒子の作成-
上記トナー母体粒子100質量部に対し、シリカ微粒子1を1.00部、シリカ微粒子2を0.03部加え、ヘンシェルミキサーで撹拌混合し、トナー粒子1を作製した。
トナー粒子1を5%と、コーティングフェライトキャリア95%とを、ターブラーミキサー(ウィリー・エ・バッコーフェン(WAB)社製)を用いて48rpmで5分間均一混合し、現像剤1を作製した。前記トナー粒子1、現像剤1を用いた画像形成装置を使い、以下で記載する評価方法により、低温定着性、耐熱保存性を評価した。
<低温定着性の評価>
前記トナー粒子1、現像剤1を、株式会社リコー製の複写機(RICOH MPC 6003)に入れ、画像出力を行った。付着量0.4mg/cmのベタ画像を、露光、現像、転写工程を経ることで紙(株式会社リコー製 Type6200)上に出力した。定着の線速は256mm/秒とした。定着温度を5℃刻みで順次出力し、コールドオフセットが発生しない定着下限温度(定着下限温度:低温定着性)を測定した。定着装置のNIP幅は11mmであった。評価基準は以下の通りであり、「◎」および「〇」を合格とした。結果を下記表4に示す。
-低温定着性の評価基準-
◎:120℃未満
〇:120℃以上130℃未満
×:130℃以上
<耐ブロッキング性>
前記トナー粒子1、現像剤1を、リコー製デジタルフルカラー複合機Imagio Neo C600改造機(線速が280mm/sec)を用いて、付着量0.85mg/cmとなるように4cm角ベタ画像を形成し、NIP幅10mm、定着ローラ温度160℃で定着を行った。定着画像面同士を重ね合わせた2枚の画像上に60gの重りを載せ70℃の恒温槽に24時間保管した後、取り出して1時間以上冷却した。そして、2枚の画像をはがした時の画像状態と剥がれ音を確認した。評価基準は以下の通りであり、「◎」および「〇」を合格とした。結果を下記表4に示す。
〔評価基準〕
◎:画像剥がれ無し、剥がれ音無し
○:画像剥がれ無し、剥がれ音有り
×:画像剥がれ11か所以上、剥がれ音有り
<耐熱保存性の評価>
前記トナー粒子を50℃条件下にて24時間保存し、JIS K2235(25℃)に則って針入度を測定した。針入度測定機器には針入度計VR-5610(株式会社島津製作所)を用いた。評価基準は以下の通りであり、「〇」評価が合格である。
-耐熱保存性の評価基準-
〇:23.0mm以上
×:23.0mm未満
<排気フィルター詰まり>
前記トナー粒子1、現像剤1を、リコー製デジタルフルカラー複合機Imagio Neo C600改造機(線速が280mm/sec)を用いて、温度25℃、湿度60%RHの環境下にて、5%画像面積チャートを300,000枚出力した後、前記評価機の排気ファンの排気フィルター詰まり具合を、以下の基準により評価した。「○」評価が合格である。
[評価基準]
○:排気フィルター詰まりが少なく良好である
×:排気フィルター詰まりが発生して不良である
(実施例2~実施例6、比較例1~比較例6)
実施例1において、部分水添石油樹脂および離型剤の種類と、結晶性ポリエステル樹脂の量を下記表4に示すものとした以外は実施例1と同様にして、実施例2~実施例6、比較例1~比較例6のトナー粒子、現像剤を製造し、上記の方法にて低温定着性と耐ブロッキング性を評価した。結果を下記表5に示す。
Figure 2024040903000004
Figure 2024040903000005
本発明は下記(1)のトナーに係るものであるが、下記(2)~(10)を実施形態として含む。
(1)少なくとも、結着樹脂と、離型剤と、部分水添石油樹脂と、を含むトナーであって、
前記部分水添石油樹脂のガラス転移温度が70℃以上90℃以下であり、
前記離型剤の融点が85℃以上90℃以下であり、
前記トナーのガラス転移温度が60℃以下であるトナー。
(2)前記離型剤は、炭化水素系ワックスである上記(1)に記載のトナー。
(3)前記部分水添石油樹脂の重量平均分子量が2000以上4000以下である上記(1)または上記(2)に記載のトナー。
(4)前記部分水添石油樹脂のT1/2が145℃以上である上記(1)から上記(3)のいずれか1項に記載のトナー。
(5)上記(1)に記載のトナーを製造する方法であって、
少なくとも、結着樹脂と、離型剤と、部分水添石油樹脂と、を混合して溶融混錬する工程と、
前記溶融混錬して得た混錬物を乾燥後、粉砕する工程と、
を有し、
前記部分水添石油樹脂のガラス転移温度が70℃以上90℃以下であり、
前記離型剤が炭化水素系ワックスで、かつ融点が85℃以上90℃以下であり、
前記トナーのガラス転移温度が60℃以下である、
トナーの製造方法。
(6)上記(1)から上記(4)のいずれか1項に記載のトナーを含む現像剤。
(7)上記(1)から上記(4)のいずれか1項に記載のトナーを収容したトナー収容ユニット。
(8)静電潜像担持体と、前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像を、上記(1)から上記(4)のいずれか1項に記載のトナーまたは上記(6)に記載の現像剤を用いて現像する現像手段が一体に支持されており、画像形成装置の本体に着脱可能であるプロセスカートリッジ。
(9)静電潜像担持体と、
前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像担持体上に形成された前記静電潜像を、トナーを用いて現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記静電潜像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー像を定着する定着手段と、
を含み、
前記トナーが上記(1)から上記(4)のいずれか1項に記載のトナーである、画像形成装置。
(10)静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
前記静電潜像担持体上に形成された前記静電潜像を、トナーを用いて現像してトナー像を形成する現像工程と、
前記静電潜像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー像を定着する定着工程と、
を含み、
前記トナーが上記(1)から上記(4)のいずれか1項に記載のトナーである、画像形成方法。
1 画像形成装置
10 感光体ドラム
40 現像器
58 コロナ帯電器
80 転写ローラ
90 クリーニング装置
110 プロセスカートリッジ
180 現像器
210 給紙部
211 給紙カセット
212 給紙ローラ
220 搬送部
221 ローラ
222 タイミングローラ
223 排紙ローラ
224 排紙トレイ
230 作像部
231 感光体ドラム
232 帯電器
233 露光器
233a 光源
233b ポリゴンミラー
240 転写部
241 駆動ローラ
242 従動ローラ
243 中間転写ベルト
244 一次転写ローラ
245 二次対向ローラ
246 二次転写ローラ
250 定着器
251 定着ベルト
252 加圧ローラ
P 紙
特開2011‐227515号公報

Claims (10)

  1. 少なくとも、結着樹脂と、離型剤と、部分水添石油樹脂と、を含むトナーであって、
    前記部分水添石油樹脂のガラス転移温度が70℃以上90℃以下であり、
    前記離型剤の融点が85℃以上90℃以下であり、
    前記トナーのガラス転移温度が60℃以下であることを特徴とするトナー。
  2. 前記離型剤は、炭化水素系ワックスである請求項1に記載のトナー。
  3. 前記部分水添石油樹脂の重量平均分子量が2000以上4000以下である請求項1または2に記載のトナー。
  4. 前記部分水添石油樹脂のT1/2が145℃以上である請求項1または2に記載のトナー。
  5. 請求項1に記載のトナーを製造する方法であって、
    少なくとも、結着樹脂と、離型剤と、部分水添石油樹脂と、を混合して溶融混錬する工程と、
    前記溶融混錬して得た混錬物を乾燥後、粉砕する工程と、
    を有し、
    前記部分水添石油樹脂のガラス転移温度が70℃以上90℃以下であり、
    前記離型剤が炭化水素系ワックスで、かつ融点が85℃以上90℃以下であり、
    前記トナーのガラス転移温度が60℃以下である、
    トナーの製造方法。
  6. 請求項1に記載のトナーを含む現像剤。
  7. 請求項1に記載のトナーを収容したトナー収容ユニット。
  8. 静電潜像担持体と、前記静電潜像担持体上に形成された静電潜像を、請求項1に記載のトナー又は請求項6に記載の現像剤を用いて現像する現像手段が一体に支持されており、画像形成装置の本体に着脱可能であるプロセスカートリッジ。
  9. 静電潜像担持体と、
    前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
    前記静電潜像担持体上に形成された前記静電潜像を、トナーを用いて現像してトナー像を形成する現像手段と、
    前記静電潜像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
    前記記録媒体の表面に転写されたトナー像を定着する定着手段と、
    を含み、
    前記トナーが請求項1に記載のトナーである、画像形成装置。
  10. 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
    前記静電潜像担持体上に形成された前記静電潜像を、トナーを用いて現像してトナー像を形成する現像工程と、
    前記静電潜像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、
    前記記録媒体の表面に転写されたトナー像を定着する定着工程と、
    を含み、
    前記トナーが請求項1に記載のトナーである、画像形成方法。
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