JP2024039504A - 燃料電池用タンクおよび燃料電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池モジュールを小型化する。
【解決手段】実施の形態による燃料電池用タンクは、複数の燃料電池から排出された液体を回収して貯留する燃料電池用タンクである。燃料電池用タンクは、対応する燃料電池から排出された液体および気体が流入する複数の流入部と、流入部の各々から流入した液体および気体が流れるヘッダ室と、ヘッダ室を流れた気体を排出する気体排出部と、を備える。また、燃料電池用タンクは、ヘッダ室を流れた液体を回収して貯留する貯留室と、ヘッダ室と貯留室との間に設けられた仕切板と、を備える。仕切板は、ヘッダ室と貯留室とを連通する連通孔を有し、ヘッダ室を流れる液体は、連通孔を通って貯留室に導かれる。
【選択図】図6

Description

本発明の実施の形態は、燃料電池用タンクおよび燃料電池モジュールに関する。
複数の燃料電池と燃料電池用タンクとを含む燃料電池モジュールが知られている。燃料電池は、水素等の燃料ガスと空気等の酸化剤ガスを電気化学的に反応させることにより、燃料ガスの化学エネルギーを電気エネルギーに変換する。この燃料ガスと酸化剤ガスの反応により、凝縮水が生成される。燃料電池用タンクは、燃料電池の各々から排出された凝縮水等の液体を回収して貯留する。
一般に、複数の燃料電池で生成された凝縮水は、酸化剤ガス流路を流れた酸化剤ガスと共に各燃料電池から排出される。各燃料電池から排出された凝縮水および酸化剤ガスは、ヘッダ管に集められ、ヘッダ管を流れる。その後、ヘッダ管を流れる凝縮水は、ヘッダ管から燃料電池用タンクに流入する。このようにして、燃料電池の各々から排出された凝縮水は、燃料電池用タンクに回収され貯留される。
しかしながら、このような構成の場合、燃料電池の各々と燃料電池用タンクとの間に配置されたヘッダ管により、燃料電池モジュールが大型化し、広い設置スペースが要求される場合がある。
特開2020-135996号公報
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、燃料電池モジュールを小型化することができる燃料電池用タンクおよび燃料電池モジュールの提供を目的とする。
実施の形態による燃料電池用タンクは、複数の燃料電池から排出された液体を回収して貯留する燃料電池用タンクである。燃料電池用タンクは、対応する燃料電池から排出された液体および気体が流入する複数の流入部と、流入部の各々から流入した液体および気体が流れるヘッダ室と、ヘッダ室を流れた気体を排出する気体排出部と、を備える。また、燃料電池用タンクは、ヘッダ室を流れた液体を回収して貯留する貯留室と、ヘッダ室と貯留室との間に設けられた仕切板と、を備える。仕切板は、ヘッダ室と貯留室とを連通する連通孔を有し、ヘッダ室を流れる液体は、連通孔を通って貯留室に導かれる。
また、実施の形態による燃料電池モジュールは、複数の燃料電池と、燃料電池の各々から排出された液体を回収して貯留する、上述した燃料電池用タンクと、を備える。
本発明によれば、燃料電池モジュールを小型化することができる。
図1は、実施の形態による燃料電池モジュールを外装を取り除いて見た斜視図である。 図2は、図1に示される燃料電池モジュールの側面図である。 図3は、図1に示される燃料電池モジュールの概略構成図である。 図4は、図1に示される燃料電池用タンクの斜視図である。 図5は、図4に示される燃料電池用タンクを別の角度で見た斜視図である。 図6は、図4に示される燃料電池用タンクの側面断面図である。 図7は、図4に示される燃料電池用タンクの正面断面図である。 図8は、図6に示される仕切板の平面図である。 図9は、図8の一変形例である。 図10は、図6に示される仕切板の作用効果を説明するための図である。 図11は、図6に示される突出部の作用効果を説明するための図である。 図12は、図7に示されるヘッダ室の幅寸法の作用効果を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態による燃料電池用タンクおよび燃料電池モジュールについて説明する。
まず、図1~図3を用いて、本実施の形態による燃料電池モジュールについて説明する。本実施の形態による燃料電池モジュールは、例えば、自動車、鉄道車両、航空機、船舶等の移動体に適用され得る。しかしながら、このことに限られることはなく、燃料電池モジュールは、種々の分野に適用可能である。例えば、燃料電池モジュールは、工場、病院、商業施設、住宅等の定置用に適用されてもよい。
図1~図3に示すように、燃料電池モジュール1は、複数の燃料電池10と、燃料電池用タンク40と、を含んでいる。図示された例においては、燃料電池モジュール1は、6つの燃料電池10と、1つの燃料電池用タンク40と、を含んでいる。
また、図1および図2に示すように、燃料電池モジュール1は、筐体2を含んでいてもよい。筐体2は、燃料電池10の各々と燃料電池用タンク40とを収容する。筐体2は、後述する配管L1~L10等を収容してもよい。配管L1~L10の一部は、筐体2から延び出ていてもよい。筐体2は、フレーム3と、外装(不図示)と、を含んでいてもよい。
図1および図2に示すように、各燃料電池10は、筐体2内において、高さ方向(鉛直方向、後述するZ方向)における上方に位置するように、不図示の支持部に支持されていてもよい。図示された例においては、筐体2内に6つの燃料電池10が配置されており、高さ方向における上方で、長手方向(後述するY方向)に並んだ3つの燃料電池10が短手方向(後述するX方向)に2列に並んでいる。なお、図1では、紙面手前側に配置された3つの燃料電池10は破線で示されている。
また、図1および図2に示すように、燃料電池用タンク40は、筐体2内において、水平面(鉛直方向に垂直な平面、後述するX方向およびY方向に平行な平面)における中央部に配置されていてもよい。図示された例においては、燃料電池用タンク40は、短手方向において紙面手前側に配置された3つの燃料電池10と紙面奥側に配置された3つの燃料電池10との間に配置されるとともに、長手方向において図の右側に配置された燃料電池10と図の左側に配置された燃料電池10との間に配置されている。また、燃料電池用タンク40は、筐体2内において、高さ方向における下方に位置するように、筐体2の底部4に支持されていてもよい。とりわけ、燃料電池用タンク40は、各燃料電池10よりも下方に配置されていてもよい。図2に示すように、燃料電池用タンク40は、筐体2の底部4と燃料電池10との間に配置されていてもよい。
燃料電池10は、燃料ガスと酸化剤ガスとを用いて発電を行うように構成されている。図3に示すように、燃料電池10は、その内部に、燃料ガス流路12と、酸化剤ガス流路14と、冷却水流路16と、を有している。
燃料ガス流路12は、燃料ガスが流れる流路である。燃料ガス流路12は、燃料ガス供給管L1と燃料ガス排出管L2とに接続されている。燃料ガスは、不図示の燃料ガス供給装置から燃料ガス供給管L1を通って燃料ガス流路12に供給される。燃料ガス流路12を流れた燃料ガスは、燃料ガス排出管L2から排出される。燃料ガス流路12を流れる燃料ガスは、燃料極に供給されるようになっている。
酸化剤ガス流路14は、酸化剤ガスが流れる流路である。酸化剤ガス流路14は、酸化剤ガス供給管L3と酸化剤ガス排出管L4とに接続されている。酸化剤ガスは、不図示の酸化剤ガス供給装置から酸化剤ガス供給管L3を通って酸化剤ガス流路14に供給される。酸化剤ガス流路14を流れた酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出管L4から排出される。酸化剤ガス流路14を流れる酸化剤ガスは、酸化剤極に供給されるようになっている。
燃料電池10は、燃料極に供給される燃料ガスと、酸化剤極に供給される酸化剤ガスとを用いて発電を行う。より具体的には、燃料電池10は、下記の化学式1で示す反応により発電を行う。燃料ガスは、例えば水素含有ガスである。燃料ガスは、燃料ガス流路12の燃料極を流れて、燃料極反応をおこす。酸化剤ガスは、例えば酸素含有ガスである。酸化剤ガスは、空気(大気)であってもよい。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路14の酸化剤極を流れて、酸化剤極反応をおこす。燃料電池10は、これらの電気化学反応を利用して、電極から電気エネルギーを取り出す。
(化学式1)
燃料極反応:H → 2H + 2e
酸化剤極反応:1/2O + 2H +2e → H
上記の化学式1に示すように、酸化剤極反応により凝縮水(HO)が生成される。凝縮水は、酸化剤ガスと共に酸化剤ガス排出管L4から排出される。
冷却水流路16は、冷却水が流れる流路である。冷却水流路16は、冷却水供給管L5と冷却水排出管L6とに接続されている。冷却水は、後述する燃料電池用タンク40から冷却水供給ヘッダ管L8および冷却水供給管L5を通って冷却水流路16に供給される。冷却水流路16を流れた冷却水は、冷却水排出管L6から排出される。冷却水流路16を流れる冷却水は、発電に伴い発熱した燃料電池10を冷却するようになっている。
燃料電池10は、複数の燃料電池単位セルが積層されて構成された燃料電池スタックであってもよい。各燃料電池単位セルは、燃料電池セルとアノードセパレータとカソードセパレータとが積層されて構成されていてもよい。燃料電池セルは、高分子電解質膜の両側に燃料極および酸化剤極がそれぞれ接合された膜電極接合体であってもよい。アノードセパレータおよびカソードセパレータは、それぞれ導電性材料で構成されていてもよい。アノードセパレータは、燃料電池セルの燃料極の側に配置されてもよい。カソードセパレータは、燃料電池セルの酸化剤極の側に配置されてもよい。この場合、燃料ガス流路12は、燃料電池セルとアノードセパレータとの間に設けられる。酸化剤ガス流路14は、燃料電池セルとカソードセパレータとの間に設けられる。冷却水流路16は、アノードセパレータとカソードセパレータとの間に設けられる。
燃料電池用タンク40は、燃料電池10の各々から排出された凝縮水(液体)を回収して貯留するように構成されている。図3に示すように、燃料電池用タンク40は、各酸化剤ガス排出管L4に接続されている。酸化剤極反応により生成された凝縮水(液体)と酸化剤ガス流路14を流れた酸化剤ガス(気体)は、各酸化剤ガス排出管L4を流れて、この燃料電池用タンク40に供給されるようになっている。図示しないが、各酸化剤ガス排出管L4に、燃料電池10から燃料電池用タンク40に凝縮水および酸化剤ガスを供給するための供給ポンプが設けられていてもよい。また、燃料電池用タンク40は、気体排出管L7に接続されている。気体排出管L7は、外部と連通している。燃料電池用タンク40に供給された酸化剤ガスは、この気体排出管L7から排出されるようになっている。図示しないが、気体排出管L7に、酸化剤ガスを排出するための排気ファンが設けられていてもよい。一方、燃料電池用タンク40に供給された凝縮水は、燃料電池用タンク40に貯留されるようになっている。
図3に示すように、燃料電池用タンク40は、冷却水供給ヘッダ管L8に接続されていてもよい。冷却水供給ヘッダ管L8は、各冷却水供給管L5に分岐している。各冷却水供給管L5は、対応する燃料電池10の冷却水流路16に接続されている。燃料電池用タンク40に貯留された凝縮水は、燃料電池用タンク40から排出され、冷却水として、冷却水供給ヘッダ管L8および各冷却水供給管L5を通って各燃料電池10の冷却水流路16に供給されるようになっている。図示しないが、冷却水供給ヘッダ管L8または各冷却水供給管L5に、燃料電池用タンク40から凝縮水を排出するための排出ポンプが設けられていてもよい。
また、図3に示すように、燃料電池用タンク40は、冷却水回収ヘッダ管L9に接続されていてもよい。冷却水回収ヘッダ管L9は、各冷却水排出管L6に接続されている。各冷却水排出管L6は、対応する燃料電池10の冷却水流路16に接続されている。各燃料電池10の冷却水流路16を流れた冷却水は、対応する冷却水排出管L6から排出され、冷却水回収ヘッダ管L9を通って燃料電池用タンク40に供給されるようになっている。図示しないが、冷却水回収ヘッダ管L9または各冷却水排出管L6に、燃料電池10から燃料電池用タンク40に冷却水を供給するための供給ポンプが設けられていてもよい。燃料電池用タンク40に供給された冷却水は、凝縮水と共に燃料電池用タンク40に貯留されるようになっている。
また、図3に示すように、燃料電池用タンク40は、循環ラインL10に接続されていてもよい。循環ラインL10は、燃料電池用タンク40内の凝縮水が循環して流れるように構成されている。循環ラインL10には、循環ポンプPと、熱交換装置20と、イオン交換装置30と、が設けられている。循環ポンプPが駆動されることにより、燃料電池用タンク40内の凝縮水が循環ラインL10を循環して流れるようになっている。熱交換装置20は、凝縮水と冷却媒体とを熱交換させて、凝縮水を冷却するように構成されている。イオン交換装置30は、イオン交換樹脂を含み、イオン交換樹脂により凝縮水に含まれる不純物イオンを取り除くように構成されている。
次に、図4~図9を用いて、本実施の形態による燃料電池用タンク40の構成について説明する。
図4~図7に示すように、燃料電池用タンク40は、略直方体の箱形状を有していてもよい。燃料電池用タンク40は、長さ方向と、幅方向と、高さ方向と、を有していてもよい。上述したように、燃料電池用タンク40は、燃料電池モジュール1において、筐体2の底部4と燃料電池10との間という限られたスペース内に配置される。このため、燃料電池用タンク40は、高さ方向の寸法が長さ方向の寸法および幅方向の寸法よりも小さい薄型の形状を有していてもよい。本明細書において、燃料電池用タンク40の幅方向をX方向(第3方向)、長さ方向をY方向(第2方向)、高さ方向をZ方向(第1方向)と称する。X方向、Y方向およびZ方向は、互いに直交している。
図4~図7に示すように、燃料電池用タンク40は、複数の流入部41と、ヘッダ室42と、気体排出部43と、貯留室45と、仕切板50と、を含んでいる。
流入部41は、燃料電池10から排出された凝縮水Wおよび酸化剤ガスGが流入するように構成されている。流入部41は、対応する燃料電池10からの凝縮水Wおよび酸化剤ガスGが流入するように複数設けられている。図示された例においては、6つの燃料電池10に対応するように6つの流入部41が設けられている。各流入部41は、それぞれ酸化剤ガス排出管L4に接続されている。燃料電池10から排出された凝縮水Wおよび酸化剤ガスGは、酸化剤ガス排出管L4を通ってこの流入部41から流入する。各流入部41は、後述するヘッダ室42のY方向における一側(図6における右側)に設けられていてもよい。図示された例においては、各流入部41は円筒形状を有し、3つの流入部41がヘッダ室42のX方向における一側(図6における手前側)の側面から延び出るとともに、他の3つの流入部41がヘッダ室42のX方向における他側(図6における奥側)の側面から延び出ている。
ヘッダ室42は、流入部41の各々から流入した凝縮水Wおよび酸化剤ガスGが流れるように構成されている。ヘッダ室42は、燃料電池用タンク40内に設けられている。ヘッダ室42は、Y方向に長手方向を有する略直方体状の外形を有していてもよい。ヘッダ室42は、後述する貯留室45とZ方向において互いに隣り合うように配置されている。ヘッダ室42は、Z方向において貯留室45よりも一側(図6における上側)に配置されていてもよい。図7に示すように、ヘッダ室42は、X方向における貯留室45の中央部で、貯留室45とZ方向において隣り合っていてもよい。図7に示すように、ヘッダ室42の幅寸法w1は、後述する貯留室45の第1室46の幅寸法w2の半分以下であってもよい。ここで、幅寸法とは、X方向における長さを意味する。上述したように、各流入部41は、ヘッダ室42のY方向における一側(図6における右側)に設けられている。このため、各流入部41から流入した凝縮水Wおよび酸化剤ガスGは、ヘッダ室42において、Y方向における一側(図6における右側)からY方向における他側(図6における左側)に向かって流れる。図6に示すように、ヘッダ室42を流れる酸化剤ガスGは、後述する気体排出部43に導かれ、ヘッダ室42を流れる凝縮水Wは、後述する連通孔52を通って後述する貯留室45に導かれる。
気体排出部43は、ヘッダ室42を流れた酸化剤ガスGを排出するように構成されている。気体排出部43は、気体排出管L7に接続されている。ヘッダ室42を流れた酸化剤ガスGは、この気体排出部43から気体排出管L7を通って外部に排出される。気体排出部43は、ヘッダ室42のY方向における他側(図6における左側)に設けられていてもよい。また、気体排出部43は、Z方向においてヘッダ室42よりも一側(図6における上側)に設けられていてもよい。例えば、気体排出部43は、ヘッダ室42の天面に設けられていてもよい。図示された例においては、気体排出部43は、円筒形状を有し、ヘッダ室42の天面からZ方向における一側(図6における上側)に延び出ている。
貯留室45は、ヘッダ室42を流れた凝縮水Wを回収して貯留するように構成されている。貯留室45は、燃料電池用タンク40内に設けられている。貯留室45は、ヘッダ室42とZ方向において互いに隣り合うように配置されている。貯留室45は、Z方向においてヘッダ室42よりも他側(図6における下側)に配置されていてもよい。図7に示すように、貯留室45は、X方向における中央部で、ヘッダ室42とZ方向において隣り合っていてもよい。貯留室45は、後述する仕切板50の連通孔52を介してヘッダ室42と連通している。
貯留室45は、第1室46と第2室47とを有していてもよい。第1室46は、ヘッダ室42と連通している。第1室46は、直方体形状の外形を有していてもよい。第2室47は、第1室46と連通している。第2室47は、第1室46の容積よりも小さい容積を有している。例えば、第2室47は、第1室46の容積の4分の1以下の容積を有していてもよく、8分の1以下の容積を有していてもよい。第2室47は、直方体形状の外形を有していてもよい。第2室47は、第1室46の底面に設けられている。すなわち、第2室47は、Z方向において第1室46よりも他側(図6における下側)に配置されている。このため、貯留室45に流入した凝縮水Wはまず第2室47に貯留され、第2室47が凝縮水Wで満たされた後、第1室46に凝縮水Wが貯留されるようになっている。
図6および図7に示すように、第2室47の開口部47oの周囲に、内側に突出した突出部48が設けられていてもよい。突出部48は、第2室47の開口部47oをその周囲から狭めている。突出部48は、第1室46の底面に設けられていてもよく、第1室46の底面を構成する部材と一体化していてもよい。
また、図示しないが、第1室46にオーバーフロー管が接続されていてもよい。第1室46に所定量以上の凝縮水Wが貯留された場合、このオーバーフロー管から凝縮水Wが外部に排出されるようになっていてもよい。
仕切板50は、燃料電池用タンク40内に設けられている。仕切板50は、ヘッダ室42と貯留室45とを仕切る板状の部材である。仕切板50は、ヘッダ室42と貯留室45との間に設けられている。すなわち、ヘッダ室42および貯留室45は、仕切板50を介して互いに隣り合うように配置されている。図8に示すように、仕切板50は、矩形状の平面形状を有していてもよい。
図6および図8に示すように、仕切板50は、連通孔52を有している。連通孔52は、仕切板50を貫通した孔である。連通孔52は、ヘッダ室42と貯留室45とを連通している。ヘッダ室42を流れる凝縮水Wは、この連通孔52を通って貯留室45に導かれる。連通孔52は、仕切板50のY方向における他側(図6における左側)に設けられていてもよい。図8に示すように、連通孔52は、X方向に延びていてもよい。すなわち、連通孔52は、X方向に延びるスリット状に形成されていてもよい。図示された例においては、連通孔52は、仕切板50のX方向における一側の端部から他側の端部まで延びている。また、図6および図8に示すように、連通孔52は、Y方向に間隔を置いて複数配列されていてもよい。図8に示す例においては、9つの連通孔52が、Y方向に間隔を置いて配列されている。
なお、連通孔52の形状および配置は、上述した例に限られることはなく、任意である。例えば、連通孔52は、X方向に対して傾斜して延びていてもよい。また例えば、連通孔52は、円形状や矩形状等、その他の任意の形状を有していてもよい。また例えば、図9に示すように、連通孔52は、X方向とY方向とに間隔を置いて複数配列されていてもよい。図9に示す例においては、複数の連通孔52が、格子状に配置されている。複数の連通孔52は、千鳥状に配置されていてもよい。また例えば、複数の連通孔52ではなく、1つの大きな連通孔52が設けられていてもよい。
また、図4~図7に示すように、燃料電池用タンク40は、液体回収部60aと、液体排出部60bと、循環接続部62a、62bと、を更に含んでいてもよい。
液体回収部60aは、燃料電池10から供給された冷却水を回収するように構成されている。液体回収部60aは、冷却水回収ヘッダ管L9に接続されている。このため、各燃料電池10の冷却水排出管L6から排出された冷却水は、冷却水回収ヘッダ管L9を通って液体回収部60aから燃料電池用タンク40に供給される。燃料電池用タンク40に供給された冷却水は、凝縮水Wとして、燃料電池用タンク40の貯留室45に貯留される。液体回収部60aは、貯留室45の第2室47に設けられていてもよい。図示された例においては、液体回収部60aは、円筒形状を有し、第2室47のY方向における他側(図6における左側)の側面から延び出ている。また、図示された例においては、液体回収部60aは、X方向において液体排出部60bと並んでいる。
液体排出部60bは、貯留室45に貯留された凝縮水Wを排出するように構成されている。液体排出部60bは、冷却水供給ヘッダ管L8に接続されている。このため、貯留室45に貯留された凝縮水Wは、液体排出部60bから排出され、冷却水として、冷却水供給ヘッダ管L8および各冷却水供給管L5を通って各燃料電池10の冷却水流路16に供給される。液体排出部60bは、貯留室45の第2室47に設けられていてもよい。図示された例においては、液体排出部60bは、円筒形状を有し、第2室47のY方向における他側(図6における左側)の側面から延び出ている。また、図示された例においては、液体排出部60bは、X方向において液体回収部60aと並んでいる。
循環接続部62a、62bは、貯留室45に貯留された凝縮水Wを循環ラインL10で循環させるように構成されている。図示された例においては、2つの循環接続部62a、62bが設けられ、一の循環接続部62aが循環ラインL10の入口側に接続されるとともに、他の循環接続部62bが循環ラインL10の出口側に接続されている。このため、貯留室45に貯留された凝縮水Wは、循環接続部62aから排出され、循環ラインL10を流れて、循環接続部62bから再び貯留室45に供給される。循環接続部62aから凝縮水Wが排出されるため、循環接続部62aを液体排出部62aとも称する。図3に示すように、循環ラインL10を流れる凝縮水Wは、熱交換装置20により冷却されるとともに、イオン交換装置30により不純物イオンが取り除かれる。各循環接続部62a、62bは、貯留室45の第2室47に設けられていてもよい。図示された例においては、各循環接続部62a、62bは、円筒形状を有し、第2室47のY方向における一側(図6における右側)の側面から延び出ている。また、図示された例においては、循環接続部62a、62bは、X方向に並んでいる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
燃料電池モジュール1の運転時、燃料ガスが、燃料ガス供給装置から燃料ガス供給管L1を通って各燃料電池10の燃料ガス流路12に供給される。また、酸化剤ガスが、酸化剤ガス供給装置から酸化剤ガス供給管L3を通って各燃料電池10の酸化剤ガス流路14に供給される。また、冷却水が、燃料電池用タンク40から冷却水供給ヘッダ管L8および冷却水供給管L5を通って各燃料電池10の冷却水流路16に供給される。
燃料ガスは、各燃料電池10の燃料ガス流路12を流れ、燃料極に供給される。酸化剤ガスは、各燃料電池10の酸化剤ガス流路14を流れ、酸化剤極に供給される。これにより、各燃料電池10は、燃料極に供給される燃料ガスと、酸化剤極に供給される酸化剤ガスとにより燃料極反応および酸化剤極反応を生じさせて発電を行う。この酸化剤極反応により凝縮水が生成される。冷却水は、各燃料電池10の冷却水流路16を流れ、発電に伴い発熱した燃料電池10を冷却する。
各燃料電池10の燃料ガス流路12を流れた燃焼ガスは、燃料ガス排出管L2から排出される。各燃料電池10の酸化剤ガス流路14を流れた酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出管L4から排出される。各燃料電池10の冷却水流路16を流れた冷却水は、冷却水排出管L6から排出される。また、酸化剤極反応により生成された凝縮水は、酸化剤ガス排出管L4から排出される。
各冷却水排出管L6から排出された冷却水は、冷却水回収ヘッダ管L9を通って液体回収部60aから燃料電池用タンク40に供給される。燃料電池用タンク40に供給された冷却水は、凝縮水Wとして、燃料電池用タンク40の貯留室45に貯留される。
また、各酸化剤ガス排出管L4から排出された凝縮水Wおよび酸化剤ガスGは、燃料電池用タンク40に供給される。燃料電池用タンク40に供給された凝縮水Wおよび酸化剤ガスGは、各流入部41から燃料電池用タンク40内に流入する。
各流入部41から流入した凝縮水Wおよび酸化剤ガスGは、ヘッダ室42を流れる。凝縮水Wおよび酸化剤ガスGは、ヘッダ室42において、Y方向における一側(図6における右側)からY方向における他側(図6における左側)に向かって流れる。
ヘッダ室42を流れる酸化剤ガスGは、気体排出部43に導かれ、気体排出部43から気体排出管L7を通って外部に排出される。一方、ヘッダ室42を流れる凝縮水Wは、仕切板50の連通孔52を通って貯留室45に導かれ、貯留室45に流入する。
貯留室45に流入した凝縮水Wは、まず第2室47に貯留される。第2室47が凝縮水Wで満たされた後、第1室46に凝縮水Wが貯留される。
貯留室45に貯留された凝縮水Wは、循環接続部62aから流出し、循環接続部62bから再び貯留室45に流入するように、循環ラインL10を循環して流れる。循環ラインL10を流れる凝縮水Wは、熱交換装置20により冷却されるとともに、イオン交換装置30により不純物イオンが取り除かれる。
また、貯留室45に貯留された凝縮水Wは、液体排出部60bから排出される。液体排出部60bから排出された凝縮水Wは、冷却水として、冷却水供給ヘッダ管L8および各冷却水供給管L5を通って各燃料電池10の冷却水流路16に供給される。
本実施の形態によれば、燃料電池用タンク40は、流入部41の各々から流入した凝縮水Wおよび酸化剤ガスGが流れるヘッダ室42を含み、ヘッダ室42を流れる凝縮水Wは、仕切板50の連通孔52を通って貯留室45に導かれる。このように、燃料電池用タンク40が、ヘッダ管の役割を有するヘッダ室42を含んでいることにより、燃料電池10の各々と燃料電池用タンク40との間にヘッダ管を配置することを不要にすることができる。このため、燃料電池モジュール1を小型化することができる。
また、本実施の形態によれば、ヘッダ室42を流れる凝縮水Wは、仕切板50の連通孔52を通って貯留室45に導かれる。このことにより、ヘッダ室42において、凝縮水Wが滞留することを抑制することができる。このため、滞留した凝縮水Wにより酸化剤ガスGの流れが阻害されることを抑制することができ、凝縮水Wおよび酸化剤ガスGは、ヘッダ室42を滞りなく流れることができる。この結果、燃料電池モジュール1の効率低下を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、ヘッダ室42と貯留室45との間に仕切板50が設けられている。このことにより、燃料電池モジュール1に揺動や傾斜が生じた場合であっても、貯留室45に貯留された凝縮水Wが流入部41に流入することを抑制することができる。例えば、燃料電池モジュール1が移動体に適用された場合、移動体の移動方向への加減速や上下方向への変位等によって、燃料電池モジュール1に揺動や傾斜が生じ得る。凝縮水Wが貯留室45の第1室46にまで貯留された状態で、燃料電池モジュール1に揺動や傾斜が生じると、凝縮水Wの水面が流入部41の高さに到達し、凝縮水Wが流入部41に流入し得る。これに対して本実施の形態によれば、例えば図10に示すように、燃料電池モジュール1に揺動や傾斜が生じた場合であっても、仕切板50により凝縮水Wの水面が流入部41に到達することを抑制することができる。このため、凝縮水Wの逆流を抑制することができる。この結果、燃料電池モジュール1の故障や劣化の可能性を低減することができる。とりわけ、燃料電池モジュール1が船舶に適用される場合、NK規格(日本海事協会規格)により、前後方向(移動方向)に対して±7.5度の動的傾斜に耐え得ることが要求される。本実施の形態によれば、そのようなNK規格の要求を満たす燃料電池モジュール1の提供が可能となる。
また、本実施の形態によれば、液体排出部60b、62aは、貯留室45の第2室47に設けられている。第2室47は第1室46の底面に設けられているため、貯留室45に流入した凝縮水Wはまず第2室47に貯留され、第2室47が凝縮水Wで満たされた後、第1室46に凝縮水Wが貯留される。このことにより、貯留室45内の凝縮水Wが少なくなった場合でも、第2室47を優先的に凝縮水Wで満たすことができる。このため、液体排出部60b、62aから凝縮水Wが排出されずに、空気が排出される事態が生じることを抑制することができる。この結果、燃料電池モジュール1の故障や劣化の可能性を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、第2室47の開口部47oの周囲に、内側に突出した突出部48が設けられている。このことにより、燃料電池モジュール1に揺動や傾斜が生じた場合であっても、第2室47に貯留された凝縮水Wが第2室47から第1室46に流出することを抑制することができる。すなわち、凝縮水Wが貯留室45の第2室47に貯留され第1室46に貯留されていない状態で、燃料電池モジュール1に揺動や傾斜が生じると、凝縮水Wの水面が第1室46の高さに到達し、凝縮水Wが第2室47から第1室46に流出し得る。これに対して本実施の形態によれば、例えば図11に示すように、燃料電池モジュール1に揺動や傾斜が生じた場合であっても、突出部48により凝縮水Wの水面が第1室46に到達することを抑制することができる。このことにより、凝縮水Wが第2室47から第1室46に流出することを抑制することができる。このため、液体排出部60b、62aから凝縮水Wが排出されずに、空気が排出される事態が生じることをより一層抑制することができる。この結果、燃料電池モジュール1の故障や劣化の可能性を更に低減することができる。
また、本実施の形態によれば、ヘッダ室42の幅寸法w1は、貯留室45の第1室46の幅寸法w2の半分以下である。このことにより、燃料電池モジュール1に揺動や傾斜が生じた場合であっても、貯留室45に貯留された凝縮水Wが流入部41に流入することをより一層抑制することができる。例えば、図12に示すように、燃料電池モジュール1にX方向に揺動や傾斜が生じた場合、貯留室45の第1室46からヘッダ室42に凝縮水Wが流入することを抑制することができる。このため、凝縮水Wの逆流をより一層抑制することができる。この結果、燃料電池モジュール1の故障や劣化の可能性を更に低減することができる。とりわけ、燃料電池モジュール1が船舶に適用される場合、NK規格(日本海事協会規格)により、左右方向(移動方向および鉛直方向に直交する方向)に対して±22.5度の動的傾斜に耐え得ることが要求される。本実施の形態によれば、そのようなNK規格の要求を満たす燃料電池モジュール1の提供が可能となる。
また、本実施の形態によれば、流入部41の各々は、ヘッダ室42のY方向における一側に設けられ、気体排出部43は、ヘッダ室42のY方向における他側に設けられ、連通孔52は、仕切板50のY方向における他側に設けられている。このように連通孔52がY方向において流入部41の反対側に配置されていることにより、燃料電池モジュール1に揺動や傾斜が生じた場合であっても、仕切板50により凝縮水Wの水面が流入部41に到達することを効果的に抑制することができる。このため、凝縮水Wの逆流をより一層抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、連通孔52は、X方向に延びるとともに、Y方向に間隔を置いて複数配列されている。連通孔52のこのような配置により、ヘッダ室42を流れる凝縮水Wを貯留室45に効果的に導くことができる。このため、ヘッダ室42において、凝縮水Wが滞留することを効果的に抑制することができる。この結果、燃料電池モジュール1の効率低下を効果的に抑制することができる。また、燃料電池モジュール1に揺動や傾斜が生じた場合であっても、凝縮水Wが連通孔52を通ってヘッダ室42に流入することを効果的に抑制することができる。このため、凝縮水Wの逆流をより一層抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、連通孔52は、X方向とY方向とに間隔を置いて複数配列されていてもよい。連通孔52のこのような配置により、連通孔52による仕切板50の強度の低下を抑制することができる。このため、燃料電池用タンク40の製造組立時における仕切板50の取付けを容易化することができる。また、このような配置の連通孔52は、仕切板50に穴開け加工等を行うことにより容易に形成することができる。このため、燃料電池用タンク40の製造を容易化することができる。
また、本実施の形態によれば、燃料電池用タンク40は、筐体2の底部4と燃料電池10との間に配置される。このように本実施の形態によれば、燃料電池用タンク40を、特に高さ方向に薄型になるように小型化することができ、燃料電池モジュール1において、筐体2の底部4と燃料電池10との間という限られたスペース内に配置することが可能となる。
以上述べた実施の形態によれば、燃料電池モジュールを小型化することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1:燃料電池モジュール、2:筐体、4:底部、10:燃料電池、40:燃料電池用タンク、41:流入部、42:ヘッダ室、43:気体排出部、45:貯留室、46:第1室、47:第2室、47o:開口部、48:突出部、50:仕切板、52:連通孔、60b、62a:液体排出部、G:酸化剤ガス、W:凝縮水

Claims (9)

  1. 複数の燃料電池から排出された液体を回収して貯留する燃料電池用タンクであって、
    対応する前記燃料電池から排出された液体および気体が流入する複数の流入部と、
    前記流入部の各々から流入した液体および気体が流れるヘッダ室と、
    前記ヘッダ室を流れた気体を排出する気体排出部と、
    前記ヘッダ室を流れた液体を回収して貯留する貯留室と、
    前記ヘッダ室と前記貯留室との間に設けられた仕切板と、を備え、
    前記仕切板は、前記ヘッダ室と前記貯留室とを連通する連通孔を有し、前記ヘッダ室を流れる液体は、前記連通孔を通って前記貯留室に導かれる、燃料電池用タンク。
  2. 前記貯留室に貯留された液体を排出する液体排出部を更に備え、
    前記貯留室は、前記ヘッダ室と連通した第1室と、前記第1室の底面に設けられた、前記第1室の容積よりも小さい容積を有する第2室と、を有し、
    前記液体排出部は、前記第2室に設けられている、請求項1に記載の燃料電池用タンク。
  3. 前記第2室の開口部の周囲に、内側に突出した突出部が設けられている、請求項2に記載の燃料電池用タンク。
  4. 前記ヘッダ室の幅寸法は、前記貯留室の前記第1室の幅寸法の半分以下である、請求項2に記載の燃料電池用タンク。
  5. 前記ヘッダ室および前記貯留室は、第1方向において互いに隣り合うように配置され、
    前記流入部の各々は、前記ヘッダ室の前記第1方向に直交する第2方向における一側に設けられ、
    前記気体排出部は、前記ヘッダ室の前記第2方向における他側に設けられ、
    前記連通孔は、前記仕切板の前記第2方向における他側に設けられている、請求項1に記載の燃料電池用タンク。
  6. 前記連通孔は、前記第1方向および前記第2方向に直交する第3方向に延びるとともに、前記第2方向に間隔を置いて複数配列されている、請求項5に記載の燃料電池用タンク。
  7. 前記連通孔は、前記第2方向と、前記第1方向および前記第2方向に直交する第3方向とに間隔を置いて複数配列されている、請求項5に記載の燃料電池用タンク。
  8. 複数の燃料電池と、
    前記燃料電池の各々から排出された液体を回収して貯留する、請求項1~7のいずれか一項に記載の燃料電池用タンクと、を備える、燃料電池モジュール。
  9. 前記燃料電池の各々と前記燃料電池用タンクとを収容する筐体を備え、
    前記燃料電池用タンクは、前記筐体の底部と前記燃料電池との間に配置されている、請求項8に記載の燃料電池モジュール。
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