JP2024040541A - 無線通信ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】上位装置と特定の無線通信端末との通信経路の選択を低消費電力で実行可能にする無線通信ネットワークシステムを提供する。【解決手段】無線通信ネットワークシステムは、上位装置と、複数の無線通信端末と、低消費電力端末と、を備える。低消費電力端末は、上位装置が無線通信ネットワークにおける上位装置と低消費電力端末との間の通信経路を選択するための信号をブロードキャストする。上位装置は、複数の無線通信端末における前記信号の受信レベルに基づいて、複数の無線通信端末のうち低消費電力端末に接続すべき無線通信端末を決定する。低消費電力端末は、信号をブロードキャストした後の予め定められた時間、無線送信と無線受信とを不可能とする休止状態を継続する。低消費電力端末に接続するように決定された無線通信端末は、予め定められた時間の経過後に、無線通信端末が接続先であることを低消費電力端末にユニキャストによって通知する。【選択図】図1

Description

本開示は、無線通信ネットワークシステムに関する。
上位装置とその下位の複数の無線通信端末とで形成されるネットワークにおいて、適切な通信経路を選択するために、上位装置と下位の無線通信端末との間の通信品質に関する情報(例えば信号受信レベルの情報)を上位装置に伝達し、上位装置がその情報に基づいて最適に経路を切り替える技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載のネットワークシステムにおいては、アドホックネットワークの上位に位置する中継装置は、無線通信デバイス間の無線品質の良い区間を経由する通信経路に切り替える処理を実行する。
特開2015-186010号公報
上位装置よりも下位の無線通信端末は、上位装置が経路を選択するために行うその上位装置との通信によって電力を消費する。無線通信端末が電池を電源とするなど限られた電力で動作する端末である場合、ネットワークの通信品質を担保するには、低消費電力で経路の選択が行われることが必要である。
本開示は、上記の課題を解決するため、上位装置と特定の無線通信端末との通信経路の選択を低消費電力で実行可能にする無線通信ネットワークシステムを提供する。
本開示に係る無線通信ネットワークシステムは、上位装置、複数の無線通信端末および低消費電力端末を備える。複数の無線通信端末は、上位装置の下位に設けられている。低消費電力端末は、上位装置と複数の無線通信端末とともに無線通信ネットワークを形成している。低消費電力端末は、上位装置が無線通信ネットワークにおける上位装置と低消費電力端末との間の通信経路を選択するための信号をブロードキャストする。上位装置は、複数の無線通信端末におけるその信号の受信レベルに基づいて、複数の無線通信端末のうち低消費電力端末に接続すべき無線通信端末を決定する。低消費電力端末は、信号をブロードキャストした後の予め定められた時間、無線送信と無線受信とを不可能とする休止状態を継続する。低消費電力端末に接続するように決定された無線通信端末は、予め定められた時間の経過後に、無線通信端末が接続先であることを低消費電力端末にユニキャストによって通知する。予め定められた時間は、低消費電力端末がブロードキャストした後から、無線通信端末が接続先をユニキャストによって低消費電力端末に通知する前までの期間である。
本開示によれば、上位装置と特定の無線通信端末との通信経路の選択を低消費電力で実行可能にする無線通信ネットワークシステムが提供される。
本開示の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白になる。
実施の形態1における無線通信ネットワークシステムの構成を示す図である。 実施の形態1における通信経路の選択処理を示すシーケンス図である。 実施の形態2における無線通信ネットワークシステムの構成を示す図である。 実施の形態2における通信経路の選択処理を示すシーケンス図である。 実施の形態3における無線通信ネットワークシステムの構成を示す図である。 実施の形態3における通信経路の選択処理を示すフローチャートである。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1における無線通信ネットワークシステムの構成を示す図である。無線通信ネットワークシステムは、上位装置1、複数の無線通信端末2および低消費電力端末3を備える。上位装置1、複数の無線通信端末2および低消費電力端末3は、無線通信ネットワークを形成しており、ここではマルチホップネットワークを形成している。
複数の無線通信端末2は、上位装置1の下位に設けられており、上位装置1と無線通信が可能である。実施の形態1においては、3台の無線通信端末21~23が設けられている。
低消費電力端末3は、複数の無線通信端末2の下位に設けられており、少なくとも1台の無線通信端末と無線通信が可能である。その一方で、低消費電力端末3は、上位装置1との直接の無線通信が不可能である。低消費電力端末3は、少なくとも1台の無線通信端末を経由して上位装置1と通信する。例えば、低消費電力端末3は、3台の無線通信端末2のうち1台の無線通信端末を経由して上位装置1と通信する。
低消費電力端末3は、マルチホップネットワークにおいて、低消費電力で動作させる対象の端末である。低消費電力端末3は、無線通信以外のタイミングにおいてはスリープモード等の休止状態に遷移する。休止状態とは、無線送信および無線受信のいずれもが不可能な状態である。言い換えると、休止状態は、低消費電力状態である。
上位装置1は、通信品質に基づいて、マルチホップネットワークにおける通信経路の候補を探索して選択する。例えば、低消費電力端末3がマルチホップネットワークに参入する際、または、マルチホップネットワーク内の通信品質が劣化して予め定められた基準品質を下回った場合に、上位装置1は通信品質の良い経路を探索して選択する。
以下、無線通信ネットワークシステムにおける通信経路の選択処理について説明する。
低消費電力端末3は、上位装置1がマルチホップネットワークにおける上位装置1と低消費電力端末3との間の通信経路を選択するための信号をブロードキャストする。ブロードキャストとは、例えば、不特定多数の無線通信端末2に信号を送信すること、あるいはマルチホップネットワークを形成している全ての無線通信端末2に対して信号を送信することをいう。低消費電力端末3は、例えば、ブロードキャストアドレスを指定してその信号を送信する。
低消費電力端末3は、その信号をブロードキャストした後、休止状態に遷移する。低消費電力端末3は、予め定められた休止時間、その休止状態を継続する。その予め定められた休止時間の経過後、低消費電力端末3は、上位装置1によって接続先に決定された1台の無線通信端末2から通知を受信する。その通知は、無線通信端末2からユニキャスト方式で送信される。
実施の形態1においては、3台の無線通信端末2のうち、無線通信端末22が接続先に決定されたものとする。この場合、低消費電力端末3は、無線通信端末22からその無線通信端末22が接続先に決定された旨の通知を受信する。
予め定められた休止時間は、例えば、低消費電力端末3がブロードキャストした後から、無線通信端末22が接続先をユニキャストによって低消費電力端末3に通知する前までの期間に対応する。低消費電力端末3は、その接続先の無線通信端末22からの通知に基づいて無線通信端末22に接続する。
複数の無線通信端末2は、低消費電力端末3からブロードキャストされた信号を受信し、その信号の受信レベルのデータを上位装置1へ送信する。その後、複数の無線通信端末2のうち上位装置1によって接続先に決定された無線通信端末22は、低消費電力端末3に対して自身が接続先であることをユニキャストによって通知する。
上位装置1は、複数の無線通信端末2における信号の受信レベルに基づいて、複数の無線通信端末2のうち接続先の無線通信端末22、つまり低消費電力端末3に接続すべき1台の無線通信端末を決定する。例えば、3台の無線通信端末2の受信レベルのうち無線通信端末22の受信レベルが最も高かった場合、上位装置1はその無線通信端末22を接続先に決定する。上位装置1は、その接続先の無線通信端末22に対して、低消費電力端末3と接続するように通知する。
図2は、実施の形態1における通信経路の選択処理を示すシーケンス図である。ここでは、複数の無線通信端末2の電源は十分であり、この通信経路の選択処理の前に、低消費電力端末3はマルチホップネットワークで使用されている無線の周波数を認識していないものとする。
ステップS11において、低消費電力端末3は、複数の周波数から特定の周波数を選択する。
ステップS12において、低消費電力端末3は、上位装置1がマルチホップネットワークにおける上位装置1と低消費電力端末3との間の通信経路を選択するための信号をブロードキャストする。
ステップS13において、低消費電力端末3は、休止状態へ遷移する。低消費電力端末3は、予め定められた休止時間(T1[s])、その休止状態を継続する。この休止状態において、低消費電力端末3は、無線の送受信のいずれもが不可能である。
ステップS14において、複数の無線通信端末2の各々は、低消費電力端末3からブロードキャストされた信号を受信し、その信号の受信レベルのデータを上位装置1へ送信する。各無線通信端末2は、その受信レベルのデータの送信後、受信状態に遷移する。
ステップS15において、上位装置1は、それら複数の無線通信端末2における信号の受信レベルに基づいて、低消費電力端末3に接続すべき1台の無線通信端末を決定する。例えば、無線通信端末21~23における受信レベルのうち無線通信端末22の受信レベルが最も高い場合、上位装置1はその無線通信端末22を接続先に、つまり低消費電力端末3に接続すべき無線通信端末に決定する。その後、上位装置1は、接続先の無線通信端末22に対して、低消費電力端末3と接続するように通知する。
ステップS16において、低消費電力端末3は、予め定められた休止時間(T1[s])経過後に、受信状態に遷移する。低消費電力端末3は、予め定められた待機時間(T2[s])、その受信状態で待機する。
ステップS17において、接続先の無線通信端末22は、低消費電力端末3に対して自身が接続先であることをユニキャストによって通知する。
ステップS18において、低消費電力端末3は、その接続先の無線通信端末22から通知を受信する。低消費電力端末3は、その通知に基づいて、無線通信端末22に接続する。低消費電力端末3がその通知を予め定められた待機時間内に受信しない場合、再度、ステップS11が実行される。つまり、低消費電力端末3は1回目のステップS11で選択した無線の周波数を変更する。そして、ステップS12からステップS18が再度実行される。
以上をまとめると、実施の形態1における無線通信ネットワークシステムは、上位装置1、複数の無線通信端末2および低消費電力端末3を備える。複数の無線通信端末2は、上位装置1の下位に設けられている。低消費電力端末3は、上位装置1と複数の無線通信端末2とともに無線通信ネットワークを形成している。低消費電力端末3は、上位装置1が無線通信ネットワークにおける上位装置1と低消費電力端末3との間の通信経路を選択するための信号をブロードキャストする。上位装置1は、複数の無線通信端末2における信号の受信レベルに基づいて、複数の無線通信端末2のうち低消費電力端末3に接続すべき無線通信端末を決定する。低消費電力端末3は、信号をブロードキャストした後の予め定められた休止時間、無線送信と無線受信とを不可能とする休止状態を継続する。
このような無線通信ネットワークシステムにおいては、上位装置1が通信経路の選択処理を実行している間、ユーザが低消費電力で動作させたいと所望する特定の端末の電力消費量、すなわち低消費電力端末3の電力消費量が削減される。
その休止状態が、低消費電力端末3によるブロードキャスト後、接続先の無線通信端末による通知前までの期間、継続される場合、電力消費量はより一層削減される。すなわち、無線通信ネットワークシステムは、上位装置1と低消費電力端末3との通信経路の選択を低消費電力で実行可能とする。
例えば、電波環境が悪い箇所や、都心部など時間帯によって電波環境が変化する箇所においては、経路選択を何度も行う必要がある。そのような箇所においても、実施の形態1における無線通信ネットワークシステムは、低消費電力端末3の電力消費量を削減しながら、通信経路の選択処理を行うことを可能にする。
実施の形態1に示される無線通信ネットワークシステムは、上位装置1と低消費電力端末3との通信において、1台の無線通信端末を経由する構成を有するが、複数台の無線通信端末を経由する構成であっても、上記と同様の効果を奏する。
<実施の形態2>
図3は、実施の形態2における無線通信ネットワークシステムの構成を示す図である。実施の形態2におけるマルチホップネットワークのホップ数は「3」である。
複数の無線通信端末2は、複数の第1無線通信端末2Aと複数の第2無線通信端末2Bとを含む。
複数の第1無線通信端末2Aは、複数の第2無線通信端末2Bよりも上位に設けられている。
複数の第2無線通信端末2Bは、各第1無線通信端末2Aよりも下位に設けられている。第2無線通信端末2Bの各々は、上位装置1との直接の通信が不可能である。各第2無線通信端末2Bは、複数の第1無線通信端末2Aのうち1台の第1無線通信端末と無線通信可能に接続されており、その1台の第1無線通信端末を経由して上位装置1と通信する。実施の形態2においては、第2無線通信端末21B,22Bは、第1無線通信端末21Aと無線通信可能に接続されており、その第1無線通信端末21Aを経由して上位装置1と通信する。同様に、第2無線通信端末23B,24Bは、第1無線通信端末22Aを経由して上位装置1と通信する。第2無線通信端末25B~27Bは、第1無線通信端末23Aを経由して上位装置1と通信する。
以下、無線通信ネットワークシステムにおける通信経路の選択処理について、実施の形態1における選択処理と異なる点を説明する。
低消費電力端末3は、上位装置1がマルチホップネットワークにおける上位装置1と低消費電力端末3との間の通信経路を選択するための信号をブロードキャストする。
複数の第2無線通信端末2Bは、低消費電力端末3からブロードキャストされた信号を受信し、その信号の受信レベルを無線通信可能な1台の第1無線通信端末に通知する。
複数の第1無線通信端末2Aの各々は、対応する複数の第2無線通信端末2Bにおける信号の受信レベルに基づいて、通信経路の選択のために上位装置1へ通知すべき受信レベルのデータ数を削減する。各第1無線通信端末2Aは、その削減後の受信レベルのデータを上位装置1へ送信する。例えば、各第1無線通信端末2Aは対応する複数の第2無線通信端末2Bにおける信号の受信レベルのうち、受信レベルが最も高いデータのみを上位装置1へ送信する。
上位装置1は、データ数が削減された複数の第2無線通信端末2Bにおける信号の受信レベルを複数の第1無線通信端末2Aから受信する。上位装置1は、それら受信レベルに基づいて、複数の第2無線通信端末2Bのうち接続先に設定すべき1台の第2無線通信端末を決定する。実施の形態2において、各第1無線通信端末2Aは、対応する複数の第2無線通信端末2Bのうち最も受信レベルの高い1台の第2無線通信端末のデータを上位装置1へ送信しているため、上位装置1が低消費電力端末3の接続先として1台の第2無線通信端末を決定することにより、自動的にその上位の接続先である1台の第1無線通信端末も決定される。
図4は、実施の形態2における通信経路の選択処理を示すシーケンス図である。ここでは、低消費電力端末3との通信において、複数の第2無線通信端末21B~27Bにおける受信レベルのうち、第2無線通信端末22Bの受信レベルが最も高いものとする。また、複数の第1無線通信端末2Aおよび複数の第2無線通信端末2Bの電源は十分であり、この通信経路の選択処理の前に、低消費電力端末3はマルチホップネットワークで使用されている無線の周波数を認識していないものとする。
ステップS21において、低消費電力端末3は、複数の周波数から特定の周波数を選択する。
ステップS22において、低消費電力端末3は、上位装置1がマルチホップネットワークにおける上位装置1と低消費電力端末3との間の通信経路を選択するための信号をブロードキャストする。
ステップS23において、低消費電力端末3は、休止状態へ遷移する。低消費電力端末3は、予め定められた休止時間(T1[s])、その休止状態を継続する。この休止状態において、低消費電力端末3は、無線の送受信のいずれもが不可能である。
ステップS24において、複数の第2無線通信端末2Bの各々は、低消費電力端末3からブロードキャストされた信号を受信する。各第2無線通信端末2Bは、その信号の受信レベルのデータを無線通信が可能な1台の第1無線通信端末2Aへ送信する。図4に示すように、例えば、第2無線通信端末21B,22Bは、その信号の受信レベルのデータを第1無線通信端末21Aへ送信する。図4には図示しないが、同様に、第2無線通信端末23B,24Bは、その信号の受信レベルのデータを第1無線通信端末22Aへ送信する。第2無線通信端末25B~27Bは、その信号の受信レベルのデータを第1無線通信端末23Aへ送信する。各第2無線通信端末2Bは、その受信レベルのデータの送信後、受信状態に遷移する。
ステップS25において、複数の第1無線通信端末2Aの各々は、複数の第2無線通信端末2Bにおける信号の受信レベルに基づいて、通信経路の選択のために上位装置1へ通知すべき受信レベルのデータ数を削減する。そして、各第1無線通信端末2Aは、データ数が削減された受信レベルのデータを上位装置1へ送信する。図4に示すように、例えば、第1無線通信端末21Aは、第2無線通信端末21B,22Bにおける受信レベルのうち第2無線通信端末22Bのデータ、つまり受信レベルが高い方のデータのみを上位装置1へ送信する。図4には図示しないが、同様に、第1無線通信端末22Aは、第2無線通信端末23B,24Bにおける受信レベルのうち、受信レベルが高い方のデータのみを上位装置1へ送信する。第1無線通信端末23Aは、第2無線通信端末25B~27Bにおける受信レベルのうち、受信レベルが最も高いデータのみを上位装置1へ送信する。
ステップS26において、上位装置1は、データ数が削減された複数の第2無線通信端末2Bにおける信号の受信レベルに基づいて、複数の第2無線通信端末2Bのうち1台の第2無線通信端末を接続先に決定する。実施の形態2においては、第2無線通信端末22Bにおける受信レベルが最も高いため、上位装置1はその第2無線通信端末22Bを接続先に決定する。さらに、その決定により、自動的にその上位の第1無線通信端末21Aも接続先に決定される。上位装置1は、その第1無線通信端末21Aに対して、第2無線通信端末22Bと低消費電力端末3とを接続するように通知する。
ステップS27において、第1無線通信端末21Aは、その通知を受信する。第1無線通信端末21Aは、その通知に基づいて、第2無線通信端末22Bに対して、低消費電力端末3と接続するように通知する。
ステップS28において、低消費電力端末3は、予め定められた休止時間(T1[s])経過後に、受信状態に遷移する。低消費電力端末3は、予め定められた待機時間(T2[s])、その受信状態で待機する。
ステップS29において、接続先の第2無線通信端末22Bは、低消費電力端末3に対して自身が接続先であることをユニキャストによって通知する。
ステップS30において、低消費電力端末3は、その接続先の第2無線通信端末22Bから通知を受信する。低消費電力端末3は、その通知に基づいて、第2無線通信端末22Bに接続する。低消費電力端末3がその通知を予め定められた待機時間内に受信しない場合、再度、ステップS21が実行される。つまり、低消費電力端末3は1回目のステップS21で選択した無線の周波数を変更する。そして、ステップS22からステップS30が再度実行される。
このような無線通信ネットワークシステムは、上位装置1と低消費電力端末3との通信経路の選択を低消費電力で実行可能にする。さらに、第1無線通信端末2Aが低消費電力端末3と直接接続できる第2無線通信端末2Bの候補を間引くことで、上位装置1における通信経路の選択処理の負荷が軽減する。マルチホップネットワークのホップ数が「4以上」の場合でも、同様の効果を奏する。例えば、上位装置1と複数の第1無線通信端末2Aとの間に別の無線通信端末が設けられていてもよい。この場合、その別の無線通信端末は、受信レベルのデータ数を上記と同様の方法でさらに削減してから上位装置1へ送信してもよいし、そのまま上位装置1へ送信してもよい。または、例えば、第1無線通信端末2Aと複数の第2無線通信端末2Bとの間に別の無線通信端末が設けられていてもよい。この場合、その別の無線通信端末は、受信レベルのデータ数を上記と同様の方法で削減してから第1無線通信端末2Aへ送信してもよいし、そのまま第1無線通信端末2Aへ送信してもよい。
<実施の形態3>
実施の形態1および2では、上位装置1が存在するマルチホップネットワークの通信経路選択時の低消費電力化について記載した。実施の形態3においては、上位装置1が存在しないアドホックネットワークにおける通信経路の選択時の低消費電力化について記載する。
図5は、実施の形態3における無線通信ネットワークシステムの構成を示す図である。無線通信ネットワークシステムは、複数の無線通信端末2と低消費電力端末3とを備える。その複数の無線通信端末2および低消費電力端末3は、アドホックネットワークを形成している。複数の無線通信端末2および低消費電力端末3は、互いに近くに存在する他の端末と無線通信が可能である。実施の形態3においては、無線通信端末21C~25Cがアドホックネットワーク内に存在している。
以下、無線通信ネットワークシステムにおける通信経路の選択処理について説明する。
低消費電力端末3は、アドホックネットワークにおける通信経路を選択するための信号を、複数回、ブロードキャストする。
低消費電力端末3は、複数の無線通信端末2における信号の受信レベルに基づいて、それら複数の無線通信端末2のうち低消費電力端末3と接続すべき無線通信端末を決定する。例えば、低消費電力端末3は、複数の無線通信端末2のうち少なくとも1台の無線通信端末からのその信号に対する応答に基づいて、低消費電力端末3と接続すべき無線通信端末を決定する。
複数の無線通信端末2は、低消費電力端末3から送信された信号の受信レベルと予め定められた閾値とに基づいて、低消費電力端末3に応答する。その予め定められた閾値は、低消費電力端末3がブロードキャストする回数ごとに異なる。
図6は、実施の形態3における通信経路の選択処理を示すフローチャートである。
ステップS41において、ブロードキャストの回数「N」が初期値「1」に設定される。各無線通信端末2における信号の受信レベルに関する予め定められた閾値「A」が初期値「X(dBm)」に設定される。
ステップS42において、低消費電力端末3は、アドホックネットワークにおける通信経路を選択するための信号をブロードキャストする。各無線通信端末2は、その信号の受信レベルと予め定められた閾値「A」とに基づいて、低消費電力端末3に応答する。具体的には、受信レベルがXdBm以上である場合、各無線通信端末2は低消費電力端末3に応答を送信する。受信レベルがXdBm未満である場合、各無線通信端末2は低消費電力端末3に応答を送信しない。
ステップS43において、低消費電力端末3は、少なくとも1台の無線通信端末から応答が有ったか否かを判定する。応答が有った場合、ステップS44が実行される。例えば、無線通信端末21C~25Cのうち、無線通信端末21C,22Cから応答が有った場合、ステップS44が実行される。いずれの無線通信端末21C~25Cからも応答が無かった場合、ステップS47が実行される。
ステップS44において、低消費電力端末3は、信号をブロードキャストした回数「N」が予め定められた回数「M」に達しているか否かを判定する。N<Mである場合、ステップS45が実行される。N=Mである場合、ステップS46が実行される。
ステップS45において、ブロードキャストの回数「N」に「1」が加算される。各無線通信端末2における予め定められた閾値「A」に「Y(dBm)」が加算される。その後、ステップS42が再度実行される。
ステップS46において、低消費電力端末3は、応答が有った少なくとも1台の無線通信端末と接続する。
ステップS47において、低消費電力端末3は、ブロードキャストの回数「N」が「1」より大きいか否かを判定する。N>1である場合、ステップS48が実行される。N=1である場合、ステップS49が実行される。
ステップS48において、低消費電力端末3は、「N-1」回目で応答が有った少なくとも1台の無線通信端末と接続する。
ステップS49において、低消費電力端末3は、接続先無し、と判定する。
以上のように、低消費電力端末3は、ブロードキャストに対する応答が無くなる、あるいは、ブロードキャストの回数が予め定められた回数「M」に到達するまで、そのブロードキャストを繰り返す。
低消費電力端末3が各無線通信端末2からの応答を個別に待つ場合と比べて、低消費電力端末3が受信状態である時間を少なくすることができる。そのため、上位装置1が存在しないアドホックネットワークにおいても、低消費電力端末3における消費電力量の削減が可能である。
本開示は、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
上位装置と、
前記上位装置の下位に設けられた複数の無線通信端末と、
前記上位装置と前記複数の無線通信端末とともに無線通信ネットワークを形成する低消費電力端末と、を備え、
前記低消費電力端末は、前記上位装置が前記無線通信ネットワークにおける前記上位装置と前記低消費電力端末との間の通信経路を選択するための信号をブロードキャストし、
前記上位装置は、前記複数の無線通信端末における前記信号の受信レベルに基づいて、前記複数の無線通信端末のうち前記低消費電力端末に接続すべき無線通信端末を決定し、
前記低消費電力端末は、前記信号をブロードキャストした後の予め定められた時間、無線送信と無線受信とを不可能とする休止状態を継続し、
前記低消費電力端末に接続するように決定された前記無線通信端末は、前記予め定められた時間の経過後に、前記無線通信端末が接続先であることを前記低消費電力端末にユニキャストによって通知し、
前記予め定められた時間は、前記低消費電力端末がブロードキャストした後から、前記無線通信端末が前記接続先を前記ユニキャストによって前記低消費電力端末に通知する前までの期間である、無線通信ネットワークシステム。
(付記2)
前記複数の無線通信端末は、
複数の第1無線通信端末と、
前記複数の第1無線通信端末よりも下位に設けられ、前記複数の第1無線通信端末のうち1台の第1無線通信端末と通信する複数の第2無線通信端末と、を含み、
前記無線通信ネットワークは、前記上位装置と前記複数の第1無線通信端末と前記複数の第2無線通信端末とを含む3以上のホップ数を有し、
前記複数の第1無線通信端末の各々は、前記複数の第2無線通信端末における前記信号の前記受信レベルに基づいて、前記通信経路の選択のために前記上位装置へ通知すべき前記受信レベルのデータ数を削減し、
前記上位装置は、前記データ数が削減された前記信号の前記受信レベルに基づいて、前記複数の第2無線通信端末のうち前記低消費電力端末に接続すべき第2無線通信端末を決定する、付記1に記載の無線通信ネットワークシステム。
(付記3)
前記低消費電力端末は、前記信号をブロードキャストした後の予め定められた時間、無線送信と無線受信とを不可能とする休止状態を継続し、
前記低消費電力端末に接続するように決定された前記第2無線通信端末は、前記予め定められた時間の経過後に、前記第2無線通信端末が接続先であることを前記低消費電力端末にユニキャストによって通知し、
前記予め定められた時間は、前記低消費電力端末がブロードキャストした後から、前記第2無線通信端末が前記接続先を前記ユニキャストによって前記低消費電力端末に通知する前までの期間である、付記2に記載の無線通信ネットワークシステム。
(付記4)
複数の無線通信端末と、
前記複数の無線通信端末とともに無線通信ネットワークを形成し、前記無線通信ネットワークにおける通信経路を選択するための信号を、複数回、ブロードキャストする低消費電力端末と、を備え、
前記低消費電力端末は、前記複数の無線通信端末における前記信号の受信レベルに基づいて、前記複数の無線通信端末のうち前記低消費電力端末と接続すべき無線通信端末を決定する、無線通信ネットワークシステム。
1 上位装置、2 無線通信端末、2A 第1無線通信端末、2B 第2無線通信端末、3 低消費電力端末、21~23 無線通信端末、21A~23A 第1無線通信端末、21B~27B 第2無線通信端末、21C~25C 無線通信端末。

Claims (4)

  1. 上位装置と、
    前記上位装置の下位に設けられた複数の無線通信端末と、
    前記上位装置と前記複数の無線通信端末とともに無線通信ネットワークを形成する低消費電力端末と、を備え、
    前記低消費電力端末は、前記上位装置が前記無線通信ネットワークにおける前記上位装置と前記低消費電力端末との間の通信経路を選択するための信号をブロードキャストし、
    前記上位装置は、前記複数の無線通信端末における前記信号の受信レベルに基づいて、前記複数の無線通信端末のうち前記低消費電力端末に接続すべき無線通信端末を決定し、
    前記低消費電力端末は、前記信号をブロードキャストした後の予め定められた時間、無線送信と無線受信とを不可能とする休止状態を継続し、
    前記低消費電力端末に接続するように決定された前記無線通信端末は、前記予め定められた時間の経過後に、前記無線通信端末が接続先であることを前記低消費電力端末にユニキャストによって通知し、
    前記予め定められた時間は、前記低消費電力端末がブロードキャストした後から、前記無線通信端末が前記接続先を前記ユニキャストによって前記低消費電力端末に通知する前までの期間である、無線通信ネットワークシステム。
  2. 前記複数の無線通信端末は、
    複数の第1無線通信端末と、
    前記複数の第1無線通信端末よりも下位に設けられ、前記複数の第1無線通信端末のうち1台の第1無線通信端末と通信する複数の第2無線通信端末と、を含み、
    前記無線通信ネットワークは、前記上位装置と前記複数の第1無線通信端末と前記複数の第2無線通信端末とを含む3以上のホップ数を有し、
    前記複数の第1無線通信端末の各々は、前記複数の第2無線通信端末における前記信号の前記受信レベルに基づいて、前記通信経路の選択のために前記上位装置へ通知すべき前記受信レベルのデータ数を削減し、
    前記上位装置は、前記データ数が削減された前記信号の前記受信レベルに基づいて、前記複数の第2無線通信端末のうち前記低消費電力端末に接続すべき第2無線通信端末を決定する、請求項1に記載の無線通信ネットワークシステム。
  3. 前記低消費電力端末は、前記信号をブロードキャストした後の予め定められた時間、無線送信と無線受信とを不可能とする休止状態を継続し、
    前記低消費電力端末に接続するように決定された前記第2無線通信端末は、前記予め定められた時間の経過後に、前記第2無線通信端末が接続先であることを前記低消費電力端末にユニキャストによって通知し、
    前記予め定められた時間は、前記低消費電力端末がブロードキャストした後から、前記第2無線通信端末が前記接続先を前記ユニキャストによって前記低消費電力端末に通知する前までの期間である、請求項2に記載の無線通信ネットワークシステム。
  4. 複数の無線通信端末と、
    前記複数の無線通信端末とともに無線通信ネットワークを形成し、前記無線通信ネットワークにおける通信経路を選択するための信号を、複数回、ブロードキャストする低消費電力端末と、を備え、
    前記低消費電力端末は、前記複数の無線通信端末における前記信号の受信レベルに基づいて、前記複数の無線通信端末のうち前記低消費電力端末と接続すべき無線通信端末を決定する、無線通信ネットワークシステム。
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